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3−3 対広島 坂本のリードで馬場がステージをあげ、植田が上げ損なった
 9回に逃げ切りを図り、スアレスを投入したが、大山の送球ミスなどで逆転を許す。
 その9回の裏、近本が同点に追いつくタイムリーを放って延長戦に。

 流石に8回の裏にサンズの勝ち越しHRが出たときには、このままスアレスで逃げきれると思っていたので、延長10回を誰に投げさせるかは考えていなかったろう。
 広島の打順は、2番から、クリーンナップの堂林、鈴木誠也へと続く。
 経験を買って能見とも考えたが、菊池、堂林、鈴木誠也と右が並ぶ。
 右ピッチャーで、現状一番使われている馬場が選択された。
 同点で、相手打順のプレッシャーを考えれば、厳しい場面である事は確か。
 「馬場で大丈夫か?」「左でも能見の方が・・・」との考えが頭を過ぎる。
 
 ところがこの10回を馬場が凌ぐ。
 菊池をショートゴロに取り、堂林は、ピッチャー返しを取り損ね内野安打を許したが、鈴木誠也、磯村を連続三振に切ってとった。
 これは、馬場にとって大きな自信になったろう。
 ある意味、馬場のステージが上がったとすれば、今日の投球にあったと言っていい。

 この馬場をリードしたのは、9回に梅野に代走が出た関係で、坂本に代わっている。
 坂本は、2軍での馬場とのコンビも経験値が梅野より高いかも知れない。 
 馬場の持ち球やその特徴をよく知っているリードに見えた。
 鈴木誠也や磯村には、徹底して変化球(落ちる球)で攻めた。
 本来この場面では、ストレートに絞って相手は待つ。
 まして、経験の少ない馬場である、ストライクを取りに来る球は、圧倒的にストレートになると考える。
 実際、これまでの登板で馬場の投球を見れば、ストレート中心の組み立てになっているのがわかる。
 球速が出て来て、投げっぷりがよくなったことで、これまでの登板をこなして来ている。
 梅野のリードも、ストレートを中心に、変化球を混ぜるピッチングをさせて来た。

 ところが、坂本のリードは、それまでの投球パターンを裏切るものだ。
 菊池、堂林には、ストレートを見せながら、従来型のピッチングをさせ、ランナーが出た後、鈴木誠也、磯村には、ほとんどストレートは投げない。
 多分、磯村の時に、盗塁警戒のストレートを一球投げただけ。
 徹底的な変化球攻めで連続三振に切ってとった。
 見事なリードだったと思う。
 この状況での相手の待ち方を読み、馬場が元来変化球に自信を持ってたP出あったことを生かしたナイスリードだ。

 梅野は、ピッチャーのいいところを引き出してリードするタイプ。
 どちらかというとオーソドックスなリード。
 対して坂本は、相手の弱点や読み方、待ち方を考えながらリードするタイプ。
 総合力では梅野がレギュラーで間違いないが、坂本がこういう時に使えるということを再認識させたリードだったんじゃないかな。

 そして10回の裏、切り札の原口が、粘った挙句、敬遠され、チャンスが回って来たのが植田海。
 今シーズンの初打席。
 バッティングの向上が言われて、このオフ、キャンプ、オープン戦、練習試合とそのレベルが上がったことを実証して来たが、代走ばかりで、なかなか打席を与えられる事はなかった。
 北條、木浪が不調な中、もっとチャンスをやってよかったんじゃないかと思っていたのだが、この場面で初打席が回って来た。
 ここで、一本打ては、今日のヒーローだけでなく、糸原リタイアの状況から、更なるチャンスを得られる場面。

 ここで考える事は、1つ。
 自分でアウトにならない事。
 それには、ヒット、四球などが考えられる。
 相手は、植田の足を考えると、当てられて内野安打っていうのは嫌だから、三振狙いでくる。
 全身守備の外野の頭を越えるか、間を抜けばサヨナラ。間違いなくヒーロー。
 ボテボテでも内野安打にすれば、四死球でも出塁すればチャンスは続く。

 寅吉が植田海なら、ここで3塁線にピッチャーに捕らせるようなセーフティバントを試みる。
 外人ピッチャーのフィールディングにが問題がある者が多い。
 まして2死から、意表を着くバントだ。しかも快速植田海。
 慌てないわけがない。上手くすれば、1塁へ送球ミスして2塁のランナーが一気にホームインということも考えられる。
 そういう頭が回れば、植田海も一段ステージが上がるってもんなんだけど・・・・。

 この場面で、植田海の頭には打つことしかなかったのだろう。
 無理もない、初打席だ。
 どうしてもアピールしたい場面。
 相手の術中にハマてしまった。
 この状況だからこそ、原口代打で、熊谷に盗塁させるなら、原口が歩かされ、植田勝負になることを想定し、ベンチから植田海に指示があってもよかったかな。
 なくっても、自分の特徴を生かして、いかにアウトにならないかを考え、こういう奇策が思い浮かぶくらいになって欲しいのだが。
 そうすれば、糸原の代わりに、2番セカンドでのスタメンのチャンスもあるんだがねぇ。

 まぁ、勝てなかったことを悔しがるか、負けなかったことを喜ぶか?
 今日、藤浪で勝って、勝ち越しを決められるかにかかっているってことになる。

 ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 23:17 | comments(0) | - |