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9−8 対埼玉西武 乱打戦を制し、及川にプロ初勝利をつける
 しかし、厳しい戦いやったなぁ。
 初戦とこの試合は、打ち合いやし、昨日は1点が遠い試合やったし、かなり消耗してしまったで。
 それでも、デーゲームで負け知らずのジンクス?のお陰で、辛うじて逃げ切り、このシリーズの勝ち越しを決めた。

 試合は、タイガースの先発村上が、プロ初先発とは、思えない様な立ち上がりで、かなりの期待を持った。
 速球は143kmくらいだがキレがあり、球速以上に感じる。
 これに90km台のカーブを織り交ぜ、緩急で勝負するタイプ。
 丁度、西勇輝の様なピッチャーになるんだろうと感じさせた。

 その村上だが、2回糸井の2ランで先制してもらった後のピッチング。
 先頭の呉に慎重になりすぎて、四球。
 際どい判定もあったが、四球はいけない。特に、見方の援護があった直後の先頭バッターだ。
 まぁ、その意識が強すぎての四球ではあったのだろうが、その辺は経験を積むしかないのか。

 その後、山川をキャッチャーフライに取った。
 この球も高めで甘い球ではあったが、やはり球速以上の勢いがある為、山川が打ち損なった様に見えた。
 問題はこの後、スパンジェンバーグへの配給。
 フォーク、ストレートで追い込んで、90Km台のカーブ。
 これは意表をつく配給で良かったのだが、ストライクを取ってもらえなかった。
 そうして、4球目に選択したのが、フォーク。
 90km台のカーブを見せた後、同じ様な軌道で高から落ちてくる甘いフォークは、打者には格好の餌食だ。
 折角、カーブでタイミングをずらしたのだから、ここは速球系の変化球で攻めるべき。もちろん、ストレートでも構わない。
 フォークなら、速いフォークを低めのボールゾーンに投げるべきだった。

 そのスパンジェンバーグの攻めを誤った後の愛斗は、1球目のスライダーは、ピクリとも動かず見逃した。
 きっと村上の今日の先発が確実視された時から、村上のデータを徹底的に調べ上げていたのだと思う。
 配給の中に、必ず90km台のカーブを織り交ぜ、緩急をつける村上のピッチングの特徴は把握していたんだと思う。
 そのカーブを狙い売りしたのは、ベンチの指示か愛斗の考えかはわからないが、愛斗は完全に狙い撃ちしていた。
 前のバッターのスパンジェンバーグへのピッチングを見て、自分にも必ず投げてくる、そう思っていたのに違いない。
 そのカーブのみを追い込まれるまでは、徹底的に待って、呼び込んでたたく、そういう構想を持った打席の愛斗に、内から真ん中へと落ちるカーブを投げ込んでしまった。
 これは、単に配給だけの問題で、引きずってはいけないのだけど、村上にとっては折角の先制点を逆転された痛恨の一打となり、その後のピッチングの幅をなくしていった。
 梅野も、愛斗が初球のスライダーに反応しないのを見て、変化球それも遅い系の球に張っているのを見て取ってやらなくちゃいけなかったか。
 これでピッチングの幅をなくした村上は、次の3回に同点に追いついてもらった直後に、再度栗山にタイムリーを許し、3回を持たずに降板となった。

 結果KOという事になるんだろうけど、立ち上がりを見る限り、この程度のピッチャーじゃないと思う。
 もっと、自分のピッチングのあり方と打者への洞察力を磨けば、近い将来ローテに入って、西勇輝2世たるピッチングができると思う。
 がんばれ!

 試合は、村上、平井の両先発が早期降板し、中継ぎ勝負の乱打戦となった。
 その中で、及川と小林、馬場が好投したタイガースがわずかな差で逃げ切る事になる。
 特に及川は、村上の後を繫いで、よく抑え勝利投手の権利を手にした。
 左で148kmの球速があるから、力勝負が可能であり、ちゃんと腕が振れれば球速とキレがあるのでそう簡単には打たれないだろう。
 上手く中継ぎの左のピースにハマってくれればありがたい。

 岩貞は、ちょっと自信を薄なっているんじゃないかな?
 及川と同様、左で150km近い球をコンスタントに放れるんだから、その武器をもっと使わないと。
 かなり首を振って、スライダーを選択する場面が見えたが、このスライダーのコントロールが甘く、みんなスライダーを狙い撃っていた。
 もっとストレートに自信を持って、投げ込んで、スライダーはボール球を振らす感覚でいいんじゃないか?
 どうも、パリーグのバッターはストレートに強いという情報だけで、ビビってスライダーに逃げている様にみえる。
 この交流戦で好投している中継ぎは、及川、斎藤友貴哉、小林、抑えのスアレス、結局力勝負ができるピッチャーだ。
 岩貞も力勝負ができるボールを持っているんだから、もっとそれを生かしたピッチングをしないと。
 
 ロッテと西武とやってわかったことは、結局パリーグのバッターでも、本当に力のある球を弾き返せるバッターはそんなにいないということ。
 ちょっとやられて、パリーグはストレートに強いから変化球で交わさないと、なんて自分のピッチングを小さくする様なことはしないほうがいいということ。
 来週は、本拠地でオリックスとソフトバンクを迎え撃つ。
 地の利を生かして、勝ち越して行きたいもんだ。

 ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 18:12 | comments(0) | - |