2012.06.03 Sunday
3−7 対北海道日本ハム 4戦全敗で気づく事はなにか?
今年の交流戦、ファイターズとの対戦が終わった。
結局、4試合で全敗。
まったく、歯が立たなかったわけじゃない。いずれもいい勝負をしていながら競い負けている。
しかし、その競い負けも4試合全部となると、もう実力差としか言いようが無い。
今日とて、鳥谷、金本の連続タイムリーという、初めての出来事で一時は逆転しながら、追いつかれ、ひっくり返される。
こうなると、何度やってもファイターズには勝てない、そういう気になる。
ガンバて来た投手陣に陰りが見える。
貧打戦に我慢を強いられながら、踏ん張って来た投手陣だが、ここへきてその踏ん張りが来効かなくなるつつある。
先発は、相手に先制点を与えるようになり、中継ぎ、抑えは、守りきれず失点を重ねる。
よくあるおとだが、打線が戻ると投手陣が崩れ出すっていうか、打線が戻るのを待ちきれず、それまで耐える事が出来ずに崩れ出した。
中継ぎで、一皮剥けた筒井も、調子落ちとなり、シーズン当初のキレがなくなり苦しくなっている。
せかっくつけた自信が、崩れなければいいのだが・・・・。
榎田は、最初から去年程のコントロールもキレもない、以前危険水域で回っている。
抑えの球児は、かっての「神」のすがたではなく、単に「抑えPが不調」という状態。
もとより、あまりプレッシャーに強いほうではない球児だが、それを圧倒的なストレートのキレで補って来た。
そのストレートが全盛期のキレを失い、変化球を混ぜながら、やっとこさっとこ抑えるって言うのが昨今のイメージだ。
時折見せる、無理し笑いが、その重圧を表に出すまいと強がる、かっての抑えのエースのプライドのような気がする。
もう球児は「絶対」では無くなっている。
こういう状態のときこそ、打線が助けて、チームのバランンスを保つものなのだが、逆に打線は、個々の不調に加え、いつも言っている「得点の間口を狭める」窮屈な作戦が、不調を長引かせる事になっており、立ち直りがいつになるのか見えない状態。
投手陣が踏ん張っている間に、手を打って、「窮屈な攻撃」から開放してやれば、もう打線が立ち直っていたかも知れんが、いまだに打線は底にいる。
今の状態が続くと、今後5割をもっと割り込む。
セリーグは立ち直って来たスワローズまでのAクラスとベイスターズとカープ達のBクラスに大きく別れるが、タイガースは、そのBクラスに入ってしまう事になる。
和田監督の言うスパイスは効かすことがないまま、沈む事になってしまうだろう。
例えば、能見を抑えに回すとか、鳥谷の4番を試すとか、2軍から隼太(2軍でも打ってなさそうだが、関係無しに)を上げて使い続けるとか、本当のスパイスを効かさないと手遅れになりかねない。
タイガースが新井を外したのに、ファイターズは、我慢して中田翔に4番を打たせ続ける。
これは、中田が若いだけではない、そういう状況でも我慢できる状態にチームが出来ているからだ。
タイガースの目指すべきは、ファイターズのようなチーム作りだと思うこのごろだ。
ぐぁんばれ!タイガース
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