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五輪は、アマチュアに返してやれば・・・・。
 前監督の星野SDが五輪の野球チームの監督に決まる。
 これに応えて、タイガースからも全面協力の姿勢を打ち出し、読売も公式戦を中断してでも協力すべきって姿勢を打ち出した。
 スタッフには、田淵氏や山本浩二氏も加わる豪華版となる模様。

 でも、なんか違う気がする。
 野球の国際化、日本の野球のレベルを世界に知らしめるため、野球選手の国際試合経験、いろんな理由でオリンピックへのプロ野球選手の派遣が決まり、実施されてきた。
 それまでは、オリンピックの野球は、アマチュアのものだった。
 公開競技で行われたロスの五輪では、投手で 伊藤敦規、 西川佳明、捕手で嶋田宗彦、吉田康夫、野手で正田耕三、和田豊、広沢克己と後にタイガースのユニフォームに袖を通す選手がアマチュアの代表として出場し、見事金メダルを獲得している。

 正式競技となったソウルでは、米崎薫臣くらいしかタイガース縁の選手はいないものの、この年のアマチュアのレベルは高く、潮崎哲也、渡辺智男、鈴木哲、石井丈裕など後に西武で活躍する投手に野茂英雄を擁し、 古田敦也がキャッチャーを務める布陣で、銀メダルに輝く。

 その後、バルセロナで銅、アトランタ(今岡が出場)で銀とアマチュアの代表は健闘してきたはずだった。
 それが、プロの出場が解禁になったシドーニーでプロ・アマ混成で戦い、メダルを逃すと、一気にドリーム・チーム結成の機運が高まり、オリンピックがプロ野球選手の国際試合の場へと変わって言った。

 そして記憶に新しいアテネでの長嶋ジャパン結成。
 プロ野球選手のみで参加したこの大会で、日本は銅メダルに終わった。
 その後WBCの開催もあり、長嶋ジャパンは、王ジャパンへと変遷し、メジャー選手の参加もあり、初代王者に輝いた。
 逆に、アマチュアは国際試合の場を狭められた中、この間のアジア競技大会において、プロ主体の韓国・台湾(林 威助が出場)を向こうに廻し、あわや金の準優勝を成し遂げた。

 実際、WBCというサッカーでいうワールドカップに当たる大会が、曲がりなりにも開催されるようになった現在、オリンピックにまでプロ野球主体のチームで臨まなくてはいけないのだろうか?
 そりゃ」、星野ジャパンも見てみたいけど、それは次回のWBCでもいい気がするんだよね。
 国際試合がもともと少ない野球なんだから、アマチュアだってその晴れ舞台の機会がどんどん減って、ノンプロのチームも減ってる今日、アマチュアに大きな舞台を提供してあげことも野球の底辺拡大には大事じゃないだろうか。まして、野球にとってこれが最後のオリンピックになってしまう可能性もあるのだから。

 オリンピックに出場の為にプロの手助けが必要なら、最低限の部分にして、例えばサッカーのような、アンダー22とかの規制を設け、プロの参加は22歳以下に限るとか・・・。
 プロの力を世界に示すのは、WBCでいいんじゃないだろうか。
 シーズンを中断するとか、しないとかの議論も、アマチュアに返してやれば、その試合があるときだけでも試合を無くし、皆でアマチュア主体の日本を応援してあげればいいと思うんだけどね。

 アマチュアが育ててきた五輪の野球だ。
 最後くらいは、その手に戻してあげてもいいと思うのは寅吉だけだろうか。

 ぐぁんばれ!日本代表
| 房 寅吉 | - | 18:34 | comments(1) | trackbacks(1) |