2011.11.27 Sunday
「マネーボール」
鳥谷がゴールドグラブ賞を獲得。
まぁ、遅かったわな。本来、今年は満票でもおかしくない。過去にも2、3回取っていないとおかしいやろ。 この賞は、記者の投票で決まる訳だが、ろくに野球を見ていないか、知らない記者が多すぎるわな。 この賞の権威を高めるには、記者の記名制にして誰に入れたか解るようにせんといけんな。そうすれば、ショートで荒木や坂本に投票する人間もいなくなるやろ。大体、去年も外野でラミレスに投票したアホな記者がいたんやから、困ったもんや。 さて、この間映画の「マネーボール」を見た。 ドキュメンタリーに近い内容なのだが、何故か感動した。 ついでに原作も読みたくなって、文庫本を購入し読んでみた。 面白かったのは、中にタイガースゆかりの選手が登場する。 マット・キーオは、アスレチックスのスカウトをしていたし、HRバッターの代表としてラリー・パリッシュの名も出てくる。 中心的な話題となる「ジェイミー・ブラウン」は、タイガースにいた「ジェレミー・ブラウン」と良く似た名前だったし、そういえば、映画の最初の方でヤンキースとのプレーオフの映像で、ヤンキースの外野を守って、打球を追いかけている「スペンサー」って、あのシェーン・スペンサーだったんじゃないか? 内容は、貧乏球団が金持ち球団に勝つ為に、「セイバーメトリクス」の理論で立ち向かうオークランド・アスレチックスのGMビリー・ビーンの奮闘を描くものだ。 ここでは、MLBにおいてGMの持つ、役割や権威見たいのが浮き彫りになっていて面白かった。このGMという役割は、名前だけのGMは存在していたが、今の日本のプロ野球では、存在していないと言っていいだろう。 そういえば、現在内紛中の読売の清武君が、この「マネーボール」を部下に配って、読ませたとか。 まぁ、清武君の場合は、この「セイバーメトリクス」の理論より、自分がGMとしてビリー・ビーンの様に権力と職権を持ちたいという欲望みたいなもんがあったのだろう。 なんせ、読売はどちらかというと「マネーボール」でいう敵役の球団、「金持ち球団」だからなぁ。 まぁ、この清武君もうさんくさい輩だからね。 「育成の巨人」なんていって、育成枠で大量確保し、また大量解雇を行う。 中で、山口と松本だけの成功を言っているが、他はどうなの? 結局、巨大戦力補強の隠れ蓑にするのが見え見えだったし、今更「ファンに寄り添う存在でありたい。」って、都合のいい時だけ寄り添うなってことだよ。 結局、ナベツネを批判しているけど、自分がナベツネになりたかっただけに見えちゃうんだよなぁ。 もっと、NPBの構造的な部分、利益分配から運営方法まで含めて、ナベツネ支配からの脱却、読売至上主義の返上などを唱っていれば応援もするんだが、どうも考えはそこまで及ばないようだわ。てめぇの欲だけで動いているのが明白だわな。 あっ、話が脱線。 タイガースも今やどちらかというと、「マネーボール」の敵役的存在になっている。 それは、それで一つの方法ではあるが、もう少し原点に返って、この本を読み直す必要があるかも知れない。 それと、タイガースのフロントが、これをどう読むか気になるなぁ。 坂井オーナーや南代表には、ビリー・ビリービーンを期待しちゃいないけどね・・・・. ぐぁんばれ!タイガース |