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2−4 対讀賣 CS第2戦 ベンチが縮こまっていて、勝てるわけがない
 これで今シーズンが終わった。
 結局、甲子園で弱い、勝てない。
 ミスがことごとく点数に絡み、岡本を欠いている讀賣にいい様にやられて終戦だ。

 しかし、なんでベンチはあんなに縮こまった采配しかできん様になったのか?
 選手には、積極的なミスは許すと言っておきながら、ベンチが消極的になっているんじゃ、本末転倒だろう。
 選手も来季に向けて鍛え直す必要があるが、ベンチの采配も反省し、考え直さないといけない。
 
 よく、「タイガースらしい野球をやる。」というが、どういう野球がタイガースらしい野球なのか?
 「全員で戦うのがタイガースの野球だ。」というが、本当に全員で戦っていたのか?
 7回以降のベンチは、まるで通夜の様で、「さぁ、絶対に逆転してやるぞ!」と言った様な気概が溢れている様には見えなかった。
 
 ベンチの采配も、失敗を恐れて、何も手を打てず、戦力を余して負けるという状態が、シーズン終盤から続いていたが、CSという短期決戦においても、結局同じ様な状態で臨んでしまった様に見える。
 讀賣が、この試合に勝って、ヤクルトへ挑戦するんだという強い気持ちを持って向かってきていうのと対照的でもある。

 昨日の、マルテ、糸原のエンドランを見破られたのも、サインを見破られていたかの様な談話を見たが、ランナーが鈍足のマルテで、糸原の初球にバントの構えがなければ、作戦は、糸原の打力を期待して、ただ打たすか、エンドランを仕掛けるかの二者択一。
 どうしても得点圏にランナーを送りたければ、マルテの走力を考えれば、エンドランで、糸原にバットに当てて、転がしてもらうしかないのは、見て取れる。
 それじゃ、エンドランはどこで仕掛けるかといえば、ボールが先行した2球目が怪しい。
 そうして注意してみれば、ウエストできるのも納得できるし、素人でもある程度わかってしまう。
 あれが、糸原でなく大山が5番入っていれば、ただ打たすしかないんだから、そうした方がマシだったかもしれない。

 ともあれ、選手の守備力の強化が、間違いなく課題になるのは確定だ。
 来季は、佐藤輝のサード、大山ファースト、ショート小幡、セカンド中野の布陣を検討した方がいい。
 マルテを使うなら、大山のレフトを練習させた方がいい。
 ショートは小幡の肩が捨てがたい。
 2軍でバッティングも力をつけている。
 中野をセカンドで使えれば、二遊間の守備が格段に良くなる様に思う。
 佐藤輝のサードは、早急が安定しているだけに安心して見てられる。
 内野をまず安定させる事。
 ファーストは、大山、マルテ。
 ショートは、小幡、木浪、北條で競争。
 セカンドは、中野、糸原で競争。
 サードは、佐藤輝、糸原、北條。
 レフトは、ロハス、サンズ(大山) 
ライトは、希望を入れて、高山、井上(ロハス)
 センター 近本(島田)
 以上で、徹底して競争させたほうがいい。

 後は、首脳陣が反省と、ブレない方針をどう築き上げていくか。
 そうして、本当にチーム一丸となって、勝利、強いては優勝という目標に向かっていける態勢を作る事だ。
 そういう一体感を作り出したのが、今回の讀賣であり、シーズンのヤクルトであったって事だ。
 今一度、やり直さなくてはならないな。

 ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 18:52 | comments(0) | - |
0−4 対讀賣 CS第1戦 勝ち方が見えない戦いは、こうなるわ
 菅野と遥人の投げ合いの試合。
 菅野に手も足も出ないで、初戦を失ってしまった。

 今シーズン不調だったとはいえ、終盤にはいいピッチングをしていた菅野がこの一戦に標準を合わせて、休養も十分で向かってくるのだから、そう簡単には打てないだろう。
 その菅野に対して、タイガースは、島田を1番に据え、大山、佐藤輝をスタメンから外し、近本を3番に起用した。
 この打順の意図は、どこにあったのか?
 しぶとく、ヒットをつないで、つないで、菅野を攻略できると思ったか?
 菅野に相性の良い、近本、糸原、坂本を3、5、8番に置いて、繋がるつもりだったのか?

 近本が間に合って、スタメンで行けるなら、間違いなく1番で起用すべき。
 菅野が一番不安な立ち上がりの先頭に、苦手の近本を迎える、そういう状況を作って、先手必勝を期さなければならない。
 島田の1番は、近本がスタメンで起用できない時の策だ。
 近本、中野、マルテ、大山、糸原、ロハス、佐藤輝(島田、糸井)、坂本でいく方が、菅野は嫌だったろうし、相性の良さを考えるなら、近本、中野、糸原、マルテ、大山、ロハス、佐藤輝(島田、糸井)、坂本で行ってもいい。

 菅野の調子が良ければ、連打で得点を挙げるのは難しい。
 得点は、長打が絡まないと、しかも一発なら尚良い。
 そういう意味では、1発のあるバッターを優先すべきだろう。
 それなら、島田より、佐藤輝、糸井を、木浪より大山をスタメンに並べておかないと、菅野に対するプレッシャーが与えられない。
 
 ベンチは、どう考えていたのか?
 このメンバーで、つないで、つないで、得点を挙げ、それを遥人が、完璧に抑え込んで勝つ、そんな絵しか書いていなかったんだろう。
 逆に讀賣は、岡本を欠いて、菅野にできるだけ踏ん張ってもらう中、遥人からチャンスを掴めば、ウィラーでさえ、バントさせ、得点圏にランナーを送り、得点を狙いに行くという、明確な方針があった。
 それに、遥人攻略に、チームを挙げて、臨んでいる姿勢が見えた。
 翻って、タイガースにそういう方針や作戦があったのだろうか。
 なぜか、受け身に回って、思わず遥人が失点してしまえば、ハイそれまで、菅野にはお手上げ、そんな感じに見えた。
 これは、首脳陣がこの試合をどう考え、どう勝ちにいくのか、それを見せられなかったからなんじゃないか。

 いずれにしても、もう後が無い。
 明日の高橋優は、甲子園では無双状態だ。
 青柳のピッチングにかかる比重は高い。
 明日になったら、スタメンに大山や佐藤輝が並んでたりして、なんか方針が内容に見えちゃうよなぁ。
 ベンチの迷いが、スタメン起用に見て取れてしまうんだから。
 タイガースは、こういうメンバーでこうして勝つんだということが伝わってこないんだよなぁ。
 チームとしても、そういう方針が見えないから、一体感が生まれてこない。
 それゆえ、スワローズに差し切られてしまったという事に気づかんと。

 最も、もう気付いても遅いのかもしれない。
 ただ、来シーズンに向けてのこともあるし、明日で今シーズンが終わるかもしれない。
 最後に、タイガースはこういう戦い方で、こうやって勝っていくんだという方針だけは示してもらいたいもんだ。

 ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 17:59 | comments(0) | - |