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1-2 対北海道日本ハム 岩田完投報われず・・・・
 何がファイターズをこういうチームにしたんだろう。
 ここのチーム作りは、一度ちゃんと研究した方が良い。
 選手個々を見て、言っちゃ悪いが傑出した選手がいるかというと、そうは思い当たらない。
 ダルビッシュという投手に大きな柱があるのは確かだが、そんなチームから小笠原が抜け、セギノールを解雇するなど大きな戦力を喪失しても、優勝争いに絡む。パリーグの連覇を成し遂げてるし・・・。

 ひとえに投手を中心とした守りの野球なんだろうが、タイガースとの共通点も多い。
 ただ、タイガースのほうが1,2番からクリーンナップへという打線の流れ的には優位かと思っていたが、今日のような試合になると、ファイターズに一日の長がある。こういう戦い方に慣れているのだろう。
 
 岩田はナイス・ピッチングだった。
 球の走り、キレともに申し分なく、完封してもおかしくない展開だ。
 ただ、こういう試合になれていない分、ファイターズに漬け込まれた。それも、たった1回。それもバルディリスのエラーが無ければ、同点どまりだったので、どうなったかわからない。

 新井の記念すべき200号HRで、6回まで0を並べてきた投手戦に先制した。
 こういう投手戦で1点入ると、逆に守ろうとするために、崩れるPがいる。
 岩田は、それでも守りに入ることなくよく攻めた。野口の強気のリードによるところもあるのだろうが、ピンチで“虎穴に入らずんば、虎児を得ず”といったような心境に強くなった。
 しかし、逆にそういった投手心理を付いて攻撃をしてくるのがファイターズだ。
 稲葉のヒット(ほんとうまかった。)のあとの高橋信二の一打。
 こういう状況でのピッチャーの心理を良く見た一打だ。
 この辺の勉強は、大きな財産になるよ。がんばれ、岩田。

 結局、この回2点で勝負が付いた形になった。
 どうも交流戦に入ってから、先制をすると逆転負けという図式が出来つつあるのが怖い。
 先制、逃げ切りがタイガースのペースのはずだが、勝つも負けるも逆転というのは、勝ち味の遅さに他ならない。
 2連戦ゆえ、それはある意味致命的な欠陥になる。
 どうか、明日はタイガースらしく、勝ってもらいたい。

 ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | - | 23:10 | comments(0) | - |