2008.08.31 Sunday
1-6 対読売 ジェフの憂鬱
なんといってもジェフのピッチングがすべてだ。
先頭の小笠原のバットをへし折りながら、これがセンター前に落ちるヒットとなると、もういけない。 続くラミレスに初球を初球をライト前。 完全に逆上モードで、ストライクが入らなくなる。 球は結構来ていたんだが、すべて見切られ、逆方向にはじき返される。 無敵のジェフ・ウィリアムスは、どこへ行ってしまったか。 あの左サイドハンドから繰る出される、カミソリより切れるスライダーと140キロ後半のストレートは、誰も打てないとも思えた完璧さだった。 それが、足の故障をしてからだろう、段々腕が上がってきた。 球速は150キロを越すものの、スライダーのキレが以前ほど見られなくなり、投球における比率が下がる。 したがって、ストレートだけに的を絞って、逆方向にはじき返すことだけを考えてバッターは待ち構えている。 どうしてもカウントが悪くなったり、その打者の初球にストライクが取りたいと思うとストレートでカウントを取りに行くから、餌食になる。 そうそう、スライダーの比率が減ったと書いたが、実際はもっと投げているのかも知れない。 腕の出所が上がったことと、上体があまり沈まなくなったことで、スライダーの変化が少なくなって、あたかもストレートとと見分けがつかないレベルになっているのかも知れない。 140キロそこそこのストレートに見える球は、スライダーなのかも知れないと思う。 それをストレート狙いの打者に、あたかもストレートとして捕らえられている、そういう図式のような気がする。 ジェフのスライダーの復活は今季は難しいだろう。 今一度下半身を作り直して、上体を沈められるようにし、腕を下げる以外にないと思うからだ。 ジェフの憂鬱は、まだまだ続きそうだ。 打線は、昨日とまるっきり同じ。 苦手内海は、初球簡単にストライクを入れてくるのに、見逃しすぎ。 無条件で1ストライクを献上してるもんだから、1-0からの勝負になる。 逆にタイガースの投手は、初球を警戒して入るから、どうしてもボールから入る。0-1からの勝負になる。 それは、ボールなら見逃してもいいが、甘いカウントを取りに来る様な球は、容赦なく叩く、そういう姿勢がGにはあって、タイガースにはなかったということだ。 そんなG打線に臆せず勝負していたのは、アッチソンだけだったもの。 まぁ、1勝すればいいといわれた3連戦だが、本当に1勝で終わるとは思わなかった。 これで8月は負け越し。残念無念だ。 9月は優勝へのラストスパートの月となるように、もうひと踏ん張りだ。 しかもCSに向けて調子も上向きにしておきたいもんだね。 そうそう、ジェフの役割を能見に任せて見るのも良いと思うよ。 JFKからNAFへ転換を図ってみてもいい時期だ。 ぐぁんばれ!タイガース |