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3−10 対横浜DeNA CS1st 岡田監督、ありがとう!
 横浜の勢いに飲まれたまんま、終わってしまった。
 まぁ、クライマックスで勝ち上がって、日本一というのも願わないではなかったが、やはりシーズンの優勝ができなかったことで、どこか糸が切れてしまったようにも思えた。
 実際、ファイナルで讀賣に勝てる可能性は、タイガースにしかなかったんだが、横浜はこのファーストを勝つだけで、ファイナルは讀賣にいいようにやられる気がする。
 東も使えず、今日の試合で宮崎も故障を発症したようだし、ジャクソンも使って、戸郷、菅野が待ち構える讀賣と互するピッチャーもいない状態。
 それが、優勝したチームの特権でもあり、クライマックスシリーズという制度なんだけどね。

 そのクライマックスシリーズの優勝チームの特権で、去年は日本シリーズまで進出し、日本一にもなれたんだけど。
 連覇を狙った今年は、誤算だらけで、うまく行かなかった。
 まずは、シーズンイン直前に、近本と大山が故障らしく、オープン戦の最後を欠場しなくては行けない状態。
 そこから、開幕にギリギリ間に合わせたはいいが、無理やり間に合わせた大山は、その後不振に陥り、2軍落ちにまで至った。
 その大山の不振の皺寄せは、近本へと波及し、近本までおかしくなっていた。
 そして、中野、木浪が昨年と程遠いバッティングを繰り返し、これがシーズン最後まで続く。
 
 ここで何度も書いたが、大山、佐藤輝、森下は、途中2軍落ちをさせながら、後半戦に盛り返せるような状態まで持って行けたが、中野と木浪は、最後までどうにもならなかった。
 木浪は、途中死球で骨折、小幡にポジションを譲ることになったが、小幡がやっと慣れてうつ始めた時に肉離れで離脱という状態で、復帰を早められた。
 自分の打撃の矯正もままならず、復帰して、満塁での強さは見せたものの、他は全然だった。
 そして。出続けた中野は、大振り、アッパースイング(左肩が落ちるため、そうなるんだけど)は、最後まで矯正されず、散々な成績で終わってしまった。

 これを補ったのは、投手陣なんだけど、桐敷、石井が中継ぎで、仕事をして、勝利を拾っていった。
 ただ、伊藤将司と村上が大きく期待を裏切り、最後に息切れしたのが今シーズン。
 伊藤将司は、勤続疲労か、下半身を大きくし過ぎた弊害か、来季どう立て直すか。
 村上は、昨年の活躍が、一発屋で終わるのか、ローテ投手としての地位を築くのか、注目の年ではあったけど、去年のような向かっていくピッチングが影を潜め、交わそうと逃げのピッチングに終始し、カウントを悪くして捕まるというピッチングが続いた。
 この2人のピッチャーをどうするかは、来季の監督の手腕次第かな。

 そういう中で最後まで優勝争いを繰り広げ、読売を後一歩まで追い詰めたのは、岡田タイガースのチーム運営のなせる技だったのかもしれない。
 選手が一番力を発揮できる環境を整えてやることが、岡田采配の基本になっている。
 そのための、ポジション固定であったり、打順の固定がある。
 その選手たちが、去年は、その与えられた役割をきっちり果たせたのが、今年は果たせなかったことが、この結果になっている。
 それが、そのまま出たクライマックスシリーズのファーストステージじゃなかったか。

 ただ、去年の優勝、日本一の功績。
 勝てるチーム造り、における岡田監督の功績は大きい。
 今年は、前川や小幡がチャンスを物にし、ポジションを掴みかけるまで来た。
 後は、次の監督がどう肉付けして、どう運営していくかにかかっている。
 岡田監督には、今一度お礼を言いたい。
 そして、覇権奪回の戦いは、もう明日から始めなくては行けない。
 近々に新監督の発表もあるんだろう。
 
 ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 18:28 | comments(0) | - |
1-3 対横浜DeNA CS1st 貧打は続くよ、どこまでも
 結局、シーズン当初からの貧打が、治らなかったってことかなぁ。
 横浜の先発東が、アクシデントで4回降板のラッキーも、生かせなかった。
 その後の、山崎康晃、佐々木、坂本にノーヒットだから、話にならない。
 今年よく見た光景と言え、ここへ来てまで、こう言う醜態を見せられるとは思っていなかった。
 まぁ、才木は最後まで、打線に見殺しにされてきたんだなぁ。

 7回の使い点の場面も、桐敷に回跨ぎをさせたけど、オースティンに、石井を使うなら、牧のところから行かせたほうが良かったと思う。
 確かに3番の当たっている佐野が左だから、そこまでという考えであったんだろうが、牧もこの日当たっている、ここで打たれれば、そのままピンチで、オースティンに回らざる得ないのだから、事前に牧を抑え込むことを優先すべきじゃないかな。
 こう言う短期決戦には、そう言う早めの手を打たんと行かんと思う。
 牧を抑えれば、佐野に打たれても、最初から想定していた、石井とオースティンの対戦になるんだし、その方が傷口が浅くて済む確率が高い。

 まぁ、それでもこんだけ打てなくては、勝ちようがないんだけどね。
 これで、後が無くなったし、明日、遥人にかけるしかないんだけど、例えタイに持ち込んでも、3戦目が不安だわなぁ。
 明日、打線が爆発して、勝てれば、多少は目が出てくるんだけど。

 それでも、この展開は、讀賣が望む通りになちゃてるもんなぁ。
 例え、横浜が勝ち上がれば、東、ジャクソンは出て来れないし、しかも相性がいい相手だ。
 できれば横浜が勝ち上がることを期待しているんだろうなぁ。
 まぁ、タイガースが勝っても、遥人、と3戦目が大竹だろうが、これが投げられない。
 ビーズリー、西、青柳ってところが相手になるし、横浜より嫌だろうが、疲弊している状態で、菅野、戸郷を相手にするんだから、貧打タイガースが、その時のピッチャーを援護するのは難しいんじゃないかと思う。

 優勝を逃したってことは、そう言うことなんだと身にしみることだろう。
 岡田監督の花道を飾るには、もう負けられないんだろうけど、果たしてそう言う気があるや、なしや。
 このまま、横浜にやられて、ジ・エンドってことになってしまわないか。
 打線が奮起して、奇跡の逆襲を見せることができるか。
心して、見せてもらうことにしよう。

 ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 18:06 | comments(0) | - |
0-2 対横浜DeNA 消化試合といえども
 相手は、CSで当たる確率が高い横浜。
 横浜は、東、ジャクソンで来るだろうから、吉野があるとすれば、3戦目なんだろう。
 そう言うピッチャーに、6回をノーヒットで零封されてていいのか。
 その後も、伊勢、佐々木に抑えられ、あわや今シーズン2度目のノーノーを喰らうかと思われた。

 流石に9回で、近本が、長岡に追いつくヒットを打って、ノーノーだけは阻止したが、横浜のピッチャーに気持ちよくピッチングをさせてしまった。
 これが、CSに向けて油断を与える作戦ならいいんだが、「タイガース組し易し」との印象を与えることになるのは、いただけない。

 まぁ、横浜もCS出場を賭けている為、必死なんだろうが、あまり気迫も感じられなかった。
 タイガースは、青柳3イニング、村上3イニングの調整登板の後、佐藤蓮、川原にプロ初登板を経験させた。
 特に、川原は、いいボール投げていたし、四球で崩れる心配もないようで、来季に向けて、戦力になるんじゃないかと思わせてくれた。

 試合は、相変わらず決めきれない村上が、宮崎に、打ち直しの2ランを喰らって、そのまま敗れた。
 まぁ、タイガースにとっては、消化試合なんだから、負けることは構わないが、内容的には、見るべきところがなかった。
 せいぜい、佐藤蓮と川原のピッチングくらいだったかな。
 逆に、CSの戦いが不安になる要素が沢山あった。

 消化試合試合といえども、後1試合。
 CSへ向けての、万全の準備をするための試合にして欲しい。
 
 ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 23:22 | comments(0) | - |
7-6 対横浜DeNA プレッシャーと虚脱感
 もう、ひとつも負けられないプレッシャーに負け、連覇ならず、その結果の虚脱感に縛られていたこの試合の立ち上がり。
 森下と才木以外に、この試合を勝とうと言う意欲が見られた選手がいなかった序盤。
 その才木もここへきて、少々疲れも見えて来ており、横浜に先制を許し、追加点を入れられて、2点をリードされた。

 打線は、森下以外に、才木を援護してやろうと言う気概が見えず、その森下のタイムリーと、中野が思い出したようなタイムリーで2点を挙げて追いついた。
 だが、才木は、6回に、更に3点を失い降板。
 リリーフした漆原も7回に1点を追加され、4点差となってしまった。
 この時点で、横浜に捲られ、3位にまで落ちても仕方がないような戦い振りだった。

 そのタイガースが、7回の裏に覚醒した。
 讀賣との2戦目に敗れ、もう1敗もできない状況でありながら、連敗し、讀賣の優勝を許してしまった無力感。
 そう言った、悔顧の念から来る、虚脱感から抜け切るまで、この4点差が必要だったのか。
 
 ともあれ、この回、打線が繋がり、一気に5点を挙げて、試合をひっくり返した。
 こう言う力があるなら、もっと早く、発揮せんかい!と、思ったりするのだが、今更言ってもしょうがない。
 取り敢えず、これで2位は確定した。
 甲子園でCSのファーストを戦える。
 まずは、ここからだ。
 
 ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 23:14 | comments(0) | - |
2-7 対東京ヤクルト アレンパならずで、あれ?連敗中
 結局、読売との直接対戦の2戦目の敗戦が全てだったってことか。
 あそこを勝って、1勝1敗にした、讀賣は、勢いづいて、加速して優勝まで走り抜けた。
 逆に敗れたタイガースは、もう1敗もできない状況に、プレッシャーに縛られ、自分たちの野球ができないようなっていった。
 結局、あれから3連敗で、讀賣の優勝を後押ししたような結果になってしまった。
 
 まぁ、今年の闘い振りから、優勝チームに相応しい内容ではなかったのは明白だ。
 じゃぁ、どこが相応しいかは、なかなかそういうチームが見つからなかったのが今年のペナントレース。
 この9月の大失速がなければ、広島が一番近かったかも知れないが、それも最後の詰めができなかった。
 そういう意味で、消去法で、一番ミスが少なく、堅実な野球を志していた讀賣が残ったってことなんだろう。

 讀賣の阿部監督が目指したのは、昨年のタイガースの野球。
 それを徹底的に研究し、真似することで、今シーズンのスタートを切った。
 岡本を1塁、坂本を3塁に固定し、セカンド吉川とショート門脇も固定。
 内野の守りを固めた上で、吉川を去年の木浪のごとく8番に置いてスタートを切った。
 途中、坂本の不審、門脇が2年目のジンクス的な不調、など誤算はあったものの、吉川が結局3番を打つくらい覚醒し、途中入団の外人も機能した。
 何より、菅野が復活し、戸郷と2本の柱になり、山崎、グリフィンを加え、井上の台頭もあり、ローテが確立していったのがでかい。
 結局、タイガースの真似をしながら、守りの面では、タイガースを凌駕したのが、タイガースを振り切った要因だろう。

 逆にタイガースは、去年うまくいったことが、各選手の不調も重なり、ことごとく上手くいかなくなった。
 クリーンナップのドラ1トリオの森下、大山、佐藤輝もそれぞれ不調で2軍再調整を経験するなど、後半盛り返したものの、厳しい状態だった。
 昨年の2桁勝利トリオも、大竹こそ、やっと連続の2桁勝利を挙げたものの、村上、伊藤将が、成績を落とし、伊藤将においては、2軍調整を余儀なくされている。
 代わりの青柳は、沈んだままだし、期待の門別は、芽を出せずに終わった。
 それでも、才木とビーズリーが安定し、盒桐擇良活もあって投手陣は充実はしていたが、それを活かすだけの援護をしてやれない打線に問題があった。

 その打線の大きな問題となったのが、中野の不調と梅野の衰えだ。
 中野は、完全にオフからの打撃改造が裏目に出ており、最悪の境地で1年を過ごした。
 梅野は、あまりに打てなくなったことで、状況に応じた打撃をすることへ頭がいかなくなり、ただ、打ちたい、打ちたいで、強引な打撃をしようとして墓穴を掘って、チームの足を引っ張った。
 この2人は、このオフから、来年のポジションを剥奪したところから、始めてもらわんといかん。

 良かったことは、前川が1年を通して、1軍に居続けられたこと。
 これで、来シーズンが本当の勝負になる。
 来季のブレーク候補筆頭だろう。
 そして、もう一人の井上にも、兆しが見えたこと。
 このまま、前川の後塵を拝するわけにはいかず、今一度ポジション争いをしなくては行けない。

 あとは、全体としての守り。
 今年、中野、木浪の二遊間は、昨年ほどダブルプレーが取れていないんじゃないかな。
 そういうダブルプレーを取るところで取り損なっているのが、結構後々大きく堪えてくるんだな。
 後は、サードの佐藤輝の守備問題。
 佐藤輝を外野へ回すことは、今のメンバーでは得策ではないので、結局3塁守備を上達してもらわないと困るんだけど。
 新人の頃は、外野よりサードの方が守備でも自信を持ってたはずなんだが。
 このオフ、徹底的に鍛えるしかない。

 さぁ、これでV逸が確定はした。
 ただ、まだCSで、日シリ出場のチャンスは残されている。
 まずは、2位を確保して、甲子園で勢いをつけて、ファイナルへと進出したい。
 2014年のように、一気に讀賣を飲み込むことも考えられる。
 その為に、まずはこれからの横浜との3試合をしっかり戦って、2位を確定したい。
 
 ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 23:16 | comments(0) | - |
2-3x 対広島 今季を象徴する負け方で終戦
 全く、これで完全に終戦やろ。
 今季の負け方の総決算のような内容だった。
 貧打、特に中野の不調、打てない梅野。
 失点に結びつくエラー。
 村上の不調。
 そういう今季、乗り切れないタイガースの要因となっていることが、全部この試合で出た。
 しかも、現在絶不調のチーム状態である広島相手にだ。

 中野は、結局打撃が戻らずシーズンを終えそうだ。
 去年、フルイニング出場で、最多安打とゴールデングラブを獲得した、バリバリレギュラー化とと思っていたが。
 今シーズン、更なる高みに、首位打者を狙うと、強い打球を打つことを念頭に、スイングを改造していた。
 これが、裏目に出て、強いスイングをマン振りと勘違いし、左肩が落ち、アッパーにバットが出ることで、逆に率が下がった。
 途中本人も気づいて、元へ戻そうとしていたんだろうが、変な癖が抜け切れなくなっていた。
 ここぞの場面で、バットにボールが当たらず三振する姿が、やたらに多くなった。

 そして、梅野は、完全に衰えなんだろうか。
 満塁の場面で、梅野が何にもできずに、三振する姿を何度見せられたか。
 状況を読めない。
 今まで、悪かった分を取り戻そうと、必死になる部分だけが前に出て、その場面で自信がやるべきことが頭にない。
 ただ、ひたすら打ちたいと思って、バットを振り回している、ポットでの新人レベルの打撃しかできん。
 梅野ももう、ベテランの域に差し掛かるんだから、もっと自分のやるんべき事を考えて、バッターボックスに立たなくてはいけない。
 それができないなら、来季は、代わりを探すことになる。

 そして、毎度魅せられる守備の破綻。
 折角、ポジションを固定しているのに、それに応えられるレベルに達していない。
 こればかりは、一朝一夕にはいかないので、もう秋季キャンプから徹底的にやり直さないといけない。
 佐藤輝も、森下、前川を外野で使う以上、3塁でなんとかならんといかん。
 それに今季の二遊間も、去年ほどダブルプレーが取れていないように見える。
 ファーストへランナーを残して、後でやられる場面も多かった。
 取れるゲッツーは、確実に取れるようにせんといかん。
 内野守備は、徹底的に、やり直さんと。

 それにキャッチャーのリードも、この試合の12回。
 大山と村上の連携エラーで、セカンドへ走者をやってしまった後。
 1子2塁で、代打の末包。
 最悪、歩かせてもいい場面。
 勝負を急がんでも、低めのボールを振らすことを考えなくてはいけない場面。
 次の島内に代打は、石原か林。
 その次の秋山まで回れば、富田に繋いでもいい。
 絶対に負けられない立場で、引き分けに持ち込むしかない。
 甘いところへ行って、末包に打たれれば、それで終わりだ。
 そういうことが全部、頭に入ってのリードだったのか。
 なんか、勝負を急いでやられたようにしか見えなかった。

 まぁ、村上も今季は、こういう調子が続いている。
 やに慎重になり、カウントを悪くする。
 ストライクを簡単にとりに行ったところを痛打される。
 確かに守りに足を引っ張られることは、多かったかも知れない。
 だが、そこで踏ん張れない、弱さがあった。
 それは、去年ほど攻めのピッチングができない、今年の村上の状態にある。
 来季は、正真正銘のローテピッチャーとなれるのか、一発屋で終わるのか、分かれ道になるんだろう。

 結局、今年の悪かったところが全部でた試合。
 これで、勝てというの無理な話。
 相手がどん底の広島だから、延長戦まで持って行けたが、そうでなければ、簡単に終わっていた。
 今すぐ修正できることは少ない。
 CSでも同じような問題が、起きることが予想される。
 それは、もう仕方がないことかも知れない。
 ここで、心に刻んで、来シーズンに解決できるよう精進するしかない。

 讀賣のマジックが1になった。
 完全に消えるまでは、希望はあるのかも知れないが、現状の課題を考えると、残り4試合を全部勝つのも難しいだろう。
 逆に讀賣が残り3試合を全敗することは考えにくい。
 実質、終戦したと言っていい。
 でも、選手は、1パーセントの可能性が残っている以上は、その為に勝たなくては行けない。
 ギブアップは、CSで敗退するまで、できはしないのだから。
 
 ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 23:26 | comments(0) | - |
0-1 対讀賣 ハルトを見殺しで、終戦か?
 盒桐攷佑蓮△曚楷萎なピッチングをした。
 決して責められない内容だ。
 それを援護できなかった、打線に責任はある。
 今年、ずっとこういう図式がつづいたということ。

 1回の1死、2塁から森下、2死1、3塁で佐藤輝。
 2回の2死1、2塁で近本。
 3回の2死3塁で佐藤輝。
 6回の大山ツーバースの後の佐藤輝の打撃。
 特に、6回の佐藤輝の打撃が残念だった。
 
 全然会ってなかったグリフィンに代わって、ケラーがマウンドにいた。
 ここで一発という意識が強かったのか、センターへ打ち上げてしまった。
 低いライナーを打つ意識が欲しかった。
 この1点を争う展開の中、佐藤輝は最低限進塁打を求められる。
 打ち上げては、何も起こらない。
 頭使えば、セーフティバントという奇策も考えられる。
 佐藤輝の頭に、そういうことがなければ、ベンチが指示を出すことも必要だったのかも知れない。

 結局、このチャンスを失ったことが、讀賣に流れを渡してしまうことになった。
 吉川への4球目がボール判定になったのも痛かった。
 ここで三振なら、展開は変わった。
 この吉川を出したことで、岡本との勝負を急いで3球目のストレートをツーベースにされる。
 追い込んでいただけに、もう少しじっくり攻めるべきだったかも知れない。
 結局、この後の代打の坂本にタイムリーを打たれ、決勝点になる。
 
 その後も8回は先頭中野から始まる打順。
 マウンドには、コントロールに不安もあるバルドナードだけに、じっくり構えて、粘って出塁をしたいところ。
 だが、中野は2球目を打ちにいって、ファールフライに倒れた。
 この辺から、タイガースの攻撃に焦りが見られる。
 追いつかないと、打たないととの意識が先走り、早撃ちになってきた。
 結局バルドナードには、3者凡退で、最後大勢に締められて、この大事な試合を失った。

 勝っても、まだ負け数が1つ多い状態が、負けて負け数が3つも多い状態になった。
 讀賣は、残り6試合を4勝2敗で、タイガースが5戦全勝しても、優勝が決まる。
 まぁ、完全に終戦やね。
 後は、クライマックスで逆転を期するしかないか。
 つながりかけた、首の皮が、切れた。
 後は、横浜が徹底的にタイガースの援護するしかない他力本願だ。
 ただ、可能性のある限り、タイガースは勝つしかない。
 ひとまずは、横浜を応援するしかない。

 ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 17:33 | comments(0) | - |
1-0 対讀賣 才木をエースと呼ばせてくれ
 あの江夏を擁しても、大一番の讀賣戦には、苦杯を舐めてきた歴史がある。
 追い込みはするが、結局讀賣に突き放されるそういう黒歴史がタイガースには存在する。
 だから、この試合も半分以上は、そうなってしまいかも知れないという不安がいっぱいだった。

 初回、いきなり丸にツーベースを浴びる。
 浅野のバントを、サードへ放って、丸をアウトにすると、ランダンプレーの間に、セカンドを狙った浅野もセカンドでアウトにした。
 このダブルプレーが、才木自らを助けることになる。

 讀賣の先発は、今季復活を見せ、ここまで14勝を挙げる菅野。
 流石に、万全の菅野は、コントロール、変化球、ストレート全てが一流であり、簡単には攻略できそうもなかった。
 3回に木浪がヒットで出ると、才木が、なんと送ることができると、近本が繋いだ、2死1、3塁のチャンス。
 ここで、散々こういう場面を潰してきた中野が、粘って、フルカウントに持ち込んだ後に、ライト前へタイムリーを放った。
 これで、タイガースが1点を先取。

 だが、この後は、ポツ、ポツとヒットは出るものの、菅野を攻略できるほどのダメージは与えられない。
 逆に、才木は、初回のピンチもそうだが、2回は、無死1、2塁、4回は1死1、3塁、そして極め付けは、6回の無死満塁のピンチを招くが、ことごとくこれを脱して、無失点で切り抜けた。
 結局、才木は、7回を95球で、被安打7ながら、無失点で投げ切る。
 対して、菅野は、8回を125球、被安打7で1失点だが、ピンチは才木より、少なく、完投負けとなる。

 才木は、ピンチになると、内角へ突っ込んで、相手に打ち上げさせるピッチングで、ピンチを脱していた。
 それは、こいう場面で、交わそうとして、交わしきれず捕まるピッチャーが多い中、攻めて、抑えるという力のピッチングを見せることができる球威があることもあるんだが、こういうピンチで動じない才木の精神的な強さが大きい。
 今シーズン、ことごとくチームの連敗を止め、ここ一番での強さを見せてきた。
 それは、いい意味での鈍感力というか、プレッシャーを跳ね除ける精神的な強さの賜物だ。
 こういうピッチャーが、エースとなる。
 今シーズン、才木はエースへのステージへ、上がったことを再確認させた試合でもあった。

 さて、これで讀賣とのゲーム差は1。
 ただ、ゲーム差を0にしても、勝率の差で、上にはいけない。
 負け数がまだ、2つも多い。
 次の試合に勝っても、負け数は、1つ多い状態になるだけだ。
 讀賣が、その後の6試合を全勝すれば、タイガースは追いつくことができない。
 ただ、讀賣に、一つも負けられないというプレッシャーは、かけることができる。
 そうやって、負け数が並ぶまで、勝ち続けなくてはいけない。
 そのために、次の試合で勝って、負け数をひとつ差にしておかないと。
 盒桐攷佑、真の救世主たらんピッチングをしてくれることを祈るように、願いたい。
 
 ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 22:33 | comments(0) | - |
6-5 対横浜DeNA 望みを繋ぐサトテルのアーチ
 もう、本当に土俵際だった。
 広島は、讀賣にリードを許し、タイガースは、4点を先行しながら、横浜に逆転を許していた。
 明日からの甲子園決戦を前に、この試合で終戦となる寸前だった。

 試合は、タイガースが、大仁田・濱口を攻めて、大山のタイムリーと井上のスリーランで4点を先行した。
 しかし、この4点を5回に青柳が吐き出す。
 森敬斗にツーベースを打たれると、代打の林に連続のツーベースを許す。
 しかし、打率1割台の林に、なんでこんなに打たれるんだろうか。
 その後、オースティンにタイムリーを打たれ2点差になったところで、島本にスイッチ。

 これが完全に裏目で、戸柱の代打・宮崎に、逆転のスリーランを許した。
 ここで、戸柱へ代打はないという読みでの島本の投入であったと思うが、横浜は、宮崎を躊躇なく送った。
 青柳が苦手で、スタメンから外れていた宮崎が、島本の起用で、起死回生の一発を放った。
 この宮崎にも、面白いように打てれているんだよなぁ。
 
 宮崎の代打起用を想定していれば、青柳VS戸柱と島本VS宮崎で天秤にかけることになるんだが、そうであれば青柳続投じゃなかったか。
 逆に宮崎の代打起用を見越してのスイッチであれば、球の力がある富田の方が良かったと思う。
 こうして、逆転を許して劣勢の展開のタイガースに、讀賣がリードの情報も入っていただろう。

 どうしても、負けられない状態になったタイガースは、8回に、大山、佐藤輝の連打と前川の四球によって掴んだ無死満塁のチャンスに、代打の渡邉諒のセカンドゴロを牧がホームに悪送球で、1点を返して同点に追いついた。
 この頃、広島が讀賣を逆転した情報も入っていたかも知れない。
 その後のチャンスは、満塁男の木浪がダブルプレーで、代打・梅野も、ライトフライで、同点止まりだった。
 ここの代打は、梅野しかなかったのか。
 キャッチャー2人制だから、坂本に代打を使ったことで、キャッチャー梅野しかいない。
 梅野に万が一があれば、原口しかマスクを被れる人間がいないから、原口の代打起用ができない。
 島田も使えば、そのままレフトの守備固めに入れたいが、そうすると前川が交代になる。
 消去法での梅野の起用だけに、成功するとは思えなかたt。

 試合は、ゲラ、岩崎が粘って、延長戦へ突入した。
 その10回に、佐藤輝が、ウエンデルゲンから4球目の内角へのストレートを一閃。
 ライトスタンド上段にアーチを架けた。
 これが、広島が讀賣に逆転勝ちした情報を知るタイガースファンの望みを繋ぐアーチになった。

 その裏、抑えに起用されたのは岡留であった。
 佐野から始まる攻撃だから、佐野に富田、オースティン、宮崎にビーズリーという継投かと予想していたが、見事に裏切られた。
 ここで起用されるほど、岡留の調子が上がっているのか、岡留の起用のステージがかなりアップしていることを確認させる起用だ。
 その岡留が10回裏を三者凡退で抑えて、試合を締め括った。

 この試合で、岡留は、いい経験と自信を得たことだろう。
 ステージが、一段も二段も上がったように思える。
 これで、キャンプ、オープン戦当時の150kmを超えるストレートが戻ってくれば、石井の負担を減らす存在、または抑えまでできる存在となれるかも知れない。
 
 ともあれ、なんとかこれで、望みは繋がった。
 後は、明日からの讀賣との直接対戦に勝つしかない。
 タイガースは、いつも讀賣との大一番で負けてきた黒歴史がある。
 そういう、こればでのタイガースの負の歴史にピリオドを打つ意味でも、ここの勝負に賭けたい。
 まずは、才木が菅野に投げ勝たなくては、いけない。
 頑張れ!
 
 ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 19:12 | comments(0) | - |
6-9 対横浜DeNA 西勇輝の虚勢 その2
  
 以前4月4日の同じDeNA戦のブログに同じタイトルで書いたことがあった。
 「この試合、西勇輝は、「楽しみしかない」と言ってたそうだが、こう言う発言こそ、不安の裏返しで、西勇輝特有の虚勢を張っているとしか思えない。
 本当に楽しみにしている選手は、逆に不安を口にする。
 不安をを認めて、それに打ち勝つ自信があるからだ。
 それがないと、逆に、虚勢を張って、不安を打ち消そうとするんだ。」
 と書いたなぁ。

 今回の西勇輝も、その時のままだ。
 結局、不安で仕方がなくって、ビビりまくって、逃げのピッチングが上手くいかず、ベイの打線に捕まった。
 もう、西勇輝の試合前の発言ほど、当てにはならないものはないことが、再確認された。
 まぁ、「楽しみしかない」って発言聞いた時から、こっちは心配で仕方がなかったんだが。

 本当は、前中日戦に西勇輝で、この横浜戦は、村上、才木で行く方が良かったんじゃないだろうか。
 その上で、讀賣戦に、ビーズリー、盒桐擇箸い手があるんだから。
 横浜打線に、西勇輝のような、コントロールと配球で勝負するピッチャーは、どちらかが少しでも甘くなると捕まる確率が、ドーンと高くなる。
 先日の讀賣の戸郷のような、ストレートと落ちる球で勝負するピッチャーの方が、抑える確率が高いように思うんだけどね。

 試合は、西勇輝が失った5点をよく追いかけ、1点差にまで迫るんだが、ここ1番のチャンスで回った中野のバッティングが、自分の役割を自覚していない打撃に終始して、チャンスを途切れさせた。
 4回の、2死ランナー2、3塁では、センターフライ。
 8回の2死満塁では、ライトフライと、どちらもフライを打ち上げてしまった。
 このチャンス、なんとか後続の森下に繋ぐバッティングをしなくてはならないのに、自分で決めようとした打撃に見えた。
 今季、不調で大分チームに迷惑をかけている選手会長として、こういう場面で挽回したいという気持ちがわからなくはないが、一歩引いて、自分が何をなすべきか、相手が嫌がるのはどういうことか、この場面、森下に繋がれるのが一番嫌な場面だ、いかに森下に繋げるか、それが中野の役割だと気づいて欲しかった。

 まぁ、4回の場面は、その前に、ピッチャーの富田に打順が回ったところで、代打井上の策を取ったのだけれど、ここは富田をそのまま打たせて、次のイニングも富田に行かせた方が良いように思えた。
 攻撃は、木浪のヒットで3点目を取り、2点差まで迫っていた。
 ランナーは1塁に木浪一人残っている。
 ここで、代打で、一気呵成にという気持ちもわからんじゃないが、そうは行きづらい場面でもある。
 何より、先発の西勇輝が3回のワンアウトも取れず代わっている。
 繋いだ富田がいいピッチングをしていただけに、イニングを稼いで欲しいところ。
 ここで代打を出して、4回からまた別のピッチャーじゃ、ピッチャーが足りなくなることも考えられる。
 自分なら、ここは、代打を送らず、富田を続投させることに賭ける。

 逆に6回に投入したビーズリーは、イニングを跨いで7回も投げさせ、決定的な3点を失った。
 ここは、もう7回に入ったんだから、ゲラを投入し、8回桐敷、9回岩崎という流れで、逆転を期する方が良かった。
 ビーズリーは、翌日も讀賣戦でも起用が考えられるんだから、複数イニングは、投げさせないで良かったんじゃないか。
 早めのピッチャー交代で、ピッチャーの数が足りなくなる恐れはあったが、延長も考えられるかも知れないが、そうなれば岡留に賭けるしかない。
 それよりも、この試合を勝ち切るためにどうするかを優先して欲しかった。
 これも、富田に代打を送らず、イニングを稼がせていれば、違った形になたんだろうが。

 まぁ、結果論に聞こえなくもないだろうが、ローテの問題や富田への代打の問題は、そん時々に自分が思っていたことだ。
 讀賣が負けずに、負け数が4つ多くなってしまった。
 これを同じにしないと、タイガースの目がないので、相当に苦しい状況。
 首の皮は、また極薄になっている。
 もう、残り8試合、1試合も落とせない。
 最後の8試合、悔いのない戦いを見せてほしい。

 ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 23:48 | comments(0) | - |
8-3 対中日 難敵を超えて
 待ち構えるは、防御率1位で、村山さん以来の、0点台を狙う高橋宏斗。
 対するタイガースは、一昨年の状態に戻ってしまった村上。
 厳しい試合を覚悟した。

 その村上がいい立ち上がりをした。
 プレッシャーを跳ね除けるかの様に、攻めのピッチングを見せ、中日打線の早打ちにも助けられて、序盤3回パーフェクトで切り抜けた。

 その村上のピッチングに応える様に、打線は、2回に、佐藤輝のあわやのフェン直の2ベースと前川のタイムリーで先制。
 4回にも、佐藤輝のヒットから、坂本が繋いで、木浪のセカンドゴロで1点。
 村上自らのタイムリーで更に1点を追加。
 難敵・高橋宏斗から、3点を奪った。

 ただ、この3点が、村上の心理に微妙な影響を与える。
 それまでの攻めこんでいたピッチングから、この3点を守ろうと、守りのピッチングに入ってしまった。
 この4回の裏、岡林に四球を出したところから、福永に3ベースで1点を返され、カリステのファーストゴロで、更に1点を追加され、1点差に迫られる。
 続くピンチは、逃れたものの、アップアップになってしまった。

 球数が嵩んだ高橋宏斗は、6回で降りたが、村上は、5回のピンチを切り抜け、勝ち投手の権利を得たところで降板となった。
 その6回、タイガースは、石川、細川の右に岡留、村松、板山に島本と言う継投を見せた。
 本当は、村上に6回までは投げさせて、継投に入りたいところだったのだろうが、村上が、あまりに不安な投球をするので、苦肉の策の継投だったんだろう。

タイガースの追加点は、高橋宏斗が代わった7回、清水がマウンドに上がった時だ。
近本がヒットで、中野が送って、森下が繋いだ、1死1、3塁のチャンス。
大山がサードゴロで1点追加した。
これで、中日は、ビハインドでも勝ちパターンの継投で、1点差のまま逆転を期すると言う構想が崩れて、ビハインドの継投に切り替えざる得なくなった。

後は、9回に出た岩崎から、4点を追加して、勝利を確定した。
村上のピッチングには、不満はあれど、ここまで来て、シノゴは言うまい。
勝ったと言う結果が一番である。

まして、打線は、あの高橋宏斗を攻略したんだから、上等だ。
ただ、この結果に油断しては行けない。
調子に乗って、次の試合で簡単に零封されるって言うことも良くあるだけに気を引き締めてかかりたい。

敵は、まだ彼方にいる。
そこへ辿り着くまで、負けられない戦いは、続くのだから。

 ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 23:44 | comments(0) | - |
3-0 対東京ヤクルト 大竹、2年連続二桁勝利
 去年の2桁勝利トリオの村上、伊藤将が苦しんでいる中、大竹が2年連続で二桁勝利を挙げた。
 まぁ、去年より防御率は悪化し、打たれる確率が上がったのは否めないが、それでもローテを守り、10勝を挙げたのは、大したもんだ。
 
 この試合も、今季苦しんでいるピッチングの通りの内容。
 球威のない大竹は、コーナーへのコントロールと、緩急で相手を交わすピッチングが持ち味だ。
 それが、サンタナに通用しない。
 追い込むまでは行くのだが、そこからボール球を振らそうと、誘いをかける球を悉く見送られる。
 結局、簡単にストライクを放れない状況に追い込まれ、四球で出してしまう。
 そういう打席を3度も繰り返した。

 その後の、村上やオスナを抑えることで、無失点では凌ぐことができたが、球数を多く嵩んでしまい、6回までが限界となたった。
 結局、6回を被安打3だが、四死球が5(内3は、サンタナ)というところで、球数が104球となった。
 その大竹が限界の6回にタイガースが得点を入れるのだから、大竹はまだまだ、持っているのかも知れない。

 6回は、それまで決定打を欠き、ここまで無失点で投げさせてきた、ライアン小川から、森下以下大山、佐藤輝のドラ1クリーンナップが3連打で無死満塁のチャンスを掴むと、ここ2試合のヒーローであり、初回の満塁のピンチから、増田のレフトへの飛球をナイスキャッチしてピンチを脱した好プレーを見せた前川が、代わった田口から、きっちり犠牲フライを上げて、先取点を奪った。
 その後も、2死満塁から、代打の渡邉諒に対して、代わった木澤のボールを中村悠平がパスボールで、更に1点を追加した。

 ここまで、ライアン小川をヒットは出るが、決定打を奪えず、ズルズルと投げ続けさせ、嫌な展開だっただけに、ここで2点を取れたのは大きかった。
 小川は、代わるまで86球を投げて、被安打8だが、無失点で切り抜けてきた。
 それは、四死球が0だったことも良かったんだともうが、タイガースが仕留めきれず、小川と中村悠平のバッテリーにの術中にハマっていたからなんだろう。
 さしていいとは思えない、小川にこうやって抑えられる光景は、過去にも何度かあっただけに、嫌な展開だった。

 それでも、ここで2点を挙げられたのは展開的に大きかった。
 大竹の後を繋いだ、桐敷も2点差の余裕を持ってピッチングが出来た。
 その後、7回に森下のタイムリーで、3点目を挙げ、ゲラに更なる余裕を与え、最後の岩崎にいい形で繋げた。
 最後は、岩崎が3点のリードに支えられ、ナイスピッチングで締めて、勝利した。

 これで、甲子園の7連戦を、1試合雨で流したが、5勝1敗といい形で終えることができた。
 勝負の9月も10勝3敗で、かなりの追い上げを見せている。
 讀賣との負け数の差は3。
 これを直接対戦までに2には詰めておきたい。
 それまでの、中日1試合、横浜2試合をどう戦うかが鍵だ。
 ここを上手く乗り切れば、首の皮は2、3枚に増える。
 
 そういう期待に盛り上がると、裏切るのもタイガースだ。
 次の中日戦は、盒狭斗がくるんだろう。
 かなりの難敵だし、苦しい戦いになるんだろう。
 あまり期待せず、入れ込まずに見ることにしよう。

 ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 18:28 | comments(0) | - |
2-1 対東京ヤクルト サトテル・右京の連弾で3連勝
 嫌な展開だった。
 ビーズリーが立ち上がり、ワイルドピッチで1点を失った。
 その裏のタイガースは、前回やられている高梨に、ても脚もでない3凡。
 こういう、エアーポケットに入ったような試合で、足元を掬われることはよくあることだ。 
 
 ただ、それを防いだのは、ビーズリーが、初回の1点だけで、2回から立ち直って、6回まで投げ切ったこと。
 6回を97球、被安打2、9奪三振で1失点で投げ切ったから、上等だ。
 初回の球数が多かったから、6回までだったが、それがなければ7回はいけたかな。

 そのビーズリーの高騰に応えたのは、2回裏の、佐藤輝、前川の連発弾だ。
 佐藤輝の同点弾は、2ボール1ストライクからのフォークを捉えたもの。
 低いライナーで、浜風を切り裂くようにライトスタンドへ届いた。
 こういうバッティングが、常にできるようになると、一段上がるんだが。

 続く前川の一発は、3ボール1ストライクのとのやや外目のストレートを完璧に捉えたもの。
 こんだけしっかり捉えれば、浜風に負けることなく、ライトスタンド中断近くへ着弾。
 佐藤輝の一発に少なからず、動揺とショックを受けていた高梨にとって、この前川に連続で打たれて逆転されたのは、かなりのダメージがあったはずだ。

 だが、高梨は、タイガースへの相性の良さか、自信があるのか、この2点で凌いでいく。
 高梨は、7回102球、被安打7で2失点という内容で投げ切った。
 なぁ、タイガースは、この2本のホームラン以外、高梨から得点することができなかったってことなんだな。

 惜しかったのは7回。
 ツーベースの大山が前川のヒットで、ホームに帰ってきたかに思えたが、リクエストの結果、判定が覆り、アウトになったもの。
 このリクエストの判定なんだが、3回の裏、近本の盗塁がアウトになった時のリクエスト、映像で見る限りセーフに見えるのだが、結局、判定を覆すことが明らかな確証的な映像がないということでそのままアウトになったようだ。
 であれば、この場面の大山。
 一度セーフの判定を覆すほどの確証的な映像があったようには、見えなかった。
 なんか、判定がタイガース不利に回っていたように思うんだが。

 それでも、ビーズリーの後、石井大智、桐敷、ゲラと繋いで、なんとか1点差を守って逃げ切った。
 特に桐敷とゲラは、ピンチを作りながら、なんとか凌ぎ切った。
 特にゲラは、2死から山田哲人に与えた四球が痛い。
 確かに、1発があり、こういう場面で手痛い一発をくらってきたゲラにとって、慎重に行く姿勢は見えたが、歩かせてはいけない。
 この四球が、その後満塁までピンチを広げるのだから、一歩間違えれば逆転されかねなかった。

 まぁ、ここまでくれば、内容はともあれ、勝てればいいという状況だから、しょうがないにしろ、こういう場面では、キッチリ言って欲しかった。
 甲子園での7連戦も、1試合中止はあったものの、あとひとつ。
 なんとか、勝って、5勝1敗1中止で抜けていきたい。
 来週の讀賣との直接対戦まで、勝負を持ち込まないといけない。
 それには、そこまでに最低負け数の差を2つまでに詰めておかなくてはいけない。
 だから、もう負けられないんだ。

 ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 23:38 | comments(0) | - |
4x-3 対広島 アレから、1年、サヨナラで首の皮をつなぐ
 ちょうど、1年前のこの日。
 タイガースが18年ぶりの優勝を飾った、記念すべき日。
 その日に、広島と優勝争いを賭けた、生き残りの一戦を戦う。
 
 そのタイガースは、今シーズンのエースの働きをしている才木。
 広島は、左の森翔平。
 連敗中の広島は、昨日大瀬良で落として、今シーズン1勝の森翔平に賭けなければいけない苦しい展開。
 だが、その1勝がタイガース戦で、今シーズンの登板全てがタイガース戦という、タイガース用とも言える森翔平だから、タイガースも適度に荒れる森を捕まえきれない。

 そういう中で、才木が坂倉のツーベースから、野間に犠牲フライを打ち上げられ、先取点を許してしまった。
 それ以外の内容は、完璧だっただけに勿体なかった。
 才木は、5回までを63球で、被安打3で、失点1という内容で投げ切っていた。

 その才木が、6回に捕まる。
 秋山、坂倉に連打を許すと、堂林に送られ、野間のセカンドゴロで1点。
 小園にタイムリーを許し、2点目、都合3点を失い、広島にリードを許した。
 折角、5回まで完璧に近い投球をしながら、この6回は、少し投げ急いで、アウトを欲しがった投球になってしまったのが悔やまれる。
 特に堂林のバントを決められた球。
 3バントだけに、高めでなく、低めのフォークで空振りを取るような投球をした方が良かったんじゃないか。
 それと、ランナーを3塁に置いて、小園の場面。
 あまりに正直にストレートでストライクを放って、タイムリーにされた。
 あそこは、1点で止めるべく、慎重な配給をすべき場面だった。

 広島に先行され、森を打ちあぐみ、少々焦りも出てきたタイガース打線。
 結局、森翔平には、6回を86球、3安打に零封されていた。
 その森を6回で代えて、島内を投入した広島ベンチ。
 連敗中の焦りもあったのかもしれないが、この交代は、森翔平に合っていなかったタイガース打線にとって好都合だった。

 加えて、島内自身の調子、連敗ストップのプレッシャーが、島内のコントロールを見出していった。
 いきなり、森下にデッドボール。
 大山は打ち取るも、佐藤輝に繋がれると、井上の代打前川に四球を与えて、満塁。
 ここで森浦に交代。
 その森浦も、梅野に押し出しの四球で1点を返した。
 
 そして、満塁で木浪。
 木浪のセカンドゴロを、ゲッツーを焦った矢野のグラブを弾いて、更に1点を返す。
 そして、ピッチャーのところで代打・原口が、同点のタイムリーを放った。
 ここで、追い越すことはできなかったが、追いついたことは、連敗中の広島をかなり追い込んだ。

 結局9回に持ち込んで、中野がサヨナラ打を放って、勝つことになったが、広島の、森翔平の交代機を見誤ったことが大きかった。
 中継ぎのピッチャーのコントロールも怪しく、昨日から、よくぶつけて来る。
 四球もよく出すし、森翔平を6回で代える余裕はなさそうに思えた。
 あんだけ完璧を誇った広島の守備も綻びを見せているし、そりゃ連敗も続くよなという感じだった。

 ただ、その広島にきっちり連勝して負けなかったのが大きい。
 これで、広島とは、負け数が並んだ。
 後は、讀賣との直接対戦までに、負け数の差をどれだけ詰めておけるかだ。
 それを詰めるには、負けられないということだ。
 アレから1年。
 タイガースは、首の皮を厚くし、1枚から2枚、3枚にするために戦っている。
 
 ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 18:35 | comments(0) | - |
7-3 対広島 遥人が救世主
 連敗中のの広島の先発大瀬良にとって、遥人とのマッチアップは、相当のプレッシャーがかかっていたんだろう。
 初回に1点を先行したとはいえ、遥人のピッチング内容を見るに、それ以上の援護は、得られそうに思えない。
 この1点を守り切って、遥人が変わるまで、持ち堪えなくては行けない。
 連敗脱出を託された大瀬良にとって、そのミッションは、かなり厳しいものだった。

 その大瀬良は、2回に近本に押し出しの四球を与え、同点に追いつかれると、4回には、近本の2点タイムリーと森下の打球の3塁エラーで3点を追加された。
 大瀬良は、この4回で85球を投げており、かなりの球数を要して、遥人に対抗すべく、ピッチングを展開していたが、この回で力尽きたと言う状態だった。
 結局、5回の途中、89球で、失点5で降板となった。

 対して、遥人は、初回こそ秋山のツーベースをきっかけに、1点を失うが、それ以外は、ほぼ完璧な投球を繰り広げて、6回を迎えたときには、まだ球数も55球で、8回位までは、行くんじゃないかと思われるピッチングだった。
 
 その6回に、上本への不運なデッドボールから、満塁になり、不思議と遥人に会っていた堂林にタイムリーを浴び、坂倉のファール犠牲フライで2点を失ったところで、石井大智に代わった。
 結局、85球で、被安打4、失点3で、4勝目を挙げた。

 結果だけみると、内容的には、イマイチという感じかもしれないが、実際は、広島打線を寄せ付けず、ほぼ完璧な投球だった。
 そのピッチングで、相手に、「こりゃ、簡単には打てんぞ」と思わせ、相手ピッチャーには、「点を取られたら、終わりだ」と言うプレッシャーをかけられるだけに、その存在だけで、相手を威圧できる、それが高橋遥人なんだ。

 これで、復帰後、4連勝負けなしで、貯金4をもたらせせてくれている。
 この4勝は大きい。
 去年の2桁勝利トリオの、村上、伊藤将が、低調で、大竹も去年ほどの結果は残せないでいる中、遥人が戻ってきてくれたことは、この終盤の戦いに大きな影響を与える。
 遥人の次の登板は、次の甲子園での讀賣戦だろう。
 遥人が、真の救世主たるためには、そこまでに讀賣に迫っていることが大事になる。

 皆んなで、遥人を救世主にするために、讀賣戦までに差を詰める様、負けられない戦いを、勝ち抜いていかなくては行けない。
 それには、目の前の1戦、1戦を、ひたすら勝たなくては行けない。
 もう、好不調も言ってはいられない。
 ただ、ひたすら勝つために、何を為すべきか、ひとり、ひとりが、自分の役割を果たしていかなくてはいけない。
 
 ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 23:15 | comments(0) | - |
3-4 対横浜DeNA 首の皮がキレそうだ
 やはり、村上の先発の試合が危いという予感は、当たったか。
 今季、慎重になるあまりコースを狙い、球威を落としている村上は、ここまで思う様に勝ててはいない。
 その結果、負け越して、借金があるピッチャーになっている。
 
 その村上は、初回から、牧に一発を喰らい、すぐに追いついてもらうが、3回に京田を送る、ジャクソンのバント処理を大山がフィルダースチョイスで、生かしてしまうと、牧にタイムリー、佐野のセカンドゴロで追加点を許した。
 こういう場面でも、なんか、交わそうと、押し込めず、コース優先のピッチングをしている。

 これは、坂本のリードのせいなのか。
 村上の球威がないから、コースを慎重に狙わなくてはいけないということなのか。
 元来、コントロールは、いいピッチャーなんだから、そこはあまり気を使わず、勢いのある球を投げること優先でいいと思うんだが。

 それ気気付いてか、4回以降は、かなり強気で攻め込むピッチングへと変わった。
 結局、7回を103球で5安打、3失点でまとめることができた。
 ただ、序盤のピッチングが悔やまれる。
 3回は、味方のミスは、あったが、そういう場面で踏ん張れないのも今年の傾向だ。
それ故に、防御率はいいが、失点は多いという形になっている。

 それでも味方は、ジャクソンに球数を投げさせ、6回に100球に近づくにつれて、追い詰め、森下の一発から、大山、佐藤輝の連打から、代わった山崎康晃から坂本がセーフティスクイズを決めて追いついた。
 これで、流れは、タイガースへ来たかと思われた。

 それが、8回、代わったゲラが、桑原の初球を安易にストライクをとりに行ったところを、スタンドまで、運ばれてしまった。
 これも、ゲラの球威ならという過信から、桑原が思い切りのいいバッターたであることの配慮を欠いた、安直な配給だったと言っていい。
 この場面のゲラには、村上とは逆の、慎重さが要求される。
 そこまでの配慮がなかったリードが、桑原の一発を呼んだと言っていい。

 結局、ミスで失った点は、取り返せないと言うことか。
 讀賣が劇的な逆転勝ちで、マジック点灯に近づいたらしい。
 もう、首の皮は、極薄の1枚がかろうじて繋がっているだけだ。
 次の負けは、首の皮がキレてなくなることを意味する。

 ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 22:55 | comments(0) | - |
7-2 対横浜DeNA 東討ちで、甲子園7連戦始まる
 最後の望みを賭ける甲子園の7連戦の初戦。
 相手も、CS、あわよくば優勝への望みを託す横浜。
 初戦は、32試合連続のクオリティスタート継続中の東。
 今現在、セリーグ左腕のトップと言っていい。
 
 その東に対して、タイガースは、4月の1勝以来勝ち星がなく、ほとんどを2軍調整していた青柳をぶつける。
 去年の日シリ7戦目で見せた様な、青柳の意地に期待したのだろうが、この7連戦でも、ローテを詰めることなく、それぞれ中6日以上の間隔でピッチャーを使うという、普段通りを示した起用でもある。

 その青柳は、意地を見せた。
 このところ見られていた、コースを狙うことに気が行き過ぎて、カウントを悪くして打たれるという傾向が見られず、大胆な攻めで、いい時の青柳の様に内野ゴロを打たせ、要所でダブルプレーを取るというピッチングができていた。
 これは、キャッチャー梅野の積極的なリードによるところもあったのかもしれない。
 
 結局、5回79球被安打4で、2失点で切り抜けた。
 その2点は、神里への死球から、佐野を歩かせ、オースティン、牧にタイムリーを喰らったもの。
 まぁ、神里への死球は、仕方ないにせよ、先頭バッターだったのが痛かった。
 これで、青柳が、少し守りに入って、慎重になりすぎる悪い面が顔を出し始めた。
 これを救ったのは、牧のタイムリーで、サードへ向かうオースティンを刺したプレー。
 これが青柳を勇気づけ、ここを2失点で切り抜けることができた。

 その青柳を打線がよく援護した。
 2回の梅野の先制タイムリー。
 逆転された後の、青柳のセーフティスクイズを呼ぶ、木浪の一打。
 そして、5回の森下の勝ち越しホームラン。
 これで、青柳の4月以来の勝ち投手の権利をつけることができた。

 そして、6回には、木浪がバント失敗から切り替えたバスターを決め、続く島田も連続でバスターを決めて、無死満塁のチャンスを掴むと、近本のタイムリーで東をマウンドから下ろした。

 これで4失点となり、連続クオリティスタートが途切れることになった。
 この初戦で、難敵東を攻略出来たのは、大きい。
 ただ、この3連戦、表ローテの横浜は、ジャクソン、ケイが控える。
 東は攻略したけれど、と言う結果にもなりかねない。
 そう言う意味では、7回に渡邉諒の一発と近本のタイムリーで追加点を奪ったのはいいことだ。
 
 ただ、よく打った後に、何でもない相手に、何となく抑えられてしまう、そういうのも野球アルアル。
 ここまで来たら、そう言うことは言ってられない。
 ひたすら勝つしかない。

 この日は、下位打線が良い活躍をした。
 今度は、クリーナップが力を発揮する番だ。
 村上も青柳の様に、思い切って攻めの投球をして欲しい。
 結果を出すしかないんだから。
 頑張れ。

 ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 23:35 | comments(0) | - |
3-5 対東京ヤクルト エラーで失った点は、取り返せない
 勝たなくてはいけない試合。
 讀賣、広島が負けた。
 ここは、確実に勝って、差を縮めなくてはいけない。
 相手は、未勝利の高梨。
 タイガースは安定している西勇輝。

 こういう試合を、落とすことがよくある。
 高梨を打ちあぐんで、なかなか攻略できず、持たせてしまったことが過去もあった。
 そういう心配は、初回の拙攻から現れた。
 ヒットの近本を中野が送れず、サインミスかエンドランを外されたか、近本が盗塁死。
 その中のが四球で出ると、森下がダブルプレー。
 前日までとうって変わり、嫌な立ち上がりになった。

 案の定、2回には、オスナのレフト線の当たりを2ベースにしてしまい、サードへ送られた後、山田哲人に先制の2ランを喰らった。
 これなんか、初回の流れの悪さを引きずった失点でもあり、オスナを楽にセカンドへ行かせてしまった前川の守備が痛かった。
 相手は、レフト前川だと、一個先の塁を狙って、走ってくる。
 それは、織り込み済みだとは言え、このところの前川のバッティンうでは、少々苦しい。

 極め付けは、3回。
 討ち取った長岡のサードフライを、佐藤輝がグラブからこぼして、エラーで生かしたところから、村上の四球を挟んで、沢井にプロ発ホームランの3ランを喰らった。
 フライに対しては安定していた佐藤輝の守備だが、ここはどうしたのか。
 こういうエラーの後は、得点に結びつくことが多いので、嫌な予感がしたんだ。
 オスナを三振にとって、2死で沢井になって、油断したのか、ホッとした隙をつかれた痛い一発だった。

 結局、この3ランが効いて、負けるわけだが、どうしてもエラーやミスから失った点というのは、なかなか取り返しがつかないもんだ。
 投手に不安のあるヤクルトだから、単なる5点なら取り返すことも可能かと思ったが、ミスをきっかけに失った点は、追いかけても届かないことが多い。
 まさに、そういう試合になった。

 折角、讀賣、広島を射程距離に捉えて、来週の甲子園の横浜・広島戦へ希望をつなぐところが、逆に後がなくなった。
 この日勝っていれば、首の皮は2枚くらいになっていたんだが、これでは1枚のままだ。
 ななんとか、試合消化が早いだけに、負け数を並べて、試合消化をしなくてはいけない。
 もう、直接対戦の前に負けられなくなった。
 この日勝っていれば、次の横浜戦は、2勝1敗でよかったが、これで3タテを要求される。

 火曜日に、東相手のマッチアップは、誰なんだろう。
 青柳になるのだろうか。
 青柳の意地を見たいもんだ。
 ここで意地を見せんと、もう浮上はないぞ。
 頑張れ!青柳

 ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 20:13 | comments(0) | - |
6-0 対東京ヤクルト Eye Black Brothers 実りの秋へ
 見事な初回攻撃。
 高橋 奎二の立ち上がり、近素がヒットで出ると、中野が送る。
 ここで、Eye Black弟、森下がタイムリー。
 大山がタイムリーで続いて2点目。
 最後は、Eye Black兄、佐藤輝が2ランホームランで、計4点。

 負けられない試合に、なんとも力強い先制点だ。
 これに、ヤクルトに相性が悪い才木も、大いに勇気づけられただろう。
 6回を110球で8安打を浴び、ランナーをよく出したが、それでも粘って0点で凌いだ。
 これで、才木は12勝目、最多勝に1勝差に迫ることができた。
 まぁ、打線は前半の才木への借りを、返し始めたってことだなぁ。

 その打線の中心がEye Black Brothersでもある。
 お互い、不調から2軍落ちを経験し、そこから這い上がり巻き返してきた。
 森下の打点が64、佐藤輝の打点が63で、トップの岡本の68に迫る勢いだ。
 この2人合わせて、大山も61打点で続いている。
 このドラ1クリーナップが揃って調子を上げてきたから、打線が上向いている。

 しかも、1番の近本が、いつの間にか打率が290近くまで戻しており、その出塁をクリーナップで返すというパターンが確立してきた。
 森下の打率も275と、280に迫ってきたし、佐藤輝も270近くある。
 大山も260まで戻してきているし、それぞれの打率が、それらしくなってきた。
 みんな、2軍落ちを経験し、そこから這い上がってきた結果だ。
 この9月に入って、この3人が好調なのが、この先どういう結果を生むのだろうか。

 特に、森下は、2軍でも打撃改造から、見違えるようなバッティングになっている。
 これが、本物で身につけば、3番として確固たる地位を築ける打撃内容をしている。
 佐藤輝は、力まず、ヘッドを走らせることができれば、打撃が大きく変わる。
 今、その兆しは確実に感じているはず。
 守備はさておき、そのバッティングは、大きな飛躍を呼ぶ準備はできている。
 Eye Black Brothersが、この秋に大きな実りを結ぶこと、それがタイガースに大きな実りをもたらすことになる。

 さぁ、9月だ。
 実りの秋が来た。
 豊作となる実りを刈り取ろう。
 頑張れ!Eye Black Brothers

 ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 23:35 | comments(0) | - |
9-1 対東京ヤクルト 落とせない戦いが始まった
 1回の表、森下のタイムリーの後、大山がヒットで、1死1、3塁のチャンスが続いた。
 ここで佐藤輝は、フルカウントから空振りの三振。
 ここは、どうしても、あと1点が欲しい場面。
 外野フライでも、ボテボテの当たりでも、ダブルプレーにならなければ1点が入る場面。
 ここで三振してしまう佐藤輝の脆さが、これからの試合では問題になる。

 確かに、6回にはダメおしのグランドスラムを放つなど、その打棒に期待するところは大きい。
 だが、これからの戦いには、1点欲しいところで、確実に得点を挙げるバッティングが期待される。
 5回に、代わった原から放ったセンター前へのタイムリー。
 2回に近本が見せた、ライト前へ合わせたタイムリーなど、どうしたら1点が取れるかを考えた打撃を必要とされる。
 縮こまることはないが、状況を読んで、時には最低限の仕事でヨシとする姿勢も必要になる。
 この日の佐藤輝は、この初回のバッティングだけが残念な内容だったが、ここがクローズアップされることもあるってことを肝に銘じて欲しい。

 逆に森下は、ツキも相俟って、4安打の活躍。
 初回のタイムリーは見事だし、6回のヒットも見事なもの。
 2ベース2本は、ラッキーな面もあったが、それもキッチリ振っているから、結果に結びつく。
 ここへ来て、森下のバッティングが安定してきたのが大きい。
 佐藤輝、大山と合わせ、クリーンナップの状態が上がってきている。

 対照的に前川の調子が落ちている。
 腰を痛めたり、死球の影響があったりなんだろうが、疲れもあるんだろう。
 スイングスピードが落ち、鈍くなっている。
 次の試合は、左の盒斤二だから、井上が先発になるんだろうが、現状の調子では、左右関係なく井上の方がいいかもしれない。
 井上も、前川に取られているポジションを、再び争うのに、チャンスでもある。
 まずは、結果を出し続けるしかない。

 試合は、打球を受けても、踏ん張って5回を投げきり、1失点で凌いだビーズリーを繋いだ、岡留、富田、島本、漆原で4イニングを零封し、逃げ切った。
 桐敷、石井大智、ゲラ、岩崎を温存して勝てたのも大きい。
 次は、才木が、ビッシっと行ってもらいたいが、どうもヤクルトの相性があまり良くない。
 できれば、援護を十分にしてやって、余裕を持って投げられる状況を作ってやりたい。
 打撃陣が才木に借りを返すには、最多勝が取れるように、援護をしてやることしかないんだから。
 
 ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 23:30 | comments(0) | - |
2-1 対中日 薄氷踏んで、首の皮1枚
 危ない勝利だった。
 これも、甲子園球場での中日戦の相性の良さか。
 大竹は、再三のピンチを凌いで、5回を98球かけて、8安打でも1失点で切り抜け、9勝目を挙げた。

 対する大野は、5回を81球、6安打で、2失点。
 内容では、大竹を上回るものの、3回に許した2点が響いて負け投手となった。
 その大野が降板すると、今度はタイガースがチャンスは作れど得点にならない攻撃が続く事になる。

 それでも、1点差を、桐敷、石井大智、岩崎、ゲラで4イニングを凌ぎ切り、逃げ切りに成功した。
 まぁ、下位低迷で、甲子園で勝てない中日相手だから、逃げ切れた様なもんだ。
 上位争いをしているチーム相手なら、確実にひっくり返されていたんじゃないかな。
 
 それでも、高橋宏斗、小笠原、大野と難敵を揃えた中日を3タテできたのは大きい。
 本当なら、誰か一人は。次の広島戦に回せよ、って言いたいところだ。
 その広島は、横浜に3タテを喰らって、讀賣に抜かれた。
 ただ、負け数は、相変わらず51と一番少ない。

 負け数の差、讀賣と4つ、広島と5つ。
 これが、実質のゲーム差として捉えなくてはいけない。
 試合消化が一番進んでいるタイガースだけに、負け数を並べることができないと苦しい。
 まぁ、。依然として、薄い首の皮1枚で繋がっている状態。

 こういう状態で、ヤクルト戦。
 神宮では、よくやられているし、行けるかと思うと、裏切るのがタイガーススタイルだけに、慎重に戦いたい。
 讀賣が横浜、広島が苦手の中日戦だけに、取りこぼしはできない。
 まずは、ビーズリーで勝つしかない!
 
 ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 23:17 | comments(0) | - |
9-4 対中日 勝てないピッチャー
 この日のマッチアップ。
 前日と反対に、防御率は、いいけど勝てないピッチャー、2人の対戦。
 小笠原、村上、共に、5勝9敗で、ここひと月は勝ち星がない。
 防御率は、お互いに2点台、勝ち星と負け数が逆であってもいいと言われている。

 その、村上は、初回に、恒例の佐藤輝のエラーを絡めて2失点。
 村上は、エラー絡みの失点が多く、自責が少ない。
 その分防御率がいいわけだが、実際失点しているのは、防御率より、遥かに多い。
 こういう場面でも、踏ん張れないから、自責にならない失点になる。

 ここも、1塁が空いている状態で、宇佐見を迎えたんだから、正直に勝負しないで、四球も頭に入れて、投球すべき場面だった。
 坂本のリードもそうだが、去年のまんまのイメージでピッチングさせても、相手は研究して来ているし、村上の球威も去年ほどじゃない。
 まして宇佐見には、よく打たれているんだから。

 小笠原相手に、いきなりの2失点で、厳しい戦いを強いれれるかと思っていたが、対する小笠原も、やはり、勝てないピッチャーだった。
 2点のリードで、少しは余裕があるピッチングをするのかと思ったら、いきなり、近本からの6連打。
 森下の同点2点タイムリー、佐藤輝の逆転の2点タイムリー、そして井上の2ランで、一気に6点を取って、試合をひっくり返した。
 
 小笠原も勝てないピッチャーだ。
 2点のリードを守ろうと、ピッチングが窮屈になっていた。
 近本に打たれ、中野に上手く繋がれた。
 中野に送りバントをさせた方が、小笠原的には助かったんだろうけど、事は上手く運ばなかった。
 その動揺を、森下以下に突かれ、一気に6失点。
 これでは、勝てる試合も勝てない。

 逆に村上は、このリードをもらって、立ち直った。
 2回以降細川の2ベース、1本に抑えていたが、6回にその細川に一発を打たれ、様子がおかしくなって来た。
 この後のピンチは、島本を投入して、何とか凌いだが、村上は、この展開で、7回までは行かなくてはいけないはずが、6回途中で降板となるところに、今年の勝てない要因がある。

 試合は、7回を石井大智に任せて、8、9回を及川で締めて勝利した。
 お互い、勝てないピッチャーのマッチアップの試合。
 それぞれに、勝てない理由がある事を、再確認させて貰った。
 村上は、去年1年限りの一発屋か、今年1年が不調のの年なのか、来シーズン、勝負になる。

 ただ、今は、勝つしかない。
 相手がどうあれ、内容がどうあれ、勝つしかない。
 そういう状態に追い込まれていることに変わりはない。
 それは、次の先発の大竹にも言える。
 
 勝つしかないんだ!大竹
 
 ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 23:15 | comments(0) | - |
4-1対中日 ハルトとヒロト
 この日のマッチアップは、同姓の高橋遥人と高橋宏斗。
 どちらも左右を代表するピッチャーだ。

 高橋宏斗は、今シーズン、セリーグを代表するピッチャーにまで上り詰めた。
 ここまで11勝を挙げ、防御率は、脅威の0点台だ。
 まさに難攻不落の右腕と言っていい。

 対する高橋遥人は、今季トミージョン手術から復帰、復帰後2勝を挙げ、これまた、防御率は、0点台。
 その素質の通り、無双し始めた。

 試合は、タイガースが2回に佐藤輝のヒットと前川の四球で掴んだ無死1、2塁から、梅野のバスターが決まって、満塁。
 ここで、満塁男の木浪が2点タイムリーを放って、2点を先行した。

 その後は、立ち直った高橋宏斗に抑えられたが、高橋遥人が、6回まで1安打に抑える好投を見せる。
 7回にヒット2本を打たれ、ピンチを迎えたが、村松を三振に切って取ると、その裏に、木浪の2ベースから、近本がタイムリーで3点目を取り、遥人を援護した。

 結局、高橋宏斗は、7回101球で、被安打8、失点3で、防御率も1点台へ悪化した
 対して、高橋遥人は、7回91球、被安打3で零封し、防御率も0.50となった。
 この投げ合いは、遥人の勝ちとなった。

 試合は、先発ピッチャーが降りた後、互いに1点づつ取り合ったが、4ー1でタイガースが勝利をおさめた。
 難敵の高橋宏斗が投げる中日戦に勝利したのは、大きい。
 ただ、こういう試合に勝つ反面、下位に簡単に取りこぼすのが今年のタイガースだ。

 本当は、アレに向けての最後の切り札として、遥人がいて、これで最後のラストスパートになるはずだったんだが、今はAクラスを守るため、何とか踏み止まる為になってしまったのが残念だ。
どうか、遥人を上手く使ってやって、CSの切り札になってくれることを願ってやまない。

 頑張れ!遥人

 ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 23:00 | comments(0) | - |
1-3x 対讀賣 西勇輝への借りは、踏み倒すか
 前日は、才木に借りを少しは返したんだが、西勇輝までは、回らなかった。
 才木同様、何度も見殺しにされて来た西勇輝に対して、この日も援護は乏しく、挙句守りで足を引っ張り、敗戦投手にしてしまった。

 しかし、佐藤輝の守備は、何とかせないかんのだけど、一朝一夕に、上手くなるわけでもないから、困ったもんだ。
 雨が降り始め、強くなり始めていた7回、先頭の大城の打球は、伸ばした佐藤輝のグラブに当り、レフト前へと抜けた。
 飛びついてでも取ってもらいたい打球ではあったが、佐藤輝の闘志が足らない様に見えた。

 続く吉川は、3塁戦へのセーフティ気味のバント。
 これを。佐藤輝が1塁へ悪送球して、無死1、3塁のピンチを招く。
 ここで、スクイズを失敗して追い込まれた門脇にタイムリーを許し、次の小林に3塁へ、セーフティスクイズを決められた。
 ここも、スクイズの警戒、ダッシュ、本塁送球に甘さがあり、1点を追加され、2点差となった。

 菅野の出来、雨の強さから、この7回で打ち切られる可能性も高くなっていたことから、決定的な2点目だったと言える。
 それでも、もう負けられないタイガースは、これ以上の失点を防ぐために、この回を、桐敷、石井大智を投入して、2点で切り抜けた。

 それでも、7回の裏の攻撃が、島田がヒットで出たものの、近本がダブルプレーで
無得点に終わると、審判が中断を判断し、その後コールドゲームが宣せられ、タイガースの敗戦が決定した。

 まぁ、ここへ来て、佐藤輝の守備問題が大きくなっている。
 実際、昨日は佐藤輝の打撃で勝ったが、この日は佐藤輝の守備で負けた。
 今シーズンのここまでの収支はどうなんだろう。
 佐藤輝の守備で流れが変わって、そのカード全体の流れも失ったこともある。
 なんか、収支はマイナスになってる印象が強いんだけど。

 ただ、タイガース打線から佐藤輝は、外せない。
 そうなれな、外野へ戻すしかなくなるんだが、外野は前川の台頭があって、固まりつつある。
 森下をレフトにして、ライトを前川と争わすか。
 そうなれば、前川か佐藤輝の内、一人しか使えない。
 悩ましい限りだが、そうすると、やはりサードで頑張ってもらうしかないのか。

 いずれにしても、佐藤輝の守備問題は、このオフの重要課題になるんだろう。
 ただ、残り試合は、サードで行くしか無く、いきなり守備が上手くなる訳もないなら、せめて、収支がプラスになるくらい打ってもらうしかないんがよね。
 
 もう、これ以上ピッチャーを見殺しにしない様に。
 打ちまくるしかない! 佐藤輝!

 ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 12:26 | comments(0) | - |
4-2 対讀賣 少しは才木に借りを返したか
 才木が立ち上がり打ち込まれる。
 2番の浅野に追い込んだ後の外角高めのストレートを上手く弾き返されたのが始まり。
 ここは、ストレートの力勝負で行くなら、内角だし、外の高目は、一番手を出しやすいところであるが、空振りを取れなければ、この時のように、逆方向を狙われることになる。
 ここで、キャッチャーの梅野は気づくべきだたった。
 讀賣が、才木の低めのフォークを捨てて、高めに浮いたストレートを積極的に打ってくることを。

 それを見過ごしていたのか、モンテスがハイボールヒッターであることのデータが頭に入っていなかったのか。
 前回の対戦で、浅野、モンテスにやられたことを、データとして活かしていなかった。
 追い込んだ後、梅野は高めの釣り球を要求。
 これが、高めに目付けをして、高めを打つことを得意としているモンテスの注文通りになり、タイムリーを許した。
 ここで高めを要求するなら、内角へ放らすべきだし、ハイボールヒッターのモンテスに中途半端な高目は危険だと気付いとくべきだった。

 ここ連打で、あっと言う間に、先取点を奪われた才木は、動揺したのか、これを引きづってしまった。
 岡本、大城、吉川にまで連打を許し、更に1点を追加された。
 ここまで、浅野の2ベースから5連打。
 次の泉口、門脇を抑え、2点で済んだことが奇跡に近い内容だった。

 更に才木は、2回にも、ピッチャーの戸郷と丸に連打を許し、初回の連打の始まりの浅野を迎える。
 ここで、讀賣ベンチは、浅野に送らせることはせず、強行策を選択した。
 思えば、この選択が、再起を立ち直らせ、流れを変えることになる。
 まぁ、好調の浅野だけに打たしたい気持ちはわかるが、優勝争いの中、戸郷が投げている試合、ここで確実に1点を追加する方が、タイガースベンチへ与えるダメージがでかい。
 それで、才木が早期に降板することになれば、後続のピッチャーから更なる追加点も狙える。

 だが、讀賣ベンチは、好調の浅野の打撃に賭けた。
 そして、失敗した。
 浅野は、ライトフライ、モンテスが三振、岡本ショートゴロでこのピンチを凌いだ才木は、ここから立ち直ることになる。
 この時のモンテスには、無駄な高目は使わず、低め勝負で三振だった。
 これ以降、才木は、5回にモンテスに高めの外のスライダーを打たれた1安打のみで、6回を92球で、2失点で投げ切ることになった。
 
 その才木が投げ切った6回の裏に、逆転してもらい勝ち投手の権利まで入ることになる。
 この時のチャンスで才木に打順が回ったため、代打を出されたが、才木は7回までいける球数でもあった。
 その6回は、2死から、森下がヒットで出るところから、始まった。
 大山が死球で佐藤輝が逆転の3ラン。
 その後も前川、梅野が連打で、木浪のタイムリーで、この回4点を取り、戸郷をKO した。
 
 ひとつ気がかりが中野の状態だ。
 この日も2番として、全く機能していない。
 というか、スタメンで起用する打撃の状態ではない。
 いっそ、植田とかをスタメン起用した方が機能するんじゃないか。
 あとは、下から遠藤を上げて、試してみるとか。
 中野は、少し休ませるか、下で再調整させた方がいい。
 8回のチャンスでは、絶対代打が必要だったと思う。

 ここまで、何度も才木を無援護で、見殺しにしてきた打線がやっと、その借りを返す仕事をした。
 まだまだ、借りは」返済し切れてはいない。
 残り試合で、返済し、才木に最多勝をとらすくらい援護してやらんといかん。
 才木に最多勝を取らせて、初めて借りを返したことになるんだから。

 ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 22:39 | comments(0) | - |
2-3 対横浜DeNA 勝負の9月を前に
 これで完全に優勝争いから脱落だな。
 まぁ、中日に一つも勝てず、ヤクルトに3タテできず、横浜に連敗って、いくら広島にかちこしても、これだけ、取りこぼせば、優勝なんて、無理でしょ。
 
 勝負は、9月に入ってからと、辛抱して見ていたが、その9月には、広島、讀賣に、完全に引き離され、逆に横浜とのAクラス争いになってしまう。
 まぁ、ここまで来れば、CS出場からの、日シリ出場に賭けるしかないんだろうけど、それもどうだかなぁ。

 村上は、今年勝てないピッチングを象徴する様に、追いついた後、すぐにオースティンに勝ち越しの一発を喰らう。
 この試合は、攻める投球を見せていただけに、この一発は堪えた。
 オースティンだけは、身長に攻めんといけなかった。
 佐野を三振に取ったことで、調子に乗ったからか、安易に起きすぎた。
 
 村上は、これで9敗だから、借金が4もある。
 本来逆で、貯金を4つくらいしてないといけない。
 プラマイで8つあるんだから、そうなっていれば、優勝争いの真っ只中にいるはずなんだがね。
 あくまでも、タラレバの話だが。

 収穫は、井上広大のプロ入り1号が出たことかな。
 前川がデッドボールから、ここ2試合、ベンチを外れている。
 いわば、ラストチャンスで結果を出した。
 これで、何か吹っ切れて、爆発してくれればいいんだが。
 前川とのポジション争いも、もう一度参戦できる様に、この後が勝負だ。

 これから、9月の戦いは、CSへの出場権を賭けて、上手くピッチャーを休ませながら、CSでピークに持っていけるよう、調整させることになる。
 石井大智も桐敷も、なるべくつかわず、3位確保を成し遂げたい。
 それには、打線がもう少し、なんとかせなあかんわ。
 井上広大が、起爆剤になる様、祈っている。
 
 ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 23:19 | comments(0) | - |
4-10 対横浜DeNA 負けに不思議の負けなし
 そりゃ、こんだけやっちゃいけないことやっていれば、負けるでしょうよ。
 これで勝ったら、それこそ不思議の勝ちやねん。
 
 まずは、1回の裏、2死1、2塁で、牧のショートへの当たりを、木浪が抑えて、サードへ送球した場面。
 普通にサードが、ベースに戻っていれば、無失点でチェンジという場面。
 佐藤輝のベースへの戻りが遅れて、満塁にされ、宮崎に逆転のタイムリーを許した。

 次は、3回、1死1、2塁で牧をピッチャーゴロに取った場面。
 中野がセカンドに入るのが一呼吸遅れ、伊藤将司の送球に一呼吸入ったため、併殺崩れとなり、打者走者を生かした。
 こんなピッチャーゴロで、併殺にとれないなんて、初めて見たわ。
 ここも、これで無失点チェンジが、その後の宮崎にタイムリーを許す。
 挙句、その後の山本の時に、ワイルドピッチで、更に1点を追加された。

 伊藤将司も可哀想なピッチングでもあった。
 ビーズリーの発熱に伴う登板回避から、急遽先発の役割が回ってきた登板だった。
 初回を無失点で切り抜けていれば、同点に追いついた後の3回も、無失点で切り抜けていれば、もっと長く投げられただろうし、違った結果が出てたんじゃないだろうか。

 思えば、今シーズンの伊藤将司は、売りの低めへのコントロールがままならず、高めに浮いて痛打を喰らうというピッチングを繰り返してきた。
 この日の立ち上がりも、そういう傾向が見受けられたが、投げるうちに外の低めへのコントロールも定まってきたようにも見受けられた。
 だからこそ、バックがしっかり守ってやらなくてはいけなかった。
 それが出来ないんだから、負けて然るべしだな。

 対して、攻撃の方で言えば、4回、大山四球、島田のヒット無死1、2塁の場面。
 木浪のバントが、オースティンに3塁封殺された場面。
 1塁がバントと決めつけ、ダッシュしてきているんだから、3塁方向に転がさなくてはいけない。
 先日のバント失敗から、木浪がバントをすることだけに頭がいって、相手の守備隊系まで見えていない。
 
 その後、梅野が打って、1死満塁まで攻めて、伊藤将司に代打の渡邉諒を送った場面。
 ここで渡邊諒がしなくてはいけないこと。
 最低1点は入れること。
 ここでしてはいけないこと。
 併殺打と三振。
 であれば、どういうバッティングをしなくてはいけないかを考えて打席に入っていたのか。
 ここで三振して、大貫を助けて、結局このチャンスが無得点に終わる。

 このピンチを切り抜けた大貫が、立ち直ってしまった。
 この日は、あまり調子が良くないように見えて、フラフラ状態だった。
 ここで潰そうと思えば潰せた場面。
 これを逃したから、大貫は、6回を投げきり、勝ち投手にまでなることができた。

 そうして、1点差まで追いついた、その直後。
 満を持しての石井大智が、3点を失い、試合を落とすことが決定的となった。
 まぁ、石井大智はセットの問題を抱えているから、先頭のオースティンに2ベースを打たれたことが逆に幸いするんじゃないかと思ったんだが。
 1塁で、代走使われ、クイックを強いられるより、2塁でクイックを使わないで勝負できるかと思っていたんだけどなぁ。
 牧を打ち取り、宮崎を歩かせ、山本を取ったまでは、その通りだったんだが、打率1割台の林に打たれるとは思っていなかった。
 本当は、宮崎を歩かせず、勝負する手はあったかもしれんが、1点もやれない場面の選択としては、仕方がないか。

 しかし、この林にタイガースは、よくやられる。
 対戦別打率でも、タイガース戦が一番打っているし、なんでこういうバッターにやられるんだろう。
 山本も阪神戦でよく打つ。
 それは、ブレーク前の昨年もそうだった。
 なんか、他球団の若手に自信つけさすことばかりしているんだよなぁ。

 こんだけ、やっちゃいけないことやっているんだから、この結果は当たり前。
 もう、上だけ見てる間に、後ろから横浜に迫られている。
 また、下位チームに食われるのか。
 下手すると、クライマックスも危なくなる。
 やるべきことを、やらんと、やっちゃいけないことは、やらないようにせんと。
 いつまで経っても、このままだぞ!
 
 ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 23:03 | comments(0) | - |
7-5 対広島 薄い首の皮一枚
 ほんの首の皮一枚、それも極薄の皮が繋がった。
 ここまで、来れば、勝ち方や内容は、問わない。
 ただ、勝てばいい。
 9月の広島戦までに、広島が5つ負ける時に、勝ち、その他は同じ様に勝つ事しかない。
 その時に、負け数の差が2ならチャンスが出て来る。

 しかし、石井大智の時、あのファーストゴロは、なんとかしてやらんと。
 何度も言っているが、石井大智は、クイックを必要とする場面では、力が半減される。
 先頭のお足のある矢野を出してしまった時点で、石井大智は、並み以下のピッチャーとなっていた。
 その後の、石原、堂林に打たれて、1点を失い、桐敷へ繋ぐことになった。
 まぁ、桐敷が2点で凌いで、何とか逃げ切ることができた。

 石井大智は、lクイックと言う課題が残る。
 これは、来季へ向けて、どう対応して行くかが課題だ。
 クイックで、球威もコントロールも落とさず、ピッチングができる様にするのか、クイックを捨てて、盗塁覚悟で、バッターを牛耳って行くのか。
 今は、シーズン中だから、後者しか選択肢はないが、来季に向けての選択の準備にすればいい。
 
 こう言う場面、バックは、しっかり守ってやることと、石井大智は、こう言うシュチュエーションのときに、ランナー無視して、バッターオンリーで打ち取れるか、試してみればいい。
 点差もあるんだから、試すにはうってつけの場面だったんだが。

 まぁ、何はともあれ、勝てたんだから、その結果だけでいい。
 後は、繋がった、この薄い首の皮を、いかに厚くしていくかだ。
 それには、次の横浜戦は、落とせない。
 
 ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 22:52 | comments(0) | - |
1-2 対広島 やるべきことをやらんと勝てない
 7回の木浪のバント失敗が全て。
 送るべきところで送る、転がすところで転がす、やるべきことが出来ない。
 そういうチームは、安定して勝てない。
 だから、こういう大事な試合でを落とす。

 今シーズンの木浪は、去年と打って変わって打てない状態になっている。
 左肩が落ちて、スイングがアッパー気味に入るため、ミート確率が下がっている。
 そんな、木浪だが、満塁ではよく打つ。
 逆に満塁しか打てない。
 そんな状態だから、こういう場面でバントのサインが出た際には、しっかり決めないといけない。

 確かに、7、8番を打つショートとキャッチャーだ。
 多くの打力は、端から期待していない。
 ただし、こういう場面で、サイン通りの仕事をしっかり遂行してこそ、打てないでもいいと言ってもらえる。
 昨日の無死3塁での梅野の打撃や、この木浪のバント失敗などを見てると、打てなくてもこの2人を使う意味がなくなる。

 ショートとキャッチャーは、打てなくても、しっかり守れればいい。
 そう言っても、打てない中身に問題があれば、その地位は守れない。
 最低限の打撃ができないなら、いくら守れても、ポジションを与えることはできなくなる。
 その辺の自覚を持って、練習していないと、こういう結果になる。

 去年、上手く行きすぎた思い上がりが、タイガースに充満していたんじゃないか。
 中野の大振り、森下のアッパースイング、佐藤輝の雑な守備、木浪の不調、梅野の状況を読めない打撃。
 みんな、思い上がりから、あらぬ方向を目指してしまった結果が、今までに結果として現れた。
 森下、佐藤輝は、かなり修正ができてきたが、中野、梅野、木浪は、まだまだそのままだ。

 その木浪が小幡の復帰が近づいてきたからか、少しバッティングが浮上してきた感があったのだが、この場面は、しっかりバントを決めなくてはいけない。
 小幡もバントがイマイチであったから、こういうところでも優位に立たんと、ポジションが危うくなるんだということがわかっていたのか?
 これでは、小幡が戻れば、すぐに交代させられてしまうだろう。

 梅野の打撃が一向に良くならないのは、状況を読んだ打撃をしようとしないのは、自分を脅かす存在がいないからなのか。
 基本坂本との併用で、自分の担当すべきピッチャーが決まっているから、安住しているのか。
 一度、外して、長坂なりを使って危機感を持たすか、下から藤田、中川なんか上げて、ポジションが絶対出ないことをしらせんといかんわ。
 やるべきことが出来んと、代えられる、そういう危機感が、やるべきことをやらす手段になるんじゃないかな。

 結局、バント失敗がこの試合を追いつけなかった原因になった。
 これで、広島との差が元に戻って、試合消化だけが進むという最悪の結果になった。
 優勝ラインを、貯金20とする。
 タイガースは、残り27試合を21勝5敗1分以上で行かんといけない。
 広島は、これを上回るには、20勝14敗でいけばいい。
 讀賣は、19勝10敗で、タイガースに並ぶ、広島を上回るには、20勝9敗となり、圧倒的に広島が有利になる。
 いずれにしても、もう首のかわ一枚だ。
 次の試合で勝てば、首の皮一枚がつながり、負ければ首の皮一枚が、切れる。
 そういう戦いだけに、やるべきことを、しっかりやらんと首の皮がつながらんぞ。

 ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 23:38 | comments(0) | - |
3-1対広島 気楽に行こうぜ!
この3連戦、3つ勝つことが、ミッションとなった。
9月勝負に持ち込むために、広島を止めて、負け数を増やしてやること、それができなけれな、そこで終わりだ。
ただ、難しく考えることはない。
もう、負けられない状況は、変わらない。
ひたすら勝って行くしかない状況は、続くのだから。

試合は、初回に、森下、佐藤輝の連続3ベースで、1点を先取。
その後も、4回、5回に追加点を挙げて、3点をリード。
復帰2戦目の先発高橋遥は、6回まで、ほぼ完璧なピッチング。
77球2安打で、零封。
7回に、味方のエラーも絡んで、無死満塁のピンチを作って、石井大智にマウンドを譲った。

そのピンチも石井大智が、菊地の犠牲フライの1点におさえる、完璧な火消し。
この後、ゲラ、岩崎と繋いで、逃げ切りに成功した。
最後の岩崎は、若干不安を残したが、勝ちパターンの継投で逃げ切れたのは大きい。
桐敷も温存したし。

石井大智は、この日の様に、クイックを必要としないシュチュエーションの方がいい。
なまじ、ランナーが盗塁可能な状況だと、クイックが苦手な為、球威もコントロールも落ちてしまう。
逆に、ランナーが詰まって、クイックを必要としなくなった方が、球威、コントロール共に上がる。

攻撃面では、4回の小野寺が3ベースで出た後の梅野の打撃に問題ありだな。
相変わらず、状況読めないで、ぶん回して、三振だ。
次の木浪が上手くセカンドゴロを打って、1点追加した打撃を見て、何を考えたかだ。
これで、状況読めないで、無様な三振も5度目になる。
誰も注意しないのか、梅野が聞く耳もいないなら、今後は、有無を言わせず、代打でいいだろう。

まぁ、これで寿命が1試合伸びた。
毎試合、こうして寿命を伸ばして行くしかない。
次は、門別に頑張ってもらって、寿命を伸ばすか。
バックは、余計なこと考えず、門別にプロ初勝利をプレゼントする気で、援護してやればいい。
泣いてもわらっても、残り30試合もない。
気楽に行こうぜ!

ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 23:25 | comments(0) | - |
2-5 対東京ヤクルト 死に馬に蹴られて
広島との対戦を控えた、最後の試合。
このカードの3連勝は、絶対必要な試合だった。
前の中日にも、2敗1分けと、見事に広島へゲーム差を広げられているので、ここは3つ勝って、下位チームとの対戦を3勝2敗1分けと勝ち越しときたい。

タイガースは、2回島田のタイムリーで幸先よく1点を先取した。
ただ、島田が3塁をオーバーランしてアウトになったのが、惜しかった。
ここで、チャンスを継続して、ヤフーレから複数点を取ってれば、後の展開が変わったはず。

ここを、1点で凌いだことで、ヤフーレが立ち直ってしまった。
ここまで、球数模様していたんだが、これからは、球数も少なく、完投ペースに戻っていった。
対照的に、ずっとピッチングが冴えなかったのが青柳だ。
上位1番から始まる会は、必ずピンチを作る。
次の回は、下位打線だから、3者凡退と言うピッチング。

1、3、5回と1番の長岡から始まる打順で、3回と5回に失点している。
どうも、村上も同じなんだが、コントロール気にしすぎじゃないんだろうか。
際どいところを狙いすぎて、微妙に外れる。
カウントは、悪くなるし、球数は、嵩む。
挙句、ストライクを取りに行く、甘くなった球を痛打される。

本来、村上は、体感以上にノビと回転数によるキレがあるストレートが、打ちに行っても、上手く当たらない。
青柳は、打てると思って、バットを出しても、そこから微妙に変化し、沈んだり、曲がったりして、はたまた思った以上に球威があり、差し込まれるなど、バットの芯に当てられないい、そう言うピッチングが持ち味だったはず。
それがコントロールを重視するあまり、持ち味を消している様に見えるんよなぁ。
村上も青柳も、もっと大胆に攻めて、突っ込んで行っていいと思うんだが。

試合は、青柳の失った(島田の後逸を含む)、2点目が重くのしかかる中、8回に大山の起死回生の、同点となる一発で、勝ちへと持っていけるかと思ったんだが。
9回を任せた桐敷が誤算だった。
まぁ、少し間隔が空きすぎたせいか、登板過多の皺寄せか、微妙なところではあるが、これで桐敷が絶対でなくなったのが、残念でもある。

本当は、大山の同点打から、9回サヨナラで3連勝を飾って、その勢いで広島戦を迎えたいところだった。
まぁ、それも叶わなくなった今、次の日広島戦は、後無き戦いになる。
ここで3つ勝たないと、勝負の9月を迎える前に、ジ・エンドだ。
死の後の言わず、勝つしかない。

ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 22:53 | comments(0) | - |
10-4 対東京ヤクルト 残り30試合の戦い方
この試合に勝って、残り試合が丁度30試合になった。
広島に7試合、讀賣に2試合、先んじて試合を消化している。
対して、負け数が、広島へ7つ、讀賣に4つ、多い状態になった。
これだけ見れば、完全にアウトに近い。
負け数の差が、そのまま、実質のゲーム差だと考えていい。

そんな状態から、残り試合をいかに戦うか、問われるることになる。
このカードの後が広島戦、直接対戦となる為、その前に絶対落とせない試合。
その試合で、打線が爆発した。
近本、中野、森下、佐藤輝、大山と上位5人が、マルチ安打。
佐藤輝と大山には、一発も出た。
下位木浪にも、当りが出て来た。
これで、前川に当たりが出れば、言うことはない。

ただ、15安打と打ちまくった後の試合で、ピッタと当たりが止まることも、よくある、野球アルアルだ。
次の試合に打線の本当の調子が問われることになる。
この打線の爆発が本物であるか、一過性のものか、今後の戦い方に大きな影響を与えるであろう。

近本の打率が、280に近づき、大山が250に近づいた。
後は、中野と木浪が、もっと打率を上げないといけない。
そのお、ゆり戻しが、これから起こるといいんだが。
この2人が上がって来ることで、打線に繋がりが出るのだから。

広島戦を前に負けられないない試合を後ひとつ、青柳に託すことになる。
ここで青柳が、エースと呼ばれた男の意地を見せるか。
打線の本物である事を示せるか。
それが出来て初めて、次の広島戦に臨めるし、今後30試合の戦い方の、目処が立つんだから。
さぁ、これから、負けられない戦いが続く。

ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 23:19 | comments(0) | - |
8−3 対東京ヤクルト 今更か、これからか
 才木が投げて、近本が出て、クリーンナップが返して、木浪が勝負強い打撃をする。
 久々のタイガースらしい勝ち方。
 ってえ、言うか、これが出来ずに苦しんだ今シーズン。

 才木がやっと、自身初の二桁勝利の10勝目。
 これも、今頃か、と言う感じがしないでもない。
 本当なら、ハーラーのトップを走り、12、3勝していておかしくはない。
 それを、菅野、床田、森下、出遅れてた高橋宏の後陣を拝しての到達になってしまったんだから、野手陣の罪は重い。

 まぁ、ここから、巻き返して、才木に最多勝を取らせるくらい、打撃陣が頑張れば、また、チャンスが出て来るかもしれない。
 それくらい、野手陣は頑張って、巻き返さないといけないだろう。

 その野手陣では、中野と木浪が問題。
 この日、3安打の猛打賞の木浪は、少しは兆しがあるか。
 相変わらず、兆しもないのが中野。
 今や、近本を送るだけが仕事になっている。
 近本の打率がようやくらしくなって来たので、2番の役割は、大きくなる。
 無死、1死なら、送ればいいが、2死の場合、その打撃が問われる。
 今の中野に、そこでの信頼感は、ない。

 中野が変わるか、他の選手に代えるか、考えどころになって来ている。
 下から、遠藤か高寺を上げるか、植田、熊谷を試すか。
 ここまで来て、試すとか言ってられんのだけど、それほど中野がひどいって事だ。

 残り、31試合で、広島より8つも負けが多い。
 広島は、タイガースより、7試合大きな試合を残している。
 これが、全敗でも、まだタイガースより上にいることになる。
 相当の覚悟を持って、追い上げんと届かんところまで来ている。

 まずは、直接対戦の次のカードの前に、負け数の差を、出来るだけ詰めておきたい。
 それには、このカード、絶対に負けられないって事なんだ。
 今更でなく、これからにするために。

 ならんといけない。ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 23:15 | comments(0) | - |
4−8 対中日 もう、諦めちゃったんですかねぇ
 やる気があるのが、近本と大山だけか?
 最下位争いの中日に、2敗1分けって、どういうことなんだ。
 これで、連覇なんて口にしてたら、恥ずかしいわ。

 大竹の中日相手に3回で5安打3失点って、悪すぎるわなぁ。
 立ち上がりこそ、簡単に三者凡退に切って取って、いけるかと思ったんだが、2回はキノタクの併殺打に助けられたが、3回は、つるべ打ちだもんなぁ。
 去年12勝挙げて、10の貯金を作ったピッチャーが、7勝7敗の五分だから、登録抹消された村上といい、大きな誤算だも合ったなぁ。
 まぁ、去年1年の成績だけだから、全面的に信用したわけじゃないんだろうが、村上よりは、落ちる可能性が少ないと思っていたが、ここまで落ちるとは思わなかった。

 村上もそうだが、大竹もスローボールよく放るようになって、それが逆に悪くなっている原因でもあるんじゃないか。
 確かに、タイミングを外すのに効果的な球なのかもしれないが、逆に狙い撃たれることも出てきて、その効果が疑われ始めている。
 逆にスローボールと対極のストレートの走りがなければ、効果が得られない球でもある。
 そのストレートに対応できる余裕があるバッターは、スローボールを狙うてることになる。
 その辺は再考した方がいいんじゃないかな。

 伊藤将司は、1回で4失点だから、もう再調整で抹消した方がいいだろう。
 こういう試合で中盤を作ってもらうために使っているんだが、ぶち壊しちゃ、1軍においてる意味がない。
 やはり、下半身の肥大化が過ぎちゃったんじゃないか。
 どうも、重い下半身が、持ち味のピッチングを消しているように見えてしょうがない。
 もう一度、作り直して、来季勝負になるんと違うか。

 しかし、中野もひどいね。
 これで230も切りそうだし、これじゃ下から遠藤でも上げて、試してやった方がいい。
 なんで、あんな大振りばっかりしているんだろう。
 あれじゃ、バットに当たる確率が低くなるから、三振も増えるし、事も起こせない。
 もう少し、冷静に自分の役割とバッティングスタイルを考え直さないといけない。
 本当なら、一度抹消して、頭冷やさせないといけないのかも知れない。

 中野、梅野、木浪、この3人が、打線の繋がりを切っているのは明白だ。
 ここにメスを入れないと、打線が繋がるようにはならん。
 中野は、遠藤へ、梅野は、栄枝・長坂へ、木浪は小幡の復帰待ち、それくらいの荒療治をせんといかんレベルだな。
 あぁ、この試合で、連覇を口にすることは止めた。
 恥ずかしいわ。

 あとは、どこまで、広島・讀賣に食い下がって、苦しめられるかだ。
 まるで、中日やヤクルトのような感じになってきた。
 CSまでは、楽しませてもらいたいもんだが、今の感じだと、それも怪しい。
 なんとか、ならんのか。
 なんとか、せなあかんやろ!

 ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 17:32 | comments(0) | - |
5−5 対中日 どん詰まり合戦を勝ちきれず
 どちらも、どん詰まりの当たりがヒットになるという不思議な試合。
 それに、村上もメヒアも四球を絡めるもんだから、どちらも塁上を大いに賑わすんだが、決定打が出なくて、5回を終わって3対3という均衡した試合になった。

 ただ、タイガースにすれば、メヒアを3回の途中で降ろすと言う、昨日に続く先発を序盤で降板させたんだが、その後の攻撃が、どうもうまく回らない。
 チャンスになると、どうしても自分が決めるという気持ちが出過ぎるのか、相手の術中にハマることになる。
 それでも、6回に3人目のフェリスを攻めて、2点を勝ち越し、これで勝ちパターンの継投に持っていけると言うところまでは来た。

 しかし、先発の村上は、今シーズン、ずっと、こう言う感じだ。
 なんか、交わすというか、逃げるというか、攻めるピッチングの姿勢が見えない。
 それ故、カウントが悪くなり、四球を出すか、ストライクをとりに行って打たれる。
 そういうピッチングの繰り返しだ。
 丁度、青柳が悪くなったのと同じ状況。
 一度、下に落として、再調整した方がいいかもしれん。
 そうでないと、去年がたまたまの、1年限りの一発屋になりかねん。

 石井大智、桐敷、ゲラと繋いで、最後は岩崎で締めてと思ったっが、岩崎もどん詰まりヒットの洗礼を浴びる。
 ただ、ブライトを歩かしたのがいけない。
 ここ数試合、四球が絡む失点が多傾向にある。
 ブライトには、警戒しすぎて歩かすより、勝負を優先すべきだった。
 結局、福永の内野安打で2点を失い、同点で延長へ持ち込まれた。

 残りのピッチャーを見れば、圧倒的にタイガースが不利な延長戦。
 だが、10回はマルティネスを攻めて、1死1、3塁のチャンスを掴む。
 だが、中野が大ぶりの果て三振に倒れて、勝ち越しのチャンスを失う。
 なんで、あんなぶん回すんだろう。
 コンパクトにミートして、相手の球の勢いを利用して、弾き返すバッティングがなぜできなくなってしまったのか。
 今シーズン、中野のバッティングが悪いことを象徴する場面であり、状況に応じた自分の役割を意識できない、今シーズンのタイガースの打線の象徴でもあった。

 完全に負けパターンに入ったのを、岡留、漆原がなんとか粘って、引き分けに持ち込んだ。
 ただ、昨日といい、この試合といい、2試合とも勝てる試合を勝ちきれなかった無念さだけが残る試合内容だった。
 なんで、去年あれほど、状況に応じて自分の役割をしっかり自覚して、対応していたのに、今シーズンは、全くそういうことが出来なくなったのか。
 「こんな、はずじゃ」と思う気持ちが焦りを呼んで、状況把握や自分の役割を確認することを忘れさせているのか。

 もう、一人一人が、基本に立ち返り、状況と自分に求められる役割を、再確認して打席に入る、そういうルーティンをするしかないんじゃないか。
 こんなことをしていて、「こんな、はずじゃ」と嘆いている間に、取り返しが効かないデッドラインが近づいている。
 こんな、タイガースを見たいわけじゃない。
 自分の役割を思い出すタイムリミットが近づいている。

 ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 19:33 | comments(0) | - |
1−2 対中日 気力は、残っているか
 どっちが、優勝争いをして、どっちが最下位争いをしているチームなんだ。
 仮にも、まだ可能性を残しているタイガースが、可能性は、ほぼ0となっている中日に劣る、試合内容だ。
 一体、巻き返して、アレンパをする気力があるんだろうか。

 初回小笠原の立ち上がり、近本のピッチャー返しが、小笠原の左手を直撃し、内野安打。
 中野が送って、大山が先制のタイムリー。
 ここまでは、良かったんだが。

 近本と打球を受けた小笠原が、1回で降板。
 2回から継投に入った中日の祖父江、岩崎、橋本、清水、マルチネスに、1安打に封じられる。
 初回の小笠原からの2安打と合わせても、3安打だ。

 普通なら、緊急降板の小笠原の後のピッチャーを攻めて、追加点を挙げ、楽に、5-1くらいで、この試合をからなくては、いけない試合だった。
 それを逆に、完璧に抑えられ、
 逆転されると、もう淡々とイニングを消化して、反撃する姿勢も見えなかった。
 
 ビーズリーも援護が期待できない事を察知したのか、自分で抑えなくてはいけないと、いつもより、力んでおり、コントロールのバラつきが見えた。
 それでも、7回を100球、4安打で、2失点だから、十分合格点なんだが。
 これで、負け投手だから、可哀想だった。

 タイガース打線が、オールスター後、キャッチャー、木浪を除いて、一斉に好調へ、上向きになっていたのが、ヤクルト戦から、陰りが見え始め、今は、一斉に下向き、不調へ戻ってしまった。
 勝負の9月の前に、これでは、その前に終わってしまう。

 せめて、一戦必勝で、勝つことに執念を燃やす姿勢は見せて欲しい。
 決して、そう言う気はないのだろうが、見ている方に、そう言う印象を与えると言うことは、なのかしらの原因があるはずだ。
 自分の調子が悪い事に落ち込む前に、悪い調子の中で、勝利のために何ができるかを考え、実行に移す事だ。

 必死に、目の前の試合をひとつずつ勝っていった結果、広島、讀賣との差がどうなっておるのかということだ。
 それが、目の前に試合に必死になって勝とうとしなくては、アレンパなんて口にする資格がないい。
 今一度、各自が、自分の役割、出来ることを、考え直して、再認識しなくちゃいけない。
 
 ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 22:37 | comments(0) | - |
0−4 対讀賣 及川の課題
 最初から分のない戦いであることは、覚悟していた。
 ただ、こう言う試合の戦前の予想を覆すには、先発ピッチャーの快投しかない。
 それを及川に託したわけだが、上手くはいかなかった。

 序盤は、相手の戸郷を上回るピッチングを披露した。
 これは、及川の覚醒を呼ぶ試合になるかとも思える内容。
 3回まで43球、2安打に封じていた。
 それが、暗転したのが、4回。
 坂本、岡本をあっさり打ち取った後の大城も、ノーボール、2ストライクと追い込んだ。

 だが、そこから4球連続ボールで、大城を歩かせてしまった。
 2死からとはいえ、あったってるモンテスに回る、嫌な四球となった。
 警戒してのことなのか、際どいところを狙って、できればボール球を振らそうと思ったのか、少し弱腰の投球が見えた。

 そう言う弱腰は、後に影響する。
 案の定、モンテスに2ベースを打たれると、2、3塁のピンチを招く。
 ここで、門脇も警戒し過ぎて、歩かせてしまう。
 満塁で、押し出しが許されない状況で、浅野にストライクを取りに行った、甘い変化をスタンドへ放り込まれた。
 グランドスラム、全てこの回で決してしまった。

 なんで、この回、2死から、突然暗転してしまったのか。
 それは、追い込んでおきながら、大城を歩かせてしまったことにある。
 この四球は、いけない。
 昨日から、得点シーンには、必ず四球が絡んでいる。
 しかも、あったっているモンテスへ回してしまった。

 そのモンテスへも、昨日から外ばかり攻めて、打たれている。
 力のある球をインコースへ放って、詰まらすと言う配給を試していない。
 この打席も外角の甘い変化球を捉えられた。
 多分、この2人への配給と門脇への四球で、この回限り、バッテリーごと代えられると言うことになったのだろう。

 やはり、ピッチャーはインコースへ放れなくてはいけない。
 及川は、以前から指摘されていた様に、左バッターのインコースをつくピッチングができないと言われている。
 それは、プレートの3塁側を踏んで投げているからだとも指摘されている。指摘されている。
 それは、相手チームにも知れ渡っているから、この日は、意図的にインコースを交えていた。
 だが3塁側のプレートを踏んで投げるせいか、左バッターへは、開き気味に投げることになり、案外見やすいので、思い切って投げ込めない。
 左バッターへ効果的な背中から曲がって入ってくるスライダーを武器に出来ない。
 ここに及川の課題がある。

 及川が一段上がって、ローテーションピッチャーとして、二桁勝利を挙げられるるようになるには、プレートの1塁側から放って、左バッターのインコースへスライダーを投げ込める様にならないといかん。
 それが、来季へ向けての及川の課題になる。

 さて、この9連戦も3勝6敗と大きく負け越してしまった。
梅野が状況読めずに、チャンスを逃して負けたヤクルトとの初戦、佐藤輝のエラーで、広島を勢いづかせてしまった広島との初戦。
 この2試合を失った影響が大きかった。
 ただ、死んだ子の歳を数えても始まらない。
 次の広島戦の前の中日、ヤクルトとの試合をひとつも落とせない覚悟で臨むしかない。
 勝負の9月にするためにも、ここで踏ん張れ!
 
 ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 23:26 | comments(0) | - |
8−5 対讀賣 ゾンビの様に、戦え
 ついに、佐藤輝がスタメンから外された。
 左のグリフィンが先発と言うこともあるんだろうが、エラーからバッティングも狂い始めているのを、リフレッシュさせる意味もあるのではないかと思う。
 その佐藤輝の代わりに4番に入った森下が、初回の第1打席で先制の2ランを放った。
 先発が、才木であることから、大きな先取点となると思えた。

 だが、才木の調子がイマイチだ。
 すぐ裏に、苦手の丸に先頭打者弾を喰らって1点差にされると、勝ち投手の権利がかかった5回に、4点のリードを、全て吐き出して、同点とされた。
 才木を見ていて、少しダルそうで、朦朧とした目をしていた。
 この試合は、ドームとはいえ、連日の暑さにやられて、体調がイマイチなのかもしれない。
 本当は、先発を1回くらい飛ばしてやれるといいんだが。

 その才木が吐き出した4点のリードを奪った場面だが、今回も梅野が状況を読めずに、あわやチャンスを失うかと言う状況にもあった。
 4回、1死満塁の場面。
 どうしても追加点として、1点が欲しい場面。
 ここで、梅野は、ただ漠然とバットをぶん回して、三振に倒れる。
 前科3犯だけに、さすが今回は、考えて打席に入ると思ったし、ベンチもそれなりの指示を与えているかと思ったが、相変わらずだった。
 
 これを救ったのは、満塁男の木浪だった。
 左肩が落ち、決して打てる状態ではないのに、満塁の場面になると打つ。
 不思議な一打で走者一掃の2ベースで3点を追加した。
 まぁ、キャッチャーで登録抹消するのは、坂本でなく、梅野だったんじゃないかと思わせるほど酷い、梅野の打撃を救う一打にもなった。

 しかし、才木が打たれて、同点に追いつかれた時には、ここ数試合の流れから、ダメだと思ったわ。
 広島との初戦で失った流れ、もっと言えば、ヤクルト戦からの流れが、タイガースの悪い方へと流れている。
 これで、才木で打たれて負ける様なら、今シーズンが終わると思ってもいいくらいだった。

 それを救ったのは、7回の攻撃だ。
 対左用に投入された、変則左腕高梨から、原口が四球を選ぶと、近本が2ベース。
 ここも、原口が塁に出た時点で代走植田を起用していれば、一気にホームへ戻って来たかもしれないと思わせた。
 ただ、続く中野が四球を選んで、満塁とチャンスを広げた。

 ここで、両軍の駆け引きが始まる。
 高梨vs渡邉諒、ケラーvs佐藤輝の選択だ。
 讀賣ベンチは、ランナーを置いて、まして満塁でのケラー投入を嫌ったか。
 タイガースにとっても、三振が多い佐藤輝に一抹の不安はあったから、、この讀賣ベンチの選択は、ありがたかった。

 勝負となった、この場面、渡邉諒は、梅野と違って、状況は読めていた。
 満塁で、四球の後の初球を狙い澄ました様に弾き返した打球は、左中間を割り、走者一掃の2ベースとなった。
 この3点で、6回を投げた石井大智が勝ち投手で、その後をゲラ、桐敷、岩崎で守り切った。

 まぁ、昨日死んだと思われたタイガースが、この試合の初回、4回に5得点で、息を吹き返した様だったが、才木が打たれて絶望へ落とされた、また渡邉諒の一打で蘇った。
 そう、最後まで諦めず、いくら倒されても、ゾンビのように蘇って、戦い続けなくてはいけない。
 本当に、蘇るのは、まだ先のようだが、ーそれにはまず、次の試合でも必死にゾンビの様戦って、戸郷に、及川で勝たなくては、いけない。
 佐藤輝もゾンビの様に蘇れ!
 
 ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 23:27 | comments(0) | - |
0−1 対讀賣 アレンパは、遠くなりにけり
 何度も言う様だが、やはりミスをしていちゃ勝てない。
 初回の佐藤輝の悪送球?大山の捕球ミス?まぁどちらにしても、ミスはミス。
 やらんでいい点を与えて、lそれが決勝点となってしまった。

 この日の西勇輝は、好調で、申し分のないピッチングをしていただけに、初回のミスが悔やまれる。
 対して、山崎伊織は、このところ勝ててないせいか、不本意なピッチングが続いているせいか、あまり良くなかった。
 ただ、中途半端に荒れているせいで、絞り辛かったのかも知れない。
 球数だけは、投げさせたが、得点を奪えす、結局、7回途中まで、投げさせ、零封された。

 対して、西勇輝は、7回を96球で、被安打4の自責点0で、負け投手になるんだから、可哀想な事をした。
 先の広島戦から、たったひとつのエラーが、試合の流れを左右し、勝敗を左右することは、散々言われて来たと思う。
 そりゃ、一朝一夕で改善されるわけは、ないんだけど、この日もそれがでてしまったって事でしょう。

 まぁ、キャンプから、佐藤輝は、特守をやって、守備力の向上を期していたんだろうが、気になったのは、練習が捕球練習のみで、送球練習をしていない事。
 見えない室内とかでやっていたのかもしれないが、見える範囲では、やっていなかった様に見えた。
 佐藤輝の守備の問題は、送球にある。
 ここを真剣に練習させえておかなくてはいけなかったんじゃないだろうか。

 もう、この試合同様、死んだ子の歳を数えてもしょうがない。
 これから、良くしていくしかないんだ。
 自力優勝の可能性も消えた。
 アレンパの可能性は、かなり薄くなってしまった。

 あとは、ひとつずつ、目の前の試合を、確実に勝って、負け数を増やさない様にするしかない。
  もう、開き直って、一戦必勝で、勝ち続けるしかない。
 
 ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 23:17 | comments(0) | - |
4−0 対広島 盒桐攷佑良活星が潮目をかえるか
 2戦を終えて、流れは完全に広島のものだった。
 この試合を落とせば、数字上の自力優勝がなくなる。
 そこまで追い込まれた、ペナントレースの流れも広島にある。
 ここまできた、広島への流れを、止め、引き戻すには、大きなエポックメーキングが必要だ。

 タイガースは、その役割を盒桐攷佑傍瓩瓩拭
 まぁ、そう言うい気は無かったにせよ、ここまでの流れから、この日の先発の盒桐攷佑ここで広島を食い止めて、復活星を上げる以外に、広島への流れを取り戻す術がない状況に追い込まれていた。
 その立ち上がり、先頭バッターへの初球。
 148kmのストレートを見た時、やはり物が違うと言うものを見せた。
 1回のアウト3つを全て三振でとる、復活を印象付ける立ち上がりを示した。

 この盒桐攷佑領ち上がりに呼応するかのように打線が応えた。
 1回の裏、先頭の近本がレフト戦へ2ベースで出ると、中野の進塁打の後、森下がすかさずタイムリー。
 佐藤輝が倒れたが、大山が、あわやスタンドインのフェン直の2ベースで、2点目を取った。
 久々の復帰登板である、盒桐攷佑僕Φい鰺燭┐襭嘉世鮟蕾鵑ら援護した。

 盒桐攷佑虜蚤腓離團鵐舛錬寛鵝
 末包、坂倉を打ち取って、順調にこの回を終えられるかと思ったところ、堂林のサード前のボテボテを、佐藤輝が1塁へ悪送球。
 初戦の悪夢が蘇るような、エラーを犯した。
 続く菊池にヒットで繋がれ、矢野を警戒して四球で満塁となった。
 ここで新井監督が勝負に出て、九里に代えて、代打の石原を送ってきた。

 ここで石原の代打が成功して、同点にでもなれば、再び佐藤輝のエラーが、広島へと流れを渡す原因になるところ。 
 このピンチで盒桐攷佑蓮踏ん張った。
 石原をインコースのスライダーで空振り三振に取って、タイガースのピンチも佐藤輝の責任も、救った。
 佐藤輝は、自分のエラーで、ここまでピンチを作ってしまったこと、試合の流れを変えるような重大な意味を持つエラーがあることを重々自覚してほしい。

 このピンチで盒桐攷佑竜綽瑤蓮大きく嵩んでしまった。
 佐藤輝のエラーがなければ、66球でこの回を終えていたのを、そのエラーのためにさらに球数を要して、77球までになってしまった。
 一つのエラーが、ピッチャー数を増やし、しいては継投のタイミングにも狂いを生じさせる。
 そういう影響をよく考えることだ。

 ただ、ここで踏ん張れるのが、盒桐攷佑糧麕泙気任發△襪罰稜Г気譴拭
 結局、盒桐攷佑蓮■飢鵑鬘牽控紂被安打4、奪三振7、無失点で投げ終えた。
 3年ぶりの登板で、1025日ぶりの白星の権利をつかんだ。
 ここで降板は、予定通りか、球数が少なければ6回も考えたんだろうが、89球行っているから、この回で降板は仕方がない。
 あとは、盒桐攷佑両〕のため、石井大智、桐敷、ゲラ、岩崎を1イニングずつと言う計画だったんだろう。

 打線も盒桐攷佑貿鮴韻鬚弔韻襪燭瓠一丸となった。
 初回の2点の後、4回に前川の一発、8回に大山のダメ押しのホームランが出て、中継ぎ、抑えを楽にしてくれた。
 石井大智、桐敷、ゲラ、岩崎は、それぞれ役割を果たして、盒桐攷佑稜鮴韻魍慮任燭襪發里砲靴拭
 最後、岩崎が広島の上本をセカンドフライに打ち取った時、盒桐攷佑良活星と、ペナントレースの流れを堰き止めた。

 ただ、まだまだ広島との差は大きい。
 残り試合が6つ少なく、負け数が6つ多いのだから。
 だが、この盒桐攷佑良活の姿が、タイガースに与えた勇気は大きい。
 今一度、次の直接対戦へ、わずかではあるが望みを残した。
 奇跡が起こる時、あれが合ったからだという場面が必ずある。
 もし、今シーズンタイガースが奇跡を起こせば、間違いなくこの日の盒桐攷佑良活星がそのきっかけになったと言われるだろう。
 そう言う、潮目を変える勝利にしなくてはいけない。
 その為に、これから後は、一歩も引けないと言うことだ。

 ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 23:50 | comments(0) | - |
1−5 対広島 覆水盆に返らず
 前日、失った流れは、この日の試合でも戻っては来なかった。
 それほど、大きく、高価な、佐藤輝の悪送球エラーだったってことか。

 この試合も、広島キラーの大竹が、末包を警戒するあまり歩かせてしまったところから始まる。
 坂倉に上手く繋がれ、菊池に送られ、1死2、3塁のピンチとなる。
 ここで、7番に入った、堂林に、初球をセンターオーバーへ運ばれ2点を失った。
 対大竹用に起用した堂林が、チャンスで回って、仕事をした。
 まさに、新井さんの思った通りの試合運びだ。
 こう言うところにも、昨日からの流れが広島に行ったきりになっているのがわかる。

 その流れを取り戻すチャンスが1回だけあった。
 それは、2点を取られた直後の裏の攻撃だった。 
 大山のヒットの後、前川、木浪は倒れたが、坂本が2ベースで2死、2、3塁のチャンスを作った。
 ただ、打順が大竹で、ここでも流れが広島へ言ってしまっている、そう見えた。
 
 それを覆したのが、大竹のタイムリーだ。
 ピッチャーの大竹に回って、「ラッキー、これで無失点で切り抜けられる。」そう言う広島ベンチ、森下の皮算用を打ち砕くヒットだ。
 しかも、尚1、3塁のチャンスで、打順が1番の近本に回った。
 ここで、タイガースが、同点、逆転まで持っていければ、一気に流れがタイガースに戻ってくる場面でもある。

 この大事なチャンスに、近本は、四球を選んで、満塁としたが、中野が、ショートフライに倒れた。
 結局1点差に迫っただけで、流れを引き寄せることができなかった。
 その原因は、近本、中野の消極さ。
 何故か、今季は、こう言うチャンスで、四球狙いのような、消極さが目につく。
 近本は、3ボール1ストライクのバッティングチャンスに、ほぼ真ん中の甘い球を見逃した。
 結果3ボール2ストライクの後、四球を選んでいるのだが、この球を仕留めて欲しかった。
 近本のバッティング技術を持ってすれば、最低ヒット、長打も狙えるボールだったはず。

 中野も、ワンボールの後のストレートを簡単に見逃して、追い込まれている。
 結局、高めのボール気味のチェンジアップを打って、ショートフライ。
 ああ言う球をカットするくらいでないといけない。
 結局、ここで責めきれなかったことが、森下を立ち直らせ、流れを持ってくることもできなかった。

 こうなると、立ち直った森下に対して、もう1点もやれない大竹のプレッシャーが強くなる。
 それが、7回のピッチングに現れる。
 菊池に打たれると、堂林に繋がれ、森下は、打ち取るも會澤に粘られた挙句、タイムリーを許した。
 外の変化球は、合わされて右方向へ持っていかれるという危険性が高いから、内角で詰まらせるという配球を選択した。
 5球目のストレートを取ってもらえなかったことが、敗因となるんだが、それも流れが広島へ言ってしまっていたからなんだと思う。
 もし詰まらせて打ち取ることを考えていたなら、前川をもっと前に守らせるべきだし、次の秋山が大竹に全然合っていないのだから、四球覚悟でボール気味の球で勝負するてもあった。
 それも選択できず、こういう結果になったのは、流れが広島にあるって言うしかない。

 結局ここで、2点を追加され、リードされているから、漆原を使い、さらに1点を奪われる。
 打線は、立ち直った森下に、沈黙し、完投を許して、連敗、このカードの負け越しが決まった。
 正直、これでかなり厳しくなった。
 試合数が6試合多く消化して、負け数が7つも多い。
 3戦目に勝っても状況は、そんなに変わらない。

 ただ、奇跡を起こすには、ここで勝っておかないといけない。
 盒桐攷佑良帰登板だ。
 ここで勝てれば、有形無形の勢いが出るだろう。
 その為に、失っている流れを取り戻さないといけない。
 それには、打線の奮起と盒桐攷佑旅ヅ蠅絶対条件だ。
 もう、後がない、勝つしかないんだ。

 ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 23:15 | comments(0) | - |
3−6 対広島 サトテルのエラーが、流れを変える
 前日と逆のスコアで敗れ、前日の勝因になった佐藤輝が、この日の敗因となる。
 まったく、大事な広島戦で、大事な場面で出てしまったエラー。
 エラーは、つきものとは言え、タイミングも、出た場面も悪かった。

 村上と、今季初先発の森とのマッチアップ。
 試合前、不安だったのは広島の方だったんだろう。
 タイガースも初物には弱いし、初物ではないが、今季初めてピッチングをみるピッチャーだ。
 一回りくらいは、合わせずらいかもしれない。
 その一回りを、村上がピッシっと抑えることで、相手へ余計にプレッシャーを与えられる。

 その村上は、立ち上がりは、その通りいいピッチングをした。
 初回の先頭で何度も打たれていた秋山も討ち取った。
 それが2回に、2死1、2塁で、林のサードゴロを、佐藤輝がファーストへ悪送球し、先取点を与えてしまう。
 
 このエラーの持つ意味は大きかった。
 まずは、緊張する森に選手点を与えてしまった。
 本来、林で終わって、3回をピッチャーから始める予定が、ピッチャーまで打順が回って、3回の戦闘が苦手秋山から始まってしまう。
 村上にとっては、あらゆる意味で痛いエラーとなった。

 案の定、3回は、秋山のヒットに始まり、野間の連打、小園の送りバントで、1死2、3塁として、末包のショートごろで追加点。
 その後の板倉も、取れそうなピッターへの当たりが、届かず、内野安打で追加点を奪われる。
 これで初登板の森に3点の援護を与えてしまったわけだ。
 当初一回りまで、最低0対0で、上手くいけばリードを奪いながら、展開していくはずが、全く裏目に出てしまった。
 こう言う流れを作ってしまったのが、佐藤輝の一つのエラーなんだ。

 こう言う痛恨のエラーは、佐藤輝のバッティングにも悪い影響を与える。
 打って取り返そうという意識が強くなるほど、力む。
 折角いい感じで打てってきているのが、そう言う力みがバッティングを狂わしてくる。
 結局、この日ヒットを1本打ったものの、いいところはなかった。

 村上は、4回にも矢野に粘られ、四球を出してから、さらに追加点の4点目を許した。
 村上も、コーナーを突いて、交わそうという意識が強いのか、そのボールをことごとくファールで逃げられ、決めきれない。
 もっと、大胆に攻めの投球をしていいと思うんだが、どうも今季は、そう言うピッチングに終始している。
 多分、こう言うピッチングをしている限り、今季は、こんなもんで終わるんじゃないだろうか。
 貯金なんてできない、負け数が上回るようなピッチャーになってしまっている。

 その後を繋いだ、伊藤将も漆原も冴えない、失点を重ねた。
 伊藤将は、隣で見てたツレが、「下半身が大きくなりすぎてない?」って言っていたが、まさにその通り。
 かなり下半身が肥大化している。
 本人は、パワーアップや球速アップの為に、鍛えて大きくしたのかもしれないが、逆にそれが、ボールのキレや低めへのコントロールという伊藤将の武器を奪う事になっていないか。
 下半身が重くなり、上半身が浮いた感じになる、それがボールへの抑えが効かなくなり、変化球のキレも奪う。
 そう言う悪影響がなかったか。

 漆原は、低めのファークがボールになることが知れ渡ってしまった。
 これを見逃され、カウントが悪くなると、甘いとこへ投げて打たれるか、四球を出すかになる。
 この悪循環を断ち切るには、ストライクが取れる変化球をもう一つ会得するしかない。
 それができるまでは、1軍では厳しいんじゃないかと思う。

 伊藤将も漆原も、上がってはきたが、まだまだ、1軍では厳しい状態だ。
 伊藤将の役割を青柳に代わってもらい、漆原は、下で好投を続ける変則左腕の岩田あたりと代えて起用する方がいいように思う。
 
 いずれにしても、広島との初戦を落として、負け数が5つも差がついた。
 もう負けられない、最低限勝ち越して、負け数の差を3までにしておかないと、9月の最終決戦まで持ち込めない。
 あと2試合は、是が非でも取らんとあかん。
 佐藤輝のこの日の失敗を取り消すような爆発を期待するしかない。
 失った流れを取り戻すのも、佐藤輝のバットしかないんだから。

 ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 23:25 | comments(0) | - |
6−3 対東京ヤクルト 森下の一発とサトテルの走塁が、流れを変える
 嫌な、流れだった。
 昨日の雷雨でコールド負け、一昨日は、岩崎でサヨナラ負けという、流れを引きずった立ち上がり。
 ビーズリーが、2回、2死1、2塁で、松本直樹に、先制のタイムリーをゆるした。

 この場面、次がピッチャーの吉村だけに、もう少し慎重なリードが必要な場面。
 梅野は、松本直樹が、自分と同じ様にぶん回してくるとでも思ったか、余りにも正直な配球。
 松本直樹は、梅野と違って、こう言う場面で、自分のやる役割を心得ている。
 キッチリ、コンパクトに振って、ピッチャー返しで転がす。
 これがセンター前に抜けて、先制点を奪われた。

 そんな、嫌な流れを変えたのが、4回の森下の一発。
 ちょっと、このところ力が入り過ぎて、仕留め損なう打撃が見え始めていたが、それを修正し、吉村の変化球を狙いすましたバッティングを見せた。
 これは、少なからず、吉村に動揺を与えた事だろう。

 次の佐藤輝が、森下の一発に続きたいと言うはやる気持ちを抑えて、よく四球を選んだ。
 そして、その後に見せた走塁が見事だった。
 大山のサードゴロで、隙をついて一気に3塁まで進んだ。
 これで、楽になった前川が逆転のタイムリーを放った。

 この2人のこのプレーが、完全に流れを変えた。
 今のタイガースで、打撃が好調なのは、森下、佐藤輝、前川の3人。
 この得点源3人の前に、いかにランナーを置くか、それが鍵になる。

 次の5回は、それが上手く機能した。
 ビーズリーの四球をきっかけに、1死満塁で森下に回すと、佐藤輝、大山と3連続のタイムリーで4点を追加した。
 久々のビックイニングで、この試合の流れを完全にものにした。

 先発のビーズリーは、7回を89球で、被安打4、失点1で投げ切った。
 球数的には、8回も行けたと思うんだが、多分中5日で、讀賣戦に向かう予定の為、配慮したんじゃないかなぁ。
 繋いだ、桐敷が2点を失うが、石井大智がピンチを凌いで、岩崎へと繋いで、試合を締めた。
 本当は、桐敷、石井大智は、使いたくなかったんだが、昨日まで連敗している為、慎重を期したのか。

 さぁ、これで京セラに戻って、広島戦だ。
 負け数の差が5つあるだけに、負けられない。
 一戦必勝の体制で臨まんと行けない。
 まずは、好調な森下、佐藤輝の前に、如何にランナーを出すかだ。
 後は、Eye Black Brothers に任せるしかない。
 
 ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 23:11 | comments(0) | - |
0−4x 対東京ヤクルト 雷雨のリリーフ、間に合わず
 最下位ヤクルトに負け越すのは、想定外だったなぁ。
 前日の嫌な負けを引きずって、この試合に入ってしまったか。

 先発の及川は、相変わらず、左バッターのインサイドへ放れない。
 先の讀賣戦の時、解説の松中さんが言っていたが、プレートの3塁側を踏んでるせいもあると言う。
 左バッターのインサイドへは、開き加減に投げなくてはいけないので、見やすくなるし、シュート回転しやすくなるし、球威も落ちる。
 それが怖くて、投げられない。
 
 この日も、村上や長岡に打たれたのは、いずれも外角を狙い打たれたもの。
 シーズン途中で、プレートの踏み替えが簡単にでっkるか、どうかはわからんが、試せないものか。
 本格的には、秋季キャンプからになるのかもしれないが、相手には、及川がインコースを突けないデータは、行きわたているはずだから、何らかの対策は必要だろう。

 この試合も、初回に村上のツーラン、2回に佐藤輝の2つのエラーから2失点で4点のリードを背負わされた。
 この日は、雷雨の予想もあり、いつコールドになるかの心配もある。
 早い回に追いつきたいところだが、相手のサイスニードを攻めあぐね、乗せてしまった。
  
 こうなると、後は、2回くらいから、ゴロゴロと、鳴り始めた雷神のリリーフを仰ぐしかない。
 攻撃に時間をかけて、相手にもじっくり攻撃してもらい、5回の表が終わらないうちに、、雷雨のリリーフを仰ぎたいところだ。

 だが、タイガースの面々は、そんな事は、いざ知らず。
 淡々とアウトになって、試合を進めてしまった。
 雷雨がリリーフに登場したのは、タイガースの5回の攻撃が終わってからで、試合は成立してしまっていた。
 まぁ、ベンチからの指示もなくって、ある意味正々堂々と戦ったんだろうが、この混戦の中、時間を稼いで、降雨中止に持っていく、ずる賢さも必要だったんじゃないか。

 結局、5回裏の途中で、降雨コールドで、タイガースの連敗が決まった。
 先の神宮での連敗に続いて、これで5連敗だと言う。
 最下位のヤクルトに、これだけ取りこぼしている様では、いけない。
 3戦目をしっかり取って、神宮での連敗を止めて、京セラに戻りたい。
 それには、少し雑になりかけている攻撃陣のバッティングを好調時の様に、各自の役割を果たす様、もう一度再確認し、次の試合に臨んで欲しい。

 もう、これ以上は負けられない。
 そう言うところまで来ている。
 後は、一戦必勝で、どこまで行けるかだ。

 ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 22:12 | comments(0) | - |
4−5x 対東京ヤクルト 何故、梅野は、状況を読めないのか
 最下位のヤクルトに負けるのは堪える。
 これで広島より、6試合消化が早くて、負け数が5つ多くなった。
 もう、これ以上は、負け数を増やせない。
 負け数が並ぶまで、一戦必勝で行かなくてはいけない。

 この試合は、梅野の打撃で落とした試合と言っていい。
 8回に同点に追いついた後の打席だ。
 1死2、3塁のチャンスで、木浪がファーストゴロを打って、これが内野安打で同点に追いついた後の打席だ。
 1死1、3塁で梅野。
 目の前で木浪がお手本のような打撃を見せた。
 梅野の同じく、セカンド方面へゴロを転がせば、逆転のランナーを向かい入れられる。
 決して、ヒットを打とうなんて思わない方がいい。
 いい当たりほど、ダブルプレーになる。

 梅野は、2回にも無死1、2塁のチャンスで、無理に引っ張り、サードゴロ併殺に倒れている。
 それに加えて、目の前で木浪のバッティングを見てたはず。
 普通なら、自分がここで何をすべきか、どういうバッティングをすればいいか、気づいて当たり前。
 それが、梅野は気づかなかった。
 強引に打って出て、三振と、最悪の結果を招いた。

 梅野は、以前の試合でも、無死満塁のチャンスで、同じようなことを2度も繰り返している。
 今回は、いい加減気づいていると思った。
 それ故、ベンチも梅野に代打を出さずに送り出したんだと思う。
 ここは、スクイズもあり得る場面だけに、警戒がきつい。
 それなら、セカンド方向へ内野ごろで3塁ランナーを向かいいれる。
 それが、一番確率が高いからと、梅野に託したんじゃないか。

 まぁ、梅野も以前の失敗、この日の2回の併殺だから、内野ゴロを打とうと言う考えをせず、ただひたすら打って、取り返そうと、気が急いたんだろう。
 そう言う時は、ベンチから、ちゃんと指示してやらんと。
 ベンチも、いい加減築いていると思って、言わなかったとすれば、それは、それで怠慢でもある。
 前回の2回目のむし満塁でのバッティングを見て、ベンチは梅野に、どう言う意図を持って、打席に立ったかを確認しなくてはいけない。
 セカンドゴロを打とうとして、できなかったなら、梅野はそのレベルの打者として捉えなくてはいけない。
 そうなら、この場面では、間違いなく代打だ。
 そう言う考えが微塵もなくバッティングをしていたとしたら、こういう場面でどう言う打撃が求められているのか、今一度梅野に説く必要がある。
 それを、欠いていたとすれば、それは信用しすぎだし、怠慢にも映る。

 梅野ももうベテランの域に入る。
 状況に応じて、自分に何を求められているのか、どう言うバッティングをしなくてはいけないのか、自分の役割について、ちゃんと理解せんといかん。
 頑張って、ヒットを打とうとしたって、所詮2割だ。
 内野ゴロくらいは、高確率で転がせるやろ。
 伊達に1000試合出場したわけじゃあるまい。
 それができないなら、ポジションを譲るしかない。
 
 キャッチャーは、打たなくてもいいと言われても、最低限の役割は果たさんといかん。
 自分が、自分がと、ヒーローになることばかり考えて、その役割を果たせなくては、それができる相手に代わられるだけだ。
 こう言う打撃をしていると、チーム全体の調子の足を引っ張る。
 厳しことを書くようだが、梅野が、そう言うことが理解できる位置にいると思っているから書いている。
 今一度、自分の役割、できる事について、しっかり考えて、次の試合に生かしてほしい。
 次の失敗は、命取りになるのだから。

 ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 23:55 | comments(0) | - |
4−0 対横浜DeNA Eye Black Brothersの夏
M後の試合。
 この試合いかんで、引き続き好調のまま、再び連勝街道に乗れるか、ズルズル後退してしまうか、分かれ道の試合。

 その試合の先制打は、森下のタイムリー。
 その後の追加点が取れなくて、嫌な感じがあった中、佐藤輝の3ランが飛び出した。
 これで、球数を要しながら、必死に凌いで来た西勇輝に、勇気を与えた。
 西勇輝は、5回で100球を超え、101球、被安打2の無失点で勝ち投手になった。

 先制打の弟・森下は、1軍復帰後、絶好調。
 打撃改造が功を奏して、決して確変なんかでなく、技術的に裏付けされた好調さを見せている。
 何より、素直に構えて、レベルにバットが出てくるから、以前は差し込まれていた内角を捌ける様になった。
 このフォームを忘れずに、一段階段を上がって欲しい。

 そして、兄・佐藤輝。
 これも力まず、素直に立っているところから、素直にバットが出る様になっている。
 佐藤輝の場合、力んで、逆にヘッドスピードが下がる、悪循環にあった。
 その力みをなくしたことで、ヘッドが走り出し、軽く振っている様に見えて、打球は飛んでで行くし、ミートする確率も上がっている。

 去年も夏場から調子を上げて、アレに向かってスパートに貢献したEye Black Brothers 。
 今季は、より重要な夏場の戦いだ。
 前半で2軍再調整を経験した、この兄弟の打力がアレンパの鍵になると言っても過言でないい。

 さぁ、Eye Black Brothersの力を示す夏が来た。
 思いっきり、暴れてくれ!
 その先のアレンパに向けて。

 ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 23:14 | comments(0) | - |
4−10 対横浜DeNA 石桐以外の中継ぎがいない
 大竹は、不用意にオースティンと勝負してしまった。
 オースティンは、構えたとことから、動き少なくバットを出してくる。
 しかも、スイングが速い。
 つまり、スローボールやチェンジアップは、それを見極めてからでも十分間に合う。
 そのオースティンに、初球のスローカーブ。
 まぁ、見事溜め込んで、一閃、スタンドまで持って行かれた。

 初回に、森下の2ラン、佐藤輝のソロで3点を先取。
 幸先の良いスタートであったが、その裏大竹が、オースティンに同点の3ランを許して、雲行きが怪しくなってきた。
 この1回の裏を、無失点で凌げば、連敗中の横浜は、またダメかと、出鼻を挫かれることになるのに。
 その横浜を連敗阻止に向けて、元気づけてしまったのが、オースティンの同点3ランだった。

 それでも、タイガースは、5回に、2番手のウィックから佐藤輝がタイムリーで、1点を勝ち越した。
 ただここまでに、先発の吉野を攻め、潰せるチャンスがなん度もあった。
 3回は、1死3塁、4回は、1死1、2塁から、2死満塁で近本というチャンスがありながら得点できなかった。
 吉野からは、5、6点とって潰せる状態だっただけに、4回まで持たせたのは、勿体なかった。
 
 そのやっと勝ち越した1点は、またもオースティンに追いつかれてしまう。
 6回、先頭のオースティンに、3ボール1ストライクとなった後の、ストライクを取りに行く甘いストレートを、簡単に運ばれた。
 この回、オースティンをなんとかできれば、大竹も勝ち投手になれたチャンスもあったのだから、勿体無い1球だった。
 まぁ、オースティンとは、まともに行ったら、大竹程度の球威では、餌食になるだけだ。
 歩かせてもいい、というピッチングが必要だったのに、あまりに正直にストライクをとりに行ってしまった。

 これでタイガースの継投予定が狂ってきた。
 大竹で6回を凌いで、リードを保って、7回石井大智、8回桐敷というリレーが、同点のためできなくなった。
 その7回にマウンドに送ったのが岩貞。
 先の讀賣戦での中継ぎ陣の投球内容を見て、岩貞の選択は間違いじゃなかったと思う。
 ただ、この日の岩貞が良くなかった。
 ストライクが入らない苦しいピッチングで、結局佐野に勝ち越しのタイムリーを許すと、守備も乱れて2点を失った。
 
 まぁ、これも同点で迎えた7回の表の攻撃。
 1番近本からの好打順で、簡単に3社凡退で、流れが横浜に傾きつつある中での登板だった岩貞に不運もあった。
 ただ、岩貞のキャリアからして、ここはきっちり抑えてもらいたかったところだ。
 讀賣戦もそうだが、石井大智、桐敷以外のブルペンが、心許ない。
 この日の岩貞、岡留、左の富田、右の漆原というメンバー。
 石井大智、桐敷との差が大きくなりすぎている。
 相手も、石井大智、桐敷以外なら、なんとかなると挑んでくるだろうし、そういう希望を持たせてしまう布陣だ。

 じゃぁ、代わりに誰がいるのかというkとになるが、去年は、ここに加治屋と島本がいい仕事をしていた。
 その2人が今も不調で2軍調整中だし、若いピッチャーでは、先日の石黒くらいか。
 岩田がいいピッチングしていて、左様に使っても面白い結果は出しているが、それくらい。
 とても石井大智、桐敷との溝を埋める人材が見当たらない。

 そこで考えるのだが、2軍で再調整中の青柳、伊藤将の使い方だ。
 青柳は、来週の9連戦での讀賣戦での起用が検討されているみたいだが、それを終えたら、中継ぎ待機と言う手もある。
 伊藤将も同様に、日本シリーズの7戦目のような中継ぎ起用を考えてもいいんじゃないか。
 この2人の方が、この日の岩貞、岡留よりは、石井大智、桐敷との溝を埋めることができるんじゃないかな。

 まぁ、連勝はいつかは止まる。
 問題は、止まった後の試合だ。
 ここをしっかり、立て直して、再び連勝街道に乗せるには、その後の試合が大事だ。
 今一度、打線は好調を維持しながら、西勇輝をしっかり援護してあげて、石井大智、桐敷に繋げる試合展開に持っていきたい。
 次の試合を勝つか、負けるか、大きな節目になる気がする。

 ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 23:57 | comments(0) | - |
4−2 対横浜DeNA 連敗中のチームは、嫌なもんだ
 タイガースのロードの初戦は、ハマスタでベイスターズとの対戦。
 タイガースは、讀賣を3タテして、7連勝でロードへ出るという、いい形でこの試合を迎えた。
 対する横浜は、讀賣、広島に、連続して3タテを喰らって、目下8連敗中という。
 混戦のセリーグの順位争いで、ちょっと引き離せられる状態になってきた。
 
 こういう時嫌なのは、連敗を止めようと、必死に向かってこられること。
 そろそろ連敗も止まるだろうという、勝ちごろに入ってしまうこと。
 横浜にしても、ここで踏ん張って、上位争いに食らいついて行くか、このままズルズルとBクラスへと甘んじるか、分かれ道でもある。
 そういう時に、思わぬ力を発揮することもよくある話だ。

 しかも、先発は、マイケルじゃないジャクソン。
 このピッチャーに、タイガースはよく抑えられており、打ち込んだところは見たことがない。
 そのジャクソンは、初回から、強気のピッチングで、タイガース打線を抑えた。

 対照的だったのは、村上のピッチング。
 逃げのピッチングで、コーナーを狙いすぎるあまり、際どいところの判定で、球数が増える。
 先制を許した、2回のピッチングは、その典型。
 オースティンを警戒するあまり、歩かせ、佐野を打ち取るも、京田も四球、戸柱には、内角の厳しいところを突こうとして、死球を与え、満塁のピンチ。
 林に追い込んでおきながら、満塁のため、フォークをボールまで落とせず、外野の深いところまで運ばれて、犠牲フライとされた。

 この対照的で、ジャクソン有利と見えた立ち上がりではあったが、1点のリードをもらうとジャクソンも少し慎重さが出るようになる。
 4回には、前川にあわや逆転かという当たりを許すが、桑原の好プレーに救われた。
 そういうピンチもあり、ジャクソンの球数が嵩んでくる。
 対する村上は、先取点を許した開き直りか、強気の攻めを思い出したのか、3回以降球数も少なく、横浜打線を封じ込んできた。

 それ実を結んだ、6回の攻撃。
 球数が80球を超えてのピッチングになり、先頭の近本に死球を与える。
 この日、ジャクソンに全然合っていなかった近本を、無死からランナーに出したことは、ジャクソンの大きな痛手となる。
 中野が送って、絶好調の森下が同点のタイムリー。
 ジャクソンの100球目を捉えた佐藤輝がフェン直のヒットで、1、3塁とすると、大山がタイムリーで逆転。
 
 ここで京山に交代。
 前川が倒れるも、木浪が四球を選んで、坂本が2点タイムリーで、この回4点で、一気に逆転。
 このところの打線の繋がりの良さを、ここでも見せつけた。
 ジャクソンの投球が100球を越えるこの回にチャンスがあると思っていたが、見事そのチャンスをものにした。

 これで村上は完投ペースと思われたが、そこは連敗を止めるのに必死の横浜だ。 
 8回に先頭の林がヒットで出ると、代打渡会、山本、宮崎とつぎ込んで1点を返した。
 渡会は木浪の好プレーでセカンドでアウトにしたが、山本に打たれたのが痛かった。
 山本は、ここまで村上に4の4で10割の打率を誇る、村上キラー。
 これで5の5だから、相性なのかもしれんなぁ。
 その山本がスタメンでなく、戸柱だったのは、村上にとって救いだったかも。

 しかし、宮崎のヒットで2点差に迫られたことで、牧に対して石井大智を投入せざる得なかった。
 石井大智が、牧を打ち取るが、オースティンを歩かせて、満塁となると、今度は佐野に対して桐敷を投入。
 桐敷が佐野を打ち取り、なんとか2点さで9回の岩崎へ繋ぐことができた。
 9回は岩崎がキッチリ締めて、なんとか逃げ切った。

 ただ、最後の岩崎のピッチングが、不安を残すもので合ったのが気がかり。
 京田に全球スライダー、蝦名に、ストレートが1球のみ、林もチェンジアップで討ち取ったが、結局ストレートは1球しか投げていない。
 次のピッチングへの布石か、相手のバッティングデータを見てのものか、わからんが、持ち味のストレートの自信を失っているのであれば問題だ。
 岩崎の持ち味は、球速以上に伸びがあり、打ちずらいストレートなんだから、それを投げられないとすれば、変化球を狙い撃ちされかねない。
 夏場の疲労かもしれないが、もう一度ストレートを取り戻してもらいたい。

 まぁ、危ないところはあったが、石井大智、桐敷とスペードのエースを2枚もている強みで、勝ち切った試合。
 横浜も連敗阻止に必死であるが、この日はタイガースの好調さが勝った感じだ。
 このまま、好調さを維持して、横浜との試合を乗り切りたい。
 まずは、大竹が横浜を起こさないよう、キッチリ抑えて、打線が好調さのまま援護をしてやることだ。

 ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 23:52 | comments(0) | - |
9−2 対讀賣 祝・甲子園生誕100周年 讀賣3タテ
 甲子園生誕100年目の記念すべき日に、いい勝ちかたで花を飾った。
 本当は、昨日もこう言う勝ち方をしなければいけなかったのだが、昨日中継ぎで不安を残した、岡留、漆原も、この日は、無難に仕事をこなして、石井大智、桐敷を温存できた。

 試合は、初回から、苦手の戸郷が制球が定まらない隙をついて、満塁から、前川が2点タイムリー。
 3回には、木浪のタイムリーで1点追加。
 5回に泉口の1塁線への当たりをフェアに取られる不運から1点を失うも、すぐ、その裏に前川と木浪のタイムリーで、3点を追加し、突き放した。

 先発のビーズリーは、相性の良さもあって、5回の不運な判定での失点は、あったものの、味方の援護に守られ、6回を92球で、被安打3、失点2で投げ切ってくれた。
 5回の不運がなければ、7回まではいけたかも知れない。

 そのビーズリーの後は、岩貞、岡留、漆原が、無失点で繋いで、逃げ切った。
 特に、岩貞は、今季初登板。
 最初に力み過ぎて、大城にぶつけてしまったのは、いただけないが、その後は、球威、キレもあった様に見えた。
 終盤の貴重な左の中継ぎとして、重宝しそうだ。
 これなら、昨日も岩貞で行けば良かったんじゃないかと思える投球だった。

 6回には、森下、前川のタイムリーで2点追加。
 8回には、佐藤輝にも、待望の一発が出て、最高の形になった。
 これで、昨日失敗している、岡留、漆原も、挽回のチャンスを得て、この日は、キッチリ締め括った。

 この日の試合展開は、取るところで点を取り、ピッチャーを楽に投げさせる、理想のてんかいだった。
 この3連戦もいい形で締め括って、讀賣に3連勝で、一気に0.5ゲーム差まで迫ることが出来た。
 タイガースは、いい形で、ロードに出ることが出来る。

 最初の相手は、連敗中の横浜。
 なんか、そろそろ勝ちそうな嫌な感じはあるんだけど、タイガースは、今の好調を維持して、ピッチャーをしっかり援護してやって欲しい。
 勝負の8、9月は、これからだ!

 ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 23:16 | comments(0) | - |
9−6 対讀賣 少しは、借りを返せたか?
 本当は、もっと楽に勝たんといけなかった。
 石井大智も桐敷も使う事なく、勝利しなくてはいけない試合だった。
 打線は、このところの好調さのまま、先発のグリフィンを攻め、初回から、4点を奪い、優位に試合を進めた。

 及川が、5回に2点を取られて、2点差に迫られると、6回に岡留が1点を奪われ、1点差。
 ここから、再び2番手の泉を攻めて4得点で5点差になる。
 ここで、残りを石井大智、桐敷の温存に賭けて、漆原をマウンドに上げた。

 これが大きな誤算。
 2軍落ちした時と変わっていない。
 漆原は、フォークで勝負するピッチングスタイルなんだが、このフォークは、低めのボール球である事が相手の知れ渡ってしまっている。
その為、ストレートをコースに投げ分けようと、厳しいコースを狙う、そうしてカウントを悪くして、四球か、甘く入って打たれる。
 多分、これが現役ドラフトへ出された理由なんだろう。
 この終盤に過度の期待は禁物だと思い知れされた事だろう。

 ここは、漆原が1点を奪われ、更にピンチが続く所で、岡本に対して、石井大智を投入せざる得なくなった。
 次の8回も、冨田が1点を奪われ、続くピンチに桐敷を投入。
 なんとか、1点で抑えたものの3点差まで迫られた。
 最後は、ゲラが締めて、逃げ切りはしたものの、冷や汗ものだった。

 本当は、及川の後、岡留、富田、漆原、岩貞あたりで、逃げ切って、石井大智、桐敷を温存したかった所だった。
 それを狂わせたのは、漆原のピッチング。
 ちょっと、厳しいなぁ。
 あそこは、経験値の高い岩貞で行く手は、なかったろうか。

 いずれにせよ、取っても、取っても、取り返されるピッチャーをカバーし、追加点を上げた打線に、この日は感謝しなくてはいけない。
 前半は、ピッチャーにおんぶに抱っこで、借りを作っていたばかりの打線が、やっと借りを返せる状態になって来たと言うことだな。

 ただ、この試合で石井大智、及川を使ってしまった為、第3戦が厳しい。
 ゲラも3連投だし、ビーズリーができるだけ長く投げてもらわないと困る。
 それには、打線の十分な援護が必要になる。

 外人ピッチャーは、この日本の夏の暑さにやられる。
 先日、横浜のジャクソンは、熱中症の様な症状に襲われ、この日のグリフィンも暑さにやられている様だった。
 ビーズリーは、2年目だけに、その辺の対応ができる様になっている事を祈るだけだ。

 ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 23:41 | comments(0) | - |
5−1 対讀賣 本家の意地
 今シーズンの讀賣の野球、阿部監督が目指している野球は、去年のタイガースの野球だ。
 多分、岡田監督の野球、これを徹底的に分析したんだと思う。
 守備を固め守りの野球で勝負する。
 讀賣の内野は、ファースト岡本、セカンド吉川、サード坂本、ショート門脇でスタートしている。
 この鉄壁と言える内野守備に、ピッチャーを整備して、シーズンに臨んできた。
 今こそ、坂本、門脇の誤算はあるものの、戸郷、山崎伊織、を中心として投手陣へ、菅野の復活、井上の台頭、グリフィンが持ち直して、先発陣が充実してきている。
 中継ぎから抑えも、ケラー、バルドナード、大勢が勝ちパターンで、ワンポイントの高梨、右の中継に船迫がおり、形になってきた。
 あとは、丸、ヘルナンデスの外野を、競争枠として残している。
 キャッチャーは、岸田を主戦に起用、小林をサブに、大城はファーストで打力を生かしている。
 
 まるで、昨年タイガースがやったような運営の仕方だ。
 キャッチャーの岸田の起用は、岡田が、中野をセカンドへコンバートし、ショートを木浪、小幡に競わしたのと同じ。
 外野の一角を空けといて、若手、新戦力枠にしているのも同じ。
 投手運営も、勝ちパターンを確立しながら、連投が続かないように配慮しながら起用してきたのも、同じ。
 また、バッターが粘って、球数を投げさせ、四球を選んで、という姿勢も真似ている。
 
 そんな、パクリ野球に対して、本家は、主力野手の極度の不調から、後塵をはいしている。
 このまま終わっては、本家の名が廃る。
 主力選手の調子が上がってきた今こそ、本家の意地を見せる時だ。

 この試合、前回と同じ、才木と山崎伊織のマッチアップ。
 才木も前回負けているだけに、この試合にかける思いが伝わるような熱投を見せてくれた。
 吉川に執拗に粘られるなど、球数を要しはしたが、7回1死まで、115球で、被安打3で無失点できた。
 まぁ、残した満塁のランナーのうち、桐敷が丸の1塁ごろの間に1点を取られはしたが、勝つ投手になり、自己ベストの9勝目を挙げた。

 その才木に、無援護で、何度も勝ち星をフイにした借りがある打線は、この日、その借りをいくらか返せたか。
 5回に前川が、1塁に大山を置いて、先制の2ベースを放った。
 まぁ、3塁を欲張ってアウトになったのは、無死だけに状況を考え、反省点ではるが、初回から3回まで、毎回併殺でチャンスを潰していただけに、閉塞感を破る一打であったのは確かだ。
 また、この一打で、山崎伊織が、この5回で降板することになったのも、価値があった。

 反省点は、前川のタイムリーの後、なおも攻め立て、2死満塁で中野の場面。
 山崎伊織のコントロールが狂い始め、きつそうな感じだった。
 中野は、3ボール1ストライクのカウントに持っていった。
 ここの場面で、中野は、ストライクゾーンの甘いところだけに絞って、そこへ来たら打つ準備をしておくべき場面。
 その甘いところへ来たストレートに反応できなかった。
 頭で、押し出しの四球の狙いが出来上がってしまっていたのか、消極的に写った。
 そして、最後の球も手が出せず、見送りの三振に倒れた。
 状態が上がってきている中野だけに残念な場面だった。

 まぁ、その後の6回に代わった中川から、森下、佐藤輝の連打から、大山がスリーランで、試合を決定づけたから良かったようなもの。
 あの場面で中野が追加点を取っておかなかったことの影響は、かき消された。
 その後1点を返されると、8回に森下が一発を放って、4点差に戻して逃げ切った。
 この、クリーンナップ3人の調子が上がっている証のバッティングを見せてくれたのは大きい。
 このまま、前半の不振を取り返すような、爆発を期待したい。

 本家の意地を見せる、大事な3連戦。
 甲子園球場誕生100年を祝うシリーズでもある。
 ここで、昨年日本一のチームの意地を見せずに、どこで見せるのかということ。
 あと、2試合。
 本家の意地を、引き続き見せてもらいたい。

 ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 23:38 | comments(0) | - |
4x−3 対中日 ウルトラの森下
 森下が、3夜連続のお立ち台だ。
 この日は、中日の切り札・マルチネスからのサヨナラ打。
 1死2塁で、初球のストレートをレフト線へ運んだ。
 これで、9回に岩崎が追いつかれ、嫌な流れになっていた試合を勝ちへともってくることが出来た。

森下は、これで3安打の猛打賞が2試合連続。
 まさにウルトラの夏に、ウルトラの大活躍だ。
 バッティングは、完全に良くなっている。
 レベルに振られているスイング軌道は、確実にボールを捉えられる様になっている。
 このまま、森下のウルトラ活躍の夏になってくれるんじゃないかな。

 試合は、5回に西勇輝のヒットから掴んだ無死1、2塁のチャンス。
 ここで、中野に打たせてダブルプレー、後続も倒れて無得点のイニング。
 確かに、2塁走者がピッチャーの西勇輝だけに、難しい場面ではあるが、中野に送らせて、たとえ西勇輝が3塁で封殺されても、1死1、2塁で森下なんだから、それで良かったんじゃないか。
 この暑さの中、西勇輝もずっと塁上にいて、大変だったし、逆に封殺されて、ベンチに戻った方が良かったかもしれんし。

 次の6回は、前川のタイムリーで勝ち越した後、1死2、3塁の場面の梅野のバッティング。
 ここは、最低限、3類走者を返すバッティングが求められる。
 ゴロを打つなら、叩きつけるか、セカンドゴロを打たないといけない。
 引っ張って、強いサードゴロでは、三振の次に悪い結果だ。
 自分の役割を理解したバッティングが求められる。

 それより、この場面で、梅野に代打と言う手はなかったか。
 キャッチャー3人制にして、代打は出しやすい状態になっている。
 西勇輝にも代打を送れば、バッテリーの呼吸、リズムの崩れを心配することもない。
 ここで、一気にと言う攻めをするなら、梅野に代打だったんじゃないだろうか。

 梅野は、延長10回も、1死2塁で、見逃しの三振に倒れている。
 振らなきゃ、事は起きない。
 キャッチャーとしての読み、この場面でやらなきゃいけない事、それが出来ていない。
 折角の捕手3人制だ。
 上手く生かして、終盤の得点機には、代打で勝負して欲しい。

 こう言う隙は、無くしていかんと行けない。
 点を取る時には、確実に取る。
 その為に、各自が何を為すべきか。
 その役割を理解し、全うすることが出来ないと、讀賣に追いつけん。
 それが出来た時、初めてウルトラの快進撃が始まるんだ。

 ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 23:55 | comments(0) | - |
7−3 対中日 ようやく、本来のタイガースに戻ってきたか
 ようやく、去年の得点パターンで、点を取ることができるようになっていた。
 それは、近本、中野の1、2番の復調、森下の覚醒、大山、佐藤輝が打ち出したことによるものでもある。
 何より、森下が戻ってきたのが大きい。
 前半戦、スイングがアッパーになっており、岡田監督直々に、矯正の指導を受け、更に2軍でスイング矯正を行なった。
 それが、昨日今日の試合のスイングに現れている。
 かなりレベルに振っており、本人もその意識を持っているのが見て取れる。
 結果も出てきているので、このままいい形で後半戦に巻き返してもらいたい。

 試合は、得点パターンを思いだしたタイガースが序盤から、初回の1点をはじめ、5点を奪い、5回にも2点を追加し、7対0と大きくリードをした。
 久々の大量援護で大竹も、余裕を持って投げることができ、8回を128球、被安打7、失点1で投げ切った。
 完封も考えられたが、100球を超えた8回は、流石にバテが見えてきて、失点を許してしまった。
 それでも8回まで投げきり、中継ぎを無駄に使わないですんだ、好投だと言える。
 グッド、ジョブ!

 心配は、9回の加治屋のピッチング。
 この点差で、こういうピッチングは、いただけない。
 結局、岩崎を投げさせることになってしまった。
 ストレートのキレも、変化球のキレもない。
 これでは、勝ちパターンでの起用は、難しい。
 早晩、岩貞との入れ替えもあるんじゃないか。

 あとは、7回の空振りの際、足が攣ったとかで、途中交代になった前川。
 疲れが出てくる時だけに、怪我や故障に十分注意してほしいと書いたばかりで、あのシーンを見せられたから、完全に「やっちまった」と思ったわ。
 まぁ、スタメンで起用される試合が続いて、本人も初めてのことで、精神的にも肉体的にも疲労が蓄積されているところ。
 夏場の酷暑もあり、スイングが鈍くはなってきている。
 ベンチは、野口なんかと上手く併用しながら、なるべくバテないよう気を使って起用してきている。
 本人は、無理してでも結果を出して、定位置確保を完全なものにしたいのだろうけど、まだまだ3年目だ。
 今の打線で、前川を故障なんかで欠く方が、よほどチームに打撃を与える。
 上手く疲労と付き合いながら、無理せず、故障せず、今シーズンを乗り切って欲しい。
 そうすれば、その先に自分がやるべきこと、鍛えなくてはいけないことが見えてくるはず。

 やっと、タイガースらしい野球ができてはきている。
 まぁ、相手がドラゴンズということを差し引いて考えなくてはいけないが、来週の上位との戦いに備える意味でも、もう一つ、きちんと勝って弾みをつけたい。
 次の試合、打ってこそ本当の復調だし、西勇輝に援護で、今までの借りを返すときでもある。
 
 ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 23:37 | comments(0) | - |
5−1 対中日 後半戦、リスタートは白星発進
 しかし、村上は、よく1点で凌げたもんだ。
 初回から無死2、3塁のピンチを招いて凌ぐと、3回には無死満塁のピンチも無得点で凌いだ。
 結局、6回を96球で、被安打11でありながら、失点は、1点という奇跡的な結果で投げ切った。
 
 その村上を救ったのが、初回の2得点。
 近本の四球から始まって、佐藤輝、大山のタイムリーで2点を挙げた。
 初回からタイガースが点を取るのって、どれくらいぶりか。
 それほど、久しぶりの初回得点は、大いに村上を勇気づけたことであろう。

 村上もこの2点の援護で、3回のピンチも、1点はしょうがないというピッチングができた。
 それが功を奏して無得点で凌げることになる。
 5回こそ、2死からの連続2ベースで1点を失ったが、この1点だけで6回を投げきり、勝利投手になれた。

 ただ、気掛かりは、村上のピッチングに向かっていく気概が見えないこと。
 なんか、丁寧に、上手く交わしてというピッチングに見えて、村上の武器であるストレートに、ノビとキレを欠いているように見える。
 この勝利をきっかけに、去年のように向かっていく気概で、押さえ込んでいく、ピットングを復活させて欲しい。

 あとは、7回に待望の森下に一発が出て、3点を追加し、4点差として勝利を決定づけた。
 森下は、1軍復帰以来、完全なアッパースイングを見ることがなくなり、レベルに振るという意識が見えるようになたった。
 ただ、この一発が、今の意識が正しいことの裏付けとなって、いい方向に行くか、逆に更なる一発を求めて、またアッパースイングの沼にハマってしまうか。
 ここが分かれ道かと思う。
 できれば、いい方向へ向かって、後半戦の活躍を期待したいところだ。

 この日は、左の小笠原ということで、前川に代えて、野口が起用された。
 結果は出なかったが、野口のスイングはいい。
 少し疲れが見え始めた前川との併用が多くなるんじゃないかな。
 前川も出続ける厳しさを感じ始めている頃だろう。
 上手く疲れと闘いながら、故障だけはせんように、結果を残してくれることを期待する。

 リスタートの初戦は、上手く取れた。
 次の試合にどう繋げていくか、タイガースが波に乗れるか。
 次の試合で、打線がどう結果を出すか。
 大竹を、余裕を持って投げられるような援護をしてやって欲しい。
 後半は、ピッチャーへの借りを打線が返す時だ。

 ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 22:45 | comments(0) | - |
12−3 対広島 勝つ時は、大勝、負ける時は、惜敗
 こんだけ点を取れるなら、6点を3点ずつ分けて、前の2試合に取っておけって話でしょ。
 まぁ、1点入ると、吹っ切れて、一気に大量点いうのもよくある話で。
 勝つ時は、大勝で、負ける時は惜敗って、弱いチームの典型的な星取なんだよな。
 まぁ、これが打線の目覚めであることを願いばかりだが、オールスターブレイクが入るため、間が空くのが、どう出るかやな。

 まぁ、この試合は、前日書いた通り、野手が自分の役割を遂行しようと、必死になった結果が出たんじゃないかとも思える。
 その打席のシュチュエーションによって、自分が何をしなくてはいけないか、何をすべきか。
 それを再確認しながら臨んでいたように見えた。
 この意識が、個人の思いを上回ってこそ、昨年のような攻撃ができる。
 まさに、その見本のような試合。

 それは、広島の先制点を許した場面にあったかも知れない。
 坂倉、石原の連打で、1死1、3塁のピンチ。
 ここで、矢野が見せた打撃。
 ボールを叩きつけられるように打って、高いバウンド、しかも1塁ランナーの石原は、スタートを切って、カバーに入る木浪は逆をつかれることになる。
 これで、1点を取って、尚、1死1、2塁のチャンスを築いた矢野の打撃。
 どうしたら点が取れるか。
 その為には、自分はどういう打撃をしたら良いのか。
 それをバックアップするため、ランナーをどう動かすか。
 広島の攻撃に、昨年のタイガースの攻撃パターンを思い出したのかも知れない。

 この試合は、おかげで勝利し、貯金を持って、オールスターブレークを迎えられた。
 あとは、この試合のような気持ちを持ち続け、オールスター戦後を如何に戦うか問われることになる。
 野手個人個人が、己の成績を離れ、ただひたすらに勝利を追えるか。
 去年のように、自分の役割を遂行することを何より優先できるか。
 それを再確認するオールスターブレークにして貰いたい。
 それができてこそ、タイガースは、去年のタイガースに戻れる。

 幸い、疲れが見えてきた前川は、ちょうどいいリフレッシュ期間になる。
 再度、あの鋭いスイングを蘇らせ、後半での活躍を期待したい。
 また、1軍復帰した木浪、森下にもヒットが出て打点がついた。
 木浪は、小幡に負けない打撃を、森下は、2年目のジンクスを吹っ飛ばすような活躍を期待したい。
 大山、佐藤輝が前半の借りを返すような爆発を期待する。
 そして、近本、中野が、本来の1、2番の仕事ができるようになること、これなしにタイガースの逆襲は、あり得ない。

 ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 23:01 | comments(0) | - |
0−1 対広島 こんなはずじゃなと思いながら、ここまできたが
 もう、見飽きた試合。
 ピッチャーがいくら好投しても、援護がなく、ミスをして天をやって、ジ・エンド。
 一体、どれくらいこういう試合を見せられたら済むんだろうか。
 それとも、これが今シーズンのタイガースの実力なんだろうか。

 連覇を目指したシーズンだ。
 去年は、打順を固定された面々が、その役割を果たそうと、必死になって、やってきた結果、優勝、日本一があった。
 その面々は、まだ若く、岡田監督も、伸び代がまだまだある、キャリアハイを目指して行くことで、更なる上積みが見込めると言っていた。
 確かに、メンバーの昨年の成績を見てみると、誰もが満足する数字を残していたわけじゃない。
 せいぜい木浪くらいが、キャリアハイで、他は、むしろ成績としては上がっていない。

 それは、自分の役割を必死に果たそうとした結果、役割は十分果たせたが、個人記録は思うように上がらなかったということなのか。
 つまり、役割を果たすことで精一杯で、個人記録を追う余裕がなかったて事なのかもしれない。
 それが、今年、各自がキャリアハイを目指すようにと、自分の記録にこだわり出した。
 これが、案外上手くいかない。
 中野なんかがいい例で、首位打者を取りたいと言って、強い打球で、野手の間を抜くバッティングを目指した。
 ところが、それはスイングを大きくし、確実なミートを失わせて言った。
 そのため、基となる2番打者の繋ぎの打撃を失うことになる。
 それに気づいてか、気づかずか、「こんな、はずはない。」「もっと、できるはず」という意識が、どんどん深みにハマる。

 多かれ、少なかれ、中野のような状態が多かったのではないか。
 シーズン開幕直前に、近本、大山の故障が言われたこともある。
 近本は、形式上、間に合った形になったが、大山は、故障を引きずって無理して出たことで、バッティングを狂わせた。
 それを、取り返そうともがけば、もがくほど、深みにはまった。
 近本も開幕には間に合ったが、どこか無理をしていたのかもしれない。
 その無理が、微妙に近本の打撃を狂わせはじめ、大山、佐藤輝が不在の中、4番まで任される重責に、そのバッティングが大きく狂い始めた。

 木浪は、木浪で去年できていたことが、できない。
 それは、「こんな、はずじゃ」と思えば、思うほど、重圧になる。
 故障により、小幡が起用されると、これを補って余りある活躍をし始めたところで、これも故障。
 再度、木浪に頼らなくてはならなくなったが、打撃の状態は、変わらない。

 キャッチャーの2人も、去年、梅野の離脱があり、坂本への負担が大きかったが、これをこなした自身で、更なる上昇が望めるかと思った。
 梅野と坂本の併用で、いい形で乗り切れるはずだったが、この2人があまりに打てなすぎた。
 キャッチャー2人制を敷いているから、試合終盤で、キャッチャーへ打順が回ったチャンスに代打を出せない。
 そのチャンスで、この2人が悉く打てない。
 
 森下も、2年目で更なる飛躍が見込まれた。
 ところが、出だしで、ホームランが出たことで、一発狙いの打撃へと意識が変わっていた。
 その結果、スイング軌道が変わり、思うようにコンタクトできなくなり、率が下がり、2軍再調整となった。
 昨年の成績から、2年目のジンクスを心配するような成績じゃない、伸び代しかないと言われていたが、2年目のジンクスにどっぷりだ。

 かすかな希望は、やっと前川がレギュラーを掴みつつあるということ。
 まぁ、ノイジーとの競争に、あんなに時間を要すとは思わなかったが。
 もっと、簡単に突き抜けてくるかと思ったが交流戦の時までかかってしまった。
 まぁ、それでも今は、試合に出続けた疲れか、スイングが少し鈍くなている。
 これも、試合に出続けた経験がないための、スタミナ不足なんだろうが、なんとか乗り切って欲しいもの。

 こんな状態の打線だ。
 点を取れったって、無理な話なのかもしれない。
 最後の希望は、各自がもう、個人のことは忘れて、去年のように自分の役割を果たすことに必死になること。
 そのことで、去年のような流れを呼び込むことができるなら、ピッチャーは頑張っているだけに、希望は出てくる。
 全員が、勝利のために自分が成すことを真剣に考え、それを実行することを思い出してほしい。
 去年は、そうして1点をもぎ取って、勝ってきた。
 今年も、そうするしか勝つ道はないんだと自覚して、これが最後のリスタートになると思い、奮起して欲しい。
 
 ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 23:40 | comments(0) | - |
0−1 対広島 普通にできない事が、普通になってきた
もが、上手く回らなくなって来ている。
 お互い無死満塁のチャンスがあって、1点を挙げた広島が、無得点に終わったタイガースに競い勝った。
 タイガースの満塁のチャンス5回で、広島のチャンスが7回なら、結果は逆になって来たかもしれない。

 5回の広島の無死満塁のチャンスに、タイガースは、前進守備を敷かず、ダブルプレー狙いのシフトを敷いた。
 回が5回だし、1点はしょうがない、複数点を防ぐ為、アウトカウントを稼ぐ狙いは、間違いじゃないだろう。
 シャイナーのショートゴロ(ミスでダブルプレーは、取れ無かった)の間に1点は、失ったけど、後続を抑えて、1失点だけで止めたので、作戦は成功とも言える。
 
 タイガースの7回の無死満塁のチャンスには、広島は、1点もやれないと、前進守備を敷いて、ホームホースアウトを狙った。
 床田と村上の調子から、この1点を守り切るしかないと判断したのだろう。
 ここで、坂本がショートゴロで、ホームゲッツーに倒れ、木浪もセンターフライで、タイガースは、無得点に終わり、広島の前身守備が功を奏した形になった。

 ここは、坂本のバッティングが問題だった。
 前進守備に対して、ゴロで狙うなら、右方向lセカンドゴロを考える。
 打つなら、前進守備の頭を越える様、コツンとミートする打撃も考えれれる。
 何より、1点を取るには、どう言う打撃をすべきかを考えた上で、打席に入らなくてはいけなかった。

 本当は、代打で勝負を賭けるべき場面だったが、この日藤田を、抹消してしまっているから、キャッチャー坂本に代打が出しづらい状態ではあった。
 藤田を登録中、そう言う場面がなく、森下を上げる為に、藤田の選択になったのだろうが、そう言う時に限って、こう言う状態になる。
 豊田を抹消して、藤田を残しておくべきだったか。
 
 それでも、原口を代打に、そのまま、大山の代わりにファーストへ入れて、原口をもしもの時に備える、そう言うバリエーションを想定して、勝負を賭ける事もできたかも知れない。
 まぁ、それでも原口が打てたかどうかは、わからないが、坂本より、可能性は高かったんじゃなかったか。

 それと、無死満塁のチャンスを作った場面。
 野口のセンター前が、センターゴロになりかけた大山の走塁が、リクエストは、あったがセーフになった場面。
 逆にアウトの方が、タイガースにとって、坂本にとって、良かったかも知れない。
 1死1、3塁であれば、広島は、前進守備は敷かなかっただろう。
 その上で、坂本は、セーフティもスクイズも選択肢に入る。
 本塁封殺に徹底して守るのと、あらゆる場面への対応が求められる守りとでは、心構えが違う。
 違う結果になっていたかも知れない。

 何もかもが、広島有利に、タイガース不利に展開された試合だ。
 それも、ピンチが5回で、1点勝負と決めきれなかた、チャンスが7回と終盤にしか得られなかったことが大きい。
 それより、初回の無死1、2塁に、ランナーを進めることもできないクリーンナップの打撃が全てかも知れない。

 この日の敗戦の責任を感じる面々が、次の試合で奮起するしかない。
 この日できなかった事が、普通になってしまう前に、やるべき事を普通にできる様、もう一度、自分の役割や、状況に応じて求められる事を再認識して、試合に臨まんといかん。
 次の試合を落とせば、貯金を持ってオールスターを迎えるのも覚束なくなる。
 もう、いい加減、普通のことを普通にやることを、思い出して欲しい。
 
 ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 22:56 | comments(0) | - |
3−4 対讀賣 怒りのスタメン、功を奏さず
 前日の試合で、堪忍袋の緒が切れたか。
 この日のスタメンは、近本、中野を外し、植田をセンターに、渡邉諒をセカンドに起用すると言う大胆な組み換えを行った。
 左の井上に対し、前川も外して、豊田を起用、左は、佐藤輝と小幡だけと言うスタメンになった。

 この打線は、3点を取ったが、大竹が4点を与えてしまい、勝利には結びつかなかった。
 9回は抑えの大勢に対し、1死から出た前川を、送るでもなく、代打原口を使うでもなく、そのまま打たせて、ゲッツーと言う幕切れ。
 坂本をそのままで行くなら、送らせて、中野勝負だし、打たすなら、原口を代打起用すべき場面と見たが、どうなんだろう?

 結局、5回のチャンスで、1点しか勝ち越せなかったのが痛かった。
 これは、1死1、2塁のチャンスに、代わった船迫から、代打で登場の近本がライト前へ運んだヒットに小幡がホームでタッチアウトになった。
 この時の小幡の走塁がおかしかった。
 どうも、肉離れを起こしたらしい。

 小幡とか、前川は、ここに来て、出続けている疲れが出てきている。
 そう言う時は、故障もし易くなる。
 小幡も、木浪の復帰が近づく中、無理をしていたのかも知れない。
 木浪離脱の後、一人でショートを守って、木浪以上の活躍をして来た。
 この離脱は、かなり痛い。
 前川もくれぐれも注意して欲しい。

 結局、この後、渡邉諒がタイムリーで、1点は勝ち越すのだが、小幡が普通なら、複数点を挙げられたイニングであったはず。
 ここが1点で終わって、大竹のピッチングを苦しくしてしまい、その裏に2点取られて逆転されてしまった。
 この時のへルナンデスのタイムリーでも、長身の小幡なら、と思ってしまう。
 どうも、流れを掴みきれないで、簡単に手放す。

 結局、このカードも負け越し。
 この6連戦の前の、最低4勝2敗でと思っていたんだが逆になってしまった。
 取らぬ狸の皮算用は、するもんじゃないな。
 さて、オールスターまで、残り3試合。
 もう、皮算用はしないが、なんとか貯金を持って迎えたい。
 
 ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 23:16 | comments(0) | - |
2−0 対讀賣 ビーズリーが抑えて、大山が打つ!
 やはり、タイガースは、大山、佐藤輝が打たんといかん。
 近本、中野が出て、大山、佐藤輝が返す。
 それがタイガースの得点パターンだ。

 この試合、赤星とビーズリーの投げ合いで、1点を争う試合になった。
 タイガースは、得点を挙げた4回まで、佐藤輝のヒット一本に抑えられていた。
 その4回に、先頭の近本が出ると、2アウト後、佐藤輝が四球を選んで、2死1、3塁のチャンスとなった。
 1軍復帰後の佐藤輝は、守備もボール振る確率も、確実に改善が見られている。
 ここも、よく四球を選んだ。
 以前なら、最後の球も振っていたんじゃないか。

 そのチャンスで回ってきたのが、この日5番に入る大山。
 大山は、インコースへのけぞるようなシュートを2球続けて投げられた後の外へのスライダーをレフト戦へ引っ張り2ベースとした。
 1塁ランナーの佐藤輝がよく走って、ホームへ戻り、2点を先制した。
 ここの大山、当然外角勝負にくると思っていたから、逆方向へいかに打つかということを焦点としていたが、球速が落ちたスライダーを、よく引っ張って、フェアグランドへ入れた。
 今季初めて見せた大山の4番(この日は5番だったけど)らしい打撃だった。
 これで、少し吹っ切れて、去年の姿に戻ってくれればいいと思った。

 その2点以外に得点するチャンスはなく、これを守る戦いになった。
 ビーズリーは、6回を94球で被安打5で零封して、リリーフへマウンドを譲った。
 その出来から、7回まで行っても良かったように思えるけど、首位を行く讀賣との3連戦の初戦、是が非でも取りたいという思いがあったのだろう、7回を石井大智、その石井大智が長野に四球を出して、丸まで打順が回ると、桐敷を投入し、讀賣の攻撃を退けた。

 桐敷の登板が多くなっているので、この日は、石井大智、ゲラ、岩崎で行って、桐敷を休ませるつもりかと思ったが、そうも言ってられない状況になったってことか。
 その桐敷が8回も続投し、抑える。
 この日、桐敷に無理させて、岩崎を温存する策に出た。
 岩崎は、昨日の中日戦に投げて連投にはなるが、その前が結構空いたし、無理させるなら岩崎の方かと思った。
 まぁ、それだけ桐敷への信頼度が高いんだと再認識させられた起用だ。

 最終回は、少し不安なゲラが、久々にって、いつ以来か知らんが、3人で抑えて、讀賣を零封して、勝利した。
 この3連戦の最初が取れたのは大きい。
 これで、3タテされる事はなくなり、3タテできる可能性が残った。
 オールスターブレークまで、あと5試合だ。
 最低3勝2敗でいい。
 なんとか、いい形でオールスターブレークに入りたい。

 気になるのが、前川、小幡の状態。
 やはり、レギュラーとして、毎試合スタメンで出る厳しさを感じ始めているんじゃないか。
 だいぶ、疲れも溜まってきているんだろう。
 スィングが鈍くなってきているし、一時のいい時のような鋭さがなくなってきている。
 あと、5試合、最後の力を振り絞ってでも、乗り切って欲しい。
 そういう経験が、さらにステップアップさせることになるんだから。
 頑張れ!

 ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 17:49 | comments(0) | - |
6−2 対中日 植田海を舐めるなよ!
 延長10回、原口が橋本から、待望の勝ち越し点を奪った。
 そこで中日ベンチは、橋本を岩崎に交代させる。
 バッターは、近本なのに、右ピッチャーへ交代が解せなかった。
 岩崎を投入するなら、原口の場面じゃないのか?
 近本から、中野と左が続くから、ここは、橋本続投で良かったんじゃないか。
 
 そういう、中日ベンチの解せない継投に救われ、近本が四球で満塁となった。
 ここで、中野が更なる追加点を上げれば、3番に入った植田海は、そのまま。
 中野が倒れたら、植田海に代打糸原という策でくるかと思っていた。

 だが、タイガースベンチの策は、違ったようだ。
 植田に代打を出せば、レフトを守るのが豊田しかいない。
 植田と豊田の守備力を考え、1点のリードを守り切る策を取って、植田をそのままバッターボックスに送った。
 中日バッテリーは、植田を非力と読んで、ストレートで押してきた。
 1、2球目のストレートには、全然合わず、空振りで追い込まれる。
 3球目は、ボールになるフォークで、振らせにかかったが、これを見逃されると、4球目は、再びストレート。
 これが、力だ押し込もうとするあまり、少し高く浮いた。
 それを叩いた植田の打球が左中間を抜いて、走者一掃の3ベースとなって、試合を決める4点目を挙げた。
 植田を舐めた配給をした報いだ。

 その裏で、5点リードの余裕で、加治屋を登板させた。 
 この加治屋が全く行けてなかった。
 ストレートは全然走らないし、カットもキレが悪い。
 何を持って、上げたのか。
 この間、2軍戦の中継を見た時に、岩貞の方が全然いい球を放っていたが、何故加治屋の選択だったのか、疑問に思う出来。

 結局加治屋が1死を取っただけで、1点を返され、ランナーを2人残したところで、こちらも岩崎を投入となった。
 ここで、岩崎を投入するなら、この回の頭から、岩崎で行っていい。
 延長までもつれた試合、しかも昨日の嫌な負けもある、万全を期して岩崎で行く理由はある。
 逆に、6連戦中で明日から、讀賣戦が控えており、岩崎の温存を考えているなら、富田とか及川に任せて良かったんじゃないか。
 いずれにしても、この回の頭で加治屋を投入したのは、よくなかったなぁ。

 まぁ、ここへ来るまで、お互いの貧打合戦。
 タイガースは、ダブルプレーが3度度あり、ゲッツー地獄にハマっていた。
 10回も、梅野のバントが、ゲッツーのところ、相手もミスでチャンスに繋がった。
 ここも、ゲッツーであれば、この試合の行方はわからなかった。
 そういう意味では、勝たせてもらった試合でもある。

 打線は、もっと奮起しないといかんわ。
 松葉相手に、3安打(内、1安打は、西勇輝のタイムリー)では、ダメだろう。
 次の読売は、もっと打ってくるだけに、しっかり対抗しないと、勝負にならんぞ。
 なんとか、中日相手の3連敗は防げたが、打線がうんと奮起しないと、オールスターを貯金を持って迎えることも心許なくなる。
 残り6試合、4勝2敗くらいでいかないと、そのためには打線がしっかりピッチャーを援護してやらんといかん。

 ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 18:31 | comments(0) | - |
8−10 対中日 やることをやらんと、こうなる見本の試合
 厳しい敗戦だ。
 まぁ、5回の漆原のピッチングが、結局敗因なんだろうけど・・・。
 その前の表の攻撃で3点取って、2死3塁で、ピッチャーの富田に回った場面。
 あそこで、代打・豊田に行ったのが、間違いだったか。

 その前の4回に完璧なピッチングをした富田。
 この回に打順が回らなければ、次のイニングも続投の予定だったと思う。
 それが、この回の攻撃で、打順が回ってきてしまった。
 ただ、3点とって、そのまま3点のリードになっているのだから、ここで無理して4点目を取りに行って、富田を代える必要があったのか。
 この日の展開を考えて、6回からリードをしていれば、石井大智、桐敷、ゲラ、岩崎を1イニングづつで行ける。
 中日のピッチャーも、勝ちパターンを出せないから、追加点も見込めるかもしれない。
 
 タイガースは、富田に代打を出せば、5回のピッチャーを、漆原、浜地、及川からの選択になる。
 漆原が万全であればいいけど、このところリリーフ失敗が続いて、再調整させた方がいいような状況。
 浜地も一発を喰らう可能性があり、不安、及川は昨日投げていて、連投になる。
 それでも、どうしてもということであれば、及川で行くべきなんだろうが、漆原を選択してしまった。
 それより、富田にもう1イニングを託した方が、抑える確率が高いように思えたんだが、更なる1点を取りに行って、豊田が三振してしまい最悪の循環になってしまった。

 ただ、そこにスポットを当ててしまうが、本当の敗因は、2回の攻撃にある。
 涌井の緊急降板で、急遽登板の土生を攻めて、大山の2点タイムリー3ベースの後、無死3塁のチャンスで3点目を奪えなかったことにある。
 ここは、坂本、小幡のどちらかでも、内野ゴロを転がせば、1点を追加できた場面だ。
 その3点目で、中日の戦意は、大きく下がるだろうし、伊藤将のピッチングにも余裕を与える。
 それが、坂本がファールフライ、小幡がレフトフライト、打ち上げてしまったから、結局2死でピッチャーの伊藤将に打順が回って、追加点が取れなかった。

 結局これが響いて、伊藤将が裏の攻撃で、盒脅平の3ランを浴びて、すぐに逆転されると、3回には2点を追加され、早々に降板することになる。
 2点差と3点差は、1点の違いではあるが、ピッチャー心理には大きく違う。
 3点差で福永に打たれて先頭を出した後の細川を迎えるのと、2点差で細川を迎えるのでは、心理的に大きく違う。
 ここで細川に打たれて、盒脅平に3ランを打たれるのも2点差が招いたピッチャー心理によるところが大きい。
 その失敗を引きずって、3回に2点を追加され、伊藤将は、3回で降板となる。

 これが、タイガースの継投に大きく影響する。
 残り6回をどういう布陣で繋いでいくか、リードされてる状態では、石井大智、桐敷は出せない。
 自ずと、漆原、浜地、及川、富田で凌がなくてはいけない。
 中では、このところ好投している富田に、4、5回は投げてもらうことを選択することになる。
 その富田は期待に応えたピッチングをして、流れをタイガースに持ってきた。
 ただ、タイガースが逆転した5回の攻撃で、富田に打順が回り、上にも書いたように、追加点を欲しさに代打を出した。
 それも、2回のチャンスで、3点目を取れなかったことが影響しているんじゃないか。

 あそこで、3点目を取っていれば、伊藤将の早期降板はなかったろうし、5回の富田への代打もなかったんじゃないかと思う。
 そう意味では、取れる時に点を取っておかないと、こういう試合になってしまうということなんだ。
 やるべきこと、あの場面では、ゴロを転がすこと、をしないと、こうなるっていう見本のような試合をしてしまった。
 ここにきて、下位の中日に連敗するというのは、計算外だ。
 昨日の盒狭斗は、負けても切り替えが効く負け方だが、この日の負けは、後悔しか残らない負けだ。
 この混戦に、中日に3タテ喰らうのは是が非でも避けたい。
 幸い、打線はそこそこ復調基調だ。
 西勇輝が連敗を止める好投をしてくれることを願うしかない。

 ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 19:06 | comments(0) | - |
0−3 対中日 村上 頌樹、2年目のジンクスにハマる  
 完敗だ。
 もう、盒狭斗に、完璧に抑えられた。
 ある意味、切り替えが効く、さっぱりとしたした敗戦でもある。
 この日の盒狭斗は、どのチームでも、どの打者でも簡単には打てん。
 まぁ、完全試合やノーノーを喰らわなかっただけでも、良かったと言えるくらい。

 ただ、残念なのは村上だろう。
 本来、その盒狭斗と互して、投げ合うことができるピッチャーであるはず。
 それが、簡単に3点を先取され、盒狭斗に更なる余裕を与えてしまった。
 
 苦手の福永に2ベース。
 その福永は、村上との相性の良さを買われて、4番起用されていた。
 その福永に外角一辺倒で、ついにはライト前へ狙い撃たれた。
 続く高橋周平には、ボール先行で、ストライクを取りに行った、内角のカットボールを痛打される。
 いずれも、慎重に、コーナーをという意識が強すぎて、決めきれずに、打たれたもの。

 今年の村上に、去年ほどの攻める姿勢が見えないのが残念だ。
 なんとかいいコースをついて、交わそう、そういうピッチングに見える。
 確かに実質の2年目なのだから、昨年のままでは、研究され攻略されるかもしれないという心配から、よりコースをついてというピッチングをしようとする意識があるのは、わかる。
 ただ、その意識が強すぎるんじゃないかと思うんだよなぁ。

 この日、審判の判定が、盒狭斗の投球に広く、村上の投球に厳しく感じなかったか。
 それも、盒狭斗が勢いよく、思い切って投げ込んでくるのに対して、村上が慎重にコースをつこうと、丁寧に投げようとしていることから、盒狭斗の投球に比べて勢いがなく、盒狭斗の投球が伸びてくるように映り、村上の投球がタレているように映るからだと思う。
 去年の村上は、球速こそ140km後半ではあるが、その回転数や伸びにおいて、十分この日の盒狭斗に渡り合えるだけのものがあった。
 ただ、今年の村上は、攻める姿勢を失い、守りのピッチングをしているために、その武器を失っている。
 それが、2回の3失点に繋がっている。

 盒脅平に打たれた後、細川に一発を喰らうのだが、これは細川が上手かったと言える部分はあるんだが、決めに行ったボールをファールで逃げられ、フルカウントからのフォームを片手一本で拾われたもの。
 これも、四球は出したくないという意識から、フォークが届く位置までしか落ちなかったからだろう。
 もっと攻める気で、ワンバンになってもいいから腕振って投げれば、空振りを取れたんじゃないかと思う。
 そういう微妙なところで、村上は、ハマってしまっている。

 シーズンを折り返しても、村上のピッチングに攻めの姿勢が見えない。
 これは、今季の自分のストレートの走りが悪く、自信がないってことなんだろうか。
 キャッチャーが坂本から梅野に代わったからなのか。
 原因次第で、村上のローテも考えなくてはいけなくなる。
 中継ぎでの石井大智、桐敷の負担が多くなっている為、ここへの配置転換も考えないといけないかもしれない。
 まぁ、何より村上自身が、自分のピッチングを取り戻してくれんといかんのだけど。

 ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 22:49 | comments(0) | - |
4−1 対東京ヤクルト 起爆剤は、野口か
 初のスタメン起用の野口がいい働きをした。
 同点となるタイムリーと追加点となるショートへ叩きつけた打球で打点を上げる。
 初のスタメン起用に十分応えた。

 この野口に代えて、代走起用の島田が好走塁で、坂本の一打で還って来る。
 ライトの守備でも貢献して、持ち味を発揮した。
 野口、島田のセット起用が上手く行った。

 この試合、4回の同点タイムリーに、野口の対応力、野球脳の高さを感じた。
 2回に、奥川にスライダーを振らされ、三振に倒れていた。
 この打席をしっかり考慮に入れ、変化球に意識を置きながら、ストレートを待って、弾き返して入る。
 同じ失敗をしないと言う意識と、第1打席の攻められ方を下に、この打席の待つべき球を考えている。
 これが、できれば、スタメン起用は、増えるだろう。
 案外、打線の起爆剤は、野口にまなるかも知れない。

 その野口とスタメンメンを争う島田だが、この試合の様な起用がハマるだろう。
 野口の守備固めとして、途中からら代走からでも出場チャンスを掴んで、その中の打席で結果を出す。
 それを繰り返していれば、その内、再びスタメン起用のチャンスが増えるだろう。

 久しぶりに、3点差で、終盤を迎える事が出来た。
 ただ、この試合でも、石井大智を投げさせている。
 この後、ドーム球場で6連戦が控えている。
 この日の大竹の調子から、3点あれば、7回まで行かせて、8回ゲラ、9回岩崎で、良かったんじゃないだろうか。
 6回の攻撃で、2点取った後の、大竹への代打起用は、そのまま打たせた方がいい様に思えた。

 これで4連勝で、首位讀賣まで、0.5ゲーム差まで来た。
この後のドーム球場での6連戦が、ある意味オールスター戦前の山場だ。
 これを、しっかり勝ち越して、いい形でオールスター休みに入りたい。
 まずは、村上が先陣を切って、好投してもらいたい。

 ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 23:14 | comments(0) | - |
2x−1 対東京ヤクルト 他山の石として
 2試合続けてのサヨナラ勝ち。
 勢いをつけるには、格好の勝ち方。
 まぁ、どちらも相手のミスにより、助けられた感はある。

 何故、ヤクルトは、8回で村上をベンチへ下げてしまったか。
 1点を守り切る策に出た結果、サードの村上に、守備固めが必要だったのか。 
 北村の守備力が、そんなに優れているようには見えないし、村上がそれほど劣っているものでもないと思うが。
 延長を視野に入れれば、村上を外すことは考えられない。
 多少でも守備が上回る北村を起用することで、1点を守り切れると思ったとすれば、ずいぶん舐めたことをしてくれたもんだ。

 2022年の開幕戦、タイガースが5点リードに、余裕をかまして、齋藤 友貴哉を起用して、ヤクルトに大逆転を許した試合を思い出す。
 そういう油断は、命取りになる。
 1点を守り切れるという思い上がり、そのためチームの主軸の村上をベンチに下げるという愚策。
 これが、9回にタイガースに逆転サヨナラを呼び込んだと言ってもいい、
 こういう試合は、他山の石として、タイガースも学ばなければいけない。
 まぁ、2022年に経験済みだし、岡田監督にもそういう油断は、あるはずがないと信じてはいるが。

 逆にタイガースで気になったのは、キャッチャー2人制の問題だ。
 9回、サヨナラのランナーである原口に代走を出せなかった。
 ベンチには熊谷も待機していた。
 何故、原口に代走を出せなかったのか。
 
 梅野に代打を出した以上、キャッチャーは坂本だけになる。
 延長を考えれば、坂本がマスクを被らざる得ないのだが、万が一坂本に何かあった場合、キャッチャーがいなくなる。
 キャッチャー経験のある原口は、万が一のため、残さざる得ない。
 坂本をキャッチャーに、原口をファーストへ入れる布陣を考えていたと推測される。
 そういう苦しい起用をしなくてはならない原因は、キャッチャーを2人しかベンチ入りさせていないから。
 あの時、外野手の返球で、間一髪原口がアウトになれば、代走を起用できなかったのが致命傷にもなる。
 そういう意味では、第3のキャッチャーを一人ベンチ入りさせといた方がいい。
 長坂でも、榮枝でも、中川や藤田に1軍ベンチを経験させるだけでもいい。
 
 3人目のキャッチャーを置くことで、貧打に苦しむキャッチャーの打撃に、代打を送りやすくなる。
 この試合も、9回に梅野に代打を送ることで、チャンスを掴んだ。
 試合終盤で、チャンスでキャッチャーへ打順が回った時に、3人目のキャッチャーがいれば、躊躇なく代打を送れる。
 そこは、今一度考え直さないといけないんじゃないかな。
 これだけ、混戦で抜け出すチームもない状況。
 そういう起用で、勝ちを拾うことも大事な戦略になる。

 さぁ、途中経過はどうあれ、これで3連勝で、首位にも1ゲーム差。
 まだまだ、先は見えないが、一時の底は脱してきている。
 後は、こういう試合の結果で、いかに勢いに乗るかだ。
 それには、一気に大量点で勝つ試合が必要。
 そういう試合をどこで作れるかだ。
 
 ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 23:34 | comments(0) | - |
6x−5 対横浜DeNA サヨナラは、何に言う
 🎵サヨナラは、何に言う サヨナラは、横浜に
  皆んなが打つ日を待って、サラバ、貧打と言おう

 そんな、歌も口ずさみたくなる勝ち方。
 今年、初めてと言っていい、劇的勝利になった。
 その一翼を担ったのは、間違いなく野口であった。
 この日のライトのスタメンは、3番で豊田が起用された。
 同じ右の外野手として、野口は、悔しい思いもあったろう。

 その思いが、5回の小幡を1塁に置いてのヒットに繋がる。
 これを渡会が逸らした事で、野口も一気に3塁へ到達。
 近本のタイムリーで、戻って、2点差に迫る事が出来た。
 
 初回に無死1、3塁のチャンスを潰して、2回に3点を取られ、劣勢のまわり。
 5回の表にも、1点を追加され、4点差になった時は、意気消沈。
 2回以降、調子に乗り出したケイに、このまま抑えられて、終わるのかと思われた試合だっただけに、この野口の一打は、勇気を与えた。

 野口は、6回にも、満塁のチャンスで犠牲フライを放って、1点差に迫る、プロ入り初打点も挙げた。
 この一打も、あわやセンターの頭上を超えるかと言う当り。
 8回は、1死1、2塁のチャンスでセカンドゴロ、それでもダブルプレーを免れる事ができた。
 この後中野のタイムリーで、再び1点差に迫るのだから、この時の小幡の走塁に感謝だな。

 結局、こうしてジワジワと攻めたのが、9回に身を結ぶ。
 9回の先頭の前川を出したのも、セカンド牧のエラーだし、最後の原口のライト前も、ライトゴロを狙った渡会の送球が良ければ、アウトだったかもしれない。
 そう言う、横浜のミス(この試合、全て失点に繋がる4失策)にも助けられた試合でもあった。

 それでも、こう言う勝ち方をしたのは、タイガースに勢いを付けるのに、十分だろう。
 近本、中野にタイムリーも出たし、近本は2安打、中野は、猛打賞。
 クリーンナップに当りこそ無かったが、下位打線がそれぞれいい仕事をしたし、途中から9番に入った野口が、打線の起爆剤になった。
 この試合のきっかけで打線が復調する、そう言う試合にしたい。

 今週を4勝2敗で、カード勝ち越しも2カード連続だ。
 ここで勢いをつけて、前回足を掬われたヤクルトにお返しをしておきたい。
 そして、下位の中日戦までしっかり、貯金を増やしておきたい週になる。
 その為、この試合の勝ちを絶対に勢いに繋げなくては行けない。

 ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 23:56 | comments(0) | - |
2−1 対横浜DeNA ドラ1クリーナップ、全員が2軍落ちを経験
 この日、森下が登録抹消になり、2軍に合流した報道があった。
 このところの森下の打撃を見て、さもありなんという状態ではあった。
 これで、今シーズン、タイガースの売りであった、ドラ1クリーンナップ、森下、大山、佐藤輝の3人全員が、2運落ちを経験することになった。
 まぁ、2年目の森下に多くを期待しすぎていたのかもしれない。
 それでも、森下の見せる、勝負強さには、その期待も自ずと高くなってしまうのだろう。

 それでも、プロ経験は2年目だ。
 去年の終盤、日シリでの活躍から、相手チームのマークもキツくなる。
 森下の苦手とする内角を攻められることも多くなる。
 どうしたら、森下を打ち取れるか、そういうマニュアルを作って、臨んでくる。
 これへの対応が求められる。

 森下は、2年目に際して、回旋打法とかいって、体の軸で回転し、バットを振る打法を目指したという。
 それは、間違いでないように思う。
 ただ、回転はそれでいいが、バットの出方が、アッパーになってしまっている。
 流行りのメジャーのバレルゾーンに対して、バットを出す、これがアッパースイングと理解してしまっているような打撃だ。
 これは、本来、バットの起動はレベルだが、ボールに対して、バレルゾーンの角度を持って、打つことなんだが、どうも下からカチあげるイメージで捉えられる。
 森下のバッティングもこれで、下から、下から、カチ上げに行っている。
 これでは、率は残らない。

 シーズン当初、森下にいい場面で一発が出ていた。
 これは、森下がちゃんとしたスイングをして出たホームランでもあったが、それが出なくなると、どうもホームランを欲しがって、ボールを下から打とうとする。
 そういうスイングが目立ってきて、率がどんどん下がってきた。
 岡田監督も、見かねて、コーチしたらしいが、なかなか一朝一夕に治るもんじゃなかった。
 ここで、一度下でスイングの作り直しをさせた方がいいという判断なんだろう。
 8、9月の勝負時期に、森下の力が必要であればこその判断だと思う。
 頑張れ!

 この日の試合は、伊藤将がオースティンに一発は喫したが、7回を83球で被安打5の1失点でまとめた。
 球数も少なく、まだまだ行ける感じはあったものの、時折高めへ甘い球がいくこともあり、継投を決断したのだろう。
 今季の伊藤将は、どうもボールの抑えが効かず、高めへ浮いてしまうピッチんぐが目につく。
 これが、勤続疲労からなのか、体の衰えか、技術手になものかわからないが、ずっとその傾向が続いている。
 この日も、そういう傾向にはあったが、それでも低めへの意識を強く持つことで、その確率を減らしている、そういうピッチングに見えた。
 まぁ、最近では及第点のピッチングではあった。

 オースティンの一発で、先制を許したものの、小幡のタイムリーで、追いつき、6回に佐藤輝のタイムリーで勝ち越した。
 これで何度目のリスタートの試合かは、知らんが、またも5割から踏みとどまることができた。
 ただ、東でなく、森唯斗の先発を打ちあぐね、6回の途中まで5安打で、1点に抑えられていたのがいけない。
 もう少し、打線が奮起し、この日の森唯斗くらいなら、もっと点を取らんといかんわ。
 それができないというのは、打線がまだまだ本調子じゃないんだろう。
 打線の調子が戻るまでは、この日の試合のように、厳しい戦いの中で、勝ちを拾っていかなくてはいけなくなる。
 もう、いい加減、打線が目を覚ましてもいい頃。
 たまには、スカッと余裕を持って、試合を見られる展開が欲しいところ。
 スカッと、勝って、カード勝ち越しを決めたい。

 ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 23:32 | comments(0) | - |
1−2 対横浜DeNA タオルを売り出すと、成績は落ちる
 石井大智の「勝ちマッスル」のタオルが販売されたという。
 スタンドで掲げるフアンの姿も見かけた。
 商品化までのスピードに驚くばかりだが、選手自身も励みになって、さらなる好成績へ繋がればいいのだ・・・。
 ところが、このタオルを作ると、途端に成績が下がってしまう、そう言う傾向にある。

 以前岩崎が、その塩対応が話題になり、「0点に抑えられてよかったです。」というタオルが販売された。
 すると、そこから、0点に抑えられず、失点する試合が増えてきた。
 石井大智も、この「勝ちマッスル」のタオルが販売された途端に、負け投手だ。
 先の広島戦も、8回に決勝のワイルドピッチで失点し、負け投手はランナーを出した島本についたが、これで2戦連続のリリーフ失敗だ。

 同じように、ヒッチングマーチができると、成績を落とすという傾向にもある。
 今年、ヒッティングマーチができた小野寺暖は、2軍に沈んで故障、小幡は、ショートを守るが打率1割代、歌詞を増やした大山が大スランプといった具合だ。
 期待の表れで、ヒッティングマーチができるのだろうが、これも逆の結果が出る。
 どちらも、あまり験がよくないが、これを乗り越え、タオルやヒッティングマーチに負けないような活躍を期待したい。

 石井大智は、クイックが苦手だ。
 横浜は、オースティンがヒットで出ても代走を送らなかった。
 これは、助かったとも思えたが、またもワンバンのワイルドピッチで、オースティンを2塁へやってしまった。
 そのオースティンが、牧のセカンドゴロで、サードへ行って、初めて代走を送ることになる。
 オースティンをセカンドへやることなく、1塁へ留めていれば、なんて事はなかったはず。
 これも、石井大智のクイックが下手で、ランナーがいると、思うように投げきれない、そういう側面があることを露呈した形だ。

 その後、佐野に決勝のタイムリーを浴びることになったのだが、ここも無理して勝負する必要があったのか。
 コンタクト率の高い佐野だ。
 サードランナーに代走の林を送られて、佐野が当てさえすれば、当たりゴーで、突っ込んでくる。
 それ故、佐野を三振に取らないと、この回を凌げない。
 延長線へ入っているだけに、ここでの1点は、命取りになる。
 ボール気味の球で、歩かしオーケーでよかたんじゃないか。
 1死1、3塁なら、次の戸柱(結果、代打・山本だったけど)で、ダブルプレーも期待できる。
 佐野の天秤にかければ、こちらの方がピンチを逃れる確率が高かったんじゃないだろうか。

 まぁ、今シーズンは、こういう勝負の綾が、裏目裏目に出る。
 それも、途中、横浜先発のジャクソンに、3安打に抑えられる打線に責任がある。
 特に、5回、小幡のツーベースをビーズリーが送った、1死3塁のチャンス。
 ここで近本が三振、中野がセンターフライで無得点の場面。
 近本は、外角高めのボール球のチェンジアップを振って三振。
 今季の近本は、こういう三振が多い。
 中野も合わせて、100三振だ。
 これだけ多くなっては、機能しない。
 1、2番がこれでは、得点力は、上がってこない。

 厳しい敗戦が続いて、これで何度目かの5割に戻ってしまった。
 幸い、次戦は東がこない。
 理由は、ともあれ、ありがたい。
 ここで連敗を止めとかないと、5割をワルとズルズルいきそうで怖い。
 伊藤将司も安定しないが、ここは踏ん張りどころだ。
 チーム一丸で、再び上昇するため、奮起して欲しい。

 ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 23:53 | comments(0) | - |
5−7 対広島 錆びついたバズーカ砲
 もう、かっての梅ちゃんバズーカは、存在しない。
 それは、梅野自身も自覚してるだろうし、新井カープも見抜いている。
 それ故に、梅野は、送球しやすいコースへのリードへ偏る。
 エンドランでこれを狙うのは、新井カープとしては、至極当然でもある。

 かっての梅野は、強肩で鳴らした。
 それは、梅ちゃんバズーカと言われ、相手チームの盗塁の抑止力にもなったほど。
 ただ、今は、そのバッティングと同様に、かなり錆びついた。
 その為、盗塁阻止率が、駄々下がりになって来た。
 これを許せないバズーカは、なんとか盗塁を阻止しようと、それを刺せる、刺しやすいコースへ、放らすことを求めるリードになる。

 本当なら、バッターに打たれないことを優先しなくてはいけないのに、どうしても走ったランナーを刺したい、そう言うバズーカのプライドが優先してしまう。
 結果、外角高めへのストレートの要求が多くなり、これを狙い撃たれ、ヒットエンドランの形で攻められる。。

 はたまた、8回裏の羽月の3盗のように、セカンドへ行ってしまったから、もう盗塁はないと言う判断で、無警戒になってしまう。
 その前の、羽月の2塁へのスチールを、間一髪差し損ねているので、余計無警戒となった。
 羽月は、よく3盗を試みる。
 それが、頭に入っていたのか。
 梅野が、一声かけ、牽制を入れることで、かなりの抑止力には、なったはず。

 このところ、村上の時のキャッチャーが梅野になっているが、村上には、坂本の方が合っている様に見える。
 坂本は、梅野ほど盗塁阻止におけるプライドがない。
 あくまでも、ピッチャー優先で、バッターを封じることを優先する。
 
 この日も秋山に初回の初球を打たれた。
 もう何度目か。
 以前の経験がある坂本なら、その辺の警戒を怠らなかったんじゃないか。
 梅野は、実感として経験していないから、素直に入って、打たれてしまった。
 この辺もキャッチャーを代えた弊害が出たか。

 その村上は、今年はずっと、こんな調子だ。
 本来は、スピードガン以上の伸びとキレを持つストレートが持ち味で、これが、バッターが思った以上に差し込まれ、凡打に打ち取ると言うのがピッチングスタイル。
 ただ、今年は、去年の様に、攻める投球ができていない。
 コースを丹念に、高めに浮かない様にと言う方へ神経が行って、ボールのキレや伸びが去年ほどじゃない。
 だから、キメに行った球をファールで逃れられたりして、球数が増える。
 際どいコースを、見極められ、カウントが不利になる。
 青柳がコントロール重視へシフトして、持ち味を失っている姿と似ている。

 広島戦の3タテは、できなかった。
 村上が去年の調子なら、2回の3点で勝ちなんだろうが、今年はそうは行かなかった。
 新井カープも3連敗は、阻止しようと、積極的に動いて来た。
 これに、梅野をはじめとするバッテリーが飲み込まれた敗戦だった。

 ただ、久しぶりにカード勝ち越しで、甲子園に戻れる。
 次の横浜戦のカードも勝ち越したい。
 幸い、打線は、点を取れるようにはなって来た。
 ピッチャーがある程度持ち堪えてくれれば、打力が有る横浜といえども、十分闘える。
 まずは、久々のビーズリーがどうかだ。

 ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 23:20 | comments(0) | - |
2−1 対広島 サトテル、自作自演の2発1エラー
 前日の投手戦の勝利を受けての2戦目。
 この日は、広島キラー・大竹の先発。
 大竹は、キラーらしく、広島打線に付け入る隙を与えないいピッチングで立ち上がった。

 その大竹を援護したのが佐藤輝の1発。
 なんと、123打席振りのホームラン。
 これで、佐藤輝も乗って行けるんじゃないか、そう思わせる1発だった。

 その1点を守って、5回2アウトまで、パーフェクトピッチングをしていた大竹の足を引っ張ってしまったのも佐藤輝だった。
 菊池のサードゴロを上手く取ったまでは良かったが、これを1塁へ悪送球でセカンドまで進めてしまった。

 このところ、佐藤輝の守備は、安定してきており、安心していたんだが、ここで痛いミスが出た。
 佐藤輝は、過去の悪送球の経験がトラウマで、余裕がある時ほど、慎重にと、送球の際に硬くなる。
 あまり考えず一連の流れで、送球する時は、比較的安定していた。
 このところの守備では、獲ってから、間を置かず、すぐに投げることで、これを解消している様にも見えた。
 ただ、この時の当たりは、少し考えて欲しかった。
 当りの強さからいって、ファーストへの送球に余裕はある。
 菊池の足を考えても、ワンバン送球で十分間に合う。
 咄嗟にでも、そう言う判断をしなくてはいけない。
 それができてこそ、佐藤輝は、守備を克服したことになる。

 さて、このエラーが大竹の完全試合も消したし、次の矢野にタイムリーを打たれて、同点ともされてしまった。
 まぁ、完全試合は早すぎるにしても、それほどこの日の大竹のピッチングは、冴えていた。
 それが、ひとつのエラーでペースを崩し、矢野のタイムリーを許してしまうから、怖いもんだ。
 ただ、この後のランナー3塁のピンチは、中村隼人を打ち取って、同点止まりで凌いだ。

 このエラーで、一番責任を感じていたのは、佐藤輝自信だろう。
 自分のホームランで挙げた1点を、自分のエラーで吐き出してしまったんだから。
 その佐藤輝に打順が回って来たのが、同点に追いつかれた直後の6回の表。
 ヒットの前川を大山が併殺打で、チャンスが潰えたかに思えた後、九里の外角へのチェンジアップを逆らわず逆方向へ打つと、これがスタンドイン。
 久々に見せた、逆方向への一発。
 こう言うバッティングが出来れば、佐藤輝は、浮上する。

 こうして自らのエラーで失った点を自らのバットで取り返した佐藤輝の得点を、大竹が安定したピッチングで守り抜く。
 結局、大竹は、7回を97球で被安打2、1失点で投げ切った。
 後は、ゲラ、桐敷、岩崎と繋いで、この1点を守り切った。

 これで、広島に連勝、このカードの勝ち越しを決めた。
 打線も、昨日今日と相手ピッチャーが良かったこともあり、得点こそ挙がられていないが、打撃内容は上向いている。
 後は、森下待ちかな。
 このまま、一気に上昇気流に乗るには、もうひとつ勝っておきたい。
 村上のピッチングと打線の更なる奮起に期待したい。
 
 ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 23:23 | comments(0) | - |
3−0 対広島 才木に勝ちを付けたかったが・・・
 投手戦とは、まさにこのことを言うんだろう。
 才木も森下も一歩も引かない内容のピッチング。
 タイガースも広島も、貧打に悩むチームではあるが、打線が好調であったとしても、この日の2人のピッチング内容では、攻略は難しかっただろう。
 球威、コントロール、変化球全ての面で1級品のピッチングだった。
 才木については、前回の中日戦といい、相手ピッチャーとの兼ね合いで、勝ち星がつかない試合となってしまった。
 7回を1安打、6奪三振だから、勝ちに等しいピッチングだ。

 その才木を援護しなくては行けない打線は、森下に4安打、9奪三振で零封された。
 唯一のチャンスが8回。
 小幡のヒットに島田の送りバントがフィルダースチョイスを呼んで、無死1、2塁のチャンス。
 近本がセンターフライで、小幡がタッチアップして、1死1、3塁となった。
 この場面で、得点を挙げれば、才木に勝ちの権利が発生する。
 そのためにも、中野がなんとかしなければいけなかった。
 
 チャンスは、4球目のファールだった。
 3塁ランナーの小幡はギャンブルスタート、中野がフェアグランドに転がしさえすれば、1点という作戦。
 この4球目のカットボールは、外角高めのボール気味の球だった。
 これを無理して当てに行き、ファールとなった。
 これなら、スクイズでもよかったんじゃないかと思う。
 スクイズの方が、ボールをフェアグランドに転がしやすいとも言える。
 まぁ、いずれにしてもギャンブルだが、サードランナーにスタート切らせているんだから、スクイズバントの方がいいように思えた。

 まぁ、タイガースは、このワンチャンス。
 逆に広島は2回に小園のピッチャーゴロを処理した才木の悪送球もあって、無死3塁のチャンスをもらった場面。
 ここで坂倉をサードへのファールフライ、菊池のピッチャーゴロで飛び出した小園をアウトにして、矢野を盛んどライナーで無得点で凌いだ才木の逞しさが映った。
 1点を失うことが命取り、それを前回の中日戦で経験しただけに、こう言うところの粘りのピッチングが素晴らしかった。

 試合は、才木の後を繋いだ、石井大智、桐敷、岩崎がなんとか凌ぐ中、森下を繋いだ栗林に抑えられ延長へ突入した。
 その10回。
 代わった島内から、小幡が四球を選んで、1死1塁。
 ここで島田にエンドランを仕掛けさせた。
 この場面でエンドランのサインは、島田に余計なことを考えず、打つこと、1、2塁間に引っ張ることを迷わず決断させる有効な手段だった。
 そのサインに、島田が見事に応える。
 サードへ向かった小幡を刺そうとした野間の送球が外れて、カメラマン席へと入り、小幡のホームインが認められ、待望の得点が入った。
 9回の菊池の当たりを好捕した守備と、この一打で、島田は、大きな存在感を示した。

 その後も2塁に島田を置いて、近本が久々のヒット・2ベースで、2点目。
 パスボールでサードへ進んだ近本を中野がタイムリーで返して、3点目を挙げた。
 ここでは、近本に当たりが出たのが大きい。
 前の打席のセンターフライもいい感じであったが、ヒットにならず、ここで結果が出た近本が再び上昇気流に乗る可能性のある当たりだった。
 こうして、下位打線で作ったチャンスに、近本、中野が返す、去年のいい形の特典パターンが、ここに来て出たのは好材料だ。

 最後を締め括ったゲラは、どうも広島には分が悪いようだ。
 最後も1死満塁のピンチを招いて、代打・松山をなんとかダブルプレーにとれたから、よかったが、ここで単なるアウトで、小園に回っていれば、危ない場面だった。
 広島戦のゲラは、要注意だ。
 少し、中の方で使って、試してみた方がいい。

 息詰まる投手戦を、なんとか制した。
 才木に勝ちをつけられなかったが、この勝ちは大きい。
 タイガースの得点パターンで、得点できたし、相手の島内を攻略した。
 この勝ちを次に繋げていきたい。
 大竹が持ち味を発揮し、打線が援護して、勢いに乗っていきたい。
 
 ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 23:53 | comments(0) | - |
5−6 対東京ヤクルト 勝ちパターンを落とすのは、痛すぎる
 8回を迎えたところで、5−1と4点リード。
 桐敷で8回を抑えて、9回を岩崎かゲラでという展開だった。
 その桐敷が誤算。
 このところ、登板のたびに、ヒットを許し、綱渡が続いていただけに、この試合でも不安を残す。
 西川へ四球。
 宮本にヒットを許し、オスナを打ち取るも、村上にタイムリーで1点を返されるたところで、漆原へ交代。

 まぁ、勝ちパターンの7、8回を任され、フル回転だっただけに、ここへきて疲れもあるのだろう。
 シーズン当初の、抑えでもいけるんと違うかと思うような、球のキレが失われつつある。
 それでも、次のサンタナに対して代えたのはどうなんだろう。
 サンタナの次が長岡であることを考えれば、一発同点だけを防いで、長岡勝負でも行けたはず。
 それを漆原へ代えたのは、桐敷の球が余程来ていなくて、サンタナに長打を喰らう可能性が高いという判断だったんだろうが。

 その漆原が、サンタナを警戒しすぎて、四球で歩かせて満塁にしていまう。
 ここで左の長岡へ回されるという、最悪の展開になってしまった。
 この対サンタナだけを討ち取るために出た漆原だ。
 サンタナを歩かした時点で、左の島本か富田へスイッチしてよかった。
 普通なら、一人一殺の継投を試みるんだろうが、この漆原続投が裏目に出た。

 同点にされた時点で、岩崎なら、長岡に岩崎で勝負に行っていい。
 9回は、ゲラで行くしかなくなるが。
 それくらい大事な勝負になってしまった。
 これを山田哲人のタイムリーで逆転されたから、非常に痛い敗戦となった。

 攻撃では、珍しく5点をとって、13安打も放ったんだから、勝ちに結びつけんといかん試合。
 まぁ、得点が4回以外は、1点づつなのに、ヤクルトは8回に一気に5点だからなぁ。
 それを防げなかった、タイガースのブルペン。
 こういう悪循環が一番怖い。
 ピッチャーが良ければ打撃が悪い。
 打撃が良ければ、ピッチャーが悪いという形になると、絶対に波には乗れない。

 また、これで5割に戻ってしまった。
 5割からのリスタートを何回すればいいのか。
 4月に6つの貯金を作ったのを、5、6月で綺麗に吐き出した。
 幸い、抜け出すチームがないため、まだまだ可能性はあるものの、今の体制では、かなり厳しい。

 7月の最初は、マツダで広島との対戦だ。
 ここでの戦いで、今後が占われるんじゃないか。
 ここで広島を止めることができれば、その後波に乗ることが出来るかもしれない。
 そういう分岐点になる、7月最初の試合になる。
 なんとか、才木に悪い流れを止めて欲しい。
 そして、打線が一層の奮起をして、援護をしてやってくれ!

 ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 17:18 | comments(0) | - |
1−6 対東京ヤクルト 伊藤将司の憂鬱
 折角、トンネルを抜ける光が見えたんだが。
 病みかかった雨が、伊藤将の投球で、再び降り出したか。
 やはり、初回にいきなり3失点は、きついわ。
 多少、打線が上向きになった感があるとはいえ、まだまだ未知数。
 それが、いきなり3点を追いかける展開だから、そりゃ、簡単にはいかん。

 3回は、味方のエラーで足を引っ張られたこともあるが、ここでも失点で、ほぼ試合が決まってしまった。
 3点でもきついのに、ここで追加点を取られて5点差では、お手上げだ。
 味方のエラーからとは言え、ここは踏ん張ってもらいたいとこ。
 伊藤将は、今季こういうところの踏ん張りが効かない。
 3年連続で成績を残してきた選手だが、勤続疲労か、球が高めに浮くことが多い。
 キメに行っても、決まらず、球数が増える。
 よく、似ていると言われる成瀬も、急激な劣化があったし、青柳も3年連続結果を出したあと、低迷している。
 伊藤将も同じような道を辿るのか、ここからさらに巻き返せるか。
 大きな岐路に立っている気がする。

 打線は、奥川に2安打で、1失点に抑えられた。
 さしていいようには見えない奥川に、ここまで抑えられるんだから、まだまだトンネルの中にいる。
 特に森下が、トンネルの真ん中にいて、抜け出せない。
 途中出場の野口が、ヒットこそ出なかったが、内容のいい打撃していたし、近本の代わりに出ている島田が好調だけに、立場が危うい。
 まぁ、2年目の若手に多くを期待しすぎなのかもしれないが、それだけの器だと思っているので、現状が歯痒い。
 シーズン当初にホームランがポンポンと出たから、どうしても本塁打を欲しがっているような打撃になりがち。
 かなりのアッパースイングが見える。
 たまに、ヒットを打つ時は、ちゃんとレベルになっているんだから、それを忘れず、染み込ませてほしいんだが。
 まぁ、2年目のジンクスかなぁ。

 野口は、いいスイングしていたわ。
 豊田といい、下から上がってくる選手には、ハングリー精神を感じる。
 島田も、後のない必死さを見せている。
 外野の定位置争いが激しくなっては来ている。
 こういう競争が、打線全体の活性化に結びついていないのが、もどかしい。
 そうなるように、誰かが突き抜けてくれればいいんだが。

 今の打線の調子で、序盤で5点差は、いけない。
 見るべきところのない試合になってしまった。
 折角、前の中日戦で、活発になる兆しを見せた打線が、また鎮火してしまった。
 今一度、導火線に火を付けて、再度トンネルを抜ける灯りを点さなくてはいけない。
 西勇輝のピッチングに期待し、打線の援護を望む。

 ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 22:57 | comments(0) | - |
8−1 対中日 雨は止んだか、夜は明けたか
 久々の大量得点。
 長らく、貧打という闇の中を彷徨っていたタイガースは、その暗く長いトンネルの出口に辿り着いたのか。

 この日も、序盤は、中日先発の梅津の前に、いつも通りの貧打だった。
 初回の1死1、3塁のチャンスも大山がゲッツーで潰していたし。
 それでも、この試合は、タイガースの積極性が良く出ていた。
 島田が盗塁を仕掛け、佐藤輝は2ベースを狙って、先の塁を攻めた。
 いずれも暴走のきらいはあったが、それでも、試合を積極的に動かして行こうとするベンチの意図を汲むものであったんだろう。
 欲を言えば、初回に1塁ランナーの中野が、盗塁を仕掛け、森下、大山にダブルプレーの危険性を無くして欲しかった。
 まぁ、森下は、ダブルプレーでも1点入るんだが、バットに当てられないんじゃしょうがないけど。

 試合は、村上と梅津が、相手打線の貧打に助けられ、7回まで0-0の試合で、お互いの我慢合戦になっていた。
 7回のタイガースは、先頭の中野が2ベースで出て、森下のピッチャーゴロを梅津がサードへ送り、セーフとなるフィルダースチョイス。
 全て、ここから始まったと言える。

 大山が初回のチャンスを潰した名誉挽回の、タイムリーで、復帰後初めて4番の仕事をすると、後続が続く。
 前川、佐藤輝にもタイムリーが生まれ、この回一挙4点を挙げる。
 こんだけ打線が繋がったのは、いつ以来か、記憶も遠くて、覚えがないわ。

 続く8回も、島田のヒットに始まり、森下にもタイムリーが出て、前川にタイムリー、佐藤輝の犠牲フライで、この回も4得点。
 あれほど、1点を取るのに窮していたタイガースが、意図も簡単に得点を挙げる。
 
 結局完封を狙った村上が9回に1点を失い、富田に繋いで勝利。
 6点戦の真ん中の試合で、ピッチャーを使わないで済んで、快勝とも言える勝ち方だ。

 これでタイガースを貧打から脱したのだろうか。
 次のヤクルト戦で真価が問われることになるが、やはり近本の復調無しに、貧打の解消はないんじゃないか。
 この日、気分転換の意味もあるのだろう、近本をスタメンから外して休ませた。
 代わりの島田がいい働きをして、補っていたが、やはりタイガースの1番に近本が座ることによって、タイガースの追撃体制が整うと思う。

 トンネルの出口は見えた。
 これを一気に突き抜けるには、近本の力は、絶対に必要だ。
 夜明けは近い、雨はもうじき止む気配。
 さぁ、ここから本当のタイガースを見せよう!

 ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 23:17 | comments(0) | - |
1−1 対中日 兆しが一夜で消えていた
 前日、貧打に悩まされるタイガースが打線の浮上の兆しが出てきたと書いたばかりだが・・・・。
 一夜明けてのこの試合。
 その兆しは、見るも無惨に跡形もなく、霧散していた。
 
 近本、中野の1、2番は、鋭いライナー打つのを忘れて、打ち上げてばかり。
 森下は、アッパーにスイングが戻っていて、前日のバッティングを忘れている。
 大山は、まだ復調の気配を漂わせているが、前の3人がこれだから、結果を急いでいる。
 唯一、佐藤輝のみがいい感じでバッティングしていた。
 ただ、これが一過性のものなのか、調子を取り戻してきたものか、佐藤輝の場合は、判断が難しい。

 それでも、その佐藤輝のあわや、2ランかと言うフェン直の3ベースで挙げた1点が、この日の唯一の得点だ。
 9回は、前川の右中間を抜くかと言う当たりを、岡林に上手く処理され、2ベースとなり、1塁ランナーの植田は、3塁でストップ。
 その後、代打の渡邉諒が三振、小幡がセンターフライで、サヨナラのチャンスを逃した。
 延長10回も、2アウトから、中野の2ベース、代打豊田の内野安打で、1、3塁のチャンスも大山が倒れ、サヨナラのチャンスを逃した。

 こう言う、決めきれないことをしていると、勝つことは難しい。
 12回も、漆原が、ギリギリで踏ん張って、引き分けに持ち込むのがやっとだった。
 なんで、前日見せていた、バッティングが、一夜で崩れるのだろうか。
 いい感じいで打っても、結果が出てないから、また変えてしまったんだろうか。
 前日は、間違いなく、浮上する気配があった。
 この試合への期待値が高かっただけに、この結果は残念でならない。
 近本、中野、森下の3人は、倉敷で見せたバッティングを思い出して欲しい。

 これで、中日相手に1敗1分。
 3戦目は、落とすわけにいかない。
 先発の村上は、もとより、打線が奮起しないといかん。
 幸い、前川は、ペースを守っている。
 1、2番が塁に出て、前川、大山、佐藤輝で返す、この形を多く作りたい。
 それには、近本、中野が、倉敷で見せた打撃を思い出すことだ。
 
 もういい加減、打線が爆発する試合があっていい。
 いつまでも、この貧打が続くわけじゃない。
 止まない雨はない、明けない夜はない。

 ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 23:56 | comments(0) | - |
0−1 対中日 板山の恩返し
 板山に痛烈な恩返しを喰らった。
 タイガースに戦力外にされた意地か、それをバネに板山が必死に這い上がったか。
 タイガースは、よくこう言う恩返しに会う羽目になる。
 去年も交流戦で江越に、痛烈な恩返しの会ったことがあった。
まぁ、出された側の意地みたいなもんもあるんだろうけど・・・。

 それにしても、才木まで見殺しにしてしまう打線って。
 折角、火曜の先発へローテをずらしたのに、これじゃ村上先発の時と変わらない。
 才木を火曜の先発にした意味を、ちゃんと考えているのだろうか。

 ただ、打線としては、少しずつ、気配が出てきてはいる。
 中野は、コンパクトに振れてきていたし、近本も当たりはわるくない。
 大山は、相変わらず復活の気配が漂っているし、森下もスイングがレベルになって、いい当たりをする様になっている。
 ようやく、岡田監督の指導を理解する様になったか。
 打線全体も、岡田監督の言ってることを実践しようとする意識が見えてきた。
 これが、打線の復調へ繋がってくれることを祈るのみだ。

 この1戦が、そう言うタイガース打線の気づきに繋がり、復調してくれれば、この敗戦も価値をもつ。
 そうでもしないと、才木も報われないだろう。
 後で振り返った時に、「あの試合が、打線復調のキッカケになった。」って、そう言える様にならんといかん。
 そうして、次の才木の登板の時には、たんまりと援護してやらなぁ。
 先発投手陣に、「打線の援護で、勝たせてもらった。」って、言ってもらえる試合を作って行かなあかんわ。

 後は、下位打線の弱さをなんとかせな。
 梅野の打率は、救いようがないし、坂本も2割そこそこ、小幡も多くは期待できない打撃をしてるし、下位打線に期待は、まったくできない。
 せめて、チャンスの時には、代打が出せる体制にしておかないといけないんじゃないか。
 3人目のキャッチャー登録はどうしても必要だろう。
 ショートも小幡の後を守れる選手が必要。
 植田や熊谷でもいいんだろうが、その時は、代走での起用ができなくなることを覚悟しなけりゃいけない。

 混戦が続くセリーグだ。
 ここを抜け出すには、もっと得点力を上げなくてはいけない。
 幸い、上位を打つメンバーの調子を取り戻す兆しはみえてきた。
 後は、下位打線をなんとかする手立てをかんがえなくては。

 さぁ、そろそろ打線が爆発して、勝つ試合を見たいぞ。
 大竹を大量援護し、楽なピッチングをさせてやってほしい。
 まずは、甲子園に戻って、奮起してくれ!

 ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 23:19 | comments(0) | - |
2−5 対横浜DeN 大山の復活弾も空砲となる
 大山が4番に復帰した2戦目。
 横浜のエース・東から先制のソロホームランをレフトスタンドに叩き込んだ。
 4回にも追撃のタイムリーを放ち、復活を印象付けた。
 軸足がしっかり踏ん張り、バットを押し出している。
 だから、打球が失速しないし、野手の頭を越える打球になる。
 これで、大山は大丈夫だと思わせる打撃だった。

 本来は、4番の大山が戻れば、得点力が上がってくるはず。
 だが、その基となる1、2番が低調なのが痛い。
 この日近本は、3三振のノーヒット、中野も1安打は放ったものの、内容は良くない。
 近本は、4番に据えられてから、三振が増えた。
 4番でバッティングが狂ったか、自身の調子そのものが悪くなっているのか。
 
 中野はずっと悪い。
 この日、東に対して、前川、佐藤輝、森下を外して、ノイジー、渡邉諒、豊田を起用した右打線を組んだ。
 だが、本当に変えるべきは、中野だったかもしれない。
 簡単に、ボールを見送って、追い込まれる。
 追い込まれた後に、すぐに手を出し、凡打に打ち取られる場面を何度も繰り返している。
 これは、自分の感覚が完全にずれていることを表している。
 なまじスィングを大きくするような改造を行ったことで、以前の最短距離でボールを叩く、良さが消えている。
 打線をいじるなら、この中野を、植田か熊谷に変えるか、佐藤輝をサードに残し、渡邉諒をセカンドという手もあった。

 前川は、スイング的に左は苦にならないと思う。
 逆に、多少調子が悪い時は、左の方が合いやすいスイングをしている。
 折角、ここまで来ているんだから、東と対戦させてやりたかった。
 逆に、森下は調子が下降線。
 かなりの迷いもあるので、今乗っている豊田に代えるのは、合点がいく。

 森下は、力むあまり、ホームランを欲しがる余り、どんどんアッパースイングになっている。
 これでは、当たる確率が低いし、当たってもポップフライになるしかない。
 ただ、森下は、不思議な選手で、そんな状態なのに、ある時突然、レベルスイングで快打を飛ばしたりする。
 何をどう考えてスイングが変わるのか、単にそん時の対応だけなのか、よくわからない。
 そういう一打が、いい場面で出たりするから、なかなか代えられないところがある。
 ただ、ここは豊田がいい感じなので、少し頭を冷やす意味でも、いい交代ではあったと思う。

 ただ、豊田も流石に東は荷が重たかったか。
 東のピッチングの術中にハマって、思う通りに打たされていた。
 特に4回の1点返して、1点差になった場面の1死1、3塁の同点が期待できる場面。
 ここで打点を挙げられれば、一段階段を登れたと思うんだが、注文どうりのゲッツーに打ち取られてしまった。
 まぁ、大山以外打ててない東を打てというのが無理かもしれんが、打てないまでも、外野フライを上げるか、ボテボテでもゲッツー崩れで1点を取る、そういうバッティングをしたかった。

 まぁ、ここで追いつけなかったのが、その後相手に追加点を許し、負けへとつながることになった。
 伊藤将は、今年はどうしてもこういう傾向にある。
 根本的なコントロールが不安定で、カウント球が甘くなったり、ストライクを取れずにカウント負けする。
 決め球で決めきれず、球数が嵩んで、中盤以降に一発長打を喰らって、失点する。
 この日のピッチングも、この傾向のままだった。
 相手の東が、大山に一発を浴びながら、上手く投げていたのは、そういうところの差なんじゃないかな。
 今一度、東との差を見つめ直して、立て直して欲しい。
 決して、東に劣るピッチャーじゃないはずだから。

 負けはしたけど、大山に完全復活の打撃が戻ってきたのは好材料。
 あとは、前川、佐藤輝は、我慢して使い続けてやるしかない。
 この二人が打ってなけれな、得点力が上がってこない。
 その上で、近本、中野の復調を待つしかない。
 まだまだ、貧打の我慢は続きそうだ。

 ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 18:19 | comments(0) | - |
1x −0 対横浜DeN 1対0で勝つしかないのか?
 もう何度目になるんだろう?
 貧打でピッチャーに頼るしかないタイガースの勝ち方としては、どうしてもこう言う形が多くなるんだろう。
 それにしても7回まで強打の横浜打線を零封していた西勇輝に、勝ちが付かず、またも見殺し状態だったのが忍びないなぁ。

 試合は、9回の裏に、前川の内野安打をキッカケに佐藤輝の死球で、掴んだ1、2塁のチャンスに、梅野が倒れ、2アウトになった後、小幡がライト前へ、サヨナラとなるタイムリーを放った。
 前進守備の渡会からの返球のタイミングは、アウトかと思ったが、代走の植田海のスピードと返球を取り損なった山本の捕球が、サヨナラを呼んだ。
 山本も植田の足を考え、タッチを焦るため、捕球が疎かになる。
 植田の足と今回は思い切って腕を回した藤本コーチの判断がサヨナラに繋がった。
 岡田監督が言っていたのは、こう言う事なんだと再確認させるプレーになった。

 正直、2死で小幡の打順が回った時は、半分諦めもあった。
 小幡のバッティングからして、打てる要素は、ラッキー以外にない様に思えた。
 できれば、四球でも出て、次の代打へ繋いでくれればベストと思った。
 小幡のスイングは、ヘッドが遠回りして出てくる。
 それを改善するには、バットを一握り短く持てばいいんだけど、本人は、今のスタイルにこだわっているのか、そう言う対応は取っていない。
 その為、どうしても速い球には、振り遅れ、差し込まれる。
 
 その普通は打てない小幡が、この場面、2ストライクに追い込まれた後、5球目のカットボールを上手く振り抜いた。
 この1球のスイングだけが、バットのヘッドが最短距離で動いて、ボールをミートした。
 内角へのカットボールだったため、自然とそう言うスイングになったのか。
 はたまた、そこのカットボールに絞って待っていたのか。
 このスイングが常にできれば、小幡の打撃は、アップする。
 ただ、それには、バットをもう一握り短く持つ事が近道なんだが・・・。

 しかし、相変わらず貧打状態だけに、大山が戻ってきたのが、どう出るか。
 打線のの座りを見ると、大山が4番にいてくれるだけで、座りがいい様に見えるから不思議だ。
 この日は、2安打。
 当りは、イマイチかも知れないが、こう言う結果が、復調のキッカケにはなり得る。
 大山が4番に座ってこそ、貧打解消への一歩になるはずだ。
 
 次は、東だけに、大山も、前川も、小幡も、打撃の確認するには、もってこいだ。
 こう言う相手を打ってこそ、自信になるし、飛躍につながる。
 思い切って、伊藤将を援護してやって欲しい。

 ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 23:14 | comments(0) | - |
2x −1 対北海道日本ハム 打てないけど勝ったのは・・・
 新庄が、尊敬する岡田先輩に華を持たせてくれたのか。
 古巣タイガースへの温情か。
 最後は、ミスを重ねて、タイガースを勝たせてくれたしあい。

 しかし、タイガースも負けずにミスするもんだから、結局試合は延長戦まで戦うことになった。
 ファイターズの先発のドラ1細野。
 確かにいい球投げていた。
 それでも、5回途中まで、2安打、6三振は、ないだろう。
 もとはと言えば、コントロールに難があり、ドラフトでも、その球威の割に評価が低かったピッチャーだ。
 ランナーが出れば、激変することは、予想はできたが、そのランナーが出ないんだから、話にらない。

 結局5回になって、前川が無死から四球を選んだ事がキッカケとなる。
 森下が続いて、無死1、3塁のチャンスを掴んだ。
 ここで、梅野にセーフティスクイズ。
 これがピッチャー正面で、飛び出した前川が憤死。
 まぁ、セーフティなんだから、ランナーは、止まらんといけない。
 スクイズのサインであれば仕方がないが、どっちだったんだろう。

 そのあと、小幡が四球を選んで満塁となり、ここで村上に代打原口で勝負に出た。
 まぁ、ここで村上に代打を出すのなら、本来梅野に代打で勝負という方が良い気がするんだけど、キャッチャー2人体制だから、それができない。
 仕方なしに、好投の村上に代打を送らざる得ない。
 まぁ、このところ勝ててない村上に勝たせてたいというのもあったんだろうけど、ここまでの投球内容から、ここで交代するのは、勿体無い。

 その代打の原口がライトへのファールフライを放つ。
 この時、サードランナーがタッチアップを切れてなかった。
 万波の肩を恐れたのか、体制を崩して捕球しているので、十分タッチアップできるはずだったが。
 これも、判断ミスだな。

 それを救ったのは、近本のタイムリー。
 これも、セカンドランナーが、サードで止まって帰って来れないと言うミスが出た。
 さっきのタッチアップをしなかった事といい、村上に代打を出してまで、勝負に行っているのを理解していたんだろうか。
 ここだって、近本が打った瞬間にランナーは、スタート切ってるはずだし、セカンドランナーが戻って来れないわけがない。
 なんか、ファイターズの外野陣を過大評価して、警戒し過ぎてなかったか?

 結局、この回1点止まり。
 これを守ろうと、石井大智、桐敷と繋ぐが、その隙を突かれ、清宮の同点タイムリーで、試合は延長戦へと突入することになる。
 
 結局、延長11回で、代打豊田がヒットで出塁、続く森下のショートゴロを、ゲッツーを焦った、水野が大きく弾くエラーで、1死1、3塁のチャンスを作ると、ここでファイターズバッテリーにワイルドピッチのミスが出て、サヨナラ勝ちを治めることとなった。

 まぁ、これじゃ、勝っても喜べる内容じゃないわなぁ。
 タイガースが余りにミスばかりで点を取らないモンだから、見るに見かねたファイターズがミスして、助けて、勝たせてくれた、っていう試合だ。

 まぁ、これで交流戦の全日程を終えた。
 結局、4つの負け越し。
 あれだけ打てないのだから、しかたが後の言えるが、この試合のように、普通にやるべき事を、普通に出来ない場面が多かった。

 リーグ戦再開には、大山の復調は元より、普通の事を普通にやる事が大事だ。
 それが、出来ずして浮上はない。
 打てない時こそ、不調な時こそ、当たり前のことを当たり前にやろう!
 
 ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 23:42 | comments(0) | - |
4−1 対福岡ソフトバンク 希望の光、前川右京の満塁弾!
 いきなりの4点は、大きいわ。
 初回、1死満塁で飛び出した前川の一発。
 まぁ、見事だった。
 これで、レフトのレギュラーは前川当確でいいやろ。
 
 この4点は、才木にとって十分な援護点になった。
 心配は、こんな援護をもらったことがないため、慣れない余裕のあるピッチングに、ペースを狂わせてしまうこと。
 こういうことって、結構あるんだよなぁ。
 乱打戦になるのって、そういう場合が多いのと違うかな。

 ただ、才木のメンタルは、それほど柔じゃなかった。
 しっかり、いつも通りのピッチングを遂行していった。
 まぁ、才木のピッチングスタイルが確立しているというのもあるし、抑え方をわかっているのもある。
 球数が多少余計かかって、完投完封こそできなかったが、7回117球で、被安打5で失点1。 
 これで昨シーズンの勝ち星に並んだ。

 しかし、打線は相変わらずで、初回の満塁弾のあと、ヒットは、2本、初回の2本と合わせ4本だ。
 前川がホームランの1本、佐藤輝が2本、森下が1本きりだから、寂しい限りだ。
 本当いえば、中押し、ダメ押しという攻撃があって然るべし。
 ホークスもリードされている場面で出てくるピッチャーなんだから、レベルは落ちる。
 それなのに、最も簡単に抑えられ、まるで初回の4点で仕事が終わったかのように淡々と過ごしていく。
 結局終盤で3点さで、緊張する勝利となった。

 これで交流戦は、日本ハムとの1試合を残して、6勝11敗。
 まぁ、よく負けた。
 打線の低調ぶりからして当然でもあるが、残りの日ハム戦をなんとしても勝って、セリーグの試合の再開に備えないといかん。
 昨日も書いたが、やはり大山待ち。
 大山が戻って、反撃体制が整うまでは、耐える試合が続くだろう。
 できれば、交流戦明けに大山が戻ってくれることを願っている。

 まぁ、3タテは楽天戦だけにして、なんとか新庄ファイターズに一矢報いないといけない。
 
 ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 17:32 | comments(0) | - |
2−6 対福岡ソフトバンク 2点取れただけでも、マシな方?
 いきなりの3点は、キツいわ。
 2死2、3塁で近藤。
 あからさまに敬遠することは、無理にしても、四球覚悟で厳しい攻めで言って欲しかった。
 歩かせて満塁になって、柳町勝負で致し方ない場面やろ。
 ここを凌げば、この日の東浜の調子から、十分攻略できると思ったんだが。

 初回から3点の援護をもらった東浜は、決していい調子ではない、逆に悪いと言ってもいい状態。
 それでも3点のリードは、心に余裕を与える。
 この余裕が、逆にタイガース打線の敵となる。
 結局、東浜は、6回を99球で被安打5、失点1で勝ち投手となるんだから、この初回の近藤勝負が、分かれ目であった。

 今週だけでも3回の完封負けをしているタイガース打線。
 この日は、初回に1番に戻った近本の内野安打で、早々にノーノーを阻止。
 6回には、中野と佐藤輝の2ベースで掴んだチャンスで、前川の1塁ゴロの間に1点を取り、今週4度目の完封負けを免れる。
 あとは、8回に糸原がタイムリーで2点目を挙げ、ノルマ達成ってとこだ。

 まぁ、2点がノルマの打線だけに、初回で3点取られたところで、苦しいのは目に見えていた。
 ただ、この日の調子の東浜であれば、なんとかしなくてはいけなかった。
 それが、どうにもならないのがタイガース打線の現状。
 
 なんせ、スタメンに名を連ねるべきメンバー全てが調子悪い。
 こういう状況って、滅多にあるもんじゃない。
 大概、調子のいいものが1人や2人いる。
 悪い奴が1、2人いて、通常営業がその他という感じ。
 調子のいい者に頼りつつ、その調子の悪い奴の調整に頭を悩ますもんだが、タイガースの場合、全員が悪い。
 それは、シーズン始まってからずっとだ。

 それは、ひとえに芯である4番が、ドツボだったことが大きい。
 大山は、下半身の不安から、オープン戦の最後を欠場。
 開幕に名を連ねるが、どうも打撃がおかしかった。
 軸足の踏み込みというか押し込みが効かない。
 スィングが弱いから、状態だけで無理に振ろうとする。
 手打ちで、強く振ろうとするから、必要以上に状態を捻って、対処しようとする。
 それを繰り返して、迷宮入り。

 今は、大山待ちなんだろう。
 大山が、戻ってうち始めない限り、タイガース打線が浮上しないように思える。
 大山が軸で打ち始めれば、今バラバラになっているピースが、全て収まるところに収まり、力を発揮し出す。
 今は、それがいつになるかだ。
 勝負は夏場以降。
 去年、何度も言っていた言葉だ。
 今こそ、腹括って、その言葉を思い出し、現状できるところをやって、凌いでいくしかない。
 ここで、どこまで踏ん張れるかで、勝負所で勝負を賭けることができる資格が得られるかわかる。

 才木が、最後の砦だ。
 今一度、っていうのが多すぎるが、頑張ってくれ。

 ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 23:05 | comments(0) | - |
0−2 対福岡ソフトバンク 今週3度目の完封負けに涙
 伊藤将司は、気の毒だったなぁ。
 たった、1球の失投で、完投しながら負け投手だもの。
 たった、1球、されど1球。

 押しまくっているのに点が入らない。
 そういう攻撃をしていると、得てして押されっぱなしの方が、ポンとワンチャンスで点が入ったりする。
 「野球あるある」なんだけど、それを絵に描いたような試合。
 伊藤将司も、そういう経験もしてきているんだろうし、坂本とのバッテリーで、十分そこは注意していたはず。

 ただ、あの5回だけ、5回だけに魔が刺した。
 2死から、笹川にヒットを打たれ、その笹川に走られる。
 まぁ、下位でもあり、少し舐めていたし、油断もあった。
 あと一人で責任回数をクリア、早くこの会を終えたいという心の隙が、広瀬の一発を呼んだ。
 「野球あるある」は、こういうことなんだ。
 
 押しまくっているが点が取れないもどかしさ。
 ピッチャーは、より慎重に相手に先取点を与えないよう始終気を張っている。
 それが、下位打線とかで、ちょっとホッとしたり、2アウトを取って、一息ついたりする隙をついてくる。
 広瀬への球は、どれも高かった。
 危ない兆候があった。
 だが、下位の広瀬ということが、細心の注意を怠わせることになった。

 しかし、打線は、モイネロから、よくチャンスを作った。
 チャンスを作れど、チャンスになると、打たなきゃ、というプレッシャーに負けて、ボールが見えない。
 やたらと三振を繰り返した。
 まぁ、モイネロ自体が、いいピッチャーで、そう簡単に点は取れないピッチャーであるかもしれないが、あまりにも無策に振り回すだけで、狙いを感じない。

 チャンスを作るまでは、初球の甘いカウント球を狙っていくとか、ある程度の意図は見えたんだけど、いざチャンスとなると、一様に肩に力が入り、モイネロの球威に負けまいと、早めの判断でスイングを仕掛ける。
 力が入りすぎているスイングは、思っている以上にヘッドが出てきてなくって、遅い。
 結局三振に切って取られる。
 ただでさえ、打てない、不調者ばかりで組んでる打線だ。
 点が取れるわけがない。

 本当は、全く逆の展開でしか、勝ち目がなかった試合かもしれない。
 伊藤将司が粘って、ホークスを抑えている間に、誰かがポンと打って、点取って、守り切る。
 それが、この試合のプランとなるはずが、全く逆の目が出てしまった。
 
 今週3回目の完封負けだ。
 あまりにも点が取れない。
 じゃぁ、どうやって点を取らすか、取りに行くか。
 ここは、選手個々がベンチの指示に応えて、地道に自分の役割を全うする以外に道はない。
 
 ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 23:10 | comments(0) | - |
5−0 対オリックス そんな、ヒロシに騙されたい
 いきなりのレフトフライをエラー。
 今季初スタメンでの抜擢に、緊張したんだろうか。
 だとすれば、ずいぶんと心許ない。
 そんなことで、前川や森下に打ち勝って、ポジションなんて得られない。
 そんな評価が頭をよぎる。

 豊田寛。
 今季で4年目、東海大相模で全国制覇、国際武道大から日立製作所を経てドラフト6位。
 右打ちのスラッガータイプであるが、去年、同型でもある後輩の森下がドラ1で入団。
 井上、小野寺とライバルも多く、昨年は1軍出場もなく、微妙な立場に置かれていた。
 そんな中で、2軍での好成績を買われ、1軍登録。
 ある意味、ラストチャンスを得た。

 そんな、豊田が、この日のオリックスの先発が左の田嶋である事も合わせて、スタメンのチャンスを得た。
 それが、初回の守備から、やらかした。
 だが、そのピンチを西勇輝が踏ん張って、無得点に終えてくれると、今度は、豊田がバットで応える。

 2回の初打席で、プロ入り初ヒットを放つと、4回に四球の原口を1塁に置いて、あわやプロ1号かと思う様な、フェン直の2ベースでチャンス拡大。
 この後の梅野のショートゴロで、フィルダースチョイスを誘って、先制点を挙げるのに大きな貢献をした。
 まぁ、原口のベースタッチが微妙ではあったが、ラッキーな判定ではあった。

 ただ、これがきっかけで、この回4得点。
 対オリックス戦で初の得点でもあり、これまでの悪い流れを断ち切るには、十分の得点でもあった。

 原口の一発で1点を追加した5得点を、先発の西勇輝が完投、完封で守り切って、このカード3戦目で勝利することが出来た。
 勝った方は、どれも相手を零封している、守りが全面に出た戦いでもあった。

 さて、初スタメンで爪痕を残した豊田。
 ここからが問題だ。
 タイガースの外野は、近本が固定。
 両翼は、森下と前川が基本線。
 これに割って入るのを、今は2軍の小野寺、井上、ノイジーや、今上にいる島田、ミエセスと争えあなくてはいけない。
 この試合で見せた様な、アピールをし続けなくてはいけない立場。

 もう、後がない、戦力外か現役ドラフトか、と言われる中、予想に反して出てきた戦力だ。
 いい意味で、騙されたのかも知れない。
 どうせなら、このまま騙し続けて、打線の起爆剤になる様な活躍を期待したい。
 頑張れ!豊田寛

 ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 23:33 | comments(0) | - |
0−4 対オリックス 2試合連続の完封負け
 オリックスのピッチャーがいいのか、タイガースの打線が悪いのか。
 多分、後者なんだろう。
 前者と思いたいが、前者の比重もある程度あると思うが、主たる原因は、後者にある。

 エスピノーザの調子がいくら良かったとしても、6回1死までパーフェクトに抑えられるほどのピッチャーでもあるまい。
 結局、7回途中で3安打で零封だから、なす術なく抑えられてしまったってことだ。

 いつも思うんだが、タイガース打線って、何を考えて、打席に入っているのだろう?
 ただ、来た球を漠然と打っていってるんじゃないだろうか。
 自分の打席の状況、相手の配球、何が相手にとって嫌なことなのか、など考えることは山ほどあると思うんだが。
 そう言う考えを張り巡らせている選手がどれほどいるのか。
 近本が唯一、そう言う存在かと思ったが、ここのところ、4番のあるべき姿にとらわれ、そう言う面が消えているし。

 成程、去年の優勝メンバーが軒並み成績下げている。
 だが、それを織り込み済みで、新戦力の台頭がないと連覇は難しいとわかっていたはずう。
 外野の両翼、サード、ショートは、その競争枠が与えられてたはずだ。

 両翼は、森下がかろうじてライトを、レフトで前川がやっと、芽を出して来た状態。
 ショートは、木浪の不振から、小幡の起用も考えられえうも、五十歩百歩。
 サードも佐藤輝以外は、糸原、渡邊諒と迫力に劣る。
 
 そう言う中で前川が出て来たのは、少しは、希望がある。
 ただ、前川もまだ発展途上。
 守備を含めて、やることが多くある。
 シーズン通して1軍にいること、故障せず全うすることなど。

 そう言う未完成なチームを、去年の優勝で完成されてるかのような錯覚に陥った。
 成熟するには、まだまだ試練が必要ということか。

 それでも、3タテされてはいかん。
 3試合で1点も取れんなんて事あり得んやろ。
 今日こそ、打線が去年がマグレでないことを証明しなくては行けない。
 石に齧りついても、点を取れ!
 
 ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 23:11 | comments(0) | - |
0−4 対オリックス 村上よ、これが2年目のジンクスだ!
 また、村上が勝てない。
 これで、2勝5敗。
 週の頭の先発で、エース級と当たることが多いことを割り引いても、よろしくない結果だ。
 まぁ、今シーズンの援護のなさも要因ではあるが、それ以外にも問題はある。

 昨シーズン、新人王とMVPを同時受賞となる快挙を成し遂げた。
 一気に頂点まで上り詰めてしまった。
 成績だけを見れば、2桁ギリギリの10勝だから、新人王だけでも良かった。
 勝ち星だって、一歩間違えば、例えば牧のような新人が相手であれば、新人王は難しかったかもしれない。
 ただ、これに防御率のタイトルがついて、タイガースの他に特筆した成績を上げたものがいなかったための消去法で選ばれたかもしれない。
 
 まぁ、骨折による欠場期間がなければ近本が有力だったし、最多安打のタイトルと、フルイニング出場でゴールデングラブの中野も有力方補ではあったかもしれない。
 タイガースの為なら、この2人のどちらかがMVPで、村上が新人王というのが一番おさまりやすかったんだろう。
 ただ、このMVPは、村上に対する期待値のホードルを否応なしに上げる。
 たった1年、やっと実績を残せたピッチャーに、エースとしての働きを求めることになるのだ。
 当然、村上自身もそれを感じる。
 それ故、それに応えようとレベルアップを図る。

 まぁ、これが、2年目のジンクスの入り口となる。
 村上は、球速をもう少し上げることでレベルアップできると考えた。
 それが、逆に無用の力みを呼ぶ。
 強く腕を振って、球速は出ても、回転数とかが伴わないと、ただの棒球だ。
 それと、無駄な力みは、フォークのすっぽ抜けを呼ぶ、落ちないファークは、ただの半速球だ。
 
 今年の村上は、決め球で決めきれない。
 カットされたり、ファールで粘られる。
 球数も増える、そうして苦し紛れの変化球を痛打される。
 これが、始終起こるわけでなく、肝心な場面で起きてしまうから、勝敗に直結してしまう。
 本人は、勝負場面でギアを上げているつもりが、逆に力みになっている。

 この試合は、球数は少なく、いい感じで進んでいたが、結局味方の援護が期待できない状況から、1点もやれないという意識が、勝負所での力みになり、甘く入った球を打たれた。
 それでも、この試合を一人で投げ切る非凡さはあるのだが、どうしても今季は、こういう試合が多くなる。
 交流戦での登板は、最後か?
 日本ハムとの残された1戦での登板があるのか不明だが、交流戦後にローテの再考を必要とするかもしれな。
 週の頭から、金曜日あたりの先発へ変更するのも方法だ。
 今、一番信頼度が高い才木に火曜を任す。
 後半ローテ
 火 才木
 水 伊藤将
 木 西勇輝
 金 村上
 土 大竹
 日 ビーズリー
 という並びでもいいいかもしれん。

 だが、何より援護がないことが問題。
 打線がなんとかせなあかん。
 今、前川と渡邉諒は、打てている。
 問題は、中野、近本、佐藤輝の3人か。
 この3人が上がってこないと、援護点が増えることはない。
 交流戦も残りわずかだ。
 なんとか、調子を上げてくれ!
 
 ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 23:03 | comments(0) | - |
3−0 対埼玉西武 ノーノー逃すも、才木が7勝目で3連勝!
 今や絶対的エースになりつつある。
 前回は千葉ロッテを1−0で完封し、この試合は、8回1死までノーノーで、なんかやる気プンプンだったんだけど。
 山野辺の打球、難しかったが、あれをファインプレーで獲ることができれば、達成してたんだろう。
 それでも8回を112球で、1安打で零封しているんだから、ほぼ完璧だろう。
 8回に足を攣ったということで、心配されたが、大丈夫か?
 次は、ホークス戦だけに、才木にまた頑張ってもらわないといけない。
 このままいけば、何かしらのタイトルも取れるだろうし、沢村賞も射程内になるんじゃないか。
 あとは、怪我とか故障には従分注意してもらいたい。

 対して、打線は、西武の先発渡邊勇太朗に6回まで3安打に抑えられていた。
 このピッチャー、いいね。
 スケール感もあるし、なんで勝ててないのかって思ってしまう。
 それだけ、西武も貧打で、援護がないんだろう。

 その渡邊勇太朗の球数が100球に近づく、7回に攻略することができた。
 糸原、梅野の連打で、チャンスを掴むと、木浪に送らせて、才木、中野の打順。
 まぁ、ここで木浪に送らせるってことは、中野勝負に賭けていたんだろうけど、せめて、才木がバットに当てれば、なんとか1点という考えもあったかもしれない。
 その才木が、本人曰く不甲斐ない三振で、1球も当てることが出来なかった。
 だが、そのあとの中野が、渡邊勇太朗の4球目を叩いた打球は、前進守備のセンターの頭を越えて、スリーベースとなった。

 渡邊勇太朗は、この1点で、ガックと来たね。
 球数も100球を越えていたし、あとは前川が3塁の中野を向かいいれるタイムリー。
 その後も、森下、近本と4連だとなった。
 満塁で、佐藤輝は、倒れたが、こういう場面で1本欲しかったなぁ。

 それでも、今の才木の3点は十分な援護となった。
 8回に山野辺に、ノーノーを阻止は、されたが貫禄の7勝目を挙げた。
 才木は、確実に階段を上がっているなぁ。
 相手が西武ということを割り引いても、そのピッチング内容はエース級と言っていい。

 さぁ、これで先の楽天戦の3連敗は取り返せた。
 あとは、日ハムと千葉ロッテに負け越した分を、いかに取り返すかだ。
 来週は、オリックス、ソフトバンクという濃いところとの試合だ。
 ここで勝ち越して、日ハムとの雨天中止の試合を勝てれば、交流戦5割になる。
 取らぬ狸の皮算用かもしれないが、そこまで行きたい。
 
 それには、まず打撃陣。
 折角、繋がりが出てきたんだから、後は近本が、本来の打撃を取り戻すこと。
 どうしても4番を意識してなのか、長打へ気持ちが入っているように見える。
 繋ぎの4番で上等なんだから、あまり意識しないほうが良いと思うんだが。
 長打は、佐藤輝に任せておけばいい。

 あと、今日カメラマン席へファールを追って、倒れ込んだ渡邉諒。
 無事であってほしい。
 自力で立ち上がって、ベンチに戻ったが、頭だけに、慎重に様子を見ないと。
 最悪、下から井上でも上げて、ファースト守らすことも考えたい。
 交流戦もあと1週だ。

 ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 18:15 | comments(0) | - |
4−1 対埼玉西武 いよいよ、メッセの再来に見えてきた!
 久々の3連戦の頭を取った後の試合。
 前日の勝ちを勢いに結びつけるのに重要な試合の先発は、ビーズリー。
 今、才木とともに、一番安定しているピッチングを続けている。
 そのビーズリーが、9回を119球で、被安打4、1失点で完投した。

 昨年、リリーフ、あわよくば抑えも考えて補強したビーズリーではあったが、中継ぎで安定した結果を残せず、シーズン途中から、先発へと転向した。
 昨年のうちに、何度か谷間で先発もあり、初勝利も記録し、今年への契約を勝ち取った。
 今季は、キャンプで故障で出遅れたが、その後着実に実績を上げ、伊藤将司の不調で、代わってローテに入るとここまで抜群の安定感で、この試合で3勝目を挙げた。
 こう言った経緯が、メッセンジャーと被る。

 メッセも、中継ぎ、抑えを期待されて入団も結果を残せず、先発に転向すると、長くタイガースのローテの柱として貢献した。
 タイガースで通算98勝を挙げ、5年連続6回の開幕投手も務めた。
 そのメッセの後を追うように、ビーズリーが進化している。
 このまま、文字通りメッセ2世になてくれれば、これ以上心強いことはない。

 さて試合は、3回に梅野、木浪の連打で掴んだチャンスに、ビーズリーは、バントで送れず3塁で封殺された、1死1、2塁で、中野が1塁線を破るタイムリー。
 前川が倒れた2死2、3塁から、森下がレフトへ2点タイムリーと、3点を先取した。
 取れて、1点ずつ、合計で2点しか取れなかったタイガースが、昨日は5点を挙げ、今日は一気に3得点を挙げた。
 こういう点の取り方ができるようになったのは、中野、前川、森下の上位3人が調子を取り戻してきたからに他ならない。
 これに佐藤輝が加われば、得点力が自ずと上がってくる。

 まぁ、問題は、4番に入ってから、率を落としている近本の状態。
 やはり、少し気負いが見られる。
 上位3人が良くなっているだけに、自分が返さなきゃという思いが強くなっているのかもしれない。
 もう一度、気持ちを1番を打っている時の状態に戻して、その時だって、下位から作ったチャンスに回ってきたことはいや程あったはず。
 その時、どういう気持ちで、どういう準備で、バッティングしてきたか、思い出してほしい。
 これで、近本が通常モードになれば、タイガース打線は、残り大山待ちとなるだけだ。

 交流戦に入って、初めての勝ち越し。
 このカードから後半の3カードになるわけだが、ある意味一番打てない西武打線と当たったのは、救いだった。
 タイガースと同じように、貧打とブルペンの崩壊に悩むチーム。
 先発の充実だけが頼みの綱だが、平良が離脱し、今日の盒狂成が未だ、勝ち星なしという状態だけに、タイガースの方が少しは救いがある状態。
 ここで、しっかり勝って、再びタイガースらしい勝ち方をできるようにするには、明日もう一つ勝って、勢いづけるしかない。
 来週は、バファローズ、ホークスと強敵との試合になる。
 しっかり、調整し、準備して、この難敵を撃ち破れるよう、まずは次の試合、全力で取りに行きたい。
 それには、才木に、今日のような援護をしてやってくれ!

 ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 17:51 | comments(0) | - |
5−1 対埼玉西武 さぁ、開幕(リスタート)、元気出して行こう
 貯金も0になって、再開幕のつもりで、ここからタイガースらしい野球をやってこう。
 そう言う思いと、起爆剤の役割を求めて、佐藤輝が昇格した。
 同時に2軍で結果を残してきた豊田も同時昇格で、小野寺と入れ替わることになった。

 豊田は、大卒社会人で、入団3年目。
 去年は、後輩の森下がドラ1で入団、他にも前川、小野寺、井上、井坪と外野手の若手がひしめく中、今年27歳の豊田の位置付けは、微妙な立場にあった。
 今季、爪痕を残さないと、現役ドラフト、自由契約と言う言葉が現実味を帯びてくる、そう言う立場だ。
 そう言う思いか、今季の豊田は、2軍で、誰より必死で、結果を残そうと励んできた。 
 その結果、2軍で誰より、高打率を残し、今回の昇格に結びつけた。
 なんとか、1軍で爪痕を残せるよう、頑張って貰いたい。

 さて、試合は、やはりこの日登録された伊藤将が、久々の先発。
 立ち上がり、少し力んでいたのか、球が上ずる場面が見られたが、徐々に修正し、7回を被安打5、100球1失点で投げ切った。
 久々にしては、上出来かも知れないが、相手が西武打線であったことも幸いした。
 いま、タイガースと同様、貧打に泣かされているチームだ。
 
 伊藤将は、今季ストレートのスピードを上げることを課題としてきた。
 それが、逆に力みを呼んでいる。
 その為、球が上ずる、コースを外れる、そう言う場面が多く見られる様になった。
 その上ずった球を、捉えられて、失点に繋がっていた。
 本来のキレとコントロールで勝負する形が崩れていた。

この日も、5回に勝利投手を意識したのか、危ない傾向が見えた。
 本来、ローテの中心として回ってもらわないといけないピッチャーだ。
 1日も早く、本来の伊藤将らしいピッチングを取り戻して、バリバリ投げて貰いたい。
 
 攻撃陣は、久々の5得点。
 この日5番に起用された佐藤輝は、マルチで、ユニフォームを泥だらけにしてヘッスラするなど、元気な姿を見せた。
 守りも、足が動いており、無難にこなした。(でも、佐藤輝のとこに飛ぶと、どうしても、ドキドキするよね。)
 この調子で、後は、一発がどこで出るかだね。

 森下もヒットは出たし、前川も4回に上手いバッティングでタイムリーを放った。
 近本にも、4番を打って初めてのタイムリーがあった。
 近本ほどの技術があってもl4番を打つとなると、余計な力が入って、打撃を狂わすってことがあるんだと思ったね。
 それほど、4番を打つと言うことは、重い役割なんだろう。

 開幕戦(リスタート)をいい形で勝てた。
 これを勢いに結びつけるには、次の試合が大事だ。
 ビーズリーが投げ、前川、森下、佐藤輝が躍動してこそ、勢いがつく。
 さぁ、ここからだ。
 元気出して行こう!

 ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 23:08 | comments(0) | - |
1−4 対東北楽天 0からのリスタート
 楽天戦に3連敗、貯金も尽きて、0になった。
 この日も貧打は、変わらず。
 ヒット4本で1得点。
 その1点はピッチャーの西勇輝のタイムリー。
 これで、勝てと言う方が無理がある。

 貯金も0になったし、リスタートするには、いい機会だ。
 ここまでの交流戦は、オープン戦とでも思うことにしよう。
 メンバーも佐藤輝を戻して、開幕戦のメンバーでリスタートすることにしよう。
まぁ、大山がいないから、ここは素直に、原口を1塁で4番に起用。
 
 8 近本
 4 中野
 9 森下
 3原口
 5 佐藤輝
 7前川
 2 坂本
 6 木浪
 1 伊藤将
 これでどうだ。
 リスタートするには、一番いい開幕メンバーじゃないか。
 後は、大山が戻ってくるのを待つだけだ。

 今一度、原点に戻って、本来の打順で自分の役割を再確認し、当たり前のことを当たり前にやる、それを実行していって欲しい。
 まだ、5割、讀賣、広島とも3ゲーム以内だし、十分追いつける。

 さぁ、伊藤将、開幕投手らしいピッチングを見せてくれ。
 打撃陣も、開幕から全開で頼むぞ!

 ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 23:17 | comments(0) | - |
2−3 対東北楽天 貧打の因果が、抑えに報い
 もう、挙げた2点のリードを守り切るしかない。
 7回にして、もう追加点を諦め、守り切ることに徹してきた。
 7回、2死1塁で、バッター浅村を迎えたところで、石井大智を投入。
 浅村に繋がれると、小郷に島本。
 小郷を歩かせてしまうと、今度村林に漆原でピンチを凌いだ。

 大竹は、まだ85球、無失点であった。
 浅村との体制成績がどうかは、知らないが、よっぽど天敵でもない限り、次の小郷を見据えて、続投させて良かったんじゃないいか。
 これも、貧打故、追加点が見込めない、この2点を守るると言ういしきから、そこまで、8安打を打たれ、味方の好守備に助けられて凌いできた、大竹の危険性を考えたのかも知れない。

 7回の裏、前川に打順が回ると、お役御免で、8回の守備から島田を投入。
 これも、前川の守備力を考え、2点を守らなくてはいけない為、その足枷の目を早めに摘んでおくと言う起用の守備固めだったんだろう。
 ただ、これが、最後に裏目に出る。

 8回に桐敷が1点を失い、1点差の9回に、岩崎が小郷に逆転の2ランをあびた。
 その裏、タイガース最後の攻撃は、代打原口の死球から、梅野のバント、中野が四球で、1死1、2塁となって、島田に打順が回ってしまた。
 もとより、リードを保って逃げ切れば、なかった打席
 それを想定して、前川に守備固めで島田を出したのに、この重要局面で打席が回る皮肉。

 去年の流れなら、ここで島田が劇的一打で同点。森下でサヨナラと言う展開が見込めるか、前川がそのままで、ここで劇的一打をと言う場面。
 今年の貧打の報いは、それを許さなかった。
 多分、島田に代打を出さなかったのは、ミエセスより、足がある分、ダブルプレーの確率が、低い為、森下に回せる確率が高いと踏んだのだろう。
 だが、それも裏目に出てしまうのが、今のタイガース。
 島田が注文通り、セカンドゴロで、ダブルプレーで、ゲームセットとなった。

 2点しか取れない打線。
 それを守ろうとして守りきれなかった試合。
 初回の1死3塁の森下、5回、1点とって、尚1死満塁での近本。
 どりらも、犠牲フライでも、初回は内野ゴロでも1点の場面。
 こう言うところで、取るべき点を取らないと、こう言う結果になると言う見本のような試合。

 全ての原因が点が取れない貧打による。
 この日は、可能性のある前川、森下を2、3番と続けて、近本へ回すと言う打順を組んだ。
 中野が復調の兆しの3安打。
 前川もタイムリー、森下がマルチと結果は出した。
 ただ、それ以外でヒットは、大竹の内野安打を入れて2本だけだから、2点しか取れないわけだ。
 これを解消するのは、容易じゃないなぁ。

 そうこうしてるうちに、ブルペンも疲弊して、崩壊しかねないい。
 加冶屋、岩貞の実績組、湯浅の復活が待たれる。
 後は、先発の力があるピッチャーを後ろに回すか。
 例えば、才木と言う禁じ手もある。
 村上、はたまた門別の適正も見る可能性も出てくるかも。
 いずれにしても、相当深刻な事態であることは確かだ。

 ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 23:21 | comments(0) | - |
1−3 対東北楽天 貧打極まり、八方塞がり
 しかし、村上もしんどいわなぁ。
 完封する気でやらんと、勝てる気がせんのやから。
 もう、1対1の同点に追いつかれた時点で、自身の勝ち星は遠くなったんと違うか。
 そういう状況で投げるから、球数も自ずと増えるしなぁ。
 相手の防御率7点台のポンセが、余裕綽々で投げているのと、大きな違いや。

 この試合も3回までは、パーフェクト。
 4回先頭の中野の打球をライト小郷が突っ込んで取れず、後ろに逸らす、ラッキーな3ベースヒットを、3番の森下が、やはり楽天のレフト渡邊佳明の目測違いから3ベースとして、1点を先取した。
 ただ、この後続く、近本、糸原が凡退し、1死3塁で追加点を取れなかったのが響いた。
 結局、森下の打球を3ベースにしてくれたラッキーを活かせず、ただの犠飛と同じような結果にされた。

 その後は、6回の中野の内野安打まで、凡退を繰り返す。
 結局、その後のチャンスらしいチャンスは作れず、延長に入った10回にゲラが捕まると、「ハイ、それまでよ」になってしまった。
 まぁ、ゲラの自信喪失から、抑えられない状態をわかって使わざる得なくなったことが悪いのだが、ゲラは一回リフレッシュさせんといかん。
 素直なフォームか投げ込むので、ある意味打者から見やすい。
 特にミート中心に、コンパクトに合わせてくる打者、特に左は、打ちやすくなっているんじゃないか。
 これで、ダブルストッパー構想は、崩れたか。
 
 こんな時、湯浅が万全で戻ってくればいいんだけど、例のショートアーム化したフォームで迷走中だからなぁ。
 翻って、野手も大山がスタメンを外れた。
 代わりに1塁に渡邊諒、サードに糸原という布陣を敷いた。
 こんな、状況だから佐藤輝になんとかしてもらいたいところだが、打撃は戻っても、守備は、相変わらずポロポロ状態らしい。
 こういうピンチに、颯爽と現れて、打ちまくってチームをピンチから救ってこその佐藤輝なんだがなぁ。

 いずれにせよ、今のメンバーでなんとかしなくてはいけない。
 これ以上、これ以外のメンバーを求めるのは、ひとまず今季を諦めることを指す。
 では、どうしたら今のメンバーで勝てるか。
 八方塞がりの中、考えられるのは、
 
 9 森下
 5 糸原
 7 前川
 8 近本
 3 原口
 4 中野
 2 キャッチャー
 6 木浪
 1 ピッチャー
 今、可能性のあるメンバーを、近本の前におく。
 ここで点を取ることに徹底することを考えた打順。
 中野が打撃を思い直して、去年のようなバッティングができるなら、糸原と逆でもいい。

 誰も打てない状況だから、少しでも打てる可能性のある選手は近本の前に置く、それでダメならしょうがない。
 ピッチャーは、石井大智、桐敷に頑張ってもらうしかない。
 岩貞の状態は、どうなっているんだろう。
 こういう時にこそ出てきてもらいたいもんだ。
 7回岩崎で、8、9回を石井大智、桐敷でということも考えなくては。

 いずれにしても、投打ともに八方塞がりの状態だけに、誰かが突き抜けて、打破してくれるような存在が出んいかん。
 本当は、投で、湯浅、打で佐藤輝がその存在にならんといかん。
 この2人が下で燻っている状況こそが、今のタイガースなんだ。
 全員が奮起して、望みをつなぐしかない。
 
 ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 23:52 | comments(0) | - |
1−0 対千葉ロッテ 才木様様様で、マリーンズの連勝を止める!
 そして、タイガースの連敗を止めた。
 この貧打の残状で、勝つには、これしかないという完封勝利。
 ほんと、今年の才木は、ここぞの試合で見事なピッチングをする。
 
 もう、9回は痺れたね。
 ここ2試合とも1点リードの9回に追い付かれ、それも切り札のゲラ、岩崎で追いつかれていたから、この日も1−0で9回に入った時には、嫌な予感が頭をもたげた。
 しかも、この日全然合っていなかった小川に、センター前へ落とされ出塁を許すと、次の高部の内野安打で、蒸し1、2塁とされた時には、「またか」という思いが支配していた。
 ただ、ここから踏ん張るのが才木のすごいところ。

 打順が、ソト、ポランコと、小細工ができないバッターが続いたのは、不幸中の幸だったかもしれない。
 ここで、送られ1死2、3塁にされようものなら、同点は覚悟しなければならない。
 できれば、この2人で終わらせたい。
 長打は警戒しなくてはいけないバッターだけど、逆に荒っぽいバッターだけに、穴は大きい。
 それでも安田まで回されると、勝負強いだけに厄介だ。
 
 それには、この2人で3アウトを取らなくてはいけない。
 どちらかをゲッツーに打ち取らないといけない。
 その絶対絶命の命題に挑んで、成し遂げたんだから、才木は神だった。
 
 これで、ロッテの連勝を止めたが、それはパリーグのことなので、あまり影響はない。
 逆に、勢いを失って、讀賣や広島に勝てなくなると困る。
 それより、タイガース自身の連敗を5で止め、交流戦も初勝利を挙げたことの方が大きい。
 
 来週は、甲子園で腰を据えて6試合だ。
 早いう地に、交流戦の借金は返しておきたい。
 それにはまず、打線の奮起しかない。
 この日も、4番に近本を入れる苦肉の策だった。
 それでも、初回の森下の先頭打者弾の1点しか点を取れていない。

 その森下だが、この日は1番に起用された。
 これが、出塁を意識して、一発の意識が消えたのか、いいスィングをしていた。
 このところ、ホームランを欲しがってか、やたら力んで、下からカチあげるような、アッパースィングが目立っており、絶不調に陥っていた。
 それが、この第一打席では、力が抜け、レベルに近いスィングで振り抜けていた。
 この感覚を、よく覚えて欲しい。
 こういうスィングができれば、率は自然と上がるし、一発も出てくるだろう。
 なんとか、復調のキッカケにしたい。

 他の、打者は、近本以外、問題だらけ。
 中野は、またスィングが大きくなり、持ち前の低いライナーを打てず、打ち上げてばかり。
 大山は、現状なら休ませた方がいい。
 打率も2割を割り込んでしまった。
 木浪、小幡のショートの打撃も悪いし、キャッチャー2人はピッチャーより打てない。
 渡邉諒も、待ちかたが悪い。
 得意のストレートを狙うのか、相手が打てないと思っている変化球を狙うのか。
 どちらにせよ、そういう狙いの球を投げさせるように打撃をしないと。
 ただ、来た球を打っているだけでは、確率が低い。

 そんな状況だから、今日のような打線を組むしかないのだろう。
 それでも、ファーストに大山に代えて、原口入れて、ミエセス使うならDHで、レフトには、唯一好調そうな前川入れた方が良かったんじゃないだろうか。
 守備考えても、ミエセスより、前川の方がなんぼかマシだろうし。
 左対左でも、前川以上打てそうな右打者はいない状態だし。

 来週は甲子園で、DHがない状態。
 まずは、佐藤輝を呼び戻し、エラー覚悟で3塁で使うしかないんじゃないか。
 9 森下
 4 糸原(熊谷 植田)
 5 佐藤輝
 8 近本
 7 前川
 3 原口
 2 坂本 梅野
 6 木浪 小幡
 1 ピッチャー
 左が並ぶことに危惧はあるけど、現状つながりを考えて打てる手は打ってみる。
 ショートもセカンドも不安は、あるが現状この手しかないんじゃないかな。
 糸原を残しときたければ、熊谷、植田が右だけに2番なら入れてもいいかも。

 いずれにしても、去年おレギュラー、中野、大山、佐藤輝、が調子を上げないと、混戦を抜け出るのは難しい。
 この3人と近本、森下、前川が合わさって、初めて打線の形になる。
 それまで、なんとか凌ぎながら、勝っていこう。
 
 ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 17:14 | comments(0) | - |
2−3x 対千葉ロッテ 非常事態宣言 近本4番で5連敗
 ついに、近本に4番を打たす非常事態。
 成績だけ見れば、近本が4番を打ってもおかしくはない。
 ただ、それは近本という球界一の核弾頭を外すということを意味する。
 そこまで決断しなくてはいけない状態のタイガース打線だってことだ。

 試合は、ロッテの先発、田中晴に5回を零封されてしまう。
 田中晴は、高校時代茨木と甲子園を争っていた高卒2年目のピッチャーで、この日が初登板、初先発。
 本来なら、プロの厳しさを教えてやらなくては、いけないのに、いいように自信をつけさせた。
 5回で打ったヒットが2本。
 打線の組み替えも、なんの役に立たない貧打ぶりだった。

 ビーズリーも調子が良いため、よく踏ん張って、6回を1失点で乗り切った。
 追いついたのは、植田のボテボテの内野安打から。
 糸原が続いて、近本が歩かされた満塁で、前川が押し出しのデッドボール。
 タイムリーなしの同点。

 勝ち越したのも9回先頭の近本の四球から、盗塁に前川の進塁打で、渡邉諒の犠飛。
 ノーヒットで得点して勝ち越した。
 そういう点の取り方で勝てる寸前までいったが、甘かった。
 
 9回、抑えの岩崎が1死から、代打の中村奨に打たれたセンター前の浅い飛球。
 突っ込んで取りに行った近本がこれを後ろにそらして2ベースにしてしまった。
 2死から、全身守備の頭を友杉に越されて同点に追い付かれた。
 外を狙った球が、逆球で内に入ったところを、レフトへ引っ張られてしまった。
 まぁ、こういうところで追いつけるのが、今のロッテの強さなんだろう。

 延長に入ると、タイガースにはもう打てる選手が残っていない。
 9回に守備固めしたため、糸原、近本くらいしか期待できる選手がいない状態。
 ピッチャーもこの日上げた西純矢に、イニング跨ぎで投げさせたが、2イニング目に捕まり、愛斗にサヨナラ打を浴びてしまった。
 ロッテの勢いに押された試合だった。

 近本を4番に据える非常事態打線であったが、結果は出なかった。
 延長11回を戦って、放ったヒットは5本。
 これ以上、何をどうすれば良いのか、という状態だ。
 もう、中野、森下、大山、佐藤輝、木浪の調子が上向くのを待つしか術がないのか。
 下で結果出している若手を思い切って起用できないか。
 この非常事態、耐える島ないか。

 もう、才木に、また完封してもらうしか、ロッテを止める術はないのか。
 頼む、才木、最後の砦だ。
 
 ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 19:01 | comments(0) | - |
4−5x 対千葉ロッテ 突き抜けろ!前川右京
 前川にプロ1号が出た。
 6回に、美馬から同点となる2ランを放った。
 7回には、逆転となるタイムリー。
 このまま、逃げ切っていれば、間違いなくヒーローだったはず。

 その1点を守るタイガースは、9回をゲラに任せた。
 この日のゲラは、心持ち不安そうであり、コントロールも、ボール球がはっきりしており不安な投球だった。
 友杉に打たれた後、四球でピンチを広げ、高部に同点の犠飛を許した。
 まぁ、サヨナラにならないだけ、助かったというピッチング内容。

 結局、10回に、漆原が乱れて、押し出しの四球でサヨナラ負けしてしまったんだけど、なるほどロッテは、しぶとい。
 流石に9連勝して、10数試合負けなしの調子の良さがわかる。
 小川、高部、友杉なんかの、さして怖くないようなバッターなんだが、自分の役割を理解して、相手の嫌がることを仕掛けてくる。
 これが、今、いい方向へ出て、結果が出ているから、選手が乗っている。
 そういう意味では、この勢いを一回止めてやらねくてはいけないんだけど。
 そういう意味で、前川の活躍を勝利に結び付けたかった。

 まぁ、岩崎、ゲラを投入して、勝てなかったのは残念。
 それは、やはり打線に責任がある。
 3回にロッテに同点に追い付かれたのは、2死からの小川のセーフティ。
 対してタイガースは、3回の1死3塁で、島田が浅いセンターフライ。
 セーフティできればベストだが、最低限転がさないと。
 それが島田の役目のはず。
 選手が、そういう役割を理解しているか、いないのか。
 ロッテとの差が出た。
 いわば、そこが勝敗の分かれ目だ。

 島田も、こうゆうことしているようでは、早晩また2軍へ行くことになる。
 前川に目処がたてば、佐藤輝昇格の際に入れ替え候補の筆頭だろう。
 前川は、ついにきっかけを掴んだ。
 この日の打撃で、一皮向ければ、一気に突き抜けてくる可能性もある。
 レギュラー定着に、これから数試合は重要だ。
 このまま、前川をレフトで使うと思わせるような活躍を期待する。

 この貧打状況の起爆剤になれ!
 突き抜けろ!前川右京
 
 ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 23:53 | comments(0) | - |
0−6 対北海道日本ハム 福也君、タイガースの3番、空いてます
 実は、昨日今日とタイガースの2軍の試合を観戦に、新潟へ遠征してきた。
 三条パール金属スタジアム、ハードオフ・エコスタジアム新潟で観戦した。
 2軍で目立った選手。
 井上 オイシックス相手とは言え、見下ろして打てれば、無双。
 遠藤 バットの軌道がよくなっている。そろそろ、上を経験させたい。
 山田 雰囲気が違う。体力ついて、もう少しヘッドスピードが上がれば、坂本(讀賣)のように化ける可能性がある様におもえる。
 佐藤輝 ヒットはでているが、なんか元気、覇気を感じない。しょぼくれたテルは、見たくない。貧打戦にカツを入れられるよう早く上がってきて欲しい。
 
 雨で流した初戦に先発予定の山崎福也がこの日に回って、先発。
 初戦があれば、7番に入れる予定だったらしいが、この日は6番に入れてきた。

 この打順が正解。
 4回の2打席目、無死1、3塁のチャンスで見事レフト前へ先制のタイムリー。
 まったく、野手顔負けの、いや野手以上のバッティング技術や。

 元々、選抜の安打記録も持っており、大学時代も、投げない日は、ファーストで出場もしていたほど、打撃に定評のある選手だ。
 タイガースに来れば、間違いなく、今人がいなくて困っている3番にハマるんと違うか。

 この山崎福也の一打でファイターズは、乗った。
 木浪のフィルダースチョイスを挟んで、水野のタイムリーで、この回4点を挙げた。
 2点しか取れない試合が続くタイガースには、重すぎる得点となった。
 5回には、代わった浜地を攻めて、更に2点を追加。
 もう、TKO状態になってしまった。

 しかし、山崎福也のバッティングはいいねぇ。
 打撃に専念すれば、3割は打てる、それくらいのセンスがある。
 世が世なら、二刀流で十分通用する。
 大谷とは、タイプが違う二刀流になると思うが。
 同じファイターズの矢澤や上原より、はるかに可能性が高いように思う。

 この山崎福也の使い方に翻弄されて、2試合を終えてしまった感がある。
 ここから、新庄ペースにハマっていた。
 まして、打線が低調で底のタイガースだ。
 反発力なんて残っていない。
 この日も、4安打。
 ファイターズの水谷一人で4安打だ。

 もういい加減、調子を取り戻せないなら、今季はここまでの実力と判断せざる得ない。
 下で調子のいい者を上げて、思い切った起用に舵を取らざる得ないかもしれない。
 特に大山が悪い。
 下で井上広大がホームランを打って、ファーストで起用されている。
 いよいよ、そういうことも考慮しなくてはいけなくなってきた。

 次のロッテ戦いかんでは、甲子園に戻った時に、大きなメスが入るんじゃないか。
 ここで、躓いていては、アレンパなんて、言ってられなくなる。
 そうならないように、打撃陣が奮起しないといけない。
 
 ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 23:54 | comments(0) | - |
2−8 対北海道日本ハム 交流戦開幕、新庄劇場開演
 前日雨で流したタイガースの交流戦は、この日が開幕。
 好調、新庄ファイターズとの一戦に注目は、集まった。
 
 だが、タイガースは、前の讀賣戦の3戦目の嫌な負け方を引きずる様に、なす術なく、新庄劇場に、やりたい放題で、完膚なきまでに叩きのめされた。
 
 先発は、大竹。
 調子が悪い様には、見えなかったが、どうもパ・リーグの球団には、合ってしまうようだ。
 去年もファイターズに、最初の黒星をつけられている。
 この日も、自らのバットで、1点差に迫るが、その後、万波に2ランを喰らって、4失点。
 2点が限界のタイガース打線にとって、重すぎる失点となった。

 打つ方はと言えば、チャンスを作れど、点にならない。
 3回の1死満塁、森下三振、大山凡退で、無得点。
 4回、大竹のタイムリーの後、2死1、3塁で、近本三振。
 5回、無死満塁から渡邉諒の犠飛の後、1死1、2塁で前川、坂本凡退。
 しかも、渡邉諒の犠飛の際、セカンドランナー森下が、タッチアップを怠り、進塁していないと言うミスもあった。
 7回、2死1、2塁、前川凡退。
 8回、無死1、2塁で島田がダブルプレー、近本倒れて、無得点。
 これだけ、チャンスを潰せば、負けるわ。

 タイガースが、ビックチャンスで、1点ずつしか入らないのを尻目に、ファイターズは、チャンスで必ず2点取るから、差が広がるばかりだ。
 結局、フラフラだった、伊藤大海に勝ち星を与え、最後を畔柳に締めさすと言う余裕を与えた。

 しかし、打てな過ぎる。
 開幕から、一向に上昇する気配がない。
 大山は、ずっと悪い。
 森下も力んで打ち上げてばかりになっている。
 中野も大振りが、治らない。
 キャッチャーは、ピッチャーより、打たない。
 木浪も良くない、代わりの小幡も打てない。
 前川、井上も、突き抜けてこない。
 小野寺は、絶不調。
 外人は、頼りにならない。
 まぁ、なす術がない状態。

 急に打撃が復調するか、誰か起爆剤になるような選手が出るか。
 まぁ、前者は、大山、後者は佐藤輝しかいないんだけど。
 いつになったら、出てくるのか。
 
 ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 23:17 | comments(0) | - |
1−2 対讀賣 安直なリードで、死を招く
 九分九厘勝てる試合を落とした。
 9回1死、ランナーなしで、岡本。
 注意するのは、一発。
 ホームランだけは、絶対に避けなくては行けない。
 ヒットや四球でも構わない。
 外一辺倒のリードでいい。

 それを、外を生かすため、内を一回見せておいてなんてリードは必要ない。
 徹底的に外で勝負しなくては行けない。
 痺れ切らして、外を引っ掛けてくれればこっちのもの。
 何故、そういうリードができないか。
 初球のインサイド狙いの球が甘くなって真ん中に。
 これを岡本は逃さなかった。
 完璧な配給ミス。

 10回も、まず小林を侮った。
 粘る小林に、真ん中にチェンジアップ。
 非力な小林が一番当てやすいボールになった。
 いつも肝心なところで小林にやられる。
 そういう記憶があれば、あくまでも強気で押さないといけない。

 立岡に送られた後の岸田に対しても、2ストライクから、3球勝負に出て、打たれた。
 確かに岩崎の球が高かったのはあるが、ここはもっと時間をかけて打ち取ることを考えなくてはいけない。
 外の球は、合わせやすい。
 岸田が、追い込まれてつなぐことを考えれば、最悪3塁へ進められるよう右打を仕掛ける。
 それを、まんまと右打ちしやすい外の球で、3球勝負だから、飛んで火に入る夏の虫だった。

 こういう展開になると、流れが相手に完全に言ってしまっているから、丸の犠牲フライで得点を与えたところで、実質ジ・エンド。
 7回まで菅野にノーノーに抑えられながら、7回のワンチャンスで挙げた虎の子の1点を守りきれなかった。
 貧打状態が続く中、こういう試合を拾ってきたタイガースだが、こういう安直な配給ミスで試合を失うと痛い。

 折角、広島に勝ち越して、讀賣にも勝ち越して、形だけはいい形で交流戦へと向かうはずだったが、これで形も悪く、状態も悪いまま、交流戦へ突入することになる。
 初戦は、好調な新庄・ファイターズだし、強いソフトバンクもいる。
 この貧打線では、苦戦が目に見えている。
 それ故、こういう試合を拾っていかなくてはいけないのに、肝心のリード、配球ミスがあっては、拾える試合を拾えない。
 特に、7番のキャッチャーの打率が9番のピッチャーを下回っている現状。
 そのキャッチャーがミスしていては、守りの野球の破綻を意味する。
 
 もう2度とこういうミスは無くしてもらいたい。
 この1敗を今後の糧として、同じ過ちは犯さないと固く誓って欲しい。
 あと、現状の抑えは、桐敷・石井のほうがいいんじゃないの。
 岩崎・ゲラを7回か8回にして、配置転換してもいい状態だ。
 パの強力打線に対抗するため、そういうことも一考に値すると思うんだが。

 ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 17:44 | comments(0) | - |
3−0 対讀賣 テルが居ぬ間の一発!
 今のタイガースには、アピールチャンスが一杯転がっている。
 ピッチャーは、ローテ投手の青柳、伊藤将が2軍再調整だから、2つも枠が空いていた。
 そこは、門別が、ビーズリーがチャンスを与えられ、昨日は及川がチャンスを得た。
 その中で、ビーズリーだけが、チャンスをものして、この日は2回目の先発。
 
 前日はノーノーを喰らったくらいだから、打線は低調だが、讀賣も前日1点どまりだから、調子がいいわけではない。
 2軍から実績を積み上げてきたビーズリーは、好調を維持して、前回に初勝利を挙げて、乗ってきている。
 その讀賣打線を抑えるだけの十分な背景がある。
 6回を、89球、3安打、7奪三振で零封して、勝ち投手の権利を得ての交代だ。
 もう1イニングくらいは行けた感じだったが、石井大智、岩崎、ゲラで3イニングの目処が立っている故の交代だった。
 これで、当分ローテに居座る感じだな。

 逆に打撃陣も、全員不調のの中、控え選手には絶好のアピールチャンスだ。
 代打の切り札の糸原、原口でさえ、スタメンのチャンスが転がっている。
 その中で、ノイジーに迫る、前川、井上広大がなかな結果を出せないでいる。
 折角のチャンスを、勿体無い。
 起用された試合で、爪痕残して、次も使ってみたいと思わせないと行けない。

 その中で、サードの佐藤輝が2軍再調整を命じられている中、空いたサードのポジションを狙って必死なのが渡邉諒だ。
 開幕2軍スタートで、その位置付けは厳しいものがあった。
 今季の出来次第では、来年があるかどうか、難しい立場になることも考えられる。
 それが、佐藤輝の2軍落ちに伴って、1軍昇格、アピールのチャンスを得た。
 ここで、結果を出すことが渡邉諒の生き残る道だ。

 昨日の試合でも、代打で戸郷からあわや、ノーノー阻止かという当たりのファールを打っていた。
 まぁ、結果三振だったから、今日のスタメン起用にかける思いはひとしおだったろう。
 そんな渡邉諒に巡ったチャンスは、初回。
 2死1、2塁で、セカンドゴロに打ち取れれた。
 
 それだけに第2打席は、必死だったろう。
 そういう時は、力みすぎて、結果が逆になることが多いのだけど、渡邉諒は、そうはならない経験があったのか。
 ボール2からの3球目、力みをなくして素直にスイングしたバットから、打球はレフトスタンドに突き刺さった。
 この一撃は、いいアピールになった。
 渡邉諒の長打力と対応力を認めさせることになり、今後の起用も増えていくことだろう。

 これを見てか、5回に森下が、それまでホームランを欲しがって力みまくっていたのが、このチャンスで素直にバットが出て、タイムリーを呼んだ。
 まぁ、力みすぎると、力を入れたのとは裏腹で、スイングスピードは、逆に落ちる。
 力を抜いて、ヘッドの重みを感じながら、素直に出した方が、ヘッドスピードが上がり、いい当たりが出る確率が上がる。
 そういう感覚を森下が掴んでくれたらいいのだけど。

 試合は、2回に木浪のタイムリー、4回の渡邉諒の一発、5回の森下のタイムリーで挙げた3点を、ビーズリー、石井大智、岩崎、ゲラの4人で完封リレーとして勝利した。
 このところ2点止まりだたった得点は、3点を取ることができた。
 前回の投稿で、3点以上とれと描いたが、3点ぴったりだったのは、どうかと思うが。
 まぁ、前日のノーノーショックからも立ち直れたみたいだし、この試合は良しとするか。

 さぁ、次は、交流戦前の最後の試合。
 相手は菅野だけに、また僅差のロースコアの試合になる気がする。
 ただ、そういう試合をしっかり勝って、もっと援護をと言っていた才木に前回同様の援護をしてやって、いい形で、勢いをつけて交流戦へと望みたい。
 もう一度、打撃陣は、奮起せよ!

 ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 18:02 | comments(0) | - |
0−1 対讀賣 ヒットを打たなきゃ、点が取れませんよ! by Jun Kuroita
 「電気がなければ、生活できませんよ!」
 「北の国から」で、純が最初に富良野の廃屋へ入った時の言葉だ。
 それと、まったくおんなじ感情だ。
 「ヒットを打たなきゃ、点が取れませんよ!」

 讀賣の先発戸郷にノーヒットノーランに抑えられた。
 このところの打撃陣の調子から、あり得ない事じゃないと思えた。
 近本以外の得点源がない、先の広島戦でも2点取るのが精一杯だ。
 近本を封じられたら、得点を取るのは至難の業だ。
 これに奮起しないと、1シーズンで、何度もノーノーを喰らう様な事態になりかねない。

 タイガースの先発、及川も頑張った。
 5回に先制を許した後、異変(手の指の故障か)のため、降板したが、そこまで1失点に抑えて来た。
 多少のコントロールのバラつきは、あったが、それは力み過ぎの為。
 まぁ、力むなと言うのが無理な話だが、もう少し、力の抜き方を覚えれば、もっと楽なピッチングができるはず。
 一度抹消されるんだろうが、またチャンスがあたえたいと思わせる投球でもあった。

 その後も、漆原、岡留、富田、浜地と繋いで、讀賣に追加点を許さなかった。
 中でも、富田は、青柳、伊藤将が復帰する際の入れ替え候補筆頭だったと思われる中、それを振り払う様なピッチングを見せた。
 貴重な左だけに、今後の使い道を含めて、可能性を見せた。

 逆に打撃陣は、誰もが見るべきところがなかった。
 最終回の近本の1打同点の場面のファーストライナーくらいが、惜しかったと言われる打撃だったが。
 前川のファールも、渡邉諒のファールも、1球で仕留めれらない甘さを示しただけで、その後、ちゃんと討ち取られてしまっているからね。

 これは、打撃陣全体でなんとかしなくては、いけない課題。
 開幕2ヶ月で、誰一人好調なバッターがいない。
 近本だけが、並で、後は、不調と言われるレベルで推移している。
 結局、個人個人で、上げていくしかないんだが、その不調が、技術的な物か、精神的な物か、はたまた体の不調からくる物なのか、見直して、対処する事から始めよう。

 ノーノー敗戦の後、これを引きずらず、切り替えるしかないんだけど。
 ビーズリーが2回目の先発。
 本人は、イキリ立っているだろうから、早いうちに援護して、楽に投げさせたい。
 できれば、最低6回までは投げ切ってもらいたいからなぁ。
 この試合で勝ちパターンのピッチャーは、休ませる事ができたので、そう言う意味で、この敗戦を生かして、次の試合に臨んで欲しい。
 もういい加減に、3点以上取ってくれ!

 ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 23:38 | comments(0) | - |
2−1 対広島 毎試合2点しか取れなくても、勝ち越す不思議
 まったく、チャンスで打てる選手がいない。
 打線の中で、得点源として期待できるのが近本一人だ。
 チャンスで、近本に回すか、近本と、中野で、無死、あるいは、1死でランナー3塁のチャンスを作る以外の得点パターンがないのが現状。

 初回こそ、大山にタイムリーが出たものの、3回の無死満塁のチャンスも、大山が内野フライ、ノイジーが、サードゴロでダブルプレーで無得点。
 5回の無死1、2塁では、中野、森下が連続三振、大山がレフトフライで無得点だ。
 フラフラで、今にも倒れそうなハッチに、5回を1失点と言う、あわや勝ち投手になれるかもと言うピッチングをプレゼントした。
普通なら、4、5点は確実に取って、KOしなくてはいけなかった。

 大山も、外野フライ、あまつさえ、ダブルプレーでもいい場面で、内野フライだから、話にならない。
 去年は、こう言う場面では、最低限の仕事を淡々んとこなしていたんだが。
 現状の不調が、本人を焦らせ、無用な力みを呼ぶんだろう。
 昨日、少し良くなった様に見えた軸足の踏ん張りが、今日は、全然効いてない。
 やはり、下半身の状態が、一進一退なのかも知れない。

 唯一の追加点は、7回に相手のミスでいただいたもの。
 中野のファーストゴロを、誰もいない1塁に放って、1死2、3塁として、森下が犠牲フライを上げた。
 まぁ、散々、チャンスを潰して来たが、相手のミスで貰ったチャンスは、確実に物にできて良かった。

 先発の西勇輝は、完璧なピッチングだった。
 ただ、援護が初回の1点だけで、その後のチャンスをことごとく潰していたから、これを守らなくては、と言う気持ちがだんだんピッチングを狭くしていった。
 結局、中盤から、球数が増えだして、6回を96球でお役御免となった。
 もう少し、援護があれば、完投も望めただけに、気の毒な事をした。

 西の後は、石井大智、桐敷を挟んで、最後はゲラ。
 継投の隙を突かれ、ノイジーのエラーもあり、1失点で、9回にゲラとなった。
 広島戦で2敗を喫しているゲラは、どうしても、広島打線につかまりがちだ。
 最後もお、1死1、3塁のピンチで、松山をダブルプレーに取って、なんとか逃げ切った。
 ここで、前進守備を敷かず、同点覚悟で、通常のダブルプレーシフトにしたのが正解だった。
 前進守備なら内野を抜かれて、同点の上、サヨナラのピンチだった。

 この3連戦、いずれの試合もタイガースの得点は、2点しかない。
 それでも、2勝1敗と勝ち越しているのは、ひとえに投手陣の頑張りであるが、それを生かし、先を見越して采配を振るっているベンチワークにもある。
 ただ、こんな試合ばかりだと、いずれ投手陣にも疲れが出る。
 それまでに打撃陣がなんとかせなあかん。

 次は、交流戦戦前、最後の讀賣戦だ。
 初戦は、及川が先発。
 打線が援護して、盛り立ててやらなくてはいけない。

 ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 23:17 | comments(0) | - |
2−1 対広島 得意料理は、鯉料理・大竹料理長
負ければ、首位が入れ替わる広島戦。
こうなれば、大竹料理長に鯉料理をお願いするしかない。
村上を立てての敗戦の後、大竹が今季2度目の広島戦。
前回は、6回を1失点で勝ち負けつかずであったが、今回は、、7回を4安打で零封して4勝目を挙げた。

この試合は、大竹のピッチングに尽きるのだけど、昨日の村上への対策は見事で、攻略を遂げた広島打線が、大竹には、翻弄される。
昨年、あれだけやられているのだから、相当研究されているんだろうけど、それを上回る大竹の引き出しの多さなんだろう。
広島打線が、狙っているのを見透かしたように、交わして、広島打線が更に悩んでしまうようにも見えた。

対して打線は、初回の先頭・近本の2ベースから、大山のタイムリーで先制。
追加点も、3回先頭の近本の四球から、大山の犠牲フライへと繋げたもの。
今日の森下に合っていたのか、大山の打撃が前日とガラッと変わっていた。
軸足の踏ん張りが効いて、バットを押し込めている。
この打撃ができてくれば、復調は近いかも知れん。
前日、休ませた方がいいと言っていたが、早計だったか。

いい形で、1点目、2点目を取ったが、その後の追加点がとれない。
特に5回は、1死満塁で、糸原、前川が倒れて、無得点だったのが痛い。
ここで、もう1点取っていれば、森下は降板だったし、その後の展開が楽になった。
どうも、糸原は、森下に全然合ってなく、厳しい結果になった。

残念だったのは、前川。
森下との相性もいいと言われ、第1打席でもヒットを放っていただけに、ここで一本出せば、今後の先発起用もグッと増える、絶好のアピールになったはず。
まぁ相手のキャッチャー會澤に、上手く攻めれれたってことなんだろうが、残念。

試合は、2点を守って、大竹の後、桐敷、岩崎と繋いだ。
ゲラが、どうも広島打線に捕まっている傾向ゆえ、桐敷の選択か。
桐敷は、期待に応えるピッチング内容であったが、岩崎は最後にピンチを招いて、1点を返されて、尚も満塁のピンチを招いた。
まぁ、なんとか切り抜けて、勝利はしたが、広島相手に、ゲラ、岩崎のストッパー2人が不安があるのが厄介だ。
いっそ、桐敷を抑えに、8回を石井大智で行く手もありか。

まぁ、大竹の好投でなんとか勝てた試合。
つぎは、かっての料理長、西勇輝の番だ。
しっかりした援護が必要。
打撃陣は、更なる奮起が求められている。
相手は、初見のハッチ。
初モノに弱いと言われるタイガース打線だけに、しっかりと準備して臨んで欲しい。

ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 23:10 | comments(0) | - |
2−6 対広島 広島にもう負けられない!
 対広島、3連敗だ。
 いつもやられるのは、野間と小園、そして復帰してきた末包。
 先発の村上は、必ず初回の先頭秋山に長打を打たれる。
 毎回、約束のように。

 これだけ、毎回やられるのに、何か対策をしてきたのか。
 村上は、この日も秋山に初球を狙われ、2ベースを喫した。
 次の野間にタイムリーで、簡単に先取点を献上した。
 昨年は、初回に点を取られることがなかった村上が、今年は、よく初回に失点する。
 そう言う傾向が出ているのに、何か対策を講じていたのか。

 村上は、去年から打たれるのは、フォークが高めに行った時。
 去年も、数少ないが打たれた時は、必ず高めのフォーク。
 高めのフォークが、一番一発を喰らいやすい。
 この日も、末包にそれをスリーランされてしまった。
 対戦成績も2勝5敗と3つも負け越すことになった。

 対広島では、ゲラも2回やられている。
 どうも、タイガース投手陣への攻略の仕方を、ちゃんと研究しているようだ。
 どの投手のどの球を狙うか、チームとして戦略ができているんじゃないかな。
 加えて、タイガース投手陣が苦手にするバッターが、野間、小園、松山、末包と揃っている。
 これは、これからも苦戦するかもしれない。

 対して、タイガースとしては、対広島に対して、何か対策を建てているのか。
 まさか、去年苦手としていた大竹を優先起用というだけじゃあるまいに。
 大竹だって2年目には対策される。
 それを乗り越えられるか、保証はない。
 あとは、打撃陣がいかに広島投手陣を打ち砕くにかかっている。

 この試合を見る限り、最大のブレーキが大山だ。
 軸足の踏ん張りがないから、打球を押し込めない。
 ただ、当てて振っているだけだから、打球が伸びない。
 今の状態が、下半身の不良から来るなら、早めに休ませてやらなくては。
 試合に出ながら直すのでは、チームに迷惑がかかるし、治りも遅くなるだろう。
 ここは、思い切った決断も必要。

 次は、やはりタイガースが苦手にしていた森下が先発。
 大竹がどこまで踏ん張れるか。
 打撃陣が、どこまで攻略できるか。
 ちゃんと対策ができているかが鍵だ。
 この試合の勝ち負けで、首位を明け渡すことになる。
  
 ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 23:32 | comments(0) | - |
7−2 対東京ヤクルト 才木の言葉に応えてみた
 先週の日曜日、横浜を完封した才木が、ヒーローインタビューで、「もう少し打って欲しいです」と言っていた言葉に応えた試合だった。

 開始前から雨が降りしきり、砂を入れての試合開始となった悪コンディションの中。
 才木は、立ち上がり、足元の緩さが気になるのか、コントロールがイマイチ。 
 先頭の丸山にフルカウントから、センター前へ運ばれ、西川を三振に仕留めるが、長岡の討ち取った当たりが内野安打となる。
 村上にもフルカウントから、四球。
 満塁で、サンタナに犠牲フライ、オスナにセンター前に運ばれ、2点を失った。
 球数は、初回だけで30球を超えた。

 この才木に打線が応えた。
 いつも石川に翻弄され、勝利年数の積み重ねに貢献してきたタイガースではあったが、今の石川の球速にはノイジーが合う。
 ノイジーは、速球が速いと、これに対抗すべく、力みすぎる傾向にある。
 そうして、高めの釣り球を強引に打ちに行って、ポップか、内角に詰まって内野ゴロという打撃が目立つ。
 ただ、石川のような球速がないピッチャーなら、力みさせしなければ、逆らわないで、上手く弾き返せる。
 そう言う意味で、ノイジーの起用が当たって、得点の起点になった。

 2回は、渡邉諒のショートの当たりが、エラーとなって出塁。(ほとんど内野安打の当たりだけど)
 続くノイジーが、レフト戦へ2ベースでチャンスを広げると、梅野、木浪が犠牲フライを放って、同点に追いついた。
 
 そして、勝ち越した4回は、ノイジーが先頭でセンターへヒットで出塁。
 梅野、木浪と連打が続くと、満塁からピッチャーの才木が押し出しの四球を選ぶ。
 続く近本がライト前へ運んで、2点を追加し、勝ち越した。

 これを才木が6回まで、122球を要しながら、5安打で、初回の2失点に封じた。
 才木が6回まで投げてくれたおかげで、石井大智、ゲラ、岩崎で残り3イニングの目処がたった。
 まぁ、8回に打線が3点を追加して、5点差になったことで、岩崎を休ませ、浜地で逃げ切ることができたんだけど。

 8回の追加点も、エスパーダから、渡邉諒がヒットで出ると、ノイジーがセンター、ライト、セカンドの間に落ちるポテンヒットで繋いだもの。
 梅野のバントが、フィルダースチョイスを誘い、満塁で木浪が2点ツーベースを放った。
 あとは、代わった山本大貴から、代打原口のタイムリーで、もう1点。
 岩崎を温存するとともに、勝利を決定づける攻撃となった。

 才木の言葉に応えて、7点の援護をした打線。
 相変わらず4番大山の不調は気がかりだが、木浪に復調の気配がでてきた。
 今日のバッティングができれば、これから率は上がっていくだろう。
 これで、不調を囲った5月も7勝7敗1分けの5割に戻した。
 来週は、交流戦前の最後の6試合。
 2位に浮上してきた広島と、3位の讀賣との6連戦だ。

 村上にも、大竹にも、西勇輝にも、もっと援護してやってくれ。
 讀賣戦は、ビーズリーと才木の他、青柳の代わりとして、及川か西純矢か、門別か。
 いずれにしても、たくさん援護が必要だ。
 できれば、勝ち越して、交流戦に突入したい。

 ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 18:36 | comments(0) | - |
1−0 対東京ヤクルト 相手を零封しないと勝てんばい
 先週の横浜戦で、才木が1対0の完封で買って以来、タイガースが勝った試合は、中日戦1対0 9対4、今日のヤクルト戦1対0と、1対0が3試合もある。
 それだけ、点が取れない状態であるし、それでも投手陣が頑張って、5月の14試合を6勝7敗1分けの5割近くで推移させている。

 なんとか、点を取ってやらんといかんわ。
 前の試合で、才木も「もう少し、点を取って欲しい」って言っていたけど、ある意味本音だと思うわ。
 
 今日のビーズリーも、故障で出遅れ、今日が今シーズンの初先発。
 2軍で無双して、満を持しての登板でもあったし、伊藤将の不調、再調整があったればこその先発の機会だ。
 ここで、好投して、ローテ入りを目論んでいたろうし、そのためにこの試合に賭ける気持ちも強かったんだと思う。
 そのピッチングは、そう言う気持ちが表に出た闘志溢れるものだった。

 そのビーズリーに対して、援護は4回の大山のタイムリーで挙げた1点だけ。
 相手のヤフーレは、このところ捕まることが多く、開幕当初の無双状態ではない。
 この日も、タイミングを外すカーブをうまく使われていたが、決して手がでない状態ではないように見えた。
 そのヤフーレに、7回途中まで、ヒット3本で、大山のタイムリー1点に抑えられていたんんだから、貧打は深刻だ。

 特に1番で起用されていた井上。
 プロ5年目で、大卒の選手と同い年。
 今年に賭ける思いもひとしおだと思うんだが。
 いきなり、ヤフーレのカーブで見逃しの3球三振。
 3回の第2打席も、全く同じパターンで三振。
 6回の第3打席は、そのカーブが打てない(手がでない)ものだから、その前にと焦って、誘い玉を引っ掛けてショートゴロと全くいいところがなかった。
 
 上に上がってきた当初は、内角の捌き方などに、進歩を見せて、これは、プロ初ホームランも近々見られるかもと思ったが、今日のバッティングを見ると、当分なさそうに感じる。
 元々、速球に弱いと言われて、その対応力に問題があると言われていた。
 それが、今季2軍で結果を出して、上がってきたのは、その対応が良くなったからなんだろう。
 ただそれは、速球に絞って、これを待つことで対応してきたんじゃないだろうか。
 相手の中村悠平は、そう言う井上のバッティングスタイルを読み切っている。
 だから、打ち取るのは、タイミングをずらしたカーブだ。
 これに井上が、手を出せないと見切られている。

 そう言う、プロの1軍の攻めをどう乗り越えるかだ。
 絶対に、あのカーブを投げてくると分かれば、それがくる前に焦って打って出るのでなく、それを待って、狙い撃つ、そう言うバッティングをしなくちゃいけない。
 そう言うバッティング、駆け引きができてこそ、1軍で結果が出せる、定位置を掴める。
 今日を見る限り、まだまだ甘い。
 森下が、あれだけ率が低くても、印象的な一打を打てるのは、そう言う、駆け引き、バッティングができるからなんだと学んだ方がいい。
 それができないと、いつまで経っても、控えどまりで、1軍2軍を行ったり来たりしなくちゃいけない。
 
 まぁ、今日の試合は、井上だけじゃないけど、ヤフーレにバッティングしていたのは、木浪だけだったろう。
 ただ、井上のバッティングがその象徴だったと言うことだ。
 明日は、「もう少し点を取って欲しいです」と言った才木だ。
 本当に、もう少し点を取ってやれよ。
 相手は、石川だ。
 いつもいいように翻弄されているけど、今こそ、基本に立ち返って、攻略しないと。
 いつまでも石川の記録の種にされちゃ、敵わないだろ。

 ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 18:09 | comments(0) | - |
2−4 対東京ヤクルト 青柳晃洋の憂鬱
 去年から青柳は、ずっと、こういう調子だ。
 本人は、去年は、肩の可動域が狭くなっていたことに気づいて、今季は修正したと言っていたが。
 確かに、それもあったのだろうが、根本的な原因は、そこではない。

 青柳が最多勝を取っていた頃のピッチングと、何が違うかと言うことだ。
 あの頃の青柳は、やたらとゴロアウトを取りまくった。
 それは、バッターが「打てる」と思って、手を出した球が微妙に変化して、芯を外して、内野ゴロになる。
 また、思っていた以上に青柳の球に、勢いがあり、差し込まれて、内野ゴロになる。
 そう言うピッチングをしていた。

 それが、昨年から、際どいコースを慎重に狙うようになってきた。
 流石に、同じピッチングスタイルでは、研究もされるから、一層のコントロールに磨きをかけて、際どいコーナーの出し入れで、勝負するつもりだったのかもしれない。
 それは、それで一つの考え方であり、方法だとは思う。
 ただ、それも度が過ぎると、ただのビビりになり、相手はそこを突いてくる。

 慎重にコーナーを突く。
 見逃されて、ボールになるか、カットされて球数が嵩む。
 そうして甘く入った、低めの球を狙い撃たれる。
 それが、去年からの青柳のピッチング。

 一見、甘い球に見えて、意気込んで振りに行くと、微妙に変化したり、思ってた以上の球威で差し込まれたりして、内野ゴロに打ち取られてしまう。
 それが、最多勝を取った時のピッチング。
 つまり、相手に意気込んで振らすような球を投げられない。
 慎重にコーナーを突こうとするあまり、持ち味の球威を失い、相手にも見極められる。
 際どければ、カットしファールにして、球数を投げさせ、ボール球は降らない。
 そう言う見極めをされるから、青柳の球数は、増える。

 もっと、大胆に言っていいんじゃないか。
 甘いところに「キタ〜ッ!」って相手に思わせ、スイングを仕掛けてきたのを微妙にずらす。
 バッターの思っている以上の球威で押し込む。
 そう言うピッチングに立ち戻れないものか。

 それができなければ、青柳は、ローテを外されるだろう。
 伊藤将が再調整でいない今、先発の左がもう1枚は欲しい。
 この日、終盤に2イニング投げた及川か、門別を持ってくるか。
 門別には、もう一度リベンジのチャンスを与えてみたい。
 前回やられた讀賣戦だし、今度は甲子園だし、絶好のリベンジの舞台だ。
 明日の2軍戦に投げるようだが、その内容に注目したい。

 試合は、青柳が失った4点を、最後まで返すことができず、2点どまりで、敗戦となった。
 打線は、相変わらず低調で、前日の中日戦で9点取った打線で行った方が良かったんじゃないだろうか。
 復調の兆しが見えてた森下も、力んで極端なアッパースィングになっているから、あれじゃ打ち上げたフライになるか、当たらないかだ。
 ノイジーも、相変わらず気負うと、自分のスィングを失ってしまう。
 しかも、近本の調子がイマイチで、絶好のチャンスを逃した。
 今は、ピッチャーの踏ん張り無くして、勝利はないのだから、青柳が序盤で失った4点は、デカかった。

 そんなタイガースの次の先発は、伊藤将の代わりに上げたビーズリー。
 2軍では、無双していたらしいので、救世主的なピッチングができればいいんだけど。
 あとは、打線がどこまで援護してやれるかだ。
 
 ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 23:40 | comments(0) | - |
9−4 対中日 そして、誰もいなくなった
 開幕、タイガースのクリーンナップは、森下、大山、佐藤輝のドラ1の3人が並んだ。
 タイガースの新時代を告げる、ロマン溢れるクリーンナップだった。
 だが、開幕から一月半で、その3人の名が、クリーンナップおろかスタメンからも消えた。
 この日のクリーンナップは、近本、原口、糸原だ。

 岡田監督も思い切った。
 まぁ、思い切らんといかんほど、打線の不振が深刻だということか。
 原口、糸原は、ベテラン枠で、キャンプも2軍スタートだった。
 2人とも、レギュラーを諦めてないと言っていた。
 その2人は、当然こういう日の為に備えていたんだろう。
 その起用に応える見事な活躍を見せた。

 この日の打線の大改造が功を奏して、タイガースは、9得点を挙げて、中日戦に勝ち越した。
 こういう起用をして、当たるというのは、それだけベンチの首脳陣が選手をよく見ているってことなんだろう。
 唯一、3番の近本が、この日ノーヒットだったのは、逆にプレッシャーになったのか。
 それでも、四球を選んで出塁はしてるんだけどね。

 さて、こだわっていた、4番大山に、メスを入れた。
 今後の起用はどうなるのか。
 大山の不振が、どこからくるものか。
 単なる不振か、故障の影響か。
 故障であれば、しばらく休ませるのも手だ。
 少し様子を見ることになるのか。

 そうであれば、ファーストは、原口でなく、2軍で経験させといた井上という手もある。
 原口と糸原は、やはり終盤の代打にとっておきたい。
 そこで、
 4 中野
 6 小幡 木浪
 8 近本
 9 森下
 3 井上
 7 前川
 5 ノイジー
 2 坂本 梅野
 なんていう打順も考えて欲しいなぁ。
 まぁ、開幕スタメンの見る影もないんだけどね。

 取り敢えず、思い切った打線の組み替えで、中日に勝ち越すことができた。
 ただ、この状態をずっと続ける訳にはいかない。
 大山、佐藤輝が復帰して、森下が成長して、ドラ1クリーンナップが再構築され、近本が1番に戻ること、そうならんといかん。
 それまでは、厳しい状況に変わりがない。

 そうだ、最後に、西勇輝にやっと勝ち星が付いた。
 ここまで、何度見殺しにされて来たことか。
 取り敢えず、良かった。
 これからも、いいピッチングを期待したい。

 ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 23:15 | comments(0) | - |
1−0 対中日 才木様様、次は、近本様様
 昨日の嫌な負け方の後の試合。
 先の横浜戦で、7点差を逆転された、嫌な負け方の後は、才木が見事な完封で、1点を守って、暗い雰囲気を払拭した。
 まさに、才木様様の活躍だった。

 前日、佐藤輝のエラーから、逆転されて、村上の好投をフイにした。
 こう言う後の試合が、どうなるかが問題だった。
 先発の大竹は、先の才木よろしく、中日打線を寄せ付けない好投。
 このまま勝ち投手になれば、まさしく大竹様様であったかも知れない。

 それが、味方の援護もままならず、そうは、ならなかった。
 中日の先発の小笠原に打線が翻弄され、全く手も足も出なかった。
 球数が嵩んでいた大竹は、7回を96球、4安打で零封していて、お役御免になった。
 ナイス、ピッチングだったんじゃないか。

 その打線がチャンスを掴んだのは、大竹が代わってからの9回だった。
 先頭の中野が2ベースで出塁。
 バッターは、今一番とゆうか、唯一期待の出来る近本。
 作戦は、いろいろある。
 次が、絶不調の大山だけに、素直に送らせることはないにしても、セーフティは、十分考えられる。
 もちろん、近本の打力そのものに期待するのもありだ。
 
 だが、中日のベンチは、それを許さなかった。
 ピッチャーを好投の小笠原から、抑えの絶対的エースマルチネスへスイッチした上で、近本を申告敬遠して来た。
 これは、次の大山の状態を考えると、当たり前のような作戦だな。
 大山で、ダブルプレーも可能だし、打ち上げてくれる可能性もある。

 果たして、大山は、三振に倒れ、後続も打ち取れれ、得点はできなかった。
 ここの、大山。
 最低進塁打は、打って欲しかった。
 この状態では、4番で使い続けることが苦しい。
 状態が上がるまで、井上でもファーストで使うか?
 確か、下でファーストやっていたと思ったが。

 試合は、延長戦に入り、11回の先頭森下が2ベースを放った。
 これを、中野がバントを失敗しながら、上手い右打ちで、3塁へ進めた。
 そこで、近本。
 頭をよぎったのは、ここでも歩かされるのではないかと言うこと。
 近本敬遠で、大山でゲッツーという最悪のシナリオ。

 だが、中日のベンチは、今度は、勝負に来てくれた。
 それほど、斎藤綱への信頼が高いのか、近本の力を見誤っていたのか。
 これを逃す近本じゃない。
 追い込まれた後、
 6球目を見事にライト前へ、決勝のタイムリーを放った。

 こう着状態の試合を決めたのは、やはり、近本だった。
 4番の大山が絶不調の前で3番を任される厳しい状況の中での厳しい立場。
 それでも、仕事をしてのける、ある意味真のプロフェッショナルである。
 正に、近本様様だ。

 後は、投手陣と近本に、おんぶに抱っこの状態を早く抜け出し、チーム全体で勝ち、勢いをつける、そう言う戦い方を早くできるよう、他のメンバーが奮起することだ。

 西勇輝に勝ちを付けてやれ!

 ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 23:13 | comments(0) | - |
2−4 対中日 佐藤輝に守備固めが必要か?
 正直、佐藤輝のエラーで負けた試合だ。
 それまで、たった2点の援護で、中日を1点に抑え、8回まできた村上を地獄へと突き落とす、痛恨のエラー。
 無死2塁から、田中幹のバントを処理した坂本が、サードへ送球。
 タイミングは、アウトだ。
 これで1死1塁になり、村上は無失点で切り抜ける見込みがたつ、そのはずが、一転して無死1、3塁のピンチとなる捕球ミス。

 これで、同点はおろか、石川昂にも2点タイムリーを許し、8回裏で逆転された。
 9回には、マルチネスが出てくるだけに、この佐藤輝のエラーで、実質的に、ジ・エンド。
 それほど大きなミスとなった。

 守備では、その送球に不安を残し、いつも佐藤輝のところに飛ぶと、不安でしょうがない。
 特に余裕がある時の送球ほど危険極まりない。
 それでも、捕球については、まだマシかと思っていたが、こういう場面で、いくらタッチを焦ったとしても、ミスしたらいかん。
 
 こうなると、終盤でサードの守備固めが必要になてしまう。
 ベンチに糸原がいるが、終盤の代打要員で、ここ一番で使いたいとなると、守備固めには勿体無い。
 また、佐藤輝に代わって、スタメンでの起用も考えられる。
 そうなると、適職ではない。
 小野寺も3塁が本職でないし、守備力から考えると熊谷くらいしかいない。
 その熊谷も、代走のタイミングがあるから、終盤代走に出て、そのままサードに入るくらいしかないか。

 こうみると、3塁のバックアップが不足しているなぁ。
 今不調で、2軍にいる小野寺も、3塁の練習をしていたといえ、本職は外野だし。
 渡邉諒も本職はセカンドで、サードの守備力は、それほど高くない。
 バッティングも、期待値に遠いし、佐藤輝を脅かすには至らないだろう。

 そうなると、向こうで、3塁が本職だったノイジーくらいしか、思い当たらんか。
 ノイジーの3塁守備を見たことがないから、わからんが、昔のオマリー程度はいけるのか?
 案外、外人のサードって、上手い場合も多い。
 ただ、ノイジーがサードの練習をしているのは、キャンプの時を含めて見ていないのが不安だな。
 一度、試合前のシートノックなんか、サードへ入れて、練習させとけばいいのに。
 
 ノイジーがサードへはまると、外野に空きができる。
 両翼を、森下、前川、井上で争えばいい。
 守備固めは、熊谷に頼んで、時に糸原スタメンで、というようにバリエーションも組める。
 是非、ノイジーのサードを検討して欲しい。

 この試合、横浜戦で活躍した井上がスタメンを外れた。
 前川の盒狭┐箸料蠕も考え、森下の復調を1番で図る意味もあったのだろう。
 そういう意味では、森下に復調の兆しが見えたのは、大きい。
 ただ、欲を言うなら、レフトに井上で言って欲しかった。
 勢いに乗っている時ほど、それを利用しない手はない。
 井上が本物になれるかどうか、もう少し見てみたい。

 次が、小笠原だけに井上の起用になるのだろう。
 そうなると、ノイジーが外れる、左には強いのでできれば使いたいとなった時、サードができれば、佐藤輝をはずした時の迫力不足を、少しは補えるはずだ。
 嫌な負け方をした後の試合。
 先の横浜戦では、才木が救世主の如く、完封勝利で払拭した。
 今回も、誰かが救世主的な活躍をしないと難しい。
 まずは、大竹に好投を期待したい。

 ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 23:34 | comments(0) | - |
1−0 対横浜DeNA 母の日に孝行息子・才木が完封勝利
 昨日の嫌な負け方から、一夜明けての試合。
 ここで、続けて負けると、いよいよ危険信号が点る試合になる。
 5月に入って2勝5敗で、勝ち越しカードなしだから、どうしても勝って、勝ち越しを決め、昨日の負けを払拭したい。

 そういう試合で、才木が好投。
 9回を投げきり、128球4安打で、完封勝利を遂げた。
 こういうプレシャーのかかる試合で、力を発揮できる才木のメンタルの強さに脱帽だ。
 まぁ、それには実力の裏付けがあってのことだが、ある意味、力で抑え込めるピッチングができることが、才木の強さなんだと思う。

 それに比べて、打線は相変わらず低調。
 相手の大貫が良かったとは言え、2安打だからなぁ。
 その2安打が3回に、才木が四球の後、井上、中野に続いて、1点を取ることが出来た。
 ある意味、1番に井上を抜擢したのが、功を奏した場面だ。

 大貫のピッチングスタイルから、前川の方が合うと思っていた。
 ただ、前川がノイジーとの争いで、レフトの守備だけを練習していたから、不調の森下の代わりにライトに入れるのは、下でもライトを守っていた井上ということになったんじゃなかったか。
 そのレフトも、前川でなく、ノイジー。
 一昨日の途中から出て決勝打を含む2安打で、そろそろ使わないと怒りそうな状況ではあったが、大貫には前川の方が合うように思えた。
 ただ、3回の蝦名のレフトスライのキャッチっっっを見ると、打球への判断と、入り方でノイジーで良かったという場面でもあった。
 まぁ、岡田監督にすれば、まず守備で、今日のようなスタメンになったんだろう。

 ただ、試合途中のベンチが映るのに、森下の姿が見えなかったのが気がかり。
 単なる見落としか、ベンチの奥にいて写っていないのか、わからないが、先日のデッドボールもあり、状態が気になるところではある。
 また、桐敷を欠いて、キツイ継投を余儀なくされていた試合に、才木が完投してくれたのは大きい。
 一応、及川が上がってきているようだが、まだまだ桐敷の代わりというわけにはいかんだろう。

 昨日のピッチングで伊藤将が登録を抹消された。
 代役は、ビーズリーのようだが、桐敷が長引くようなら、桐敷のポジションをビーズリーに、伊藤将の代わりに及川か門別という方法もある。
 先発に左が大竹一人になるのは避けたい。
 そうでなければ、今日も128球を投げ完投している才木の疲労を考え、1回飛ばすのも方法だ。
 ペナントレースは長い。
 才木は大事に使って、終盤でも力を発揮してもらうために、早めにケアしてやることが重要かと思う。
 幸いタイガースには、1回くらいの穴埋めをする人材はいる。
 
 昨日書いたように
 対中日   火曜 村上
       水曜 大竹
       木曜 西勇輝
 対ヤクルト 金曜 ビーズリー
       土曜 門別
       日曜 青柳
 というようなローテも一考に値すると思う。

 打線は、しばらく井上を使ってみるべきだ。
 近々、プロ1号も出るかもしれんし、1本出たら一皮向ける可能性がある。
 今日のヒットの打ち方なんか、以前には見られなかった、肘をたたんで上手く振り抜いていた。
 確実に進歩はしている。
 森下、前川、ノイジーと定位置争いを十分できるレベルじゃないかと思う。
 次の中日戦でも頑張れ!
 タイガース打線の起爆剤たれ!!

 ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 17:38 | comments(0) | - |
9−11 対横浜DeNA 天国から地獄へ
 前半は、タイガースペース。
 久々に、余裕を持って観れるかと思っていたんだが・・・・。

 まずは、伊藤将の不調。
 9点をもらって、5回を投げきれない、挙句2点差まで迫られた。
 今年の伊藤将は、球が高く、しかもストレートにキレがない。
 これは、勤続疲労なのか、単なる不調なのか。
 キャッチャー梅野との相性もあるのか。
 一度、下へ下げて再調整させた方がいいかもしれん。

 あとは、佐藤輝だ。
 8回の表、1死1、2塁のチャンスなのに、バッターボックスに入る時の表情が、しょぼくれている。
 本当は、このチャンスで、なんとか一本をと闘志むき出しでバッターボックスに入るとこ。
 あんな表情いていたは、打てる訳がない、ゲッツーも当然だ。
 こういうバッティングが、流れを相手に渡すんだ。
 
 もう4回のエラーで、ガックリきちゃたんだろうか。
 7回に糸原を代打に使ったところで、サードに糸原入れて、佐藤輝のところにピッチャーでも良かった。
 そうすれば、この場面、森下なり、原口なり、ノイジーなりを代打で使えた。
 まぁ、どれもゲッツーの危険性のあるバッターだが、それでも打席の立ち振る舞いは、もっと闘志を出して、たとえ凡打に終わっても、納得がいくことだったろう。
 佐藤輝のこうした、ムラっけというか、投げやりのような姿勢を正さんと、再度2軍降格もあり得るんじゃないだろうか。

 ピッチャーは、桐敷がいない中、それでも富田や漆原がよく凌いでくれた。
 もっと余裕があれば、岡留や浜地で締めることも可能だったんだが・・・・。
 まさか、伊藤将が5回を持たず、7失点とは、想定外だった。

 ここで、ローテの再編も考えないといかん。
 伊藤将を再調整させるにして、代役は門別にもう1回チャンスを与えて欲しい。
 また、疲れが見え始めた才木は、1回ローテを飛ばして、ビーズリーを使うか。
 そこで来週は、
 対中日   火曜 村上
       水曜 大竹
       木曜 西勇輝
 対ヤクルト 金曜 ビーズリー
       土曜 門別
       日曜 青柳 
 これで行ってみる、青柳は、今回同様悪ければ、休養後才木を戻す。
 その後青柳は、ビーズリー、門別の結果を見て、判断すればいい。

 交流戦前の大事な戦いだ。
 この日の負け方は、ショックが大きい。
 才木には、ショックを払拭するようなピッチングを期待したい。
 なんとか、勝ち越して、今週を終えたい。

 ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 17:41 | comments(0) | - |
4−3 対横浜DeNA やはり、起爆剤は・・・
 この日、2軍から好調の井上を昇格、即スタメン5番で起用した。
 岡田監督は、2軍で好調と推薦され、上げた選手は、旬のうちに使う。
 井上は、このところの打線の低調さに喝を入れる意味でも、横浜の先発の東が左であることも、併せて、起爆剤になる意味もあっての起用か。
 
 その井上は、6回に、大山の勝ち越しタイムリーの後、追加点となるタイムリーを放った。
 最初に起用で、タイムリーが出たのは、自身にとっても自信になったろうし、チームにとっても大きかった。
 その井上のバッティングは、ノーステップで、左膝の入れ方を矯正してきたのが、実ってきたのか、いい感じのバッティングをしていた。
 この前、2軍戦の中継を見た時は、なんか三振を恐れて、当てに行っているようなバッティングをしていて心配だったが、この日のバッティングを見る限り、そういう心配はなく、かなり期待できそうに思える。
 今のバッティングをして行けば、遠からず、プロ1号を放つことも可能かと思う。
 少し使い続けて様子を見たい。

 さて、試合は、初回に近本が先頭打者ホームランで1点を先取した。
 それを、先発の青柳があっさりと吐き出す。
 1死球を挟んで、四球が3つで、押し出しで同点。
 まぁ、際どい球をボールと判定され、きつかった面はあったが、少し慎重になり過ぎているようにも見える。
 もう少し、大胆に行っても、大丈夫だと思うんだが、コースも低めだけに拘らず、高低ももっと使えばいい。
 初回の山本に対しても、ずっと外の低めで、カットされて球数要していたけど、内の高めに放ってやれば、もっと早く空振りに取れたんじゃないだろうか。

 そんな青柳ではあるが、5回まで111球を要しながら、ヒットは2本に抑え、初回の押し出しの1点に、横浜を抑えていた。
 まぁ、四死球も初回の4つ以外は、1つだけだったし、6回に味方が2点を取ってくれたお陰で勝ち投手の権利も発生していた。
 ただ、この日のピッチングで勝ち投手になるほど、甘くはなかった。

 6回裏、続投の青柳は、宮崎が井上の打球を頭に当て、退場した後に入った森敬斗にスリーベースをくらう。
 その後の筒香にも、慎重になりすぎ、フルカウントから、連続の3ベースを喰らって1点差。
 そこで、石井大智へスイッチも、京田にヒットで同点とされ、青柳の勝ちは消えた。
 それでも、石井大智が、同点で踏みとどまったことが、島本、岩崎、ゲラとその後の継投で横浜打線を抑え切ることが出来た。

 9回は、東から森原へ継投に入った横浜に対して、無死から佐藤輝が2ベースで出塁。
 坂本が送って、代打糸原が四球で、9番に入っていたノイジーが、決勝のタイムリーを放った。
 横浜が、同点に追いつき、尚もチャンスがあった6回裏、無死1、2塁で東がバント失敗で送れず、チャンスを潰したのと対照的に、ここは坂本がキッチリ送って、ノイジーのタイムリーを呼び込んだ。
 そういう細かいところが、勝敗の分かれ目となった試合でもあった。

 まぁ、この試合、起爆剤にと井上の起用があり、井上も、応えるタイムリーは、あったが、本当の起爆剤となったのは、初回の先頭打者ホームラン、6回の勝ち越しのきっかけとなる先頭で2ベースで出塁した近本と9回に先頭で2ベースを放った佐藤輝だったんだろう。
 大山にもタイムリーが出たし、この3人が打てば、当然得点力は上がる。
 これをきっかけに、上昇気流に乗りたいところだ。

 次の試合は、横浜は変則の中川颯。
 左の前川の出番かもしれない。
 井上も引き続き見てみたい。
 岡田監督は、変則中川颯に対して、ノイジーは当てないだろうから、どちらかが起用される。
 森下の状態が良くないだけに、2人ともスタメンという、思い切った起用もあるかもしれん。
 2人とも、結果を出せるよう、頑張れ!
 タイガースの起爆剤たれ!!

 ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 23:41 | comments(0) | - |
1−3 対広島 全員低調、貧打線
 なんか、開幕直後の状態に戻ってしまったようだ。
 スタメン全員が低調。
 一番打率がいいのが中野で、次がノイジーだからなぁ。
 開幕当初、気を吐いていた森下も、厳しい攻めで、打てなくなって来ている。
 去年の開幕後、打てなくなって、2軍降格した時と同じようで、バットが出なくなって来ている。
 大山あ、佐藤輝は、相変わらず低調のまま。
 状態が良かったノイジーも、力み出して、また後退している。

 本来、こう言う時に、起爆剤の投入が必要なんだけど、前川が候補なんだけど、ノイジーと代わる訳にもいかず、森下の代わりにもできず、手詰まり感がある。
 前川を積極起用できるような環境になることがベストなんだが、それには、あまりに周りが心許ない。
 こう言う状況でも、吹き飛ばせるほどの逸材であればいいのだが、まだ、そこまでの評価は、ないのかもしれない。
 前川の積極起用は、交流戦を待たないといけないかも知れない。

 2軍では、井上が絶好調らしい。
 高卒5年目だから、今年の大卒新人と同じ。
 本人も期するものがあるんだろう。
 ここは、いい時に上げて、起用してみたらどうだろう。
 起爆剤候補だし、前川、森下の刺激にもなる。

 試合は、近本、中野で取った1点のみで、8回にゲラが小園、末包にタイムリーを打たれ、2点を失い、敗れた。
 2アウト、ランナー2塁で小園の場面だ。
 なんで、まともに勝負に行くか疑問。
 小園には、よくいい場面で打たれている。
 ここは、空いた1塁を頭に入れて、四球覚悟の攻めが必要な場面だった。

 ここで失った2点を返すだけの、反発力は、今の打線には、ない。
 開幕当初の状態だけに、序盤の大瀬良が落ち着かないうちに、もっと点をとってやらなくてはいけなかった。
 これで、広島に連敗、最下位まで2.5ゲーム差に6球団がひしめく混戦模様になった。
 ついさっきまで、セ界の貯金を独り占めして、独走態勢に入るかというところだったのが、讀賣、広島に、1勝4敗で、一気に後続に巻き込まれた。

 ここから、立て直すには、打線の奮起しかないのだけど、あの開幕直後の2点縛りでも、5割で乗り切った、そう言う野球をせざる得ないだろう。
 打撃陣は、もう一度、バッティングを立て直すために何が必要か、各自で考え、試合に臨まんと。
 次の横浜戦は、初戦に、難敵東がくる。
 多くの得点は見込めないため、青柳がどう言うピッチングをするかが鍵だ。
 頑張れ!
 
 ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 23:09 | comments(0) | - |
0−2 対広島 ミスで失った点は、戻って来ない
 村上は、可哀想なことをした。
 中野の2つのエラーがことごとく、失点に結びついた。
 これは、不運なことであった。
 ただ、ミスで失った分は、取り戻せない。
 結局、追いかけても、その分届かず、「あの、ミスがなかったらなぁ」っていうのは、野球アルアルなんだよね。

 しかし、5回の2点目の失点は、防げた。
 2アウトから、ピッチャーの床田に繋がれ、秋山にタイムリーを喫した。
 ピッチャーの床田への攻めが、正しかったか。
 ストレートをことごとくファールで逃げられ、苦し紛れのフォークが甘く入ったところを弾き返された。
 確かに床田は、バッティングがいいピッチャーだ。
 ただ、この場面は、絶対に打たれてはいけない場面。
 変化球は、バッティングのいい床田に合わせられる危険性を意識していたのか。
 こう言う場面では、内角の高目を振らせる方が危険性は少ない。

 そうして、迎えた秋山の打席。
 多分、秋山は村上に苦手意識があるんだろう。
 前回の先頭打者本塁打も、この試合の先頭での2ベースも、狙い球を絞った決め打ちに見える。
 この打席も、外のストレートを、逆らわず逆方向へ打ち返すことを決めていた様に見える。
 それ以外の球は、全部カットし、ファールで逃げる。
 先の床田よろしく、いよいよ困って、外のストレートを投げてくるのを、1球で仕留める。
 まぁ、それができるのが、秋山というバッターの凄さなんだろう。

 対して、我がタイガースは、7回、8回に満塁のチャンスを得る。
 7回は、代打の小野寺が、どん詰まりのショートハーフライナー。
 小野寺に対して、右打ちが武器であることは、相手に知れ渡っている。
 当然、相手は、右打ちできない様な攻めをしてくる。
 シフトも右寄りに構えて待つ。
 その術中にハマった打撃。
 これを打破しないと、小野寺は、ひとつ上にはいけない。
 頑張れ。

 8回は、佐藤輝が、満塁で見逃しの三振。
 本人は、ボールと見切っての見逃しの様に見えたが、判定はストライク。
 まぁ、この日の主審のストライクゾーンは、広かった。
 そう言う傾向を察知していれば、手を出してカットすべき球。
 広島の秋山が、臭いところをカットし、狙い球を投げさせる様仕向けたのとは、対照的。
 まぁ、バッティングのタイプの違いと言えば、それまでだが、大いに見習う部分もある。
 バッターのタイプの違いで言えば、その前の球をファールにしないで、仕留めろよ、ってことなんだろうう。

 ということで、ミスで失った2点を取り返せず、結局完封負けを喫した。
 雨で2連戦になったカードだ。
 連敗は、許されない。
 大竹が、今年も鯉キラーであるか、次の試合で確かめられる。
 連敗阻止する様な、好投を期待している。
 バックも気を引き締め、ミスがないよう大竹をバックアップして欲しい。
 それと、十分な援護をしてやってくれ。
 
 ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 23:36 | comments(0) | - |
4−2 対讀賣 盒粁蕕旅粁法
 讀賣の先発は、盒粁蕁
 前回、開幕3戦目に梅野のヒット1本に抑えられた相手。
 幸い、その時も才木が頑張って、なんとか終盤で勝つことができたが、盒粁蕕砲蓮⇒泙続けられていた。

 前回の大戦では、盒粁蕕硫室蠅らの浮き上がる球に、合わせられず、打ち上げでばかりの打線だった。
 その時は、近本をはじめ、中野もポップの嵐。
 大山、森下、佐藤輝のクリーナップも、全然ノー感じだった。
 その佐藤輝を3番に抜擢。
 これには、驚いた。
 昨日スタメンを外れて、対盒粁虱僂瞭歎韻任發靴討い燭と思った。
 それほど、佐藤輝の盒粁蕕紡个垢訛弍が見違えていた。

 一番顕著だったのが佐藤輝だったが、その手本となったのが近本のバッティング。
 振り切るのでなく、パンチショットのように強くコンタクトさせて、そのまま」バットの面を返さず振り抜く。
 打球は、低いライナーとなって飛んでいく。
 そういう、盒粁蕕悗梁从がしっかりできたバッティングをしていた。

 これに続いたのが、佐藤輝。
 逆方向に差かわらず、低いライナーを飛ばす。
 凡打になった打球も、ちゃんと意図を感じられる内容。
 逆に、ダメだたのが大山、森下と5番に抜擢された前川。
 前川は、無理も無いのかもしれん。
 高卒3年目でそこまで期待しすぎなのかもしれんが、やはり、打ちたい気持ちが先に立って、強く振りすぎで、打球が上がってしまう。
 この打撃をしていては、盒粁藕粁は難しい。
 折角の5番起用に応えたいところであったが、対盒粁蕕任蓮何もできなかった。
 
 ただ、8回の京本からのタイムリーは、上手く拾った。
 追い込まれても、こういうバッティングができるのが前川の上手さでもある。
 ただ、5回の長野の打球の処理で、長野をセカンドにやってしまう守備は問題あり。
 東京ドームなんだから、あの当たりで、長野の足でセカンドまで行かれるのは、いかに守備を侮られているかということだ。
 幸い、佐々木の一打で3塁へ止まってくれたが、代走が出ていれば、必ず突っ込んで、同点になっていた場面だ。
 この辺の守備は、もう一度鍛えなくてはいけない。

 まぁ、盒粁藺从が実って、なんとか同1カード3連敗は免れることが出来た。
 絶対に、同一カードで3つ負けない、そういう粘りが大事だ。
 借金3と1では、天と地ほど違う。
 これで対戦成績も五分に戻ったし。
 甲子園に帰って、ゴールデンウィークを、黄金週間になるように、最後の広島戦を全力で勝ちに行きたい。

 ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 17:29 | comments(0) | - |
1−2x 対讀賣 1点で、勝とうと思う方が甘いわ
 折角、西勇輝が好投していたものを、またも見殺しで、今季初勝利を消してしまった。
 そりゃ、4回のノイジーのタイムリー1点だけで、勝とうと思うのが甘いわ。
 西勇輝が、7回まで102球3安打で零封しているだけに、8回まで任せるてもあったかもしれない。
 それでも、今季、好投すれど勝ち星に恵まれない西勇輝に、勝ちをつけてやらないといかんという意識で、岩崎、ゲラで8、9回を抑えるという方が確率が高いと判断したんだろう。
 
 その岩崎が、8回に、丸に同点打を許し、振り出しに戻されてしまった。
 門脇から始まる打順、ピッチャー、丸、佐々木、吉川と左が続く打順ということで、左の岩崎の投入だったんだろう。
 岩崎の選択に間違いはなかったんだろう。
 間違いがあったとすれば、丸が左の方が得意としているデータをどう読んだかだ。
 1死2塁で丸を迎えた。
 1塁が空いていることを考慮に入れて、丸と対するべきだった。
 1点を守ろうと岩崎を投入したなら、ここは得点を許してはいけない場面。
 丸を歩かせ、塁を詰めて、守りやすくする方法もある。
 佐々木は、多分代打で長野、吉川ということを考えても、空いた1塁を思い切り生かした投球をすべき場面であった。

 この丸が左を得意としているデータの軽視が、サヨナラを食らった要因でもある。
 延長10回も門脇から回る打順。
 本当なら、左の島本をぶつけるところだろうが、このところ好投している漆原を選んだ。
 その漆原が1死後、代打の萩尾を歩かせてしまったところで、対丸に対して、島本を持ってきた。
 丸の対左、対右の打率データを見るに、丸まで漆原で行ってみても良かった。
 そうすれば、長野の代打見なく、佐々木がそのまま来たんだろう。
 まぁ、8回に簡単に丸に勝負に行ったことが、ここにも響いている。
 あそこで、長野まで使わせてしまえば、そのまま長野が守備について、ここに入っているか。
 そうであれば、漆原の続投を選んだかもしれない。
 こうやって、一度狂った歯車は、その後に影響を与えてくる。

 そして、10回の表の攻撃でも、代打原口が無死からヒットで出ると、代走の植田が、飛び出し、牽制で刺されるという内容。
 ここも、先頭の小幡は、そのままで、ピッチャーのところで原口という手もあったと思う。
 まぁ、無死から勝負をかけたのは、わからないじゃないが。
 ただ、ここで小幡を変えて木浪にしたことが、最後の吉川の一打を取れるかどうか、木浪と小幡の身長差を考えると、あの当たり、小幡なら届いていたんじゃないかと考えてしまう。

 まぁ、巡り合わせが悪いという試合が、何試合かはある。
 そうういう試合で勝ち星が消えた西勇輝は気の毒であるが、反省すべきは、1点しか取れない打撃陣だ。
 牽制で刺されること2度、守りのミスもあった、これで、1点を守って勝とうなんて、甘すぎる。
 そういう野球の神様からの警告だと思うしかない。
 ただ、同一カードの3連敗はいかん。
 開幕シリーズに続いて、才木のピッチングに、連敗阻止がかかる。
 どうか、打線が奮起して、才木を援護して欲しい。

 ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 23:17 | comments(0) | - |
5−8 対讀賣 門別よ、大きく育て!
 今シーズン、期待の星とされた門別の初先発。
 快刀乱麻の期待と、若さゆえの不安と入り混じった試合前。
 丸を簡単に打ち取ったところまでは、良かった。
 2人目の増田に対して、9球を要して、三振には、取ったが、この時点で読売の狙いに気づくべきだった。

 増田は、門別のストレートを悉くファールにして、粘って、球数を投げさせた。
 続く吉川は、同じく、ストレートをファールで逃げ、スライダーには、合っていなかったが、フルカウントになったことで、ストレートをストライクゾーンに置きに行き、痛打を喰らった。
 岡本は、警戒しすぎのストレートの四球。
 坂本に、甘くなったフォーク?をタイムリーとされた。
 ストレートでファールで粘られ、スライダーのコントロールがイマイチで、選んだフォークだが、今の坂本の調子から、ここしか打てないというところへ配してしまった。

 まぁ、2年目の門別には、無理かもしれんが、キャッチャーの梅野が、讀賣の対応策を察しなくてはいけない。
 ストレートの厳しいところは、カットして、甘く入ってくる球は、ストレート、変化球問わず、打っていく。
 そういう対応が徹底していたように見える。
 そういう対策に、飛んで火に入る夏の虫ごとく、術中に陥るピッチングをしてしまった。
 相手の狙いを読んで、それを交わすようなピッチングをさせなければ、キャッチャーとしての役割が不足していたと言わざる得ない。

 増田に粘られている時に、意地になってストレートで押すより、この日の門閥の変化球で、使える球、危ない球の選別をするため、変化球を投げさせておかなくてはいけない。
 そういう幅をつけていくことで、回が進んでの立て直しや、球数の削減になる。
 伊藤将くらいの経験があれば、なんとかするが、2年目の門別にそれを求めるのは酷だ。
 ただ、これを糧にして、さらに大きなピッチャーになるため、練習を積むしかない。
 素材は、紛れもなくいいのだから。

 試合は、、門別が失った6点を、追いかける展開になったが、大山のー発と、中野の一発で2点目を返した後、糸原の代打タイムリーで3点差とした。
 尚も、満塁に攻め立て、打順が梅野に回った場面。
 ここは、代打で勝負をかけて欲しかった。
 原口か小野寺というところだが、この日の梅野のバッティング見ていたら、ノー感じだった。
 「ヒット狙いで」という指示から、あわやセンター前という打球は打ったが、こういう場面の梅野はセンター返しというスタイルを読まれていたのか、二遊間をつめられており、チャンスは潰れた。
 まぁ、梅野に門別を上手くリードできなかった罪滅ぼしに、敗戦投手を消す一打が欲しかったんだろうが、今のバッティングじゃ難しい。

 その後、大山の2本目のホームランで2点差に迫るも、8回にリリーフした加治屋が、送りバントの処理を送球エラーでピンチを広げ、門脇に2点タイムリーを許して、ジ・エンド。
 ここも、1点を失ったら終わりなんだから、満塁にすることも考えて、門脇を攻めなくてはいけない。
 それを、満塁を嫌うかのように、甘い球で勝負してしまった、そういうリードには疑問しか残らない。
 まぁ、加治屋の調子も良くなかったんだろうが、それを補うリードができなかったということなんだろう。
 この日の梅野は、リードも攻撃面でもブレーキとなる、インケツな日だったんじゃないか。

 こうやって、ミスも絡まって、点を失うと、勝つことは難しい。
 9回に大勢を攻めて、1点を返して、尚、1、3塁で大山に一発でれば同点というところまで攻めた。
 大勢が、大山を迎えるところで異変を訴えて、交代したのは意外だったが、泉に大山が打ち取られ敗戦となった。
 まぁ、門別の経験を積ませるための試合と考えれば、それで良いかもしれないが、梅野のリードの課題も浮き彫りになった試合。
 まぁ、坂本と切磋琢磨しながら、お互いのいい部分は、見習って、さらなるキャッチャーとしての成長を期待する。
 タイガースの若手ピッチャーを育てるのは、2人のリードによるところなんだから。

 ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 23:25 | comments(0) | - |
2−2 対広島  セ界の貯金を独り占め
 勝てなかったと言うべきか、負けなかって言うべきか、微妙な試合。
 立ち上がりの大瀬良を攻めて、大山のタイムリーで、1点先取。
 2回にも木浪のタイムリーで追加点。
 いい形で試合に入れたはずだった。

 この先制点をもらって、伊藤将が、余裕のピッチングと行きたいところであったが、なかなか、そうはいかない。
 伊藤将は、前の讀賣戦を再現するかの様に、毎回ピンチを迎える。
 それでも、決定打は許さず、なんとか5回まで持ち堪える。
 結局、5回に1点を失うものの、107球6安打3四死球だから、よく1点で済んだともいえる。

 前回の讀賣戦の時も書いたが、今年の伊藤将は、去年の青柳状態。
 一度再調整が必要かと思われる。
 幸い、門別がいるし、西勇輝が戻って、青柳が戻れば、再調整の時間が取れるのでえ、一度検討する余地はある。
 このピッチングが一過性のものか、再調整を必要とするものか、どう捉えるかだが。

 試合は、立ち上がり大瀬良を攻め、得点を挙げたが、3回以降は、逆に大瀬良を攻めあぐね、追加点が取れないまま、大瀬良を5回まで持たせてしまった。
 その後も、広島のリリーフ陣に抑えられ、7回に加冶屋が四球を2つ出して作ったピンチに、桐敷が小園に同点のポテンヒットを打たれ、延長戦へと突入することになった。

 残念だったのは、その同点に追いつかれる前の7回の表の攻撃。
 佐藤輝のヒットから、梅野の送りバントで作ったチャンス。
 木浪が倒れた後の代打に原口の起用。
 ここは、原口でよかったのか?
 相手ピッチャーは、矢崎、縦の変化で打ち取るピッチャーだ。
 そう言うピッチャーには、低いフォークを空振りするイメージのある原口より、
糸原の方が合うと思ったんだが。

 結局、お互い決め手を欠いて、延長12回で引き分けた。
 まぁ、負けずに良かったと捉えるしかないか。
 それでも、この日、讀賣が敗れ5割に、中日も敗れて、借金生活に入ったことで、セリーグで、貯金があるのは、タイガースだけとなった。
 さして、調子が良かったわけでなく、むしろ、調子が悪い中、こう言う状況になっているのは、以外でもある。
 それだけ、各チームに決め手がないんやろう。
 そうであれば、タイガースは、ひたすら自分たちの野球をやって、当たり前のことを当たり前にやることを貫きとおせばいい。
 そうすれば、自ずとその先に、連覇はあるのだから。

 ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 23:57 | comments(0) | - |
7−1 対広島  ようやく、らしい勝ち方ができる様になったか
 村上が、秋山に先頭打者本塁打を喰らいながら、その1点のみに抑えて、完投勝利。
 打撃陣は、コツコツと点を重ねて、結局7点を取り、広島に完勝した。
 まぁ、今季の勝利で、一番タイガースらしい勝ち方がであるとも言える。

 その攻撃は、広島の先発床田の投球に対して、6回までに、5四球を選び、1死球を絡め、109球を投げさせ、4安打で3点をもぎ取っている。
 一気に大量点とは、いかないまでも、コツコツ1点ずつとっていくのは、床田にとっても、堪えたに違いない。
 
 特に、4回の無死満塁から、坂本の併殺打の間に挙げた、逆転の得点。
 常々、岡田監督が言っている「ダブルプレー、打ちゃいいんよ。1点入って、ランナー3塁に残るやんか。」と言うのを具現化した一打だった。
 その後の得点はならなかったが、この日の坂本は、2回の同点タイムリー、6回の犠牲フライ(ファールフライをキャッチし、タッチアップを許した野間のミスでもあるが)による追加点、7回のタイムリーと合わせ、いい仕事をしている。
 グッドジョブ!

 後は、ノイジーがいい感じになって来た。
 昨年も、このあたりで、岡田監督から「もっと、遊んで打て」と言われて、打率が急上昇した時があった。
 丁度、その時の感じになっている。
 ノイジーは、力まず、来た球に逆らわず、センターから右に打つ意識を持てば、率を残せるタイプだ。
 それに気づいたか、一過性の好調さか、昨年の様に、また元に戻らん様にしてもらいたい。

 大山、木浪がそれぞれ3四球と、繋ぐ役割を全うしたところにも、昨年の好調時を思わせるものがあった。
 これで、4月は、15勝9敗3分の貯金6で終われた。
 まだまだ、星勘定には早いとはいえ、昨年を上回るペースである。
チームの調子は、徐々に上向きつつあるが、まだ本調子ではない。
 この日の様な試合運びが増えていく事で、本調子になるのだろう。
 
 さぁ、5月は、一気に本調子に戻って、去年の様に勝ち進んで欲しいものだ。

 ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 23:19 | comments(0) | - |
4−3 対東京ヤクルト  最下位相手に連日の薄氷を踏む勝利に光る糸原の存在
 ラッキーな一打だった。
 大山の逆転タイムリーは、レフトとセンター、ショートの間に舞い上がり、レフトのサンタナが最後に、手を伸ばすも、その前に落ちた。
 大山にすれば、高めのボール球を打ち上げてしまった、最悪の一打が、最高の逆転打となった。

 しかし、なんで最下位のヤクルトに連日こんな苦戦を強いられるのか。
 ひとえに、サンタナ対策が出来ていないことに尽きる。
 この3連戦、サンタナ一人にやられていると言っても過言ではない。
 昨年もヤクルト戦は、サンタナと長岡だった。
 今年も、この二人に対する対策はできていないのではないだろうか。

 キャッチャーを含めて、バッテリーで、もう一度対策を練り直さないと、この先、同じようにやられることになる。
 対して、ヤクルトは、タイガース投手陣をよく研究している。
 初戦の青柳に対するバッティング、今日の才木に対するバッティングに顕著に現れている。
 青柳に対しては、チーム全体で逆方向に、低めの球に目付して打ち返してきている。
 才木には、低めのフォークは捨てて、高めに目付し、それをセンター中心に打ち返している。
 こうした、チームを挙げて、相手チームの投手を攻略する打撃方法は、大いに見習うべきものがある。

 そういうヤクルトが、最下位になっているのは、やはりピッチャーに問題がある。
 特に後ろが崩壊しているから、勝負を後半に持ち込めば、なんとかなると思われる。
 今日の小澤も、球数を投げさせて、6回から継投に入らざる得ないようにしたのが勝因でもある。
 でも、今日の小澤なら、序盤でKOしておかないといけない。
 こういう勝ち味の遅さも、タイガースの課題でもある。

 今日は、佐藤輝を外して、糸原をサードで起用。
 これが当たって、糸原が猛打賞の活躍。
 佐藤輝が、三振ばかりでバッティングに迷いが生じているための処置ではあるだろうが、こういう控えがいることが大きい。
 佐藤輝も、糸原の姿勢やバッティングを大いに見習い、早くスタメン復帰してほしい。
 なんと言っても、佐藤照の飛び道具は、タイガースの打撃陣に必要な要素であるから。

 そうして、連日木浪に代わって、起用された小幡が、この日はブレーキ。
 4打席ノーヒットで3三振。
 好機で見逃し三振もあり、完全にアピールし損なっている。
 昨日も書いたが、小幡は、バットを長く持ちすぎなんだ。
 もう少し短く持って、ピッっと、ミートしさえすれば、もっと確率が高まるはずなんだ。
 小幡に長打は、必要ない。
 8番打者として、いかにピッチャーに回すか、いかに好機でしぶといバッティングができるか、そこにかかっている。
 そういう意味で、まだ、木浪に一日の長があると再確認させてしまった。

 なんとか、ヤクルトに勝ち越すことはできた。
 それでも、その勝ち方を含めて、心許ない戦い方だ。
 だが、そういう状態でも勝ち越せるというのは、チーム力がついている証でもある。
 次も、苦労している広島相手だ。
 しっかりした野球をやって、確実に勝ち越して、対戦成績を5分に戻しておきたい。
 
 ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 19:22 | comments(0) | - |
5−4 対東京ヤクルト  これ以上、スワローズに負けられん!
 前日は、ミスが重なり連勝が途絶えた。
 こういう後の試合は需要だ。
 ここでしっかり、連敗しないよう立て直させるか、はたまたズルズル引きずってしまうか。
 現在最下位のスワローズ相手だけに、これでズルズル連敗するのは、避けたいところ。

 昨日3エラーの木浪がスタメンをハズレ、小幡が起用された。
 木浪を使い続け、昨日の悪夢を早いうちに払拭させる手もあったが、打撃の調子もイマイチだったので、冷却期間と休養を兼ねての小幡起用だったか。
 小幡にとっては、大きなチャンス。
 昨年、開幕スタメンに名を連ねながら、ちょっとした隙をつかれた形で、木浪にポジションを奪われた。
 今年は、逆もあり得る。
 
 その小幡が、先制された試合を追いかける一打となるタイムリーと、逆転の足掛かりとなるノーアウトからの出塁となるヒットを放った。
 この試合の活躍は、もう少し小幡を起用していこうかという気にさせるものじゃなかったか。
 小幡は、強肩を売りにした守備がアピールポイントだが、その方の強さに頼って、簡単な守備でポカをやらかすことがある、
 この辺の意識の改善ができると、全然違ってくる。

 そのバッティングは、確実によくなっている。
 ただ、もう少しバットを短く持ったほうがいい。
 元々、バットコントロールに長けているところがあるため、もう少しバットを短く持つことにより、もっとバットコントロールが容易になり、コンタクト率が高まる。
 長打を期待されるポジションでもないので、ここ一番で着実にヒットが打てるバットコントロールを重視すべきだろう。
 そうすれば、率をもっと稼げるし、8番打者としての仕事がこなせるには十分な選手になれる。

 先発の大竹は、初回に塩見に、“コンニチワ・ホームラン」をいきなり喰らったが、2回の追加点は防げた点だった。
 まず、サンタナに対して、絶対走らない、まして三盗なんかあり得ない、という思い込みで、無警戒でバッターに対していたこと。
 もう少し、キャッチャーの坂本とともに、少しは意識していることを見せていれば、走ってくることはなかったはず。
 また、山田の浅いセンターフライで、タッチアップを許したシーン。
 センターの地下元は、サンタナがタッチアップしないだろうという勝手な思い込みで、返球を軽く返そうとしていた。
 サンタナのタッチアップを見て、慌てて返球したようで、2点目を許してしまった。
 こういう、勝手な思い込みによるミスは、意識をちょっと変えることで防げるものだ。
 そういうところを防いでいたからこそ、昨年のアレがあった。
 もう一度、意識の持ち方の再確認が必要だ。

 それも、その近本の逆転2ランと、大山、森下にタイムリーが出て、1点差に迫られるも逃げ切った。
 この試合を落とすと、ズルズル行きそうなところ、なんとか踏ん張ることができた。
 これは、昨年日本一になった自信と自覚の賜物かも知れない。
 後は、この後連勝に繋げて、やはりタイガースは強いと相手に植え付けることだ。
 その為には、才木がスワローズをしっかり押さえ込んで、いい形の勝ち方をすることだ。

 後は、佐藤輝が自分の打撃を取り戻して、爆発してくれんと。
 この試合の三振の姿を見てると、ちょっと心配になるんだよなぁ。

 ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 19:44 | comments(0) | - |
2−8 対東京ヤクルト  負の連鎖、エラーのオンパレード
 こんだけ、ミスしてたら勝てん。
 1試合で、4失策。
 その内、木浪が3つ、大山がひとつ。
 まぁ、1回エラーすると、次は慎重に、丁寧にと思い、より硬くなり、体が動かなっていうこともよくあることだ。
 それを、払拭するには、試合の中では難しい。
 下手すると、それが原因となり、イップスを招く恐れもある。

 今の佐藤輝の守備なんかそういう傾向がある。
 新人の頃は、送球も安定しており、サードの守備は上手いとさえ言われていた。
 それが、2年目で、サードに入った時、1塁へ送球ミスをした。
 たった、これ1回で、その後の佐藤輝の送球が不安定なものになってしまっている。
 「ちゃんと、投げなきゃ。」と思えば思うほど、体が硬くなり、早急を狂わす。
 余裕がある時こそ、そういう風に考えるから、ミスしやすくなる。

 この日の木浪も、4回の武岡のショートゴロのエラーから始まっている。
 その後の、中継でのボールを叩きつけてしまったミスから、体が好調してしまった。
 7回のエラーは、今度はちゃんと守らなきゃ、という過剰な意識がエラーを招いた。
 この木浪をどうするか。
 一度スタメンから外して、頭を冷やさせるか。
 悪い記憶は、早いうちに払拭させるよう、次も使い続けるか。
 ショートの控えは、遜色ない小幡もいる。
 岡田監督は、どう考えるのだろうか。

 しかし、先発の青柳は、精彩がなかった。
 4回のピンチは、木浪のエラーがあったとは言え、ピッチャーの小川へ押し出しの四球はいかん。
 前の試合で、DeNAの濱口をどう見ていたんだろうか。
 同じようなパターンの投球。
 少しピッチングが単調に見える。
 前回の大竹が、「もっと、遊んで投げろ」と監督から言われたようだが、青柳にも同じことが言えるんじゃないか。
 球自体は悪くないのだから、もう少し余裕を持って、遊んで投げればいい。
 なんか、切羽詰まって、汲々として投げているように見える。

 今年のヤクルトは、弱い。
 そのヤクルトに取りこぼすチームは、脱落していくんだろう。
 圧倒的にピッチャーが足りない。
 少しくらい点を取られても、中盤以降の継投に、付け入る隙は十分にある。
 最小失点に凌いでおけば、後半での逆転の可能性は高い。
 青柳も、そういう余裕を持って、投げればよかった。

 そういうことで、これで、ヤクルト戦での取りこぼしは許されない。
 必ず、勝ち越ししなくてはいけない。
 それには、前回監督からのアドバイスで立ち直った大竹が、今回は最初から、そういうピッチングをしないといけない。
 打撃陣も奮起するとともに、守りもしっかりしないと。
 木浪が立ち直っているか、小幡を起用するのか。
 しっかりした、タイガースらしい野球をやろう!
 
 ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 23:42 | comments(0) | - |
5−3 対横浜DeNA  雨中の逆転劇で7連勝!
 こんなコンディションの中、よく9回まで試合ができたもんだ。
 神宮では、試合開始前に中止発表している。
 横浜と千葉が強行した、雨の中の試合。
 とても9回までは、無理だと思ってた。

 先取点が欲しい中、毎回無死からランナーを出しながら、濱口を攻めきれず、やっと得点を挙げたのが、5回にノイジーが選んだ押し出しの四球の1点。
 5回裏の横浜の攻撃が無得点に終わると、試合が中断された。
 ここで、コールドが宣せられる様な天候だっただけに、この後30数分を経て、試合が再開されたのは驚いた。
 その後の試合を強行していった判断なら、ここでの中断に意味は、あったのだろうか?

 この中断で、コンディションの維持が難しかったのは、ここまで、横浜打線をノーヒットに抑えて来た伊藤将の方だった。
 横浜は、6回から濱口から中川への継投を決断していたし、支障はない。
 伊藤将の投球は、明らかに再開後、狂い始めていた。

 それが、7回に出た。
 先頭の佐野に初めてのヒットを許すと、宮崎に繋がれて、楠本のファーストゴロで、2死2、3塁のピンチを迎えた。
 ここで、山本に対して、勝負に出て、痛い逆転タイムリーを喫した。
 前の試合でも山本に打たれており、何度、いい場面で山本に打たれているか。
 
 こう言う場面、山本は、センターから右にしか、ほとんど打たない。
 前の試合でも、外の甘い球を右に打たれている。
 その後、内角の厳しいコースで打ち取って来たので、ここも、勝負なら、内へ厳しいコースで、四球やむなしで攻めるべきだった。
 それが、甘くなって、センター前へ弾き返された。
 山本の打球コースから、ショートの木浪は、もう少しセカンドベース寄りに守ってよかったかも知れない。
 今後、そう言う対策も必要かと思う。

 その後の石上のライト前のヒットを森下が後逸し、3点目を許した。
 これで、逆に勝負あったか思えた試合だったが、そうはいかなかった。
 9回は、タイガース打線が比較的捉えている、山崎康晃。
 先頭の糸原がヒットで出ると、俄然タイガース打線が活気付いてくる。

 近本、中野の連打で無死満塁のチャンスを作ると、森下が、また日本シリーズの再現の様な一打を放つのかと期待された。
 その森下が、死球で押し出しとなり、1点差。
 大山が、しぶとく同点打を放つと、康晃は、交代。
 代わった徳山から、ノイジーが逆転の押し出しの四球を選んだ。

 ノイジーは、5回にも濱口から押し出しの四球を選んでいる。
 一頃のチャンスで力みかえって、初球に手を出して、凡打というパターンから脱しって来たのは、いい傾向だ。
 
 その後も木浪のタイムリーで1点を追加し、この回4点で、5対3と再逆転した。
 最後は、ゲラが締めて、雨中の激戦を制した。

 伊藤将は、いいピッチングをしながら、中断でペースを狂わせ、勝ち投手になれず、可哀想なことをした。
 他、佐藤輝が4三振の5タコで精彩を欠いたが他は、概ね良い仕事をしている。
 欲を言えば、前半で濱口を完全に捕まえて、伊藤将の勝ちを揺るぎないものにして欲しかった。
 それでも、13日の中日戦から、負けなしの7連勝だ。
 GW は、首位固めの週にしたいものだ。

 ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 23:21 | comments(0) | - |
1−1 対横浜DeNA  負けないけれど、勝ちきれん
 延長12回を戦って、引き分けた。
 横浜の先発ジャクソンを撃ちあぐね、6回に同点に追いつくのが精一杯だったか。
 6回で100球を投げさせ5安打を浴びせたが、結局1得点。
 好投する村上に勝ちをつける事ができなかった。

 村上は、今回も8回を投げ、112球、3安打、1失点に抑えたが、前回同様勝ち星に恵まれず、打線に見殺しにされた格好だ。
 今年の村上は、調子を取り戻しつつあるが、ストレートで空振りが取れない。
 決めにいくストレートを当てられ、ファールにされ、粘られる。
 これが、空振りとれる様になると、去年のピッチングに戻るんだが。
 
 打線は、目を覚ましたかに思えたが、また、打てん病にもどってしまっている。
 森下は、上向きで、上昇して来ているが、大山、佐藤は、この日のブレーキとなっている。

 特に延長11回、ランナーを2塁へ進めたところで、出て来た松本に対するバッティング。
 森下に死球で、制球が定まらない中、大山が初球のボール球を空振りして助けた。 
 新人の松本にとって、ピンチでのリリーフ。
 先頭の森下にぶつけて、動揺する中、その初球に甘く来る事を考えたのかも知れないが、ここは、ど真ん中以外は見逃す落ち着きがあっていい。
 大山も、不調中、かなりブレーキになっていたので、気負った部分があったのか。
あれを見逃され、ボールになったら、松本は、もっとドツボへハマって行っただろう。
 
 その後の佐藤輝も、相手の守備体系を見て、もう少しできることがあっただろう。
外野は、かなり前進守備を敷いていた。
 佐藤輝なら、ミートさえすれば、頭を越すことは容易なはず。
 そこで、そう言うバッティングができないのが、佐藤輝の大きな欠点なんだ。

 そんな攻撃でチャンスを潰しながら、引き分けたのは、ピッチャーの頑張り。
 先の中日戦で、勝ちパターンの温存を図れ、この日も、村上が8回を投げてくれただけに、中継ぎ陣の余裕は、あった。
 多少のピンチはあったものの、それぞれが持ち場を守って、横浜を封じた。
 これは、この横浜戦が2連戦で、次の試合の天候が不安定で中止の可能性も高い予報が出ていたこともあり、惜しみなく投手を投入できたこともある。

 次の試合が中止の可能性が高い予報が出ている。
 横浜への借金は、引き分けで返せなかった。
 明日中止になれば、次の対戦までお預けやな。
 まぁ、奇跡的に明日の試合が行われれば、勿論、借金を返しておきたい。
 そう言う意味で、気持ちを切らず、打線の奮起を期待したい。

 ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 23:34 | comments(0) | - |
3x−0 対中日 首位を呼び込む、サトテルの決勝3ラン!
 試合前から雨が降り続いていた。
 本来なら、試合前に中止決定されても不思議じゃない天候でもある。
 そう言う中で、阪神園芸さんの神整備で45分遅れで試合開始まで漕ぎ着けたこの試合。
 いつ中止になるか、到底9回までは不可能という中での試合となった。

 試合は、昨日の猛打の反動か、松葉に5回まで、近本のヒット2本に抑えられていた。
 こう言う猛打の反動は、よくあることだ。
 ただ、先取点が必要という中、近本の出塁を活かせず、5回の無死からの梅野の四球も、木浪の併殺でものにできなかった。
 まぁ、先に点をと言うことで、初回の中野も、5回の木浪もバントで送ることを試みたが、初回は後続の大山が併殺、5回は木浪がバント失敗の挙句、強行で併殺と、機能もしなかった。

 対して、才木は、悪天候で足場を気にしながらではあるが、力強いストレートとスライダー、フォークのコンビネーションで安定した投球を続けた。
 以前も雨の中、コールド勝ちで、プロ初完投、初完封の実績があり、こう言うコンディションの中でも、ピッチングを見失わない、精神力の強さを見せた。
 この日も、7回を97球で、3安打、8奪三振で、完投、完封し、勝利投手となった。
 これで、今季2勝目、防御率は、1.04だから、一番の安定ぶりだね。
 才木が望む、取れるタイトルは全部取りたいという欲深い言動も、有言実行とすることも可能と思わせる内容だ。

 その才木を援護したのが、同級生でもある佐藤輝。
 6回の裏、雨が降るし切る中、入れた砂の上にも雨が浮き上がり、いよいよここいらでコールドゲームが宣せられるんじゃないかというグランドコンデションになった。
 先頭の近本が倒れたが、中野がらしいバッティングで、出塁。
 森下が続くが、大山が三振に倒れて、2死1、2塁。
 佐藤輝は、3ボール2ストライクとフルカウントに勝負を持ち込んだ。
 と言っても、3ボールから、ストライクを取りに来ている球を捉え損ねて、2ストライクまで戻されていたんだけど。
 だがファールを2本打った後の8球目を上手く捉えて、ライトスタンドへライナーで運んだ。

 それまでの2本のファールが捉え損ねていただけに、最後のボールは上手くミートして低い弾道で打ち返した、ホームランだった。
 松葉も、最後は外への落ちる球を振らせて、打ち取ろうという構想があったのだろうけど、甘く入ってしまった。
 たとえ、四球で満塁にしても、次が現状、得点圏打率0のノイジーだけに、ボールになる外角低めの変化球を投げるべきだった。
 それが、満塁にしたくない、なんとか佐藤輝なら打ち取れる、そういう思いが、ボールを甘くした。
 この回に出た3ランは、値千金、勝利を決定づける一発だった。

 案の定、次の7回の表を才木が封じたところで、コールドゲームが宣せられ、タイガースが勝利し、6連勝で首位に立った。
 先週の状態からすれば、ここで首位に立つなんて考えられなかったが、今週の読売戦で、負け寸前を引き分け、3安打で勝利するというゲームをこなして、打線が奮起してきた。
 この中日3連戦は、打線とピッチャーがうまく噛み合い3タテ、今週は5勝1分と負けなしで勝ち進んだ。
 まぁ、まだ2回り目が始まったばかりだから、順位はどうでも、対戦成績で負け越しているチームには、早く返して起きたい。
 次週の横浜と、翌週の広島には、借りを返さんといかん。

 さぁ、ここで首位に立ったことは、置いといて、今一度気を引き締めて!

 ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 18:07 | comments(0) | - |
15−2 対中日 呪縛を解いた打線が、大爆発で、5連勝!
 こう言うもんなんだなぁ。
 前の試合で、2点以上取れない呪縛が解けたら、一気に大爆発だもの。
 この試合、先発全員安打の14安打で15得点。
 途中出場の前川は、今シーズン初の打点付きで2安打、4打点。
 大山が、連日の猛打賞。
 こんだけ打てるなら、もっと前から打ってもらいたいって、言いたいわ。

 先発の大竹は、この日も不安定な立ち上がり。
 前回のバンテリンドームの試合もそうだが、ピンチになると力んで一本調子になり、打者のペースにハマって投げてしまっている。
 そう言う悪癖が出て、初回の先制を、2回で簡単にひっくり返された。
 ただ、この日は、その裏、大野の調子もあるが、一気に試合をひっくり返し、大量の7得点で、6点のリードをもたらした。
 この打線の援護が、大竹のピッチングを楽にした。

 序盤球数も嵩んで、6安打されて、アップアップだった内容が、3回以降7回まで2安打に封じた。 
 これは、得点差の余裕と、もっと遊んで、緩急をつけろと言った岡田監督からのアドバイスがあったせいでもある。
 これで、ピンチに一本調子になってしまう欠点に気づけば、今後の大竹の投球に期待が待てるようになる。

 打線が復調し、先発ピッチャーに価値が付くようになれば、タイガースは、去年のようの展開に持っていける。
 好調だった中日は、ここで完全に止めることができた。
 それでも何故、先のヤクルト戦の3戦目に中5日で柳を投げさせたんだろう?
 普通に松葉で行って、タイガースへ、柳、メヒア、大野で良かったんじゃないのか?
 なんか、序盤から無用な焦りみたいなものが見えてるんよ。
 勝負は、もっと先なんやから、今は、自身のローテをしっかり確立していく方がいいと思うんだが。

 そう言う意味では、タイガースは、先を見据えながら、貧打に喘いでも我慢し続け、こう言う試合ができるようになるまで待った。
 その辺が岡田監督の百戦錬磨たる理由なんだろう。
 前川の上手く使って、自信をつけさせるようにしている。
 門別も、上手く使っている。
 これから、復調した打線とともにタイガースが、上がっていく番だ。

 それには、こう言う大勝ちした後の試合が大事だ。
 大量得点の後の試合は、点が入らないとも言われる。
 松葉に案外、抑えられてしまうってことも、過去にあった。
 才木は、決して先に点を取られないよう、辛抱してピッチングしてほしい。
 今の打線は、必ず援護してくれる、そう信じて。

 ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 18:56 | comments(0) | - |
7−0 対中日 2点縛りの呪縛を解け!
 木浪のタイムリーと青柳の犠牲フライで挙げた2回の裏の2点。
 またも、これで打ち止めかと、半ば判断していた中、3回の裏に森下が一発で、3点目を挙げた。
 ここ、ずっと、2点以上が取れない試合が続いていた。
 ヤクルト戦で4点取って勝った試合以降、10試合も2点以内の得点が続いていた。
 この間4勝4敗2話の5割できているのが奇跡に近い。
 それは、投手陣の頑張りに他ならない。

 その頑張りの陰で、勝ちパターンの投手にしわ寄せが行っている。
 3連投していた、ゲラ、岩崎は、前日の読売戦に投げさせられない規制の中、西勇輝が好投し、使わずに勝つことができた。
 その分桐敷へ無理が回って、連投となった。
 この日の中日戦は、できれば桐敷も使いたくない。
 青柳にできるだけ長いイニングを投げてもらわなくてはいけない。
 それには、とりも直さず、打線の援護が必要だ。
 できれば、勝ちパターンを使わずに済むくらい、完投できるくらい援護しないといけない。

 そういう試合で、森下が、序盤の3回にホームランで3点目を挙げ、2点までしか取れない呪縛を解いたのが大きい。
 これで、一気に打線のしがらみがなくなり、今までの不調が嘘のように目覚めた。
 4回には、近本がタイムリー、5回に大山に、待望の一発が出て、5点目。
 8回にも中野のタイムリーが出て、7得点。
 今シーズンの最多タイの得点を挙げた。

 大山の一発は、フアンも本人も安心しただろう。
 この日のバッティングは、右の軸足の押し込みがしっかり出来ていて、それが打球の最後のひと伸びに繋がっている。
 軸足の状態が、随分改善してきたんじゃないのか。
 これから、状態は上がっていくはずだ。

 そう言う援護を背に青柳は、球数を重ねながら、なんとか6回を零封してきた。
 本当は、7回くらいまでは言って欲しかったのだが、6回裏の打順が回ったところで、代打の前川を送られお役御免。
 まぁ、今シーズンの初勝利もかかっていたので、致し方ないかもしれんが、次回からは、7回までは最低行って欲しい。
 それが、エースとしての青柳の役割なのだから。

 青柳を繋いだのは、島本、岡留が1イニングづつ、最後は、門別が締めた。
 中継ぎ陣にしわ寄せが入っている中、門別を加えて、厚みを出す考えがあったのだろう、この日登録した門別をすぐに使った。
 これで、2日連続で、ゲラ、岩崎を休ませることができた。
 チームは、これで5割を超えて、貯金ができる状態になった。
 
 貧打に悩まされ、投手陣だけを頼りに、ここまでなんとか、5割をキープしてきたが、ここから打線が上がっってくれば、当然貯金が増えていくことになるはず。
 あんだけ打てなかったんだ、その反動で打てるようになるはず。
 その境目となるようなこの日の試合だった。
 さぁ、一気に中日を捕まえてしまえ!

ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 23:29 | comments(0) | - |
2x−1 対讀賣 2点目は、サトテルのサヨナラ打!
 ずっと、2点までしか取れない打線。
 この試合の2点目は、佐藤輝のサヨナラの一打となった。
 それは、やはり、投手陣の頑張り。
 連投が続いた、岩崎、ゲラを使いたくない中、先発の西勇輝が、8回を95球で、被安打4、失点1で投げ切ってくれた。
 勝ち投手にはなれなかったが、前回の広島戦につづいてナイスピッチングだった。

 反省すべきは、その西勇輝に勝ちをつけてやれなかった、打線にある。
 菅野相手に、強引に引っ張る打撃ばかりで、攻略の糸口さえ掴めない。
 ただ、球数は、そこそこ投げさせていたから、100球を越える8回は、チャンスだった。

 この回の先頭、西勇輝の代打・前川がが、逆方向へ上手く打って、出塁。
 こう言う、球に逆らわず、逆方向へ打ち返すのが、菅野攻略のお手本だと示す打撃だった。
 これに、近本が、同じく逆方向へのヒットで続く。
 続く中野は、送りバントが3塁で封殺され、1死1、2塁で、森下に回る。

 ここで中野のバントが成功していれば、森下は勝負を避ける様なピッチングで歩かされていたかも知れない。
 そうすれば、この日菅野にいい様にあしらわれていた、大山、佐藤輝が抑えられ、無得点だったかも知れない。
 それが、バントが失敗で、森下勝負となったのが、勝負の綾だった。
 森下は、菅野の初球を叩いて、同点のタイムリー。

 こう言う場面で、臆せず、初球を叩ける、森下のメンタルはすごい。
 ある意味、新庄以来のクラッチヒッターだ。
 なんか、打撃内容も新庄に似ている。
 率は高くないが、チャンスに強く、長打が打てる。
 これから、率は、もう少し上がっていくだろうけど。

 試合は、この後のチャンスを生かせず、延長へ突入。
 桐敷、島本、加冶屋で、9、10回を凌いで、岩崎、ゲラの投入を防いだ。
 この辺の先を見据えた岡田監督の采配が、まだまだ勝負は、先だからと言っている様に思える。

 延長10回は、大勢から、先頭の中野がヒットで出塁。
 この日の中野の打撃は、元に戻っていた。
 菅野相手に、コンパクトに振って、ミートすると言う意識がいい方向へ出て来たのか、去年の打撃に戻って来た。
 これは、復調の兆しとなる。

 続く、森下がセンター前に返して、無死1、3塁になったところで、勝負有りだった。
 ゲッツーの取りやすい大山ではあったが、歩かせ、満塁策を取らざる得ないい。
 外野フライでオーケーの場面で佐藤輝は、割と気楽に入れたかもしれん。
 佐藤輝がライト前へ抜けるヒットでサヨナラを決めた。

 2回り目に入った、甲子園の讀賣戦を、2勝1分で終えられたのは大きい。
 これで5割に戻った。
 次は、現在首位の中日戦。
 ここで一気に差を詰めておきたいところ。
 それには、まず打線が、2点縛りの呪縛を解くよう、奮起しないと。
 青柳にも、勝ちをつけてやらんといかん。
 
ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 23:16 | comments(0) | - |
2−0 対讀賣 3連発の夜に、3連打だけで
 この日、1985年4月17日の水曜日のナイター、対讀賣戦で、伝説のバックスクリーン3連発が、その年の猛虎フィーバー、初の日本一の幕開けを告げた。
 あれから、39年の時を経て、3連発のトリを務めた、岡田彰布が指揮を取るタイガースは、球団史上初の連覇に向けて、戦い、苦しんでいる。

 この日は、3連発ならぬ、3連打で挙げた2点を守り切り、勝利した。
 ただし、タイガースの放ったヒットは、この3回の3連打の3本だけだった。
 ある意味、これでよく勝ったと言える試合だが、2点以上取れない、貧打は解消されていない。

 守る方では、ピッチャーの伊藤将が、フラフラで、いつ大量失点してもおかしくない様な状況であったが、数々のピンチを、粘って、6回を102球、被安打6だが、無失点で、切り抜けた。
 ピンチでは、よく凌いだが、総じて球が高く、コントロールもバラつきがあり、不安定な内容。
 前回の大量失点の状態の改善には、いたっていない。

 なんか、今年の伊藤将を見てるに、去年の青柳の様だ。
 3年連続で実績を残して来て、知らぬ内に、疲れが溜まり、体の動きが微妙に狂って来ている。
 本人は、こんなはずじゃ、と思って投げているんだが、そこの狂いを修正できない。
 ちょっと、調整期間を設けた方がいいかも知れない。
 こう言う時のために、門別と言うカードを用意しているはずだから。
 
 しかし、打線は、なんとかならんのかなぁ。
 なんかのきっかけで、ガラッと変わる事があるんかなぁ。
 次は、今シーズン、好調な出だしの菅野が相手だ。
 なんとか、きっかけを掴んで、今度こそ西勇輝を勝たせる様援護してもらいたい。
 
ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 23:47 | comments(0) | - |
1−1 対讀賣 ひょうたんから、植田海
 しかし、打てん、打てんで、雨天コールドゲームで、引き分けた。
 今回も村上のピッチング内容は良かった。
 前回から、無駄な力みがなくなって、ボールが走り出した。
 このピッチングができれば、計算が立つ。

 惜しむなくは、山崎伊織にフォークを当てられた一打。
 あの場面、決め球にフォークは、間違いじゃないとは、思う。
 ただ、野手と違って、ミートに徹するピッチャーのバッティングでは、当てられると、ヒットコースへ飛んでいく可能性もある事を考え、当てられない高さ、ワンバウンドになるくらいの球を投ずるべきだった。
 この一打が、打てんタイガース打線に重くのしかかってきた。

 7回に、村上が再びピンチで山崎伊織を迎えた際は、高めのボールで、気負う山崎伊織を三振に取った。
 この場面、代打で追加点をとりに来るのか、1点を守る覚悟で、山崎伊織に賭けるのか。
 阿部監督は、後者を選択した。
 これは、今年の讀賣は、守りから入ると言う、強力なメッセージだったが、逆にタイガースにチャンスが生まれた。

 7回は先頭のノイジーがヒットで出塁すると、代走に植田海。
 坂本が送って、1死2塁で、木浪が放ったピッチャーゴロで、植田海が飛び出てしまった。
 ところが、ここからの挟殺プレーで、植田海が、真骨頂を発揮。
木浪がセカンドへ到達するまで、粘る中、相手の隙をつき、フィルダースチョイスを誘って、3塁へセーフになり、思わぬチャンス拡大となった。

 この後、代打.・糸原のライトライナーでも、見事なタッチアップで、同点のホームを踏んだ。
 まさに、植田海の持ち味を遺憾なく発揮した同点劇だった。
 このまま、タイガースが逆転で勝てば、間違いなくヒーローとなったはず。
 それには、9の送りバントをしっかり決めとかなくてはいけない。
 あそこで、得点圏にランナーを進め、サヨナラを演出する事が役割であった。
 それを、失敗した事で、ヒーローになるチャンスを逸した。

 結局、9回から降り出した雨により、打てん中止、いや雨天コールドで、引き分けとなった。
 まぁ、あれだけ打てない中、よく引き分けたとも言える。
 ここ数試合、2点以下の試合は続いている。
 もうそろそろ、爆発してもいい頃と思うのだが、相手もいいピッチャーをぶつけてくるから、なかなか上手くは行かない。
 それでも、もうこれ以上、ピッチャーを見殺しには、できんやろ。
 打撃陣の奮起を切に願う!

ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 23:11 | comments(0) | - |
2−1 対中日 一回りして、借金2は、想定内?
 なんとか、3戦目で中日に勝利。
 これで、1勝1敗1分けで終わった。
 バンテリンドームで5割で終わったのは、想定内として良いか。

 ただこれで、一巡して、6勝8敗1分けで、借金2となった。
 まぁ、あれだけ打てなくて、クリーンナップの打率が1割台で、2つの負け越しで済んでいるのだから、上出来とすることもできるが、逆にピッチャーは好投しているのに、勝ちを付けてやれないのは、今後響いてくるような気もしないでもない。
 この日は、才木にやっと勝ちを付けてやれたのが良かった。

 こういう試合での才木の精神力は、大したものだ。
 ここ一番での才木の強さは、そういうメンタル面からきている。
 昨年の優勝を決めた試合、日本シリーズでの登板、今年の開幕を連敗で迎えた3戦目の先発。
 どれも、プレッシャーがかかる場面で、才木は、好投を続けている。
 この試合でも、中日の6連勝を止め、タイガースの3連敗を止めると言う、重要な使命を背負った一戦だった。
 これを7回116球、被安打4、失点1で凌いだのだから、文句なくヒーローだろう。

 対して、打線は、大幅な組み替えを試みたが、相変わらずの低調さは続いている。
 2番においた梅野のタイムリーで追いついて、8番に下げた中野のラッキーなポテンヒットが決勝打になったが、他は、チャンスメークした前川の2ベースと3回の中野のヒット。
 確かに、決勝打の中野が打のヒーローかもしれないが、内容は悪い。
 打ち上げてしまったポップフライが、飛んだところが良くて、たまたまポテンヒットになったに過ぎない。
 相変わらず、打ち上げてしまう、まずいバッティング。
 中野が、低いライナーやゴロで抜くヒットが出てくルようにならなければ、2番の仕事はできない。

 こう言う打線で、唯一気を吐いていた近本の打撃が下降を辿ってきた。
 これが、新たな心配の種。
 唯一の得点源であった近本を3番に据えたこの日も、4の0で2三振。
 このまま、タイガース打線の低調の波に飲み込まれんようにして欲しい。

 まぁ、次の読売戦から、2巡目に入る。
 讀賣とは、前回と違うローテが当たるが週末の中日戦は、今回と同じ顔合わせになる。
 打線の援護が期待できない状態だけに、ピッチャーができるだけ抑え切らないと、勝機が生まれない。
 まずは、2巡目で借金を返済して、5割到達を目指したい。
 前回負け越した相手には、しっかり勝ち越しておきたい。
 それには、打線が、奮起するしかない。
 自分の役割と持ち味を、再確認して、リスタートすべし。
 そうすれば、この成績も想定内だったと言えるだろう。

ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 16:47 | comments(0) | - |
2−5 対中日 危険水域到達
 この敗戦は、痛いな。
 幸先よく、佐藤輝の2ベースで2点を先取した。
 この攻撃、中野、大山が粘って、四球をもぎ取り、佐藤輝が返したもの。
 昨シーズンのタイガースの攻撃を思い出したような攻撃だった。
 こういう攻撃がでできたら、タイガースが復調していく、そう思わせる初回だった。

 その後も、メヒアに球数を投げさせ、逆に大竹は、少ない球数で、完璧に中日打線を抑え込んだ。
 まぁ、盒脅平と山本のみが、大竹に合っていたが。
 それでも、メヒアに球数を投げさせてはいたんだが、ヒットは3本しか打てず。
 四球も初回の2個以外は、1個しか奪えず、追加点が取れずに6回を迎えた。

 その6回。
 大竹に何が合ったのか?
 先頭の田中幹也にストレートの四球を出してから、大きく崩れた。
 盒脅平、中田翔に連打で、1点を返されると、細川にも捉えられ、満塁と攻められた。
 ここで、大竹は降板で岡留へ継投に入る。
 この厳しい場面で、酷な起用ではあったが、代打の中島に死球で同点。
 宇佐見にタイムリー、村松にもタイムリーで2点を加えられ、一気に2−4と逆転された。

 ここで、逆転されると、もう跳ね返す反発力は残ってないのが、今のタイガース打線。
 折角、メヒアに球数投げさせ、リードして中盤に、中日にビハインドの継投に入らせ、追加点を奪う構想も無惨と散った。
 この6回の攻撃もそうだが、ドラゴンズには、昨年のタイガースのように、なんとかしてくるようなオーラがある。
 対して、タイガースは、去年そういうオーラが出まくっていたのが、跡形もなく消え去っている。
 調子が悪いせいもあるんだろうが、淡々と打席をこなしているだけのように見えてしまう。
 まるで、去年のドラゴンズのように。

 特に悪いのが、中野、大山、木浪。
 中野は、打ち上げてばかり。
 低いライナーやゴロで抜くヒットが出ない。
 だから、繋ぎのバッティングなんて、全然できない。
 数字以上に状態は悪い。

 大山は、どこか故障か、万全じゃないところがあるんだろう。
 打球を押し込めてないから、全部、失速して、取られてしまう。
 多分、軸足の踏ん張りが足りないのじゃないか。
 無理せず休ますか、右打ちを少し徹底してみるしかない。

 木浪も率以上に悪い。
 いい球に手が出ず、難しい球に手を出している。
 なんかしでかしそうな雰囲気を失っている。
 もっと、思い切りがいい打撃が持ち味じゃなかったか。

 この3人が、立ち直らんとタイガースの浮上はない。
 下手すると、去年の中日のような状態になるかもしれん。
 今一度、自分の役割を確認し、自分の持ち味を発揮できるよう立て直して欲しい。
 そろそろ、危険水域に達していると思うから。

ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 23:10 | comments(0) | - |
2−2 対中日 今日の犠牲者は、青柳晃洋
 この日は、今シーズン初の現地観戦。
 オープン戦は、札幌ドームの日ハム戦に、札幌ドームの試合の見納めも兼ねて、参戦はしたけど、どうも観戦成績が芳しくない。
 オープン戦は、連敗だし、この日は、引き分け。
 もとより、バンテリンドームの観戦成績が良くない。
 この前は、19年の8月の中日戦、この時も2試合観戦して、1敗1分け。
 なんとか、べんてりんドームの観戦初白星を願ったが、タイガース打線の低調さは、それを許さなかった。

 青柳の調子は良かった。
 2点は失ったものの、7回を88球で被安打6だ。
 コーナーによくコントロールされていたし、変化球のキレも良かったように見えた。
 その青柳を見殺しにした打線にこそ、罪がある。

 相手の柳に7回を2安打で零封されている。
 全く、柳から点が取れる感じがしなかった。
 その柳が7回のチャンスで、後藤俊太を代打に送られ、降板したことは、タイガース打線にとって、助かった以外の何者でもない。
 その前の代打・村松のタイムリーで2点目をとったことから、当然柳を続投させるかと思っていた。
 7回で、98球だから、8回を投げ切り、マルティネスへ直接リレーすることは、簡単だったんじゃないか?

 その柳を代えてくれたのは、低調・タイガース打線にとっては、救いだった。
 代わった勝野から、糸原が粘って、四球を選んだところから反撃が始まる。
 木浪が続いて、代打・ノイジーが進塁打で、2死2、3塁のチャンスを作ると、近本が、セカンドへの内野安打、送球が逸れる間に、セカンドの代走小幡も返って、同点となった。
 まぁ、追い越せなかったとは言え、よく追いついた。
 ほんと、ここワンチャンスしかなかった。
 やはり、近本しか打たん。

 果たして、ここから両軍のピッチャーの総力戦で、延長へともつれ込んだ。
 10回には、無死から前川がヒットで出て、梅野が送っが、小幡、小野寺が倒れた。
 12回には、1死から熊谷がヒットで出て、盗塁を決め、チャンスを作ったが、梅野、小幡が倒れて、勝ちがなくなった。
 まぁ、負けずに済んだことを喜ぶしかない試合だった。

 前日の西勇輝といい、この日の青柳といい、いいピッチングをしてるのに、勝ち星がつかない。
 おまけにチームが負けるという結果になっては、そのうちピッチャーの気持ちが変わってきてしまうだろう。
 最初から1点もやれないという、切羽詰まった覚悟で、試合に入らないと、援護が期待できな以上しょうがなくなる。
 そうして、ピッチャーのピッチングの幅が狭くなり、不調へつながる。
 そうなる前に、なんとかしなくてはならない。
 打線が、奮起する以外に道はない。

 次は、大竹だ。
 打線が、しっかり援護して、タイガースらしい勝ち方で、寅吉にバンテリンドーム観戦の初勝利を見せてもらいたい。

ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 23:57 | comments(0) | - |
0−1 対広島 西勇輝を見殺しに
 久々に西勇輝らしいピッチングを見た。
 余裕のあるリードがないと、好投できないなどの言ってしまって申し訳なかった。
 8回を投げて、120球被安打5で、失点0だから申し分ない。
 本来なら、勝ち投手で、ヒーローインタビューだ。
 際どい判定にも、不満を見せず、コーナーーをギリギリに突く、コントロールが見事だった。
 難を言えば、フルカウントまで粘られることが多く、球数が嵩んだことだろう。
 それがなければ、9回まで行けたかも知れない。

 その西勇輝の好投を無にした打線にこそ責任がある。
 まず、どうしても4番大山の不信に目が入ってしまう。
 オープン戦の終盤で体調不良で休んでから、完全に復調していないのかも知れない。
 今一歩の押し込みが足りないから、打球が弱く、間を抜けないし、頭を越えることができない。
 そう言う不調の自覚が、消極さを生み出して、際どいコースにてがn出ないで、見逃しが増える。
 一度、休ませて、じっくり調整させるのも手かも知れない。

 次に悪いのは、木浪。
 この日もヒットは出たが、甘い球にてがでないで、難しい球に手を出す。
 研究されているんだろうけど、昨シーズンの打撃が全くできていない。
 ここは、しばらく小幡を使ってみるのも手だ。
 守備での荒さはあるが、それも経験を積ませることで、進歩していくもんだ。
 去年とは、逆に、ここから小幡が巻き返すチャンスになるかも知れない。

 後、ヒットはそこそこ出ているが、中野が気になる。
 昨年より、明らかに振りが大きい。
 本人は、強い打球を欲しがっておるのかも知れないが、打球の強さと振りの大きさは、必ずしもイコールじゃない。
 中野の良さは、コンパクトだが振りが鋭く、球威に負けず、弾き返せることだ。
 今一度、原点回帰してもらいたい。

 最後に、この日のチャンスの悉く凡退したノイジーについて。
 どうも、チャンスになると、決めることしか考えられず、バッティングが引っ張り一辺倒になってしまう。
 ノイジー本来の、広角に打てると言う長所が、全く出ない。
 本人がどう考えているのか、一度聞いてみた方がいい。
 今のままでは、クリーンナップなどもっての外。
 レフトのポジションも、前川、小野寺あたりの方がいい。

 そう言う事で、現状のベストラインナップを考えてみた。
 8 近本
 4 中野
 9 森下
 5佐藤輝
 3 原口 小野寺
 7 前川
 2 坂本 梅野
 6 小幡
 1 投手
 まぁ、現状これがベストか。
 なんとか、打線が繋がる様、近本が作ったチャンスをものにできる様考えていかないと、次のドラゴンズ戦など、ピッチャーいいだけに苦戦が必至だろう。

ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 23:29 | comments(0) | - |
2−6 対広島 カープの呪縛を解いちまった
 えてしてこう言うもんだわ。
 4試合も連続して無得点のカープにとって、初回の得点は、全てのプレッシャーから解放してくれる、とてつもなく大きな1点だったんだろう。
 そう言う呪縛からとき離れたとき、往々にして、大量点が入ることは、野球アルアルだろう。

 伊藤将は、不運もあった。
 2回の上本の当たりは、打ち取っている当たりがポテンになった。
 會澤のタイムリーも、泳がせながら、上手く打たれたもの。
 アドゥワの当たりは、ベースに当たってなければ、3アウトでチェンジだろう。
 それが、5失点まで膨れ上がったのは、カープが呪縛から逃れ、思い切ってプレーできたのと、伊藤将が、不運な結果を抑え込む様に、必要以上に力んで、コントロールが甘くなってしまったことからだろう。

 カープに、呪縛をかけ続けるには、初回の1死3塁の場面で、前進守備でプレッシャーをかけてやった方が良かったかも知れない。
 1点を取ろうと汲々としていたんだから、前進守備で、ホームでアウトにされ、無得点なら、さらなる深みに追い込むことができた。
 まぁ、初回だし、1点どうぞで、アウトカウントを増やすのが常道ではあるんだけど、4試合連続無得点のカープには、そう言うプレッシャーの掛け方も、方法としてあったんじゃないかと思う。

 しかし、6回の1点を返して、尚、2死満塁の場面。
 あそこの代打は、ノイジーじゃなくて、糸原だったんじゃないかなぁ。
 ノイジーが、あの場面で逆方向に打てればいいんだけど、大概力んで引っ張ってしまうから、いい結果が出ない。
 あそこで、もう2点くらい返せれば、どうなったことか。

 2回6失点で降板した伊藤将の後を繋いだ、漆原、浜地、島本、岡留が揃って好投したのは、好材料。
 こう言う試合の後は、大事になる。
 それは、タイガースもカープにも言える。

 タイガースも決して打線が活発なわけじゃない。
 いかに西勇輝を援護できるか。
 西勇輝は、ある程度の援護があって、余裕を持たせてこそ、好投が期待できる。
 その西勇輝に余裕を持たせることができる様な援護ができるかが鍵になる。

 ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 23:13 | comments(0) | - |
1−0 対広島 いつも通り、淡路島コンビ
 村上が投げて、近本が打って勝つ。
 このパターンを何度も何度も見た昨シーズン。
 この夜も、この淡路島コンビの活躍が、勝利を呼び込んだ。

 立ち上がりの村上は良くなかった。
 前回同様、力んでコントロールをなくして、ボールも力を入れているのと裏腹にキレがない棒球の様に見えた。
 初回は、近本のファインプレーに救われたと言っていい。

 3回の下位打線に対して、力を抜いて投げることを思い出した様な投球から、徐々に自分を取り戻してきた様に見えた。
 嵩んでた球数も、徐々に収まり、7回を117球、2安打で零封と言う結果になった。
 3試合連続の完封負けで、この試合に臨んだ広島打線に助けられた面もあったが、これをいいきっかけに、昨年のピッチングを思い出したい。

 タイガースの打線も広島に負けず劣らず低調だ。
 初回のチャンスも、森下のセンター前に抜ける様な当たりを矢野に好捕されると、2死1、3塁でノイジーが見逃し三振で、無得点。
 ノイジーもチャンスで、4回に見せた様な打撃ができれば変わるんだけどなぁ。

 その後は、床田に抑えられ、文字通り5回が、ワンチャンスだった。
 先頭の木浪がヒットで出て、村上が送ると、近本がタイムリーで返す。
 これも、昨シーズン、散々見せた得点パターンだ。
 ただ、この試合は、この1回限りだったけど。
 
 木浪は、不調で、しばらく小幡を使った方がいいんじゃないかと思っていたが、この日のマルチで復調してくれるか。
 なんか、去年の様な、なんかしでかす様な雰囲気がないいんよ。
 スイングの鋭さを失ってる気がするのは、寅吉だけかなぁ。

 この虎の子の1点を、村上から、ゲラ、岩崎と繋いで、広島を完封し、勝利した。
 広島は、これで4試合連続の完封負け。
 そう言う広島打線に助けられたら勝利であったとしても、村上がピッチングを思い出し、タイガースの得点パターンで得点を挙げられたことは、良かった。
 これをきっかけに、復調する様、次からの試合にいかしたい。
 
 ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 23:15 | comments(0) | - |
1−3 対東京ヤクルト 昨シーズンと逆になってないか?
 昨日の試合の後、「才木が粘って、打撃陣ができるだけ相手ピッチャに球数投げさせて、タイガースらしい野球を思いだそう」と欠いたばかりなんだが。
 才木は、5回を終えて、97球も投げさせられた。
 まぁ、初回のオスナの2ラン以外は失点せず、粘ったとも言えるが。
 対してヤフーレは、5回で77球。
 結局、6回の2アウトまで、100球で済まされた。
 
 昨シーズンのタイガースは、自軍のピッチャーは、四球を出さず、早めに追い込んで、勝負していった。
 対して、相手ピッチャーに粘って、できるだけ球数を投げさせて、中盤に攻略する、そうして自慢の中継ぎ陣で逃げ切る、そうした野球を築いてきたはず。
 それが、今シーズンは、逆に、タイガース先発投手が球数投げさせられて、相手ピッチャーには、少ない球数で済まされている。
 それが、今シーズン乗り切れない大きな理由となっている。

 それは、相手がタイガースの野球を研究して、四球の大事さも習って、より球を見るようになってきているからか。
 相手ピッチャーがタイガースは、四球を選ぶため、際どい球は見逃されると、ゾーンで勝負してきて、それに対応するため、仕掛けが早くなっているのか。
 いずれにしても、昨シーズンのようには、行かなくなっている。

 ここでタイガースも、今一度原点に立ち返って、考え直す必要があるんじゃないか。
 本当に、相手は、早めに勝負しようとゾーンに投げてきているのか。
 タイガース側が勝手にそう思って、ボール球に手を出してしまっているのではないのか。
 タイガースの先発の球数が増えるのは、本当に相手が粘っているのか。
 タイガース側で、警戒しすぎて、慎重になりすぎて、際どいコースが、微妙に取ってもらえなくなっているんじゃないか。
 
 来週の広島、中日戦で、対戦が一回りする。
 そこで、データを洗い直して、昨シーズンの戦い方ができるには、どうしたら良いのか、もう一度考え直す必要がある。
 打撃陣の調子が上向けば、投手層の厚さは、頭ひとつ抜け出ている戦力がある。
 それから、十分に取り返しは効く。
 今は、今日のような試合を落とすことが痛い。
 こういう試合を、しっかりものに出来るようになってこそ、アレンパに近づく。

 ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 17:34 | comments(0) | - |
4−3 対東京ヤクルト 今季初の連勝は、サトテルのバットから
 やはり、佐藤輝が打つと、打線は活発になる。
 この試合も、佐藤の1発で勝ち越すと、チャンスが拡大し、大量点の兆しが見えた。
 中野の満塁での三振と森下が不発に終わって、大量点は逃したが、今季初の連勝、カード勝ち越しを決めた。

 先発の大竹は、2度目の先発で、今季初勝利。
 かなり、大竹に不利な判定を繰り返され、苦労したが、2失点で粘っての勝利。
 これをきっかけに、去年のように安定感あるピッチングを続けてくれることを期待する。
 
 まぁ、今日は審判に泣かされた。
 3回の2失点も、本来青木を見逃しの三振に取っているはずが、四球になったし。
 サンタナのタイムリーも、初球が、何故かボールと判定され、2球目に甘くなって打たれたもの。
 審判のストライクゾーンが、大竹に厳しく、吉村に甘いという偏りにやられてしまった。
 
 しかし、村上を警戒した挙句、サンタナにやられるっていうのは、なんとかならないもんか。
 あまりにも同じ形でやられすぎている。
 従来から、同じバッターに繰り返しやられる傾向があるタイガースだが、先のベイスターズ戦では、関根にいいようにやられ、このスワローズ戦ではサンタナにやられている。
 特にサンタナには、ここ数年同じ用にやられているんだから、いい加減対策しとかな行かんだろう。

 まぁ、このスワローズ戦。
 投手陣に不安を抱えているスワローズ相手なんだから、終盤勝負に持ち込めば、タイガースが有利になる。
 今日の吉村にも、最初完璧に抑えられてはいたが、マウンドから降ろして仕舞えば、なんとかなると思っていたんだが、そこはヤクルトベンチも、吉村をできるだけ引っ張ろうと7回も続投させてきた。
 その100球を越えようとした隙をついて、佐藤輝の一発が炸裂したということなんだなぁ。

 これで、タイガースは、5割に戻った。
 ここは、勢いに乗るべく、次の試合も勝って、貯金生活に入りたい。
 才木が、終盤勝負に持ち込めるようなピッチングをしてくれることを願いたい。
 外人ピッチャーだけに、できるだけ球数投げさせ、早く100球を越えさせるような展開に持ち込めれば勝機は十分ある。
 
 ピッチャーが右だから、前川で行くか、外人ピッチャーだからノイジーにするのか。
 もう少し、小野寺を使ってやって欲しいと思うんだが。
 今日も代打でに出番もないし、なんか勿体無いように思う。
 まぁ、前川もノイジーもある程度結果出しているから難しいのかも知れないが、せめて代打でもっと重用してもいいと思うんだが。

 まぁ、才木が粘って、打撃陣ができるだけ相手ピッチャに球数投げさせて、タイガースらしい野球を思いだそう。

 ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 18:07 | comments(0) | - |
7−6 対東京ヤクルト 待望のサトテルの1発!
 開幕以来、スッキリしない戦いが続く。
 それは、去年のような戦いができていないことによる。
 誰もが、去年のタイガースの戦い方が当たり前と思い、今年も同じような戦いができると思っていた。
 それが、開幕してみると、全く同じように行かないというジレンマに陥ってしまった。

 その要因は、去年のように打線が繋がらないということ。
 その要因は、去年の不動の4番大山の不調。
 恐怖の8番として知られた木浪に当たりが出ない。
 そして、4年目の覚醒を期待されていた佐藤輝が不発であること。

 特に、このオフに、ドライブラインでフォームの検証を行い、キャンプも特守で守備を磨き、オープン戦でも良いバッティングを示していた佐藤輝には、大いなる期待が寄せられていた。
 それが、蓋を開けると、思い出したようにヒットは出るが、打率は1割台、ホームランは、不発であった。
 このオープン戦の打撃で、何よりタイミングの取り方が早くなってきているのが良かった。
 それが、開幕すると、ボールをよく見ようとしすぎているのか、引きつけすぎて、差し込まれる状態が続いていた。
 
 それが、この試合。
 延長10回に木澤から、待望の一発を放つ。
 打ったフォームを見るに、かなり前で球を捉えている。
 この日のバッティングは、アウトになってはいたが、内容的には悪くはなかった。
 徐々にタイミングを早く取るようになり、球を前で捉えられるようになってきていた。
 8回のセカンドゴロも、当たりは悪くなかったし、1発が出る兆しは見せていた。

 この佐藤輝のホームランで、混戦の試合を制することができた。
 こういう試合をものにするのと落とすのでは大きな違いが出る。
 青柳が、立ち上がりからコントロールのばらつきがあり、不安定な状態。
 ノイジーの2ランで先制はしたものの、すぐに連続四球、センター近本のエラーもあり、ノーヒットで同点に追いつかれるという、らしくない試合運びとなっていた。
 その後も、天敵サンタナにタイムリーでリードを奪われ、中野のタイムリーで追いつくも、サンタナに2度目のタイムリーを許し、リードを奪われた。
 
 ただ、スワローズも後ろのピッチャーの人材を欠いている状態でこの試合に臨んでいた。
 セットアッパーの清水は2試合連続で失点し、この日のベンチを外れているし、田口が使えない現状、抑えも定まっていない。
 そういう状況だから、最後まで試合はわからない展開となっている。
 8回の表に1点差に迫るも、大山の併殺打で、追いつけ損ない、その裏長岡に一発を打たれて、2点差に戻されても、まだまだ、試合は読めない状況だ。
 案の定、抑えに指名された星が乱調でストライクが入らないと、変わった大西も中野に押し出し、森下に同点タイムリーを許した。
 その後のチャンスも大山の抜けるかというサードゴロを好捕され、ダブルプレーで、同点止まり。

 こうやって、追いつくけどひっくり返せない状況が続くと、得てして負けてしまうこともよくあることなんだが。
 そういう心配も、後ろの投手力の差を考えれば杞憂か?
 ただ、スワローズには、村上という試合を決められる4番がいるのが心配だ。
 この日も、青柳は、勝負を避けまくっていたし、桐敷も攻めきれず歩かした。
 そうした後に、サンタナにタイムリーを浴びる繰り返しだった。
 その村上に打順が回らないであろう、10回で決着をつけてしまうのが、タイガースにとって勝つ道だった。

 その10回に飛び出した佐藤輝の一撃は、値千金のもの。
 最後は、ゲラが締めて、借金3のピンチを救い、借金1まで戻すことになった。
 この1発で佐藤輝が吹っ切れて、オープン戦で見せていた打撃が戻れば、大きい。
 木浪もマルチだし、大山もいい当たりがゲッツーになる不運はあったが、マルチヒットを打っている。
 この3人に浮上の気配が出れば、タイガースの得点力も上がってくるはず。
 
 対戦が人回るするまでに5割に戻っていれば上等だ。
 次は、大竹が、昨年のようなピッチングをしてくれれば、波に乗っていいける。

 ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 23:50 | comments(0) | - |
2−3 対横浜DeNA 西勇輝の虚勢
 悔しい逆転負け。
 カード連続で負け越すのは、想定外だなぁ。
 まぁ、これだけ打てないと、しょうがないにしても、もう少しなんとかならないか。

 西勇輝は、先発の役割は、果たした。
 ただ、勝ち投手の権利を得て、6回に、守りの姿勢に入っていた。
 西勇輝が、守りの姿勢に入ると、厳しい。
 際どいコースを狙って、カウントを悪くして、甘く入ったところを打たれる。
 この日は、そう言う反省があったせいか、いきなりカウントを取ろうと甘く入ったところを、牧、宮崎に捉えられた。
 そう言うピンチに確変中の関根に回る不運もあって、1点を返される。
 その後、松尾に死球で、満塁、大和は、討ち取るが、代打の楠本が出てえ、桐敷に交代となった。
 その桐敷が、楠本に逆転のタイムリーを喫した。

 西勇輝が、僅差の試合で投げ勝つのは、滅多にない 
 この試合も6回の牧、宮崎に連打を喫したところで交代で良かったかも知れない。
 確変中の関根には、島本をぶつけるか、ここから桐敷でも良かった。
 西勇輝は、僅差の試合では、かっての下柳の様に、どんなにいいピッチングしていても、5回で交代と言う決め事を作ってやった方がいいのかも知れない。

 この試合、西勇輝は、「楽しみしかない」と言ってたそうだが、こう言う発言こそ、不安の裏返しで、西勇輝特有の虚勢を張っているとしか思えない。
 本当に楽しみにしている選手は、逆に不安を口にする。
 不安をを認めて、それに打ち勝つ自信があるからだ。
 それがないと、逆に、虚勢を張って、不安を打ち消そうとするんだ。

 そう言う西勇輝には、3点差以内なら、5回までと言う決まり毎を作って、その中で自分のピッチングをしてもらうことを考えた方が、より力を発揮できるんじゃないか。
 その前に、次回から、門別にローテを代わられる可能性もあるかもしれん。

 後は、大山、木浪がどこであ持ち直すか。
 この2人が機能しないと、得点力が上がらない。
 一度、木浪に代えて、小幡を使うのも手だ。
 大山の代わりはいないが、ショートは、小幡がいる。
 今の小幡の状態が良さそうだ。
 去年と逆の立場になって、逆の結果を残すかも知れない。

 何はともあれ、5割は維持したい。
 次のスワローズ戦がひとつの試金石かな。

 ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 23:24 | comments(0) | - |
5−2 対横浜DeNA またも、森下の確信弾!
 讀賣戦は、最前列への決勝スリーランだったが、この日は、文句なしの5回席に飛び込む逆転のツーラン。
 ほんと、ここぞの場面で打つ、久々のクラッチヒッターの誕生か。
 ある意味、新庄以来のバッターになったかも知れない。

 昨日は、村上の2年目のジンクス伝々を書いたが、森下は、正真正銘の2年目なんだが、そう言う気配さえ感じさせない勝負強さがある。
 もっとも、岡田監督が言う様に、「2年目のジンクスと言われる様な成績残しとらんから、上り目しかないわな、お〜ん。」と言うことかもしれんが。
 去年も、いい場面で打っていたから、成績以上の印象が強い。
 日本シリーズでも、新人の打点記録を塗り替えた程だし。
 
 その森下は、2年目の飛躍に向けて、バットの形を、色々変えながら、軸回転で打つことを試行錯誤していた。
 キャンプ中も、岡田監督に「ピート・ローズ型は、あかんよ。タイプが違うやんか。アレじゃ、球が、上がらへん。」と言われいたが、自身の感覚だけを信じて、試し続けた。
 普通なら2年目の選手だ、すぐにバットを戻すとことなのに、森下は、頑なに自分を通した。
 そう言う、ある意味の頑固さがこの選手のいいところなのかも知れない。

 今年、このまま森下が突き抜けてくれるか、また、新たな壁にぶつかるのかは、わからないが、楽しみでしょうがない。
 森下が、20本、80打点くらいの成績を残せば、アレンパは、近づく。
 
 この試合のもう一つの勝因は、伊藤将のピッチング。
 初回と2回に、球が高めに浮くところを捕まり、2失点したが、その後の修正能力が高かった。
 3回以降、低めに球を集めると、結局7回まで、75球、被安打5でゲームメーク。
 味方の逆転に繋げ、今季初勝利に繋げた。
 このゲームメークの能力が高いのが、伊藤将の持ち味だ。
 昨日も書いたが、3年連続で結果を出しているのは伊達じゃない。
 今シーズンも期待できると確信した。

 後は、今季初のカード勝ち越しに向けて、西勇輝が、ベテランの意地を見せる好投を期待したい。
 打線も少しづつ上向いている。
 西勇輝を援護して、持ち味が活かせる様な状況を作ってやって欲しい。

 ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 23:10 | comments(0) | - |
3−5 対横浜DeNA 村上に2年目のなんとか?
 よーい、ドンで、いきなり4点のビハインドは、キツいわ。
 なんせ、クリーンナップの調子が上がらない今、4点取るのはきつい状況だからなぁ。

 しかし、村上の出来が悪かった。
 スピードガンは、150kmを超えていたから、スピードは出ていたんだろう。
 それでも悉く打ち返されているんだから、ガンほどの速さを打者は感じていないってことなんだろう。
 去年は、逆に、ガンでは、145km位だが、打者は、それ以上の速さを感じるピッチングだったから、まるで逆になった。
 それに加えてコントロールがイマイチだから、そりゃ、捕まる。
 
 まぁ、佐藤輝の守備で足を引っ張られた部分はあるかも知れんが、この日のピッチングでは、遅かれ早かれ捕まっている。
 なんで、こうなってしまったのか。
 
 昨シーズン、新人王とMVPに輝いた村上だが、新人王のタイトルにあるように、実質1年目の実績だ。
 プロ野球には、よく2年目のジンクスなるものが存在する。
 それは、パーっと出てきた新人が、翌年相手が慣れることもあるし、対策を研究されることもあり、翌年に大きく成績を落としたりする。
 当然みんな、それを知っているから、さらに上を行こうと努力はするんだが、これがいい方に出ればいいが、逆に折角の良いものを、失ってしまうこともある。
 そういうことが、相まって、2年目のジンクスという結果になっているんだと思う。

 村上も、昨年から、さらにレベルアップしようと、スピードを、2、3キロ上げて行きたいと言っていたと記憶している。
 その通り、スピードは、上がったんだが、それを伸ばすために、力が入りすぎ、球のキレとか伸びの部分や、精密なコントロールの部分が失われているんじゃないか。
 スピードを上げるために、余計に力んだ部分が、コントロールを狂わせ、ボールの回転を奪う。
 ただ、速いだけの棒球が、コントロール甘く、外れたり、入ってくる。
 それは、打たれるわ。

 または、単なるピーキングのミスかも知れない。
 2年目のジンクスに備えるため、仕上げを早くしてしまったため、開幕をピークに据えることなく、キャンプでピークになって、ここにきて疲れから調子落ちになっているということも考えられる。
 そうであれば、疲れが抜ければ、またピークが来るから、そんなに心配ないと思う。
 ただそうでなく、スピードを上げるという試みが、裏目に出ているとしたら、少し時間がかかるかも知れない。
 一度2軍に落として、作り直ししなくてはならなくなる可能性もある。
 2年目のジンクスにどっぷりだ。
 村上をローテから外して、門別を加えるような事態もあるかも知れない。

 実際、去年の村上は、当然変異で、計算外のところから現れた救世主だった。
 その突然変異が、一昨年の姿に戻ってしまう可能性もある。
 それゆえ、成績を残し続けることの難しさがある。
 青柳も、秋山も2年連続までで、3年連続は難しかった。
 ここで成績を残してこそ、村上は、エースへと階段が暴れるのだが、今のところ3年連続で成績残したのは、伊藤将だけだからね。

 次の試合は、その伊藤将だけに、しっかり試合を作って、連敗しないように、打線も援護をしてやって欲しい。
 2カード連続で初戦を落としているんだから、これでが勢いがつかない。
 まだ、始まったばかりで焦る必要がないといえども、3タテの可能性は、未然に防ぎたい。
 そのためにもクリーンナップの奮起も必要になる。

 ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 23:37 | comments(0) | - |
5−0 対讀賣 勝ちある一打は、やっぱり森下
 やはり、森下は、持っているのか。
 こういう試合で、1発を放てる勝負強さに、何かを持っていると感じる。
 
 思えば、森下の一打が、梶谷のファインプレーに阻まれなければ、こういう展開にはなっていないはず。
 森下の先制タイムリーが、タイガースのアレンパロードのスタートとなっていたはずだったんだ。
 それが、梶谷のファインプレーに阻まれたところから、開幕以来25イニング無得点という、危機的状況を招くことになってしまった。
 その危機的状況を打開するのも、森下の一打だってことだったんだなぁ。

 8回のあの場面で、中川の初球を迷いなく振り抜ける凄さ。
 それが森下の持ち味だ。
 どちらかというと、チャンスがピンチになってしまうタイプのバッターが多いタイガースの中で、文字通りチャンスをチャンスと捉え、勝負できるのが森下の強みだ。
 この一打で、タイガースのチーム自体に吹っ切れた感があった。
 その後の9回に糸原のセカンドゴロで一点を追加するところなんか、タイガースらしい点の取り方だ。
 
 まぁ、この勝利を導いたのは、森下の一打ではあるが、そこまで勝負を持ち堪えてきた才木の力投も忘れちゃいけない。
 6回を107球、被安打5であるが、与四球5とカントロールに苦しんだ。
 これは、この日の主審本田が、相手の盒粁腓猟磴瓩蓮嫌っというほど取るのに、才木の低めを尽く取らないという、露骨な讀賣贔屓な判定にもよるもんだ。
 その、審判の可変エコ贔屓判定に耐えながら、0を重ねた才木のピッチングは、褒め称えたい。
 3回、4回の2度の満塁のピンチ、6回の1、3塁のピンチをことごとく切り抜けた。
 勝ちこそつかなかったが、勝ち投手に等しいピッチングだった。

 あとは、ゲラが初登板で、なんとか試運転を終えられた。
 初登板で、どことなく力みが見えたけど、次から、もっと落ち着いて投げられるだろう。
 岩崎も初登板で、見事に試合を締めた。
 まぁ、今季はこの形で当初は行くのだろう。

 あとは、得点を挙げた9回に、代打でヒットを放った小野寺。
 オープン戦であまり結果を出せなかったので心配していたが、このヒットで大丈夫だろうと確信した。
 いつでも、レフトのスタメンを奪える位置にいる。
 ここ回の代打の場面、原口、小野寺に順だったけど、逆じゃなかったんかなぁ。
 チャンスメーク小野寺で、キメに行くのが原口、そういう位置付けじゃないかと勝手に思っていたんだが。

 あと、気になるのは大山の体調と木浪の調子。
 去年と逆に、この日ホームランを放った小幡が、虎視眈々とその座を狙っている。
 木浪が不調なら、いつでも取って代わる位置にはいることが確認できた。
 大山は、少し踏ん張りが効かないのか、外のたまに届かない。
 いっそ、逆方向を狙うつもりでバッティングをして、感覚を戻した方がいいように思う。

 とりも直さず、3タテは免れて、今季の初星を挙げることができた。
 次は、京セラに戻って、試合ができる。
 得点も挙げられたし、ピッチャーは、問題なかったし、これから地に足つけて戦える状態にはなってきただろう。
 まずは、村上で5割に戻そう!

 ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 17:59 | comments(0) | - |
0−5 対讀賣 春遠からじ、まだ一輪(点)も開花せず
 去年の対戦と全く逆やなぁ。
 相手ピッチャーに球数投げさせ、後半の勝負所で一気に攻める。
 そまでは、ボディブローのように、球数投げさせ、疲弊させる。
 
 序盤は、大竹の方が球数少なく、いいペースだったが、中盤から球数が嵩んできた。
 逆にグリフィンは、坂本のスクイズを岡本がダッシュよくアウトにして、ピンチを凌いでから、球数が急激に少なくなってきた。
 そうして、後半に入った6回に、大竹が岡本に2ラン、坂本にソロを喰らって三点を献上。
 全く、去年と逆の展開だ。

 昨年のタイガースの戦い方を見て、阿部ジャイアンツは、これを忠実に模倣してきている。
 この2試合、タイガースは、去年のタイガースと戦っているようなものだ。
 今季は、こういう戦いが多くなるのだろう。
 讀賣以外のチームも、同じように仕掛けてくるかもしれん。
 タイガースは、対タイガースの対策を練らなくてはいけない。

 その本家のタイガースの調子が上がってないから苦しい。
 讀賣の守備の好プレーに、ことごとく得点を阻まれ、流れを持って来れない。
 4回の坂本のスクイズも、決まっていれば、流れがタイガースに来ている。
 7回の近本の一打も、スタンドインしていただろう。
 そのスクイズを頭に入れて守っていた讀賣が勝ったってことなんだろう。
 
 それも、痛いのはノイジーの見逃し三振である。
 三振じゃ何も起きない。
 あそこはダブルプレーでも1点入る場面。
 今季の初得点が、どんな形でさえ、入れば、その後の流れが変わってくる。
 前川の調子を見ても、対左でも前川か、小野寺の起用を考えた方がいいかもしれない。

 あと7回の攻撃で、ツーベースを放ったノイジーに代走を送らなかったのはなぜか。
 その後の打席を考えても、前川も小野寺もいるのだから、とりも直さず1点をとって、流れを変えるためにも代走じゃなかったか。
 また、坂本への代打が、梅野っていうのも、どうだったんだろう。
 それほど、梅野のバッティングの調子が良かったのか。
 ここが1点差だったら、ランナーを進めるため、梅野もアリかもしれんが、3点差では、考えられない。
 ここは、小野寺で行くべきじゃないか。
 グリフィンが代わって、右になれば糸原。
 原口は、ランナーが溜まってから。
 そういう代打の起用を期待していたんだが。
 
 流れも悪いし、打つてが全て阻まれている。
 讀賣のやることは、全て上手くいき、タイガースのやる事は、全て失敗する。
 丁度去年の対戦の逆になったような展開だ。
 だからって、3連敗はいかんわ。
 去年もタイガースは、中盤まで3連敗しないチームだった。
 せめて、そこの部分だけでも継続しとかないと。
 明日は、是か非でも、得点を挙げなきゃいけないし、才木が、キッチリを得点を守り切るピッチングをしなくてはいけない。
 そうして、タイガースらしい勝ち方で、開花させよう!

 ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 17:55 | comments(0) | - |
0−4 対讀賣 点が取れない幕開け
 オープン戦から、ずっとこの調子やなぁ。
 タラレバで、言ってもしょうがないが、森下の一打が抜けてれば、逆の展開になっていたんだろう。
 そう言う意味で、大きなファインプレーであった。
 青柳との相性の良さを買われて、起用されただろう梶谷だが、このファインプレーでのせてしまった。
 それが、5回の追加点の2ランにもつながっているから、試合の流れを変えれれたプレーだった。

 青柳は、調子そのものは、悪くはなかった。
 ただ、少し低めを意識しすぎて、高めを有効に使えなかったのが勿体なかった。
 思えば、昨年高めを効果的に使うことを試みて、ピッチングそのもののコントロールに狂いを生じさせたんじゃないかと思っているんじゃないのか。
 そのせいか、この日は、低め一辺倒のピッチングに終始していた。
 元々、横の変化を中心に組み立てているピッチングだけに、縦の変化を加えられれば、大きい。
 もう少し、高めを意識させられれば、佐々木のショートゴロも、前に飛ばされず、空振りを取れたかもしれない。

 まぁ、梶谷のプレーで流れが変わっていたってことなんだろう。
 ただ、こう言う流れがオープン戦からずっと変わっていないのが、あまりよろしくないところ。
 どこかで、そう言う流れを断ち切れないと、ズルズル行ってしまうことになる。
 「こんなはずじゃ。」と思っているうちに、試合が進んで、気づいたらヤバい状態になっていたと言うことになる。
 それが、連覇が難しいしいという由縁なんだろう。

 成功体験は、またそれができると錯覚する。
 それが、少し狂うと、「こんなはずじゃ、」と焦る。
 去年は、普通にできていたことが、普通に出来なくなる。
 それが、連覇を阻む要因になるんだろう。

 去年の様に、落ち着いて、普通にやるべきことをやる。
 そう言う状態にならないと、タイガースの強さは、戻ってこないだろう。
 戦力的には、優勝争いをできるものはあるはず。
 それを、連覇に繋げるために、タイガースらしい勝ち方をして、自分を取り戻さないと行けない。
 それも、出来るだけ、早いうちに。
 
 ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 23:12 | comments(0) | - |
7−1 対オリックス 日本シリーズ第7戦 ようやく、忘れ物を取りにこれた
 2005年、日本シリーズに向かう前に、岡田監督は「忘れ物を取りに行って来る。」と言って、2003年に、掴み損ねた日本一の称号を取りに行くことを宣言した。
 しかし、忘れ物は、見つからず、更に忘れ物をしてしまう様な試合で、ロッテに4連敗してしまう。

 あれから、18年、あの時忘れたアレが、やっと見つかった。
 今、しっかりと忘れ物を取り戻した、猛虎達が岡田監督を宙に舞わせた。
 最高の瞬間をありがとう。

 勝った方が日本一。
 そう言う状況で迎えた第7戦。
 いつも、あと一歩と言うところで裏切り続けられて来たタイガースファンにとって、この試合は不安しかない。
 
 前日、村上で負けているから、この日の先発は、青柳。
 去年まで、いや、今年の開幕戦迄の青柳であれば、期待しかないのだけど、今季の青柳のピッチングを見ていると、やはり不安が大きい。
 クライマックス、日本シリーズと、ここまで登板が無かったも、そう言う不安からなんだろう。
 ただ、ここで好投してタイガースに勝利を引きつけられれば、青柳の来季は、復活する年になると思えた。

 その青柳が、2戦にタイガース打線を抑え込んだ、宮城を相手に、エースと呼ばれた男の意地を見せる。
 5回のピンチで万全をきす岡田采配で降板となり、勝ち投手にこそなれなかったが、4回2/3を、79球、被安打4の無失点で投げ切った。
 この日のピッチングは、青柳らしい、坂本の呼吸もあっており、来季の復活の自信になる様な内容だった。

 この青柳のピッチングに打線が応えた。
 4回には、森下のヒットから、大山の死球を挟んで、ノイジーが先制の3ランを放つ。
 ノイジーは、昨日の山本由伸、この日の宮城と、パリーグを代表するピッチャーから、2試合連発のホームランを放った。

 3点差で迎えた5回は、坂本、近本の連打から、中野のゲッツー崩れ(リクエストで判定が覆る)の後、代わった比嘉から、森下がタイムリーを放つと、大山、ノイジーも続いて、連続タイムリーで、更に3点を加えて、6点差とした。

 宮城にも、多少力みとか緊張感は、あったんだと思う。
 ただ、結果2戦目は、抑えられていたとは言え、いい当たりもしていたので、手も足も出ないと言う感じは、持っていなかった。
 タイガース打線も、同じ様に思っていたのかもしれない。
 誰もが宮城の球をしっかり捉えられていた。

 ここで宮城を降ろさせたタイガース打線は、その後9回に、森下が新人の最多打点記録となるタイムリーで7得点を挙げた。
 ピッチャー陣は、5回のピンチを島本のワンポイントで切り抜けると、伊藤将が3回を1安打で封じて9回へと繋いだ。

 9回は、岩崎でなく、桐敷が2アウトまで投げて、最後の一人を岩崎に任す。
 その岩崎が、いきなり頓宮に一発を食らったのは、ご愛嬌か。
 ゴンザレスにもヒットを打たれたが、杉本をレフトフライで、勝利を決めた。
 まごうことなき、阪神タイガースが日本一になった瞬間だ。

 日本シリーズMVPには、打率483でチームを牽引した近本が選ばれた。
 他、この日の先制3ランのノイジー、新人最多打点記録の森下が優秀選手賞に、山本由伸の優秀選手賞は、メジャー行きのご祝儀か。
 紅林が敢闘賞に選ばれたが、3ホーマーの頓宮が何もないのが不思議だ。
 また、坂本誠志郎に何も無かったのが残念。
 一人でホームベースを守り、ピッチャーをよくリードし、いいところで、いい働きをした。
陰のMVPと言っていい活躍だった、坂本に何か賞をあげたかった。

 しかし、前回の日本一が、社会人なって、4年目の27の時だ。
 まさか、次の日本一が定年後の65になるとは、思ってもいなかった。
 それだけに、喜びもひとしおだ。
 セ、パのチャンピオンチーム同士の戦いに勝っての、正真正銘の日本一だから、よかった。
 これがCSのせいで2位チームとの戦いだったら、いささか嬉しさも下がる。
 まして、14年の様にタイガースが2位から、日本シリーズに出て、勝てても、真に喜べなかったと思う。

 ほんと、最高のシーズンをありがとう。
 喜ぶだけ喜んだら、来シーズンの連覇に向けて、タイガースの黄金期に向けて、スタートを切らなくてはならない。
 次は、連覇と言う忘れ物をしない様に。
 
 ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 23:56 | comments(0) | - |
1−5 対オリックス 日本シリーズ第6戦 山本由伸の気迫に押される
 まぁ、こういうことなのだろう。
 この6戦を終えて、3勝3敗、得点も失点も23点づつと、全くの互角だ。
 第7戦で決着をつけろということ。
 
 この試合は、山本由伸の立ち上がり、2回にノイジーの逆方向のホームランでタイガースが先制。
 その後もチャンスを作るが、山本由伸が気迫のピッチングで後続を抑えた。
 タイガースの勝機があるとすれば、この立ち上がりだったが、1点の後、追加点が取れなかったのが響いた。

 村上は、第1戦ほどの、切れがなかった。
 多少力みはあったんだろう、高めに浮く球が見られて、よく1発を喰らった時のような感じで心配だった。
 それが、2回の先制の後、すぐ逆転されることになり、5回には、紅林に1発を喰らうことになった。
 まぁ、力むなっていうのが無理な話で、そういう中でも自分のピッチングができる、したたかさが足りなかった。

 対して、山本由伸は、ヒットを許すが、要所で三振を奪い、得点を許さないピッチング。
 近本のあわやの当たりを森の好捕に助けられた面はあれど、初戦の負けを払拭すべく、気迫のあるピッチングだ。
 この山本由伸の、気迫は込めども、力まない、いや力んでいるのかもしれないが、それを上回る気迫があったかもしれないピッチングを村上はよく覚えておくことだ。

 タイガースも山本由伸から9安打を奪っているのだから、全く打てなかったわけじゃない。
 ただ、右バッターが、ことごとく山本由伸に三振に取られている。
 日本シリーズの記録である14奪三振となったが、森下3三振、大山2三振、坂本2三振、代打の渡邉諒が三振と、右バッターが8三振を喫している。
 右バッターで感じが良かったのは、ノイジーのみ。
 3、4番が完璧に抑えられているから、得点に結びつかない。

 まぁ、最終戦は、宮城だから、右バッターが奮起してくれるだろう。
 京セラドームの開幕戦が青柳、今季の最後の試合を京セラドームで迎えられ、奇しくも先発は青柳となった。
 今シーズンのピッチングには、忸怩たる思いもあったろう。
 それでも、昨年まで2年連続の最多勝ピッチャーだ。
 タイガースのエースとして、山本由伸の気迫のピッチングに負けないようなピッチングを期待したい。
 去年の交流戦、青柳は3勝無敗、防御率0だったんだから、自信を持って臨んでほしい。
 
 そして、打線は、今年の集大成だ。
 そんな汚いヒットでもいい、結果を残して、得点を取れば勝ちだ。
 青柳を早めに援護して、ピッチングに余裕を与えてほしい。
 泣いても笑っても、最後の1試合。
 今度は、タイガースが気迫を示す番だ。

 ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 23:42 | comments(0) | - |
6−2 対オリックス 日本シリーズ第5戦 森下、自分が泣かずに、相手を泣かす!
 9月のDeNA戦、無視満塁で三振し、自分の不甲斐なさに、涙した森下。
 その森下が、7回の森友哉の打球をエラーした中野のバックアップに、ボールが手につかず宗の生還を許した手痛いミスを犯した。
 ここまでの田嶋のピッチングからして、決定的とも思える2点目。
 タイガースが王手をかけられるのか、この時、森下は何を思ったのだろうか。

 ただ、あの時との決定的な違いは、そこで挫けて泣くような選手じゃなくなっていたということ。
 この失敗を、絶対に取り返すという強い意志を持っていたこと。
 そうして、そうゆうチャンスを、仲間が、チームが、森下に用意し、岡田監督が使い続けてくれたこと。

 その前に8回の表の湯浅の力投も触れなくてはいけない。
 2点ビハインドで迎えた8回の表。
 岡田監督は、昨日に続きて、ここで湯浅を投入した。
 昨日抜いた、伝家の宝刀を、ここで再び抜いた。
 湯浅は、打者3人を2三振を含め、凡退に切ってとった。
 そのピッチングは、ビハインドのチームに勇気を与えるものだった。

 そうして、その裏。
 オリックスが、田嶋から、山 颯一郎へと繋いだ、先頭の木浪がボテボテのセカンドゴロを放つと、これが内野安打とセカンド安達の悪送球を呼び、無死2塁のチャンスとなった。
 ここで、湯浅の代打で糸原が、粘って、レフト前へポテンヒットで、無死1、3塁へチャンスを拡大。
 続く、得点圏の鬼・近本が1、2塁間を破って、1点を返して、尚、無死1、2塁のチャンスが続く。
 中野が手堅く送って、1死2、3塁になって、森下へと打順が回った。

 オリックスは、ここで山 颯一郎を、切り札の宇田川へとスイッチ。
 一打逆転のチャンスで、森下へ打席が回る。
 そういう星の元に生まれてきているんだなぁ。
 ここで、森下は、粘って2ボール、2ストライクの7球目を左中間を破る3ベースヒットっとした。
 打ったのは、低めのストレート(てっきりフォークとばかり思っていたが)、それは難しい球だったが、上手く拾い上げ、左中間へ運んだ。
 まぁ、見事な一打だ。
 
 これで、3対2と逆転に成功した。
 打たれた宇田川が、涙をこぼす中、森下は、会心のガッツポーズで応えた。
 その後も、大山がタイムリーで4点目を挙げ、代わった阿部から、坂本が2点タイムリーを追加し、この回一挙6点を挙げ、突き放した。
 最後は、岩崎が締め、タイガースが3勝目で、シリーズへ王手をかけた。

 まぁ、序盤は、大竹がロドリゲスに一発を食いながら、要所を占め、1失点で凌いだが、球数が嵩んで5回で降板になった。
 対する田嶋は、初回こそピンチを招くも、少ない球数で7回まで4安打でタイガース打線を零封していた。
 球数が80球そこそこだけに、8回まで行って、平野にダイレクトに繋ぐということも考えられた。
 その田嶋を、体調不良で3、4戦目ベンチを外れていた、山 颯一郎に代えてくれたのが、タイガースへ流れを持ってきてしまった。
 これが、シリーズという短期決戦の厳しさかなぁ。

 この試合、日本シリーズという大舞台で、新人の森下の成長を見られたことに感動する。
 この舞台で、こういう場面で打てること、その経験は、森下の成長を早急に促している。
 さぁ、A.R.Eの先のS .O .R.Eへあと一つだ。
 ただ、この一つが難しい。
 オリックスは、山本由伸、宮城が控える。
 対して、青柳、村上で行くか、村上、青柳で行くか。
 いずれにしても、あと多くて2試合で決着が付く。

 ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 23:59 | comments(0) | - |
4x−3 対オリックス 日本シリーズ第4戦 伝家の宝刀・京己を抜く!
 その1球が、間違いなく雰囲気を変えた。
 7回に佐藤輝のエラーから、同点に追いつかれ、オリックスへと流れが傾く中、8回も紅林と廣岡に打たれて、1死1、3塁のピンチだ。
 ここで岡田監督は、代打のT岡田に対して、島本をマウンドに送る。
 T岡田の、代打の代打の安達を島本がサードゴロ本塁タッチアウで取ると、岡田監督が、中川に対して、ピッチャーを島本から、湯浅への交代を告げた。

 その時の甲子園の地鳴りの様な歓声は、想像以上であった。
 6月以来の1軍のマウンドは、日本シリーズの流れを決める重要局面でやって来た。
タイガースファンの期待と不安が入り混じった歓声だったか、いや、不安より湯浅への期待が遥かに上回った歓声だったと感じる。
 ここで、湯浅が抑えれば、間違いなくタイガースへ流れが来る。
 そう思わせるに十分な歓声だった。
 岡田監督もそこを狙っての器用だったのだろう。

 岡田監督が伝家の宝刀宝刀を抜いた。

 湯浅が、中川を1球で打ち取り、勝負は9回の攻防に移った。
 中嶋監督も、湯浅によって変えられた雰囲気に抗うのは、宇田川しかいないと思っていたのだろう。
 宇田川は、回を跨ぐべく、ヘルメットを被って、打席の準備をしていた。
 だが、1死から森友哉がヒットで出ると、宇田川に代打を送らなくてはならなくなった。
 ピッチャーが打席に立つセリーグなら、ここでバントさせればいいが、パリーグのリリーフピッチャーの宇田川は、打席経験が皆無と言っていい。
 ここで、ピンチバンターが必要になった事で、9回の裏、宇田川が投げられなくなった。

 そして、迎えた9回の裏。
 ワゲスパックは、1死から、近本に四球で出塁を許すと、中野の打席でワイルドピッチで得点圏にランナーを進めた。
 更にワイルドピッチを重ね、3塁までランナーが進むと、中野を申告敬遠。
 次の森下も申告敬遠で満塁策を取って、4番大山との勝負に出た。
 もう、完全に流れは、タイガースのサヨナラ勝ちへと向かっている。

 ここでの、中嶋監督の満塁策は、議論を呼ぶところかも知れない。
 1死1、3塁で森下勝負か、1死満塁で大山勝負か。
 中嶋監督は、後者を選んだ。
 現状のバッティングの調子森下>大山と判断し、満塁でホームゲッツー、または封殺で得点が防げる。
 そう言う判断だったのであろう。

 そこでの誤算は、ワゲスパックの制球面と大山の4番の意地だったかも知れない。
 そうして、湯浅登場からの得体の知れない雰囲気。
 それが、ワゲスパックの制球を狂わせ、四球が出せないフルカウントからの大山の一打を生んだ。
 これで大山が吹っ切れて、調子を取り戻せれば言うことがない。
 そう言う危険性を含んだ満塁策だった。

 これでは、また、2勝2敗の五分になった。
 日本シリーズらしい、緊迫した勝負が続いている。
 残り多くても3試合。
 泣いても、笑っても、それで運命が決まる。
 悔いのない様に、力を振り絞って、向かっていくしかない。
 
 ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 23:59 | comments(0) | - |
4−5 対オリックス 日本シリーズ第3戦 隙を見せた方が負け
 このシリーズ、エラーをした方が負けている。
 そう言う意味では、隙を作らないことが勝利への道だとも言える。
 この試合、坂本のライト前へ抜けるかと思われた打球を止めて、セカンド封殺を取ったゴンザレスのプレーが1失点で食い止め、東のバントでダブルプレーを焦った伊藤将の悪送球が、その回の3失点につながっている。

 まぁ、ミスした方が負ける。
 隙を見せれば、必ずつけ込まれる。
 そう言う試合が続くってことなんだ。
 その隙を見せないことが、短期決戦を勝ち抜く術なのだろう。
 そう言う面は、オリックスに一日の長がある。
 タイガースもこう言う戦いを経験して、糧として、更に一段高いところへ、歩をすすめたい。

 京セラドームの1勝1敗は、予想通りだったんだろうが、この甲子園の初戦を伊藤将で落とすのは、流石に織り込んではいなかっただろう。
 この甲子園の3戦で一番不安だったのは、大竹の登板日だったんじゃないかな。
 パリーグで通用しなかったセリーグ向きのピッチャーと言うイメージがついて回る。
 そう言う意味で、甲子園で最低勝ち越し、2勝を挙げて、王手をかけた状態で京セラに戻る、そう言う目論見があったと思う。
 
 まぁ、これで後がない状態になって来たんだから、あとは開き直って、思い切って戦うしかない。
 才木には、ムードを変える様なピッチングを期待するしかない。
 交流戦で佐々木朗希に投げ勝った時の様な、快投を見せて欲しい。
 ソレができれば、再び土俵中央までより戻せる。
 頑張れ!才木。
 
 ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 23:53 | comments(0) | - |
0−8 対オリックス 日本シリーズ第2戦 対戦スコアが一夜でひっくり返る
 たった一夜で、逆のスコアで、対戦成績を五分に戻された。
 昨日の2安打の村上に対して、今日の宮城は、4安打で6回を零封。
 昨日13安打のタイガース打線に対して、今日12安打のオリックス打線。
 全く、逆の対称的なゲームになった。

 まぁ、原因は、西勇輝のピッチングか。
 西勇輝は、元来ビビりだ。
 それ故、コーナーをつく、丁寧なピッチングができるとも言える。
 ただ、ビビり過ぎると、そのコーナーをつくのが、微妙に外れる。
 苦し紛れに、少し甘くしたところを捉えられる。
 まぁ、球威で抑えられないピッチャーだからね。

 試合前から、「プレッシャーは、ない。楽しみでしかない。」と言った談話が聞こえて来た。
 これを聞いた時、逆に、凄いプレッシャーを感じているんじゃないかと心配だった。
 多分、精一杯の虚勢だったんじゃなかったか。
 山本由伸を攻略して、先勝した後なんだから、もう少し、楽な気持ちになれればよかったんじゃないか。

 いずれも2アウトから出したランナーを返され、得点された。
 ランナーを出したことで、プレッシャーが増大され、まして、4回は、自らの四球から招いたピンチだ。
 少し、力が入り、球が甘く行く。
 それを痛打されると言う、悪循環にハマった。

 この試合を西勇輝に託したところから、こう言う結果も織り込み済みじゃなかったか。
 まして、初戦を取ったことで、この試合を落としても、1勝1敗で、甲子園へ戻れる。
 勝てれば、逆に大きな優位性を持てる。
 そう言う状況の試合であったと思う。
 甲子園では、伊藤将、才木、大竹が出番を待っている。

 気がかりは、森下の打撃。
 初戦ほど、ボールを振ってしまう傾向はなくなっていたが、まだ、打ちたい気持ちが先走って、力んでいる。
 力を込めても、ヘッドは走らない。
 もう少し、センターから、逆方向を意識した打撃を心がけた方がいい。
 森下が打たんと、繋がりが出んからなぁ。

 さぁ、甲子園でリスタートだ。
 伊藤将が流れを取り戻すようなピッチングをしてくれる事を期待したい。
 まずは、甲子園の初戦をしっかりものにしたい。
 
 ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 23:53 | comments(0) | - |
8−0 対オリックス 日本シリーズ第1戦 村上のリベンジで先勝!
 山本由伸の立ち上がりを見た時は、これは点を取るのは難しいぞ、と思われた。
 交流戦の時と同様の村上とのマッチアップで始まった、日本シリーズの初戦。
 あの時、山本由伸に2安打に抑えられた打線。
 それに抗しきれず、中川にタイムリーとゴンザレスに一発を打たれ、2失点の村上。
 そのリベンジをする機会が、格好の場、日本シリーズでやってくるとは、最高のシュチュエーションだわ。

 打線も交流戦のリベンジを果たした。
 最初は、固さもあって、なかなかバットが出ないような状況。
 まぁ、仕方がないと言えば、仕方が無いんだけど。
 なんせ、試合前の岡田監督の表情も固かったし、近本も見たことのないような強張った顔してたもんなぁ。
 1巡目で、普通だったのは、中野と佐藤輝、坂本、木浪くらい、他は、緊張が滲み出ていて、なんかギクシャクしてたもんなぁ。
 
 その固さを解いたのは、近本の2打席目の内野安打。
 この1本が近本の固さを取り去った。
 これが3打席目の2点タイムリーに繋がるから、不思議だ。
 その5回のチャンスを切り開いたのが、佐藤輝のバットでなく足だった。
 ヒットで出塁すると、ノイジーの初球に2塁へ盗塁。
 これは、山本由伸へ、かなりダメージを与えた。
 由伸の構想では、ノイジーでゲッツーだったのだろうが、その初球で、ダブルプレーの見込みがなくなった。
 ノイジーが進塁打のライトフライを上げると、DHの渡邉諒が、どん詰まりながら、センター前へポテンのタイムリー。
 投手戦での先制点は、効く。

 この1点が山本由伸を狂わせる。
 木浪が続くと、坂本がバントを失敗するも、近本が2点タイムリー3ベースで、坂本の失敗を帳消しにする。
 その後も、中野がタイムリーで、この回4点を挙げた。
 この日の村上の調子から見て、この4点は、オリックスにとって、とてつもなく大きな得点となった。

 この日の村上は、あの讀賣戦の7回パーフェクトをした時くらいの出来だった。
 際どい低めを坂本のフェレーミング技術により、ストライクをとって貰えたこともあり、ピンチも5回の、森友哉に2ベースを打たれた時くらい。
 4回まではパーフェクトで、その5回のピンチも、村上との相性がいいゴンザレスに粘られながら、粘り負けせず、打ち取り、ピンチを切り抜けた。
 交流戦とは逆に、7回を2安打で、零封し、山本由伸に投げ勝った。
 完全に、成長しているに、日本シリーズの初戦を任せるピッチャーに足る好投だった。
 見事な、リベンジだった。

 打線もよく、村上を援護した。
 固かった打線も、山本由伸を攻略したことで、自信を取り戻し、いい形になってきている。
 力みまくって、ボール球を振ってばかりの森下も、最後の打席でヒットが出て、なんとか力みが消えるといいのだが。
 大山も、ヒットはなくても3四球を選んで出塁して、自分の役割を果てしている。
 まぁ、2戦目の早いうちに一本出ればいいんだけどね。

 さて、いい形で初戦を勝利することができた。
 これは、日本シリーズにおける敵地の勝利が、85年の日本一を決めた試合以来のことであり、何より岡田監督での日本シリーズの初勝利だ。
 ただ、これに浮かれることなく、気を引き締めて、ペナントレースと同様に、地に足をつけて戦っていってもらいたい。
 2戦目は、苦手な左腕の宮城だし、タイガースは、古巣相手の日シリ初登板の西勇輝だ。
 相手も、固さが取れて、それらしい戦いができるようになるだろう。
 ちょっとしたことで、流れが変わるのが短期決戦の常だけに、くれぐれも油断してはならない。

 ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 23:55 | comments(0) | - |
4−2 対広島 CSファイナル さぁ、A .R.Eの先のS .O .R.Eへ!
 見事に、広島に3連勝で、日本シリーズ進出を決めた。
 この試合も先制を許しながら、追いついて、ひっくり返し、また追いつかれたのを突き放した。
 貧打であるが、しぶとく得点を重ねて、自慢の投手陣で、逃げ切る、ある意味タイガースらしい戦いだった。

 まぁ、優勝決定から1ヶ月以上も、緊迫した試合がないという状態だから、打撃陣が調子が戻らないのもわかる。
 だが、それを補って余りある、投手陣の奮闘だ。
 もちろん、全員が調子が良かった訳じゃない、逆に、村上、伊藤将、この日の大竹と先発メンバーは、緊張と力みからいつも通りの日ピッチングじゃなかった。
 それでも、最小失点に抑え、この日の大竹は2失点だったが、相手にリードを許さなかったのが、その凄さだと思う。
 それは、坂本のリードによるものも大きい。

 そして、桐敷の奮闘。
 岡田監督から投手のMVPに指名されるだけあって、見事な中継ぎでの投球があった。
 この等級を見てると、岩崎の後のタイガースの抑えは、桐敷でいけるんじゃないかとも思える。
 来シーズンは、復活する湯浅と桐敷の左右のダブルストッパーも夢じゃないかもしれん。

 そして打つ方のMVPは、木浪。
 前日のサヨナラ打もあり、このファイナルでの打率も5割で、「恐怖の8番打者」の役割を全うした。
 貧打に喘ぐ、打撃陣にあって、シーズン通りの活躍をし、文字通りMVPを獲得した。
 小幡の刺激剤的役割から、よくここまで、上がってきたもんだ。
 この、木浪無くして、S.O.R.Eは、ないな。

 そうして、陰のMVPは、坂本だろう。
 1戦目に、死球に怒りを顕にして、鼓舞したことが、逆転へと導いた。
 2戦目は、貴重な四球を選んだことが、サヨナラに繋がった。
 そして、この日の3戦目は、タイムリーを2本、2打点の活躍。
 それに、何より、本調子でない先発陣を、リードして、見事に勝利に導くリードをした。
 坂本が、MVPでも不思議じゃない活躍だたった。

 さぁ、次は日本シリーズだ。
 このクライマックスを挟んだことで、少しは短期決戦に慣れたかもしれない。
 優勝から、間が空きすぎて、緩んだ気持ちから、少しは締まって、気持ちが上向きになったかもしれない。
 このクライマックスで不調だった打撃陣は、その反省を生かす機会を得られたことに、日本シリーズでの活躍を誓うことだ。
 また、このクライマックスで力んで、いつも通りのピッチングができなかった先発陣は、次の日本シリーズへ、いい経験とするべきだ。
 調子が良かったものは、そのまま勢いに乗って、日本シリーズで、引き続きの活躍を期待する。

 Supreme 至上
 Objective 目的
 Revenge  復讐
 Eighteen ago 18年前

 つまり、18年前の復讐を最終目標とすると言う意味のS.O.R.Eを果たす時が来た。
 さぁ、アレの先、ソレに向けて、バモス!
 
 ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 23:56 | comments(0) | - |
2x−1 対広島 CSファイナル 坂本誠志郎のキャプテンシー
 坂本の四球が勝負の分かれ目だった。
 1死から大山の2ベースで、サヨナラのチャンスを掴んだ。
 広島の栗林は、佐藤輝とは、勝負で三振に取ったが、ノイジーを嫌って歩かせ、坂本の勝負に出た。
 その坂本が、四球を選んで、ネクストの木浪を指差し、「頼んだぞ!」の檄を飛ばす。
 まるでWBCで吉田正尚が村上に送った檄と同じように・・・。

 それに応えた木浪が、サヨナラの1打を放って、勝負に決着をつけた。
 ヒーローは、木浪で間違いないが、その前で四球を選んで、チャンスを木浪に回した坂本の貢献はでかい。
 梅野がデッドボールの骨折で退いてから、一人でタイガースのホームを守り、優勝へと導いた。
 シーズン当初こそ、大竹用のキャッチャーとしての起用で、梅野のサブとしての起用だった。
 それが、伊藤将司の出遅れから、村上の登用になり、そこへキャッチャーとして起用されたことが大きく転換された。
 その坂本起用時の勝率の高さを言われることもあった。
 復帰した、伊藤将の時も当初は坂本が起用された。

 岡田監督も、コントロール主体のコンビネーションで打ち取るピッチャーには坂本が合うことがわかってきたのかも知れない。
 まぁ、それでも梅野の主戦捕手の位置付けは変えず、伊藤将司も梅野へとコンビを変えた。
 巷では、青柳や西勇輝も坂本の方が合うんじゃないかとの声が聞こえるようになる。
 その2人が、2軍調整を終えて、復帰した際に、坂本がマスクを被るようになった。
 その坂本のリードで2人が、立ち直ってきたのは、見ての通りだ。

 岡田監督が、レギュラーキャッチャーは、梅野で行くと、就任早々に言ったことに、思うところはあったろう。
 それでも、腐らず、ベンチでピッチャーに話を聞き、アドバイスを送る姿が見られた。
 高校、大学とキャプテンを務め、タイガースでも選手投票でのキャプテンを務めることもあった。
 その、坂本のキャプテンシーがここへ来て、発揮されるようになった。

 梅野がいない現状、自分がピッチャーを引っ張る、しいてはチームを引っ張る。
 その緊張感や負担は、計り知れない。
 でも、そういう状況になった時、坂本のキャプテンシーが全開となったんじゃないかな。

 このCS突破に向けて、その先の日本シリーズに向けて、坂本の貢献にかかる期待は大きい。
 高山の後の2位で同じ明治大からドラフト指名された時には、高山の付け合わせ、セット販売などと揶揄されたこともあった。
 それでも、誰にも負けない努力とキャプテンシーでここまできた。
 この試合も、調子が悪い伊藤将を必死のリードで、7回を1失点で投げ切らせた。
 あのダルビッシュが、一番組みたい日本人捕手としてなを挙げて、褒めたキャッチング、フェレーミング技術を磨いてきた。
 
 これからが、坂本が一番輝く時なのかも知れない。
 その坂本の檄に応えて、サヨナラ打を打った木浪のように、そのリードに応えて必死の力投を見せた村上、伊藤将のように、チーム全体を導いて欲しい。
 次は、大竹が応える番だ。頼んだぞ!
 
 さぁ、アレの先、ソレに向けて、バモス!
 
 ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 23:04 | comments(0) | - |
4−1 対広島 CSファイナル ひとつ勝つことの重要性
 クライマックスシリーズ・ファイナルの第1戦に勝利。
 これで、アドバンテージを入れて、2勝となる。
 何より、シーズンの優勝決定から1ヶ月以上も間隔が空いたことを心配していたが、それを払拭する勝利で、ひとまず安心した。

 しかし、この日程は、どうにかならんのだろうか。
 MLBの様に、シーズンからポストシーズンまで、流れる様に進んでく。
 そう言う日程の組み方の工夫が必要じゃないだろうか。
 実際、タイガースは、優勝決定後、気持ちが緩むことになり、消化試合の戦いも、フェニックスリーグ での戦いも、不安が多いものであった。
 
 その戦い振りから、達川氏が、「広島が勝ち上がれば、間違いなく下剋上されますよ。」と解説で連呼して物議を醸したが、その不安が残る状態だった。
 その不安を振り払ったのが、森下の一発。
 優勝決定後、打てなくなり、ベンチで涙したルーキーが、この大事な一戦で大きな仕事をした。

 森下にとって、相性がいい九里が先発であったのも味方した。
 このシーズン終了後の期間は、森下の打撃を見つめ直すのに必要な期間だったのかもしれない。
 先制点を許した直後に、すぐに追いつく一発は、値千金であった。

 この一発は、審判の厳しい判定に、泣かされながらも、踏ん張っていた村上を勇気づけただろう。
 5回のピンチを凌ぐと、その裏、自ら逆転のタイムリー2ベースを放ち、近本の2点タイムリーへ繋いだ。
 村上は、6回で100球を越え、降板したが、3安打、1失点に抑えて、役割を果たした。

 この5回の逆転劇、坂本の死球からはじまっている。
 死球を受けた際、珍しく怒りを露わにした坂本が、タイガースに火をつけたんじゃないかな。
 ただ、実質坂本一人のキャッチャーだけに、怪我だけはせんでほしい。
 今、一番代わりがいない選手だから。

 さて、この勝利で、緊張もほぐれ、実戦感も戻せたんじゃないかと思う。
 ファーストを勝ち抜けて来た、カープの勢いも止めることができた。
 そう言う意味で、この初戦の勝利の意味は大きい。
 今日からは、打線もシーズン中の間隔を取り戻し、伊藤将もいつものピッチングをして、タイガースらしい戦い方ができるんじゃないかな。

 さぁ、アレの先、ソレに向けて、バモス!
 
 ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 22:57 | comments(0) | - |
A.R.Eの次は、S .O .R.E
 Supreme 至上
 Objective 目的
 Revenge  復讐
 Eighteen ago 18年前

 つまり、18年前の復讐を最終目標とすると言う意味。
 18年前に、取り損なった、日本一の称号を、取り戻すことを最終目標に定めるということ。

 まぁ、それにはCSも勝つ抜かなくてはいけないんだけど。
 ただ、これだけ優勝決定から時間が空くと、なんとも言えない不安があるよなぁ。
 折角の調子が、落ちてしまったり、実戦感が鈍ったりとかあるからなぁ。
 実際、18年前がそうだったから。

 それと、岡田監督の野球が、短期決戦では、一抹の不安があるんよ。
 岡田監督は、ペナントレースで戦ってきた形を重視する。
 ペナントレースに貢献してきた選手を重要視する。
 それが、逆に調子を掴めていない選手をそのまま使ったりして、ドツボにハマってしまう。
 その時、調子がいい選手や、勢いがある選手を使いきれない。
 そういう面がある。

 これは、星野監督にも言えること。
 2003年の日本シリーズで、伊良部にこだわり、王手をかけていた6戦を落として、そのまま日本一を逸した。
 岡田監督も、2005年は、井川、藤川にこだわり、ロッテを勢いづかせてしまった。
 確かに、優勝に貢献してきた選手を重要視するのは、わかる。
 ただ、それにこだわり、復調を待ってる間に、短期決戦は終わってしまう。
 まぁ、岡田、星野に限らず、落合なんかも、そう言うタイプである。
 ただ、その星野も落合も、一度は日本一になているんだから、岡田監督も日本一、いや、ソレをとってもらいたい。

 それには、逆シリーズ男を作らないことだ。
 一番の心配は、最後に失点していた岩崎。
 終盤の調子落ちは明らかだった。
 この休みで、疲れが取れて復調すればいいが、悪いままなら、岩崎の押さえにこだわるのは避けたい。
 湯浅が、戻れそうなことを言っているので、万全であれば湯浅の起用も考えた方がいい。
 そうでなければ、石井大智、桐敷を相手によって使い分けなど、臨機応変に考えたい。

 打者は、みんな危険性を孕んでいる。
 力みすぎて、打てなくなるのをなん度も見ている。
 それは、近本でさえ、そうなる可能性がある。
 逆に、普段通りができれば、みんなそれぞれ役割を果たすことは、できるんじゃないか。

 一番はノイジーの選択。
 岡田監督は、守備面も含めて、中心で起用する気だろうが、少しでも打てない傾向にあるのなら、小野寺を起用するなど、素早く対応してほしい。
 ノイジーが打てるようになるのを待ってる間に、短期決戦は、終わってしまうから。
 逆に、ノイジーが合うようなら心強い。

 今は、本番に向けて、上手く調整できることを願ってやまない。
 ソレに向かって、地に足つけて、普段通りの戦い方ができるよう、頑張れ。

 ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 16:58 | comments(0) | - |
4−5x 対東京ヤクルト 最高勝率のタイトルにサヨナラ
 上手いこといってたんだけどなぁ。
 牧がノーヒットで終わって、中野の最多安打のタイトルが確定。
 東が讀賣に負けて、敗戦投手。
 宮崎は、出塁なしで、大山の最高出塁も確定。
 後は、勝利投手の権利を持つ大竹に勝ちをつけて、最高勝率のタイトルを取らすだけだった。

 まぁ、初回に大山の19号2ランと佐藤輝の自己最多タイの24号で先制した3点を5回に追いつかれてしまった時点で危なかったんだが、6回に、すぐ佐藤輝の犠牲フライで1点取って、大竹に勝ち投手の権利が発生した時は、まだまだ運が残っていると思えたんだが。

 大山は、初回の19号を放ったから、もう1本打って、4年連続20ホーマー以上の記録を立てて欲しかったが、残り1本が出なかった。
 中野は、1本ヒットを打てば、単独で最多安打のタイトルに届くところ、その1本が出ずに、牧とタイトルを分け合うことになった。

 さて、大竹の最高勝率のタイトルだが、これを取らそうと、6回から才木を投入。
 才木は、8回まで点を与えず、1点差を守り抜いた。
 迎えた9回は、岩崎を投入もこれが裏目で、逆転サヨナラを喰らってしまった。

 岩崎の前回登板の内容から、不安はあったんだけど・・・。
 できれば、9回表のチャンスで坂本が送りバントを決めて、追加点を取っておきたかった。
 そうでなければ、才木をそのまま打席を与え、送らせ、9回目も才木に任せる手もあった。
 ただ、才木がバントが下手だからなぁ。
 こう言う場面で、キッチリ、バントを決められる、そう言うふうにならんといかん。
 これは、来季に向けての課題だし、ポストシーズンに向けての戒めでもあろう。

 ここまで、頑張ってきた岩崎を責める訳にはいかない。
 ただ、大竹のタイトルを逃したことが残念だ。
 まぁ、大竹本人は、自分が5回に追いつかれたこと、東が負けないとチャンスがなかったことを考えると、諦めもつきやすいのかもしれない。

 これで公式戦の全日程が終わった。
 皆んな、よく頑張ってくれた。
 後は、CSファイルに向けて、万全の調整をして、臨んで欲しい。
 もうひと踏ん張り、アレの先に向けて!
 
 ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 23:12 | comments(0) | - |
6−5 対広島 冷や汗で、岩崎のセーブタイトルが確定
 最後、危なかったなぁ。
 この試合で、岩崎がセーブを挙げると、田口と2差になり、残り2試合の田口が全部セーブを挙げても、岩崎に並ぶまで。
 そのため、この試合で岩崎がセーブを上げた時点で、岩崎のタイトルが確定する。
 それもあったのか、最後は1点差まで迫られる、薄氷を履むセーブだった。

 この試合、カープも勝てば2位が確定。
 CSのファーストステージを地元マツダスタジアムで開催できることから、それは必死だった。
 その勝利への執念は、優勝が決まったタイガースの比ではなかった。
 先発の大瀬良が悪いと見るや、3回途中で大道に交代し、さらに今年のエース格の床田も投入。
 
 ただ、タイガースは、その大道から佐藤輝がタイムリー、床田から3ランを放って、6点を挙げた。
 対してタイガースのピッチャーは、この日ブルペンデーということで、馬場が先発。
 馬場の内容は悪くはなかったが、小園に高めに浮いたカーブを放り込まれ2点を失った。
 その後を繋いだ岡留が2イニング目に末包に2ベースで、相沢に送られ、代打・松山を告げられた時に、及川へスイッチ。
 松山は討ち取ったが、小園にタイムリーを打たれ、3点差。

 タイガースはこの3点差を守ることで、岩崎へ、セーブシュチュエーションで繋ぐことになる。
 及川の後、ブルワー、島本、桐敷と繋いで3点差のまま、9回へ、岩崎へ繋いだ。
 ここで岩崎が、いきなり秋山に3ベースを打たれ、上本のセカンドゴロで1点を失う。
 その後、末包に四球、巻くブルームにヒット、坂倉のファーストゴロで更に1点を失い、1点差。
 小園に長蛇が出れば同点という場面になった。

 ここで、岩崎が小園を三振に取り、この試合の勝利と岩崎のタイトルを確定した。
 岩崎は、感覚が空いたため、本調子ではなかったように見えた。
 更にこの試合、中継ぎで登板した岡留に、プロ入り初勝利がついた。
 サイドスローの変則から、150km近くの球威のある球を訪れる岡留は、中継ぎの貴重な戦力になり得ることを証明した。
 経験を積んで、来季は、中継ぎの貴重なピースになることを期待したい。

 これで、岩崎のタイトルは確定した。
 後は、中野の最多安打。
 今日、牧が2安打で164本で中野と並んだ。
 岡林は、1本で163本で1本差。
 お互い、残りは1試合。
 岡林は、1日早く、最終戦を迎え、牧と中野は、最終戦が同時進行になる。
 牧は、2位でCSを横浜で開催する権利がかかる試合だけに、気合が入るだろう。
 タイガースは、全員で中野に多くの打席を回して、チャンスを多く作るように援護して欲しい。

 大山は、最高出塁は、大丈夫そうかな。
 4年連続の20本へ、最後の試合で2本打ってくれないかなぁ。
 大山にも、多くの打席が回るよう、援護してやらないと。

 ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 18:27 | comments(0) | - |
1−2 対広島 下剋上100%って言っているけど
 この試合、解説していた達川氏が、広島と阪神が戦えば、「間違いなく広島が下剋上する。100%の確率で」と連呼していた。
 本当に、そうなのだろうか。
 確かにここにきてのタイガースの闘いぶりに覇気が掛けているのは否めない。
 この試合も、お試しの門別を先発させている。

 門別は、良かったねぇ。
 将来の希望を感じさせる投球だった。
 ただ、去年の森木もそうなんだが、ここからが肝心。
 この登板で、自分が1軍で通用するために、何が必要なのかはっきり自覚して、このオフの取り組みにしてほしい。
 ここで、間違えたり、故障してしまうと、森木のように迷路にハマってしまう。
 来年の飛躍のためのこの日の登板であったと、語れるように頑張ってほしい。

 そのお試しの門別を攻略できなかったのも広島である。
 まぁ、広島がファイナルへ勝ち上がるのも、定かではない。
 そういう意味で、広島がファイナルへ出てこないよう、横浜をアシストしてやれという警告か?
 ただ、タイガースの立場から言えば、横浜より広島の方が組みしやすいように見える。

 ファーストステージは、広島は床田、森下、(九里or大瀬良)、横浜は、今永、東、(大貫or濱口)というところだろう。
 ファイナルへ出た場合、広島は九里or大瀬良、誰か、床田、横浜は、大貫or濱口、石田、今永というローテか。
 横浜は、バウアーがどうなるかもある。
 ピッチャーで考えれば、やりにくいのは横浜と思うんだが。

 まぁ、タイガースが、優勝が決まって、一度緊張を切ってしまっているので、緩んだ気持ちを締め直すのが大変だということだ。
 しかし、逆に、一度落として再度上げる操作が可能になる時間があるとも言える。
 ピッチャーも打者も、好調期は、長くない、それに不調期が合わさり、繰り返しながら、進んでいく。
 優勝を決めるまで、絶好調期だったタイガースは、その後下降線に入り、ここに来て不調気になっている。
 その不調期が、優勝が決まった後だったから、良かった。
 この前の不調期は、交流戦の時に訪れていた。

 その不調期を、上手く、個人記録とタイトルに向けて調整しながら、調子が戻るのを待つ。
 CSファイナルで、上手く上向きになるように調整できれば、シメたものだ・
 前回の不調期には、横浜に一時首位を譲るも、その後横浜が息切れし、タイガースが首位奪回。
 その後好長期に入った広島が、一時首位に立つも、その時点で足がなくなっており、失速。
 タイガースに好調期が、戻ると、もう追いかける足がなく、タイガースが独走してゴールした。
 
 今、横浜、広島は、ファーストステージの地元開催に執念を燃やして、必死にあったかっている。
 丁度、タイガースを追って、一時首位に立った時のよな状況。
 そこに、ファーストステージを勝ち上がらなくてはならない戦いが控える。
 そこまで目一杯に戦って、さらにタイガース相手に下剋上する余力が残っているのか、ということだな。

 まぁ、そう考えると下剋上は、一朝一夕には行かない。
 タイガースは、落ち着いて、ファイナルに向けて、各自が調子をあげ、気持ちを上げられるよう、しっかり調整することだ。
 今年やってきた野球をやれば、決して足元をすくわれる事はない。
 そう思って、地に足をつけて戦うことだ。
 そう言って、自分を納得させている、今日この頃なんだが。

 ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 23:08 | comments(0) | - |
3−5 対横浜DeNA 泣くな!森下
 5回の表、無死満塁のチャンスに三振に倒れた森下は、ベンチに戻ると、タオルで顔を覆いながら涙を流していた。
 横で、先輩の佐藤輝が、何やら声を掛けていたが、涙が頬を伝う様子が映し出された。
 優勝決定後のバッティングに狂いを生じており、思うにまかせないもどかしさ。
 いくら注意しようとしてもボール球を振ってしまう、不甲斐なさ。
 それを注意しようとすると、甘い球にまで手が出なくなるジレンマ。
 そういうものが一気に吹き出したのかも知れない。

 まぁ、優勝が決まった後で良かった。
 これから、CSのファイナルまで、矯正する時間は、十分にある。
 シーズン当初も、オープン戦までの好調さから、一気に落ちて、2軍調整を命じられた。
 それも2回も繰り返した末、後半の活躍に繋がっている。
 その活躍から、森下へのマークも研究も進んで、厳しい攻めをされるようになっている。
 それは、森下が一人前のプロ野球選手として、誰もに認められるようになったからだろう。

 それは、誰もが通る道かも知れない。
 声を掛けてくれた佐藤輝でも、新人の時は50何打席も、ヒットが出ないスランプに陥り、2軍落ちを経験している。
 3年目の今年でさえ、序盤に2軍再調整を命じられる状態にまで陥っている。
 それを克服してこそ、今のバッティングがある。
 森下も、今の状態を克服すれば、さらに一段、ステップアップできるはずだ。
 
 シーズン残り3試合は、出番があるかは、わからないが、CSのファイナルまで、やるべきことはいくらでもある。
 甲子園で打ち込んで、フェニックスで実践を積んで、何が悪いのか考える。
 多分に、結果を欲しがるあまり、打ちたい病にかかっている。
 それ故、相手は、最後ボール球を振らそうと攻めてくる。
 好調時は、見送れたボールが、止まらず、その術中に、ハマっている。
 今一度、自分の責められ方を思い出し、どういう心構えでいたらいいか思い出して欲しい。

 これが優勝が決まった後で良かった。
 今いくら負けても、優勝は揺るがない。
 ただ、CSのファイナルに向けて、対戦する可能性があるベイスターズ相手に5連敗っていうのはいただけない。
 いくらタイガースが調整試合だと言っても、相手は、調子に乗るだろう。
 タイガース、与し易しっていう意識を持つかも知れない。
 この試合は、最後勝っておくべきだった試合かと思う。

 まぁ、終わったことを嘆いても仕方がない。
 森下同様に、チームとしてもCSのファイナルまでに、やっておくことはある。
 今繋がらない打線、このところタイムリーが全くない、大山のホームランと犠牲フライの得点だけだ。
 これを、シーズンのいい時のような状態にすべく、調整が必要だ。
 気持ちを切らず、再度繋げて、CSのファイナルに万全な状態で臨みたい。
 
 あと、3試合。
 中野の最多安打。
 大山の20本、最高出塁。
 岩崎の最多セーブ。
 近本のトリプル10も狙える。
 個人の記録で達成できるもの、タイトルは、可能であれば全部達成させたい。
 チームとしても、そのためのバックアップを全員でしてやってもらいたい。

 ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 23:57 | comments(0) | - |
2−7 対中日 甲子園最終戦は、敗戦
 この日が、本拠地甲子園の最終戦。
 スタメンは、近本も戻って、ベストメンバー。
 最終戦で、ファンにベストメンバーのサービス、これで勝利で飾れれば良かったんだが、お試し起用の投手が結果を残せず、敗戦を喫した。

 まぁ、富田は、まだまだ1軍の先発ローテに入るのは、厳しい内容。
 ストレートにそれほどスピードがあるわけじゃないので、質を高めなくては、いけない。
 近くに伊藤将と言う手本がいるのだから、盗めるものは、盗んだ方がいい。
 ただ、現状の先発スタッフからすると、富田は中継ぎの方がいいんじゃないか。
 その方が、富田の力を活かせる様に思える。

 逆に、この日リリーフでナイスピッチングの及川が、先発に回る方がいい。
 前にも書いたが、及川が、抜く球を覚えて、タイミングを外せる様になれば、あの球威だ、無双しても不思議じゃない。
 来季への配置転換を視野に入れるべきかと思う。

 2人目の西純矢は、期待外れだった。
 本当は、才木と2人で、先発ローテで回って、2桁狙えると思っていたんだが、どうもピッチングに波がある。
 いい時は、無双状態のピッチングをするが、少し落ちてくると、コントロールもバラバラになり、ストライクをとりに行く、甘い球を痛打される。
 今一度、秋季キャンプから鍛え直さんと、ローテに戻るのは難しい。

 試合は、富田が細川の2本打たれ、西純矢が追加点を許し、一時は大山の2ランで1点差になるも、突き放された。
 この日、中野は、1安打で、同じく1安打の岡林と1本差で、最多安打を維持した。
 大山が17号を放って、4年連続の20本以上に、あと3本。
 岩崎は、セーブのチャンスなく、登板なし。

 試合後、岡田監督からファンへお礼の挨拶があった。
 球場は、岡田コールに包まれ、岡田監督を讃えた。
 次の甲子園の試合は、CSのファイナルだ。
 その時には、シーズン中の強かったタイガースの姿を見せてくれる様、上手く調整して欲しい。
 それが、アレの先に辿り着くことになるのだから。

 ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 23:12 | comments(0) | - |
2−0 対東京ヤクルト 大山の思い
 優勝が決まった瞬間、人目を憚らず、一番泣いていたのが大山だ。
 今シーズン、岡田監督の方針で大山は、ファースト4番に固定されてきた。
 タイガースの4番として、その重圧は計り知れない。
 経験はあると言っても、これほど明確にされ、固定されてきたことはなかった。

 チームの勝敗の責任を負うと言われる4番の役割。
 大山は、痛いほどわかっていた。
 それ故、優勝が決まった瞬間の涙として現れたんだろう。
 優勝を成し遂げた達成感。
 その役割を果たしてきた4番の重圧からの解放。
 それが、大山の溢れる涙だった。

 その大山が密かに思っているのは、シーズンの20本塁打じゃなかろうか。
 2020年に28本で本塁打王を争って以来、21本、23本と20本塁打オーバーを3年続けてきている。
 長距離打者の証でもある本塁打数。
 4番を担うものとして、20本は打っておきたい。
 後輩の佐藤輝は、前半の不調をよそに、すでに20本をオーバーし、3年連続の20本塁打以上を達成している。
 大山も負けじと、20本オーバーを4年連続へと更新したいと思っているんじゃないか。

 そんな気持ちが、優勝が決まってからの、力みになって、調子が崩れていたんじゃないだろうか。
 そう、大山には20本をクリアしてもらいたい。
 この試合の1本で、16号だ。
 残り5試合で、4本。
 無理ではないが、厳しい数字。
 どっかで複数本塁打が打てればいいんだけど。
 以前、9月の横浜戦で1試合3ホーマーしたこともあったんだから、不可能じゃない。
 最後まで希望を持って、戦ってほしい。

 大山は、その他最高出塁率のタイトルもかかっている。
 あの村上を凌ぐ四球の多さから、出塁率は、わずかに宮崎を上回る。
 その宮崎も20本クリアしているのだから、大山もクリアしたいところ。
 是非、最高出塁と四球王の両ドリと合わせて、達成して欲しい。

 この日は、中野も1安打で、岡林を1本差に抑えて、目下最多安打。
 岩崎もこの日のセーブで、田口を一つ上回り、セーブ王になっている。
 次は、中日戦で、中野は岡林との直接対戦。
 なんとか、富田と西純矢が抑えて、アシストをして欲しい。

 これから、タイトル争いも最後の佳境に入る。
 できる援助は惜しまず、チームメイトのため、一丸となって協力してほしい。
 それが、強いては、ポストシーズンへ向けたモチベーションの維持にもつながるはずだから。

 ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 23:32 | comments(0) | - |
1−2 対中日 疲れか緩みか?
 村上が既定投球回数到達。
 これで、防御率のタイトルと新人王は、当確だろう。
 この日は、5回を64球、被安打5、失点2で、防御率が少し下がって、1.75と堂々の1点台だ。
 ピッチング内容的にまだまだ行ける状態だったが、そこは無理せず、5回でお役御免だ。

 打線は、初回に中野がピッチャー強襲の内野安打で、安打数を1本追加。
 岡林も1安打だから、1本差は変わらず。
 2回に佐藤輝の22号で、1点を先取するも、そこまで。
 以後は、先発の梅津に8回まで5安打に封じられ、その1点のみ。
 9回に勝野を攻め、同点のチャンスを掴むも、そこまでで、敗戦を喫した。

 このバンテリンドームでの2試合、計21イニング攻撃して、佐藤輝のホームランの1点しか取れていない。
 チーム全体のバッティングが狂っている。

 最多安打のタイトルがかかる中野は、一時の力みから解放されつつあるが、森下、大山は、一発狙いの様なバッティングを繰り返し、結果が出ていない。
 下位では、木浪がおかしい。

 森下、大山は、優勝が決まったので、個人成績に入り、長打=本塁打をもっと打ちたい意識が強いのだろう。
 大山は、右打者で初の最高出塁のチャンスなんだから、これを意識した方がいい。
 森下は、2桁ホームランは、達成しているのだから、もっと率を上げることに主眼を置いた方がいい。

 木浪は、疲れなのか、スイングが鈍い。
 丁度、去年までのこの時期の佐藤輝の様に、自分のスイングが鈍くなっていることが自覚できるから、スイングスピードを上げようと力む。
 力むと、裏腹のヘッドは走らなくなる。
 そう言う感じだ。
 休養させて、スイングの形を思い出させた方がいい。

 まぁ、全体的に優勝が決まって、気が抜けたこともあるんだろう。
 ただ、そこから緩みに繋がってしまうと、立て直すのが厄介になる。
 疲れなら、体力の回復を待つ、そう言う調整が可能だ。
 個人の気の持ちようは、変えられても、チームとしての気の緩みは、変えられない。
 そこを、岡田監督も一番恐れているんじゃなかろうか。

 今一度、その試合のテーマを見つけ、そのテーマを達成のために、何をなすべきかを考えて、試合に臨みたい。
 そうすれば、才木を見殺しにすることもなく、村上に負けをつけることもなかったはずだ。
 さぁ、今日からの試合で切り替えて、目標、目的を達成するため、何をするかを考えて、行動しよう。
 これからは、全てがポストシーズンに結びつくのだから。

 ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 23:26 | comments(0) | - |
0−0 対中日 才木の2桁勝利の執念を閉ざした貧打線
 この試合の大きな目的は、3つ。
 1. 才木に2桁勝利の足がかりの9勝目をつける。
 2.中野の最多安打のライバルである岡林に打たせない。
 3.セーブシュチュエーションを作り、岩崎にセーブをつける。
 この3つができれば、最高のゲームになる。

 2の中野の最多安打のアシストは、才木が岡林を封じて、その間、中野が、2安打を放ち、最多安打のトップへ出たことで、達成された。
 1と3も、再三そのチャンスがありながら、延長10回まで中日を完封していた才木に勝ちを付けてやれなかった。

 相手の柳もいいピッチングで、ある意味、ポストシーズンにむけ、いかに1点をもぎ取るかと言う試合の予行演習にもなる試合だった。
 惜しかったのは、11回の攻撃。
 木浪が死球で出ると、代打に小幡。 
 バントの構えの小幡に、ワイルドピッチで、ランナーが2塁へ。
 引き続きバントを試みる小幡は、3バント失敗で、1死なった。
 その後、小野寺が四球を選ぶが、中野、森下が三振で無得点。
 こう言う場面でのバントの精度が課題に残った。
 小幡も定位置を確保するには、こう言う場面でバントをしっかり、決められる様にならんといかん。

 後は、10回の島田。
 2死1、3塁の場面の打席。
 今年のバッティングの状態から、セーフティを仕掛けるなどと言う発想は、なかったか。
 こう言う場面での、島田の足を活かすには、そう言う点の取り方も考えられるはず。
 島田も、ここはよく四球を選んでいたが、逆に1点をもぎ取ると言う使命から、そう言う発想があっても良かった。
 まぁ、これは、11回の中野にも言えることだが、中野は、かなり打っているの。

 結局、10回を130球の熱投で投げ切った才木に勝ちをつけられなかった。
 いいピッチャーから、1点をもぎ取ることもできなかった。
 これは、ポストシーズンや日シリで、戦う際の大きな課題として残る。
 そりゃ、優勝も決まっているから、勝敗は関係ないと言っても、やらなくてはいけないことは、しっかりやらなくてはいけない。
 ここで、緩んでいたら、また盛り上げていくのに苦労する。
 やるべきことをしっかりやることで、ポストシーズンへの調整になることを自覚しないとな。

 ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 23:53 | comments(0) | - |
9−3 対東京ヤクルト 最多安打のタイトルに、MVPの夢を拓く
 最終回、一人でれば、中野にもうひと打席あったんだが・・・・。
 最多安打のチャンスは、首位打者と違い、打席が多いほどチャンスが広がる。
 最終回、中野にもうひと打席のチャンスを与えてやろうと、もう少し頑張ってくれたらいいのに。

 この日の中野は、初回にタイムリーで近本を向かい入れたのを初め、3安打の猛打賞だから、あまり贅沢もっていられないが、他の打席もあたり自体は悪くない。
 少しでもずれていれば、ヒットになっていたような当たりだった。
 このところ、最多安打のタイトルを意識しているのか、ヒットが欲しい気持ちが先に立ち、自分の打撃を見失っているようにも見えた。
 この日の中野は、そういう欲を振り切って、いつもの中野の打撃をしていた。
 それが、3安打の猛打賞に結びついていたんだと思う。

 いずれにしても、残り8試合。
 牧も岡林も、同じ8試合を残して、1本差で牧と岡林を追う立場だ。
 次の2試合は、岡林の中日戦。
 お互い、タイトルを取らすことを考えると、簡単に勝負はしてくれないんだろう。
 牧が讀賣戦で漁夫の利を得るかもしれない。
 ただ、最多安打は、打つしか結果が得られないタイトルだけに、打つしかないんだな。

 中野は、今シーズン、セカンドへのコンバートの中、WBCにも参加し、シーズンを通してここまでフルイニング出場を続けている。
 2番で繋ぎのバッティングをしながら、最多安打のタイトルを取るとなれば、それは、MVP級の活躍と言っていい。 
 盗塁も20に迫っている。
 巷の、MVP予想は、近本、岩崎、大山あたりの声が多いと聞く。
 なんで、中野の声が、もっと大きくならないか不思議だ。
 寅吉は、最多安打のタイトルを取れば、中野がMVPの最有力だと思っているんだが・・・・。

 試合は、初回から、ロドリゲスを攻めたタイガースが、ノイジーの2ランなどで4点を先取。
 3回にも、大山のタイムリーと大竹自らのタイムリーで3点を追加。
 さらに相手のミスやノイジーのタイムリーなどで、計9点を挙げ、守っては大竹が8回を123球、被安打5、村上の2ランと塩見のソロでの3点に抑え、最後はブルワーが締めて勝利した。
 
 試合前のメンバー交換の際、高津は、岡田監督に先日の近本の死球の件で詫びを入れていたらしいが、遅いよなぁ。
 あの時に、速やかに自ら詫びを入れていれば、騒ぎもこんなに大きくならなかったものを。
 流石に、高津も岡田監督に睨まれるのを良しとはしなかったのだろう。
 まぁ、岡田監督の貫禄勝ちや。
 高津も、「攻めた結果だから」とか言って、突っ張っていると、いずれ自分のチームの人間に跳ね返ってくるということを、気づいたんじゃないかなぁ。

 さは、次は、中日戦。
 才木は、全力で岡林を抑え、9勝目を挙げて、2桁へ大手をかけたい。
 頑張れ!

 ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 23:15 | comments(0) | - |
3−5 対讀賣 サトテル覚醒?
 最終回に大山を置いて、2ランを放った。
 9月に入って、好調を持続し、打率も250を超えてきた。
 例年、夏場から、バテるのか、スイングが鈍くなり、極端に成績が落ちる。
 今年は、9月の入っても、スイングの鋭さが失われず、逆に夏場以降成績を上げてきた。

 それは、プロとして、1年を戦う体力ができてきたのか。
 昨年、フルに出続けることで体力面が強化されたのか。
 その経験から、シーズンを戦う体力をつけてきたのか。
 いずれにしても、体力面の課題を克服してきたことが伺える。

 後は、技術面の課題だけだが、これも序盤に試行錯誤しながら、ようやく何かを掴みかけている様に見える。
 後は、早いストレートをいかに仕留めるか、そこの課題だけが残る。
 変化球で交わされてしまうのは仕方がない部分もある。
 まぁ、ある意味、読みとか狙い球に拠る部分も大きいからなぁ。
 ただ、そこでひと粘りで、ファールにでもできれば、もっと打てる様にはなるんだろうが。

 この好調ぶりが、本物の覚醒なら、これ以上の戦力はない。
 タイガースで一番の長距離砲であることは確かだし、一発で流れを変えられる一打を打てるバッターだ。
 この感覚を忘れずに、ポストシーズンから来季に繋げてくれることを願ってやまない。

 反対に、3年連続の二桁勝利を賭けている青柳が勿体無いピッチングでlそのチャンスを逸した。
 5回まで1安打のピッチングをしていたが、6回に5点を奪われた。
 5回までのピッチングは、もしかしたら、ポストシーズンで中心で回れるんじゃないかと思えるくらいの出来だったが、今年の青柳は、崩れると歯止めが効かず、大量失点してしまう傾向がある。

 この日も、岡本に打たれて、苦手の丸に回ったところからおかしくなった。
 案の定、丸にタイムリーを許すと、なんか気持ちが切れてしまった様に見える。
 秋広を四球で出し、満塁とすると、代打・大城に満塁弾を喰らって、5失点だ。
 どうも、自分でダメだと思うと、そのままズルズル行ってしまう傾向にある。
 そこで、ひと粘りができない。
 丸のタイムリー1点で凌げば、後半のチャンスで勝ち投手になるチャンスが出てきたかもしれない。

 青柳の残りの登板は、1回か?
 登板は、後1回か?
 まぁ、二桁勝利は絶望かな。
 岡田監督がどうしても2桁勝たそうとするなら、ブルペンデー設けて、勝てそうな試合場面で登板させるかもしれないし、これで抹消されるかも知れない。

 次は、同じく二桁勝利に望みを繋ぐ才木の番だ。
 才木は、最終登板に望みが繋がる好投を期待したい。
 打線も援護を頼むぞ!

 ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 23:29 | comments(0) | - |
4−3 対讀賣 讀賣貯金群
 対讀賣18勝目になった。
 讀賣にシーズン18も勝つのは、球団記録らしい。
 まぁ、讀賣からだけでも、13の貯金を頂いているのだからありがたい。
 それがタイガースが優勝した大きな要因にもなっている。

 対して讀賣は、広島にも8つ借金しており、タイガースと合わせて、21の借金を抱えて、トータルで5割なんだから、他の3球団から、交流戦の4つの貯金を除いて、17も勝ち越している。
 讀賣の課題は、如何にタイガースとカープに勝つかってことになる。

 CSも讀賣は厳しくなった。
 広島の地元開催も怪しい。
 結果どうなるかは、わからないが広島対讀賣になれば、広島が、横浜対讀賣になれば、讀賣が、勝ち上がる様な気がするが、広島対横浜の場合は、2位になった方が勝ち上がる様に思える。

 その讀賣も、今季は、野手で秋広、門脇と投手で山崎、赤星など若い目が出つつある。
 上手くベテランとの新旧交代が進めば、来シーズンは、脅威になるやも知れない。
 今年の様に、貯金群には、ならないだろう。

 そういう意味で、この試合で、山崎に10勝目を挙げさせることを阻めたのは良かった。
 タイガース相手に勝つのは難しいと言う意識をつけさすことで、来季も有利に戦える。

 打線は、このところ絶好調の佐藤輝とノイジーが讀賣の菊池を打って、逆転勝ち。
 ノイジーは、ポストシーズンに向けて、残留に向けてのアピールもあるのだろうが、必死や。
 佐藤輝は、なんか掴んだのかも知れないと思わせる好調ぶりを見せている。
 このままの調子をポストシーズンまで維持して欲しい。

 さて、次が対讀賣の最終戦。
 雨予報もあるが、先発は雨柳さん。
 青柳の登板日に雨が降る様になれば、いよいよ本領発揮。
 好調時の青柳に戻って、好投することを願っている。
 (中止になったりして・・・)

 ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 23:17 | comments(0) | - |
2−3 対横浜DeNA CSに向けて、やな感じ
 またも、ベイスターズに敗れた。
 これで、甲子園での横浜戦が5連敗だと。
 対戦成績も迫られている。
 
 このカード、シーズン当初、内弁慶カードと言われ、タイガースは横浜で、ベイスターズは、甲子園、京セラで勝てないという戦いになっていた。
 その後、タイガースが甲子園で横浜に1敗した時から、今度は逆に、相手チームのフランチャイズで勝ち始める逆の結果になる。
 阪神は本拠地8勝1敗から、5連敗で8勝5敗。
 逆に、横浜で、5連敗から、5勝1敗で5勝6敗
 現在13勝11敗で、残りは横浜で1試合だ。

 いずれ、横浜がCSのファイナルに出てくるとしたら、ファーストで今永、東は使ってしまう。
 3戦にもつれれば、石田も危ない。
 まぁ、バウアーが間に合えば変わってくるが、そうなるとファイナルのタイガースには、昨日の濱口、今日の大貫の先発が予想される。
 その2人に、昨日今日と完璧に抑えられているのは、よろしくないわ。

 いくら、タイガースに祝勝会疲れから、7連戦中だから、優勝が決まった後のお試しだから、と言い訳してみても、相手はそうは思ってないかもしれない。
 単に、タイガースとの相性の良さを感じたり、与し易しと自信を持ってしまったかもしれない。
 そういした状況を、昨日今日の試合で作ってしまったことは、否定できない。
 せめて、最終戦の横浜での試合は、全力で勝ちに行かないといけない。

 その中で、この試合のメリットを語れば、大山に1発が出たこと。
 また、加治屋が不調のままであること。
 岩貞も、力むとコントロールを失って、ストライクをとりに行き、打たれるパターンがはっきりしたこと。
 加治屋は、今のうちに再調整を図って、CSに備えればいい。
 岩貞は、使い方に工夫が必要だ。
 あと、今日は桐敷を休ませられた。

 デメリットとしては、石井大智を3連投させてしまったこと。
 少し、休ませながら、疲れをとってやりたい。
 CSでは、貴重な中継ぎの戦力になるはずだから。
 岩崎のセーブチャンスがなく、タイトル争いが、まだ見えないこと。
 マルチネスは抹消されたので、相手は田口になる。
 今日は、敗戦投手で、まだ並んでいる状態だ。
 
 それと相変わらず、太田と牧にやられる。
 特に牧は、中野と最多安打を争う選手だ。
 横浜がが中野に対して、四球辞さずで、厳しく攻めているのに、タイガースは、まともに勝負に行きすぎ。
 いざとなれば、歩かすつもりで攻めないと、今日で4本差に広がってしまった。
 最後も、どうしたって佐野と勝負していかないと、塁を詰めて牧は、歩かせられないので危険極まりない。
 中野も、最多安打を意識しているのか力みが見られる。
 周りが、バックアップして、牧を止めないといけないのに、逆の結果になった。

 優勝が決まったとはいえ、タイトル争い、CSを睨んで、気を抜いてはいられない。
 今一度、CSに向けて、チーム状態が上がるよう、上手くモチベーションを維持して、地に足つけて、今シーズンの戦いに見せた姿勢を思い出すようにしてほしい。
 まだ、時間はある。
 できることをしっかりやって、最高の結果に向けて、もうひと頑張りしてもらいたい。

 ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 19:15 | comments(0) | - |
0−1 対横浜DeNA 疲れが出ているか知らんけど
 この試合、広島遠征からの帰りの飛行機の時間に重なっていたので、ところどころ見逃してはいる。
 それでも、横浜の大仁田厚に抑え噛まれていたのは、見て取れる。
 流石に、優勝の祝勝会明けから、広島へとんで、2試合を行って、移動日なしで甲子園で横浜戦。
 疲れが出ても当然かもしれないが、横浜相手にこれで3連敗だから、よろしくはないなぁ。

 まぁ、この試合のテーマは、村上の防御率と、中野の最多安打、このタイトルをなんとかすること。
 村上は、6回を被安打5で無失点。
 残り、3回と2/3で規定投球回数に達するため、ほぼ防御率のタイトルをものにしたと言っていい。
 中野は、ノーヒットで安打の上積みは無し、トップを走る牧もノーヒットで、その差は、1本となっている。
 ただし、中日の岡林がこの日、2本のヒットで牧に並んだため、中野は現在3位ってとこ。
 残り試合が、牧は1試合少ないため、岡林がターゲットとなる可能性が高い。
 中野も、この辺で固め打ちをしたいとこ。

 村上の防御率のタイトルという目標はクリアできそうだが、試合に負けては、いけない。
 特に濱口に、気分よくピッチングさせたのは、よくない。
 いずれ、CSで当たる可能性もあるのだから、少しでも嫌な感じを植え付けとくべき。
 それは、チーム全体にも言えることだが、これで対横浜3連敗で対戦成績も13勝10敗と、セリーグ相手に一番負けている。
 横浜にも、タイガースは嫌だな、勝てないな、という意識を持たせないといかん。
 それには、次の試合を含めた残り2試合をしっかり勝って、そういう意識を持たせることだ。

 甲子園での横浜戦は、次が最後。
 ビーズリーが先発だが、残留をかけてビーズリーも必死で投げるやろ。
 中野がヒットを打って、援護してやらんといかん。
 岩崎にもセーブのチャンスがあれば、セーブ王のタイトルに向けて、いい場面を作ってやらんと。
 それに、CSに向けて、戦いは始まっているという意識で、しっかり勝ちに行く試合をしたい。
 
 ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 23:43 | comments(0) | - |
9−3 対広島 エラーの多さが気にかかる
 前日の祝勝会明けのお試しモードから、この日は、大竹が先発し、キャッチャーも坂本で、他のメンバーもレギュラーメンバーで、通常モードでの試合。
 CSで当たる可能性のあるカープに、そうそうサービスもしてられないってことだな。

 試合は、カープキラーの大竹が、被安打3で零封し、キラー健在を示した。
 対する、昨年のタイガースキラーだった森下は、初回に佐藤輝、坂本にタイムリーを浴びて、3失点。
 5回には、佐藤輝とノイジーの3ランで4失点と試合を作れず、キラーの面影はなく、降板した。
 この時期に、森下への苦手意識を払拭できたのは、タイガースにとって意義がある試合になった。
 
 打線は、佐藤輝が4安打で好調ぶりを見せつけ、ノイジーは、2打席連続ホームランで残留アピールを強烈に行った。
 この日の様な打撃ができれば、その守備力から、CSでの戦力になるし、残留もあり得るんだけど、続くかなぁ?

 気になったのは、エラーが、この試合4つ。
 中野に始まって、大山、佐藤輝、木浪とイージーなミスが続いた。
 今一度、気を引き締めて、守ることを心に刻んでもらいたい。
 特に佐藤輝は、送球のミスが多い為か、捕る前に、意識が送球へ行ってしまって、捕球し損なうミスが見られる。
 まずは、キャッチしないと始まらないことを再確認して方がいい。
 
 あとは、つまらない故障に気をつけて欲しい。
 森下の自打球や中野が顔にバウンドした球を受けたり、ヒッヤッとする場面があった。
 くれぐれも、怪我だけには、注意して欲しい。
 中野の最多安打など、タイトルがかかる選手もいて、休みわけにも行かないが、休ませられる選手は、実戦感が鈍らない程度に、セーブすることも必要だ。
 これからの課題は、タイトル争いと、コンディションの維持、それがテーマになる。

 最後に、初の広島現地観戦が、1勝1敗で終わって、勝利を見られてよかったわ。
 折角なのに、連敗で終わったら、ガッガリだったからなぁ。
 ありがとう、タイガース。

 ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 22:29 | comments(0) | - |
5−6 対広島 負けてもいいと言っては見ても
 セリーグ制覇の祝勝会明けの試合。
 広島へ移動してのナイターだけに、先発も当初の予定の村上から、及川に変更し、ブルペンデーとして、設定し直された試合。

 寅吉は、初めての広島遠征で、マツダのズムスタが、12球団のフランチャイズの球場を網羅する最後の球場となる。
 前日、セリーグの優勝を決めてしまったから、この試合が胴上げ試合になると言う目論見は、なくなったが、それは、それで、門別のテスト登板などを見られる楽しみに代えていた。

 周りのカープファンは、CSの地元開催もあり、必死の応援をしていた。
 こっちは、優勝も決まって、勝敗は度外視の調整試合とたかを括っていたが、やはり、 負ければ悔しい。
 床田の立ち上がりを攻め、先制して、途中門別が逆転を許すも、再度逆転しリードしただけに、どうせなら連勝を一つでも多く伸ばして欲しかったと思ってしてまう。
 まぁ、現地観戦だから、余計そう思うのかもしれないが、やはり目の前で敗戦を見る気分は、いいはずがない。

 門別は、ランナーを出してから、セットになると問題ありやな。
 スピードそのものは、いいものを持っている。
 ただ、ストレートの威力だけでは、上では、通用しない。
 もっと、緩急を付けた投球、球種をものにして、セットでも球威が落ちない投げ方、変化球の時に、弛まず、ストレート同様の腕の振りで投げられないといけない。
 課題は、多いが有望な左腕であることは、間違い無い。

 後は、現状問題ありのピッチャーのリレーで、浜地が2度も同点に追いつかれ、加冶屋は、逆転をゆるした。
 加冶屋は、まだ調整途上の様に見えるが、浜地は、完全に自信喪失だな。
 CSの戦力には、計算できないと思う。
 及川は、桐敷が中継ぎ固定になれば、いずれ先発に加える可能性もありだと思う。
 そういう意味もあっての、この試合の先発のだったかも知れない。
 及川は、タイミングをずらす、抜く球を覚えると、全然違って来ると思うんだが。
 
 まぁ、この試合は、祝勝会明けの調整試合。
 そう言い聞かせて、納得させるしかない。
 次の試合は、大竹が先発するし、キャッチャーも坂本で、通常モードで行くと思う。
 折角の広島での現地観戦だ。
 一つくらいは勝つところを見せて欲しい。

 ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 23:55 | comments(0) | - |
4−3 対讀賣 A.R.E
 優勝!
 
 遂に、セリーグ優勝、アレを成し遂げた。
 思ったより早く、球団最速の日付で達成した。
 
 岡田監督が言ってた通り、9月に一番強くなっていればいい、という言葉通り、9月は、負けなしの11連勝で到達した。
 待つこと18年、前回の優勝監督も岡田監督だった。

 やはり、岡田監督は、勝てる監督であった。
 その、先を見据えた起用や、試合の流れの読みなど、他球団の監督とは、一線を画すものがあった。 
 途中、三浦ベイスターズが、新井カープが、一時的に首位を奪うことがあっても、それを境に下降線を辿った。
 岡田タイガースは、そういうことを見据えて上で、慌てず、騒がず、勝負は9月と言いながら、戦い方を変えなかった。

 ローテの中心と見ていた、青柳、西勇輝が不調でも、抑えの湯浅が離脱しても、必ず代案が用意されていた。
 先発ローテは、9枚いると言って、富田、ビーズリーの先発調整をさせ、開幕時に中継ぎであった、村上がいいと見るや、先発ローテに加えた。
 そういう次善の準備がなされた故、ベイスターズやカープが、追いついたらいいが、そこまでで、結局タイガースに突き放されると言う展開になった。

 アレは、成し遂げた。
 残されたことは、18年前、忘れ物を取りに行くと言って、更に忘れ物を増やした、ソレを取りに行かなくてはいけない。
 そう、アレの次は、ソレやねん。

 今日は、思い切り喜びあえばいい。
 ありがとう、岡田監督。
 ありがとう、平田ヘッド、各コーチ陣。
 ありがとう、近本、中野、森下、大山、佐藤輝、坂本、木浪。
 ありがとう、村上、大竹、伊藤将、岩崎、石井大智、岩貞、島本、加冶屋。
 ありがとう、タイガースの全選手たち。
 
 ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 23:20 | comments(0) | - |
4−0 対讀賣 バモース!
 マジック「1」
 
 遂にその時が近づいた。
 しかし、強いわ。
 「9月に一番強くなっていればいい。」と、岡田監督が言っていた通りの9月負けなしの10連勝だもの。
 
 この試合も青柳が6回まで零封し、試合を作ると、初回、2回とチグハグな攻めでチャンスを逃し、ちょっと、やな感じがすると、3回に佐藤輝が、満塁ホームランで先制。
 これを、ブルワー、桐敷、石井大智で繋いで完封リレー。
 まぁ、佐藤輝の一発以外の得点がないと言うのが不満であるけど、まず盤石な試合運びだった。

 もう、ここまで来たらシノゴの言わない。
 15日からのマツダが現地観戦予定だが、甲子園で決めてもらって結構。
 その方が、今2軍にいる、アレに貢献したメンバーも呼べるし、皆んなで喜び合うことができる。

 こういう試合で投げられる才木は、幸運だと思って、思い切り行って欲しい。
 そして、最後の一人は、岩崎が締めてくれる事を願っている。
 
 さぁ、あとひとつ!
 アレに向かって、さぁ、行こう!
 バモ〜ス!
 
 ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 23:15 | comments(0) | - |
1−0 対讀賣 アレに加わる西勇輝の快投
 マジック「3」
 
 西勇輝が完封して、9連勝、広島がヤクルトに負けた為、マジックが3になった。
 ここに来てのマジックの減りが加速して来た。
 広島が先の3連敗で、完全に切れたのか、下位のチームのCS争いに飲み込まれている。
 これは、現地観戦予定のマツダの試合より前にアレしてしまうかもしれない。

 この日の西勇輝は、完璧なピッチング。
 久々に、「This is 西勇輝」と言うピッチングを見た気がする。
 思えば序盤は、らしくない、悪い時の西勇輝のピッチングが続いて、2軍調整を命じられるなど、本人は、悶々とした日々を過ごしたんじゃないか。

 矢野タイガースの時に、オリックスから、ローテの柱として期待されてFA移籍して来た。
 その後、毎年規定投球回数をクリアして、ローテとして回り、2桁勝利も2度挙げている。
 そのキャリアでアレの経験がない西勇輝にとって、アレに加わるのは、悲願でもあったはず。
  その、アレのチャンスに、自信が全然貢献できてないこと、その戦力に加われていないことを、どんだけもどかしく思っていたのだろうか。

 その西勇輝が、2軍調整の後に、復帰した後、好投が続いていた。
 勝ち星こそ、思った様につかなかったが、内容は序盤戦の投球と明らかに違っている。
 この日も坂本捕手とのコンビネーションが冴え、外角にビタビタにストレート、シュートといった球種で決めて、つけ入る隙を与えなかった。
 これを見てると、西勇輝は、坂本と組ませた方が、持ち味が生きる様に思える。

 この試合の完封勝利で、西勇輝は、アレに加わることができた。
 アレを達成した暁には、西勇輝の名は、アレのメンバーとして、はっきりと刻まれる。
 それを決定づけたピッチングだった。

 さぁ、後少しだ。
 次は、青柳の番。
 西勇輝に続いて、アレのメンバーとして名を刻める様なピッチングを期待したい。
 青柳も西勇輝もアレの先の“忘れ物“を取りに行く為に、必要不可欠の選手なんだから。
 さぁ、アレに向かって、突き進むだけだ。
 
 ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 23:08 | comments(0) | - |
5−1 対広島 アレに向かって、道一筋
 マジック「5」

 この3連戦は、全ての流れがタイガースへ。
 ローテ崩して、この3連戦に床田、森下、九里をぶつけて、最後の勝負を賭けた新井カープの目論見を粉砕した。
 
 まぁ、タイガースを追いかけるために、連日勝ちパターンの中継ぎをつぎ込み、この3連戦の前にヘロヘロになっているのを見ても、この先発3人が完投に近いピッチングをしない限り、中継ぎ勝負ができない状態だったんじゃないかな。
 島内は、登板が多く、疲労からか失点するようになってるし、大道も一時の球の勢いがなくなってきている。
 ターリーはいないし、栗林、矢崎の抑えにも不安がある。
 対して、タイガースは、中継ぎを上手く休ませながら使っているので、現在加治屋が放牧中であるが、石井大智、桐敷の調子がよく、ブルワーも使えるし、抑えの岩崎も登板間隔を開けながら使ってもらって万全でもある。
 初戦に、床田が打たれたことで、この3連戦の流れができてしまったんだろう。

 この試合も、伊藤将が村上、大竹に続く2桁勝利を賭けての登板で、それに負けないような気迫を込めたピッチングを披露した。
 対して、広島の九里は、いつものストレートのキレやスピードがなく、変化球で誤魔化すピッチング。
 多分、ローテを詰めた疲労もあったのかもしれないが、それでも5回までタイガース打線をノーヒットに抑えるのは流石だ。
 會澤のリードもあるんだろうが、変化球を上手くタイミングを外すように、要所で上手く動かして、ジャストミートをさせないピッチングだった。
 ただ、森下にだけは、投げにくそうで、それが6回のタイムリーや8回の申告敬遠に繋がっていったんだろう。

 伊藤将は、8回まで111球で、被安打3、マクブルームの1発での1失点で投げ切っている。
 奪三振も9取ってるが、マクブルームに打たれるまでに6奪三振になっている。
 その分、球数が嵩んでいたこともあるが、こういう時に注意しなくてはいけないのが一発長打だ。
 広島打線も、デビットソン、末包、マクブルームと1発のあるバッターを並べてきている。
 そういう意味では、この5回は、十分注意が必要な回だった。
 その先頭のマクブルームに、初球を放り込まれたが、その後をよく抑えた。

 タイガースは、九里に5回までノーノーで抑えられていたが、6回に中野の内野安打と送球エラーに漬け込んで、森下がタイムリーを放って追いついた。
 その後7回に、相手の2つのエラーから、木浪の申告敬遠を経て、1死満塁のチャンスを貰った。
 ここでピッチャーの伊藤将の打順。
 代打の糸原もスタンバイしていたが、本人の希望もあって、ここは伊藤将がバッターボックスに向かった。
 今年の岡田采配は、こういうところで伊藤将が打ったりして、結果オーライになることが多いのだが、ここは九里が踏ん張って、伊藤将を三塁ゴロの併殺打に切って取った。
 まぁ、伊藤将を打たせるなら、三振してこいで、近本に賭けるてもあったと思ったんだがなぁ。

 その伊藤将は、自らの併殺だで勝ち越してんを挙げられなかったショックも引きずっていたと思うが、8回の広島の攻撃を三者凡退に仕留めて帰ってきた。
 そうした後の8回の攻撃は、近本の四球、中野の送りバント、ここで広島は協議の上、森下を申告敬遠の策を取った。
 まぁ、この日の九里に、唯一合っているのが森下だったとはいえ、森下より大山との勝負を選ぶのは、どうだったんだろうか?
 その大山は、センターフライに打ち取られたが、佐藤輝が四球を選んで、2死満塁で、今度こそ、代打に 糸原を送った。
 九里との好相性でもあった糸原は、センター前に2点タイムリーを放って、勝ち越し、九里をマウンドから下ろした。
 代わった大道から、坂本が四球を選んで再度満塁になると、満塁の鬼・木浪がセンター前へ、2点タイムリーでこの回4点を挙げ、勝負を決めた。

 これで、広島を3タテして8連勝で、マジックは5まで減った。
 セリーグ全球団に勝ち越し、全球団に3たてを見舞っている。
 セ界で圧倒的な強さを見せている。
 いよいよアレが近づいてきた。
 寅吉は、15日と16日のマツダの広島戦を現地観戦の予定だ。
 上手くすれば、胴上げの試合になるかもしれない。
 まぁ、それの前の甲子園で決まっている可能性もあるかもしれんけど。

 それなら、それでもいいんだけど、マツダのズムスタは、12球団の本拠地で、寅吉がまだいったことがない最後の一つだ。
 そこで、アレの瞬間を見られれば、そりゃ、最高なんだがなぁ。
 
 ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 18:09 | comments(0) | - |
5−1 対広島 マジックが3つ減った
 マジック「7」

 この日の試合に勝利したことで、対広島戦を残り全て負けても、5分となる。
 その上で、両チームの最終成績が、全く並んだ場合(引き分けが同数なのであり得る)、最終的には、交流戦を除いた同一リーグでの勝率上位チームが優勝となる。
 まぁ、交流戦を負け越したタイガースと5割で乗り切ったカープでは、同一リーグの勝率はタイガースが上になる。
 それ故、広島が全勝しても、タイガースが後、7つ勝てば、最終勝率が並ぶ→対戦成績は5分→同一リーグでの勝率上位となり、タイガースが優勝となる。
 その為に、この日の勝利でマジックが3つ減るという現象になったと言うことらしい。

 この試合も先発の大竹が、前日の村上同様、自分の持ち味を生かしたピッチングで、カープ打線を封じる。
 カープの先発の森下は、前日の床田で負けていること、もう負けられない状況であることから、少し力みがある立ち上がりだった。
 2回は、佐藤輝の2ベースからノイジーのタイムリー。
 坂本が送りバント、木浪のヒットで1、3塁とすると、ピッチャーの大竹にバスターのサイン。
 これが2ベースになり、2点目。
 更に、近本が、逆方向へポテンヒットの2ベースで2点を追加し、この回4点を挙げた。

 ノイジーは、秋風が吹くようになると、翌年の契約を考え、調子を上げる外人特有の状態になってきたか?
 チャンスで、力んで初球を打ち上げてしまう、悪い結果ではなく、初球を見逃し、逆方向を意識した、ヒット狙いのバッティングを見せた。
 こういうバッティングが、常にできれば、率はもっと稼げるし、チャンスでも打てるようになる。
 大竹の打席は、木浪をセカンドへ送れればいいという状況であったが、広島の守備陣形と大竹のバント技術を考え、バスターに切り替えたものではなかったか。
 最悪ダブルプレーでも、次の回は近本からだし、上手く2、3塁になればと言う考えだったんだろうが、それが2ベースという最高の結果になったのは、タイガースの方に余裕があり、カープは、切羽詰まった状態だったからなんだろう。

 この日の大竹の出来から、この序盤の4点のリードは、大きかった。
 大竹のピッチングに余裕が生まれ、厳しくいくところは厳しく、大胆にいくところは大胆にという、メリハリつけたピッチングが可能になった。
 7回は、佐藤輝のエラーから、マクブルームを2塁において、田中広輔にタイムリーを許したが、石井大智に代えて、デビットソンを三振に取って、ことなきを得た。
 大竹は、7回の途中まで、91球で被安打5、失点1で自責点は0というほぼ完璧なピッチングで、前日の村上に続いて、自身も初の2桁勝利となる10勝目を挙げた。

 ここまで来ると、タイガースとカープの置かれた状況の差が、結果に出ているように見える。
 この3連戦に、最後の逆転Vを賭けて、床田、森下、九里の3本柱を強引にぶつけてきたカープ。
 それに対して、3連敗さえしなければいいという立場から、村上、大竹、伊藤将の2桁勝利に王手をかけた3人を先発させるタイガース。
 菊池を故障で欠き、秋山、西川も急拵えで、この3連戦に間に合わせたカープに対し、近本を休ませ、この3連戦に十分出場できるという確認をした上で復帰させたタイガース。
 試合が、タイガースの本拠地・甲子園であることも影響したかもしれない。

 ただ、カープとの試合は、まだ残っているし、CSで再び戦わなくてはいけない可能性も高い。
 CSには、ある意味万全で向かってくる公算も強いだけに、ここで侮ることは避けたい。
 この3連戦の最後は、伊藤将が3人目の2桁勝利を賭けて臨む。
 やはり、打線がしっかり援護してやって、伊藤将が持ち味を生かしたピッチングができるような状況にして欲しい。
 さぁ、アレは確実に近づいている。
 最後まで、地に足つけて、しっかりした戦いを続けて行こう! 

 ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 20:49 | comments(0) | - |
4−1 対広島 カウントダウンが始まる
 マジック「10」

 ついにカウントダウンが始まる。
 広島が、3タテにワンチャンを賭けて臨んだ3連戦。
 ローテを崩して、この試合のために、床田、森下、九里を揃えて臨んできた3連戦。
 その初戦に快勝し、6連勝でマジックは10となった。

 もう、負けられない覚悟で臨んできている広島相手にタイガースの先発は、村上。
 ここまで9勝で、この試合に2桁勝利がかかる。
 思えば、タイガースもこの3連戦に現在9勝の村上、大竹、伊藤将の3人が2桁勝利をかけて臨む3連戦なんだ。
 村上は、防御率でもとこだと争い、現在セリーグトップ。
 2桁勝利、防御率のタイトル、そして新人王がかかっている。

 試合は、その村上を、新人の森下がいきなり援護。
 床田のカーブを上手く拾い上げた先制のホームランを放った。
 2回には、アイブラック兄弟として売り出している、佐藤輝が内角高めのストレートをバックスクリーン横へ放り込み、追加点を挙げた。
 絶対に、近々「アイブラック兄弟」のタオルが売り出されるだろう。
 ただ、そういうタオルができると不調になることがありがちなので気をつけたい。
 床田相手に2点の援護を得た村上は、快調なピッチングでカープ打線を抑え、有利に試合を進めた。

 5回には、四球で出たノイジーを坂本が送り、木浪のタイムリーで3点目を挙げた。
 その後の満塁のチャンスはものにできなかったが、床田を5回で3点取って、降ろす事に成功した。
 これで、床田の防御率が2点台となり、村上との差が広がった。
 
 村上は4安打で7回まで零封していたが、8回にデビットソンに上手く打たれ3ベース。
 代打の松山にタイムリーを浴びって、マウンドを島本に譲った。
 島本は、後続の田中広輔と秋山を討ち取り、ナイスリリーフを見せた。
 9回は、岩崎が危なげなく締めて、この3連戦の初戦を勝利した。
 村上は、2桁勝利となる10勝目を飾った。

 ヒーローは、8回途中まで抑えてきた村上と島本の好リリーフ。
 先制のホームランで勢いをつけた森下、追加の一発の佐藤輝、2点差に迫られた8回にタイムリーを放った大山のクリーンナップ。
 そして、最後を締め、30セーブを挙げた岩崎。
 こうして見ると、ピッチャーが抑え、クリーンナップが打ったんだから、まぁ、勝てるわな。
 これで、3連勝を賭けて臨んだカープの出鼻を挫くことに成功した。

 これで9ゲーム差、マジックは10。
 諦めの悪いカープも、これで諦めざる得ない状況にはなったなぁ。
 後は、カープは、マツダでCSをやるために、2位確保に走らないといけない。
 そう言う意味で、くらいついてくる可能性があるから要注意だ。
 
 次は、カープキラーの大竹が10勝目を賭ける。
 コロナ明けの登録から、今一のピッチングが続いているだけに、一抹の不安がある。
 それを払拭して、大竹らしいピッチングを見せて、村上に続きたい。
 それには、大竹が楽に投げられるよう、打線が森下を攻略して、援護をしてやらないと。 

 ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 23:40 | comments(0) | - |
1−0 対中日 スミ1
 ヒット11本も放って、得点は初回の森下のタイムリーによる1点のみ。
 その虎の子の1点を守り抜いて、5連勝でマジックは、13となった。

 得てして中日戦は、こういう展開になる。
 初回のチャンスで、森下のタイムリーの後、大山、佐藤輝が四球で、1死満塁の場面で、せめてノイジーが犠牲フライでも打っていれば、小笠原の攻略ができたかもしれないのだが、ここでチャンスを潰して、1失点で切り抜けさせたものだから、その後の立ち直りを許してしまった。
 結局小笠原は、7回を8安打を許すも、この1点で投げ切ってしまった。

 対する才木は、久々の1軍での先発で、序盤こそ力みから球がバラつく場面もあったが、徐々に修正、6回を89球被安打4、無失点で、投げ切った。
 欲を言えば、球数的には、7回まで行って欲しかったが、久々の先発であることと、6回は球が浮き始めていたんで、万全を期したってことなんだろう。

 後は、石井大智、島本、桐敷、岩崎のリレーで完封。
 才木は、自己最多の7勝目を挙げた。
 2桁の期待には、まだ追いつかないが、TJ明けでの、ローテ定着を考えると、順調なのか?
 シーズン前は、才木と西純矢は、軽く2桁勝てると思ったんだが、なかなか上手くはいかないもんだ。

 まぁ、才木は、アレの先にも出番があるだろうし、そこまで後いくつ勝利を重ねられるかだ。
 将来のエースを志す才木にとって、ステップアップの基にして貰いたい。

 さぁ、これで甲子園の広島との直接対戦に、いい形で臨める。
 中1日空くタイガースと違って、広島は連戦で負けられない戦いを続けて、甲子園に入る。
 連日の勝ちパターンの中継ぎの投入により、かなりへばりも見える。
 後は、新井監督の求心力で、なんとかくらいついて来ている状況だ。
 まぁ、その分侮れない部分はあるが。

 タイガースが一気に趨勢を決めてしまうか、もうひと粘り広島が見せるか?
 得てして、戦前の予想と反対の結果が出ることがあるのが野球だ
 決して、驕ることも、侮ることもなく、地に足つけて、いい戦いをして欲しい。
 
 ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 23:14 | comments(0) | - |
8−2 対中日 近本のために
 アレに近づく中、タイガースベンチに2人の姿がない。
 梅野も近本も卑劣な高津スワローズの死球攻撃にあった。
 梅野は、今シーズンの絶望が伝えられ、近本は、打撲で済んだものの、この日のベンチを外れた。
 讀賣の高梨に肋骨を折られてから、復帰した後のことなので、大事をとって欲しい。
 近本まで長期離脱になれば、目も当てられない。
 その、近本を安心して、養生させるためにも、しっかりとした戦いをしなくてはいけない。
 
 その近本を欠いたこの日の試合。
 代わりにトップバッターに入ったのは、森下だった。
 島田や小野寺の声もあったが、前回の近本離脱時にトップバッターとして、現在の活躍の基を築いたのが認められたか。
 
 その森下が、初回にいきなりヒットで出て、打線に火をつける。
 続く中野のスリーベースで、あっという間の先制点だ。
 この1点で終わらず、相手の拙い守備にも助けられたノイジーの打球と坂本の犠牲フライで初回に3点を挙げた。

 ノイジーは、この日は、右方向の意識が高く、いつものチャンスで力んでポップフライと言う打撃が影を潜めた。
 初回のセカンドゴロエラーを呼んだ打球も、右方向へ強い打球を打ったからこそで、
 3回のライトフェンス直撃の2ベースもそういう意識が打たせたものだ。
 こういう打撃ができれば、もっと率も上がるし、打点も稼げる。

 大量援護に守られた西勇輝は、7回まで91球で安打、2失点で、久々の勝ち投手、6勝目を挙げた。
 まぁ、いつも通り、細川には、打たれまくったが、要所を締めた投球が光った。
 点差から完投も望めたろうが、8回を浜地、9回をブルワーに繋いで勝利した。

 広島や横浜が、連日勝ちパターンのピッチャーを注ぎ込む戦いをしていて、完全に中継ぎが疲弊しているのを見ていると、ここで勝ちパターンの中継ぎを3日間も休ませることができるタイガースに余力があるように見える。
 それは、追いかける広島から見ても同じ様に映るはず。
 そうした、優勢を持って、週末の直接対戦に臨みたい。

 それには、あとひとつ。
 久々の才木で、キッチリ、いい戦いをしたい。
 近本が、万全で戻ってくる時の為にも。
 
 ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 23:10 | comments(0) | - |
7−1 対東京ヤクルト 高津臣吾に告ぐ
 いつから、こんな球団になってしまったのか?
 東京ヤクルトスワローズ。
 もう一つの東京の球団と違って、驕り高ぶることなく、真摯な態度で野球に臨み、ファミリー意識の高い、スマートな球団のイメージだった。
 
 それが、こういうデッドボールもいとわない、暴力的な球団と推してしまったのは、何はともあれ、指導者である高津臣吾監督に責任がある。
 今、セ界一、汚い球団になってしまった。

 いつも、高津臣吾は言う、「攻めた結果だから」「⚪︎⚪︎が武器のピッチャーだから」、「当てようとしてるわけじゃない」「狙っていない」。
 確かに、そうなんだろう。
 ただ、わざとでなければ、狙っていなければ、当てていいってことじゃない。
 攻めた結果なら、当てていいってことじゃない。

 ⚪︎⚪︎を武器とするピッチャーなら、その武器をコントロールできてこそ武器だ。
 コントロールできない武器は、凶器以外の何者でもない。
 攻めるなら、攻めるだけのコントロールを身につけるべき。
 しかも、大差の9回で、そこまで攻める意味があったのか?

 スワローズの死球の多さは、ダントツ。
 他球団の1.5倍ほどある。
 それは、「ぶつけるつもりで内角を攻めろ」「攻めての死球は、しょうがない」と言った指導が行われているからなんだろう。
 それ故、高津は、悪びれず、そういうコメントを出す。

 こういうことをしていると、いずれ報復にあう。
 その報復は、選手が受けるのだ。
 例えば、来年スワローズがいい位置にいて、優勝の可能性がある時に、村上が死球で、離脱となる、そうなった場合に、「相手も攻めて来ている結果だから、仕方がない。」と言って済ませるんだろうか。
 その原因は、高津の指導によるところから来ているとしても。

 最下位ヤクルトを立て直し、2連覇に導き、名将の名も得ようとしていたのに、残念なことだな。
 確かに、ヤクルト投手陣の技量からすれば、厳しい内角攻めをしないと通用しないのかもしれない。
 ただ、そこの技量を高めることをせず、いたずらに内角を攻めさせているとすれば、高津は単なる愚将でしかない。
 
 こういう、死球の報復合戦を呼ぶような攻めを平気でやらせているとすれば、早々に野球界からお引き取り願いたい。
 そういう人間に、プロ野球の、いや、野球の指導者たる資格はない。

 試合は、佐藤輝、森下のホームランや、伊藤将のマッダックス未遂の完投で完勝したのが、近本への死球で消し飛んだ。
 後は、近本が軽傷であることを祈るだけだ。
 
 ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 23:50 | comments(0) | - |
6−5 対東京ヤクルト 結果オーライで行っていい
 もう、ここまできたら、四の五の言わず、結果勝てばいい。
 小野寺の逆転の3ベースが、実質打ち取られている打球であろうと、佐藤輝の3ランの打球が風で戻って、ポールに当たろうと、それで得点が入り、勝ちへ結びつくならオーケーだ。
 また、青柳が天敵・村上にツーランで先制されようが、伏兵の丸山に2アウトからタイムリーを打たれようが、リードを守ってマウンドを降りたら、それでいい。

 ただ、岩貞の扱いをどうするかは、考え直さないといけない。
 昨日の今日で、またスワローズの追い上げを許すピッチングをしてしまった。
 昨日は、大山の送球エラーがあったから、まだ情状酌量の余地はあったかもしれないが、この日に言い訳は聞かない。

 代わった、先頭の村上をフルカウントから歩かせた。
 この最初のバッターを出してしまう時の岩貞は、よろしくない。
 本当は、この先のピンチを招かないことを考えるなら、ここですぐに石井大智に代える方がいい。
 まぁ、村上の名前に負けて、力んだ挙句の四球だから、しょうがないのかもしれないが、次のサンタナのショートライナーもいい当たりだった。
 1死もとったことだし、長岡が左だから続投になったんだと思うが、この長岡に前日ヒットを打たれた時から、ピンチを招いた。
 この日も、この長岡に2ベースを打たれ、1死2、3塁のピンチだ。

 ここで慌てて、石井大智を投入。
 内山にタイムリーで2点差にされるも、代打の青木には、犠牲フライを打たれ、1点差になったものの、2死に漕ぎ着ける。
 次の代打・山田哲人にヒットを打たれたが、濱田を三振に切って取り、1点差で9回へと繋いだ。
 
 どうせ、石井大智を投入することになるんだったら、この回の頭、村上からぶつけても良かった。
 または、登板間隔を空けているブルワーで8回を凌ぐ手もある。
 昨日の今日で岩貞に不安がある以上、ブルワーをもっと上手く使ったほうがいい。
 この回の先頭が村上であったため、左の岩貞と考えたのだろうが、村上以降はジグザグだし、あくまでもワンポイントと言う起用で良かった。
 ただ、村上を出したところで、ランナーを背負ってブルワーとは、行かないから、そうなると石井大智になってしまう。
 ブルワーで行くなら、回の頭からだ。
 まぁ、次から岩貞とブルワーの役所をどう考えるかが課題になる。

 それでも、1点差を守り切ったことで、9回の岩崎に繋ぎ、これを守り切ることができた。
 岩崎は、先頭の代打・松本のピッチャー返しの打球に、利き手の左を出し、ボールを当てて弾いた。
 結果、セカンドゴロでアウトには、なったが、利き手を素手でボールを取りに行くと言う危険なプレーだった。
 ここで、守護神の岩崎を怪我で欠く事になったら、重大事だ。
 その後、大丈夫だとのことで後続も抑え切ったが、異常に汗をかいていたし、何か異常があったのではないかと心配になる。
 何事もないことを祈るだけだ。

 ここに来て一番怖いのは、怪我とか故障だ。
 折角のいい形で来ていたものが、崩れるきっかけになる。
 この間、デッドボールで梅野を欠いたばかりだ。
 これ以上は、勘弁してほしい。
 
 さて、横浜戦の嫌な流れを、この2試合でなんとか戻したか。
 もう、ここまで来たら結果が勝負。
 どんな形でも勝てばいい。
 怪我だけには気をつけて、チームの形を崩さず戦っていくことだ。
 残り試合は、泣いても笑っても24試合だ。
  
 ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 23:33 | comments(0) | - |
4−2 対東京ヤクルト 村上代えたら、5分でピンチ
 好投の村上を7回で代えた。
 村上は、7回を92球で投げ終え、被安打3、9奪三振の無失点だった。
 スワローズに付け入る隙を与えない、ほぼ完璧なピッチング内容だった。
 3連戦の頭でもあり、8回の攻撃で村上に2死走者なしで打順が回ったから、当然そのまま打たせて、8回を村上に任せるのかと思っていた。

 ところが、その打席で村上に代打・ノイジーを送り、村上を7回で降板させる判断を下した。
 まぁ、7回の村上のピッチングで、高めに抜ける球が多くはなってきていたし、ヤクルトの拙い攻めもあり、ピンチを凌げた感じでもあった。
 ここで、続投させ失点すると、防御率も下がるし、このところ、終盤で高めに抜けて、一発を喰らうというシーンも見てきたし、村上に防御率のタイトルと2桁勝利を挙げさせるために、交代させたのかもしれない。
 ただ、アレを争う勝負の9月に入っての試合。
 中継ぎを上手く休ませながら、運用しなくてはいけない状況でもある。
 村上に8回まで投げてもらって、ダイレクトに抑えの岩崎に繋ぐと言う方が、中継ぎの無駄遣いを避ける意味でも良かったように思う。

 あにはからんや、村上を代えた途端に、岩貞がピンチを招く。
 スワローズにしてみれば、これだけ完璧に抑えられていた村上を代えてくれるのはありがたい。
 「よーし、ラッキー、これからだ!」と言う気になる。
 そう言う場面で出ていく岩貞には、通常にも増してプレッシャーがかかる場面だ。
 チームは3連敗中だし、どうしてもこのリードを守り、4点差を維持して、岩崎に繋ぎたい、そう言う気持ちが、より重圧となる。

 そう言う気持ちがぶつかって、先頭の長岡にヒットを許す。
 次の代打・青木は、ファーストゴロに打ち取ったと思った矢先に、大山の悪送球で、無死1、2塁のピンチとなった。
 次の代打・内山が初球を打ち上げ、セカンドフライとなったのは助かった。
 だが、山田哲人に対して、2ストライクと追い込んでから、四球を選ばれる。
 1発を喰らってはいけないという意識が強く、攻めきれず、ボール球を振らそうとした挙句、歩かせてしまった。
 満塁のピンチとなり、丸山に、詰まりながらもショートの頭を越すポテンヒットを打たれ、1点を失う。

 こうなると、タイガースもスペードのエースの桐敷をつぎ込まざる得ない。
 桐敷は、宮本の代打・中村悠平を四球で押し出し、2点目を失う。
 それでも、難敵・村上を三振に取り、ツーアウトに漕ぎ着ける。
 その後のサンタナには、石井大智を送り、これをショートごろに切って取り、なんとか2失点でこの回を終えた。
 
 まぁ、好投するピッチャーを代えることのリスクが、モロに出た試合。
 ここでの正解はないのかもしれない。
 村上を続投させても打たれたかもしれないし、大山のエラーがなければ、岩貞が問題なく切り抜けられたかもしれない。
 それでも、3連戦の頭だから、90球の村上には、もう1回投げさせる、そう言う判断もあって良かったんじゃないかと思う。
 なんせ、村上代えたら、5分で大ピンチを招いてしまったのだから。

 試合は、序盤で挙げた3点と8回にこの試合2本目のホームランを放った森下の活躍で、なんとか2点さで逃げ切った。
 まぁ、ここまでくると、内容より、勝ち負けの結果だけだから、勝ったことでヨシとするのは、するのだが、ただエラーがらみのミスが見受けられるのは反省しとかないと。
 村上と大山の連携ミス、大山の送球ミス、この試合に限らず、最近エラーが増えてきている。
 もう一度、シーズン当初の気持ちに立ち返り、防げるミスは、事前に防ぐようにしたい。
 これから、一つのミスが直接勝敗に関わることになる、そんな試合が続くはずだから。

 3連戦の頭を村上で取り、連敗も止められた。
 後は、青柳が、エースの復権を果たすような好投をして、村上に続くことだ。
 この試合が、リスタートとなり、勝負の9月も、地に足をつけた戦いを続けることを望む。
  
 ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 23:36 | comments(0) | - |
2−4 対横浜DeNA 兆候
 難敵バウアーを3回で降ろし、今日はいけるだろうと思った。
 先の讀賣戦も、メンデスを早々に降ろしたのに、後のピッチャーを打てなかった。
 前の試合は、今永に西勇輝が渡り合い、終盤の8回に2点を挙げたが、勝ちきれなかった。
 この日も、バウアーは、降ろしたが、その後のピッチャーを打てず、大竹が牧に許した逆転のスリーランを取り返すことができなかった。

 昔も、死のロードを好成績で乗り切って、甲子園へ戻った途端に、連敗したってことがあった。
 長い遠征が終わって、ホッとした気の緩みもあるのかもしれない。
 本来、ホームへ帰って、意気上がるはずの戦いが、何故かアッサリやられてしまう。

 原因は、打線が下降気味なこと。
 ここ3試合は、いずれも2点止まり。
 先発を早くに降ろしても、小刻みな継投で追加点を阻まれる。
 その間に、先発ピッチャーが、相手に一発を浴びて、ひっくり返される。
 そんな試合が続いている。
 嫌な兆候でないことを祈るしかない。

 バッターで言うと、森下が、また打ちたいと言う気持ちが出過ぎて、バッティングを狂わせている。
 相手の厳しい内角攻めに苦労していることもある。
 もう一度、初心に戻り、好球必打に徹して欲しい。
 自分から、球を追いかけてはいけない。

 ノイジーも、チャンスで力むと、全然ボールに当たらないか、ポップフライを上げておしまいだ。
 チャンスじゃなければ、ボールもよく見るし、逆方向へいいヒットも打つ。
 その打撃をチャンスでもできるようになればいいんだけど。

 前に、08年のようにはならないと書いた。
 それは、あの時のヤクルト、横浜のように、讀賣に貢ぐ球団が、広島にはないと考えたからなんだが、今日見てると、讀賣が貢ぎそうだな。
 阪神戦で、決勝打を放った、岡本が特例抹消、梶谷もいなくなって、広島に見下ろされている。
 どうしても、CSに出るんだと言う執念みたいなものも見えない。
 このまま、広島のカモで終わるような気がする。

 そうであれば、来週の甲子園の直接対戦が重要だ。
 ここで、1つでも勝てば、先行きを決するような状態にしておきたい。
 それには、神宮での3試合、バンテリンドームの2試合は重要だ。
 ここをしっかり勝って、直接対決に臨みたい。
 
 ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 23:13 | comments(0) | - |
2−3 対横浜DeNA 天国から地獄
 讀賣が広島を4−2でリードしていた。
 これで、マジックは20。
 今永の攻略に苦しんでいたタイガースが、8回に代わったウェンデルケンから、坂本のタイムリー、ミエセスのタイムリーで2点を挙げて、逃げ切り態勢に入る。
 マジックは、19となる、最高の形だった。

 後は、岩崎がベイスターズの反撃を抑える、そのはずだった。
 だが、その前に、讀賣が、広島の末包に逆転スリーランを打たれたとの悲報が入る。
 打たれたのは、例の高梨。
 全く、何ていうことをしてくれるんだか、近本にぶつけるは、末包に打たれるは、なんかタイガースに恨みでもあるんかな。
 これで、マジックが20までしか減らないとになった。
 まぁ、それでも減っていけば良いと、タカを括っていると、岩崎が佐野に同点ツーランを浴びてしまった。
 ガッカリきている暇もなく、続く牧に逆転のホームラン。
 1死も取れずに逆転されてしまった。
 
 9回の裏は、反撃し、一打同点のチャンスを作るも、代打・小幡が倒れてゲームセット。
 マジックが19に減るはずが、消滅してしまう事態となった。

 全く、これだから野球はわからない。
 西勇輝が好投し、今永と互角以上に渡り合い、0-0の均衡した戦いに、8回の裏で2点を取って、最後はストッパーの岩崎。
 勝ったと思うでしょ。
 ここまでは、完璧な試合運び。
 それが、隣の京セラドームで放った末包の逆転スリーランが伝染したかのように、岩崎が一発攻勢に沈んだ。
 全く、天国から地獄へ突き落とされるとは、このことだと言う展開だった。

 まぁ、マジックが消えたとは言え、残り試合で21勝を挙げれば、タイガースがアレする事実は変わらない。
 この敗戦に、動揺することなく、今までの戦い方を継続して、しっかりした戦いをすればいい。
 問題は、この1敗に動揺することだ。
 広島も、この日の逆転勝ちで、マジックを消して、意気が上がっていることだろう。
 それでもタイガースを捉えるのは、並大抵のことじゃない。
 負けないで、勝ち続けなくてはいけない。
 
 08年は、この状態で、讀賣が勝ち続けた。
 それは、ヤクルトと横浜が、徹底して讀賣をアシストした。
 試合をする度に負けた。
 3連戦があれば、讀賣は確実に貯金を3つ増やした。
 それ故、タイガースが5割で行っても、讀賣に捉えられると言う事態になった。

 広島は、一番カモっているのが、讀賣だ。
 他のチームは、そこそこ広島といい勝負をしている。
 讀賣も横浜とのCS争いから、カモられ続けてもいられないはず。
 08年の讀賣ほど、勝ち続けることはできないと思う。
 今でも、勝ち続けるため、かなり中継ぎのピッチャーの負担が増えている。
 そこからの息切れも出てくる。

 タイガースは、目先の相手の試合を、しっかり、堅実に勝っていけばいい。
 決して動揺することなく、今まで通りの戦い方でいい。
 岩崎が打たれても、シーズンの内、そういうこともある。
 ただ、ブルワーに使える見込みがたち、中継ぎの層は厚くなっている。
 慌てる必要は、さらさらない。
 慌てなければ、今日の試合のように天国から地獄へ落ちるような、ペナントレースの展開にはならない。

 そのためにも、次の試合を勝ち、2連戦を5分にしたいところ。
 難敵バウアーではあるが、西勇輝のように大竹が渡り合ってくれることを期待する。
 頑張れ!
 
 ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 23:54 | comments(0) | - |
2−4 対讀賣 長期ロードが終わり、連勝も終わり
 まぁ、連勝が止まる時は、こんなもんかな。
 伊藤将の対讀賣の連勝も止まってしまった。
 折角、メンデスを3回途中で降ろしてしまったのに、それを活かせず、逆に讀賣の中継ぎ陣に抑えられてしまった。
 田中千晴、バルドナード、高梨、菊池、中川に2安打しか打てなかった。

 伊藤将は、相性の良さを生かしたピッチングで、危なげなかったのだが、6回に、油断からか、大城に初球をホームランされた。
 まぁ、交通事故として切り替えていけば、良かったんだが、2死をとって、やはり油断したのか、甘くなったチェンジアップを同点ホームランにされた。
 どちらも甲子園で言えば、外野フライだろうが、この球場ではフェンスオーバーしてしまう。
 そこの注意が足りなかったってことか。
 好事魔多しと言うことなんだと思う。

 何故か、伊藤将が投げると援護が少ない。
 その中で、中盤から終盤にかけて、伊藤将が踏ん張りきれずに追いつかれてしまうって言う試合を何回も見てきた。
 きっと、もう少し援護に恵まれれば、今頃伊藤将は、最多勝争いをしていることだろう。
 この試合も、余裕を持って投げてきたはずなんだが、その余裕が逆に油断を生んで、追いつかれた。
 打線も3回以降、讀賣のピッチャーを打ちあぐみ、追加点が取れなかったのが敗因でもある。

 まぁ、今週は4勝1敗だし、長期ロードも18勝5敗と結果は上出来も、上出来。
 ただ、これで甲子園に戻って、一息ついちゃって、その後連敗なんてならんようにしないと。
 昔、長期ロードを勝ち越して、ホームに戻った途端に連敗続きって言うのも見てきた。
 ここは、油断なく、この敗戦を、その戒めだと思って、しっかりと次の試合から戦っていきたい。

 8月の試合は、次の甲子園の横浜戦が最後だ。
 その後は、岡田監督の言っていた勝負の9月に入る。
 一度リセットして、甲子園から新たな気持ちで、1試合ずつ、地に足をつけた戦いをしてもらいたい。
 その一歩ずつがアレへ近づく事になるのだから。
 
 ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 17:48 | comments(0) | - |
9−6 対讀賣 聖夜
 まさに、聖也の夜。
 木浪聖也のための試合であった。

 恐怖の8番と言われ、チャンスメークし、1番の近本に繋ぐ。
 2アウトであっても、出塁し、打順をピッチャーまで回し、次の回の攻撃を1番の近本から始められるようにする。
 木浪が打線の中で果たしてきた役割は、大きい。

 思えば、岡田監督が就任した早々に、「ショートは打たんでもいい。守りさえすれば。」との発言で、暗に小幡の起用を決めているかのような発言があった。
 まぁ、小幡の肩や潜在能力からして、守りの野球を志向する岡田監督にとっては、当然の考えでもあるように見える。
 2年間ショートを守った中野は、セカンドへのコンバートが言い渡された。
 その時に、その前ショートを守っていた木浪の名前が出ることはなかった。
 
 その木浪に注目したのは、秋季キャンプから。
 小幡と同じ、ショートに入って練習をする木浪を見て岡田監督が「思った以上に木浪の肩がいいんで、びっくりしたわ。」と小幡の競争相手に指名した。
 まだ、この時は、小幡の競争当てとしての、ある意味噛ませ犬的な存在だったかもしれない。
 それでも、木浪は、ショートで競争できる位置に置かれたことを、チャンスと捉えた。

 春のキャンプは、小幡と木浪のショートのポジションを巡る争いは熾烈を極めた。
 肩の強さは、小幡に軍配が上がるが、確実性では木浪か。
 争点は、守りから打撃まで及んだ。
 木浪が打てば、小幡も打つ。
 木浪が結果を出せば、小幡も負けじと結果を出す。
 結局オープン戦の終盤に小幡が結果を出して、開幕スタメンのポジションを得た。

 開幕カードの横浜戦では、ヒットを放ち、その強肩を生かしたバックホームでピンチを救った。
 これで、小幡がレギュラーで決まりかと思われる活躍ぶりだった。
 だが、木浪は諦めていなかったのだろう。
 6試合目のヤクルト戦で、代打を送られた小幡に代わって、守りに入ると、次の試合でスタメンのチャンスを掴んだ。
 まぁ、開幕から出ていた小幡の疲労も考慮して、少し休ませるかとという程度の起用であったんじゃないかと思う。
 最初の試合こそヒットは出なかったものの、2死から四球を選んで、ピッチャーに打順を回すなど、仕事をこなした。
 そして次の試合で猛打賞、一気にポジションを獲得する勢いを見せた。

 その後は、知っての通り。
 打っては、3割中盤の打率を残し、守っても中野とのコンビネーションを含めてソツなくこなし、タイガースのショートとして8番打者としてのポジションを得てきた。
 多分最初は、打つだけで必死だったじゃないかな。
 それでも、試合をしていく中で、8番としての自分の役割を自覚するようになってきた。
 最初は、必死に打っていたことが、ピッチャーへ打順を回し、次の回を近本から攻撃できる状況になることに気づき、自分が出塁することが、1番近本の勝負強さに支えられ、得点に結びつくことに気づいた。
 それがわかり、そう言う役割を全うすることで、恐怖の8番打者としての存在感が広がってきた。

 この試合は、もろにそれが出た試合だ。
 2回は、送りバントで、チャンスを作り、近本に回す。
 4回は、2ベースでチャンスを広げ、近本の勝ち越し打に繋げる。
 逆転された後の5回の2死満塁のチャンスでは、センターへ2点タイムリーを放つ。
 そして、7回は、満塁のチャンスで今シーズン初ホームランとなる1発。
 繋ぐところは繋ぐ、決めるところは決めるという、木浪のバッティングが際立った試合だ。

 今シーズン、タイガースがアレした場合に、MVPは、近本か岩崎か、と言う事になるのだろうが、陰のMVPは、間違いなく木浪だろう。
 岡田監督は、いくら木浪の打率が高かった時があっても、決して打順を動かそうとしなかった。(一度だけ近本が骨折離脱した際、2番があった。)
 それは、8番打者としての役割を、木浪が一番効果的に果たせるからだろう。
 その役割の重要性を熟知しているからこそ、木浪の8番を動かさなかった。
 その岡田監督は、木浪にも適度に休養を与えるように、時々小幡をスタメンに使い、有事にも備えている。
 まだ、この2人のポジション争いは続くだろう。
 来年は、どっちがポジションを掴むかはわからない。
 それでも、今シーズンは木浪が、8番ショートのポジションに欠かせない存在になっていることは確かだ。

 木浪の活躍で、ロード最終の讀賣戦も勝ち越しを決めた。
 広島もなかなか負けないで、マジックも一つずつしか減らないが、確実にアレに近づいている。
 できれば、いい形で甲子園に戻りたい。
 ロードの最後は、伊藤将だ。
 2桁勝利も規定投球回も目標として持っている。
 そのためにも、いいピッチングを期待したい。
 頑張れ!

 ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 23:38 | comments(0) | - |
8−1 対讀賣 村上ショージじゃないよ、ショーキだよ!
 讀賣戦の前回の対戦は、まだ村上が世に知られていない時、4月の話。
 「誰だよ、村上ショージって、ドーンとかいう奴じゃないだろうな。」
 なんて声も聞こえてきそうな世間の認知度。
 それに、「何を言う!」って反発したのかもしれないが、この試合で7回までパーフェクトピッチング、その存在感を示した。
 それに、このパーフェクトの状態で降板したから、さらに世間をざわつかせる事になり、村上頌樹 の名を世に知らしめた。

 それから4ヶ月の間、村上は着々と自分の地位を高め、タイガースのローテションピッチャーとして、投げ続けてきた。
 掴んだ勝利は、7つ、防御率は、セリーグでNo1の1点台をキープしている。
 ただし、そのピッチング内容からして5敗は、多く、貯金が2しかできていない。
 多分に、相手ピッチャーとの兼ね合い、他チームのエース級と投げ合っているのもあるが、一発病とも言える、勝負どころでホームランを許してしまう傾向が多い事にも原因がある。

 その村上が、この試合は、一発病が顔を出す事なく、6回を108球で被安打3、失点1、自責点0で投げきり、8勝目を挙げた。
 防御率は、さらに良化し、1.89となり、依然セリーグ1位だ。
 新人王の有資格者でもある村上は、讀賣の秋広と並んで、有力候補となっている。
 それでも、大卒3年目の村上より、高卒3年目の秋広の方が印象的に、より新人らしく写るので、投票には有利に働くように感じる。
 秋広が、このまま、.280以上維持すれば、2桁ホームランも放っているだけに有利じゃないかとも思える。
 村上が、2桁勝利と、防御率のタイトルが取れれば、秋広を凌いで新人王を獲得が確実となる。
 村上には、是非とも新人王と、防御率のタイトルを取ってほしい。

 試合は、森下が戸郷から2ランを放って、先制するところから始まった。
 その裏、無死からブリンソンにヒットを打たれ、戸郷に送られた、1死2塁の場面。
 長野の放った、ショートゴロを、ランナーの動きをよく見てた木浪が、サードへ送球した。
 この送球をサードの佐藤輝が捕球できずに、ランナーが戻り1点を返された。
 その後門脇は打ち取るが、秋広、岡本を歩かせ、2死満塁のピンチとなる。
 ここで、坂本を三振に取って、難を逃れた。
 ここで、1点で済ませたのが大きかった。

 ただ、この場面の木浪のサードへの送球の判断だが、無理せずファーストでアウトを取ってもよかった。
 村上の制球力からして、ランナーがサードに行っても、ワイルドピッチの心配は、ほとんどない。
 それより、確実にアウトカウントを増やして、次の打者で打ち取ることを考えた方が良かったようにも思う。
 佐藤輝も、木浪がファーストへ送球するだろうと思っていたのか、サードベースへ戻るのが一瞬遅れたようにも見える。
 その遅れが、捕球からタッチへの動作を焦らせ、捕球をミスったと見えた。
 まぁ、ショートゴロなら、サードへ送球するから、サードはすぐにベースへ戻るという確認ができていたかということなんだろう。
 折角、木浪の好判断となるはずのプレーが、要らぬピンチを招き、村上の球数を増やすことになってしまった。

 本来、こういうプレーの後は流れが変わり、よくない方向に流れるもんだが、この日は違っていた。
 そう言う投げれを作るピッチングが、戸郷にはできないデキだったのだろう。
 次の回に、ミスした佐藤輝が先頭で3ベースを放つと、坂本のタイムリーで、失った1点を、すぐに取り返した。
 こうなると、やはり流れはタイガースのままになる。
 5回は、中野、森下の連打から、佐藤輝が2点タイムリー、ノイジーがタイムリーで3点を追加。
 戸郷をKOした。

 6回を村上が投げ切ると、島本、岩貞、ブルワーと繋いで、無失点で讀賣の反撃を防いだ。
 タイガースは6回に森下の犠牲フライ、8回に近本のホームランで追加点を挙げ、この試合を勝利した。
 これで5連勝で、マジックは22だ。
 長期ロードの最後のカードも初戦を取ることができた。
 この流れは、できるだけ続けたい。
 次は、青柳がエースの復権を示す投球をする番だ。
 頑張れ!

 ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 23:19 | comments(0) | - |
7−2 対中日 サトテル打てば、得点力が上がる
j  いつも言ってることなんだが、佐藤輝が打つ試合は、タイガースの打線が活発になり、よく点が入る。
 これは、不思議なことかもしれないが、どうもそういう星を持っているのだろう。

 基本タイガースの攻撃面を見れば、近本のチームである。
 それに、大山が勝負強さを持って、攻撃の核と成している。
 だが、その攻撃面の起爆剤こそが、佐藤輝なんだと感じる。

 この試合も4回に放った、追撃の一発が、打線を起こすことになる。
 続く5回には、同点となるタイムリーを放ち、木浪の逆転となる犠牲フライに結びついた。
 打線は、この後、近本の一発を加え、8回には、大山の押し出し四球、ノイジーの2点タイムリーで3点を加え、5点差として、岩崎を温存することに成功した。

 この日の佐藤輝は、第一打席のライトフライから、小笠原には、合っている感じがして期待が持てた。
 タイミングの取り方が遅い佐藤輝だが、小笠原のチェンジアップが、そのタイミングにジャストで合ったのか、それを狙ったのかはわからない。
 ただ、最終打席の三振は、いつものパターンで、いただけない。
 あれが、見逃せるようになれば、いいんだけどねぇ。

 先発の大竹は、審判の判定が厳しく、苦しい投球だった。
 特に木下のホームランの前の球、あれはストライクだったんじゃないかなぁ。
 そうであれば、三振で、この回も無得点だったはずだが、5回を87球で被安打8、2失点で交代となった。
 それでも、5回の裏に逆転してもらい、勝ち投手となり、9勝目を挙げた。
 
 5回で大竹の打席で代打を送って、そのまま継投に入る。
 そういう作戦も、好調なブルペン陣に支えられている。
 その中で、この日は、ブルワーがいいピッチングを見せた。
 大竹を繋いだ6回を3人でピッシャリ。
 それも、細川、宇佐見、木下と言う、一番きつい打順だっただけに大きかった。
 この後のラストスパートに、十分戦力となれることが、確認できた。

 試合は、このブルワーの後、石井大智、桐敷で7回、岩貞が8回、9回は及川で締めて、勝利。
 4連勝で、マジックが24となった。
 これで、今シーズンの京セラドームの試合は、8戦全勝といい締めくくりになった。
 
 長期ロードも次の東京ドームで終わりだ。
 最後まで気を抜くことなく、いい形でロードを終わりたい。
 決して油断することなかれ!
 
 ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 23:12 | comments(0) | - |
4x−3 対中日 何故、中日に苦戦するのか?
 いつも中日戦は、こうなる。
 僅差の凌ぎ合い、対戦成績こそ、12勝7敗と5の勝ち越しは、しているものの、内容的にどっちに転んでもおかしくない対戦が多く、逆になっていてもおかしくない。

 思えば、中日もタイガースと同型のチームであると言える。
 お互い、投手力を全面に、少ない得点を守り勝つチームである。
 チーム成績を見ても、(阪神:中日)
 防御率 2.71 : 3.16
 打率 .248 : .240
 本塁打 55 : 49
 失策 65 : 64
 と大きな差はないと言えるのだが、得失点では、大きく異なる。
 得点 425 : 314
 失点 338 : 382
 これは、よく言われる四球を奪っている差から来るもんだと言うことか。
 四球 390 : 234
 この差が、直接対戦では、生きていないのか。

 直接対戦での成績(阪神:中日)
 得点 81 : 51
 失点 51 : 81
 打率 .264 : .250
 本塁打 6 : 5
 失策 8 : 15
 四球 72 死球 6 : 四球 34 死球 8
防御率 2.47 : 3.95
直接対戦は、タイガースが圧倒している。
 それが、何故こうも苦戦している印象になるのか。

 それは、対戦19試合で、2点差以内の試合が、10試合ほどある。
 その勝敗は、5勝5敗だ。
 つまり、2点差以内の僅差の試合は、互角と言っていい。
 その勝てそうで、勝てなかった試合が、中日に苦戦をしている印象を与えるのだろう。

 この試合も、そういう試合だった。
 中日の先発の涌井は、いつでも打てそうな感じで、チャンスは作れど、なかなか得点にならない。
 結局5回までに、中野の犠牲フライと木浪のタイムリーで2点しか挙げられなかった。

 対する西は、久々の先発で、期するものがあったのだろう、気合いのこもったピッチングを見せた。
 ただ、細川と宇佐見に対しては、どうも相性の悪さか、上手く撃たれてしまう。
 その2人で失った1点で堪えて、6回まで投げてきた。
 その6回が、この日の責任回数であったと思う。
 この回を乗り切れば、勝ち投手の権利を持って、中継ぎ陣に託すことができる。

 その6回、やはり苦手の2人に苦しめられる。
 1死から細川、宇佐見に連打を喰らって、1、3塁のピンチを招いた。
 ここで、西勇輝は、木下をショートゴロに取り、ダブルプレーでチェンジと思われたが、これを木浪が送球の際に握り損なってファンブル。
 同点のランナーを返して、尚も1、2塁のピンチが続くことになった。
 その後、2死から後藤俊太に勝ち越しのタイムリーを許して、逆転された。
 この時点で、西勇輝は降板し、桐敷へ繋いだため、勝ち投手の権利は無くなった。

 まぁ、エラーが発端とはいえ、残念な内容だった。
 6回を投げきり、勝ち投手になれば、次のローテもあったろうし、自身も乗っていけたかもしれない。
 まぁ、細川、宇佐見に、打たれすぎたのもある。
 対中日でこの2人に対する対策は、必要になってくる。

 試合は、7回にタイガースが森下のタイムリー2ベースで同点に追いつくと、延長に入る。
 延長に入る前の9回裏と延長に入った10回の表の攻防は、お互い満塁のチャンスまで作りながら、無得点に終わるという、この対戦らしい攻防が続いた。
 その10回の裏、2アウトから、近本のヒット、中野、森下の連続四球(森下は、よく粘り、よく選んだ。)で作った満塁のチャンスに4番の大山が見事サヨナラで応えた。
 まぁ、この対戦らしい、ジリジリとイライラする攻撃の繰り返しで、こういう試合が苦戦の印象を与えているということを再確認する試合でもあった。

 とにかく、今は結果、勝てばいい。
 中日戦は、2連戦だけに、次の試合勝ってこそ、この試合勝った意味がある。
 まぁ、横浜が今永で広島に負けたのは誤算だが、自力でマジックも一つ減らした。
 次の試合も小笠原だけに、僅差の試合が予想される。
 最近目立ってきたエラーなど、ミスは厳禁。
 大竹に勝ちがつくよう、打線の援護を期待する。
 
 ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 23:11 | comments(0) | - |
2−0 対横浜DeNA 鬼(宮崎)のいぬ間に完封勝利
 こういうところの伊藤将は、頼りになる。
 相手のバウアーからは、大量点は、望めない。
 投げ合う伊藤将には、最少点で横浜打線を封じて、接戦に持ち込まないといけないと言う使命が発せられる、そういう試合だ。
 それを完封勝利してしまうのだから、大したもんだ。

 試合は、立ち上がり、ややコントロールが思うように言ってない感じのバウアーを攻め、2回に木浪のタイムリー、4回に伊藤将自らのタイムリーで、2点をリード。
 ただ、いずれの回も最小点の1点で食い止めるバウアーの投球、他の回もランナーが出ると、ギアを上げて、得点を許さないピッチングは、見事としか言いようがない。

 結局バウアーは、9安打を許しながら、8回を120球、2失点で投げ切った。
 ただ、そのバウアーを上回るピッチングを披露したのが伊藤将だった。
 9回114球、被安打6で、完封勝利を飾った。
 まぁ、宮崎を欠く横浜打線にも助けられた。

 やはり、牧と宮崎が打線の両輪である横浜打線だが、その一人、宮崎を欠くのは、影響が大きい。
 多少率が下がって来てはいても、ダントツの首位打者で、チャンスに強く、ホームランも17本打っており、打点も大山と差がない59もある。
 その宮崎を欠いたのだから、横浜打線も迫力を削がれるわけだ。

 逆に、タイガースは、よくバウアーを攻め、チャンスを多く作った。
 それでも、挙げた得点は、2点と、決定打を奪わせないバウアーのピッチングにやられた。
 それでも、その2点を守り切った伊藤将が1番の殊勲だ。
 このところ、先発が、5、6回で降板する試合が続いており、中継ぎのやりくりも大変だったが、ここで完投し、一人で賄ってくれたのは、その中継ぎ全員に、2日間の休みを与えることができる。

 これで、一旦大阪に戻って、京セラドームで中日との2連戦だ。
 長期ロードもあと少し、その後の東京ドームで終わる。
 この5試合を乗り切れば、勝負の9月に向けた戦いが始まる。
 
 ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 22:10 | comments(0) | - |
6−2 対横浜DeNA 慌てることはない、普通に勝つだけだ
 昨日のわけがわからん判定で、連敗となり、マジック消滅の危機とも言われる。
 だが、岡田監督は、慌てる必要はない、当たり前のことを当たり前にやって、普通に勝って行けばいい、そう言っている。
 確かにその通りだ。
 タイガースを追いかけるチームはそれなりに無理をしてきている。

 広島は、10連勝で一気に首位に立つが、タイガースに連勝を止められると、一気に失速している。
 ここに来て、抑えの矢崎が失点を重ね、栗林を抑えに戻すようだ。
 勝ちパターンの中継ぎにも無理が来ており、疲れが見える。
 怪我人、故障者もあり、再び、タイガースを捉える足は残ってないんじゃないかな。

 そして、この試合の相手である横浜。
 勝ちパターンを担うはずの、エスコバーが不調、伊勢はこのところ失点を繰り返している。
 抑えを剥奪された山崎康晃の代わりを務める森原も、このところお疲れ気味だ。
 関根の確変が終わり、宮崎も4割近い打率が、普通の首位打者レベルに落ち着いてきている。
 
 この試合も、今年4勝の全てを横浜から挙げている先発の青柳から1点を先取したものの、その後の追加点が奪えず、逆にタイガースを0点に抑えてきた石田を5回で降板させるという継投が裏目に出ている。
 石田は、立ち上がりこそ不安があったが、5回まで69球で、3安打、初回に近本に与えた死球1つで、四球はない。
 これを不調と見て、継投に入ったのだから、判断を誤ったと言っていいかもしれない。
 逆にタイガースは、石田を代えてくれて助かった。
 
 代わった石川を攻め、近本が得点圏に進めると、ピッチャが上茶谷に代わった後、小野寺が同点のスリーベース、大山の犠牲フライで逆転した。
 次の回も、代わった田中健二朗から小幡のヒットと、近本のタイムリーで1点を追加。
 8回も、1点差に迫られた直後で、伊勢に代わると、大山、佐藤輝で作ったチャンスに、坂本、小幡がタイムリーで2点を追加。
 9回にエスコバーから、大山がホームランで追加点を挙げる。
 これに対して、足が攣った青柳が5回で降板すると、6回を桐敷がきっちり抑え、島本こそ1点を薄なうものの、8回を石井大智、9回を岩崎で抑え切ったタイガースのブルペン陣が、横浜のブルペン陣に比べて、余裕があることを示した戦いだった。

 横浜の交流戦前から、タイガースを追いかけるために、そこそこ無理をしてきた。
 それで、交流戦後のタイガース戦で3タテして、一時は首位に立ったんだけど、そこで息切れしてしまった。
 岡田監督は、勝負は、長期ロードが終わってからと言って、決して無理させることなく、横浜に抜かれても、広島に抜かれても、慌てることはなかった。
 その結果が、今出ている。
 タイガースがまだ鞭を入れているわけじゃないのに、追いかける広島や横浜が、息切れしてしまっている。
 
 タイガースのブルペン陣は、石井大智が戻ってきたが、ケラーはまだ戻らず、抑えの湯浅を欠いて、浜地も不調で2軍にいる。
 まぁ、それでも分厚いブルペン陣は、余裕を持って回転させることができる。
 少々無理をさせた加治屋も、石井大智が戻り、ケラーが帰って来れば、ずっと楽になる。
 先発でさえ、序盤でビーズリーと富田を先発調整させることで、不測の事態に備えてきた。
 青柳、西勇輝と中心となるべきピッチャーが不在の時があっても、ローテに穴が開くことはなかった。

 これが、当たり前のことを当たり前にやるべき準備なんだろうと思う。
 その準備があればこそ、慌てる必要はない。
 勝負は、この長期ロードが終わってからだ。
 今は、その時に備えて、戦力を整備し、一番いい形を作るためにどうするかって考えている時なんだ。
 だから、マジックも気にすることなく、目の前の試合を一つずつ勝っていけばいい。
 そうすれば、自然とアレに近づくことになるんだから。

 ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 23:25 | comments(0) | - |
1−2 対横浜DeNA 走塁妨害 
 「セカンドベースのところで走者と野手が接触しましたが、(走塁)妨害ではないと致しました。よってアウト。試合を再開します」
 この審判からの説明にしばし唖然とした。
 ここで問題となっているのは、「走者と野手が接触」ではない。
 京田が、セカンドベースを完全に覆って、捕球している行為が、走塁妨害に当たるか、当たらないかだ。
 つまり、ベースを覆って、捕球するブロック行為が、走塁妨害になるか、ならないかだ。

 走塁妨害は野手と走者の接触を条件とするものではなく、「野手が走塁を妨害した」と審判員が判断すれば走塁妨害を適用するものである。 
 さらに、」日本のアマチュア野球ではアマチュア野球内規を設けており、2008年、「オブストラクションの厳格適用」という項目を定めた。
 この中では、捕手または野手が、あらかじめ塁線上およびその延長線上の塁上に位置して(足または脚を置いて)送球を待つことを禁止し、違反した場合は厳格に走塁妨害を適用することとしている。
 京田は、捕球する際の過程で、ベースを隠した、それが故意ではなかったと判断され、走塁妨害が適応されなかったということらしい。
 だが、故意か、故意でないかは、どこで判断するのだろう。
 熊谷の滑り込んでくる走路の、それもタッチすべきベースを覆い隠して、ベースタッチをできないようにする、故意であろうが、なかろうが走塁妨害である。

 この京田のプレー、今回だけじゃないらしい。
 こういうプレーで、進塁を防いでよしとしているとすれば、危険極まりないプレーなので止めてもらいたい。
 今回は、熊谷が上手く衝突を避け、スパイクの刃も立てず、京田を庇うように滑り込んだからよかったものの、下手したら走者が怪我するし、京田もこういうプレーをしていると、最後にはスパイクでもされて大怪我を負うことになりかねん。
 絶対やってはいけないプレーだ。
 本来あの体制では、片足で踏ん張り、ボールを獲りに行くところであり、ベースは開けておかなくてはいけない。
 そうでないと、自身が怪我するか、相手に怪我をさせるかということになる。

 京田もこのプレーで、シメシメ、上手くアウトにして、自身の好プレーだなんて思わない方がいい。
 ここで、これだけ問題になっている。
 京田が常習者だとも言われている。
 次に同じようなプレーをすれば、今度こそ走塁妨害がとられるだろう。
 それが、もっと大きな舞台、例えばクライマックスとかで、やってしまえば、それが致命的になりかねん。
 三浦監督もそういうことを含めて、適切に選手を指導しなくてはいけないだろう。
 この京田のプレーは、褒められるプレーでなく、危険極まりない、反則プレーであることを自覚させないといけない。

 審判も、今回の判定をヨシとしてしまえば、今後、捕球の態勢の一環として、ベースを隠してしまう行為を容認しなくてはならなくなることをわかっているのか?
 捕球の態勢として、ベースを隠すような行為を自然と見せることなど、プロのプレイヤーにとって、そんなに難しくはない。
 アマチュアだってできる。
 だから、先に紹介したアマチュア野球内規があるんだろう。
 いずれ、タイガースから意見書が提出されるだろうから、回答が見ものだ。
 以前、ヤクルト戦で、北條のプレーで3フィートオーバーを取らず、プレーを続けてセーフにした判定があったが、これは意見書の回答で、3フィートオーバーでアウトにしなかったのは、ミスであたっとされたことがあった。
 まぁ、後からミスを認められても、失った試合は戻ってこないんだけど、このまま今回の判定をヨシとした場合の影響を考えれば、潔く判定を誤ったことを認めた方がいいだろう。

 今回は、こんな判定のために、試合を語る気はない。
 審判の誤判定が、折角のいい試合を台無しにした。
 タイガースは、これを奮起の材料とし、これに妨げられることなく、アレに向かって邁進してほしい。
 より一層燃えて、戦ってくれることを望む。
  
 ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 23:43 | comments(0) | - |
0−6 対広島 雨と床田と小野寺と
 カード負け越しは、8カード振りとか。
 この長期ロードでは、初めてやね。
 連勝が止められたカードだけに、本来は、勝ち越して、再び進撃をと言うところだったが、上手くは行かなかった。
 まぁ、どこか、昨日勝ったことで、大丈夫だと言う気の緩みみたいなもんや、意識しないと言ってもマジックが出たことへの意識もあったんじゃないかな。
 そんなことは、置いといて、1試合、1試合確実に勝て行く姿勢が大事なんだが・・・。

 試合は、ビーズリーが抜群の立ち上がりをしたんだが、3回から降り始めた雨に狂わされた。
 昔、アッチソンと言うピッチャーが、雨が苦手で、雨が降り始めると、塩をかけられたナメクジの如く、シオシオになってしまったのを思い出す。
 外人ピッチャーには、そういうタイプもいる。
 加えて、ランナーを出すと、意識過敏になり、制球も狂う。
 そういう外人ピッチャーの特性みたいなものをl広島に上手く突かれた。

 加えて、4回のピンチで小野寺のエラーが出て、3点目を献上した。
 ここは、無失点で終われれば、まだチャンスもあっただけに、確実にダブルプレーを取りたいところだった。
 まぁ、佐藤輝の代役で、不慣れなサードに入っていることもあるんだろうが、小野寺は、アピールの機会を逸してしまったなぁ。
 逆に、佐藤輝なら、って言ってもらえないことを佐藤輝は、反省しとかないかんなぁ。

 3、4回に降った雨と小野寺のエラーでビーズリーは、4点を失い、中断を挟んで繋いだ及川もさらに1点を失う。
 その後、ビビる馬場ちゃんが、6回に1点失い、6点のリードをされた。

 打線は、床田を打ちあぐね、いい当たりも正面を突いたり、相手の好プレーにあって、得点を奪えばない。
 2回のノイジーの一打が、抜けていれば、先取点は、タイガースだったろうし、7回の満塁で代打・原口の一打がセンターに抜けていれば、展開が違ったかもしれない。
 ただ、残った結果は、苦手の床田に、完封負けをした事実だけだ。

 この試合の収穫は、中継ぎの無駄遣いをせずに済んだことぐらいか。
 加冶屋、桐敷、島本、岩貞を使わずに済んだ、欲を言えば、床田を下ろして、広島の中継ぎ、抑えを更に疲弊させることができれば良かったんだが。
 まぁ、ある意味完敗だから、切り替えやすいとも言える。

 次は、横浜相手にハマスタでの試合。
 もう、鬼門では、なくなっているはずだが、先発は東だ。
 丁度、床田と同型の左腕。
 体の大きさこそ違え、ピッチングスタイルは、共通している。
 今日の試合が、いい予習となってくれる事を願っている。
 そうなれば、この試合の負けも意味を持ってくるはずだから。

 ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 23:12 | comments(0) | - |
5−3 対広島 マジック点灯
 マジク29が点灯した。
 長期ロード中に、こうなるとは思いもしなかったが、それほどこのロードの成績が飛び抜けていた。
 これで、12勝2敗だもの。

 この試合、大型連勝が終わった後の試合だけに、重要な意味を持つ。
 前回の広島のようにガックと行くか、ここを持ち堪えて、再び快進撃に繋げるか。
 そういう意味では、岡田監督のタクトは、常にそういうことを想定して動いている。
 中継ぎのピッチャーを、連投が続けば、休ませて、先発も好調時でも、ビーズリーや富田に準備させ、不測の事態に備えさせて来た。
 だから、こう言う連勝が止まった時の事態にも備えはあったと思う。

 昨日の試合は、ミスが重なり、惜しい逆転負けとなったが、その中で、桐敷、加冶屋、岩貞、岩崎は、使わずに温存している。
 また、新戦力のブルワーの試運転をし、岡留に経験を積ませている。
 リードされる中、逆転を狙いつつ、負けた後のことを考えた器用だと言える。

 対して、広島の新井監督は、この3連戦、3タテしないといけないという状況から、この試合でも、リードを許しているにも関わらず、大道、栗林、島内、矢崎と、勝ちパターンのピッチャーを昨日に続いて連投させた。
 これで、3戦目の登板が難しくなったろうが、そういうことを言ってられない状況うなのだろう。
 或いは、3戦目の天候が悪そうな予想から、中止を見込んでのことか?

 いずれにせよ、明日を準備している岡田監督と明日なき戦いを強いられている新井監督の差が感じられる戦いでもある。

 試合は、久々の先発の大竹がl立ち上がり不安定では、あったが、2回に一気に4点を取って、逆転すると、大竹が徐々にペースを取り戻し、6回途中まで、3失点で切り抜けた。
 この、6回のピンチも桐敷で抑えると、岩貞、岩崎と繋いで守り切った。
 9回には、伏兵の熊谷のヒットから、代打原口のタイムリーで、追加点を挙げた。

 この熊谷も、前日のミスからスタメンを外された佐藤輝の影響で、チャンスを掴んだもの。
 この試合、佐藤輝を外して、サードに小野寺、レフトにミエセスを起用するというスタメンに少し驚いた。
 佐藤輝は、前日のエラーと、無死2、3塁のチャンスでの三振に対して、そういうことをしていては、試合に出られなくなるぞとのメッセージでもある。
 また、今一度状況見てバッティングしなくてはいけないということを、ベンチから見て自覚させようとしたのかもしれない。
 この日、同じような状況で、代役の小野寺が、セカンドフライに倒れたのを見て、何を感じたかが重要だ。
 多分、次の試合では、スタメンに戻っているんじゃないかな。
 岡田監督は、そういう起用をすると思うわ。

 小野寺も少ないチャンスで結果を出しながら、掴んだスタメンのチャンス。
 必要以上に力んだか、結果が出せなかった。
 特に、1死2、3塁でのセカンドフライは、いただけなかった。
 ここで1点をもぎ取る打撃が求められる場面だけに、勿体なかった。
 岡田監督は、次もチャンスを与えてくれるだろうから、これを反省して生かさんといかん。
 頑張れ!小野寺

 さぁ、マジックは、灯った。
 だが、まだまだ、先は遠い。
 上ずることなく、地に足をつけて、当たり前の事を、当たり前にやる、そう言う野球を続けなくてはいけない。
 
 ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 23:18 | comments(0) | - |
6−7 対広島 ビビる、馬場ちゃん 
 向かって行ける時の馬場と、交わそう、交わそうとしている時の馬場は、別人だ。
 多くの変化球があり、150km前後のストレートもある。
 持ってる球だけを見れば、そりゃドラ1だ、ストッパーを担っても不思議じゃない。
 それが、相手に圧されて、守りに回ると、途端に悪くなる。
 際どいコースを狙って、丁寧にという気持ちばかりが前に出て、球威もコントロールも覚束ない。
 
 この日の馬場も、そういう悪い面が出た。
 代わって、いきなりデビットソンに同点ホームランを打たれた。
 ここまでは、しょうがない。
 後をしっかり抑えればいいのに、もう気圧されて、ビビることになる。
 まぁ、1点差を追いつかれてしまった後悔もあるのだろう。
 逆転まではされたくないという気持ちが、相手に向かっていくという気持ちより大きくなる。
 
 堂林は三振に取るも、田中広輔を四球で出す。
 これも追い込んでおきながら、結局四球だ。
 もう、打てれたくない、そういう気持ちばかりが先に立ち、際どいコースを狙う。
 これを見逃され、結局歩かせる。
 次の菊池なんか、バントの構えで、2アウト目をくれると言っているのだあから、やらせればいい。
 それなのに、もう逆転されるのが怖くて、得点圏にランナーが行くのを恐れて、ストライクを放れない。
 結局、菊池も歩かせて、1死1、2塁の最悪のピンチを招いて、島本へと交代させられる。
 
 その島本が、野間をレフトフライに討ち取った。
 バントさせていれば、これでチェンジなのに、打順が小園にまわり、小園に逆転のタイムリーを打たれることになる。
 そして、続く西川にもタイムリーを打たれて、2点差となってしまった。
 馬場がビビって、田中広輔、菊池を歩かせたが故の結果だ。
 こういうピッチングしていては、馬場は、1、2軍のエレベーターで、上では敗戦処理でしか使えないピッチャーで終わってしまうだろう。

 馬場には、ヤクルトの清水のようなピッチングを目指してもらいたい。
 馬場と清水を比べて、その球に、遜色はない。
 なのに、なんでこれほどの差があるのだろうか。
 それは、ビビるか向かっていくかの違いだ。
 清水だって、よくいい当たりをされる、それでもそれが不思議と野手の正面をつく。
 最初は、ただの悪運の強さだと思っていたが、あれだけ向かっていっているから、押し込んだり、打たれても野手の正面へ飛ぶという結果になっている。
 馬場も開き直って、向かった行った時に、よく正面に飛んで、難を逃れていることもあったろう。
 それが、いかなる場面でもできるようにしないと、勝ちパターンに入れないし、1軍の戦力にはなれない。

 試合は、先発の西純矢の一発病が、この日も出て、結局5回を4失点と、このところの問題を解決できずに、中継ぎ勝負になった。
 タイガースは、広島の中継ぎに抑えられる毎度のパターンにハマり、その間に馬場が同点、ピンチを作り逆転された。
 タイガースは8回に、森下、大山の連打で、無死2、3塁のチャンスを掴むも、佐藤輝が毎度の三振で勢いを止めた。
 ここは、三振だけは逃れる場面、前に飛ばせば1点は入り、チャンスが続く。
 それが、簡単に三球三振では、相手ピッチャーを助けるだけだ。
 その後も代打の糸原、原口が倒れ、結局無得点。

 9回も先頭の木浪がヒットで出て、代打の小野寺も続いて、無死1、2塁。
 ここで、一番頼りになる近本がセカンドゴロのダブルプレーで万事休す。
 近本は足があるから、ダブルプレーになりにくいと考えがちだが、しっかり捉えるので、強い打球が飛びやすい。
 そういう意味では、内野の正面をつくと、ダブルプレーの危険性が高いバッターでもある。
 ここは、セーフティーをさせるとか、最悪1死2、3塁を作るべく、作戦を与えた方がよかったように思う。
 その後、中野のタイムリーで1点差に迫ったが、ここまで。

 タイガースの連勝は10でストップした。
 広島も、もう負けられないという執念みたいなものを感じたが、先発のお大瀬良の不調など、十分勝てた試合であっただけに、残念な結果に終わった。
 佐藤輝の攻守に渡るミス、馬場の背信投球など、負けに不思議の負けなしという結果であった。
 問題は、この連勝が終わった後の試合だ。
 前回は、広島が連勝を止められ、その後ズルズル後退することになった。
 タイガースが同じ轍を踏んではいけない。
 ここで、しっかり立て直し、もう一度地に足をつけた試合をしないといけない。

 先発は、久々の大竹。
 少し疲れも見えていただけに、このコロナでの抹消が、逆にいい休養になっていることを望みたい。
 大竹が、普通に自分のピッチングをすれば、打線はある程度当たりが戻っているので、いい試合ができると信じている。
 頑張れ!大竹
 
 ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 23:58 | comments(0) | - |
5−3 対東京ヤクルト なんちゅうことしてくれるんや!
 試合には、勝った。
 スワローズも3タテして、10連勝だ。
 ただ、それより大きな衝撃は、梅野が死球で骨折してしまったこと。
 5回1死、走者なしから、ヤクルト2番手の今野が投じた、7球目は、梅野の手首を直撃した。
 その後退いた梅野は、骨折との診断が出た。

 ヤクルトは、与死球がダントツで多い球団。
 まぁ、脆弱な投手陣だけに、内角を厳しく攻めろ、攻めた結果の死球は、OK的な指導、指示をしているんだろうけど、困ったもんや。
 そうやって、恨みを買うと、先の広島戦のように、青木が死球を喰らうようなことが起きてしまう。
 まぁ、ワザとではないにしろ、そういう指導や指示は、如何ななもんでしょうかねぇ、高津さん。

 しかし、ここに来ての梅野の離脱は、痛すぎる。
 今季は、梅野と坂本を2対1で、2人体制で臨んできた。
 これで、一気に坂本への比重が高くなる、って言うか坂本一人に頼らざる得なくなる。
 まぁ、下から、長坂、榮枝を上げるだろうが、これでキャッチャー2人体制もキツくなる。
 多分、2人上げて、3人体制にするんだろうけど、そうなれば、他の野手を一人下げることになる。

 第2キャッチャーが、長坂にしろ、榮枝にしろ、出番が出てくるはず。
 残り、39試合全て坂本がマスクを被るわけにも行かないだろう。
 その際には、チャンスと捉えて、存在感を示す活躍をして欲しい。
 近本の時は、森下がチャンスを掴んだ。
 今度は、誰の番か、梅野の無念を晴らす為にも頑張れ!

 また、こう言う状況になった時、坂本のキャプテンシーに期待する。
 今まで、梅野がレギュラーと言われる中、黙々と自身の存在感を示すため、投手陣の信頼を得るために、やってきたことが生きる時だ。
 履正社、明大とキャプテンとして引っ張ってきた選手だ。
 今こそ、レギュラーを奪い取る、それくらいのきもちをもって、臨んで欲しい。
 頑張れ!坂本
 
 ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 23:50 | comments(0) | - |
4x−3 対東京ヤクルト 青柳の失ったもの
 5回94球、被安打5、与四死球3、失点3。
 この日の青柳のピッチング。
 失点3の内、1点は、2回、2死満塁からピッチャーのサイスニードへ、押し出しの四球。
 もう1点は、4回に2死3塁から、長岡の時に、ワイルドピッチによる失点。
 5回の1点は、並木のセーフティを佐藤輝が防ぎ切れず、内野安打にした後、武岡に繋がれ、宮本の犠牲フライでの1点。
 どれも防げた得点。
 そういう意味では、不運な失点とも言える。

 ただ、押し出しもワイルドピッチも、青柳自身が起こしたことだ。
 故に、不運だったでは済まされない投球内容でもあったといえ。
 去年までの青柳は、どちらかと言えば、バッターを見下ろしており、どう討ち取ろうかを考えて投げていたように見えた。
 今年の青柳は、どう打ち取るかより、どうしたら打たれないか、そうしたら交わせるか、そればかりを考えて投げているように見える。
 それは、余計な慎重さを産んで、際どいコースを丁寧に突こうとする。
 だが、これまでの青柳の投球から、相手は、際どいところに手を出しても、術中にはまり、ゴロを打たされることがわかってきている。
 それ故、際どいところは、見逃して、ストライクなら仕方がないが、ボールならラッキーという姿勢で臨んで来ている。
 そこに、慎重に、慎重にと、コーナーを狙って投げているから、半分以上がボール球となる。
 そして、カウントが悪くなり、ストライクを取りに行く球を狙われる。
 または、そのままカウントを悪くして、四球で出してしまう。
 そんなピッチングが今年の青柳だ。

 思えば、開幕戦と次のスワローズ戦は、去年のようなピッチングが出来ていたはずだった。
 今季の先発3試合目の横浜戦で、5回に一気に崩れて4失点して、逆転負けした試合からおかしくなってきた。
 次の中日戦は、3回を持たず降板。
 ここで登板間隔を開けて、中日戦に登板。
 ここから、初回に失点してしまう状態に陥る。
 この試合は、初回に3失点。
 次の広島戦、左を並べられた打線に、初回5失点。
 これで、2軍で再調整を命じられた。

 何が青柳を狂わせているのか。
 それは、自信の喪失じゃないか。
 2年連続の最多勝、投手3冠のピッチャーだ、相手は研究をしてくる。
 その為に、更にその上をいかないと、3年連続での好成績は難しい、そう言っていたのは青柳自身。
 逆に、その気持ちが青柳の自信を不安へと変えていったんじゃないだろうか。
 それが、開幕3戦目の横浜戦で攻略されて、現実のものとなった。
 やはり、研究されている、その上を行かんといけない、とより慎重になる。
 その慎重さは、コントロールを微妙に狂わせ、際どいコースを突いた球が、外れる。
 ここから、悪循環が始まった。

 本当は、もっと自信を持って、腕を振って、投げ込めば、際どいところもストライクになるんだが。
 そこがストライクになれば、バッターは手を出さずにいられない。
 結局、ゴロが多くなり、凡打の山が築ける、それが青柳のピッチングだったはず。
 そういう自信を取り戻すこと、それが青柳が復活する道でもあると思うんだが。

 試合は、青柳が失った3点を、坂本のセーフティスクイズで追いついて、延長へ持ち込み、12回に田口を攻略して、サヨナラ勝ちを決めた。
 勝因は、青柳の後2インイングをピッシャリ抑えた桐敷の好投と、11回から12回の2死まで抑えた及川のピッチング。
 リリーフ陣は、10回に岩崎が、1安打されてピンチを招いた以外は、ほぼ完璧に抑え切った。
 まぁ、加治屋、岩崎を使わざるえなかったのが、今後の疲労を考えると問題だが、ナイスピッチングだ。
 本当は、青柳が長いイニングを投げて、桐敷と2人くらいでこの試合を賄いたかったのが本音だろう。
 3戦目は、伊藤将になんとしても長いイニングを投げてもらって、加治屋、岩崎、それに桐敷は、使わないで済ませたい。

 長期ロードは、これで10勝1敗と、神懸かった勝利が続いている。
 前回の広島との直接対戦は、広島が10連勝中で臨んで、タイガースに止められてから、ペースがガクッと落ちてきた。
 次の対戦で、逆にならぬよう、しっかり締まった試合を、地に足つけて続けることだ。
 その先に、アレがある、その視界は、大きく開きつつあるんだから。

 ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 23:59 | comments(0) | - |
2−1 対東京ヤクルト 代打という仕事人
 今季のタイガースの代打は、右の原口、左の糸原という形で臨んだ。
 やだ、どうもこの2人の調子も、代打としての成功率もあまり高くなかった。
 好調なチームにおいて、代打に人材をかいているのが、ある意味欠点でもあった。
 他チームは、というと、ヤクルトの川端や広島の松山など、切り札として結果を残している代打がいる。
 本来、原口は、ここへ肩を並べるべき実力があると思うのだが、先日の讀賣戦で、高梨から打った2ランで久々に印象に残る一打を打った。

 果たして、もう一人の糸原だが、代打の切り札というには、長打力に欠ける。
 持ち味は、しつこさと粘ってなんとかする、事起こしのバッティングだ。
 そういう意味では、もう一枚、左で長打力がある代打をベンチに入れておく必要があるのかも知れない。
 
 その糸原が、この日、決勝の一打を放つ仕事をした。
 8回の裏、清水から木浪がヒットで出た1死1塁の場面。
 馬場に代わって代打に指名された糸原は、1ボール2ストライクの後の5球目のフォークをセカンドの頭を越して、右中間に強い当たりを放った。
 これが、ライトとセンターの間を抜けて長打になる、その間に1塁走者の木南がホームまで戻って、1点を挙げた。

 この試合、これまでタイガースは散々チャンスを作りながら、得点が出来ず、残塁の山を築いていた。
 初回に大山のタイムリーで先制をしたが、その後、調子の上がらない高橋 奎二を攻めて毎回チャンスを作るが、追加点が奪えない。
 その間、抜群の立ち上がりをした村上が、塩見に1発を喰らって、同点とされた。
 3回まで5安打、3四球と攻め立てて、1点しか取れなかったタイガースに対して、塩見のホームランがこの日の初安打であったスワローズが簡単に追いついた。
 こういう流れは、よろしくない。

 その後も5回で交代するまで、高橋 奎二を攻め続けたが、結局114球を投げさせたが、8安打、3四球で1失点で投げ切らせてしまった。
 その後は、星、木澤に、ヒットは出たが、封じられて、8回まで来てしまった。
 対して、村上は、7回に1死満塁で代打・川端を迎えるピンチを招くが、ここを併殺にとって、7回を投げ切る。
 6回まで86球出来ていた球数が100球を超えたため、村上はこの回で交代となる。
 序盤は球数も少なく、完全に完投ペースできていただけに、残念な降板だった。

 村上に代わって8回のピッチャーは、島本だった。
 その島本が、濱田にヒットを許し、2死2塁で、山田哲人を迎えたところで、岡留に交代した。
 ある意味、ここで岡留は、大きな博打じゃないかとも思われたが、その岡留が四球で2死1、2塁となると、今度は村上に対して、ピッチャーを及川に代えた。
 これも、コントロールに一抹の不安があり、1発も喰らう危険性がある及川は、左というだけの博打でもあると思えた。
 その及川も気結局、村上を歩かせ、2死満塁のピンチになる。
 ここで、サンタナに対して、ピッチャーは馬場を起用。
 いい当たりだったが、センターの近本の攻守に救われ、無失点でこの会を終えられた。

 このマシンガン継投とも言える投手起用で、なんとか同点を維持したその裏に、糸原の決勝打が出た。
 序盤にもう1本出てれば、もっと楽に、村上も完投できたかも知れないような試合が、最後までもつれる展開になった。
 チーム状態が悪ければ、逆にスワローズに逆転されて負けていても不思議じゃない試合内容だった。
 それが、8回に糸原の決勝打で勝ち切れてしまう、それが今のタイガースのチーム状態なのかも知れない。
 ここで糸原に代打の仕事をさせたチームの雰囲気や勢いが打たせたと言っていい。
 8回のピンチで、何人もの投手をつぎ込んでも抑え切ってしまう、それが今のチームの勢いなのかも知れない。

 何はともあれ、これで8連勝。
 広島が調子を落としている間に、ゲーム差は開いてきた。
 ただ、この日のようにピッチャーが好投している時に援護が少なく、完投できる出来なのに7回までで代わってしまう。
 そういう試合は、中継ぎへ負担がいく。
 ただでさえ、ケラーが家庭の事情で一時帰国して、抹消されており、石井の復帰がおぼつかない状態。
 下手すると、一気に崩壊しかねない状況でもある。
 ここは、一致団結して、中継ぎの負担を減らすような試合をしないといけない。
 こういう時こそ、青柳がエースらしいピッチングで、助けるのが仕事だ。
 頑張れ!青柳

 ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 23:46 | comments(0) | - |
5−2 対讀賣 近本のチーム
 もう、高梨は、インコースへ放りづらくなっているんだろう。
 近本の肋を折った死球が、近本の恐怖心でなく、当てた高梨のトラウマになってしまったのかも知れない。
 
 この日の試合も、9回に木浪が四球を選ぶと、島本に代えて糸原を出した岡田監督。
 これは、糸原から近本、中野へと続く左の流れから、高梨を誘導した采配ではなかったか。
 案の定、高梨にスイッチするのを見て、代打の代打で原口を起用する。
 右の原口のインコースに投げ込むことが、まずはないと読んで、外の球に張っていた原口が、初球のスライダーをスタンドへと運んだ。
 狙いはインコースであったと思うが、放りきれず、甘くなった真ん中低めに行ってしまったんだと思う。
 この3連戦で、初戦の森下に被弾したのに続いて、高梨の罪の償いの被弾だった。

 その相手の近本は、死球の後の恐怖感もものかわ。
 復帰後、絶好調になっている。
 元々、支給を受ける前は、調子が下降し、打率も駄々さがりの傾向にあったが、死球で休養したのがいい結果をもたらしたのか、ここに来て15試合連続安打中であり、それに乗じてチームも上昇気流に乗ってきた。

 この日も、好投を続けた戸郷を、7回に捉えた、逆転の2ランホームランを放った。
 戸郷も、才木との投げ合いの中、球数が嵩んで、この7回を迎える時には、すでに100球を超えていた。
 その先頭のノイジーが、あわや同点ホームランかと思われた2ベースで出塁すると、梅野のピッチャーへの打球が高く弾む中、サードへ投げ、これがセーフとなった。
 セカンドランナーを島田に代えていたことが大きかった。
 島田は、前日のミスを補う好走塁を見せ、戸郷は、がっくり膝を落とした。

 その戸郷は、このピンチに、ファーストへの牽制。
 これをベースに入っていなかった中田翔が弾き、判断よくスタートを切った島田がホームインで同点になった。
 ここでも、判断よくスタートを切った島田の好走塁が光る。
 前日のミスを償うための必死のプレーが好結果を生んだ。

 自分のミスから同点になったことで、少なからず戸郷は動揺していたんだろう。
 思えば、ノイジーの一打がフェンスオーバーしていて、それで同点になっていれば、これほどダメージは大きくなかったかも知れない。
 ある意味、1発は、その後ランナーもいないし、切り替えやすいとも言える。
 一見不利に見える2ベースだったが、それが逆に戸郷へ余計なプレッシャーを懸けることになったとすれば、逆にラッキーだったのかも知れない。

 その戸郷も、さすがに最多勝ピッチャーだけあって、その後木浪を三振、才木をスリーバント失敗の三振に取り、2アウトまで漕ぎ着けた。
 ただ、さすがにここまでで球数が124球に達しており、限界が近づいてはいたんだと思う。
 そこを狙っていたのが近本だ。
 内をストレートで突っ込んでくる、そこだけを狙っていた。
 追い込まれた、2ボール、2ストライクからの5球目にそれが来た。
 近本のバットが一閃すると、打球はライトスタンドへ。
 逆転の2ランホームラン。

 ここで、しっかり狙い球を絞り、そこが来るまで粘り、来た時に一撃で仕留める。
 まさに近本のバッティングだ。
 こういうバッティングができるバッターは、タイガースでは近本だけかも知れない。
 それ故、近本は、試合の流れを変えられる、試合を決められるバッティングができる。
 そりゃ、そういうバッターが戻って来たんだから、それからのタイガースが上昇するのもわかる。
 そう、タイガースは、近本のチームなんだということを再認識させられた試合だ。

 この日の先発の才木は、十分の休養を与えられたせいか、ストレートの球威、キレが戻っており、シーズン当初の出来に戻っていた。
 3回に1点を失ったが、その後は完璧に近く讀賣打線を抑えていた。
 ただし、逆転した後、8回まで続投したが、坂本に1発を打たれ、その後ピンチを迎えたところで降板となった。
 その後を、加治屋、島本が一人一殺のリレーでピンチを逃れ、才木に久々の勝ちがついた。
 最後に少しヘバリを見せたが、この日の才木のピッチングはよかった。
 
 欲を言えば、8回を投げ切り、加治屋、島本も休ませたかったところだが、この日は岩崎を休ませるためにベンチに入れず、先に帰阪させたこともあり、ケラーが抑え役となっていただけに、直接ケラーへ繋ぎたかった。
 それでも8回途中まで投げたのは、このところ先発が6回で降りていたのに比べれば十分な仕事をしたと言える。
 これで、才木がローテに戻って来たのは大きい。
 来週の広島戦に、広島に強い才木が戻ってきたのが心強い。

 さて、これでロードが8勝1敗と上々の成績となり、一旦大阪へ戻り、京セラドームでヤクルト戦になる。
 よくあることだが、こうして大阪へ戻ると一息ついて、ガタガタと行ってしまうことがある。
 その辺は、重々心得て、手綱を締めているけど、くれぐれも油断しないようお願いしたい。
 広島のピッチャーにも疲れが出ているのか、崩れ気味だし、ここでしっかり差を広げることが、アレに近づく道だから。
 ヤクルトも広島を3タテして、京セラドームへ乗り込んでくる。
 決して侮ることなかれ!
 
 ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 23:48 | comments(0) | - |
5−2 対讀賣 島田を救った、中野の一発
 正直、この試合は、やられたと思ったわ。
 先制の1点を挙げた後の7回の裏。
 好投のビーズリーを6回から繋いだ桐敷の2インイング目。
 構想では、この試合、ビーズリー、桐敷の2人で先発ピッチャーのイニング分の7回位を任せ、島本、ケラーで試合を締めて、加冶屋、岩崎を温存する、そんな絵を描いていたんじゃないだろうか。
 桐敷は、いいピッチングをしていた、7回も2アウトを取って、ブリンソンも左中間のフライでチェンジとなるはずだった。
 しかし、これを、センター近本とレフトのノイジーに代わった島田が交錯する形で、島田のグラブからボールがこぼれた。
 痛恨の落球。

 思わず、昔の、池田のバンザイ事件を思い出す。
 チェンジだと思い、ベンチに帰ろうとしていた桐敷は、がっくりきただろう。
 ここで、踏ん張らなくてはいけないのだが、次の門脇に代わる中田将に外角ストレートを狙い撃たれ、逆転を許してしまった。
 桐敷は、勝ち投手から、敗戦投手へ一気に突き落とされた形だ。

 こう言う、ミスから失った点は、堪える。
 普通は、これで流れが一気に讀賣に傾き、タイガースは、敗戦に向かう、そういう流れだった。
 8回の表、鈴木康平に、糸原、近本が打ち取られた時は、いよいよヤバい、そう思った。
 その負の気持ちを振り払ってくれたのが、中野の一発だった。

 2アウトから、4球目のスライダー?を振り抜いた打球は、ドームのライトスタンドへ突き刺さった。
 あまり、一発は、期待できない中野だが、ここ東京ドームでこそ、起こった同点ホームランだ。
 この打球は、島田や桐敷の思い、それを救おうとする中野の、チームの思いが後押しをした。

 その島田がバッティンで取り返す場面も、2度ほどあったが、そこで島田が打てば、それこそドラマであったが、そうは上手く行かなかった。
 延長11回で決勝打は、梅野のセンターゴロ?
1死満塁から、センター前に落ちる打球で、セカンドランナーの島田が、3塁で封殺された為、記録はセンターゴロで打点1ということらしい。
 その後、木浪が左中間破る2ベースで2点を追加し、勝負を決定づけた。

 この試合、特筆すべきは、桐敷の後、11回まで、讀賣打線を抑え切った、島本、ケラー、加冶屋、岩崎のブルペン陣の奮闘だ。
 このブルペンの差が讀賣との勝負を分けたと言っていい。
 それと、島田に責任を負わせまいとするチーム全体の強い思いだ。

 ただ、気がかりなのは、こう言う展開になってしまったが故、ブルペン陣を動員しなくてはいけなく、本当は休ませたかった、加冶屋と岩崎を投入せざる得なかったこと。
 このところ、先発が6回くらいで交代する事が多く、中継ぎへの皺寄せがいっている。
 石井大智の復帰が遅れたのが痛い。

 次の試合は、久々の才木の先発。
 できるだけ長いイニングを投げて、中継ぎ、特に加冶屋、岩崎は、休ませたい。
 岡田監督もそういう采配を振うことが予想されるだけに、及川、馬場、小林あたりで賄えるよう、打線が援護してやらなくてはいけない。
 
 ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 23:47 | comments(0) | - |
7−6 対讀賣 森下が高梨に償わせる一発を見舞う
 高梨も辛い立場だ。
 あの近本への死球が、骨折となり、近本の欠場を招いたのは、相当阪神ファンの恨みをかっている。
 まして、SNSで、「ナイピー」などと、無神経な投稿をしてしまったが故、反感に拍車をかけた。
 これで、高梨が登板の度、内角へ放る度に、ブーイングを浴びることになる。

 まぁ、タイガースにすれば、その前から近本の調子が下降線であり、欠場の間に1番に抜擢した森下が覚醒し、近本自身もいい休養になったせいか、復帰後調子が上昇一途になっているので、悪いことばかりじゃなかった。
 だが、わざとでないにしろ、チームの主力を死球で欠かされた恨みは、相手が讀賣だっただけに尚更なんだろう。

 その近本が欠場の間に、覚醒した感がある森下が、高梨から、結果決勝点となる2ランを放ったのも、何かの因縁であろうか。
 森下は、上手く打った。
 このところ、引っ張り専門で、少し右方向を意識した打撃が必要と感じていたが、岡田監督も同じように見ていて、試合前に助言を与えていたと言う。
 ここは、追い込まれながら、フルカウントまで粘り、9球目を捉えたもの。
 粘る間に、監督の助言を思い出したか、見事な一発だった。
 森下が、こう言うバッティングができるようになると、率はもっと上がるし、ホームランも増えるだろう。

 まぁ、高梨に近本への死球を償わせる、森下が打ったホームランだ。
 高梨は、‘ナイピー’だったね。

 試合は、序盤から菅野を捉えていたが、ヒットの割に点が入らず、嫌な展開だった。
 特に、2回の満塁のチャンスで、大山が見逃せばボールで押し出しのところ、空振り三振で点数を追加できなかったのが痛い。
 結局、菅野は3回に西純矢に、タイムリーを打たれたところで降板となったが、もっと速く、2回でKOできていただけに残念だった。

 序盤で5点のリードをもらった西純矢であったが、長野と岡本に2ランを喰らって、1点差までせかられた。
 いずれも、フォークが落ちずに高めに浮いたところを捉えられたもの。
 村上もそうだが、フォークが高めに浮くと、ホームランボールになる危険性を重々頭に入れて、放るべきだ。
 折角、いいピッチングをしているのに勿体ない。

 その後、森下の2ランで引き離し、3点差とした時には、これで決まったかに思えたんだが、岩貞が誤算だった。
 岩貞は、慎重すぎて墓穴を掘った。
 3点差あるのだから、ソロホームランならOKと、もっと大胆に攻めればよかったのに、1点差の様にビビって投げていた。

 その岩貞が1死も取れず、秋広にタイムリーを打たれ、2点差の1、2塁のピンチで、岡本に対して、馬場にスイッチ。
 この馬場が岡本に痛打され、同点かと思われた場面。
 近本から木浪に渡ったバックホームは、ホームで秋広を刺した。

 一度はセーフの判定であったが、リクエストでリプレイ検証の結果、判定が覆り、アウトになった。
 同点で尚、無死2塁のピンチが続くか、1点差を守って、1死2塁になるか、雲泥の差だ。
 このバックホームの成功は、キャンプから散々やってきた練習の賜物。
 こう言う時に、日頃練習をしているか、疎かにしているかの差が出る。
 タイガースのチームとしての成長を見せたプレーだ。

 結局この後、岸田に打たれ、1、3塁になったところで、馬場からケラーへスイッチ。
 ケラーが長野をサードライナー、ブリンソンを三振に仕留めて、この回を締めた。
 ケラーは、ナイスピッチング。
 9回は、岩崎がランナーを出しながら締めて、1点差を守り切って、勝利。
 3連戦の初戦をなんとか取れた。

 これで、5連勝で、ロードに出て、6勝1敗と順調な滑り出しだ。
 だが、内容は、薄氷を踏むような勝利も多く、決して手放しでは、喜べない。
 驕ることなく、一戦、一戦、堅実に戦っていきたい。
 中継ぎや抑えの岩崎の疲労を考慮しながら、上手く回して行かんとイカン。
 それには、次の試合のビーズリーに多くの援護を与えて、長いイニングを投げてもらわんといけない。
 
 ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 23:25 | comments(0) | - |
3−2 対横浜DeNA 神様・仏様・島本様
 この3連戦、横浜を3タテできたのは、島本のお陰と言っていい。
 初戦の8回裏の満塁の場面で、リリーフ。
 3点差で佐野という場面を三振に切って取った。
 ここで打たれていれば、この3連戦の流れが変わっていただろう。
 
 そして、この試合。
 1点差の7回の裏。
 浜地の送りバントエラーから、招いたピンチ。
 1死2、3塁、外野フライでも同点の場面。
 横浜が、佐野に代えて楠本を代打で送る博打采配に、島本のリリーフで応じた。
 その楠本をショートフライ、続く関根を三振にとって、得点を許さない完璧投球だった。
 
 ハマスタでは、終盤に逆転できる、そういうベイスターズの自信めいたものを、初戦の島本の投球が崩した。
 そして、昨日の敗戦で、三浦監督には、かなりの焦りが出てきたんじゃないか。
 この7回の1死2、3塁で佐野に代打を送る。
 それも、島本への交代を告げる前に、代打を同じ左打ちの楠本に代えた。
 これは、タイガースのピッチャーが左右に関わらず、楠本の勝負強さに掛けたってことなんだろうが、タイガースにとってはありがたい。
 ここで、右の代打(蛯名、知野、山本のどれか)を出して、右ピッチャーを出させた上で、代打の代打で楠本というてもあったはず。
 それをいきなり楠本でくれば、タイガースは迷わず左の島本で行く。
 また、この場面、初戦で満塁で三振している佐野だ。
 その悔しさもあるだろうし、こういう場面でバットに当てるのが上手い佐野が、外野フライくらい打つ確率は高いように思えた。
 佐野の不審と、ここまでリードを奪われている、2試合連続で負けている、そういう思いが三浦監督の焦りを生んで、佐野に代打を送るという采配になったのであろう。
 まぁ、結果論じゃなく、やってはいけない采配だったように思える。

 ここを凌いだタイガースは、続く8回も、ケラーが宮崎にヒット、牧に四球で、無死1、2塁のピンチを招く。
 まぁ、ここでヒットで出た宮崎に、代走の知野を送ってくれたのが、9回の裏をらくにしてくれた。
 だが、この場面無死から出たランナーの宮崎の足に問題がある以上、この代走起用は致し方ない。
 ケラーがここから踏ん張って、ソトをセンターフライ、代打の蝦名を三振、大和をセンターフライとして得点を許さなかった。
 そして、9回は岩崎が、桑原に死球を与えたものの、しっかり締めて勝利した。

 これで、前半は、コントロールに苦しみながら、丁寧な投球でベイスターズ打線を抑えて来た、伊藤将が6勝目。
 本当は、完投ペースでもあっただけに、6回裏の牧の打球を弾いてヒットにしてしまった佐藤輝の守備が悔やまれる。
 どうも、こういう場面での佐藤輝の守備から、先発投手がピンチを招き、完投ペースから一気に継投に入らざる得なくなることが続いている。
 その前の6回の表の攻撃で、2点タイムリーを放っているのだから、これを捌いていれば、佐藤輝がヒーローになったはず。
 勿体無い、今一度守備への意識も高めて欲しい。

 島本の神懸かった活躍で、ハマスタで3タテをすることができた。
 思えば、この連敗が続く前は、得意な球場だたったんだが、いつの間にか鬼門にしていた。
 それも、この3連戦で払拭できただろう。
 逆に横浜に、昔のタイガースへ対する苦手意識が出て来たのかも知れない。
 そういう意味で、この島本の活躍は、MVP級であった。

 夏のロードの出だしは、これで5勝1敗、上々の出だしだ。
 来週は、前半を東京ドームの讀賣戦、後半は京セラのスワローズ戦だ。
 どちらも、ドームで涼しい中での試合や。
 確実に勝ち越して、しっかりした戦いを続けたい。

 ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 22:42 | comments(0) | - |
7−3 対横浜DeNA 鬼門を喜門にせよ!
 どうやら、前日の勝利で吹っ切れたようだ。
 この日は、大貫の立ち上がりを攻め、大山が3ランを放って先制した。
 先発の青柳は、3回まで毎回走者を出しながら、併殺で切る抜ける、ある意味らしいピッチング。
 まぁ、今期3勝を全てベイスターズから挙げているのだから、相性みたいなものもあるかも知れない。

 5回に戸柱に被弾したが、球数的にも8回くらいまで、援護次第では、完投も狙えるピッチングだった。
 ただ、7回1死から、宮崎のサードゴロを佐藤輝が悪送球で生かしてから、おかしくなった。
 多分、味方のエラーを補おうと、余計な力みが出たのかも知れない。
 牧に続かれ、楠本は三振に取ったものの、大和に2点タイムリーを打たれて、2点差に詰め寄られる。
 その後も、戸柱、京田と連続四球で、代打の大田を迎えることになる。
 ここは、踏ん張って、大田をショートゴロに打ち取って、リードを守って、6回を終えた。
 
 6回で、球数も100球近くなったことで、青柳は降板。
 5対1と4点のリードがあっただけに、8回ないし完投を期待していたのだが、佐藤輝のエラーから招いたピンチが、その構想を狂わした。
 その後の継投は、桐敷、ケラー、岩貞で締めくくって、ことなきを得て、連勝できたから良かったものの、あの後、タイガースに追加点がなく、2点さで終盤を迎えていたら、どうなったか?
 
 大きかったのは、2点差に迫られた、すぐ後の7回表の攻撃。
 エスコバーから、木浪がヒットで出塁も牽制で刺される、代打の渡邉諒も倒れて、2死となり、いよいよ、流れは横浜かと思われた2死から、始まった。
 この日4安打の近本が四球を選ぶと、警戒したエスコバーは、中野に死球を与えて、1、2塁。
 ここで勝負強さを見せる森下が、センター前へタイムリーを放った。
 2点差に迫られたすぐ後に、3点さへ引き離す一打が出たのが大きい、森下はいい仕事をした。

 この森下と、その7回裏の横浜打線を三者凡退に退けた桐敷のピッチングが、その後の追加点を呼んだ。
 この7回の裏は、横浜が1番佐野から始まるだけに、ここをピッしと抑えた桐敷の功績は、大きい。
 その8回は、佐藤輝のレフトフライを佐野が落とすと言うラッキーな一打から始まる。
 このところ、少しずつ浮上気配のノイジーが、フェン直の2ベースで、2、3塁。
 ここは、外野のフェイクで戻って来れなかったが、あの当たりでは取れないと判断ができなかったのが残念。
 それでも、このチャンスで坂本が、エスコバーから代わった入江から、きっちり犠牲フライを上げて。更に1点を追加し、4点差とした。

 こう言う終盤の小刻みな追加点が効く。
 相手も2点差に迫ったその直後から、結局また4点差まで広げられたのだから、がっかり来るだろう。
 横浜も、昨日の伊勢といい、この日のエスコバーといい、本来の勝ちパターンの中継ぎが、こう失点していたは、勝てる試合も勝てない。
 抑えの山崎康晃が抑えの役目を果たせず、中継ぎになっていることを思っても、このところの失速の原因がわかる気がする。
 それに対して、タイガースは、桐敷の中継ぎ登用など、石井大智や湯浅の不在を、他のピッチャーで補ってきている。
 それが上手く回っているから、今の位置にいるんだと感じる。

 さて、昨年から、鬼門と言われ、連敗が続いていたハマスタで、昨日の勝利から、連勝することができた。
 ここは、以前のようにハマスタを得意とする、喜門にしなくてはいけない。
 それには、もう一つ、ここハマスタで3タテをすることから始まる。
 伊藤将が、しっかりしたピッチングで、打線がしっかり援護して、バックがしっかり守っって、地に足を付けた戦いをしよう!

 ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 23:06 | comments(0) | - |
5−2 対横浜DeNA ハマスタ連敗を止める
 久々のハマスタでの勝利。
 13連敗だったという。
 まぁ、昨年の CSで勝っているからと言っても、公式戦の記録じゃ無いから、連敗中と成っていたわけだ。
 それでも、以前はあれほど得意としていたハマスタなのに、どうしたんだろうって思うくらい負けていた。
 その要因は、一重に牧、宮崎、佐野に打たれすぎていた。
 特に、牧には、いいところで散々やられた記憶がある。
 その牧が本格化した時期から、横浜との相性が悪くなり、ハマスタで負け続けた。

 この日も、好投の村上が、6回に、高めに浮いた落ちないフォークを見事にスタンドへ運ばれ、逆転されている。
 このまま、ズルズルかと思われたが、この日のタイガースは、違った。
 というか、ベイスターズがチームとして下降しており、ミスや中継ぎの不調が顕著になっている。

 この日も、タイガースに8安打を喰らいながら、4回の坂本のタイムリー1本で1失点でなんとか7回まで凌いだ東を繋いだ伊勢の誤算に助けられる。
 8回に森下の内野安打から、代走の植田が大山が三振おの間に盗塁、相手のミスで、3塁まで到達。
 1死3塁の同点のチャンス。
 だが、ここで佐藤輝は、空振りの三振。
 この場面で、三振だけは避けなくてはいけないのだが、どうしても佐藤輝は、長打もあるが三振が付きまとう。
 ここで、状況に応じたバッティングが出来るようになれば、牧にも負けない存在になるんだけどなぁ。
 それでも、2死から、ノイジーが詰まりながらライト前へ、同点打を放った。
 
 この同点から、それで終わらず、坂本が続いて、木浪が前進守備の外野の頭を越えるスリーベースで2点を追加。
 浜地の代打の糸原がライト前へ落として、更に1点を追加し、5−2と突き放した。
 まぁ、点が取れそうで、1点しか取れなかった東が代わったことで、流れがタイガースに来たというのもあったかもしれない。
 チャンスを作れど、決定打がでず東を攻略し切れないうちに、牧の1発で逆転されてしまった。
 そこまでの流れは最悪だっただけに、伊勢への交代は幸いした。
 その伊勢も、このところ失点が続いて、不安のある中での登板だったろう。
 投げる姿に以前の自信にみなぎる様子は見えなかった。

 さて、村上はこの日の登板でも、フォークが抜けて高めに浮く、悪い傾向が出てしまった。
 そこまでは、慎重に低めに集めながら、好投を続けていただけに、一番いけない場面で、それが出てしまったのが残念だった。
 今一度、フォークを放る場合は、低めへの意識を高めた上で、投げるように注意したい。
 あれがなければ、勝ち投手にもなれたし、新人王を争うにも、これからの1勝が大きい。
 今のままでは、秋広が有利だろう。
 大卒3年目と高卒3年目では、どうしても新人という目で見ると高卒3年目に分がある。
 村上が新人王を取るには、12勝くらい必要なんじゃ無いかな?
 こういう勝てる試合を着実に勝ち投手になっておかないともったいない。

 折角、ハマスタの連敗を止めたんだ。
 次の試合が大事。
 今度は逆に連勝できるようになるのか、結局苦手球場となってしまうのか。
 青柳の投球にかかっている。
 今度は、青柳を勝たせられるよう、打線もしっかり援護してやらんと。
 
 ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 23:16 | comments(0) | - |
5−2 対中日 初顔克服し、ビーズリーに初勝利
 初顔に弱い、よく言われる。
 新人に初勝利をよく献上する。
 そんなタイガースへ、新人の仲地をぶつけて来た。
 対するタイガースは、中継ぎから先発へ転向し、未だ勝利のないビーズリー。
 なんか、やな感じがした。

 その初回。
 仲地の立ち上がりを攻めて、2死1、3塁で佐藤輝。
 ここで一打出れば、立ち上がりで潰せる、そう言う場面。
 しかしながら、佐藤輝が三振で、このチャンスを逃した。
 こう言う新人や若いピッチャーは、潰せる時に潰しておかないと、後々厄介なことになる。
 この日の仲地も、立ち直りの気配を感じた。

 しかし、佐藤輝が2打席目で、リベンジ。
 3回の2死1、2塁のチャンスで、タイムリーを放ち、先制点をもたらした。
 この一打は、少なからず立ち直りつつあった仲地に動揺をもたらした。
 4回にも近本のタイムリーで1点追加。
 もうこれ以上の失点はできないと言う仲地の心理状態に漬け込み、5回に島田、梅野のタイムリーで、仲地を降ろし、近本の犠牲フライで3点を追加した。

 対するビーズリーは、5回までヒット2本で8奪三振の好投。
 2日前に子供が産まれたことも、やる気に拍車をかけていたか?
 勝利投手の権利を得た後の、6回に大島への死球から、岡林に打たれ、細川の併殺の間に1点を失った。
 これで6回まで投げ切れるかと思ったが、次の石川にヒットを打たれて、お役御免となった。
 まぁ、貧打線の中日相手とは言え、ナイスピッチング、グッドジョブ!
 果たして、ビーズリーが、第2のメッセになってくれるか?

 大竹、才木を欠いた、この3連戦、秋山、ビーズリーで1勝1敗の5分で切り抜け、勝ち越せたのは、良かった。
 次は、ハマスタの横浜戦だ。
 ここは、村上、青柳、伊藤将と3本揃っているだけに、勝ち越したい。
 
 ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 12:12 | comments(0) | - |
1−3 対中日 秋山は、終わってしまったのか
 開幕2戦目以来の先発。
 秋山がこの先発に賭ける思いは、相当のものであったことは、想像に難くない。
 高卒新人で、いきなり4勝を挙げ、将来を嘱望されてから、長くの低迷があった。
 それでも、12勝を挙げて復活すると、故障での不振から、2年連続の2桁勝利と、
ローテを守って、投手陣の柱として投げて来た。

 その秋山は、再び膝の故障からローテを外れる。
 そして、昨年は、そのほとんどを2軍で過ごした。
 今年に賭ける思いは強かったと思う。
 伊藤将の出遅れで掴んだ開幕2戦目の先発。
 これも結果を出せずに、この日まで2軍の毎日であった。

 それが、大竹の特例抹消により巡って来た先発のチャンスだ。
 ここで、結果をのこして、再びローテへの返り咲きを望んでいたはず。
 だが、その気持ちとは裏腹で、ピッチングは、不安定なものだった。
 秋山の持ち味は、全力投球でも、140kmを越えるかどうかと言うストレート。
 それでも、それがコントロール良く、コーナーに決まる。
 それは、球速以上に速く見え、空振りを奪える。

 それがこの日は、全く見られない。
 以前なら、1球、1球、声をあげながら、全力で腕を振り、投げていた姿が、影を潜めたように見えた。(鳴物応援が戻って、声が聞こえなくなったかも知れんが)
 ただ、コースをついて、変化球でタイミングをずらして、とかわすことばかりを考えて投げているように見えた。
 これでは、秋山の持ち味は全く発揮されない。
 
 結局、5回を持たずに、3失点でマウンドを降りた。
 これで、秋山の先発は、今季なくなったかも知れない。
 終盤に秋山が復活して、貢献してくれることを願ったが、残念な結果に終わった。
 このまま、もう以前の秋山には、戻らないのだろうか?
 なんか、背番号変えてから、悪くなってるから、また戻したらどうや?
 
 試合は、メヒアが3回でアクシデント降板したのに、後続のピッチャーが1イニング毎の細かな継投に交わされ、結局メヒアから放った近本の一発のみで抑え込まれ、敗戦となった。
 メヒアも調子がイマイチぽっく、いい当たりもあっただけに、もう少し投げさせれば捉えられたかも知れないが、アクシデントが中日に味方した。
最下位の中日に、足元を掬われた。

 なんで、中日に勝ちきれないのだろう?
 お互い貧打線故、ロースコアの戦いになることが多い。ロースコアの戦いになることが多い。
 この日の試合の様に、他のチームならメヒアから2、3点取っているだろう出来に、近本の1点だけで、継投に抑えられる。
 勝負どころで、岡林にことごとくやられる。
 岡林対策は、なんとかしないと。
 いくら好打者とは言え、やられ過ぎやもんなぁ。

 3戦目も初顔の仲地が相手だ。
 手こずっているうちに、ビーズリーが持たないかもしれない。
 しっかり、攻略して、ビーズリーを楽に投げさせたい。
 
 ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 22:51 | comments(0) | - |
10−2 対中日 二刀流・西純矢
 その構えから、‘打ちそうオーラ’が前回だ。
 バッティングだけを見れば、近本、大山の次くらいに匹敵するんじゃないかとも思わせるものがある。
 それ故に、5回のチャンスで、梅野ヒットで木浪に送りバントの作戦だったのか。
 普通なら、木浪に打たせて、ダメなら、ピッチャーに送りバントで近本に賭ける。
 それが、西純矢であれば、木浪が送って、西純矢、近本と2回のチャンスになる。
 この5回は、西純矢が倒れ、近本が打ったが、中野が凡退し、得点にならなかったが、この打撃が次の打席へつながっている。

 6回は、梅野の押し出し四球で、勝ち越したあと、2死満塁で打席が回る。
 前の打席に、打ち気にはやり、初球のカーブを打ち損じてしまった。
 このバッティングを反省して、修正できるのが、西純矢の打者としての非凡さでもある。
 この打席は、、じっくり狙い球を絞って、打てる球を待った。
 多分、カーブを打とうとしていたんだと思う。
 ただ、小笠原もそれを感じてか、初球のカーブが外れると、ここからストレートで推し始めた。
 結局、2ボール、2ストライクからの5球目のストレート、これが高めに浮くところを、逆方向へ強振した打球が、外野の頭を越え、3点タイムリーとなった。

 まぁ、カーブを狙ってたからこそ、高めのストレートに反応できたのかもしれないが、それを外野の頭を越すくらいの打球が打てるのが西純矢だ。
 中日も、西純矢の打撃を甘く見て、前進守備を敷いたのが、命取りになった。
 ここは、野手、それも主軸並みの警戒と守備を敷くべきだったろう。

 この西純矢の3点タイムリーで4点差になり、ほぼ試合は決しった。
 後は、球数が嵩んでいる西純矢から、勝ちパターンの投手を温存しながら、試合を締めることだ。
 これも、桐敷が2イニングを完璧に抑え、最後は馬場が締めて、7回には、佐藤輝の特大3ランも飛び出し、完勝した。

 まぁ、西純矢のピッチングは不安定で、毎回のように走者をだし、球数を要して、なんとか2失点で6回を投げ切ると言うものではあったが、これで4勝目。
 この日はバッティングが際立ったが、ピッチングでも、もっとらしい投球ができるようになれば心強い。

 さて、いい形でロードの初戦を取ったが、問題は、次の試合から。
 大竹が特例抹消、才木の再調整で、秋山、ビーズリーが先発する試合が続く。
 秋山もここが正念場、ローテへ返り咲きできる様なピッチングが求められる。
 頑張れ!

 ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 23:12 | comments(0) | - |
4−2 対広島 森下の1発で、勝ち切る!
 森下が、クリーンナップの仕事をした。
 いい場面で、効果的な一打を打つ星の下にいるか、殊勲打が多いのがいい。
 一時の自分の方から、球に向かっていてしまうことが減り、ボールを見極め、仕留めることができるようになっている。
 このまま、一気にクリーンナップとしてレギュラーを掴んでもらいたい。

 試合は、伊藤将と大瀬良のマッチアップ。
 大瀬良は、4勝ながら、防御率は2点台。
 伊藤将同様、相手ピッチャーとの兼ね合いで援護少なく、勝ち星に恵まれていないピッチャー。
 そういう似た境遇の投手同士の投げ合いだ。

 最初に援護を貰ったのは、伊藤将。
 3回の裏、小幡のヒットから、伊藤将が送って、近本のヒットと盗塁で、1死2、3塁から、中野のセカンドゴロで1点。
 カープの守備体系が、前身守備から定位置に変わったのを見て、中野が叩きつける打撃で、セカンドゴロを打って、3塁ランナーを迎い入れた。
 こういう場面でこういう打撃ができるようになった中野を初めて見た気がする。
 こういう痺れる戦いの中、中野がそういうことまで気づき、打撃ができるようになったとすれば、それはすごい進歩だ。
 相手の菊池の領域に、守備も打撃も届こうとしている。
 その後の森下のサードライナーも惜しい当たりだった。

 その後、伊藤将は、ほぼ完璧な投球を続け、5回までヒット2本、5奪三振で完封してきた。
 しかし、6回のわずかな隙を突かれ、同点にされる。
 球数的にも、完投、完封が狙える出来だった伊藤将は、この回も末包、大瀬良を取って、簡単にこの回を終えるかに見えた。
 3人目の小園にヒットで出塁を許すと、バッター菊池の時に、小園に盗塁を決められる。
 この盗塁が簡単にされ過ぎだったと思う。
 菊池の前に得点圏にランナーを置きたい場面。
 しかも、2死だけに、例えアウトでも次の回を菊池から始められる。
 相手側にたてば、100%盗塁のサインが出ておかしくない場面と疑うべき。
 
 この回、1塁ランナーの小園に対して、送った牽制は、2ボール、1ストラクの3球目の後の1回。
 まぁ、このカウントが一番仕掛けてきやすいカウントだから、牽制をするのは当たり前。
 その後、ファールで、2ボール、2ストライクとなった5球目に、仕掛けてきた。
 4球目の前に牽制を入れながら、この5球目の前に入れなかったのは何故か?
 内へのカットで、決めるつもりで、バッターオンリーを選択したのか?
 4球目の前に走ってこなかったので、盗塁はないと思ったのか?
 いずれにしても、不注意であり、隙を見せた場面だ。
 ここは、万全を期して、牽制を1球挟むべき場面。
 ここで仕掛けないことは、まず無い、そう思わなければいけない。
 結局、ここで盗塁を許したことで、菊池にタイムリーを浴びて同点にされた。

 このままいけば、伊藤将は、またもゲームを作り、好投すれど、勝ちがつかないというパターンにハマりかけた。
 それを払拭したのが、この裏の回に放った、森下の2ランだ。
 近本のヒット、中野三振で回った打席。
 初球の内角へのストレートを見事に捉えた。
 この2ランの後、佐藤輝が3ベース、ノイジーが内野安打で更に1点を追加したのも大きかった。
 特に佐藤輝は、この日、いい打球を2度とも秋山の好守に阻まれ、残念だっただけに、この回の3ベースが良かった。
 いつもなら、今度こそ頭を越してやるとばかり力むところが、そういう打撃ではなく、上手く逆方向に風に乗せるような打球を打てていた。
 確実に上昇している。

 さて、森下の1発が、伊藤将を勝たせ、タイガースも勝たせた。
 これで、首位攻防の3連戦を2勝1分という結果で終えられ、ロードへ出ることになる。
 2戦目の引き分けが痛かったが、それでもこの甲子園6連戦を4勝1敗1分で終えられたのだから、まずまずだ。
 あとは、この後のロードをそう戦うか。
 特に最初の中日戦は、才木が抹消され、大竹が発熱で特例抹消となっている。
 代わりは、ビーズリー、秋山が噂されているが、西勇輝もそろそろ力になってもらわんと困る。
 また、大竹の代わりとして左では、富田はどうなんだろう?
 いずれにせよ、このやりくりが大事だ。
 湯浅も再び脇腹の故障で、復帰が読めない状態。
 岩崎への負担が増すし、加治屋、岩貞の出来を維持させることと、石井の復帰が待たれる。
 このロードの結果いかんで、アレができるか、その答えが出る気がする。 
 
 ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 23:22 | comments(0) | - |
2−2 対広島 勝ちきれない、やるせない
 青柳は、いいピッチングをした。
 できれば勝ち投手にしてあげたい試合だった。
 自分を2軍送りにした、広島の左打線をよく封じた。
 ある意味、リベンジを果たしたという部分もあるが、本当のリベンジは、これからの戦いに、青柳がエースらしいピッチング続けて、アレする以外にない。
 そのためにも、これをきっかけに青柳がエースに戻ってくれることを祈るしかない。

 試合は、青柳、森下の投げ合い。
 青柳が7回を被安打4、奪三振7、106球で投げ切ったのに対して、森下は6回途中で被安打7、92球を投げ2失点で降板した。
 本当は、もっと点を取って青柳を援護してやりたいところだったが、3、4回と無死からのランナーを返せず、初回の大山の犠牲フライと6回の佐藤輝のホームランによる得点しか奪えなかった。
 この辺は、要所で見せる森下のカーブに上手くタイミングをずらされ決定打を奪えなかったのが痛い。
 以前から、森下は、カーブでカウントを取ることが多い。
 これを狙い撃ちしてしまえばいいのにと、いつも思うのだが、誰もそれをやらない。
 特に、3、4、5番のクリーンナップは、誰かが狙い撃ちして、仕留めれば、その後投げづらくなると思うんだが。
 
 残念だったのは、3回、追いつかれた後の攻撃。
 近本がヒットで出るも、牽制で盗塁死となった後、中野のヒット、大山の2ベースで2死2、3塁の場面。
 自分が佐藤輝なら、ここはカーブに絞って、思い切りこれを叩くことを考える。
 しかしながら、3ボール2ストライクからのカーブを、全く手が出ず、見逃し三振に倒れて無得点だった。
 6回にホームランを放ったものの、ここで一打が欲しかった。
 こういう場面での山の張り方、打つべきボールの絞り込み、それは福留が上手かったんだが、一度聞いてみればいい。
 
 結局、森下から2点しか奪えず、継投に入ったカープのピッチャーに抑えられ、8回から継投に入ったタイガースの隙をつかれ追いつかれた。
 8回は、青柳に代えて加治屋を投入。
 左打線の広島には、当然岩貞で行くかと思っていたが、ここで加治屋投入の意味は、岩貞でいけば、当然上本と磯村、堂林、會澤などが出てくる。
 青柳に対して左打線を組んだ広島は、右の代打は豊富に残っている。
 加治屋で行けば、矢野はそのまま、ターリーのところで使える左の代打は、羽月くらいしかいなくなる。
 そうであれば、加治屋>矢野、羽月ということで、加治屋の選択になったんじゃないだろうか。
 その上で、小園に戻ったところで岩貞、そういう構想だったんだろう。

 ただ誤算は、広島が矢野に代えて上本を送り、これに出塁を許してしまったこと。
 ターリーに代えて、羽月かと思ってたが、送るだけなら、羽月を代走で出した方がいいという判断か、磯村をピンチバンターで起用してきた。
 磯村のバントを防いだところで、代走が羽月。
 タイガースは、岩貞にスイッチ。
 本当は2死ランナーなしで岩貞を投入したいところであったが、ランナーを背負っての投球となった。
 この誤算が、小園の2ベースを呼んで、同点とされてしまった。
 1点差で逃げ切るための万全を期したはずの継投が失敗した。

 どっちが良かったかは、不明だ。
 8回の頭から岩貞で行って、上本の代打にどうだったのか、その後の代打は、磯村以外でも菊池、堂林、末包、會澤というメンバーを抑えられたか。
 それでも、岩貞はランナーがいない場面で登板させてやらないと、力が半減してしまう。
 まぁ、その危険性も読み込んで加治屋の選択だったんだろうが、いずれにせよ小園への初球の入りが甘かった。
 あそこは、ボール球から入る慎重さが欲しかった。
 小園は、初球から行く気満々であったところに、好都合の球でカウントを取りに行ったバッテリーミス。
 タイガースは、チャンスであまり初球を打たないので、相手もそうだと思ったのか?

 この8回の攻防は、お互いに駒と起用法の読み合いで、新井カープが、上手くいき、岡田タイガースが先手を打ったつもりが、結果後手に回ったということだ。
 勝負は紙一重とは言え、ここでの失敗は痛い。
 ここを封じて、青柳に勝ちがつけば、これからの終盤に大きな戦力であると同時に、自信もつき、タイガースの勢いにも繋がったはず。
 ここを勝ちきれなかったのが、かえすがえす残念であり、やるせない。
 だって、打つべきては打って、読むところは読んで、ただ結果がその通りにならなかった無念さだけが残る。
 これを払拭するには、次の試合を勝ち切って、勝ち越してこの3連戦を終えることだ。
 大瀬良相手ではあるけど、伊藤将がきっちりとピッチングをして、なんとか勝ちきれ!
 
 ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 23:49 | comments(0) | - |
7−2 対広島 広島の連勝を止めて、再奪首(再ダッシュ)
 森下のバッティングは、覚醒した感がある。
 2度の2軍落ちした時の、打ちたい、打ちたいで、突っ込みすぎていたのが、相手の投球に合わせ待てるようになっている。
 それどころか、相手の攻めを読んで、厳しいところはファールで逃げて、狙ったところに来た球を仕留めることができるようになった。
 あとは、追い込まれてからのボール球で誘われる時に、その誘い球に乗って空振りしてしまうこと、ここを我慢できるようになれば、まだまだ打てるようになる。

 首位となった広島との直接対戦の3連戦。
 初戦は、森下の活躍により、再びタイガースが首位に返り咲いた。
 この試合、森下と共に、村上の好投が勝利をもたらした。
 オールスターに出たとは言え、十分間隔を空けての登板。
 オールスター前には、少し疲れが見えて、勝利から遠ざかっていた村上がどういうピッチングをするか注目していた。
 もちろん村上が前半の当初のような出来を取り戻さないと、タイガースのアレは、覚束ない。
 
 その村上は、この日7回を103球、被安打5で、2失点で投げ切った。
 失点した3回は、田中広輔のヒットから、2塁に送られ、小園に2ベース、野間にタイムリーを浴びたもの。
 野間のタイムリー以外は、高めに甘く入ったボールを打たれたもの。
 前半の勝てなかった時の傾向で、決めに行く球が高めに浮く悪い傾向が見えていた。
 それが、その裏に逆転してもらってから、少なくなり、7回まで投げるという好投を引き寄せた。

 村上は、決めに行くストレート、カウントを取りに行く変化球が甘くならなければ、従分ゲームが作れる。
 ここは、ストレートで空振りをと、力んだ時に高めに浮き、変化球でストライクを取りたいと思った時に、甘く入る。
 それさえ注意すれば、まだまだ勝つことができるだろうし、ローテの中心となって回ることができるだろう。

 そういう意味では、今年の新戦力の森下、村上の活躍で、広島の連勝を止めたのは大きい。
 次は、青柳がエースの復権を示す番だ。
 思えば、広島が左をずらりと並べて、青柳をボコった時から、青柳は2軍調整を強いられた。
 また、広島は左をずらりと並べて来るはず。
 それに対して、青柳がどういうピッチングをするか、それに今シーズンの青柳の立ち位置が関わってくる。
 ここで抑えて、やっぱりタイガースのエースは青柳だと思わせるか、やっぱり今年はダメなんじゃないかと思うか。
 そういう分け目の登板になる。

 広島の連勝を止めたタイガースが、再度ダッシュをかけて、後半戦を戦っていけるか。
 それは、次の試合の青柳のピッチングにかかっている。
 頑張れ!青柳 

 ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 23:36 | comments(0) | - |
6−9 対讀賣 才木浩人の憂鬱
 打線は、よくと戸郷を攻略し、点を取った。
 大山、佐藤輝にも一発が出て、広島戦に向けての好材料だ。
 ただ、先発の才木の出来が悪かった。

 昨年、TJ手術から復帰して、投げ抹消を繰り返すことで、中10日を開けるローテで、4勝を挙げた。
 そのピッチング内容から、今季は中6日の通常ローテで回って、軸となるような活躍を期待された。
 才木自身も「タイガースのエース」になりたいと公言していただけに、今季の飛躍に期するものは、あったはずだ。

 その才木だが、今季は中6日のローテで回ると、3回目くらいから、球威、キレが落ちる傾向にあった。
 前半は、その兆候を見せると、抹消し、休養を与えることで再度ローテに戻すことを行なった。
 その結果、余り貯金ができないピッチャーでもあった。

 まぁ、これは通常ローテに復活したことから、疲れが抜けず、蓄積して、だんだん悪くなると言うことなのかもしれんが、TJ手術明け、初の通常ローテ対応をさせるのだから、無理もないかもしれない。
 ただ、そんな現況を、本人は、良しとしていないだろうし、なんとか克服しようとしているはず。

 この試合は、オールスター明けの初の先発。
 休養は十分のはずで、本人も、戸郷相手のピッチングだけに期するものがあったと思う。
 
 ただ、そんな才木を讀賣打線が上手く攻めた。
 ストレートに的を絞り、変化球は、ボールを見送り、臭いコースは、カットし、才木に球数を投げさせた。
 才木も粘られた挙句、四球を取られて、きついピッチングとなり、毎回先頭打者を出すと言う不安定なピッチングだった。

 だが、才木は粘り、4回まで、2失点で凌いでできた。
 打線も大山のホームランなどで、同点にしてくれた。
 本来なら、この5回をしのいで、球数的にもお役御免となるはず。
 その5回に梶谷に一発を食らった。
 まぁ、これh仕方がない。
 切り替えて、後続を取り、岡本もショートフライでチェンジと思われた打球を木浪が落とした。

 まぁ、2死からなので、落ち着いて後続を切れば良いのだが、こう言うエラーは、後を引く。
 才木自身も木浪のエラーを消すべく、なんとか抑えようとしたのだろう。
 その力みが、ただでさえキレを欠いていたこの日のピッチングをより単調にした。
 その隙を讀賣打線につけ込まれ、この回5点を奪われたところで、馬場へと繋ぐことになった。
 結局、馬場も打たれて、この回6失点で、戸郷相手6点のビハインドを背負ってしまった。

 この日の才木は、空振りが取れなかった。
 ストレートで追い込んで、フォークで落とす、そういう才木のピッチングができなかった。
 ストレートに絞られ、フォークを見逃され、際どいところはカットされる。
 相手の攻略法に対応できず、球数をふやし、スタミナを奪われた。
 引き金は木浪のエラーだったかもしれないが、このピッチングでは、遅かれ早かれだったろう。

 才木は、そういう攻略法に対応する術欲しい。
 ストレートとフォークの他に、もう一つ、緩急をつけられる、変化球がいる。
 まぁ、シーズン途中では難しいだろう。
 今は、現状のまま、精度を上げるしかない。
 ストレートで空振りが取れる状態にするしかない。
 そのために、中10日を必要とするなら、そういうローテにしてやらないと、それができるだけの投手陣がタイガースにはある。
 
 ミスで失った点は取り返せないと言う。
 タイガースも諦めずに追いかけたが、結局届かなかった。
 だが、打撃陣は、森下のタイムリー、佐藤輝のホームランと復調気配が漂っている。
 2位に後退はしたが、直接対戦の広島戦だ。
 今一度、基本に帰って、あたりまタイガース一丸で戦っていこう。
  
 ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 23:05 | comments(0) | - |
8−5 対讀賣 大竹耕太郎の心配
 前半は、正にエース級の活躍。
 エース青柳が不調の中、エース級の安定度を持って、タイガースの先発陣を引っ張った。
 現役ドラフトで得た救世主。
 大竹耕太郎は、7勝1敗と言う成績で、オールスターに選ばれた。
 
 その後の後半戦最初の先発。
その大竹は、広島に勝って7勝目を挙げて以来、横浜に4失点、この日の讀賣に5失点とらしくない投球が続いている。
 この日も、5回まで2安打で零封し、勝ち投手の権利を得た後の6回に一挙5点を失い、降板した。
 球数も、5回を終えて、61球と、裕に7回くらいまで行ける状態であった。

 それが、6回に入ると、いきなり球の勢いが薄れたように見え、それ故に怖くて内角をつきづらくなると言う隙を、讀賣打線に捉えられた。
 この異変がこの試合に限ったことであれば良いのだが、前半にローテで回って来たことによる疲労が、この暑さで、一気に出て来ているとすれば心配だ。

 大竹は、2019年に17試合登板して5勝を挙げたのがキャリアハイだ。
 この時投げたイニングが106回。
 今季は、すでに14試合登板し、90イニングと2/3を投げている。
 それに連日のこの暑さだ、スタミナが切れて来てもしょうがない。
 まぁ、1年をローテで、回る難しさを感じ始めているころかもしれない。

 これは、村上にも言えることだが、これからが大変な時期だ。
 それでは、どうするか?
 中継ぎを厚くして、下柳のように、5回を目処に投げさすのも方法としてある。
 この試合も、5回までは、完璧だ。
 6回から継投には入り、桐敷に2イニングくらい任せられれば、大竹に勝ちを付けられた。
 一考の余地は、あると思うんだが・・・。

 試合は、大竹の失った5点を、奮起した打線が取り返し、更に3点を加えて、逆転勝ちとなった。
 まぁ、以前から言っている様に佐藤輝が打てば、打線が繋がり、活気付く。
 この日も2回のチャンス拡大のヒットが先制の3点に繋がり、7回の同点打は、その後の逆転に繋がった。

 ここに来て、佐藤輝が浮上気配であるのは大きい。
 タイガースの得点力を上げる一番の要素だからね。
 ノイジーにも当たりが出て、小幡もいい準備をしていて結果を出した。

 これを広島戦に繋げるためにも、次の戸郷をどう攻略するかで真価が問われる。
  
 ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 23:11 | comments(0) | - |
4−2 対讀賣 追悼試合・横田慎太郎
 横田慎太郎選手の追悼試合。
 大山が、岩貞が、岩崎が、梅野が、それぞれの思いを持って、勝ち試合を届けた。
 横田とプレーを同じくした選手も、そうでない、近本や中野、森下でさえ、その思いを共有して、勝ちに貢献した。

 横田慎太郎、超変革の申し子。
 金本タイガースの元年、開幕戦、高山、横田と並ぶ、1、2番に胸が高鳴った。
 本当に、タイガースが生まれ変わる、そういう姿を見せてくれた。
 横田が躍動すると、近い将来に、タイガースは、横田中心のチームになる、そう予感させた。
 そのポテンシャルに何度もトリプル・スリーを達成する、そう確信させた。
 
 その横田が、キャンプの途中で姿を消した。
 キャンプで、ハードル跨ぎが上手くできず、みんなにいじられている様子の映像を見て、単に不器用なのかと思っていた。
 それが、その後、突然帰阪し、キャンプを離脱した。
 思えば、その時も病魔の影響であったのかもしれない。

 その後、横田の情報は途絶えた。
 色々な憶測が飛んだが、それはそれだけ注目されている選手の証拠でもある。
 横田の病気の発表があったのは、シーズンが終盤に差し掛かった頃。
 誰もが唖然とした。
 と同時に、復帰を祈り、願い続けた。

 その願いは、叶わなかった。
 結局、視力が戻らず、24歳の若さで現役引退。
 その2軍での引退試合で見せた「奇跡のバックホーム」は、強烈な記憶として残った。
 その横田が、28歳の若さで亡くなった。
 
 あの時描いた、タイガースの輝かしい未来の中心にいた、横田慎太郎。
 その未来を奪われた無念さ、野球ができない辛さ、それは、残されている選手へ、野球ができるありがたさを再確認させてくれる。
 今、当たり前のように野球をし、試合をしている事が、決して当たり前ではないのだ。

 横田から始まった超変革の芽は、今、近本、大山、佐藤輝など、生え抜きで固めるタイガースに確実に芽吹いている。
 この試合も、近本が先頭で出て、佐藤輝のタイムリーで帰り、ヒットで出た森下を大山が逆転となるホームランで還した。
 みんな、横田に勝利を届ける、そういう思いが打たせたと言う。
 横田が、打球を押してくれたと言う。

 そういう横田に最高の報告ができるよう、今野球ができることの感謝を忘れず、最後の目標‘アレ’に向かって、ここからが踏ん張りどころだ。
 
 いつも、勝利に向かって、前のめりで、時には、つんのめりそうになっても、前へ、前へと進もうとした、そんな横田の姿勢を受け継ぎ、勝利に突き進むタイガースであってくれ。
 それが、一番の横田への弔いになるはずだから。
  
 ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 23:15 | comments(0) | - |
4−2 対東京ヤクルト 耐えれば、海路の日和あり
 このところの伊藤将は、ゲームは作るが、後半に一発を浴びたり、打ち込まれたりで、勝がつかない試合が続いていた。
 相手ピッチャーとの投げ合い、耐え凌ぎ合いに、我慢しきれず失点してしまう、そういう試合が続いていた。

 この日の試合も、そういう展開。
 初回に2連打を喰らって無死1、3塁のピンチ、ここは、サンタナをダブルプレーに取る事で1失点で逃れる事ができた。
 味方は、3回に梅野、木浪の連続2ベースで同点に追いついた。
 ただ、ここで無死2塁のランナーを伊藤将が送れなかったのが、タイガースの勝ち越せなかった要因でもある。
ここで、勝ち越せない事が、小澤との凌ぎ合いに突入することになる。

 スワローズの小澤は、2回から4回まで、毎回先頭を出塁させ、苦しいピッチングであったが、5回を1失点で凌ぎ切った。
 まぁ、この日の小澤を5回まで投げさすのは、貧打タイガースしかできない芸当だけどね。

 対する伊藤将は、初回を1失点で凌いだあとは、5回まで危なげないピッチングで追加点を防いでいた。
 こういう時に、怖いのが、次のピンチで、伊藤将が耐えきれず失点してしまうことだ。
 そういうピンチが6回に来た。
 
 先頭の並木のサードへの当たりを佐藤輝が上手く獲ったが、送球が乱れて、生かしてしまう。
 武岡が送って1死2塁で、サンタナ、村上と怖いとこへ向かう場面。
 今までの伊藤将であれば、ここで耐えきれず失点する場面だ。
 ところがサンタナをショートゴロに、ランナーは、サードへ行ったが、アウトを増やすと、村上を歩かせ、オスナとの勝負でセンターフライに討ち取って、無失点で切り抜ける事ができた。

 これが大きい。
 ここを耐えたことで、次の7回に森下がヒットで出て、送った梅野のバントが、逆スピンが効いて、内野安打になる幸運を連れて来た。
 当然、木浪が送って、伊藤将に代打の渡邉諒が告げられる。
 こういう場面では、糸原の方が良いと思うんだが、この代打の選択ミスに繋がりかねない起用も、ファーストゴロをオスナが握り変えて、ホームに投げられず、1点が入るという幸運を招き、伊藤将に勝ち投手の権利ができた。
まぁ、6回のピンチを凌いだ、ご褒美のような得点シーンだ。

 こうなると、スワローズも勝ちパターンの継投が出来なくなる。
 8回には、登板の多さから、このところ調子落ちの木澤を攻めて、佐藤輝のタイムリーと森下の犠牲フライで2点を追加した。
 後は、岩貞、浜地で繋いだリレーを岩崎が締め切るだけだ。

 浜地こそ、サンタナに一発を喰らったが、直球のスピード、キレは戻ってきている様に見えた。
 後は、サンタナに打たれた変化球のコントロールに気をつければ、昨年の様なピッチングができる様になるんじゃないかな。

 岩貞は、ピンチで川端を打ちとった攻めのピッチングができれば心配ない。
 この間は、交わそうとし過ぎて、逃げのピッチングになってたからね。

 何は、ともあれ、オールスター後の初白星だ。
 連敗せず、伊藤将に勝ち星も付けられた。
 夏のロード前、甲子園で、讀賣、広島を迎え撃つ6連戦を前に、いい結果だった。

 さぁ、最初の山場が来た。
 この6試合をどう戦うか?
 それがこの先のアレを占う戦いになる。
  
 ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 22:53 | comments(0) | - |
3−6 対東京ヤクルト 福留さんに聞いてみろ!
 この試合、CATVのフジテレビONEの副音声で、福留さんと、今成で実況していた。
 アナウンサーなしで、今成が聞き役で福留さんが解説という形の放送であった。

 その福留さんの解説が見事で、試合の流れ、外野のみならず、守備シフトから打球処理について、果は、配球の読みについて、解説されていた。
 その中で、感心したのが、配給の読みについて。
 タイガースの攻撃中、小川、中村悠平のバッテリーの配給をほぼ完璧に言い当てていた。
 その後の清水、田口の攻め方も、配給の読みから、ほぼ9割方言い当てている。

 そんな、福留さんがタイガースベンチにいれば、この試合勝てていたんじゃないかとすら思えてしまう。
 まぁ、配給が読めても、それを一発で仕留める打撃技術がなければ、打てないんだろうけど、福留さんは、それを仕留めるだけの技術があったから、あそこまでの成績を残せたんだろうと思うけど・・・・。
 
 それでも、福留さんの配給の読み方を勉強すれば、今より数段打撃のレベルは、上がるんじゃないだろうか。
 特に、佐藤輝や森下には、有効であると思う。
 外人であるが、ノイジーやミエセスにも有効だろう。

 そのノイジーだが、そろそろ見切り時になったかもしれない。
 全然、自分のペースでバッティングができていない。
 ストライクゾーンに対する不安か、来たボール全てを打ちに行っている。
 これは、佐藤輝にも言えるんだけど、自分の打てる球以外も、必死に打ちに行く。
 たとえボール球でも、ストライクと言われたらヤバイと思うから、手を出していく。
 しかも、これでもかってくらい、力を入れて振るから、ヘッドスピードが上がらず、差し込まれるか、空振り。
 ここまで来ると、失敗して来た外国人選手と同じパターン。
 右左関係なく、前川の方が期待が持てる。
 ライト前川、レフト森下の布陣を真剣に考えるべき時が来た。
 前川が下降線であるのが気がかりではあるが、そうなら下から高山を上げて、最後の勝負をかけさせて欲しい。

 あの、超変革元年の開幕戦、亡くなった横田と共に、1、2番を形成し、躍動した高山。
 きっと、横田の分もと思っているはず。
 あれほど、ワクワクした開幕戦は、今までにない。
 その、超変革の申し子である片割れの高山のラストチャンスに賭ける意気込みを見たい。

 試合は、青柳が誤算で、5失点でKOされたが、中には、守備のミスも手伝い、不運な部分もあったとは言え、そこで粘れないのが、今年の青柳だ。
 本当は、青柳は、伊藤将ともども次の讀賣戦の方が良かったと思うが、オールスターに村上と大竹が出ていることと、やはり、青柳が復調しないといけない、ローテの中心になって欲しいという願望での先発だっただけに残念だ。

 ただ、ここで連敗するわけにはいかない。
 青柳、伊藤将で連敗しては、元も子もない。
 打線の奮起と、もう一度、当たり前のことを当たり前にする事を再確認して、地に足をつけた戦い方を思い出して欲しい。
 後半戦は、連敗は命取りだ。
  
 ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 23:16 | comments(0) | - |
4−1 対中日 オールスター休みで流れが変わるか
 佐藤輝の久々の10号3ランと、西純矢の粘りの投球で、連敗を3で止め、2位広島に1ゲーム差で単独首位でオールスターを迎える。
 これが、ずっと競って来た中での首位なら、これほどの不安は、抱かないんだろうけど、一時は6.5ゲーム差をつけて、独走態勢かと思われたところから、ここまで迫られている事が、不安を呼んでいる。

 まぁ、6.5ゲーム差をつけた時が、絶好調であり、その反動がきていると言えば、そうなのであろう。
 横浜も出だしと、交流戦で絶好調で、首位に立ったこともあったが、その後反動か、大きく星を落として、今3位にいる。
 ここに来て、絶好調なのが広島。
 ここまで、絶好調期と呼べる時期がなく、着実に歩を進めて来たが、ここで大きな波にのって、タイガースに1ゲーム差と迫っている。

 さて、このオールスターブレイクで、どう流れが変わるか?
 広島の進撃は、どこまで続くか?
 横浜の巻き返しがあるのか?
 讀賣、ヤクルトは、逆襲できるのか?
 最下位中日は、ここに来て、形を作りつつある。
 その中で、タイガースは、再び絶好調期の流れを掴めるのか?

 そのためには、この日ホームランを打った佐藤輝が打たなくてはいけない。
 この日のホームランは、タイミングを早く取り、前で捌いたもの。
 非常のいい形の一発だったけど、そのバッティングが続かない。
 佐藤輝が打てば、打線は、活気づく。
 5月の好成績は、佐藤輝が5月に打っていたからでもあった。
 今一度、新人の時の打撃、近本のタイミングの取り方を参考に、このオールスター戦の最中に機会を見つけて、見直して欲しい。

 投手陣は、湯浅が戻れば、ある程度計算ができる。
 心配は、大竹と村上のバテだけやけど・・・・。
 まぁ、打線の援護次第と言うこともある。
 一にニもなく、打線の立て直し次第だと思う。
 近本が戻り、ライトを誰を中心に据えるのか?
 レフトは、ノイジーで大丈夫なのか?
 課題は尽きない。

 このオールスターブレイクを有意義にするため、出場選手も居残り組も、今一度絶好調期を演じるために、いい準備をして欲しい。
 公式戦は、これからが勝負となるのだから。
  
 ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 23:11 | comments(0) | - |
0−3 対中日 正念場ならいいけれど・・・・
 今日の試合のことは、あまり触れたくない。
 それほど、何の見どころもない試合だった。
 打線が打てなく、伊藤将を見殺し。
 これで3連敗、貯金も10まで減ってきた、2桁ギリギリ。
 ここで踏ん張って、再度浮上するか、ズルズル行ってしまうのか。
 それを分ける正念場が来たと言う人もいる。

 果たして、正念場なのだろうか。
 ここを踏ん張れば浮上する可能性があるのか?
 湯浅が戻って、抑えが完璧になる保証はない。
 近本が戻って、打線が活発になる保証はあるのだろうか。
 根本的な問題は、他にあるような気がする。

 打線が打てない原因、それは、クリーンナップが大山一人しかいないって言うこと。
 下位打線が弱すぎると言うこと。
 これが、打線をぶった斬り、チャンスを作れど、得点できない、そう言う状況を作っている。
 
 下位打線が弱いことについては、当初クリーンナップがしっかりすれば、ショートとキャッチャーは、打てんでもいいと言う考えだった。
 それが、クリンナップが大山しかいない状況で、下位打線にかかる比重が高くなった。
 クリーナップが出来上がるのを待つか、下位打線を梃入れするか。
 一番は、キャッチャーの打撃。
 梅野は、一向に上昇気配は見せないし、坂本は、一時の調子を落として、実力に収束しようとしている。
 キャッチャーを2人制にしている限り、終盤ここにチャンスが回った時に、何にもできない。
 キャッチャーをもう一人入れて、3人制にして、そう言う終盤のチャンスに代打を送れる状況を作らんといかん。

 そして、クリーンナップの問題。
 ノイジーが、打ち出すようになるのか?
 佐藤輝は、どうなんだ?
 ミエセスは、まだまだ研修中のようなもの。
 前川が一気にポジションを取って、クリーンナップを打てるのか?
 森下の覚醒が本物か?

 一番は、佐藤輝が打ち出すことなんだが、今の所、その気配すらない。
 あれだけ、誰もが始動が遅い、タイミングの取り方が遅いと言われている。
 だが、そこを矯正しているようには見えない。
 頑なに、ボールを引きつけて、ストライク、ボールを見極めて打とうとしているように見える。
 引きつけて、力を込めてスイングする。
 思ったほどすヘッドが走っていなく、結局差し込まれて、降り遅れ、平凡なあたりで終わる。
 やはり、始動を早め、タイミングを早く取り、対応しないと・・・・。
 新人の頃は、もっと早く足を上げて、投球を待ち構えていたように思うんだが、三振が多く、ボール球を振らないようにするってことを、引きつけて最後までボールを見ることで、減らそうとした。
 だが、それは、逆に、佐藤輝の持ち味の長打力を削いでいる。
 新人の頃のようなタイミングの取り方、タイガースのセンスで言えば、近本を参考に修正しないと、このままで終わってしまう。
 近くに、近本と言ういいお手本がいるのだから、目で盗むだけでなく、話も聞けるんだから、是非チャレンジすることを勧める。

 森下は、持ち前の思い切りの良さを発揮しつつある。
 それが、相手のマークがキツくなった時に、持続できるかが課題だ。
 それができて、相手の攻め方に合わせて、右左と打ち分けることができれば、5番を任せる可能性もある。
 
 前川は、少し疲れと、相手の研究により、スイングが鈍くなりつつある。
 まぁ、ここでオールスター休みが入るので、再度立て直し、自分が打ち取られているパターンをよく見て、対応する方法を考えないと。
 前川は、来季3番を打てるようになればいい。
 そのため、今年は、右左を含めて、森下との併用になる確率も高いが、ノイジーがこのままなら、後半戦、ライト前川、レフト森下の布陣で、この2人がクリーンナップを打ってる可能性もある。
 
 このクリーナップが落ち着かないと、打線の芯が固まらない。
 そうなれば、今の状況が正念場ではなく、ただの実力であることになる。
 そうであるなら、アレは望めないし、届かない可能性が大きい。
 ここが、正念場なのは、佐藤輝、ノイジー、森下、前川の4人なんだ。
  
 ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 23:34 | comments(0) | - |
4−6 対中日 タラレバを言ってはキリがないけど
 この試合、色々と再販批判を招く内容の試合になった。
 何故、岩崎を使わない?
 何故、小野寺の代打が島田だったのか?
 何故、島田に送らせなかったのか?
 それは、チームの内部事情だから、我々ファンにはわからない。

 ただ結果が、こうなってしまったので、そういう疑問が沸々と湧き出てくるのだ。
 岩崎は、投げられない事情(故障とか?)があったのかもしれないし。
 この日の小野寺のバッティングを見て、全然合ってないという判断だったのかもしれない。
 現に、4回のショートゴロでも、龍空が持ち替えなければ完全にダブルプレーで、無得点で攻撃が終わっていた。
 初回のハーフスイングの3球三振と合わせ、この日の打撃の状態を判断したのかも知れん。
 ただ、代わった島田が、ピンチバンターだと思ったのが、強行してダブルプレーに取られたので、この代打策の批判が大きくなった。
 まぁ、その後の守備固めを含めての起用であったのだろうが、そうであれば尚更、バントで送らせるべきだったとは思う。

 ただ、こういうタラレバは、いくら言ってもキリがない。
 岩崎が投げられる状態であれば。
 10回の福永の打球がイレギュラーしなければ。
 果ては、8回に佐藤輝がヒットを打っていれば。
 そんなことを言っていたら、梅野のタイムリーも、イレギュラーしなければ、タイガースの逆転はなく、龍空が持ち替えなければ、無得点だったということになる。
 結局、なるべくしてなった結果なんだと言える。

 ヒット数が14本に対して、タイガースは7本。
 それが、得点に表れている。
 逆に、よくリードして9回を迎えられたとの言えるし、よく延長線まで持ち込んだと言える。
 それでも、そこまでいけば、勝ちきれよ、というのがファンの望みでもある。
 そこを勝ち切るには、岩崎という駒が使えなかった、それが全てでもある。
 また、それを補うべく岩貞が、そういうピッチングができなかった。
 そういう結果なんだと思う。

 ただ、初回、森下の2ベース、中野のバント、前川のタイムリーと難敵・高橋宏斗から流れるように先制点を取った。
 だが、次の大山の場面で、三振ゲッツーとなり、この回の攻撃が終わってしまった。
 まぁ、大山が三振したのは仕方がないが、ここで前川を走らせる意味があったのかが問題。
 4番の大山だけに、じっくり行きたかった。
 走らせるなら、次の小野寺の打席でも良かったと思うんだが。

 中日より少ないヒットでリードを奪っていたのは、中日より効率よく得点していたからなんだから、そういう場面で、もう少しソツのなさを見せて欲しかった。
 初回の大山の三振ゲッツーと6回の島田に送らせず、併殺になったこと。
 この2つは大きな反省材料だし、今後の改善点でもある。
 
 折角横浜に勝ち越してきたのに、最下位の中日に足を救われているようでは、アレは、遠のく。
 残り2試合は、石に齧りついても勝たねばならない。
 オールスター休みもあって、先発投手を抹消できるなら、下から中継ぎを補充と、外野の高山あたりを上げてくることを推奨する。
 あの代打島田の場面、代打で強行させるなら、もう少し打力がある外野手が欲しい。
 また、キャッチャーをもう一人上げて、キャッチャーの打順でチャンスの時に代打を起用できるようにしておかないと、梅野・坂本2人の打力では、あまりに期待ができない状態だ。
 その辺の、ベンチワークを期待したいんだけどなぁ・・・・・。
 
 ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 16:29 | comments(0) | - |
0−4 対横浜DeNA 気を抜くな!油断するな!
 勝ち越して、ホッとしたんだろうか?
 普通にやれば勝てる試合を落としてしまった。
 1回、3回、4回と先頭がヒットで出る。
 1回と4回は、2ベースだ。
 そんなチャンスを潰している間に、横浜にワンチャンスで、ピッチャーの石田にタイムリーを打たれて先制された。


 決して調子が良くない石田に、いつでも打てると言う甘い認識だったのか、無策でランナーを進めることもできない。
 逆に、調子が良く、万全に見えた村上が5回に失点する。
 この村上の投球と坂本のリードに問題ありやな。

 5回も6回も、ランナーがサードにいる状態で、内角を攻めて、詰まりながら内野の頭を越されたもの。
 打たれたバッターは、ピッチャーの石田と京田と、決して打てるバッターじゃない。
 そういうバッターに、エイ、ヤーで振れる内角の高めに放っては、詰まっても内野の頭を越される危険性がある。
 坂本のリードは、低めだったのかもしれないが、このところの村上が勝負所で高めに浮く危険性が頭に無かったか?
 内角で詰まらせる予定なら、外野は前進させとかなければいけなかったんじゃないか?
 こういう、細かい配慮や危機管理ができてない事が、失点に繋がる。

 その後も6、7、8回と先頭が出るが、得点には結びつかない。
 こういうチャンスをしっかり、したたかに得点に結びつける、アレするチームには、そういうそつのなさがあるんだけど、前半見れた、そういうそつのなさが影を潜めて、残塁の山を築いた。

 首位攻防の横浜戦。
 2試合勝って、勝ち越して一息ついてしまったか?
 ただ、一息ついてる暇はないんだけど。
 横浜で3つやられた借りを返す絶好の機会を、自ら手放した様だ。
 村上も、勝負所で力が入ると高めに浮くのを注意しないと、結局貯金ができない、10勝10敗のピッチャーになってしまう可能性もある。
オールスター戦の後に向けて、しっかり反省、調整して欲しい。

 反省だらけの試合だったけど、森下が覚醒の気配、小野寺がいいバッティングをしている。
 次の中日戦、いい形で締めくくって、オールスターに入りたい。

 ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 23:50 | comments(0) | - |
5x−4 対横浜DeNA 背番号1は、覚醒したか
 背番号1、それは鳥谷敬の背中にあった。
 その背番号を継いだ、新人の森下翔太。
 内外野のポジションは、違えども、その期待値は、高い。

 その森下は、キャンプの出遅れは、あったものの、その後順調にオープン戦まで結果を出し、開幕スタメンを獲得した。
 ただ、そこからプロの先例が待ち構えていた。
 積極的にバットが出たバッティングは、影を潜め、打ちに行って、ボール球なら止まる事ができていたのが、できなくなる。
 
 開幕から、ヒットが出て、順調だったのが、一発を欲しがった。
 それは、無駄な力みを呼んで、差し込まれたり、ボール球を振らせられることになる。
 力みは、ヘッドスピードを遅らせる。
 ボールを見なくてはと言う意識が、バットを出なくする。
 こうして、森下は2度の2軍再調整を経験することになる。

 その森下が、3度目の1軍登録された現在、元来森下のポジションであったセンターの絶対的レギュラーの近本が死球により、戦線離脱を余儀なくされた。
 ここに、森下のチャンスがやって来た。
 それまで、前川、ミエセスとの併用でライトのポジションを争っていて、前川に押され、出番が減っていた森下にとっては、挽回の最大のチャンスだ。

 ポジションは、近本の代役として、そのまま1番センターで起用される様になった。
 その2試合目のヤクルト戦で、決勝の1号ホームランを放った。
 この一打は、随分森下を楽にさせたんじゃないか。
 待望の一発に、自身もやっと出たと言う安堵と、力みなく綺麗に振り抜いた打撃が、あそこまで飛ばすという感覚が得られたんじゃないかな。

 そして、この試合、バウワーに4回の中野のヒットから始まって、相手のミスにも助けられて、同点まで追いついたシーンを除けば、完璧の抑えられていた。
 その4回も、同点の後、逆転を狙う1死満塁からのピッチングは、凄かった。
 こりゃ、バウアーが代わるまで、得点は期待できない、そういうピッチングをしていた。
 そのバウアーから、ヒットの糸原を置いて、同点となる一発を放ったのだから、大したものだ。
 この一打が、後から思えば、森下の覚醒の一打だったんじゃないかと言わせるようなバッティングだった。
 これから、ガンガン行け!頑張れ‼︎

 先発の大竹がこの試合、珍しく打ち込まれてしまった。
 まぁ、ストライクを揃えすぎたのを、積極的に打ってくる横浜打線に捉えられたのだろうが、今後の対戦に、対策はせんと行かんだろう。
 特に、牧に打たれすぎや。
 いいバッターではあるが、正直に行きすぎるのと、牧の時に球が高めに浮いてしまうのは、力んでいるからなのか。
 もう少し、慎重に攻める必要があるんじゃないかな。

 いずれにしても、いい流れで来た。
 この流れに乗って、村上もいいピッチングをして欲しい。
 自身、オールスター前、最後の登板だけに、しっかり締めくくって、オールスターへ向かいたいだろう。
 フォークは、低く、決して高めには抜けない、それだけは、注意して欲しい。
 頑張れ!村上‼︎

 ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 23:13 | comments(0) | - |
7−2 対横浜DeNA エースの帰還
 青柳が戻ってきた。
 7回を80球、6安打、失点2で投げ切って、3勝目を挙げた。
 2軍再調整後の初登板が2位ベイスターズとの首位攻防の第1戦。
 かなりのプレッシャーもあっただろうが、そこは岡田監督の声がけもあり、エースの地位にいた投手としてのピッチングを見せた。

 3点の援護をもらった後の4回は、2死から佐野、牧、宮崎の3連打で2点を失った。
 この回だけ、この佐野、牧の2人に対してのピッチングだけ、高めに浮いた球を捉えられた。
 ただ、誤算は、宮崎にうまく打たれたこと。
 宮崎は、開幕戦の青柳の時にスタメンを外れるなど、元来青柳を苦手にしている。
 佐野、牧は、相性も悪く、ある程度打たれることは想定内だが、宮崎に打たれたのが誤算であった。
 まぁ、それほど宮崎は、うまく打っている。
 こういうバッティングができるのなら、青柳の時に外れる必要もなかったんじゃないかなぁ。

 ただ、この日の青柳が良かったのは、次の5回のピンチを凌いだところ。
 今季は、この4回の3連打を喰らったように、ピンチで粘れず、失点をしてしまうこと。
 ストライクを揃えすぎるという指摘もあった。
 確かに、シーズン当初、微妙なコントロールが外れて、四球で苦しいピッチングをしていた。
 それが、ストライク先行に拘り、揃えすぎる傾向を呼んでいたんだろうか。
 この5回もその傾向が出て、京田、戸柱に連打を許した。
 
 ここで、上茶谷が送った、1死2、3塁のピンチ。
 代打の藤田を1塁ゴロ、関根をサードのファールフライに切って取って、無失点で切り抜けた。
 こういう場面で粘れたのは、今季初めてじゃないだろうか。
 そう思えるほど、今季はピンチで脆かったのが、ここは切り抜けられた。
 まぁ、ベイスターズ攻撃の拙さもあったかもしれない。
 ただ、ここで粘れたことが、青柳に自信を取り戻させたんじゃないか。

 その後の6回の牧に内野安打を許した場面も、落ち着いて宮崎をダブルプレーに切って取った。
 このピッチングが、青柳の真骨頂、去年までのいい時のピッチングだ。
 こういうピッチングができれば、青柳が戻ってきたと言っていい。
 後半戦のキツいところへ、青柳が、エースが戻ってくるのは大きい。
 これから、後半戦に、前半戦の不在を取り戻すような活躍を期待する。

 そんな、青柳を援護しようと、打線が奮起した試合でもある。
 久々の2桁安打。3得点以上を取った。
 先頭の森下が4出塁、2安打。
 木浪が3安打5打点の大暴れ。
 佐藤輝にもヒットが出て、これが起点で、上茶谷から追加点を奪った。
 梅野もヒットエンドランを決め、ミエセスも貴重な四球を選んでいる。
 これをきっかけに打線が上向いてくれれば、弾みも作ってもんだ。

 次は、大竹、バウアーのマッチアップ。
 是非とも、大竹に援護を、バウアーを攻略して、この勝ちを繋げて欲しい。
 大竹は、いつも通り、自分のピッチングを。

 ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 22:54 | comments(0) | - |
1−0 対東京ヤクルト 窮地を救った、森下プロ初ホームラン
 ヤバい試合だった。
 西純矢が先の讀賣戦に続き、この日もいいピッチングをした。
 しかし、そんな西純矢に援護をできない貧打線。
 その貧打線が苦手としている高橋奎二を打てない。
 試合は、投手戦の面で、貧打戦の模様を呈していた。

 高橋奎二は、6回を3安打、零封。
 西純矢は、7回を6安打で零封していた。
 2人の違いは、その球数。
 西純矢が、7回を104球で終えたのに対して、高橋奎二は、6回で106球を要していた。
 この球数の違いがヤクルトに1イニング早い継投に入らざる得なくした。

 タイガース戦の前、横浜と厳しい戦いをした後、前日の試合でも、勝ちパターンを使っているスワローズは、ここからの継投がむずかしい。
 大西こそ無難に抑えられたが、連投になる木澤に交代したその初球を森下が捉えた。

 オープン戦で打って、開幕スタメンを手に入れた森下だったが、ここまで1軍ピッチャーの攻めに苦しんでいた。
 積極的に打ちに行き、ボール球なら止まる、そういうバッティングスタイルが新人らしからぬと評判にもなり、開幕から三振しないと話題にもなった。
 ところが、当たりが出なくなると、甘いボールに手が出なく、打ちに行った球には差し込まれると言う悪循環。
 率も上がらず、2軍落ちも経験。
 戻った1軍では、2軍で打てたことができない。
 持ち前の積極性も失われつつあった。

 ところが、この打席。
 木澤の代わりバナ、初球のカウントを撮りに来た、高めのボールを思い切り叩いた。
 まるで、初球を打つって、決めていたかの様な迷いのないスイングだった。
 これで、吹っ切れて、覚醒してくれるだろうか?

 森下も佐藤輝と同じで、スイングに力が入りすぎる。
 力を込めたスイングは、反対にヘッドスピードを鈍らす。
 そのことに気づけば、もっと率が上がってくるし、差し込まれている球を弾き返せる様になる。
 ノイジーのバッティング見てれば分かると思う。
 本人が力んでいる時は、大概差し込まれて凡打。
 素直にバットが出て、ヘッドが走っている時は、いい結果が残っている。
 そういう事を、毎打席反省としてメモして、どういう攻めで打ち取られたのか、しっかり記憶に残す事が大事だ。

 タイガースの打線の欠点は、同じ相手に何度もやられる。
 前の攻めを記憶して、次は、どう攻めて来るのか、考えて打席に入っているのだろうか?
 そこを今一度、見直す必要があるんじゃないかな。
 森下が、そこをちゃんとできる様になれば、近本の穴を埋めることも可能になるはず。
 頑張れ!森下
 
 ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 23:10 | comments(0) | - |
2−3 対東京ヤクルト 自滅 
 普通に戦っていれば、3対1で勝っていた試合。
 それを、わざわざこのスコアにして負けているんだから、これを自滅と言わずになんと言えばいいのか。
 こういう試合をしていては、アレに到達することは難しい、そう思わせる試合だった。

 まずは、3回の攻撃。
 初回に1点を先制された後、木浪が2ベースで出塁。
 これを、伊藤将が送って、1死3塁で森下が死球で1、3塁の場面。
 どうしても同点にはしておきたい場面。
 中野にセーフティとかさせることはなかった。
 中野は、三振だけは、避けなくてはいけない場面で三振をしてしまった。
 次のノイジーは、バッティング感覚は上向きだが、この場面は力が入りすぎ、ファーストフライでチェンジ。

 そして6回の問題の場面。
 大山のタイムリーツーベースで同点とした後、無死2、3塁のチャンスが続いた。
 この場面で、三振だけは、避けなくてはいけない佐藤輝は、その三振に倒れる。
 それでも、ミエセスが、リカバリーするようにセンターフライを打ち上げ、逆転という場面だ。
 その犠牲フライになるべき一打が、3塁をタッチアップで陥れようとした大山が、ノイジーのホームインより早くタッチアウトになり、得点が認められない事態になった。

 これは、前の中日戦で、石川が緩慢走塁でアウトになり、得点にならず、タイガースが救われた場面の裏返し。
 あの時に、そういう場面を目の当たりにしていて、ここで自分達がやるかね。
 こういうのは、岡田監督が一番嫌うこと。
 大山は、3塁を欲張る必要があったのか?
 よしんば、外野からの返球を、自分の方へ注意を向けることで、ノイジーのホームインを助けるつもりなら、3塁でタッチアウトになってはいけない。
 注意が自分の方に向けられた時点で、2塁へ戻るか、ランダウンプレーに持ち込み、挟まれて時間を稼ぐ、そういう走塁を頭に入れてやらなくてはいけない。
 また、ノイジーのホームインに対して、次打者の梅野も「オーライ、大丈夫」というように手を挙げて見せたのもいけない。
 ノイジーが緩めれば、こういうこともあることを、先の中日戦で学んでいなかったか。
 ホームインするまでは、全力疾走させなくてはいけない。
 そういう当たり前のことを怠ったことが、この試合を失わせることになる。

 こういう攻撃の後は、ピッチャーも気落ちしているし、先頭を気をつ気なくてはいけない。
 その先頭の村上に2ベースを打たれた伊藤将は、絶対に前の回の味方の攻撃に気落ちをしていたんだろう。
 それでもオスナをファーストゴロに打ち取り、ランナーは3塁に進んだが、次の三ツ俣を三振に取り、無失点で切り抜ける道筋を作った。
 そうして、長岡を2ストライクと追い込んでおいての、4球目にデッドボールを与えてしまう。
 ここで、なぜ内角攻めをする必要があったのか?
 3球外で攻めているから、1球内を見せておこうってところなんだろうけど、そうなら低めにボール球を投じるべき。
 無理して内角高めに行く必要があったのだろうか。
 先の中日戦で、島本が福田にデッドボールを与えた後、岡林に決勝の3ベースを打たれて、負けたことを忘れたか?
 
 これが尾を引いて、次の中村にも追い込みながら、警戒しすぎて、四球で満塁、代打川端を迎えて、これに決勝の2点タイムリーを喫した。
 この展開で、ピッチャーに回せば川端が出てくることはわかっている。
 絶対に長岡で切っておかねばならない。
 間違っても中村で終わらせないと、相手ペースに持ち込まれる。
 長岡にぶつけた。
 しまった、なんとか中村を抑えないと。
 でも、打たれたら困るから慎重に、で四球。
 やばい、満塁で川端だ。
 これじゃ、抑えられるわけがない。

 結局、9回に小野寺がタイムリーで1点差までは迫ったが、この展開では勝つまではいかない。
 なんか、蟻地獄にいやいや捕まったというより、進んで蟻地獄に自ら入って行ったような試合だった。
 こんなことしてたら、絶対に勝てないし、アレもできるはずがない。
 岡田監督が言っている、当たり前のことを当たり前にやらないと。
 普通に、3回に同点として、6回に2点取って、3対1にしていれば、そのまま逃げ切れるものを、取れる点を取らず、取れた点を手放し、抑えられた場面を、逆に得点される。
 弱いチームが、負ける試合の典型だ。
 
 今一度、キャンプからやってきたこと、序盤戦でチームの調子が良かった時、どういう考えで、どういうことをやっていたのか思い出せ。
 相手チームが、負けたのは何が原因だったのか、反面教師として、心に書き留めなくてはいけない。
 そうした中で、今のチームの現状で、自分がなすべきことを考え、実行しないと。
 これから、混戦になり、正念場が来る。
 その時に、どれだけチームとして、蓄積できたかが勝負の分かれ目になる。
 もう、それを疎かにした敗戦は認められない。
 致命傷になることを肝に銘じよ!
 
 ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 23:11 | comments(0) | - |
0−4 対広島 貧打の起爆剤を求む
 あそこで、ノイジーを回す必要があったかなぁ。
 3点差だし、2死とはいえ、2、3塁で後続に託すと言う方が良かったんと違うかな。
 後続で一本出れば、1点差やし、代打に原口でもミエセスでも、森下、小野寺もいる。
 無理して突っ込ませて、1点を取りに行く場面ではないと思ったが。

 まぁ、それもこれも、タイガース打線が貧打故の焦りなんだろう。
 この日の野村に6回まで、3安打で完封されるんだから、貧打もここに極まれりって感じだ。
 この程度のピッチングで抑えられていたら、とてもじゃないが各球団のエース球は、マウンドに上がった時点で白旗を上げなくてはならない。
 まぁ、他の球団なら最低でも3点くらい取っているだろう。

 村上が、小園に先制の2ランを喰らったのも、貧打をより深いものにした。
 ここまで、1安打しか打っていない小園に、フォークが高めに抜けて落ちない絶好球を投じてしまった。
 このところ、よく一発を打たれる村上だが、その球は、高めに抜けた落ちないフォークばかりだ。
 フォークを投げる時は、より低めを意識しないといけないのに、あったっていない小園という事で、注意を怠り、雑な投球になったのではないか。
 勿体無い。

 この2点は、貧打タイガースにとって重い。
 この2試合でも、1点、2点しか取れていない打線だ。
 いきなり2回で2点のビハインドは、余計に焦りを生む。
 その焦りが、さして良くはない野村のピッチングの術中にハマることになる。
 結局、最後まで得点出来ず、完封負けだ。

 広島との3連戦、総得点が3点だ。
 ある意味よく、1勝出来た。
 ただ、この試合は、逆の展開にすべき試合で、負け越してしまったのは痛い。
 村上のピッチング、打てない打線、双方の猛省を促す必要がある。
 特に打線は、ラッキーボーイ的な活躍をする起爆剤が必要だ。
 下で結果を出し始めている高山の出番じゃないか。
 金本監督の時の開幕戦の様に、1番高山で勝負しても面白いんじゃないか。
 今こそ、高山の出番だと思うんだが・・・・・。

 次のヤクルト戦は、負け越しは許されない。
 まずは、先陣を切って西純矢が、今季一のピッチングをする事を望む。
 ヤクルトも調子は上向きの様だし、心してかかって欲しい。

 ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 23:18 | comments(0) | - |
2−0 対広島 救世主は、プロ初完封の大雨降太郎
 この苦しい時に、完投・完封で広島打線を封じた大竹は、真の救世主だ。
 思えば、現役ドラフトでタイガースに移籍して以来、今シーズンは、ローテに定着して、ここまで7勝1敗で、防御率も、1.13と抜群の成績。
 オールスターも監督推薦で選出された。
 今シーズン、大竹抜きに今の成績は考えられない、本当に救世主的な活躍をして来た。

 試合は、近本のいない先頭打者に入った島田が、いきなり森下からホームラン。
 昨日の負けの嫌な雰囲気を一掃してくれた。
 その後も、森下は、島田を警戒し、投げづらそうにしていたのを見ても価値ある一発。
 3回の追加点も、森下が島田を警戒する余り、歩かせたのが発端。
 島田のプロ初ホームランだったんだってねぇ、もう以前に打ってるとお思ってたわ。

 ただ、この3回の攻撃は、島田の四球から、中野のヒット、前川のヒットが相手外野のエラーを誘い、追加した1点で終わったのが、勿体無い。
 前川の後、大山が内野安打で無死満塁のチャンスだったのだが、この日1軍復帰の佐藤輝がセカンドゴロ、ノイジーがショートフライ、坂本サードゴロで、得点出来なかった。
 せめて、佐藤輝、ノイジーに外野フライでも打てる意識と技術が求められる場面だった。 
 しがとが2点差と3点差では、大竹の気持ちの持ちようが変わってくる。

 そんな少ない援護を、守り切った大竹のピッチングがやはり賞賛されるべきもの。
 それをリードした坂本もグッドジョブだ。
 このところ、坂本のマスクで勝ちがつかなく、大竹も勝ち運から見放されていた様なので、この勝ちが再度の進撃のきっかけになればいい。
 
 坂本は、次の試合で村上を、また上手く引っ張っていく仕事が残っている。
 前半戦の坂本マスクの連勝記録の様に、再び勝ちに導く好リードを期待したい。
 ここで、村上が続く事で、大竹の完封が、真の救世主となる。
 その為にも、頑張れ!村上、坂本!!

 ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 23:16 | comments(0) | - |
1−9 対広島 緊急事態
 近本は、結局骨折で登録抹消となった。
 当てた高梨のTWITTERでノー天気な呟きが、物議を醸し出したが、その後、社会人時代の同僚の糸原を通じて詫びがあったという。
 それでも、ぶつけた当事者が、それを置いといて、ああいう呟きをするのは、如何かと思う。
 まずは、詫びが先に立つべき話じゃないかな。

 その昔、「巨人の星」という漫画では、星一徹が、開発した魔送球を当時の潜湯である川上哲治に、「巨人軍の投手は、決してビーンボールを投げなかった。」と言われて、魔送球は投手で言えば、ビーンボールだと悟り、讀賣巨人軍を去るという話があった。
 そういう讀賣巨人軍の誇りというか、プライドっていうのは、あの江川事件以来、消えて無くなったんだろうねぇ。
 以前、ガルベスは、審判の頭目掛けてボールを投げつけたこともあったし、そのガルベスが、中日の山崎へビーンボールを投げつけたこともある。
 メイは、和田の頭目掛けてビーンボールを投げたこともあった。
 まぁ、外人だから讀賣の伝統を知らないっていうのかもしれんが、そういうことを許す土壌になっていたんだろう。
 そういうチームになっているから、高梨のノー天気なツィートが出てくるんだともう。

 そんな愚痴も出るのは、この緊急事態に臨んだ広島戦。
 こういう時こそ、踏ん張って、ベテランの力を見せなくてはいいけない西勇輝が、立ち上がりから5失点。
 近本、佐藤輝がいなくなり、打線がか弱さを醸し出す中、初回で勝負が決してしまったようなもんだ。
 西勇輝も、援護が望めない打線だけに、点を取られたら終わり的なイメージで臨んだ試合だったんだろう。
 西川のタイムリーで2点を先取された時点で、切れてしまっていたように見えた。
 それでも、後を踏ん張って、打線の奮起を待つ、そういうピッチングをしてこそ価値があるんだが、こういうピッチングでは、ローテに入れておく意味がない。

 打線は、どうしても近本がいない中、迫力不足は否めない。
 佐藤が2軍落ちして、ただでさえ迫力が欠けているのに、一番貢献度が高かった近本を失ったのだから仕方がない。
 どんなことをしても、この穴は埋まらないと覚悟すべき存在だ。
 後は、これをチャンスと捉えて、森下や島田、2軍の小野寺、高山辺りが、ここでラッキーボーイ的な活躍をしてくれる以外に道はない。

 特に、こういう時だからこそ、高山を上げて、試してほしい。
 確かに新人の時がキャリアハイで、3割打ったことも、2桁ホームランを打ったことも、280でさえ、超えたことがない選手なんだが、そのポテンシャルは、誰も目から見ても期待を抱かせる。
 高山自身、もうラストチャンスという思いもあるだろう。
 そういう選手の火事場の馬鹿力に賭ける、賭けなくてはいけないような緊急事態だと思う。

 そうして、佐藤輝を緊急昇格させるらしい。
 2軍でサイクル未遂をして、上昇気配が漂っているという。
 まぁ、一番救世主になりうる存在でもある。

 1 高山 センター
 2 中野 セカンド
 3 ノイジー レフト
 4 大山 ファースト
 5 佐藤輝 サード
 6 前川 ライト
 7 坂本 キャッチャー
 8 木浪 ショート
 9 大竹 ピッチャー
 これくらいの打順でいかんとしょうがないんと違うか?

 ここをどうやり繰りして、凌いでいけるか。
 それが今シーズンの行方を占う、これからの戦いになる。
 その最初の試合で、いきなり西勇輝がぶち壊したのは残念でならない。
 このところ、勝ち運に恵まれない大竹が、ここでなんとか踏ん張ってくれることを願うしかない。
 頼んだぞ!大竹、坂本!!

 ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 23:36 | comments(0) | - |
2−2 対讀賣 勝ちきれない、勝てなかった引き分け
 横浜に3タテを喰らった後の週。
 結局、3勝2敗1分で終わった。
 中日戦の2戦目と讀賣戦の初戦、そして、この試合と、好調時では、勝てた試合だった。
 まぁ、それだけチームの勢いが落ちて来たのもあるし、相手が上がって来たのもある。

 タイガースを3タテした横浜は、広島に3タテを喰らい、中日と1勝1敗1分だ。
 その横浜を3タテした広島も、後のヤクルト戦で負け越し。
 どこも、一気に行くだけの勢いはないんじゃないか。

 そこで、タイガースは、ここで地に足をつけて、しっかり、やるべき事をやる。
 そういう姿勢を保つ時だ。
 先発陣は揃っている。
 この日の才木に、少し疲れが見えれば、1回ローテを飛ばすことも可能だ。
 中6ローテで回るには、まだTJ明けの才木には、きついかもしれん。
 上手く休養を与えながら、そのパフォーマンスを維持してやることも、十分可能なピッチングスタッフがある。

 後は、その投手陣をいかに援護してやるかだ。
 ここへ来て、近本の調子が落ちているのが、得点力を削いでいる。
 この日も7回に高梨から、脇腹にデッドボールを受けている。
 余り、故障とか、痛い痒いを言わない選手だけに、故障を隠して無理しているんじゃないかと心配になる。
 もし、どこか悪いなら、無理せず、休養して、後半に備えるべきだ。
 近本が離脱することは、どうしても避けたいからなぁ。

 試合は、その7回の近本の死球で1死満塁になったチャンスをモノにできず、痛い引き分けに終わった。
 まぁ、近本が死球でなければ、セーフティスクイズでも面白い場面。
 満塁で中野でも、相手が警戒してなければ、試してもいいと思った。
 それだけ、ここで点をどうしても取りたい場面だった。
 チーム状態がイマイチの時こそ、ベンチの采配で点を取りに行かなくてはいけない場面。
 結局、これを得点出来なかった事が、勝ちきれなかったげんいんだから。

 これで、来週は、広島とヤクルトとの対戦。
 まずは、カード毎にしっかり勝ち越して行きたい。
 相手もタイガースと同じ様に、へばりも出て来ているし、好不調はある。
 タイガースは、現状いるメンバーで何がベストか、何ができるか、何をしなくてはいけないのか、今一度再確認して、しっかりとした戦いを見せて欲しい。
 そうしている間に、自然と状態は上向いてくるもんだ。

 ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 21:11 | comments(0) | - |
3−0 対讀賣 Gキラー 伊藤将司
 伊藤将司のGキラーぶりは、本物やね。
 前日、嫌なサヨナラ負けの後、讀賣も菅野を立てて連勝を狙う一戦。
 その讀賣の勢いを受け止めて、跳ね返すだけの相性の良さがあった。

 試合は、立ち上がり、さしてよく見えない菅野であったが、タイガース打線を自分のピッチングに引き摺り込んで、上手く打たせて、凡打に切って取る。
 タイガース打線も菅野のピッチングに惑わされることなく、自分の打撃をしていけば攻略もできただろうに、菅野の土俵に引き摺り込まれて勝負するから、菅野の思う壺のごとく、打たされる。
 そうした援護が期待できない中、伊藤将司は、讀賣打線に対して、見事なピッチングを繰り広げる。
 中盤から、審判の判定が、菅野に対しては広いストライクゾーンが、伊藤将司に対して、極端に狭くなったのも、そのピッチングで堪えて見せた。
 結局8回に代打を送られ交代となったが、7回を99球で、4安打無失点で投げ切った。

 援護は、4回の大山の一発の1点だけであったが、それを守り切る見事なピッチングを見せた。
 これで、間違いなく伊藤将司は、ジャイアンツ・キラーとして名を残すんじゃないか。
 打線は、9回に菊池を攻め、ノイジーのタイムリーと相手のエラーで2点を追加し、試合を決定づけた。
 まぁ、菅野の後の継投に問題を抱える讀賣が、菊池に頼らなくてはならないのは、助かったよなぁ。
 ここをしっかり切り抜けられれば、9回の裏を1点差で迎えることになり、タイガースも不安があったから、何が起こるかわからんかった。

 前日の嫌な負けを引きずらずに、この試合を勝ち切ったのは大きい。
 それも、これも、讀賣を抑え込んだ伊藤将司のピッチングによるところが大きい。
 この伊藤将司に続いて、才木が讀賣打線に対して、力で抑え込んで、カード勝ち越しを狙いたい。
 打線が心許ないが、ノイジーが上がってくれば、後は佐藤輝の復帰待ちになる。
 この日、ヒットはなかったが、前川は、相変わらず振れている。
 ミエセスも、ボールを振らず、チャンスメークできる四球を選んだり、1発の怖さもある。
 しばらくは、ライトを前川固定で、レフトをノイジー、ミエセスで争わすことになるか。
 
 そうなると、サードだけやなぁ。
 糸原の打撃が、狂っているから、渡邉諒くらいしかいないんよねぇ。
 最悪、木浪をサードに、ショートに小幡ってことも考えなくてはいけないか?
 ノイジーは、サードの練習はしてないのか?
 本職はサードなんだから、サードにノイジー、レフトにミエセスというのも考えられるのだが。
 まぁ、佐藤輝が一刻も早く、戻ってくることが一番なんだけどなぁ。

 ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 21:54 | comments(0) | - |
1−2x 対讀賣 隙を見せるな!
 延長10回、ピッチャー加治屋。
 中田翔、丸というキツいところを取って、2アウト。
 次がピッチャーの打順で、讀賣は代打として岸田を起用。
 本来は、ウォーカー当たりが来る気がしたんだが、讀賣もこの回の得点を諦めてか、あるいは何らかの意図があったのか?
 まぁ、岸田には悪いが、罷り間違っても、ヒット程度で、それ以上のことはない。
 2アウトを取って、そういう思いで、勝負をする前に、緊張の糸を切ってしまった。
 こういう時は、得てして良からぬことが起きる。

 加治屋の2球目を捉えた打球は、ライトフェンスを越え、サヨナラの一打となった。
 まぁ、岸田を軽く見て、慎重な投球を怠ったバッテリーのミスとも言える。
 こういう時こそ、一声かけて、慎重に攻めて、打ち取ることを考えなければならない。
 それを怠ったがために、試合を失うことになってしまった。
 加治屋も登板過多気味で、この場面で中田翔、丸を打ち取って、一息つきたい気持ちは、わかるが、最後まで油断したらいけない。
 そういう意味で、疲れから、緊張感の維持、細心の注意に神経が行かなかったのかもしれない。
 
 試合は、戸郷を相手に、久々の先発の西純矢が好投し、一歩も譲らぬ投手戦だった。
 内容的には、球数を要していた戸郷より、少ない球数でイニングを消化していった西純矢が優っていたように見える。
 昨年も、讀賣戦での好投から、ローテへ定着し、6勝を挙げた。
 今年も、これをきっかけに、ローテへ定着してくれると、後半戦に心強い。
 まぁ、讀賣に対しての相性もいいのかもしれない。
 できれば、勝ちをつけてやりたかったが、あの大城への1球が勿体無かった。
 得点圏での場面、前の打席でいい当たりをされている大城への初球の入り。
 もう少し工夫があってよかった。
 それは、梅野のリードにも問題ありだと言える。

 心配は、このところ後ろのピッチャーが打たれ始めているところ。
 中日戦で島本が、この試合で加治屋が、これまで好投を続けてきたピッチャーが打たれている。
 まぁ、登板数が嵩んで、疲れもあるんだろう。
 上手く、休養を与えながら、登板過多に気をつけて起用をお願いしたい。
 まだまだ、前半戦なんだから。

 まぁ、戸郷相手に、勝てた試合だけに勿体なかった。
 ただ、これで讀賣を勢いに乗せるわけには行かない。
 残り、伊藤将司と才木がしっかりと抑えて、勝ち越しをしないと。
 オールスターまでは、湯浅、青柳の復帰までは、やりくりしながら耐えていかなくてはならない。
 それには、先発ピッチャーが踏ん張ってくれないと、後ろを適度に休ますことができない。
 
 ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 22:59 | comments(0) | - |
8−0 対中日 村上のストレートが戻って、久々のカード勝ち越しを
 休養十分で、村上が登板。
 今シーズンの衝撃の讀賣戦の好投から、ローテを守って、走り続けて来た。
 そんな村上に、交流戦の前くらいから疲れが見える様になっていた。
 当初のボールのキレや低めのストレートの伸びがなくなって来ており、勝ちにも恵まれなくなっていた。
 それでも、十分に試合は作っていたんだが、やはり、どこかで休養を与えて、リフレッシュさせる事が必要じゃないかと思っていた。

 まぁ、交流戦が終わり、4日間の予備日を利用して、村上の登板日を木曜にずらす事で、リフレッシュ期間を与えたのは正解だと思う。
 本来なら、先週の金曜日の横浜戦へというところを、我慢して、この日の中日戦まで間隔を空けた。
 その効果もあって、村上のストレートが戻って来た。
 序盤こそ、緊張からか高めに浮く場面もあったが、逆に伸びがあるため、この高めを振らせる事ができた。
 結局、7回にピンチを招いて、100球に到達して、この回までだったが、7回を5安打、1四死球で零封した。
 ナイスピッチング!

 打線は、左の松葉という事で、好調の前川を6番に下げ、3番に渡邉諒、5番にノイジーを起用した。
 渡邉諒は、一発を含む3安打で3打点と起用に応え、前川もタイムリーを放ち、ノイジーも久々のマルチ。
 まぁ、ノイジーは、初回のショートゴロが、相手のエラーで命拾いしたのが大きい。
 結局、これが先制点となり、前川のタイムリーで更に1点追加で、初回に2点を先制した。
 まぁ、ノイジーが気分を良くして、立ち直ってくればいいんだけど。

 まぁ、この3連戦は、相手のミスに助けられた部分が大きい。
 それだけ、ドラゴンズのミスが目立った。
 まぁ、そこにつけこめる様になって来たのは、タイガースが少しは底を脱して来たとも言えるんだけど。
 まぁ、ミスは失点に繋がるって事を他山の石として、今後に活かしていかんといかん。

 次は、讀賣戦。
 好調の戸郷をどう攻略するか?
 西純矢が久々の先発。
 昨年のいい時、特に讀賣戦で見せた完封劇を再現する様なピッチングができればいい。
 本来、ここのローテは、西純矢の予定だったのだから、今一度ローテを取り戻す気概で向かっていって欲しいもんだ。
 ここで西純矢が戻れば、後は青柳だけになる。

 ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 23:12 | comments(0) | - |
2−4 対中日 ピッチングに粘りがなくなってきたんと違う?
 2回の大竹のピッチング。
 1死2、3塁で、バッター石橋。
 打順は下位に回るし、最悪でも1点、できれば無失点で凌ぎたい場面。
 坂本は、内角を詰まらせ、内野ゴロかポップフライでと配球。
 まぁ、それは間違いではない。

 ただ、石橋もこれをよく見て、ファールに逃げる、って言うかファールが精一杯で、フェアグランドに打球が飛ばない。
 しかし、粘った8球目をレフト前に落として、2点タイムリーとした。
 まぁ、大竹は、ピッチングでは勝っていたんだが、粘り合いに、最後少し高めに浮いたストレートを前進守備の内野を越えて、レフト前にポテンと落とされた。

 これが、勿体なかった。
 内野が前進守備であるのに、レフトが深かった様に見えた。
 内野前進で、内角攻めて詰まらせようとしているのなら、レフトも前進でよかった。
 そうでないと、この結果の様に、折角詰まらせているのに、ポテンヒットになってしまう。
 
 まぁ、勝っていた時の大竹なら、こうゆう場面でも粘って、持ち堪えられたんだろうけど、最近勝ちがつかなくなっているのは、こう言う場面で粘れなくなっているからなんだろう。

 同じ事が、10回の島本にも言える。
 1死から福田に死球、これを送られて、2死2塁。
 ここで、岡林に5球目のフォークを掬われ、決勝の3ベースを打たれた。
 ここも、敢えて内角へ行く必要があったのか。
 絶対点をやれない場面なんだから、外のボール球で勝負すること考えなくてはいけない場面じゃなかったか。

 序盤、勝てるリードを誇っていた坂本が、このところ勝てなくなっている。
 それは、ピッチャーの粘りがなくなってきている中、以前と同じパターンでリードしているからなのかもしれない。
 今一度、今のピッチャーの調子がどうなのか、以前と同じパターンでの危険性が高まっていないのか、再考する事が必要になって来ている。

 次は、村上だけに、キャッチャーは、坂本か。
 登板間隔が空いて、疲労も取れたんと違うか?
 また、最初の時の様なピッチングを期待したい。
 まずは、久々のカード勝ち越しを決めて、負の連鎖を止めるべきだな。

 ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 23:13 | comments(0) | - |
11−3 対中日 右京の豪打で再進撃や!
 2位に陥落した後の試合。
 打線は低調で、どういう打順を組むのか注目された。
 起爆剤たる存在は、まだ疲れが出ていない、前川とムードメーカーのミエセス。
 この2人に賭けるしかない状況であった。

 その前川が、猛打賞の爆発。
 沈み込んでいた打線を呼び起こした。
 最初の打席こそセカンドゴロに倒れたが、2打席目は中野をセカンドに置いて、タイムリーを放ち、大山の2ランを呼び込んだ。
 第3打席は、5回の先頭打者として3ベースを放つ。
 これも2点差に迫られた後、再度突き放すきっかけとなる当たり。
 そして、猛打賞の3本目は、左の福から。
 外角のスライダーに泳がされながら、上手くライト前に拾った技ありの一打。
 まぁ、どれも高卒2年目とは思えないバッティング。
 これで、当分、相手のピッチャーの右左に関係なく、前川をスタメンで使っていいんじゃないかと思う。

 まぁ、これから前川の苦手コース、特にインサイドを厳しく攻められるようになるんだろうけど。
 それを乗り越えんとレギュラーにはなれんのだけど、やはり怪我だけは注意したい。
 インコース攻めで、デッドボールも増えるかもしれない、ここまで怪我に付き纏われてきただけに、ここで怪我で棒に振っては勿体無い。
 ただ、それを恐れてばかりで、インコースが打てなくなるのもよくない。
 これを乗り越えてこそ、金本の6番を引き継ぐ存在になるんだから。

 また、もう一人の起爆剤のミエセスもいい仕事をしている。
 第1打席のセンターフライもいい当たりだし、第2打席のヒット、第3打席の四球と、ボール球に引っ掛からず、我慢して、自分の打てるコースをしっかり叩くことができている。
 今は、ノイジーよりはるかに期待はできる。
 しかも、明るく、ミエセスが打つとベンチが盛り上がる、ムードメーカーの役割も担っている。
 3番前川、4番大山、5番ミエセスのクリーンナップがハマっている。

 タイガース打線の起爆剤は、近本と佐藤輝であった。
 その2人が打つと打線がつながり、得点力が上がってくる。
 その2人が不調で、この所の得点力減になっていた。
 それが、前川とミエセスという新しい起爆剤が出てきたことで、持ち直してきた。
 この2人が、タイガース打線の得点力を上げる起爆剤になってくれるよう願うばかりだ。

 試合は、打線が上手く機能し11得点を挙げて、連敗を5で止め、首位に返り咲いた。
 まぁ、ピッチャーの西の不甲斐なさはあったが、この試合、西なら完投しなくちゃいけないでしょう。
 5点の援護をもらった途端、3点を返され、あわや同点まで覚悟するピンチを招いた。
 こういうところがいただけない。
 5点のリードをもとに、もっと楽にピッチングして、できるだけ長いイニングを稼がなくてはいけない。
 それを3点を失って、5回をやっとって、ちょっと情けなさすぎる。
 次のピッチングで、挽回してくれることを期待する。

 連敗も止まったし、打線も復調基調に入ってきた。
 後は、佐藤輝不在の間、サードをどうするのか?
 糸原では、弱い気がするが、他は渡邉諒くらいしかいない。
 北條なんか、今がチャンスなんだが、何してるんだか?
 いずれにしても、なんとかやりくりして佐藤輝の復調を待つしかない。
 それまでは、前川が2年目とは思えない打撃で打線を牽引していくしかない。
 次も、頼んだぞ!

 ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 23:30 | comments(0) | - |
3−5 対横浜DeNA ハマスタでの戦い方を考え直せ
 案の定、ハマスタで3つやられて、首位を陥落した。
 まぁ、今のチーム状態で、勝てという方が難しい。
 先発の才木は、1点もやれない状況でのピッチング。
 相手を力で押さえ込んでいく才木のピッチングは、同時に球数を要する。
 先に、ある程度の援護があれば、相手の焦りを誘って、ファークを振らせて、省エネピッチングもできるが、無援護の状態で、相手に先に点をやれない状況。
 低めのフォークは、捨てられて、高めに浮いた球に目付をされる。
 それを、ベイスターズの中心打線(佐野、牧、宮崎)に徹底され、少ないワンチャンスをモノにされて、先制を許す。

 もう、こうなると反発力を示すどころじゃない。
 バウアーから、チャンスは作れど、決定だがでない。
 横浜が、少ないチャンスを確実にモノにしているのを、タイガースは無駄に残塁を増やしている。
 なんか、ハマスタが狭いから、1発で、というような意識が強いのか?
 横浜が、確実に逆方向にセンター返しを心がけ、得点を挙げているのを見ていなかったのか?

 まぁ、一番のチャンスは7回に、1点返して2点差で、二死満塁で森下の場面。
 ここでも、結局バットが出てこないで、残塁を加えただけだった。
 タイガース打線全体に言えるが、初球に緩いカーブでストライクをとりに来るのを、誰も狙わないんだよね。
 簡単にワンストライク取られて、バウアーのペースでピッチングされてしまっている。
 甘いところに絞って、撃ち抜く選手が出てきて欲しいところ。
 そうすれば、初球に簡単にストライクが取れないので、ボール球から入ることになる。
 そうやって、バッターの方が主導権を握れるようになるはずなんだが・・・・。

 しかし、完全に得点パターンを失っている。
 中野、近本が、出て大山、佐藤輝で返す。
 これが、佐藤輝の不調と、中野、近本のスランプで無くなっている。
 8番木浪が出て、ピッチャーで送って、近本、中野が返す。
 これも、木浪が不調になってきて、機能しずらくなった。
 木浪は、休養十分の小幡に代えて、対応していくしかない。
 ただ、佐藤輝の穴をどうするか。
 いっそ、2軍で打ち始めた、高山でも上げて、みるか?
 ミエセスと併用し、サードは、ノイジーか渡邉諒でなんとかする。
 まぁ、その程度の手しか打てないが、最後は選手の気概だ。
 一昨年、優勝を逃した悔しさを、今年何としても晴らすという強い気持ち以外ないない。
 その気持ちで、この苦境を乗り切って、再度快進撃を期待するしかない。

 ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 17:53 | comments(0) | - |
0−2 対横浜DeNA 結局、貧打線の解消は、できてなかった
 今シーズン、開幕から四球を選んで、出塁することに長けてきた。
 四球もヒットも同じだ。
 慢性的な得点力不足のタイガースにとって、それは貧打解消の一手になるかに思えた。
 実際、四球を起点とした攻撃で、得点力は上がった。
 それが、首位快走の要因であるとも言われてきた。

 ただ、決定的な解消ができないのは、打つべき主力に相変わらず、決定力が不足しているということなんだ。
 4番の大山のみ、成長が見られ、今季、勝負強さを発揮していてはいる。
 だだ、大山を挟む3、5番の打者が、なんとも心許ない。
 ノイジーは、広角に打てることを謳って3番に定着させたが、結果が伴わない。
 逆に打線を途中でぶった斬ってしまう。

 5番の佐藤輝は、一向に課題を克服する様子が見えない。
 力んでもヘッドは走らない。
 それより、逆に力むことでスイングはブレ、球に当たらない。
 それが、いまだに理解できない。
 しかも、疲れてくると、余計に力むから、もうドツボにハマってしまう。
 まずは、振れる体力をつけて、いかにヘッドを走らすスイングをものにできるかだろう。

 もう、今となって死んだこの歳を数えても始まらない。
 現状をどう打破するのか?
 3番は、元気な前川を抜擢してやればいい。
 あのスイングスピードの速さは、脅威だ。
 2年目ということを考えず、抜擢してやることを望む。

 5番は、ミエセスでいくしかないのやろう。
 下から、高山をという方法もありかもしれんが、左やし、あとは、小野寺だが、5番はしんどいやろなぁ。
 6番には、サードで糸原を入れて、8番ショートを小幡にしてみたらどうやろ。
 本当は、疲れが見えている近本や中野も休ませたいところだが、まず木浪をリフレッシュさせる。
 
 開幕から走ってきた選手たちは、ある意味ある程度固定されて戦ってきたので、疲れも一様に出てきている。
 その中で、体力がある大山のみ持ち堪えているという状況じゃないか。 
 今まで、控えで体力を使っていない、小幡や糸原に出番を与えるのも方法だし、2軍から抜擢するのも方法だ。
 そういう中で、チャンスを掴む選手が残っていくのだから。

 ともかく、今がチームとして底じゃないかと感じる。
 ここで横浜に抜かれても、まだまだ悲観する状態ではない。
 いかに立て直し、再度5月の快進撃のような状態を再び作れるかということだ。
 それには、まず、ハマスタの連敗を止めとこうや。

 ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 20:07 | comments(0) | - |
1−3 対横浜DeNA ズルズルいきそうな、やな予感
 今永が良かったとか、どうとかより、タイガースの打線の振りが鈍すぎる。
 これじゃ、外野の頭を超えたり、内野の間を鋭く抜けていくような、勢いのある打球は打てない。
 だから、肝心なところ失速して、凡打となる。
 交流戦の後半から、同じような状態が続いている。
 
 交流戦後の4日間の休みで、少しはリフレッシュして、立て直せたかと期待はしたが、どうもそのままのようだ。
 しかも、3番のノイジーと5番の佐藤輝が、不調のままでただでさえ貧打の打線をぶった斬っている。
 命綱の、近本、中野の1、2番も、下降線で、このところ活躍したのを見ていない。
 まぁ、スタミナ切れか、単なる不調の波がきているのか。

 こういう場合だから、左ピッチャーでもスイングに一番勢いのある前川を使ってやればいい。
 ああいう、思い切ったスイングを見せられれば、周りが釣られることもある。
 ある意味、一番起爆剤と慣れる選手なんだから。

 逆に横浜も、タイガースの不調に助けれれているが、打線は本調子ではない。
 関根も1シーズン通して活躍でいるか?
 こういう時に踏ん張ってこそ、終盤に生きてくる。
 逆に、ここでズルズル行けば、終盤が苦しくなる。

 オールスターまでは、なんとか粘っこく、勝ちを拾っていかなくては行けない。
 それには、不調でもなんとか、ことを起こせるバッターが必要となる。
 それには、近本、中野が早く調子を取り戻してこなくては行けない。
 そして、前川のような起爆剤が必要なところだ。

 ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 23:16 | comments(0) | - |
0−9 対福岡ソフトバンク チームとしてのスタミナがキレてきたんかな
 才木が投げている間こそ、なんとか先制し、逃げ切るような展開ができないかと思っていた。
 実際、そうやってタイガースはここまで勝ってきたし、貯金を作ってきた。
 それが、そう言う目論見通りに行かなくなっているのが交流戦に入っての戦いだ。
 それでも才木は、佐々木朗希に投げ勝ったように、踏ん張ってくれるかと思った。
 踏ん張ってくれたのは、くれたんだが、球数があまりに多くかかりすぎていた。
 5回を被安打2で失点0で抑えてはいたが、4つの四球で球数は100球を超えていたため、交代を余儀なくされてしまった。

 今のタイガースの中継ぎ陣で6回から4イニングを抑えるのは、相当難しい。
 及川は、一発病があるし、浜地は怖くてビハインドの状況じゃないと使えない。
 加治屋も、疲れが見えているし、この日は岩崎が使えない。
 頼りになるのは、島本と岩貞くらい。
 多分、岩貞がこの日の抑えの予定だったろう。
 そうすると島本に6回を任せるとして、7、8回をどうするかだ。
 石井が万全で復帰しているのなら、石井だが、前日のピッチングを見るとまだ、本調子とは言えない。
 あとはケラーにかけるか。

 そこで、島本の後に指名したのが加治屋であった。
 右打者に強い加治屋であるが、甲斐にいきなり2ベースを浴びる。
 三森にはバントを阻止したが、結局進塁打を打たれ、中村晃を歩かせ、牧原にタイムリーと先取点を取られてしまった。
 ここで、加治屋を及川にスイッチ。
 もうここからは、サンドバック状態で、浜地までで、5点を失って勝負がついた。

 結局浜地は8回にも2点を失い、9回はケラーが大量ビハインドの敗戦処理にさらに2点を失い、計9失点で試合は終わった。
 一時は万全の中継ぎ陣と言われていた、ブルペンが崩壊してしまった。
 湯浅の離脱に始まって、石井の離脱、浜地の不調、及川の1発病、加治屋の勤続疲労によるパフォーマンス低下などの問題が一気に襲ってきている。
 こうであれば、富田をもう一度中継ぎに戻した方がいんじゃないか。

 一見万全に見えた投手陣も、青柳が2軍調整を余儀なくされ、先発に駒を欠いたり、中継ぎの充実がやせ細ってきており、不安が露呈している。
 こういう事態を見据えながら、岡田監督は、いつまでもうまいこと行けへんよ、と言ってきたんじゃないだろうか。
 それを見据えて、ビーズリーを先発に、桐敷にチャンスを与えたりしてきたはずだが、ブルペンへの補強ができていなかった。
 下で頑張ってるのが、岡留や馬場あたり、少し心もたないわな。
 
 この4日間のブレークの間に、今一度ブルペンの整理をして、どう使っていくのかを明確にしたい。
 チームとして、ブルペンのスタミナの充填を図りたい。
 ブレーク明けは、敵地横浜での3連戦。
 相手は、交流戦トップの成績で乗ってきている。
 簡単に勝てる相手ではない。
 ある意味、前半戦の天王山と言っていい。

 ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 20:16 | comments(0) | - |
4−6 対福岡ソフトバンク 9回の悪夢、三たび
 終わってみれば、及川が野村に打たれた2ラン、元を正せば、その前の甲斐に与えた四球が痛かった。
 3点リードの7回から、継投に入ったタイガースは、ホークス打線が左が多いことから、及川を選択した。
 及川は、栗原、柳町という左を難なく抑えたが、右の甲斐を追い込みながら、歩かせてしまった。
 ここでソフトバンクは、代打に野村勇を代打で投入、これに甘い高めをスタンドへ運ばれた。

 この試合、大竹の好投と4回のチャンスをものにした近本の勝負強さに、4対1とリードを奪った終盤の戦いだ。
 大竹の12球団勝利もかかっている。
 できれば万全を期してリードを守り切らなくてはいけない。
 しかも、新守護神の岩崎は、連投しており、この日投げれば3連投になるため、できれば避けたい。
 岩崎は、連投が続くと、キレがなくなるため、打たれる可能性が高くなる。
 適度の休みが必要なストッパーである。

 そういう事情がある中、及川が甲斐を歩かした時点で、代打が野村勇となった時点で、右ピッチャーへスイッチすることは考えられなかたか。
 代打の代打が来て、三森か上林だろう。
 万全を期すなら、加治屋を投入しても良かったんじゃないだろうか。
 ここで、得点を入れられれば、終盤に岩崎の投入を余儀なくされる重要な場面だけに、万全を期してもらいたかった。

 結局、1点差に迫られ、最終回へと進んでしまう。
 タイガースのピッチャーは、3連投の岩崎。
 岩崎は、1死から、相性が悪い嶺井にラッキーな2ベースを打たれて、おかしくなった。
 ここでも打順が回った甲斐を四球で出したのが痛かった。
 元々、打率が差して高くないバッターなんだから、ある程度強気で攻めて良かったんじゃないかと思う。
 岩崎は、先ほどホームランの野村勇は三振にとって、2死まで漕ぎ着けたが、中村晃にうまく打たれ、2点を失い逆転を許した。

 これで9回に試合をひっくり返されたのは、交流戦3度目だ。
 湯浅が2度で、岩崎が1度。
 まぁ、これを逃げ切っていれば、今頃交流戦の優勝争いしているんじゃないか。
 それほど、このスットッパー問題は、重く、課題となってきた。
 
 後1試合で交流戦も終わり。
 なんとか勝って、借金1で終わりたい。
 シーズン再開後は、色々課題を試行錯誤しながら解決していかなくてはいけない。
 9回のストッパーは、一人一殺くらい考えて、相手も右左を見ながら起用していくのも方法かもしれない。
 中心は岩崎なんだろうが、岩崎は連投まで、3連投は避けなくてはいけない。
 その際のストッパーは、石井の調子が戻れば石井、またはケラー、左は島本、及川を組み合わせて使うしかないんじゃないかな。
 湯浅が復活してくれるのが一番なんだが・・・・。

 まぁ、とりあえず今日勝って、最後を飾って、4日間の休みに入るので、ここで立て直したい。
 それには、才木が頑張って、いいピッチングをしてくれないと。

 ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 20:56 | comments(0) | - |
4−1 対福岡ソフトバンク 原口のすべて 魅せろ 震わせろ
 やっと、原口が原口らしさを見せた。
 そのバッティングは、チームでも上位に来るが、守る場所がなく、代打にその活路を見出している。
 しかも、その代打でシーズン23安打を放ち、右打者としての球団最多記録、左打者を含めてもNPB歴代3位の記録持っている。
 その勝負強さが、原口の持ち味でもある。
 ある意味、最高の代打の切り札と言っていい。

 その原口が今シーズンは、苦しんでいた。
 開幕カードこそ、1発を放って、いいスタートを切ったかに見えたが、その後の代打起用には、応えられない場面が続いた。
 原口の悪い時は、外のボール球になる変化球を打ちに行って、空振りしてしまう。
 そうして、打つたられるシーンが、何度も続いた。

 この試合は、いつもの終盤でなく、試合中盤の6回に出番が回ってきた。
 先頭の中野がヒットで、ノーアウトのランナーが出たが、ノイジー、大山が打ち取られ2アウトになった。
 ここで5番にピッチャーを入れていたことから、原口の起用となった。
 本当は、この中盤のこの場面では、原口でなく、渡邉諒か小野寺という場面なんだが、不調の原口に対する岡田監督の配慮を見たように思う。
 従来より、楽な場面(中盤の2死1塁)で打たせることで、力みが消えれば、本来のバッティングを思い出すんじゃないか、そう思ったんではないだろうか。

 この起用が見事当たる。
 和田の6球目のストレートが甘く入るのを、センターオーバーへ打ち返し、中野がホームまで走って、逆転の1打となった。
 まぁ、タイガース打線が、苦手にしている和田を捉えられたのが良かった。
 大体、2003年の日本シリーズから(って、20年前かい?)和田には、やらっぱなし。
 そのスピード自体は、それほどないのだが、キレがいいので差し込まれ、詰まらされ、打ち取られるというパターンだ。
 その和田に、この日も苦しめられていたので、この6回に捉えられたのが大きい。
 その後、佐藤輝のひさびさの一発もでて、この回で3点をリードした。

 この回まで、先発のビーズリーの跡を受けた島本が2イニングをしっかり抑えたのも大きい。
 その島本に複数イニングを投げさせるために、打順が回った後のミエセスに変えて、5番に島本を入れていたのが、原口の代打起用へ繋がった。
 この辺の采配は、岡田監督の読みと先を見る見事な采配であったと思う。
 これで、原口が生き返り、島本が自信をつけて左の中継ぎで複数イニングを行ける役回りを得られることになる。

 交通戦も残り2試合。
 2つ勝たないと、勝ち越せないんよねぇ。
 讀賣が、好調なのが癪に触るが、タイガースは勝ち越しを目指して、残り2試合を頑張れ。

 ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 23:37 | comments(0) | - |
2−3 対オリックス 湯浅の憂鬱
 9回を締めるクローザー。
 今年のタイガースは、ここに湯浅を当てはめた。
 湯浅は、昨シーズン中継ぎでホールド王のタイトルをとり、WBCのメンバーにも選ばれた。
 その湯浅は、その急仕上げの反動もあり、開幕直後前腕の不具合により、登録を抹消され2軍調整を行なった。

 その2軍調整を経て、戻ってきてからの湯浅がおかしい。
 先週の楽天戦では、小深田に逆転サヨナラ3ランを喰らい、今日の試合では、頓宮に同点弾、杉本に逆転の決勝弾を見舞われた。
 どれも、高めに抜けた、打たれるべくして打たれた球だ。 
 湯浅も、そこへ投げようなんて思ってはいなかったんだろうが、そこへ言ってしまう。
 
 何故か?
 湯浅は、前腕の不調で再調整していた。
 湯浅のピッチングの基本は、上から叩きつけるようにして投げ込むストレートとフォークのコンビネーションだ。
 それが思うように操れない。
 それは、前腕の不調から、最後のリリースの際の抑えが効かない。
 それ故、球が高めに抜ける。
 特に高めに抜けたフォークは、落ちないどころか、一番飛ぶ球となる。
 それが、こうまで被弾する理由。

 リリースの最後で、ボールを押さえ込むように、球をキル。
 これは、ある意味前腕の筋に負担をかける。
 ここを故障した湯浅は、再び同じことになるのを恐れて、無意識のうちにリリースの最後の押さえ込みが甘くなる。
 それが、コントロールを狂わせ、高めに抜けて、カウントを悪くしたり、フォークを打ちごろの球へ変える。
 これを解消するには、今一度、以前のように、叩きつけるように球を押さえ込んで投げるピッチングを思い出すしかない。
 当然、前腕への不安を抑え込まなくてはいけない。
 まぁ、それが出来るまで、下で再調整するしかないな。

 しかし、2週に渡って、湯浅で落とした2試合はでかい。
 このまま、今シーズンのアレを逃すことがあれば、あの試合が、と言われるような試合だ。
 交流戦も勝ち越しが怪しくなってきた。
 あれがなければ優勝争いに加わっていたかもしれない。
 まぁ、死んだこの歳を数えてもしょうがない。
 これからのラスト3試合のソフトバンク戦。
 全力で取りに行かんといかん。
 いい形で交流戦を終わりたい。

 ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 23:05 | comments(0) | - |
8−3 対オリックス 近本が打つと、サトテルが打つと
 西勇輝がいきなり、広岡に2ベースを打たれて、先取点を奪われる、嫌な展開による幕開け。
 それを覆したのは、近本が先頭でヒットで出塁。
 初回の先頭での出塁を久々に見た気がする。

 この近本のヒットは、オリックスの先発曽谷に大きなプレッシャーをかける。
 1点の先取点を貰い、守らなくてはいけないと言う意識。
 先取点を貰ったイニングの裏の守り、大事にいかなくてはいけないと言う意識。
 新人で2試合目の先発の立ち上がり。
 思い切って行かなくてはいけないと言う力み。
 曽谷を狂わせるに十分の状況が揃った。

 中野に四球、ノイジーに死球で無死満塁となると、大学の先輩である大山に犠牲フライで同点。
 そのチャンスに、ミエセスがタイムリーで逆転。
 尚も続くチャンスで佐藤輝が2点ツーベースで4点を挙げた。
 不振で、スタメンを外されていた佐藤輝は、ミエセスのタイムリーの後で、気が楽に打席に立てたようで、2球目のストレートにスムーズに反応した。
 このスイングに余計な力みがなく、ヘッドが素直に走っているから、軽く見えても外野の頭を越える打球になる。
 この感覚を覚えてほしいよなぁ。

 佐藤輝が打つと打線が活発になる。
 それは、今まで見てきた中での傾向。
 この日は、この佐藤輝の打撃が、タイガース打線全体を活気付けることになる。

 西勇輝は、立ち上がり、2回と不安のある投球であったが、3回以降立ち直り、6回を94球、被安打5、失点2でまとめて勝ち投手となった。
 立ち上がりの不安定さは、問題であるが、先発の役目は果たせたと言っていい。
 青柳もだが、どうもこの2人の今シーズンは、立ち上がりに問題がある。
 その原因は、どこにあるのか、ちゃんと究明して対策しておかないと、シーズン終盤の勝負どころで、同じようでは困るからなぁ。

 試合は、曽谷を降ろした後も、継投のピッチャーも打って、結局10安打の二桁で8得点で勝利を納めた。
 不振の近本、中野、ノイジー、佐藤輝にもいいヒットが出たし、ミエセスもいい仕事をした。
 連戦が終わり、少しはリフレッシュできたと言う感じか?
 問題は、次の試合。
 山岡を打って、勝ち越してこそ、底を脱しったって言える。
 ここでオリックス・ソフトバンクに勝ち越すことで、パ・リーグの上位には強いと言えるようになるので、ここから4試合が重要になる。

 まずは、伊藤将司が、甲子園での強さを見せるピッチングに期待したい。

 ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 23:09 | comments(0) | - |
0−2 対オリックス この山本由伸に投げ勝てる村上たれ
 今シーズンの成績こそ互角であるが、ここまでの実績では、遥かに及ばない。
 それでも、高校時代は甲子園を知らない山本由伸に対して、選抜の優勝投手の村上と逆の立場であったはず。
 大学進学を経て、プロ入りした村上が、大学時代の故障やプロ入り後の対応に苦心する中、高校からプロ入りした山本由伸は、順調に実績を積んで、今や侍のエース的存在であり、NPBナンバー1ピッチャーの評価をもらい、メジャーからも垂涎の的になっている。

 その対照的な歩みをしてきた、同年齢の2人のマッチアップ。
 今シーズンに覚醒し、一躍注目される存在になった村上にとっては、投げ合うには、恰好の相手だろう。
 ここで、佐々木朗希に投げ勝った才木の様に、結果を残せれば、自身の自信が深まるだけでなく、チームにも勢いがつく。

 そんな2人の投げ合いは、やはり投手戦となる。
 しかし、タイガースの守備の破綻が、オリックスへ先取点を与えてしまう。
 大山のファーストゴロを弾いたエラーから、渡邉諒のセカンド送球エラーが続いて、無死満塁のピンチで中川にタイムリーを打たれる。
 ただ、このピンチを1失点で凌いだのは、村上の成長の証だろう。

 しかし、7回にゴンザレスに打たれた1球は、失投だった。
 3球目の高めのボール球のストレートを空振りしたのを見て、ゴンザレスは高めを狙っているのは明白。
 そのゴンザレスに、5球目のストレートが、真ん中高めのストライクゾーンに入るから、たまったもんじゃない。
 飛んで火に入る夏の虫で、一撃で仕留められた。
 ここは、ストライクゾーンには投げてはいけない場面。
 まぁ、もっと高めを狙ったか、低めを狙ったのが浮いたか、だろうが、一発だけは、避けなくてはいけない場面での失投は、いただけない。

 この1点は、山本由伸を楽にして、8回まで、112球でヒット2本、四死球1と、ほぼ完璧に抑えられる。
 まぁ、村上の様な失投もないし、付け入る隙を与えない見事なピッチングだった。
9回は代わった、山崎颯を攻めて、あわやの場面もあったが、大山一打をファインプレーに阻まれ、やはり2点差になった事が大きく響いた。

 村上は、この経験を糧としなくてはならない。
 相手のエース級と投げ合うには、1球の失投が命取りになる。
 相手の山本由伸の様に、付け入る隙を与えない様なピッチングができないと勝てない。
 今後、村上は、そう言う相手と投げ合わなくてはいけない位置にいる。
 山本由伸に投げ勝てるピッチャーとなることが望まれる。
 頑張れ!

 9連戦が終わり、移動日の休養を挟んだので打線が少しは、活発化するかと思ったが、この日の山本由伸の調子では、何とも計り難い。
 ある意味、引きづらないで済む敗戦だ。
 問題は、次の試合から、しっかり立て直して、タイガースらしい試合をして勝つことだ。
 交流戦は、まだ終わっちゃいないのだから。

 ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 23:13 | comments(0) | - |
1−0 対北海道日本ハム 江越には、渡邉諒で、連敗を止める
 現地観戦をした2試合は、江越、伏見、マルチネスに徹底してやられてしまった。
 取り分け江越には、初戦にレーザービーム、ホームラン、2戦目に決勝打の足掛かりになる2ベースと、よく言う“恩返し’’をされてしまった。
 そうなれば、こっちは渡邉諒が‘’恩返し“をするしかない。

 本当にそう思ったかどうかは、別にして、不調の佐藤輝のスタメン落ちを決断して、渡邉諒をサードで起用した。
 まぁ、この3連敗の要因は、ノイジーと佐藤輝の不振が大きく占めていたんだが、一昨日は、ノイジーを、この日は佐藤輝をスタメンから外すと言う、荒療治に出た。
 
 試合は、才木が持ち前の投球を発揮し、2回の前川の3ベース、渡邉諒のタイムリーで挙げた1点を、岩崎、湯浅と繋いで守り切った。
 才木のピッチングは、安定しており、球威もあるため、今の先発陣では、一番安定感がある。
 疲れが見えた時に、早めに2軍調整させ、リフレッシュさせた効果が出ている。

 対して、試合を締めた湯浅は、先の楽天戦の悪夢を払拭すべき登板ではあったが、2死を取った後、マルチネスを四球で出すとハンソンに、ヒットを打たれ、2死1、3塁のピンチを招いた。
 ここは、奈良間を打ち取って凌いだが、まだまだ、万全とはいかない。

 元々、細かいコントロールで勝負するピッチャーではないし、ストレートの威力とフォークのコンビネーションで抑えるピッチャーだけに、フォークが高めに抜けてしまうと、ピッチングの根幹が崩れる。
 上から叩く様に投げる湯浅は、前腕の不調から抹消された際に、その不安がまだ残っているのかもしれない。
 それが、思っているのと裏腹に、腕を叩けていなく、ボールに抑えが効かず、高めに浮いているんじゃないかな。
 ここは、自身で、その不安を取り去らなければ、真の復活には、ならないんじゃないだろうか。
 頑張れ!

 さて、打線は、チャンスは作れど、決定打を欠き、結局1点のみで、残塁の山を築いた。
 コントロールに苦労している北山から1点しか取れないのもなんだし、代わったピッチャーにも抑えられて、苦しい試合にしてしまった。
 確かに、いい当たりが相手のファインプレーに阻まれる、正面をついてしまうと言う不運もあったかもしれないが、このエスコンの3試合、タイガースがオーバーフェスするかに見えた当たりが、ことごとく一歩手前で失速し、ファイターズの当たりは、フェンスを越えると言う場面が多かった。
 これは、連戦の疲れもあるんだろうが、初戦の鈴木健矢の遅い球に狂わせられたことが大きい。

 鈴木健矢の遅い球は、反発力が極限に少ないため、オーバーフェンスしずらいのは、前に書いた通り。
 それを自分のスイングに要因があると力む。
 余計な力みは、スイングスピードを鈍らせる。
 それに加えて、連勝による肉体的疲れの自覚が、自分のスイングを鈍らせているという判断に、さらに力む。
 これはがタイガース打線の打球がオーバーフェンスしない理由じゃないかな。
 まぁ、佐藤輝が疲れて来ると不調になるのと同じ理由だね。
 なんとか、9連戦を終えたのでリフレッシュしてもらいたい。

 それでも、虎の子の1点を守って勝てたのはおおぃい。
 これで9連戦を4勝4敗1分の五分で終えられて、甲子園に帰ることができる。
 甲子園では、パ・リーグの上位、オリックスとソフトバンクと6試合だ。
 下位には、負け越したから、上位に勝ち越せるなんて、意味なく期待してしまうが、まずこの移動日でリフレッシュして、疲れを取って、力まず試合に臨んで欲しい。

 ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 20:55 | comments(0) | - |
3−4 対北海道日本ハム 初の3連敗、大竹に初の黒星、土曜に初の敗戦
 なんで、パ・リーグのBクラスチーム全てに負け越すかなぁ。
 この日は、パ・リーグ4位のファイターズに連敗し、西武、楽天に続き、負け越しが決定した。
 首位の千葉ロッテ相手には、負けない戦いをしたのに、下位チームにあっさり負け越してしまうのは、何故なんだ。

 この試合、無敗の大竹で、土曜日に連勝しており、まして今シーズン3連敗がない唯一のチームだけに、普通に勝つと思っていた。
 ところが、昨日に続いて、江越とマルチネスにやられる。
 江越は、古巣タイガースに、いいところを見せようと、いいバッティングをしている。
 マルチネスは、広島戦のデッドボールから復帰したのを、昨日の試合で富田が勢い付けて、この日の2番抜擢となっている。
 この辺の選手の機微を見分けて、モチベーションを高めた起用は、新庄監督の感性もあるが、よく見ていると言うことなんだろう。

 大竹は、立ち上がり江越を四球で出して、マルチネスに長打で1点を失う。
 2回には、昨日のヒーローの伏見に、今季1号の一発。
 3回は、そのマルチネスに一発と、毎回の失点で、ファイターズ有利に進められた。

 タイガースは、4回に前川のタイムリーで同点に追いついたが、その後チャンスで一本が出ず、膠着状態となった。
 8回から宮西へ継投に入ったファイターズに対して、タイガースは、大竹を続投させた。
 球数的には、継投のタイミングでも合ったが、4回以抑えてきており、延長も踏まえて、この回までと言う目論見であったかもしれない。

 ただ、この8回のファイターズの攻撃が1番の江越から始まるのが不安でもあった。
 江越は、ラッキーボーイ的存在になっており、2番のマルチネスは、好調で大竹にも合っている。
 この2人を抑える為、加冶屋の投入を考えても良かったはずだが・・・。

 結局、この2人やられ、加藤豪将に決勝のタイムリーを許した。
 まぁ、江越の2ベースは、ファールに見えたが、リクエスト対象外で、悔しい結果になったが、その時点でマルチネスに右の加冶屋、加藤豪将に左の及川と言うリレーで、まずこの回のピンチを凌ぐ事を考えた方が良かった。

 厳しい結果になたったが、ここでズルズル行かないことが肝心。
 幸い交流戦は、混戦模様で大きな差はついていない。
 タイガースも、パ・リーグの下位に負け越しても、上位に勝ち越せば、5割以上を目指せる。
 それには、まず才木で連敗を止めなくては・・・・。

 ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 21:17 | comments(0) | - |
0−4 対北海道日本ハム 遅すぎる球は、武器になる
 ファイターズの先発・鈴木健矢は、速球でも120km台、変化球は、100kmそこそこ、下手すると100kmを下回ることもある。
 アンダーハンドピッチャー・フェチである寅吉には、魅力溢れるピッチャーだ。
 
 その、鈴木健矢にタイガース打線は、6回を4安打に封じられた。
 特に、3回の近本のライトフライ。
 6回の大山のレフトフライ。
 続く佐藤輝のセンターフライは、いずれもオーバーフェンスしてもおかしくない当たりだった。
 それが、全てフェンス前で失速してしまうんだ。

 これは、鈴木健矢の球の遅さが、そうさせている。
 ある程度の球速があれば、バットに当たった時の反発力もある程度見込めるが、鈴木健矢の球ほど遅いと、その反発力が得られないから厄介だ。
 まるで、ティバッティングの様に、自力で球を飛ばさなくてはいけない。
 その為には、完璧なジャストミートで、フルスイングで打たなくてはいけない。
 そこに、少しの狂いがあれば、打球は、フェンスを超えることは、ない。
 これが、鈴木健矢の武器なんだ。

 こう言うピッチャーを攻略するには、低いライナーの打つ心構えで、センター返しを中心に打つ様にせんといかんのだけど、あまりに球が遅すぎるため、待ち切れず、泳いだり、引っ張り込み過ぎて、逆に詰まってしまうという悪循環。
 思い切って一発狙いでも、さっき書いた様に自力でフェンス越えの打球を打つのは、難しい。
 そう言う、もどかしい攻撃で、回が進んでしまった。

 逆にタイガースの先発の富田は、決め球を欠く投球で、カウントを悪くして、ファイターズの打者にも粘られ、球数が嵩んで、辛抱できず、痛打を喰らう。
 安牌であるはずの伏見に打たれて、好調のマルチネスにもいい様に打たれた。
 結局、3回で80球、5安打、2四死球、3失点でマウンドを降りた。

 まぁ、やはり富田は、中継に適性があるんじゃなかろうか。
 決め球がなく、スピードもそれほどでもない。
 短いイニングをキッチリと言う方が向いている様に見える。
 左の先発を増やす気なら、及川の方が希望があると思う。

 また、富田をリリーフした西純矢が、江越に一発を喰らって、4点差になったのも痛かった。
 鈴木健矢も完投できるわけでなく、継投に 入るので、後ろに不安があるファイターズだけに、3点差ならワンチャンスだが、4点差になると厳しい。
 結局、継投の河野、池田 、抑えの田中正義に余裕を与えて、そのまま逃げ切られてしまった。

 まぁ、初のエスコンフィールドに現地観戦した試合が、完敗でなんとも言えんが、次は大竹で、しっかり、勝たせて貰わんと。
 いつまでも、新庄監督の思い通りに試合を運ばせるわけには行かない。
 江越には、悪いが、次は、タイガースが勝たせてもらう。
 
 ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 23:32 | comments(0) | - |
4−6x 対東北楽天 サヨナラ弾で、パ最下位に負け越す
 まさか、最後の最後で逆転サヨナラホームランを喰らうとは・・・・。
 辛島を打ちあぐんで、継投に入った8回に、酒居を攻めて、逆転。
 このまま、勝ちパターンで勝ち切るかに思えたんだけど、抑えの湯浅が誤算。
 この間のピッチングから、一抹の不安はあったが、球威は戻っているようだったし、大丈夫かと思ったんだが、コントロールが思うようにできていない。
 ストレートもフォークも抑えが効いていないので、高めに抜けている。
 ストレートはまだしも、決め球のフォークが高めに外れるか、落ちないから、見極めやすいし、打ちやすい。
 ここを、修正しないと、抑えを任せるのが難しくなる。

 しかし、前日功を奏して繋がりを見せた打線を、何故また変えたんだろう?
 辛島が左だから、前川より渡邉諒、島田よりノイジーということになったんだろうけど、折角結果出したんだから、ノイジーより小野寺を使ってやるべきじゃなかったか?
 その変更が、また繋がりを失わせ、8回のチャンスだけをものにすることができたが、1点の苦しい戦いを強いられた。

 先発の伊藤将も、序盤は、らしくない投球で失点し、1点差に迫った7回には、太田のセーフティスクイズを、無警戒で決められてしまった。
 今まで伊藤将と組むキャッチャーは、坂本であったのに、なんで今回梅野に代えたんだろうか。
 前回の伊藤将の登板で負けたからか、この間の村上でも負けて、バッティングの調子も落ちている、それなら梅野でって事なのか?
 伊藤将のピッチングの特性から言って、坂本との方が息が合っていると思うのだが。 
 まぁ、それもこの日の試合のぎこちなさにつながっていたかもしれない。

 まぁ、とにかく裏目や相手の好プレーなどの阻まれ、得点が思うように取れない、守る方は、ミスが出たり、ピッチャーの投球が安定しなかったりと、ほんとぎこちない試合だった。
 これで交流戦は、4勝4敗1分の5割。
 パ・リーグの最下位と5位のチームに負け越し、首位だったロッテには負けなかったと言う、訳のわからない戦いぶり。
 こんなところに5月の好調さの揺り戻しが来ているのかも知れない。

 ただ、交流戦自体は、混戦模様で、どこも優勝の可能性はある状態。
 タイガースは、最終週は、甲子園に居座って、パ・リーグ上位のチームと戦う。
 その前に、エスコンフィールドで新庄ファイターズと戦わなくてはならない。
 パ・リーグの下位チームにこれ以上やられているわけには行かない。
 寅吉も、応援にエスコンに馳せ参じる。
 
 ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 23:17 | comments(0) | - |
11−3 対東北楽天 打線を変えて、繋がりも変わる
 ノイジーを代えるのは、前日の岡田監督の談話から予想がついたが、3番にDHで前川を抜擢したのは、驚いた。
 岡田監督が前川を買っていたのは、昨年秋のキャンプから知っていたが、ここでクリーンナップを任せる程とは、思わなかった。
 まぁ、打ちたい、打ちたいと自分から球に向かっていってしまってる姿勢が治って、昨日初ヒットで気持ちが吹っ切れたんではないか?
 それを見込んでの起用なんだろうが、いきなり結果を出してきた。
 
 まぁ、それはそんだけ前川が買われているっていう事なんだろうが、解せなかったのが、梅野の6番起用。
 交流戦では、ピッチャーの打順にキャッチャーを入れて、8番木浪(この日は、小幡だったが)から作ったチャンスを繋ぐ役割で良かったんじゃないかな。

 また、この試合で木浪に代えて、小幡を起用。
 このところ調子を落として、エラーもで始めた木浪を、この間の小幡のサヨナラ打の後、すぐに代えるのでなく、この試合まで待ったのも、木浪のプライドも考えてのことか。
 木浪、小幡両方を殺さず、上手く使い分けるうまさが出ている起用だ。

 こういう起用に応えて、その選手がもれなく活躍する。
 前川、梅野、小幡、島田がマルチ。
 ミエセスは、ホームランを含むマルチ。
 途中出場の小野寺にも辺りが出た。

 こうなると、交流戦の後、原口、糸原を戻す際に、誰を落とすか心配になる。
 まぁ、指名代打がなくなるから、守れない選手が落とされるから、前川と誰かかと思っていたが、今日のバッティングを見せられると、来週の甲子園でレフトで使って見たい気がする。
 上手くすれば、ポストノイジーにハマるかもしれんもの。

 試合は、西勇輝が6回途中、足を捻ったようなアクシデントで降板も、打線が繋がり、及川、岩崎で繋ぐ間に、大量リードとして、最後は、西純矢が締めて勝利した。
 打線が組み替えでこうまで繋がるとは、思った以上の結果になった。

 後は、この勢いでイーグルスに勝ち越して、エスコンに乗り込みたい。
 エスコンの1、2戦は、現地観戦の予定だから、ほんと、頼みますよ。
 
 ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 22:19 | - | - |
1−4 対東北楽天 完投負けに価値はあるか
 前日、5時間越えの延長を戦って、当日移動の楽天戦。
 対する楽天は、神宮が大学野球の為使えないということで、中止になったスワローズ戦は、最後の4日間の予備日に移動されており、昨日は試合がなく、ゆったり移動して仙台に戻っている。
 なんか、不公平感があるんよねぇ。
 金土日の試合の予備日を月曜日にするなら、全部そうするように日程を組むべきだし、それができないなら、全部最終の4日間の予備日に移すべきじゃないかな。
 まぁ、負けたから、言うわけでもあるんだけど。

 試合は、初回に大山のタイムリーで1点を先取したが、結局この1点で終わる。
 全盛期の則本ほど、球威もない則本のピッチングは、変化球とのコンビネーションで打ち取っていくもの。
 そのピッチングに、上手い事やられた。
 
 対する村上は、やはり疲れが見えるのか、当初のキレ、球威に欠けるピッチングで、伏兵の太田に3打点を許すタイムリーを2本も打たれた。
 まぁ、ローテに入ってから、目一杯来ているのだから、そりぁ、疲れもでる。
 本当は、間隔を、もう少し空けてやった方がいいのだけど、青柳が抹消中だけに、難しいのだろう。
 交流戦が終われば、4日間の休みを利用して、村上を金曜の先発に移せる。
 そこまで、後1試合、頑張ってもらうしかない。

 その村上は、結局8回を完投して、4失点で負け投手になった。
 援護がなく、かわいそうな状態では、あったが、辛抱し切れない自身のピッチングにも非がある。
 特に、8回の裏、辰巳に打たれた一発は、反省する必要がある。
 自身、勝ち投手になるんだったら、ここで追加点を許してはいけない場面だ。

 まぁ、この試合、村上が投げ切って、ブルペンを使わずに済んだと言うのが、唯一の収穫と言われる。
 確かにロッテ戦で中継ぎを使い切った状態だから、それはありがたい。
 ただ、試合には、負けている。
 この完投負けに価値がつくかどうかは、この後の戦いにかかっている。
 村上が、あの時、一人で投げ切ってくれたから、その後中継ぎが機能して勝てるようになったと言わせて、初めて価値がつく。

 それまで、この試合の唯一の収穫は、前川のプロ初ヒットだ。
 1軍昇格から、打ちたい気持ちが先に出て、体が突っ込んで、低めのボール球の見極めができていなかった。
 この日は、自分からボールを迎えに行かず、待ち構えている姿勢が取れていた。
 こうなれば、低めのボール球に手を出さなくなる。
 三打席目にヒットが出たが、一打席目から感じが良かった。
 これからが、勝負だ。
 ノイジーが不調を極める中、レフトのポジションを狙ってもいい。
 頑張れ!

 さぁ、次は西勇輝が村上の完投を無駄にしないようなピッチングをしてくれることをきたいするしかない。
 相手は、マー君とのマッチアップだ。

 ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 23:13 | comments(0) | - |
7−7 対千葉ロッテ 勝ち切れない、痛恨の引き分け
 9連戦の最初のカードで延長が2回、昨日こそ才木が完封・完投で一人で試合を賄ったが、他2試合は、ほぼ中継ぎ総動員(土曜日は、ケラー、島本、岩貞、この試合は、及川だけ残して)、せざる得ない展開になった。
 これからの6試合のやりくりが不安になる。

 試合は、桐敷が後ワンアウトで勝ち投手と言うところから、暗転した。
 桐敷は、どうも相手に押されると怯んでしまう。
 この回も、ランナーが出ると、途端に、打たれたらいけないと言う意識が先走り、球がいかなくなる。
 この辺の心の持ち方の改善が、ローテ定着の鍵やろなぁ。
 村上が、ここを克服して今があるのを、どう見るかだ。

 また、大山のスリーランで再逆転した後、山口に再々度逆転スリーランを喰らった浜地も同様。
 今季の投球に自信を失っているから、フォームが小さい。
 まるで招き猫が投げてるよう。
 あれでは、低めの投球もお辞儀して、ストライクに取ってもらえない。
 カウント悪くして、投じる変化球は、高めへ行って、痛打を喰らう。
 もう、出てきた時から、これは無理だと感じさせる。

 ここで浜地を投げさせるのは、ベンチの評価が高いのか、連戦でのやりくりを考えてのことか。
 一昨日投げてない、ケラーとの2択だったのだろうが、先のやりくりを考えた事で、逆に中継ぎを総動員させなければならない事態を招いた。
 逆に、完全に勝ちパターンに入っているのだから、7回加冶屋、8回岩崎、9回湯浅という勝ちパターンで押し切った方が良かったんではないか?

 いずれにせよ、序盤に確実に得点し、有利に進めていた試合を桐敷が壊し、それを大山の逆転スリーランで救ったものの、それを浜地が失うと言う、最悪の展開になった。
 本来、序盤のリードを守って、勝ち切らなければいけない試合だ。

 それでも打線が、粘って、8回に追いつく。
 ここは、島田の走塁が生きた場面。
 ただ、その後、1死1、3塁の勝ち越しのチャンスで、近本がセカンドゴロ併殺に倒れたのが残念でならない。
 近本であれば、最低限、1点を入れる打撃ができたはずだが、ここは、一気にと言う気持ちが裏目に出た。
 ここは、便利からなんらかのサインや指示が必要じゃなかったか?

 結局、この後、両軍のピッチャーが踏ん張って、引き分けになるんだが、ロッテの延長に入ってからのピッチャーがよかったのに驚いた。
 本来、益田が9回を投げているので、それ以降は、落ちるピッチャーだから、チャンスがあると思っていた。
 それが、延長の10、11、12回を打者9人、ノーヒット、三振8と、完璧に抑えられた。
 やっぱり、8回で勝ち越しておかねばならなかったってことになった。

 これで、浜地は、再び2軍調整になるかも?
 もう少し、精神的に立ち直らんといけん。
 桐敷は、次回の登板がどうなるか?
 金曜日の富田の結果を見て考えるんだろう。
 ホークス戦は、2軍での青柳の結果を含めて、再考することになる。
 本当は、西勇輝の相性を考えて、ここをずらすのも方法だと思うが。

 まぁ、連戦中に痛い引き分けではあった。
 ただ、負けなかった事を良しとして、残り6試合を切り替えて戦いたい。
 まずは村上に中継ぎを休ませられる様な投球を期待したい。

 ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 23:59 | comments(0) | - |
7−7 対千葉ロッテ 勝ち切れない、痛恨の引き分け
 9連戦の最初のカードで延長が2回、昨日こそ才木が完封・完投で一人で試合を賄ったが、他2試合は、ほぼ中継ぎ総動員(土曜日は、ケラー、島本、岩貞、この試合は、及川だけ残して)、せざる得ない展開になった。
 これからの6試合のやりくりが不安になる。

 試合は、桐敷が後ワンアウトで勝ち投手と言うところから、暗転した。
 桐敷は、どうも相手に押されると怯んでしまう。
 この回も、ランナーが出ると、途端に、打たれたらいけないと言う意識が先走り、球がいかなくなる。
 この辺の心の持ち方の改善が、ローテ定着の鍵やろなぁ。
 村上が、ここを克服して今があるのを、どう見るかだ。

 また、大山のスリーランで再逆転した後、山口に再々度逆転スリーランを喰らった浜地も同様。
 今季の投球に自信を失っているから、フォームが小さい。
 まるで招き猫が投げてるよう。
 あれでは、低めの投球もお辞儀して、ストライクに取ってもらえない。
 カウント悪くして、投じる変化球は、高めへ行って、痛打を喰らう。
 もう、出てきた時から、これは無理だと感じさせる。

 ここで浜地を投げさせるのは、ベンチの評価が高いのか、連戦でのやりくりを考えてのことか。
 一昨日投げてない、ケラーとの2択だったのだろうが、先のやりくりを考えた事で、逆に中継ぎを総動員させなければならない事態を招いた。
 逆に、完全に勝ちパターンに入っているのだから、7回加冶屋、8回岩崎、9回湯浅という勝ちパターンで押し切った方が良かったんではないか?

 いずれにせよ、序盤に確実に得点し、有利に進めていた試合を桐敷が壊し、それを大山の逆転スリーランで救ったものの、それを浜地が失うと言う、最悪の展開になった。
 本来、序盤のリードを守って、勝ち切らなければいけない試合だ。

 それでも打線が、粘って、8回に追いつく。
 ここは、島田の走塁が生きた場面。
 ただ、その後、1死1、3塁の勝ち越しのチャンスで、近本がセカンドゴロ併殺に倒れたのが残念でならない。
 近本であれば、最低限、1点を入れる打撃ができたはずだが、ここは、一気にと言う気持ちが裏目に出た。
 ここは、便利からなんらかのサインや指示が必要じゃなかったか?

 結局、この後、両軍のピッチャーが踏ん張って、引き分けになるんだが、ロッテの延長に入ってからのピッチャーがよかったのに驚いた。
 本来、益田が9回を投げているので、それ以降は、落ちるピッチャーだから、チャンスがあると思っていた。
 それが、延長の10、11、12回を打者9人、ノーヒット、三振8と、完璧に抑えられた。
 やっぱり、8回で勝ち越しておかねばならなかったってことになった。

 これで、浜地は、再び2軍調整になるかも?
 もう少し、精神的に立ち直らんといけん。
 桐敷は、次回の登板がどうなるか?
 金曜日の富田の結果を見て考えるんだろう。
 ホークス戦は、2軍での青柳の結果を含めて、再考することになる。
 本当は、西勇輝の相性を考えて、ここをずらすのも方法だと思うが。

 まぁ、連戦中に痛い引き分けではあった。
 ただ、負けなかった事を良しとして、残り6試合を切り替えて戦いたい。
 まずは村上に中継ぎを休ませられる様な投球を期待したい。

 ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 12:20 | comments(0) | - |
2−0 対千葉ロッテ 才木、朗希に投げ勝ち、完封勝利!
 才木、佐々木朗希のマッチアップ。
 まぁ、佐々木朗希から大量点は見込めない、っていうか1点すら取れるかどうか。
 この試合は、才木がどこまでロッテ打線を抑えられるか、そのピッチングにかかっていると言っていい。

 そういう状況で始まった試合だが、才木は、抜群のピッチングで、佐々木朗希の向こうを張った。
 立ち上がりにポランコに許したボテボテの内野安打のみで、ロッテ打線の早打ちにも助けられ、球数も少なく抜群の内容のピッチングを続けた。
 対する佐々木朗希は、タイガース打線のボールの見極めに手を焼きながら、5階をノーヒット、森下への死球のみというピッチング。
 5回を終わった時に、両軍合わせて1安打のまさしく投手戦となった。

 ただし、才木が5回を1安打無四球で、わずか53球で投げているのに、佐々木朗希は、無安打だが4四死球で78球を投じていた。
 この試合、吉井監督は佐々木朗希の球数を90球に置いていた。
 それで7回くらいまで投げてもらえればと語っていたが、6回でその90球に達そうとしていた。
 
 佐々木朗希にとっては、この試合の球数の目処の90球に到達するだろう6回にタイガースが得点を挙げる。
 中野が四球を選んで、出塁すると、盗塁とバッテリーミスも手伝って、1死3塁のチャンスを作る。
 ここで大山が、ライト前へチーム初ヒットとなるタイムリーを放って、1点を挙げた。
  
 これがある意味対佐々木朗希への対策だったか。
 対抗するピッチャーが、ロッテ打線をしっかり抑える。
 その間に、打者はなるべく粘って、佐々木朗希に球数を投げさせる。
 四球を選べればベストで、粘っての見逃し三振は、仕方がない。
 そうやって、佐々木朗希が降板してくれればそれでヨシ、しなければ球威が落ちてきたところ、チャンスを作って、確実に得点する。
 その少ない得点を守り抜く、または、佐々木朗希後のピッチャーから得点、追加点をとる。

 佐々木朗希の後を投げるピッチャーは大変だ。
 ストレートは、簡単に160kmを超え、フォークは落差激しく、当てるのが容易ではない。
 そんなピッチャーの後に出てきたピッチャーは、それは佐々木朗希に比べて、どんだけ打ち易いように見えるか。
 150kmを超えるストレートであっても、佐々木朗希の後では、随分と球速が落ちたストレートに見えるだろう。
 そういう隙をついた梅野のホームランがタイガースに2点目をもたらした。

 後は、才木がマダックスで完封できるかが焦点となった。
 9回の2死から友杉、岡の連打を許し、ピンチを迎えて、マダックスこそならなかったが、最後中村奨吾をこの日12個目の三振にとって、完封勝利を挙げた。
 この試合を才木一人で賄って、勝てたのは大きい。
 昨日から9連戦になるところ、初戦で延長を戦い、ピッチャーを使ってしまった後の試合。
 できれば、できるだけブルペンは使いたくない。
 まして、岩貞が寝違えとかで、登録抹消になっている。
 ほんと、才木の完投は、ありがたかったろう。

 これで西武戦に負け越した後の試合を、立て直すことができた。
 できれば明日、桐敷で3つ目を取りたいところ。
 相手の小島は、大竹の後輩であり、ある意味タイプ的には大竹と同じようなピッチャーだ。
 打てそうで打てない、なんとなくやられてしまう、そういうピッチャーだけに注意が必要だ。
 ここで勝って、その後のビジターでの6試合に勢いをつけたい。
 
 ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 17:55 | comments(0) | - |
6x−5 対千葉ロッテ 小幡のアピール、3連敗を防ぐ
 それは、木浪のエラーから始まった。
 9回、本来なら抑えの湯浅がきっちり締めて、試合を終わらせるべき展開。
 先頭の山口航輝のショートゴロをエラーで出してしまった。
 この日の湯浅は、ストレートの走りがイマイチで、フォークも高めに浮いていた。
 その湯浅をこの日当たっている佐藤都志也が捉えて続き、岡が2ベースで1点。
 藤岡の2点タイムリーで3点差を追いつかれてしまった。

 初回の大山の3ランを大竹が守りぬき、有利な展開で進んだ試合。
 代打・大下の2ランで1点差に迫られるが、8回に沢村を攻めて、2点を追加し、3点差で最終回に入ったところ。
 ここまでのゲームプランは、理想通り。
 大竹を繋いだ加治屋、岩崎も完璧だった、後は湯浅が閉めるだけだった。
 きっかけが木浪のエラーだけに、湯浅もカバーしようと、必要以上に力が入ったのかもしれない。
 あの時、点差を考え、ランナーも気にすることなく、ピッチングを進めれば良かったのかもしれない。
 それでも、どうしても木浪のエラーを致命傷にならないように、カバーしようという意識が力みを呼ぶ。
 コントロールがつかず、バッター有利のカウントにしてしまい、ロッテ打線に付け込まれてしまった。
 まぁ、伊達にパ・リーグの首位にいるわけじゃないっていうことを示された。


 ただ、ここで追い越されず、同点で凌いだのが良かった。
 9回の裏は、その木浪が意地のヒットで出塁するが、代走の植田海が牽制で刺されるという、嫌な展開で延長に入った。
 延長線は10回を及川、11回を浜地が抑え、11回の裏の攻撃へ入る。
 先頭は、このところノー感じが続く佐藤輝。
 佐藤輝が打つと続くのがタイガース打線。
 何故か佐藤輝には、そういう星がついてまわる。
 この回も佐藤輝のヒットから始まった。
 
 続く代打・梅野がいくりバントを失敗し、苦し紛れのエンドランが決まって、無死、1、3塁のチャンスを作った。
 梅野が2塁へ進むと、坂本は申告敬遠で、無視満塁。
 ここで、代打・ミエセスが見逃し三振に倒れるが、9回に木浪の代走に出た植田海を送る役目で代打で出て、そのまま木浪に代わってショートに入っていた小幡に打順が回った。
 小幡は、開幕スタメンを射止め、開幕から悪くはなく、むしろよくやっていたんだが、試しに使った木浪が爆発して、打ちまくったために、ショートのポジションを明け渡した形になっていた。
 本人は、使ってもらえればある程度やれる自信もあるし、その準備を怠っていない自負もあったろう。
 このチャンスで、見事にセンター返しのバッティングでサヨナラ打を決めた。
 このバッティングなんか、小幡の成長を見せる、うまい打撃だった。

 この小幡の一打が、9回の木浪のエラーも、湯浅のピッチングも、植田海の牽制死も、この回のミセスの見逃し三振も、全て救った。
 そして、何よりタイガースは、3連敗しないという、これまでの戦いを守り抜いた。
 この日の活躍は、再びスタメン返り咲きを目指す小幡の大きなアピールになったんじゃないか。
 木浪のバッティングが、このところ落ちてきているし、エラーも出だしてきている。
 ある意味、小幡の存在感が増す傾向になっている。
 その中で今日の活躍、近いうちに小幡のスタメンがあるかもしれない。

 さて、3連敗はしないで済んだけど、問題が多い勝ち方だった。
 昨日の中止で、9連戦となった始まりの試合。
 大竹が好投したのを、湯浅が追いつかれたことにより、多くの中継ぎを投じなければならなかった。
 また、守りのミスや、バントがちゃんとできないというミスが目立ってきた。
 ここで締めていかないと、交流戦でパ・リーグのチームにつけ込まれる可能性が出てくる。
 
 次は、佐々木朗希が相手だ。
 簡単にはいかない試合。
 勝ったことは喜んでも、反省すべき点はしっかり反省し、同じ過ちを起こさないように、今一度原点に立ち返って戦わなくてはいけない。
 謙虚に、コツコツとやるべきことをやって、佐々木朗希に球数投げさせて、攻略して欲しい。
 
 ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 23:47 | comments(0) | - |
2−4 対埼玉西武 このまま、ズルズル行くのは勘弁
 また、ライオンズの先発を打ちあぐんで、やられてしまった。
 打線も、連勝中は、好機で一本が出ていたものの、連勝が止まる試合から、その一本が出なくなる。
 タイガースの先発も、味方の援護まで持ち堪えられず、途中で追加点を許して、突き放される、最悪の展開。

 これが、連勝の揺り戻しなのか、このままズルズルと貯金を吐き出す様な事態にならないことを願うばかりだ。
 そういう最悪の事態も懸念されるライオンズ戦の戦いぶり。
 おかわり君もどすこいもいない打撃陣。
 ブルペンデーだの、初先発だのが投げなくてはいけない投手陣。
 チームは、5位に低迷し、最下位も迫っている、そういうライオンズに負け越した。
 初戦が終わった時は、普通に勝ち越すし、あわよくば3タテもって思ったのが甘かった。

 まぁ、岡田監督も貯金がある余裕故の前川の昇格、起用であることを言っている。
 その前川が昨日の試合のブレーキになっても、責めはしなかった。
 ただ、昨日、今日とブレーキになったノイジーへのコメントは、厳しいものがあった。
 それほど、状態が悪くなっている。

 どうも、一本ホームランを打つと、その長打を求めて、バッティングが大きくなる傾向にある。
 それが本来のミート中心で広角に打ち分けるというバッティングを失わさせる。
 そこへ、打たなくては、と言う力みが加わるから、ミスショットが増える。
 自身も、ミスショットに苛立つ姿が見れるが、もっと力を抜いて、ミートに徹した方がいい。

 前川は、起用した自分の責任としたが、ノイジーは、この状態だと、スタメンを考えなくてはいけない様なことも言っていた。
 まぁ、小野寺もいるし、ミエセスをレフト、森下ライトと言う起用も考えられる。
 いずれにしても、3連敗は、どうしても防ぎたい。
 なんせ、まだ3連敗がないのは、タイガースだけなmんだから。

 次の千葉ロッテ戦の初戦が雨模様で中止が濃厚だ。
 雨天中止の後、打てん様になって、負けてきた傾向がある。
 ただ、今回はその前に打てん様になっているので、逆に打てん中止で、打てる様になることを願っている。
 
 ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 22:56 | comments(0) | - |
0−4 対埼玉西武 ブルペンデーにやられて、連勝ストップ
 連勝が止まった。
 まぁ、全ての試合に勝てるわけでもなく、負けることもある。
 ただ、ライオンズのピッチャーが枯渇している中、中継ぎの本田を先発させなくてはいけない台所事情を考えると、落としたくないゲームだった。

 試合は、この日も近本がいきなりの2ベース。
 幸先良いスタートっを切って、今日も先取点ときたいされた。
 しかし、中野のいい当たりがサードライナー、ノイジー倒れて、大山も捉えたかに見えた打球が、先っぽでフェンス手前で失速し、無得点で終わった。
 ここを無得点で切り抜けた本田は、その後も変化球を駆使して、タイガース打線を交わし、ブルペンデーの先発として、十分な4回をヒット2本で無得点に抑え、責任を果たした。

 相手のブルペンデーは、先発を潰さないと、リードされて継投されると、いいピッチャーの小刻みな継投ではぐらかされて、攻略が難しくなる。
 そういう意味では、ライオンズの術中にハマってしまったと言える結果だ。

 対するタイガースの先発の西勇輝は、初回、先頭の源田を詰まらせながら、レフト前に落とされ、これをノイジーが逸らしてセカンドまで進められ、2アウト後、渡部も泳がせて、打ち取っているものの、センター前に落とされ、1点を選手される不運もあった。
 ただ、詰まらせようが泳がせようが、ヒットゾーンに落とされれば、それまでだ。
 特に渡部への配給は、バットに当てさせないことを考えるべきだったと思う。

 その後、西勇輝は、4回に栗山に一発を浴びた。
 これも、あわやのファールを打たれた後、同じ球を投じて、結果放り込まれた。
 まぁ、裏をかいたつもりなんだろうけど、同じ球を続けては、許してくれなかった。
 元々、西勇輝は、対西武、この球場での相性が悪いらしい。
 そして、栗山には、通算で4割近く打たれている。
 そういう苦手意識が、あわやの打球を打たれた後、同じ球でという博打で裏を描こうとする配給になったんだろう。
 そういう配給は、相性がいい打者は素直に待っているから通用しない。
 
 しかし、西勇輝は、この2点で7回まで凌いでは来た。
 その7回に、満塁から外崎にタイムリーを許し、2点を追加され、試合を決めれれた。
 ここで粘れば、ライオンズも抑えに不安があるだけに、終盤に何が起こるかわからないが、ここで追加点を許せば、ライオンズの継投を楽に投げさせることになり、付け入る隙を失うことになる。
 そういう意味では、源田のスクイズを防いだ後、川越を四球で出した西勇輝のピッチングはいけなかった。

 まぁ、連勝が止まる時って、こんな感じなんだろう。
 再三チャンスが3番のノイジー、6番の前川に回ってきて、ここで分断してしまったことが、得点に至らなかった要因だ。
 ノイジーは、また力みすぎの傾向が出ており、今一度ミートに徹したバッティングを心がけてもらいたい。
 前川は、打ちたい、打ちたいとの気持ちが出過ぎで、自分からボールへ突っ込んで行っている。
 これでは、低めを落とされるボール球の見極めはできない。
 一本のヒットでガラッと変わる可能性は、あるが、その一本が難しい。
 前日のサードゴロを打った様なバッティングをすればいいんだけどね。

 連勝が止まった後の試合が重要だ。
 反動でズルズルいかんように、前回と同様新たな連勝の始まりとなる様な試合にしなくてはいけない。
 
 ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 23:10 | comments(0) | - |
3−1 対埼玉西武 ♪切り拓け 勝利への道 交流戦開幕勝利!
 ヨーイ、ドンで、いきなり3ベース。
 この一打が、セ・リーグ首位のタイガースは、やはり強い、そう言う意識を相手に印象付けるのに十分だった。
 続く中野も、連続の3ベースで続いて、あっ、と言うまに先取点。
 ノイジーの内野ゴロで1点追加と、電光石火の攻撃で、2点を挙げる。

 ライオンズの与座も、自身のペースを掴む前に、2点を取られて、何だかわからん状態じゃなかったか。
 まぁ、今のライオンズは、おかわり君が抹消され、どすこいも問題ありで謹慎中、打線が不安なだけに、いきなりの2点は、堪えたんじゃないかな。
 以前と180度転換して、打力のチームから投手力のチームに変わったライオンズ。
 その中核を担う、高橋光成、平良、松本が登板しない、この3連戦は、タイガースにとって、ラッキーな巡り。

 ただ、その後、立ち直り、自分のピッチングを思い出した与座を打ち足組み、タイガースの先発村上が若林にタイムリーを浴びて、1点差に背迫られた。
 村上は、当初のキレが、少々失われてきて、捉えられる確率が上がってきている。
 まぁ、ローテ定着から、ここまでの疲れもあるのかと思う。
 本当は、ローテを1回飛ばすか、中10日くらい空けて、起用する様なローテ変更をして、一息つかせたいところだ。
 
 青柳が2軍で投げる様だが、ここで良ければ、来週の火曜日の楽天に入れて、村上を金曜日の日ハム戦に持っていくのはアリだと思う。
 桐敷が次のロッテ戦でも好投すれば、上記の様に、疲れが見えたローテのピッチャーを、一回ローテを飛ばしたり、間隔を余計に開けたい時に起用すると言うことができる様になる。
 下には、秋山も西純矢もいるし、ローテに余裕を持たせて回すことが可能だ。

 ただ、村上は、粘って、この1失点のみで8回を投げ切った。
 この辺は、今年の大きな成長であり、飛躍できた要因でもあろう。
 陰で坂本のリードの巧みさもあるんだろうけど。

 心配は、やっぱり佐藤輝の打撃。
 なんか、合わないと、ホント、やる気なさそうなスイングに見えてしまう。
 スイングスピードも鈍くなってきた様に見える。
 まさか、もうスタミナ切れってことはないと思うが。
 一昨年、3ホーマーした球場だ。
 なんか、スカッとした佐藤輝らしいバッティングを見たいもんだ。

 また、この試合でデビューした前川。
 第一打席こそ、力んでバッティングになってなかったが、後の打席のスイングは、良かった。
 ヒットは出なかったが、右投手の時のDHとして、しばらく使ってみたいと思わせるものがあった。 
 次は、初ヒット、初打点なんていうのを期待したい。

 まぁ、交流戦のスタートととしては、いいスタートが切れたか?
 これからも、地に足つけた今年のタイガースらしい戦いを続けて行きたい。
 
 ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 23:14 | comments(0) | - |
4−1 対讀賣 讀賣3タテ、8連勝、貯金17で交流戦へ!
 まぁ、今のタイガースは強いわ。
 この日の讀賣の先発は、新人、育成上がりの松井。
 タイガースの石井によく似たタイプのピッチャー、こういう初顔に苦戦するのは、タイガースのお馴染みの姿。
 この日も5回まで、ミエセスの1発による1点のみで、ヒット5本に抑えられていた。
 それでも、ある程度のチャンスを作り、松井に球数を投げさせることはでき、5回で98球を投下させ、マウンドから降ろすことができた。

 対する才木は、ほぼ完璧なピッチングで、8回に秋広に打たれた同点ホームランを入れて、2安打、10奪三振の好投出会った。
 惜しむらくは、秋広のホームランだが、あれは打った秋広が凄いとしか言いようがない。
 讀賣も岡本と秋広という生え抜きの打線の柱ができれば、これから先が楽しみなんじゃないかな。

 その秋広の同点ホームランを喰らった後の7回の裏の攻撃。
 讀賣のピッチャーが、松井の後を繋いだ田中千晴が回またぎで続投。
 タイガースは、先頭の木浪がヒットで出ると、才木に送りバントの指示。
 昨日は、ここで大竹に代打で勝負をかけたが、この日は才木の続投を睨んでの送りバント。
 この才木のキャッチャー前のバントを、大城が2塁に悪送球で、生かしてしまう。

 得点圏の鬼の近本は、代わった高梨に、いい当たりのライトフライで倒れたが、中野が四球を選んで満塁と攻め立てた。
 ここで讀賣は、高梨から三上に代え、ノイジーと勝負。
 この日、ノー感じであったノイジーが、このチャンスで逆らず、センター返しを見せ、勝ち越しの1点を挙げた。
 そして、続くチャンスに満塁の鬼・大山が初球をレフト戦へ引っ張り、2点タイムリー、3点差とした。

 この3連戦、必ず終盤の7回に、チャンスを作り、ことごとくものにしてきた。
 讀賣の終盤の中継ぎに問題があるのは、確かだが、それをことごとくものにできた勝負強さは特筆もんだ。
 まぁ、いつまでもこれが続くとは思えないが、この連勝中は、この勝負強さが物を言っている。

 あとは、才木が8回の途中まで、岩貞がワンポイントで、9回を湯浅が抑えて、久々のセーブ。
 この日も岩崎を温存し、昨日と明日を合わせて3日間の休みを与えることができた。
 明後日から、交流戦を万全の状態で迎えるために、岩崎にはいい休暇になったはず。

 さて、交流戦前の3連戦を3タテで、8連勝で締めくくることができた。
 これで貯金は17で、2位のベイスターズとは6ゲーム差。
 十分な、交流戦前までの闘いぶりだ。

 後は、交流戦で流れを変えられないように、今まで通り、地に足をつけた戦い方で、乗り切ることだ。
 現在心配は、佐藤輝が、また打てなくなっていること。
 今日の解説の福留さんが言っていたけど、7回に大山が打った後の打席、初球を打って凡退した打席のこと。
 「本当に打とうと思っていた球を打ちに行った結果だったのか、聞いてみたい。」って、その通りだ。
 単に、勢いに乗って、初球から行こうと思っていただけで、ここで、狙い球を、コースでも球種でも絞って、打ちに行った結果とは見えなかった。
 この辺が、佐藤輝の打撃のムラっけみたいなものに移り、今一つ信用を置けない理由になっているんじゃないだろうか。
 一度、今日の福留の解説を聞いて、今一度我が身を振り返って、更なる成長があることを期待する。
 
 来週は、西武とロッテ、西武がビジターで、ロッテと甲子園で戦う。
 今のタイガースなら、乗り切ることが可能であると思うが、そういう時こそ油断はしないよう。
 いつも、いつも期待と裏腹に、裏切るのが得意なチームだけに、岡田監督のてづな捌きが重要だ。
 
 ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 18:20 | comments(0) | - |
3−2 対讀賣 大竹を泣かせた、近本の一打
 近本にすれば、「舐めんなよ!」という一打じゃなかったか。
 大竹、グリフィンの投げ合いは、硬直状態で、7回に突入していた。
 7回の表の攻撃で、大城に代走を送り、チャンスを作りながら、無得点に終わった讀賣。
 この回、グリフィンに打順が回れば、代打で勝負に行くことも考えられたが、その前でチャンスが潰れて、ピッチャーまで打順が回らなかった。
 
 そのため、この7回裏もグリフィンが続投。
 球数は、100に近づきつつあった。
 グリフィンは、森下を討ち取った後、坂本に四球を与えた。
 ここでタイガースベンチは、木浪に送りバントの指示。
 当然、大竹に代打を出して勝負をかけるという意思表示であった。
 
 果たして、代打は渡邉諒が登場。
 この回からキャッチャーは小林に代わっている。
 讀賣ベンチの指示はどうだったのだろう。
 左、かつ速球に強い渡邉諒と勝負するのか、左の近本との勝負をするのか。
 多分、臭いところを突いて、カウントが悪くなれば歩かす、手を出してくれて打ち取れれば儲けもん、そんなところだったんだろう。
 結局、ボールが続いて、歩かすことになる。

 これをネクストで見ていた近本はどう思ったか?
 得点圏打率5割を誇り、グリフィンに対して初回の先頭でヒットも放っている。
 いくらグリフィンがこの日、近本と坂本の2本のヒットしか許さず、立ち上がりを除いて、完璧と言えるピッチングをしてきても、渡邉諒>近本という評価、扱いには、思うところがあったはずだ。
 その近本が粘って、フルカウントに持ち込み、9球目をセンター前に返す、ピッチャー返しで、この日初めての得点を挙げた。
 そのピッチャー返しの打球が、「舐めんなよ!」と言って、センターへ抜けていく、そう見えたのは、寅吉だけだろうか。
 
 この近本のヒットをベンチで見て、喜んだ大竹は、感極まったのか、ベンチで涙を流していた。
 前回も7回を零封しながら、勝ち投手を逃し、この試合も7回まで零封できたが、味方の援護がなく、このチャンスで自分の打席に代打を送られた。
 初回の1死満塁のチャンスで佐藤輝が外野フライでも、ボテボテの内野ゴロでも打っていれば、とっくに得点が入り、大竹の勝ち投手の権利も発生していたはず。
 そんなこともあり、タイガースベンチでは、「大竹を勝ち投手に!」という言葉や気持ちが溢れていたのだろう。
 その声と近本のヒットで点が入り、大竹に勝ち投手の権利が発生した、その周りの気持ちに、その気持ちを乗せた近本の一打に感動したんだろう。

 試合は、その後のチャンスで中野が放った、2点タイムリーが効いた。
 この試合、湯浅、岩崎は使わないと決めていたそうだが、そういうメンバーに1点差と3点差は、大違いだ。
 最終回も浜地が四球を出し、及川がブリンソンに1発を喰らって、1点差まで迫られたが、それぞれ1アウトを取っており、最後は加治屋が代打の中田翔を打ち取って、試合を勝利した。
 湯浅、岩崎を使わず、先発の大竹に勝ちをつけて、ある意味理想的な試合運びで勝利した。
 欲を言えば、初回のチャンスで、グリフィンをある程度攻略してもらいたかった。

 さて、次が交流戦前最後の試合。
 才木がいいピッチングをしてくれることを期待したい。
 讀賣のピッチャーに苦戦している打撃陣は、明日も松井という初顔のピッチャーだけに、なんとなくやな感じもする。
 そういう杞憂を振り払うような奮起を期待したい。
 特に、この3連戦で沈黙しているクリーナップが、クリーナップの仕事をしてくれんといかん。
 特に佐藤輝、打点王なんだから、打点を稼ぐシーンで、しっかり稼いでくれよ!期待しているから!
 
 ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 18:16 | comments(0) | - |
2−1 対讀賣 合言葉は、桐敷にプロ初勝利を
 青柳が2軍再調整になって、空いたローテに桐敷が抜擢された。
 今シーズン、左の伊藤将に続くローテ候補のて左腕として、岩貞、大竹、と開幕1軍を争っていたが、結局その座を大竹に奪われ、開幕を2軍で迎えた。
 伊藤将も開幕に出遅れたが、のの代わりは秋山が1試合、次の村上が一気にブレークしたことで、伊藤将が復帰した後、不調の西純矢に変わってローテの座を射止めた。
 その中でも桐敷に声はかからず、2軍成績も3勝3敗で防御率5点台と特筆するべきものもなかった。

 桐敷は、昨年ドラフト3位で入団、その力を認められ、開幕シリーズの3戦目で先発を任された。
 しかし、好投するも援護に恵まれず、結局辛抱しきれず崩れるというピッチングで、先発3回で3敗、中継ぎで4試合の登板があったのみで、シーズンを終えた。
 ただ、2軍ではかなり無双しており、先にローテを射止めた村上と並び、ファームのエースとして、6勝1敗防御率0.72と活躍、今年の飛躍をきたされていた。
 ただ、キャンプで、ノイジーやミエセスに一発を食らったり、オープン戦でも結果が残せず、開幕は2軍となった。

 その桐敷が、青柳の代わりとして抜擢されたのは、2軍で見ていた首脳陣が何かを見たのだろう。
 また、岡田監督がキャンプから、球だけ見れば十分1軍で通用すると目をつけていたことからかもしれない。
 そういう中で巡ってきたチャンスだ。
 ここをものにするか、しないかで、今後の桐敷の立ち位置が変わってくる。

 また、打線は、桐敷の登板日に援護をできず、何度かあった初勝利のチャンスを潰したことを覚えているだろう。
 この日は、是が非でも援護して、勝ち星をつけてやらなければいけない。

 試合は、讀賣の先発・横川のタイガース打線が全然合わず、簡単にストライクを取られ、追い込まれて、打ち取られる、そういう攻撃を繰り返した。
 桐敷が初回から飛ばして、抜群の立ち上がりを見せたが、3回門脇にヒットを許すと、盗塁と内野ゴロで3塁まで進まれ、坂本にタイムリーを献上し、先取点を与えてしまった。
 ただこの回の坂本のタイムリーを処理したノイジーの返球の素早さ、それが坂本の2塁進塁を防いで、ピンチを脱出することができた、ファインプレーだった。
 そういうバックの守りにも助けられ、桐敷は7回までヒット5本、1失点で投げ切ってきた。

 この桐敷の好投に応えるべく、援護しなくてはいけない打線の奮起は、讀賣が高騰している横川を6回で降ろすところから始まった。
 横川は6回まで、3安打、80球で零封しており、タイガース打線が捉えられる感じじゃなかった。
 ただ、原監督はこのところ、トレードで獲得した鈴木康が好投しており、横川のスタミナや球威の変動を見て、交代させたのだろうが、これはタイガースにとってありがたかった。
 この辺は、桐敷を代えずに引っ張ってきた岡田監督と対照的な采配ではあるが、ブルペンに自信を持つタイガースが先発を引っ張り、ブルペンに不安がある讀賣が、早期に継投に出るという逆の采配になったところが、お互いのチームの置かれている位置から来るものなのかもしれない。

 その代わった鈴木康が1死から大山に死球を与えたところから、タイガース打線が目覚めた。
 佐藤輝が続き、新人の森下が同点タイムリー、梅野がヒットで満塁として、木浪が犠牲フライで逆転した。
 この後、打席が回った桐敷に代打・渡邉諒を出して、桐敷の勝利投手の権利を残した。
 ここで渡邉諒がいい当たりであったがセンターフライに打ち取られていたが、これがヒットになっていれば、いうことはなかった。

 桐敷の勝ち投手の権利を守るため、タイガースは8回を湯浅、9回を岩崎と投入し、桐敷にプロ初勝利をプレゼントした。
 まぁ、湯浅は、もう少し楽な場面で(渡邉諒の打球が抜けて、もう2点くらい取れれば理想だった)投げさせる予定だったらしいが、こういう状況では致し方ない。
 四球と秋広に打たれ、ピンチは招いたが、球威は十分であり、あとは慣れの問題かと思われる内容だった。
 まぁ、打線は横川を攻略できなかった課題はあるが、讀賣の継投の隙をついてよく逆転まで持っていった。

 桐敷に勝ちがついたのが大きい。
 本来球威もコントロールも申し分ないものがあるのだが、「勝ちたい」という意識が、慎重になり、相手の名前に気後れして、逃げのピッチングに走りがちだった。
 村上が、それを克服して、向かっていくことで自分のピッチングを思い出して、覚醒したように、桐敷ももと自分を信じで攻めていけば、活路が開けるはず。
 そのきっかけにこの勝ち星がなることを願っている。

 心配された桐敷で、讀賣戦に先勝できた。
 次はグリフィン、日曜は、初顔の松井とタイガース打線が苦労しそうな相手が続く。
 気を緩めず、しっかりした戦いを続けていきたい。
 
 ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 23:20 | comments(0) | - |
7−4 対東京ヤクルト 野球は、2アウトからやね
 伊藤将が2アウトから山田哲人に打たれ、村上に繋がれた後、リリーフした鍛冶屋がボークで、同点にされた。
 この辺の牽制の仕方は、再確認が必要。
 同じ過ちは2度と起こさないようにしたい。

 土壇場の8回に追いつかれ、大山、ミエセス、近本のソロ3本を帳消しにされた。
 それでも、このまま終わらないのが今年のタイガース。
 リリーフ勝負に、スワローズが8回清水、9回田口のを注ぎ込む中、タイガースは、及川で応戦。
 できれば、岩崎を使いたくない、そう言う投手起用だった。
 
 あのまま、鍛冶屋が1点を守れていれば、9回岩崎が行くことになっていたのだろう。
 あのボークが岩崎を温存させたと言うことになった。

 これで、延長に入ると、清水、田口を使ったスワローズと、岩崎は使いたくないタイガースのやりくり合戦の様相を呈した。
 そのスワローズが選んだピッチャーは、前日好投の星。
 この星が、木浪、代打・糸原をあっさり打ち取り、2アウトになった時からドラマが始まる。
 今年のタイガースは、2アウトを取られた後から得点する機会がやたらと多い。
 この辺が昨年と大きく違っている。

 2アウト後、近本が上手くセンター前へ運んで出塁が、全ての始まり。
 次の中野の打席で、2球目ですかさず盗塁を決めた。
 ここでヤクルトベンチが動く。
 中野を申告敬遠して、ピッチャーを木澤にスイッチした。
 これが大きな間違いとなる。

 タイガース側としたら、星で押してこられた方が嫌だったんじゃないだろうか。
 近本こそ上手く捌いてヒットを打ったが、他の選手が近本のようなバッティングができるとは思えない。
 星のストレートとフォークで十分行けると思うんだが・・・。
 まぁ、防御率が5点台なんだから、ランナー出すと崩れるって傾向があるのかもしれない。
 また、近本に続く中野が近本のような打撃ができる一番手と踏んで、次のこの日ノーヒットのノイジーと天秤にかけた結果だったのかもしれない。

 ただ、繋いだ木澤は、ノイジーにライト前に運ばれて、2死満塁で、満塁の鬼・大山を迎えることになる。
 この満塁の場面、大山は冷静にボールを見極め、押し出しの四球を選ぶ。
 この日、1発も放って、打ちたいところであるが、相手ピッチャーの状況やコントロールを冷静に見て、四球を選んだ大山が素晴らしかった。
 相手も、大山の満塁での強さを知っているから、簡単にストライクを撮りにいけなかったんだろうけど、そう思わせる大山の存在感が勝ったってことだ。
 その後は、佐藤輝が、仕上げの走者一掃の2ベースを放って、この試合を決めた。

 この回の攻撃も2アウトになってからの近本のヒットが起点だ。
 最終回は、岩崎を温存し、岩貞が村上に一発を打たれたが、他を打ち取って、ゲームセット。
 この3連戦を3タテで締め括った。
 ただ、スワローズの連敗阻止への執念もあり、ブルペンを使わされたのが少々誤算であった。

 次は復調気配漂う讀賣戦。
 桐敷、大竹、才木の順だろうが、特に金曜は桐敷だけにブルペンの重要性が高まる。
 同時に打線が援護して、ブルペンを楽にしてやらんといけない。
 交流戦前の最後のカード。
 いつも下馬評と逆の結果が出る讀賣戦だけど、今回はどっちが有利と言われているのだろう?
 
 ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 23:52 | comments(0) | - |
6−5 対東京ヤクルト 「絶対、大丈夫」なんて言わせない
 まさか、9回の2アウトから逆転されるとは、思っていなかっただろう。
 7回にぎゃくてんして、清水、田口の勝ちパターンへ久々の継投と、高津監督は、「絶対、大丈夫」と送り出したはずだ。

 逆にタイガースは、8回の代打・原口の打球が、風と塩見の好プレーに阻まれてはいたが、9回がトップの近本から回ることに一縷の望みを賭けていた。
 その、近本が、フルカウントからの低めのストレートを見送り、判定がストライクを取られ、見逃しの三振、更に中野も討ち取られた時は、万事休した感があった。
 
 だが、ここからでも反撃できるのが今年のタイガース。
 ノイジーのライト前を、照明に入れた?せいか、並木があ後ろに逸せて、3ベースとしてしまった。
 ここで動揺した田口のボールを冷静に見極め、大山は四球で出塁。
 2死1、3塁で回ったチャンスに、佐藤輝が初球をライト線へ2ベース。
 1塁ランナーの大山が長駆本塁まで走って、逆転してしまった。

 ここは、打った佐藤輝もさることながら、この場面で冷静に四球を選んで出塁、佐藤輝の一打でホームまで戻った大山の働きを褒めたい。
 大山は、いつでも全力を尽くす。
 凡打でも、懸命に走る。
 そう言う姿勢を買って、岡田監督は、4番に据えているのかもしれない。
 そう言う姿勢が、こう言う場面で力を発揮し、結果をもたらす。

 対象的なのが佐藤輝。
 前の打席で2球目の絶好球を見逃してしまった事を引ずって、3球目のボール球を投げやりのような空振りで3球三振してしまった。
 こう言うムラっけがあるのが佐藤輝なんだが、それを次の打席に引きづらず、大山四球の後の初球を見事仕留めた。
 この辺の切り替えも、前の大山の姿勢を見て触発されたのかもしれない。
 
 試合は、追いつ追われつの展開で予断を許さなかった。
 何度もやられている吉村をこの日は、捉え始めていて、1点を先取された後の4回は、大山、佐藤輝の連打の後、満塁から、梅野、木浪のタイムリーで逆転した。
 ただ、この後の1死満塁のチャンスで、西勇輝の場面。
 ここは、立っているだけで三振の指示でよかたんではないだろうか。
 無理に打って、ダブルプレーでチェンジになるより、2死満塁で得点圏の鬼近本 に託す方が、理にかなっていると思う。
 そこで近本に一本出れば、この試合を決めれれていたのかもしれない。

 そこで、2点止まりだったことで、スワローズを生かしてしまった。
 すぐに塩見のタイムリーで同点に追いつかれ、6回に近本の2点打で突き放すも、西勇輝を繋いだ西純矢が7回1死から四球を連発し、たまらず岩貞を投入したが、村上に同点打を打たれ、塩見に加冶屋をぶつけたが、ダブルプレー崩れの間に逆転を許した。
 まぁ、この場面で四球を連発した西純矢に責任はあるのだけど、まだまだ、1点リードの場面で投げるには、今の状態では厳しいと言うことだな。
 また、下で再調整させられるかもしれん。

 得点は、取れる時にとっておかないと、後で何が起こるかわからないという教訓となる試合だった。
 ただ、チーム状態が最悪であるスワローズに、立ち直る機会を与えなかったのは良かった。
 今のうちに、しっかり叩いて、「絶対、大丈夫」なんて事を言わせない状況に追い込んでおきたい。
 
 ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 23:13 | comments(0) | - |
6−3 対東京ヤクルト 雨天中止がなく、打てんようにならずに済んだ
 この日、東京は終日雨模様。
 千葉のZOZOマリンは、早々に中止が決定し、神宮の開催も危ぶまれていた。
 ここで雨天中止になると、タイガースは6試合目だし、しかも雨天中止の後の試合で、4戦4敗、見事にう「打てん状態」になることが危惧される。
 この日の先発予定の村上は、今一番信頼度が高いため、そうなってもスライドすることになるのだろう。
 そうなれば、西勇輝の登板を飛ばして、次の讀賣戦へ持っていく。
 青柳の2軍降格の後、桐敷が帯同して、ここに入る予定だったが、交流戦の初戦へと持っていかざる得なくなるか?
 そんな、こんなを考えていたんだが、天候が回復基調にあることから、神宮は、試合を決行する判断となったようだ。

 試合は、村上が、一時の勢い、キレがなく、ヤクルト打線の粘りにも合い、球数を要するピッチングの立ち上がり。
 まぁ、ローテに抜擢されてから、懸命に投げてきた疲れがそろそろ出てくる頃なんだろう。
 際どい球を取ってもらえなかったのもあるが、それは取ってもらえるだけの勢いに欠けていた証拠だし、キメにいった球を、ことごとくファールにされているのでも感じることができる。
 できれば、ローテを1回飛ばすか、中10日くらい開けて登板させるなど、疲れを取る配慮が必要な時期になってきたんじゃないかな。

 金曜日に登板予定の桐敷の結果にもよるが、交流戦の初戦を秋山か青柳を再昇格させて、村上は2カード目の頭(金曜日)に持っていくのも方法じゃないか。
 桐敷は、結果の如何にかかわらず、よければ中継ぎ待機で、悪ければ秋山か青柳と交代。
 せっかくのローテで2桁を勝つ可能性がある村上だ。大事に調子を維持できるような配慮が必要だ。

 それでも、村上は6回に山田哲人に2ランを喰らうまで、3安打に抑え、無失点であった。
 ただ、粘られ球数が嵩み、6回を投げ終えて、ちょうど100球となり、降板することになる。
 3回に内山を併殺にとったところから、本来のピッチングが戻ってきた。
 6回合ってなかった塩見をたった一つの四球に出したのが痛かった。
 その悔いを、内山を取って2死になったことの安心した隙を山田哲人に捉えられた。

 対する攻撃は、苦手の石川に立ち上がりこそ、悠々と立ち上がらせてしまったが、3回に木浪が逆方向へ2ベースを放ってから好転し出した。
 木浪のバッティングは、石川攻略のお手本のような打撃で、これをやればいつものように石川にやられることはない。
 石川がスピードがないことから、引っ張りたくなるのだろうが、そこに落とし穴がある。
 タイガースのバッターは、その落とし穴にはまって、いちも石川にいいようにやられていた。
 石川攻略には、無理に引っ張らず、来た球に逆らわず、逆方向を意識して打ち返すことだ。
 
 そのバッティングで、村上こそ送りバント失敗があったが、近本が四球を選んで、中野がヒットで満塁。
 ここでノイジーが、逆らわずセンター方向を意識したタイムリーで2点を先取。
 大山ヒットの1死満塁から佐藤輝がボテボテのセカンドゴロで3点目を追加した。
 この佐藤輝のバッティングも、岡田監督が常々言っていた、「満塁ではボテボテの内野ゴロでいいんや、それで1点入るんやから」との言葉通りのもの。
 この辺の点の取り方が、昨年と比べて格段と良くなっている。

 打田、問題は5回の攻撃。
 近本の2ベースから、中野がセーフティ気味の送りバントがヒットになって、無死1、3塁のチャンス。
 スワローズは石川を諦め、丸山翔へスイッチ。
 スワローズも投手崩壊状態なので、3点ビハインドで投げさせるピッチャーとして丸山翔は苦肉の策のはず。
 ここで、追加点を挙げれば、この試合の趨勢は決まる、そういう場面だ。

 ここで代わった丸山翔に、ノイジーが三振、大山が四球で満塁、佐藤輝、森下と連続三振で無得点に終わる。
 この場面こそ、佐藤輝には、さっきの満塁で見せたバッティングと同様の打撃を見せるべきだった。
 (2度目なので、今度は綺麗に打ちたいという欲があったのかもしれないが・・・・、相手も丸山翔に代わったし・・・)
 こういう止めを指す場面で、止めを刺せないと、相手が生き返ってしまう。
 そういうことは、過去何度もある。
 ここのチャンスを逃したことでが6回の山田哲人の2ランに繋がっている。

 ただ、そこでズルズルいかなかったのが今年のタイガース。
 1点差に迫られた、7回にスワローズのピッチャーがエスピナルに代わった隙を見逃さなかった。
 ストライクが思うように入らないエスピナルから、近本、中野が連続四球で掴んだチャンスに、ノイジーがこの日5打点目となる3ランで返した。
 ここで一気に4点差となり、この試合は決まった感があった。

 あとは、浜地、及川と繋いで、ケラーで締めるはずだった。
 ただ、9回に強く降り出した雨に、ケラーが不安定となり、2死で1点を返され、1、3塁になった場面で、岩崎を投入せざる得なかった。
 その岩崎が最後を三振で締めて、タイガースが勝利した。
 まぁ、不安定な天候の中、決行された試合だが、うまいこと勝つことができた。
 スワローズの調子もイマイチのようだし、こういう状況の時はしっかり、叩いておきたい。
 次は、西勇輝がらしいピッチングをしてくれること、新人の吉村に何度もやられるわけには行けないので、打撃陣が奮起してくれることを期待したい。

 ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 23:18 | comments(0) | - |
4−1 対広島 才木と梅野が汚名返上の活躍で連勝
 才木が1軍へ復帰しての初登板。
 一度放牧して、昨秋のキャンプから、今年の春のキャンプ、オープン戦、開幕後の登板と、張り詰めてきた緊張と疲労が取れたんだろうか。
  TJ手術明けから復帰した昨シーズンの登板は、中10日を守って起用されていた。
 そのリミットを外して、今シーズンから中6日のローテで回すようにしていた。
 まぁ、これに合わせて調整してきたんだろうが、目に見えない疲労が蓄積していたんだと思う。
 それが、一度抹消されてリセットする機会をもらったんだから、調子が戻ってくる期待はしていた。

 まぁ、中村貴浩や矢野に粘られ、球数を投げさせられる場面はあったが、7回途中まで4安打で零封しており、林に5安打目を喫して1失点で降板することになったが、106球でここまで投げ切っくれたのは、大きい。
 これで、ローテ投手として才木に目処が立ったんじゃないか。
 その球威を含めて、ポテンシャルは、優にローテで回って二桁勝つだけのものはある。
 今後も期待できるんじゃないかな。

 打つ方のヒーローは、久々の梅野だ。
 坂本の活躍もあり、勝てない捕手として、そのポジションをアレコレ言われて来た。
 確かに梅野がマスクを被る、青柳、西勇輝、西純矢、才木が軒並み勝ち星を上げられず、西純矢と才木が一度2軍へ、今回青柳も2軍降格になっている。
 これを、ピッチャー自身の調子の問題か、梅野のリードによるものなのか、外野での議論が騒がしくはなっていた。
 多分、梅野がある程度打っていれば、この議論は、ピッチャーの調子が悪いんだからしょうがないで済まされていたんじゃないかな。
 それが、あまりに梅野が打てなすぎた。
 一時は1割を切った打率で、8番木浪が好調だっただけに、7番で打線を切って、得点力を削いでいる存在になっていた。

 その、梅野がこの日は、4回に2点目となるタイムリー。
 そして、1点差で迎えた8回に、3点差に突き放す2点タイムリーを放って、3打点の活躍だ。
 この試合は、才木と梅野のバッテリーの勝利と言ってもいい。
 
 梅野は、昔は、振れるバッターで、ホームランもよく打っており、久々の打てる捕手の期待値も高かった。
 それが、リード伝伝を言われるようになって、持ち前のバッティングの良さが失われていった。
 そして、2年前だったか、脇腹をやって、前のように引っ張れず、右打ちばかりするバッティングになっていた。
 最初こそ、チャンスで右打ちすることで稼いだ率や打点、勝負強いという印象も、続けることで相手も対策してくる。
 また、脇腹が治って、引っ張れるようになった時も、右打ちの成功体験から、無理に右打ちに走り、率が出なくなっていった。
 そういう状況が、ここまで続いていた。
 それが、どこで吹っ切れるかが問題だったが、今日のバッティンは、引っ張れるところを引っ張り、右に打つところは右に打つという臨機応変に打撃を変えられていた。
 これで、少しは浮上してくれるんじゃないか。
 梅野が打てば、坂本との論争も鎮まり、大竹、村上、伊藤将担当の坂本と、才木、西純矢、青柳担当の梅野という区分けが定着するはずだ。
 
 ただ、本当は青柳は、一度坂本と組ませてみたいんだが。
 今度上がってきた時、坂本と組ませてみないかなぁ。
 梅野のプライドを傷つける可能性はあるが、村上は、梅野で行けそうなので、担当変更ってことにすればいい。
 また、当面青柳の代わりが桐敷のようだし、そこは梅野で行くんだろう。
 ただ、青柳の代わりは、このところ2軍で結果出している秋山を使って欲しかった。
 寅吉的には、桐敷は中に入れた方がいいように思う。
 中に左の桐敷を入れたら、及川を先発で試す方法も出てくるからね。

 さぁ、連勝が止まった後、いい形で立て直すことができた。
 来週が、交流戦前のセリーグ同士の対決は最後だ。
 対戦成績が拮抗しているヤクルトと讀賣との対戦だ。
 ここで、きっちり対戦成績を優位にしておきたい。

 ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 19:27 | comments(0) | - |
1x−0 対広島 森下VS森下でサヨナラ打!
 前日と打って変わって、投手戦。
 安定の大竹とタイガースを得意にしている森下。
 森下は、手術明けで復帰が遅れて、これが3戦目で、まだ勝ちがない。
 得意のタイガース戦で、初勝利をというところだろうが、タイガースも広島から2勝している大竹が先発。

 この2人のマッチアップは、お互い譲らず、大竹は、7回を99球で、被安打6で無失点。
 勝ちを付けられなかったが、勝ち投手に相応しいピッチング内容だった。
 対する森下は、8回を97球で被安打4で零封して、9回も続投した。
 森下は、決して本調子ではなく、まだ復帰途上という形であるが、會澤のリードと相性の良さに引きずられての好投だ。
 タイガースは、大竹の後、岩貞、岩崎と繋いで、カープを零封し、9回裏の攻撃に賭けた。

 9回裏は、中野、ノイジーが簡単に打ち取られ、延長線も覚悟したところ、2死から大山が2ベースで出塁した。
 昨日の試合から、大山の気迫が目立っている。
 自身4番としての自覚、中心選手としてチームを引っ張る気概が出てきた。
 これは、岡田監督が、大山を中心に据え、信頼して起用していることの効果なのかもしれない。

 2死ながら、得点圏に進んだことにより、広島ベンチは、佐藤輝との勝負を避ける方法をとる。
 一応ボール球で攻め、振ってくれれば儲け物というピッチングで、3ボールとなったところで申告敬遠。
 森下との勝負に出た。

 タイガースベンチは、サヨナラのランナーの大山に代走は送らなかった。
 これは、延長を見据えてのものか。
 はたまた、代走を出せば更に外野が前に出る、前に出てくるとゴロで抜けた場合、ランナーはサードで止まる、森下の後は坂本となる。
 坂本になるとサヨナラの確率が低くなる。
 それなら、大山に代走を出さず、外野を定位置に置いて、ゴロで抜けた場合に、大山が戻ってサヨナラにするという道を選んだのか。

 果たして、森下VS森下の対決は、初球を打って、三遊間を抜けたヒットになった。
 その打球で2塁の大山は、ホームに戻ってきて、サヨナラ勝ちとなる。
 代走を出さずに、外野を定位置に置いたため、レフトの西川が前進して打球を処理してバックホームという流れに多少の時間を要した。
 また、返球もピッチャーマウンド側に外れ、會澤がキャッチした時には、大山はホームベースを駆け抜けていた。

 タイガースの森下は、オープン戦の成績から、ライト6番で開幕を迎え、定位置を得たかに思えたが、シーズンの序盤でプロの攻めにさらされ、2軍降格を味わった。
 2軍で、今一度オープン戦の時のような打撃を取り戻すべく調整し、前の試合から再度1軍昇格となっている。
 6番ライトのポジションが、タイガースの課題になっている中、森下の再昇格に対する期待は大きい。
 この日の一打が、森下に自信をとりも出させ、オープン戦の時のような自信にあふれる打撃をしてくれると、タイガース打線が厚みを増す。

 これから、交流戦もある。
 交流戦では、DHもあるため、守れる森下をライトに定着させ、DHでミエセスを使うという幅も持たせることができる。
 まぁ、相手が左ピッチャーなら、ミエセスのDHもいいかもしれんが、相手が右ピッチャーの時用に、2軍から前川を上げて使ってくれないだろうか。
 体調的に守りが問題である前川ではあるが、こと打つ方に関しては、2軍で結果を出しているし、魅力が溢れている。
 パリーグ側の主催試合の9試合でいいから、お試し起用しても面白い存在になる。
 課題だった右バッターが多くなっている現在、左の前川を1枚入れておくのはメリットがあると思うのだが・・・・。

 このサヨナラ勝ちで、前の敗戦を帳消しにはできた。
 後は、次の才木が、才木らしいピッチングで勝つことだ。
 そのポテンシャルは、抜群んものがある才木が、ここで自分を取り戻せば、タイガースの先発がまた厚みを増す。
 中6日のローテで回ることが、TJ手術明けの才木にとって、少々疲れをもたらせていたのだろう。
 昨秋のキャンプから、春のキャンプ、オープン戦と気を張って投げてきたのだから仕方がない。
 この抹消期間でのリフレッシュが良い結果をもたらすことを期待する。

 ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 17:41 | comments(0) | - |
7−10 対広島 青柳で勝たなくてはいけない試合を落とす
 ヨーイ、ドンで、5失点だから、たまったもんじゃない。
 それでも打線はめげずに、これを取り返した。
 3回にノイジー、4回に佐藤輝がホームランで、3点さに追い上げる。
 そういう逆転への機運が高まるのか、5回に青柳は、申告敬遠で満塁にした後、ピッチャーの玉村勝負で、2点タイムリーを浴びてしまう。
 これで再び5点差となり、勝負が暖かに思えた。

 その5回の裏、青柳の代打・渡邉諒の2ベースから、近本が続き、中野、ノイジーがタイムリーで2点、その後ランナー2人をおいて、大山が同点となる3ランを放った。
 これで、クリーンナップの3人がホームランを放って、序盤の劣勢を跳ね返したのだから、盛り上がる。
 この後のブルペン勝負では、タイガースが有利、誰もがそう思った。
 
 先発の青柳は、7点を失っても負け投手を免れた。
 それどころか、5回の表のピッチャーの玉村に打たれた2失点がなければ、勝ち投手の権利さえ得られるとことだった。
 これは、懲罰の意味を含めて、5回まで投げさせた岡田監督にとっては、計算外だったろう。
 試合後の談話でも、「勝ち投手にならんで良かったよ」と話すくらい、情けないピッチングだった。

 今年の青柳、開幕戦と2戦目のヤクルト戦には、いい感じで投げていたが、3試合目から悪くなってきた。
 大体、マウンドでの表情が暗い。
 なんか、自信なさげで、バッターを打ち取ってやろうという気概が全然見えない。
 それが、どこからきているものなのか。
 どこか、体に異変があるのか。
 それとも、コントロールが思い通りできず、自信を喪失してしまっているのか。
 いずれにしても、今のままでは、ローテを任すことは、難しい。
 近々に2軍調整を命じられるだろうが、その方がいい。
 いずれ青柳の力は必要になる。
 今一度、自信を取り戻すために、再調整をした方がいい。

 試合は、折角クリーナっぷの揃い踏みの1発攻勢で追いついたのだから、勝たなくては行けない試合だった。
 中継ぎ勝負では有利と思われたタイガースであったが、及川、西純矢、ビーズリーと出したピッチャーがそれぞれ失点し、カープに突き放されることになった。

 及川は、青柳用に左ばかりを並べてきたカープ打線に、ストップをかけるのに最適な人選かと思われたが、左を苦にしない、西川、秋山に連打され、松山に3連打でタイムリーを浴びる。
 いずれも、ストレートが高めに浮いたところを叩かれたもの。
 狙って高めにいったボールは、力があり、押し込めるが、低めを狙ったボールが高めに浮くと、西川、秋山、松山クラスでは捕まえられる。
 いずれも、カウントをとりに、低めのストレートというところが、高めに浮いたコントロールミスだ。
 及川は、この辺りが課題なんじゃないかな。
 梅野のリードも、ストレートがうき加減であるなら、低めへは変化球で攻めるのも手だったんじゃないか。

 
 ここで、及川がビッシッと3人で抑えれば、流れは完全にタイガースへ傾く、そういう展開だっただけに、ここでの失点は痛かった。
 対するカープが、同点の後、ケムナが後続をピッタリ抑え、6回も中崎が3者凡退に抑え、流れを引き戻した。
 その後の、島内、ターリーも3者凡退で退け、リードをキープしている。
 その間、西純矢は、7回ランナーを出しピンチを招き、8回は、無死から死球でランナーを出し、これを悪送球や野選などでホームインを許した。
 そして、9回のビーズリーが、堂林に1発を浴びて、計3失点で、3点差としてしまった。

 結局9回の矢崎が糸原の四球と近本のヒットでピンチを招くも、中野をダブルプレーで切り抜けた。
 ここも、1点差くらいであれば、矢崎も緊張しているし、何が起こるかわからなかったが、3点差の余裕が切り抜けさせた形だ。
 中継ぎに自信があるタイガースが、その中継ぎがことごとく失点して、中継ぎ、抑えに不安のあるカープが、ビッシっと抑え、逃げ切った。
 折角、クリーンナップが打って、追いついた試合、タイガースが得意のブルペン勝負で落としてしまった。

 まぁ、敗因は青柳のピッチングに尽きるんだけど、ここにきて、エラーやミスも出てきた。
 今一度、原点に帰り、気を引きしまないといけない。
 勝たなくては行けない試合を落とすと、すぐに負けが混んでくる状況に陥る危険がある。
 そのことは、岡田監督も重々承知で、危機管理してくれるとは思う。
 選手個々も、現状に甘えず、更に、地に足をつけ、しっかりした野球をやろう。

 ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 23:21 | comments(0) | - |
4−1 対中日 やるべき事をしっかりやること
 この試合、首位タイガースと最下位ドラゴンズを象徴するようなシーンがあった。
 8回、代わった浜地に2死から、石川、細川の連打のチャンス。
 ここで6番村松がレフト戦へヒットを放つ。
 これで、2塁走者の石川がホームイン、2点差に詰め寄り、尚1、2塁のチャンスかと思われた。
 タイガース側は、浜地が打たれたこともあり、ここで2点差であれば、慌てるところだ。

 ところが、そうはならなかった。
 レフト戦の打球で、ホームインを確信した石川が、ホームへ向かう途中で走るのを緩めた。
 対してレフトのノイジーは、この打球を処理すると素早くサードへ投げる。
 1塁ランナーの細川は、バックホームするのかと思っていたのか、サードへ進塁しようとしていた。
 これをサードで刺したのが、石川のホームインより早く、石川のホームインが認められず、無得点でチェンジ。
 タイガース側としては、3点差のまま、9回へ向かうことができた。

 このシーンは、お互いのチームの現状を象徴している。
 ホームインが確実と勝手な判断で走力を緩めた石川。
 それを見ていて何の指示もしない、ネクストバッターの溝脇。
 対して、打球処理に手を抜くことなく、素早くサードへ放ったノイジーの守備。
 両チームがどう言う練習をしてきたかわかる場面だった。

 ドラゴンズは、守備がよく、固い守りでは、少ない点を守り抜くチームだった。
 その為、当たり前のことを当たり前にやる、そう言う姿勢が徹底されていやはず。
 それが、落合館時時代からの特徴だった。
 それが、こういいプレーを見せられると、チームの過渡期にあるとはいえ、少し情けない気がする。
 厳しさを言われる立浪監督は、どう言う指導をしているのか、またしていくのか。
 ドラゴンズが復活していくか、低迷を続けるかは、そこにかかっていると思う。

 対してタイガースは、岡田監督が就任以来、口を酸っぱくして言い続けていることが、だんだんできるようになってきている。
 野球の考え方は、落合監督と共通するものがある。
 それは、当たり前のことを、当たり前にやる、できる事をしっかりやると言う事だ。
 キャンプから、外野の中継プレーの大切さ、確実な返球を散々練習させた。
 赤星氏を呼んで、走塁の大切さも教え込んだ。
 状況判断の大切さも、常日頃から言い続けている。
 伊藤将司だから、ノイジーのプレーが生まれ、ドラゴンズのようなミスは、タイガースでは生まれない。

 試合は、このプレーの通り、初回に挙げたミエちゃんの3点タイムリーを、伊藤将が6回まで1失点で守り、岩貞、浜地、岩崎と繋いで守り切った。
 これで7連勝で貯金は2桁の10になった。
 ただ、油断せず、これからも、当たり前のことを当たり前に、できる事をしっかりやる姿勢を崩さず、、しっかりとした戦いを続けたい。
 
 ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 23:09 | comments(0) | - |
3−1 対中日 地に足つけて、コツコツと
 このところの派手な打って勝つ野球とうって変わって、少ない得点で争う、対中日戦らしい試合だった。
 こう言う試合を、モノに出来るとチームの地力が上がる。
 こう言う試合を確実にモノに出来るようになることが、本当の強さになる。

 昨年までと、一番違っているのは、守りでは、確実にダブルプレーが取れるようになっている。
 打つ方といえば、無死、1死で3塁にランナーがいる時の得点を挙げる確率だ。
 昨年までは、こう言うチャンスをモノにできず、試合を落とすことが多々あった。
 今年は、そう言う時に、決してヒットだけでなく、地味に得点を挙げることができている。

 この試合も6回に、ヒットで出た佐藤輝が、2塁へスチール。
 島田の進塁打で、1死3塁になって、梅野が四球、木浪が犠牲フライで1点を取った。
 これも、1ヒットで1点を挙げる、効率の良さであり、好投を続ける西勇輝に勇気をもたらす3点目となったはず。

 先発の西は、久々に安定した投球。
 細川に1発を打たれ、1失点はしたものの、危なげないピッチング。 
 立ち上がりこそ、涌井との投げ合いで、内容的に押されている感はあったが、タイガース打線が地味に涌井を攻め、1点ずつ援護するなか、立場が逆転し、7回を100球、被安打5で投げ切った。
 
 こう言う試合を取れるのは大きい。
 いつもいつも打線が活発なわけではなく、僅差を争う試合も相当数ある。
 特に、投手力に強みがあり、基本貧打であるタイガースは、こう言う試合こそモノにしていかなくては、アレに近づかない。
 
 これで、6連勝で貯金が9になった。
 これからも、投手力を全面に押し立てた、こう言う試合が多くなるだろう。
 ただ、こう言う勝ち方こそが、タイガースの強さのバロメーターだし、こうして勝っていくことで本当のつよさになる。
 
 次は、伊藤将の先発だ。
 できるだけ長いイニングを投げ、中継ぎを休ませてくれるようなピッチングを期待したい。
 
 ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 22:54 | comments(0) | - |
9−4 対中日 判定にやられた村上を打線が援護し5連勝!
 村上は、この4失点を気にすることはない。
 審判の判定に泣かされた、ある意味仕方がない失点でもある。
 細川への内角へのストレート、石川へ同じく内角ストレート、どちらも極狭ストライクゾーンでなければ、三振に切って取れている。
 まぁ、審判も最初にボールと判定したため、変えることができなかったんだろう。
 坂本のフレーミング技術を持ってしても、変えることができなかった。

 ただ、対石川に対しては、苦手意識があるのか、少しストライクが取りづらそうではあった。
 そして、あのスリーランは、落ちるスライダーが真ん中へ入ったのをすくわれた。
 まぁ、あの場面、石川が嫌な感じをしているのなら、ボールになるように投げるべきだった。
 ファーストは、空いていたし、次のアルモンテは村上に全然あっていない。
 その辺の危機管理が、このところの村上のピッチングから、薄れさせていたんだろう。
 坂本には、もう一つ、そこまで考えて欲しかったところだ。

 ただ、こうなっても、今のタイガースには、これをすぐに突き放す攻撃ができる。
 1点差に迫られた直後の6回。
 中野の四球から掴んだ1死満塁のチャンスに、ミエセスがボテボテのサードゴロ。
 これで、3塁ランナーの中野が帰って、追加点を挙げ、2点差に突き放す。
 これも、よく岡田監督が言っていた、「ボテボテの内野ゴロでいいんよ、それでランナーが帰るんやから」と言っていたのを、そのまま体現したもの。
 ミエセスにその意識があったかどうかは置いといて、この結果で岡田監督は褒めるだろう。
 そうやって、1点を撮りに行く野球を覚えていく。
 それでいい。

 試合はその後、中継ぎの及川、加冶屋、浜地がドラゴンズを抑えていく中、9回に決定的な3点を追加して、最後を岩貞が締めた。
 まぁ、6連戦の頭の試合から、中継ぎをそこそこ注ぎ込まなくてはいけなかったのは誤算だが、それでも岩崎、ケラーは、温存できた。
 西純矢も次の広島戦から当面中継ぎとして待機させるようだ。
 村上が5回で降板したのが誤算ではあったが、今日の審判では致し方ない。
 よく踏ん張って、勝ち投手になった。
 まぁ、これまで援護に恵まれなかったこともあったが、打線が借りを返したってことだね。

 なんとか、投打が噛み合って5連勝だ。
 次は、西勇輝がこれまでの借りを返さんといけない。
 今は、打線の援護も期待できるし、しっかりしたピッチングを期待したい。
 できてば、中継ぎが休めるよう、ケラー、岩崎で賄えるイニングを放ってくれることが望ましい。
 チームは、今の調子をできるだけ持続したい。
 
 ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 23:13 | comments(0) | - |
15−7 対横浜DeNA サトテル輝く、単独首位をもたらす
 佐藤輝の2本のホームランで決まった試合だった。
 初回の平良の立ち上がり、粘って振りカウントからの先制スリーラン。
 4回の満塁ホームラン。
 3回に逆転を許した後の攻撃、近本の同点打、大山の押し出しで、交代したピッチャー三嶋の初球を捉えたもの。
 どちらも完璧な一打だった。

 初戦に今永から放ったバックスクリーンへの一発から、佐藤輝のヘッドが走り出した。
 この日の2発のヘッドの走りは、シーズン当初に比べると雲泥の差だ。
 力みかえって、力を入れても、思いの外、ヘッドは走らない。
 この日のスイングのように、一見力を入れてないように見えるスイングの方が、ヘッドスピードは、はるかに速い。
 そう言う感覚を掴んでくれれば、佐藤輝は、ホームランの量産体制に入るだろう。

 心配は、西純矢だ。
 立ち上がりこそ、無難なピッチングで0に抑えたが、2回以降、勝負球が、ストレートでも、変化球でも、高めに浮くという状況で、ことごとくベイスターズ打線に仕留められている。
 本当は、こう言う試合は、最低6回は、悠々と投げてくれないとこまる。
 それが打線の援護のおかげで、やっと5回を投げきり、勝ち投手になった。
 これでは、次回の先発が危ぶまれる。

 下で才木もいいピッチングをしている。
 秋山も調子を取り戻している。
 西純矢に次の先発は、ないかもしれない。
 幸い先発の候補はいるので、一度中に入れて調整させるのも手かもしれない。
 石井の離脱もあり、湯浅の復帰まで、中継ぎを厚くしておくほうがいい。
 西純矢なら、第2先発として、複数イニングを任せることも可能だし。

 さて、首位を走っていたベイスターズを直接対戦でスィープして、単独首位に立った。
 なんか、今年の場合、首位という勢いだけで、立っているわけじゃない気がする。
 チームとしては、本調子ではないものの、各自ができることを確実にこなして、大きな連敗はしないで、堅実に積み重ねた結果のように見える。
 こう言い強さは、大崩れしないんじゃないかな?

 まぁ、首位に立ったとはいえ、まだまだ良くなる余地はある。
 これからも堅実に地に足をついた戦い方をするべきだ。
 次は、対戦成績が五分の最下位中日と敵地バンテリンドーム。
 ここで、やられては、このスィープの意味もない。
 しっかりした戦いを見せて欲しい。
 
 ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 21:56 | comments(0) | - |
7−2 対横浜DeNA 大雨降雨太郎、開幕5連勝で首位に並ぶ
 試合開始時は、降ってなかったが、この日の天気は降雨予報。
 なんせ、先発が大雨降雨太郎と言われる、大竹。
 もう、雨柳さんから、雨男の座を完全に奪い取った格好だ。
 それと共に、チームの柱としての座も奪い取ってしまったか?

 この日は、雨予想もあるので、できるだけ早く先制して、リードしている状態で試合を進めたい。
 できれば、5回し愛成立でコールド勝ちで、大竹が完投してくれれば、中継ぎも使わないで済む。
 そんな、取らぬ狸の皮算用もしたくなるような天候だった。

 そんな皮算用とは裏腹に、3回にピッチャーのガゼルマンの打席に油断したか、甘く入ったストレートを叩かれ、2ベースにしてしまった。
 万全の立ち上がりを見せていた大竹だけに、ここで無造作にカウントをとりにいったのは不味かった。
 それでも佐野を三振に取る状態の良さだった。
 だが、次のソトを討ち取ったはずが、ライトとセカンドの間に落ちるポテンヒットで、先制点を許してしまった。
 まぁ、仕方がない場面であったが、ガゼルマンがセカンドベースで釘付けで、チェンジになれば、その裏に変調を来たす期待もあったので、このラッキーなヒットでガゼルマンがベンチに戻ったのが残念だった。

 その後も宮崎を討ち取ったショートごろを送球エラーで、2死2、3塁のピンチを招いてしまう。
 ここで牧をレフトふらいで、このピンチを1失点で凌げたのが大きかった。
 ただ、この回で球数を要してしまったのが、誤算にもなる。

 その裏、塁上に長い時間いた影響か、期待通りガゼルマンが変調を来した。
 木浪を死球で出塁させると、送りバントの構えの大竹を、ストレートの四球で、無死1、2塁のチャンスを得る。
 次の近本の打席でワイルドピッチがあり、無死1、3塁となった。
 ここでは、逆に塁上の大竹の負担を考え、近本の内野ゴロで、サードランナーが戻り、大竹がセカンドでアウトになるのがベストの筋書きかと思っていた。
 しかし、近本はここで勝負強さを見せ、1、2塁間を抜いて、タイムリーで同点とした。
 
 ガゼルマンは完全に浮き足だっており、次の中野にも四球で満塁。
 ここでノイジーがセンターへ犠牲フライを上げ、大竹をベンチに戻した。
 大竹もガゼルマン同様塁上に長くいたので心配はしていたんだけど・・・・・。
 その後、大山のサードゴロをダブルプレーを焦った宮崎がファンブルして、近本が戻る。
 その1死1、2塁のチャンスで佐藤輝がセンター前へタイムリーでこの回4得点目を挙げた。

 この辺は、前の試合のリピートのよう。
 先制されるも、1点で凌いで、その後のチャンスで4点を畳み掛ける。
 そこには必ず相手のミスが絡む。
 前日は、木浪を敬遠してまで、青柳での勝負を選択しながら、細心の注意を怠って、逆転打を許す。
 この日は、バントの構えの大竹を四球で出塁させた。
 加えて、大山のサードゴロを焦って、生かしてしまった。
 こういうミスが勝負の綾となる。

 タイガースは、次の回にもノイジーがタイムリーで追加点。
 このから、雨が強くなり、試合進行と両睨みの状態にはなってきた。
 ただし、甲子園の水捌けの良さから、これ位以上強く降らなければ、なんとか試合成立までは持って行けそう。
 そうして5回が終わると、今度はピッチャーを使いたくないので、うまくコールドゲームにならないかと、勝手な希望を持ってきた。

 ただ、流石に甲子園、試合は最後まで続けることができた。
 大竹は6回を96球、4安打、1失点で投げ切り、7回を、復帰後初登板の浜地に任せた。
 浜地が無難に抑え、8回を岩貞というリレーに出たが、この岩貞が少々誤算だった。
 大田に打たれ、佐野は取ったものの、ソト、宮崎に連打され、1点返され、尚1死1、2塁の1発でれば同点というピンチを招いた。
 ここで加治屋を投入し、牧を三振、代打楠本を死球で出すも、関根を取って、ピンチを脱出。
 連投の加治屋は、よく投げた。
 昨年まで左を極端に苦手にしていたが、今年は左右に関わらず通用するようになっている。

 このピンチを凌いだのが大きかった。
 その裏、桑原に代打楠本を出したおかげて、センターに関根が回ることになった。
 これが、その裏の近本のセンターオーバーのツーベースを生み、6点目を得ることになる。
 関根も下手ではないが、桑原のセンター守備であれば、追いつかれていた可能性もないわけじゃない。
 そういう意味ではタイガースに流れが来ていた試合だった。
 その後も、ノイジーがこの日2本目のタイムリーで7点目を奪い、勝利を決定づけた。

 この2日は、いい形で連勝できた。
 ベイスターズの勢いも一時ほどではなくなってきtれいる。
 タイガースには、勢いはないが、堅実に勝ちをものにしていく強さが出てきている。
 こういう時は、一気に行きたいところだが、明日も天気は不安定な予想だ。
 相手の平良は、復帰後乗ってきているし、タイガースは、オープン戦から打てていない。
 対する西純矢は、2軍調整時のピッチングから、完全復調とは言い難い。
 いずれにしろ、援護があまり期待できない状況になることが予想されるだけに、西純矢のピッチングがカギになる。
 
 ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 22:06 | comments(0) | - |
6−3 対横浜DeNA エース対決は、得てして、こういう結果になる
 侍ジャパンの今永、東京オリンピック代表の青柳。
 横浜、阪神のエースと呼ばれるピッチャーのマッチアップ。
 今回は、WBCから万全を喫して、1軍登録をされた今永と、開幕戦は勝利したがその後3連敗で不振を極める青柳。
 どう見ても戦前の予想は、圧倒的にベイスターズが有利とされた。

 立ち上がりを見ても、青柳の表情が、あまりに暗く、不安そうな顔つきであったのに対して、今永は闘志溢れ、自信満々の表情。
 青柳が先頭の佐野を歩かせ、苦手の神里にタイムリーを打たれた時には、早期の降板を予想した。
 それほど立ち上がりの青柳のピッチングは、臆病になっており、かわそうとする意識だけで、向かっていって、抑えてやろうという気概が見えなかった。
 その後も苦手の牧に打たれピンチが続くが、後続を抑え、なんとか1失点で済んだのは救いだった。
 後続の桑原か関根に一打を浴びてれば、その場で終わっていただろう。

 対して今永は、先頭の近本をヒットで出塁させるが、続く中野、ノイジーを三振にとって、大山を退けて無失点の立ち上がり。
 特に中野が高めのボール球を振らされ三振に取られた時から、今永は完全に優位に立った。
 この今永の攻略は難しいと思わせるのに十分な立ち上がりだったが、結果逆になってしまうから、面白い。

 その流れを変えたのが2回のノイジーのプレイ。
 戸柱にヒットの後、林に3塁線を抜かれ長打コースに飛んだ打球の処理で、サードで戸柱を刺したプレイだ。
 ここで、無死2、3塁にされていれば、今永から上位に回る打順だけに、ビックイニングにされていた可能性が高い。
 初回の今永のピッチングから、3点取られたら、この試合はヤバイという状況であっただけに、ここで刺して、1死2塁という状況にした、このプレーは大きい。
 その後青柳が、今永、佐野を打ち取り、この回を0で切り抜けられたことにより、立ち直るきっかけとなった。

 こうなると流れがタイガースへとやってくる。
 その裏、佐藤輝がヒットで出ると、ミエセスがボテボテのキャッチャーゴロで進塁打となる。
 梅野が三振に倒れたことで、相手の三浦監督は好調の木浪を申告敬遠し、青柳と勝負の安全策をとってきた。
 タイガースも梅野が三振で、ツーアウトになり、今永のピッチングを見ると、これでチャンスが潰えたかに思えた。
 実際、あの場面で梅野が三振という最悪の結果、逆にこれが功を奏するのだから、わからないもんだ。
 その2死1、2塁の場面で、青柳がレフトへタイムリー2ベースを放った。
 青柳のバッティングは、昔の悲惨な状況から年々良くなってきており、今年はバッティングのいいピッチャーの域に十分に達してきた。
 それでも、この場面でこの結果は、誰も予想していなかったはずだ。

 当然、今永も予想していなかったこの結果は、今永自身、相当なショックだったろう。
 自分がエースという自覚がある中、木浪を敬遠してまで万全を期していた青柳勝負だけに、舐めていたわけではないのだろうけど、慎重さに僅かに欠けていたのかもしれない。
 その悔いが自責の念と後悔を産んでいる。
 それが次の不運を呼ぶ。
 近本上げたフライをレフトの関根が見失う、ショートの京田がカバーすればよかったが、関根に任せて途中で追うのを辞めていたため、これが2ベースとな理、3点目。
 これが尾を引いて、次の中野にまでタイムリーを浴びてこの回、4失点となった。
 タイガースにすれば、思いも寄らない4得点であり、それはチームを青柳を元気づけるに十分だった。

 この回を境に青柳の表情が変わった。
 ピッチングも押していって、抑えてしまおうという攻めのピッチングに変わって、テンポも上がってきた。
 まぁ、点差も3点あるのである程度大胆にいける状況になったことが、そうさせたのかもしれない。
 打撃陣は、次の回にも佐藤輝がバックスクリーンへ放り込む1発を放って、4点差に広げた。
 結局、今永は4回で、被安打7、5失点で降板することになり、青柳は8回1死まで投げ、被安打7失点3で勝ち投手になった。
 
 まぁ、エース対決で最小得点の争いという予想が多い時、逆に一方的になったりする。
 そして、だいたい戦前の予想で有利とされる方が、先に崩れて一方的になる、そういうアルアルがこの試合でも起こったってことか。
 タイガースにとっては、青柳に久しぶりに勝ちがついたし、佐藤輝にも一発が出た。
 雨天中止の後、湿っていた打線に浮上の兆しが見えてきたのはいい結果だった。
 次の試合は、天候が心配される。
 なんせ、先発予定が大雨降雨太郎だからねぇ。
 でも、中止明けの試合に弱いし、雨天の後に打てんようになる傾向があるから、なんとか試合をしたいもんだ。
 なんて言ってると、逆ん結果が出たりするかららなぁ・・・・。

 ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 23:24 | comments(0) | - |
2−1 対東京ヤクルト 3連敗はしないんだ!
 12球団で3連敗がないのは、タイガースだけらしい。
 これだけ、貧打で苦しんできたのに、3連敗がないのは、一重にピッチャー陣の頑張りの他ない。
 この日も、伊藤将が、ほぼ完璧の立ち上がりを見せ、スワローズ打線を封じていた。
 打線は、坂本、木浪の連続スリーベースで1点を先制するも、この後のチャンスで2点目を奪えなかった。
 伊藤将の打席で、スクイズという手はなかったか?
 まぁ、相手も警戒してくるところだけに、難しい場面ではあったけど・・・。

 その後、スワローズの先発サイスニードを攻めあぐね、再三チャンスは作るが追加点が奪えない。
 逆にスワローズは、4回に、山田哲人の初ヒットから、村上が繋いだチャンスで、内山が同点のタイムリーと、無駄のない攻撃を見せた。

 ほぼ完璧な立ち上がりを見せた伊藤将を、徐々に攻略して行くスワローズ打線と、フラフラの立ち上がりで、いつKOされてもおかしくないサイスニードを、結局5回まで持たせて、1失点で終わらせてしまうタイガース打線。
 この差は、一体どこにあるんだろう。

 試合は、その後膠着状態で、勝負の8回へ入る。
 先頭のミエセスが、“脅威の鼻の穴”清水から、ヒットを放つ。
 坂本が遅れず、1死になるが、木浪が上手く繋いで、1死2、3塁のチャンスを掴む。
 ここで、代打は糸原。
 糸原のショートゴロで、代走で出ていた小幡が、タッチを掻い潜って決勝のホームを踏んだ。

 ここの作戦は、代打に糸原を選択したこと。
 こう言う場面で、得点を挙げる事だけを考えれば、一番可能性がある、ーなんとかしてくれそうなバッターだ。
 思えば、初戦の9回のチャンス、坂本への代打も糸原であれば、なんとかしたかもしれん。
 まぁ、こう言う場面で最悪の三振は、確実に避けるだけの技量がある打者だから。

 そして、決勝のホームを踏んだ小幡。
 試合後の談話から、岡田監督の中で、代走の切り札は、植田海であることが窺い知れる。
 本来は、ここで植田の代走だったかもしれないが、9回にもうワンチャンあった場合の備えて敢えて植田海を残した。
 そうでなければ、ミエセスの代走に使われており、坂本の代走が島田になってた可能性もある。
 ただ、この起用に応えて、見事タッチを避けるヘッドスライディングを決めた小幡を褒めたい。

 小幡も開幕シリーズで、ポジションを得たかにおもえたのを、お試しで使った木浪が打ちまくって、ポジションを奪われた形になっている。
 それでも腐らず、こう言うチャンスで起用された時に、結果を出せる準備をしている。
 そう言うことが選手層の厚さに繋がる。
 寅吉自身、NEXT侍のショートの一番候補になり得る選手だと思っている。
 まだ、まだ、チャンスは出てくる。
 がんばれ!小幡。

 この試合、日頃控えに甘んじている、小幡や糸原の活躍で、糸原の活躍で何とかモノにすることができた。
 ただ、やはり主力が打ってこそ、本当の強さが出る。
 次のベイスターズ戦は、今永が来る。
 主力の奮起が望まれる。

 ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 23:17 | comments(0) | - |
0−5 対東京ヤクルト 石川が現役を続けられるのは
 しかし、雨天中止の後は、本当に打てんなぁ。
 これで2試合連続の完封負け。
 もう、打てん中止にして欲しいわ。

 この日のスワローズの先発は、43歳のベテラン石川。
 もう、ストレートは、140kmを超えないことも多々ある。
 それでも、コントロールよく、多彩な変化球を操り、相手を打たせて取る。
 まぁ、その術中にハマってしまったと言うことなんだろうけど、今の石川が、6回まで零封できる相手は、12球団でも、タイガースくらいじゃないか?
 石川が引退しないで済むのは、タイガースの存在があるからなんじゃないか?

 試合は、3回の裏、梅野、木浪の連打から、無死1、2塁のチャンスを掴んだ。
 ここで、ピッチャーの西勇輝が、ランナーを送れず、アウトカウントを増やしてしまった。
 この回、ランナーを進めて、上位に戻れば、一気に石川を攻略できたかもしれない。
 ここを、切り抜けさせたことが、石川を6回まで持たせてしまった要因になる。

 打線は、近本、中野が低調になり、ここでの得点力が落ちている。
 出塁率も落ちており、折角復調した、大山、佐藤に繋がらず、2人がチャンスメーカーになってしまっている。
 この日は、不調のノイジーを外し、小野寺を入れ、6番に井上を起用する純国産打線を組んだ。
 ノイジーは、ストライクゾーンの違いに苛立っているところもあり、ここで頭を冷やす機会を与えるのはいいことかもしれない。
 ただしミエセスは、もう少し使ってやってもいいんじゃないか。
ホームラン1本だけだけど、あたり自体は悪くないし、慣れてくれば、爆発する可能性もある。
 折角、左対策に採った、右の長距離砲だ。
 こう言う試合に使わない手はない。

 まぁ、横浜とあれほどの泥試合をやってきたスワローズに、きっちりとした野球をやられて連敗はいただけない。
 本来は、逆の結果にしなくてはいけないのに。
 しかし、甲子園で3タテは、どうしても防がなくてはいけない。
 伊藤将が、連敗ストッパーとして頑張ってもらわなあかんわ。
 打線もしっかり援護して、0行進はもう勘弁してもらわな。

 ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 22:50 | comments(0) | - |
0−1 対東京ヤクルト セ界タイ記録の村上を見殺し
 なんか、雨天中止になると、打てんようになるのは何故なんだ。
 これで雨天中止の後の試合は、4戦全敗だと。
 まして、今回は広島で2試合中止になって、月曜の移動日を挟んで、3日連続で試合がない状態からの試合だった。
 まぁ、バッティングの実戦カンが鈍ったということかもしれない。

 それでも、またも吉村に抑えられて、なんか苦手をまた一人つくてしまったような感じだ。
 初回から積極的に打って出て、近本も中野も、あわやヒットという当たり。
 どちらかがヒットになっていれば、状況は変わっていたかもしれないが、これを阻まれたことで吉村を乗せてしまった。
 こちらの村上も、相変わらずの安定ぶり。
 まぁ、前回までの神罹ったピッチングからは、少し落ちるが、それでもスキを与えない見事なピッチング。
 まぁ、1点、2点あれば、確実に勝てるような内容。

 そんな村上が、唯一の失投を7回の先頭のサンタナにスタンドへ運ばれた。
 この1点を争う状況で、一番注意しなくてはいけない一発。
 6回を抑えたことで、開幕からの無失点イニングが31回となり、セリーグ記録に並んだ。
 こういう後って、一番気をつけなくてはいけない。
 まして、相手は、タイガースが散々痛い目に遭っているサンタナ。
 まぁ、失投以外の何者でもないかもしれないが、あの状況で選択した球は正解だったのか。
 危機管理能力に長けた坂本のリードとしては、その辺の読みに欠けていたように見える。

 これで、村上の無失点イニングにピリオドを打つことになったが、この選択が、坂本マスクでの連勝記録をも止めることになってしまった。
 まぁ、村上もずーっと無失点というわけにはいかないのだろうけど、坂本もマスクを被った試合にずっと勝ち続けるわけにはいかないのだろうけど。
 それでも、打線がもう少し打ってくれれば、村上に負けはつかなかったし、坂本のマスクの連勝記録も伸びていたかもしれない。
 
 その打線は、6回に2死から、三連続四球で満塁となたったチャンス。
 ここで佐藤輝が三振に倒れて、得点機を失った。
 ここも、佐藤輝が、9回に見せたような打撃ができれば、違った答えが出たんだろう。
 
 その9回も、その佐藤輝の2ベースで、無死2塁のチャンス。
 ミエセスが進塁打となるセカンドゴロで1死3塁の同点機を迎える。
 ここで、バッター坂本に、渡邉諒が送られた。
 この選択は、どうなのだろう?
 渡邉諒が代打で打ったのをほとんど見たことがない。
 見たのは三振の姿ばかりだ。
 対して坂本は、この試合ノーヒットとはいえ、いい当たりをしていたし、3割を超える打撃成績を残している。
 3塁ランナーを返すことだけを考えれば、坂本をそのまま打たす方が、確率が高かったんじゃないだろうか。
 梅野が1割を切って、どんなに打てなくても代打を送らないのだが、坂本には簡単に代打を送る。
 この位置付けは見直したほうがいいと思うんだが・・・・。

 結局、渡邉諒が三振で、最後木浪も三振に倒れ、絶好の同点機を失い、完封負けが決まった。
 これで、村上は敗戦投手になり、坂本がマスクを被った連勝記録も止まった。
 逆にスワローズに吉村という新たな苦手ピッチャーを作ってしまった試合になった。
 全てが雨による中止のせいにはしたくはないが、こういう結果を見ると残念で仕方がない。
 折角横浜も負けている状況で、村上を立てた試合、差を縮めておきたかった。
 
 まぁ、次の試合で打撃陣の奮起と、前回マスクを被っての連敗を止めた梅野が、やはり不調が続く西勇輝を上手く引っ張り、吹っ切れたことを見せてもらいたい。
 ここが梅野の力の見せ所だろう。
 また、西勇輝もローテの中心ピッチャーのプライドもあろう、村上に負けてはいられないはずだ。
 横浜との差が広がらなかったのを良しとして、次の試合をしっかり戦おう!
 
 ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 23:38 | comments(0) | - |
藤浪晋太郎を思う
 雨天中止に祟られ、3日間もタイガース戦がない。
 こんな時に、藤浪炎上のニュースが入る。
 もう、何度目だろう。
 先発でダメで、中継ぎでもコントロールの破綻から、炎上してしまう。
 藤浪のいい時を知っている、藤浪のポテンシャルを信じる身には、辛いニュースだ。

 藤浪は、何故こうなってしまったのだろう。
 ひとの言うことを聞かない、練習をしないなどと言うことを聞くこともある。
 だが、藤浪がダルビッシュの如く研究熱心であり、その探究心もしるところだ。
 あの、入団から、3年目までの輝きは、決してフロックではないと信じている。

 では、何故今のようにコントロールの狂いから自滅するようなピッチャーになってしまったのか。
 それは、入団3年目のキャリアハイの年にあったと思う。
 
 あの年、入団以来指摘されていたインステップを修正した。
 スクエアにステップし、腕の振りも横振りから、縦振りへと修正。
 あの、鶴岡捕手と組んで、キャッチャーの後ろに突き抜けていく感じで投げると言うフォームを手に入れた時だ。
 この年、藤浪は、キャリアハイの14勝を挙げる。
 ただし、この年のオフに、ジャパンの招集を辞退している。
 それは、肘の不具合とのことだった。

 この後藤浪は、治療に専念して、翌年カムバックした時に、腕が横振りに戻っていた。
 これは、藤浪のフォームで、縦振りに投げると、どうしても肘に負担がかかる。
 それを回避するため、慣れ親しんだ横振りの投げ方に戻したんだと推測する。

 ただし、この時に、ステップは、修正したスクエアのままだ。
 つまり、腕の振り↘︎に対して、ステップは、↓、これでは、安定しない。
 入団当時の藤浪は、腕の振り↘︎に対して、ステップは、↙︎、逆方向に力が向くことで安定する。
 そう言うフォームだった。
(左の変則、讀賣の高梨、阪神の岩田、昔のタムじい、永射等みんな、インステップしてるでしょ。)
 これを崩して、ステップだけ、スクエアにしているから、コントロールが覚束ない。
 左に引っ掛けるのを嫌うと、右へすっぽ抜ける。
 今の藤浪の状態だ。

 対策は、2つ。
 もう一度、腕を縦振りに変える。
 ただし、肘の負担など、一度痛めたきょうふしんから、これができないのであれば、もうひとつの手として、再度インステップにしてしまうことだ。
 つまり、入団時のフォームに戻す。
 
 大体、アマチュアから入団3年目まで、藤浪は、コントロールのことで、これほど言われていない。
 確かに、針の穴を通すコントロールはないけれど、ストライクを取るのに苦労するほどのノーコンじゃなかった。
 それは、腕の振り↘︎に対して、ステップが↙︎で、バランスが取れていたからなんだと思う。
 今、藤浪を復活させようと思うのなら、もう一度インステップに戻すことだ。
 ある程度のコントロールを取り戻せれば、球威は、抜群なだけに、輝きは、戻ってくるんじゃないか?

 しかし、寅吉的には、タイガース時代から同じことを思っているんだが、インステップに戻してみることを助言したり、勧めてくれる人はいないのだろうか。
 本人もそれを試そうと思わないのだろうか。
 このまま、藤浪がノーコンのレッテルを貼られて埋もれていくのはしのびない。

 がんばれ!藤浪晋太郎
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 21:11 | comments(0) | - |
5−0 対広島 OSアベック弾にミエちゃんも加わって、MOS砲や!
 今季最高の勝ちかたと言っていい。
 4番大山の先制2ランに、5番佐藤輝の中押し2ラン、そして最後はこの日登録されたミエセスの来日初ホームランでダメ押し。
 投げては、先発の大竹が、立ち上がりこそピンチを招いたが、その後落ち着いて抑え、7回を5安打無失点。
 石井、岩貞と危なげなく繋いで、広島打線を完封。
 これで、3連勝となって、貯金は、今季最大の5となった。

 このところの大山の好調さ、勝負強さが半端ない。
 岡田監督のポイントを前にして打つという打撃が、いよいよものになり始めてきたか。
 そして、タイガース打線を元気付ける効果がある、サトテルの打撃。
 ここにきて、調子が出てきたのが、タイガースの得点力アップに繋がっている。
 岡田監督は、まだまだ雑になることがあるので、丁寧にやらんと、すぐ前の状態に戻ると警笛を鳴らしているが、その通り、いい時こそ雑にならず丁寧な打撃で調子を維持しないといけない。
 サトテルも、ここからが正念場。
 3年目の大いなる飛躍のためにも、丁寧に、かつ大胆(大胆と雑の意味を取り違えないよう)に行ってほしい。

 しかし、大竹の安定度は素晴らしい。
 何よりコントロールがいいから安心してみてられる。
 この大竹を取るために、現役ドラフトで陽川の放出が必要だったと思えば、納得がいく。
 これで、無傷の4勝目。
 キャリアハイはおろか、2桁勝利も、何かタイトルも狙えそうな状態だ。
 現役ドラフトの成功者の筆頭だろう。

 この大竹の登板にマスクを被る坂本は、これで9戦9勝。
 梅野とのキャッチャー論争で色々言われるが、大竹、村上、伊藤将の3人の担当として、抜群の働きをしている。
 どっちがどうとかはおいといて、坂本が勝てるキャッチャーであることは、実績が示している。
 梅野も、担当の青柳、西勇輝、才木、西純矢あたりの調子が上がってくれないと、自分のリードのせいにもされるし、厳しいところになる。
 いずれは、梅野の力が必要になるし、坂本だって、勝ち続ける訳ではない。
 ただ、現状は坂本に重点を置いた起用も頭に入れたほうがいいのではないだろうか。

 そして、ミエセスが初登場でホームランという実績を示した。
 このところ課題の6番ライト。
 一番心配される守備の面でも、ハッスルプレーでいいところを見せた。
 このまま、6番ライトを掴むのか?
 井上の巻き返しはないのだろうか。
 まぁ、交流戦でのDH起用も頭に入っているのだろうけど、ミエちゃんが使えるようなら大きい。
 ミエセスの参入がある意味、質の高い競争をもたらす結果となる効果があると思う。

 だんだん、チームとしての形ができてきた。
 5月は、ベイスターズを追いかけ、しっかりとした戦いかたを続けて、交流戦にいい形で入れるように。
 天気の心配はあるけど、次の村上も大竹に続いて欲しい。
 バックもしっかり援護を頼んだぞ!
 
 ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 23:46 | comments(0) | - |
3−2 対中日 油揚げを浚ったのは、後輩の及川
 この試合、横浜高校の先輩・後輩のドラゴンズ柳とタイガース伊藤将の投げ合い。
 受けるキャッチャーは、明治で柳の先輩に当たる坂本、またタイガースベンチには、更なる先輩の糸原がいる。
 後、ドラゴンズのショートの村松は、ずっと後輩。
 前日の先発の西勇輝の後輩が岡林。
 そんな先輩後輩があい見える対決が多い、対ドラゴンズ戦。

 そんなだから、タイガースがドラゴンズに分が悪い訳でもないだろうが、ここまで2勝3敗と負け越している。
 この日も、ドラゴンズ先発の柳が、自ら後輩の伊藤将を攻略し、先制点を挙げる。
 この前の打席でもヒットを打っているし、柳先輩に頭が上がらない訳じゃないだろうが、サービスし過ぎ。
 キャッチャーの坂本は、柳の先輩で、学生時代散々ボールを受けたこともあるんだろうから、対柳の攻め方くらいわかっていそうなんだけど。

 その先輩坂本は、7回のチャンスで柳から1点差に迫るタイムリーを放っている。
 甲子園で負けなしの連勝を続ける伊藤将が2点を先行され、降板した後だけに、伊藤将を負けさせない為、自身のマスクを被った試合の連勝を止めないためにも、価値あるヒットだった。
 
 ドラゴンズは、昨日までの2試合で中継ぎ・抑えを連日つぎ込んでいる。
 それを自覚している柳は完投する気、完封するきマンマンでピッチングを続けていた。 
 この回に坂本に打たれなければ、その通り完投・完封したかもしれない。
 それが、この一打で、1点差になることで、柳の設計図が大きく狂い始める。

 8回は、スタミナも消耗し、1点もやれないという重圧からか、かなりボールが浮き出して、コントロールの狂いも生じ始めてきた。
 1死から近本が四球を選んで出塁した後、次の中野をピッチャーゴロでダブルプレーにとれたと思った瞬間、ベースに入ったショート明治の後輩・村松が、送球のボールを握り損ね、中野をランナーに残した。
 ここから、柳の悪夢が始まる。
 ノイジーにレフト前に打たれ、このボールの処理を誤った大島が、中野の3塁進塁を許した。
 ここで、顔が似ている大山が、柳から同点のタイムリー。
 セカンドに進んだノイジーに代走・島田送っておいて、佐藤輝がライト前へ抜けるタイムリー。
 これも、代走島田の快足が生きた。
 ここで、柳は折れた。

 その後後続を、田島が抑えたが、9回を岩崎が締めて、タイガースが昨日に続いて逆転で連勝を飾った。
 そういえば、横浜高校の先輩後輩の投げ合い、結果勝ち投手になったのは、8回のドラゴンズを抑えた、一番後輩の及川だったのは、皮肉だ。
 その及川、8回のドラゴンズを3者凡退に抑えたんだが、3人目の打者柳を見逃しの三振に抑えている。
 まぁ、柳、伊藤将にとっては及川というトンビに油揚げ(勝ち星)をさらわれてしまった気分か。
 まぁ、伊藤将は、負けがなくなり、チームが勝ったんで、及川に勝ちがついて喜んでいたんだろうけど、柳は悲愴な覚悟を持ってピッチングしていただけに、ショックは大きかっただろう。

 まぁ、危ない試合ではあったが、なんとか最下位ドラゴンズに勝ち越すことができた。
 ベイスターズが走っているだけに、ここで最下位相手に躓くわけには行かない。(実際は、初戦の負けは、躓いたと言っていいんだが・・・・)
 これで対戦成績は5分になった訳だが、ここからはしっかり稼げるよう、戦っていかなくてはならないだろう。
 
 次は、広島。
 大竹VS遠藤の再度のマッチアップ。
 坂本マスクの連勝も続いている。
 広島を苦手にしない意味でも、しっかり、戦いたい。
 
 ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 21:00 | comments(0) | - |
8x−7 対中日 梅野と西を救った、サヨナラ勝ち
 西勇輝が、2回に6失点した時には、もうこの日の負けと西勇輝と梅野のバッテリーをそのまま2軍行きとされるのじゃないかとさえ思った。
 特に梅野は、前日、2回以降立ち直ったとは言え、青柳の立ち上がりを制御できず3失点で敗戦、その前は才木も3回3失点で負けている。
 その前は、坂本がマスクを被り3連勝を飾っていただけに、梅野のリードに対して物議を醸し出していた状況だ。
 その坂本の連勝の前の讀賣戦で負けたバッテリー、その讀賣戦も西勇輝は3回5失点で負け投手になっている。
 ここで同じ過ちを繰り返しては、もう言い訳は通用しないだろう。

 そんな6失点を、打線は、コツコツと取り返し、西の負け投手を消し、梅野のマスクで7連敗を消した。
 坂本マスクで7戦7勝、梅野のマスクで7連敗じゃ、このキャッチャー論争に明確な結果が出てしまう。
 この試合までタイガース13勝11敗の内、坂本7勝0敗、梅野6勝11敗だもの、組んでるピッチャーが違う、組んでるピッチャーの調子の良し悪しが違うと言っても、どっちが勝てる捕手なのか、明白な結果が出てきている。
 そこでこの結果だ。
 
 西勇輝の立ち上がりは上場じゃなかったか?
 相手の涌井と比べても、むしろ上回るような立ち上がりだ。
 しかも、相手はセ界一の貧打線といわれるドラゴンズ打線。
 このまま普通にいけば、クオリティスタートはおろか、完封に近いピッチングを見せられるかとも思った。
 それが2回に、2アウトから木下に2点タイムリー、これも次がピッチャーの涌井の打順も考えれば、もっと慎重にボールから入る場面も、インコースにチェンジアップで簡単にストライクをとりに行って打たれたもの。
 そのショック(後悔)を引きづって、ピッチャーの涌井にも打たれて、3点目を失った。
 
 ここで完全に西勇輝のモチベーションが切れたのが見て取れる。
 岡林に四球。
 大島、細川と立て続けに初球を打たれ、更に3点を追加され、この回6失点となった。
 まぁ、セ界一の貧打線といわれるドラゴンズ打線にこうも点を取られるバッテリーがいるとは思わなかった。
 しかも、この間にバッテリーで間をとることもなく、もう打たれるままに任せて、なんか手を打っているようには全然見えなかたt。
 きっと、西勇輝は、投げやりに、梅野は、何をしていいか分からずにパニックになっていたんだと思う。
 
 ただ、その後代わった中継ぎ陣は、よくリードした。
 富田、ビーズリー、石井、岩貞とピンチはあれど、よく凌いで、打線が追いつくまで我慢の継投を成功させた。
 ただ、9回に登板したケラーの得点を許した木下への配球は問題ありだ。
 ランナーセカンドにおいて、コンパクトな打撃を心がけ、基本センター返しを頭に入れている木下に対して、高めに甘いストレート。
 絶好のセンター返しの餌食になった。
 木下もキャッチャーだけに、ある程この場面の配球を頭に描いてバッターボックスに入っているはず。
 その勝負に梅野が負けたということだ。

 それでも、打線が更にこれを取り返して、逆にサヨナラ勝ちして、そういうバッテリーのミスを消してくれた。
 打線の起点となった木浪、最後のさよならヒットも見事だし、ことごとく勝負所でいい仕事をした大山、相手のミスもあったが調子を取り戻してきた佐藤輝。
 今日は、1、2番がイマイチだった中、よく6点を取り返し、サヨナラ勝ちに持っていった。
 こうゆう攻撃ができていれば、1、2番が噛み合った時に、もっと楽な試合運びができるようになる。
 問題は、6番を打つ打者をどうするかだ。

 好調木浪を6番に据えるのも方法かもしれないが、木浪を起点に、1、2番の近本、中野で返すというパターンが崩れる懸念がある。
 ここは、この日のバッティングで兆しを見せた井上をもう少し使ってみたらどうだろう。
 6回のセンターフライで、何か掴んだような感覚があったし、8回の四球もその感覚を維持していたように映った。
 この長距離砲を、もう少し見てみたい気がするんだが・・・。
 まぁ、下で手ぐすね引いているメンツもいるし、井上がダメなら、しばらくは試行錯誤か、木浪の繰り上げかだね。

 今日は、キャッチャー坂本で、伊藤将の2戦目だ。
 ここでまたいいリードをすれば、坂本の出番が増えていくことになるのだろう。
 ただ、ドラゴンズに甲子園で負け越すわけにはいかない。
 打線が、この調子でしっかり援護して、まず勝ち越すことだ。
 
 ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 13:13 | comments(0) | - |
1−3 対中日 最下位ドラゴンずを苦手にするな
 対中日の対戦成績1勝3敗。
 他の4球団には勝ち越しているのに、最下位中日にだけ負け越している。
 その中日は、横浜に0勝5敗のお客さん状態だし、ヤクルトにも1勝4敗と貯金を貢いでいる。
 
 アレをするためには、お客さんのチームが必要であり、苦手チームを作ってはいけない。
 最下位の中日は、カモにする事はアレど、苦手にしていては、アレはおぼつかないのは明白だ。
 その中日に、前回のバンテリンドームで負け越して、地元の甲子園の初戦に負けてしまった。
 これは、言いようのないピンチに陥ったと言っていい。

 今日のピッチャーは、前回バンテリンドームで、近本の先頭打者ホームランが出た以外、抑えられて勝ち星を献上した福谷。
 前回もさして調子がいいわけでないのに、抑えられ勝ち星を献上してしまった。
 今回も、立ち上がりから3点の援護をもらい、余裕を持ってピッチングする福谷を捉えられず、7回途中まで、5安打失点1に抑えられ、2勝目を献上。
 福谷もタイガース戦いがいの勝ち星がないのだから、タイガースのみが抑えられているのだろう。
 こういう苦手を作るのは、今後の展開上よろしくはないわな。

 しかし、その福谷を楽にしたのが、青柳の立ち上がりのピッチング。 
 相変わらず、コントロールが不安定で、岡林、大島、アルモンテと、当たりはどうあれ3連打で満塁。
 岡林も2ストライクと追い込んでから、ボールが3つで、ストライクをとりに行った所を捉えられる。
 大島も2−2と追い込んでいながら、ボール球が投げられない心理を捉えられての痛打。
 アルモンテは、振り切ったところ、人のいないところに落ちた不運ではあったが、アレだけ振り切られるというのは、ある意味舐められている。
 石川は打ち取るも、細川に外角を逆方向に返され、2点タイムリー。
 その後の溝脇のセカンドゴロの間に、もう1点と、初回ヨーイドンで3点のビハインドだから。
 まは、福谷はまだ投げないうちに3点の援護をもらい、楽な気持ちでマウンドへ向かって行ったと思うわ。

 ただ、2回以降の青柳のピッチングは、立ち直りの兆しが見えていた。
 初回の不安そうな、精気のない表情から、少しづつ、精気が戻ってきて、血色が良くなってきたように見えた。
 まぁ、立ち上がりのピッチングの時は、キャッチャーが梅野との呼吸が合わず、イラついているのかとも思った。
 今回は、乗ってる坂本にマスクを任せた方が良かったとも思えた。
 被安打6の内、初回に5安打されているのだから、そりゃ、たまったもんじゃない。
 梅野もリードしていて途方に暮れただろう。
 ただ、坂本だったら、どうリードしてたか、それを検証する術はない。
 そういう意味で、、2回以降立ち直った青柳は、梅野を少しは救うことができたのか・
 
 まぁ、この試合は青柳の立ち上がりで全てが決まってしまった。
 もう、これ以上ドラゴンズには負けられない。
 次は西勇輝が、どないしてもドラゴンズを抑えて、勝たねばならない。
 セ界一の貧打線のドラゴンズだ。
 西勇輝が普通のピッチングをすれば抑えられるはず。
 まぁ、キャッチャーをどちらで行くかは、注目なんだろうけど・・・・・。

 後は、打線がちゃんと援護してやれるかだ。
 相手は涌井。
 今シーズン初対戦だけに、今後のためしっかり攻略しないといけない。
 もう、苦手とかは作っているわけにはいかないのだ。
 できれば、これからドラゴンズをカモにしていかなければいけないのだから。
  
 ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 22:43 | comments(0) | - |
2−4 対東京ヤクルト 才木の不振を梅野に背負わせるな
 この試合、梅野の先発マスクに物議を醸し出す。
 坂本がマスクを被ると7戦の7勝。
 この試合まで、坂本がマスクを被り、3連続完封で3連勝だ。
 ここは、勢いを買って、坂本の先発マスクを継続すべきだ!っという声も少なからずある。

 岡田監督は、梅野の主戦捕手起用を明言していただけに、この日のマスクをどちらに被せるかは、注目されるところ。
 本来、縦の変化を中心に攻める才木には、ブロッキング技術に優れる梅野というのが定説であり、岡田監督もそう言う選択をしてきた。
 一方で、坂本に押される、不振の梅野に奮起を促す意味もあったかもしれない。

 ところがこの日の才木は、梅野の思い描く結果を導くには、あまりに悪すぎた。
ストライクをとるのに苦労して(審判の極狭ゾーンによるところも大きい)、フォークも見極められていた。
 この状態の才木をどうリードすればいい、と言う梅野の叫びが聞こえてきそうだった。
 それでも、ストレートとフォークを「思い切って投げてこい」とするしかないリードで、3回を3失点で降板する結果になった。

 攻撃でも、最終回1点を返して、2死3塁、一発出れば同点の場面で、梅野が三振し、最後のバッターとなった事で、更に梅野の打撃不振が際立ってしまう。
 梅野にとっては、最悪の結果となった試合だ。

 まぁ、坂本がこの日の才木をどうリードしたかは、しるよしもまいが、梅野とは違ったアプローチができたろうか。
 それは、興味がある。
 ただ、この日の結果は、梅野のせいとするには、酷だ。
 岡田監督も、原因は才木自身の出来だと考え、2軍降格を示唆している。

 ただ、この試合を失って、横浜に放された事。
 スワローズの息の根を止め損なった事。
 2年前も序盤にスワローズの息の根を止める機会があったのを、止めなかった事で、終盤に逆転されアレをさらわれたのは記憶に新しいはずだ。

 それでも、4月を貯金3で終えられたのは、序盤の貧打に苦しんだ状況を見れば上出来。
 ベイスターズを3タテした上々のスタート切った割に、残念だったと、両方言える。
 月が変わって5月。
 これ以上ベイスターズに話されるわけにはいかない。

 次の中日戦は、青柳の登板。
 ここで、坂本、梅野のどちらにマスクを被らせるか。
 坂本が被れば、それは主戦捕手が坂本に交代したことを示す。
 梅野がふんきして、その存在感を示す機会を得られるか。
 青柳のピッチングと同様、注目される。
  
 ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 23:28 | comments(0) | - |
7−0 対東京ヤクルト 無失点が続く村上をサトテルが2発で援護
 この年のドラフトは神指名やなぁ。
 1位が佐藤輝、2位で伊藤将、5位が村上、6位が中野、8位が石井大智。
 また、4位の榮田、7位の高寺も、2軍の有望株でもある。
 まぁ、3位の佐藤蓮が伸びしろ期待の指名で、現在育成落ちしているのが玉に瑕なんだが・・・・。

 そのドラフト1位と5位がこの試合の主役だ。
 文字通り1位指名の佐藤輝は、好投を続ける、タイガース戦に自信を持っているライアンから、5回にフォークを掬いあげて、先制の1発。
 その後、8回には、育成上がりの丸山相手とはいえ、この夜2本目のホームランを放った。
 一時のふちょうからは抜け出した感がある打撃が見られるようになってきた。
 これから、暖かくなるに従って量産体制に入ってくれることを願うわ。
 心配は、スタミナかな?

 この日の主役は、やはりドラフト同期、5位指名の村上。
 スワローズの村神様と、村神対決などと煽られていたが、「自分はただの村上です。」って謙遜してたけど、この日のピッチングは、村神に相応しい。
 今シーズン初登板の讀賣戦が7回完全(勝ち負けつかず)、次の中日戦が2安打完封で初勝利、そしてこの日のスワローズ戦が8回2安打で零封して2勝目。
 開幕2戦目の中継ぎ1イニングを合わせても、合計25イニング投げて、許した安打が5本、自責、失点とも0で、防御率は、0.00とまさに神懸っている。
 
 キャンプ、オープン戦では、左のローテ争いの中、参加できず、巡った開幕2戦目の先発の座も秋山に取られた格好になったが、そこから見事に巻き返し、ローテの座を確固たるものにした。
 今、タイガース投手陣の中で一番、安定していて、一番安心して見ていられるピッチャーになっている。
 ストレートは、見た目以上に伸びがあり、コントロールもされている。
 これは、簡単には打てないと評論家も驚いているほどの威力だ。
 このピッチングが続けば、二桁はおろか、タイトルも狙えるかのような内容だ。
 後は、シーズンを通して投げるスタミナが問題か。

 その村上をよくリードしたのが坂本だ。
 昨日の大竹に続いて、伊藤将の完封から、無失点リードが続く。
 バッティングも好調で、この日の猛打賞で391という打率になっている。
 梅野も気が気じゃない立場に追いやられる格好になった。
 
 次の試合は才木の先発で、梅野を起用することが言われている。
 まぁ、梅野も奮起して、いいとこ見せんと、坂本に取って代わられることになりかねん。
 是非とも、才木を上手くリードして、バッティングも調子を上げて、勝ちに導いてもらいたい。

 チームは、佐藤輝の打撃が上向くのと歩調を合わせて、打撃が上向いて、得点が取れるようになってきている。
 チーム打率もDeNAに続いて、243で2位だし、得点はセリーグでトップ、逆に失点はセリーグで一番少ないと、いい形になってきている。
 現在ベイスターズがいい調子で走ろうとしている。
 直接対戦が4カード先までないので、それまでは離されずついて行きたい。
 ベイスターズが、中日をカモろうとしている。
 スワローズは、このままでは終わらないので、ベイスターズとの対戦も詰めてはくるだろう。
 タイガースもカモれるチームが欲しいし、いずれ出てくるスワローズには、勝てる時にしっかり勝手おかなくてはいけない。
 才木、梅野、頼んだぞ!
  
 ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 23:00 | comments(0) | - |
4−0 対東京ヤクルト 坂本のリードに益々スポットが当たるなぁ
 これで坂本がマスクを被った試合は、6戦6勝になった。
 今の所、勝てるキャッチャーと言っていい。
 この日も、調子自体は、あまり良くなかっただろう大竹を上手くリードして、5回を3安打零封させて勝ち投手に導いた。
 その後の石井、岩崎、ケラーも得点を許さず完封リレー。
 なんと、坂本がマスクを被っていると、合計1失点しかしていないという。
 ある意味神がかり的な結果だ。

 確かに、コントロールのいいピッチャーを受け持つことが多いので、リードの通り投げてくれるという面もあるのだろう。
 それでも、そういうピッチャーこそ組み立て、配球が重要となるため、キャッチャーのリードに係る比重は高い。
 そういう意味で、坂本はピッチャーとコミニケーションがとれ、息の合ったリードができるキャッチャーでもある。
 
 岡田監督は、キャッチャーを梅野で行くことを就任以来口にしてきたが、その時の坂本の心中はどうであったか。
 矢野監督時代は、そのリードの良さを理由に、梅野と二分して、マスクを被っていただけに、「なにくそ」と思ったのではないだろうか。
 梅野が、バズーカと言われる肩と、新人の時から注目されたバッティングなど、表に出る部分でアピールしてきたのに対して、坂本のアプローチは別の方向から行ってきた。
 元来、バッティングに問題ありと言われてドラフト2位指名を疑問視されてきた坂本だ。
 ただ、そのピッチャーをリードして、導く手腕の良さは、あまり表に出ないが、キャッチャーの重要要素だ。
 
 その坂本が、「梅野を主戦捕手にする」という言葉に、実績として反証を突きつけている。
 問題のバッティングも、向上を見せており、今季不振を極めて1割を割るという梅野を凌駕している。
 坂本としては、このまま主戦捕手を取って代わるつもりでもあるんじゃないか。
 
 対する梅野は気がきではないだろう。
 大竹、村上、伊藤将という3人が坂本とのコンビとして定着させられそう。
 これで、6人のローテの半分が坂本だ。
 西、青柳、才木という3人のコンビを死守しなくてはいけないのだが、どれも結果が出ていない。
 調子が上がらない青柳など、坂本と組ませてはどうだという外野の声も聞こえてくる。
 次のバッテリーで結果を出さないと、梅野のポジションが危なくなる。
 主戦捕手の逆転も起こりうる状況になってきた。

 試合は、このところ低調なスワローズそのままに、さして調子の良くない大竹を打ちあぐみ、結果零されてしまった。
 タイガースは、前日の打ち過ぎの反動が心配されたが、初回に井上、坂本の履正社コンビで3点を先取し、6回にも大山がタイムリーで追加点をあげ、計9安打で4得点と、大勝開けにしてはまずまずの結果になり、安心した。
 それは、前日岡田監督も言ったように、大味に、雑になりがちな所を、しっかり四球を選んだり、やるべきことをやってきたからだろう。
 この調子で、調子の上がらないスワローズをこのまま寝かしておきたい。
 スワローズも、村上も、このままということはない。
 いずれ、調子を上げてくる。
 それまでに、勝てる時に買っておかないと・・・。

 次も村上だけに、坂本とのバッテリーだろう。
 坂本は、主戦捕手の座を射止めるべく、引き続きの活躍を期待する。
 村上も、次に好投すれば、本物として認められるだろう。
 
 ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 23:11 | comments(0) | - |
15−0 対讀賣 伊藤将の初登板を大量援護で完封勝利
 前日の佐藤輝の1号が、タイガース打線を呼び起こしたか?
 佐藤輝が打つと打線が繋がる。
 佐藤輝が打つと打線が活気付く。
 新人の時から、そう言う傾向にある。
 負けたとはいえ、前日の佐藤輝の一発は、タイガース打線を呼び起こす、導火線になったんじゃないか。

 この日は、左肩の不具合から開幕ローテを外れていた伊藤将の初登板。
 相性のいい甲子園、対讀賣とはいえ、しっかり援護してやりたい。
 また、雨で1試合流しているため、このカードは2連戦。
 1勝1敗の五分で終えるのと、2連敗で貯金がなくなるのでは、大違いだ。

 その伊藤将は、故障明けを感じさせない完璧な立ち上がり。
 村上に続いて5回1死までパーフェクト。
 8回にウォーカーに2本目のヒットを許すまで、この1安打で無四球の好投。
 結局、9回を完投して、許したヒット2本、無四球で完封という見事なピッチングを見せた。
 
 この伊藤将の好投も、大量援護で、余裕のあるピッチングができたこともある。
 2回に井上の2ベースで作ったチャンスに坂本が先制タイムリー。
 前日の2番に入って、ブレーキとなった梅野に代わってマスクを被った坂本の先制打。
 これで、当分坂本がマスクを被る試合が増えるように思う。
 ただ、この1点で終わらず、すかさず木浪が犠牲フライで2点目を挙げ、伊藤将を援護した。
 ここで、ピッチャーの伊藤将まで打順を回した事が次の回に生きる。
 またこの回の攻撃の起点も、佐藤輝が受けた死球からであった。

 もう、次の回は、猛虎打線の祭り状態。
 近本の一発から始まって、中野、ノイジーの連打、大山の死球で満塁。
 佐藤輝の内野安打タイムリーから、井上のタイムリー2ベース。
 木浪、一巡した近本もタイムリーで合計6点。
 今シーズンの最多得点6点を1イニングで取った。

 光るのは井上の2ベース。
 キャッチャーと共に課題になている、6番ライト問題。
 この回溜まったランナーを返す場面で、2ベースで応えた井上は、8回にもタイムリー3ベースを放ち、2回のチャンスメークの2ベースと併せ、長打3本の猛打賞で、6番ライト定着に名乗りをあげた。

 まぁ、3回で試合は決したようなもの。
 後は、攻撃が雑になって翌日ピッタと止まってしまわないように、やるべきことをキッチリやっていく事だけに専念すればいい。
 そう言う意味で、攻撃の手を緩めず、追加点を挙げていったのはよかった。
 特に、3回にデッドボールを受けて心配された大山が、6回に一発を放って安心させてくれた。
 他に中野、木浪も猛打賞。
 当たりがなかった、ノイジーもマルチと結果が出た。
 これで少しは打線が浮上してくれればいい。

 次の試合は、スワローズの高橋 奎二だけに、真価が問われる。
 大竹も二度目のスワローズ戦。
 坂本のリードの真価も問われるだろう。
 
 ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 23:12 | comments(0) | - |
4−8 対讀賣 やっと出た、サトテル1号、でも試合は敗れて
 佐藤輝に1号が出た。
 やっと、と言う感じだが、このスイングは良かった。
 力みが消えて、ヘッドが凄く走っていた。
 こう言うスイングができれば、差し込まれることなく弾き返せるし、フェンス手前で失速することもない。
 
 サトテルのここまでの不調は、力み過ぎだと思っている。
 力み過ぎてバットを振っても、ヘッドは走らない。
 ヘッドを走らそうと思ったら、適度に力を抜きヘッドの重みを利用して振ることが大事だ。
 この一発を放ったスイングは、そう言う感じにみえる。
 この感覚を忘れなければ、ここから量産体制に移れるはずだ。

 サトテルが打つと、タイガース打線に火が付く。
 この日も、サトテルの反撃の狼煙の後、5連打で、3点を返した。
 そして、ノーアウト1、3塁のチャンスが続いて、梅野に打席が回る。
 ここで、梅野がセカンドゴロでゲッツー、1点入って1点差には、詰め寄ることができた。
 ただ、ここは、梅野の調子等を考えると、スクイズとかの手を考えるべきだったんではないか。
  
 成功すれば、1点入って、1死2塁でチャンスが続く。
 失敗しても、1死1、2塁のチャンスが続くし、アップアップになっていた戸郷をランナーなくして落ち着かせることなく、攻撃を続けれれた。
 まぁ、岡田監督は、1点入ったからヨシとしたのかもしれないが、ここは一気に同点、逆転を狙える場面だけに残念でもあった。

 そう言う梅野に、またチャンスが巡る。
 7回は、1死1、2塁の場面。
 ピッチャーは、戸郷から左の大江に代わっている。
 ここは、今の梅野のバッティング状態を考えれば、代打原口の選択じゃなかったか?
 あくまでも岡田監督は梅野に拘り、ボール球を振って三振。
 後続の中野も、中田翔の好プレーに阻まれ無得点におわった。

 次の回、リリーフの岩貞が長野に3ランを喰らって、この試合が決まった。
 あそこで、梅野に原口を代打に出していればどうだったか。
 原口は、打てなかったかもしれないが、キャッチャーが坂本に代わることになる。
 岩貞へのリードが違っていたかもしれない。
 長野の3ランを防いで、8、9回の攻撃に望みを繋げたかも知れない。

 梅野のバッティングもさることながら、このところのリードに疑問が多い。
 初回の岡本に打たれたタイムリー、真ん中のフォークを拾われた。
 岡本は、低めのフォークを拾うのが上手い。
 あそこは、真ん中へフォークをおとすなら、ワンバンするくらいのフォークを曲げなきゃいけない。
 梅野の意図は、、そこにあったのかも知れないが、コントロールのいい西勇輝は、キッチリ低めへコントロールしてしまい、岡本に拾われた。
 そこまで、岡本は外の球に、目がついていってなかた。
 万全を期すなら、同じフォークでも真ん中へ落とすより、外へ落とすことを考えなくてはいけなかった。

 こう言う、梅野のリードは、リスキーな面が多い。
 上手くハマれば格好いいのだが、ひとたびちょっと狂うと、致命傷をおいかねない。
 言わば、ハイリスク、ハイリターンのリードになりがち。
 まぁ、坂本がマスクを被ると4戦4勝と言う結果を言われることもあり、焦りもあるのだろう。
 一度頭をリセットしなくてはいけないんじゃないか。

 元来、縦の変化が主体の投手は、ブロッキング技術に優れる梅野、横の変化、コーナーワークに優れる投手は、フレーミング技術に優る坂本がいいとも言われる。
 今の先発陣で、西純矢がいなくなると、才木嫌いしか梅野向きのピッチャーがいない。
 ここは、少し梅野を休ませるのも手かもしれない。
 下の栄枝あたりと代えて、再調整と頭のリセットをした方がいいように思える。
 いずれ、必要な戦力なんだから。
 がんばれ!梅野
 
 ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 23:18 | comments(0) | - |
1−2 対中日 最下位中日に負け越してるようじゃ、アレは出来んぞ!
 この3連戦、最下位の中日相手に、1点、2点、1点と4点しか取れていない。
 まぁ、投手力が売りのドラゴンズだけに、僅差の戦いにはなると思ったが、負け越す相手ではない。
 今日の福谷だって、決していい出来ではない。
 普通なら、近本の初回・初球本塁打から、中野がヒットなり、四球で続けば、そのまま試合を決定づけられるはず。
 それが、フラついている福谷を助け起こし、7回の途中まで投げさせ、勝ぼしまで献上するんだから打線が情けない。

 特に、7回の攻撃。
 大山の四球と佐藤輝のヒットで1死1、2塁のチャンス。
 井上に代打・糸原。
 これは、最悪でも進塁打のバッティングができる糸原を使うのはわかる。
 ただ、次の梅野をそのままって、どうなん?
 ここで勝負を賭けるなら、梅野に代打原口だろう。
 万が一、原口が歩かされれば、好調・木浪だ。
 スクイズでも犠牲フライでも同点は、見込める。

 そして9回。
 抑えのマルチネスから、島田が今季初ヒットを放って、1死1、2塁。
 セカンドランナーの大山に代走を送るなら、小幡ダロウ子、梅野にストレートに強い渡邉諒を代打に送るべき。
 何故、代走が渡邉諒で、梅野をそのまま送ったのか?
 案の定、梅野がダブルプレーで、試合終了、負け越しが決定した。

 確かにそこまで初回の近本のホームランでしか点が取れていない打線の罪は重い。
 それでも、点が取れる状況になった時、最善手を打たなくては、更に点が取れなくなる。
 今のタイガースの弱点は、5、6、7番の低調さが、打線の機能を奪っている。
 まぁ、5番の佐藤輝には少しづつ兆しがあるから、もう少し我慢もできよう。
 それでも6、7番はなんとかしなくてはいけない。
 特に、終盤の得点チャンスの時は、ここに手を打たないと、チャンスを潰す確率が増えるだけだ。

 6番には、比較的手を入れやすい。
 井上は、まだ見習い状態だし、島田、板山には、見切りをつけやすい。
 だが、7番梅野には、主戦捕手として固定を謳っているだけに、手をつけづらいのではないか。
 それでも、現状の梅野のバッティングを見ていると、ここに手をつけざる得ない。
 そういう内容のバッティングが続いている。
 実際は、バッティングの状態、リードの状態を含めて、坂本の起用を増やしていいくらいだ。
 大竹、村上に加えて、青柳、西勇輝の時のキャッチャーとして起用してもいい。
 それほど、梅野の状態はよくない。

 来週は、甲子園で讀賣、神宮でヤクルトとの対戦。
 その後、甲子園で中日、ズムスタで広島との対戦だ。
 この12試合でどういう結果を出すかで、今後の展開に大きな影響を及ぼすことになる。
 最低7勝、あわよくば8勝を挙げないと横浜やヤクルトについていけなくなるんじゃないか。
 それには、打線の奮起が必要不可欠。
 もう、ピッチャーを見殺しにするのは止めよう!
 点を取れる時は、最善手で取りに行く姿勢を見せよう!!
 
 ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 17:16 | comments(0) | - |
2−0 対中日 虎の村神様、プロ初勝利を初完投、初完封で飾る!
 前回7回までパーフェクトピッチングをしながら、8回に交代した石井が同点ホームランを喫して、完全試合はおろか初勝利までフイにした後、この日の登板。
 村上は、新人の時から、そのピッチングは、即戦力とも言われていた。
 その通り、2軍ではタイトルを総なめにし、無双状態であったが、いざ1軍に起用されると、「甘いところに行ったら打たれる」という意識が強いせいか、慎重になりすぎピッチングが守りに回ってしまい、結果が出なかった。
 そんな2年間を経て、気付いたのは、1軍でも向かっていかないと結果は得られないということ。
 ストレートに磨きをかけ、2軍相手と同じような気持ちで、ピッチングできる自信を持つこと。
 もともと、ストレートは、そのスピード以上に回転数があり、伸びがあると言われていた。
 そのストレートを、150km近く出るまでに磨き、今年を勝負の年として来た。
 
 ただし、村上が不運だったのは、タイガースの投手陣の先発スタッフが充実していたこと。
 早くに、青柳、西勇輝、伊藤将の3人は確定しており、トミージョンを経て復帰した才木と昨年実績を残した西純矢がこれに続いていた。
 残りの1席も、左を優先され、大竹、桐敷、岩貞で競う形となった。
 その座を結局大竹が射止め、6人の先発陣が形成される。
 
 ところが、伊藤将が肩の調子が悪く、開幕に間に合わないことになり、初めてチャンスの芽が出てきた。
 だだ、この開幕シリーズ第2戦の先発に選ばれたのは、実績のある秋山だった。
 それでも村上が、神に見捨てられなかったのは、この秋山が十分なピッチングとならず、すぐに抹消され、やっと村上へその座が巡ってきた。
 まぁ、そこまで中継ぎだったり、短いイニングを任され、結果を出してきたことに他ならないのだが。
 寅吉も、その間の村上のピッチングに、過去2年のピッチングとの違いを感じていた。
 力強いストレートで、押すところは押して、変化球のコントロールで緩急をつける。
 これが村上のピッチングだという形ができて来ていた。

 そうして巡ったのが、先の讀賣戦。
 村上のピッチングは完璧だった。
 キャッチャーの坂本との呼吸もピッタリあっており、危なげないピッチングを披露した。
 村上の初勝利と、そこまでの疲労から球威が落ちて来たことを考えて、敢えて完全試合の可能性があった村上を交代させ、継投に出た判断は、間違いじゃないと思う。
 ただ、村上の初勝利が消えたのは残念だった。
 だが、村上はこの試合で十分ローテを任せられるだけの信頼を植え付けた。
 それがこの日のピッチングと続いていたのだ。

 この日も、先の讀賣戦ほどのストレートの速さはなかった。
 大体145kmくらいが多かったが、先の讀賣戦で後半に球威が落ちたことから、少しセーブ気味に立ち上がったんだろうか。
 それでも変化球との緩急、そのコントロールに狂いはなく、福永に2本のヒットを打たれた以外ランナーを許さず、無四球で9回を投げ切った。
 なんか2試合目でペース配分も覚え、勝ち方を覚えて来たようで逞しいピッチングだった。
 このまま、ローテとして回って、2桁でも勝っても不思議じゃない、そんな内容だ。

 打線の援護は相変わらずなく、村上自らのヒットを近本が3ベースで返し、それを中野が浅い犠牲フライであったが近本が戻り、挙げた2得点のみ。
 まぁ、相手は侍の高橋宏斗ではあったが、もう少し援護をしてやらないと。
 前回も見殺し状態だったんだから、村上に悪いことしたという意識はないんだろうか?
 次は、村上にもっと楽にピッチングさせてやってや。

 まぁ、伊藤将の代役の枠ではあったが、これで伊藤将が戻っても、西純矢が再調整になっている分、村上がその座に残るのは間違いない。
 本当は、青柳ー伊藤将ー才木ー西勇輝ー大竹ー村上という順でローテを再構築できればいいんだが、どうも次の讀賣戦で西勇輝ー大竹ー伊藤将司と左2枚を投入してしまうみたい。
 そうなると、次のヤクルト戦が、青柳ー村上ー才木と右ばかりになってしまう。
 まぁ、雨天中止でもないと上手く組み直せないかな。
 それでも、当面先発の6本は、これで確定し回っていくんだろう。

 ぐぁんばれ!タイガース

| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 20:24 | comments(0) | - |
1−4 対中日 好調時、背番号を変えると・・・・
 岩貞が、14番を背負うことになり、17番が空いたことで、青柳は17番を背負うことにした。
 なんでも大学時代に背負った番号で、自身は、もともと付けたかった番号だったらしい。
 それでもドラフト5位で指名された青柳には、そんな番号を与えられるわけなく、50番が青柳に与えられた番号だった。
 それからの青柳の努力、活躍は周知の通り。
 この2年連続で最多勝というエースまで上り詰めた。

 そんな苦楽を共にした背番号50は、青柳の背中に馴染んでいたし、この背番号でここまできたという青柳らしさの証でもあった。
 背番号を主戦投手らしく17に変えたいのはわからないじゃないが、そうやっていい時に背番号を変えると、あまりいいことがない。
 秋山は、27番でプロ入りも、なかなか芽が出ず、46番に変更された。
 そこから、2年連続2桁勝利を挙げるまでになったのに、岩田の引退とともに空いた21番へ背番号を変えた。
 その途端、去年の状況だ。
 まぁ、背番号のせいじゃないと思うが、自身ゲンのいい背番号は大切にした方がいい。
 あの、掛布さんんも、レギュラーを掴んだ時、一桁の背番号へ変えることを聞かれたらしい。
 その際、「背番号31には、愛着がある。31番は掛布の番号と言われるようになりたい。」ということで辞退したと聞いた。
 あのイチローも51番のままで、今や51番はイチローの番号として、そういう期待を背負った選手が就けるようになっている。
 松井ゴジラも55番も、今や村上など、長距離打者の番号として扱われている。

 そんな青柳は、先のベイスターズ戦に続いて、ドラゴンズ戦でも背信投球をしてしまった。
 開幕戦は、ストレートの威力を見せながら、変化球で打ち取るという理想的な投球を見せていたが、先のベイスターズ戦から、コントロールがままならず、ストレートの比率がダダ下がり、四球、四球でピンチを招き、粘りきれないという投球が続いた。
 何か、青柳の態度や顔色見ても、自身なさげで、覇気がなく、少々投げやりな感じも見える。
 自分の中で、上手くいかないことがあって、憤っているのだろうか。

 青柳の登板の時のキャッチャーは、梅野が勤めている。
 昨年は坂本が青柳の時のキャッチャーが多かったように記憶している。
 一度坂本と組ませてみるのも手かもしれない。
 岡田監督は、主戦捕手は梅野を明言しているが、このところの打撃の調子やリードにおいて不安な部分も目についてきた。
 対して坂本は、大竹と組んで2戦2勝、先の村上と組んで讀賣に7回まで完全というリードをしてきている。
 青柳のように、コーナーをついて変化球で打ち取るピッチャーには、坂本の方が合っているかもしれない。
 キャッチャーとの呼吸が合うと、ピッチングが良くなることもある。
 一度考えてもいいと思うんだが・・・・・。

 試合は、初回に大山の犠牲フライで1点を先取したが、青柳がすぐに逆転を許し、相手のピッチャーの小笠原までに打たれ、4対1とリードされると、小笠原に7回までに初回の1点だけに抑えられた。
 特に5番の佐藤輝は、全然合ってなく、三連続三振、6番井上も2三振と完全に打線の中で殺されていた。
 これでは、得点なんて望む術もない。

 打線で言えば、どうしても6番に人がいない。
 森下が開幕してから、抑えられて、2軍へ降格になってから、島田は相変わらず打率0だし、板山もヒット1本、どちらも打てる感じが全然しない。
 代わりの井上を使わざる得ないんだけど、井上も三振率が高い。
 本当は高山当たりがここへ割って入らなくてはいけないんだけど、何をやっているのか。
 この6番ライトの問題を解決せんと、打線のつながりがなくなってしまう。
 早いとこ手を打っとこ。

 ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 23:03 | comments(0) | - |
5−7 対広島 19年ドラフト上位3人が同じ試合に出たけれど
 1位の西純矢、2位の井上広大が先発メンバーに、3位の及川雅貴がリリーフで登板。
 2019年ドラフトの上位3人がこの試合に出場した。
 この年は、高校生ばかり、5名を指名、6位の小川一平のみ大卒と言うドラフトだった。
 その上位3人が1軍の試合に名を連ねるなんて、感慨深いものがある。
 いずれ、3人揃ってお立ち台なんていうのも見たいもんだが・・・。

 しかし、この試合を壊したのは、先発の西純矢だった。
 立ち上がりから、無死満塁のピンチを招き、マクブルームにポテンのタイムリーと西川に犠牲フライを許して、2失点。
 まぁ、よく2点で済んだ。
 ある意味、粘ることができたのか?

 その2点をタイガース打線がすぐ取り返して、逆に2点のリードをもらった4回。
 またも、無死満塁のピンチを招くと、代打の松山に3点タイムリーを許して、逆転された。
 本来なら、初回の失点を取り戻してくれた時点で立ち直り、5回くらいは投げ切らなければいけない。
 それを易々逆転を許してしまうのが、現状の西純矢だ。
 多分、ローテを再考させられることになるんじゃないか?

 昨年の後半のピッチングからすれば、今季は2桁勝って不思議じゃない内容だった。
 当然それを期待してのローテなんだけど、開幕以来の不安定なピッチングは、問題ありだ。
 (オープン戦の讀賣に打たれてからなんだが・・・)
 下で伊藤将が復帰の準備をしている。
 下手すると、入れ替えでローテも剥奪ってこともあり得る。
 一度、原因を追求して、再調整を図るのも手かもしれない。

 試合は、そう言う西純矢を援護する打線が、2回に4点目をとって以来、不安があるカープの中継ぎ陣の継投に、チャンスは作れど、決定打が出なく、9回まで無得点できた。
 その間、カープは、タイガースの5人目の石井を捕ええて、2点を追加し、3点差として、9回の栗林へと繋いだ。

 この栗林は、緒戦で攻略し、サヨナラ勝ちしているだけに、中野の3ベース、ノイジーのタイムリー、大山のヒットと続いた時には、もしやを思いおこさせたが、いかんせん3点差は、重かった。重かった。

 ただ、この後、佐藤輝が倒れた後、井上へ代打原口の手はどうだったのか?
 いずれ原口、糸原の代打2枚を使う気であれば、糸原は先の方が良かったし、井上の長打に賭けて見て、梅野に代打と言う手もあったと思う。

 まぁ、原口のいい当たりのショートライナーに、セカンドランナーの島田が飛び出て戻れず、ゲームセットとなってしまった。
 島田の判断は、後で注意を受けるか?
 ヒットも出てないし、入れ替え候補になるかもしれん。

 まぁ、勝てるゲームを西純矢の不安定なピッチングが敗戦に導いてしまった。
 折角19年ドラフト上位3人の揃い踏みの試合だったのに、残念だ。
 次は、3人でお立ち台、そういった活躍を期待している。

 ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 23:14 | comments(0) | - |
6−1 対広島 大雨降雨太郎、安定のピッチングで連勝!
 しかし、大竹は、安定したピッチングを見せてくれる。
 今、タイガース投手陣で一番安定しているんじゃないか。
 その大竹が雨の影響で、ローテ通りに回れないのがもどかしい。
 雨柳さんに続く、雨男襲名で、大雨降雨太郎などと言うニックネームをつけれたりしている。
 この日の登板も、本来は前カードのDeNA戦が雨で中止になったため、ふりかえられたもの。
 ただ、そう言う影響を感じさせない調整がしっかりできているのもいい。

 この日は、前回抑えられた遠藤との投げ合い。
 遠藤も好調さを持続しているようで、4回までタイガース打線をノーヒットに抑える。
 大竹は、5回まで2ベース2本を許すが、そのピンチも冷静に凌いで得点を許さない。
 2戦続けて坂本とのバッテリーであったが、この2人の呼吸も合っており、大竹のようなピッチャーには、坂本のリードが合っていることを思わせた。

 試合は、5回の裏、佐藤輝のポテンヒットを2ベースにする好走塁と、この日初スタメンの井上のヒットで無死1、3塁のチャンスを掴み、7番に入っている好リードを見せる坂本が犠牲フライで、1点をせmんしゅした。
 この坂本の打席、初球にセーフティスクイズを見せるなど、得点力が下がっている現状から、ベンチがいろいろ指示を出しているのが伺える。
 その後も木浪にエンドランをかけるなど、タイガースが動いて来ると言う印象を相手に植えつけた。

 それは、6回の攻撃に繋がる。
 5回にピッチャーの大竹まで打順を回した事で、この回の先頭は近本。
 その近本が3ベースでチャンスメイクすると、ノイジーがタイムリー。
 そのノイジーを、佐藤輝が代わった島内から技ありのヒットで返して、この回2点目。
佐藤輝もこう言う当ててヒットでいいと言う場面でこう言うバッティングができるのだから、上手く状況に応じてやればいい。
 こう言うバッティングをして、打点を稼いでいけば、自然と状態もあがってくるし、不調の時でもなんとかできる幅が広がる。
 元々、本塁打欲しさに、力みかえっているところから、今の不調に陥っている。
 力むのでなく、ヘッドのスピードを上げるにはどうしたらいいか、それがわかれば、劇的に変わると思うんだが。

 3点のリードで7回に入った大竹は、多少の疲れがあったのか、秋山、西川に打たれて、上本にタイムリーを打たれて1点を返された。
 ここで岩貞へとスイッチしたわけだが、會澤に岩貞と言うスイッチに、カープの代打陣のメンツをかんばえ、會澤<坂倉、松山という考えで、あえて左の岩貞で勝負したベンチの采配がひかる。

 結局、ここを岩貞が抑えて、7回に黒原から、さらに3点を追加し、ダメを押した。
 開幕シリーズ以降で6得点は、初めて。
 そんだけ、得点できていなかったってことだね。
 タイガースの打線が大量得点を挙げる時は、必ず佐藤輝が絡んでいる。
 それは、佐藤輝が新人の時からの傾向でもある。
 佐藤輝は、そう言う星を持っている。
 この日をきっかけに浮上してくれれば、タイガースの得点力も浮上するんじゃないか?

 まぁ、それでもこの日は、大竹のピッチングと坂本のリードが勝因だね。
 これからも、こういうピッチングを持続してくれることを願ってやまない。

 ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 23:01 | comments(0) | - |
2x−1 対広島 侍対決をサヨナラの一打でパクリーミッキーが制す
  クライマックスは、9回2死満塁で侍ジャパンの栗林(途中、故障でリタイアだったけど)と中野の対決。
 侍ジャパンで自信をつけた中野キュンは、我が家では、パクリーミッキーと呼ばれている。
 そう、あの中国のパクリーランドにいるミッキーマウスの偽物(パクリ)に中野が似ているところから、そう呼ばれている。
どう、似てない?

 そんな、2人侍の対決まで、西勇輝はよく投げていた。
 久々に西勇輝らしいピッチングを見た。
 惜しむなくは、9回の2死3塁でマクブルームに打たれた、あの1球。
 あの1球だけが失投と言っていい。
 まぁ、あそこでああいう危険性がある球を選んだバッテリーのミスでもある。
 それでも9回を投げ切って4安打1失点だから、褒められていい内容だ。

 だが、打線が相変わらずピッチャーを援護することができない。
 この日、森下と湯浅を抹消した代わりに、井上と及川を上げた。
 当然6番くらいで井上を起用するかと思ったが、打率0の島田を起用した。
 この6番の打順、島田、板山ともにノー感じでとても打てる気がしない。
 森下がオープン戦から好調で、ここにハマってくれればといういう期待があったが、開幕シリーズ後パタリと止まって、ついに2軍行き。
 ポッカリ穴が空いている。

 この6番と7番の梅野、その前の佐藤輝、この3人が全く打ててないのが、得点力が落ちてきた原因。
 最初は、佐藤輝もよく四球を選んで繋いで、森下もよく機能していた、それ故開幕シリーズは活発に見えた。
 だが、森下に代えて、板山と島田を起用し始めた頃から、この6番の穴が、前後に伝染し、5番以降の機能不全に陥っている。
 それでも、8番の木浪が孤軍奮闘しているから、ここを起点に1、2番で得点するのがこの所のパターンになっている。
 最終回も、梅野のヒットを木浪が2ベースで繋いで、上位に戻してサヨナラに繋げた。
 この6番をどうするかが問題だ。
 次は、井上を試さざる得ないだろう。
 島田はこの日がラストチャンス、板山にはもう1回くらいチャンスを与えるのかな?

 島田、板山では、下にいる、小野寺、豊田、高山、前川(このところ試合に出てないけど、どうした?)あたりとの入れ替えも検討しなくてはいけない。
 本当は、高山当たりがしっかりこのポジションを掴んでなければいけないんだけどなぁ。
 まぁ、家族の不幸で帰国中のミエちゃんは、守りが問題だから、交流戦のDHに間に合えばいいか?
 最悪は、佐藤輝をライトにノイジーをサードに、レフトにミエセスという布陣も考えなくてはいけないのだが、岡田監督は、佐藤輝のサード固定を行っているので、まずあり得ないだろう。
 
 そういう得点力不足の打線の中、中野はWBCを自信に、進歩を遂げてきた。
 今年は、監督指摘の出塁率の低さを克服し、2番として機能している。
 この日の最後の場面も、栗林のストレート、フォークを粘って、バットに当てながらチャンスを待った。
 その9球目をレフトを越すサヨナラ2ベースとして、この試合の勝利と、西へ今シーズンの初勝利をもたらした。
 この中野の姿勢を、1死2、3塁で代打起用された渡邉諒にも欲しかった。
 あの場面で“直球破壊王子”が2球目のストレートを見送ってはいけない。
 あれで、三振が決定づけられたと言っていい。
 あれでダメかと思った後の近本四球から満塁での中野の打席だった。
 
 こういうサヨナラ勝ちを、勢いに変えなくてはいけない。
 次の試合で、打線が吹っ切れたように打ち出すことを期待しなくちゃ、ピッチャーが可哀想でしょ!
 課題の6番は、井上を試しに使ってみよう。
 なんなら、6番木浪、7番井上、8番梅野というのも手出し、大竹の登板だけに、坂本を捕手にしてみてもいい。

 ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 22:48 | comments(0) | - |
1−2 対横浜DeNA ソロ1本じゃ、2ラン1本に勝てないわ
 昨シーズンから続くハマスタ連敗が10まで伸びた。
 まぁ、CSでは勝っているから、苦手意識はないんだろうけど、周りが騒ぐとどうしても意識する。
 逆にベイに取っては、ここで戦うと勝てる気がするんだろう。
 でも一昨年までは、タイガースがハマスタを得意にしていたんだけどね。
 何故かここへくると打線が活発になる。 
 そういう傾向を期待していたんだが、残念な結果に終わった。

 初回に2アウトまで順調に立ち上がった才木だが、宮崎にヒットを打たれ、牧に2ランを喰らってしまった。
 タイガースは、同じ選手に何度もやられる傾向にある。
 宮崎と牧、この2人は、特にやられ続けている。
 青柳が対神里を対策して、全体でも桑原への対策はなんとなくできてきた。
 大和はこのところ出番がない。
 あとは、宮崎と牧をなんとかすれば、タイガース投手陣がベイ打線を抑えられるようにはなるんだが。

 それでもこの2点だけで才木は凌いで、7回を投げ切った。
 ただ、打線が初回にノイジーが出た後、牧と違い、平良に大山が打ち取られた。
 その後4回には、ランナーなしで、平良を捉えて一発を放っているだけに、残念だった。

 結局、平良を捉えたのは、この大山の一発のみで、他のバッターは、平良に翻弄された。
 特に中野は全然あっていない。
 結局6回で10三振を喫して、入江、伊勢、康晃と繋がれ敗戦となった。

 まぁ、開幕シリーズの借りを返された格好の対戦にはなってしまった。
 これでベイに並ばれ、スワローズを3タテしたカープが単独首位に躍り出ている。
 しかし、開幕3ラン敗の後、8勝2敗できているのだから大したもの。
 タイガースここまで7勝5敗1分、開幕3連勝後は、4勝5敗1分けと負け越している。
 セ・リーグは、これでかなりの混戦になる。
 
 その中、タイガースの抑えの湯浅が登録を抹消された。
 「疲労を考慮して」との球団発表だが、果たしてそれでこの時期に登録を消すだろうか。
 何試合かベンチを外すだけでもいいように思う。
 それ以上の、何か抹消しなくてはいけない理由がないことを祈るだけだ。

 その間の抑えをどうするのか。
 石井かケラーの抜擢か、はたまた伊藤将の登録を見越して、西純矢でも後ろに回すか。
 湯浅がどれほどで戻ってくるかにかかっているが、これだけ打線が低調で、少ない得点を守らなくてはならない戦いが増えることを考えると、湯浅の離脱は痛すぎる。
 その間、打線がどれだけ援護して、抑えを楽にやらしてやれるよう奮起しなくてはいけない。
 
 野手陣、なんとかせいよ!
 ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 17:25 | comments(0) | - |
3−8 対横浜DeNA 今年一番しょうもない試合で、ハマスタ連敗止まらず
 昨シーズン終盤にハマスタで8連敗。
 今年の開幕シリーズは、京セラでベイを3タテしているから、悪い意識が払拭できているかと思ったが、まだ続いていたようだ。
 特に先発の青柳。
 ベイとの相性がいいはずなんだが、その割には打てれている意識が強いという。
 確かに対戦防御率の割に勝ちがついている。
 それは、多分にベイとの対戦で、タイガース打線がよく打って、援護を十分にしているということじゃないかな。

 この日は、その援護が心許なかった。
 2回こそ、梅野の内野安打から、盗塁、木浪のタイムリー、青柳がヒットで続き、さらに近本がタイムリーと2点を先取した。
 この時は、ガゼルマンの調子から、もっと点が取れて、援護を背に悠々青柳が投げ切ることを想像していた。
 まぁ、この後中野が四球で満塁となり、トドメを刺すチャンスに渡邉諒がサードゴロとなり潰してしまったのが痛かった。

 ガゼルマンがフラフラしているのを、タイガース打線が攻めあぐんで、このところの貧打状態に戻ったような展開になってきた。
 青柳は、1、2回とも味方の好守に救われ無失点でピンチを切り抜け、援護があり、乗っていかなくてはいけない展開ではあった。
 ところが味方が拙攻を繰り広げる中、青柳もこのリードを守らなくてはというプレッシャーが強くかかってきたんじゃないか。
 それは、キャッチャーの梅野も同様で、より慎重なリードを見せるようになる。

 4回には苦手の牧にツーベースを打たれ、関根にタイムリーで、1点を返される。
 この時の関根へのリードと、5回に関根に打たれた時のリードが甘い。
 2回に外角への初球を打たれている、この4回も同じく外への初球を打たれている、なのに5回も外一辺倒で攻めている。
 もう関根は、外だけを逆方向へ打つ気で、2回と4回待っている時に、スッと外から入ってしまい痛打を喰っている。
 5回は、一度もウチをつくことなく、外ばかり投げた5球目を捉えられた。
 一度でも内をついて、起こしてやれば、ああいう打たれ方はしなかっただろう。
 4回の入りといい、5回の勝負といい、リードに問題ありだと思う。
 
 この日の青柳は、見た目覇気に欠けているように見えて、目が泳いでいた。
 何は、調子や体調で問題があったのか、リードする梅野との呼吸に合わない何かがあったのか、不明だけど、なんとも自信なさげで、エースとは思えん投球に終始した。
 本当は青柳は、坂本のリードの方が合うんじゃないか。
 一度、坂本と組ませてみるのも方法であると思う。
 実際、青柳が昨年のようにエースとして活躍してくれんと、アレはないんだから。
 
 打線は、相変わらず決め手に欠けている。
 1点縛りの呪縛は、なんとか抜けたが、このハマスタで爆発してくれるという期待は、脆くも打ち砕かれた。
 佐藤輝の調子から、渡邉諒を3番に起用しているのは、わからんじゃないが、板山の6番起用がよくわからん。
 岡田監督は、板山のバッティングを買っているようなんだが、実際1安打しか放っておらず、そのバッティングを見ても、打てるような雰囲気はない。
 森下が故障か何かじゃなければ、森下を起用している方が、期待感は高いし、島田は、同じく打率が0だし、ただし内容的には板山よりいいように見える。
 これでは、下から、井上でも前川でも上げて、起用した方がいい。

 どうも6番にチャンスが回り、切れてしまうのが目立っている。
 このところ下で高山が打っているという報道もあるが、そんだけ打ってもまだ、2割そこそこの打率って、どうなんだろう。
 本当は、高山あたりがしっかりここに座っていなくてはいけない。
 まぁ、決定打不足は、全て佐藤輝の計算違いからなんだろう。
 折角サード固定で、その打力に期待するところなのだが、これだけ打てないと・・・・。
 このところ大山も打てなくなっているから、余計クリーンナップの弱さが目立つ。
 
 まぁ、2戦目は雨で怪しいから、3戦目に才木が、キッチリとしたピッチングをして、打線が援護してやって、ハマスタの連敗を止めんといかんな。
 一昨年までは、ハマスタをみんな得意としていたんだから、思い出せよ。
 前回広島の雨で中止になった時から、打線が湿るという状態になっただけに、今回の雨を境に、潮目を変えて、再度開幕当時のような攻撃を見せてくれることを願うわ。
 一度、開幕戦の打線に戻してみたらどうやろう?

 ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 23:32 | comments(0) | - |
4−1 対讀賣 勝ち越しを呼び込む西純矢の粘投を支えた守備力
 ついに佐藤輝のスタメンを外した。
 1軍登録された渡邉諒を3番サードで、ノイジーを5番に据えたクリーンナップ。
 6番に何故か梅野が繰り上がり、7番に打率0の板山。
 相手が左の横川だったから、ここは森下で良かったんじゃないか?
 少なくとも板山より打っていたし・・・・。

 ところが、このスタメン変更が当たる。
 ノイジーは、2試合連続の先制弾を放ち、渡邉諒は、同点に追いつかれた後、すぐに再度リードを奪う、移籍後初アーチを放ち、守備でも攻守を見せた、板山は、初ヒットと2回の裏に同点打で1、3塁のピンチになるところ、サードでランナー・ブリンソンを刺すレーザービームで、ピンチを防いだ。

 こう言う板山のプレーや、併殺のチャンスに確実にダブルプレーにとれる守備が目立つ今年のタイガース。
 いずれも、キャンプから徹底して練習させられてきた結果だ。
 板山のプレーがなければ、この回に大量失点している可能性もあった。

 西純矢が、毎回ランナーを置きながら、粘って、1失点で6回を投げきれたのは、ひとえにバックの守りのおかげでもある。
 去年の守備の破綻からは、考えれれない進歩を遂げている。
 
 西純矢は、オープン戦の最後から、調子が下降している。
 球が高めに浮き、痛打を喰らう。
 この日は、低めにカーブなど変化球を集め、ストレートを見せ球に粘りのピッチングを見せた。
 調子が良くない中、その中で工夫してピッチングできるようになるのは、ある意味進歩でもある。

 次は調子を取り戻して、力がある本来の投球をみたいもんだ。
 なんせ、昨日の村上のピッチングで、伊藤将が戻って来ると、誰か一人がローテをはずれることのになる。
 そう言う意味でも、昨日の村上のピッチングがローテ争いの競争を再度持ち込んだとも言える。

 中継ぎでは、岩貞が戻ったし、投手陣は、充実の一途だ。
 後は、打撃陣が奮起して、しっかり援護をしてやれれば、アレに近づくはず。
 それには、この日代打でも三振した佐藤輝をなんとかせなアカン。
 どうしたもんかのう?

 ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 23:29 | comments(0) | - |
2−1 対讀賣 議論呼ぶ、村上の交代だが勝ったことで・・・
 まぁ、完全試合の可能性があった村上を変えたこと、その判断の是非は色々言われることだろう。
 岡田監督も百も承知で、代打を送ったんだろう。
 解説の江川さんも、投球を見ていると限界でもある。と言っていたし、7回の讀賣打線にはいい当たりされてはいた。
 特に丸の一撃は、危なかった。
 それらを総合的に鑑みての交代だったんじゃないかな。

 もちろん、完全試合やノーヒットノーランの達成には、ツキも左右される。
 この日の村上にはそれがあったのかもしれない。
 それで、残り6人をラッキーで、打ち取れたかもしれない。
 滅多にないチャンスだから、チャレンジさせてやるのも考え方だ。
 ただ、タイガース打線の現状を考え、虎の子の1点を守ることを考えると、残り2回を、球威が落ちてきている村上の運に託すか、間隔が取れていて、充分信頼に足る石井、湯浅の継投に託すか。
 この試合を勝ち切ることを考えた時に、後者を選択したと言うことなんだと思う。

 後は、タイガース打線がもう少し援護してやれれば話は違っていただろう。
 岡田監督も「佐々木朗希なら、1-0でもなげさせた。村上だと3-0くらいじゃないと難しい。」と言っていたし。
 せめて、6回の1死3塁でノイジー、大山が倒れたのが残念だ。
 ここで1点とって、2ー0になっていれば、村上の続投があったと思う。
 まぁ、1得点縛りの呪縛の中にいるタイガース打線だけに、1点を守り切って勝つ最善手を打ったのだろう。

 しかし、あの場面で登板する石井も相当のプレッシャーだったんじゃないか。
 しかも、初球を叩かれ、同点弾を岡本に浴びってしまった。
 思えば、去年のヤクルト戦で延長で村上に3打席連続となる決勝弾を喰らったのを思い出した。
 あれから、格段の成長を見せ、勝ちパターンの一角に食い込んできた。
 今度は、これをきっかけに、もう一段高いレベルへ上がっていくことを期待したい。

 その後、9回にタイガースがチャンスを掴む。
 ノイジーの四球と大山のピッチャーゴロを大勢が悪送球で1死1、3塁、バッターは佐藤輝。
 この場面、佐藤輝は、そのまま打たせ、次の森下に代打糸原と言う起用だったが、これは少し異を唱えたい。
 佐藤輝は、三振が多いバッター。
 ここは、三振とゲッツーが一番いけない。
 ゲッツーは、代走熊谷を走らせる事で防げるが、佐藤輝の三振は、防げない。
 ここで得点を挙げようとすなら、佐藤輝に代打糸原だったろう。
 糸原なら、なんとかバットに当てて、得点に繋がる打撃ができる確率が高い。
 佐藤輝三振、糸原四球で2死満塁、そこで代打、打率0の島田より、糸原が四球で1死満塁で森下の方が期待値は高い。
 森下も三振は少なく、外野まで打球を運ぶ可能性もあったはず。
 
 ここは、岡田監督らしくなく、後手を踏んだように思う。
 村上を代えて、石井で同点にされたことが、少しひきづっていたのかもしれない。
 
 それでも、延長10回で、四球で出た木浪を、これも相手のパスボールで3塁へ進め、近本が決勝のタイムリーを打って、勝利し、村上の完全試合を諦め、プロ初勝利を失い、試合にも負けると言う最悪の結果は逃れられた。
 そして、4試合も続いた1得点縛りも、2得点とはいえ、打破できた。
 
 しかし、直近6試合で、5得点で、2勝3敗1分で、よく凌いできたもんだ。
 この勝利をきっかけに、打線が上向きになってもらわんと困るわ。
せめて次の村上の登板の時は、十分な援護で、楽に勝たせてあげられる、そう言う状態にしておかないと、村上に申し訳ないやろ。

 ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 23:26 | comments(0) | - |
1−7 対讀賣 1得点縛りじゃ、勝てんわな・・・
 4試合連続の1得点。
 開幕連勝が止まった後、5試合で4得点しかしていない。
 ある意味、それで1勝2敗1分なんだから、よく耐えているとも言える。
 
 それでも、その間ピッチャーが良かったのは、スワローズのライアンとこの日の戸郷くらいやろ。
 カープの遠藤、スワローズの尾仲、吉村なんかは、序盤で潰しておかなくてはいけないピッチング内容だったし。
 まぁ、遠藤に抑えられた時、ストレートにみんな差し込まれていたのが、やな傾向で、その後同じようにストレートに差し込まれる傾向が続いている。

 この日の戸郷も、ストレートを有効に、要所で内野フライが多かったように、皆んな差し込まれて、つけ入る隙がなかった。
 まぁ、佐藤輝の不調が際立っているが、他の誰もストレートを打ち返せていない。
 強いて言えば、近本と中野、木浪の小兵役くらいか。

 森下も、どう言う理由でスタメンを落ちていたか知らんが、この日スタメン復帰をしたが、どうも前には見られなかった、「打ちたい」と言う意識が前に出始めてきたように見える。
 スタメン落ちしたことで、打たないと外されると言う意識が無意識にそうさせているのか、開幕以来三振しなかったのが、三振を取れれてから、逆に意識するようになってしまったか?

 何は、ともあれ1得点では、勝つのは難しい。
 この日は、中野が、チームとして久々のタイムリーを放った。
 幸い、1、2番は、通常運転ができている。
 下位も木浪が起用に応えたバッティングができているようだ。
 後は、佐藤輝と梅野をどうするかだ。
 ここで、チャンスを潰したり、打線が切れている。

 梅野は、手が腫れているようなので、坂本を代わりに使うのもかんがえたほうがいい。
 佐藤輝は、どうするか。
 この日1軍に合流するため、呼び寄せた渡邊諒を起用するのか?
 悩ましいところでもある。
 1発の出やすいドームで、きっかけを掴むのを待つのか?

 佐藤輝の問題は、力みすぎやと思うんだけど。
 インパクトの瞬間だけでいいのに、スィングの最初から力が入り過ぎている。
 最初から力んでいては、ヘッドは走らない
 だから差し込まれたり、空振りしてしまう。
 ドームなんて、当たればスタンドインするんだから、そんな力まんでもいいのに。

 まぁ、佐藤輝が、高山のようになるのでなく、ここから巻き返して、虎の主砲になることを願って止まない。
 それには、岡田監督をもう少し我慢させる何かを見せなくてはいけない。
 そろそろ、爆発してくれんかなぁ。
 
 ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 22:23 | comments(0) | - |
1−1 対東京ヤクルト 直接対戦は、1勝1敗1分けの痛み分け
 しかし、打てんなぁ・・・・。
 この試合も1点しか取れず、力投していた才木を援護できんかった。
 しかも延長12回(もう2度目やで)を戦っての引き分けだ。

 タイガースは、得点力不足が問題のチーム。
 スワローズは、投手力に問題があったチーム。
 それがお互い、その課題を角福してきたような、直接対戦までの闘いぶりだった。
 特にスワローズは、中継ぎ以降のピッチャーが失点しないという脅威の出来で、それはそのままこの甲子園での戦いにも継続された。
 
 対して、タイガースは、広島の遠藤に抑えられて以来、打線にチャンスで1本が出ないという状態が続き、この試合も1得点で終わってしまっている。
 まぁ、チャンスで5番佐藤輝と7番の梅野がほとんど機能しない状態になっている。
 しかも6番でいい働きをしていた森下を、昨日は島田に、今日は板山にと代えて出場させると、これが全く機能しないという最悪の結果。

 そうなると余計に5番の佐藤輝の打撃不調がクローズアップされる。
 どうも、力みすぎているように見える。
 なんか、長打力、飛距離が落ちているってことを、力を入れて補おうとしているんじゃないのか。
 佐藤輝の飛距離は、ヘッドスピードによるもので、力を入れれば、ヘッドスピードが上がるってもんじゃない。
 逆に、余分な力は力みとなり、ヘッドは走らなくなる。
 大きき後をとって、勢いをつけてスィングするようにみえる。
 大きな動きは、始動を遅らせ、ボールに当たらないか、差し込まれれる。
 こう言う悪循環の中にいるんだよね。

 新人の時、ハマスタの場外に飛ばした時は、「力も入れないで、あそこまで飛ぶと言うことがわかった。」って言っていたけど、それを思い出して欲しい。

 まぁ、このままでは、サードのノイジー(こっちが本職らしい)でレフトに、下で4発打っている井上あたりを上げて、5番森下、6番井上と言う布陣でも敷かんといけなくなるんじゃないか。
 次の讀賣戦で佐藤輝が目覚めてくれることを願うばかりだ。

 まぁ、この3連戦は、5分の痛み分け。
 タイガースが本拠地だけに勝ち越したかったところではあるが、これだけ点が取れなくては仕方がない。
 よく5分で終わったとも言える。
 ひたすら投手陣のおかげやな。

 次の讀賣戦では、奮起して、援護してやってほしい。
 ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 23:19 | comments(0) | - |
1−0 対東京ヤクルト 雨後の大竹、虎の子を守る
 現役ドラフトで獲得した大竹の今季初登板。
 当初の予定の広島戦を雨で流し、この日の登板となった。
 この日の登板も前日の天候が思わしくなく、どうなるか心配されたが、なんとか無事初登板を遂げることができた。

 その大竹は、立ち上がりからボールのキレ、コントロールとも申し分なく、青木にヒットを許したが、申し分のない立ち上がりを示した。
 その大竹を打撃陣は、すぐに援護した。
 中野の2塁打からノイジーが続き、大山の犠牲フライで幸先よく1点を先取した。
 
 ただ、ここからが続かない。
 この日スワローズは、ピーターズが体調不良とかで先発を回避し、急遽昨年までタイガースにいた尾仲が先発となった。
 その尾仲の立ちあがりを攻め、1点を取ったのはいいが、その後攻めあぐみ、3つの四球を選ぶも、ヒットは2本で、結局3回を1失点にまとめられた。
 その後、大西、今野、星、木澤というスワローズのブルペンデーに、追加点を挙げることができず、文字通りスミ1の虎の子を守る戦いになった。
 しかし、スワローズのブルペン人は、未だ無失点できているという、ある意味出来過ぎ感がある。
 
 結局、大竹がこの1点をよく守り、6回を3安打無四球で得点を許さない、十分なピッチングを見せた。
 その後を、岩崎、石井、湯浅と、今シーズンの勝利の方程式を注ぎ込んで、スワローズを4安打で完封するリレーを見せた。
 これで、勝利の方程式が浜地⇄石井となったことが確認できる。
 まぁ、この所の両者のピッチングを見ると納得だ。

 これで大竹が先発ローテで回ることが確定された。
 出遅れている伊藤将と合わせて、左2枚がローテに入ることになれば、それは大きな戦力だ。
 開幕シリーズ2戦目で5失点の秋山が2軍調整になっている。
 次回の代わりは、村上になるらしい。
 村上も悪ければ、いよいよ伊藤将待ちとなる。
 伊藤将が戻ってくる場所がなくなるような好投を見せてほしい。

 しかし、逆に打線はどうしたもんだろうか?
 この日6番に森下に代えて、島田を起用した。
 3の0で、打率は、0のままだ。
 果たして、森下に代えて起用する意味はあったのだろうか。
 前日4の0ではあったが、最後の打席で三振を取られるまで、三振なしで来ていた。
 それなりに見所はあったし、可能性は島田より高かったと思う。
 まぁ、森下に疲れが見えて、島田にもチャンスを与えたいという事かもしれないが、このスワローズ戦で試す場なのかな?
 
 スワローズと今シーズン最初の対戦で1勝1敗。
 今後もこの2チームで優勝争いになる可能性が高いだけに、ここ甲子園では勝ち越しておきたい。
 明日は、才木の登板だし、しっかり援護して、勝ち越しを決めたい。
 この日のように5安打1点とかは勘弁してほしいもんだ。
 広島に連勝を止められてから、0→1→1と得点力がガタ落ちだ。
 今一度、奮起して、当店を挙げようや。

 ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 23:16 | comments(0) | - |
1−3 対東京ヤクルト 青柳を見殺しにした打線に罪ありやな
 最初は、タイガースにツキがあるし、青柳の調子から、この試合をものにするのは、タイガースだと信じていた。
 1回の表の村上のレフトフライを見失ったノイジーが間一髪これを好捕してチェンジ。
 その裏先頭の近本の打球を、サンタナがノイジーと同じように見失って、これを3ベースにしてしまった。
 ここで、中野がすかさず犠牲フライで先取点を挙げた。

 雨が降る中の守備で難しさはあったろう。
 天候的には、試合が進むに従い回復するという予報に基づいての試合となっただけに、序盤の雨は、両方のチームの明暗を分けた形だ。
 ただ、その後のライアンは、見事立ち直り、タイガース打線を寄せ付けなかった。
 まぁ、タイガース打線もカープの遠藤にやられてから、少し下降線に入ってしまったようにも映った。

 それでも青柳は、6回までほぼ完璧にスワローズを封じた。
 球数100球、許したヒット2本、リードは1点だけに、7回までは青柳でと思ったのも納得できる。
 まぁ、1点差の7回を任せるのは青柳しかないやろ、ってことだったんだと思う。
 結果、オスナに同点弾を浴びることになるんだが、これは致し方ない。
 オスナの決め打ちに、そこへ投げてしまったということだ。
 決して、甘い球でも失投でもなかった、オスナの読み勝ちだ。
 まぁ、それを打ち損じることなく、仕留められるオスナが上だったてことだわ。

 ただ、ここまで青柳を援護し切れなかった打線が問題。
 ライアンに初回の近本のサンタナが見失った3ベース、一本、1安打に抑えられてきた。
 結局この試合、3安打に封じられている。
 広島の雨で中止になってから、打線が一転湿ってしまった。
 広島遠藤に3安打、この日も3安打だ、これじゃ勝てるわけない。

 そうして青柳を繋いだ、浜地が8回に四季宮本に四球で、山田哲人に2ランを被弾し、勝負あった。
 はまちを8回にという構想ではあったが、開幕シリーズから浜地の投球が危なっかしい。
 たまたま、いい当たりが正面をついて逃れてきてはいたが、球が高く、捉えられている当たりが多い。
 この日も、高めに浮いた球を山田哲人に捉えられた。
 これが続くようだと、浜地に8回は危険だ。
 再調整を考えた方がいい。

 結局、広島での負けを引きずり、連敗となった。
 スワローズの投手陣が思いの外いい。
 出来過ぎの感はあるが、欠点の克服を高津監督がしっかりやってきたのだろう。
 このまま、シーズンを通して行くとは思えばいが、ここで離されるわけにはいかない。
 しっかり、ついて行くためにも明日はリベンジを願いたい。
 その為には、打線が今一度奮起し、大竹を援護してくれないと。

 ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 23:17 | comments(0) | - |
0−3 対広島 泣く子と雨には敵わない、連勝が止まる
 広島の遠藤に5回を3安打、0点に抑えられた。
 まぁ、5回で88球投げさせていたし、カープもこれから継投に入るはずだし、付け入る隙が出てくるんじゃないかというところではあった。
 しかし、降り頻る雨に、コールドゲームの判断を下されることになってしまった。

 それも、チャンスを逃し、こういう天候で先手を打てず、追いつくチャンスに追いつけなかったことが原因。
 初回に1、2塁で佐藤輝が倒れた。
 その裏に野間、と秋山に連打され、1点を先制される。(ほんと、野間にはよく打たれる。)
 2回には、森下の死球、と小幡のヒットで1子1、3塁のチャンスに、西純矢が三振、小幡が盗塁死で得点機を逃した。
 ここは、西純矢のバッティングに期待したのかと思うが、天候を考え、早く追いつく意味でもスクイズとか考えてもよかった気がする。
 
 こうしてチャンスを逃している間に、西純矢が4回の裏にデビットソンに2ランを喰らって3点差になる。
 雨でいつ中断、中止になる可能性がある中、痛すぎる被弾だ。
 西純矢は、ストレートが高めに浮く傾向で、この一発は、それを狙い撃たれたような一撃。
 今シーズン期待のピッチャーだけに、残念な結果だ。

 次回は、もう少し抑えを効かして、低めに集められるようにしたい。
 球威がある位置は、高めでも打ち損じや、空振りが取れても、それは意図して高めに球威がある球を放る場合だ。
 意図せず、高めに浮いた球は、やはり餌食になりやすい。

 試合は、5回が終わり、試合が成立。6回のタイガースの攻撃が始まったところで、中断、そのままコールドゲームが宣せられた。
 これから、カープの、継投につきいって、逆転に向かおうかと言う展開が待っていたかもしれんが、雨には勝てん。
 遠藤をここまで持たせてしまった、打撃陣のせいでもあったが、新井カープの初勝利に貢献してしまった。

 まぁ、前日の雨天中止に勢いを削がれた訳じゃあるまいが、ちょっと残念な攻撃ぶりで、連勝が止まった。
 ここで、連敗せず、どう持ち直すかが、今季を占うことになる。
 次は、好調、異常なチーム防御率を誇っているスワローズとの、少し早い首位攻防。
 しっかりとした、野球を見せたい。
 
 ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 22:43 | comments(0) | - |
5−4 対広島 光る、小幡の好プレー、森下のバッティング、開幕4連勝!!
 シーズン前、岡田監督が描いた構想が全て当たっている。
 開幕からショートに抜擢した小幡が、この日も好プレーを見せれば、右の長距離砲が欲しいとドラフト指名した森下が、この日もあわや1発かというフェン直の2塁打と犠牲フライで3打数2安打2打点の活躍。
 
 森下は、もっと粗っぽい、佐藤輝を右にしたような感じかとドラフト時点では思っていたが、大違いだ。
 評論家も口を揃えていっているが、ボールの見送り方がいい。
 決して、ボール球に手を出すことなく、打ちに行っても止まるのが凄い。
 自分のストライクゾーンが確立しているように見える。
 これで、佐藤輝のようなスタミナ不足(シーズン終盤に疲れが出て、振りが鈍くなる)がなければ、相応に活躍するんじゃないか。
 下手すれば、佐藤輝を押しやって、クリーンナップにも座りかねないと思う。

 また、これも右にこだわって補強した外人のノイジーも堅実なバッティングを見せている。
 まぁ、ホームランはそうそう出そうにないけど、3割くらいは打てそうなバッティング。
 3番に上手くはまっている。

 また、佐藤輝は、ヒットやホームランこそないが、四球をよく選んでいる。
 こういう打席をこなしていけば、相手はストライクゾーンで勝負せざる得なくなる。
 そこを一発で仕留めることができるかが今後の鍵になる。
 まぁ、3番のノイジーから6番の森下まで期待感あふれる打順になっている。

 この試合も、その打線が上手く機能して、6回まで4−1とリードした。
 西勇輝は、7回を投げてお役御免で勝ち投手という考えが、坂倉に2ランを喰らって、1点差に迫られてしまった。
 この辺が、ちょっと勿体無い。
 まぁ、デビットソンの打球が佐藤輝のエラーを誘ったことから、西勇輝のピッチングに影響したのかも知れんが、坂倉に2−2から内閣へシュートが甘く入った失投だった。
 
 ここで1点差になったことで俄にブルペンが忙しくなる。
 石井で繋いで、8回を勝利の方程式、浜地を投入するが、ここに誤算が待っていた。
 いきなり秋山に打たれ、マクブルームを三振に取るが、西川に2ベース、デビットソンに犠牲フライで同点にされた。
 どうも浜地の調子がイマイチのようだ。
 球が高く、抑えが効いていない。
 抑えたとはいえ、開幕シリーズでもいい当たりをされていた。
 結果、正面を突いてアウトにしていたが、この日は、幸運が続かなかった。
 ただ、ここで追い越されなかったのがよかった。

 9回に、抑えの栗林の1死から中野が四球を選ぶ。
 中野が去年と打って変わって、四球を選びようになっている。
 これは出塁率に大きく貢献しそうだ。
 その中野を島田が、最低でも進塁打となるセカンドゴロで得点圏に進める。
 このセカンドゴロも菊池じゃなければ、抜けてるんじゃないか。
 そのチャンスで大山が4番の仕事で、タイムリーを打って勝ち越した。
 こういう試合を決める一打を打てているのはいいことだ。
 あと、ホームランはそのうちついてくるだろう。

 最後は、湯浅が締めて、タイガースが4連勝を飾った。
 最後回に、ヒットで出た松山の代走ででた大盛を牽制で刺したのは見事。
 相手の状態とキャンプからの練習の成果がでたプレーだ。
 逆に新井カープは、こういう焦ったプレーをしていると、なかなか厳しい状態になる。
 さぁ、この勢いを持続していこう。
 
 ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 23:57 | comments(0) | - |
6−2 対横浜DeNA 開幕3連勝!冴える岡田采配に乾杯!!
 開幕シリーズ3戦目は、寅吉は東京への帰路についたため、VTR観戦。
 この日は、午前中に甲子園まで行って、新装なった甲子園歴史資料館を楽しんで、甲子園からリムジンバスで伊丹空港に向かって、昼の15:00の便で羽田へ戻った。

 帰って、試合をビデオで見たが、見事な開幕3連勝だった。
 先発の才木は、7回に交代するまで、ほぼ完璧なピッチング。
 150Kmを超えるストレートをフォークを操り、付け入る隙を与えなかった。
 前日12回を戦い、ブルペンを総動員しているため、岡田監督が「才木、一人で投げぇよって言ってやりたい。」って言っていたけど、その言葉を受けて立つような内容だった。
 
 それでも7回は、球数が100を超えて、ピンチを作ると、岩崎を投入することになった。
 本当は、4点リードなので、この回までは才木でというところだが、開幕直後で、才木も初登板なので、大事を取ったということなんだろう。
 ところが岩崎が、戸柱を歩かせ、代打の大和にタイムリーを浴びて失点。
 しかも、2死1、3塁で、好調宮崎を迎えるピンチを招いてしまった。

 ここで見せたのが、小幡の爆肩。
 宮崎のタイムリーツーベースに、1塁ランナーの佐野のホームインを防ぐ、バックホームだ。
 これは、キャンプからタイガースが散々練習してきた中継プレーの賜物でもあり、小幡の肩を生かした中継シフトに依る。
 まぁ、このために小幡をシュートの開幕メンバーに抜擢していると言ってもいい。
 そういう意味では、岡田監督の構想が見事に当たった場面でもあったんじゃないか。

 そうして、2点差に迫られた8回の裏に見せた岡田采配に、再び唸らされた。
 エスコバーに簡単に2死を取られた後、中野が四球で出塁すると、バッター島田の時に中野が盗塁。
 この盗塁成功を待って、島田に代打原口を送る。
 島田が、左であるから、盗塁の助けになると、盗塁が決まるまで待って、原口に代えたという。
 そこまで考えているのかと感嘆した。

 その代打原口が、エスコバーから、ダメ押しとなる2ランを放った。
 (ちなみに、これがチーム第1号だ。)
 その原口も、前日同じエスコバーにチャンスでサードファールフライに抑えられている。
 それを見て、紙一重だった。エスコバーのストレートを打ち返せるのは、原口だけしかいないという起用だったらしい。
 この2ランが、タイガースの開幕3連勝を決めた。

 この開幕シリーズを見て、岡田監督がいかに考えながら試合を進めていっているかわかった。
 勝つために、当たり前のことを当たり前にやる、そういうチームを目指している。
 こういう姿勢が浸透していけば、今年こそ、アレを実現できるのではないか、そういう気にさせてくれた。

 ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 23:08 | comments(0) | - |
6x−5 対横浜DeNA 延長12回を制して、開幕連勝!
 前日に続いて、現地観戦。
 この日は、デーゲームだから、阪神百貨店でイカ焼きを買って、京セラドームでビールと一緒に昼食。
 これが、野球観戦の醍醐味でもある。

 さて、試合は、久々の観戦を、より長く楽しめるよう、延長12回まで規定ギリギリまで見せてくれた。
 伊藤将の肩の状態が悪いことから巡ってきた先発のチャンス、それを射止めた秋山が先発。
 まぁ、秋山としたら、ここで力を示さんと、ローテに残れないし、昨年の不調(膝の不具合らしいが)から、それまでの連続2桁勝利の  実績を失い、ローテション投手の座を失っている状況から、この試合にかける思いは、相当なものであったと思う。
 そういう思いが、立ち上がりの秋山のコントロールを失い、力んで高めに球が浮くという状況に陥れさせた。

 初回にいきなり4点を失うという立ち上がりに、この試合の負けを覚悟した。
 ただ、今年のタイガースは、ここからの反発力が違った。
 その裏の1回の攻撃で、近本の2ベースから、ノイジー、大山、森下のタイムリーで3点を返した。
 それでも、さらなるチャンスの1子1、3塁から梅野がダブルプレーに倒れたtきには、この追いつけなかった1点が後々響く気がしていた。

 続投を命じられた秋山は、2回に絶好調の宮崎に1発を喰らって、5失点をしたが、その後落ち着いて立ち直りを見せて、5回までを投げ切った。
 本来なら、最初の打席で、代打を送られ交代のところ、5回まで投げさせたのは、こんなところからピッチャーを使っていたら、シーズンが持たないという考えと、秋山へ先発投手としての責任の自覚の促しと両方あったのだろう。
 それが、岡田監督らしいといえば、らしい采配だ。

 2回は、小幡のヒットから中野のタイムリーで、再び1点差。
 ここでも届かない1点が重くなりそうに感じる。
 それでも5回には、ガゼルマンを繋いだ坂本から、佐藤輝が犠牲フライを放って、同点に追いついた。
 昨日の先発石田といい、この坂本といい、タイガースを得意にしていたピッチャーから点を奪っているのはいい傾向だ。

 追いついてからは、両チームのブルペン勝負になる。
 ベイの、三嶋、伊勢、エスコバー、入江、森原にチャンスは作れど、点を奪えず、タイガースは村上、浜地、湯浅、石井、加治屋と繋いで、ほぼ完璧にベイ打線を封じる。
 特に8回の裏に、エスコバーから四球と相手ミスから、1死1、3塁のチャンスを掴んだ時に、代打・原口がファールフライ、近本が四球で2死満塁で中野が三振が、勿体なかった。
 特に原口は、外野フライでいい場面だっただけに、ミスショットに見えた打球が残念だった。

 そうして12回に岡田監督がマウンドに送ったのが新人の富田だったのは、驚いた。
 確かに、富田とケラーの2択であり、ベイの打線が、左が続くことから、富田という選択も考えられなくはないのだが、経験値から言え ばケラーの選択が常道という気がしていた。
 昨日のケラーのピッチングと左打者を考えた末の富田の起用だが、ここに岡田采配を見たように思う。
 富田は、佐野にヒットを許すが、好調宮崎を三振に切って取り、吠えた。
 宮崎を迎えた場面で、マウンドに集まったが、好調宮崎との勝負を避ける考えもあったのだろう。
 そこを勝負に行かせたタイガースベンチの采配に感心した。

 12回に投手富田をアナウンスされた時、「うぁ〜、ここで富田か〜」という驚きもあったが、岡田監督曰く、
「いずれ厳しい場面で投げなくてはいけないんだから、早いうちに経験したほうが良いやろ。はっきりゆうて。」
 これが岡田采配の真髄なんやろ。

 12回の裏は、康晃しかいないので、タイガースは、比較的康晃を打ってることもあり、期待値が高まった。
 あっさり、2死にはなったが、代打の糸原は、ヒットで出るとムードが変わった。
 小幡がしぶとく四球を選んで、坂本がヒットで繋ぐ(代打長坂があるかと思ったが)と2死満塁のチャンスで近本がセンターオーバーのサヨナラ打を放って、勝負をつけた。

 ヒットを打った糸原ももとより、四球を選んだ小幡、ヒットで繋いだ坂本といい、みんなが仕事をして掴んだ勝利だった。
 これで、乗っていける、そういう勝ち方でもあり、今年のタイガースが、一皮剥けた戦い方ができる集団となったことを示した戦いでもあった。

 ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 20:05 | comments(0) | - |
6−3 対横浜DeNA 岡田阪神の開幕だ!
 久々の現地観戦!
 ほんと、2019年以来だもの。
 2020年は、キャンプへ行ったのが最後で、コロナで無観客で遅れて開幕。
 それ以来、テレビ観戦のみで、球場から足が遠のいていた。
 それが、コロナがおさまってきた事もあり、今シーズンから現地観戦を復活させようとした。
 今まで、行ったことがないプロ野球のフランチャイズ球場。
 京セラドーム、マツダズームズームスタジアム、そしてエスコンフィールド北海道。
 今シーズンは、この3球場で観戦を実行に移すことを計画した。
 その第1弾が、今シーズンの開幕戦の京セラドーム。
 まぁ、それをまとめるのに更新が遅くなってしまった。
 これから、リアルタイムに追いつくように頑張っていく。

 さて、この日の開幕戦は、バースが始球式。
 タイガースファン歴55年の寅吉にとって、唯一の日本一の立役者、神様・仏様・バース様の始球式は、感慨深いものがある。
 タイガースファンとなった理由は、江夏・田淵の黄金バッテリーに魅せられて。
 そのファン歴で唯一の日本一が、バース・掛布・岡田のクリーンナップの打線。
 その一翼を担う岡田さんがタイガースの監督に復帰しての開幕戦でバースが始球式って、これで掛布さんがいたら最高だったのにと思う門出だ。

 試合は、2回に大山、佐藤輝の連打から、梅野、小幡のタイムリーなどで、3点を先制。
 開幕投手の青柳は、ほぼ完璧な投球内容で5回の牧の内野安打まで、パーフェクトピッチング。
 青柳のスクイズ、大山の犠牲フライで5−0になった時は、楽勝、完勝かと思っていた。

 青柳は、6回途中で京田に打たれ、佐野を歩かせたところ、神里の打席で、岩崎へスイッチを行った。
 青柳キラーの神里に、代打宮崎がタイムリーで1点を返される。
 まぁ、いくら青柳キラーの神里とはいえ、この日は抑えていたし、この回は青柳で押してもよかったように思う。
 
 そして、浜地が7回を抑え、8回は、ケラーに繋ぐ。
 そのケラーが京田、佐野に打たれ、またも宮崎に2点タイムリーを打たれて2点差に迫られることになった。
 岩崎、ケラーで点を失うと去年の開幕戦が頭をよぎる。
 それでも今年は、8回の裏に、佐藤輝の2ベースから、小幡がタイムリーで3点差に突き放し、比較的楽に抑えの湯浅に繋ぐことができた。

 その湯浅が、WBC帰りのせいか、コントロールが定まらず、四球を3つ出して、1死満塁のピンチを招くが、佐野、ソトという怖いところを抑えて、初セーブ。
 見事開幕戦を勝利で飾った。

 岡田阪神の初戦。
 昨年までとの大きな違いは、ミスをしない、守備力の向上が、はっきりと確認できた。
 開幕戦慎重になり、神里のところで青柳を岩崎にスイッチしたら、代打で宮崎を出されて、点を失う場面はあったが、昨年と違い、この開幕戦の勝利を万全にするという構えを感じることができた。
 何より、チームが勝利に向かっているという姿勢が大きく違う気がする。

 今年のタイガースは、期待していいかも。
 ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 23:03 | comments(0) | - |
3−6 対東京ヤクルト CSファイナル 第3戦 イチ(1位)が欠ける!
 もう、笑うしかなかった。
 たったの1安打で5点を失う、ドタバタの新喜劇を見るような試合。
 ヤクルトベンチでは、みんな嘲り笑っている。
 その光景をタイガースの選手は、みんな焼き付けとかなくてはいけない。
 嘲り笑われた悔しさを晴らさないといけない。

 もう、何度も書いていて、言い尽くしたんだが、練習は嘘をつかないということだ。
 ちゃんとした練習をしていないから、こういう、嘲笑されるような守備を見せることになる。
 守備を課題にされていたのは、昨日今日ではない。
 準備する期間は、山ほどあった。
 それができていないから、こういう結果になっただけだ。

 この試合で、矢野監督が退陣する。
 4年間、3−2−2−3位と Aクラスを続けた実績は、評価してもいいかもしれない。
 「誰かを喜ばす。」「超積極的」を掲げてスタートした矢野阪神。
 「超積極的」野球は、タイガースの走塁を向上させ、盗塁数はセ界でダントツの数を記録する。
 ファンサービスも、以前より格段とよくなり、矢野監督を筆頭にファンの声援に反応し、サインも気軽に応じてくれるようになった。
 これは、矢野監督が残した大きな遺産でもある。

 元々、その人気に胡座を書いて、タカビーなところがあり、ファンがサインを求めても無視を決め込む選手が多かった。
 当時、パリーグの選手は、地域密着の政策とファン獲得でセリーグを追い越せという目標のため、そういうファンサービスに長けていていた。
 また、外国人選手も、向こうの風習か、ファンを大事にするという意識が当然として刷り込まれており、その辺のサービスは高かった。
 タイガースとかジャイアンツの選手は、声をかけても無視、サインを求めてもソッポを向いていると良く言われていた。
 選手にすれば、練習とか試合とかに集中したいからという言い分もあるのかもしれない。
 それでも、そういうサービスで、ファンに喜んでもらえる、そういう喜びを与えられるのも、自分達がプロ野球の選手なんだから、そういうファンのおかげで、プロ野球という興行が成り立っている、そういうファンを大事にしなくてはいけないという矢野監督の意識が、タイガースの選手にも浸透していった。
 これは、我々ファンにとって、矢野タイガースで一番良かったことだ。

 ただ、「誰かを喜ばす。」この、誰かが、ファンだとすれば、そのファンを一番喜ばす、優勝というタイトルが一度もなかったのが残念だ。
 一番のファンサービスは、勝つことだ。
 そういう言葉は、いつの時代でもある。
 それは、勝つ喜び、優勝の歓喜を選手共々味わえる、共有できることが、一番のファン冥利に尽きるっていうことなんだ。

 そこの部分で、矢野阪神は大きく期待を裏切った。
 全て、 Aクラスであったが、1位だけにはならなかった。
 「イチにかける」というスローガンは、「イチが欠ける」になってしまった。
 タイガースは、勝つために最善を尽くしたか?
 もう一度、考え直して欲しい。
 去年の1勝差で優勝を逃したことの悔しさを、本当に感じていたか。
 その差を埋めるための努力を首脳陣共々、怠ってなかったか?

 守備の問題しかり、決定力が不足している打線しかり。
 合格点は、投手陣だけだ。
 この日の青柳のように、最後の意地を見せようと奮闘しているのに、その足を思いっきり引っ張ってしまうような守り。
 青柳は完璧だった。
 サンタナへの四球は、スイングしてるだろうところ、とってもらえない不運もあった。
 あれは、初戦で原口をハーフスイングで取ったのと、全く逆で、なんか意図的なものを感じる。

 まぁ、このクライマックでのタイガースは、ある意味ヒールにされた。
 5割に満たない勝率で、クライマックスに出場したタイガースは、機構側からすれば、一番勝って欲しくないチームだったろう。
 そんなチームが日本シリーズへ出て、間違って日本一にでもなれば、この制度そのものを疑われかねない。
 そんな空気に、機構側である審判が、空気を読んでしまったことがなかったろうか?
 また、ファーストステージで、ファンの「六甲おろし合唱問題」が発生し、タイガースファンのマナーまで言われるようになった。
 そういうファンの行動は、球団になんらかのペナルティを課せ、という声も聞こえ、タイガースは、勝たせたくないチームの位置を確実に確立させてしまった。
 そういう全体の流れが、審判の判定を偏らせたことになったのかもしれない。
 そして、それを跳ね返すだけの力がなかった。

 ただ、「俺たちの野球」が、失敗を恐れない積極的野球ということならいいのだが、今は失敗を反省しない野球になっている。
 最後まで諦めない野球であるはずが、逆転勝ちが少なく、追いつけない、そういう野球に見える。
 また、超積極的も、盗塁数こそ多いが、ここ一番、緊迫した場面では、固まったように動けないことが多く見える。
 そんなんであれば、もう終わりにしよう。

 これから岡田監督が指揮をとる。
 勝つことに執着する采配になることが予測される。
 タイガースの投手力を持って、確実に得点を挙げ、それを守り切るそういう野球を目指すことになるだろう。
 1点をどう取るか。
 1点を取るために何をしたら良いのか。
 それができる選手が使われ、それをおろそかにすれば外される、そういう厳しい面が見られると思う。

 「俺たちの野球」に別れを告げて、「勝つための野球」を始めよう!
 
 ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 23:03 | comments(0) | - |
3−5 対東京ヤクルト CSファイナル 第2戦 村上の凄さに王手をかけられる
 藤浪のボールは、悪くなかった。
 その外角のストレートを踏み込んで逆方向へ放り込む、村上の打撃が一枚上だった。
 まるで、そこに来ることがわかっていたようなバッティングだった。

 まぁ、村上にすれば、そこだけに絞っての決め打ちだったのかもしれない。
 そこ以外に来れば、ゴメンなさい、そう言う割り切り方ができ、それを一発で仕留めることができる、それが村上の凄さだ。
 佐藤輝も、そう言うとこを見習いたい。
 そして、一発で仕留める技術を磨かんといかん。

 藤浪にしては、あの一球に関して、コントロールが良過ぎた。
 村上が狙っているところへ寸分狂わず投げ込んでしまった。
 いつもの藤浪のように逆球だったり、ボール球であれば、結果が違っていたかもしれない。
 2人の対戦が、一発か凡打かハッキリしているのは、そう言うせいなのかも。
 村上の狙っているところへ、運悪く行ってしまえば一発。
 そこから外れていれば打ち取れる。
 村上も、藤浪のボールは、決め打ちする以外に、捉えられない、そう思っているから、そう言う勝負になるのだろう。

 普通の打者は、藤浪の球を決め打ちすることができない。
 それは、藤浪が荒れ球であるからだ。
 藤浪の投球は、どこへ来るかわからない。
 そういう意識に支配されている。
 ところが、村上は、そうじゃ無い。
 辛抱強く、自分が決めたコースにストレートが来る、そう信じて待っている。
 そうでないと、藤浪のストレートは、打てないと思っているからだ。
 それが、出来る村上の凄さなんだろう。

 この一発で、流れは完全に、スワローズに傾いた。
 序盤のチャンスを潰し続けたのもある。
 ヒットはスワローズを上回るが得点が挙げられない。
 まぁ、今年の攻撃の下手さが出た試合でもある。
 スワローズへの流れを止めて、タイガースへ持って来るために必要であった、藤浪の快投は、村上の一発に砕かれた。

 これで、スワローズが王手。
 タイガースは、絶体絶命だ。
 後は、青柳が意地を見せられるか?
 せめてスワローズに一太刀浴びせることから始めんと。
 
 ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 23:56 | comments(0) | - |
1−7 対東京ヤクルト CSファイナル 第1戦 審判がヘボで試合にならへん!
 まさか、勝率5割以下のチームが日本シリーズへ出て、日本一の称号を得るかもしれないことに、なんらかの圧力がかかっているんじゃなかろうか?
 そうなれば、このクライマックスシリーズの制度のあり方も問われる。
 機構側としては、余計な批判や作業は避けたいところ。
 審判は、機構側の人間だ。
 なんらかのいい含めみたいなものがあったとしても不思議じゃない。
 そう言うことが疑われるような、審判の偏った判定に泣いた試合だ。

 問題の原口のハーフスイング。
 誰が見ても止まっている。
 あの場で、塁審の山路以外の全ての人間が四球だと思っていた。
 無死1、2塁が1死2塁へ捻じ曲げられた。

 この塁審の山路は、度々誤審を犯している曰く付きの人物。
 機構側が、言い含めるのを従わなくてはいけない立場で、あまりに露骨なことをやってしまった。
 そういうふうに見えてしまう。

 実際は、単なる審判の技量不足であるだけかもしれないが、そう言いレベルの審判を、こういうプレーオフと言う大事な試合の審判を任せていいものか?
 審判のレベルの向上と合わせて、こう言う試合を任せられる審判の資格について検討せんといかん。

 加えて、球審の白井の対西へ、極狭ゾーンの洗礼。
 西が投じる際どい球は、全てボール判定だ。
 対して、ライアンには、坂本から見逃し三振を取った球のように、完全なボール球でもストライク判定をする。
 あの判定に対して、白井を見た坂本の疑いの表情がなんとも言えない。
 「西さん時は、もっと際どいのにボールだったじゃないか!」と表情が語っている。

 この白井の極狭ゾーンの洗礼に、西は以前もあっている。
 その時も、仕方なく、ストライクを取りに行ったボールを捉えられて、打ち込まれている。
 今回も同様に、山田、村上へ、際どい球を取ってもらえず、四球で出して、オスナに3ランを喰らう、最悪の展開となった。

 こうやって、審判が試合を支配していては、タイガースは、勝てない。
 確かに、勝率5割を切っているチームだ。
 機構側としては、日本シリーズに出てほしくはないだろう。
 また、昨今「六甲おろし合唱問題」でタイガースファンの評判もよろしくない。
 完全なヒールとして、タイガースが位置付けられている。

 それでも、こう言うことをしていれば、ハーフスイングもリクエスト対象にしろだとか、機械判定の導入だとかが望まれる様になる。
 決して審判自身の為にもならない。

 こういう展開になってしまったタイガースは、苦しい。
 周り全てを敵として戦わなくてはいけなくなる。
 こういう流れを変える可能性があるとすれば、それは藤浪のピッチングでしかない。

 白井の極狭ゾーンを見るに、ただでさえ制球に難があると刷り込まれている審判に厳しいピッチングになることが予想はされる。
 それでも、この流れを変えられるのは、藤浪しかいない。
 藤浪を信じて、快投を期待して、応援するしかないのだ。

 失うものは何もない!
 思い切って、試合を楽しめ!!
 
 ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 23:11 | comments(0) | - |
3−2 対横浜DeNA CS1st 第3戦 薄氷を踏んで、ファイナルへ
 MVPは、西純矢かな。
 昨日の試合と」連投になったが、しっかり役割を」果たした。
 このファーストステージで、第2先発的役割でブルペン待機となったが、ペナント終盤では、一番安定したピッチングを見せていた。
 本当は、この3戦の先発予定でも良かったかもしれないが、その西純矢を切り札的に使えるブルペンへ入れたのは正解だった。

 この試合、先発の才木もいい立ち上がりをしたんだが、タイガースがチャンスを潰す中、宮崎に先生ホームランを許し、3回も関根、楠本の連打の後、ワイルドピッチで追加点を与えるという重苦しい展開になった。
 しかし、この後1死1、3塁のピンチで、代わった浜地が、牧をダブルプレーに取ったのが大きい。
 ある意味、流れを変えたピッチングとも言える。
 浜地が、第2のMVPだね。

 それが、4回の佐藤輝の追撃の一発につながる。
 そうして、1点差の6回に、逆転劇が起こる。
 そのきっかけは、この日スタメン起用された北條のツーベース。
 19年のCSのこのカードでの活躍が蘇る。

 そのセカンドランナーを送ろうとした近本が、これを失敗して追い込まれる。
 初球なんか、高めのボール球なのに、これをバントに行って、危うくファールフライになるところ。
 近本くらいだと、バントはあり得ることなんだから、ちゃんと練習させとかなくてはいけない。
 まぁ、失敗して追い込まれて、ヒッティングに出たのが功を奏したんだけど、それは結果で、意図した点の取り方じゃなかったことを反省しないといけない。

 まぁ、ラッキーもあって同点で無死2塁のチャンスが続いた。
 ここで、横浜は、濱口を諦め、入江へスイッチ。
 ここで4番大山にバントのサイン。
 これも初球の高めのボールをキャッチャーファールフライにして、失敗。
 どれだけ大山にバント練習させてきたんだろうか。

 この場面、最初から大山にバントの構えをさせた。
 バントとわかれば、一番フライになりやすい高めのストレートを投げるのが定石。
 それを日頃バントの練習なんて、ろくにやらしていない大山に決めろというのが無理がある。
 バントの構えで誘って、バスターという策を考えられなかったか?
 右打ちが上手い大山だ、バスターで右打ちさせれば、最悪でもランナーが進む。
 まぁ、そういう想定練習なんてしているところ見たことないから、無理なんやろなぁ。

 その大山が倒れた後、このシリーズ不振だった原口が、粘ってレフト前へ逆転のタイムリーが出た。
 こういう一打が出ると、流れがタイガースに来る。
 そうして、6回の裏、岩貞が2死を取ると、バッター牧の場面で西純矢を投入。
 牧にヒットを打たれるも、宮崎を打ち取り、この回を凌いだ。

 その西純矢に打順が回った7回に、代打を送らず、西純矢に打たせる。
 その西純矢がエスコバーから2ベースを放って、1死2塁のチャンスを作った。
 中野が倒れて、2死3塁で熊谷の場面。
 どうしても追加点が欲しい場面だけに、ここは代打・マルテという手があったんじゃないだろうか。
 このシリーズで積極的な采配をするようになった矢野監督にしては、この場面でもう一手足りなかったように思う。

 それでも西純矢が7回を抑え、8回まで続投した。
 西純矢からダイレクトに湯浅に繋ぐという考えだったんだろう。
 8回の横浜は、桑原に回るし、大田泰も控えているから岩崎は危険すぎる。
 藤浪は、万が一延長になった時の大事な駒だから、ケラー、西純矢の2択で、西純矢の続投を選んだのだろう。

 その西純矢が四球の関根を桑原に送られ、2死2塁のピンチを迎えると、初戦と同様、湯浅を繰り上げて投入した。
 その湯浅が、佐野を打ち取り、そのまま9回へ。
 9回に1死満塁のピンチを招くが、代打の藤田をダブルプレーに打ち取りゲームセット。
 このピンチを乗り越えたことは、湯浅にとって大きな財産になる。
 来季のストッパーに向けて大きな経験をした。

 これで、なんとかファイナルへ進出。
 水曜日からスワローズとファイナルを戦うことになる。
 まぁ、今週も野球を楽しむことができるってことだな、
 初戦は、西勇輝、2戦が藤浪ていう順番になるのか?
 まぁ、失うものはないんだから、思い切って楽しんで戦えばいい。
 
 ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 18:19 | comments(0) | - |
0−1 対横浜DeNA CS1st 第2戦 何度、完封されれば気が済むのか?
 これで、27度目になるのか?
 今シーズンの完封負け。
 もう、何度も言っていたけど、1点をいかに取るのか?
 どうしても必要な1点をとりに聞くための策はないのか?
 そういう練習をしてこなかったんだろう。

 7回のチャンス。
 1死3塁で、近本。
 相手の大貫がマウンドを降りて、伊勢を投入してきた。
 この継投、相手はスクイズを警戒している。
 単に近本を打ち取るだけなら、エスコバーを投入したんだろう。
 ただ、スクイズが考えられる場面で、バッターは近本だから、セーフティも警戒しなくてはいけない。
 フィールディングに難がある外人ピッチャーより、伊勢の方が安全と考えての継投だ。

 その警戒に、近本は初球を打って出て、サードへのファールフライに打ち取られた。
 もっと、相手が嫌がる攻撃の仕方があるはず。
 相手が警戒するように、バントの構えで揺さぶる。
 カウントを稼いで、四球で出塁し、自らが勝ち越しのランナーになる。
 近本が出塁して、盗塁、で2、3塁で大山。
 一打逆転、犠牲フライでも同点のシュチュエーションを作れる。

 相手の守備位置が、1点は仕方がないという布陣なら、セーフティスクイズを仕掛けてもいい。
 何も初球から手を出すことはない。
 もう少し、マウンドに上がった伊勢にプレッシャーを与えながら、じっくり攻めていく場面だ。
 それを、近本の技量に任せて、ただ打って出るだけにさせるから、初球の誘い球に手を出して、相手の思う壺にはまる。
 相手は、近本の仕掛けが早いことを知っている。
 初球は、高めのボール球で、出方を見にくる。
 その球に手を出してはいけない。
 常々言っているが、こういう場面の考え方や攻撃の仕方を鍛えていないし、教育していない。
 そういう甘さが出た試合。

 まぁ、大貫の調子が良く、1安打の実質パーフェクトに抑えられていた試合だ。
 それでも、伊藤将と西純矢が1点で耐えて、7回まで持ってきた。
 この試合で決めるチャンスがあったが、やはり日頃の練習が足りないのが出た。
 この試合を落として、結局明日の試合に賭けることとなった。

 相手は、大仁田(濱口)。
 まぁ、今永、大貫よりは落ちると言っても、左を苦手にする貧打戦だ。
 才木が行けるとこまで行って、藤浪から勝ちパターンへ繋いで、なんとか横浜打線を抑えて欲しい。
 ソト以外は、なんとか眠ったまんまにしておきたい。
 ここまでの総得点は、タイガース2点、ベイスターズ1点とピッチャーは頑張っている。
 あとは、打線がなんとか、相手より1点でも多く取る、野球の基本だ。
 そのために、勝つために、各バッターがどうすればいいのか、その状況や役割に応じて、点の取り方を学んで、実行に移すしかない。
 いくら練習が足りなくても、ぶっつけ本番でも、やるしかないんだ。
 
 ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 17:16 | comments(0) | - |
2−0 対横浜DeNA CS1st 第1戦 まずは、今永に勝って、先勝!
 このCSに、色々投手起用に言われてきたが、矢野監督らしく正攻法で青柳を今永にぶつけた。
 青柳は、桑原や神里、佐野などによく打たれている印象があるので、勝ち抜いた場合のスワローズ戦へという考えもあったかと思う。
 また、一部では才木をスターターで使って、青柳の時に出てこない宮崎なんかを出しておて、途中で青柳にスイッチという起用法を噂されたりしていた。
 
 その正攻法の青柳起用がはまって、今永を相手に、一歩も譲らず、6回を零封し、5回の味方の得点を守り抜いた。
 まぁ、青柳のエースの自覚と勉強熱心な努力家なところが買われたんだろう。
 苦手な桑原を抑え、神里には手こずりながら、佐野もいい場面で抑えきった。
 こういう進歩を見せられることが、青柳をこの位置まで押し上げてきたんだと思う。

 打線は、今永に手こずりながら、5回のチャンスを近本がものにし、2点タイムリーを放って、先取点を挙げた・
 これも起点は、青柳自身がヒットで出塁したところから。
 中野が続いて、この日ノー感じの糸原に代打マルテを送る。
 いつも、戦力を余して負けることが多かった矢野監督が、早めの判断で仕掛けて出た。
 そのマルテが、四球を選んで満塁。
 そして、近本の2点タイムリーへと続いた。

 その後、大山が申告敬遠で、さらに満塁のチャンスが続いたが、原口、佐藤輝が倒れて、追加点はならなかった。
 3回の2死1、3塁で、ボール3から大山が止めたバットにボールを当て、チャンスを潰したことに続いて、得点を挙げられなかった場面だが、今年のタイガースにはよく見た場面でもある。

 今季のバイスターズ戦は、こういうチャンスを逃したり、得点を挙げる場面で挙げないと、後半で逆転されて負けるっていうのがパターンであったが、この日は、中継ぎ投手陣が踏ん張って、ベイスターズに付け入ることを許さなかった。

 特に8回の岩崎投入の場面。
 大和から始まって1番桑原に回り、2番にピッチャーが入っているため、代打が予想される。
 当然代打は、岩崎であれば、相性にいい大田泰示が来ることが予想される。
 この場面の岩崎の投入は、危険度マックスである。
 点差が、もっと開いていればいいのかもしれないが、そういう状況ではなかったし。
 
 矢野監督は、岩崎のプライドと、今シーズン抑えとして貢献してきたこととかを重んじて岩崎を起用したんだろう。
 ただ、岩崎を起用するのなら7回の岩貞を起用した場面じゃないだろうか。
 あの場面、左が続くため、岩貞、島本、岩崎の3択であったともうが、岩崎を起用するのなら、この打順しかなかっただろう。
 それで、8回を藤浪、西純矢、ケラーの3択で凌いで、9回を湯浅。
 そういう起用が理想じゃなかったか。

 その岩崎が、1死から、ピッチャーゴロに討ち取った桑原を、1塁への悪送球で生かしてしまったところからピンチが拡大してしまう。
 折角、苦手の桑原を討ち取ったのに、ホッとしたせいか、これを生かしてしまったのが大きな誤算。
 普通こういうことがあると、一気に流れが相手に行き、逆転とかされてしまうのだが、実際今年の横浜戦はそういう展開が多かった。
 ピッチャーへの代打が大田泰示でなく、オースティンであったのも以外ではあったが、これを警戒して四球で歩かす。
 自分が三浦監督の立場であれば、ここは大田泰示で行く。
 オースティンの一発を期待したんだろうが、故障明けで調子がイマイチであり、この場面で一発警戒でピッチングされることを考えれば、かなり確率で勝負してくれ、しかも相性がいい大田泰示に賭ける。
 まぁ、ある意味三浦監督の選択ミスに助けられた部分はある。 
 
 その後岩崎が佐野を打ち取った後、湯浅にスイッチ。
 8回2死、1、2塁で牧を、その湯浅が三振に切ってとり、抑えたことが大きかった。
 湯浅が結局回を跨いで9回まで抑えて、勝利を引き寄せた。
 
 これで、2勝勝ち抜けのファーストステージに先勝し、王手をかけた。
 明日は、伊藤将と大貫の対戦。
 てっきり、大仁田(濱口)で来るもんと思っていた。
 ベイスターズは、タイガース相手に左攻勢でくるので、3戦目があれば石田。
 大貫は、ファイナルのスワローズ戦へ回すものとお思っていいたが・・・・。
 
 三浦監督も矢野監督と同じ、ファイナルは考えず、目先のファーストを勝ち抜くために、シーズン中に貢献したピッチャー順で勝負をかけるようだ。
 まぁ、それも考えようだが、日シリに進出することを考えれば、もう少し策があってもいいように思う。
 なんせ、ファイナルは、アドバンテージがある相手が、ピッチャーを温存して待ち受けている。
 ファーストで」エースと2番手を使って仕舞えば、中5日で回しても、3戦からしか使えない。
 それが、優勝チームに与えられたアドバンテージの一つなんだろうが、これをクリアしていかねば、下剋上はできないってことだ。

 ベイスターズは、3戦まで行くことが確定してしまったから、第3戦のピッチャーも用意しなくてはいけない。
 タイガースは、伊藤将で決められれば、西や才木、藤浪、西純矢を温存できる。
 まぁ、ベイスターズも、そうはさせじと思いっきりぶつかってくるだろうから、容易にはいかないだろう。
 なんとか、打線が伊藤将を援護してやって、ピッチャーを余して、フィナルへ進みたい。
 タイガースは3位からだから、失うものは何もない。
 思い切って、パフォーマンスを発揮すればいい。

 ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 19:25 | comments(0) | - |
3−3 対東京ヤクルト 最終戦は、今季を象徴する無様な引き分け
 しかし、誰かが怪我したり、退場したらどうするつもりだったのか?
 いつも、戦力を余して負けているから、当てつけのように早く使って見せたのか?
 そうすると、こういう状態になるんだぞ!と見せたつもりか?
 昨日、讀賣が負けてくれたので、こういうしょうもない当てつけのような試合ができたのか?

 最終戦に、2桁がかかる、西や伊藤将司をベンチ入りさせることもなく、万能型のスタミナのある藤浪を入れるでもなく、故障明けの才木を入れたのは、どんな意図だったんか?
 この試合に投げれば、CSのファーストステージの登板が難しくなるとでも思ったか?
 どんなゲーププランで、この試合に臨んだのか?
 行き当たりばったりで、この試合をこなしていたとすれば、すでに準備不足になる。

 球児も再三解説で言ったいたけど、CSに向けて、相手にどういう印象を与えるか、どう考えさせるかが、この試合でのテーマであったはず。
 それを、なんかベンチ入りを全部使ってみました的に試合を使って、無駄にしたように見えてしょうがない。
 最終戦だけに、選手全員を顔見せさせたかったってことなのか。

 さて、週末には、CSのファーストステージでベイと相まみえる。
 先発は、この日ベンチ入りせず、2桁勝利を見送った、西、伊藤将か。
 青柳とベイとの相性があまり良くないだけに、勝ち抜けた場合のスワローズ戦に回すか。
 3戦までももつれれば、才木かと思っていたが、今日の3イニングで難しくなったかもしれない。
 そうなると、藤浪が3戦に行くしかなくなる。

 ファーストを勝ち抜ければ、スワローズとの戦いは、青柳ー西純矢ー才木ー西ー伊藤将ー藤浪、もしファーストが2戦で乗り切れば、青柳ー藤浪ー西純矢ー才木ー西ー伊藤将という順番か。
 短期決戦だけに、先発の駒が揃うタイガースは、有利に思うんだが、今日見たように打線の援護が、どうもあてんあらない。
 これでは、あっさり、ファーストでベイにやられて終わりになる可能性も高い。

 付け焼き刃ではあるかもしれないが、いかに1点を確実に取るか。
 1点をもぎ取るにはどうしたらよいのか。
 選手とベンチが一緒になって、週末まで考え、準備しておかないと。

 キャンプの胴上げの練習が、糸井の引退の時のためでなく、矢野監督の有終の美を飾る、日本一の胴上げのためだといえるように、準備しないといけない。
 なんだかんだで、今シーズンも残りわずか。
 最後まで、ファンを楽しませるチームであってほしい。
 
 ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 19:04 | comments(0) | - |
2−1 対東京ヤクルト 原口だけが、意地を見せる!
 伊藤将が新人から連続の2桁勝利を賭けて、ほぼ完璧なピッチングをしていたのに、得意の「見殺し打線」が、中野の先頭打者ホームラン以外の援護はしないと言う、冷酷な仕打ちにあって、6回に同点とされ、降板したことで、無にきした。

 相手の市川は、プロ初先発で、初回に中野に先頭打者弾を喰らって、アップアップしている。
 普通なら、2、3回で4、5点取ってKOしていて不思議じゃない。
 そう言うピッチャーを、助け起こして、膝についた泥を払って、手を引いてやるのがタイガースと言うチーム。
 見事立ち直らせて、5回を1失点でまとめさせ、自信をつけさせたようだ。
 まぁ、人がいいにも程があるっていうやつやな。

 こう言う展開では、終盤にミスが出て、勝ち越されてズルズルと言うのがパターン。
 まさに、そのパターンにハマろうとしていた。
 それを救ったのが原口の一打だった。

 8回に登板した鼻の穴(清水)から、糸原が四球、近本が送って、大山が倒れた後、原口が決勝のタイムリーを放った。
 この鼻の穴は、捉えられた打球が不思議と野手の正面をつくと言う不思議な力を持つ。
 それが、偶然なのか、狙ったものかは、わからんが、球威とコースがしっかりしているから、そう言う結果を産むのだろう。

 追い込まれた後の8球目。
 粘って、粘って、レフト前へタイムリーを放った。
 それは、この打席に、チームの勝利を、CSへの進出の希望を掛けた打席であった。
 その原口がタイガースで唯一人、意地を示した打席であった。

 タイガースのメンツの各々が、この原口のような、気迫や粘り、覚悟を持って臨んでいれば、今のような状態にはなっていなかっただろう。
 28回?もの完封負けを喰らうこともなかったはず。
 最後の最後で原口が見せてくれた意地を、今度はチーム全体で見せなくてはならない。
 それは、次の監督の岡田さんに託されることになるのか?
 それとも・・・・。
 
 ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 23:18 | comments(0) | - |
4−1 対東京ヤクルト この勝ちを、今日の試合に結びつけられるか
 CS争い=Aクラス争いには、もう負けられない一戦。
 この日の先発の青柳もタイトルを取るには、勝たねばならない一戦。
 対するスワローズは、前の試合で優勝を決めているため、あくまでも調整試合。
 まぁ、祝勝会明けのほろ酔い気分での試合やろ。
 ハナから、この試合の持つ意味が違いすぎる両者の対戦。

 いつもこういう試合に、あっさり負けて、終戦を喰らうのがタイガースStyleだったが、この日は少し違っていた。
 試合運びも、確実に得点圏にランナーを送り、確実に1点を取ろうとする姿勢が見えた。
 中野の先頭打者ホームランで先取点を取ったあと、4回には、1、2塁のランナーを原口に送らせる。
 これを高寺の犠牲フライで返して、追加点。

 5回は先頭の中野が出塁すると、糸原に送りバント。
 これが、大山のタイムリーにつながり、原口のタイムリーで4点目をとり青柳を援護した。
 これまでなら、原口、糸原のバントは考えづらい場面。
 やっと、1点を取るには、どうしたらよいかをベンチが考えたってことだな。

 青柳は、調子自体は良くないよに見えたが、粘りの投球で、丁寧に投げ、6回を1失点にまとめた。
 これで、昨年と同じ13勝。
 最多勝と最高勝率、防御率の3冠が見えてきた。
 まぁ、最多勝が13っていうのも、寂しいのだが、本来16位は勝っていて不思議ではないのだが、例年オールスター後に勝てなくなるパターンが続いている。
 昨年も結局それで、九里とタイトルを分け合うということになった。
 これは、来季への大きな課題になる。
 本当は、沢村賞もという可能性もあったが、これは山本由伸に上回れてしまったんで無理やろな。

 どうやら、来年の監督は岡田さんらしい。
 一度優勝させるには、岡田さんしかないやろなぁ。
 今の、甘えきった体質の中から、厳しさへいかにシフトチェンジさせるかが課題だが、その辺の厳しさを十分に持ってる人だから、期待は持てる。
 今のタイガースの若い選手たちが、そういう厳しさに耐えられるかが問題になるんだろうが。
 
 スッタフには、ヘッドで平田さんが有力とのこと。
 あとは、今岡、球児、鳥谷の去就が噂されている。
 是非、召集して、2軍監督に鳥谷、打撃コーチに今岡、ピッチングコーチに中西、球児の高知商OB
コンビというようなスタッフを実現して欲しいもんだ。
 
 岡田監督には、1点を執拗に取りに行く野球を徹底し、守備力の強化を期待したい。
 まぁ、選手も甘えてばかりいられない環境になるので、それなりの覚悟が必要だろう。
 そういう来季に備える意味でも、頑張ってCSを経験することが必要だ。
 残り試合、どういう意地を見せられるか。
 岡田さんも注目してるやろ。

 ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 23:02 | comments(0) | - |
7−3 対広島 佐藤輝、新人から2年連20本塁打、左打者で初
 佐藤輝が、20号ホームランを放った。
 期待値からすれば、遅すぎる気がするが、それでも新人から2年連続で20本を打つのは、左バッターでは初めてらしい。
 
 世界のホームラン王と言われた王さんも、新人時代は鳴かず飛ばず、今をときめく村上でさえ、2年目からの台頭だ。
 こうして考えてみると、歴代のホームラン打者には、圧倒的に右打者が多い。
 王さんが左だから、左有利に思えるが、実際ホームラン数のランキングの上位で、左打者は、1位の王、3位の門田、7位の張本、10位の金本、あとは18位の阿部、外人のローズが13位に入っているが、20位以内は、それくらい。
 そう考えると、ホームランに関しては、右打者の方が多いように感じる。

 7位にランキングしている張本もどちらかという率を稼ぐバッターだったし、31位にランキングされている我がタイガースの掛布さんも、ホームラン王のタイトルは取っていても、本質は中距離バッターだったんじゃないかと思わせる。
 チームの都合上4番を任され、ホームランを求められたことで、無理やりホームランを狙っていた感じがあったし、率に特化してれば、首位打者は何回も取れていたように思える。
 そう考えると、イチローや青木なんかを見ても、左は率に強く、右は長打に強いという印象を与える。

 そういう中で、村上と佐藤輝は、久々に現れた左の長距離打者と言っていいんじゃないか。
 ある意味、松井以来か?
 柳田もいるんだが、どうも糸井的で、攻守走全てのパフォーマンスで見せるタイプであるように思える。
 純粋に、ホームラン王を何度も取れるようなバッターとしては、村上、佐藤輝になるんじゃないか。

 その佐藤輝は、村上に比べると、まだまだ未熟な、未完成な部分が多く見られる。
 それでも、新人から2年連続で20本を放つというパフォーマンスに未来を感じる。
 まだ、体力不足で、疲れが出ると、スイングがブレて、捉えきれないことが多い。
 村上が、圧倒的な体力で、1球で仕留められる、そういうスイングを続けられるのをみると見劣りはする。
 それでも、今シーズン、休むことなく出続けて1年を乗り切ることで、来季への課題も見えてくるだろう。
 先輩の糸井の「練習せい!」という言葉には、1年間パフォーマンスを維持できる体力を作れという意味があったんじゃないか。

 その佐藤輝が打って、才木が不調と見るや、4回に島本、5回に藤浪を投入。
 その藤浪が2イニングを抑え、勝ち投手になった。
 藤浪が投げ、佐藤輝が打つ、これがタイガースのあるべき姿、それを数多く実現するために、来季を目指して、練習せいよ。

 ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 23:20 | comments(0) | - |
4−10 対広島 超人・糸井嘉男の引退試合を飾れず
 糸井嘉男の引退セレモニーを引き伸ばすような延長11回の試合。
 結局、11回の表に、ミスから、大量6点を奪われて、試合を失う。
 まぁ、タイガースらしい試合、タイガースらしい負け方だった。

 糸井は、5回に西純矢の代打で登場し、レフト前へヒットを放った。
 自らの引退セレモニーを自らのバットで飾った。
 これを、勝利で飾れなかったのは、ひとえにタイガースが弱いからだ。

 思えば、金本監督のもと、育成へと舵を切ったタイガースに、それでも糸井は欲しいと言わせた超人である。
 打つ、守る、走る、三拍子揃った糸井の加入は、タイガースに大きな戦力となるはずであった。
 ただ、FAの難しさでもあるが、どうしてもピークが過ぎていることは否めない。
 糸井も、ファイターズ、バッファローズの時ほどのパフォーマンスを発揮することはできなかった。
 それでも、貧打タイガースにおいて、貴重な戦力ではあったが、故障と戦う姿の方が印象に残ってしまっている。

 ただ、それ以外にも、明るいキャラから、ベンチの盛り上げ役や、トレーニングに対するストイックな姿勢など、若手の手本となるような面を見せてくれた。
 その糸井が引退する。
 そのセレモニーがある日の試合がこれだ。

 まぁ、延長戦になった時から嫌な予感はした。
 今季タイガースの延長戦の成績は惨憺たるもの。
 勝ったことは、何回もない。

 あれだけの投手陣を持ちながら、延長戦に弱いのは、ひとえに試合運びが下手だからだろう。
何度も言っていてくたびれるが、1点をもぎ取る、そう言う野球ができないから、消耗戦でやられる。
 特にホームでは、1点取ればサヨナラ名だから。

 まぁ、この貧打の苦行に耐えるのも後わずか。
 CSは、完全にないんだから、早く新体制を決めて、秋季キャンプで課題克服の準備をどんどん進めて欲しい。
 
 そういえば、セレモニーで糸井を胴上げ。
 キャンプでの胴上げの練習は、この時のためだったのかと、納得しなければならない現状が情けない。

 勝利で飾れなかったことを糸井に詫びておけよ!
 そして、何よりファンに、胴上げの練習が優勝のためでなく、糸井の引退の為であったことを詫びなくてはいけないな。

 ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 23:59 | comments(0) | - |
4−5 対横浜DeNA すべてが消え去った夜
 ベイスターズに痛い再逆転負けを喫して、ついに65勝70敗。
 借金が5で、残り試合5試合。
 残り試合を全勝しても5割止まりであり、矢野監督になって、初めて勝ち越しできないことが決まった。
 
 讀賣が勝ったためBクラスへ転落し、CSも圏外へとなった。
 広島に並ばれているが、対戦成績で上回っている広島が有利。
 結局、実質5位に転落したことになり、CS争いも一番遅れをとっていることになる。

 青柳は、この試合も勝てず、12勝で足踏みが続いている。
 最多勝も最高勝率も怪しい状況になってきた。
 結局、オールスター後、1勝しかしていない。
 まぁ、そんなタイトルホルダーがいながら、5位って言うのもなんだかなんだが。

 最後、岩崎が不調と見るや、湯浅の投入は、考えなかったのか。
 万が一、延長を睨んでと言うことなら、この回を湯浅、延長で加冶屋、岩崎と言う手はなかったか?
 この日、讀賣の大勢がセーブを挙げ、新人王をグッと引き寄せた。
 湯浅の新人王の可能性も無くなった。

 折角、タイガースらしくなく、8回に一気に逆転して士気が上がるところ、再度逆転されての敗戦。
 対岩崎に自信を持つベイスターズ、特に桑原、太田泰は、要注意だったはず、この2人が来るだろう9回は、湯浅でと言う選択肢がなかったのが残念。

 もう、負けられない、一戦必勝体制であるべき試合を、手を余して負けるのは、残念極まりない。
 この試合で、CSも、青柳のタイトルも、湯浅の新人王も、消え去った。
 まぁ、終戦やな。
 後は、井上とか上げて、来季の糧になるような試合をしてくれ。

 ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 23:51 | comments(0) | - |
0−1 対東京ヤクルト CSに出ようという意気込みが感じられない
 スワローズとの戦いに敗れて、65勝69敗。
 借金が4で、残り試合6試合。
 残り試合で5割に到達するには、5勝1敗以上の成績が必要。
 残り、一つしか負けられない。

 広島が65勝69敗で、借金4で残り6試合。
 タイガースと同条件。
 また、並んだ場合は、直接対戦の成績によるため、タイガースがふり。
 現状並んでいるが、実質4位でCS圏外に落ちたことになる。

 讀賣は、横浜に敗れ、63勝68敗で借金5だが、負け数はタイガースより少ない。
 残りは、9試合で5割到達には、7勝2敗以上が必要。
 讀賣と並んだ場合は、直接対戦で勝ち越しているタイガースが有利。

 この状況、かなり厳しい。
 この試合も負けるわけにはいかない試合だったはず。
 藤浪が抜群の立ち上がりを見せた初回。
 タイガースは、中野、糸原の連続ヒットで無死1、2塁のチャンス。
 この試合、なんとしても勝たねばならない試合であれば、近本は、ランナーをどうしても進めて、1死2、3類の状況を作らなくてはならない。
 実際、勝ちに行くなら、送りバントもありという場面だ。
 自分が近本なら、相手の守備態系を見て、セーフティを仕掛けるなどの発想をするんだが。
 自分がベンチなら、そういう指示を出すんだが。

 ここでヒッティングに出た近本は、当たりは良かったとはいえ、レフトフライ。
 ランナーは進めず釘付け。
 大山は、サードゴロで、ダブルプレーに取られて、無得点。
 結局、この攻撃が響いた。
 立ち上がり、不安定なライアンは、ここを無得点で切り抜けたこともあり、その後、5回に佐藤輝に2ベースを打たれるまで、この2安打に封じる。
 結局、7回1死まで5安打の無得点に封じられた。

 前も同じように、立ち上がりに攻略できず、ズルズルと完封負けした試合があったと記憶する。
 まぁ、タイガースあるある、なんだが、初回にチャンスを潰すとそのまま完封負けって・・・・。
 これで、完封負けも26回目だ。
 これは、単に貧打というだけじゃない。
 点の取り方が下手なんだ。
 野球が下手なんだと思う。

 6回に失った1点も、中野のエラーから。
 藤浪の相変わらずのショートスローの欠点。
 それを突かれた結果。
 どれも、これも練習不足からくるもの。

 中野も1番を打っていながら、出塁率が3割に届かない現状を反省しなくてはいけない。
 そんな状態で、8回裏の1死1、2塁のチャンス。
 ひたすら自分で決めることしか考えず、後ろにつなぐことを考えていない。
 挙句、ダブルプレーで、チャンスを潰す。
 これも、普段から打つことしか考えていないで、出塁することを疎かにしているバッティングと同じだ。
 初回の近本と同様、相手の守備を見て、セーフティなんかで揺さぶるっていう発想のかけらもない。

 結局、今シーズンは、こうして下手な野球を繰り返し、ピッチャーを見殺しにし、得点圏打率が情けない状況で、得点力がグダグダで、Bクラスに甘んじるような戦いを繰り返し、26回も完封される。
 これで、CSに出られるわけがない。
 悔しかったら、少しはやり返す方法を考えろ。
 ただ、打つ、頑張るだけでは、同じことの繰り返しだ。
 少しは、意地を見せたらどうだ! 
 
 ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 23:43 | comments(0) | - |
2−3 対讀賣 CSに出る資格
 讀賣との最終戦に敗れて、65勝68敗。
 借金が3で、残り試合7試合。
 残り試合で5割に到達するには、5勝2敗以上の成績が必要。
 まぁ、5割を切って、CSに出るっていうのも、勝ち抜いた時に、いろいろ問題ありで、最低でも5割は維持したいところ。

 対する広島と讀賣も0.5ゲーム差で追っている。
 広島は、65勝69敗で、借金4で残り6試合。
 5割には5勝1敗以上の成績が必要。
 タイガースと直接対決2試合がなこっている。

 讀賣は、63勝67敗で借金4だが、負け数はタイガースより少ない。
 残りは、10試合で5割到達には、7勝3敗以上が必要。
 横浜と6試合残しているのが鍵。

 ここへきて、タイガースのペースが落ちているのが心配。
 この試合も西で必勝を期したはずが、讀賣の一発攻勢にやられた。
 結局西は、防御率のタイトルもかかっていたが、悪化し、2桁勝利も持ち越した。
 挙句9勝9敗と成績も五分で貯金ができていない。

 西がエースとして回っていれば、相手のエース級と当たるので、好投報われずということもあり、思うように勝利を掴めないこともある。
 ただ、今年はそのエースの役割は青柳が果たしていたため、比較的楽な相手との投げ合いが多かったせいか、勝ち星を順調に積み上げてきたが、後半戦に青柳と西の投げる日を入れ替えたため、お互いに勝ち星がつかなくなってしまった。
 
 対戦する戸郷は、この試合に勝って12勝目。
 青柳に並んだ。
 残り試合を見ても、戸郷の方が登板数を多く得ることができることを考えると、最多勝を分け合うか、戸郷に持っていかれる可能性が高い。
 あれだけ、前半戦に無双化して、沢村賞もと言われた青柳が、最多勝を失う可能性が高い。
 
 それは、後半戦に失速する青柳自身の問題もあるが、それでも2試合に1試合はいいピッチングをしている。
 その試合に援護がなく、勝てないから、ずっと勝てないという期間が続いてしまう。
 西もそうだが、味方の援護があるなしで、勝敗が変わってしまうことはいくらでもある。
 青柳は、本来なら今頃14は勝っていて不思議じゃない。

 それもこれも、打線の援護の少なさが原因。
 挙句、守備でも足を引っ張られる。
 こういう課題が、何年も持ち越されて、今も克服できない。
 そこを詰めないと、タイガースが優勝するというシーンは見ることができない。

 西なんか、援護があるチームへFAしようかなんて、考えても不思議じゃない。
 そうならないためにも、来年は、課題克服できる練習をしないといけない。
 今一度原点に戻って、勝つために、何をしたら良いのか。
 点を取るにはどうしたら良いのか。
 そう考えられるチームにしないといけない。
 
 ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 22:55 | comments(0) | - |
6−5 対広島 超ラッキーを呼び寄せたのは・・・
 3位争い直接対戦は、1勝1敗の痛み分け。
 まぁ、上位のタイガースとすれば、これでいいかも知れないが、出来れば息の根を止めておきたかった。

 カープは、是非とも、連勝したかったのだろうが、前日の試合で栗林を回跨ぎさせたり、かなり無理して勝利への執念を見せたため、この試合では、そこいら辺への配慮が、前日のような積極的な投手起用に結びつかず、森下を引っ張って、逆転を許してしまった。

 前日書いたが、タイガースの野球で勝つには、超ラッキーが続かないと勝てないと言っていたが、この試合では、その超ラッキーにも打線が繋がり、苦手森下を攻略し、勝利を収めた。

 その超ラッキーを呼び寄せたのは、点を取るべき場面で、きっちり取ると言うことができたからでもある。
 
 1回の原口の犠飛。
 大山のタイムリー1点で終わらず、サードランナーを返し、同点に追いついた。
 5回の糸原の犠飛。
 どうしても同点にしたい場面で、ランナーの梅野の好走もあったが、よく運んだ。
 そして、6回は、梅野の逆転タイムリー3ベースの後、更に1点を追加する、代打マルテの犠飛。
 ことごとく、犠牲フライで1点の場面をものにした。
 こう言う得点が、最後にものを言う。

 逆にカープは、4回の無死から出た小園のスリーベースのチャンスに得点できなかった。
 また、5回は、木浪の送りバントの処理をミスして、無死1、3塁とし、糸原の犠飛を呼んだ。
 この日は、タイガースとカープが入れ替わったように見えた。

 ただ、ひとつ見習わなければならないのが、6回に見せた會澤のバッティング。
 ケラーのストレートを、徹底的にファールで逃げて、カーブを投げて来るのを待った。
 そのカーブも外角へ投げて来るのをよんでいいぇ、ポイントはそこだけに絞っている。
 結局、ファール3球、ボール1球のストレートの後、7球目のカーブを狙い撃ちし、一時は勝ち越しのタイムリーを放った。
 こう言う、キャッチャーの會澤らしい、配球を読んだ打撃。
 そう言う打撃がタイガースにも求められる。
 特にキャッチャーの梅野や坂本に見習って欲しい。

 この試合の様に、取るべき点をキッチリ取っていれば、ラッキーも呼び寄せられる。
 それを続けて、超ラッキーにするには、そういう野球をやり続けることだ。
 残り試合は、少ない。
 
 ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 23:58 | comments(0) | - |
3−6 対広島 勝利への執念で負けている
 2ゲーム差で3位を争うチーム同士の戦い。
 広島は、残り試合をトーナメントのつもりで、一戦必勝の気構えで向かうという。
 残り10試合だ。
 3位に入って、CSに出場し、あわよくばの日シリへの出場に賭ければ、当然そう言うことになる。

 対して、現在3位のタイガースは、このまま3位でフィニッシュし、同じくCSから、日シリへの出場を望むなら、負けられない一戦でもある。
 そういう試合にエース青柳、伊藤将を立てて、連勝し、広島に引導を渡さなくてはいけない試合。

 ただ、その執念を見えたのはカープだった。
 久里が今一とみれば、5回の途中で交代を命じ、青柳用に4番を任せた松山にも、6回2ベースで出塁すると代走を送った。
 最後は8回にピンチを迎えれば、栗林を投入、回またぎをさせて、試合を締めくくった。

 対するタイガースは、そういう執念を見せる場面もなく、なんとか青柳に勝ち星をと続投させ、味方が守備で足を引っ張り、結局リードする場面もなく、青柳は6回を5失点で降板する羽目になった。
 この時期に、勝てなくなっている青柳自身の問題もあるが、こういう試合で、援護ができず、逆に守備で足を引っ張ってしまう、そういうチームの意識はどこへ向かっているんだろうか?

 折角、1点差に迫った直後の回で4失点してしまう青柳にも問題ありだが、無死満塁から、きっちり叩きつけたサードゴロを打って、1点をとった磯村のバッティング。
 こういうところん意識の差が、タイガースとの違い。
 結局この1点が、青柳の我慢の線を断ち切った。
 その後、がっくりくる青柳に羽月がトドメの2ベースを浴びせて試合を決定づけた。
 
 勝利にこだわるなら、この羽月の場面で左ピチャーへのスイッチを考える場面。
 ベンチは、なんとか青柳を勝ち投手にして、タイトル争いを有意にしてやろうという思いに、1対3なら逆転のチャンスもありと考えて、続投させていたんだと思う。
 ただ、この日を含めて、点を取ることが苦手なタイガースが、これから3点を取らなければいけない。
 まして、1死2、3塁だ。
 羽月が上手く転がせば、更に追加点を奪われる、ましてヒットを打たれれば2点だ。
 たちまち、4点差。
 タイガース打線が、ここから5点を挙げて勝つなんて不可能になる点差になる。
 タイガースの勝利を優先すれば、ここはスイッチして万全を期すべきところ。

 そういう意味で、この試合を勝つという執念が、タイガースには足りなかった。
 カープが、この試合を絶対ものにするという姿勢を見せて戦っているのに、タイガースは青柳のタイトルを優先していた。
 その差が、この試合も、青柳の勝利も、両方失わせてしまった。

 確かに、タイガースが勝って、青柳が勝利投手になれば最高の結果だ。
 それでは、その結果を求めるために、どういう手を打ったのか?
 ただ、単に打線が奮起して打ってくれるだろうなんて、お花畑のような妄想で見ていたわけじゃあるまい。
 青柳がバントをできなかったり、中野がファーストへ暴投を投げたり、ミスが多すぎる。
 結局は、準備、練習が足りてないってことだ。
 残り10試合を切って、今更言うことじゃないが、そこが今の位置の要因であるのは確かだ。
 
 もう、ここまで来て、3位を死守するのは、お花畑のような妄想に縋るしかないのが現実だ。
 後は、超ラッキーに打線がつながって、超ラッキーに、守備でミスが出なくって、ピッチャーが普通に投げてくれる。
 そういう試合が、残り9試合、超ラッキーに続くことを祈るしかない。

 ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 23:44 | comments(0) | - |
6−2 対中日 辛うじての勝ち越しを決めた
 貧打戦チーム同士の戦いは、最終戦で辛うじて勝ち越しを決めた。
 ジャイアンツとドラゴンズの2チームに勝ち越し、カープベイスターズに負け越しが決定し、スワローズには、一つ負ければ負け越しが決定する。
 結局、セリーグ相手に2チームに勝ち越し、3チームに負け越しだから、この位置にいるのが不思議ってことになるな。

 さて、この日の才木は、復帰後一番出来が悪かった。
 ストレートの勢いも、いつも程なく、制球も苦しかった。
 まぁ、復帰後、中10日を空けてるとはいえ、ローテで回って、丁度疲れも出る頃だ。
 それでも、5回を初回の1失点だけで、投げ切ったのは成長の証。

 勝ち投手にこそなれなかったが、悪い時に悪いなりに粘れたのは、故障前の才木から大きく成長している証拠。
 故障中、投げられない中、リハビリ中、思うところもあっただろう。
 ただ、そう言う時期を無駄にせず、自分のピッチングを見つめ直し、成長に繋げたんだと思う。
 タイガースのエースになると言う野望を持つ右腕だけに、これからがたのしみだ。

 さて、高卒本格派右腕の4人が先発とロマンを与えた、この4試合は、2勝2敗、勝ち投手になったのが西純矢だけと言うけっかだった。
 ただ、結果だけじゃなく、間違いなく来季のタイガースのローテを構成するだろう4人だけに、結果以上のロマンを感じた。
 この4人で40勝くらい稼げば、間違いなくセリーグを制することができる。
 それには、怪我なく、来季に向けた準備をしっかりすることだ。

 また、打線は折角、投手陣を誇っているのだから、ちゃんと援護してやること。
 1点を、確実に、しっかり取れる野球の訓練をしておくことだ。
 3点取れば勝てるなんて、タイガース以外にないんだから。
 
 次は、カープ戦。
 対戦成績は、負け越しているが、前半の借りをかえすため、少しでも対戦成績は、詰めておかなくてはいけない。
 青柳も最多勝がかかているし、そろそろ勝ち星を上乗せしておかないと。 
 打線が奮起して、援護してやることを願っている。

 ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 23:56 | comments(0) | - |
5−0 対中日 貧打同士の戦いは・・・・・
 ドラゴンズも25回目の完封負けらしい。
 お互い、投手陣には、自信を持っているが、打線の得点能力が低いチーム同士。
 同じ数の完封負けを喫しているのも、何かの縁か。

 両チームの違いは、数少ない長距離砲。
 タイガースは、大山、佐藤輝と国産の大砲2枚を育成中。
 中日は、国産の大砲は、今季のドラフトで、ブライト、鵜飼と言う大卒選手を取るも、まだまだ時間がかかりそう。
 外国人のビシエドは、来日当初から、中距離砲へモデルチェンジして、適応している。

 タイガースは、外国人こそ不発だが、大山、佐藤輝が確実に成長し、下には井上と言う大砲候補がいる。
 これは、金本監督以来のドラフト戦略の成果でもある。

 対して、ドラゴンズは、平田、高橋周平と言う高卒の大砲候補をドラフトで獲得するが、広いナゴヤドームのせいもあり、いつしか中距離砲へと転じている。
 
 したがって、この2チームの対戦は、大体、僅少さの重苦しい戦いになる。
 この日も、勝野と西純矢の投げ合いで、貧打線とも言える投手戦の様相をていしていた。
  
 タイガースが4回に原口のタイムリーで1点は選手したものの、6回までの投球内容では、勝野が上回っていた。
 西純矢は、交代する6回2死まで、ピンチを迎えながら粘り強いピッチングで凌いできた。
 この回、最後にA・マルチネスに見せた投球は圧巻であった。

 西純矢は、シーズン前半にローテ入りするもの、途中から、変化球が甘く入り、一発を喰らうと言うシーンを繰り返して、下での再調整を言い渡される。
 その時の反省を活かして、ローテ復帰後は、安定した投球を続けている。
 こう言うピッチングができれば、自ずと勝ち星は、増えていく。
 (タイガースの場合、援護が少ないから、ナントも言えんが)

 この試合も、投球内容的に劣ってはいたが、勝ち投手になれたのは、そう言う辛抱強さと、ピンチでのギアの上げ方を覚えて来た証でもある。
 西純矢の将来は、明るい。
 来シーズンは、ローテの中心で回って、2桁勝利も可能じゃないかと思える。

 この西純矢と才木、藤浪、森木と揃う本格派右腕の投手陣に、青柳、伊藤将、西勇輝が加わる。
 外国人ピッチャーのガンケル、ウィルカーソン(残留?)もいる。
 ローテが満杯状態になる来季は楽しみだ。
 一度、西純矢か森木に加えて藤浪の抑え適正を見てもいいと思う。

 まぁ、試合は珍しく5点も取れて勝つことができ、西純矢が6勝目を飾った。
 次は才木の番。
 西純矢に続く、いいピッチングを期待したい。
 
 ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 22:53 | comments(0) | - |
0−7 対横浜DeNA 何度完封されれば、気が済むのか?
 今季25回目の完封負け。
 今季66回目の敗戦。
 その38%が完封負け、無抵抗でやられっぱなし。
 今日で131試合目でその19%、約2割が完封負けだ。
 これじゃ、いくら優秀なピッチングスタッフを持っていても、勝ち越すことはできない。
 残り12試合、7勝4敗1分以上でないと5割到達ができない。
 5割に満たずCSに出ようなんて、考えない方がいい。

 しかし、森木もかわいそうだった。
 昨日の今日で、藤浪が不運なピッチングで敗戦した後を受けての登板。
 ベイ打線は、タイガースと違って、速球に強い。
 しかも、昨日のナイターで藤浪のストレートを見てきている、今日のデーゲームの森木のストレートは、かなり組みしやすく映ったんじゃないか。
 
 森木も、打線の援護が見込めない中、1点もやれないと思いながら登板して、初回にいきなり失点してしまった。
 それでも健気に、工夫しながら迎えた3回。
 桑原に2ベース、関根に四球で無死1、2塁のピンチ。
 これを佐野をファーストゴロに取って、1死2、3塁。
 ここで牧を三振に取り、2アウトに漕ぎ着けた。

 さぁ、ここでピンチを切り抜けるぞと、宮崎に対したが、力みから2球ボールが続いた。
 ここで、ベンチは宮崎を申告敬遠し、楠本と満塁での勝負を選んだ。
 これって、正解なの?
 牧を三振にとって、意気が上がった時、敬遠で満塁にされたことに、森木の真理はどうだったのか。
 まして、満塁になれば、四球は許されないとの意識が強く、どうしてもボールが甘くなりがち。
 楠本には、そこをうまく突かれて、2点タイムリーを浴びて、森木は交代となった。
 結果論じゃないが、たとえ結果的に宮崎を歩かしたかもしれないし、打たれたかもしれないが、あのまま勝負させた方が良かったんじゃなかったか。

 その後は、代わった島本が戸柱をセカンドゴロに取るが、これを山本泰が1塁へ暴投し、さらに2点を追加された。
 まぁ、前日の5回の惨事の繰り返しを見ているよう。
 最後は、守備が足を引っ張り、勝負を決められる。
 
 石田は、タイガース戦で持っているピッチャー。
 5勝のうち、3勝がタイガース。
 しかも、登板4試合で3勝、勝率10割で、防御率も1点台前半と完全にカモられている。
 その石田に3回で5点の援護だから、そりゃ、伸び伸びなげるわ。
 石田には6回を2安打に抑えられ、入江、エスコバーに無安打、最後の中川にヒット1本で完封されることになった。

 最後の8回裏に2点を追加される場面では、テレビに矢野監督が試合をほとんど見ていないで、森木にアドバイスしている映像が映し出されていた。
 森木にアドバイスを送るのはいい。
 ただ、試合は齋藤友貴哉が味方の守備に足を引っ張られ、アップアップしている。
 5点差で試合を諦めていたのかもしれないが、最後まで諦めないのが俺たちの野球って言っていなかったか?
 そういう監督が試合に関心がないような態度でいるから、選手に伝染し、この回杜撰な守備で、さらに2点を追加される。
 5点さでも諦めていないなら、もっとやることがあったんじゃないか。
 最後まで諦めず、締まった試合をするために、選手を鼓舞するのも監督としての役割であるはず。

 もう、失った試合は戻ってこないし、25回の完封負けが消えるわけじゃない。
 そういう現実から、何を学び、どういう対策をするのか、それを考えるのがベンチの役目じゃないだろうか。

 ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 18:06 | comments(0) | - |
2−9 対横浜DeNA 転んだ子を助け起こし、その子に踏みつけられる
 転んだ子(上茶谷)を、手を差し伸べて、助け起こしてやり、膝についた泥(黒星)まで、払って、おまけにお小遣い(白星)まで与えてやった。
 その子(ベイスターズ)に、礼を言われる代わりに、踏みつけられた、そういう試合。

 立ち上がりの上茶谷は、ストライクが思うように入らない、カウントをとりに行けば打たれる最悪の状態。
 この上茶谷を攻めて、近本のタイムリー、大山の犠飛で2点を先取した。
 ただ、その後のワンアウト1塁で、ロハスの一打がゼンター前へ抜けるかに思えた打球がダブルプレーに取られて、この回の攻撃が2点で終わってしまった。

 しかし、2回にも、先頭の佐藤輝があわやフェンスオーバーかというツーベースを放った時には、この上茶谷から、追加点を取るのは容易に思えていた。
しかし無死2塁も、ただ後続が打って出るだけで、結局無得点。
 上茶谷に立ち直りのチャンスを与えるだけになった。

 この後も、3回に1死1、2塁で大山、ロハスJr.が凡退。
 4回に無死から四球の佐藤輝が盗塁死。
 これは、エンドランで木浪が空振りしたとも言われている。
 こういう拙攻を繰り返して、結局上茶谷を2失点で5回まで持たせてしまった。
 これが、転んだ子を助け起こした内容。

 そうして、それまで牧に一発を喰らいはしたが、ほぼ完璧と言っていい藤浪のピッチングが崩れる。
 あれだけチャンスを逃していれば、自然に流れがベイスターズの方へ傾く。
 それが現れたのがこの5回だ。
 楠本がヒットで出ると、バットの先のあたり損ねが、内野安打となる不運。
 こういうのが流れが相手に言ってしまっているから起こることだ。
 その後森の送りバントを経て、1死2、3塁で上茶谷に代打・オースティンを迎える。
 ここで藤浪が2球連続のワイルドピッチで、2人の走者を返してしまう。
 これで逆転、上茶谷は一転勝ち投手の権利まで得られることになった。
 これが、転んだ子を助け起こして、膝についた泥(黒星)まで、払って、おまけにお小遣い(白星)まで与えてやったってことだ。

 普通なら、この回まで上茶谷は、投げていない。
 タイガース以外の球団なら、3回までに4、5点は取って、上茶谷は、最初の打席で代打を送られていただろう。
 そういう上茶谷を5回まで持たせて、挙句1点差で迎えた5回のピンチ。
 藤浪は、点を与えたくない、そういう強い気持ちが、力みとなり、2球のワイルドピッチにつながったんじゃないか。
 その後は、落ちる球が投げづらくなっている藤浪の心理を読んでいるかのように、ストレートを狙い撃ちされた。
 そうして、満塁から佐野が打った一打が、ラフトとショートの間に落ちるタイムリーとなる。
 これも、藤浪は完全に打ち取った打球、それを中野が追い、ロハスJr.が追う、中野が行き過ぎ、ロハスJr.が取り損なうという、エラーと言っていいプレーでさらに2点を失った。
 
 ここで藤浪は降板となったが、かわいそうな内容だった。
 あんだけ、拙攻を繰り返して、点を取れない味方に、藤浪は、余計に抑えないとという意識が強くなり、力みを呼んだ。
 流れが、相手に行く中、味方の守備にも足を引っ張られ、5回で降板になってしまった。
 その後は、もうベイスターズのやりたい放題。
 代わった加治屋から、ダブルスチールも絡めて、さらに3点を加えて試合を決めた。

 タイガースは、上茶谷を助け起こして、泥を払い、小遣いまで与えたけど、ベイスターズは、藤浪が転ぶと、さらに踏み付けにしたって感じやな。
 まぁ、そういうことができるチームが強くって、そうされるチームが弱いってことなんだが・・・・。

 結局、何度もここで書いているけど、1点を確実に取る、1点をもぎ取る、そういう野球ができないことが、タイガースをここの位置に置いている。
 これだけの投手陣を持っていて、優勝争いに一度も加わらず、CS圏内も危ういそういう状況にしているのは、そういう訓練を怠ってきたってことなんだ。
 胴上げの練習の隙があったら、そういう練習をしておけば、違った結果になっていただろう。
 この秋のキャンプでは、新監督のもと、そういう状況に応じた厳しい練習を行い、来季、同じ過ちを繰り返さないようにしてほしい。
 今は、ひたすらにそれだけを願う。

 ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 23:09 | comments(0) | - |
9−1 対東京ヤクルト 対村上の処方箋
 勝つ時は、大量点、負ける時は、接戦。
 弱いチームの勝ち方で、連敗を止めた。
 それでも、伊藤将は、スワローズ打線を1点に抑えて、完投で9勝目を挙げた。
 新人から2年連続で2桁勝利まで、あと1勝だ。
 頑張れ!

 その伊藤将は、相手の得点源でもある村上を、遊飛、三振、ダブルプレーと、完璧に封じ込めた。
 対スワローズでは、この村上をどう封じるか、それが勝敗を大きく左右する。
 それは、勝負を避けると言う方法も含めて考えるべき問題だが、この日の伊藤将は、前回の反省を含めて、上手く対処した。

 基本、昨日のような得点圏では、無理に勝負することはない。
 この日は、唯一、7回に無死1塁で村上の場面があった。
 ここは、6点差もあり、ランナーを溜めるより、一か八かの勝負に出られる場面であり、最高のゲッツーに仕留めることができた。
 他の2打席は、先頭バッターで迎えており、最初の対戦以外は、得点差もあり、ソロならOKの場面だったので、大胆な攻めができた。

 こうしてみると、村上との対戦では、ソロならOKという状況を作り、ピッチャーが大胆に攻められるシュチュエーションを作らないと抑えるのは難しいということだ。
 そう言う場面以外では、例え1塁が埋まっていても、勝負を避ける道も考えないといけない。
 そう再確認させられる、この2連戦でもあった

 こう言うデータ?、経験?は、蓄積していかさねくてはいけない。
 スワローズの得点源の中心が村上なのだから、その村上に仕事をさせないことが、スワローズ打線を封じる道になる。
 それには、村上と楽に、大胆に、勝負できる状況を作るか、競っていれば、勝負を避ける、そう言うレシピを作っておかなくてはいけない。

 しかし、村上もすごいバッターになったものだ。
 できれば、佐藤輝にも、負けずに競えるバッターになってもらいたいもんだ。
 頑張れ!サトテル
 
 ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 23:09 | comments(0) | - |
6−8 対東京ヤクルト 天王山になるべき試合が、単なる黒星に
 これは、また長期連敗にハマるパターンだな。
 青柳で、連敗を止められず、3連敗。
 広島を3タテしたのを、すっかり吐き出した。
 その間、広島が連勝し、1ゲーム差に迫っている。

 青柳は、例年通り、この8月に勝てない状況に陥り、9月に入ったこの試合も勝ちに繋がらなかった。
 これで、1ヶ月は、勝ち星から遠ざかっている。
 オールスター前に11勝していたのに、オールスター後は、1勝しかしていない。
 これは、援護に恵まれない面もあるが、青柳自身が、崩れてしまっている部分も多々ある。

 打線の援護が見込めないから、自分が抑えなくてはいけない。
 味方が得点すれば、それを守り切らなくてはいけない。
 そう言う意識が、必要以上に強くなる。
 それが、ピッチングの幅を狭めて、逆に相手につけ入れれる。
 もっと、自分本来のピッチングをすることに集中した方がいい。
 多分、前半戦は、そう言うつもりで投げていたはず。

 この試合は、ベンチは講ずる策は、講じていたように見えた。
 ただ、原口の使い方が疑問。
 原口自身の調子が上がっているだけに、もっと前、例えばロハスJr.が代打の場面とかで使う手はなかったか?
 また、左ピッチャーに対して、相変わらずロハスJR.を下げる。
 好調だったロハスJr.が、こう言う使い方で調子が維持できるか?
 右打席の信用が低いのだろうけど、実は、右の方が打ってたりする。

 ただ、やるべき手を打って、負けたこの試合は、完全に力負けだろう。
 肝心なところで守備のミスが出る。
 それも、スワローズとの差、訓練の差が出ただけだ。
 タイガースは、よく健闘したと言える。
 あの程度の練習で、よく検討した。
 あの程度の練習でスワローズとの差を埋めることは、できない。

 まぁ、CSも、広島、読売に追い上げられ、危なくなっている。
 ある意味、早く秋季キャンプに入った方が、来季のためでもあるかもしれない。
 新監督を早く決め、来季へ向けての準備を始める。
 それが、いち早く対策を講ずる最善の道かもね。
 
 ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 23:53 | comments(0) | - |
0−2 対讀賣 讀賣と広島の息を吹き替えさせた3連戦
 この敗戦で、CSが完全に怪しくなってきた。
 今季24度目の零封試合。
 球団ワーストらしい。
 しかし、こんだけ打てないのの3位にいるのは、投手陣がどんだけ踏ん張っているか。
 援護も得られず、黙々と投げる辛さを、野手はどう感じているのか?
 ベンチは、どう思っているのか?

 西純矢は完璧と言っていい投球をしていた。
 6回まで讀賣を1安打に抑えている。
 その西純矢に1点も取ってやれないのだから、可哀想だ。
 相手の赤星は、新人で勝ち星3勝のうち2勝をタイガースから挙げている。
 いわば、タイガースにしか通用しないピッチャー。
 その赤星に、気前よく4勝目をプレゼントするのだから、人がいいにも程がある。

 まぁ、丸が四球で歩くと、すかさず代走の増田大を送る。
 盗塁を警戒させながら、中田翔にストレート系を待たせる。
 原の作戦は見え見えだったはずだ。
 それでも、この日の西純矢のストレートなら、押し込めるそう言う判断であれば救われたのだが、ここでフォークで初球を入った。
 このフォークが、140kmと、ストレート狙いの中田翔にドンピシャっと合ってしまった。
 原の裏を書いたつもりのフォークが、、中途半端に落ちず、ハーフスピードのストレートとなって中田翔に捉えられてしまった。
 この唯一の失点2を取り返してもらうことは叶わず、西純矢は敗戦投手に。

 攻撃陣への支持と言えば、ただ打つだけ。
 選手任せで、ベンチは、打てんなぁ、と首を傾げているだけのよう。
 7回の代打攻勢にしても、木浪に代打は、山本泰。
 西純矢へ陽川で、結局3者凡退。
 本当は、原口、陽川と続けるべきじゃなかったか。
 8回が上位に回ることを考えると、原口を余してしまう。
 8回に坂本に回るからそこで原口と考えていたのかもしれんが、その時は右ピッチャーであれば島田、左が来て初めて原口ということになる。

 そういうタイガースの考えを読み切っている原は、8回に右の鍵谷にスイッチ。
 これも、中野以下の左を想定し、回の頭から高梨というてもあるが、そうなれば代打が原口になる。
 ここは、鍵谷VS島田>高梨VS原口の方が討ち取れる確率が高いと踏んだ原の算段だろう。
 結局鍵谷に島田を打ち取られ、中野、糸原を高梨に抑えられ、無抵抗で終わる。
 せめて、糸原に原口を代打でという策はないのか。
 これでは、おめおめと原の思う通りに事を運ばれ、両手を挙げて降参しているようだ。

 そして、9回。
 2死から3塁強襲安打で出た大山に代走・江越。
 これって、意味あるの?
 ここで同点になるのは、ロハスJr.の一発しかない。
 同点になれば、大山の打力は必要で、延長でまた打席が回る確率が高い。
 そして、あろうことか江越に盗塁をさせる。
 この場面で盗塁することになんの意味がある。
 江越が戻っても、まだ1点足りない。
 ここで危険を冒して、盗塁して、なんのメリットがある?
 これって、サイン?江越の独断?
 サインであれば、ベンチの無能さを表しており、江越の独断なら、そういう野球脳をしているから、レギュラーになれんし、バッティングも向上しないんだということになる。
 全く、意味がわからん采配をする。

 こういう試合をしていると、CSが安泰どころか、その座も危うい。
 気がついたら、讀賣、広島に抜かれてましたって、そうなりかねない。
 ベンチが仕事しなくていけない場面で、仕事しないと。
 
 ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 16:20 | comments(0) | - |
1−7 対讀賣 最後まで諦めない「俺たちの野球」は、どこいった?
 もう、アルカンタラを放置状態にしたな。
 前日の試合で、浜地、湯浅、ケラー、岩崎、岩貞は投げさせているので、リードを許した場面で投げさせるピッチャーは、この日のベンチ入りメンバーで言うと、アルカンタラ、加治屋、島本の3人。
 藤浪が6回を3失点で降板したところで、2点差、なんとかアルカンタラで繋いでという算段。
 そこまでは、わからんじゃない。

 ただ、そのアルカンタラの調子が悪い。
 大城にセンター前、重信に送りバント、坂本にタイムリーと、流れるように点を取られる。
 ポランコに四球で、丸を討ち取るも、中田翔、岡本に連続タイムリーで4失点。
 この間、アルカンタラは放置プレイ。
 
 この日のアルカンタラの調子、また追加点を奪われて3点差に開けば、タイガースの打力から、いくら讀賣の中継ぎ陣が疲弊して頼りないとはいえ、苦しいのはわかっている。
 坂本のところで加治屋というのは考えられなかったか?
 また、次のポランコ、丸と左が続くところで島本の投入は、考えられなかったのか?
 ここで動かず、4点を失い、6点差に広がるまで、アルカンタラを続投させていたのは、ベンチが手を打たなかったということに他ならない。

 確かに7回でアルカンタラにもう一人を使って仕舞えば、残りのイニングを島本、加治屋で考えなくてはいけないのが、どちらかが回を跨ぐことになる。
 または、昨日投げているピッチャーに連投を強いることになる。
 そう言う意味で、アルカンタラが失点した瞬間に、この試合を捨てたように見えた。
 
 確かに、長いペナントレース、全てを勝つわけにいかないのだから、捨てゲームを作ることは必要だ。
 この日の投手事情から言えば、リードされて藤浪が交代した瞬間に、こう言う展開になることは、十分に考えられた。
 それを、讀賣だったらなんとかなると言うような、安易な発想でいたなら、それは、相手を舐めすぎ、隙を見せることになる。
 そんなの、開幕戦で懲りているはずなんだから。

 だが、この試合は、CSを争う直接の相手である讀賣との試合。
 しかも、このところ連勝で、復活が告げられている藤浪の先発試合。
 相手は、不安定なメルセデス。
 去年までは苦手だったが、今年はよく攻略している。
 当然、勝てる試合と踏んでいたはず。

 藤浪の立ち上がりは完璧だった。
 讀賣も簡単に攻略できないと、堅実な攻撃を見せていた。
 その藤浪を見て、メルセデスが近本に同点ホームランを喰らうと、まだ4回で1失点なのに、交代を告げ、継投に入った。
 これは、藤浪からの得点が厳しく、ここで逆転でもされれば、勝ち目がない、そう踏んだ原の采配だったか。

 その藤浪が、味方のエラー(近本の目測違い)や、自らの暴投などでさらに2点を失い、1−3となっていた。
 この試合を、逆転して勝つには、これ以上の失点は避けなくてはならない。
 その状況で、アルカンタラを放置したのは、試合を捨てたとしか取れない。
 昨日投げたピッチャー全てを休ませるのではなく、状況によっては、岩貞や浜地もつぎ込む、そう言う気概をしますべきじゃなかったか。
 逆転すれば、当然湯浅、ケラー、岩崎もつぎ込まなくてはいけないのだから。
 もう、残り試合は20を切っている。
 総力戦で勝ちにいく時期にはきている。

 この時点で、戦力を余して、捨てゲームを作るってどうなの?
 最後まで諦めないのが「俺たちの野球」じゃなかったか?
 それを、先にベンチが捨ててしまっていいのか?
 投げさせて、少しでも悪ければ、代えて、次善の策を打つ。
 それが、今ベンチがやることじゃないのか?
 こう言うことをしていると、CSもひっくり返されて、危うくなるぞ。
 
 ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 23:30 | comments(0) | - |
2−2 対讀賣 勝ちきれなかったのには、理由がある 
 本当なら、9回で2ー0で勝ち切っていなくてはいけない試合。
 それを土壇場の9回に、クローザーのケラーを出して、同点に追いつかれた。
 それは、ケラーの調子の問題か?
 決してそう言うことではない。
 
 確かに、ケラーは、先頭の中田翔にレフト前に運ばれ、多少の動揺はあった。
 外人ピッチャーは、ランナーを背負うのを嫌がる。
 特に、こう言うせった場面のクロージングを任されて、マウンドに上がった先頭に打たれるのは気持ちがいい物じゃない。
 ケラーも抑えを任されてから初めての経験じゃなかったか。
 先の広島戦で、セーブを挙げた場面では、先頭をキッチリ打ち取っていた。

 それでも、次の岡本を、強かったとは言え、サードゴロに打ち取ったかに思えた当たりを、この回からサードに入れた山本泰が足にボールを当てって弾いてしまった。(記録はヒット)
 ここで、上手くすればゲッツーのはずが、無死1、3塁にされてしまった。
 これが、追いつかれた要因の一つ目。
 
 いくら強烈だったとはいえ、これはサードの見せ場。
 守備固めで起用されているのなら、これはキッチリと、最低一つはアウトにしないと。
 記録はヒットでも、内容はエラーだと思っている。
 タイガースのキャンプのノックなど、こう言う当たり打っているのは全く見えない。
 左右に振るノックは見るが、残後に難しい当たりを打つ、そう言うノックの練習も当然必要なはずだ。
 そう言う練習不足がこう言う場面で出る。

 その後、ケラーは、次の若林に犠飛で1点を取られるも、ワンアウトをとった。
 本来これで落ち着くはずであったが、次の吉川にウチにストレートを投じ、センターへ弾き返された。
 ここで、インコースに強い吉川に、変化球でなく、ストレートで攻めた配給に問題がある。
 ランナーが1塁で、盗塁も警戒しなくてはならないところ、吉川はストレート系に絞っている。
 その吉川におあつらえむきのストレートを投じてしまった。
 ケラーのストレートが走っているとの感触が、梅野にあったのだろう。
 それでも、それまでの中田翔、岡本とストレートを打ってきている。
 ストレートに張られている気配を読み込むべきだった。
 これが追いつかれた要因の2つ目。

 それでも、1死1、3塁のピンチに大城のサードゴロを、今度は山本泰が本塁へバックホームでアウトにした。
 これは、山本泰の判断と梅野のタッチが上手かった。
 これで2アウトで、あとは代打の中島を打ち取りさえすれば、2−1で逃げ切れる、そう言う場面を作った。
 その代打の中島への攻め方、配給が追いつかれた要因の三つ目だ。

 この場面、中島にはどうしても打たしてはいけない。
 その中島に、初球内角高めのストレートを要求。
 これが少し甘くなったところを、レフト前へ運ばれ、同店の一打を喫した。
 この内角高めへの配給が解せない。
 確かにケラーの球威を考えて、キッチリそこへ投げ込めれば、ポップフライに打ち取れるかもしれない。
 だが、少しでも甘くなれば、打ち返される危険性が伴う。
 まして、この日の讀賣打線は、ケラーのストレートに合わしてきているのは、それまでの経過から明白。
 加えて、要求されたところへキッチリ投げ込むコントロールがケラーにあるかという問題。
 それを考えると、初球は低めへ落ちる球で様子を見にいくのが筋じゃなかったか。
 その内角高めの配給は、追い込んでから相手が、ウチか外か迷っているような場面でこそ有効。
 そうであれば、多少甘くなても打ちそんじてくれる。

 この配給は、讀賣の狙いとケラーのストレートを過信した梅野のミスと言っていいんじゃないかと思う。
 この辺が、力量的にはレギュラーキャッチャーとして、中心で起用されるべき梅野が、坂本との併用になっている大きな原因じゃないじょかな。
 矢野も、こう言う梅野のリードを見て、全幅の信頼を置くと言うわけにも行かない、そう思っているのだろう。
 こう言うリードで、これまでも何度も痛い目に遭っている。
 スワローズ戦の村上、ベイスターズ戦の桑原に喰らった痛い一発も、同じような配給からだ。
 過去の失敗に学んでいれば、この日の配給も変わっていたかもしれない。
 まぁ、それでも、それを押して行けるだけの球威がケラーにあると判断したのかもしれないが、そうだとすれば、それは間違いだ。
 相手もプロのバッターだ。
 ストレートに絞っていれば、甘くなれば、弾き返される、そう言うことを学ばないといけない。

 この試合は、負けなかったことと、青柳と最多勝を争っている戸郷に勝ち星を献上しなかったこと、それだけが成果であったが、梅野がこれから学んで、生かしてくれないと、この引き分けが生きてこない。
 
 ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 23:49 | comments(0) | - |
8x−0 対広島 才木が見せる、来季の光明
 才木が6回を零封。
雨のおかげで、6回途中でコールドゲームとなった為、6回表を完了し、その裏の打席で代打を送られたが、才木が完封・完投勝利と記録されることになった。
 まぁ、完封・完投は雨に助けられた形だが、6回表までの才木のピッチングは、それに値するものでもあった。

 ストレートの威力、フォークの落ち、ストライクゾーンに投げ込む度胸、全てにおいて、カープの打線を上回り、力で抑え込んでいた。
 この才木は、TJ手術明けのため、大事に使われてきている。
 それでも中10日を守って起用される試合全てにおいて、クオリティスタートを記録しており、そのピッチングの津から強さを見せている。
 TJ手術から3年で完治した選手は、TJ手術前よりより強固になり、球に力が出てくると言う。
 そうでれば、来季の才木が楽しみでしかない。

 今のピッチングが、もう一段上がり、ローテで回るようになれば、それはタイガース投手陣の中心になっていくだろう。
 藤浪が復活し、西純矢が順調な成長を見せ、森木が無限の可能性を見せた。
 これに、才木が加わる。
 安定の、青柳、伊藤将という左右のローテピッチャーに、来季の去就は定かでないが西勇輝がいる。
 外人当初のガンケルも継続して、来季も先発ピッチャー入りするだろう、(ウィルカーソンは微妙)
 下では、及川が先発の調整をし始めている。
 それ桐敷、村上と上を狙う若手もいる。
 遥人、秋山がいなくてこの状態だ。
 もう、来季のローテは盤石と言っていい。

 中継ぎ抑えも、浜地、湯浅、ケラーの方程式に、岩崎、岩貞、島本の左3枚。
 右いで、加治屋、小林、これに来季が微妙であるがアルカンタラ、これに若手の岡留、小川までいる。
 加えて、変則枠で、渡邊雄大、岩田という左2枚までいるんだから、間違いなく12球団1のスタッフだろう。
 もう、馬場、斉藤、小野、望月あたりは、立場が危うくなってくる。
 下手すれば、現役ドラフトの候補になりかねない。

 それほど充実するピッチングスタフの頂点に、才木が君臨する日が来るかもしれない。
 そう感じさせるほどのピッチング。
 現在のエース青柳、復活の藤浪、それに才木が加わるエースの座の争奪戦。
 それを来季見てみたい。
 来年のことを言うと鬼が笑うかもしれないが、それができれば、間違いなく来季タイガースは優勝を争う。
 打線が奮起すれば、ぶっちぎることも可能と思えるピッチングスタッフだ。
 
 まずは、3位以内を確保し、CSでこのピッチングスタッフに物を言わせ、下剋上を成し遂げること。
 それが、今年残り少なくなった、タイガースができる目標となる。
 それには、次の讀賣戦もしっかり勝ち抜きたい。
 戸郷に勝たせては、青柳に申し訳ない。
 去年も久里と最多勝を分け合ったのは、打線の援護が足りず、青柳を勝たすことができない試合があったから。
 今年は、戸郷に勝たすわけには行かない。
 しっかり、西を援護して、それが青柳の最多勝へのアシストになることを頭に入れたい。
 
 ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 23:36 | comments(0) | - |
6−5 対広島 やっと、普通に広島に勝てるようになってきた
 一時は、菊池に逆転スリーランを喰らって、また、カープにやれるのかというような試合展開に見えた。
 それを、すぐ追いついて、ロハスjr.の犠飛で挙げた決勝点を勝利の方程式で守り切った。
 こういう勝ち方がタイガース本来の勝ち方。
 それが、広島戦でやっとできたってことだ。

 本来、伊藤将が投げてて、4対1になった状況で、そのまま勝ちにつなげなくてはいけない。
 それが、瞬く間に逆転されるのだから、広島との相性は、怖い。

 ピッチャーで、森下、床田、大瀬良と苦手が揃い、打者で、野間、松山、菊池、西川、上本、挙句マクブルームと、一方的カモられる選手が多い。
 これだけ、苦手を野放しにしていては、これまでの対戦成績も合点が行く。(同じ相手に何度もやられるのが、タイガースの特徴でもあるんだけど・・・)
 今は、コロナや故障で、苦手選手が揃っておらず、ピッチャーも森下しか投げてこない、この3連戦は、借りを返すのには絶好の場面だった。

 前の森下との試合を勝つことができたので、少しは広島に対する意識が薄れたかもしれない。
 広島もメンツ的に万全ではないので苦しい。
 本来は、菊池の逆転スリーランで一気にと言うところであったが、九里に代えた中継ぎがピリッとせず、タイガースに追いつかれ、再度逆転された。
 今の広島には、開幕当初の勢いはない。
 (それも、タイガースがつけちゃったんだけど・・・)

 まぁ、そう言う広島の不調に乗じて、連勝できたのだから、ここは3ついただいて、前半食らった3タテのお返しをしておきたい。
 まぁ、それには、絶好の場面でもある。
 才木がいいピッチングをしてくれることを願っている。
 野手もしっかり、援護せいよ!

 ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 23:04 | comments(0) | - |
1−0 対広島 青柳のエースの意地を見た
 久々に苦手の森下が登板した広島戦。
 対するタイガースのピッチャーは、エース青柳。
 この試合、味方の援護は、ほとんど見込めない。
 その中、青柳がタイガースを勝たせるには、相手を0に抑えなくてはならない。
 そういう覚悟の望んだ試合だと思う。

 青柳は、毎年夏場に勝てなくなる時期が来る。
 8月は、2日の読売戦に勝利したきり、その後の3試合の先発で、2敗しており、毎年のパターンにハマりつつある。
 毎年そうなんだが、青柳自身の調子も落ちることもあるんだろうが、味方の援護に恵まれず、好投しても勝ちがつかない、そんな試合も多くある。
 
 今年も、オールスターを挟んで、青柳の登板日が金曜から火曜に変更された。
 この変更で今永と2試合、今日の森下と、相手のエースと投げ合うことになる。
 これが援護に恵まれない理由でもあるんだが、逆に青柳が点を与えられないと、慎重になりすぎ自分のピッチングをできずに失点する場面も見られる。
 そんな、中での森下との投げ合い。
 青柳は、どんな覚悟で望んだのだろう。

 今日の森下の調子も良く、タイガースは簡単に点が取れないのは、見てわかる。
 自も絶対に点をやれない。
 そう考え、この前の試合までは、慎重に、慎重にと縮こまったピッチングになっていた。
 この試合は、いい意味で開き直っており、試合前に言っていたように「打たれれば、調子のいいピッチャーにローテを代わって、自分は下に落ちるだけ。」そういう思い出、攻めていくピッチングを見せた。
 
 元来変則の割に球威があるタイプだけに、力で押すピッチングをやろうと思えばできる。
 その青柳がコントロールを得て、力任せでなく、打者を討ち取る術を覚えて、ここまできた。
 ただ、ここへきて、ある意味の原点回帰をしたのは、エースという立場から、ここで負けるわけにいけないという強い思いじゃなかったか。
 チームが、Aクラスを争っている、そういう現状で、広島との直接対戦。
 相手は、森下、負けるわけには行かない。
 ここで踏ん張るのがエースの役目、そういう意地を見せたピッチングだった。

 それにしても、そういう青柳に勝ちをつけてやれない、見殺し打線。
 先の新人・森木の好投も見殺し、この日の青柳も見殺し。
 まぁ、この試合は最終的の大山の一発で勝利はできたが、最多勝を争う青柳に、7回まで零封していたのに、勝ちをつけてやれなかった。
 反省するしかない。
 前から言っているように、青柳が投げている間に、1点をもぎ取るような攻撃ができていたか?
 1死1、3塁で、得点できなかった原因は、どこなのか。
 突き詰めて、反省してほしい。

 ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 23:29 | comments(0) | - |
1−4 対中日 味方からプロの厳しさを教わってしまった森木君
 プロ入り初先発で、勝てる程この世界は甘くない。
 藤浪先輩もそうだった。
 いくら好投しても援護に恵まれず勝てないことがあるのがこの世界。 
 西勇輝先輩や青柳先輩は、何度泣かされてきたことか。
 それを身をもって知らしめたのが、タイガース打線だ。

 フラフラの柳に、まるで当て付けのように点を取らない攻撃を繰り返して、森木を見殺しにした。
 5回を1安打だ。
 見事なピッチングと言っていい。
 森木は、タイガースという、点が取ることを苦手とするチームに入ったことを後悔することだろう。
 ただ、そこに負けず投げ続ける精神力を持ってほしい。
 素材は一流だ。
 頑張って投げていれば、青柳のように勝てる時がきっとくる、そう信じて欲しい。

 しかし、かわいそうなことをしてしまった。
 これも、こういう僅差の試合で、1点をもぎ取るような野球をしてこなかったせいだろう。
 これについては、何度ここに書いたかしれない。
 どんないいバッターでも、打って3割、7割は失敗する。
 まして、タイガースの打者は、よくって2割5分っていうところだ。
 そうそうヒットが続くわけがない。
 なら、どうやって点を取るかだ。

 ただ、打つだけだから、いつまで経っても得点力が上がらない。
 村上のような選手が出てくるのを待つしかない、それが今のタイガース。
 そんなことは、4年も監督やっているんだから、矢野監督もわかっているはず。
 じゃぁ、今日のような試合で、同攻撃していくか?
 同点を取るのか、キャンプの時から意識して練習しておかないといけない部分。
 今季、優勝しようと思っていたなら、そこを克服しておかなきゃいけない、1番大事な部分。
 胴上げの練習なんて差し置いて、そこをやらなくてはならない。

 例えば、今日の9回。
 原口の犠牲フライで1点を返して、1死1、3塁で中野だ。
 ここで一発同点ホームラン、長打で1点差なんて考えて大振りして、ショートフライに倒れる。
 何を中野に要求するのか。
 ここは、アウトにならないこと。
 それが一番中野に求められること。
 例えば、ここでセーフティを仕掛けるという発想が欲しい。
 外人投手のマルチネスだけに、セーフティが決まる確率は高い。
 尚、1点を返して、1死1、2塁のチャンスは続く。
 そういう発想を選手個人がするのか、ベンチが指示するのか、そういう問題意識がないから、ただ打って出るだけになってしまう。

 そういう準備ができていないから、何度も完封負けを食らっても、同じようにまた負ける。
 相手のバッターにも、同じバッターに同じように何度も打たれる。
 ドラゴンズ戦の失点は、そのほとんどが岡林、土田がらみであることを自覚しているのか?
 何度も同じようにやられて失点している。
 その自覚がないから対策もできない。
 こんな準備不足のチームが、胴上げの準備だけは、ちゃんと練習している。
 おかしな話だ。

 今年の失敗を全て書き出して、秋季キャンプ、来年の春季シャンプに行かせるよう記録しておけ。
 その対策を全て取れたという自信がなければ、胴上げの練習なんかすべきじゃない。
 例え、その全てができて、完全に優勝できる自信があっても、勝つ前に自ら兜の緒を解くような真似をしちゃいけない。
 新人を見殺しにしてしまうような、情けないチームになって欲しくはない。
 今一度、兜の緒を締めよ!
 
 ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 17:48 | comments(0) | - |
5−1 対中日 藤浪の完全復調を裏付ける好投で2勝目
 だいたい、この時点で2勝目というのが不思議なことであると思える藤浪の好投。
 もう、大丈夫だろう。
 この間の西純矢とこの藤浪、間違いなくCSに出られれば、中心となって回ってくれるだろう。

 今日は、苦手左腕の小笠原に対して、立ち上がりに3点を先取。
 これを守り切って、対左腕の連敗も10で止まった。
 ただ、これを持ってタイガースには左を投げさせるっていうパターンに変更はないだろう。

 今日は1回から中野の内野安打、近本のヒットと続き、ロハスJr.がタイムリーで、1点を難なく先取した。
 これも、好調ロハスJr.をスタメン3番に起用していたことが功を奏した。
 しかし、何故このロハスJr.を対左になるとスタメンから外していたんだろうか。
 ロハスJr.の右打席に対する、ベンチの評価が、相当低いのだろう。
 今やその右打席の方が打率が高いのだが、それに今更気づいたとすれば、遅すぐないか?

 ロハスJr.の活躍で、広島戦を勝ち越した後、次の横浜が左を3枚ぶつけてくることから、ロハスJr.を外した。
 この横浜戦で3タテを喰らい、次の中日戦の初戦の大野にやられて、やっと次の試合からロハスJr.を使い始めた。
 その後、結果を出して、タイガースの得点に大きく貢献していたロハスJr.を何故か、先の横浜戦では、再び外した。
 結局ロハスJr.を外した2試合で完封負けし、起用した最後の試合を勝利した。
 今のタイガースの得点力ににロハスJr.のバットが不可欠であることに気づくのが遅すぎるだろ。

 こういう起用法を含めてベンチの工夫が足りないんじゃないのか。
 それは、ベンチの仕事を放棄している、怠慢だと何度も書いている。
 この試合も、陽川をどうしても使いたいのか、大山ライトで陽川をファーストで起用していた。
 だが、それで好調の島田をスタメンから外している。
 左の小笠原ということを考えて、陽川>島田という半田なんだろうが、その判断は間違っているように思う。
 守りを考え、相手に付け入る隙を与えないという意味では、島田をライトに入れて、ファーストに大山の方が締まる。

 今日は、初回にロハスJr.のタイムリー、大山と山本泰のラッキーなタイムリーで3点取れて、これを藤浪が好投で守って、勝つことができたが、昨日のように相手のピッチャーを攻略できないで、貧打戦に陥った時に、その守りが破綻することがあることを知るべきだ。
 明日は、新人の森木の初登板だ。
 打って援護してやることは勿論、守りで足を引っ張ることだけは避けなくてはいけない。
 一度、タイガースは、どういう野球で買っていくのか、ベンチが再確認した方がいい。
 
 ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 19:44 | comments(0) | - |
2−5 対中日 渡るセ間は、鬼ばかり
 これだけ左に負け続ければ、相手は、さらに左投手を当ててくる。
 結果、左投手に10連敗。
 まぁ、体質的に苦手を作るのが、得意なチームだけに、戦う相手は鬼(苦手)ばかりになるわな。

 その左投手の中でも、最も上位に位置する大野が先発だけに、最初から苦しい戦いであるのは覚悟できていた。
 大野を相手に大量点は望めない、1、2点取って、それを守れるかどうかが勝負の分かれ道だ。
 その大野を相手に、先発の西は、1、2回に1点ずつを先取される。

 まぁ、その2点も、タイガースが苦手な岡林、土田がらみの得点。
 初回は、岡林の2ベースから、阿部の犠飛で得点。
 2回は、土田の内野安打から、岡林にタイムリーという、この2人にやりたいようにやられた結果。
 岡林、土田に、これまで散々やられてきているのに、なんの対策もないのか?
 何故、毎回同じようにやられるのか?
 この2人は、タイガース戦がボーナスステージのように稼ぎまくっている。
 大野相手の試合で、こういう無対策で自由にやりたいようにやらせていては、勝てるわけがない。

 もう先発の西は、大野相手に2点を薄なった時点で気持ちが切れているのが見える。
 「どうせ、うちの打線は大野から、3点も取れんのだから、自分の負け投手は決定だな。」そう読んでしまったような表情が見て取れる。
 それゆえ、3回には、本来抑えてきたバッターである、阿部、ビシエド、平田に連打を喰らって、3失点目となった。
 4回のピッチングに入る前、爪が割れたとかで、降板してしまったが、西にしたら、これ幸いだったろう。
 もう、先が見えた試合で、これ以上投げるのは無駄に思えたのかもしれない。
 まぁ、無理もない。

 あれだけ好調だったロハスJr.を相手が左だと使わないという謎采配を見せてきたが、やっと左の大野にロハスJr.をスタメンで起用した。
 まぁ、左バッターによく打たれる大野だけに、あえて左打席にロハスJr.を立たせてみるのかと思ったが、それも違った。
 ロハスJr.と大山、佐藤輝に加えて、大野に相性がいい陽川を使いたいという発想から、大山をライト、陽川ファーストという布陣を敷いた。
 これは、大山もいい迷惑だろう。
 本来サードからファーストへ、その後レフトで起用されたかと思うと今度はライトだ。
 大山の守備練習は、人の4倍やらんといかん。

 えっ、そんな練習はしてないって?
 そりゃ、守備を舐めすぎている。
 この試合、さして調子が良くなかった大野をもりたてなのは、中日の守備だ。
 元々打てない中日は、投手陣を全面に押し立て、しっかり守ることを練習している。
 タイガースも中日と同じような打てないチームだけど、守備は二の次で、打つことを優先している。
 じゃぁ、打つためにどうするか。
 
 打つということは、イコール得点を挙げるっていうことだ。
 なんとか、1点を搾り取る、そういう訓練が必要。
 ただ、打てるようにって、バッティングピッチャーが投げる、打ってくれという球を、いくら打っても、どんなにいいバッターに成長しても、3割打てれば上等だ。
 そんなバッターでも、大野クラスには、なかなかヒットを連ねられない。
 じゃぁ、どうやって点をとりかってことを突き詰めないと、いつまで経っても、左ピッチャーに抑えられるし、得点力は上がらない。

 そんなチームが、点を取ろうと守備を無視して、大野が左だから、右打者を並べて、はい対策しましたってことはないだろう。
 それが、逆に守備の破綻から失点を招き、相手のペースに持ち込まれてしまう。
 もういい加減に、根本的な問題があることを気づかないと。

 守備をしっかり演習する。
 一つのポジションを満足に守れない選手に、他のポジションが守れるはずがない。
 そういうレベルに近づくくらいの守備練習をしてきたのか?
 1点を搾り取るために、どういう攻撃をしたら良いのか?
 相手が嫌がることをやる、そういう練習を重ねてきたのか。
 そこを是正できないで、胴上げの練習なんてしてっちゃ、恥ずかしいだけだ。
 
 こんなチームは、CSに出る資格もないだろう。
 もっと、地に足をつけた野球をやれるよう練習をし直さないといけない。
 付け焼き刃で佐藤輝にセカンドなんか守らせるんじゃないよ。
 下手に故障でもしたらどうするんだ。

 ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 23:47 | comments(0) | - |
5−0 対横浜DeNA 西純矢が見せた成長は、来季の灯
 またも、西純矢がチームの連敗を止めた。
 好調なベイスターズを6回まで零封。
 安定感抜群の見事なピッチングだった。

 これで、前回の勝利に続いて、1軍ローテ復帰後、連勝で5勝目を挙げた。
 今季の前半にローテ入りしたが、最初こそ良かったんだが、そのうちに、高めに浮くカウント球を長打されることが目立ち、ローテを離れ、2軍再調整となった。
 元来パワー型のピッチャーであるため、疲れが出たりすると抑えが効かなくなり、球が上ずる傾向にある。
 また、変化球の精度が落ちると、甘く入って狙い打たれる。
 そういう欠点が明らかになった形だった。

 それが、この2試合は、見事に解消している。
 ストレートの抑えも効いて、外角低めに見事にコントロールされており、変化球の精度も高まり、失投がなくなっている。
 まるで、スピードがある秋山のようなピッチングができている。
 これが続けれれれば、来季は間違いなく2桁勝てる。

 佐々木朗希、奥川、宮城、同僚の及川、打者では、紅林、長岡、岡林、ベイの森、同僚の井上と同い年のライバルがひしめく世代だ。
 ここの誰とも負けたくないという意識をヒシヒシと感じる。
 以前、森に打たれたのをキッカケに崩れたこともあった。
 それは、そういう意識が強いことの現れかもしれない。

 そういう場面で冷静に立て直すことができるか、それがこれからの課題かもしれないが、この試合の立ち上がりで、佐藤輝のエラー?、自らのミス?(どちらも記録はヒットだが)で、迎えたピンチも、動揺せず切り抜けただけに、成長が伺える。

 西純矢は、頑丈そうなのもいい。
 それでも、高卒3年目だけに、過度の無理は避けて欲しい。
 今季のこれから2、3勝上積みしれ終えられれば、来季はローテの中心を担えるようになる可能性が高い。
 来季の楽しみ、灯りである。

 後は、次の中日戦でデビューする、森木がどんなピッチングをするか見ものだ。
 藤浪、才木、西純矢、森木と右の本格派が揃えば、心強い。
 そういえば、望月は、どうなってるんだ?
 
 ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 23:22 | comments(0) | - |
0−4 対横浜DeNA ベイスターズ躍進を見習わないと
 この間のハマスタと同じ展開やね。
 また、3タテ喰らうんと違うか?
 それほど、勢い、いや、野球の質に差がついてしまった。

 昨年最下位に沈んだベイスターズは、戦力的には十分優勝を争えるだけのものがあると、毎年優勝候補に挙げられていた。
 ただ、野球が打つだけ、主力の打力に頼って、運任せ的な面があり、打力の割に得点力が少ないという野球下手のチームだった。
 
 そのベイスターズが変わってきた。
 典型は、7回の得点。
 ソトの四球を柴田で送って、次の伊藤光を敬遠されると、ピッチャーの濱口のところで、代打・関根。
 この関根がセーフティを決め、満塁で桑原に回して、これがグランドスラムという最高の結果を生んだ。
 
 あそこで、代打に関根を進言したのは、石井豚郎いや、琢朗コーチか。
 この石井コーチが入って、ベイスターズが変わってきた。
 きっと、キャンプの時から、いろいろしつこく行って聞かせてきたんだろう。
 シーズン当初はまだまだだったが、ここへ来て、芽が出てきている。
 それが、ベイスターズが躍進してきた大きな要因じゃないかと思っている。

 翻ってタイガースはどうだ。
 あの場面、伊藤光を敬遠したのは、濱口に代打を出せせて、代えてしまおうという意図は、ある程度理解できる。
 ただ、その代打が関根であったことを見て、何かあるとはおもわなかったか?
 
 決めに行くなら、先日伊藤将から一発を放っている嶺井もいるし、蝦名もいる。
 左の伊藤将に対して、あえて左の関根を出したところで、何かあると思わなければいけない。
 まさか、今までのベイスターズは、ただ打ってくるだけだと、勝手な判断をしていれば、それが大きな油断。

 また、満塁での桑原への配給。
 桑原と伊藤将の相性で、大丈夫とたかを括っていたのか?
 このところ、終盤に一発を喰らっている典型的な配球をくりかえした。
 ウチに簡単にストライクを取りに行き、これを狙いすまして放り込まれる。
 何度も見てきたリプレイだ。
  
 ここは、絶対に打たせてはいけない場面。
 慎重な攻めと配球が必要となる。
 内角は、ボール球で打者が腰を引くくらいに投げないといけない。 
 そういう慎重さが、相性にかき消された結果じゃなかったか。

 いずれも、タイガースの準備不足。
 そういう場面での対応方法を訓練していないから、やられる。
 よく、キャンプで、1年で1回あるかないかの時のための練習をするという。
 そういう練習をしっかりやってきた、やらしてきたのがベイスターズで、その練習を疎かににして、胴上げの練習なんてしていたのがタイガースということだ。
 その結果が今出ている、そういうことなんだ。

 タイガースにも、石井コーチのような人材が欲しい。
 次期監督がどうこうよりも、ベイスターズを見習って、そういう指導がしっかりできる人物を招聘した方がいい。
 過去のしがらみを排除して、そのために必要な人物には、頭を下げて来てもらおう。
 ベイスターズがしたように。
 
 ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 23:16 | comments(0) | - |
0−4 対横浜DeNA CSのためにも、このままじゃいけない
 確かに、目標のあるチームと見失ってしまったチームの差が出た試合のように見える。
 前回の対戦で、主力をコロナで欠いたタイガースが3タテを喫して、ベイスターズにスワローズ追撃の権利を譲ってしまった。
 あれから、勢いを得たベイスターズは、首位スワローズに4ゲーム差まで迫っている。
 負け数は、1つしか違わないから、これからの戦いいかんで、奇跡が起こる可能性もないじゃない。
 ひとまず、目標は、負け数をスワローズより少なくして戦いたいところだ。

 そのベイスターズに3タテを喰らってから、8連敗を喫したタイガースは、首位戦線からは完全に交代。
 残りは、なんとかAクラスに入って、CSから勝ち抜いて、日本シリーズへ進出すことだ。
 寅吉的には、CSのあり方に反対(6チームで3チームがプレーオフって、おかしいよね。)だから、なんとも言えないが、タイガースに残された、道はそれしかない。
 
 まぁ、CSって、ペナントの優勝チームが、その試合を自分のホームで開催できるという興行的メリットだけで、2、3位のチームがなんの失うものもなく、とって代われるチャンスが得られるっていうかなり不公平な代物。
 本来、2、3位のチームは、ペナントレースの敗者であるはず。
 それが、泣きの1回で再度チャンスをもらうなら、それに応える優勝チームにもメリットがなければいけない。
 例えば、ドラフトの指名権を場に出す。
 2、3位の戦いでは、ドラフトの2位の指名権を3位のチームが場に出して、2位のチームと試合を申し込む。
 勝てば、ファイナルステージへ、3位のチームが負ければ、ドラフトの3位の指名権を2位のチームに取られる。
 勝った2位のチームは、来たるドラフトで3位指名を2人できるということになる。
 ファイナルステージは、勝ち上がったチームがドラフトの2位指名の権利をかけて、優勝チームと試合をする。
 勝ちあがったチームが勝てば、日本シリーズへ行けるが、負ければドラフト2位指名の権利を失う。
 優勝チームが勝てば、2位指名を2回できる。加えて日本シリーズへ出場する。負ければ、優勝チームでありながら、日本シリーズに出場はできない。
 
 そういうシステムにでもしなくては、折角優勝したのにCSで負けば、日本シリーズにいけない、下位のチームは、ペナントで負けながらノーリスクで、ワンモアチャンスの短期決戦の機会を与えられる。
 これでは、下位のチームには失うものが何もないだけで、勝てればラッキーとノンプレッシャーになってしまう。
 やはり、チャレンジするにはそれなりのリスクを背負わせなくては行かんだろう。

 話は、それたが、今のタイガースは、なんとか3位に入って、CSに滑り込まなくてはいけない。
 その場合、ファーストステージは、ベイスターズになる可能性が大だ。
 元々相性が良かったチームであるが、今シーズンはベイスターズのサウスポー攻勢にやられている。
 多分、CSになれば、今永・濱口から石田という先発で戦うだろう。
 その今永にここ2試合いいようにやられているのが問題だ。
 初戦の今永に勝つことが、ファイナル進出の鍵になる。

 対抗するタイガースは、この試合のように青柳でいくことにのだろうか?
 青柳は、ベイスターズによく撃たれている。
 まず、神里という苦手がいる。
 佐野、桑原にも良くやられる。
 故に、青柳は、ファイナルの初戦に考え、西か伊藤将で対抗しないといけない。
 西・伊藤将司・才木のようなローテで戦うんじゃないだろうか。
 青柳のベイスターズ対策は、来年を待った方がいい。
 研究熱心で、努力家の青柳だけに、来季はなんらかの対策を持って、ベイスターズとの相性を克服するんじゃないだろうか。(今年、村上を抑えているように。)

 そのためにも、この3連戦を前回のようにしてはいけない。
 青柳が倒れた初戦だが、2戦目は伊藤将がいかに踏ん張るか?
 相手の濱口に気持ちよく投球させてはいけない。
 しつこく、しつこく、タイガースらしくなく、攻めないと。

 この試合で、ロハスJr.を引っ込めて、原口を使うというスタメンを敷いたが、ロハスJr.が折角いい感じで来ているんだから、外す理由はないでしょ。
 代打として、ロハスJr.を考えているなら、逆に原口を代打で残しておいた方が、戦い方としては幅が出るというものじゃないか。
 セカンドは、木浪だったが、今永との相性の問題か?
 糸原、山本、木浪の中での選択だと思うが、この試合のバッティングを見ると、木浪が確かに会っているようには見えた。
 そこで、濱口に対しては誰を持ってくるのか。
 右左にこだわるより、やはり誰のバッティングが一番あうか考えた上の起用をお願いしたい。
 濱口に少しでもタイガースは嫌だな、と思わせないといかん。
 
 ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 22:52 | comments(0) | - |
6−1 対讀賣 さぁ、ベイスターズにリベンジへ!
 讀賣に計画通り3タテ。
 まぁ、試合は、2回でシューメーカーをKOできるところ、中野の雑なバッティングで、5回途中まで持たせてしまったのは反省しなくてはいけない点。

 あの場面、1死2、3塁、内野ゴロでも外野フライでも1点の場面。
 何度も書いているから嫌になるが、三振だけはしてはいけない。
 それを、大振り、まるで自分が長打で決めるんだとでもいうようなバッティングで、三振に倒れた。
 ベンチの指示も皆無。
 あそこは外人ピッチャーだけに、昨日のようなセーフティスクイズなんかが相手に効く。
 中野もそういう発想しないといけない。

 あの場面でセーフティスクイズをやられると、タイガースはそういう点の取り方をしてくると、次から内野が前進気味に守らざる得ない。
 中野のヒットゾーンが広がる。
 そういう、今後の為を含めて、そういう小技で1点をもぎ取る、そういう野球をしてもらいたいところだった。

 あの回、0点に終わったことが、靴屋さんを立ち直らせて、5回まで持たせてしまった。
 本当は2回でKO、最初の打席で代打を送られるくらいに追い込んでおかないと。
 結局それが、7回に岩貞が、ホームランで同点という場面を招くことになる。
 あの攻撃が相手に流れを渡してしまう、そういうことが往々にしてあるってことだ。
 讀賣の調子が良くなかったら、吉川が簡単に倒れたが、あそこで一打出てれば、この試合の行方はわからなかった。

 まぁ、それでも大山が4安打で復活の兆しを見せ、読売を3タテして、4連勝。
 CSへの進出権をかけた戦いに、少し前進を見せた。
 次は、前回3タテ喰らって、スワローズへの挑戦権を奪われたベイスターズと中日と、前回3テテを喰らった2球団との試合。
 ここは、しっかりリベンジしてもらわないと。
 対戦成績もあるが、ここで負け越せば、CSもおぼつかなくなる。
 そろそろ、近本も戻ってくる。
 前回のリベンジする要素は揃ってきた。
 まずは、ベイスターズとの試合を全力で取りに行かないといけない。

 ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 18:41 | comments(0) | - |
5−1 対讀賣 やっと、やっと、やっと藤浪に勝ちをつけられた!
 開幕から114試合目。
 開幕戦で失った勝ち星は、やっと藤浪の手に戻ってきた。
 それにしても長すぎだなぁ。

 やはり、藤浪で勝って、藤浪がローテの中心で回らんと、タイガースの優勝はないと思う。
 前回の中日戦と今回の讀賣戦を見るに、藤浪のスケールを感じられる。
 やはり、無双できるピッチャーは、藤浪なんだとさせられた。

 本当は、開幕戦で藤浪に勝ちをつけられていれば、こんな展開にはなっていない。
 開幕戦といい、後半戦の最初の広島戦といい、勝ち投手の権利を持ちながら、継投した投手が打たれ、藤浪の勝ち星を消されている。
 藤浪が降板すると、良からぬことが起きる、そういうジンクスが生まれそうな中、今日は、後続の浜地、ケラーがしっかり抑えてくれて、勝ちに結びつけられた。
 本当は、これだけのブルペンを持っているタイガースだけに、藤浪はもっと勝ち星を稼いでいて良いはず。
 それを、今まで与えなかったのは、神が与えた試練と思え。

 安易に、中途半端な好投で、勝ちをつけたら、藤浪本来の力を発揮する前に、結果に満足してしまう。
 そうすることで、藤浪が小さくまとまったピッチャーになって欲しくはない。
 そう考えた野球の神様が、藤浪が本当の力を発揮してこそ、勝ちをつけてやろうという結果だったんじゃないか?

 えっ、前回は、この試合以上のピッチングだったって?
 神様だって、1回じゃ信じなくって、今日のピッチングを見て間違いないと思ったから、今日勝ちをくれたんだということだ。
 
 タイガースが元気ずくこと、タイガースファンが喜ぶこと。
 それは、佐藤輝のホームランと無双する藤浪のピッチング。
 どちらも限りない夢がある。
 だから、佐藤輝が打って、藤浪が投げて勝つとタイガースには勢いが出る。
 今日の勝ちは、これからCS、日シリを目指すタイガースにとって大きな力になるはず。 

 次の試合は、藤浪の次の無双ピッチャー候補の才木だ。
 これで勝って、3タテすれば、8連敗で失った勢いを再び取り戻すことができるかもしれない。
 その上で、来週のベイとの試合。
 前回のリベンジで、2位まで狙える位置に早く戻ることだ。
 まずは、次の試合。

 ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 17:45 | comments(0) | - |
4−0 対讀賣 こんなはずじゃなかったチーム同士の対戦
 スタートダッシュだけは、見事に飛び出て、貯金も二桁に乗せ、首位を走ったチームと、開幕戦を逆転負けでスタートすると9連敗を喫して、一時は借金を16も抱えて最下位に沈んでいたチームが、図らずも、この時点でAクラス争いを繰り広げているとは、誰も思いもよらなかっただろう。
 お互いの指揮官、原監督も矢野監督も、こういう展開になるとは、思ってもいなかったと思う。

 この試合は、讀賣・山崎伊織と阪神・西勇輝の投げ合いとなった。
 タイガースは、この山崎伊織に対戦3回で1勝1敗ながら、防御率が1点台と抑え込まれている。
 山崎伊織も西勇輝と同じようなピッチングスタイルで、圧倒的な球威で抑え込むのではなく、これの良い変化球をコーナーに集めて押さえていくタイプだ。
 これに、タイガース打線が全然合わない。
 
 この日も6回まで2安打に封じ込まれていた。
 7回の先頭ロハスJr.が2ベースで、初めてのチャンスらしいチャンス。
 次の佐藤輝に2球を投じた後、爪が破れたとのことで緊急降板となるまで、点を取れる気配がなかった。
 ただ、このラッキーな降板劇に乗じて、佐藤輝が代わった今村からセンター前に落として、先制点を挙げることができた。
 その後8回には、讀賣の継投の弱さにつけ込んで、クロールから3点を奪い、試合を決定づけた。

 この継投の弱さが讀賣の失速を招いている。
 シーズン当初こそ、この山崎伊織、堀田、赤星という新人や新戦力が昨日し、抑えの大勢が確立できたこともあり、順調に勝ち星を拾ったが、中盤から、中継ぎ陣に疲れが見え始めると、継投が機能しなくなり、落とす試合が増えてきた。
 結局中継ぎの中川や鍵谷が勤続疲労で、今シーズン機能していないのが、大きく足を引っ張ることになっている。

 対して、タイガースは、開幕直後こそ、ケラーの調整不足から勝ちパターンを確率できず、ヤクルトに逆転負けを喰らってからこれを引きずっていたが、そのうち湯浅が8回を任せられるだけの実績を積んできて、浜地も中継ぎで生きてきた。
 これに岩崎がなんとか抑えをこなしてきて、セリーグ1の先発スタッフがメイクした勝ちゲームを確実に拾うことができるようになった。
 これが、タイガースとジャイアンツの成績が交差するようになった原因でもある。

 そんな、事情が現れたゲームになった気がする。
 タイガースは、中野が前の試合から、この試合で大山が戻って、攻撃力が戻りつつある。
 ただ、まだまだ本調子でないだけに、本当は原口を先発で使いたいところ。
 大山との併用を考えれば、大山をサードに、ファーストに原口、佐藤輝をライトで使うしかない。
 
 6 中野
 8 島田
 7 ロハスJr.
 9 佐藤輝
 5 大山
 3 原口
 4 糸原
 2 坂本 梅野 長坂
 1 ピッチャー
 こういう打順の方が、得点力は上がるように思える。
 
 讀賣もタイガースも、コロナによって、かなり打撃を受けたチームでもある。
 讀賣は、一斉にコロナになり、オールスターを挟んで、6試合も中止にしてもらっている。
 タイガースは五月雨式にコロナ陽性が出たために、試合を中止にすることなく、8連敗を喫している。
 なんか不公平感があるんだが、タイガースも6試合中止にしてくれれば、まだ可能性を残していたんだろうけど。
 これは統一ルールが必要になるんじゃないか。
 コロナ陽性者が出た場合、当日のゲームを中止し、全員PCR検査をして結果をみる。
 それ以上拡大してなければ、次の日の試合は実施、さらに陽性者が増えるようであれば、計3試合まで中止にして、その後陰性者だけで、試合を行う。
 そう決めておけば公平になるんだろうけど、今は五月雨式に陽性者が出て、戦力がどんどん下がる中試合をし続けた、タイガースやファイターズが貧乏くじ引いたような格好になった。
 
 まぁ、そういう不公平を乗り切って、讀賣を倒すことが、今残されたタイガースの使命でもある。
 そして、なんとかCSに出て、これを勝ち切って、日シリに出ること、それが使命でもある。
 そのためには、また勢いを取り戻さなくてはならない。
 それには、藤浪に勝ちをつけてやることだ。

 ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 23:11 | comments(0) | - |
10−2 対東京ヤクルト 遅すぎた連敗脱出
 今更感はあるんだが、やっと連敗を脱出できた。
 開幕直後の9連敗の一歩手前、8連敗で終止符。
 まぁ、よく負けたね。

 結局、コロナ離脱の中野が戻ってきたことで、連敗を脱出するということになった。
 中野の離脱から始まった連敗は、中野の復帰で終わったって、残ったメンバーは何をしていたんだってことだわな。
 なんせ、この間の先発ピッチャーが気の毒でならんわ。
 青柳も伊藤将も、2勝損してるやろ。反対に、負けもついとるし。

 本当は、この3連戦は、スワローズとの天王山の予定。
 コロナ離脱がなければ、先のベイとの3連戦を逆の結果で終えて、スワローズに5ゲーム差ぐらいで迫って迎えるはずだった。
 そして、この3連戦で一気に差を縮めて、9勝決戦へ持ち込む、そういう予定だった。
 それが、コロナ離脱で、ベイに3連敗を喫して、ベイとの立場が入れ替わった。
 ベイは、スワローズに6ゲーム差まで迫っている。

 しかも、ベイとスワローズの負け数の差が3しかない。
 月末の直接対戦の結果いかんで、ベイは9月決戦に持ち込むことができる。
 今、スワローズを捉える可能性がある唯一のチームになった。
 本当は、そこにタイガースが来るはずだったのに・・・・。

 この試合は、ロハスJr.が効果的な先制スリーランを放ち、原口も久々の一発を放つという、代役の活躍があった。
 特にロハスJr.は、抹消され、契約も今季までかと言われた状態から、大山の離脱により復活。
 その後、急に打ち出すという、残留アピールかのような活躍ぶりが続く。

 最初の広島戦で、2ホーマーを放った時から、スイングが違ってきた。
 吹っ切れたのか、思い切ったスイングをするようになり、確実にスイングスピードが上がってきた。
 大山の代役をこなす可能性が見えていたのを、次の横浜戦で、ロハスJr.をスタメンから外してしまった。
 相手の左ピッチャー攻勢から、右打席のロハスJr.のバッティングを過小評価したのだろうが、今のロハスJr.は左右関係なく怖い存在になっている。

 ここでロハスJr.を外してしまったのが、この連敗を長引かせた要因の一つ。
 もう一つは、中野、近本というセンターラインのレギュラーを欠いた後の守備の乱れ。
 あっという間にセリーグワーストに躍り出てしまった。
 慣れない守備をあっちこっちさせられて、そんだけの準備をしてきているわけでもなく、やっつけ仕事ではボロが出るのも当然。
 折角のピッチャーの好投の足を引っ張りまくった。
 そうして3つ目が、岩崎の調子を見誤った。
 
 折角、ケラーが抑えを担える状態になっているのだから、岩崎をセットアッパーへ移行すべきなのを、これまでの貢献を考え、踏み切れなかった。
 まぁ、矢野監督の甘さでもある。
 ここまでの岩崎のピッチングを見ていて、岩崎のスットッパーとしての危険度はわかっていたはず。
 ケラーと天秤にかけて、ケラー傾いているものを、これまで無理してストッパーをやらしてきたんだからという理由で、再度岩崎に傾けてしまった。

 そうして最後が、采配の消極性。
 超積極的野球を標榜していたはずが、ここへきてやたら消極的、なんの策も打たずベンチで固まっている。
 村上の3連発を含めて、ベンチの無策から失った試合も多い。
 2軍監督時代、小粒な選手ばかり(板山が4番を打っていたくらい)の状態で、その超積極的野球を推し進め、ファーム日本一にまでなった、そういう野球を、主力が離脱した時こそ、見せるべきだった。

 そんなこんなで、結局借金4で4位タイで3位の広島までは0.5差だけに、まだCSは狙える位置にいるのが救い。
 なんとか、ここから巻き返して、3位、あわよくば2位でCSに滑り込めるよう意地を見せてもらいたい。
 そこから、日本一を狙うのが現実的希望だろう。

 ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 23:37 | comments(0) | - |
2−4 対東京ヤクルト 村上の一発は、キャッチャーのエラー
 きっと、記憶の上書きができなかったのだろう。
 キャッチャー梅野のHDDは、昔のままで、この間岩崎が9回に村上に喰らった一打を記憶するのを忘れていたんじゃないか。

 絶対に、一発を打たれてはいけない場面。
 出来るだけ外で攻めて、歩かしても仕方ない。
 第一打席は、徹底的に外で勝負し、見送りの三振に討ち取った。
 ここで、梅野が考えること、「そろそろ外を狙われるんじゃないか?、一回ウチを見せとかなあかんかな。」
 そうであれば、ウチにボール球、村上が腰を引くくらいのコースに投げさせなければいけない。

 村上は、辛抱して待っていた。
 第一打席を無駄にしても、いずれタイガースバッテリーは、ウチを攻めざる得ない。
 追い込まれるまでは、外を見向きもしない。
 この村上を見て、タイガースバッテリーは、何を感じたんか?
 ウチを攻める危険性を感じとらなあかんかった。
 攻めるなら、ボール球。
 あの根の生えたような村上の構えを崩すように、腰を引くか、のけぞるか、そういう球が必要な場面。

 それを、外角をあんだけ意識させたんだから、そろそろウチに行ってもいいんじゃないかという甘い考えで投げさせたなら、それはキャッチャーのリードミス。エラーだ。
そんな考えで投じた内角の球は、飛んで火にいる夏の虫、「来たかチョーさん、待ってたホイ!」で外野スタンドまで飛んでいった。

 前も書いたが、村上はキャッチャー出身だけあって、配給を読む。
 タイガースバッテリーが外意識させながらウチを攻めてくることは想定済みなんだろう。
 その内角を一発で仕留めるべく、辛抱強く待ち続ける。
 例え、第一打席が見送りの三振に打ち取られてもだ。

 そういう村上を甘く見たことが、この試合の敗因だ。
 あのリードが梅野だけの考えなのか、ベンチから何がしの指示があったかは、わからないが、ベンチはちゃんと指示してやらんと。
 高津監督なら、そういうところには、疎かにはしないと思う。
 あの配給は、梅野のエラーであり、ベンチの失態でもある。

 この一打でタイガースの8連敗が決まった。
 開幕時の9連敗までとひとつ。
 また、同じ状態を繰り返すのか。
 こんだけ、投手陣が充実しているのに、こんだけ連敗するのは、どこかに問題がある。
 その問題をなんの対策もしてこなかった、そういう怠慢がこの結果だ。
 その責任があるベンチが、もう退任が決まっているから始末が悪い。
 シーズン前に、もう責任を取ることを公言してしまっているんだから。

 後は、今いるメンバーに来シーズンに向けて何を残せてやれるかでしょう。
 去年の1勝差のV逸の悔しさよりも、今年の無惨な状況を反省し、何が足りないのか、どうすればいいのかを真剣に考えないと。
 そうすれば、胴上げの練習なんてしてられないと気づくはず。

 ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 22:52 | comments(0) | - |
3−5 対東京ヤクルト 主力の離脱だけではない連敗の理由
 青柳でも勝てず、7連敗となった。
 この日の試合前に、大山、中野、北條が1軍に合流し、練習に参加したニュースがあった。
 ただ、実戦復帰は、もう少し先になりそう。

 そんなタイガースの連敗は続く。
 この日、広島が大量の選手がコロナ感染となり、大幅な選手変更が行われた。
 タイガースと違うのは、その代わりに出た選手の活躍で、ドラゴンズに快勝したことだ。

 タイガースだって、打線の主力は離脱したが、ピッチャーの主力の離脱は、渡邊雄大以外は、いない。
 セ界一のピッチングスタッフは健在なのだ。
 本来、そのピッチャーを前面に押し立てて、少ない得点を守り切る野球ができて入れば、ここまで連敗は、続かなかったはず。

 そのピッチャーを盛り立ててやらなければいけないバックの守りが、逆にピッチャーの足を引っ張っている。
 援護が少ないのは、今シーズンわかりきっていること。
 今までも、そうして戦ってきて、5割を超えて貯金できるまでになっていた。
 その野手が、援護が少ないのはまだしも、守りでピッチャーの足を引っ張る。
 これでは、少ない援護に耐えて、頑張っているピッチャーは、たまったもんじゃない。

 この連敗中、ピッチャーは、いずれも頑張っている。
 失点のほとんどが、守備のミスからだ。
 少ない援護を守って勝とうとしているピッチャーにとって、これは堪えるだろう。

 守りのミスは、ここへ来て増大し、セ界で最悪となった。
 セ界一の投手陣にセ界最悪の援護と守備。
 まぁ、勝てるわけないでしょ。

 守備の悪さは、数年の課題。
 複数ポジションを守らせ過ぎの影響ともいわれている。
 シーズン前に、どういう対策をしてきたのか?
 複数のポジションを守らせ、守備力を向上させるなら、通常の2倍、3倍の守備練習が必要となる。
 果たして、そういう練習をしてきたんでしょうか?
 そういうツケがここに来て、一気に噴き出ている。
 そういう連敗なんじゃないだろうか?

 本来は、天王山とすべき、この3連戦が、色褪せ、スワローズの連覇を後押しする3連戦になるように思える。
 開幕戦といい、スワローズにとっては、タイガース様様じゃないか。
 そんな、ドラマの引き立て役が決定した夜に思える。

 ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 23:16 | comments(0) | - |
4−5 対中日 ベンチが固まっていては、勝てない
 「超積極的野球」は、どこへ行ったのだろう。
 矢野監督より、一足早く、お辞めになったのだろうか?

 昨日から、やっとロハスJr.をスタメン起用するようになった。
 この日は、井上を昇格させ、即スタメン起用した。
 まさか、それだけで、ベンチが施せる手は全て打ったなんて思っている訳じゃあるまい。

 4点ビハインドで迎えた、5回裏。
 プロ初先発の中日・橋本の勝ち投手の権利からくる焦りに乗じて、1死満塁のチャンスから、山本泰の犠牲フライで久々の得点を挙げると、ロハスJr.の同点の一発が飛び出た。
 まぁ、タイガースにとって、思いもよらぬ同点劇だ。

 ただし、この中日戦のタイガースは、土田、岡林にいいようにやられる。
 岡林は、タイガース戦で約3割、出塁率は、3割4分を超える。
 土田に至っては、今季の通算15安打の半分以上の8安打を、タイガース戦で稼いでいる。
 それでも打率が2割そこそこ男んだから、いかにタイガースがお客さんなのかよくわかる。

 この2人いいようにやられっぱなしの3連戦。
 元より、タイガースは、同じバッターによく打たれるし、同じピッチャーに抑えられる傾向にはある。
 それでも、この2人には、度が過ぎやしないか?
 一体、対策っていうのを、ちゃんと建てているのか、疑問にかんじる。

 そもそも、ベンチが、ピンチの時は、剰え、チャンスの時も固まったまま、動きを見せない。
 まるで、開幕当初のどん底状態といっしょ。
 矢野監督は、ベンチでしたむいちゃってるし。
 掲げていた、「超積極的野球」なんてどっかへやっちゃって、ただ傍観するだけの野球になっている。

 こういうどん底状態の時こそ、ベンチが思い切って選手を動かして、「超積極的野球」をやらないと、硬直した状態から立て直せないのは、開幕直後でけいけんずみのはず。
 また、同じ過ちを繰り返すのか、学習して経験を活かして、切り抜けるのか、それはベンチの判断次第だ。
 残りの時間は少ないぞ。

 ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 12:26 | comments(0) | - |
0−2 対中日 すべきことをしないと、泥沼は続く
やっと、ロハスJrをスタメンに加えた。
 ただし、ロドリゲスを下げて、陽川にファーストを守らせ、レフトにロハスJr.、これだと単なるロドリゲスとロハスJr.を代えただけだ。
 この得点力不足の打線に、両者を同時に使ってこそ意味があると思わないのか?
 これでは、行ってこいで、なんの上積みにならない。

 試合は、先発の藤浪がほぼ完璧な投球を見せ、7回を107球、4安打10奪三振1失点で投げ切った。
 開幕戦といい、先日の先発といい、勝ちがついていて然るべき内容なのに、未だに勝ち星に恵まれない。
 開幕戦と前回は、リリーフが撃たれて逆転を許したもの、今回は完全に打線が見殺しにしてしまった結果だ。

 その1失点も、土田のヒットから、小笠原に送られ、ワイルドピッチでサードへ、その後岡林のスクイズと、わずか1安打で1点を失った。
 これと対照的なのがタイガース打線だ。
 4回の裏、四球の糸原から、ロハスJr.が2ベースで、無死2、3塁のチャンスを掴む。
 これで最低1点、うまくすれば2点を先取できるチャンスだった。
 佐藤輝、陽川、山本泰という打順だけに、流石にスクイズはないにしても、転がすか、外野フライで1点を取れる場面だ。 
 
 ところが、あろうことかここで、三連続三振に切って取られて、無得点に終わる。
 バットに当てさえすれば、なんとかなる場面。
 ここは、きれいにヒットとか長打で決めてやるという意識は捨てて、どう1点を取るかを考える場面。
 果たして、そういう意識が佐藤輝や陽川に共有されていたのか。
 そういう意識でもバットに当てられないほど、彼らの技術は不足しているのか。

 前者でも後者でも、指導者の怠慢である。
 この場面、この状況でもバッティングの考え方を基本的に教え込んでいない、教えていたとしたら、この場面で再度念のための確認をしておく、後者では日頃の指導が足りない、そういうことをかまけた、怠慢以外の何者でもないだろう。
 そういうチームが勝てるはずがない。

 また、8回からの継投。
 1点ビハインドで、岩貞を投入。
 別に岩貞が悪いわけじゃなく、今年はよく投げているとは思う。
 だが、この場面、まだまだ諦めていない、逆転するんだという強い意志を示すための人選ではなかった。
 単にビハインドの状況だから、岩貞でっていうように見えたんだけど。

 この連敗中、先発が好投して、接戦には持ち込めても、終盤7、8回に相手に得点され、突き放されて負ける、そういう敗戦を繰り返してきた。
 ここで、岩貞が点を失うようなことがあれば、またかって、いうムードになってしまう。
 ここは、絶対に0に抑えて、1点差で8、9回の攻撃に入らなければいけない重要な場面。
 そうであれば、勝ちパターンのセットアッパー、湯浅を投入すべきじゃないか。
 湯浅が抑えたかどうかは、わからんが、少なくとも勝ちに行くんだという姿勢を示すことにはなる。

 案の定、岩貞が土田に2ベースを許すと、三ツ俣に送られ、岡林のショートゴロで追加点を失ってしまう。
 まぁ、この時のホームは完全にアウトだと思うが、審判の誤審による不運はあったと思うが、それも1死でランナーをサードに置いてしまったからだ。
 湯浅が同じ状況にならないとも限らないが、ここの回は、湯浅を投入すべきだった。
 湯浅は、ベイとの初戦に投げた後、十分に空いているし、投入して然るべき場面だった。

 こういう打つべき手を打たずに、点を失うと、後々に影響する。
 8回の裏、ロドリゲスに対して、代打原口がヒットで出た。
 ここで、1点差のままなら、島田に送らせ、まずは同点狙いで行くべきところ、2点差になってしまった状況では、打っていくしかない。
 結局、島田が倒れた後、糸原がヒット。
 1点差のままで、2塁に送れていれば、同点ということになる。
 それが、1死1、2類。
 結局、後続が倒れて無得点。
 今季、21度目の完封負けに繋がった。

 総じて、ベンチが打つ手を打たないために、試合が後手に回っている。
 確かに、1、3、5番がいないから、なす術がないっていうのかもしれんが、指導者や監督がそんなこと言っちゃいけないでしょう。
 そういう状況でも、どう手を打って、勝ちに導くかがベンチの役目。
 今年で辞めるからって、怠慢になっちゃいけない。
 この前まで、ドラマを起こすって息巻いていたはずでしょ。
 キャンプで胴上げの練習までしたんでしょ。
 このままズルズル行って、いいと思っているんかいな?
 怠慢なことしていると、開幕後の9連敗を超えてしまうぞ!
 
 ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 23:05 | comments(0) | - |
0−4 対中日 この打線に、大野は反則やな
 フルメンバーで9回まで完全試合、延長10回で完全試合未遂でやっと逃れた大野に、このメンバー勝てっていうのが土台無理な話。
 大野は、阪神打線を完全に見下し、余裕でピッチングをしている。
 球数もあわやマダックスかというくらい少なく、完封勝利を挙げる。
 まぁ、大野にとって今のタイガースは、ボーナスステージ。
 味方が1点とってくれれば、勝利が確定する。
 その得点を、初回に2点ももらったんだから、そりゃ、余裕あるでしょ。

 対するタイガースは、ベイの左腕に3タテ食らった打線そのままに、打てるはずない大野に凡打を繰り返し、4安打の完封負け。
 まぁ、4安打打って、完全試合を喰らわなかっただけマシかもしれない。
 しかし、ここにきてこういう状態になるとキツいわなぁ。
 CSどころか、開幕当初の悪夢が蘇り、また最下位に逆戻りっていうのも考えられる。

 しかし、近本を欠いたベイの2戦目から、打線を組み替えないのは何故なんだ?
 これがベストとでも思っているんだろうか?
 広島戦で状態がよく、活躍したロハスJr.は、ベイとの試合では使わず、ここまでスタメンがない。
 相手に欠点を見破られている感があるロドリゲスを、3番に起用し続けている。
 なんか、最善手を打ってないように見えるのは、寅吉だけなんだろうか?

 トップを打っていた中野がいない。
 まぁ、代わりは島田(センター)をトップに据えることは、間違いじゃないと思う。
 じゃぁ、島田が打った2番は、誰が適任か。
 今いるメンバーでは、山本泰、機動力を考えれば、植田海で守備はショート。
 
 近本の代わりの3番は、ロドリゲスなんだろうか?
 バッティングの力から言えば、糸原(セカンド)を据えるべきじゃないだろうか?
 4番は佐藤輝(ライト)。
 5番は、対左で力を発揮している陽川(サード)でいい。

 この後、6番に広島戦活躍したロハスJr.(レフト)
7番に、ロドリゲス(ファースト)と並べて、佐藤輝以下、一発を期待できる選手を並べる。
 このほうが相手に与える脅威は大きいと思うんだが・・・。

 本当は、左の対戦が続くこのベイとドラゴンズの試合に合わせて、井上広大でも上げて、試してもらいたいところだ。
 ロドリゲスが、あまりにひどければ、陽川をファースト、佐藤輝をサードで、ライトに井上というバリエーションも考えられる。
 もちろん、ロハスJrがダメダメなら、そのままレフトに入れればいい。
 この状況で、少しでも夢が見られるかもしれない。

 井上も7月のファームMVPを獲得し、上向きの状態。
 ここいらで上で使ってみないと、来年以降の覚醒に結びつかず、ファームの帝王化してしまう。
 過去そうして、桜井広大、喜田剛、陽川など、チャンスを無くした選手が数多いる。
 井上をそうしてはならない。
 そのためにも、1軍が苦しむ状態の今こそ、起爆剤として起用するのも手ではあると思う。

 近本、大山、中野がいないから、打てなくても仕方がないよね、負けても仕方がないよね、で試合をしてても勝てるはずがない。
 その状態で、どうやって勝つか、それを考えるのがベンチの役目。
 勝つための最善手を尽くさないといかん。
 
 ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 23:25 | comments(0) | - |
1−4 対横浜DeNA 飛車もいないし、金銀もいない
 これで、タイガースとベイの立場が入れ替わった。
 もちろん、スワローズを追いかけるのはベイで、タイガースは、なんとかCSへ滑り込むことを目標にするしかない。

 いざ、これからって時に、コロナ禍に見舞われ、中止で逃げることもできず、こうやってベイに3タテを喰らってしまった。
 飛車の大山、金将の近本、銀将の中野を欠いての将棋だ。
 まぁ、勝てるはずもなく、3試合で3得点と、ピッチャーには、気の毒な援護しかしてやれなかった。

 まぁ、これを練習不足というのは、気の毒だろう。
 大山、近本、中野が同時に抜けることを想定しての練習はしていないだろうし。
 精々、いいピッチャーが好投している時に、なんとか1点をもぎ取る戦術を練習しておくくらいだが、それも中野、近本抜きでって、考えはないよなぁ。
 ただそういう戦術は、この試合に出ているようなメンバーに求められる戦術なんだがね。

 一番の気掛かりは、4番で孤立する佐藤輝。
 元々、スタミナに問題がある選手。
 キャンプの「デスノック」や「スリル」も完遂できず、ヘロヘロになっっている。
 この夏場の暑さや、ここまでフル出場を続けていることから、疲れが出ている。
 その疲れがスイングを鈍くしているのを、自分でもわかっている。
 それ故、無用に力む。
 無闇に力を入れても、スイングは鋭くならない。
 力むと軌道がずれて、当たらない、逆に当てにこいと弱い振りになる。
 力むとスイングスピードが遅くなり、捉えきれず打球が失速する。
 今、そういう悪循環にいる。

 去年、今年の経験から、佐藤輝が1年を乗り切るスタミナの重要性に気づいて、体力づくりから始めれようになればいい。 
 今年だって、今苦悩している中で、何かヒントをつかめれば、それは、それで価値がある。
 なんせ、まだ、プロ2年目の選手なんだからなぁ。

 後は、梅野。
 最初は、坂本との併用であったが、ここへきて出ずっぱりになっている。
 やはり、佐藤輝同様バテがきているようだ。
 同じようにスイングが鈍く、ボールの見極めもできず、ボール球に手を出す。
 一度長坂を使ってやてばいい。
 前半戦、長坂のキャッチャーの時の勝率が高かったときおくしているんだけど。
 梅野を適度に休ませて、長坂、坂本で賄う試合も必要だろう。

 以上の不安点と離脱組がまだ戻らない不安はあるものの、次の中日戦は、負けられんでしょう。
 京セラドームだけに下の井上なんかを登録して使うことも可能なんだから、考えてもらいたい。
 CSを睨んでも、いくら飛車、金銀を欠いていても、死に物狂いで勝ち越さないと。
 
 ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 22:52 | comments(0) | - |
0−3 対横浜DeNA ドラマの主役か脇役か?
 ついに近本までコロナで抹消となった。
 これで、主力の中野、大山、近本と打線の1、3、5番を欠くことになる。
 開幕メンバーで残っているのは、佐藤輝、梅野、糸原くらい?
 ただでさえ貧打線が、更なる貧打線になってしまう。

 讀賣やヤクルトの時のように一気に感染し、試合ができないと中止にしてもらうことができればそうしたいが、日ハムと同様、徐々に広がっているから、中止にされることなく試合が進行していく。
 気づいたら、中止にしてもいいような状況であるのに、そうはならない矛盾を感じる。
 
 まぁ、他球団がコロナで選手を欠いている時、タイガースの感染はそれほど広がらず、借金を返していく、一つの要因にはなっていたと思う。
 それがここへきて、一気に主力まで広がりを見せ、今一番影響を受けている球団の状態になっている。
 まぁ、投手陣の主力に広がっていないのが救いではあるが、野手の主力を欠いていると、得られる援護が受けられない。
 結局、この試合の伊藤将や前の試合の青砲里茲Δ法好投すれど報われずっていう状況になってしまう。

 佐藤輝が村上のように、「4番が残っている!」と言わしめるほどの力があれば別だが、まだまだその域には達していない。
 結局今いるメンバーでなんとかしなくてはいけないんだが、正直苦しい。
 近本の代わりは、下から小野寺を上げた。
 ファームも選手がいない状態で、試合を中止している。
 この間は、小野寺がショートを守っていたくらいだ。

 だが、大山、近本、中野を欠いて、得点力が駄々下がり状態であるのだから、ここは一発長打がある選手を並べて打開するのも手ではないだろうか。
 下から上げるのは、一か八かで井上を上げて試してみてもいい。
 今季打率は低くとも打点は上げており、長打力は折り紙付きだ。
 センターに島田、ライトに井上、レフトを相手の右左で、陽川、ロハス(左打席が圧倒的にいい。)の併用。
 これで、
 8 島田
 6 木浪 植田
 4 糸原
 5 佐藤輝
 3 ロドリゲス
 7 ロハスJr 陽川
 9 井上
 2 梅野
 1 ー
 というような打線、打順で勝負してみるのも手じゃないか?

 特にロハスJrがここへきて振れているように見える。
 今、使ってやるべきだと思う。
 この非常事態だからこそ、できることをやたんといけない。
 今更、執拗に1点を取りに行く野球は、そういう訓練もしていないタイガースには無理だろう。
 なら、一発長打に期待して、期待できるバッターを起用していく、そういう考えがあってもいい。

 ここでベイに3タテを食らうようでは、ドラマの主役になるどころか、ベイが起こすドラマの脇役に成り下がる。
 ここは、なんとしても踏みとどまり、主力が帰ってくるまでにいい状態を築きたいところ。
 折角スワローズがペースを落としてきているのに、付き合ってばかりじゃしょうがない。
 ここが踏ん張りどころ。
 今一度、頑張って、今日の才木を援護してやらんか!
 
 ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 22:50 | comments(0) | - |
2−3x 対横浜DeNA 完敗以外のなにものでもない
 今永相手に、2回に陽川、木浪のタイムリーで奪った2点のみ。
 3回以降は、木浪のヒットだけで、無四球、完璧に抑えられた。
 この、2点を守ろうと青柳も懸命に健投してくれたが、味方のエラーや、不運もあって、追いつかれてしまった。

 青柳の球数が嵩んだこともあり、7回から継投に入らざる得ない状況で、浜地、湯浅がしっかり仕事をして、望みはつなへたんだが。
 結局、この間に得点を挙げられず、9回の裏を加冶屋に任せなくていけなかったのが敗因か。

 同点の9回の裏。
 これをどう考えるか。
 取り敢えず抑えのケラーで、延長へ突入させて、後は状況に応じて、臨機応変なリレーでのりきる。
 9回を臨機応に継投し、なんとか抑えて、ケラーは、リードした場面まで温存する。

 タイガースベンチは、後者を臨機応変を抜きにして、選択した。
 つまり、加冶屋で9回を乗り切ろうとしやんだな。
 ベンチには、岩貞、島本、及川の左。
 右でアルカンタラ、小林がいたにも関わらず。

 ベイは、左の楠本からの打順。
 まずは、島本か及川を楠本に当て、嶺井に加冶屋と言う選択はなかったか?
 右の代打は、宮崎、ソト、大田泰。
 楠本に代打は考えにくい。
 嶺井に代打は、左で田中俊太くらいしか残っていない。
 一人一殺で切り抜けると言う方法は考えなかったか?
 
 加冶屋は、左が苦手だし、左の楠本からの打順での選択は正しかったのか?
 加冶屋は、右のワンポイント的に考えた方がいい仕事をする。
 本当は、左ピッチャーに対して、代打に大田泰や宮崎が出てきた時の起用でもよかったくらいだ。

 まぁ、それでも9回裏にケラーを使えるような展開に持ち込めなかったことが一番の敗因。

 中野がコロナで抹消され、近本を1番に、ロドリゲスを3番に据えた。
 広島戦での打線が機能していたので、本来は動かしたくは無い。
 中野のトップに島田を繰り上げ、2番に小幡、植田でもよかったんじゃないか。(山本泰は間に合っていれば、左の今永だからベストだったろう。)
 まぁ、代役の木浪と陽川が打点を挙げているんだが。
 下位にロドリゲスとロハスが並ぶのは、それはそれで怖いと思うんだが・・・。

 大山と中野がいないのは、しょうがない。
 今いるメンバーで何がベストか、よく考えて乗り切らんといけん。
 
 ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 23:14 | comments(0) | - |
7−5 対広島 諦めて、見える活路もある
 前日のお返し、3点差からの逆転勝利。
 対広島では、珍しい展開。
 今シーズン、こう言う形でカープに勝つのは初めてじゃないか?
 まぁ、何はともあれ、このカードの今シーズン初めての勝ち越しを決めた。

 しかし、序盤3点リードされた時は、またいつものパターンかと思ったわ。
 特に、4回の1死2、3塁で、中野が最も簡単に初球を打ち上げたバッティングを見た時、「こりゃ、ダメだわ。」と思った。
 転がせば、確実に1点は入る場面。
 その初球を、なんの考えもなしに、無気力とも見えるスィングで、簡単に打ち上げてしまう。
 こう言うところが、一時が万事なんだよね。
 
 こう言う場面で、バッターは、何を考えて、バッティングをするか。
 どうしたら、確実に得点を取れるのか。
 そう言う教育を怠っているからでしょ。
 特に、中野のようなバッターは、尚更だ。
 2年目だからとか、そう言う問題じゃなく、チームとしてどう機能させていくのか、そう言う指導が欠落している。
 選手の自主性って言葉を隠れ蓑にした、首脳陣の怠慢以外の何者でもない。

 中野は、5回の同点に追いついた後、更に逆転となるチャンスに、内角のボール球を打たされ、チャンスを失っている。
 今、中野は、昨日のエラーもあり、功を急いでいる。
 あの場面で、どう言う状況で、何を待って、どう言うことを求められているのか、自分役割を見失っている。
 日ハムの新庄BigBossなら、4回のバッティングで懲罰交代だろうし、こう言うバッティングをしていたら、一生レギュラーにはなれないと、苦言を呈しているだろう。

 その後、8回に島田がタイムリーで勝ち越せたから良かったものの、いつものごとく終盤にカープに勝ち越されていれば、この中野のバッティング、2打席が敗因となっていただろう。
 勝った時こそ、首脳陣がちゃんと指摘して、指導しておかないといけない。

 まぁ、、チームとしては、前日の負けが、ある意味開き直りに通じたのかもしれない。
 この日の抑えは、ケラーを投入。
 7回は岩貞で繋いで、浜地と岩崎を休ませた。
 これで、なんとかカープに勝ち越し。
 ヤクルトの3戦目と昨日の試合、これを勝っていれば、まさしくドラマの幕開けになっただろうが、死んだ子の歳を数えるのと同じだ。 
 
 一度、諦めてフラットな目で見て、目先の試合に勝つために必要なこと、勝つために何をすべきか、しっかり考えて、残り試合を戦いたい。
 その中で、見える活路もあるかもしれない。

 ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 23:52 | comments(0) | - |
5−6x 対広島 こんなドラマを見たいわけじゃない!
 ドラマを起こすことを信じて、ファンの皆さんにも後押しをいただいてって言っていたよね。
 まさか、こんなドラマを起こすことを言っていたのか?
 まさに、開幕戦に続く、ドラマを見せていただいて、大満足。
 って、わけないだろ!怒!!

 なんで、相手の起こすドラマばかり見せるのか?
 開幕戦のスワローズの大逆転劇。
 この間の村上の3連発による劇的勝利。
 そうして、7連敗中のカープが見せた、9回裏3点差からの逆転サヨナラ。
 どれも、相手チームからしたら、見事なドラマを起こしているよ。
 タイガースといえば、その引き立て役で、ドラマの敵役ばかりを演じている。

 まぁ、一番の被害者は、開幕戦に続いて、勝ち星を吹っ飛ばされた藤浪かな。
 なんで、藤浪が投げるとこうなるのか?
 タイガースはチームとして、藤浪を勝たす気がないのか?
 折角回ってきた先発のチャンスで、好投すれど、中継ぎ、抑えが打たれて、勝ち星がフイになる。
 開幕戦の勝っていれば、藤浪復活を印象付け、その勢いでローテの中心として回っていたかもしれない。
 それが、あの逆転負けのせいで、藤浪自身も余計な意識(長いイニング、完投しなくてはという)が出て、余計な力みに通じて、その後のピッチングを狂わせ、ローテから外される。
 下で頑張って、やっと回ってきたチャンスで、結果を残したのにこの有様。
 まぁ、藤浪も浮かばれないわな。

 この試合は、抑えの岩崎の不安定さ。
 元来、連投すると力が落ちてくるピッチャー。
 このところの登板の多さに、不安はあった。
 昨日浜地を休ませ、この試合は湯浅を休ませる算段であったのだろう。
 できれば、藤浪が7回を投げきり、8回を岩貞、加治屋、浜地あたりで賄い、抑えにケラーという継投が理想だった。
 そのためには、確実に取れる点をとり、セーフティリードまで点差を広げておくべきだった。

 それができなかったのは、5点を取った後の追加点が取れなかったこと。
 広島戦は、いつもこうだ。
 先制しても、中押し、ダメおしができない間、相手に詰め寄られ、終盤にひっきり返される。
 そんなパターンの繰り返し。
 あれだけ、押していながら、点が取れないと、流れは相手に行くのが、定石。
 結局それが、早々と今季の負け越しを決めた原因。
 なんで、他のチームが簡単に勝てるカープに、これほど負けるのには原因があるはず。

 例えば、8回の木浪のツーベースから掴んだ、1死3塁のチャンス。
 島田でも近本でも、スクイズという手は考えなかったか?
 そういう作戦も必要なんだが、そんな練習はしてこなかったか?
 どうしても取らなくてはいけない点を取らないと、必ず痛いしっぺ返しがある。

 タイガースと同じくカープにやられ続けていたベイも、この間は連勝して、5勝している。
 もう、カープにとってのお客さんはタイガースしかいないような状況。
 連敗中のカープに、ここで3つ勝って、借りを少しでも返しておかなきゃいけない試合だ。
 それを、息を吹き返させるような試合をしてしまって、これでまた苦手意識が増大したことだろう。

 最終回に守備が足を引っ張ったのは、一因でのある。
 守備力の向上は、ここ数年の課題なのに、一向に改善されないのか何故か?
 キャンプ、オープン戦と手は打ってきたのか?
 胴上げの練習に忙しくって、疎かにしてこなかったか?
 
 ファンにこんなドラマを見せることを信じろといていたのか?
 もう、こんなドラマは見たくない!!
 
 ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 23:27 | comments(0) | - |
3−2 対広島 大山の代わりのロハスjr.打点2・自責点2
 大山と北條がコロナ陽性で、登録抹消。
 まさか、讀賣にうつされたわけじゃないだろうけど、これは、広島戦を前に大きな打撃を受けた。

 その大山の代わりに登録されたのが先日抹消したばかりのロハスjr.。
 打順は、糸原とロドリゲスを繰り上げて、7番で起用。
 そのロハスJr.が大瀬良から快心の2ランを放ったのは4回だった。
 1打席目セカンドゴロに倒れた2打席目のホームラン。
 内角へのカットボールを振り抜いた瞬間に、それとわかる一撃を放った。

 しかし、そのロハスJr.がすぐその後の守りで、逆に西の足を引っ張った。
 先頭の秋山のレフト前を緩慢な動きで、2ベースにしてしまう。
 ロハスJr.の打球処理の緩慢さは、すでに各球団に知れ渡っているから、この時の秋山のようにヒットをツーベースに変えるべく走塁を狙ってくる。
 この辺がロハスJr.を使う際のデメリットにもなる。

 この後、坂倉のタイムリーで1点を返された後、ロハスJr.は再び守備で足を引っ張ることになる。
 小園の放った左中間の当たりに追いつけず、フェンスまでボールが転がる間に、1塁走者の生還を許し、打者走者の小園までサードへ行かれることになる。
 これで1点差。
 ロハスJr.が叩き出した2ランの得点を自らの守備で吐き出す格好になった。
 その後、西が會澤を討ち取って、同点を許さなかったからよかったものの、危うく自分の打点以上の失点を招くところだった。
 結局打点2の自責点2で行ってこいやな。

 本来、ロハスJr.には、この日のような一撃を期待していたんだろう。
 だが、守りのデメリットを考えると、この日のような一撃を30回くらいは放ってもらわないとかなわない。
 大山は、そういう一撃を30回くらい打てる可能性があり、しかも守備はロハスJr.よりは、かなりまし。
 今は、大山がコロナで抹消になり仕方なく起用されているが、大山が戻れば、ロハスJr.に居場所はなくなる。

 本人も、重々そういうことはわかっているのだろう。
 このままでは、来季の契約はない、そう覚悟もしているかもしれない。
 韓国時代の実績と、来日時の期待から、大きくかけ離れてしまったロハスJr.
 もう、そういう活躍はできないと見切られているのだろうか。
 
 それでも、終盤にかけて、アピールができればと、再契約の可能性を求めて、活躍をする可能性はないだろうか。
 本人が、日本で、タイガースで、もっと野球をやりたい、そういう希望があるのなら、ここからの数試合でホームランを二桁に乗せるような活躍を見せないといけない。
 そうやって、ロハスJr.が大山の穴を埋めて、お釣りが来るくらい爆発すれば、再契約の目も出てくるかもしれない。
 それが、タイガースがCSから、日シリへ進出する鍵にもなる。
 頑張れ、ロハスJr.

 ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 23:18 | comments(0) | - |
0−7 対讀賣 ドラマを起こすって、どの口が言う?
 浜地、湯浅、岩崎を休ませることができた。
 って、こう言う展開で休ませるのは、ゴメンやぞと書いたそばから、そうなる。
 まぁ、ある意味これが、Tigers STyle。
 期待すると、必ず裏切られる。

 最後まで諦めず、ドラマを起こすって、信じてやる抜くんじゃなかたっか?
 それが「俺たちの野球」じゃなかったんか?
 この試合、絶対3つ取るって始めた試合じゃなかったのか。
 あの談話は、どの口が言ったんだ?

 もう、2回にウィルカーソンが捕まって、5点を失うと、それっきり。
まだ2回だ。
 相手の山崎だって、大した球を放っているわけじゃない。
 早いうちに1点ずつでも返しておけば、終盤どうなるかわからない。
 まして、相手は病み上がりで、中継ピッチャーも高梨くらいしか計算できない。
 十分に逆転の可能性もある。
 最後まで諦めない「俺たちの野球」のみせどころだ。

 ところが、この5点で、タイガースは、意気消沈。
 まるで、早く試合を終えたいような凡打を淡々と繰り返す。
 そうして、さしていいように見えない山崎に8回まで0を並べる。
9回は、讀賣が余裕で井納を投げさせたが、これに抑えられ、18度目の完封負けとなった。

 どうも、タイガースは、チームとして相手ピッチャーを攻略すると言った方法がとれないようだ。
 もう、各自の判断に任せて、淡々と凡打を繰り返す。
 胴上げの練習はしても、そう言うチームとして相手ピッチャーを攻略する術についての練習は、していない。
 だから、毎度同じ相手に何度もやられる。
 まぁ、それがTigers Style。

 こうやって、口先だけではなんとでも言える。
 それは、実行が伴ってこその話だ。
 「最後まで諦めない」
 「ドラマを起こすことを信じる」
 って、この試合見ていて、感じられるか?

 予祝だって、結果優勝してこそのもの。
 胴上げの練習だけして、スワローズに10ゲーム以上離されて、尚且つこんな試合しているチームがやることじゃない。
 きっと、そう言われる。
 そう言うことも覚悟してやったことなんだろうから、せめてその言葉に責任を持つような、戦う姿勢を見せないと。

 ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 22:50 | comments(0) | - |
2−1 対讀賣 僅差を勝ち切る積極采配
 1点差を浜地、湯浅、岩崎のリレーで逃げ切った。
 先発の伊藤将は、6回を吉川の一発だけに抑えて、8勝目だ。
 新人の年から2年連続の二桁勝利が近づいた。
 対讀賣の3試合連続完封の記録こそ途切れたが、6回を4安打1失点で投げ切る。
 球数も87球だけに、もう1イニングはいけたんじゃないかな?

 対して打線は、戸郷に8回を4安打に抑えられる。
 それでも、梅野の四球から、送って、中野のタイムリーという1安打で得点を挙げ、梅野のホームランと2安打で2得点を挙げることができ、そのリードを投手陣が守り切ったという形だ。

 7番にロドリゲスが入ることで、相手は一発警戒をする。
 そのロドリゲスを討ち取った後のホッとした気の緩みを梅野が上手く捉えて仕留めた。
 戸郷、大城のバッテリーのちっとした心の隙をついた一撃だった。
 こうやって、7番に一発のある外人選手が入ることの効果がでた場面。

 投手起用も、本当なら伊藤将にもう1回投げてもらって、浜地か湯浅を休ませたいところではある。
 この日左の変則渡邊雄大がコロナでベンチをはずれた。
 貴重な左のワンポイントを欠く中、1点差を守る為の早めの継投にはいったのだろう。
 ただ、勝ち試合で全て投げさすわけにもいかない。
 適度な休みは必要。
 今日の3連投は避けなくてはいけない。
 ケラーをどこかで試しておきたかった。
 
 それでも、病み上がり?の讀賣に連勝で勝ち越しはきまった。
 ただ、今の讀賣には、3タテしておきたいところ。
 スワローズも負けてはいなし。
 できれば、打線が奮起し、ウィルカーソンを大量援護で、岩貞、加冶屋、ケラーあたりで試合をものにするのが理想。
 次の試合のテーマは、浜地、湯浅、岩崎を休ませろ!で追ってもらいたい。
 (大量リードされての休みはゴメンやぞ!)

 ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 23:10 | comments(0) | - |
6−3 対讀賣 病み上がり相手には、負けられんな
 讀賣がコロナ禍で、久しぶりに公式戦を再開した。
 この間の試合を中止したことに、賛否両論、いろいろ言われている。
 確かに、讀賣は、ほぼ一斉にコロナに襲われ、チーム編成ができないような状態になったんだろう。
 同じ時期の日ハムは、だんだんとコロナが広がり、多くの罹患者を出したが、結局試合を中止することなく進められた。
 状況は、そんなに変わらんのだろうけど、一斉に罹患したのと、数日に分けて陽性者を出したのとで、扱いが違ってしまったので、いろいろ言われるんだと思う。
 まぁ、こういうご時世だから、試合を中止するとう判断に、統一した基準がないといけないんだと思う。

 さて、その讀賣が試合を再開したこの日のメンバーは、ほぼベストメンバーと言っていい。
 一斉に陽性になったのだから、隔離期間が明けるのもほぼ同時だ。
 ウィラーの代わりにウォーカー、重信の代わりに中田翔が入れば、いつものメンツだからね。
 そういう意味では、一斉に陽性になって、試合を中止して、試合ができる状態で再開っていうのは、一番有利になりかねない。
 まぁ、選手個々のコンディションの問題はあるけどね。

 そんな讀賣相手に、エースの青柳を立てた試合だ。
 この試合を落としたら、タイガースのダメージは計り知れない。
 そうゆう状況を承知しての青柳のピッチングは、冴えていた。
 打線も大山の一発、中野の3ベースと島田のタイムリーで、序盤で2点を援護。
 圧倒的に有利に試合を進めることができた。

 そんな青柳を狂わせたのは、3回をパーフェクトに抑えた後の4回。
 先頭の吉川に与えた死球と味方の守備のミスだ。 
 まぁ。吉川にぶつけて、少し弱気になったのか、重信、丸に連打を許し1点を返された。
 なお、無死1、3塁のピンチに4番の岡本を三振にとり、セカンドへの盗塁を図った丸を、梅野が送球し、ランダンプレーに持ち込んだ。
 これを見た3塁ランナーの重信が、本塁を窺う。
 ランダンプレーの最中、ホームへ向かう重信に、サードへ送球し、今度は三本間での挟殺プレーに入った。
 ここで、普通にプレーしてれば、アウトをとって、ダブルプレーで2アウト、1塁ないし2塁という場面になる予定。
 だが、この挟殺プレーでミスが出て、重信はおろか、丸まで戻ってきてしまい逆転を許す展開になった。

 毎度言っていることだが、こういう場面で練習不足が顔を出す。
 キャンプの時などの挟殺プレーで、ちゃんと状況に応じて、どうアウトにするかを確認しないで、ただ挟んでアウトにすればそれでいいっていう練習で終わっているから、こういうミスをする。
 たとえアウトでも、おかしなアウト(例えば、先の塁の方に追い込んで、後続のランナーの進塁を許す)の場合は、一旦練習を止めて、どこが悪いのか、どうすればいいのかを確認した上で、再度反復練習させる、そういう練習をしていないからなんだ。

 加えて、野手のポジションを動かしすぎる。
 この日も佐藤輝がサードで大山はレフト。
 この2人のミスが逆転につながっている。
 いずれも、ポジションがあっちこっち行かされて、固定されていない。
 佐藤輝なんか、定評があったサードの守備もこのところおかしくなっている。
 ライトの守備も外野素人を抜けきれないし、サードの守備を劣化していては、虻蜂取らずになる。
 もう少しチームとして守りをどう考えるか、再検討すべきだ。

 これも、逆転勝ちしたからいいではなく、反省すべき点はちゃんと反省し、どう対策を立てるかだ。
 対策なき、反省は猿でもできる。
 本格的な対策は、次の首脳陣になるんだろうけど、もう少し守備位置の固定を考えなくてはいけないと思う。
 佐藤輝、大山はチームの主軸であるんだから、ユーティリティにしてはいけない。
 そういうミスで、病み上がりの讀賣に負けるようなことがあれが、それは即失速につながると覚悟しないといけない。
 今の讀賣には、しっかり勝ち切らないと。

 ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 22:38 | comments(0) | - |
2−4 対東京ヤクルト 奇跡の芽を摘む村上の3発
 しかし、なんで勝負するかなぁ。
 この日の村上は、完璧だったし、勝負にこだわるのなら、確実に村上からは逃げるべき。
 あそこで、勝負に行った経験が石井大智の財産になるなんて、そんな理想論を追うべき場面ではない。
 そう言うところの、勝負に理想論を持ち込んでしまうことが矢野監督の甘さ。
 今は、オープン戦でもない、公式戦の最中、ここで3タテすることが奇跡への一歩になる大事な試合。
 それを、ベンチの甘さで落としてしまった。

 まずは、7回先頭の村上に対して、渡邊雄大を投入。
 村上キラー化していた渡邊雄大を投入したのは、わからないじゃない。
 たさ、先発のガンケルは、村上を上手くおさえられていたし、球数もまだ余裕があったはずだから、この回までガンケルで行くという手はあった。

 それに、ここまでの対戦をインプットし、それなりに対策を考えていただろう村上。
 完全に、コース球腫を張って、そこしか待っていない状態に気づかず、そこで勝負して追撃の一打を喰らってしまった。
 まぁ、これは完璧に村上の勝ち。
 キャッチャー出身の村上の野球脳が、梅野を上回ったってことだろう。
 また、それを一発で仕留められる村上の凄さ。
 改めて、佐藤輝にも見習ってもらいたい部分だ。

 そうして、最終回の岩崎。
 ここも歩かす選択肢は当然有りだが、勝負を挑んだのは岩崎のスットッパーとしての意地か。
 それでも、絶対に一発は避けなくてはいけない場面。
 外の低目を丁寧に責めるべき場面で、内角を見せるには、ボール球でなければいけない。
 結果、四球になってもしょうがない、そう言う投球をすべき場面。
 それを、内角の高目を狙った球を見事に仕留められた。
 これも、この場面であそこへ投げさせたリードに問題ありだ。
 だだ、これを一撃で放り込めるこの日の村上は、勝負対象として外すべき調子だったと言える。

 それを、11回の2死1塁で勝負に行って、三度ホームランを見舞われた。
 この回、逆に2死2塁なら、間違いなく申告敬遠を選択していたはず。
 それが、1塁が塞がっていたが為の勝負だったか?
 だとすれば、愚かな選択としか言いようがない。
 両方とも敬遠して、2死1、2塁となるシュチュエーションに差はない。
 過程が違うだけで結果は同じだ。
 村上を歩かせて、2死1、2塁で勝負すべき場面であり、それが勝負に拘るってことだろう。

 この試合勝って、8ゲーム差にして、初めて奇跡へ一歩を踏み出せるはずであった。
 その一歩を踏み出す前に、村上一人に奇跡の芽を摘まれてしまった。
 これで、こと優勝争いについては、勝負あった。
 あとは、CSを睨んで2位狙いでいい。
 その中で次の直接対戦までに7ゲーム差まで詰められていれば、その時に奇跡への一歩のチャレンジができる。
 その時は、村上をなんとかしなくちゃいけないけどね。

 ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 23:53 | comments(0) | - |
7−3 対東京ヤクルト ヤクルトの余裕を消したい
 首位スワローズとのオールスター後の再開3連戦に連勝し勝ち越しを決めた。
 それでもスワローズには、まだまだ余裕がある。
 決して、追い込まれている訳でなく、コロナ禍で欠場していた選手たちが戻り始めて、その試運転をしている。
 田口や清水の中継ぎ、山田哲人や青木といった主力もお試し起用の域を出ない。
 「うちは、こんな状態だから、タイガースさんが勝って当然ですよ。でも貯金もあるし、優勝は手放さないよ。」とでも言いながらやっている試合。

 そんなスワローズの先発は小澤。
 こういう時期に、投手陣の厚みを増すべく、このところ先発起用されている。
 サイドスローから、勢いのある球を投げるピッチャー。
 この試合は攻略できたが、先発陣が戻ってきて、中継ぎに回るようだと厄介なピッチャーになる予感。
 こういう先を見据えた起用が高津のしたたかさなんだろうなぁ。

 その小澤に3回までピシャリと抑えられていたが、4回の島田のツーベースをきっかけに、打者一巡で5得点を挙げた。
 それも、島田のツーベースの後、近本、佐藤輝が倒れて2死になった後から、大山の四球、糸原のタイムリー、ロドリゲスの四球、梅野のタイムリー、才木が四球で、中野、島田の連続タイムリーと四球とタイムリーを交互に絡めた攻撃だった。
 前半のタイガースなら、近本、佐藤輝が倒れ、大山が歩かされ、糸原でチェンジで無得点という場面。
 ここで、糸原にタイムリーが出るようになってきたのが大きな違い。
 
 それと7番で起用されているロドリゲスの存在。
 ここに一発の恐怖がある外人選手がいると相手は、嫌なもんだ。
 この日の小澤、中村のバッテリーもロドリゲスには、かなり気を使っていた。
 ここも慎重な攻めをしてきたが、ロドリゲスがよく見極めた。
 ここで、四球で繋いで、梅野のタイムリーが出て、この回の得点が1点で終わらなかったのが大きい。

 タイガースの先発の才木は、6回までほぼ完璧な投球を見せた。
 惜しかったのは、村上に食らった一発。
 この場面、ストレートだけを狙っている村上に、ストレート勝負を挑んでしまった。
 なんか、村上のバッターボックスの仕草から、ストレート勝負を誘っているように見えたのは、寅吉だけか?
 その挑発に乗って、ストレートで勝負に行って、見事に打ち返されてしまった。
 初回のストレートから幾分球威が落ちているのと、そこしか待っていない村上の罠にハマってしまった結果だろう。
 できれば冷静に、変化球で交わし続けるのも手だったと思う。

 ただ、この回も佐藤輝がサードゴロをダブルプレーを焦ってファンブルし、ランナーを残してしまったことが原因でもある。
 ここをしっかりダブルプレーにとっていれば、才木は無失点でこの回を終えられた。
 佐藤輝もサードとライトをいったり来たりされ続けているうちに、自信のあったサードに守備が不安定になってきている。
 できれば、サードに固定して起用してやって欲しい。
 
 まぁ、ロドリゲスがこのまま好調で起用され続ければ、ファーストしかないため、大山レフトでサード佐藤輝という守備を敷くしかなくなる。
 ただ、左ピッチャーの時に、島田に代えて、セカンドを右の北條、山本泰にして、サード糸原、ライト佐藤輝という守備を敷きたがる。
 単に糸原を北條や、山本泰に代えればいいんだろうけど、このところの糸原の調子から外しづらい。
 そこで、島田を外して、糸原をサードに佐藤輝をライトにということになる。
 ここが一番の問題なんだよね。
 本当は右の外野手が一人いればいいんだけど、江越でも小野寺でも井上でも。
 
 まぁ、スワローズに連勝できtのは良い。
 ただ、ここは3タテしないと意味がない。
 3タテして、ゲーム差を8にして、さらに8月のできるだけ早いうち(スワローズとの直接対戦まで)にゲーム差を5まで縮めたい。
 それができて、初めて奇跡の扉が開かれる。
 3タテして、初めて奇跡への第一歩となる。
 3タテすることで、スワローズの余裕が少しは消えていくだろう。
 そういう思いを持って、3戦目を戦って欲しい。

 ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 22:56 | comments(0) | - |
6−0 対東京ヤクルト これが開幕戦なら、今頃・・・・
 この試合のように、開幕戦を勝ち切っていれば、今の状態はない。
 スワローズも今のような貯金は、なかったろうし、何よりタイガースが初の貯金で喜んでいるような状態ではなかったはず。
 返す返すも、開幕戦で見せた隙が残念で仕方がない。

 この試合、西が7回を零封。
 打線は4点を援護し、4対0。
 8回を加治屋、渡辺雄大の継投で逃げ切り、その裏大山のホームラン等で2点を追加。
 6点リードの9回は、岩貞が締めくくった。

 対して開幕戦。
 藤浪が7回を3失点で乗り切る。
 打線は活発に援護し、8点を挙げ、8対3で5点のリード。
 ここで8回を齋藤友貴哉に任せたことが、隙を見せた。
 齋藤友貴哉は、オープン戦の終盤で1軍に合流し、その球威は見るべきものがあるが、まだまだ経験や勝ち試合の8回を任せられる信任は得られていない。
 その齋藤友貴哉をここで登板させたのは、5点のリードによる隙を作った。
 
 何度も書くが本当は、山田哲人を三振に打ち取ったところで、渡辺雄大を村上に当てるべきだった。
 そのために、渡辺雄大を支配下登録し、ベンチに入れているのが今年のタイガースだったはず。
 それを欲をかいて、そのまま齋藤友貴哉で押し切ろうと続投させたのが、過信による隙。
 なんかあっても5点差があるから、まだ岩崎もいるから、多少の失点は大丈夫、そんな考えが大きな隙となる。

 この試合で、8回の先頭右の塩見に加治屋をワンポイント、2番の小太郎に渡辺雄大と万全の系統を敷いた。
 この試合までに、加治屋も渡辺雄大も、自分の働き場所をわかっている状態になっている。
 それぞれ、役割を果たして、スワローズに付け入る隙を与えなかった。
 ここが大きく違う。

 開幕戦は、まだ渡辺雄大の力を図り兼ねていた?
 それなら何故、ベンチ入りさせている?
 対村上に対して、齋藤友貴哉>渡辺雄大の序列だったのか?
 齋藤友貴哉は、村上を歩かせ、サンタナに2ランを食らってスワローズの息を吹きかえさせてしまった。
 尚も後続にヒットを許し、岩崎を投入することになったが、岩崎もスワローズの勢いを止められず、この回で4失点。
 1点差に迫られ、9回に計画外のケラーを投入し、見ごとな逆転負けを食らった。

 本来なら、この試合のように8回を一人一殺で締めて、9回を岩崎で逃げ切る、そういう試合ができていれば、今のスワローズとタイガースの立場は入れ替わっていたんじゃないだろうか。
 この試合は、開幕戦の反省に立っている。
 本当は、こうして勝つべきだったという試合。
 
 後半戦の残り50試合を切っての戦いに、今更感は否めないが、それでも今は、ちゃんとこういう戦いができることをスワローズに示した。
 これは、CSで戦うことになった時、いいプレッシャーをかけられる。
 これからタイガースがどこまで追い上げられるかは、わからない。
 それでも無抵抗でスワローズの連覇を見せられるより、多少は傷を負わすことくらいはしておきたい。
 それには、まず次の試合も勝って、スワローズにタイガースが怖いと思わせる、そういう試合をすることだ。

 ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 22:49 | comments(0) | - |
1−0 対横浜DeNA 5割到達がゴールではない
 ベイスターズを3タテして、勝率5割に戻した。
 最大16の借金から、よく戻したと言える。
 元々、それくらいの力があるチーム。
 出だしの運営を間違えなければ、スワローズをここまで走らせることはなかったし、少なくとも、マッチレースには、持ち込めたはず。

 ただ、オールスター前に5割に戻せたのは、褒めていいかもね。
 ただ、これで浮かれてはいけない。
 今は亡き星野前監督は、一つ負けても、5割、貯金2桁を維持できないと、本当の5割や貯金10とは、呼ばなかった。
 また、今の状況で、浮かれていようものなら、「何を浮かれている。俺たちのゴールは、5割じゃないだろ!」とドヤされているんじゃないだろうか。

 5割到達を賞賛するマスコミにも、「マスコミがそうやって、甘やかすから、選手もこれでいいってなる。今頃、5割とか言っている状態を非難しなさい。」的なこと言っているんじゃないか?

 それでも、修正計画のオールスターまでに5割は、成し遂げた。
 後は、残り試合49でどれくらい貯金するかだ。
 35勝14敗くらいで、貯金21。
 これくらい追い上げて、尚スワローズが上ならしょうがない。
 現実的なところは、30勝19敗位だろうが、これで2位でCS進出。
 投手力にものを言わせ、CSを勝ち抜き、日シリ進出って言うところだろう。

 それには、なんでも1試合で3点取ることが必要。
 どんな泥臭い手を使ってでも、3点までは、執拗に取りに行く、そう言う野球を見せることだ。
 それができれば、借金を完済したペース以上の勝率が見込める。
 
 後は、コロナ禍で、何が起こるかわからないので、充分注意して欲しい。

 ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 22:50 | comments(0) | - |
3−1 対横浜DeNA 伊藤将のピッチングと近本の攻守に渡る活躍で、5割へあと一歩
 前日書いたように、今永相手に僅差の争いに持ち込めたことが勝因。
 それは、伊藤将のピッチングに因るところが大きい。
 代打・細川に一発こそ打たれたが、それ以外点を与えることなく、7回を投げ切った。
 甲子園、対ベイスターズの相性の良さを活かしたピッチングだった。

 その伊藤将のピッチングを支えたのが、5回に見せたファインプレー。
 宮崎、大和に連打を喰らって、無死1、2塁のこの試合初めてのピンチと言っていい。
 ここで、嶺井が1ボール、2ストライクからの外角低めへ投じたツーシームを上手く拾い上げ、センター前へ。
 完全にセンター前ヒットかと思われた打球に、近本がダイビングキャッチを試みて、これをキャッチ。
 飛び出したセカンドランナーを刺して、ダブルプレーが成立、この回を無得点に切り抜けた。

 初回にワイルドピッチで1点、3回に近本のタイムリーで2点目と、いずれも中野のヒットを起点にし、山本が送ってという展開で今永から得点を奪ってはいたものの、完全に打ち込んだ訳ではなく、今永も調子を戻しつつあった中、この5回に1点でも返されていれば、その後の展開がどうなったかわからなかった。
 それを未然に防ぎ、尚且つ今永に6回の打席で代打を送らなくては行けない状況を作らせた、近本のファインプレーだ。
 本人は、前の広島戦の落球を取り返そうと思ったとのことだが、こういうプレーができる近本が何故、あの落球をしてしまったのか、返す返すも野球は怖いってことだな。
 
 その後今永を繋いだ入江を打ち倦んだが、8回に平田に代わると、大山の四球と糸原のヒットで、1、3塁のチャンスを掴む」。
 ここでロドリゲスが、詰まりながらレフト前へ、3点目のタイムリーを放った。
 この日2安打で2三振といい面、悪い面両方を見せたが、チャンスで打点を挙げることができているのは良い傾向だ。
 伊達にNPBの経験がある訳じゃない。
 日本式の攻め方の経験がある分、いいスタートが切れたんじゃないだろうか。
 ロハスやボーアが出だしで躓いて、苦労したのとは違った結果が出そうだ。
 また、守備でも戦前の不安をよそに、無難以上の結果を出した。
 上手く、起爆剤として機能してくれれば大きな戦力になる。

 さあ、オールスター前の最後の1試合になる。
 これに勝てば、5割でオールスターに臨める。
 これは、ある意味計画通りだが、スワローズが走り過ぎているのが誤算だ。 
 スワローズが2桁そこそこの貯金で、2位が一桁の貯金くらいを想定していたので、オールスターまでに5割に戻せれば、まだまだチャンスがあると思っていたが、スワローズは、ここへきて失速してきて入るが、20を超える貯金を持って、悠々と戦っている。
 なかなか、スワローズに追いつくっては言えないが、2位までには滑り込んでCSから日シリへ進出し、日本一の可能性はまだまだ残している。
 折角、キャンプで胴上げまで練習しているんだから、そこまでは持っていかないと、いかんのじゃないか?
 それには、まず次を勝って、5割でオールスターを迎えよう!「
 
 ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 23:10 | comments(0) | - |
6−3 対横浜DeNA 久々の大山、サトテル、アベック弾で青柳11勝!
 青柳が投げて、大山、佐藤輝が一発を放てば、そりゃ勝つでしょ!
 青柳は、少々球数が嵩んで、ランナーを出しながら粘りの投球。
 楠本に一発を喰らったが、それ以外の得点は許さなかった。
 特に桑原に苦労していたようだが、何故かタイガースのピッチャーは桑原によくやられる。
 それもあって、慎重に攻めた結果、球数が嵩んだのだろう。
 ただ、そとが、オースティンを欠いて、牧も故障から復帰したての状態(また、この試合の途中で交代してしまった。)を考えると、もう少し楽に勝てなくては行けなかったかもしれない。

 ピッチングから言うとベイスターズの坂本の方が内容はよかった。
 ただ、タイガースのバッターの苦手意識か、高めの球を打ち損じているのが多かった。
 三浦監督もそれもあって、結果抑えているが坂本に不安は感じていたのだろう。
 大山に逆転の2ランを喰らった後の回、5回で早々に坂本を見切ったのもそれが理由だったのかもしれない。
 それでも、打ちあぐねている坂本を早々に見切ってくれたのは、逆にありがたかったかもしれない。

 タイガースは、5回から代わった京山に、6回裏佐藤輝がバックスキリーン横へ、驚愕の一発。
 7月に入って初めての一発で、3点差をつけた。
 佐藤輝は、体力不足なのか夏場になるとスイングが鈍くなる。
 本人もそれを自覚しているのか、強く降ろうという意識が強くなり過ぎ、逆に力みにつながる。
 それが、もうひと伸びというところで失速してしまう原因になっている。
 それが、この京山からの一撃では、無駄な力みが見えず、スイングがスムーズにボールを捉えたことから、あの飛距離を産んでいる。
 スィングは、いかに力を込めるかより、いかにスムースにスピードを上げるかだと言うことを、この一発で気づいてくれれば、今後の打撃が変わってくると思う。
 そうなれば、大きな一発である。

 また、7回には、新加入のロドリゲスが、代打でタイムリー2点打を放った。
 これも、追い込まれながら逆方向へ強い打球を飛ばしたロドリゲスの対応力をみれたことでもよかった。
 まぁ、1死1、3塁と言う、ダブルプレーが怖い状況から、梅野が盗塁して2、3塁となり、ダブルプレーの心配を無くしたことが大きい。
 フルカウントまで持ち込んで、ダブルプレーの恐怖がなくなった分、スムースにバットが出ていった。
 外野フライでオーケーという状況もロドリゲスに味方した。
 何はともあれ、ロドリゲスにとって最高のデビューになった。

 これで、オールスターを5割で迎えるために、残り2勝となった。
 次の試合は今永だけに、ここが大きな壁だ。
 伊藤将が相性のいい甲子園で、横浜戦だけに、少ない点の取り合いに持ち込み、なんとか僅差の勝負に活路を見出したい。
 そのために、ロドリゲスが使える状態になったのは大きいかもしれない。
 中野から近本まで足の使える上位から、佐藤輝、大山、ロドリゲスという長打が期待できる中軸、糸原、梅野の下位打線が上向きつつあることから、得点力は上がると思う。
 なんとか、5割復帰を目指して、頑張れ!
 
 ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 23:14 | comments(0) | - |
3−5 対広島 機能し始めたベンチがフリーズしては、勝てない
 あそこで西を代えるべきだったんだろうか。
 初回の1点で凌いで、ここまで70球後半の球数。
 スタミナは充分あったし、本人も続投したかったのだろう。
 
 ベンチは、前日ウィルカーソンを見切って、坂倉から渡邊雄大を起用し、成功した体験がある。
 先頭の坂倉にヒットを許したところで、早々に西を見切って、前日同様の継投に入る判断をした。
 それは、それでわかる。
 過去、西を引っ張って、僅差を守りきれなかったことの失敗体験もベンチにはあったのだろう。

 その渡邊雄大が松山を打つ取ると、長野に浜地を投入。
 これで、この回は、一人一殺の継投体制かと思われた。
 やっと、積極的に采配するようになったベンチの策なので、これはこれでいい。

 ところが、長野の打球が3塁戦を抜けるかのような打球で、これを候補した糸原が、瞬間セカンドを見た、その間がファーストに間に合わず、長野に内野安打を許してしまう。
 ここで、バッターは、左の小園。
 まぁ、今季の力関係から浜地で行けると踏んだのだろうが、ここで小園に1、2塁間を抜かれる。
 一人一殺でこの回を乗り切ろうと思えば、ここで岩貞にスイッチし、磯村にアルカンタラという手もあった。
 この小園の打球を佐藤輝がバックホームを急いで、逸らして、一度は佐藤輝の肩を考え止まったサードランナーが戻ってしまって、1点差に詰め寄られる。

 その後の磯村の打球は、左中間に上がったフライ。
 これをあろうことか近本がグラブに当てて落とすと言う痛恨のミスで満塁となった。
 本来は、ここで代打羽月が出た時点で岩貞を投入すべき場面。
 相次ぐ守備のミスにベンチが完全に硬直してしまったのが見て取れた。

 このバックのミスは、浜地に余計なプレッシャーを与え、この日の球の走りがイマイチであったことも考え、浜地はより、慎重に、丁寧に行き過ぎ腕が振れていなかった。
 最低限、この場面で代えてやるべき。
 
 この羽月にセカンドゴロを打たれ、ゲッツー崩れで同点打。
 次の野間に対して、遅らせながら、岩貞を投入しなくてはいけない場面だが、ここでもベンチはフリーズ中だ。
 結局野間に逆転打を許し、菊池にこの回4点目を取られるまで、ベンチは、フリーズし続けてしまった。

 試合後の矢野監督の談話で、外野の2つのエラーについて、「本人に聞いてよ。」と投げた言い方をしていた。
 監督にすれば、自主性を重んじ各個人に課題を任せてるんだから、練習は本人の責任でやっているんだから、ミスも個人の責任ってことなんだろうか?
 
 チームとしての練習をどう組み立てるか、どう言う技量が必要なのか、チームは何を求めているのかを理解させて来たのだろうか?
 守備を固定しないで、あっちこっちやる為の準備をしておくように指示はしてきたのか?
 自主性という名のもとに、自分のやるべきことを放棄してきてはいないか?
 そんなことを感じる談話が悲しい。

 これで結局カープと1勝1敗。
 借金も3のままで、結局、次の横浜戦を3タテしないと、オールスターまでに5割の目標は、達成できない。
 その目標に向けて、ベンチが積極的に動くところを見せてきていただけに、7回のピンチで突如フリーズしたのは、情けなかった。
 最後まで勝利に向けて、何をすべきか考えて動いて欲しかった。
 
 さて、後がなくなった横浜戦。
 どう戦うか、ベンチの意識がどこまで高まっているのか。
 今一度、確かめられる戦いだ。
 
 ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 23:06 | comments(0) | - |
3−0 対広島 やっと、ベンチが采配するようになってきた
 なんか、ベンチがちゃんと采配するようになってきたように見えるののは、気のせいじゃないよな。

 まぁ、床田に対して右を並べる打順は、いつものことではあるけれど、逆に左が苦手な左ピッチャーもいるし、打てない右より、打てる左の方がいいとも言える。
 ただ、この日の北條、熊谷、陽川の起用は、当たった。

特に、北條は、床田も嫌がっているのがわかるほど、効果的な起用であった。
 2回の先取点は、2死から北條がストレートの四球を選んだのが起点になったし、6回の3点目は、2死からの北條のタイムリーによるものだ。

 陽川は、2回の北條の四球をヒットで繋いで、梅野の先制タイムリーに繋げた。
 陽川もラストチャンスが近づいている立場だけに、出た試合では、確実に爪痕を残さないと。
 本当なら、大山欠場中のファーストは、陽川が入っていなくてはいけない立場だ。
 大山が復帰した今、対左と代打が生きる道になる。
 がんばれ!

 そして熊谷が決めたのが、3回のバスターエンドラン。
 中野が無死からヒットで出ると、カープのバントシフトの守備陣系を見て、2球目にバスターエンドランを敢行。
 これを見事に成功させた。
 これで、近本のピッチャーゴロで、中野が戻って、2点目を挙げることができ、この試合を有利に進められることになる。

 ここは、カープの守備陣系が、床田の先発、熊谷の打力を考え、どうしても2点目を取りたいタイガースが送りバントで来ると言う決めつけから、シフトを敷いた隙をつくものでもあった。
 まぁ、それを見事に決めた熊谷も誉められるが、勇気を持ってサインを出したベンチが、やっと仕事をした場面でもある。

 今まで、こう言う采配をできるのにやらなかったのか、今になってやっと気づいたのか不明であるが、やっとベンチも仕事をしなくてはいけないって事に気づいたのは、進歩と言っていいのか?
 ともあれ、今後の展開には、いい事であるのは確かだ。
 後は、ベンチが仕掛ける勝負感があるか、ないかだ。、その作戦を遂行する技量が選手にあるかと言う事だ。

 本来なら、それをシーズン前のキャンプから訓練してこなくてはいけなかったのだが、タイガースは、胴上げの練習に忙しくって、そう言う練習を疎かにしてしまっているので、かなりの失敗の危険性を伴う。
 それでも、そう言うことをして、勝ちに行くんだと言う姿勢を示さなくてはいけない。
 繰り返すが、本当はシーズン前に訓練しておくべきことだ。

 それでも今季苦手にしていたカープに、床田に勝って、対カープ2勝目を挙げた。
 ただ、2連戦になったこのカード。
 次の試合に勝たないと意味がない。
 西勇輝のピッチングに期待するしかない。

 ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 22:55 | comments(0) | - |
3−1 対中日 初めて、ベンチの采配で勝利する
 結局、ミスへのつけ込む点数の差が勝負を分けた試合。

 1回の表、ドラゴンズの攻撃。
 大島がヒットで出ると、2番岡林はサードの佐藤輝を襲う強い打球。
 これを佐藤輝が弾いて、後ろへそらした。
 ランナーの大島が、レフトがロハスであることも考え、一気にサードまで進もうと考えた。
 それをロハスが堅実(スピード感が全然なかったが)な返球で、サードで大島を刺した。(リプレイ検証で判定が覆る際どいプレー。)
 これで、1死1塁とピンチを脱したかに思えたが、ここからガンケルがミスでピンチを招く。

 盗塁のスタートを焦った、ランナーの岡林に気づいて、キャッチャーから指示されたガンケル」は、プレートを外してファーストへ牽制を投げようとした。
 ところが、スタートを読まれた岡林が、ファーストへ戻る選択でなく、そのままセカンドを目指して、一目散。
 丁度、昨日の糸原が引き返したのと反対に、一か八かの前に行くことを選択した。
 これに焦ったのが、1塁へ送球して、戻ろうとした岡林を刺そうとしたガンケルだ。
 ファーストへ投げる寸前に、岡林が帰塁することなくそのままセカンドへ向かっていることに気づいた。
 「あっ」と思ったときには、指先からボールが離れて、送球はあらぬ方向へ投げられた。
 折角ランナーを誘い出してアウトにするところ、逆に1死3塁のピンチに陥った。
 ここで木下に犠牲フライを上げられ、1点を先取される事になった。

 ただ、大島をサードでアウトにしたこともあって、この1点に終わったことが、この試合を勝利に持って行けた理由にもなる。
 大島が、ロハスを舐めた(ある意味狙い通りだったんだろうが)走塁が、この回の最小失点に留まらせてくれたと言っていい。
 逆に、これをちゃんとアウトにできたことが、失点を最小で済ませたってことなんだろう。

 その裏のタイガースの攻撃。
 中野、島田の連打の後、近本のセーフティに、処理を焦った柳のミスで、無死満塁となる。
 ここで佐藤輝が、タイムリーを放ち、2点を取って逆転。
 ミスに漬け込んで、逆転まで持ち込んだ佐藤輝の効果的な一打だった。

 その後の無死1、3塁のチャンスも、糸原が倒れて、1師1、3塁と、このまま2点だけで終わると嫌な感じになる場面。
 バッターロハスの時に、ダブルスチールを仕掛け、セカンド送球の間にサードランナーの近本がホームへ帰って追加点を挙げた、
 いつもなら、このまま3アウトを勘定して、あの時もう1点取っていれば、っていう事になる場面だけに、この日の攻撃は珍しく手を打ってきた。

 この回の近本のセーフティが、ベンチの指示か近本自身の判断かわからないが、これも今までのタイガースに見られなかった発想。
 そうして、ダブルスチールを仕掛けた追加点。
 いずれもベンチが、勝つための手をしっかり打った結果が出た場面。
 本当は、こういう動きをもっと早くからやってほしかったんだが。
 何はともあれ、ベンチの采配で勝った、初めての試合になったんじゃないか。

 談話では、「采配は、結局選手がやれるか、やれないかってことなんだ。」的なことを言っていたようだが、決してそうではない。
 采配は、それまで準備してきたことを、一番効果的な場面で、いかにやらすかってことなんだ。
 普段から準備していないものを、急にやらそうとしたってうまく行くはずはない。
 それを選手の技量のせいにするのは違う。
 それは、それまでの自らの指導力のなさを言っているのと同じだ。

 その後、得点を挙げられず、スミ3で終わったのは問題有りだが、逆にドラゴンズをスミ1に抑えたガンケルのピッチングは、褒めていい。
 初回のファーストへの悪送球がなければ、完封できていたかもしれない。
 これで「ウルトラの夏」の6試合を4勝2敗で勝ち越せた。(本当は5勝1敗で行きたかったが・・・・)
 問題は、次のカープ戦。
 オールスターを5割で迎えるには、一つも落とせないつもりでいかなくては行けない。
 特にカープへの借りは大きい。
 ここいらで、しっかり返さないと!
 
 ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 22:54 | comments(0) | - |
1−3 対中日 糸原の回れ右で、AクラスからBクラスへ
 しかし、なんで糸原は、戻ったかなぁ。
 あそこは、スタート切ったら、そのままゴーでしょう。
 ライトの岡林の肩を考えて、戻るなら、捕球した時点でタッチアップしないでしょう。
 タッチアップしたのは、岡林であること、捕球時点での位置、体勢全てを鑑みて、いけると判断してスタート切っているわけだから、途中でその考えを改める必要はないんじゃないかな。
 
 それとも、ホームに向かっている途中、「やっぱり、無理なのかもしれない。」なんて考えながら走っていたんだろうか。
 そうであれば、アウトになっていたかもしれない。
 あの場面では、返球の方向により、どちらに滑り込んだらいいのか?そういうことをランナーコーチやネクストバッターの指示により判断し、滑り込む方法や方向を考えているべきところだ。
 
 もっとも、そういう練習もしていないんだろう。
 今のタイガースに絶対的に欠けているもの、それは実戦の臨場感に即した対応の仕方の訓練。
 ケース別に打者は何を考え、何をすべきか。
 守りなら、どういう状況に即してどういう対応を行うべきか。
 そういう訓練をしているのは、ほとんど見たことがない。(報道陣シャットアウトして練習しているのなら、わからんが。)
 そこまで、自主性という名の下に選手任せで、対応させようとしていたなら間違いだ。
 若い主力が多いタイガースには、そういう訓練を首脳陣がきっちり言って聞かせ、訓練していかなくてはならない。
 そこができないから、タイガースはいつまで経っても野球が甘い。

 この回も、相手のミスでいただいた、無死1、3塁のチャンスだ。
 陽川も、ここはダブルプレーでもいいから、ゴロを打たなくてはいけない。
 そうやって、もらったチャンスに確実に点を挙げないと、相手は大野だけにその先にチャンスは来ないかもしれない。
 ここで、1点を取っていれば、9回の得点は同点でなく、サヨナラになるはず。

 まぁ、継投も変わって、必ずしもそうなったとは言えないが、こういうチャンスを逃すことが、結局敗戦につながる。
 糸原が、回れ右をして、サードに戻ろうとした時、タイガースの勢いも、2位を伺う状態から、5位へ戻ることを選択したことになった。
 これが、オールスターまでに5割の目標からも、回れ右することにならないといいんだけれど。
 
 ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 23:42 | comments(0) | - |
2−1 対中日 北條史也の生きる道
 しかし、初物に弱い体質は、変わらないなぁ。
 危うく、中日・上田に、プロ初勝利を献上するところだ。
 
 青柳が初回の1失点だけで、粘り強く投げ、2回に出た北條の逆転2ランを、アルカンタラ、湯浅、岩崎で守り抜いた。
 これで青柳は、10勝目。
 両リーグを通じて最速の到達。
 目標の15勝を超えて、勝って行ってほしい。

 しかし、こういつも大島、岡林にやられるのはどうしたものか。
 元々、同じバッターに何度も撃たれ、同じピッチャーに何度も抑えられる。
 苦手を作ることに関しては、得意中の得意であるタイガース。
 大島は、タイガースの対戦打率で4割を超え、岡林は3割を超えている。
 これにキノタクが加わっていたが、今季はよく抑えているみたいだ。
 ただし、他では打っていない高橋周平に3割を超える打率を残されている。

 これに苦手の大野と柳がいるのだから、ドラゴンズ戦は厄介だ。
 毎度、毎度、重苦しい、僅差の展開になる。
 この試合も、本来エースの青柳と育成上がりのプロ2年目の上田だけに、もっと楽に勝たねばいけない試合。
 それをこうも苦戦するのは、タイガースの苦手を作る体質、初物に弱い低質に他ならない。

 ただ、この試合は、さして調子が良くなかった青柳を、2回という早い回で、北條がホームランを打ってひっくり返せたのがよかった。
 本来北條は、こういった長打を打てるバッターなんだがねぇ。
 
 北條もプロ入り10年目。
 藤浪1位、北條2位のドラフトから、早くも10年の月日が流れた。
 あの時、近い将来にエース藤浪、中心バッターとして北條が活躍する日が来ることを夢見たんじゃなかろうか。
 藤浪が1年目から2桁勝利を挙げ、順調にプロ生活をスタートしたのに対して、金属から木のバットに変わった北條は、苦戦した。
 その2軍生活の間に、どう間違ったか、北條を小兵選手のような扱いにしてきてしまった。
 それで、どちらかというと便利屋的なポジションで1軍の居場所を得るようにはなった。
 ただ、本当の北條は、夏の甲子園でホームランを連発したように、その長打力に魅力がある選手なんだ。
 この試合のように、珍しく先発出場で機会を与えられた中で、持ち味である長打力を示せたのは、よかった。

 今後、北條はどう進むのか。
 今のように便利屋で、バントも右打ちもできる代替え要因として生きていくのか、再び定位置をと理、レギュラーとしての働き場を得ようとしているのか・
 北條を見ていると、セッキーと良く被る。
 セッキーも大型内野手として、浜中と共に将来のタイガースの大砲候補で入団してきた。
 だが、浜中と違って、セッキーが1軍の居場所を掴んだのは、内野のどこでも守れるユーティリティーさと勝負強い打撃だ。
 一時はセカンドのレギュラーとして過ごしたシーズンもあった。
 ただ、持ち前の長打力を捨てて、バットを短く持って、相手のピッチャーの嫌がる打撃をひたすら追求した。
 それが、晩年の「代打の神様」を襲名するが如く、勝負強さに繋がった。
 長打力は捨てても、短く持ったバットから、鋭くミートすれば、オーバフェンスすることもある。
 きっと北條は、そういうセッキーのような選手を目指すことになる。
 一度、セッキーにコーチでもして貰えばいいんだろうけど。

 ただ、藤浪と北條が好きなタイガースファンは多い。
 この二人が揃って活躍する日が来ることを夢見ているタイガースファンも多い。
 まだまだ、諦めず、甲子園で輝く2人の姿を見たいもんだ。
 
 ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 23:29 | comments(0) | - |
3 −0 対讀賣 「タコ焼き祭り」は、Gが開催
 今夜も、讀賣は、絶賛「タコ焼き祭り」を継続開催中らしい。
 伊藤将が完璧なピッチングで讀賣打線を沈黙させた。

 タイガース打線は、靴屋の立ち上がりを責め、近本のタイムリーまで、3連打で先取点。
 ただ、この後、佐藤輝のライトフライの間に島田がサードへ到達。
 1死1、3塁と言う、課題のシーンに入った。
 ここの先取点が、1点と2点では、今後の展開、伊藤将のピッチングに与える影響も大違いだ。
 是非とも、もう1点取らねばならないところ。

 タイガースの中では、こう言う場面で一番なんとかする可能性が高い糸原ではあるが、選手任せでいいんだろうか?
 糸原は、意図的に叩きつけるバッティングをしたように見えたが、この打球で本塁タッチアウトに処理されてしまった。
 糸原のバッティングや狙いに間違いはなかったが、それがベンチと連携され、サードランナーの島田と共有されていたのかが問題。

 ベンチが意図した作戦で、島田に当たりゴーのサインを出していれば、結果は変わったかも知れない。
 また、同じ意図では、スクイズも考えられる。
 讀賣の頭にスクイズは、なかったように見えるし、外人ピッチャーの靴屋だから、トライする価値はある。
 いずれにしても、ベンチがこの1点を取るために、選手にちゃんと意志を伝えていたかと言うことが問題。
 ここを1点で凌いだ靴屋は、その後立ち直り、6回まで持たせてしまった。
 もう1点取れていれば、もっと早い回に引きずり下ろすことが可能だったろう。

 それでも、伊藤将は、味方の拙攻にめげることなく、辛抱強く自分のピッチングをし続けた。
 その後、ロハスの三振ゲッツーと言う流れを変えかねない場面の後に、梅野にホームランが出て、そのロハスが7回に一発を放って、靴屋を降板に追い込んだ。
 この日の伊藤将には、この3点で十分だった。
 後は、9回まで讀賣のスコアボードに、タコ焼きを並べるだけだった。

 大勝の後の一戦だけに心配されることが多かった。
 それでも、伊藤将のピッチングは、その不安を拭い去るに充分であった。
 
 初回の拙攻は、以前から言ってるように、完全な準備不足、練習不足。
 キャンプから、そう言う状況で、いかに1点を取るのか、そう言う練習を疎かににしたツケだ。
 ただ、打ってくれって選手の技量に任せて、手を打たなかったツケだ。
 この改善は一朝一夕でできるもんではないけれど、問題意識は持たなければ、いつまで経っても改善されない。
 
 ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 22:02 | comments(0) | - |
13 −0 対讀賣 大勝に浮かれることなかれ
 今度は、讀賣が「タコ焼き祭り」を開催してくれた。
 メルセデスでタイガースを「タコ焼き祭り」にしたかったのだろうが、逆に自分のところが、西に「タコ焼き祭り」を喰らってしまうことになった。

 それを引き出したのが打線の効果的な援護。
 初回から面白いようにタイムリーが出て、序盤で大量リードをうばうことができた。
 こう言うセーフティリードを得た時の西は、強い。
 元々コントロール主体のピッチャーだけに、少々打てれても大丈夫と言う点差では、積極的に攻めの投球ができる。
 それが、西の好投を引き出し、8回を零封することができた。

 最後の9回を締めたケラーのピッチングも、大量リード下であるとはいえ、特筆すべき内容。
 いよいよ、本来のピッチングができるようになってきて、抑えへの配置転換も検討に値する内容になってきている。

 これくらい打てれば、ベンチでひたすらヒットを祈る首脳陣も安心しただろう。
 ただ、これがずっと続くなんて馬鹿な考えはしないほうがいい。
 打線は水物。
 爆発した後、コロッと簡単に完封されたりする。
 次の試合で、再びタイガースが「タコ焼き祭り」を開催する可能性は充分ある。
 
 逆にこう言う試合は、早く忘れて、前の試合で戸郷に完封された試合を思って、そうならないために、どうするかを、ベンチ、選手共にしっかり考えて、次の試合に臨む方がいい。

 まだまだ、オールスターまでに5割の目標は、厳しい状況なのだから。

 ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 23:12 | comments(0) | - |
0 −4 対讀賣 ひと足早く、「タコ焼き祭り」開催中
 “阪神は11日、フードイベント「甲子園 たこ焼き祭」を、DeNA戦が行われる23、24日の各日14時半〜19時に開催することを発表した。”
 こんな発表があったが、タイガースは、気が早いようで、もう「タコ焼き祭り」を開催しているようだ。

 さして調子がいいようには見えなかった戸郷にプロ初完封をプレゼント。
 これで、勝ち星も青柳に並んだ。
 まぁ、味方がタイトルを争う相手に、こうサービスされちゃ、青柳も浮かばれないわな。
 
 「いやあ、完封されるような調子じゃないと思うけどね。こっちが打ち損じてるというか、打ってないというだけで」
 試合後の矢野監督の談話。
 じゃぁ、どう言う指示したの?ってこと。
 打線なんて、いつも都合がいいように打ってはくれない。
 どんなにいいバッターでも、打って3割、失敗7割なんだから。
 打てない時、どうやって点を取るかでしょう。

 ただ、打ってくれってベンチで祈るだけなら、誰でもできる。
 そう言う時に、いかに点を取るか、事前に準備と訓練をして、試合で指示する、それがベンチの役目と違うんかいな。
 こう言うただ祈るだけの無策が、17度もの完封負けを呼んでいるってことを、もっと自覚した方がいい。

 最も、今季限りだし、もう何してもしょうがない、選手に任せて、ただ祈るしかないんだよ。って言うなら、シーズン終了を待たずに辞めてもらえて結構。
 そんな気はなくても、周りからは、そう見られることを知るべき。
 最善を尽くせよ!

 さて、目標のオールスターまでに5割は、この敗戦で厳しくなったか。
 残り11試合で、
 残り11試合で2敗しか許されない。
 大型連勝が必要とされる。
 「タコ焼き祭り」なんてやってる場合と違うぞ!

 ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 22:51 | comments(0) | - |
8 −0 対東京ヤクルト 青柳のエースの仕事
 この試合のピッチングを見れば、青柳がタイガースのエースになったことを再確認できる。
 前回の中日戦で、1点のビハインドで6回で代打を送られた時の不満を、この日のピッチングで示してみせた。
 今のセリーグで、無双できる唯一のピッチャーになりつつある。

 青柳は、毎年この時期になると、勝てない日々がひと月くらいは続く。
 今年も前回の降板から、そういう危惧を抱いていたが、この日のピッチングを見れば杞憂に終わるように思える。

 しかし、青柳がここまで上り詰めると誰が思っていたのだろう。
 ドラフト5位の変則枠的に指名されてプロ入り。
 そのサイドスローとアンダースローの中間、自らクォータースローと名付けて、その癖のあるフォームで中継ぎにでもという評価であった。
 最初は、球威はあるがコントロールがおぼつかなく、暴れ馬のようだと称されることもあり、1軍、2軍を行ったりきたりの存在。
 それでも当時の金本監督は、青柳の球威とその癖のあるフォームから、打ちにくいピッチャーだと認め、使われてきた。
 そういう中で、自分の課題を一つ一つクリアして、年々成績を上げ、4年目からローテで回るようになり、昨年は最多勝、最高勝率などタイトルを取るようにまでなった。

 今季は、初の開幕ピッチャーに指名されながら、コロナの影響で開幕に間に合わず、遅れてのスタートになりながら、現在ピッチャーのタイトルのほとんどの部分で、トップを走っている。
 コントロールの悪さを克服し、ショートスローが苦手であれば、ワンバンド送球で補い、左バッターの苦手を克服し、今年は夏場の勝てなくなる期間の克服をしようとしている。
 
 タイガースのピッチャーで、エースと言われたのは、村山、江夏、井川、とみんな本格派と呼ばれるピッチャーだ。
 唯一、江川とのトレードでタイガースに来た小林繁が、サイドスローの変則であった。
 青柳は、小林繁以来の変則ピッチャーのエースとして君臨できる、そこまで来ている。
 そうして、その小林繁以来の変則投手として、沢村賞をも受賞できる可能性がある。
 (斎藤雅樹が、フォームがサイド気味で変則に数える可能性があるが、寅吉的には低めのスリークォーターとして本格派としている。)

 この試合も、首位のスワローズに対して、タイガースの意地を見せるべく、スワローズの左を並べた打線もものともせず、完投・完封してみせた。
 これは、タイガースがCSの権利を持って、スワローズと対戦する機会が得られれば、大きなアドバンテージにもなる。
 スワローズが優勝した1勝のアドバンテージを消せる存在になる。
 後は、打線が、青柳の投げる試合は絶対に負けないという強い意識を持って、援護してやることだ。
 それがあれば、青柳はこの夏場も克服し、最多勝他のタイトルをとり、無双状態になり、文字通りエースとして君臨できる。
 エースの仕事を全うできるはずだ。

 ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 23:15 | comments(0) | - |
0 −3 対広島 最後まで、諦めないんじゃなかったのか?
 最後まで、あきらめない。
 それがモットーじゃなかったか?
 この試合、最後まで諦めない姿勢を見せることができたのか?
 
 9回の表のカープの攻撃。
 先頭のマクブルームに対して、加冶屋を投入。
 これは、右に強い加冶屋を当てるのは、納得が行く。
 その加冶屋が、マクブルームにヒットを許し、ノーアウトのランナーを出した。
 次のバッターは、怖い左の坂倉。
 ここで最善を期すなら、渡邊雄大にスイッチ。
 
 ここまで0対1の1点差。
 9回の裏は2番からの好打順。
 1点差キープで裏の攻撃を迎えれば、何か起こっても不思議じゃない。
 勝負を諦めない姿勢を身いせるなら、ここで最善手は、渡邊雄大の投入だ。

 だが、ベンチは、動かなかった。
 前の試合では、7回ワンアウトで、坂倉を迎えた時に、スッパリ西を渡邊雄大にスイッチしたのに。
 この試合は、負けて入りからなのか、渡邊雄大の連投を嫌ったのか?
 はたまた、もしもの延長12回を考えたのか?
 昨日は、考えずlこの試合は、考えたのは何故か。
 いずれにしても、1点負けている状況がベンチの策を留めた。
 
 加冶屋は、案の定坂倉に打たれ(長打でなくってよかった。)、無死1、3塁とピンチを拡大した。
 しかし、右の磯村はピッチャーゴロに打ち取り、1死1、2塁と、少しは凌いだ。
 次が左の小園であるから、ここで渡邊雄大を投入でも、まだ間に合う。
 それでもベンチは、動かず。
 まぁ、小園が不調で、ここで三振してくれて助かった。

 これで2死1、2塁でピンチ脱出も見えてきた。
 カープは、ここで切り札の松山を代打で投入。
 ここが、渡邊雄大投入の最後のチャンスだった。
 元々、松山は、タイガースの投手と相性がいい。
 何度松山にやられてきたことか。
 しかも、基本左が苦手な加冶屋だ。
 小園はラッキーにもうちとれたが、ラッキーがそんなに続くと思ってはいけない。
 ここを無失点で凌ぐために、最善を尽くさなくてはいけない場面。

 だは、ベンチは動かない。
 ここまできて、加冶屋の左バッターへの攻略の学習場面でも与えるつもりか、まだオープン戦でもやっているつもりなのか。
 それとも、ここで加冶屋が抑え、その裏に逆転なんて、ラッキーなことだけを夢想していたのか。
 守備位置だけは、1点もやらないと言う、外野の前進守備体系。
 これで、何度頭を越されるシーンを見てきたことか。

 思った通り、松山にセンターの頭を越されて、致命的な2点を追加され、ジ・エンド。
 手を尽くさず負けた感満載。
 これで前の試合の勝ちの意味がなくなった。
 ただ、対カープの連敗を止めただけの結果しか残らない。

 まぁ、渡邊雄大が、確実に抑えられる保証もないし、何か登板できない理由(体調面とか)があったかもしれない。
 まぁ、渡邊雄大の体調面に問題なく、投げられる状態であったとすれば、ここで投入を躊躇したのは、最善手を打たなかったってことになる。
 抑えてくれればラッキー、打たれて負ければ、しょうがないって、とても最後まで諦めない姿勢と乖離した采配をみせたことになる。

 これで、桐敷の初勝利も、近本の連続試合安打の記録も、対カープへの反転攻勢の体制もすべて放棄したことになる。
 1点差で9回裏に追いつけば、近本もバッティンチャンスも得られたかもしれない。
 そう言う全ての可能性をベンチの怠慢が消してしまった試合だ。

 こもところ見せていた意識の改善も元に戻った。
 大山が最悪進塁打になる右への飛球で1死3塁のチャンスも、物にできず、1点差をキープするための継投も手を抜いた。
 これは、前日の勝利の勢いを削ぎ、次のスワローズ戦にも不安を残す。

 今一度、ベンチは、反省して、最後まで諦めない采配を見せてくれ!
 選手より先にベンチが諦めては、選手がついてこないぞ!
 
 ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 22:33 | comments(0) | - |
3 −2 対広島 カープに、床田に、今季初勝利!
 しかし、随分とかかった初勝利だなぁ。
 普通にキッチリした野球をやっていれば、今日のように普通に勝てるチームなんだがなぁ。
 それを、雑な野球をするから、ここまで勝てってないってことになる。
 それを、再認識させてくれた試合じゃなかったか。

 それは、4回の逆転の一打になった山本泰の打球処理。
 あれは、完全に小園のエラーだ。
 ベース寄りの打球を安易に処理しようとして、センター前に抜かれた。
 結局、それが決勝点になるんだから、野球はこわい。

 そもそも、先制されたのは、2回表の中野のエラーから。
 これも、前に出ないで、下がって取ろうとしたためのミス。
 こういうのは良くないな。
 言わば、消極的ミスの典型。
 この後、すぐに坂倉に2ランを喰らうのだから、本来なら致命的なミスとなるはずだった。
 この2点で、西がいつもなら、相手が床田だし、勝負を読んで、切れてしまうところ、この試合は、珍しく、辛抱強く立ち直って見せた。

 そういう姿に打線が呼応したわけじゃないかもしれないが、それが4回の逆転につながり、強いては、チームの勝利、西の勝ち投手に繋がっている。
 満塁で出た、北條のどん詰まりのポテンヒットから、前述の小園のエラー同然のプレーでの逆転打と、幸運も大きな要素だった。

 その後西は、7回のマクブルームを討ち取ったところで、お役御免。
 坂倉、小園に渡邊雄大を当てる。
 こう言うリレーも今までは見られなかった。
 坂倉との相性、渡邊雄大が左の変則で、こういう場面こそ、彼を獲ったことの意味がある場面。
 思えば、開幕戦も村上に渡邊雄大を投入していれば、と未だ考えてしまう。 
 だが、シーズンを折り返して、やっと、タイガースベンチもこう言う使い方を考えられるようになった、って遅すぎないか?

 この後、湯浅、岩崎がカープ打線を抑え込み、やっと、やっと、やっと、カープに勝つことができた。
 これで苦手意識が払拭されたとは思わないが、借りた借りは、しっかり返さなくてはいけない。
 カープであってもミスをすれば負ける、それを肝に銘じて、しっかりした野球、「俺たちの野球」じゃないかもしれないが、しつこく、泥臭く、1点を取る野球を確実にやれば、借りは返せていける、そう言う思いは感じたはずだ。

 まず、次の試合に勝つことが重要。
 雨天中止で2試合になったから、1勝1敗では、意味がない。
 桐敷にプロ初勝利をプレゼントするためにも、しっかり援護してやらなくてはいけない。
 
 ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 22:33 | comments(0) | - |
3 −0 対中日 才木が戻ってきた!
 才木が、T J手術から復帰した、1軍での初登板。
 2019年の5月に中日戦で先発して以来の1軍マウンドだ。
 2016年のドラフトで、大山1位、小野2位に続く3位で指名された才木。(ちなみに4位は浜地、5位が糸原、7位が長坂)
 1年目から1軍での登板を経験し、2年目の2018年には、ローテで回って、6勝10敗と成績を残し、将来のエース候補と言われた。
 
 その長身から投げ下ろすストレートは、150Kmを超え、フォークボールも良く落ちる。
 ピッチングが熟成してくれば、間違いなく勝てる、エースになれる器のピッチャーだった。
 2019年は、ローテの中心として期待されたが、キャンプでの調整遅れ?から2軍で開幕を迎えたが、1軍に戻ってすぐ連勝し、3試合目の中日戦で打ち込まれ、2軍調整となり、2軍での試合で右肘の故障が発覚して、このシーズンを終えた。

 結局2020年シーズンは、登板がなく、どうしたのかと思っていたら、TJ手術を受けて、育成契約となることが発表された。
 これで2021年は、全てリハビリに充てられ、登板する姿は見られなかった。
 才木が勢いよくデビューした時、藤浪、望月と長身の速球ピッチャーが揃ったことから、タイガースの先発投手陣をこの3人(トリプルタワーと呼んでいたけど)が担っていく未来がはっきり見えていたんだけどね。

 藤浪が制球難から、ハマってしまい成績を落とし、望月が伸び悩み(今は才木に代わって育成契約)、才木がTJ手術と、トリプルタワーが崩壊してしまったことが残念でならなかった。
 その中、去年の秋季キャンプから才木の姿が見られるようになり、今年の2軍キャンプから、投げる姿を見ることができるようになった。
 まぁ、リハビリが順調であることがわかり安心するとともに、順調にいって来年の戦力だになればと思っていた。
 それが、ことの他早く、実戦復帰、ファームで成績を残し、こんなに早く1軍で復活星を挙げることができるなんて、驚きの他はない。

 大体、TJ手術からの完全復活には3年かかると言われている。
 スアレスも球児も、実戦でパフォーマンスが復活するには、3年かかっている。
 それを才木は、2年で済まそうとしている。
 それは、才木自身の若さという要因もあるかもしれないし、周りのフォロー、バックアップも大きいかと思う。
 
 才木が勝利インタビューで涙したのも、そういう周りの方への感謝が表に出たのだろう。
 2年で短いと書いたが、本人にすれば投げられない期間は、それは長く感じたんだろう。
 それを支えてくれた、周りの方への感謝を忘れないこと、それは才木が、一回り大きなピッチャーへ成長する礎となるはず。

 今日のピッチングは、初回からエンジン全開で躍動してみせた。
 本人曰く、2回からもうバテていたっていうけど、その気迫でドラゴンズ打線を抑え切理、5回を零封して勝利投手の権利を手にした。
 援護は、大山が通算100号となる2ランをバックスクリーンに柳から放ち、中野がライトへ一発を入れて追加点を奪った。
 中野の一発は、またスィングが大きくなりすぎないか心配はあるけど、前回の失敗を糧に、しっかり調整することだ。
 
 この3点を、才木の後、岩貞が左を2人(溝脇、大島)を抑えると、2アウトから加治屋へスイッチ。
 7回は、才木の同期同じ年の浜地、8回はケラーで、9回を岩崎が締めて、完封リレーを完成。
 今まで見ることはなかった、万全を期した投手リレーで才木の復活星をアシストした。

 これで、才木が戦力になるべく1歩目を歩み出した。
 才木が目指す、タイガースへのエースへのチャレンジが再び動き出す。
 これが、藤浪や望月に刺激を与え、またトリプルタワーの復活となるような状況になれば最高なんだが。
 
 今週はベイに3タテされて、結局2勝4敗の負け越し、交流戦後も5割で進歩がなかった。
 来週は、カープとの試合がある。
 読売も落ちてきて、1協5弱の争いで、2位までは完全に狙えるんだから、そろそろカープに借りを返さんといかん。
 まずは、床田を攻略し、カープから勝ち星を挙げることだ。
 
 ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 17:53 | comments(0) | - |
5 −2 対中日 権藤さんのいう通り!part2
 今日のJスポーツの中継は、解説権藤博さん。
 現役時代は、権藤権藤雨権藤と言われる酷使に耐え、新人で35勝、2年目も30勝を挙げ、イニングも新人で400イニングを超え、2年目も360イニングを投げる。
 この酷使が祟り、3年目から記録を落とし、3年目10勝(200イニング)、4年目6勝(100イニング)、5年目に野手転向、9年目に再度ピッチャーに戻るが、結局この年で引退した。
 指導者としては、自分が酷使で潰れた経験から、「投手の肩は消耗品」との考え方から、投手の分業制を推し進め、中継ぎのローテション化など、酷使しない起用を心がけた。

 その権藤さんの解説は、辛口ではあるが、的をついたことが多い。
 何年か前、試合の終盤セカンドが糸原から植田海に代わったことがあった。
 その際、権藤さんが「下手を下手に代えても、守備固めにはならないんですよ。」って痛烈が一言があった。
 だが、その後植田海がセカンドライナーで飛び出したランナーを刺そうとセカンドに悪送球を送って、サヨナラのお膳立てをしてしまった。
 あの時もこのブログで、「権藤さんの言う通り!」っていうタイトルで記事を書いた覚えがある。
 タイガースの守備の下手さ加減、キャッチャーのリード、かなりキツイ言葉をいただいたが、どれもが言い得て妙であった。

 3回の山下斐紹のセカンドへの内野安打。
 これはセカンドの山本が、ボールを持ちかえず、グラブトスをして、ランナーを生かしてしまったもの。
 権藤さんは、これを山本が下手なだけ、実質エラーだと断じた。
 確かに、山下斐紹の足を考え、そんな焦ることもないし、ボールをグラブから持ち替えて送球すれば、充分間に合った。
 それを、グラブトスしてしまうのは、単なる横着、それもちゃんとトスできていない。
 これは、エラー、下手なだけと言われても仕方がない。
 
 島田の外野守備についても言っていた。
 フェン直に近い打球を、適当にジャンプしているだけだからダメだと、逆にクッションボールに備えるように追わなくては行けない。
 確かにその通りだと思う。
 ただ、島田がキャンプからライト守備が中心で、レフトには不慣れな点も考慮しなくては行けない。
 そう言う練習、ライトに佐藤輝を入れるなら、島田はレフトになるのだから、キャンプの時からそう言う備えをして、ちゃんと両方の練習をさせておかなくては行けない。
 試合で急にレフトに入れって言われても、レベルの高い守備は見せられんだろう。

 また、8回の湯浅に対する梅野のリードにも苦言。
 なんで、そんなに変化球に頼ったリードをするのか?
 湯浅の持ち味はストレートなんだから、それを生かしたリードをしないといけない。
 確かにその通りです。

 試合は、3回に島田がタイムリーで先生した後、満塁から大山の一打をセンターの大島が後ろに逸らし、これが3点タイムリーとなり4点を先取。
 大島も突っ込んで勝負をかけたのだが、打球が急激にスライスしており、ワンバンドした後、体で止めに行ったのを避けるように抜けていった。
 これは、大山の当たりがラッキーだった。
 それでも久々の大山の打点だから、これで勝利には大きく近づいた。

 また、2点差に迫られた、8回の攻撃では、ヒットの近本が盗塁と根尾のワイルドピッチで3塁へ送り、1死1、3塁から山本にスクイズを敢行し、追加点を挙げた。
 そう、こうやってヒットが出なくても得点を挙げるってことが大事だ。
 この追加点は、不安いっぱいの抑え・岩崎に大きな勇気を与えるとともに、ドラゴンズを諦めさせる効果があった。
 やっと、こういう点の取り方をし始めたのは、今後のためにもいいことだ。

 さて、やっと連敗を止めたタイガース。
 明日は、T J手術から復帰した才木が久しぶりの先発となる。
 相手は、柳だけど、今日のような1点をもぎ取る野球で、なんとかいい形で援護をしてやりたい。
 野手陣の更なる奮起を望む。
 
 ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 18:24 | comments(0) | - |
1 −3 対中日 交流戦後、借金が増えとるやないか?
 交流戦を終わって、借金が「6」。
 これは、オールスターまでに5割も見え、最終的にCS へ進出し、スワローズに一泡吹かせて、日シリへ進出。
 そんなシナリオが描けるところに来たかと思っていたが、ここにきて4連敗で借金は「8」。
 なんだ、セリーグ同士の対戦になったら、また借金が増え出しとるやないかって感じ。

 この試合も、大野が背中の張りとかで、急遽先発を藤嶋に代わったのに、そのドラゴンズの緊急ブルペンデーに牛耳られ、山下 斐紹に喰らった一発の1点をなかなか返せないで、8回まで来てしまった。
 その8回に佐藤輝の2ベース(前の試合のエスコバーから放ったHRで、高めの球の捉え方がわかってきたように感じる。)と、糸原のタイムリーでやっと同点に追いついた。
 それでも8回の湯浅が、Aマルチネスに2ランを喰らって、ジ・エンド。
 ドラゴンズのブルペンデーにしてやられた。

 まぁ、相手が大野でなく、ブルペンデーで、タイガースはエース青柳を立てての敗戦だから、ショックは大きい。
 これが、大野のそのまま投げていて、こういう結果であれば、納得いくし、切り替えも容易だ。
 だが、そうでなく、青柳で勝って当然という状況で負けたのだから、きっと引きずってしまうんじゃないか。

 それにしても青柳は、毎年この時期になると1ヶ月くらい勝てなくなる期間ができてしまう。
 今年もそうならないか心配なところ。
 できればこの試合でしっかり勝ちをつけてやりたかった。
 毎年、課題を克服していく青柳が、シーズン中に勝てなくなる期間が夏場にひと月くらいできてしっまうことをどう克服していくのか。
 はたまた、克服できず、同じ結果になるのか。
 これは、援護の絡みもあり、自分だけではどうにもならない部分はあるが、どうなるのか。

 まぁ、青柳に限らず、ピッチャーがシーズンを通して、1年間フルに調子がいいってことはない。
 タイガースが誇った先発投手陣の充実も、西純矢、ガンケルに続いて、ウィルカーソンも登録を抹消されることになった。
 代わりは、才木、桐敷、藤浪となるらしい。
 代わってローテに入るピッチャーは、チャンスだし、下での調整を図るピッチャーは、上手く調整して戻ってきて欲しい。
 それでも、このメンバーに、秋山と高橋遥がいないのが寂しいなぁ。
 高橋遥は、TJ手術のため致し方ないが、秋山はどうしてしまったんだろう。

 そういえば、及川もどうしたんかな。
 もうすぐ1軍復帰かと噂された直後から、また下での登板がなくなている。
 故障を再発してしまったんかな?
 これで左の中継ぎ候補が、島本へと移ってしまったようだ。

 まぁ、先発6本のうち3本が代わっても、遜色ないピッチャーが揃っているのがタイガースの強みでもあり、中継ぎ候補も、次々に出てくるだけ充実はしている。
 それだけの投手陣を持ってしても、援護がなければ勝ちはつかない。
 大山の確変が終わって、打線が通常モードの貧打へ戻ろうとしている。
 ここで踏ん張らないと、結局ドラゴンズ、ベイスターズなんかとBクラスを争わなくていけない羽目になる。
 今一度、野手陣の奮起を願わざる得ない。
 
 ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 23:24 | comments(0) | - |
5 −6x 対横浜DeNA 岩崎の抑えを考え直さなくてはいけない
 折角いい形で逆転できた試合だけにもったいなかった。
 7回に佐藤輝の久々の一発で同点に追いついた。
 8回には、ノーヒットで勝ち越し点を挙げると言う、今までのタイガースには、見せたことがないような攻撃。
 こう言う点の取り方をしないといけないんだよねぇ。

 この試合勝っていれば、この回の攻撃を褒め上げるところなんだが、9回の抑えに登場した岩崎がどうも、いけなかった。
 それも、9回の表の攻撃が、あっさり終わりすぎたのも要因としてある。 
 クリーンナップの近本からの打順。
 ここで追加点があれば、ベイスターズは完全に諦めモードに入る。
 
 それが、あっさり三者凡退で終わると、「ヨッシャー!逆転しようぜ!」と言う機運をベイスターズに与えることになる。
 まして、9回裏は、タイガースとの相性が抜群の桑原から始まり、大田、佐野と続く打順。
 これは、8回を投げた湯浅が、3人で終わらず、打順をピッチャーまで回してしまい、9回の先頭を桑原からにしてしまったこともある。

 寅吉的には、9回の頭を岩崎から行くのは不安しかなかった。
 9回表に追加点が取れてればよかったが、あっさり三凡で流れが相手に行く中、このところ調子がイマイチの岩崎が、相性が悪い桑原から始まる打順に対応できるのか?
 本当なら、桑原と大田に加冶屋で、佐野から岩崎と言う手を考えるべきじゃなかったか?

 このところの岩崎は、力むとコントロールが定かでない。
 力で抑えようとすると、カウントを悪くして、ストライクを取りに行く甘い変化球を痛打されるのが目立つ。
 これは、9回の抑えの役割を担うがゆえ、点をやれないと言うプレッシャーが、余計な力みを与えていると考えられる。
 これが、従前のやり慣れた8回で有れば、もっと飄々として、投げられる可能性がある。

 ここは、岩崎と湯浅の役割を入れ替えるか、このところピッチングが本来の姿に戻って来た感があるケラーとの配置転換を考えるべきなのかもしれない。
 逆に、相手の打順や相性を考えて流動的に対応するのも手かも知れない。

 相性がいいベイスターズに、3タテして、一気に借金返済へ突き進むかと思われた3連戦は、逆に3タテを喰らって終わった。
 これで、交流戦以後の試合は、負け越して、逆に借金が増えている結果になった。
 まぁ、期待するとこうなるのはいつものタイガース・スタイルだ。

 ただ、次のドラゴンズ戦も甘くはない。
 大野、柳と言う前回3タテを喰らったリベンジを期するエース級が向かって来る。
 タイガースの投手陣が全体として下降気味な中、どうしてもある程度の援護が必要になる。
 それができなければ、また元の最下位に戻るしかなくなる。

 ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 23:41 | comments(0) | - |
2 −4 対横浜DeNA 大山の確変が終了し、タイガースの確変も終わる
 またも、ベイスターズに敗戦。
 前の試合と同様、初回に先制しながら、逆転を許す。
 前の試合の西といい、この試合のガンケルといい、調子は下り坂にはいっているようだ。
 
 無理もない、ここまでタイガースが持ち直してこれたのは、少ない援護点で耐えながら、勝利へ導いた先発投手陣の踏ん張りによるところが大きい。
 もうそろそろ、調子が下降期に入るのは、致し方がないところ。

 その投手陣が調子を維持する中、大山の確変が起こり、援護点が増えるとタイガースの成績も同様に大きく浮上した。
 ここへきて、大山の確変も終わり、通常モードに戻り始めたものだから、タイガースの成績も同じように通常モードとなってきた。

 好不調の波が大きく、また不調な期間が長い大山の成績に左右されてしまうから、タイガースの成績も大きくは浮上できず、一進一退をくりかえす。
 大山も好調時を確変と言われているようでは、まだまだだ。
 今絶好調のスワローズの村上は、今の状態を確変と呼ばれることはない。
 ある意味通常モードということなんだろう。
 大山も、不調の時を、異変と言われ、打っている時を通常モードと捉えられるようにならないといけない。
 大山と村上の差がイコールタイガースとスワローズの差といってもいい。

 投手陣に疲れが見えてきている今こそ、打線の援護が必要になる。
 幸い、近本が好調で、島田も頑張っている。
 大山が通常モードに戻った今、佐藤輝の打棒に期待せざる得ない。
 同時に、大山の後を打つ、下位打線の奮起が必要。

 今、5弱の中から、抜け出そうと思うなら、打線が奮起するしかない。
 次の次の試合のウィルカーソンも、調子は下降気味。
 出来るだけ多くのえんごが必要だ。
 初回に点を取って、もう役目は終わったとでも言うように、後はピッチャーに頑張って抑えてもらうしかないと言う野球は通用しない。
 大山が打てなくっても、点を取らなくては勝てない。

 3タテを目論んだベイスターズ戦が、逆に3タテを喰らってしまう危機に陥った。
 大概、期待は裏切るのがタイガース・スタイル。
 今日は、期待しないで、どいせ、また負けるさって思って見た方がいいかもね。
 
 ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 11:57 | comments(0) | - |
2 −6 対横浜DeNA 西に火曜日を任せる意味は?
 火曜日の先発は、6連戦の頭を任されるってことでもある。
 週の最初の試合だから、勝って勢いをつけたいのはもちろん、それもできるだけピッチャー使わずに、中継ぎを温存しながら勝ちたい。
 それには、先発ができるだけ長いイニングを投げる、イニングイーターであることが求められる。
 そういう意味では、西はイニングイーターである点は、合格を与えられるかも知れない。

 ただ、西に合格点を与えられるとすれば、イニングイーターであること、その点だけである。
 勝って勢いをつけるという意味では、西は10勝しても10敗してしまうピッチャーであることは、FAで獲得する前から言われていた。
 それでも、101勝87敗の通算成績だから、5割以上は勝利しているんだろう。
 それでも、この試合のように5回そこそこで降板していては、勝ち投手にもなれず、イニングイーターの役目も果たせない。
 まぁ、早い回に逆転され、追加点を取られたおかげで、余計な中継ぎをつぎ込むことなく、負け試合の中継ぎである、石井大智と齋藤友貴哉で残りのイニングを賄えたことくらいが良かったことか。

 こうやって、折角2点の援護をもらいながら、逆転され突き放されてしまえば、6連戦の最初に勝って勢いをつけることも、イニングを稼いで中継ぎをできるだけインゾンすることも叶わない。
 西に火曜日の先発を任せる意味が薄れてしまう結果になる。

 元来西が勝ち切るには、そこそこの援護がいる。
 この試合は、初回から2点をいい形で援護することができたが、その後相手の大貫が立ち直りを見せて、追加点が難しいという状況に、西のピッチングが微妙に影響されることになった。
 3回の2死1、3類で、佐藤輝が倒れて無得点の終わったところから、西は完全に2点を守り切ろうというピッチングに切り替わった。

 こういう僅差を守り切ろうと、狭いピッチングをするようになると西は要注意だ。
 狭っ苦しいピッチングは自分を追い込み、より苦しいピッチングとなる。
 3回の裏は、ソト、嶺井に連打を喰らい、無死2.3塁のピンチを招く。
 それでも大貫、蝦名を討ち取り、ピンチを無得点に切り抜けられるかと思ったが、楠本に代わった桑原に同点の2塁打を許してしまった。
 まぁ、他では打てない打者でもタイガース戦にだけはよく打つ、そういうバッターである桑原だから、もっと慎重に攻めるべきだったが、2アウトをとって、ピンチを切り抜けられると思った心の隙が、桑原の一打を浴びることになる。

 5回には、この日西に合っているソトに勝ち越しの一発を喰らう。
 3回以降は大貫にヒットすら打てなくなった味方に、西の気持ちも、「これは今日は勝てない。」そういう方向に傾いてしまったのだろう。
 6回には、佐野、牧に連打を喰らい、宮崎を敬遠して大和と勝負。
 大和もタイガース戦だけ3割バッターの典型だ。
 この満塁のチャンスでセンター前へ追加点のタイムリー。
 この一打は、西の気持ちを完全に切るのに十分だった。
 続くソトの2ベースでさらに2点を追加され、西は降板となった。

 まぁ、ベイスターズもタイガースと同様、ヒットが出なけりゃ点が取れないという、大雑把な野球しかできないチーム。
 まぁ、石井琢朗が入って、その辺の意識改革はしようとしているんだろうけでど、長年培ってきた野球は一朝一夕には変わらない。
 この試合は、ベイスターズが打てたので点が入って、タイガースは、打てなくなって、負けた、そういう分かりやすい試合。
 まぁ、そうなったのは西のピッチングのせいでもあるんだけど。
 あのまま、西がリードを守り切るような粘りのピッチングができれば、少ないチャンスを物にしたタイガースが、機動力を生かして2点をもぎ取った試合として残ったかも知れない。

 本当は週の頭、火曜日の試合は、エース青柳で行きたいところなんだが、今の巡り合わせが西になってしまってる。
 これは、オールスターブレイクに入るまでしょうがないんだろうが、オールスター後は、青柳が火曜日の試合に投げることにあんるだろう。
 西は金曜日あたりが適正となるんじゃないかな。
 まぁ、青柳も毎年夏場に1ヶ月くらい勝てない期間ができるのが気掛かりなんだけどね。

 西が期待通りのピッチングができなかったことをいつまで悔いてもしょうがない。
 今のベイスターズの負け越していたは、今後の浮上もおぼつかない。
 しっかり、切り替えて次試合をしっかり勝てるよう、頑張れ!

 ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 22:33 | comments(0) | - |
6x −5 対中日 中日に3タテのお返し!
 4月バンテリンドームで食らった3タテのお返しをさせてもらった。
 これで、讀賣、中日には、食らった3タテをお返しした。
 まだまだ、ヤクルト、DeNA、そして広島には、お返しをしなくてはいけない。
 特に広島には、3タテどころか、まだ勝ってないんだから、なんとかしなくてはいけない。

 今日の試合、先発の柳を攻めて、初回に3点を先取。
 西純矢は、3点の援護で、悠々とピッチングをしなくてはいけない。
 それが、岡林のヒットから、マルチネスにタイムリーを撃たれ、1点を返されておかしくなる。

 前回の横浜戦では、ドラフト同期のドラ1としてライバル関係にある森に打たれてから、それを引きずって、降板することになった。
 それが、森に対するライベル心の表れかと推測していたが、どうも点を取られてしまうということを引きずってしまうようだ。

 今日もマルチネスのタイムリーが出ても、2点リードがあり、1死1塁だ。
 後続を取っていけば、十分ピッチングとしては合格なんだが、その後の当たりも不運な面もあるが、それは気持ちが今ひとつ切り替えられていないで、1点を失ったことを引きずっていたからだろう。
 結局満塁にして、高橋周平に同点のタイムリーを打たれる。

 まぁ、ここで切り替えれれば良かったが、西純矢は次の回まで引きずってしまう。
 初回3点を失ってから、切り替えて立ち直る柳とは、対照的だ。
 5回も満塁のピンチを招いて、マウンドを加治屋に譲ることになる。
 まぁ、糸原が溝脇のセカンドゴロを堅実に捌けば、交代はなかったかもしれないが、マルチネスが西純矢に合っていたので致し方ない面もある。

 まぁ、今年初めてローテで投げている、高卒3年目の西純矢だ。
 柳のようなピッチングをしろというのが酷なのかもしれない。
 それでも、そういうピッチャーにならないと勝てるピッチャーにはなっていけない。
 まだまだ、経験を積むことも大事だし、この2試合の反省をして、今日の柳のピッチングを見て、自分の気持ちをコントロールする大事さを学んでほしい。
 これから経験もいっぱい積んでいき、タイガースのローテの中心になってもらわなくては困るピッチャーなんだから。

 その後は、6回の代打・北條に対する指示が中途半端な点に不満はあるが、浜地が柳を舐めて、2ベースを許し追加点を与えてしまったことにも不満はあるが、延長の10回の佐藤輝のバックホームが見事で合ったし、岩貞、ケラー、岩崎、湯浅もいいピッチングをしたし、特に岩崎、湯浅を使った後の11回に投げた渡邊雄大は、その役割を全うする見事なピッチング。
 それが、勝ち投手のご褒美にあずかったってことやね。

 最後に、サヨナラの一打を放った熊谷。
 前の打席で、自分の持ち味を考えず、先頭打者でありながら簡単に打ち上げてしまったことは、ちゃんと反省しなくてはいけない。
 熊谷の足を生かすなら、もっと叩きつけるようなバッティングも身につけて、汚い出塁をすることを心がけないといけない。
 最後のサヨナラの場面では、もう打つしかない状況だっただけに、割り切ったバッティングができたのかもしれない。
 本当なら、あの場面でセーフティスクイズ(相手が無警戒だっただけに)なんか仕掛けてみるっていう発想ができる選手になってもらいたい。
 そういうずるい野球ができる選手がタイガースに絶対的に欠けているのだから。
 それでも、グッドジョブ!

 ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 19:17 | comments(0) | - |
10 −0 対中日 初めての快勝って言っていいんじゃない?
 何より、得点圏のチャンスは、ことごとく物にしたってこと。
 今まで、ことごとく逃してきた分をまとめて取り返したような試合。
 昨日の試合で、申告敬遠がことごとく裏目に出て、申告敬遠となったドラゴンズは、今日の試合に引きずってしまったよう。

 それも、初回の満塁のチャンスで、糸原がタイムリーを放ち、1点でも入れられたことが大きい。
 ここが無得点に終わるのと、1点でも得点が入るのとでは、天と地の違いがある。
 無得点で凌いでいれば、相手の福谷のその後のピッチングは、い大きく変わって、タイガースが得点をあれほど挙げるどころか、得点を挙げるのが難しい状態になっていたかもしれない。
 そういう意味では、1点を搾り取るのが、どういう効果をもたらすのか、再確認できる得点でもあった。

 その後は、2回に島田が実質内野安打(記録はショートのエラー)で追加点、大山の満塁からの2点タイムリー、3回は伊藤の送りバントから中野がタイムリー、4回は、佐藤輝タイムリー、小幡の犠牲フライに続いて、伊藤将のタイムリーまで飛び出す、毎回得点となる。
 5回は、福谷からピッチャーが福に代わって、初めて無得点に終わった。

 6回には、代わった根尾に対して、同期の小幡がタイムリーを放って、先発全員編んだとなる。
 ただ、こうやって、ことごとくチャンスでタイムリーが出るって、そうそうあるもんじゃないことを肝に銘じておくべき。
 タイムリーが出る確率なんて、打率3割打つより低いってこと。
 この試合で、ヒット以外で得点を挙げたのは、4回の小幡の犠牲フライの1点だけ。(正確には、2回の島田のショートゴロをファンブルした間の得点もある。)
 それでも、そういう点の取り方をキッチリできたから、このゲーム運びになったと思っていい。

 伊藤将は、ランナーを出し、9安打を浴びながら、丁寧な粘りのピッチングを見せて8回を零封した。
 9回は、齋藤 友貴哉で賄って、完封勝ち。
 まぁ、齋藤 友貴哉でもよかったんだが、こういう場面でケラーを試しておくのも必要だったように思った。

 いずれにしても、こういう勝ち方をした翌日の試合は問題だ。
 しかも、相手は柳になる。
 今日見せたように少ないチャンスで、ヒットがなくても点を取れる野球をしていかないと、3タテできなくなる。
 今日の試合で良かったことは、良かったこととして、次の試合で活かせるように、ベンチも選手も考えて、次の試合に臨みたい。

 ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 19:14 | comments(0) | - |
6 −4 対中日 大野、青柳エース対決第2ラウンド
 前回は、大野が完全試合未遂で延長10回を完封、9回を2安打完封していた青柳が延長10回に失点しサヨナラ負けした。
 その両者の顔合わせの第2ラウンドは、タイガースの本拠地の甲子園。
 現在セリーグのエース同士の投げ合いとしては、最高の顔合わせ。
 青柳も前回のリベンジに燃えるはずだし、打線もなんとか青柳を援護してやらなくてはいけない。

 この左の本格派の大野と右の変則の青柳というマッチアップは、対照的で面白い。
 ただ、それを援護する打線が、両チームともひ弱なのが、この両者の記録の伸びを妨げている。
 大野だって、打線の援護があれば、完全試合の達成者となれただろうし、勝ち星ももっと多くなているはず。
 青柳だって、今季唯一の敗戦も勝ちに転じ、今頃もう二桁勝利を挙げていただろう。

 さて、その二人の投げ合いだけに、前回同様1点を争う僅差の投手戦が予想された。
 初回のドラゴンズは、ヒットででた大島が3塁へ進むと、2死ながら4番に入ったキノタクの場面で、ホームスチールを仕掛けてきた。
 これも、1点を争う戦いで、ランナーをサードに置いたチャンスで、なんとか1点をもぎ取ろうとする作戦でもあった。
 まぁ、これが失敗に終わったことで、流れがタイガースへ移動してしまったかもしれないが、対青柳だけに、ギャンブルに賭けた作戦だった。

 対して、タイガースは、2回に大野に相性がいい佐藤輝と糸原のヒットで、2死満塁のチャンスを掴むと、青柳が自ら2点タイムリーを放ち、大野から2点の先制点をもぎ取った。
 ここも、坂本を歩かせ、青柳で無得点というドラゴンズの目論見が、無惨にも砕けた形になった。
 しかし、青柳も大野のから見事なセンター前へ弾き返すバッティングで自らを援護した。
 あれだけ、バッティングがノー感じだった青柳が、年々進歩してきて、今や打てる投手になりつつある。
 ピッチイングやフィールディングもそうだが、年々自分の課題を一つ一つ克服していく青柳の進歩には頭が下がる。
 若手にも、青柳の姿勢は、いい見本になるかと思う。
 
 しかし、2点を先取した青柳がその直後の3回に乱れた。
 先頭の京田に勿体無い死球を与え、ノーアウトでランナーを出すと、大野に送られ、大島は討ち取ったものの、岡林にタイムリー2ベース、石岡にタイムリーで、すぐに同点に追いつかれた。
 戦前の1点勝負の逆を行く展開になってきた。

 その後は、両投手が立ち直り、やはり次の移転勝負かと思われた6回に、タイガースが、近本と佐藤輝の連打、大山の申告敬遠から糸原が2点タイムリーを放った。
 ここもタイガースが苦手な1死満塁でのチャンスだけに、心配されたが糸原がうまく大野を捉えた。
 成功の2割5分の方が、この場面ででた。
 こういう場面での糸原のバッティングは、ちゃんと考えているのがわかる。
 逆方向へ強いあたり(できればゴロ)を打って、最低でも1点を取る、そういうバッティング。
 それが、上手くミートでき、ライナーで三遊間を越える当たりになったという形だ。

 ただ、その後の山本泰のバッティングはいけない。
 こういう場面でのバッティングに価値を見出さなくてはいけないのだが、どうも功を急いで、雑なバッティングをしてしまう。
 ここいらが、原ジャイアンツから山本泰が出される理由になっていたんだろう。
 自分の立ち位置を考え、相手が嫌がることをするバッターにならんと行かんのじゃないかな。

 まぁ、これで青柳が完投して前回のリベンジって形になると、安心して見ていたら、とんでもなかった。
 その意識が強くなった8回に、岡林にヒット、石岡に続かれ、キノタクに送られると、代打の三ツ俣せセンター前へ返された。
 この時、センター近本からのバックホームが間に合ったかと思われたが、キャッチャーの坂本のバウンド処理に戸惑う中、同点のランナーを返してしまった。
 ここをアウトにできていれば、青柳の勝利は消えることなく、9勝目になっていただろうから、残念なプレーでもあった。

 8回は、佐藤輝、大山の連打、糸原が送って、代打糸井が申告敬遠。
 代打・高山がボールを振って三振で2アウトになって、代打・梅野が2点タイムリー。
 ここ、代打の順番が逆だったように思う。
 1死満塁であれば、なんでもできる梅野の方が、得点パターンが広がる。
 どちらかといえば、打つだけの高山は2アウトになってからの方がいいと思う。
 まぁ、結果得点が入ったから、良かったってことになるんだろうけど、そう言う細かいところを考えた起用をせんといかんのじゃないかな。

 結果、青柳、大野共に勝敗が付かず、第2ラウンドは痛め分けと言う形。
 タイガースにとっては、湯浅にプロ入り初勝利が付き、満塁のチャンスでヒットが出ると言う強運があり、ドラゴンズにとっては、2回の坂本の実質敬遠を含めて、6回の大山、8回の糸井の申告敬遠がいずれも得点に結びつくと言う裏目に出たことで、勝負が分かれた。
青柳の大野に対するリベンジは、次の機会にもちこしか。
 その時も、ちゃんと援護できればいいんだけどね。

 ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 22:53 | comments(0) | - |
3 −3 対広島 もう、「俺たちの野球」じゃ、勝てないんじゃね
 この試合、負けなくてよかったと思うか、勝てないことを悔しがるか?
 「俺たちの野球」は、どう思うんだろうか?
 まさか、9回2死から追い付いての引き分けだから、最後までよく粘って、「俺たちの野球」をやり切ったなんて思ってないよね?
 そんな「俺たちの野球」なら、やめてしまうべきだ。

 大体、広島は2勝した余裕をかまして、支配下登録したばかりの持丸をキャッチャーとして先発起用してきた。
 これって、完全に舐められているってことでしょう。
 当然怒っていい。
 タイガースの胴上げ練習を見て、他球団は同じように怒っている。
 その怒りを、カープは対戦成績に結びつけている。
 当然タイガースもこの試合の怒りをぶつけなくてはいけない。

 初回、カープのミスも出て、近本の先制タイムリー、キャッチャーのパスボールで2点を取った。
 尚も無死2塁で得点のチャンスが続く。
 ここで、もう1点取って、3点をせんせいすれば、相手先発アンダーソンは潰せる。
 ところが、そうはいかないのが「俺たちの野球」

 佐藤のセンターフライでランナーは、3塁へ。
 これで、ヒットが出なくても1点追加できる状況。
 このチャンスを丁重に辞退するのが「俺たちの野球」の基本。
 正々堂々とヒットを打っての得点でないと認められないのが「俺たちの野球」。
 大山、糸原が凡退して、2点止まり。
 これで、カープにまだまだいけるって、思わせてしまうわけだ。

 それでもウィルカーソンが安定したピッチングでカープ打線を抑え、3回に1死満塁のチャンスを掴んだ。
 しかし、ここでも、正々堂々とヒットで点を取らないといけない「俺たちの野球」を貫き通した。
 再び、大山、糸原が凡退で、無得点。
 この瞬間に、このゲーム、ひっくり返されるって、思ったもの。

 そう言う予感はよく当たる。
 まして、カープ戦は、それがデフォルトのパターンになっている。
 フラフラ(実際、脱水症状か足が攣ったようで、本当にフラフラしてた。)状態のアンダーソンを5回まで持たせてしまい、その5回のチャンスを簡単に活かしたカープ上本に同点タイムリーを浴びて追いつかれてしまう。

 6回には、2死2塁から梅野の内野安打で、3塁をオーバーランした糸井が菊池の送球で刺されるって言う失態を演じ、流れが完全にカープに行ってしまう。
 相手の隙を見逃さない「カープの野球」
 相手に隙を見せて流れを失う「俺たちの野球」
 結局7回に代打堂林の1発で勝ち越しを許した。

 それでも、9回に近本が同点打を放って、延長には持ち込めた。
 それでも、延長で得点を挙げられるような攻撃はできず、近本頼みの「俺たちの野球」だ。
 
 10回には、カープの中村奨成が三本間で転ぶと言う失態を演じてくれて、サヨナラ負けを逃れることができた。 
 この日のカープは、失態を演じ、エラーあり、育成上がりのキャッチャーのお試し先発起用と、負けたがっているように見える試合。
 それを丁重におこととわりし、正々堂々ヒットを打って勝たなくては意味がないって言う「俺たちの野球」を貫き通した。

 ここまでやってきて、これだけ負ければ、もはや「俺たちの野球」では、勝てないって、ハッキリわかったことだろう。
 もう、勝つためには、「俺たちの野球」じゃない野球をすることを考えなくっちゃ。
 それが、「カープの野球」でもいいし、「スワローズの野球」でもいい。
 「俺たちの野球」じゃなくって、「勝つための野球」をやろう。

 幸い、スワローズが走ってはいるが、読売も落ちてきて、1強5弱のペナントレースの様相を呈してきた。
 上手くすれば2位でCSの勝ち上がりも夢じゃない。
 それには早く、「俺たちの野球」に見切りをつけて、「勝つための野球」に切り替えるべきだ。
 そうでしょ、矢野監督。 

 ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 23:42 | comments(0) | - |
4 −5x 対広島 とどめを刺さないと、こう言うことになる
 広島戦の初勝利は、夢と消えた。
 もう、何度も言っているので言い飽きたが、取れるべき点をしっかり取らないと、結局今日のような試合になる。

 延長10回、近本が出て、佐藤輝のタイムリー2ベースが出て、勝ち越し。
 尚も、無死2塁のチャンスだ。
 ここで、もう1点取るのと、取らないのではうんでいのさ。
 抑えのアルカンタラも、1点はいいと言う精神状態と、1点もやれないと言う精神状態では、ピッチングも大きく変わる。
 ましてや、急増ストッパーのアルカンタラだ。

 今季、こう言う場面で得点につなげられたところを見たことがない。
 ランナーをサードへ送って(どんな形でも)、ヒットが無くても1点を取りに行く、そう言う野球をしたことがない。
 これが、スワローズだったら、大山は最低進塁打となる右方向へのバッティングを見せ、糸原が犠牲フライでも、ボテボテの内野ゴロでも打って、得点を挙げる。
 タイガースはと言えば、大山の打撃頼り、で大山が見逃し三振。
 糸原も三振で、ランナーは釘付け。
 結局、山本が倒れて、1点止まり。
 
 この試合、どうしても勝ちに行くなら山本に代打のてもあった。
 糸井、ロハス、北條が残っていた。
 これも、1点取れたから、いいやで、済ませているから、次の1点を貪欲に取りに行く姿勢が見られない。
 相手の松本は、佐藤輝にタイムリーを浴びて、アップアップの状態だったはず。
 スワローズなんかは、ここから、追加点を挙げ、試合を決めてしまっただろう。
 
 もう、1点とって勝ち越せたからいいやで、済ませてしまっている。
 結局そう言う精神的弛緩が、カープに付け入られて、追いつかれ、サヨナラ負けへと繋がる。
 負けに不思議の負けなし。
 負けるべくして負けた試合だ。

 しかし、タイガースは毎度、毎度同じバッターに打たれて、同じ投手に抑えられる。
 マクブルームには、5割近く打たれていて、野間にもよくやられる。
 今は出ていないけど、松山には完全にカモられているし、曽根や宇草にも痛い目に遭っている。
 ピッチャーでは、大瀬良、森下、床田が打てない。
 これで、なんの対策もなく、繰り返していたら、一生カープには勝てんよ。、毎度同じ

 結局、3タテを狙ったこの3連戦。
 大瀬良、森下が登板しなく、西川も欠いて、5連敗中だったカープに、逆に、また3タテされてしまう可能性がおおきい。
 まぁ、カープにすれば、シーズンが始まってもいないのに、胴上げの練習をして、本当の練習はたいしてやってないチームに負けるかって、闘志をかきたてているのかもしれんなぁ。

 なんとか、カープへの連敗を止めること。
 それが目標になっていること自体情けないわな。
 世間の戦力評価からしたら、全く逆の対戦成績でもおかしくないんだからなぁ。
 
 ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 23:13 | comments(0) | - |
3 −5 対広島 大山無双継続も、鯉煩いで勝ち星なし
 広島に歯が立たない。
 床田が打てない。
 折角、大瀬良、森下がいない3連戦なのに、床田がいた。
 9戦0勝8敗1分。
 もう、完全に実力差でしょう。
 ここまで、勝てなければ、普通に戦っては勝てないってこと。

 西なんて、床田が相手だから、2点目を失った途端に、勝負を諦めて、気持ちを切ってしまった。
 そのあとつるべ打ちで、さらに点を失い、この試合を決められてしまった。
 こう言う面でも、カープに勝ててない悪循環が出る。

 攻撃はといえば、島田が無死から出れば、中野がセーフティを仕掛け、失敗。
 中野のようなバッターは、こう言う場面で、キッチリ仕事をしないと、価値がない。
 元よりバントが苦手な為、セーフティを選んだのだろうが、苦手は苦手で、克服するための練習をちゃんとやってきたのか。
 青柳の1塁送球のように、苦手でも克服出来るように練習すればいい。
 普通のバンドが苦手なら、セーフティをきわめて、こう言う場面で失敗しないよう練習させなくてはいけない。
 それが、カープとの差だ

 しかし、中野のスイングが大きくなりすぎやな。
 あの禁断のホームラン2発を放ってから、スイングが大きくなりすぎている。
 中野の特徴は、コンパクトで鋭いスィングだ。
 長打を欲しがっているような、大きなスイングをしていては、どんどん率がさがっていく。
 小技もダメなら、この辺で頭を冷やす意味も含めて、ベンチに下げるのも手だ。
 下で好調な小幡でも上げて、ショートを任せてみてもいいんじゃないか。

 しかし、こういうところで中野の代わりにショートを守らす人材がベンチにいないのが難点だな。
 植田、北條、山本、熊谷と頭数はいるが、いずれもセカンド中心で起用されており、ショートには不安を感じる。
 植田と熊谷は、セカンドと外野、北條は、故障明け、山本は、セカンドとサード、ファーストの起用で、ショートの起用もなければ、練習もしているか疑わしい。
やはり、小幡は、入れておくべき。

 大山が無双状態を続けており、7回に2ランを放ち、3点差にせまった。
9回もタイムリーを放って、2点差には迫った。

 その9回、大山のタイムリーの後、無死1、2塁で糸原の場面。
 ここで送ることを選ばず、強行に出た。
 まぁ、言わんでも糸原なら、最低進塁打というバッティングができると踏んでの強硬策だと思うが、それが出来てないから、ここまで負け続けているのを知るべきだ。
 中野のバント失敗も糸原の強行失敗も根は同じ。
 普段から練習させてないことを、急に本番でやれっていうのが無理。
 失敗すべくして失敗している。

 カープは、タイガースとベイスターズ戦以外勝ててない。
 この2チームは、野球が下手なチーム。
 当たり前のことを、当たり前にやることができないチーム。
 そう言うチームには、強い。
 逆に、当たり前のことを当たり前にキッチリやってくるチームには、分が悪い。
そんなチームにカモられているって言うことは、いかにタイガースの日頃の練習が足りてないかわかる。
 投手力を全面に戦い、終盤に勝負を持ち込めば、やるべきことをキッチリやれれば、カープにはかならず勝てる、スワローズは、そうやってカープをカモっている。
 せめてカープ戦が互角なら、今頃は、スワローズを追っている。
 それが、今はBクラスを抜け出ることを争っているんだから情けない。

 ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 23:06 | comments(0) | - |
4 −7 対横浜DeNA 森に打たれて、西純矢が自分を見失う 
 自ら、2点タイムリーを放ち、立ち上がりも順調に、3点を先取した後の3回の表も、ベイスターズの京山、佐野を討ち取って2アウト。
 ここを無得点に抑えれば、そのまま勢いで寄り切ってしまう展開ではあった。

 だが、ここで西純矢と同じ、ドラフト同期の森敬斗にレフト前に運ばれる。
 これが西純矢を狂わせた。
 確かにドラフト同期の高卒ドラ1であるから、打てれたくなかったのは、わかる。
 それでも、打たれてしまったわけだから、ここはすんなり切り替えなくてはいけない。
 他の打者であれば、切り替えられたのかもしれないが、ドラフト同期のドラ1森だけは、そうはいかなかったみたいだ。
 負けず嫌いの西純矢にとって、この一打は、後に尾を引く、痛恨の一打になったようだ。

 精神的な整理をしないまま、蝦名に投げた初球をたたかれ、センター前に弾き返された。
 これを近本が突っ込んで、後ろへ逸らしてしまい、タイムリー3ベースとなる。
 ここは、2アウトだっただけに、一か八かより、シングルで止めて、西純矢に冷静になる間を与える時間をつくべきだった。
 西は、1点を返されて、尚1点差に迫るランナーをサードにおく事になる。

 ここで西純矢の投球に微妙な力みが出る。
 森に打たれた後悔、それを引きずり蛯名に打たれたタイムリー、後悔が力みを呼んだ。
 元々、力んでコントロールをなくす欠点があったのが、力の抜き方(入れ方?)を学んで、このところコントロールが安定してきていたのだが、ここにきての力みは、西純矢を過去の姿に戻してしまった。
 牧、宮崎に連続四球で満塁となり、桑原に同点となるタイムリーを許してしまった。
 桑原は、それまで西純矢の変化球が悉くボールになるのを読んでいた。
 完全にストレート一本に絞り、2ボール、ノーストライクから、ストライクを取りにきた甘いたストレートを狙い澄ましたように叩かれた。

 まぁ、ここで同点で凌いでは見たものの、この回のピッチングを悔いた西はその気持ちを引きずり続けて、力み続けた。
 結局4回にピッチャーの京山に四球を与えたところで、交代となった。
 しかし、森に打たれるまでのピッチングを考えるとこの結果は残念でならない。
 そこまでのピッチング、3点の援護(自らの2打点)もあり、これは6連勝で、借金も3まで減らせると思ったのが、ぬか喜びに終わった。

 まぁ、今年から初めてローテで回っている西純矢だけに、まだまだ経験を積むことは沢山ある。
 こういう、ライベルと言っていい、ドラフト同期、高卒ドラ1の打者と投手だ。
 絶対打たれたくないという、負けず嫌いなことはいい。
 ただ、打たれた後に、それを引きずっては、いけない。
 坂本も、あの場面で一息入れる配慮があればよかった。

 また、蛯名の一打に、チャージをかけた近本の守備。
 2アウトだけに無理して突っ込む必要があったかどうか。
 普通にヒットで止めれば、2アウト、1、2塁だ。
 もう一度、西純矢に冷静になるよう促すチャンスが残る。
 そこで、切替させれば、まだ西純矢が投げ続けることが可能であったかもしれない。

 この辺も、タイガースがチームとしてまだまだ未熟であることの表れだ。
 スワローズは、そういう機微を、高津監督が見逃さない。
 そういう時にどうするか、チームで理解している。
 そこが、詰めきれない大きな差なんだな。

 後は、宮崎の一発によく追いつきはしたが、湯浅が初めてホールドを失敗。
 これが、休養明けの球がうき加減だったことが理由か、パフォーマンスが落ちてきているのか。
 もう少し見てみなくてはいけない。

 折角、弱いもの同士の3位争いから抜け出るチャンスであったが、再びその中に飲み込まれてしまった。
 今度は、今季勝っていないカープ戦だ。
 ここで、一気に借りを返しておかないと、カープは、タイガース戦以外勝っていないし、この3連戦に大瀬良、森下、九里は出てこないし、今後そういうチャンスは来ないかもしれない。
 絶対に3タテてするつもりで、臨まなくてはいけない。
 
 ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 18:16 | comments(0) | - |
4 −1 対横浜DeNA 大仁田(濱口)をファイアーしてやったぜ! 
 新人の時から、タイガース戦を得意にして、タイガース戦に勇んで投げてくる大仁田(濱口)。
 このところ、勝てなくなって、タイガースにも打たれているところはよく見るようになってきているが、甲子園では強さを見せて、未だ負けはないという。
 しかし、濱口も、新人の時の輝きが全くなくなっている。
 それは、ブクブクに太った体型にも表れている。
 康晃も、太ってからキレがなくなり、ストッパーとして通用しなくなってきた。
 濱口も近年の不調は太り過ぎやなぁ。

 そんな大仁田(濱口)を大田の一発で1点を先取された、1回の裏から攻略。
 2番の中野が四球を選んで、近本がヒットで、1、3類。
 ここで4番佐藤輝が、左中間にタイムリー2点ツーバース。
 流れるように、一気に逆転した。

 まぁ、こういう流れは、采配どうの、選手の意識がどうのという隙もなく、すんなり攻撃が展開される。
 その後3回には、その佐藤輝が四球で出ると、大山がバックスクリーンへ放り込んで2点を追加。
 これで、濱口は、完全に「大仁田、ファイアー!」状態。

 1回に大田に、一発を打たれてから、伊藤将は、これを教訓とし、丁寧に低めに球を集め、ベイスターズ打線に付け入る隙を与えないピッチング。
 これでは、濱口が3回で4失点しては、勝ち目がないだろう。
 結局伊藤将じゃ、100球を下回る球数で、完投勝利を挙げ、大仁田(濱口)は、甲子園で初めて負けがついた。

 まぁ、大山の2ランが出てから、坦々麺(淡淡)攻撃で終わってしまったことが気掛かりではあるが、今日のところは快勝と言っていい。
 これで、交流戦の最後のオリックス戦から5連勝、借金も4にまで減った。
 広島が、スワローズに負けているため、Aクラスの3位にまで浮上したことになる。

 スワローズが走りすぎているのが誤算だが、去年のタイガースの例もある。
 去年の今頃タイガースは、貯金が20を超え、2位に7ゲーム差をつけて走っていた。
 まぁ、この時スワローズも貯金を7つくらいはしていたんだけど、今年のタイガースは厳しいには厳しいな。
 それでも、CSにさえ持ち込めれば、投手力を前面に下克上の可能性だってないわけじゃない。

 まぁ、まずは、オールスターまでに5割を超えておきたい。 
 ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 18:44 | comments(0) | - |
7 −5 対横浜DeNA 勝って消されたわけじゃない、攻撃の不手際
 交流戦明けの最初のカードは、ベイスターズ戦。
 この試合は、ノーヒッターの今永が相手。
 タイガースも、エース青柳を立てんだから、負けるわけにはいかない。

 初回、その青柳が先頭の森に粘られながらも、切って取り、2番の関根も簡単に追い込んだ。
 ただ、ここから関根に死球を与えると、討ち取った佐野の打球をセカンドの山本が弾き、1死1、3塁のピンチを招く。
 4番の牧の打球は、浅いレフトフライ。
 タッチアップは無理かと思われる打球であったが、ランナーの関根はスタートを切っていた。
 レフト島田は、打球からタッチアップはしないという勝手な判断から、慌ててバックホームしたが、間に合わなかった。
 本来、無失点で切り抜けられるん場面で、痛い失点を与えてしまった。

 これも、島田が打球だけで、勝手に相手のタッチアップがないと判断していたからに他ならない。
 守備も肩も定評がある島田だし、普通にタッチアップへの牽制を考えて処理すれば問題はなかったはず。
 それを勝手な判断で、走者にノーケアであることを相手に見抜かれ、タッチアップを許してしまった。
 元来、こういう野球は苦手なベイスターズであったが、石井琢郎がコーチに入ってから、意識改革が進んできたんだろうか?
 特に、森、関根という、小技が効き、足がある1、2番は注意を要する。

 タイガースも、こういう場面の備えができていない。
 新庄BIGBOSSのファイターズが、3アウト目の打球が外野に飛んだ際、全てベックホームの練習をさせていた。
 タイガースも外野手に、バックホームの重要性、こういうタッチアップの場面では、どんな浅いフライでも、走者に気を配って、牽制しておく、そういう練習を普段からさせておかなくてはいけない。
 また、島田も足と守備を売りにしていかなくてはいけない選手なんだから、そういう気配りができるようにならないと、レギュラー定着とはいかなくなることを自覚すべき。

 その1点を先取されたタイガースが、その裏、その島田がいきなりセンター前ヒットを今永から放った。
 その後の中野が、バントを失敗して追い込まれた後、三遊間を抜けるヒットを放った。
 これも、ヒットを打ったから帳消しっていうわけでなく、中野のような小兵選手にとって、こういう場面でちゃんとバントを決められるように鍛えておかなくてはいけない。
 たまたま、ヒットが打てて、いいわいい和にしてしまうと、ヒットが出るのは、どんなにいいバッターでも3割だ。
 結局7割の失敗に飲み込まれ、チャンスを潰してしまう確率が、圧倒的に高いことを自覚して、練習に励まなくてはいけない。

 その後の近本。
 これは、ベンチワークに問題がある。
 最初は近本に送りバントを命じたように見える。
 ただ、カウントが3ボール、ノーストライクになった時に、余計な色気を出した。
 四球を選んで、無死満塁になるかもしれない、近本にウェーティングの指示を出したか、近本が自ら見ていったか?
 ここは、一番甘いストライクがくる場面。
 バントするなら、この一球が一番やりやすい。
 また、ヒッティングに切り替えるなら、この一球が一番狙いやすい。
 しかし、見送って3ボール、1スタライクになると、そうはいかなくなる。
 相手が打ってくることを考えて、より厳しい球でストライクを取りにくる。
 近本が際どく見送ったが、これをストライクととられ、3ボール2ストライクとなる。
 その後、ランエンドヒットで、ファール、最後レフトフライに打ち取られ、ランナーはそのまま。

 ここが一番の問題。
 まず、この場面、送りバントで行くと決めていたら、3ボール、ノーストライクから、ストライクを取りにくるボールで決めるべき。
 そこで、ヒッティングに切り替えうなら、そのボールを狙わせ、「打て」のサインを出してやらなくてはいけない。
 また、日頃から、こういう場面で、最低でも進塁打というバッティングの練習をさせていれば、そういう対応をすればいい。
 最悪は、ランナーが動かず、アウトカウントを刻むこと。
 この最悪を平気でしてしまうタイガースだから、こういう場面で点が入らない。

 この日は、佐藤輝が倒れた後、好調大山が歩かさたところから、奇跡的に糸原、山本が連打で4点が入って逆転できた。
 しかし、これはあくまでも奇跡的なことだ。
 8割がた失敗する、糸原と山本が連打を放つなど、確率からいうと奇跡以外にない。
 本当の点の取り方は、近本が進塁させ、佐藤輝、大山がヒットでなくても打点を挙げて逆転すること。
 そういう野球ができるようになった方が、力がつくし、強いチームになる。

 まぁ、その後も好調の大山が二発を放って、青柳が苦手の神里に3ランを食らって、1点差に迫られるも、突き放して、追いつかせることなく逃げ切った。
 これで、勝ったからいいや、いいやで済ましていると、初回のような場面で無得点に終わ利、それが響いて負けるという試合を作っていくことになる。
 こういう試合こそ、ちゃんとミーティングして、反省すべき点を反省し、次に活かさなくてはいけない。
 それは、選手だけでなく、ベンチも含めてなんだがね。
 
 ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 23:46 | comments(0) | - |
9 −1 対オリックス 3タテで交流戦の最後を飾る
 12勝6敗。
 貯金6で、借金を6つ返済でき、都合29勝35敗1分で、借金が6になった。
 残り試合が、78試合。
 オールスターまで、33試合。
 ここで5割に戻しておきたい。

 オールスター後が、45試合。
 これを、30勝15敗くらいでフィニッシュできれば、2位までは十分可能。
 スワローズが走っているから、優勝は難しいにしても、万が一何かあって失速しようものなら、十分勝負になる。
 また、CSにさえ出れば、タイガースの充実した投手陣がこの戦いを有利に進められる可能性も高い。

 この交流戦も、タイガースの投手陣の優秀さをパリーグに示した。
 パリーグの田中マー君、佐々木朗希、上沢、石川柊太、東浜、山本由伸、宮城というエース級を相手に、東浜の試合のみ落としたが、他は勝利することができた。
 これは、それらのピッチャーと渡り合った西勇輝、ウィルカーソン、伊藤将、ガンケルがその力を発揮したことによるものだ。
 また、青柳はエース級との対戦こそなかったが、マリーンズ、ファイターズ、バファローズをいずれも零封し、3勝を挙げている。
 西純矢は、東浜相手に敗れるも、その内容は濃いものがあり、今季のローテ投手の座を確かなものにしている。

 また、開幕当初心配されたリリーフ陣の整備も進み、勝ちパターンとして、アルカンタラ、湯浅、岩崎のパターンが確立。
 左の岩貞が球威を取り戻し、変則の渡邉雄大と左の中継ぎを固め、藤浪、加治屋が右を固める。
 これに、現在故障が癒えた浜地が加われば、質量共に、充実した内容となる。

 この他にも、下では、岡留、桐敷の新人、村上、小林、支配下登録された才木、など出番を待つ投手がいる。
 これで、今の位置にいるのが不思議だろう。
 その原因の、貧打線も、大山の調子が上がってきて、近本が例年通り持ち直してくると、そこそこ得点力が回復してくる。
 今日の試合なんかは、その典型だ。

 宮城相手に、3回に近本、佐藤輝のタイムリー、5回に大山のタイムリーで4点を奪う。
 7回には、継投に入ったバファローズの隙をつき、佐藤輝のタイムリーで2点を追加。
 9回に交流戦を占める佐藤輝の13号スリーラン。
 ガンケルが完封寸前まで行く完璧なピッチングで完投。
 大山についで佐藤輝に当たりが戻って、得点力が大きく上昇した試合だ。

 後は、大山や佐藤輝が打てない時に、どう点を取っていくのか、それが問題だ。
 無死や1死でランナーがサードにいる時のバッティングや作戦。
 相手が、1点はしょうがないというシフトを敷いている時にどういうバッティングをするのか。
 そういうところの鍛え方が、全然足りていない。
 今更、キャンプをして練習するわけにいかないのだから、意識だけはしっかり持って、どうすべきかをベンチがしつこく言い、指導して、やらさねくてはいけない。
 シーズン中でも、できることはあるはずだ。
 それが、できれば勝率が飛躍的に上がっていくんじゃないか。
 こんな投手陣を持っているチームなんだから。

 それと、0勝7敗1分けの対カープ対策だね。
 これは、一方的にやられすぎている。
 交流戦での戦いぶりから、そんなにやられる相手ではないことを肝に銘じ、パリーグの対広島の戦い方をしっかり参考にすべきやろな

 この4日間のブレークの間、そういうことを再確認して、セリーグ相手のペナントレースの再開に備えなくてはいけない。
 ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 18:08 | comments(0) | - |
3 −2 対オリックス 熊谷の神走塁で延長戦を制したものの
 山本由伸相手の試合。
 初回に島田のエラーから、失点した時には、もうこの試合の結果が見えたように思えた。

 案の定、山本由伸に手も足も出なく、大山も封じられ、得点を挙げられる気配すらなかった。
 挙句、5回には、決定的とも言える追加点を取られて、16度目の完封負けを覚悟したくらいだ。
 
 バファローズは、山本由伸が先発だけに、1点を確実に挙げる野球を見せて、確実に2得点。
 それが、延長でタイガースに得点をゆるした、11回の裏。
 1死1、3塁で福田になんの策もなく打たせて、内野フライに終わった攻撃は、理解に苦しむし、かなり助かった。

 対してタイガースは、8回まで、出したランナーは、全て2アウトからで、チャンスらしいチャンスはなく、強いていえば、5回に2アウトから、島田、中野の連打(中野はポテンだけど)作った1、2塁だけだけそ、ここも近本が簡単に打ち取られた。
 ここまでは、なす術もなく、ベンチから指示する隙もなかったと言う状態。
 まぁ、試合中には出来ないが、シーズン前には、こう言うピッチャーに対して、どう攻略していくのか、そう言う準備はできたはずだが、そんな練習はしてきていない。

 決勝点を挙げた11回だって、熊谷の神走塁で1点挙げた後、ロハス四球、糸井のヒットで1死1、3塁のチャンス。
 表の攻撃だけに、ここでもう1点取るのと取らないのでは、大きな違いがある。
 山本は、自分が何をしなくてはいけないのかわかっていたんだろうか?

 ベンチも、山本に何をしなくてはいけないか、選手任せにせず、ちゃんと指示を出すべき場面やろ。
 山本は、讀賣の時から、こう言う場面で、功を急いで、失敗することがある。
 たまに起用される身だけに、この場面「打ちたい、打ちたい」と言う気持ちが先立ってしまう。
 そう言う場面だからこそ、ベンチが、今期待していること、何をすべきかを、ちゃんと指示しなくてはいけない。
 思い切って、スクイズのサインを出してやってもいい。
 まぁ、その度胸があるベンチじゃないだろうが・・・。

 11回の裏、バファローズが同じように福田に、指示なしで無得点に終わったからよかったが、あそこで何か策を講じられていれば、同点になり、勝敗はわからなかった。
 そうなれば、あの山本の打撃、ベンチの無策は、問題になっただろう。
 あの、熊谷の神走塁も無にしてしまった可能性もあったということだ。

 確かに、熊谷の走塁は見事だったし、あそこでスタートを切れる度胸も見上げたものだ。
 また、ホームまで行かせた藤本サードコーチの判断も良かった。  
 そう言ういい部分は、これからも伸ばしていけばいいし、武器となるぶぶんだろう。
 ただ、それだけでなく、ダメな部分は、ダメだと認め、反省して、是正していかなくてはいけない。 
 そう言う部分で、交流戦もスワローズの後塵を拝し、去年のペナントレースでも後塵を拝した。
 そこにベンチが気づくかどうか?
 
 ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 23:51 | comments(0) | - |
6 −1 対オリックス 大山が打たんと、点が入らんってこと?
 大山の当たりが戻った。
 初回にタイムリー2ベースで、無得点イニングの連続を止めると、5回には、3ランを放った。
 まさに、大山が打たないと、タイガースは得点出来ないってことを証明したかのようだ。

 その5回の4点だって、大山の3ラン以外は、2アウトから中野の2ベースに、近本のサードゴロを宗が悪送球、佐藤輝のサードゴロを再び宗が弾くという、相手がくれた点だけだ。
 続く6回も、ヒットは山本だけ。
 後は、四球でランナーを溜め、満塁から近本がショートへ内野安打で挙げたもの。(際どいセカンドは、中野の走塁が上回った。)
 結局、打って得点を挙げたのは。大山の打棒によるものだけというもの。
 
 大山が打てなければ、前の2試合のように完封負けで、大山が打てば、その前の試合や今日の試合のように、勝ちに持っていける。
 それは、ピッチャーが安定していることに他ならない。
 今日の青柳も危なげないピッチングを見せて、7回を零封。
 その後ケラーが危なかったが、岩貞、藤浪で逃げ切ることができた。

 ケラーは、スピードが開幕当初より上がってきている。
 カーブの精度というか威力はイマイチ。
 結局、そのカーブを狙い打たれる。
 裏を書いて、ストレート主体に切り替えて、カーブはタイミングを外すためのボールとして使い、カットを決め球にした方がいいピッチングができるように思う。
 相手のカーブ狙いのを上手く利用してピッチングを組み立てたい。

 しかし、投手陣がこれだけ安定しているんだから、大山の打撃だけに頼るのでなく、大山以外でも、なんとか1点をもぎ取るような攻撃ができれば、勝率は飛躍的に上がっていくはずなんだが。
 今、大山だけが頼りに似合っているから、大山の打撃に勝敗が左右される。
 それ故、ビックウェーブにならず、さざなみ程度で終わっている。
 もっと、ベンチが1点をいかに取るか、そのことに腐心すれば、さざなみがビッグウェーブに変わるんじゃないか。
 
 幸い、4位までは目と鼻の先だ。
 さざなみを、ビッグウェーブとまではいかないまでも、もう少し大きくすれば、3位のCS圏内位は、いけるだけのものを持っている。
 次は、エース山本由伸が相手だ。
 1点をもぎ取りにいかなくては、勝てる相手ではない。
 どういう野球を見せるか、ある意味試金石になる。

 ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 23:24 | comments(0) | - |
0 −4 対福岡ソフトバンク 「俺たちの野球」って、レベル低いね
 またも、完封負け。
 これで、15度目って、異常やろ!

 よく言う「俺たちの野球」って、こう言う野球なんやろか?
 相手ピッチャーのレベルが下がるか、たまたま打線がつながれば勝てるが、ちょっと相手ピッチャーがよければ、なす術なく、ズルズルと抑えられて、ハイ、それまでよ。
 
 たまたま、打線が繋がった時だけ、「俺たちの野球」って胸張るけど、そんなの滅多にありゃしない。
 いまでは、簡単に完封される方が多いんだから、そっちが「俺たちの野球」になっちゃっているんじゃないの?

 本当なら、なんとか1点を搾り取り、それを積み重ねて、自慢の投手陣で守り切るって言うのが「俺たちの野球」じゃないのか。
 いくら相手ピッチャーがよくても、あの手、この手で、最後まであきらめず、1点を取りに行く、それが「俺たちの野球」なんじゃないの。

 ちょっと相手ピッチャーが良ければ、「いつも打てるわけじゃない」って、指を咥えて、完封されるのをただ待ってるだけなら、悲しすぎやしないか?
 
 矢野監督は、「誰かを喜ばす」「超積極的野球」を掲げて、スタートしたんじゃないか?
 今では、喜ぶのは、相手ピッチャーだけ。
 なんの策も打てない、消極的野球に成り下がっている。
 4年かけて、退化してしまっているんじゃ、なさけない。

 この試合む、ホークスは、1点を取るために、選手がやるべき事をやり、ベンチは1点を得るための策を指示した。
 初回の1死満塁も、三遊間の深い所へ転がし、ゲッツー崩れで、1点。
 4回も甲斐に送らせて、周東のセカンドゴロで3塁まで進めて、牧原のポテンでタイムリー。
 他は、グラシアルのタイムリーとデスパイネの一発。

 対してタイガースは、3回に無死から糸井が出塁しても、高寺に無策で打たせて、いい当たりとはいえ凡打。
 続く長坂がダブルプレーで、結局3人で終わる。
 いくら高寺に期待していると言っても、ここは送るべき場面。
 高寺だって、今後レギュラーを目指すには、こう言うところの小技を求められる選手のはず。
 プロ初ヒットの期待はあれども、試合に勝つ事を考えれば、その機会は別の機会で、ここはキッチリ送らせるべき。
 
 5回の渡邊雄大をデスパイネまで引っ張り、一発を喰らった場面もそう。
 渡邊雄大の右への相性、4点目は致命傷にもなるだけに、細心の継投が求められた。
 次の中村晃まで考えたかもしれないが、そうであればデスパイネと無理に勝負に行かないでも、際どいボール球で勝負して、歩かしてもいいと言うピッチングを指示すべきやろ。

 結局、1点を取りに行く姿勢、1点を守ろうと言う姿勢に、天と地ほどの差がある。
 そんな、ホークスに1勝しただけでも上出来なのかもしれない。
 それほど、今のタイガースの「俺たちの野球」って、レベルが低い。
 ちょっと、大山が確変して勝ったら、交流戦優勝なんて言っているのは、虚しいだけだった。
 終わって見れば5割がやっとで、スワローズは、遥か彼方に消えているってことになりそうだ。

 結局、胴上げの練習は、ただ相手チームを刺激しただけで、タイガースが勝つ為の練習を疎かにしていることを満天に示しただけだった。
 後は、今後のための実戦練習だと思って、試合を消化していくしかないな。
 もっと、「俺たちの野球」のレベルを上げないと、今のままでは情けない!
 
 ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 23:18 | comments(0) | - |
0 −1 対福岡ソフトバンク 結局、大山が打たんと点が入らんってこと
 西純矢の好投を無にしてしまった。
 これで、何度目の完封負けや?13度目か?
 
 確かに、近本が本塁で刺されると言うアンラッキーな面もあったが、このところ、大山が無双していて、隠れていたタイガースの欠点が、大山が封じられて、クローズアップされた試合や。

 試合後の矢野監督の談話。
 「交流戦で悠輔は頑張ってくれているし、毎回毎回打てるわけじゃないからね。」って、そうであるなら、何かベンチから策や指示を出したのか?
 
 相手はエース級の東浜。
 簡単に点は取れない。
 唯一の得点機は、ホークスの見事なバックホームと甲斐タッチ、近本の少しの遠慮で物に出来なかった。
 西純矢が失った、たった1点が、重い展開。
 
 それでも、8回に代わった又吉を攻めて、1死満塁のチャンスが来た
 これぞ、課題の満塁での点の取り方を実行する場面。
 ただ、大山がこれまで好調だっただけに、ベンチは大山任せにした。
 本当は、ここで最悪外野フライで同点となるバッティングを指示し、確認しなくてはいけない。
 何度こう言う場面を潰して、結局完封負けって言う試合があったのか?
 0対1で負けた試合の半分でも、こう言う場面で点をとっていれば、今頃5割に乗っている。
 
 いつも大山がうてるわけではない。
 そう思っているなら、ここはバッティングの方向性を示す指示が必要だった。
 大山もこのところ打てているし、序盤の不振の責任から、ここは、打ちたい、打ちたいで前のめりになっているところ。
 ここでこそ、ベンチから犠牲フライを打つように指示してやらんと。
 その結果、間を抜いてヒットや外野の頭を越して長打になるならいうことはない。

あと、このところ佐藤輝のチャンスでの三振が目につくようになってきた。
 4番でチャンスで打たないとという気持ちが、逆に出ているのかもしれない。
 外角のボール球を振らされ、追い込まれた後、外角はボール球だと見送ると、ギリギリに決められれ、見逃しの三振。
 そんなパターンが多い。
 
 これも、逆なんだよなぁ。
 チャンスで佐藤輝に打ちやすいい球を投げてくるわけがない。
 外角の振らせてカウントを取ろうとするボールを見逃せレバ、カウントが悪くなり、ストライクを取らざる得なくなる。
 外角のストライクを撮りにきた球なら、逆方向に強くうち、内に攻めてくればこれを引っ張ってやればいい。
 そういう佐藤輝ペースで勝負に持ち込めれば、もっとチャンスに打てるようになるんだが、今は相手のペースにはまってしまっている。
 佐藤輝の方から、打ちに生かされているようでは、いい結果が出ない。

 こういう、1点を取れない、取りに行くような指示も、準備もない。
 それが、14度の完封負けの原因であることを理解していない。
 だから、大山が打てなけりゃ、ハイ、それまでよ。っていうことになる。

 ここを改善、解決していかないとタイガースの逆襲も浮上もない。
 結局、打者は、どんなに打っても、所詮7割は打てないんだから。

 ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 22:54 | comments(0) | - |
2 −0 対福岡ソフトバンク 夏の大山、確変中
 西と石川の投手戦の様相を呈したこの試合。
 タイガースは、ヒットを打つも決定打がなく、西はランナーを出しながら粘り強いピッチングで6回を投げ切ってくれた。

 3回に無死から梅野がヒットで出ると、島田が送りバントを失敗。
 島田としては、掴みかけているトップバッターのポジションをものにするなら、こういう小技はキッチリ決めておきたい。
 そういうことが、ちゃんとできるのが、島田や中野のポジションに求められている武器なのだから。

 それでも、今まだただ打つだけに任せて、点が入るのを待っていただけのベンチの采配が、送るべき時に送り、ダメなら盗塁を仕掛けたり、エンドランを仕掛けて見たりと、成功せずとも動きを見せることで、相手バッテリーにプレッシャーをかけることができるようになっている。
 これが、6回の大山の2点タイムリーに繋がっているとみえるんじゃないか。

 6月に入ってからの大山は、それまでと打って変わって、打ち出した。
 あの送りバントを命じられた直後からの爆発だけに、ある意味いい刺激になったのかもしれない。
 この大山が打ち出したのが、大山に送りバントを命じてから、つまりベンチが采配を振るい出してから。
 それまで、ただ傍観しているだけのベンチが、動き始めて、積極策を取るようになってからだ。
 大山が打ち出したからなのか、ベンチが積極策を取るようになったからなのか、そこを境にしてタイガースの成績も上がり始めた。

 交流戦は9勝4敗で、借金を5つ返して、現在「7」まできた。
 こういう積極的な動きを見せることで、チーム全体として前向きな姿勢になってきている。
 元より、投手力には絶対的なアドバンテージを持っているのだから、得点力が改善されれば、チーム成績は激変する。
 今は、それが上手くいき出している。

 ただ、注意しなくてはいけないのは、今日の島田のバント失敗のように、決めるべき作戦はしっかり決めめないといかん。
 相手が、点をくれるという場面では、きっちり得点できるようにならんといかん。
 そういうことを意識して、反省し、次に活かしていかないと、序盤のように、もらった得点機も何もせず、無得点なんていうことを繰り返していたら、結局今の位置に甘んじてしまうことになる。
 好調な今こそ、勝つためにどうするか、点を取るにはどうするかをしっかり考えて、采配して欲しい。

 まずは、ホークスに勝ち越そう!
 ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 22:47 | comments(0) | - |
8 −3 対北海道日本ハム たった、3試合でタイガースを替えてくれたBIGBOSSに感謝
 今日の試合も、初回からチャンスを潰して、どうなるかと思っていたが、新庄BIGBOSS効果で、3回のピッチャーの伊藤将から作ったチャンスをものにした。
 佐藤輝がチャンスで打てていないので、この回のチャンスでどうなるかと思って見ていたが、低めのファークを見極め、2ボール1ストライクの4球目の内角のストレートを、ライト前に運んだ。
 ここは、佐藤輝の苦手と言われる内角にストレートでというリードに間違いはない。
 そこに張って、思い切り引っ張った佐藤輝の読みがちだった。

 こういうバッティングをすると、おいそれと内角に突っ込めなくなるし、内角はもっと厳しいところと、ボール球になる確率が高くなる。
 それを見極められれば、自然とカウントがバッター有利に動き、得意なコースへも放らざる得なくなる。
 そうなれば、佐藤輝のホームランも増えるし、率も上がる。
 勝負は、如何にそういう状況を築いて、勝負どころで、読み切れるかだ。
 しこの勉強を積み重ねるしかないな。

 佐藤輝の先生だの後は、絶好調になった大山のスリーラン。
 足の状態が完全に完治したのだろう、押し込みから振まで、完璧なスィング。
 新庄BIGBOSSも手を叩くしかなかった。
 大山の状態が上がれば、得点力は上がってくる。
 何番を打っても、そこにチャンスが来るというタイプの大山だ。
 大山が打てるようになれば、得点は入るってことになる。

 伊藤将は、4点をもらったんだから、完投近くまで投げなければいけなかった。
 杉谷、石川に連打され、万波に犠牲フライで1点。
 ここで切っておかなくてはいけない。
 2アウトから松本に打たれ、野村に2点タイムリーで1点さまで迫られる。

 この回のファイターズの攻撃、明らかに逆方向へ打つことを徹底された指示が出ていたんじゃないか。
 杉谷も万波の犠牲フライ、松本のヒット、全て逆方向。
 バッテリーは気づいていたのか?
 最後の野村については、バッテリーが気づいて最後打ちに攻めたところを、上手く野村に捌かれた。
 この辺の野村のセンスに非凡さを感じる。
 こういう指示を徹底させることも、新庄BIGBOSSnoやり方なのかもね。

 まぁ、タイガースと試合しながら、いろいろとタイガースに教えてくれているような3連戦。
 タイガースも、選手、ベンチ全てに新しい気付きが生まれ、どうしたら点が取れるのか真剣に考えるようになったようだ。
 この3連戦は、新庄BIGBOSSがファイターズを指揮しながら、古巣タイガースにもエールを送り、今何が足りないのか、どうすればいいのかを、指摘してくれたように感じる。
 折角、いい方向へ舵が向いたのだから、これを継続して、交流戦から後編戦へと立て直していかなくてはいけない。
 まだまだ、戦力はファイターズより遥かに高いんだから、もっと上に行かなくていけない。
 「そうだ、タイガースは十分、強いよ!」と言っている新庄BIGBOSSの声が聞こえる。

 ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 18:11 | comments(0) | - |
3 −0 対北海道日本ハム 青柳さん、晴柳さん、勝柳さん
 青柳のピッチングについては、言うことはないね。
 オープン戦の時から、新庄BIGBOSSは、感心していたけど、今日で更に青柳のピッチングに魅せられたかもしれないね。
 なんせ、コロナの出遅れがあったものの6勝目で、防御率が1点を切っている。
 まさに、エースと呼んでもいい存在になってきた。

 しかし、この青柳がいて、西が防御率2位で、去年の新人王の伊藤将、ガンケル、ウイルカーソンの両外人も安定感があり、西純矢という新星も現れている。
 まさにローテの6人が充実しているタイガースは、交流戦を戦う上でも、裏表ローテの差なく安定した戦いができる。
 ただ、それは一定の援護がないと機能しない。
 貧打に泣いた5月は、抜群のチーム防御率1点台でも、負け越してしまった。
 
 その打線が、ここへ来て、上向きになってきた。
 それに、新庄BIGBOSSの教えも相待って、打つだけでなく、点を取る方法があることの気づきも出来始めた。
 
 この試合は、上手い具合にタイムリーが出て、3点を取れたから良かったが、それでも6回に、1死1、3塁で坂本にスクイズのサインが出た。
 ここは、ファイターズもスクイズがあることを警戒していたため、外されて、ファールで逃げるのがやっとだった。
 流石に、新庄BIGBOSSは、こういう場面でスクイズがあることを見抜いているかのように、ボール球で歩かしてもいいといった投球を指示していたようだ。
 ノーストライク、2ボールから、ストライクを投げてくるだろうという想定でのサインだと思うが、ファイターズは見透かしているようにピッチドアウトしてきた。
 次が青柳であることを考えれば、歩かせるという選択肢はありだ。
 案の定、スクイズを外したが、ファールで逃げられたら、更にピッチドアウト、3ボールとなって、申告敬遠とした。
 この辺の新庄BIGBOSSの読みもすごいと思える。

 結局、青柳が三振で、島田がピッチャーゴロで無得点に終わった。
 勝負は、新庄BIGBOSSが勝った形だが、タイガースは、こういう場面でスクイズの仕掛け方、相手がどうでるか、それにどう対処するのかといういい教材を得た。
 また、何より、これまでこういうチャンスにただ打つだけで、ことごとくチャンスを潰してきたタイガースが、相手の状況やカウントを見て仕掛けるという作戦を指示したことが大きい。
 それもこれも、新庄BIGGBOSSni触発されたからに他ならないだろう。

 ファイターズとの対戦を1試合残して、今週は勝ち越せることが決まった。
 これで、最終週のビジター6戦(京セラの3戦は、ホーム同然だが)の戦い移管では、交流戦の勝ち越しも十分可能だ。
 できれば、借金も一つでも多く、減らしていきたい。
 明日は、佐藤輝の爆発に期待したいところ。
 伊藤将も横浜高校の同僚浅間、高濱に負けず、いいピッチングをしてくれることを期待したい。
 
 ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 18:29 | comments(0) | - |
9 −7 対北海道日本ハム BIG BOSSが教えてくれた
 面白い試合だった。
 新庄BIGBOSSのやらんとしている野球の披露から始まって、今シーズン初めてタイガースが反発力を示して、逆転勝ち。
 
 まずは、BIGBOSSファイターズ。
 いきなり浅間、万波の連打で1点を先取する。
 これも、ファーストストライクを積極的に打っていく新庄イズムの現れだ。
 その後、野村が最低進塁打の打撃を見せて、1死3塁のチャンスを作ると、清宮がセンターへ犠牲フライ。
 この際にも、清宮は再三ベンチのサイン、指示を確認。
 事細かにベンチから指示が出ている事が窺える。
 こうして、2点目の追加点は、ヒットなしで挙げる。

 2回の宇佐見の犠牲フライによる追加点も同様。
 3回には、万波の一発の後、3連打で無死満塁のチャンス。
 ここで、上川畑に初球スクイズのサイン。
 この無警戒の状況でのスクイズが見事に決まり、追加点。

 無死満塁は、最初のバッターが打ち取れれると無得点に終わる事が多いという、野球あるある。
 タイガースも何度そんな経験をしてきているか。
 ファイターズもシーズン当初そう言う場面があった。
 そう言う意味も含め、相手が無警戒である事も見てのスクイズ。
 
 これがその後の追加点を呼ぶ。
 さらに、アルカンタラが歩かされて、またも満塁。1死。
 ここで打席は宇佐見。
 一番恐るのは、ゲッツー。次が上沢だけに三振も具合が悪い。
 そこで取った作戦は、満塁でのエンドラン。
 ランナーをスタートさせるから、ゲッツーの心配はない。
 (正確にはライナーが正面をついて、ランナーが戻れずっていうのはあるけどね。)
 宇佐見もバットに当てればよく、三振の恐れはない。
 打球が転がれば、1点は、追加できるという作戦だ。
 これが、功を奏して、宇佐見の一打が2点タイムリーとなって、7点目を挙げる。

 ここまでは、ファイターズの思い通りだし、新庄BIGBOSSが常々言っていた点の取り方ができており、ファイターズがだんだん形になってきている事を見せた。
 就任以来、キャンプ、オープン戦、公式戦と、ことある毎に新庄BIGBOSSの考えを、口を酸っぱくして指導してきたベンチスタッフの教育の賜物かもしれない。

 さて、新庄BIGBOSSに、やりたい放題やられたタイガースも黙って見ていなかった。
 ファイターズの選手を見て、触発された部分も多かったのではないか。

 大山の3本のホームランは、2本は、初級のファーストストライクを捉えたもの。
 5回の北條のタイムリーは、無死3塁のの状況を見て、転がせば1点取れるというバッティングの結果。

 6回の無死満塁からの長坂のダブルプレーの間の1点追加も価値がある。
 あそこは、1点取り3点差になった後の場面。
 一番いけないのは、ホームゲッツー。
 そうして、点を取れずにアウトカウントを増やす事。
 思い切ってショートへ深いゴロをうてば、ダブルプレーは、2塁から1塁となるため、1点は入る。
 2点差に迫る価値あるダブルプレーだったんじゃないか。

 そうして、逆転の8回。
 大山の3本目から始まった攻撃は、1死1、2塁、打席長坂の場面で代打糸井の起用。
 ここは、どうなのだろう、ベンチのメンバー見て、代打としての打力を期待できるのは糸井のみだ。
 ここで糸井を使ってしまては、次のピッチャーの打順に誰を代打に出す?
 ベンチメンバーは、坂本、片山、山本、植田。
 西純矢でも入れておけば良かったが、強いて言えば山本ということになる。
 この日当たりも悪くなく、このところ上の試合に慣れて来ていることも併せ、長坂をそのまま、次のピッチャーのところで糸井という方法もあった。

 ところが、矢野采配も新庄BIGBOSSに触発されていたのか、ここは積極的に動く道をとった。
 結果、これが当たり、糸井が四球で山本がタイムリーで同点。
 島田の押し出しで逆転。
 近本のタイムリーで追加点と言う攻撃に繋がった。

 この時の島田の打席で、スクイズのサインがあった。
 同点の1死満塁の場面。
 どうしても勝ち越したいところ、悪い作戦じゃない。
 この発想も、3回のファイターズの満塁からのスクイズに触発されたものだろう。

 試合に勝ったし、新庄BIGBOSSにいろいろ教わって、点の取り方が、ただ打つだけじゃないって言う気づきにつながれば、今後のタイガースにとって、大きな転機となるような試合だった。

 最後にウイルカーソンがKOされた後、無失点で繋いだタイガースのリリーフ陣、その好投がなければ、この日の逆転はなかったろうし、逆のそのブルペン陣の層の厚さがファイターズとの明暗をわけたといっていい。
 藤浪、岩貞、加冶屋、渡邊、岩崎、グッドジョブ!
 
 ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 23:34 | comments(0) | - |
6 −1 対埼玉西武 今度は、ガンケルが見せた2刀流
 あそこで、ガンケルが打たなかったら、どうなっていたのか?
 3回まで、隅田に7安打を浴びせながら無得点。
 得点力の無さを証明するかのようなタイガースの攻撃ぶり。
 
 4回も、長坂の一打が犠牲フライにならず、本塁で糸原が憤死した時には、またも無得点を覚悟した。
 こういう試合は、チャンスを潰し続けている間の相手が一発で得点し、そのまま逃げ切られるっていうのがよくあるパターン。
 そういうパターンが確定しそうな時に、ガンケルの一打が出て、タイガースは、やっと1点を挙げる事ができた。
 
 そうなると、堰を切ったように得点が入るようになるから不思議。
 山川のエラー、中野のタイムリーで、この回3得点。
 まぁ、悪い流れ、得点する事が苦手なタイガース打線を救う意味でも、ガンケルの一打は、大きかった。
 この日のガンケルは、このタイムリーを含む3安打の猛打賞。
 まさに、西純矢に続く2刀流のかるやくだった。
 (3番ガンケル、4番西純矢の方が、得点力上がるのと違うか?)

 7回には、無死1、2塁から大山に送りバントの指示。
 これが決まり、糸原のタイムリーで2点を追加。
 ここの大山の送りバントには、賛否両論あるかと思うが、寅吉的には、ありかと思う。
 
 本来なら大山が、最低でも進塁打という打撃をするのがベストではあるかと思う。
 ただ、そうするには、それなりの準備が必要。
 残念ながら、タイガースは、そう言う教育も訓練もしていない。
 それは、今までの試合を見ていればあきらかだ。
 そんな状態で、最低でも進塁打なんて打撃をしろなんて言ったら、ダブルプレーを喰らってしまう可能性が高い。
 であれば、送りバントで確実にランナーを進めるのも手ではある。
 (大山がバント練習をちゃんとしていたかは不明だが、以前バントした時も上手かった記憶がある。)
 何より、選手任せで、なんの手も打たなかったベンチが、今シーズン初めて、指示を出し、点を取りに行った行動であった事を評価しておく。
  
 まぁ、次の糸腹がタイムリーを打てたから良かった。
 この意図は、糸原なら、最低限でもランナーを返すバッティングができるとおもったからか。
 ここで大山に送らせたのだから、スクイズという方法もありかと思えたが、そこまで動く度胸もないし、練習もしていないのだから、仕方ないか。

 それでもこの追加点は大きく、湯浅、岩崎を休ませることができるようになった。
 それも、7回にガンケルの後を受けた渡邊雄大が栗山にタイムリーを打たれた後、若林と呉を討ち取ったアルカンタラのリリーフの成功があったからに、他ならない。
 グッドジョブ!

 これは、これまでの2試合を反省したベンチが、最善手を打ったから成功したんじゃないか。
 まぁ、猿以下って事じゃなくってよかった。
  
 さて、次は新庄BIGBOSS率いるファイターズとの一戦。
 矢野タイガースとは対照的に、動いて、ヒットがなくっても点を取る事を目指して、l訓練してきたチーム。
 まだまだ、未熟で発展途上であるが、面白いチームになりつつある。
 なんか、掻き回されて、タイガースの弱点が露わにされる予感がするわ。

 ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 22:59 | comments(0) | - |
5 −4 対千埼玉西武 最善の手を打ったのか?Part2
 前の試合のVTRのような場面があった。
 ベンチは、前の試合を反省したかと思ったが、そうではなかった。

 6回表、愛斗に2ベース、山川を討ち取るも呉に四球、オグレディにタイムリーで1点を返される。
 この回100球近くなって、西純矢の球が高く浮き出した。
 ここ数試合の1発病の危険な兆候だ。
 ベンチは、森友哉を迎えたところで、渡邊雄大へスイッチ。
 
 ただ、これが上手くいかなかった、森友哉が見極め四球で出塁すると、ライオンズは、おかわり君を代打に出す。
 これに対応して、タイガースは、加冶屋へリレー。
 その、右キラーでもある加治屋がおかわり君にタイムリーを許した。

 この回2点返され、3点差で満塁。
 ライオンズは、ここで左の栗山を代打。
 加冶屋が左にからっきしと言うのを見越してのだいだきようだ。
 昨日の森友哉の時と同様の場面。
 今日は、渡邊雄大は、、もう使っているから居ない。
 それでも、左なら岩貞、右ならアルカンタラもいる。
 この回凌げば、藤浪、湯浅、岩崎で逃げ切れる算段も取れる。

 当然ここでピッチャー交代かとも思えた場面。
 ベンチは、加冶屋の続投を選択し、昨日と同じ過ちを犯すことになる。
 栗山にセンターオーバーの2点タイムリーで1点差に迫られることになった。
 ここで良かったのは、近本のフェイクで、ランナーのスタートが遅れ、同点のランナーが3塁で止まった事。
 こういう地味なワンプレーがチームを救うことになる。

 近本は、初回の無死2、3塁のチャンスでも、相手の守備を見て、ショートゴロで1点を挙げている。
 こういう、ヒットでなくても点を取る事が大事。
 3回の1死1、3塁で佐藤輝がレフト前のポテンで追加点を挙げたが、それとは違い状況をよく読んだ打撃だ。
 タイガースで唯一、試合が見えている選手かもしれない。

 あの時の佐藤輝明のばっては、外野フライ狙いで詰まらせられたのかも知れないが、あの場面、三振とゲッツーだけはいけない。
 ああいう場面で、ピッチャーは、外野フライを打たせまいと攻めて来る、高めの甘い球なんて来ないと、以前解説の岡田さんが言っていた。
 ピッチャーは、詰まらせて内野フライがベストという投球をして来るのだから、佐藤輝もそれを見越して、そこをはったバッティングをするのも手だったんじゃないかな。

 まだ、2年目でそこまで求めるのは酷かもしれんが、4番を張る以上、そういうバッティングが求められる。
 同じ2年目のベイスターズの牧が、そこいらへんで上を行っている。
 まぁ、それが成績、特に得点圏打率や打点の差になっているんだと思う。
 チャンスに強いバッターは、そう言う事が出来ているバッターなんだとおもう。
 佐藤輝には、もう一段階段を上がる事を求めたい。

 まぁ、連日の対左に対する加冶屋の成績を無視した起用で、敗戦と苦戦を強いられたので、もう懲りただろう。
 猿でも同じ失敗を3度もしないと思うんだから、タイガースのベンチが猿より劣っていない事をねがうばかりだ。
 
 ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 23:34 | comments(0) | - |
0 −2 対千埼玉西武 最善の手を打ったのか?
 しかし、打てないのは、デフォルトだから、2回に山川に一発打たれた瞬間に、この試合は九分九厘敗戦となることが決定している。
 だが、ベンチの采配もそう思ってやっているんじゃないかと疑いたくなるような試合だった。

 8回に、西から岩貞へ継投。
 呉を討ち取って、若林にショート内野安打を許した後、代打のおかわり君に対して、右には絶対的な強さを発揮する加冶屋を投入。
 加冶屋がおかわり君を三振とった後、山川を歩かせ、2死1、2塁となった後、左の森に対して、ベンチは加冶屋の続投を選んだ。
 
 これが、どうしても納得いかない。
 加冶屋は、右打者には圧倒的な強さを見せるが、逆に左には徹底的に弱い。
 しかも、左で森だ。
 どう考えても、加治屋の続投はない。
 このまま、1点差で、8、9回の攻撃にかけるなら、ここは渡辺雄大へ繋いで勝負すべき場面。
 それを加治屋続投で2点目を取られるって、わざと負けに行ってるの?と思ってしまう。

 この間、長坂に代走を出さなかっと時も、延長12回がどうのこうの、後で代走を使いたい場面が来るかも、なんて理由にならないこと言ってたけど、この日も渡辺雄大は延長になった時に、代打栗山とか買ったら使おうと温存していたのか?
 そんな悠長なこと言ってられる状態と違うやろ。
 延長なんて、タイガースが点を取って、同点にしないといかんのだ。
 まずは、1点でも取れば延長に持ち込める、そういう場面を作る意味でも、ここは必死に守りにいかねばならない時。
 それは、先を考えて、今を疎かにして、2点目を取られるって、馬鹿じゃなかろか?

 大体、点を取れないことがデフォルトなんだから、そう思って攻撃せなけりゃいかんやろ。
 チーム打率だって、2割ちょっと、チーム得点圏打率なんて、2割切っているんやろ。
 普通にしてたら、8割は、打てないんだから、ここで1本出ればないて、待っていても、8割は失敗だ。
 まして、勝負どころのヒットなんて、1割あるかどうかや。
 9割は、打てないんだから、得点なんて挙げられる訳が無い。
 どうしたら、ヒットがなくっても点が取れるかどうか、ベンチが真剣に考え、指示を出さなくてはいかんやろ。
 本当なら、キャンプの時から、そう言う救育をしてこなくてはいけなかったんだが、この指導者は、胴上げの練習は許すが、そう言う練習はさせてないようだ。

 ベンチは、勝つために最善の手を打たなくてはならない。
 この試合を振り返って、ベンチは、打つべき手を全て打ったと、胸を張って言えるのだろうか。
 まさか、今年で終わりで、責任とって辞めるから、いいやろなんて思ってないよね。
 
 ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 23:13 | comments(0) | - |
2 −3 対千葉ロッテ またも、無死満塁、無得点で接戦を失う
 勝負は、初回でついていた。
 近本、中野の連打、大山四球で無死満塁。
 マリーンズ先発のロメロは、アップアップの立ち上がり。
 ここで1点を取れば、そのままダムが決壊するように、このピッチャーを沈められる。
 そう言う場面。

 だが、こう言う場面で、転んでいるロメロを助け起こして、膝の泥まで払ってやるのがタイガース。
 案の定、佐藤輝が三振、原口がファールフライ、糸原がセンターフライで、見事な無得点だ。

 佐藤輝が三振だけはいけない場面で三振。
 極端な話、佐藤輝なら、当てれば外野まで飛んでいく、またはボテボテでも1点は入る。
 一番いけないのは、三振と強いあたりで野手の正面をついて、ホームゲッツーを取られること。
 これ以外なら何でも良い場面。

 原口は、バッティング自体がおかしい。
 見切り発車で1軍に登録されたのだろうが、全然原口らしいバッティングができていない。
 これでは、代打起用の期間があまり無く、起用されていないのが良くわかる。
 そうであれば、一度下に落として再調整させたほうがいい。
 この場面む、佐藤輝が三振に取られて1死となった場面。
 どうしても、得点が欲しく、ダブルプレーにだけはなってはいけない場面。
 それが、初球を打って、サードのファールフライだ。
 普通の原口であれば、もっとじっくり行って、外野フライを揚げられるボールを見極めていたはずだ。
 この瞬間に、無得点が見えた。

 糸原は初球を見逃し、2球目のボール目の球に手を出し、センターフライ。
 できれば、追い込まれるまで粘って、相手がストライクを投げなくてはいけないシュチュエーションで勝負をかけるべき。
 2球目のボール球が、いくら高めでも手を出すべきではなかった。

 こう言うところが、ずーっと課題だったはず。
 それは、いまだに解消されてはいない。
 それは、一朝一夕に解消されるものではないかもしれないが、日頃の訓練がものを言う。
 今シーズンでも、こう言う場面がいくつもあり、その度に同じ失敗で無得点を繰り返している。
 その際に、ベンチは、どう言う考えで望むべきか、点を取るにはどう言う考え方でバッティングをしなくてはいけないのか、何度も何度も行ってきたのか?
 
 打てなかったから、残念で済ましてはいていないか?
 打てないで残念なら、7割から8割は残念な結果になるのは、野球の確率で証明されている。
 それで済ませているうちは、決して上位にはいけないだろう。
 まして、優勝なんて夢のまた夢。
 胴上げの練習より、無死満塁での点の取り方の練習をしなくてはいけない。
 
 今日の試合は、セリーグが全敗だ。
 初回のチャンスを物にしていれば、タイガースのみが勝ちという理想的な展開になったはず。
 交流戦の成績も4勝2敗で首位に並ぶチャンスであり、借金も「10」まで減り、一桁目前となり、勢いも出たはず。
 それが、3勝3敗の5分で、借金も交流戦前と変わらず、7チームが5割で並ぶ第2集団に留まることになった。
 
 来週は交流戦首位の西武と話題の新庄ファイターズが相手だ。
 ホームの甲子園の試合だが、昨年から甲子園の交流戦で勝ち越しがない。
 新庄ファイターズは、徐々に戦う形ができて来ており、スワローズと接戦を繰り広げ、讀賣にも勝ち越した。
 今日左腕の根本が勝ち投手になり、タイガーっすにとって脅威になりつつある。
 いつまでも、得点を取るべき時に取れないでいると、ビッグウェーブを起こすどころか、相手のウェーブに飲み込まれて、負のビッグウェーブになってしまうぞ。
 
 ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 18:24 | comments(0) | - |
6 −2 対千葉ロッテ 青柳に9回を行かせる意味は、あったのか?
 久々に6点も取ると、タイガースベンチも欲深くなる。
 8回を119球で、マリーンズ打線を零封している青柳に、完投・完封を狙わせて、9回のマウンドに上げた。
 できれば、この試合のピッチャーを青柳一人で賄いたいと考えたのだろう。
 100球に近づくに連れて、青柳の球威は、落ちてきており、この日の気温も併せて、ダルそうな素振りも見え初めていた。
 9回に2点を加えて、6点差になったのだから、無理して青柳を続投させる必要はなかったんじゃないかな。

 まぁ、青柳がエースの自覚の元、ブルペンを休ませたいと志願の続投であった可能性も高い。
 それでも、ベンチとしたら、青柳の疲労、次回の登板に影響をさせないため、8回零封で防御率も上がっているし、交代を命じるべきだった。

 案の定、熊谷の悪送球とはいえ、ランナーを出し、安田に打たれ、山口のショートごろで失点。
 完封がなくなると、福田にタイムリーを打たれたところで、岩貞に交代した。
 ここで岩貞で行くなら、回の頭から、6点差の状態で岩貞でいいんじゃないか。 
 アルカンタラも暫く空いているし、右ならアルカンタラを投入するのもあり。
 青柳は十分仕事を果たしたんだから、8回零封で、代えてやるのがベンチの配慮ってもんじゃないかな?
 救いといえば、熊谷のエラーからの失点だから、青柳の自責点にならず、防御率の悪化がなかったことか。

 しかし、久々に6点取ったから良いって、そう思いたいが、そうも行かない。
 7回に坂本のツーベースを起点に無死満塁のチャンスを掴んだ。
 この場面、大山がゲッツーで、佐藤輝が三振で無得点。
 4点取っているから、何の策もなく打って出るのが良いのか?
 こういう場面で、いかに点を取るか、練習するには格好の場面。
 ベンチも指示を与え、どういう点の取り方をするのか指針を示さなアカンやろ。
 
 9回の満塁のチャンスでは、糸井がヒットを打ってくれたから良かったが、毎度、毎度、そう言う場面でヒットが出るわけがない。
 バッターは良くって3割しかヒットを打つ確率がないんだから、ヒット以外でどうやって点を取るのか、それをもっと勉強せなアカン。
 そう言う方法を示して、そう言う訓練をして、そうして試合で点が取れるようになるんだ。
 そうで無ければ、何試合かに1回のたまたま、チャンスで出たヒットだけで得点数することになる。
 そりゃ、得点力が上がるわけがない。

 このところの投手陣の頑張りは半端ない。
 今のうちに、点の取り方について、しっかり考え、方向性を出すべきだ。 
 それが、ベンチの役割やないのかな。
 
ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 17:47 | comments(0) | - |
1 −0 対千葉ロッテ TH/オット “点を取られたら、終わり
 1点、1点、0点、そして1点、これが交流戦に入ってからのタイガースの得点。
 つまり、相手に点を取れれたら勝てない、それで終わり。
 そう言う状況という事だ。

 この日は、パリーグのエース級第2弾、佐々木朗希。
 エース級もエース級、完全試合達成の怪物だ。
 貧打のタイガースがヒットを打てるのか、塁に出られるのか?
 シーズン2度目の完全試合の餌食になるんじゃないか、それが戦前の予想。

 まぁ、大野にも実質完全試合食らったようなもんだし、貧打タイガースは、格好の餌食にみえるだろう。
 それでも、2回に糸原がヒットを放ち、世間の希望を打ち砕いた。
 だが、その後も糸原がもう1本、島田、中野がピッチャーのエラー、1安打と出塁はするが、後続が断たれて、得点には至らず。
 結局、6回を零封されることになる。

 確かに、佐々木朗希には、左のコンパクトに振ってミートしてくるバッターが有効であるように見える。
 藤浪も左の小兵によく打てれている。
 ただし、振ってくるバッターは、右左問わず、あのストレートと150km のフォークに当てることさえ難しい。

 それでも、対抗してウィルカーソンが打たせて取るピッチングで、マリーンズ打線に0を並ばせる。 
 またも、1点勝負に持ち込むことができたのは、このウィルカーソンの好投に尽きる。
 
 佐々木朗希に6回で90球を投げさせる事ができたので、マリーンズは、大事をとって佐々木朗希を交代させた。
 点は奪えなかったが、6回で降板に追い込めたのはおおきい。
 佐々木朗希からは、ノーチャンスに近いと思っていた得点機が、残り3イニングで可能になる希望が持てる。

 それでもl後続の東條、ゲレーロからも得点を挙げられず、ウィルカーソンも8回まで0を並べ、勝負を9回に持ち込んだ。
 その9回に佐藤輝が、マリーンズ抑えの益田から、センターへ値千金の一発をはなったこれがこのイーグルスとの3連戦でのタイガースの得点だ。
 まぁ、2点でよく1勝したとも言える。
 この試合なんて、岸相手に全くの無策で0を重ねて行った。
 
 たしかに、いいピッチャーにいいピッチングをされれば、おいそれと点を取る事ができないのは、理解ができる。
 それでも余りに無策ではなかったか。
 そう言うピッチャーは、簡単に打てませんで済ませては、優勝なんておぼつかない。
 そんな状態で胴上げの練習をしているようなチームでは、お先が知れている。

 それでも岸に対抗して、ガンケルがいいピッチングをして、0対0で終盤に勝負を持ち込む事ができた。
 当然勝つためには、この終盤で何か仕掛けていかねばならない。
 そのチャンスは、先にタイガースにおとずれた。

 8回、1死から長坂がヒットで出塁。
 終盤の勝負所、キャッチャーは、坂本、片山、いざとなれば原口と揃っている事を考えても代走起用の場面。
 べんちには、植田、熊谷と、こういう場面でこそ使うべき選手が揃っている。
 しかし、ベンチは動かなかった。

 代打北條に送らせて、2死2塁。
 近本の一打に賭けたなら、当然ここで長坂を植田か熊谷に代えるべき。
 近本から中野まで考えるなら、長坂のままでいいが、その場合は、近本の当たりで、長坂には無理をさせない。
 当然そう言うプランができるはず。

 長坂をそのままにしたから、あの近本の当たりで、長坂を一か八か突っ込ませるギャンブルは、しないとおもっていた。
 しかもイーグルスのレフトの西川は、今季補殺が多く、自信を持て来ている。
 こういうギャンブルは、勝っている時はいいが、こういう場面では、流れを変えてしまう。
 結局本塁で長坂が憤死して、この回無得点。
 いヤァーな、予感がしたわ。

 その流れの中で、9回は、この所不安定なピッチングが続く岩崎の投入。
 この日の岩崎の球は、そこそこ来ているように見えたが、渡辺に追い込んでから、甘いスライダーを高めに放り、ヒットされる。
 こういうピッチングがわからない。
 追い込んでいるんだかた、スライダーなら、外角低めのボールゾーンに外れる球を投げるべきだし、要求しなくてはいけない。
 結局、この1球が勝負の分かれ目になる。

 この回イーグルスが、炭谷のヒットでセカンドランナーだった渡辺をサードでストップさせた指示は、タイガースと逆に理路整然としていた。
 それが、代打銀次の一打を待つ形になり、成功したと言える。
 タイガースと違って、作戦、指示に筋が遠ており、いっかmんせいはある。
 この一貫性のなさ、それが昨年のスワローズとの差でもあるんだけど、気づいているんかな?

 7回に大山がツーベースで出た時の佐藤輝の打席。
 ベンチのサイン見て、佐藤輝が非常に怪訝そうな、不満そうな顔をしているのを見ただろうか。
 あれは、どう言う指示を出したんかね。
 最悪進塁打になるようなバッティングが求められる場面ではある。
 ヤクルトの村上なら、そう言う状況を察して、そう言うバッティングをするだろう。
 そうするように、仕込まれている。
 ただし、タイガースでは、そんな練習も指示も佐藤輝にした事がない。
 練習も、やった事がない指示を出されれば、ああいう顔になるのは、わからんじゃない。
 
 あの時の佐藤輝のバッティングを惜しかったで済ませるか。
 そう言う訓練が日頃から必要だったと反省するか。
 そこの差が昨年のスワローズとの差になっているんだな。
 その差は、どんどん広がって来ているって、気づいているんだろうか?。
 3ボール2ストライクのフルカントで、低めに来たシンカーを掬い上げた一発。
 この一打は、佐藤輝の成長と可能性を示すいちだになった。

 その後、9回裏をこのところ不安なピッチングをつづけていた岩崎が、3者凡退に仕留め、この試合をしめくくった。
 
 結局ホームランでしか得点できない打線であることには変わりはないけど、勝負所で出た佐藤輝のホームランには、今後の可能性を感じられる。
 何より、相手に点を取られればおしまい、という状況の中で、2勝できているのは、そこまで踏ん張っているピッチャー陣のお陰だ。 
 
 しかし、この得点力のなさは、どうにもならんもんじゃろか?
 いい加減、ピッチャー陣の緊張の糸も切れるし、調子の波が下がる時期が来る。
 そうなれば、一気にダムが崩壊するように、タイガースに負のビッグウェーブがくることになる。
 そうならないためにも、投手陣が好調な今、なんとか手を打っておかねばならんのと違うか?
 それが、ベンチワークじゃないのかね、矢野監督。
 
ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 22:16 | comments(0) | - |
0 −1 対東北楽天 点を取るための戦略はあるのか?
 1点、1点、0点、これがこのイーグルスとの3連戦でのタイガースの得点だ。
 まぁ、2点でよく1勝したとも言える。
 この試合なんて、岸相手に全くの無策で0を重ねて行った。
 
 たしかに、いいピッチャーにいいピッチングをされれば、おいそれと点を取る事ができないのは、理解ができる。
 それでも余りに無策ではなかったか。
 そう言うピッチャーは、簡単に打てませんで済ませては、優勝なんておぼつかない。
 そんな状態で胴上げの練習をしているようなチームでは、お先が知れている。

 それでも岸に対抗して、ガンケルがいいピッチングをして、0対0で終盤に勝負を持ち込む事ができた。
 当然勝つためには、この終盤で何か仕掛けていかねばならない。
 そのチャンスは、先にタイガースにおとずれた。

 8回、1死から長坂がヒットで出塁。
 終盤の勝負所、キャッチャーは、坂本、片山、いざとなれば原口と揃っている事を考えても代走起用の場面。
 べんちには、植田、熊谷と、こういう場面でこそ使うべき選手が揃っている。
 しかし、ベンチは動かなかった。

 代打北條に送らせて、2死2塁。
 近本の一打に賭けたなら、当然ここで長坂を植田か熊谷に代えるべき。
 近本から中野まで考えるなら、長坂のままでいいが、その場合は、近本の当たりで、長坂には無理をさせない。
 当然そう言うプランができるはず。

 長坂をそのままにしたから、あの近本の当たりで、長坂を一か八か突っ込ませるギャンブルは、しないとおもっていた。
 しかもイーグルスのレフトの西川は、今季補殺が多く、自信を持て来ている。
 こういうギャンブルは、勝っている時はいいが、こういう場面では、流れを変えてしまう。
 結局本塁で長坂が憤死して、この回無得点。
 いヤァーな、予感がしたわ。

 その流れの中で、9回は、この所不安定なピッチングが続く岩崎の投入。
 この日の岩崎の球は、そこそこ来ているように見えたが、渡辺に追い込んでから、甘いスライダーを高めに放り、ヒットされる。
 こういうピッチングがわからない。
 追い込んでいるんだかた、スライダーなら、外角低めのボールゾーンに外れる球を投げるべきだし、要求しなくてはいけない。
 結局、この1球が勝負の分かれ目になる。

 この回イーグルスが、炭谷のヒットでセカンドランナーだった渡辺をサードでストップさせた指示は、タイガースと逆に理路整然としていた。
 それが、代打銀次の一打を待つ形になり、成功したと言える。
 タイガースと違って、作戦、指示に筋が遠ており、いっかmんせいはある。
 この一貫性のなさ、それが昨年のスワローズとの差でもあるんだけど、気づいているんかな?

 7回に大山がツーベースで出た時の佐藤輝の打席。
 ベンチのサイン見て、佐藤輝が非常に怪訝そうな、不満そうな顔をしているのを見ただろうか。
 あれは、どう言う指示を出したんかね。
 最悪進塁打になるようなバッティングが求められる場面ではある。
 ヤクルトの村上なら、そう言う状況を察して、そう言うバッティングをするだろう。
 そうするように、仕込まれている。
 ただし、タイガースでは、そんな練習も指示も佐藤輝にした事がない。
 練習も、やった事がない指示を出されれば、ああいう顔になるのは、わからんじゃない。
 
 あの時の佐藤輝のバッティングを惜しかったで済ませるか。
 そう言う訓練が日頃から必要だったと反省するか。
 そこの差が昨年のスワローズとの差になっているんだな。
 その差は、どんどん広がって来ているって、気づいているんだろうか?

 ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 23:14 | comments(0) | - |
1 −6 対東北楽天 西純矢の一発病に処方箋はないのか?
 前日に対マー君に勝って、この日のイーグルスは、久しく登板がなかった辛島。
 対してタイガースは、今シーズン力を付け、2勝を挙げ、バットも好調な西純矢。
 これは、昨日の余勢をかって連勝できるんじゃないかと皮算用も、それほど甘くはなかった。

 大山の一発で先制した時には、西純矢の立ち上がりの球威を見て、これは大丈夫だと思っていたが、その直後の回、2アウトから西川にヒットを許すと、この日相性が悪い小深田に連続ヒット、浅村に同点タイムリーを許す。
 
 4回には辰巳に勝ち越しの一発を喰らい、その浅村に5回に2ランを喰らう事になる。
 初回から、球が高めに来ているきらいはあったものの、その球威で押し込んでいた西純矢が、1点のリードを貰ったあと、2死からでも、出塁を許すと、守りの意識が強くなり、慎重になる分押し込めなくなってきた。
 そう言う隙をイーグルスにつけ込まれたんだろう。
 勿体無いし、ざんねんでもある。

 しかし、西純矢は被ホームランが多すぎる。
 基本細かいコントロールより、球威と縦の変化で抑え込むスタイルだからこそ、高さを間違えたり、球威が落ちた時に陥りやすい。
 フォークが落ちず、高めに抜ける、ストライクを取りに行ったボールが高めに浮く、そう言う球をホームランにされている。
 
 浅村の2ランなんか、そう言う西純矢の特性を知っていれば、あそこの内角への攻めはきけんすぎた。
 攻めて西純矢と内角は低めに外れるボールで可という意思疎通をしていなくてはいけない。
 単にサインを出して、ハイどうぞでは、この日のような結果になる。
 西純矢も一発病があることは自覚しているはずだし、それをどう防ぐか、これから試行錯誤していくだろう。
 余り慎重になる余り、持ち味を失うような事がないよう指導して行って欲しい。
 西純矢は、充分勝てる要素を持ったピッチャーなんだから。

 しかし、スワローズは相変わらず神がかったような勝ち方をしている。
 昨年終盤の勢いを自信に変えて戦えているようだ。
 92年にスワローズと優勝を争い、最後の最後で敗れたタイガース。
 あの時のタイガースも投手力で、貧打のチーム。
 勝ったスワローズはその後野村体制での黄金期に、敗れたタイガースは、貧打解消の為、松永獲得にエース候補の野田を放出。
 史上最悪のトレードと言われる補強をして、暗黒へ突入してしまった。
 また、同じようなことにならないことを祈るのみだ。

 ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 23:14 | comments(0) | - |
1 −0 対東北楽天 マー君から虎の子の1点を守り切る
交流戦の初戦の相手はマー君。
 ただでさえ援護に恵まれていない西にとって、分が悪い対戦に思えた。
 案の定、西は、初回からピンチで球数を消費し、とてもじゃないが、5回まで行けるかどうか、不安な内容だった。

 対してマー君は、初回近本のツーベース、4回中野のスリーベースと無死から得点圏にランナーを出すが、そこからギアを上げて、得点を許さないピッチング。
 ただでさえ、得点能力が低いタイガースに対して、マー君級のピッチャーにギアを上げられては、なす術がない。
 そう言うピッチャーから、1点をむしり取るような野球を鍛えているようには思えんからなぁ。
 まぁ、それが出来てれば、今この位置にはいないだろうし。

 案の定、無死2塁→中野が送って1死3塁、無死3塁の得点機も無策で無得点に終わった。
 マー君のようなピッチャーから、貰えるチャンスは少ない。
 こういうチャンスで確実に得点を挙げないと、試合は苦しくなるばかりだ。
 こういうチャンスを得た時に、どうやって点を取るかというプランをベンチが作っていかなくてはいけない。
 それが、ベンチワークというものじゃないか。

 それでも、西は援護が期待できない試合の中、何とか、球数も徐々に落ち着かせ、6回までイーグルスを零封し、球数も100球に、満たない内容で試合を作った。

 その西に応えるべく、6回の裏、内野安打で出た中野が2アウトから盗塁、大山がタイムリーと、唯一の得点を挙げる。
 まぁ、中野が無死で出塁してから、マルテ、佐藤輝と無策、ただ打つだけで、2アウトになり、やっと中野が盗塁で仕掛けた形。
 これも、点の取り方が下手なタイガースの典型。
 本来なら、マルテの打席で、盗塁を仕掛け、マルテに進塁打、佐藤輝に犠牲フライと言う得点パターンを描くべき。
 マルテ、佐藤輝が凡退し、苦し紛れで中野が盗塁、結果大山にタイムリーが出たからよかったではなく、そこまでの過程を反省しないといけない。

 しかし、この虎の子の1点を必死に守った。
 7回も続投した西は、先頭にヒットを許し、代打山崎の送りバントをフィルダースチョイスで無死1、2塁のピンチを迎える。
 まぁ、この1点を守り切るしかない立場の西は、どうしても得点圏にランナーを進めたくなかったのだろう。
 それが、セカンド送球で、フィルダースチョイスになって出たのだと思う。

 ここでマウンドに上がったのは、対左の最終兵器である渡辺雄大。
 西川に送りバントを決められるも、小深田を三振に仕留めるナイスピッチング。
 渡辺雄大は、こういう使い方なんだよねぇ。
 何で開幕戦で村上を迎えた時に、斎藤友貴哉から渡辺雄大へリレーしなかったのか、未だにわからん。
 そのために渡辺雄大を支配化登録し、ベンチに入れたんだろうに。
 まぁ、この日はちゃんと渡辺雄大を使うべき場面で使ったということだ。
 この三振でこの日のヒーローは、渡辺雄大じゃなおかとおもった。

 そのあと怖い浅村をアルカンタラが、島田の攻守もあって、ライトライナーで無得点に抑えることができた。
 後は、湯浅、岩崎なんだが、このところの調子から、岩崎→湯浅で行くのかと思えたが、湯浅→岩崎の順番を選んだようだ。
 これは難しい選択なんだよねぇ。
 岩崎が万全であれば、岩崎→湯浅がいい形なんだと思うが、岩崎が今の状態で8回に行って、そこで追いつかれたら元も子もないんだかた。
 取り敢えず9回までリードを守りということから湯浅を選んだということなんだろう。

 湯浅は、しっかり抑えられたが、岩崎はやはりピンチを招く。
 それでも、何とか浅村を打ち取って、ゲームセット。
 しかし、ヒヤヒヤもんだった。
 やはり、ここにもう1枚必要じゃないか。
 湯浅の負担を軽減し、故障を防ぐ意味でも、今ローテが余り下で燻っている藤波を、抑えで起用するのが最善手じゃないだろうか。
 8回と抑えを状況に合わせて、湯浅、岩崎、藤浪で分担して行けば、岩崎が今の調子なら8回の対左用に使うことで
ワンポイント的にも使うことができる。
 藤浪を有効活用するためにも検討に値するんじゃないか。

 これでマー君は、乗り切ったが、この後も佐々木朗希、山本由伸などエース級が対タイガース戦で登板する事が予想される。
 いい点の取り方の勉強とそれを守るための方法を確立する機会と捉えて、前向きに向かっていくしかない。
 
 ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 23:15 | comments(0) | - |
4 −0 対讀賣 伊藤将司のプロ初完封で、勝ち越して交流戦へ
 今日は、伊藤将のピッチングが全て。
 丁寧に低めに球を集め、讀賣打線に付け入る隙を与えなかった。
 それも、2回に4点というタイガース打線には、珍しい援護を貰えたのも大きかった。
 その4点には、伊藤将自ら、四球を選んで、チャンスを拡大したというのもある。

 昨日に続いてマスクを被った長坂の貢献も大きい。
 昨日のウィルカーソン、今日の伊藤将といいリードを見せた。
 増田を刺した肩もアピールし、梅野のいぬまに、坂本と正捕手争いをしそうな勢いだ。

 元来、バッティイングが良くなってきたとの評価はあったが、リード面の評価はあまり聞いていなかった。
 そのバッティングも、結果が出ていない中、この日初ヒットも出て、これからもっと伸び代を見せてくれる期待もある。
 バッティングで凌げれば、十分坂本と渡り合っていけるし、梅野が戻っても、正捕手争いに残っていkるだけのものはある。
 実際、原口を野手登録にして、1軍の沖縄キャンプに抜擢された長坂だ。
 榮田が、故障体質でチャンスを掴み損ねている中、千載一遇のチャンスをエアタンだから、死に物狂いでこのチャンスを物にせんといかん。
 ここを逃すと、第3の捕手どころか、岡崎や小宮山、小豆畑のラインになってしまうことを覚悟せんといかんわ。

 打線は、2回こそ、4得点を挙げ、伊藤将の援護を果たしたが、その後の追加点、中押し、ダメおしが全くできず。
 伊藤将が完封ペースで、きっちり投げていたからよかったものの、終盤に1、2点返され、ピンチを招いたら、湯浅を今日も投入せざる得なかった展開だ。
 連投が続いた、岩崎、湯浅は休ませたいところ。(矢野監督の談話から、岩崎は投げさせないことにしていたらしいが、湯浅は、ピンチになれば投入されていたんじゃないか?)
 そういうことが起こらないように、後半にあと2点くらいは追加しておかないといけなかった。

 今日、勝ったからヨシではなく、何故、追加点が取れていないのか、しっかり反省していかないとイカン。
 他の得点機は、初回と7回。
 初回は、無死 1、2塁で大山が三振。
 ここは、最低限ランナーが2、3塁になるようなバッティングをすべき場面。
 特にピッチャーの立ち上がりの場面。
 先制点が絶対に必要であるなら、大山は悪くても進塁打となるバッティングをしなくてはいけない。

 7回は、無死から近本が出た後の中野。
 昨日も書いたが、禁断の二発以来、中野のバッティングが狂っている。
 中野の持ち味を完全に見失っているようなバッティングを繰り返し、率も急降下だ。
 ここは、送らせるサインが必要であったろう。
 (近本が走ってから、送らせて、1死3塁になれば理想だが、そこまで欲はかかない。)
 そういう流れを意識した采配がベンチには必要で」なかったか?
 
 交流戦までに借金10の目標は果たせず、借金は12。
 去年と同じように、交流戦を4つくらい勝ち越しても、借金は8にしかならない。
 オールスターまでに5割の目標は、遠くはなってしまったが、まずは交流戦勝ち越し、これに賭けて準備を怠りなくすべきだな。
 実際、セリーグで走るチームはなさそうなんだから、貯金一桁で争う状況が続いていくように思う。
 本来なら、タイガースにとって大チャンスのシーズンなんだが、今はそれをチャンスと捉えられる位置にはいない。
 一刻も早くその位置に戻るために、交流戦をしっかり戦わんといかん。

 ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 18:53 | comments(0) | - |
2 −1対 讀賣 しかし、楽勝の試合を辛勝に変えてしまうのは、なぜだ? 
 初回、マルテのタイムリーの後、佐藤輝が四球で1死1、2塁。
 ここで大山がセカンドゴロでダブルプレー。
 2回は、長坂のセーフティが決まって、1点追加、無死1、2塁のチャンスが続くが、ウィルカーソンが3バント失敗。
 後続の近本、中野が凡退で1点止まり。

 本当なら、この序盤で靴屋(シューメーカー)を潰しておかなくてはいけない。
 3回もマルテ、佐藤輝の連続ヒットで無死1、2塁のチャンスを作るも後続が凡退。
 なんの策もなく、バッターもなんの意図も感じさせず、ただ打つだけで凡退を繰り返した。
 大山が、最悪進塁打となる打撃を見せれば、後続で追加点が得られていたかもしれない。
 こういう得点チャンスを物にできないから、試合を重くし、楽に勝てる展開を苦戦に転じる。

 案の定、この回を無失点で乗り切った靴屋は、その後立ち直る。
 そうなると、タイガースの攻撃は、担々麺(淡々)で、イニングだけが進んでいくことになる。
 結局、2点さで9回を迎え、一番不安がある岩崎に頼らなくてはならない。
 9回は、本当に相手の打ち損じに期待しなくてはいけないようなピッチング。

 岩崎は去年もこの時期から調子を落として、失点が増えている。
 この日は9回の讀賣の打順を考えれば、8回岩崎、9回湯浅というリレーの方が良かったかもしれない。
 いずれにしても、相手打線、打順を考え、湯浅、岩崎、アルカンタラの起用を考えるべきじゃないかな。
 その中で、湯浅にクローザーの経験を積ませていって、湯浅をストッパーへ固定できるようにしていかなくてはいけない。
 来季には、湯浅をストッパーに固定できるだけの経験を積ませておくことだ。

 あと、中野の打撃が、この間の2本打ってから、大きくなりすぎて、ミートできなくなっている。
 あの二発は、禁断のホームランだったかもしれない。
 自分では意識していないつもりでも、無意識の内に体が、もっと飛距離を、外野の頭を越したい、フェンスオーバーを打ちたいと、スィングが大きくなり、ドツボにハマっていく。
 中野のような小兵の打者が、間違ってホームランを打ってしまった時に陥りがちな罠である。
 ここから早く脱却しないと、中野の数字はどんどん下がっていってしまうし、2番の役割も果たせなうなる。
 気をつけろ!

 明日は、2日間球数投げている岩崎は使えないだろう。
 湯浅もできれば休ませたいが、そういう場面になれば、投入せざる得ない。
 アルカンタラと渡辺雄大を上手く使ってやるくりしないといけない。
 久々の伊藤将司ができるだけ長いイニングを投げるようなピッチングをしないといけない。
 そのためには、しっかり打線が援護して、点を取ってやらないと。
 ベンチも点を取るための作戦、指示を抜かりなくやらねばいけない。

 ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 18:29 | comments(0) | - |
2 −6対 讀賣 日頃の訓練の差でしかない、両チームの差 
 まぁ、これだけ打てなければ、負けて当然の試合でもあった。
 なんせ、昨日のスワローズ戦から、この日の9回の大山の2ランまで、無得点を続けたのだから・・・・。
 これじゃ、折角の青柳の登板日でも、勝てるわけがない。

 青柳も好調子が続いてきたから、この辺りで下り坂に入る頃。
 遅れた開幕から、精一杯取り返そうと奮闘してきた疲れも出てくる頃だ。
 こういう時こそ、早めに援護してやり、楽なピッチングができるようしてやるのが野手の務めなんだが、そういう気はサラサラないようだ。

 初回、戸郷の土地上がりの不安定さから近本が四球を選んで出塁。
 しかし、2番の中野になんの策もなく、サードゴロでダブルプレー。
 これで戸郷を完全に落ち着かせてしまい、8回まで4安打に抑え込まれてしまう。

 その間讀賣は、青柳を攻略せんと、6回で116球を投げさせ、丸がラッキーな2ベースででた6回には、2番のウォーカーにさえバントを命じている。
 このバントは失敗して、追い込まれたが、ウォーカーはショートの深いところに転がし、内野安打とした。
 そうすると、3番の吉川まで送りバントを命じて、1死2、3塁の得点シュチュエーションを作り出している。
 それには、4番の岡本でさえ、こういう場面で得点を挙げるために、どういうバッティングをするのかということがわかっているという、日頃の鍛錬、準備ができているという自信の裏返しなんだろう。
 案の定、岡本は、投球に差変らず、長打を狙うのでなく、まずはランナーを返すバッティングをする。
 これが、結果ヒットとなり、2点を選手することになる。

 タイガースが8回、糸井、糸原の連続四球、熊谷の送りバントで作った1死2、3類の場面。
 転がせば、1点を取れる場面、三振だけはしてはいけない場面で、長坂が功を焦って、相手の受注にはまり三振を喫して、無得点に終わった場面と対照的でもある。
 まぁ、岡本と長坂のバッティングの技量を比べるわけにはいかないが、その岡本でさえ、あの場面では長打を捨てて、まずは1点を取るバッティングをするののに、タイガースは、あの場面で一気に同点を目指して、バットをぶん回すことしかしない。
 あそこは、ベンチが的確な指示を出すか、指示をしないでも、そういうことがわかるような準備を日頃からできるように訓練しておくべき場面。
 あそこで、1点を返しておけば、大勢がいないこの日の讀賣の逃げ切りに、付け入る隙は十分にあったはず。
 ここが0点に終わった瞬間に、この日の敗戦が決まったと言っていい。

 9回の大山の同点2ランで延長戦には持ち込めたが、それは単なる付け足しで、敗戦の決定が少し先に伸びただけだろう。
 12回の讀賣の攻撃もそう。
 先頭の中山のショートゴロを中野がファンブル、慌てて投げたショートバウンドを、陽川がすくい上げられず、ノーアウトのランナーを出した。
 陽川を今シーズン初めてファーストに入れた。
 本当なら、大山をファーストにして、陽川をレフトという選択肢はなかったのか。(その方が今シーズンの経験値が高いはず。)

 この場面、次の岸田にバントを命じて、これが死球となると、次の丸にもバントを命じる。
 これができず、2ストライクとなると、丸は進塁打を狙って、1、2塁間に転がすバッティングをする。
 これがヒットとなり、無死満塁となった。
 こういう場面で、丸が進塁打を打とうとするバッティングを徹底してやる。
 これがタイガースなら、無理やり3バントまださせるか、打って出て三振とかになてしまう。
 それは、そういう想定での練習を疎かにしていて、そういう場面でどういうバッティングをしなくてはいけないのかということを、口を酸っぱくして指導する人間がいないからだ。
 
 先のスワローズ戦でも、そういう準備、訓練不足が浮き出ている。
 今日の讀賣戦でも同様だ。
 江本さんが言っていた、チーム成績がスワローズとほとんど変わらないのに、順位が1位と最下位と違っている不思議の答えがここにあるんじゃないか。
 読売に対しても同様だ。
 今やタイガースは、ベイスターズと野球が下手なチームとして双璧だろう。
 そのベイスターズほどの打力の優位さがないんだから、最下位になっても不思議じゃない。
 
 まぁ、今からでも来季に向けて、そういうことを口を酸っぱくして言い続け、教育していくこと。
 それが今期ラストイヤーとした首脳陣、矢野監督の残された役目だろう。
 そうして、予祝は、次の監督、指導者のためのものだったと言ったらいいんじゃないか?

 ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 23:54 | comments(0) | - |
0 −3対 東京ヤクルト 西純矢をクリーンナップの据えた方がいいのと違うか
 今シーズン、11回目の完封負け。
 前回完封されているライアンに、今回も7回2安打。
 これだけ打てないと、西純矢を2刀流でクリーンナップにでも据えておいた方がいいのではないかと思ってしまう。

 果たして、タイガース打線は、ライアンにリベンジするための工夫っていうのをおこなっていたんだろうか。
 スワローズは、セーフティの構えをしたり、青木がやたらと粘ったり、苦手のガンケル攻略に、いろいろやろうとする意図は見えたが、タイガース打線は、相変わらず漠然と打って出て、ぼんたいしている。
 こういう工夫のなさが、11回もの完封負けを喰らっている原因なんじゃないか。

 スワローズは、7回に代わった岩貞に、山崎晃太郎がセーフティを仕掛けて、追加点を挙げる。
 佐藤輝の守備位置を見て、ノーマークであることを感じての仕掛けであったと思うが、山崎晃太郎クラスの選手でさえ、スワローズは、こういう隙を突いた仕掛けをしてくる。
  
 対してタイガースは、あの場面で、セーフティもあると見て、佐藤輝の守備位置を前目に支持するとか、セーフティに気をつけるよう支持するとかしていたんだろうか?
 佐藤輝がずーっと3塁を守って、守備位置が固定されている選手ならいざしらず、外野と3塁を行ったり来たりしている佐藤輝だけに、この場面でベンチからしっかりした指示を出さないといけないんじゃないか。

 そう言う試合状況を見て、選手が何をやらなくてはいけないのか、ベンチがどう言う指示を出さないといけないのか、そういうところがスワローズに完璧に劣っている。

 試合の解説の江本さんが、チーム防御率、打率、ホームラン、盗塁数、失点もほとんど変わらない両チームが、首位と最下位の順位差になっているのは何が原因か?って言うようなことを言っていた。
 それって、両チームの意識の差。
 鍛錬の差。
 ベンチが目的を持って指示を出しているかの差。
 そう言うことじゃないかと思う。

 これで、交流戦までに借金10にするには、讀賣を再度3タテするしかなく、苦しくなってきた。
 矢野監督は、高津監督のように、「絶対大丈夫」って言えるだけの手を打ってきたんだろうか?
 
 ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 22:52 | comments(0) | - |
8 −1対 東京ヤクルト 見たか、西純矢の二刀流
 まぁ、見事な一発だわ。
 元々打撃にも評価が高かった選手だが、これで、交流戦のDHは、決まりだなとも思わせるバッティングだった。
 
 2回、エラーで出た糸原を、陽川がなんともできず、2アウトになって、また無得点に終わり、高橋奎二を立ち直らせるのかと思っていた矢先の一打だった。
 あの場面、初回のマルテの一発だけで、追加点がなければ、そのまま高橋奎二のペースになり、以降抑えれれていたとしても不思議じゃない。
 それを、自らのバットで、高橋奎二、スワローズの思惑を打ち砕いたのだから、値千金の一発だった。

 まぁ、西純也の構えを見れば、打ちそうなことは誰でもわかる。
 正直、坂本の打順を下げてまで、西純矢を8番に置いたのはわかるし、正解だった。
 本当は、陽川、糸原より上位の6番くらいでも通用しそうなバッティングだ。
 交流戦のDHは、言い過ぎかもしれんが、チャンスの時の代打としては、タイガースのベンチにいる他の選手より、可能性が高いんじゃないか?

 加えて、この試合のピッチングも冴えていた。
 9回を完投し、山田のHRによる1失点で完投勝利をかざった。
 自らHRを打って完投っていうのは、秋山以来らしい。
 このところ秋山は、伊予ゴジラの面影を無くし、ピッチャーらしい打撃になってしまっているが、にしじゅんやは、是非ピッチャーとしての打撃の記録をも塗り替えるような活躍を期待したい。

 この試合は、最後まで球威も衰えることなく、9回でも150キロを越すストレートがなげられていた。
 まぁ、長いイニングを意識して、中盤で楽なピッチングをしようとすると、甘く、高めに浮いて一発を喰らってしまうということが、先のドラゴンズ戦とこの日の山田にあったが、そこを上手く、丁寧にいければ、今後も勝ち星を増やすことは、大いにきたいできる。

 佐々木朗希、奥川、及川に遅れた分、十分に取り返せるポテンシャルを示した西純矢。
 今年は、西純矢の巻き返しの年になるかもしれん。
 
 苦手の高橋奎二をKOして、クリーンナップにも一発が出て、理想的な勝利となったのは、全ては西純矢のおかげでもある。
 次の試合は、前回完封を喰らったライアンだ。
 今度は、打撃が本職の野手がレベンジを果たさなくてはいけない。

 交流戦までに借金10が目標だ。
 ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 23:28 | comments(0) | - |
1−2x 対東京ヤクルト 糸原のHR1本で勝てるほど、甘くはないわな
 9回の表の攻撃が0で終わり、1点を守り切らなくてはいけない状況になった時から、こういう結末はなんとなく予想できた。
 抑えの岩崎のスワローズとの相性。
 去年も交流戦の直前から、調子を落とししてきた。
 その岩崎が山田に四球を出した瞬間に、この試合の敗戦を覚悟せずにはいられなかった。

 まぁ、勝つ気でいるなら、村上をなんとかレフトフライに抑えたあと、中村に右には強さを見せる加冶屋の投入、青木に岩貞という一か八かのリレー。
 これは出来ない相談であったろう。
 まぁ、青木に同点タイムリーを許した後に、オスナに対して、ボール2になったところで、満塁策をとることグラいか。
 実際、あの場面申告敬遠が発せられると思っていたんだが・・・・。

 いくら、オスナが、不調であっても、ホームがタッチプレーになる状況で勝負はないな。
 次のピッチャーの打順で、代打が濱田の予定。
 そこで、勝負やろう。
 満塁なら、ホームはファースプレーになるだけに、はるかに守りやすい。
 そういう手を打たず、あっさりオスナと勝負して、サヨナラの犠牲フライをうと上げられるんだから、もうこの時点で試合は捨ててたんjyないだろうか。

 まぁ、例え延長に持ち込んでも、もうタイガースにピッチャーは残っていない。
 加冶屋が投入されれば、川端、太田という左の切り札を代打で使える。
 あとは、一か八かの齋藤友貴哉の球威にに賭けて見るしかない。
 どうしたって、延長戦は分が悪い。
 同点にされた時点で、詰んでいる状態だったのかもしれない。

 まぁ、糸原の一発だけで勝とうというのが甘いわ。
 ベイスターズ戦では、相手ピッチャーの不出来につけ込んで、打撃が上向いたかのように見えたかもしれないが、まだまだ、ピッチャーがよければ点が取れない打線であることに変わりはない。
 熊谷が仕掛けて、アウトになるなど、動いてもどうにもならなかったことはわかる。
 その点では、一時ほどのどうしょうもなさは感じないが、あの場面、熊谷>植田海という評価だったんだろうか?
 寅吉的には、経験と盗塁の成功を考えるなら、植田海に託すが・・・。
 なんのため、植田海をベンチに入れているのか?
  
 まだ、まだ適材適所に置いて、定まりきれない部分が多い。
 そういうところを3年間で完全に把握していないんだろうか?
 その集大成の4年目のラストイヤーがこういう調子では、ちょっと残念だな。

 ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 22:28 | comments(0) | - |
8−1 対横浜DeNA やはり、取るときに取れれば、試合は有利に運ぶ
今日も、前日と同じような試合。
 2回も、2アウトになりながら、ランナーを2、3塁へウィルカーソンが送った後に、近本が2点タイムリー。
 3回も佐藤輝のホームランの後の1死1、3類で、糸原がキッチリ、ショートの深いところへ転がし、これがタイムリーとなり追加点。
 こういう1点が大きんだよねぇ。
 昨日から、こういう点を取れるようになってきたのが大きい。

 これが、ベイスターズ投手陣のせいなのか、タイガース打撃陣の意識が変わってきているのかは、この先の闘い方を見ていかなくては解らないが、この試合ではいい結果を生み出している。
 5回も、無視満塁で梅野が、ちゃんと犠牲フライを上げて、1点を追加。
 満塁で点が取れないタイガースにとって、最初のバッターである梅野が、キッチリ犠牲フライを上げてくれるのは大きい。
 そうして、ウィルカーソンのバントが、3塁ランナーの糸井さんを還して、追加点となる。
 こういう好循環を産むんよねぇ。

 6回には、佐藤輝の2本目の9号で追加、9回も相手守備のミスもあり、糸原が一挙生還で、追加点と、最後まで緩めることなく攻撃し続けた。
 ピッチャーは、ウィルカーソンが6回を投げ、岩貞、浜地、加冶屋、齋藤友貴哉と、この日も勝ちパターンを温存して勝利した。
 これも、攻撃陣が緩めることなく攻撃し、相手の反撃意欲を絶ったこともあり、取るべき点をしっかり取ってきたからだと思う。

 一抹の不安は、浜地が少々疲れ気味か?
 それでも加冶屋が、対右には絶対的に通用することがわかった。(対左は、どうなるか?)
 また、齋藤友貴哉が、徐々に場馴れしてきているのか、緊張する場面でなければ、役割を果たるようになってきた。
 相手にチーどされているときに試合を作っていく中継ぎに、浜地、岩貞、加冶屋が使えるようになってきて、齋藤友貴哉も配線処理から大量リード時の抑えまでできるようになりつつある。
 まぁ、かってのSHE(桟原、橋本健太郎、江草)ほどの信頼感はまだ届かないが、そうなる可能性が見えてきた。
 
 幸い、セリーグは、突っ走るチームもなく、上位は混戦模様だ。
 ここで、体制を確立し、打撃陣の調子を戻していけば、その混戦に加わることは、あながち不可能ではない。
 先発ピッチャーは元々いい。
 勝ちパターンも確立しつつある。(スアレスの穴を埋めつつある)
 リードを許している時の試合を作るピッチャー陣も揃ってきた。
 
 あとは、いかに点を取り、得点能力を上げていくかだ。
 近本の調子が戻ってきた。
 佐藤輝の成長は確かだし、糸井も元気だ。
 あとは、大山、マルテがいつ調子を出してくるか。
 それが揃えば、今日のように点をとる意識をちゃんと持って、攻撃できれば、自ずと得点力は上がってくる。
 そうなれば、上位の混戦に踏み入れる道が開けるはずだ。
 
 あともう少し、意識を高くもとう!
 ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 18:23 | comments(0) | - |
9−2 対横浜DeNA やっと、らしくはなってきたか?
 横浜の相性があるんだろうけど、ハマスタでは、よく打てるんよね。
 初回から、近本、中野の連打で無死2、3塁。
 ことごとく、こういう場面で点が入っていない状態でも、ハマスタのベイスターズ戦は、ちゃんと点が取れるからふしぎやねぇ。
 マルテが犠牲フライで、1点。
 佐藤輝のタイムリーで2点目と、複数得点を先取。

 2回、3者三振で上茶谷に立ち直りのチャンスを与えたかのように見えた、3回には、近本2ベースの後、中野の一発が出て、完全に流れを引きつけた。
 5回には、苦手な1死満塁から、大山がキッチリ犠牲フライ。
 その後、糸井のタイムリーで追加点。
 これも、犠牲フライの間に、ランナーがちゃんと進んでいたから、2点タイムリーとなっている。

 こうやって、点を取れる時に、キッチリ取っていくと、こういうへーむになる。
 青柳が今季一番怪しい内容であっても、大量リードにまもられて、粘りのピッチングができた。
 6回を2失点。
 青柳は、不本意かもしれんが、十分仕事をしてくれた。

 後は、渡辺雄大、岩貞、齋藤友貴哉と余裕を持った継投で、勝ちパターンの温存もできた。
 本当は、開幕戦をこの試合のような展開にしたかったんだろう。
 青柳のアクシデントがなく、そのまま開幕で投げて、この試合のような展開で勝てっていれば、その後の展開が全然違っていたんだろうと思う。
 それは、取りも直さず、点を取れる時にキッチリ取っておくっていうことだ。
 そういうキッチリした野球をやらないと、矢野監督の言う、ビッグウェーブは、やって来ない。
 そう言うことを、再確認した試合。

 さぁ、この試合で、タイガースが今後どう言う野球をしなくてはいけないか、見えてきたんじゃないか。
 それがわかったら、どう実践していくかだ。
 それを考えるのが、ベンチの役目でもある。
 胴上げの練習までしてしまったんだから、ここでビッグウェーブを起こすような采配を、しっかりやってもらいたい。
 
 ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 19:54 | comments(0) | - |
2−3 対広島 野球の質が違いすぎて・・・
チャンスで漠然と打ちに行くタイガース。
 打ちたい、打ちたいでボール球を振って、好機を潰す、そんな繰り返し。
 チャンスで、場面、場面で自分に求められていることを考え、状況に応じたバッティングを考え、作戦を指示するカープ。
 やってる野球が大人と子供。
 これじゃ、開幕からひとつも勝てないのが納得できてしまう。

 初回、1死3塁の場面で深いショートゴロを打つ西川の打撃。
 8回先頭の西川が湯浅に対して仕掛けたセーフティバント。
 そして、9回に1死3塁から、堂林が仕掛けたスクイズ。
 いずれも失敗に終わってしまったけど、タイガースには、見ることができない攻撃。
 ヒットが出なくても、どうしたら点を取れるか、相手が考えてない(注意をはらっていない)、隙をついた攻撃だ。
 ただ、チャンスで漠然と打ちに行って、打ちたい、打ちたいで、相手の術中にはまってしまうタイガース打線と、根本的な意識が違う。

 また、逆転を許した、6回の守り。
 先頭のマクブルームを出して、板倉の場面。
 おあつらえむきの強いセカンドゴロを打たせたが、これをダブルプレーに出来ず、板倉をランナーに残してしまった場面。
 流石に菊池と比べるのは酷だが、例えば小幡で有れば、ダブルプレーを成立させていたんじゃないのか?
 こういい、取れるアウトを取らないと、後に失点につながるのは、この後の結果を見ればあきらかだ。
 これも、練習、訓練不足。
 元々糸原は、待って捕るので、ダブルプレーの場面の初動が遅く、ダブルプレーが取れないセカンドだ。
 それで良しとして、それを解消させる練習もさせず、使っているのはベンチなんだから、当然その責任は、ベンチにある。

 こういうのは、日頃の訓練、練習の差だ。
 カープは、鈴木誠也という主砲が抜けて、どう得点を取っていくのか、ちゃんと訓練してきている。
 タイガースは、予祝の胴上げの練習はしていても、得点力不足を補うための訓練を疎かにしてきたってことだ。
 それが、大人と子供ほどの野球の質の違いになっている。
  
 カープが首位に立ったがその貯金は全てタイガースからのものだ。
 タイガース以外の対戦は五分っていうことなんだ。
 タイガースだけが、置いて行かれている。
 それは、ゲーム差だけでなく、野球の質の面でも。

 ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 22:59 | comments(0) | trackbacks(0) |
0−3 対広島 同じ打者に打たれ、同じ投手に抑えれ、同じ相手にやられる
 これで、開幕から10度目の完封負けだと。
 左投手に1勝12敗だとか。
 マクブルームに2本目のホームランを献上で対戦打率も4割越え。
 床田に2敗目。
 対広島が6連敗。
 このチーム、学習って言葉、知っているんだか?

 左投手対策をやってきたんか?
 まさか、キャンプで左のバッピ相手に気持ちよく打撃練習だけして、対策だと思っていたわけじゃあるまい。
 まさか、打てない右打者を並べるだけで、対策だなんて思ってないよな?
 大野のように、左打者の方が被打率が高いって言う左投手だっているんだから、そういいデータだって見てないはずないよな?

 マクブルームだって、前の対戦で被本塁打を喰らって、散々打たれていたんだから、対策練っていたはずだろう。
 床田攻略だって、チームとして、どう攻略していくのか、ベンチからちゃんと指示が出ているんだろう?

 それができない選手たちなんだか、自主性任せで、対策も指示もしていないベンチなんだか。
 そういうことも疎かにして、キャンプで、予祝の名の下、胴上げの練習だけしていたんかいな?
 
 それじゃ、相手は怒るわな。
 タイガースだけには、絶対勝たせまいと、苦手ピッチャーを優先してぶつけてくるし、タイガース対策だってとって来るやろ。
 そういうことを跳ね返すだけの裏付けがあっての、予祝・胴上げの練習だったんじゃないのか?

 そうであれば、今こそその裏付けを見せて欲しいもんだ。
 それなしに、胴上げの練習なんかしていたら、大馬鹿者のオオウツケ、笑い物の種でしかない。
 指導者として、ベンチの首脳陣は、こういう時こそ、どうしたらいいのか、ちゃんと指針を示さなくてはいけない。
 
 まさか、今年限りと、すっとぼけて、ずらかるつもりじゃないだろうな!

 ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 22:41 | comments(0) | - |
4−3 対中日 ロハスがヒットでなくても点が取れるバッティングで名古屋の連敗を止める
 しかし、タイガースは、チャンスでのバッティングが下手やなぁ。
 2回表、佐藤輝、ロハスの連打で無視1、3塁
 ドラゴンズは、1点は仕方がないという守備陣系。
 折角、1点をくれると言っているんだから、素直にいただけばいいのに、これを丁重にお断りするのが「俺たちの野球」ってわけか?

 ここで、糸原が“禁忌”のサードゴロを放つ。
 これで、サードランナーの佐藤輝が飛び出して、3本間でタッチアウト。
 タイガースなら、必ず後続のランナーをサードまでやらしてしまうところだが、ドラゴンズはそういうヘマはしないよう練習している。
 結果、1死1、2類と、ドラゴンズに無失点で切り抜けるチャンスを与えることになる。
 あの打球であれば、佐藤輝は無理して突っ込まなくてもいい。
 そうすれば、1死2、3塁のチャンスは継続していた。

 または、ゴローゴーのサインで突っ込んだなら、少し判断が遅い。
 こういう場面の練習をしっかりしていれば、糸原がゴロを打つ、ランナーは当たりゴーで1点を取る、そういう連携ができるはず。
 そういう練習をしていないから、ここでサードゴロ、ランナー突っ込んでアウト、ってことになる。
 案の定、後続の大山が相手がワイルドピッチで、1死2、3塁というチャンスを返してくれたのに、見逃しの三振。
 梅野が空振り三振と、絵に描いたようなチャンスの潰し方をして、無得点に終わった。

 こうゆうところの得点が、後々の展開を楽にしたり、最後の勝負に大きく影響したりするもんだ。
 しかしながら、今日のドラゴンズは優しかった。
 3回に、島田の3塁打から中野のショートゴロを送球エラーで、1点を先取させてくれた。
 これを、西純矢がいいピッチングで守っていったのだが、勝利投手がかかる5回に、鵜飼に逆転ツーランを食らった。
 そう、あの時の1点があればという場面になるところだった。

 その西純矢は、5回に逆転を許し、6回に石川昂弥に追加の一発を食らって2点差になったところで、精神的に切れてしまったか?
 その後の投球も悉く、いい当たりで、高橋周平のセカンドライナーがいい当たりで、ランナーが戻れず、ゲッツーとなって終わったからよかったものの、大量失点の気配がありありだった。
 打順が3巡目に入り、西純矢の投球パターンを読まれたか、またはなんか癖みたいなものをみやぶったのか、この回のドラゴンズのバッティングは明らかに違っていた。
 球数的にスタミナ切れということもないはずなので、何か癖があるのだったら、早急に対策が必要だろう。

 さて、今までのタイガースならこれでジ・エンドとなっていたところだが、今日は7番に下げられた大山が起死回生の同点2ランを7回に放った。
 そうして巡った8回の攻撃。
 中野の四球(今シーズン初?)から盗塁、佐藤輝のヒットで1死1、3塁のチャンスを迎える。
 ここでバッターはロハス。
 まず佐藤輝を2塁へ盗塁させて、ダブルプレーのシュチュエーションを消してと思ったのだが、佐藤輝にはその気配がない。
 ここでロハスは、詰まりながら、逆方向のショートの深いところにゴロを放った。
 この場面で、一番望まれる打球をロハスが放ったのが意外でもあったが、この状況を読んでの打撃であれば、ロハスの野球脳は、タイガースの中では高いと言っていい。
 こういう場面で誰もできなかったバッティングをロハスが行ったところに価値がある。
 この2封の間に挙げた1点が、結局決勝点となり、名古屋での連敗に終止符が打てた。

 讀賣を3タテした後、負け越しの連続で2勝4敗と折角減らした借金を、また戻してしまう形になってしまった。
 それでも、今日のロハスのバッティングでタイガースが、1点の取り方について気づいてくれれば、この後の意識づけが変わってきてくれれば、今日の勝利が価値あるものとなる。
 首脳陣も、それを選手にちゃんと解らせるようにせんといかん。
 それは首脳陣の責任や。
 一朝一夕にはいかんだろうが、意識を変えて、そこから練習、訓練して準備することから始めなくては、変わらんでしょ!
 
 ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 18:00 | comments(0) | - |
1−2 対中日 またも、1死2、3塁で無得点、名古屋で5連敗
 4回の攻撃。
 中野2ベース、佐藤輝四球で、無死1、2塁。
 ここで打者は、5番に入れた山本泰。
 まぁ、送らせるしかないんやろうけど、クリーナップがここで迷わずバントというのが、寂しすぎる。
 山本泰は、もともと2番か下位の7、8番を打つバッターやから仕方ないにしても、そういうバッターにクリーナップを打たす打線が情けない。

 送りバントが決まって、1死2、3塁。
 ここのところ、何回も言っている状況。
 昨日の最後の石川昂弥のバッティングを見て、何かを感じたか、何も感じず漠然と過ごしたか、問われる場面。
 ヒットでなくても点は取れる場面で、どうしても同点にはしておきたい場面。
 大山は、どうしたか?
 
 大山の打撃の調子が悪く(原因は足の故障だとは思うのだが・・・・)6番まで下げたのなら、ここで代打起用も考えていい。
 確実に1点を取るために、大山より足があり、小技が効くバッターは、熊谷を使ってしまっているので島田か、状況に応じた打撃ができる糸原あたりを起用することも考えないと。
 大体、こういうチャンスで点が取れないで、そのまま寄り切られてしまうというのが今年の傾向だ。
 ここで同点というシュチュエーションを作って、仕切り直しをするためにもベンチが動かなくてはいけない場面。

 大山は、ただ単に「打たなくては、」という気持ちが強すぎ、いい当たりのサードゴロ。
 この場面で、いい当たりの内野ゴロは、最悪。
 3塁ランナーはん戻れず、アウトカウントだけが増える。
 これで、次の小野寺は、ヒットが必要となる。
 まは、打ちたい、打ちたいの小野寺は、その心理を読んだキノタクのリードの術中にはまって三振。
 毎度のことではあるが、無得点で、チャンスを逃す。

 結局、これが最後のチャンスで、この後ドラゴンズの継投に抑え込まれて、このまま1点差で名古屋での5連敗が決まった。
 なんか、毎回、毎回VTRを見せられるかのような、チャンスでの攻撃。
 ちゃんと試合後ミーティングでもして、どうしてこうなるのかをちゃんと反省しているのか?
 こういう状況を打破するためには、どうすればいいのか考えているのか。

 どんなチャンスでも、いいバッターでも打てて3割。
 7割は打てないんだから、ヒットでなくても点を取れるように訓練しておかないと、結局今日のように1点に泣く。
 それが積もって、今の最下位があるし、去年のスワローズとの1勝差になる。
 もういい加減、自分達の練習不足、訓練の必要性に気づかないと、この先も同じように同じことを繰り返し、沈んだままになるんだろう。
 本当は、公式戦を辞退して、キャンプからやり直したいくらいだ。

 シーズン中でも構わない、早出で練習する機会はいくらでもある。
 首脳陣は、そういうことを無理矢理でもやらせいよ。
 いくらそれが自分達のためにならず、来年からの首脳陣のためになってしまうことになっても、タイガースのためや。
 疲れたとか、休養が必要とか、そういったことを言えるレベルじゃないんだから、今は。
 
 ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 16:51 | comments(0) | - |
0−1 対中日 完全試合を食らうのを回避しただけの試合
 まぁ、完全試合を食らわずに済んだのは、青柳のおかげだろう。
 青柳が9回を零封して、延長戦に持ち込んでくれたからこそ、佐藤輝の2ベースが出て、完全試合の成立を防ぐことができた。
 それまでは、漠然と打っていくだけで、何の工夫もない打撃では、完全試合を食らっても全然不思議じゃない状況だった。

 しかし、サヨナラの場面での石川昂弥のバッティングを見て、タイガースはどう思ったのかね。
 1死満塁で、相手の守備体系を見ながら、ピッチャーの頭を越せばいいと考えたような打撃。 
 この状況で、どう点を取るかをわかった打撃だった。
 きっと、ドラゴンズはこういったケース打撃の練習をちゃんとやっているんだろう。
 それが、この場面で3年目の若い石川昂弥が、状況を読んだバッティングができるという結果になって現れる。
 タイガースの選手なら、力んでうちに行って三振か、ポップフライを上げてチャンスを失っていたんじゃないかな。

 しかし、大山の不調が目に余る。
 前の甲子園でも、この日のレフトフライでも、行ったかという打球が、フェンス手前で失速している。
 足を故障したとのことなので、完治していないため、踏み込みか、後ろ足の押し込みか、どちらかが足りず、最後の押し込みができていないため、捉えた打球がフェンスまで届かないんじゃないか。
 そうであれば、ちゃんと完治するまで、代役を立てる方がいいように思う。
 東京ドームで復帰すぐに一発出たので、勘違いしてしまっているかもしれないが、本調子の体調ではないんじゃないか。

 寅吉が監督だったら、9回の青柳の打席、どうしただろう?
 27人目の打者で、ここで塁に出ないと、9回の裏サヨナラされれば、完全試合を成立させる。
 まぁ、9回の裏を抑えれば、完全試合の成立は延長戦まで持ち越しになるんだが、ここは代打で完全試合の阻止を考えるっていうのも十部なりだと思う。
 
 青柳の状況も、大野の調子と味方打線の力関係を見て、1点もやれないという状況で球数は少なくても、それなりに疲労のたまるピッチングをしてきている。
 まして、8回の裏には、あわやのピンチをなんとか凌いできている。
 コントロールも逆球が増え、球も浮き始めている。
 ここで、代打で9回裏を湯浅なり、岩崎に任せる手も十分に考えられる。
 寅吉なら、一か八かで代打・原口を送っていたかもしれない。

 それでも、延長に入った10回の青柳の続投は、リスクが大きかった。
 9回を全精力を使って凌ぎ切り、延長に持ち込んでくれたピッチングには頭が下がるが、限界に来ていただろう。
 12回を睨んでも、アルカンタラ、湯浅、岩崎の3人で3イニングという考え方をすべきだったと思う。
 大野も、佐藤輝に2ベースを打たれ、完全試合もノーノーもなくなり、11回は交代となるはずだった。
 青柳に10回を投げ切ってもらい、勝ち投手にという気持ちが続投させたのかおしれないが、8、9回のピッチングから、そろそろ限界であることを感じ取れなかったか。
 
 今は、選手の記録や成績より、目の前の試合をどう勝っていくかが大事。
 そのためにベンチの采配も非情さが必要であり、音場は仇となる。
 これで、名古屋で4連敗。
 
 ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 23:20 | comments(0) | - |
3x−2 対東京ヤクルト もっと、点の取り方を勉強せんといかん!
 なんとか、スワローズに一矢報いて、3タテされるのを防いだ。
 しかし、なんとまぁ、問題の多い攻撃ぶりでもあった。
 
 問題のシーン・その1
 2回裏、1死2、3類で、バッター島田の場面。
 結果、四球を選んで、満塁とするのだが、梅野の打球がダブルプレーとなる。
 これをただの不運と片づけている様では、タイガースは強くならない。
 まず、島田は、なんとしても3類走者をホームに向かいいれる打撃をしなくてはならない。
 四球で満塁にするってことは、相手にすればダブルプレーのチャンスが増えることになる。
 当然、島田には四球OKで際どい球で勝負になる。
 スワローズは、満塁で梅野勝負を織り込んで、勝負してきているんだから、その通りになること自体、相手のペースにはまっている。
 ここは、叩きつけてボテボテでも、セーフティバントでも、外野フライでも、島田は、3類走者がホームインできる歌なければいけない。
 島田にはダブルプレーはないのだから、自分にできることで、何がベストか考えて打撃しなくちゃいけない。

 どうも、タイガースは、島田に限らず、こういう場面でのケース打撃の訓練が足りてないように見える。
 得点できる状況は、ただヒットを打たなくてはいけない状況以外に、無死、1死のチャンスでは、いろんな状況がある。
 それに合わせて、ヒットを打たなくても、得点を入れられるという考え方と状況判断、そのケース打撃をしっかり訓練しておかないから、得点力が低いままになる。
 そういう訓練をさせていないのは、やはり首脳陣の責任やろ。

 問題のシーン・その2
 8回の裏、1死から山本泰が四球で出塁した後、島田の打席。
 なんで、山本泰に代走を送らない?
 植田海、熊谷をベンチに置いてる意味は?
 ここは、さして足の早くない山本泰の出塁だけに、ここのチャンスを拡大させる意味でも代走は必要だろう。
 そうでなければ、植田海や熊谷という足の速い野手をここまでベンチに入れる必要ないやろ。
 ここで、盗塁を含めて、エンドランとか、単に送りバントというより、チャンスを拡大できる作戦を選ぶべき場面。
 打順は下位に向かうし、代打は原口くらいやろうから、できればアウトカウントを増やさずでランナーを3塁へ送り、ヒットでなくても得点が挙げられる状況を作らんといかん。
 代走を出して盗塁させるのもヨシ、島田とエンドランをかけるのもいい。
 そういう積極策が必要な場面じゃなかったか?

 まぁ、そういうケース打撃の訓練をしていないんだから、それも無理な話かもしれない。
 しかし、ここまで植田海を全然使わないんだから、ベンチに入れとく意味あるんかい?
 だったら、もっと代打に使える選手、陽川とかに入れ替えた方がいんと違うか?
 使うなら、植田海の足を必要としているなら、こういう場面でつかわないで、いつ使うつもりなんだろう?

 問題のシーン・その3
 9回の表の守備から、レフトにロハスに代えて小野寺を入れた。
 しかし、打順では、5番のロハスのところに、岩崎、9番の湯浅→代打・原口のところに小野寺。
 これって、逆じゃね?
 まぁ9回で守備を固めたいがため、ロハスを代えたんだろうけど、この日のロハスのバッティングはスワローズの投手に合っていた。
 9回の裏に打順が回る可能性もあり、延長になれば、タイガースの代打層の薄さから、その打力がまだ必要じゃないかと思える。
 百歩譲って、どうしても守備の不安を消したくて、小野寺に変えたなら、小野寺はそのまま5番においた方がいいんじゃないか?
 岩崎を9番に入れておけば、最悪延長になった時の回跨ぎも可能。
 大体、岩崎を使った後に、延長を任せられるピッチャーは残っていないのだから、最悪回跨ぎを考えなくてはいけない。
 岩崎も登板間隔が空いているだけに、十分回跨ぎのスタミナはあるやろう。

 結果論として、岩崎に出した代打の糸井が申告敬遠され、残した山本泰がサヨナラの四球を選んで勝利に結び付けたのだから、結果良しじゃないかと思うかもしれない。
 そうしていたら、このチームの進歩はないと思うんだ。
 得点力が低いチームであることは確かだ。
 その中で、どう工夫して得点を挙げて、勝利に結びつけるか。
 そのために何をしたらいいのか、どういう手が最善なのか、それを考えないと、チーム力は上がらない。
 代打・糸井と山本泰のサヨナラが結果よかったとして、見過ごしていたら、このチームはダメだ。
 勝利監督インタビューで矢野監督も、「問題はいっぱいあった。」と言っていたんで、ちゃんと反省するとは思うが、反省だけでなく次にどうするか、そこが問題なんだよなぁ。
 
 ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 18:39 | comments(0) | - |
0−3 対東京ヤクルト 昨日と同じ、へっぽこ打線じゃ、点取れぬ
 やはり、糸井は体調不良だったらしい。
 糸井がいないんだから、当然ロハスあたりが代わりにならんといけないのだが、ベンチは、ロハスを見限っているんかな?
 だったら、ベンチに入れとく意味はないし、代わりの外人でも手配しに行かんといかんのじゃないかな。
 それでもダメなら、下から外野も守れる陽川か、井上あたり挙げてくるか、一か八かで原口の外野起用かサード起用を考えにゃ行かんやろ。

 大山も、復帰してすぐホームランを打ったが、以後サッパリで、全然打てる感じじゃない。
 これなら、ファーストで原口でも起用した方が打線として機能するんじゃないかな? 
 大山も体調が十分でない状態で無理して出ている間に、バッティングを崩している様にも見える。
 思い切って、休ませてあげたほうがいい。
 
 しかし、それにしても石川に5回を零封され、その後も点を取れずに、2試合連続で完封負けって、大概にせいよ!
 いくら6連勝しても、すぐに連敗体制に入っていたら、元も子もないやろ。
 どうしたら、点が取れるのか、どうやって点を取るのか、そこをもっと突き詰めなくてはイカン。
 バッティングの調子が悪いから、タイミングが合わないから、なんて理由で完封されていりゃ、一生優勝なんてできやしない。
 矢野監督の言う「俺たちの野球」って、ただ何も考えず、打ちに行って、打てなければ、「ハイ、それまでよ。」っていう野球なんかい?

 いずれにしても、今の打線で点を取れっていうのが無理な様に見える。
 もっと足を使って、どうランナーを進めて、同ランナーを迎え入れるか、ちゃんと考えて作戦を建て、ベンチが指示しないと。
 まさか、そういうう練習も全然やってこなかったってわけじゃあるまい。
 胴上げの練習までしているんだから、そういう準備は怠りなくやっているんだろ!(かなり皮肉入ってます!)
 
 8 近本
 6 中野
 7 ロハス(高山)
 5 佐藤輝
 3 原口
 9 陽川
 4 糸原
 2 梅野(坂本)
 多少、守備には目を瞑っても、そういう打順を組むしかないんじゃないのか?

 9 島田
 6 中野
 8 近本
 5 佐藤輝
 3 原口
 7 陽川(ロハス)
 2 梅野(坂本)
 4 小幡(熊谷)
 守備の目を瞑れない場合は、こういう布陣かな。
 ただ、近本を3番にすると、途端にバッティングを狂わすのが心配だが・・・・・・。

 ただ、ベンチで手をこまねいて、バットにボールの方から当たってきてくれるのを願っているのがベンチの仕事と違うで。
 こういう状況を、どう打破させるか考えるのが、ベンチの仕事やぞ!
 いくら、今年限りとは言え、仕事は最後までしっかりせいや!首脳陣!!

 ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 17:28 | comments(0) | - |
0−3 対東京ヤクルト やはり、打線が問題やなぁ、完封負けで連勝もストップ
 今日のライアンに完封されてしまう打線が問題やなぁ。
 折角連勝で乗ってきたところ、西が村上に2ランを打たれ先行された試合。
 結局、これを跳ね返すだけの打線に反発力がなく、あっけなく完封まけを喫した。

 しかし、糸井は何故スタメンじゃなかったのか?
 先の讀賣戦でも代打で貴重な一打を放ち、今日のライアンが左を苦手にしているだけに、当然糸井はスタメン起用後思うのだが・・・。
 どこか体調が悪いとか、故障ではないんやろね。
 普通は、レフトに糸井で、ライトに高山か島田っていうのが、普通だと思うんだが・・・・。
 そんなんだから、2割ギリギリの糸原を5番に据えなくてはいけな行くなる。
 この時点で、打線として絶望感しかないやろ。

 西だって、2点を先行された時から、絶望しか残ってなかったんと違うか?
 後を、高山のエラーからの1点だけで、8回までよく投げたのは、中継ぎを無駄に使わなかっただけよかった。
 まぁ、この連勝中だって、打線が打って勝ったという試合でなく、ピッチャーの好投と相手の自滅によるものが大きかっただけで、決して打線の決定力のなさという課題が克服されたわけではなかった。

 今日の試合で、大山がまた落ちてきている様に見える。
 故障からの復帰を急いだなけなら、無理をさせない方がいい。
 折角原口を上げたのだから、1塁で使ってやってもいいんじゃないか。
 代打の起用もないし、なんで上げたんだかわからない状態。
 大山の故障を補う意味で上げたなら、そういう使い方をしてやらなくっちゃ。
 ただ単に、代打陣の層の薄さを補う意味では、そういう使い方で打席を与えてやらなくちゃいけないんと違うか?
 
 まぁ、防御率5点台のライアン相手に、完封されてしまうのは、打線に問題ありやな。
 こういう状況では、借金返済も5月反攻もおぼつかないっていうか、それほど甘くはないってことか>
 連勝が止まった後、どうするかは重要である。
 次の試合で、連敗してしまう様では、またもとに戻ってしまうことになるし、逆に連敗をせず、負けを続かないようにできれば、またその後へ希望をつなげる。
 
 しかし、打線がこれじゃ、秋山が驚くようなピッチングしてスワローズを抑え込むしか、勝つ道はないような感じだな。

 ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 17:23 | comments(0) | - |
8−1 対讀賣 西純矢、いい感じやデェで読売を3タテ
 去年のキャンプで1軍として参加し、シーズンでも初登板で初勝利を挙げた西純矢であったが、そのピッチングは、高校時代の荒々しさは影を潜め、なんか制球重視とも言えるような小さなまとまり方をしているように見えていた。
 結局、それが首脳陣も不足と映り、再度2軍調整をということで、シーズン後半は1軍での登板の機会はなかった。

 昨年は、高校BIG4と呼ばれた、奥川がスワローズでエース級の働き、佐々木朗希も後半勝利を挙げ、マリーンズの中心投手に、同じタイガースの及川が中継ぎでフル回転、BIG4には入っていなかった宮城がバファローズでローテに入り、2桁勝利で新人王に輝くなど、同期の活躍に、今シーズンの活躍を期する中、ドラ1で森木が指名され、2軍キャンプスタートとなり、焦りもあったろう。
 その中で、自分の持ち味である、パワーを活かした相手をねじ込むようなピッチングを思い出し、それを試合で実現で切るよう訓練していたんだと思う。

 今日の西純矢のピッチングは見事であり、可能性を感じさせる内容であった。
 ウォーカーへの一発は、真ん中高めの失投であったが、それ以外はほとんど完璧。
 多少甘くいった球も、その勢いで押し込んで、外野フライに留めるという、球威を存分に感じさせる内容であり、球数も少なく、無駄な球もなく抑え込んだ。
 これで、次回の登板のチャンスも貰えるだろうし、ローテに食い込んでくることを期待させる。
 上手く、去年のスワローズの奥川のような存在になってくれるといいんだが・・・。

 試合は、読売の苦手とする高橋優を打ちあぐみながら、西純矢に援護をすることができずにイニングが進んだ。
 それでも、6回までに100球近くまで投げさせていたことが、この回の逆転に繋がったのかもしれない。
 そこまで4安打に抑えられた打線が、佐藤輝の2ベース、大山の内野安打、糸原のタイムリーと3安打を重ね、高橋優を降板させることに成功。
 代わったデラロサから梅野が逆転打を放って、西純矢に勝ちをつけることに成功した。

 この回で問題があるとすれば、無死1、3類での中野の打撃。
 ここは、自らがアウトになっても、ダブルプレーを食らっても、3類走者を向かい入れる打撃が必要な場面。
 なおかつ、ファーストランナーを得点圏に遅れればベスト。
 讀賣の守備陣系を見ればダブルプレー狙いで前進守備は敷いていなかった。
 これを見て、セーフティという発想はなかったか?
 5番に起用され、クリーンナップの打撃をしようなんて考えていなかったか?
 もっと、泥臭く、時に狡賢く、攻撃することが中野のような選手に求められることだ。
 こういう場面での打撃の練習ていうのは、キャンプの時からちゃんとやっていなくてはいけない。

 まぁ、この日好調だった糸原がそのミスを消してくれたから助かった。
 8回の追加点の場面も、1死2、3塁になったところで、当たっていない梅野を、その前にタイムリーを打っているからかもしれないが申告敬遠してくれったのも助かった。
 ベンチに糸井が残っており、満塁になれば糸井が来ることがわかっていたんだろうが、鍬原>糸井という自信があったのだろうか。
 この日押さえ込まれていた西純矢に代打を出させて代える方を優先したのだろうか?
 いずれにしても、西純矢の替え時の判断と追加点を取りに行く積極策を迷わず取れる状況にしてくれたのは有り難かった。

 こういうところの判断ミスが讀賣に起きて、前回の東京ドームの3連戦と逆の3タテという結果になった。
 散々、3タテを食らってきたタイガースが、初めて3タテをやり返した相手が讀賣となった。
 さぁ、これから3タテをやられたチームに、順番に3タテをやり返していかんといかんのと違うか?
 全チームに3タテを食らっているんだから、全チームへ3タテをやり返さんと合わんもんなぁ。
 
 これから、藤浪、伊藤将が戻ってくる。
 西純矢が先発に加わり、ウイルカーソンが使えることがわかった。
 先発投手陣は充実してくる。
 藤浪を後ろに回すか、小川か及川が戻ってきて中で使える様になれば、ブルペンも充実する。
 あとは、野手の打撃がどこまで得点力を上げられるかだ。
 そこができれば、これから反攻体制が整うだろう。

 ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 18:06 | comments(0) | - |
10−3 対讀賣 流れを掴めば、こういう勝ち方ができるってことだな
 ウィルカーソンが、苦しいピッチング。
 対する靴屋(シューメイカー)は、抜群の立ち上がり。
 本来なら序盤で勝負を決められていたかもしれない。

 ところが昨日までの流れで、タイガースに流れが来ている。
 昨日の試合で、青柳が味方に足を引っ張られながらも、勝利に結びつけられたのが大きい。
 あれで、逆転負けをしていたら、今日の流れは来なかっただろう。

 2回も先制された後、シューメイカーのスクイズの1点で凌いで、2点だけに抑えたのが大きい。
 こういうところで、失点を最小に抑えることができる、ウィルカーソンは大崩れしないピッチャーであることを再認識。
 4回は、足を絡めて、1点をもぎ取り、シューメイカーにプレッシャーを与えられた。
 そうして6回は、中野が足を使い、佐藤輝がうまいバッティングを見せ、同点に追いつく。
 それまで、2回の失点だけで粘り抜いた、ウィルカーソンの粘りがひかる。

 こういう展開になると、流れを持っているタイガースに有利に動く。
 この日、プロ初勝利を得た渡辺雄大が、6回裏をしっかり抑えると、讀賣がシューメイカーに代えて送り出した今村が誤算となる。

 ロハスを三振にとって、2死1塁から、今村の制球が狂い出した。
 梅野、山本に連続四球、近本にも四球で押し出し。
 その後中野にタイムリー、佐藤輝にまたも四球で交代。
 代わった畠は、大山に四球で糸井にタイムリーで、結局この回6失点となる。

 まぁ、狂い出すとこうなってしまう見本のような展開。
 開幕当初のタイガースがこういう状態だったってことだなぁ。
 まぁ、突如として制球が狂い出すていうのは、なかなか見極めがつかいないからなぁ。
 しかも今村はここまで、10試合で防御率0.00だから、しかもタイガース打線は左が多いし、代え時を見つけづらかったんだろう。
 そこ結果が6失点で勝負を決められてしまうことになる。

 これでタイガースは、勝ちパターンの投入必要がなくなり、休養させることができる。
 ただし、ここで加冶屋、斉藤っていうには、開幕の悪夢が頭をよぎり、よう使いきれん。(そうであれば、1軍に置いとく意味もないと思うんだけど・・・。こういう時に試しておかんといけないんじゃないか?)
 そこで浜地ってことになるんだけど、浜地の使いすぎが目立つなぁ。
 これで、浜地が故障や疲労で、調子が落ちたらどうする気なんだか、もっと大事に使ってほしなぁ。
 折角戦力になってきたんだから、つぶさん様に使ってもらいたい。

 結局、8回に山本のHRで7点差となって、8回岩貞、9回加治屋で締めて、ゲームセット。
 斉藤は、結局使わずじまいやなぁ。
 斉藤は、下で抑えの経験をもっと積ませるか、先発で行くなら、先発での起用で経験積ませた方がいいかもしれんなぁ。
 
 流れが完全にタイガースにあったのは、やはり昨日の青柳の粘りの投球のおかげや。
 それを上手く、今日の試合につなげた。
 明日の西純矢の登板に、勝ちパターンも温存できた。
 西純矢は、余計なこと考えず、行けるとこまで行くという気持ちで、思い切って投げてほしい。
 折角の流れを、つまらぬ警戒やミスで手放してしまわないように。

 ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 18:28 | comments(0) | - |
3−2 対讀賣 エースが投げ、3番、4番のHRで勝つ!
 青柳が3連勝を完投で飾った。
 今シーズン、コロナでの出遅れはあったものの、復帰してからの3試合は、エースと呼ぶにふさわしい内容。
 全く、入団当時からの課題をひとつ、ひとつと克服してきた青柳らしい内容だ。
 ピッチングと同様、バッティングも年々進歩を遂げている。
 佐藤輝の先制2ランを呼び込む、ヒットで出塁したのは、他ならぬ青柳自身だ。
 この、コツコツと、自分の欠点を克服していく強さは、青柳の大きな武器になっている。
 今や、青柳が投手の中心であることは、間違いない。

 そうして、援護は佐藤輝の2ランと8回に放った4番大山のソロ。
 特に大山の一発は、1点差で8、9回を迎える中、青柳の完投を後押しする貴重な一撃でもあった。
 この箱庭ドームでは、一発の恐怖がいつも頭にある。
 1点差で、絶対に一発が許されない状況と、ソロであれば一発だけであれば許される状況では、青柳にしろ、リリーフを送るにしろ、そのピッチングの幅が違ってくる。
 佐藤輝の先制弾から点が取れていない状況で、ここで一発欲しいというところで出た、4番らしい一撃でもある。

 さて、青柳の好投で勝利はできたけど、課題は山積の試合でもある。
 まずは、2回の無死満塁での攻撃。
 昨日までの、ヒットでなくても点が取れる方法があることは、学習していなかったのか?
 あの場面で、小幡、梅野に単にヒットを期待して、祈るだけでいいのか?
 小幡は、簡単に三振、梅野がダブルプレーで無得点。
 タイガースの満塁は、点が入らないって再確認させられる攻撃だ。

 小幡は、ホームゲッツーでさえなければ、どんな打撃でもいい。
 打球を転がして、サードランナーを呼び込みすれば、その役割を果たすことになる。
 相手がやってこないと思っている、満塁でのセーフティスクイズなんていうのでも、意表をつく分成功の確率も高まる。
 なんで、そういう発想をしないのか。
 毎度言ってることなんだが、キャンプの練習で、そういうケース打撃の練習をしてきていないのだろうか。

 そういう練習不足が、5回の失点を呼ぶエラーにつながる。
 無死1塁で、折角青柳がセカンドゴロを打たせ、格好のダブルプレーに仕留めた打球。
 セカンド小幡の送球を中野がキャッチ出来ず、無死1、3塁とピンチを拡大してしまう。
 記録は悪送球だが、中野がキャッチしてやらなくてはいけない送球だと思う。
 これも、キャンプから小幡、中野の二遊間というポジションでの連携の練習が不足しているからに他ならない。
 
 一人の選手に複数のポジションを守らせる矢野野球。
 そうであれば、それぞれのポジションで連携が取れるように、多くの練習が必要となるのは道理。
 その練習もしないで、ぶっつけ本番でやらすから、こういうミスが起きる。

 そうして、1、3類から、次の若林のファーストゴロを処理してからのプレー。
 大山は、サードランナーを牽制し、その足を止めてからセカンド送球した。
 ここも、サードランナーを変えさせないことを目的とするのか、アウトカウントを増やすためダブルプレーを取ることを目的とするのか、その選択があやふや。
 点を与えないことを目的とするなら、サードランナーをもう少し追い込み、サードベース方向へ帰塁させ、ファーストランナーをアウトにすべき。
 また、アウトカウントを増やして、サードランナーを無視するなら、すぐにセカンド送球で、ダブルプレーを狙いにいくとこと。
 これも、そういうケースでの守備に対する考え方を徹底させる練習を疎かにしているから、どっちつかずのプレーになる。
 この日、青柳だったから後を抑えられたが、他のピッチャーであれば、これがきっかけで一気に逆転っていう展開になっていた確率が高い。

 いずれも、オフや普段の練習に対する意識の欠如、コーチ、首脳陣の指導のいたならさが招いていること。
 これをちゃんと指導し、やらすことができなければ、タイガースが優勝なんてできるはずもない。
 その練習は、予祝の胴上げの練習より、はるかに優先されなくてはいけないものじゃないのか?
 今からでも、せめて意識は高く持つように望みたい。

 ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 23:48 | comments(0) | - |
3−2 対中日 ヒットがなくても点が取れることを再確認した試合
 この試合、大野を相手によく1点差で勝利を物にした。
 こういう試合を拾っていけると、ペースを取り戻していけるんじゃないか?

 急遽、1軍に呼び戻された秋山は、まだまだ手探りで立ち上がった状況。
 まだ、去年までのコントロールとキレが見られず、危なっかしい投球に見えた。
 その秋山は、ドラゴンズの石川に先制の2ランを喫したが、相互はなんとか抑えられて、5回を投げ切ることができた。
 その後を、浜地、アルカンタラ、湯浅、岩崎で1イニングずつ繋いで、1点差を守り切る勝ち方ができた。
 
 打線は、大野相手に、4回の裏、中野、佐藤輝、糸井の3連打で1点。
 左打者が大野をよく打つというデータがやっとわかってきたのか、この日は大野相手に並べた左打者がよく打ってくれた。
 今までは、単に左に右というだけで、右バッターを多く並べて、負けてきたけど、やっとデータに従うようになったのかもしれない。
 それが、大山の故障で使える右バッターが、小野寺、原口だけというところから苦肉の策だったかもしれないが、その二人を代打に残しておくため、ファーストには山本泰という布陣をひいたのが、この後の同点セーフティスクイズに生きてきた。
 こういう点の取り方を、練習していたのは「キャンプレポート」なんかでは見かけなかったが、カメラ立ち入り禁止の室内でやっていたんかな?
 ぶっつけ本番の思いついただけの策だとしたら、結果決まってラッキーだったとしか言えない。

 前日の糸原の内野ゴロでの得点といい、この試合のような点の取り方といい、ヒットや犠牲フライでなくても点を取り方法があることを再確認した得点であった。
 それが、次の坂本のゴロでホームインして逆転となった点の取り方にも続いた。
 ここは、連続スクイズでも面白いとは思ったが、相手守備の前進の陣形を見て、ゴロゴーの作戦をとったのだろう。
 
 ただ、これはコリジョンがあるため、キャッチャーのブロックができず、セーフになった、ラッキーな面もあった。
 寅吉的には、このコリジョンのルールの中、ドラゴンズの守備になんの失敗もなく、木下もタッチに行くにはあれしかないということで、タイミング的にアウトなら、アウトにしてやった方がいいのではないかとも思えるプレーだ。
 あれが、セーフであれば(実際にセーフであるのだろうけど)、内野ゴロは全て、ゴロゴーで」、防ぎようがなくなってしまうんじゃないのか。
 もう、言ったもん勝ちやから、行かせん選択はなくなるな。

 まぁ、この回に挙げた3得点を、そのまま守り切りっていうか、このご追加点が全然取れなっかったにもかかわらず、中継ぎ陣の粘りにより、そのまま勝ち、秋山にも初勝利がついた。
 これで、秋山も少し上向いていくきっかけになればいい。
 1日中止になって、西純矢の登板が飛んでしまったが、西、秋山で中日に連勝できたのは、いい傾向だ。
 これで3連勝。
 喫した連敗に比べれば、焼け石に水とも言えなくもないが、そうやって地道にいくしかない。

 次の讀賣戦、まずはエース青柳で。
 東京ドームだから、雨の心配もないし、なんとか連勝を繋いでいって欲しいもの。
 
 ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 23:16 | comments(0) | - |
3−1 対中日 なんで、終盤に守備を緩めるんだろう? 
 得点力が低いタイガースにとって、今日のように少ない得点を、投手陣が守り切るっていうのが、勝ち方のパターン。
 そういう意味では、今日の勝ち方が、一番タイガースらしい勝ち方なのかもしれない。

 タイムリーは、なく、相手のエラーと糸原のゴロの間に、1点ずつ積み重ねた3点を、アルカンタラ、湯浅、岩崎の勝ちパターンリレーで守った。
 派手さもなく、野球としたら面白くはない試合だったが、こういう勝ち方が今季できていなかった結果、今の位置になっていたんだと思う。

 まぁ、糸井さんのアウトカウントの勘違いによるトリプルプレーは、ご愛嬌。
 とは言え、それで済ませちゃいけないな。
 こういうケース打撃や走塁の練習を疎かにしているからだと猛省すべし。
 アウトカウントの確認なんか、基本中の基本だもんなぁ。

 しかし、終盤に、佐藤輝をライトへ持って行って、糸原をサードにして、セカンドに小幡を入れる布陣に変えた。
 これって、なんの意味があるんか?
 サードの守備は、間違いなく佐藤輝>糸原
 セカンドの守備は、小幡>糸原
 守備固めをするなら、糸原を小幡に代えるだけで済む。
 ライトの守備は、島田>高山>佐藤輝
 ライトの高山を代えるなら島田やろ。
 なんで、高山より守備が劣る佐藤輝をライトにしなけりゃいけないのか、理解に苦しむ。
 守備固めどころか、完全に守備緩めになっているやろ。

 可能性は、マルテ、大山が戻った時に、佐藤輝には、どうしてもライトに置かなくてはならない、そういう事情を見越してのことか?
 だが、今はそんな先のことを言っている状態やないやろ。
 目先の試合を、ひとつずつ勝っていかなくてはいけない状態。
 案の定、湯浅が投げている時、リリーフランキーの打球を、2ベースにしてしまった。
 後を抑えたからよかったものの、一歩間違えれば、あれが引き金で、同点、逆転ってことになりかねない。
 そういう怖さを十分知ったはずなんだが・・・。

 油断は死を招く。
 油断はピッチャー起用だけでなく、守備の布陣にも現れることがる。
 首脳陣は、猛省してほしい。
 守備は、固めて、決して緩めることなかれ!

 ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 23:52 | comments(0) | - |
11−3 対東京ヤクルト 今更ながらの快勝ではあるけれど
 今日は、よく打った。
 できれば、何試合かに分散したいくらいだ。
 昨日の石川に零封されたのが嘘のよう。

 皮切りは、佐藤輝のHRダービートップに並ぶ6号ツーラン。
 初球を振った瞬間の、恐ろしく球足の速いホームランであった。
 これに中野が2ランで続いて、初回に4点を先取。
 3回にも中野のタイムリーなどで追加点。
 ガンケルは、5回を2失点に抑えて、初勝利。

 その後も6、7、8と攻撃する手を緩めず、11得点を挙げる。
 開幕戦も、これくらい手を緩めず攻撃し続けられれば、あんな悪夢はなかったんだろう。
 この日も8回の岩貞が、斉藤の悪夢を演じそうではあったが、点差が9点あったし、投入した浜地が落ち着いており、1失点だけで済んだ。
 最終回は、このところ登板がない岩崎が、虫干し的登板で締めて、ゲームセット。
 
 この試合で、矢野監督が多少勉強していると思えたのは、6回の渡辺の登板。
 ガンケルから、継投に入る場面で6回に村上から始まる場面での登板。
 対村上用でもある渡辺の登板は、ガンケルが代わって、反撃体制に入ろうとするスワローズの出鼻を挫く意味もある。
 できれば、開幕戦の村上の場面で、これをやって欲しかった。
 今季、対村上に渡辺が有効となるのか、確認する意味でも、開幕戦に村上に当ててもらいたかった。

 あとは、3回に2ベースを打った後、足を気にして、次の回から退いた大山の状態が心配。
 折角、当たり始めたところで離脱となると痛い。
 代わりのファーストは、誰になるか?
 そのまま、小野寺にファーストを守らせるか、下から、原口か陽川を上げるか、糸井にお願いして(キャンプでちょっと練習していたし・・・)、外野に高山・小野寺を使うか?
 はたまた、井上あたりを上げてくるか。(ファーストは、小野寺か糸井)
 いずれにしても、これから4番としての活躍が望めるくらいに当たりが戻ってきつつあった大山の穴はでかい。
 軽傷であることを祈るだけだ。

 それにしても、やっとまともに勝ちゲームを見た気がするが、これが1試合で終わらないことを望む。
 交流戦までに、借金一桁、交流戦で借金5くらいにすれば、オールスターまでに5割到達も望める。
 セリーグが混戦状態であれば、そこでチャンスも生まれるかもしれない、なんて甘い皮算用であることはわかっていても、そのわずかな望みに賭ける。
 そのためにも、次の6試合(対中日、読売)は大事だ。

 ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 23:57 | comments(0) | - |
6−0 対東京ヤクルト 雨柳さんのエースのお仕事
 これで連敗を止めること2度目。
 前回は6連敗ちゅう、今回は4連敗ちゅう。
 しかも、味方の援護が全く期待できないような状況。
 ピッチャーとしたら、完封する以外に、連敗を止める術がないようなチーム状態だった。
 そういう中で、本当に完封してしまう、それこそエースのお仕事やな。

 今日のピッチングで、青柳は、間違いなくタイガースのエースと呼んでいい状況になった。
 こういうエースが頑張れば、不審だった4番大山のバットから一発が出たりする。
 いつもはない追加点も、佐藤輝のタイムリー、ロハスの3ランと4点も援護があり、6点さで悠々と完封ができた。
 まぁ、今年一番の勝ち方であった。

 思えば、開幕のスワローズ戦を任されるはずの青柳であった。
 開幕の重圧の中で、今日と同じピッチングができたかはわからんが、青柳が投げていたら、あのような開幕戦の結果にはなっていなかったかもしれない。
 そうして、今の成績も、全く別物になっていた可能性もある。
 返す返すも青柳の離脱が痛かったってことだろう。

 打者では、熊谷がヒットこそないが、いい仕事をしている。
 これで慣れてくれば、セカンドの守備力からして糸原より上位であり、足があるという武器もある。
 貴重な右バッターでもあるし、しばらく使ってみるのもいいと思う。
 ここで、チャンスを掴めるか、否かは、熊谷のこれからの野球人生の分かれ目でもある。
 こういうチャンスを物にできず、消えてった選手をいっぱい見たが、熊谷がどうなるかは、楽しみでもある。

 こういう勝つ型の後の試合がどうなるかが分かれ目でもある。
 青柳のエースの仕事を本当のエースの仕事にするには、ここから連勝し、次の青柳の登板を連勝を続ける役割にすること、そうしてやるのが、青柳のピッチングに応える、野手の役割だと思う。
 奮起せよ!
 
 ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 22:45 | comments(0) | - |
0−1 対東京ヤクルト 青柳さんの仕事を台無しにする4安打完封負け
 ウィルカーソンは、よく投げた。
 青柳からのリレーを受けて、この日もスワローズ打線をしっかり抑えていた。
 このピッチャーは、それなりにピッチングを作れるタイプだけに、大崩れするkとなく試合を作っていける。
 ローテーションで回していけるピッチャーだ。

 そのたった1球の失投?を捕らえた青木のバッティングを褒めるしかないのだろう。
 なんせ、スワローズは、タイガースを下回る3安打なんだから。
 
 しかし、今日のようなビハインドで、8回に湯浅を行かせるんだなぁ。
 だったら、先のベイスターズ戦のコールドが迫る中の5回に投入しなかったのは、なぜなんだ?
 ますます、この一貫性のない、場当たり的な采配が気になってきた。
 ここで、湯浅なら、あの時は間違いなく、湯浅か岩崎を投入すべきだったろう。

 それにも増して、初回の1死満塁で、無得点という、タイガース特有の「満塁のチャンスがピンチ」症候群が問題やなぁ。
 あそこで特典していれば、そのまま石川をKOできていたはずなんだが。
 あそこで生き返らせ、6回を3安打に抑えられ、勝ち星を献上って、お人好しにも程がある。
 まぁ、そんだけ弱いチームだってことだわ。
 予祝が笑わしてくれる。

 結局、青柳の奮闘は、次に続かず、徒花に終わったってことだな。
 このチームが、浮上することはあるんだろうか?

 ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 20:49 | comments(0) | - |
5−7x 対横浜DeNA 泣きっ面に、ハチ(降雨コールド)
 折角の小野寺の代打逆転満塁弾も無にきした。

 なんで5回も馬場を続投させたんかいな?
 この日の雨の降り方から、9回まで行きそうもないことは十分予測できた。
 それどころか、5回で試合が成立してしまえば、遅かれ早かれ、コールドが宣せられるのは、誰の目からも明らかだったろう。
 そういう状態の5回の守りは、9回守り思って采配すべき。

 ソトから始まると言っても、昨日投げていない抑えの岩崎の投入か、譲っても、ソト、大和に湯浅かアルカンタラを投入するのが、この試合を勝とうと思ったら当然の策となる。
 あまつさえ、馬場を続投させ、ソトを出したところでもスイッチのチャンスはあった。
 大和に打たれてからでも、岩崎へのスイッチを考えても、遅すぎるかもしれないが、チャンスはあった。
 それを逆転されるまで続投したのは、どんな考えだったのか、全く理解ができない。
 まるで、9回までを考えて、勝ちパターンのピッチャーを温存して、たとえ逆転されても、再度逆転できるとでも思っていたのか?
 この貧打の打線に、ここで逆転されたら、それを跳ね返す反発力があるとでも思っていたのか?

 こういう不思議采配は、勘弁してほしい。
 思えば、過去2019年に5点リードの試合で、PJ、ドリスを温存し、福永を登板させ、追いつかれる結果になった試合があったのにもかかわらず、翌2020年には、6点リードで、ガンケル、岩崎、岩貞、スアレスの温存を図り、尾仲を登板させ、満塁となり、慌てて岩貞を投入も、青木に満塁弾を食らって、あわやの2点差まで迫られる試合があった。
 このブログでも、前年の失敗を反省していたのかと書いた覚えがあるんだけど、そのことも忘れて開幕戦は、同じ失敗をしてしまう。
 そういう不思議采配は、もうこれ以上勘弁してください。
 あまりに度が過ぎると、応援する気が萎えてしまいます。

 結局、6回に進んだが、裏の攻撃中に降雨中断、そのままコールドとなり、タイガースのカード3タテ、4連敗が決まった。
 これでタイガースは、セリーグ5球団全てに3タテされるというありがたくないコンプリートを、こんなに早く達成してしまった。
 なんで、こんなになってしまったのか。

 まぁ、キャンプで、予祝なんて言って、胴上げの練習しているのを見させられたら、相手チームは、「絶対このチームに勝てせるわけにはいかない」って余計な闘志を与えてしまったんじゃないかな。
 まぁ、課題の守備力アップも攻撃力アップも疎かにして、胴上げの練習しているチームが、勝てるほど世の中甘くないってことだわ。
 これでビジター12連敗。
 
 ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 22:56 | comments(0) | - |
0−1x 対横浜DeNA 泣きっ面に、ハチ(サヨナラ弾)
 好投の小川を見殺し。
 湯浅、アルカンタラと繋いで延長に突入。
 このところいいピッチングをしている浜地を投入。
 その先頭のソトに、高めのボール球で当たっと思うが、ライトポール際へ運ばれ、サヨナラ。

 まぁ、浜地の初球を見て、高めに上ずっているので、危ないな、と思った途端だった。
 ソトは、ハイボールヒッターでだけに、高めをつくのは怖い。
 そこへ配給させたのか、低めを狙った球が上ずったのかは定かでない。
 ただ、あそこで浜地をリードするなら、外角低めの出し入れしかないだろう。
 あえて危険なインコースをつく意味がわからん。
 これで、浜地の自信持もうすなう事にならなければいいが・・・・。

 浜地は、今をときめく山本由伸と九州で鎬を削ってきた、九州四天王と呼ばれたピッチャーの一人。
 (他は、ヤクルトの梅野、読売の太田)
 ここまで、由伸に遅れは取ったが、巻き返す力は十分にあるピッチャーだと思っていた。
 明日の先発が齋藤友貴哉だとすれば、浜地の方が先発的性が高いのではないかと思うんだけど・・・。
 それに齋藤友貴哉は、リリーフで短いイニングの方が力を発揮できると思うだが。
 そういう適材適所の部分で何か、迷いを感じる。

 藤浪、伊藤将を欠き、抑えのスアレスの穴が埋まらず、厳しい状態の投手陣編成だが、質量ともにナンバー1とも言われたタイガース投手陣だ。
 そこのやりくりや、適材適所の当てはめで乗り越える素材はいると思うんだが。
 まぁ、それもこれほどの貧打で援護もなければ、難しいのかね。
 
 ぐぁんばれ!タイガー
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 23:20 | comments(0) | - |
4−5 対横浜DeNA 逆転されたら、ハイ、それまぁでぇーよー
 幸先よく3点を選手、西が3者凡退に初回を立ち上がり、佐藤輝のHRダービートップに立つ5号も飛び出し、今日は相性の良いハマスタでの初戦、勝利を確信したのも、ベイスターズが諦めず、反撃してくると、あっという間に逆転された。

 こうなると、タイガースに反発力っていうのが残されてはいない。
 ベイスターズがロメロを2回で見切って、小刻みな投手リレーに入った中継ぎに、ひたすら凡打を繰り返す、坦々麺(淡々)攻撃で、そのまま寄り切られる。
 まぁ、立ち上がりこそ元気が見えたが、逆転されると、もうみんな下向いちゃって、矢野監督もうつむき加減で、ベンチは暗いムードに包まれる。
 ベイスターズが、4点取れれても、元気に諦めず、追いかける姿勢を示したのを見習いたいもんだ。

 しかし、よく矢野監督が口にする「俺たちの野球」っていうのは、どういう野球なんだろう?
 このところのベンチの様子や、監督を筆頭にベンチの雰囲気を見ても、「最後まで諦めない」姿勢で戦う野球野球が「俺たちの野球」だとすれば、そういう姿勢は全然見えないもんな。
 そちらかというと、淡々とイニングを消化していくだけが「俺たちの野球」じゃないかと思ってしまう。

 新庄BIG Bossのファイターズが、いくら負けていても、ベンチ全員が身を乗り出して、試合に臨んで、元気に、楽しんで野球をやろうという姿勢を見せている。
 結局これが効果を上げ出して、ファイターズの野球が徐々に形になってきているんじゃないか?
 本来、タイガースが示すべき姿勢が、そこにあると思うんだが?

 もう、佐藤輝のホームランと近本のヒットを数えることだけが楽しみになってきた。
 そんなシーズンにしてしまったのは、なんだったのだろう。
 今からでも、ベイスターズやファイターズの姿勢くらいは見習った方がいい。

 ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 22:56 | comments(0) | - |
1−3 対讀賣 3ラン一発で、3タテの希望を粉砕される
 また、赤星にいいようにあしらわれる。
 ガンケルは、前回の反省を活かして好投を続けていたが、前回同様一発に泣く事になった。

 しかし、あそこであの球を投げさせるかなぁ?
 2アウト1塁から、丸を歩かせた後だ。
 前回は、中田に子宮の後の初球、甘い真ん中高めの球を満塁ホームランされたわけだが、今回は初球を低めに落とし、空振りを誘った。
 その後も、外を中心に際どいところで、2ボール。
 この2ボール、1ストライクの4球目だ。
 内角高めにスプリットが落ちなかった球だったみたい。
 これをウォーカーに捉えられ、逆転スリーランになった。
 
 ここで打ちを1球挟むのはいい。
 ただし、ストライクなら低め、高めのボール球を振らすなら、もっと高く投げさせなくてはいけない。
 そう言う意図が、バッテリーで共有されていたんだろうか。
 スプリットを選んだなら、低めのストライクゾーンからボールへ落とす球を投げ刺すべきだし、梅野のミットの構えが高めにあったのが解せない。
 あの高さに、スプリットを投げさせるのは危険極まりない。
 落ちても、落ちなくてもあの高さであれば、ストライクゾーンに入れば餌食になる。
 一発だけは避けなくてはならない場面のリードとしては最悪だった。

 しかも、タイガース打線に、これをひっくり返すほどの力は、残念ながら今はない。
 淡々と攻撃を続け、イニングを進行させていくしかない。
 中では、浜地のピッチングは良かった。
 ビハインドゲームを立て直せるピッチングができる。
 齋藤友貴哉を先発に使う予定があるそうだが、浜地の方が適性があるように見える。
 まぁ、そうするとビハインドゲームの中継ぎと言うポジションを担えるピッチャーがいなくなってしまうからなぁ。

 しかし、タイムリーが出ない打線やなぁ。
 今日も得点はホームランのみ。
 これでは、いつまで経っても、波には乗れんし、借金返済なんて、夢の夢やなぁ。
 次のカードは、阪神戦以外、思うように勝てない横浜とヤクルトや。
 前回の借りを返しながら、そろそろ反撃体制を固めないと、ファンからも見放されかねないぞ!

 ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 17:53 | comments(0) | - |
2−1 対讀賣 ウェルカム ウイルカーソンで讀賣を連破!
 昨日の試合で潮目が変わったか?
 来日初登板おのウィルカーソンが6回を90球で3安打1失点に讀賣打線を抑えた。
 貰えた援護は2点だけだったけど、これを勝ちパターンとすべき継投で守り切って、連勝、初めてのカード勝ち越しを決めた。

 以前の状態なら、ウイルカーソンから継投に入った時点で、同点とか逆転されてと言うパターンに陥っていたんだけど、この試合は、アルカンタラがゲッツーで、湯浅は三振で、ランナーは出しながら凌いで、岩崎へとバトンを渡すことができた。
 岩崎も先頭の丸にヒットは許したが、落ち着いて後続を抑えて、セーブを挙げた。
 これは、ある意味潮目が変わったと言う証かもしれない。

 打線は、中野のショートゴロを坂本が悪送球で、ヒットとバントで2塁にいた梅野が戻ってきた1点。
 あとは、近本、大山の連続2ベースが62イニングぶりのタイムリーとなった1点。
 その2点だけではあったが、久しぶりにタイムリーも出たことに安堵。
 
 まだまだ、問題点も多い。
 最初の一点目、梅野が無死でヒットで出て、小幡の打撃。
 次がウィルカーソンだけに、小幡に打たして、ダメならウイルカーソンにバントで中野にかけると言う作戦。
 それに小幡がどう応えるかだが、相手が外人ピッチャーだけに、セーフティを仕掛けるなどの、自分がアウトにならない工夫が欲しいところであった。
 
 また、近本、大山の連続ツーベースの後、ロハス以下の打撃で追加点がなかった。
 6回には1点差にされたすぐ後、近本のヒット、大山の打席で、ワンバンドの間にセカンドへ進み、センターフライの間に3塁へ進んだ1死3塁のチャンスの場面。
 ロハスは、よく見て四球で1、3塁で高山。
 せめてボテボテでもいいから、サードランナーを向かいいれる打撃が必要。
 もちろん外野フライでもいいが、今日の高山のバッティングを見て、そこをどう見たのか?
 無理だと思えば、代打を出すことも考えられる。
 足のある島田を、スクイズと両面を考え起用するのもありだし、糸井の代打にかける手もあったんじゃないか。
 ここは、どういうふうに得点を挙げるのか、ベンチから指示が必要な場面でもあった。
 こう言う場面でのケース打撃の練習をしてきているのだろうか?
 結局なす術もなく、無得点で終盤を重くしてしまった。

 こう言う試合を落とさなかったのは大きいけど、こう言う試合を確実にモノにする準備は整っていたんだろうか?
 そういうことを練習で備えていく、それが去年のような1勝差で優勝を逃すような差を埋めていくことになる。
 それをわかっているんだろうか?
 勝っても、反省するところはして、この流れを手放さないように気を引き締めなくてはならない。

 ペナントレースの参加資格を得られるようになるのは、まだまだ先のことなんだから。
 ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 18:01 | comments(0) | - |
4−1 対讀賣 降らない空に雨を降らす雨柳さんが、止まない雨を上がらすか
 この日が今シーズンの初登板の青柳。
 やはり、時々雨が降ってくるという怪しい天気ではあるが、試合は問題なく決行された。
 
 今、タイガースは、春の長雨が続き、晴れ間が見えない状態、その中で、本体の開幕投手に予定されていた青柳が、コロナの影響で、この試合まで登板が延びていた。
 まぁ、ここが青柳にとっての開幕、タイガースにとって、雨が上がった後の晴れ間になるのだろうか。

 青柳は立ち上がりこそ、1点を許したが、その後はランナーを出しても落ち着いたピッチングで併殺を3つとり、自分のピッチングを突き通した。
 こういう強さを持ったピッチャーであることを改めて感じさせてくれた。
 ヒーローインタビューに応える言葉も、チームを引っ張っていく気概も感じられるし、ピッチャーの中心となったことを知らしめる好投であった。

 攻撃は、相変わらずタイムリーが出ない状態だが、佐藤輝が逆転の2ラン。
 ロハスがダメおしの2ランと効果的な一発により、青柳を援護してきた。
 ロハスは、先の中日戦で、途中出場でマルチを放って、この日のスタメンを掴んだ。
 代打でも落ち着いてボールを見ており、四球での出塁も多く、もっと早くスタメンを与えてやるべきだだったんじゃなかったか。

 どうも、糸原のサードに拘り、佐藤輝をサードに回さないから、外野の枠が開かない。
 近本と佐藤輝で、残る1枠を、糸井を中心に、島田、豊田なんかを使って、ロハスはそれより優先順位が低く、代打枠のような使いわれ方であった。
 佐藤輝をサードにすれば、外野に2枠を使える。
 糸井、ロハス、島田、高山、豊田(近々に井上を上げて試してもらいたいが・・・)の打ち、調子を見極めて使えばいい。

 糸原は、セカンドを争うしかない。
 しかし、今日の守備を見ていると小幡のセカンドの方が、遥かに守備力が高い。
 この日の3併殺も、セカンドからのプレー。
 小幡であるから完成された併殺も、糸原では併殺にならなかった確率が高い。
 今の糸原のバッティングの調子では、打力も小幡に劣るし、守備を固めるなら、セカンド小幡で、糸原は代打要員となる。

 大山、ロハスの連打で無死1、2塁で糸原の場面。
 今の糸原の調子からしたら、迷うことなくバントだし、ここに小幡が入っていれば、バントであったろう。
 逆に、梅野が上位にいれば、梅野に送らせて、小幡でスクイズとか、作戦は広がっていく。
 基本         守備優先
 8近本        9島田(高山)
 6中野        6中野
 9糸井        8近本
 5佐藤輝       5佐藤輝
 3大山        3大山
 7ロハス       7ロハス(糸井)
 2梅野(坂本)    2梅野
 4小幡(糸原)    4小幡
 このほうが、下位への厚みと、繋がりが出るように思う。
 上位に左が続くのが嫌であれば、佐藤輝と大山を入れ替えるか。
 いずれにしても、糸原への変な固執をやめないと、つながりのある打順や守備力のアップは見込めない。

 勝った時こそ、この晴れ間が続くよう、手を打つことを望みたい。
 まだまだ、完全に雨が上がったとは言えない状況であることは自覚せんといかん。

 ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 22:58 | comments(0) | - |
1−4 対中日 泣きっ面にハチで、またも3タテ食らう
 先発予定の藤浪がコロナの影響で、急遽の先発の桐敷。
 昨日の小川のようには行かず、いきなり2失点。
 その桐敷に2回で見切りをつけて、尾仲を投げさせれば、これも2失点。
 柳相手に生成りの4失点で、勝負が見えてしまった。

 しかし、その桐敷をもう2軍降格させるらしい。
 急遽の先発で上手くは行かなかったが、中継ぎでは貴重な左腕なんだが、岩貞を戻したんで、用済みってことなのか。
 本当は、中継ぎでうまく使ってやれば、もっと戦力になると思うんだが、なんか使い方がつがう様に見えるんだよね。

 途中出場のロハスが2安打で気を吐く。
 前回のタイムリーを打ったのもロハス。
 ボール球も追いかけなくなって、四球も増えて来ている。
 これで使ってもらえないのだから、ロハスも不満が募っているんだろうか。
 あの、だらしないユニホームの着こなしを見ても、不満タラタラって感じがしてならない。
 せめて、もう一個ボタンを留めるよう注意したらどうなんだ?

 大体、佐藤輝をサードにすれば、ライトでロハスなり、高山なり使えるはずなんだが、糸原をサードに使っている意味があるんだろうか?
 そんなに糸原の打力を期待するなら、セカンドデル買えばいい。
 6番にライトに入れた選手で、糸原が7番、8番キャッチャーの方が下位が暑くなると思うが、どうも6番から2割を切るようなバッター並べて、5人で攻撃するような打順を組んでいるから、得点も上がらんよな。
 糸原をサードで使うなら、3割20本は打ってもらわんと叶わんし、セカンド守らすなら、今の打力では小幡と変わらんし、小幡の方が守備が上の分、小幡起用が当然と思うが。
 (本当は、ショート小幡、セカンド中野が理想ではあるが、中野がセカンドを昨年のキャンプ、オープン戦、開幕直後以来守っていないので、今は封印しておく。)
 何気に、糸原がそんなにレギュラー確約選手には思えんし、佐藤輝と大山をサードと4番を争わすってことで、佐藤輝が勝ち取ったのだから、サード佐藤輝にするのが競争の結果じゃないのか。

 競争、競争言ってても、結局サード糸原を使うってことでは、競争って言ってたのはなんなの?ってことになり、選手間でも不信感があるんじゃないか?
 今季で辞める宣言もあり、矢野監督で優先的に使ってもらえる選手は、監督が変わった後の不安があるし、今不遇を囲っている選手は、早く辞めてもらいたいだろうし、なんかそう言うことがチームの成績に微妙に絡んでいるように思える。

 このままでは、明かりが見えないまま、トンネルの中を走り続けなくてはいけないような状態になる。
 こんな状況でも応援してくれるファンがいることを肝に銘じて、何をしなくてはいけないかを考えるべき。
 監督が辞めようが、ファンをガッカリさせるようなことはしてはいけない。
 誰かを喜ばす、それが「俺たちの野球」じゃないかったのか?

 ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 22:56 | comments(0) | - |
0−1x 対中日 3安打で勝てって言うのが無理やろなぁ。
 近本1本、中野2本で、勝てって言うのが無理な相談やなぁ。
 まぁ、ピッチャーが頑張ってくれてたから、なんか打つ手はあったんじゃないかと思うが。
 
 例えば、5回の裏、小川から岩貞へのリレーの場面。
 なんで、そのまま次の回先頭打者となる9番の小川に位置に入れたのか。
 どうせ、すぐ代打となる、そうなれば岩貞が大島へのワンポイントで終わってしまう。
 この試合、5回途中で小川を代えるのだから、先の継投を考えなくてはいけない。
 ここで岩貞を投入するなら、次の回くらいは、賄っておかないと、後々苦しくなる。

 次の回の先頭の代打で高山を予定しているのなら、9番にライト高山を入れて、佐藤輝をライトからサードへ、糸原をセカンドへ回して、セカンドの7番木浪のところへ岩貞を入れておく。
 そう言う用意周到なプランが必要であったんじゃなかったか。

 この日、タイガースはコロナの影響で、先発予定の伊藤将、馬場が登録抹消。
 加えて、明日の先発予定藤浪と、山本が抹消となっていた、ため桐敷が明日の先発に回ることになった。
 従って、左は岩貞と岩崎しかいない状態。
 中日の大島、岡林を抑えるには、左ピッチャーが有利であることから、岩貞にはひと回り、次の打順が回ってくるまではねげてもらいたいところだったろう。

 それが、一か八かの9回の加冶屋投入が良い結果を出したのを、延長に入ってまで続投させなくてはならず、サヨナラ負けを喫することになった。
 この延長に入って、残すピッチャーが、12回を岩崎とすれば、この加冶屋意外に尾仲、石井大、そして例の齋藤 友貴哉視界なかったのだから。このメンバーで2イニングを賄わなくてはいけない、そう言う状態を作ってしまったところから、負けは見えていた。
 岩貞がワンポイントで終わらず、6回まで投げられれば、アルカンタラか浜地を2イニング、で湯浅、岩崎へとつなぐことができた。

 まぁ、結果論といえば、結果論だが、岩貞のワンポイントは勿体なさすぎる。
 あそこで、少し考えて手を打つことくらいはできただろう。
 そうして、あらゆる手を尽くして負けたなら納得いくが、こうやって成り行き任せてきな采配で負けると、腹が立つ。
 
 打力のアップなんて、一朝一夕でできるもんじゃないんだから、そう言う手を打つことから始めないと、このまま最弱チームへまっしぐらになってしまうぞ。
 
 ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 21:37 | comments(0) | - |
1−2 対中日 勝った時の準備はしたが、勝つための準備をしかかったってことか
 また、同じことを言う。
 一体、キャンプ、オープン戦と何をやってきたんだ?

 逆転された8回裏。
 ビシエドに2ベースを打たれ、リリー・ファランキー阿部に、タイムリを打たれ同点とされた場面。
 打球を処理したセンター近本は、ビシエドの足を考え、当然サードで止まるだろうと判断して、打球処理が緩慢に見えた。
 それが、あにはからんや、ビシエドが3塁を回って、ホームまで帰ってこようとランニングしていた。
 急遽、慌ててバックホーム態勢に移ったが、時すでに遅く、ビシエドのホーム生還を許した。
 しかも、送球の間に打者走者の阿部まで、得点圏に進め、逆転のピンチを招くことになる。
 
 こう言う時の守りをどうするか?
 練習してきたのか?
 新庄BIG BOSSのファイターズは、3アウトのチェンジの際の外野飛球処理後は、必ずバックホーム練習をして意識づけていたようだ。
 翻ってタイガースは、何をしていた。
 ただ、単なる外野フライを捕る練習だけで終わっていなかったか?
 実戦のシュチュエーションによって、こう言う場合はバックホーム、こう言う場合は、内野に戻して打者走者の進塁を許さない、など状況判断を求められるケース毎の練習をどこまでしていたのか?
 
 矢野監督は、現役の時から「準備」の重要性を謳ってきた人物だ。
 そう言う準備を疎かにしてきたのだろうか。
 やって来たのに、選手ができないだけなのだろうか。(キャンプレポートを見ていた限りは、そう言う練習は、見たことがないが)
 まさか、予祝なんて言って、胴上げの練習までして、そう言う練習をしてこなかったのだろうか。
 つまり、勝った時の準備はしたが、勝つための準備はしなかったってことか。
  
 タイガースが、そう言う準備をしていれば、当然あの時、ビシエドは、3塁で止まっていただろうし、その後の展開も変わって来たかもしれん。
 地道な準備の積み重ねが、今の結果に現れる。
 タイガースの今の結果は、それだけ準備不足であったことを現している。
 
 去年の1勝差で優勝を逃した悔しさ。
 本当に悔しいと思っていたんだろうか。
 あそこまでよくやったと満足してしまった選手たちが多かったんじゃないか。
 その足りない部分を、真剣に補おうとしたのか?
 単に、運が悪かった、巡り合わせのせいだってことにしていなかったか。
 普通にしていれば、去年の77勝くらいできて当然と思っていなかったか?

 もう完全に最下位になって当然という試合をするチームに成り下がっている。
 戦力だって、現状を見れば、勝てなくって当然と言われるような成績しか残していない。
 西が防御率0点台でも、なかなか勝てず、佐藤輝が3本ホームラン打っていても、空砲になる。
 そう言うチームになっているのが現実だ。
 輝ける未来を想像して、予祝をしている隙に、現実を見忘れているんじゃないか?
 今一度、現実に立ち返って、今できることから始めよう。
 それが、今季でなく、来季のためであっても。
 
 ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 23:23 | comments(0) | - |
0−1 対広島 日頃の練習の結果が、公式戦に出るってことだ
 投手陣が、なんとか形になるようになったが、打撃陣がこれでは勝てん。
 
 走塁ひとつにもミスはある。
 結果オーライだったが、佐藤輝がショートゴロで飛び出したのも、アウトにされれば大きなチョンボ。
 前の試合でも、糸井がサードに行かなかったために、得点にならないと言った場面があった。
 そういう状況判断の練習をしていたんだろうか?
 キャンプ中継を見てる限り、そういう実践的な走塁練習ていうのは見なかった。

 初回の近本ヒットで出塁も、なんの仕掛けもない。
 あの「超積極的野球」っていうのは、どこへ行っちまったのか?
 近本の盗塁は、未だ0、中野も1。
 チーム盗塁数3って、セリーグで一番少ない。
 キャンプで、OBの赤星や福本サンでも呼んで、盗塁にさらなる磨きをかけるような準備もしていないし、単に、近本・中野でそこそこできるだろうと安心していたのか?
 
 タイガースのような、広い甲子園を本拠地に、さして一発を打てるバッターが多くないチームなんだから、そういう武器を磨かなと、攻撃力のアップは見込めない。
 少なくとも、サンズ(特に前半はよく打っていた)がいない状態での今季は決まっていたんだから。
 それも、2年目のロハスでどうにかなるって、タカを括っていたんか?

 スアレスの代わりの抑えをなんとかするっていう課題も果たさず、攻撃力アップの課題も果たさず、守備力アップの課題も果たさない、緩いキャンプを送って、さぁ、矢野監督のラストイヤーだから優勝しようって、そんな甘いもんじゃないってこと、今頃わかっても遅いんだけどね。
 まぁ、キャンプで「予祝」なんて言って、胴上げされて喜んで、満足しちゃったんかな?
 結局、予祝の胴上げだけで終わりそうだけどね。

 これは、当分の間低迷が続くようだ。
 矢野監督のラストイヤーは、歴史的な低迷に陥る可能性が大きい。
 まぁ、次期監督の為、多くの選手を使い、戦力の見極めと、若手有望選手への経験値を高めていく、そういうことしか役割がないんじゃないかな。
 早晩、投手で小林と打者で井上でも上げて、上での経験値を高めてもらいたい。
  
 こんなに早く、今季の希望を絶たれるとは、思ってもいなかったが、来季に向けて、やるっことはいっぱいあるはず。
 ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 17:11 | comments(0) | - |
1−9 対広島 高山の1軍昇格、即ヒットだけが灯りか
 カープにいいようにやられて、完敗。
 なんか、こういう負け方に驚かなくなってきたな。
 
 しかし、6点差開いた試合で、小川を連投させる意味があったのか?
 連投させるなら、ババでいいんじゃない?
 齋藤 友貴哉もこれくらい(9点差)で負けている試合なら、ピッチングができるようだ。
 こういうピッチングが、僅差の場面、買っている場面でできるかが問題なんだよなぁ。
 今日のようなシュチュエーションで自信を積み重ねていかなくては、ダメなんだろう。

 今日の入れ替えで齋藤 友貴哉が降格されるかと思ったが、小野が落ちて、岩貞が昇格。
 岩貞は昨日の2軍戦でいい内容だったし、左でもあるから、昇格は納得だが、小林はどうしてる?
 最近下でも投げてないから、当然上に上げるのかと思ったが、故障かなんかか?
 
 小川、桐敷が中に回って、浜地、アルカンタラと合わせ、これに岩貞、小林を加えれば、岩崎、湯浅につなぐ駒が揃うかと思ったのだが。
 それで青柳が戻れば、投手陣は、なんとか形になってくる。
 あとは、打線やねぇ。

 今日も佐藤輝の一発だけで、1点しか取れんし。
 どうも決定力不足に悩まされる。
 去年は、効果的に一発が出て、いい調子だっただけに、今年の低下がなんとも言えない。

 まずは、6番以下の小粒化が問題。
 糸原、梅野、小幡、投手と非常にひ弱い打線になる。
 これで、去年の最初のように糸原のバッティングが絶好調ならまだしも、現状多くを望める状態にない。
 梅野も低空飛行のままだし、小幡も一皮剥ききれない。

 ここの希望は、今日昇格した高山だ。
 2軍での好調を買われて、今日小野寺と入れ替えで1軍昇格。
 (小野寺は、昨日の場面で代打起用されないようでは、1軍にいる意味ないものなぁ。)
 その高山が、代打起用の1打席目で、ヒットを放った。
 これが2年ぶりのヒットだと、まったく、今まで何そしていたんだかと言いたいところだが、これが今日の試合の唯一の希望だ。
 
 高山を6番に入れられれば、糸原、梅野と下位に厚みを持たせられる。
 ただ、高山に過度の期待はしてはいけない。
 みんな、高山が3割を売っていたかのような感覚で復活を期待とか言っているが、新人王を取った時の高山での打率は275だ。
 ホームランもこの時の8本がキャリアハイだ。
 つまり、一度も280以上も、2桁本塁打も達したことはない選手ということだ。
 それでも、高山の可能性を信じて、高山を起用してほしいと思う、それほど今の打線が陽弱いってことだな。

 まぁ、高山の昇格が希望でもあるが、それでも代打陣の層の薄さは解決しない。
 高山、近本、糸井、ロハスで外野を考えれば、余った一人が代打要員。
 それ以外は、新人豊田以外は、守りや代走要員で、代打要員たる選手がいない状態だ。
 原口がいないのは大きい。
 せめて、代走要員の江越、島田、熊谷、山本のうち、一人を陽川か井上当たりと代えてベンチに置いとかなぁいかんと思う。
 
 ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 19:22 | comments(0) | - |
3−3対広島 やるせない、もったいない、勝ちきれない
 しかし、藤浪もかわいそうだ。
 今や審判全体に“藤浪=ノーコン’の図式が出来上がっており、際どい判定を全てボールに判定される。
 これは、中期的に見てかなり厳しい。
 相手の大瀬良が際どいところを取ってもらって、ピッチングを楽にしているのと反対に、藤浪は、必ず解いていいくらい3ボールまで持っていかれる。
 相手も際どいところはボールだから、際どいところは見逃して、甘いところだけを待っている。
 そういうカープの打撃によって、3失点という結果になる。

 これも、開幕戦に勝利して、藤浪に勝ちがつけば、“藤浪、開幕戦で復活”的な見出しが踊り、藤浪のコントロールが安定してきたことが多く報道され、審判の脳裏にも、藤浪のコントロールが改善しているという、刷り込みが少なからず行われたはず。
 そういう意識が、きわ大判定の半分くらいを藤浪有利に導く。
 そうなれば、藤浪のピッチングが大きく楽になり、今季の柱として復活できる道が拓けることとなる。
 それが、あの試合の逆転負けで、藤浪の勝ちを消し、その後のピッチングを苦しくするという最悪の結果になったと思う。
 これで、そういう中でも、藤浪が相手を完璧に押さえて、勝利することを繰り返していかねばならない、長い道のりの復活ロードを歩まざる得なくなった。
 なんとも、やるせない。

 そういう過程がこの試合に繋がっている。
 まぁ、この試合は早めにスイッチ、中継ぎに配置転換した桐敷、浜地を挟んで、小川、アルカンタラと繋いだ。
 その間、なんとか同点に追いつき、勝ちパターンの岩崎を投入、同点で湯浅にまで回した。
 湯浅が、新ストッパーたる可能性を感じさせるピッチングで、味方のサヨナラを待つという展開までは持ち込めた。

 その11回裏。
 大山が相手のエラーで出塁。
 熊谷が送り、梅野が敬遠で、1死1、2塁で、小幡、湯浅に回る打順。
 次の回に入れば、湯浅まで使っているため、残るピッチャーは、小野と馬場しかいない。
 どちらも、12回を任せるには、不安の方が大きい。
 ここで決着をつけなくてはいけない場面で、小幡には代打を送らず、そのまま打たせた。
 
 この日の小幡は最初の打席でヒットにはなったが、バッティングはノー感じ、直前2打席は見逃し三振だった。
 勝負をかけるなら、この小幡から代打攻勢をかけるべきではなかった。
 ベンチで残るは、小野寺と山本、キャッチャーの坂本、長坂だ。
 この4人と小幡を交えて、この回の攻撃の順位を考えなくてはいけない。
 寅吉的には、小野寺>長坂>坂本>小幡>山本かと考えられたが、矢野監督の判断は、これまで打席をこなしてきている小幡が、いきなり代打で起用される小野寺や長坂より上であると判断したのだろう。
 しかし、小幡はこの日3度目の三振(今回は空振り)で2アウトとなった。

 そこで湯浅の代打に選んだのが坂本。
 今までの経験値を過多tのかもしれないが、野手で入っている小野寺が坂本より下だと考えるのなら、なんで1軍ベンチに入れているのか疑問。
 普通は、小野寺の起用だと思うのだが、ここで使ってもらえない小野寺がどう思ったのか?
 まぁ、坂本が売っていれば、さすがの眼力と矢野監督の采配が誉められたのだろうが、こういう選択は裏目に出るのが矢野スタイル。
 案の定、凡退して12回へ進んでしまった。
 なんとも、もったいない。

 12回選んだピッチャーは馬場。
 まぁ、小野との二者択一だから、ピンチを招いてもなんとか凌ぐこともある馬場が、崩れたら取り返しが効かない小野より多少有利かと思っての起用か。
 馬場も経験を積んでおり、あの球児を持って、「ピッチングを覚えれば化ける可能性が一番高い」と言わせたピッチャーだ。
 なんとか、この回をランナーを出しながら凌ぐことができた。
 この日の馬場は、ストライク先行でかなり球威もあったし、逃げずに向かっていくピッチングができていた。
 こういうピッチングをしていれば、もっとランクを上げることも可能かと思う。
 
 結局12回の裏も無得点で、引き分けに終わった。
 この試合で、12回を馬場に譲った小野は、早晩2軍調整であろう。
 代わりには、小林あたりが上がってくるか?
 しかし、なんとも勝ちきれない試合だったなぁ。

 ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 23:55 | comments(0) | - |
1−6対横浜DeNA 2人のピッチャーを殺した延長戦負け
 一人目のピッチャーは、伊藤将司。
 自ら挙げた1点を守って、9回2死まで横浜打線を完封していた。
 もう、1点でいいから援護をしてやれれば、間違いなく伊藤将は、この日完封勝利を手にしていたことだろう。

 そのチャンスは、あった。
 7回裏。
 小幡ヒット、伊藤将が送って、近本の内野安打で、1死1、3塁の、バッター中野の場面。
 中野は、初球を打って、鋭いあたりであったが、ショートライナーとなってしまい、後続の糸井が倒れて無得点に終わった。

 この場面、中野の初級打ちに間違いがなかったのか?
 タイガースベンチの作戦、中野の頭の中を考えるに、ファーストランナーの近本が走ってくると考えた相手ピッチャーは、中野に対しして、ストレート系で攻めて、ランナーを刺そうと考えるのではないか。
 そうであれば、そのストレートに狙いを絞って、これを叩く。
 その考えに間違いはなかった。
 案の定、初球にストレートが甘く入ってきて、中野はこれを待ってましたとばかりに叩いた。
 結果が、ショートライナーになって不運だったということだろうか。

 だが、一方で、ここはちゃんと近本が走って、1死2、3塁のシュチュエーションを作ってからでも、遅くはない。
 逆に、そういうシュチュエーションを作ってから、攻撃する方が、ダブルプレーがなくなるだけに、攻撃しやすくなる。
 そう考えれば、初球を叩いて、例えばいい当たりがファインセーブされ、ランナーが飛び出して、ゲッツーなんて危険を冒す必要見なくなうる。(結果、いい当たりをファインセーブされたが、ランナーは留まり、ゲッツーにはなってないけど。)
 その状態で、中野がゴロを転がし、ゴロゴーのサインでも、スクイズという手もあり、得点できるパターンそのまま残り、ヒットなら2点を追加できる状態にもなる。
 
 ここで、単に中野がストレートに絞って、ヒットを打つ確率を考えるに、その作戦が正解だったとは言えない。
 先の読売戦で、サードランナー近本が、佐藤輝の打席で、“当たりゴー”のサインで、ダブルプレーになったことがあった。
 もし、ここで中野がストレートに絞って、これを叩くという作戦を取るなら、何故、ランナーにも“当たりゴー”のサインを出していなかったんだろう。
 読売戦の失敗に懲りてしまったのか。
 または、反省して、ゴロゴーのサインを出していたのか?
 まぁ、当たりゴーなら、その場でゲッツーだったのだからよかったが、なんか作戦の一貫性を感じられなかった。

 このところ、足を使った、「超積極的」な野球を掲げていた矢野采配に、その「超積極的」な側面を全然見ることができなくなっている。
 今は、「超消極的」野球になっているんじゃないだろうか。 
 結局、それが伊藤将を見殺しにして、」この試合の勝ち投手にできなかった。
 2年目のジンクスに陥るピッチャーって、結局こういうところから始まる。
 好投しても、援護に恵まれず、勝ちがつかない、そのうちに勝ちを焦って、自分の調子を狂わせていく。
 そうならないためにも、早いうちに勝ちをつけてやらねばならなかったのに、今後の伊藤将が変なジンクスに陥らないことを祈るのみだ。

 そうして、2人目が延長12回に投げさせた齋藤 友貴哉。
 まぁ、開幕戦で、結果齋藤 友貴哉の投入が今の事態を招いたと、戦犯扱いされてきた齋藤 友貴哉にとって、この場面がいかに酷であるか。
 結果、抑えれば良いが、ここで再び同じことを繰り返せば、齋藤 友貴哉は、開幕戦がトラウマで、イップス状態になりかねない。
 ここで残っていたピッチャーは、齋藤 友貴哉のほか、小野、浜地、アルカンタラ。
 寅吉なら、オープン戦から中継ぎで結果を出してきた浜地を選ぶ。
 次善がアルカンタラ。
 小野と齋藤 友貴哉については、この場面でストライクが入らないという状態に陥る危険性があるので、選びづらい。

 だが、矢野監督は齋藤 友貴哉を選択した。
 確かに、球威そのものを見るに、抑えもできる可能性を秘めているようにも見える。
 そのため、開幕戦でもあの場面齋藤 友貴哉を投げさせたのだろう。
 だが、それは失敗している。
 それを経験として生かすか、その失敗を引きずるか、それは齋藤 友貴哉本人次第なんだが、どうも後者であったらしい。
 
 その前に、齋藤 友貴哉にそういう場面で投げさせるような使い方をキャンプ、オープン戦でしてきたのかということだ。
 2軍キャンプで過ごした齋藤 友貴哉は、その調子を買われて、オープン戦から1軍帯同となった。
 この時期、結果を出していたのは、小野、浜地、湯浅であり、小野は最後のオリックス戦でコントロールを乱し、修正が効かないことを露呈して、勝ちパターンを外される。
 齋藤 友貴哉は、この時期同じく2軍から上がってきた小林と1軍枠を争う状況。
 結局、齋藤 友貴哉が残り、小林が2軍となった。
 寅吉的には、去年の経験を買って、小林を選んだと思う。

 故に、開幕戦のあの場面の齋藤 友貴哉には、少し疑問が残っている。
 寅吉なら、あそこで湯浅を使っておく。
 結果は、同じかもしれないが、そこまでの、オープン戦の結果からして、湯浅が中継ぎのキーになり、開幕戦で早く経験させておく方が、その後のためになる。
 齋藤 友貴哉の起用は、あくまでもスワローズを舐めきていただけで、5点あれば齋藤 友貴哉でも大丈夫じゃね的な発想以外に考えられなかった。
 とても、今シーズン齋藤 友貴哉を勝ちパターンの一角で起用していこうという意志の現れではないように思えたし、そうであればその後の起用もそれを貫くべきだったと思うが、勝ちパターの一角を期待しているのは湯浅であることを言っていた。
 
 その齋藤 友貴哉は、この場面で、再び開幕戦の悪夢を繰り返してしまった。
 開幕戦の解説の岩田稔氏が言っていたが、齋藤 友貴哉は、かなりの緊張しいらしい。
 開幕戦でのピッチング(それ自体は、よくあろとだが、その後逆転負けしたために、その流れを変えるピッチングと戦犯扱いされた)のことを引き摺る中、この場面はあまりにも酷だった。
 降板後、ベンチで岩崎に慰められている齋藤 友貴哉の顔は青ざめ、目にはうっすら涙も浮かぶような状態だった。
 多分、今シーズンは、もう無理かもしれない。
 願わくば、これが引き金で、イップスとかならんで欲しい。
 その素質が、こういう風に消されていくのは忍びない。

 まだまだ、タイガースの試練は続く。
 この試合を勝つと、勢いに乗れたものの、そうは行かなくなった。 
 また、抑えの不在という側面を抱えながら、試行錯誤が続くのだろう。
 トンネルの出口は、まだ先だ。

 ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 23:43 | comments(0) | - |
4−0 対横浜DeNA 西が完封、佐藤輝1号で、やっと開幕
 まぁ、こういう形しか、連敗を止めるシーンは出ないと思った形での勝利。
 今季の西は、いい年なのだろう。
 キャンプ、オープン戦から、ボールのキレ、コントロールとも、昨年とは違い、一昨年の状態に戻りつつあった。
 その西がベイスターズ打線を7安打散発で9回を完封で投げ切った。
 お陰で、中継ぎ、抑えの不安を感じる前に勝負をつけられた。

 その西の完封のピッチングを引き出したのは、初回の3点。
 近本のヒット、相手パスボールで2塁進塁からの中野のタイムリー。
 この1点で終わっていれば、西のピッチングも1点を守らなくてはならない、中継ぎ、抑えに不安がある状態で、非常にピッチングを窮屈にしたんじゃないだろうか。
 その西のピッチングに余裕を与えたのが、入れ替わったランナー糸井を置いての、佐藤輝の今季1号ホームラン。
 この2点追加は、西のピッチングにかなりの勇気を与えた。

 また、佐藤輝もヒットはデルが、一発が出なくて、もやもやしていたものを払拭する意味でも大きな一打出会った。
 ロメロが投じた内角の速球。
 佐藤輝は、そこに張っていたかのような無駄のないスイングでこれを捉えた。
 金本前監督がデイリーの解説で、苦手の内角を攻められることの対策として、一度狙って打つのも方法だと書いたのを読んだことがあったが、まさにそこを狙って打ったような打撃。
 これをやられると、迂闊に内角に突っ込めない、より慎重になり内角は臭いところという意識からボールになる可能性が高い。
 そうなれば、それをいかに見逃して、有利なカウントを作り、外角に狙いを絞れる。
 4打席目のヒットなんてそういう感じだ。
 
 ピッチャーが完封して、4番が打つという、理想的な形で連敗を止めることができた。
 また、忘れてはいけないのが小幡の追加点の1点。
 これがより、西のピッチングを有利にさせた。
 小幡の打撃の進歩と、肩の強さを考えれば、やはりショートで使いたい。
 中野をセカンドで糸原と競争とするのが一番いんじゃないか?
 サードに佐藤輝を持ってきて、ライトに下から一発のある、井上、陽川、左で高山あたりを上げて6番に起用することで下位にも厚みが出る気がするんだが。

 8近本
 6小幡(4中野)
 7糸井
 5佐藤輝
 3大山
 9井上(陽川 高山)
 4糸原(6小幡)
 2 梅野(坂本)

 まずは、援護を多くして、中継ぎ、抑えへのプレッシャーを少なくして、ここを育てる。
 その中で、中継ぎの勝ちパターンと抑えを固定していく、その形が取れれば、反撃も可能かと。

 まぁ、それには次の試合で、しっかり勝つことが勢いにつながる。
 伊藤将が試合を作って、援護を多くしてやって、うまく中継ぎ、抑えに繋いで勝つ。
 そうすれば、少しは勢いが出るんじゃないか?

 ぐぁんばれ!タイガース、
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 23:30 | comments(0) | - |
5−9 対讀賣 タイガースを3タテすると、次のカードは3連敗するぞ!
 これをタイガース3タテの呪いという。
 開幕3連戦、タイガースを3タテしたスワローズは、次の読売戦に3タテを喰らった。
 次の広島もタイガースを3タテしたが、このドラゴンズ戦で3タテを喰らった。
 ほら、タイガースを3タテすると、ろくなこっちゃないんだぞ、讀賣さん。

 ということで、通うから広島3連戦で読売が3タテを喰らうこと、そんな呪いをかけることしかできないか。
 まぁ、よーい、ドンでいきなりグラスラ喰らったら、8連敗中のチームには、酷ってもんよ。
 初回だから、1点づつ返せばいいって、そう言っても相手の新人ピッチャーの赤星に手も足も出ないで1安打で、勝ち投手の権利を与えてしまう。
 反撃も、5回の裏に岡本に追加の一発を喰らって5点差になってから、糸井の2ランだけという状況。
 
 ベンチというと、暗い顔して、下向いてる矢野監督が映し出される。
 なんか、反発力っていうのも感じられない雰囲気。
 せめて、ファイターズのように、いくら負けてもベンチに元気があれば、そのうち好転するような気にもなるんだが、タイガースは、ドンドン深みにハマっていく雰囲気しかない。

 しかし、反撃に出るにも代打層が薄すぎるわなぁ。
 小幡とか、代打で使う選手と違うんじゃね。
 まぁ、今日昇格した豊田くらいやろ。
 それでも、折角昇格させたら、先発で使ってやればいいのに。
 なんせ、5番大山の後が、糸原、木浪、梅野、ピッチャーだから、ほとんど長打を期待できないメンツ。
 どこも代打を必要とするような打線になっている。
 
 その代打が、小野寺、ロハスくらいしかいないんだから、終わっている。
 せめて、長打のある選手を上げてきてもらえないか。
 筆頭候補は、今日下でホームランを打っている、井上、陽川。
 あと、左では高山。
 率で言えば高寺もありだが、彼は下で打数を多く与えた方がいい。
 一押しは井上だ。

 佐藤輝、大山、井上の並びを見てみたい。
 井上も3年目、今年当たりブレークさせなあかんやろ。
 井上が昇格して、打てば、去年の佐藤輝のように打線を引っ張る存在になりうると思うんだが。
 それくらいの希望は見せてくれ。

 火曜日からは甲子園。
 一度気持ちをリセットして、やり直しをかけるしかない。
 よーい、ドンでいきなり借金2桁はキツすぎるぞ。
 せめて、ベンチが勝つ気概、闘志を表に出さんと、応援しているファンに申し訳ないじゃないか。
 
 ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 16:51 | comments(0) | - |
4−5 対讀賣 もう、ベンチワークでは、勝てないな
 9回、1点差に迫って、1死2、3塁でバッター、佐藤輝のチャンス。
 佐藤輝の放ったショートへのハーフライナーで、3塁走者の近本が飛び出して、ダブルプレートなり、ゲームセット・
 タイガースの開幕8連敗が決まった。

 この場面、なんで近本が飛び出さなくてはいけないのだろう?
 近本の足だ、ハーフライナーがショートの頭を越えれば、その時点でスタート切ってもホームは悠々間に合うはず。
 打球は、ハーフライナーだ、ゴロゴーでもスタートはない。
 あれば、当たりゴーのサインか、単なる近本の状況判断ミスのどちらかだろう。

 当たりゴーのサインであれば、ベンチワークのミスに他ならない。
 ここは、確実に同点、逆転したい場面。
 相手の大勢は、昨日も大山に2ランを打たれ、今日も1点を失い、アップアップしていた。
 ここで一番怖いのは、ダブルプレーでのゲームセット。
 それは、いい当たりが正面をついて、または野手のファインプレーに、ランナーが飛び出してしまっていること。
 それだけは避けなくてはならない。
 しかか、フライとかライナーの可能性が高い佐藤輝の打撃だ、そこは重々注意しておかなくてはいけない。
 そんな中、当たりゴーのサインを出すような暴挙があったとはすれば、そのベンチは、アホでしかない。
 
 そこで、飛び出したのが近本の判断だとしたら、情けない。
 その前、糸井のヒットで戻ってこれなかった後悔が、要らぬ焦りを呼んでしまったか。
 または、ベンチが何を血迷ったか、当たりゴーのサインを出してたと思ったサインの見間違いか?
 いずれにしても、タイガースの練習不足、備えが足りないからこういうことになる。

 キャンプやオープン戦で、いかに緊張感をもって、本番のあらゆる状況に対応する判断や可能性についてちゃんと考えて練習していたか。
 ただ、漠然と練習メニューをこなすだけで、良しとしていたんじゃないか?
 いつも「猛虎キャンプレポート」を見ていて思う。
 練習中の不味いプレーがあった時、一度止まって、そのプレーのどこが不味かったのか、どうすればよかったのか、そのことを再確認して、再度練習を繰り返す、そういう場面を一回も見ないってことが不思議だった。
 ただ単に、ノックの打球をエラーしたら、もう1回やり直すだけで、スルーしているのが常だ。
 そういうところが、今日のような場面で出てしまう。
 ベンチが悪いのか、近本が悪いんのかは知らんが、そういう結果を招くような練習しかしてこなかったってことは確かだな。
 そんなベンチが指示する、ベンチワークで勝てるはずがない。

 今日のような試合を、今日のようなミスで落とすと、この連敗の闇はまた深くなる。
 もう、打棒爆発で2桁得点くらい挙げるか、ピッチャーが完璧に抑えて完封するくらいでないと、この連敗は止まらんおじゃないか?
 

 もう、今日のようにマルテが使えない状態なら、下から井上か豊田、陽川でも上げて、ライトで使うべきじゃないか。
 できれば井上広大を見てみたいわ。
 外野を、糸井、近本、井上で、内野は、ファースト大山、セカンド糸原、中野 サード佐藤輝、ショート小幡で行ってほしいわ。
 そのほうが先々夢があるでしょ。
 糸井のところは、来年から前川が入れるよう、今年下で経験を積んでもらう。
 もう、今季の夢より、将来を夢見るしか無くなってくるわ。

 ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 17:51 | comments(0) | - |
5−6 対讀賣 「気持ちを感じない」のは誰だ
 この日もエラーをして、失点に結びついてしまった。 
 4回に見逃しの三振に倒れた中野を「気持ちが感じられない」と言って後退させた。
 その中野を雇用したのは誰か?
 下半身の不良で2軍キャンプで過ごし、オープン戦の最後になって1軍合流。
 そこで、ちょっと使って、開幕スタメン。
 そういう使い方をしたのは誰だ。

 そういう使い方に「気持ちを感じる」ことができたのだろうか。
 この連敗中、開幕戦のよもやの逆転負けを喫しって以来、ベンチに「気持ちを感じる」ことができなくなっている。
 そも前に、スアレスが抜け今季、2年連続12球団最多のエラー数の守備、そういうことに対する「気持ち」はどうだったのか。
 シーズンが変われば「なんとかなる」「誰か出てくるだろう」って、甘い楽観的な「気持ち」でいたんじゃないか。
 その備えを必死でしてきたよには、残念ながら見えない。
 
 ベンチが、首脳陣が「気持ち」を見せなければ、選手に伝わらんと違うのか。
 中野なんかも、守備では再度エラーが続き、萎縮している。
 逆にバッティングで取り返そうと、硬くなる。
 悪循環に陥っている。
 タイガースというチーム全体の縮図だ。
 それを「気持ちを感じることができない」とするなら、それはそのまま首脳陣、ベンチに跳ね返ってくる。
 そういうチームにしてしまったのは、ベンチにいる首脳陣達なんだ。

 今のベンチを見るに、沈みゆく泥船から、いち早く避難することを決めた船長が、その船員たちに、船を沈めないためもっと一所懸命漕ぎ続けろと言えるのだろうか。
 また背の言葉を聞いて、船員たちは船を沈めないため、必死にオールを漕ごうとするのか?
 「自分は、さっさと避難するくせに、よくそんなことが言えるよ。」って言われることがわかっているから、船長もそうは言えず遠慮してしまっている。そういう図式のようにも見える。
 
 まぁ、キャンプインの前日に、今季限りの退任を発表してしまったってことは、そういうことになるって事もわかっててやった事なんだろうから、今更言っても仕方がないんだけれど、それ故、スアレスの穴埋めや守備力の向上に、目の色を変えなかったのか、それは自分が降りた船を漕ぐのは、船員たちだから、そいつらがなんとかしなくちゃいけないんだと、投げ出したのか。
 なんか、今のベンチの雰囲気は、今季の采配だけふるって、早く終わらせたいとでも思っているかのようで、去年のくやしさから、今季はどんなことしても優勝しよう、そういう気概が伝わってこない。

 開幕早々、こんなことを書くようになるとは思わなかったが、キャンプ、オープン戦を見ていて、去年1勝差で優勝を逃したくやしさを持ったチームの、キャンプ、オープン戦には、どうしても見えなくって、不安はあった。
 もう、今更時間を戻すことも、やり直すこともできない。
 せめて、気概、「気持ち」だけは、フアンに感じてもらえるような闘い方をするべきだろう。
 それができないなら、一刻も早くベンチは、船から降りるべきだろう。
 シーズン終了をもって、なんて甘いことを言ってる状況にないことを知るべき。

 気持ちを見せろ!
 ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 23:30 | comments(0) | - |
2-3 対広島 今更、オープン戦気分で6連敗
毎日、同じこと書くのも嫌になる。
 ヒットは出ても得点に繋がらない。
 秋山も3巡目の6回で沈んだ。
 
 リードされてる場面でアルカンタラを試す。
 齋藤友貴哉にも経験を積ます。
 渡辺雄大もやっと、適正な持ち場で、板倉相手のワンポイント。

 まぁ、こうやって本来オープン戦でやっておかなくてはいけないことを、今更のようにやっていては、勝てるわけがない。
 BIG BOSSファイターズでさえ、オープン戦は、開幕3連戦のみで、この3連戦は、しっかり公式戦して、初勝利を挙げた。
 今季未勝利は、これでタイガースのみだ。

 しかし、ベンチを含めて、暗いわ。
 勝ってないから仕方がないか?
 それにしても、負けてても笑ってる首脳陣や選手もいる。
 ファイターズが負けてても元気でいたのと対照的やな。
 もう、今シーズンを諦めているのか?

 讀賣戦で勝てえるのか?
 相手は、本調子でない菅野。
 まぁ、藤浪が完封でもせんと難しいかな?
 後は、まさかの打線爆発か?

 いずれにしても闇は深いな。
 接戦では、勝てる気せんわ。
 いっそ、藤浪のストッパーを検討せんといけなくなるかもしれん。
 そうでもせんと、チームとして落ち着かんと違うか?

 いずれにしても、讀賣戦。
 まずは、ひとつ勝ってや!
 ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 23:57 | comments(0) | - |
3ー8 対広島 何やってたの?
 キャンプ、オープン戦と何やっていたんだろう?
 スアレスの穴と守備力の向上、これが今季の優先課題であったことは、誰の目にも明らかだったはず。
 それが、開幕5戦目にして、何ひとつ解決されていないことが露呈している。

 ほとんど2軍調整の中野が平然とショートのポジションに収まり、昨日の2塁送球をこぼしたり、今日はトンネルしている。
 調整不足は否めないはずなのに、無条件でポジションを与えられている。
 糸原は、相変わらず前に出られないから、併殺を取れないでいる。
 糸原だって、コロナで出遅れているのに、平然とセカンドのポジションを得ている不思議。

 ピッチャーで言えば、ケラーに見切りをつけて、湯浅を抑えにでもしようか?だって。
 それって、単なる思いつきじゃないか。
 ちゃんと、キャンプ、オープン戦に準備していたことなのか?

 岩崎を抑えっていうのがキャンプで描いていた構想と違うのか?
 何故、ここへきて、キャンプで描いていたことと違うことをしようとするのか?
 岩崎がコロナで出遅れた、糸原もコロナで出遅れた。
 糸原は間に合ったから平然と使い、岩崎は、ケラーを間に合わせて、セットアッパーにって、なんか場当たり的じゃね。
 元々矢野監督には、場当たり的な面が見えていたけど、ここにきてより顕著になったのか。
 まさか、やめるから、余計に場当たりになったのか?

 もっと、地に足をつけて采配せんといかんのじゃないか!
 ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 23:55 | comments(0) | - |
2−3x 対広島 危機管理は、できていたのか?
 1点リードで迎えた9回裏。
 タイガースは、ケラーを抑えに起用するしかなかった。
 ここケラーが、開幕戦と同様、通用しない。
 
 マクブルームにヒットを許すと、代走の曽根に2盗を許す。(これは、中野がしっかりキャッチしていればアウトだった。)
 続く会沢は、三振にとったが、上本には12球粘られて四球。
 代打長野を討ち取ったかと思えば、ケラーが撮り損ね、内野安打にして1死満塁のサヨナラのチャンスを与えた。
 ここで、矢野監督は、ピッチャーを湯浅にスイッチして、その湯浅が西川にライトオーバーの逆転サヨナラの一打を許し、開幕からの連敗を4とした。(広島は、開幕から4連勝。)

 まぁ、それまでにチャンスで点が取れなかった打線のことは、今は置いておく。
 西が7回まで粘った投球をしてくれて、8回を岩崎がしっかり抑え、開幕の嫌な感じを払拭した。
 後は、9回の抑えがしっかり締めれば、今季初勝利を掴み、反攻に転じることができるきっかけになる試合にできるはずだった。

 ただ、ここでの選択肢がケラーしかなっかたのが致命傷だった。
 開幕戦で見せたように、ケラーの球種は、カーブとストレートしかないことは、相手にわかっている。
 ストレートが140キロ後半でカーブの落差はそれほどでもない。
 これが、調整不足のせいなのか、実力なのかは定かでないが、アメリカ時代のピッチングを見るに、調整不足であるのだろう。
 そのケラーの攻略法は、カーブを待って、これを狙い打つ。
 カーブを待っていても、今のケラーのストレートなら、カット位は、楽にできる。
 苦し紛れに、投げたカーブが甘くくれば、それを仕留める。
 そういう攻略法が、各球団に知れ渡っているのだろう。
 この日の上本のバッティングを見れば、想像がつく。

 来日が遅れて、調整が進んではいないケラーを開幕に続いてここで使わなくてはならない状態に問題がある。
 昨シーズンが終わり、スアレスのメジャー流出が決まってから、抑えを誰にするかは、大きな課題であったはず。
 それをケラーの補強で全て解決したと思っていたのだろうか。
 今まで、実際に来日してっ見なくては、その実力がどうなのかわからないっていうのは、何度も経験しているはず。
 それでもタイガースが、外人ピッチャーには当たりが多かったせいか、安心してしまい、ケラーがどういう状態で来日するかの危機管理ができていなかった。

 ケラーを抑えの候補の一人としても、使えない場合にどうするか。
 逆に、ケラー以外の、ケラーと競争させる抑え候補をどうするのか、オフ、キャンプ、オープン戦を通じて、考えて来たんだろうか。
 当初は、岩崎に任せるとまで言っていた。
 そうであれば、岩崎抑えで、8回の勝ちパターンのピッチャーをどうするのかを考えるべきだし、8回を岩崎のままで行くなら、誰を抑えにするのか決めて、キャンプ、オープン戦で徹底して経験を積ませておかなくてはいけないだろう。
 それを漠然とケラーが来るからって、疎かにしていたようにしか見えない。

 昨日で、ケラーを抹消し、抑えを湯浅で行くって決めたようだが、それって行き当たりばったりでしかないやろ。
 湯浅は、今年初めての1軍キャンプ。
 できれば中継ぎのポジションをとれるかどうか、上手くハマれば勝ちパターンでというくらいの存在で、これまでの使い方もそれに準じたものだったはず。
 それが、いきなり昨日の場面で使って、これから抑えだっって。
 ハァ?って感じだ。
 
 そうであれが、キャンプ、オープン戦から、「お前が抑え候補だ。」っていう人選を決めて、徹底的に教育しておくべきもの。
 ケラーがダメなら、プランBを用意しておく、それが危機管理やないのかなぁ。
 昨日の今になって、思いつきのプランBを作ってもうまく行くとは思えんのだが。
 これは、まだまだ泥濘が続くぞ。

 なんとか、せいや!
 ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 23:02 | comments(0) | - |
0−4 対東京ヤクルト 初戦の逆転負けが呼んだ開幕3連敗
 新人の桐敷にこれ以上のピッチングを望んだらいかんやろ。
 プロ初登板では、申し分ない内容だった。

 初回のピンチに村上をセカンドゴロ併殺に取れたのが大きかった。
 しかし、糸原のあの守備はいただけない。
 正面のゴロを待って捕って、ショートへ送る。
 待って捕ったがために、ショートからのファーストへの送球が、間一髪。
 高津からリクエストがあったが、判定変わらず助かった。
 ビデオで見るのに、微妙。
 審判によってはセーフ判定をされてもおかしくない。
 そうなっていれば、桐敷も一気に崩されていたかもしれない。
 あそこは、一歩前へ出て、捕球すべき打球。
 2アウトなら、慎重に待って捕ってもOKだが、併殺を狙う場面で、あの捕球はないわ。
 日頃から、守備への意識が足りないことの現れだな。

 まぇ、それでも結果オーライになったから、桐敷にはよかった。
 それでも糸原は守備への反省をして、次に生かさなくてはならない。
 コーチが指摘し、すぐに練習に生かすようにしていかないと、そういう反省と練習を日頃からやっていないから、タイガースの守備が悪いと言われるようになった今があることを自覚すべし。

 5回まで1失点で投げ切った桐敷を、6回も続投。
 本来は、5回の裏の打順で代打を出し、反撃に出るべき試合展開。
 それでも、一昨日、昨日のブルペン陣の状態を考えるに、ここで桐敷を後退させることができなかった。
 こういう消極策は、得手して裏目に出る。
 続投した桐敷は、6回に捕まり2失点、1師も取れずに降板することとなたt。

 結局この2点が響いて、タイガースは昨年と逆に開幕早々3タテを喰らうことになった。
 打線も、初戦に8点目を捕って以来、0行進が続いて、2試合連続の完封負け。
 今日は、昨日の高橋 奎二ほどではない高梨になすすべなく牛耳られる始末。
 初戦を失って、ベンチが意気消沈してしまったのが見てとれる。

 まぁ、開幕前の準備段階で、スアレスの穴を埋めるべく、手を打っていなかったツケが回ったか?
 勝ちパターンの継投を、今年はこれで行くという形を作れなかったのが響いている。
 守備力の向上もそうだが、キャンプ、オープン戦とちゃんと準備できていたんだろうか。
 矢野監督のラストイヤーっていうことで、全てが解決できると誤解していたんjyないか。
 矢野監督の自主性を思いじる指導は、時として勝負に遠回りをさせることもある。
 今年が勝負なら、自主性より、非常に勝負に徹する準備が必要じゃなかったか。
 
 まぁ、今更行っても後の祭りだが、今からでもできることはあるはず。
 去年のスワローズは、そうして勝ち上がってきたんだから。

 ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 20:49 | comments(0) | - |
0−6 対東京ヤクルト 情けは勝負の為ならず
 青柳のコロナ感染により、代役で先発ローテに起用された小川。
 これが、5回を1安打で零封する見事なピッチング。
 それでも味方が、相手の高橋奎二に、これも1安打で零封されるという無援護の状態。

 そうした投手戦の中、6回の表、球数も100球に迫る中のピッチング。
 いずれにしても、小川はこの回までだと決めてはいたのだろう。
 ただ、この回を投げ切らせ、裏に得点を挙げれば、勝ち投手の権利の可能性もある為、なんとかこの回はねげ切らせたい、そうベンチが考えていた回でもあったと思う。

 それに反して、先頭の高橋奎二に内野安打を許してしまう。
 相手がピッチャーなのだから、内野は前進守備に近い形で守っていい場面。
 確かに高橋奎二の全力疾走は、速かったが、ミスミス討ち取っている打球を内野安打にされてしまったのが痛かった。
 それでも小川は、塩見を三振、青木にはヒットを許すが、山田を外野フライに打ち取った。
 ここで100球。
 かなり疲労が見え、球の抑えが効かないように見えた。
 相手は、村上。
 この試合、昨日のことがあり、落とせない試合であるなら、ここはワンポイントで渡辺雄大への継投が考えられる。
 まぁ、それを躊躇させたのは、好投していた小川にこの回を投げ切らせ、勝ち投手の権利の可能性を残してやりたい、そういう親心、情けに他ならない。
 こういう情けは、得手して勝負事では裏目に出る。

 抑えが効かない小川は、村上に四球を出し、満塁で絶好調のサンタナを迎えることになる。
 もうこうなると、代えることができなくなる。
 何だかんだで、この日小川はサンタナを抑えている。
 なんとか、守備の正面ならいい当たりをされても、外野の深くまで飛ばされても追いつける範囲でアウトにしてくれればいい。
 そういう儚い希望に縋るしかない状態でも、ベンチは動けない。
 まぁ、昨日の今日で、この場面で投げさせることができるピッチャーがいないということでもある。

 まぁ、小川がサンタナに2点タイムリーを許すことは、覚悟の上か?必然でもあった。
 そうして、当たっている長岡のところで渡辺雄大にスイッチ。
 こういう後手の采配は、いい結果が出ないのは、昨日で身に染みているはず。
 村上に渡辺雄大なら、振ってくる村上を上手く抑える可能性が高い変速左腕であるが、ミート主体の長岡の打撃には合わされる可能性が高くなる。
 案の定、バットに当てられ、ポテンに近いヒットだが、内外野の間に落とされ追加点を許す。
 高橋奎二の調子や、スワローズの後ろを考えて致命的な1点でもある。
 その後の右のオスナにも続投。
 まぁ、3点を取られたんだから、もうしょうがないんだろうとベンチが試合を捨てたように見える。
 そのオスナにダメ押しのタイムリーでこの回4点目で、完全に勝負あった。

 振り返るに、昨日の8回の村上の場面、あそこで渡辺雄大を使っていれば、村上に対して渡辺雄大がどの程度通用するか測れていた。
 それをしなかったことで、村上VS渡辺雄大の相性が未知数状態であり、小川の勝星の権利の可能性と相まって、継投に踏み切れず、4点を失うことになった。
 昨日の1敗は、ただの1敗じゃなかった。

 その後のタイガースのピッチャーも、小野も抑えたとはいえ、不安あり、石井大智もオスナに一発をくらって、厳しい状況では使えそうにないことを露呈した。
 敷いてあげれば、湯浅だけが、勝ちパターンでも使えそうな内容で、昨日今日の後ろのピッチャーで唯一使えそうなピッチングを見せた。
 これでは、今年の試合運びは厳しい。

 ケラー、岩崎の調子が上がるまで、どう凌いでいくのか、ベンチの力量が測られる。
 ケラーが抑えで使えないなら、藤浪の抑え起用を考えなくてはいけなくなるかもしれない。
 今日の小川のピッチングを見ていると、やはり勝ちパターンで使いたい。
 ガンケルかウィルカーソンが先発で使えるなら、小川を後ろに回したい。
 昨日の試合でも、小川がいれば8回を小川で、あんな結果にはなっていなかったんじゃないかな?
 下で、使えそうなのは小林くらいだし、村上頌樹が先発に使えるなら、明日の桐敷も中に回せる。
 そういうやりくりで、アルカンタラや及川、岩貞が戻るまで凌ぐしかないのが現状だ。
 
 矢野監督最後の年にして、その采配力が一番問われる状況だ。
 ここで情に絆されているようでは、勝負事に勝ってはいけない。
 勝負師は、非情であることが必要とされる。
 今こそ、勝負したれ、矢野。

 ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 17:48 | comments(0) | - |
8-10 対東京ヤクルト 開幕早々、隙を見せるな!
 序盤は、理想通りの展開。
 佐藤輝、糸原、中野、糸井が猛打賞。
 藤浪は、立ち上がりこそ不安があったが、立ち直った後は、リズムにものって、7回を3失点でゲームメーク。
 不用意な一発を食らう場面はあったが、あれは油断以外の何者でもなかった。
 調子が上がってきたところ、相手を軽く見た配給によるもの。
 裏を返せばそれだけ、自信が戻ってきたんじゃないか。
 そうなれば、藤浪は強い。この試合で勝ち星をつけてやれれば、一気に行く可能性もあったのだが、返す返すも継投の失敗が悔やまれる。

 8ー3で5点リードの8回。
 選んだピッチャーは、斉藤友貴哉。
 これを見た時、8回からは一人一殺の継投だと思った。
 山田に斉藤友貴哉。
 村上に渡辺雄大。
 サンタナに、小野か石井大。
 9回は、湯浅、岩崎、ケラーで。
 これで開幕戦で一度投げさせ、経験させとくことができる。
 
 実際、斉藤友貴哉が山田を討ち取った時には、村上に渡辺雄大のコールがあると思っていた。
 ここで渡辺雄大を使わなければ、支配下にした意味も、ベンチ入りさせてる意味もないだろう。
 しかし、矢野監督の判断は、続投だった。
 5点差の余裕か、斉藤友貴哉を勝ちパターンに入れるつもりも育成の意図か。
  
 しかし、これが裏目に出る。
 村上を意識した斉藤友貴哉は、ストライクが入らず、歩かせてしまう。
 そうして、当たっているサンタナに回すと、2ランを食らって、3点差にされてしまう。
 長岡にヒットを許し、オスナを討ち取ったところで岩崎へのスイッチ。
 これも2死まで任せたのなら、この回を任せないといけないんじゃないか。
 結局岩崎がイマイチで、1点差にまで迫られてしまった。

 岩崎の開幕戦って、あまりいい記憶がないんだよなぁ。
 2年前も西が頑張って、1点差で登板して、読売の吉川に逆転2ランを食らっているんだよなぁ。
 あの時も、調整遅れであったが、勝ちパターンにこだわって、岩崎へ継投して、失敗した。
 今回も斉藤友貴哉の位置付けをはっきりしないまま使い、焦って岩崎、ケラーまで投入して逆転を許してしまった。

 今年で監督を辞することを公表した矢野監督。
 キャッチャー出身だけに、もっと策士な監督になると思っていたのだが、そうゆう監督像ではなかった。
 できるだけ選手自身に考えさせ、選手のモチベーションを上げた上で、力を発揮させようという育成型の監督だった。
 本来は、1軍の勝負にこだわる監督より、2軍の育成を主体とした監督の方が向いているんかもしれない。
 振り返って、矢野監督の采配で勝ったという試合は思い浮かばないのだが、その采配で負けてしまった試合はこの試合を含めていくつか浮かんでくる。
 
 これも守屋、島本をブレークさせた年の、やはりスワローズ戦で、余裕をかまして福永を8回のリリーフにたて、炎上、慌ててPJを投入も追いつかれた試合があった。
 試合後矢野も、反省し、こういう試合の怖さを知ったというコメントをしていたと思うが、また同じことを繰り返した。
 そういう試合。

 この試合で失ったものはただの1勝じゃない。
 藤浪を乗せて、今年の柱にする構想、を失い。
 相手には、タイガースの後ろは弱い。
 終盤にチャンスがあるという思いを与えてしまった。
 シーズンを乗り切るのに、こういう要素は大きい。

 昨年、勝率の差で逃した優勝は、こういう試合を失うということが最後で響くということを学んだはずだが、タイガースはなかなか過去から学ばない体質が残っている。
 監督自ら過去の失敗を活かしていないのだから、残念にも程がある。
  
 矢野監督のラストシーズンだ。
 単なる徒花となるか、過去の失敗を活かして花を咲かせることができるか。
 今一度、気を引き締めて、相手に付け入る隙を見せず、やり直ししかない。

 ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 23:49 | comments(0) | - |
8-10 対東京ヤクルト 開幕早々、隙を見せるな!
 序盤は、理想通りの展開。
 佐藤輝、糸原、中野、糸井が猛打賞。
 藤浪は、立ち上がりこそ不安があったが、立ち直った後は、リズムにものって、7回を3失点でゲームメーク。
 不用意な一発を食らう場面はあったが、あれは油断以外の何者でもなかった。
 調子が上がってきたところ、相手を軽く見た配給によるもの。
 裏を返せばそれだけ、自信が戻ってきたんじゃないか。
 そうなれば、藤浪は強い。この試合で勝ち星をつけてやれれば、一気に行く可能性もあったのだが、返す返すも継投の失敗が悔やまれる。

 8ー3で5点リードの8回。
 選んだピッチャーは、斉藤友貴哉。
 これを見た時、8回からは一人一殺の継投だと思った。
 山田に斉藤友貴哉。
 村上に渡辺雄大。
 サンタナに、小野か石井大。
 9回は、湯浅、岩崎、ケラーで。
 これで開幕戦で一度投げさせ、経験させとくことができる。
 
 実際、斉藤友貴哉が山田を討ち取った時には、村上に渡辺雄大のコールがあると思っていた。
 ここで渡辺雄大を使わなければ、支配下にした意味も、ベンチ入りさせてる意味もないだろう。
 しかし、矢野監督の判断は、続投だった。
 5点差の余裕か、斉藤友貴哉を勝ちパターンに入れるつもりも育成の意図か。
  
 しかし、これが裏目に出る。
 村上を意識した斉藤友貴哉は、ストライクが入らず、歩かせてしまう。
 そうして、当たっているサンタナに回すと、2ランを食らって、3点差にされてしまう。
 長岡にヒットを許し、オスナを討ち取ったところで岩崎へのスイッチ。
 これも2死まで任せたのなら、この回を任せないといけないんじゃないか。
 結局岩崎がイマイチで、1点差にまで迫られてしまった。

 岩崎の開幕戦って、あまりいい記憶がないんだよなぁ。
 2年前も西が頑張って、1点差で登板して、読売の吉川に逆転2ランを食らっているんだよなぁ。
 あの時も、調整遅れであったが、勝ちパターンにこだわって、岩崎へ継投して、失敗した。
 今回も斉藤友貴哉の位置付けをはっきりしないまま使い、焦って岩崎、ケラーまで投入して逆転を許してしまった。

 今年で監督を辞することを公表した矢野監督。
 キャッチャー出身だけに、もっと策士な監督になると思っていたのだが、そうゆう監督像ではなかった。
 できるだけ選手自身に考えさせ、選手のモチベーションを上げた上で、力を発揮させようという育成型の監督だった。
 本来は、1軍の勝負にこだわる監督より、2軍の育成を主体とした監督の方が向いているんかもしれない。
 振り返って、矢野監督の采配で勝ったという試合は思い浮かばないのだが、その采配で負けてしまった試合はこの試合を含めていくつか浮かんでくる。
 
 これも守屋、島本をブレークさせた年の、やはりスワローズ戦で、余裕をかまして福永を8回のリリーフにたて、炎上、慌ててPJを投入も追いつかれた試合があった。
 試合後矢野も、反省し、こういう試合の怖さを知ったというコメントをしていたと思うが、また同じことを繰り返した。
 そういう試合。

 この試合で失ったものはただの1勝じゃない。
 藤浪を乗せて、今年の柱にする構想、を失い。
 相手には、タイガースの後ろは弱い。
 終盤にチャンスがあるという思いを与えてしまった。
 シーズンを乗り切るのに、こういう要素は大きい。

 昨年、勝率の差で逃した優勝は、こういう試合を失うということが最後で響くということを学んだはずだが、タイガースはなかなか過去から学ばない体質が残っている。
 監督自ら過去の失敗を活かしていないのだから、残念にも程がある。
  
 矢野監督のラストシーズンだ。
 単なる徒花となるか、過去の失敗を活かして花を咲かせることができるか。
 今一度、気を引き締めて、相手に付け入る隙を見せず、やり直ししかない。

 ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 23:49 | comments(0) | - |
2−4 対讀賣 CS第2戦 ベンチが縮こまっていて、勝てるわけがない
 これで今シーズンが終わった。
 結局、甲子園で弱い、勝てない。
 ミスがことごとく点数に絡み、岡本を欠いている讀賣にいい様にやられて終戦だ。

 しかし、なんでベンチはあんなに縮こまった采配しかできん様になったのか?
 選手には、積極的なミスは許すと言っておきながら、ベンチが消極的になっているんじゃ、本末転倒だろう。
 選手も来季に向けて鍛え直す必要があるが、ベンチの采配も反省し、考え直さないといけない。
 
 よく、「タイガースらしい野球をやる。」というが、どういう野球がタイガースらしい野球なのか?
 「全員で戦うのがタイガースの野球だ。」というが、本当に全員で戦っていたのか?
 7回以降のベンチは、まるで通夜の様で、「さぁ、絶対に逆転してやるぞ!」と言った様な気概が溢れている様には見えなかった。
 
 ベンチの采配も、失敗を恐れて、何も手を打てず、戦力を余して負けるという状態が、シーズン終盤から続いていたが、CSという短期決戦においても、結局同じ様な状態で臨んでしまった様に見える。
 讀賣が、この試合に勝って、ヤクルトへ挑戦するんだという強い気持ちを持って向かってきていうのと対照的でもある。

 昨日の、マルテ、糸原のエンドランを見破られたのも、サインを見破られていたかの様な談話を見たが、ランナーが鈍足のマルテで、糸原の初球にバントの構えがなければ、作戦は、糸原の打力を期待して、ただ打たすか、エンドランを仕掛けるかの二者択一。
 どうしても得点圏にランナーを送りたければ、マルテの走力を考えれば、エンドランで、糸原にバットに当てて、転がしてもらうしかないのは、見て取れる。
 それじゃ、エンドランはどこで仕掛けるかといえば、ボールが先行した2球目が怪しい。
 そうして注意してみれば、ウエストできるのも納得できるし、素人でもある程度わかってしまう。
 あれが、糸原でなく大山が5番入っていれば、ただ打たすしかないんだから、そうした方がマシだったかもしれない。

 ともあれ、選手の守備力の強化が、間違いなく課題になるのは確定だ。
 来季は、佐藤輝のサード、大山ファースト、ショート小幡、セカンド中野の布陣を検討した方がいい。
 マルテを使うなら、大山のレフトを練習させた方がいい。
 ショートは小幡の肩が捨てがたい。
 2軍でバッティングも力をつけている。
 中野をセカンドで使えれば、二遊間の守備が格段に良くなる様に思う。
 佐藤輝のサードは、早急が安定しているだけに安心して見てられる。
 内野をまず安定させる事。
 ファーストは、大山、マルテ。
 ショートは、小幡、木浪、北條で競争。
 セカンドは、中野、糸原で競争。
 サードは、佐藤輝、糸原、北條。
 レフトは、ロハス、サンズ(大山) 
ライトは、希望を入れて、高山、井上(ロハス)
 センター 近本(島田)
 以上で、徹底して競争させたほうがいい。

 後は、首脳陣が反省と、ブレない方針をどう築き上げていくか。
 そうして、本当にチーム一丸となって、勝利、強いては優勝という目標に向かっていける態勢を作る事だ。
 そういう一体感を作り出したのが、今回の讀賣であり、シーズンのヤクルトであったって事だ。
 今一度、やり直さなくてはならないな。

 ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 18:52 | comments(0) | - |
0−4 対讀賣 CS第1戦 勝ち方が見えない戦いは、こうなるわ
 菅野と遥人の投げ合いの試合。
 菅野に手も足も出ないで、初戦を失ってしまった。

 今シーズン不調だったとはいえ、終盤にはいいピッチングをしていた菅野がこの一戦に標準を合わせて、休養も十分で向かってくるのだから、そう簡単には打てないだろう。
 その菅野に対して、タイガースは、島田を1番に据え、大山、佐藤輝をスタメンから外し、近本を3番に起用した。
 この打順の意図は、どこにあったのか?
 しぶとく、ヒットをつないで、つないで、菅野を攻略できると思ったか?
 菅野に相性の良い、近本、糸原、坂本を3、5、8番に置いて、繋がるつもりだったのか?

 近本が間に合って、スタメンで行けるなら、間違いなく1番で起用すべき。
 菅野が一番不安な立ち上がりの先頭に、苦手の近本を迎える、そういう状況を作って、先手必勝を期さなければならない。
 島田の1番は、近本がスタメンで起用できない時の策だ。
 近本、中野、マルテ、大山、糸原、ロハス、佐藤輝(島田、糸井)、坂本でいく方が、菅野は嫌だったろうし、相性の良さを考えるなら、近本、中野、糸原、マルテ、大山、ロハス、佐藤輝(島田、糸井)、坂本で行ってもいい。

 菅野の調子が良ければ、連打で得点を挙げるのは難しい。
 得点は、長打が絡まないと、しかも一発なら尚良い。
 そういう意味では、1発のあるバッターを優先すべきだろう。
 それなら、島田より、佐藤輝、糸井を、木浪より大山をスタメンに並べておかないと、菅野に対するプレッシャーが与えられない。
 
 ベンチは、どう考えていたのか?
 このメンバーで、つないで、つないで、得点を挙げ、それを遥人が、完璧に抑え込んで勝つ、そんな絵しか書いていなかったんだろう。
 逆に讀賣は、岡本を欠いて、菅野にできるだけ踏ん張ってもらう中、遥人からチャンスを掴めば、ウィラーでさえ、バントさせ、得点圏にランナーを送り、得点を狙いに行くという、明確な方針があった。
 それに、遥人攻略に、チームを挙げて、臨んでいる姿勢が見えた。
 翻って、タイガースにそういう方針や作戦があったのだろうか。
 なぜか、受け身に回って、思わず遥人が失点してしまえば、ハイそれまで、菅野にはお手上げ、そんな感じに見えた。
 これは、首脳陣がこの試合をどう考え、どう勝ちにいくのか、それを見せられなかったからなんじゃないか。

 いずれにしても、もう後が無い。
 明日の高橋優は、甲子園では無双状態だ。
 青柳のピッチングにかかる比重は高い。
 明日になったら、スタメンに大山や佐藤輝が並んでたりして、なんか方針が内容に見えちゃうよなぁ。
 ベンチの迷いが、スタメン起用に見て取れてしまうんだから。
 タイガースは、こういうメンバーでこうして勝つんだということが伝わってこないんだよなぁ。
 チームとしても、そういう方針が見えないから、一体感が生まれてこない。
 それゆえ、スワローズに差し切られてしまったという事に気づかんと。

 最も、もう気付いても遅いのかもしれない。
 ただ、来シーズンに向けてのこともあるし、明日で今シーズンが終わるかもしれない。
 最後に、タイガースはこういう戦い方で、こうやって勝っていくんだという方針だけは示してもらいたいもんだ。

 ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 17:59 | comments(0) | - |
0−4 対中日 This is Tigers Style
 この結果に、残念がっては、いけない。
 これは、いつもの通り、タイガースらしい結果なのだから。

 期待をすると簡単に裏切る。
 諦めると、息を吹き返す。
 そういうタイガースらしい、終盤の戦い方だった。
 そうして、追って、後一歩というところで、簡単にこける。
 これも、タイガースらしい。

 ただ、本当に優勝しようと思うなら、このオフ、キャンプに架けて、守備のってってきな向上を図らないとダメだ。
 この試合も、守備のエラーで、先制点を与えたところから、苦しくなった。
 追加点も振り逃げが起点になっている。
 ここ数年、守備力の向上が課題にされているが、キャンプなので、その課題に真剣に取り組んでいる様子が見えない。
 もう一つの課題であった、貧打の解消は、佐藤輝の加入などで向上してきたが、キャンプでは、こっちの課題に取り組むばかりの様に見えた。
 今度こそ、その課題を克服しないと、来シーズンは、もっと順位を下げる事になる。

 92年も終盤までヤクルトと優勝を争い敗れた。
 その後ヤクルトは、黄金期を迎え、タイガースは、暗黒へ舞い戻ってしまった。
 08年は、終盤讀賣の驚異的な勝率に、差し切られた。
 その後、読売は再び優勝争いの常連に、タイガースは、10年にも中日と争い破れる。
 14年にCSを勝ち上がって、日本シリーズに進出したのが、唯一の光。
 それで、16年も優勝から遠ざかっている事実だけが残っている。

 今年の反省を生かさないと、来シーズンはより厳しくなる。
 横浜だって、外人がシーズン当初から万全であれば今年の様なことはないだろう。
 中日だって、監督が代わり、巻き返しを計ってくる。元来投手力はセリーグNo1なんだから。
 広島は、鈴木誠也の動向次第だが、大瀬良、九里、森下、床田と先発、栗林(2年目のジンクスがどう出るか?)の抑えと整備されてきている。
 讀賣は、このV逸で今年は、半端ない補強をしてくることが予想される。
 ヤクルトだって、村上は脂がのり、奥川が無双化しそうだし、中継ぎ陣の勤続疲労がどう出るかだ。
 
 対して、タイガースは、不運要素が大きい。
 伊藤将司、中野の2年目のジンクスがどう出るか?
 佐藤輝は、今シーズン中に、すでに2年目のジンクスを味わったので、ある意味心配ないかもしれない。
 高橋遥の故障体質。(シーズン通しては計算できない)
 西の衰え?
 スアレスの動向。
 梅野のFAの可能性。
 相変わらずのエラーの多さ。
 このエラーの多さだけは、改善できる。
 それができなければ、Bクラスもあり得る。

 来年は今年以上に混戦になるんじゃないか。
 下位チームが奮起して、巻き返してくれば、ヤクルトも今年の様に下位チームから星を荒稼ぎができなくなる。
 それは、混戦に巻き込まれることを意味している。
 そういう中、勝ち上がるのは、勝てる試合をしっかり勝ち切るということだ。
 今年の様に、勝てる試合をミスで失う様なことがあれば、それは混戦からの脱落を意味する。
 絶対に、この課題は克服しないといけない。

 そうして、今年戦力になりきれなかった、藤浪、岩貞、大山、高山、この過去のドラ1たちが、復活してこなくてはいけない。
 伊藤将司、中野の2年目のジンクスに対する危機管理として、このメンバーの復活は、優先課題になる。
 
 まだ、CSが残っているとはいえ、This is Tigers Styleだ。
 あっさり、讀賣にやられてしまうことも考えられる。
 初戦を高橋遥人で行きたいのだが、現状投げられる状態であるかどうかも不明だ。
 まぁ、期待しないで見ていることが大事だな。

 ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 11:44 | comments(0) | - |
7−2 対広島 伊藤将司、10勝で可能性を繋ぐ
 まぁ、讀賣がクソの役にも絶たない状態で、ヤクルトの前に屈した。
 これで、CSに復活、なんてことはないんだろうな?
 5割を下回って、CSに出てくるんだから、このシステムもいい加減なもんだ。
 この試合、ヤクルトが負けていれば、面白くなったんだが・・・。

 後は、最終戦の中日に勝って、ベイの今永の頑張りに期待するしかないな。
 最も、ヤクルトが勝って、タイガースが負ければ、その時点で終わりだから、その可能性もなくはないし。
 
 しかし、伊藤将司は、大したもんだね。
 1年間ローテを守って、途中、他のピッチャーの都合で登板を飛ばされたり、理不尽な扱いにもめげず、10勝と2桁勝利を挙げた。
 高橋遥人が不在で、先発に左がいない中、よく頑張ってローテも守ってくれた。
 さすが、大卒社会人経験してプロ入りした新人だ。

 まぁ、来年からさらに上を目指すには、どうしたら良いか、考えているんだろうが、絶対的な球威がないだけに重要課題になる。
 よく似ていると言われる、成瀬が、一時の無双状態から坂を転げ落ちる様にその輝きを失ったのを見ている。
 伊藤将司は、高校の先輩でもある成瀬を反面教師にして、ステップアップしていって欲しい。
 これで、高梁遥人が故障なく回ってくれれば、及川と合わせて、左腕王国が誕生するんだが。

 中継ぎには、ドラフトで指名した鈴木、桐敷の2人と育成の岩田が面白い。
 タイガースにいない左の変則だけに、讀賣の高梨の様な使い方ができる様に思う。
 若い芽が出てきたので、タイガース投手陣の層は厚くなるだろう。

 伊藤将司には、2年目のジンクスに負けず、ステップアップすることを期待したい。
 しかし、2桁勝利は立派だ。
 普通なら、新人王確定なんだがなぁ。

 ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 22:56 | comments(0) | - |
1−1 対広島 髪の毛1本ほどの、希望を坂本誠志郎が繋ぐ
 しかし、昨日のヤクルト対広島が中止になったのは、痛い。
 下降期に入ってきただろうヤクルトと、CSの望みをかけたカープだ、もう1試合、ヤクルトを下す可能性はあった。
 その状態で、菅野が先発する讀賣に足をすくわれることになれば、いよいよプレッシャーでがんじがらめになる。
 そういう絵が描けたんだが、雨天中止になった。
 これで、広島が次にヤクルトにあたる時には、CSの結果が出ている(タイガースが広島に勝たなくてはならないから)だろうから、ヤクルトに勝つという目標が薄れてしまう。
 隣の横浜は試合を行っただけに、調子落ちのヤクルトサイドが、水を開けたか?

 そうした後の一戦。
 昼間の試合で、讀賣がヤクルトを下して、広島のCSの望みは絶たれた。
 少しは、気落ちして、チャンスかとも思えたが、先発の森下は、まだ2桁勝利の希望がある為、この試合に全力で向かってくる。 
 やばいことに、次の九里も最多勝を争っているから、これまた全力で向かってくる。
 なんか、前日の中止が、タイガースに嫌な物を持ち込ませてきたもんだ。

 この試合、タイガースは近本を欠いた。
 選手会長の近本、キャプテンの大山が、共にスタメンにいないメンバーで闘う。
 しかし、高山は何やってるんだろうか?
 こういう時にいてくれてこその高山なんだが・・・・・。

 その心許ない打線で、森下を打つのは難しい。
 森下に完璧までにお抑えられ、先発の秋山もよく頑張ってはいたが、宇草のラッキなー2ベースと、西川の悪球打で1点を失ったのが、大きくのしかかってきた。
 そんな中、7回にロハスが粘って四球、佐藤輝のポテンに近い当たりで1、3塁のチャンスを掴む。
 ここでバッターは、坂本。
 代打を出すという考えもあるが、前の試合で坂本に代打を出して失敗している。
 この終盤に坂本を捕手に据えて、勝ち出した、ある意味ラッキーボーイの要素がある。
 これは、このまま打たしたほうがいい。
 その思いは、ベンチも一緒だったか?

 その思いに応える様に、坂本が同点のタイムリー。
 これが値千金の一打になり、絶好調の森下相手に引き分けに持ち込むことができた。
 まぁ、それでもヤクルトのマジックは変わらないんだけど、これで少しばかりの希望が繋がっていく。

 明日の試合を勝って、ヤクルトが再び讀賣に屈してくれれば、面白くなる。
 その為には、デーゲームでタイガースが勝つことが先決だ。
 大体、期待を持たせて、その期待を抱くと、裏切るタイガース・スタイル。
 まぁ、期待せず、冷めた目で見ている事にしよう。
 だって、可能性は髪の毛1本ほどなんだから・・・・。

 ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 23:55 | comments(0) | - |
6−1 対中日 ここに来て、故障は勘弁して欲しい
 初回の打席で、近本がセカンドゴロで1点を挙げたが、直後足を引きずりベンチに戻り、そのまま交代。
 張があるようなことを言っていやが、大事ないことを祈るのみ。
 首位打者は絶望だが、最多安打のタイトルはなんとかなるはず。
 CSで近本を欠いては、戦えないからなぁ。
 
 今日も、中日相手に無双状態のピッチングで9回のマウンドに登った高橋遥人が、突如として降板。
 8回を終わって、76球だし、完封も狙えるし、ここでの交代はないわなと思っていたら、何やら違和感だとかで小川に交代。
 高橋遥人も、これを欠いてはCSの勝利はおぼつかない。

 ある意味、投打の両輪を故障で欠きかねない事態に陥った。
 これは、今日の快勝を喜んでいるより、重大な問題だ。
 大山も欠き、マルテが不振に陥り、佐藤輝も使えない、サンズは2軍。
 今いる」メンバーは小兵ばかり、中野、糸原に、好調の島田。
 後は、木浪とか板山とかで賄っている状況だ。
 坂本は、リードで貢献しているが、打つ方は期待できない。
 このメンバーで、CSは戦えんぞ!

 近本と遥人が大事ないことを祈るしかないんだけど、島田は大きなチャンス。
 佐藤輝も、もっと使ってやって欲しい。
 今いるメンバーで、やりくりするしかないんだけど、CSまでは少し技監があるから、2人は無理せず、間に合わせて欲しい。
 後は、今いるメンバーがどこまで踏ん張るかだ。

 ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 22:36 | comments(0) | - |
0−0 対東京ヤクルト 引き分けは、負けと同じ
 まぁ、あれだけ打った後の試合は、エテしてこうなる。
 高橋 奎二にいいように抑えられて、ガンケルの好投を無にしてしまった。

 しかし、いつも思っていることなんだが、相手ピッチャーは、タイガースの打者に対して、緩いカーブでカウントをとりに来ることがやたら多いのだが、やはりタイガースの打者が、緩いカーブは打ってこないっていうデータが行き渡っているのだろう。
 今日の高橋 奎二も、必ず緩いカーブでカウントとりに来ているんだが、誰も打とうとしない。
 これで、中村悠平のリードが楽になり、思う通り高橋 奎二のピッチングを引き出せた。
 
 7回裏の大山。
 ここは、初球の甘いカーブを狙い撃ちするくらいのバッティングを期待したんだが、簡単に見逃し。
 3球目のコースに決まったカーブに手を出し、ファール。
 最後は、ボールに落ちるチェンジアップで三振。
 5回の裏も、無死1、2塁で小野寺にバスターを命じた。
 ここは、カーブ一本に狙いを絞らせて、思い切って打たせる指示が必要だった。
 下手な小細工して、小野寺が上手く出来る確率は低い。
 打順は、下位に回ることだし、カーブ狙いで思い切ったバッティングをさせた方が、いい結果が出るんじゃな方か?

 後は、8回の攻撃。
 坂本に代打は、どうだったのだろう?
 坂本がキャッチャーで勝ってきたんだから、ここは坂本に賭ける手はなかったか?
 もし、代打を出すなら、木浪より、ラッキーボーイ的な要素を持っている板山というカードを切るべきじゃなかったか?
 まぁ、木浪で言っても、次の糸井(岩崎)のところで、板山。
 最悪、島田に対しても代打を出してよかったのでは?
 でないと、ラッキーボーイの板山というカードを余して負ける(引き分ける)ことになる。

 今更言っても後の祭りだが、この引き分けは負けに等しい。
 ヤクルトのマジックは、減って、ゲーム差も変わらず。
 広島と讀賣がヤクルトに対してどれだけ頑張るかわからんが、事実上の終戦だろう。
 後は、個人記録を目指して、CSに備えて、舵を切る方がいい。

 ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 21:04 | comments(0) | - |
11−0 対東京ヤクルト 打ち過ぎは、明日が心配やなぁ
 奥川からいきなり3得点。
 近本が見事に仕留めた3ランで、流れが一気にタイガースに来た。
 これで奥川にも嫌な感じを与えられたんじゃないかな。
 これが、CSにも効いてくるといいんだが。

 逆に青柳は、初回の満塁のピンチを凌いで、乗ってきた。
 結局7回を零封し、自らも2ベースで追加点を挙げるという活躍を見せた。
 これで13勝で、ハーラートップだ。
 こういう試合で勝つっていうことは、青柳の自信にもなるし、CSでも中心で回ってくれることが期待できる。

 さて、これだけ打って快勝すると、心配なのは明日の試合。
 大量得点の後の試合は、よく貧打に陥る。
 明日、「昨日の分、今日にとっておけよ!」っていうことにならないといいんだが・・・。
 
 ヤクルトの先発は高橋 奎二だし、あまり打った記憶がないだけに、心配である。
 大山も今日は、途中出場だし、右の大砲が欠けるのは厳しい状況になる。
 今日は、島田、木浪がよく打って、補って余りある活躍をしてくれたが、明日の高橋 奎二が左だけに、この辺活躍が期待できない。
 逆に小野寺当たりが使われるんだろうけど、大山のスタメンが無理なら、左対左であるけど、一発のある佐藤輝をサードで使ってもらいたい。
 明日は、今日と違って、僅差の試合になる気がする。
 一方的な試合の後は、得てしてそういうもんだからね。

 これで、目の前の胴上げはなくなった。
 奥川で負けたヤクルトに少しは焦りが出るかも知れない。
 それだけが、わずかな期待になる。
 それには、タイガースはもう1敗もできない。
 明日も勝ち切るだけだ。
 頑張ってくれ、ガンケル。

 ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 22:16 | comments(0) | - |
2−1 対広島 選手もベンチも、なにを固くなっているんだ?
 選手も固いけど、ベンチも固いわ。
 全然、仕掛ける気がないもの。
 もう、勝つしかないんだから、もっとガツガツいかんと。
 今更固くなっても仕方がないいやん。

 7回の攻撃。
 糸原が出塁したら、代走やろ。
 植田をつかって、走らせて、ピッチャーにプレッシャーかけんと。
 ここで動かず、ロハスJr.に任せる攻撃、ベンチは、動けんかったのと違うか?

 ロハスJr.がヒットで繋ぐと、ロハスJr.には代走板山。
 そうして、佐藤輝に、代打島田って、バント要員見え見えの代打。
 ここのバントは難しい。
 それなら、ロハスJr.に島田を代打で送らせ、今日久里からツーベースを打っている佐藤輝にかける方が相手は嫌だったんじゃないか。
 何より、ロハスJr.をそのままで行ったんだから、この場面でも佐藤輝をそのまま行かせないといかんのやないか。

 案の定、島田はバント失敗で三振。
 まぁ、次の坂本がヒットで繋いで満塁のチャンスを作ってくれたので、糸井の犠飛で2点目が取れた。
 しかし、結果論でなく、もっとベンチが仕掛けていかないといかん。
 大体、チームが固くなって、停滞しているムードなんだから、無死2、3塁、1死満塁でも点が取れないような状況なんだから、ベンチが試合を動かすように、仕掛けて、選手の固さを解いてやらな。
 それが、ベンチまで硬直しとる。
 これじゃ、選手も益々硬直してしまうよ。

 こういう作戦を取ったのだから、責任はベンチがとる!思い切ってやれ!という仕掛けを作らないかん。
 どうせ、もう失うもんはないんやから、思い切った策に出て、ガンガンいかな、ヤクルトには勝てんよ。
 それは、明日だけでなく、CSでもそうだ。
 日シリに出ようと思うなら、そこをクリアせないかん。
 固くなってる場合やないぞ!

 ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 21:43 | comments(0) | - |
2−4 対広島 お得意様を作れず、苦手を作ってどうする?
 しかし、満遍なく勝ち越しているが、カモ、というかお得意様と呼べるほど大きく勝ち越しているわけではなく、広島には、負け越してしまいそうな状況だ。
 これでは、下位チームを徹底的にカモってきたヤクルトに追いつける訳などない。
 
 しかし、もうCS1stで、広島を相手にしなくてはいけないことも想定しなくちゃいけない。
 そうなれば、森下、大瀬良で来ることは、確定だし、3戦までいけば床田がいる。
 讀賣相手なら、菅野、メルセデス、高橋優という面子。
 メルセデスと高橋優が逆になるかも。
 いずれもタイガースが気が手としているピッチャーだけに、2戦先取の短期決戦は、やりにくい。
 対するタイガースは、高橋遥、青柳、3戦目がガンケルか秋山という順番。
 広島相手なら秋山、讀賣ならガンケルになるのだろうけど、ここで3枚使ってしまうと、ファイナルに行った時に、初戦を伊藤将で行かなくてはいけない。
 あれほど先発のメンツが揃っていたのにみる影もないわ。

 まぁ、1stを突破することも難しい状況ではあるな。
 2戦でかたを付けて、ファイナルの初戦を、ガンケルか秋山で勝負して、2戦目伊藤将、3戦目、秋山、4戦高橋遥、5戦青柳のような戦いができないと苦しい。
 
 しかし、普通はマジックがでて、少しは緊張するか、前の連勝が止まった後に反動が来るかするもんだが、ヤクルトは微塵もそんな気配を見せない。
 逆にタイガースの方が、もう負けられないというプレッシャーで、ガチガチや。
 普通は、追うものの強みで、ノンプレッシャーでガンガン行けるもんなのだが、やはりタイガースは、こういうプレッシャーに弱いんかな。

 まぁ、矢野監督の秋山への評価が低いのもあるが、今日の試合なんて、楽に勝たんといかん試合や。
 秋山は、よく先発を飛ばされたり、広島戦勝のような使われ方をしたり、抑えていても球数も余裕があってもすぐ代えられる。
 なんか、2年連2桁勝ているピッチャーに対する扱いと違うんじゃないかと思うことがしばしばある。
 秋山もよく腐らずに投げてきたと思うが、今日のような試合に要らぬプレッシャーが入り、思うピッチングができなくなる。
 それも、これも使い方が悪いんじゃないかと思うんだわ。
 多分、クライマックスでも、あまり重要視された使い方はされんと思う。
 広島相手の場合の3戦目に先発という機会があるかないかというところだ。

 まぁ、いずれにしても、チャンスが大きかった今年を逃せば、また来年からの展開はどうなるかわからん。
 一からやり直して、足りないところをしっかり埋める準備を怠らないことだ。

 ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 22:27 | comments(0) | - |
3−0 対讀賣 対讀賣に勝ち越しては見たけれど
 対讀賣13勝9敗3分 やっと勝ち越した感がある。
 これで、優勝かと思われたが、如何せんヤクルトが、Bクラスチームに負けない。
 ここで荒稼ぎをする戦略が功を奏して、タイガースの上にいる。
 ヤクルトは、タイガースと讀賣に負け越していながら、この位置なんだから、その戦略は当たったと言っていいんだろう。
 タイガースは、絶対的なお客さんを作り損ねたため、最後に広島に3タテを2回も喰らったため、2位に甘んじている。

 でも今日は、最後の板山の一打といい、木浪の追加点の2ベースといい、今年冷飯を喰っってきた2人が、活躍できたのはよかった。
 しかし、オワコンの讀賣が打てないけど、タイガースも打てんわ。
 山口、遥人の投手戦という形であったが、裏を返せば、ひどい貧打戦でもある。
 まぁ、大山がいない状態で、マルテも調子落ち、ベストメンバーを組めないんだからしょうがないとは言え、中野、近本しか期待できない打線は、どうしたものか。

 特に下位打線。
 木浪、坂本、ピッチャーと並ぶと、この回は、しょうがないということになる。
 木浪は最後に打ったけど、どうも率が残せる打撃ではなく、長打も期待できない。
 ここは、糸原をセカンドで、佐藤輝をサードで、ここにおくべきと違うか?
 7番に佐藤輝がいて、一発がある打者がいるのは、相手にとって嫌なもんだろう。

 佐藤輝の打撃を見て、足を上げるタイミングが、このところ遅かったのだが、今日は早くなってきていた。
 余るにボール球を振るまい、よく見ようという意識が強すぎ、起動を遅らせていたように見えた。
 それが、今日はシーズーん当初に近いタイミングで、起動するようになってきたように見える。
 ここは、4打席立たせて、チャンスを与えるべきだろう。

 さて、勝負の関東遠征9試合も5勝3敗1分けという結果で終えた。
 決して、悪い戦い方ではなかった。
 それ以上にヤクルトが勝ったから、仕方がない部分はある。
 なんせ、6勝2敗1分だもの。
 まぁ、タイガースがベイの3試合目を勝ち切っていれば、ヤクルトとの3連戦を勝ち越していれば、タラレバで死んだこの年を数えるようなもんだが、違った展開になっていたんだろう。
 これも経験だ。
 優勝争いを経験して、強くなる。
 自分たちが足りない部分をしっかり自覚して、リベンジに備えればいい。

 ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 21:38 | comments(0) | - |
2−2 対讀賣 こういう試合を勝ちきれんとこが甘さやな
 9安打で2点しか取れず、最終回まで3安打で2点取られて、9回をやっとの思いで凌いで引き分け。
 こういう試合しかできんから、勝ちきれんのだよ。
 
 まぁ、大山を欠いているとは言え、さして調子の良くない菅野を攻略しきれない。
 対する西は、今年は全然低めへのコントロールができず、ピンチの連続で2点を奪われ、2回途中で、アクシデント?で馬場へのスイッチを余儀なくされた。
 それでも、馬場、伊藤将、アルカンタラとよく投げて、西が失った2点以上の得点は許さなかった。

 それに応えられな打線が悪いわ。
 特に中継ぎに回った伊藤将司が登板した時には、1点取ってやれば勝ち投手の権利を得られるところだったのに。
 こういうところで勝ちを付けてやって、2桁勝利をさせてあげないと、このところの好投が報われていないんだから・・・・。

 今日は禁断の近本の3番。
 1番に島田、これはこれでしょうがないのかも知れないが、木浪セカンドでサード糸原がいただけない。
 これでは、回打線が弱すぎる。
 やはり、佐藤輝をサードで使い続けるべき。
 一発の怖さがあるバッターが下位にいるのは、相手ピッチャーに与えるプレッシャーが違う。
 佐藤輝も代打だけでは、結果がついてこないし、経験値も少なくなってしまう。
 
 実際、CSに行ったら、サンズや佐藤輝の力が必要になるんじゃないか?
 いくらオワコンの讀賣相手とは言え、CSでは、ゼロスタートになるんだから、怖い相手になるんだぞ。
 その讀賣に勝って、さらにヤクルトを倒さなくてはいけない。
 その戦略に沿って、目の前の試合を戦わなくちゃいけないんだ。
 明日は、もっとしっかりした野球を見せてくれ。

 ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 21:54 | comments(0) | - |
2−1 対讀賣 ノビノビやろうぜ!
 対讀賣に勝ち越しを決めた。
 なんと、2007年以来の勝ち越しだと。
 よくもそこまで讀賣にやられてきたもんだ。
 ある意味、讀賣のせいで、ここまで優勝ができなかったのかも知れない。

 今日は、青柳が粘って、なんとか1失点で12勝目。
 最多勝争いをしている。
 チャンスなんだから、なんとか最多勝を取らせてやってくれ。

 対して、打線は、大山が背中の痛みとかでベンチを外れた。
 そんな中、3番に小野寺、4番マルテ、5番糸原のクリーンナップ。
 これじゃ、点も取れないわなぁ。
 本来なら、3番にロハスJr当たりが入るか、糸井が入らなくてはいけないんだけど、最近の糸井も劣化が激しいし、高山は何しているんだろう?
 今頃は、クリーンナップ打って、タイトルを争うような打者になっていると信じていたのに、ウエスタンで2割そこそこ、フェニックスリーグで汗している場合と違うんじゃないか?
 せいぜい、3番に糸原、で5番にロハスJr.か、思い切って佐藤輝でも起用して欲しい。
 そうしないと、この打線では、ピッチャー泣かせの打線になってしまうぞ。

 しかし、そのタイガースに輪をかけて、死に体になっているのが讀賣。
 スワローズに3タテ喰って、完全に息の根が止まっている。
 貯金も1になり、5割も割り込むかも知れない。
 見ていて、気力がないもんなぁ。
 こんな死に馬に蹴られんように、明日の試合もしっかり戦え。

 どうせ優勝はないんだから、各自の目標や課題を克服するために、もっとノビノビやっていいんじゃないか?
 明日は、菅野だけに、死に馬に蹴られんように、積極的に攻略したい。
 それには打線が窮屈になってはいけない、
 ノビノビ、思い切って、菅野を打って自信を付けられるよう、頑張って行け。

 ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 21:51 | comments(0) | - |
4−6 対東京ヤクルト ドラフトの話をしよう
 これで、完全に決まりやね。
 あんだけヒット打って、4点しか取れない、対して優勝するチームは、チャンスを必ず物にする。
 タイガースに比べて少ないヒットで、余計に得点を挙げる。
 勢いの差と言えばそれまでだけど、そういう勢いを作る采配をしてるわ。
 この終盤の差は、ベンチワークの差であったと思う。

 さて、明日はドラフトだ。
 今年は、去年の佐藤輝や早川のような絶対的な目玉がいないから、難しいドラフトになると言われている。
 タイガースは、どういう指名をするのだろうか。
 今年の弱点を補うには、岩貞が沈没したことで、7回のピッチャーに困る場面が多かった。
 及川については、来年は先発を考えたい。
 左の中継ぎを補填するか?

 昨日のファーム選手権で見たけど、育成の岩田が面白い。
 左の変則だから、中継ぎ、ワンポイントで使えるようになるかも知れない。
 才木、島本が来年どこまで戻るか?
 西純矢も奥川や及川に遅れをとって、黙ってはいないだろう。
 
 寅吉が注目している選手をこの順位で取れればいいというのを書いてみる。
 ドラフト1位 入札 森木 大智 高知高 投手 右
        外れ 山田 龍聖 JR東日本 投手 左
 森木は将来性でストッパーになれる素材かと思う。
 山田は、左の即戦力補強。

 ドラフト2位 松川 虎生 市和歌山高 捕手 右
        前川 右京 智弁学園高 外野手 右
        阪口 樂  岐阜第一高 内野手 左
 松川は、野手転向を含めて、打力を買う。村上のように育てたい。
 前川、阪口も、高校生野手のロマン枠。

 ドラフト3位 石田 隼都 東海大相模高 投手 左
        山下 輝  法政大    投手 左
        黒原 拓未 関西学院大  投手 左
 石田は、1位が山田になった場合、将来性のサウスポー枠で。
 山下、黒原は、左の中継ぎの補強だが、ここまで残っているか?

 ドラフト4位 竹山 日向 享栄高 投手 右
        柴田 大地 日本通運 投手 右
        石森 大誠 火の国サラマンダーズ 投手 右
 ここは、完全にロマン枠。
 ここまで残っていれば、確保しておきたい。

 まぁ、目立つところをタイガースの現状を考えて選んでみた。
 上手く行くことを願っているよ。

 ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 22:31 | comments(0) | - |
2−1 対東京ヤクルト さすが、優勝するチームは、違うわ
 簡単には、勝たせてくれない。
 1回に潰せたはずの高橋は、2回から立ち直り、5回までを初回の1点のみに抑えていた。
 それをスッパっと代えて、6回を石山にスイッチした。
 この辺の起用に、高津采配の妙を見た気がする。
 
 ただし、7回の今野が誤算であったのかも知れない。
 それでも島田の当たりは、イレギュラー的な面もあり、不運でもあった。
 ただ、これでリードを許した後も、スワレス兄でタイガースの追加点をなんとか阻み、終盤の逆転へと望みをつないでいる。
 こうしたリードを許したところで、清水、マクガフの温存を図れるところが、首位の有利さなのかも知れない。
 
 対して、タイガースは、7回から岩崎を投入。
 1点を守り切る体制に入る。
 7、8、9の終盤3回を岩崎、スアレスで逃げ切る作戦に出た。
 ここで2人に回跨ぎをさせるのは、明日を考えない采配と言っていい。
 まぁ、それだけ追い込まれているってことで、高津采配との対照的な作戦でもある。

 ここでその手を使うなら、やはり横浜戦の3戦目は岩崎で行くべきだし、あそこで岩崎を温存したから、今日回跨ぎができたっていうのは結果論でしかなくって、それができたのは、昨日の敗戦で岩崎を使わないで終わったってことなんだな。
 そうしたタイガースの弱みを知ってか、知らずか、スワローズが最終回に粘って、1死満塁までスワレスを追い込む。
 このピンチを凌ぎ切ったのはいいけど、これでスワレスは、2日分の疲労を背負い込んでしまった。
 高津にしてみれば、これで明日、岩崎、スワレスの起用に制限がかかる状態にしたので、御の字であるんじゃないかな。

 さて、実質スワローズが優勝することは九分九厘間違い無いんだろうが、タイガースが奇跡を起こすとすれば、今日ファーム選手権で勝った2軍のように、残り試合を全勝するくらいじゃないといけない。
 2軍は、終盤に18連勝というとてつもない連勝をして、今日にたどり着いている。
 それをやったのは、9連勝、2敗して、また7連勝と、20試合を16勝2敗2分でここまできた、スワローズなんだろう。
 その勢いで、もう負けられないタイガースの岩崎、スワレスを、負け試合であっても疲弊させることができた。
 やはり、スワローズの勢いは落ちていない。
 
 これを上回る奇跡を起こすには、佐藤輝を起用し、爆発して、連勝を続けるという構図しかないと思う。
 明日の試合は、佐藤輝を起用して欲しいもんだ。

 ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 22:10 | comments(0) | - |
1−4 対東京ヤクルト 戦い済んで日が暮れて・・・・
 やはり、こうなるわな。
 遥人を中5日で特攻ローテ、やはり故障上がりでは厳しかったんじゃないか?
 ローテで言えば、秋山をこの初戦に持ってくる手はなかったのか?
 ここを、遥人に中5日を強いて、望むなら、昨日の8回は、岩崎で勝負に出るのが筋。
 昨日は、先を考えて岩崎の連投を避けたくせに、今日は遥人に中5日を強いて投げさすって、なんか一貫性がないよな。

 結局、こういう一貫性の無さが、スワローズとの差になる。
 高津は、奥川を登板、抹消を繰り返して、登板間隔を開けて使い続けた。
 だが、この試合は、中9日と少し詰めて、タイガースの初戦に当てた。
 それゆえ、前の読売戦では、清水、マクガフの連投も厭わず、讀賣を3タテして、今日に望んだ。
 もちろん、その前の広島戦で、押さえをスアレスの兄にして、清水、マクガフを休ませる配慮もしている。
 こうした、戦い方の一貫性が、高津スワローズの強さなんだろう。

 あれだけ、弱体投手陣で、Bクラス予想がほとんどの中、前年の再開から一気に頂点に上り詰める。
 一重に高津の戦略の勝利。
 シーズンの運び方、ピッチャーのやりくりなど、遥にタイガースを上回るものがあったと言っていい。
 
 本当は、昨日勝って、ゲーム差なし、または讀賣が一つくらい勝って、ゲーム差なしで迎えられれば、そうして遥人を明日に温存しておいて、秋山で今日勝って仕舞えば面白くなったところなんだが。
 秋山でやられて、明日遥人がいると思うと、相当なプレッシャーがスワローズにかかったはずなんだが。
 そういう展開には、全然持ち込めず、今日の終戦を迎えてしまった。
 
 また、優勝争いをしていたが故、佐藤輝を、村上のデビューの時のような使い方ができなかったのが逆に残念なことになった。
 スワローズが低迷してたが故、村上を使い続けられたスワローズが、今年その村上が優勝に導いた。
 あの年、優勝を争う中、村上を使い続けられたのだろうか?
 逆にタイガースは、佐藤輝に実戦経験を終盤で積ませることができず、課題を持ち越さなくてはならなくなった。
 来季、佐藤輝がどう成長できるか、本当は、今日の糸井のところで使って欲しかった。

 もう、明日からは完全にCSモードでいい。
 ノビノビやって、調子を取り戻し、CSに向かってピークができるよう調整すればいい。

 ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 21:07 | comments(0) | - |
3−4 対横浜DeNA 結局、エラーでジ・エンド
 まぁ、ソトに一発喰らいそうな予感がしたわ。
 絶不調のソトが一番合うのは、及川のようなストレート主体位の緩急の差がない左ピッチャー。
 注文通り、そのソトに打ってくださいとばかりに、投げた一球が命取り。
 まぁ、使ったのは矢野の判断だから仕方がない。
 欲を言えば、ソトのところで、小川か馬場へのスイッチだが、8回を岩崎でなく、及川でと言った判断をしたんだからしょうがない。
 
 先のヤクルト戦を考えて、岩崎の連投を避けたのか、岩崎に信用がなかったのか。
 残り試合で、絶対に負けられない試合。
 その8回を、岩崎でなく、及川で行ったことに対して、とやかく言ってもしょうがない。
 今日の50より、明日の100を取ったってことだから、それで今日の50を失ったってこと。

 でも結局、伊藤将が、ピッチャーゴロをエラーして、無死2、3塁のピンチを招いたことが原因。
 その後の2死3塁で、サードへのボテボテを、内野安打にして2点目を取られたこと。
 どちらも、何度も言っている守備のミス。
 これをしていては、勝てる試合も勝てない。
 結局、最後はエラーが原因で、ジ・エンド

 明日からのスワローズ戦に、望みがあるとすれば、ゲーム差を現状維持かゲーム差なしに詰めて迎えること。
 そこまでは、後一歩だったが、守備の破綻で、それも敵わなくなった。
 これで、明日からのヤクルト戦、3タテしても、ヤクルト有利は変わらない。
 事実上、ヤクルトの優勝が決まったと言っていい。

 タイガースは、よく戦ったが、結局守備に関して、キャンプからの準備不足が祟った。
 この課題を克服して行かなくては、来季のリベンジはないと思い、徹底的な練習を行うことを望む。
 もう、優勝なんて考えなくていい、ノビノビやって、残り試合でCSに向かって、調子を上げることを考えればいい。
 読売なんか、もうCSに向けて、一回調子を落として、上げるつもりのような試合してるし。
 タイガースも、CSの戦い方を睨んで試合をして行かなくてはいけない状態になったってことだ。

 ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 20:59 | comments(0) | - |
2−0 対横浜DeNA 西の粘投、勝利をもたらす
 まぁ、オースティンを欠いているベイ相手なんで割り引いて考えなくてはいけないが、ここに来て、西がやっと仕事をしてくれた。
 6回をランナーを出しながら、危ういピンチを作りながら0で凌いでくれたのはありがたかった。
 7回をアルカンタラ、8回岩崎、9回スアレスで、完封リレーで5連勝。

 しかし、ヤクルトも負けてくれない。
 讀賣もだらしなさすぎるわなぁ。
 こんな体たらくで、来週のタイガース戦だけ意地見せるようなこと、やめてもらいたいわ。
 あれほど、恐れた讀賣が、こうも弱体化するかなぁ。
 そりゃ、シーズン当初から、マシンガン系統なんて言って、ピッチャーをどんどん注ぎ込んで、登板過多になって疲弊しているんだろうけど、原も名将とか言われて、自分の策に酔いすぎて、自分の打つ手が全部上手くいくという過信に陥ってのだろう。
 先発も、中5打の中4の特攻ローテを早くから仕掛けすぎたんじゃないか?
 そうそう成功ばかりしない、成功が続けば、失敗も続くってことだわ。

 ただ、明日だけは、なんとか菅野で一矢を報いてもらいたいもんだ。
 なんとか、ヤクルトの負け数を増やしてやらなくては、直接対決だけではどうにもならない部分もある。
 今、実質3.5ゲーム離れているわけだから、せめて明日1ゲームを詰めた上で、直接対決に望みたい。

 まぁ、肝心なところでこけるタイガーススタイルだから、直接対決でコロリとやられる気がするんだけど、そこまでは持ち込みたいわな。
 そのためには明日、讀賣の勝利とタイガースの勝利が必要なんだ。
 まぁ、半ば以上諦めてはいるが、期待しないフリして応援しよう。

 ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 21:51 | comments(0) | - |
5−2 対横浜DeNA やっと、青柳11勝目!
 青柳は、必ず勝てなくなる期間がある。
 去年も一昨年も、8月とか9月に一気に負けだし、貯金を吐き出している。
 今年は、貯金を吐き出す前に、勝つことが出来た。
 青柳自身もキャリアハイの11勝目で、目標の13勝が近づいてきた。
 頑張って、目標達成したらいい。

 試合は、タイガースキラーの坂本の立ち上がりを攻め、4得点。
 今日は、楽な試合ができるかと思ったら、その後、大山のホームランの1点しか追加点が取れず、青柳がお約束の2失点で追い上げられる羽目になった。
 それでも、及川、岩崎、スアレスで逃げ切ることができたのだが、火曜日の試合で勝ちパターンを全部使ってしまったのは痛い。
 せめて、青柳が7回まで投げてくれて、及川か岩崎を休ませるか、もっと追加点を挙げて、勝ちパターンを使わずに勝つのが理想だった。
 これから、厳しい戦いだけに、できるだけ無理させずに行きたいところだ。

 スワローズは、讀賣を振り切った。
 しかし、対戦していると、あれほど怖いと思う讀賣が、スワローズ相手に、なんと弱々しく映るのか。
 まぁ、それだけヤクルトが圧倒しているのだろう。
 得点差以上に差がある戦いじゃなかったか?
 せめて讀賣の意地を残り2戦で見せて欲しいもんだ。

 さて、タイガースは目の前の相手に勝って行かなくてはいけない。
 もう、1試合も無駄に負けるわけには行かないのだから。
 明日は、西がどういうピッチングをするか?
 横浜打線も万全じゃないようだし、なんとか意地を見せて、起死回生のピッチングを期待したい。
 
 もう、失うものはない。
 期待しないで、応援しよう!

 ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 21:10 | comments(0) | - |
1−0 対中日 マルテしか打たん、けど3連勝。
 またマルテが打った。
 今日はソロだったので、1点。
 これを、ガンケル、及川、岩崎、スワレスで守り切って完封リレー。
 この3連戦を3連勝で乗り切った。

 まぁ、この3タテは、ピッチャーの粘り。
 伊藤将、高橋遥、ガンケルと、援護が期待できない中、よく粘って投げ抜いてくれた。
 得点は、大山の2ランとマルテの3ラン、3ラン、とソロ。
 マルテがいなけりゃ、エライコッチャで。
 しかし、相変わらずホームランでしか点が取れない打線は、マルテ頼みになってしまった。
 これで、来週の関東遠征、大丈夫なのか?

 スワーローズも広島相手にしっかり3立て。
 しかし、こんな脆い広島相手に3連敗って、タイガースも大概やデェ。
 ヤクルトのように普通に戦っていれば、負ける相手じゃないけどなぁ。
 
 そのスワローズは、押さえにスワレスの兄を起用していた。
 多分、マクガフ、清水がこのところいい当たりをされ続けているし、危ない、危険水域に達していると判断しているのだろう。
 この辺の危機管理に高津は、優れている。
 奥川も決して、無理させず、十分な休養(一度抹消して、登録を繰り返す。)を与えて登板させている。
 そん奥川を、讀賣戦に持ってくるか、タイガース戦に持ってくるか?
 多分タイガース戦の初戦に持ってくるんじゃないかな。
 まぁ、その前の讀賣戦で、讀賣が頑張ってくれることを期待するしかないのが現状だけど・・・・。

 さて、泣いても笑っても、これからの9試合で今シーズンの結果は見えてくる。
 現状、ほとんど諦め状態にはあるのだが、ここまで来たら、個人記録でもいいから、成すことは成して、結果を待つしかないだろう。
 まずは、ベイスターズ戦。
 なんか、簡単に取りこぼししそうな気がしてならない。
 なんせ、マルテ以外に得点能力がないのだから。

 後ひとつ、佐藤輝で気づいたところを書く。
 どうも、ボール球を振ることを気にしすぎて、ボールを見よう、見ようとしすぎて、起動が遅い気がする。
 ここは、構わないから全部逆方向に打つつもりでバッティングさせればいいんじゃないか。
 逆方向に打とうとすると、ボールを長く見て、しっかりミートすることが優先される。
 そして、佐藤輝のパワーがあれば、十分長打、フェンスオーバーも期待できるはず。
 めげずにがんばれ!

 ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 17:55 | comments(0) | - |
3−0 対中日 遥人無双、マルテしか点とらん!
 遥人が2試合連続の完封勝利。
 ほぼ完璧、中日打線に付け入る隙を与えなかった。
 ほんと、故障体質でなければ、これほど心強いピッチャーはいないんじゃないかと思える内容。
 1シーズン、フルにローテで回ってくれれば、オリックスの宮城以上の活躍ができるんじゃないか。
 当然、タイガースは、ぶっちぎっていたはずなんだが・・・・・。

 その遥人を援護するのは、初回のマルテの3ラン。
 開始早々、近本、中野の連続ヒットで掴んだチャンスを、答え一発でマルテが満点回答。
 これは、打線も乗っていけるかと思われたが、この3点で、今日のノルマは達成とばかり、後はロドリゲスに沈黙で、結局7回途中で、100球に達するまで持たせてしまった。
 こういうところが、現状を招いている。
 遥人が無双状態だからよかったものの、そうでなければ、そこまで何回かピンチを招き、コマ目に得点を許して、終盤を同点で迎えるってことになりそうな状況。
 調子のいいスワローズは、そういうことがない。

 タイガースが3タテ喰らった広島相手に、的確に得点し、突き放し、終盤勝負でも逆転して勝っていく。
 多分、優勝するチームの勢いはこういうところにある。
 っていうか、広島だって全然調子よくない。
 タイガースが普通に攻撃できていれば、普通に勝ち越しはできていた。
 完全にやられたのは、床田に抑えられた初戦だけだもの。
 あの展開なら、普通に勝ち越している。

 まぁ、死んだ子の歳を数えても仕方がないが、そういう普通のことができないのがタイガース。
 遥人が故障体質なのも、織り込んで、来シーズンはどう戦うかを考えていかなくてはならない。
 サンズを抹消したが、この終盤に急降下してしまうのは、2年連続のこと。
 その原因がどこにあるのか。
 疲れか、技術的なものか、よく見極めて対策しなくてはいけない。
 ロハスを上げて使ったが、本来は佐藤輝を使ってやらなくっちゃ。
 残り試合を佐藤輝にくれてやるつもりで、どう克服してくか見守ってやりたい。
 来シーズンは、佐藤輝が打って、引っ張っていくのが理想なんだから。
 そうして、ロハス、サンズの力がここまでであるなら、井上を戦力としなくてはいけない。
 佐藤輝、大山、井上の和製クリーナップの構築に向けて動かなくてはいけなくなる。

 ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 17:11 | comments(0) | - |
5−2 対中日 吹っ切って行こう!
 もう、優勝のことは考えんでいい。
 自分の成績を上げることだけ考えてやればいい。

 伊藤将が8勝目。
 マルテが20号。
 大山も18号。
 大山は、せめて20発以上は打とうや。
 大山が打てば、佐藤輝、サンズ、マルテ、大山と20発以上が4人になる。

 伊藤将は、なんとか2桁勝って、新人王を争いたい。
 ガンケルも2桁かってくれれば、青柳、秋山、伊藤、ガンケルと2桁勝利が4人。
 スアレスがセーブ王。
 それでいいじゃないか。

 なんせ大瀬良、森下抜きの広島に3タテ喰らってしまったんだから。
 その広島の大瀬良にスワローズが勝とうとしている。
 7回に3点取られ、逆転されたのも、大瀬良が代った途端に再逆転してしまう。
 しかし、ケムナも、タイガース相手に投げている時とスワローズ相手の時と別人やな。
 優勝するチームは、そういうもんだ。
 あの、鼻の穴に500玉が入りそうな清水も、いい当たりが正面を突く、何故か強運に恵まれ、ホールド王になている。
 勢いっていうのは怖いもんだ。
 折角ベイに連敗し、勢いが止まるかと思ったスワローズが、タイガースの息の根を止めた広島に、息を吹き返してもらう。
 まぁ、そこに期待しちゃいけないってことだ。

 明日たの遥人も自分のことだけ考えて、ノビノビ投げればいい。
 無失点イニングをどこまで伸ばせるか、チャレンジすればいい。
 そういうことが来シーズンに繋がる。

 月が変わって、ツキが変われば、また皆んな活躍できるようになるかも知れない。
 佐藤輝も、スタメンで使って欲しい。
 
 ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 21:25 | comments(0) | - |
4−5 対広島 2度目の3タテを喰らって、ハイ、それまでぇよ〜
 甲子園で2度目の3タテ。
 これで広島との対戦成績も負け越してしまった。
 まぁ、こうなることは昨日の試合で、ある程度覚悟はしていた。

 今シーズンの優勝は、完全にない。
 今日は期待しないで、冷静に見られたが、あの玉村をKOできずに、6回まで投げさせ、クオリティースタートさせてしまうところが、タイガースの弱さの象徴やなぁ。
 普通は1回で4、5点取って、打席が回ったところで交代やろ。
 
 その玉村に対して、必死になって投げ合ってる西が、ある意味惨めな気がする。
 あの玉村のピッチングみったら、自分は3点くらいに抑えていれば勝ち投手ってくらいに考えて、もっと余裕を持ったピッチングができるはずなんだが、逆に切羽詰まって、1点もやれないっていう緊張が、誠也への甘い球になっている。
 
 横浜が奇跡的にヤクルトに勝ち越してくれたのに、逆に差が開いた3連戦。
 ヤクルトは、楽やろうなぁ。
 負けて、やばいと思っっているところに、「いやいや、大丈夫ですよ!」って、一緒にこけてくれるタイガースと讀賣。
 まぁ、優勝する時は、そういうもんなんだが、全て優勝する流れがスワローズへ行ってしまっている。
 折角、讀賣に2勝1分で乗り切ったのに、何にもならない3連敗しているんだから、話にならんわ。

 もう、佐藤輝を使い続けて、楽しませてくれ。
 それが、応援して来たファンへのサービスじゃないか。
 佐藤輝も23本で止まったままだ。
 牧にも抜かれるかもしれない。
 新人王は、牧と栗林の争いだろう。
 どちらもBクラスの目標のないチームだけに、新人王を取らしにかかってくるだろう。
 佐藤輝を使い続けて、少しでも可能性があるなら、チャレンジさせてやって欲しい。

 まぁ、目標がない広島に3タテくらたんだから、明日からの中日戦も危ない。
 伊藤将も2桁勝てば、可能性もあるかもしれないので、なんとか勝たせてやってくれ。
 本当は、もう9勝しててもいい内容だったんだから。
 明日からは、個人のために頑張ることだ。

 ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 22:09 | comments(0) | - |
2−8 対広島 これで優勝したら、野球の神様に怒られるわ!
 しかし、ひどい試合だ。
 折角、横浜がやっとヤクルトに勝ったのに、お付き合いよろしく、下位の広島に連敗。
 これで、甲子園の試合は負け越しだと。
 こんな試合していて、優勝なんて口に出したら、笑われるわ!

 しかし8回の表。
 連続三振で2アウトを取った小川が坂倉にヒットを打たれたところで、岩貞にスイッチ。
 その岩貞が、林を歩かせてしまった。
 広島は、ここで岩貞にこう相性の松山を代打に送る。
 この試合、絶対に落とせないのであれば、ここで岩崎を投入しないでどうする?
 案の定、岩貞が松山に打たれ、この試合の終わりを告げた。
 何故、ここで動かなかった?
 勝つ気があるのか?
 
 もう、ここまで来れば、勝ちたい、優勝するという気持ちが強いチームが勝つんだ。
 それを最善手を打たずに、またも広島に取りこぼし。
 
 
 6回の1死満塁での梅野のバッティング。
 何をすべきか、どんなバッティングをすればいいか、何にも考えてないようにダボハゼバッティング。
 7回の2死満塁では、糸井が押し出し同点のボール球を振って三振。
 こうやって、流れを相手に、相手に渡している。
 いただいた流れに乗って、広島はいとも簡単にワンチャンスで追加点で突き放す。
 その流れを堰き止めるべき手を打たず、流れのまま敗戦へ一直線だ。
 選手もバンチも、どうしても勝ちたいという気概が見えない。

 今日の負け方を見ても、スワローズは、優勝するチームのような負け方をしている。
 7点差を2点差まで追い上げて、ベイを寒からしめた。
 タイガースは、なす術もなく、無気力にさえ見える攻撃で、淡々と負け、広島に余裕を持たせた。
 これでは、明日も危ない。
 この甲子園で広島に3タテくらってから、タイガースは落ちて来ている。
 再び明日3タテくらって、引導を渡されかねない気がする。

 もう、このチームは優勝する資格はない。
 一度、原点に立って、作り直し、鍛え直さないと、きっと来年はもっと落ちて行く。
 今年は、クライマックスをいかに勝ち上がるかを考えた方がいい。
 今日の負けを見て、今年は完全に諦めた。
 後は、淡々と見よう。
 楽しみは、ドラフト会議かな。

 ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 22:13 | comments(0) | - |
0−2 対広島 ポロポロ、エラーで、ポロポロ、取りこぼし
 これで優勝しようなんて考えるのが間違いだと、思い知らされた。
 ここに来て、打線が低調だから、余計エラーが応える。
 誠也の一発だけで耐えていれば、展開も変わるはずだが、エラーが起点で2点目を奪われる。
 こうなると、焦る打線は、深みにはまって、いい当たりも正面をつき、全くの悪循環。
 せっかく。讀賣を倒して意気が揚がるところが、簡単にしぼんでしまった。

 スワローズは、お得意さんの横浜に、今日も簡単にかって、連勝を伸ばす。
 全く下位チームには取りこぼしをしないし、タイガースのようにエラーもしない。
 残り試合がタイガースより3試合多いってことは、それだけで1.5ゲーム差。
 ゲーム差なしで、勝率が上回るということは、実質1ゲーム差がついている。
 今日の負けで、スワローズと順位表は1ゲーム差だが、実質は3.5ゲーム差だと考えていい。
 つまり、次の直接対戦で、3タテしても、まだスワローズが上だってことだ。
 せめて、次の対戦までに実質2ゲーム差くらいには、詰めておきたいが、こういう試合をしていては、それも絵空事だ。
 逆に、早々にスワローズにマジックが出るんじゃないか。

 それにしても、この間の中日も、ヤクルト3連戦全てに0点って、どうゆうことや?
 今日の横浜も、これでいくつヤクルトに貯金されているんや。
 下位3チームのヤクルト戦の成績がひどいもんや。
 3チームが、スワローズの援護部隊になっているんだから、讀賣にせよタイガースにせよ、なかなか勝てんわ。
 2008年は、横浜とヤクルトが徹底的に讀賣に貢いで、讀賣に逆転優勝されたが、今年は、下位の3チームが徹底的にヤクルトに貢いで、ヤクルトを優勝させるってことになるんか?

 まぁ、今日の試合でタイガースの優勝は諦めた。
 明日から期待しないで眺めてる。
 あとは、クライマックスで、いかに讀賣に勝って、スワローズとの直接対戦で勝つかを考えた方がいい。
 その算段でもしておこう。

 ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 21:13 | comments(0) | - |
4−3 対讀賣 なんとか、負けずに凌ぎ切った3連戦
 なんとか逃げ切った。
 敵地での3連戦を2勝1分けで凌ぎきったのは大きい。
 これでスワローズへのチャレンジ権を得たというところ。

 しかし、スワローズは、下位に負けない。
 まぁ、下位チームが対スワローズ戦にだらしなさ過ぎる感が満載なんだが、本来差を詰め開くはずが、まだ差は変わらない。
 まぁ、これからは、直接対戦で勝つしかないが、それまではスワローズと同じペースで進まなくてはいけない。
 タイガースもこれから、下位チームと9試合。
 絶対に取りこぼせない。一戦必勝で行かないといけない。
 その上で神宮での直接対戦を迎える。
 これしか、スワローズを引きずり下ろす術はないだろう。

 今日の試合は、中四日の山口に球数を投げさせることができたのが勝因。
 3回途中で70球、大山に一発打たれて、糸原を四球で出したところで交代。
 中四日だし、もう70球投げ、調子もイマイチであるから、早めに見切りを付けざる得なかったのだろう。
 これで原の継投も、後手に回る可能性が高くなたt。

 山口を繋いだTONE(トン=豚)は、3回から5回に入って、中野、マルテを連続で歩かしたところで、交代。
 後の鍵谷は、大山は討ち取ったものの、糸原を歩かせ、糸井に四球の後の初球を狙われ、3点タイムリー2ベースを献上した。
 この5回で4点差は、ガンケルの調子を考えても、かなりのダメージを与えられたと言っていい。
 原のことだから、糸井のところで高梨を投入するかと思っていたが、まだ5回でもあり、高梨の投入を惜しんだことが、3点に繋がった。

 この4点でいけるかと思ったが、ガンケルが6回に松原に一発をくらって、この回を完了したところでお役御免になった。
 この回で75球だし、この日の調子から見て7回まで行かすと思ったが、早めの継投に入った。
 7回は、及川が完璧。
 これで岩崎、スワレスで硬くいく手筈だったのだが、岩崎が誤算であった。

 その8回の失点だが、まず外野のレフトに熊谷の起用。
 これ、昨日も行ったけど、本職でない人間を守らす危険性を考えてもらいたい。
 最初の若林のヒット、普通のレフトが本職なら、前進して捕れたんじゃないか?
 熊谷が目測を誤って、前進するのを躊躇して、ヒットにしたように見えた。
 やはり、外野の守備固めは、外野を本職とする選手にお願いしたい。
 熊谷を外野手にするなら、そういう準備をちゃんとしてやって欲しい。
 ここからいらぬピンチを招いて、1点差まで迫られることになった。
 
 まぁ、最後のスワレスがここ2、3試合の調子から立ち直ったようで、完璧なピッチングでことなきを得たが、まかり間違えば逆転サヨナラなんてこともあり得たから、守りについてはもう一度考え直した方がいい。
 下で頑張った、小野寺か江越を上げて、守備固めに使う方がいい。
 ここからは、簡単にミスで負けましたってわけには行かないんだから。

 さぁ、次は甲子園で広島、中日との対戦だ。
 下位に負けないスワローズについて行くためにも、もう落とせない。
 一戦必勝だ。

 ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 19:06 | comments(0) | - |
3−0 対讀賣 遥人が救世主、プロ初完封で分かれ目の一戦を試合を制す
 しかし、この一戦で、プロ入り初完封を成し遂げるとわ。
 この遥人のピッチングでタイガースは、救われた。
 ヤクルトに抜かれ、中日戦と昨日ん試合と勝ちきれず、引き分けが続いたあとの一戦。
 相手は、前回やられている菅野。
 ここで負ければ、タイガースがズルズル後退しかねない、分かれ目の一戦を託された遥人。
 そのピンチを、完封という最高の結果で応えたピッチングが素晴らしかった。

 特に8回の表。
 1死で、打順が回って来た。
 代打で、岩崎への継投に入ることを恐れていた部分はあったが、そのまま遥人が打席に入った。
 まぁ、ここまで完璧に讀賣打線を封じている遥人は、球数も80球だし、代えては、讀賣打線を喜ばすだけなので、続投の判断は正しかったと思う。
 しかし、ここは当然、打席の遥人には「振るな」の指示が出ているかと思った。
 ここで無理して当てに行って、手が痺れましたでは次の回のピッチングに影響しかねない。
 4球目を空振り、5球目をファールにしたときは、「おい、おい、振るなよ。大人しくしよけよ。」とテレビに向かって言っていた。
 それが、6球目をヒットにしたからたまげた。
 それより、打った後、手が痺れたような仕草をしたのが気になっていた。
 それが、近本の2ベースを呼んで、中野の2点タイムリーにつながり、8回で3点のリードを得たから驚いた。
 ただ、セオリーから言えば、あそこで遥人に打たすことはなく、立っているだけにするのが普通なんだろう。

 そうして、遥人の初完封がかかった9回の裏。
 先頭の松原の大きなバウンドのセカンドゴロは、木浪が取りきれず内野安打にした。
 その次の坂本のサードへの当たりも、小幡が弾いて、バックアップの中野からの送球が間に合わず、連続の内野安打になる。
 ここにもタイガースの守備の弱さがある。
 讀賣の内野で吉川、坂本が、尽く内野安打の可能性のある当たりをアウトにしていたのと対照的でもある。
 大体守備位置がおかしい。
 セカンド木浪でサード小幡って、逆なんじゃないの?
 小幡は、2軍でもショートかセカンドが主だし、1軍に入ってもショートかセカンドの起用が続いていた。
 サードを経験させて来たのは、ここ最近の試合からだ。
 木浪も突然セカンドの起用が増えて来たが、それまではショート、時々サードだった。
 こういうやっつけ仕事の守備は破綻しやすい。

 あの中野だって、キャンプやオープン戦、シーズンお最初までセカンドの練習、起用ばかりだった。
 つまり、糸原の控えとしてのポジションを与えられていた。
 それが、シーズンに入ってスタメンを勝ち取るような打撃を見せてくると、好調の糸原に代える訳にいかず、不調であった木浪の代わりのショートのポジションを与えられた。
 結局ショートの練習を本格化されたのは、シーズンに入ってからだ。
 それでエラーが多いとか言われちゃ困るわな。
 今日の9回だって、木浪と小幡のポジションが逆なら、ピンチは招かなかったし、もっと少ない球数で遥人は完封していたかもしれない。
 やはり、守備はちゃんと準備があってこそ、向上するもんだ。

 この終盤でタイガースの守備の問題が浮き彫りになった。
 それは、去年も一昨年も言われていたことだが、今年のように優勝争いをしていたわけではないので、貧打の問題に隠れていたと言っていい。
 今年は、その問題をより強く感じる。
 今年の結果がどちらに転んでも、この課題を克服して行かないと、タイガースの明日はない。
 来季は、ちゃんとした準備をしないといけないと覚悟すべし。

 さぁ、窮地は、遥人に救われた。
 遥人が誠の救世主となるかは、明日の試合の結果次第だろう。
 ガンケルが、前回の失敗(バックに足を引っ張られたこともあったが・・・・。)を克服して好投してくれることを願う。
 ただいつも期待は裏切られるのがタイガーススタイルだから、期待はしないで応援しようっと。

 ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 17:35 | comments(0) | - |
6−6 対讀賣 こういう試合を勝ちきれないから、2位にいる
 展開的には、よく追いついたというところだし、讀賣の方が勝ちきれなかったというように見えるだろう。
 だが、本当の展開的には、3回までにいい形で得点を挙げ、3点リードしていたタイガースが、逃げ切らなければいけない試合。
 1回のチャンスも、大山が勇気を持ってダブルプレーになる打撃をして、2点目を挙げた。
 これまで、あれができずに三振して、後続が倒れて得点できないという状況が続いていたので、あれは良かった。
 掛布さんなら、「ここはダブルプレーでいいんです。それより2点目を取るということが4番の仕事なんです。」と言ってくれるところだ。
 これが、次の犠牲フライを素直に上げられるバッティングに繋がったと言っていいんじゃないか。

 その理想的展開を打ち壊したのが西のピッチング。
 せっかく吉川をダブルプレーにとって、乗って行かなくてはいけない場面で、松原を歩かしてしまった。
 この250から260くらいしか打てない松原を270に押し上げているのは、タイガースのおかげじゃないか。
 西も何を怖がっているのか、松原に必要以上に警戒したピッチング。
 なんせ、松原は、この後3三振なんだから、所詮その程度のバッターだと、見下ろしてなげんかな?
 
 この四球が、5失点のビックイニングを作らせるきっかけになった。
 まぁ、今季の西は、点を取られると、一気に4、5点と大きく取られるのが常だ。
 岡本に同点3ランをくらった後、亀井に2ベースを打たれたところで交代すべきだった。
 ここを岩貞あたりで凌ぐことが、あとの展開を考えるとベストじゃなかったか。
 結局、続投で丸に逆転の2ランを献上してしまう。
 ここまで最悪の状態の丸を助け起こしてしまうほど、最悪な西のピッチングだった。

 大概は3点以上のリードが西の好投の条件なんだが、今日はその3点のリードをもらっても、撃沈してしまった。
 これは、今季の西がそれほど悪いということなんだろう。
 残り試合のローテを考え直さなくてはいけなくなる。
 これからは、1戦必勝の戦いが続く。
 先発の調子が悪いとなれば、すぐに代えて防戦を図らなくてはいけなくなる。
 西、アルカンタラ、藤浪あたりを第2先発の位置付けで、早期に先発が崩れた時の中継ぎとして、待機させるのも手かもしれない。
 西の代わりは、岩貞を先発に回してみてはどうだろう。
 本来先発型のピッチャーだし、貴重な左の先発として、第2先発も準備している中、行けるとこまで行かすことでなんとかならんか。
 または、アルカンタラを先発に、岩貞を第2先発に回すかだ。

 しかし、この日は西の5失点がかなり響いて、馬場が失った1点も効いたが、結局マルテの2ランと、9回にビエイラを攻めて同点までがやっとだった。
 9回も糸井の三振はいただけない。
 せめて内野ゴロ、ボテボテでいいから打てなかったか、また作戦的にスクイズを含めて、意表をつく攻撃ができなかったか。
 2アウトでも最後の近本がセーフティを仕掛けても面白かったし、糸井のところで外野フライを期待するなら、原口という手もあったと思う。
 まぁ、あそこで決めきれないのが、今の位置に落ちて来た原因なんだろう。

 スワローズが下位に取りこぼしをしない(今日は、大野の中日に勝利している)今、これ以上負け数を増やす訳には行かない。
 今日の引き分けは、負けなかったということだけにしか価値を見出せない内容だった。
 明日は、どうなるのか?
 期待しないで、見ることにする。

 ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 21:46 | comments(0) | - |
3−3 対中日 下位チームに勝ちきれないもどかしさよ
 伊藤将の8勝目が消えた。
 先のスワローズ戦に続いて、好投が報われない試合が続いている。
 それも、これも援護しきれない打線に責任がある。
 昨日の松葉といい、今日の笠原といい、1軍半レベルのピッチャーに悠々投げさせて、完全に見下されている。
 ドラゴンズもチームとして得点力がない、貧打のチームだが、それでも3、4番の大島、ビシエドは怖さを持っている。
 だが、タイガースは近本、中野、糸原だけで攻撃をしているようなもので、これでは1軍半に見下されるのも無理はない。

 それでも今日は、マルテが初回にタイムリー、8回には大山がタイムリーを放って、存在感だけは見せた。
 これが、打線浮上のきっかけになれば、この引き分けは価値があるが、本来そのきっかけになるべく佐藤輝の一打がファールになったのが痛い。
 2軍でホームランを打って、すぐに1軍登録、即スタメンで起用したのは良かった。
 これで、あのファールがホームランであれば、一気に勢いづくところだったのだが・・・・。

 しかし、サンズが悪いわ。
 去年と同じ終盤で、速いたまに合わせられなくなり、ボール球を追いかけ、凡打を繰り返す。
 本当は、サンズを1回抹消して、ロハスを残しておくべきだったかもしれない。
 次の讀賣戦、メルセデス、菅野、山口というローテだろうから、ロハスの左打席が役に立つ気がしてんだが・・・・。

 もう残り試合が30を切って、打線がこの状態であるのは最悪だ。
 なんか。次の讀賣戦、前回の甲子園のリベンジをされそうな気がしてならない。
 悲観的な考えしか頭をよぎらない、この頃。
 この状態を払拭するのは、あくまでも打線の奮起しかないのである。

 スワローズは下位に取りこぼさない。
 今日のナイターも横浜には期待するが、まぁ無理だろうと思っている。
 万が一横浜に取りこぼせば、今日の引き分けは勝ちを持つ。 
 逆にスワローズが勝てば、今日の引き分けは、追いつかれての引き分けだけに、負けに等しくなる。
 もう、スワローズより負けないことが大事になる状況だけに、今日のスワレスの調子は不安だ。

 明日からの讀賣戦。
 期待すると裏切られるタイガース。
 まぁ、ここでやられて、ズルズル行ってしまうと思っておいた方がいい。
 2軍ような勢いが欲しいもんだ。

 ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 17:07 | comments(0) | - |
1−2 対中日 松葉クラスから点を取れないんじゃ・・・・
 しかし、この日の松葉に6回を零封されるようじゃ、打線は最悪だ。
 こういう試合を落としていると、ヤクルトにさらわれるのも時間の問題。

 近本が好調を維持している。
 中野もよく頑張っている。
 糸原も復調して来た。
 この3人が機能しても、これを返す主軸が全然だから、得点力が半減だ。
 これが、明日すぐに打てるようになるかというと、どうにもそういう訳にはいかないだろう。
 
 やはり、起爆剤として佐藤輝が必要なんじゃないか。
 思えば、前半戦の攻撃の起点になることも多かった。
 佐藤輝が打てば打線がつながり、大量点に繋がる。
 そういう星のもとにいる選手だ。

 今日2軍戦で、ホームランを放った。
 上げるのにはいいきっかけだ。
 ここで佐藤輝を上げて、開幕当時の打順に戻して、リスタートしたらどうだろう。
 もう、技術がどうこう、調子がどうこう言っている状態ではない。
 勝ち続けるしかないんだから。
 
 そうこう言っている間にヤクルトが横浜に勝って、首位に浮上した。
 タイガースは、2位に陥落。
 これで明日負けるようなことがあれば、その後の讀賣戦と、ズルズル後退しかねない。
 もうこれ以上負け数の差を広げてはいけない。
 次の直接対戦の前に負け数の差を最低でも3つにして置かないと、92年の時のようにヤクルトに優勝をさらわれる。
 スワローズは、Bクラスのチームに取りこぼしをしない。
 タイガースも同じように取りこぼしなく勝って行かなくては、食いついていけない。
 明日は、死んでも勝て!

 ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 22:09 | comments(0) | - |
3−2 対中日 なんで秋山を代える必要があったのか?
 5回を87球で、被安打5、無失点できた秋山を、6回から小川へスイッチした。
 確かに秋山にしては3四球とコントロールがいつもほどではない部分は、あったのかも知れない。(それも審判が辛かったのもあるんだが・・・・)
 それで球数が嵩んだせいもあるが、それでも87球だ。
 中9日の登板なんだから、後のピッチャーも考え、当然6回までは秋山で行くかと思っていた。

 秋山のピンチは、どれも守備に足を引っ張られたもの。
 初回の大島の1塁ゴロをマルテが弾いた。
 4回に周平のセカンドゴロ、木浪がランナーを追いかけ、セカンド送球が遅れ、ファーストにランナーを残した。
 あそこは、迷わずショートへ送球していれば、ダブルプレーでチェンジ。
 それがランナーを残し、次の木下のショートライナーを外野へ抜かして、ピンチを拡大。
 結局満塁にして、柳との勝負でピンチを切り抜ける。
 味方の守備に、要らぬ球数を投げさせらるれことになった。

 ただ、こうして攻めていて得点につながらないのは、中日も嫌な感じで思っていたはず。
 こういう状況で、ピッチャーを代えてくれるのは、相手にとってはありがたいと思う状況を作ることになる。
 代った小川は、先頭の周平に四球を出して、流れが中日に完全に傾いてしまった。
 結局、ピンチで、本来は7回を考えていた及川を前倒しで投入したが、京田に同点打を打たれてしまった。

 ただ、ここで完全に中日に流れを渡さなかったのは、及川の踏ん張りによるところが大きい。
 及川は、次の7回も跨いで、中日を抑え、逆転を許さなかった。
 これが最終回のマルチネスを攻略した1点につながったと言っていい。

 まぁ、なぜ秋山を5回までで代えてしまったのか、疑問は残る。
 今、岩崎、スアレスの調子から8、9回は問題ない。
 7回を小川と及川で賄えるとすれば、6回まで先発が頑張ることだ。
 今日の秋山も6回まではと思っていたはず。
 それを5回で代えてしまうから、後のやりくりが大変になる、
 もっと、腰を落ち着けて采配してほしいもんだ。

 あとは、秋山の足を引っ張った守備。
 このところ、失点に繋がるミスが多く目立っている。
 前半は、よく打っていたので、多少のミスは、かき消されていたが、今のように得点力が下がってくると、そのミスが致命傷になる。
 まぁ、守備力は一朝一夕に向上しないが、せめてイージーなミスだけは、防ぎたい。
 これからは、ミスが勝敗に直結する戦いが続くはずだから。

 ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 22:21 | comments(0) | - |
1−8 対讀賣 守備に足を引っ張られ、ガンケル炎上で、実質首位転落も同然
 讀賣に引導渡すはずが、逆にスワローズに実質の逆転を許す結果になった。
 まぁ、今日菅野を打って、勝てば讀賣と4.5差になり、かなり讀賣は苦しくなったはず。
 しかも、初回に1点先制し、幸先が良いと思ったのだが、やはり守備の破綻が死を招く結果となった。

 2回の表、先頭の亀井にヒットを打たれたのはしょうがない。
 次の当たっていない丸をセカンドゴロかと言うあたりが、1、2塁間を抜けていった。
 これも、少し守備範囲が広いセカンドなら、最低一つはアウトに、上手くすればゲッツーに取っていた。
 その後、ウィーラーはサードゴロにとって、1死2、3塁。
 そうして、全身守備で大城をセカンドゴロに取ったかと思った打球が、糸原のグラブの下を潜って、外野へと抜っていった。
 これには、ガンケルもガックリきたろう。
 
 逆転された、1死1塁。
 菅野のバントを処理したガンケルはセカンド送球。
 楽にアウトになるはずが、その送球をなかのが捕球できず、外野へとそらし、2死1塁、かダブルプレーでチェンジが、1死1、3塁というピンチに立たされた。
 もう、ガンケルは完全に切れていた。
 味方に足を引っ張られて、逆転され、さらにピンチを招いたのだから、もう堰を切ったように、崩壊が始まった。
 吉川に3ランを打たれ、松原に打たれた後、坂本にも2ランで、この回7失点。
 2回表で、勝負がついた。

 さして調子が良くない菅野は、7点の援護をもらって、余裕を持ってピッチング。
 焦るタイガースは、菅野の術中にはまって、得点を挙げられない。
 まぁ、浜地がいいピッチングしたのだけが救いかな?

 まぁ、キャンプであれだけ守備練習を疎かにしていれば、こういう結果になる。
 中野だって、ショートを守らせたのは、シーズンに入ってから。
 キャンプ、オープン戦はほとんどセカンドだった。
 練習は、上辺だけで、中身が薄い。
 守備を失敗したら、練習とめて、なぜそうなったのかを検証しながら、やり直す、そういう作業は見たことがなかった。
 だから、ランダンプレーでも、後ろの塁へ追い込まなくてはいけないのに、先の塁に追い込んでしまう、それでもアウトにすればいいや、いいやで、練習が進んでしまう。
 だから、いつまで経っても、ランダンプレーは下手なまま。
 そういう練習が、こういう大事な試合で出る。

 今日の結果だけでなく、そういう部分を反省し、来季のキャンプの課題にして、キッチリ練習させないと、優勝なんてありえない。
 今日の負けで、勝ったヤクルトと1.5差だ。
 負け数が5つも多い。
 これは、実質ヤクルトに抜かれていると思っていい。
 来週は、中日と讀賣の6試合。
 10月の直接対決までに、負け数を最低3つ差にはしておかないと苦しい。
 今日負けたおかげで、讀賣同様、タイガースも崖っぷちに追い込まれたと言っていい。

 ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 21:48 | comments(0) | - |
1−0 対中日 ハルが来た?
 対大野の中日戦。
 こういう勝ち方しかないという勝ち方。
 大野と投げ合うピッチャーが相手を封じ込む。
 少ないチャンス、ワンチャンスを生かして得点を挙げるか、一発に期待する。
 その少ない得点を、ピッチャが必死に守り抜く。
 そういう勝ち方しか、想像できなかった試合だが、それを遥人と糸原が成し遂げた。

 今週に臨むにあたって、週末の中日戦が、大野、柳のローテで、最後の讀賣戦が菅野。
 かなり厳しい週末になると予想され、その前のスワローズ戦を確実に勝っておきたいと思っていたが、結果1敗1分という最悪の結果になった。
 そこで台風の影響で昨日の試合が流れて、大野がスライド。
 柳との対戦は無くなったものの、中日と大野の1試合だけというのは、また厳しい。 
 かと言って、簡単に負けるわけもいかず、大野と投げ合うピッチャーの出来が大きく試合を左右することになった。
  
 ドラゴンズは、大野の先発をスライドしたが、タイガースは、昨日の先発予定の秋山はスライドせず、高橋遥人にこの試合の先発を任せた。
 遥人は、復帰戦となる前回のスワローズ戦で初回に味方に足を引っ張られる場面もあったとはいえ、初回で5失点して試合を壊してしまった。
 それ以来、の先発。
 まぁ、ここで先発させるということは、来週末の東京ドームの読売戦にも行くということなんで、遥人本来のピッチングに期待しての起用だったのだろう。

 その遥人は、期待通りのピッチングを見せた。
 7回を投げ切り、ヒット2本で10奪三振、無失点で投げ切った。
 今日は、初回の立ち上がりに京田を1球でショートゴロに打ち取った。
 これが大きかった。
 前回のスワローズ戦は、初回に打ち取ったかと思った塩見を内野安打にしてから、狂い始めている。
 久々のピッチャーが最初のアウトを取ることの難しさ、立ち上がりの最初のアウトが、いかにピッチャーを落ちすかすかと言うことがわかる。

 その立ち上がりを最高の形で乗り切った遥人は、大野に負けない内容でドラゴンズ打線を抑え込んでいった。
 対する打撃陣は、4回の1死1、3塁の絶好の場面で、大山がファールフライ、ロハスがセカンドフライでチャンスを潰すと言う相変わらずの拙攻で無得点。
 こう言う試合で、チャンスを逃すと、逆に相手に付け入られるのだが、遥人のピッチングはそれを許さなかったほどの出来であった。
 しかし、あの場面で大山が外野フライ人ひとつ上げられないのが情けない。
 まずは、1点を取りに行くためのバッティングを考えて打席に入っていたのだろうか?

 しかし、遥人が相手に付け入る隙を与えないピッチングを続ける中、6回にチャンスが来た。
 近本が無死からヒットで出塁すると、このところバントが見違える様に上手くなった中のが送って、1死2塁。
 ここでこの日大野から2安打している糸原が、この打席も1塁線を抜く2ベースで、貴重な1点を挙げることができた。
 糸原は、大野に合っていることもあり、上手く打ちに来たストレートを引っ張り込んで返した。
 ストレートを内角に力で抑えようとしてくる大野のピッチングをよく読んだ打撃だった。

 しかし、その後のマルテ、大山が続けて凡退し」、1死2塁のチャンスは、追加点にならず、文字通り虎の子の1点となってしまった。
 まぁ、大野が代った後、福から掴んだチャンスも、大山が代った田島にファーストゴロに討ち取られ、無得点だったからなぁ。
 結果、岩崎、スアレスと繋いで、その虎の子を守り切ったタイガースが完封リレーで勝利した。
 最後のスアレスがイマイチの様に見えたのが不安ではあるが、この難敵大野の中日戦に勝利したのは大きい。
 これで、今日のスワローズ、讀賣戦の負けた方とは、ゲーム差が広がる。
 勝った方とは、現状維持。
 
 これからもタイガースの負けられない戦いは続く。
 まずは、明日の讀賣戦。
 これも菅野相手だけに、ガンケルが遥人の様なピッチングをしてくれることを祈っている。
 それでこそ、本当にハルがくることになるのだから。

 ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 18:08 | comments(0) | - |
0−1 対東京ヤクルト 昨日の引き分けを喜んで、今日の試合を落とす
 全く、序盤で沈められたライアンを8回までもたせてしまい、挙句完封リレーをっ食らってしまった。
 再三、ノーアウトで出塁しても、何の策もなく、後続が凡退し無得点を続ける。
 
 初回の近本のツーベースの後、中野は最低限近本をサードへ進める打撃が必要。
 打ち上げては、何もできない。
 昨日のことを考えれば、ここで送らすことも考えなかったのだろうか。
 6回の近本を送らすなら、ここで送らせて、まずは先制の1点を挙げることを考えるべきだろう。

 そして、6回と9回の満塁のチャンスを逸したサンズの打撃。
 これは、サンズの起用法と、昨年も終盤に失速したことから、今年はそうなるまいという気持ちが焦りになっている。
 苦手今永に起用され、ノーヒット、昨日は得意のスワローズ戦でベンチ。
 今日の起用には、力が入りすぎたんじゃないか。
 打とう、打とうという気持ちが前に出過ぎていて、なんかつんのめって打ちにいっている感じ。
 これでは、いい結果は出ない。
 思い切って8回は代打を送って勝負に出る手はあったと思う。

 それでも、今日の試合を落としたのは、昨日のラッキーな引き分けを、ただ喜んで反省をしなかったせいじゃないか。
 思えば、昨日の試合、タイガースが6、7点取って、勝っていておかしくない展開。
 それを、やっとの思い出引き分けになった、その拙い攻撃の仕方や状況を考えないバッティングを反省していなかったんじゃないか。
 それが、同じミスをすぐ翌日に繰り返してしまう。
 今日は、ラッキーなホームランがなく、結局負けてしまった。
 やはり、ちゃんと分析、反省して、次に供えないといけない、そういう準備を怠るところに勝利はないってことだ。

 これで、スワローズは生き返ってしまった。
 この2戦で、タイガースの負けが増えて、スワローズとの差が広がってしまった。
 この敗戦は後々響いて来そうな気がする。
 
 スワローズと讀賣がこの後対戦する隙にと、思うが、タイガースはドラゴンズの大野、柳を相手にしなくてはいけない。
 今日の様な戦いをしていては、差を広げるどころか、さらに詰められてしまうだろう。
 なんとか、しのいで讀賣戦に望みたいところだ。

 ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 21:02 | comments(0) | - |
4−4 対東京ヤクルト 負けなかったことを喜ぶか、勝てなかったことを悔しがるか
 この試合、1−4で9回、抑えのマフガフからマルテが起死回生の同点3ランを打って、引き分けに持ち込んだ。
 この回だけを見れば、それは負け試合を追いついたのだから、喜ぶべき試合だったのだろう。
 ただし、それを手放しで喜べる様な内容でなかったことは、そこに至る過程にある。

 まずは、3回の表。
 1死満塁で、マルテ、大山が連続三振。 
 マルテは、ど真ん中のチェンジアップを見逃しの三振。
 大山は、ソロへのボール球のスライダー(カーブ?)を振って三振。
 
 5階の表。
 無死満塁で大山が三振。
 糸井がセカンドゴロでダブルプレーで無得点。
 特に大山の打席は、初球の内に来た、甘い落ちないフォークを見逃し、その後も何を待ているのかわからない見逃しが続いて三振。 
 マルテが歩いた後の初球だ。
 四球の後の初球を狙えの鉄則からして、狙えば絶好の甘い球だった。
 いつもの大山なら、この初球を捉えに行ったはず。
 何が躊躇させたのだろう。
 
 ここは、ダブルプレーでも1点入る。
 なお。ランナーが3塁に残るのだから、ダブルプレーでもいいわけだ。
 掛布さんなら、ここはダブルプレーでもいいんだから、思い切って打ちに行って欲しいっていうところだろう。
 一番いけないのは、三振することだ。
 5回で1点差にすれば、まだまだ流れがどうなるかわからない。
 ここを無得点で終わることは、流れを相手に渡すことなんだ。
 それゆえ、大山の消極的な姿勢が気になった。

 そして、7回は、中野のタイムリーで1点返した後、無死1、2塁のチャンス継続。
 マルテが、あわや逆転3ランかというファール(ポールの頭上を巻いている様に見えたけど・・・)の後、キャッチャーフライ。
 そして、大山、糸井が連続三振。

 まぁ、ここまでチャンスというチャンスを尽く無駄にしているんだから勝てるわけがない。
 スワローズ戦に強いサンズも使わず、ずるずる負けるのかと思っていた。
 なんか、サンズとロハスの使い方が逆の様に見えるんだよなぁ。
 今永を苦手にしているサンズを、わざわざベイ戦に使って、得意のスワローズ戦にサンズを使わない。
 ベイ戦にロハスで、この試合でサンズじゃなかったか?
 
 チャンスの時は、どういう形にせよ得点を挙げることが最優先事項だ。
 そのためには、どういうバッティングをすればいいか、いつも考えながら試合をやっているのか?
 相手が、1点は仕方がないというシフトを敷いているのに、「いやいや、1点なんて入りません。」って言って、ぶん回したり、甘いホームランボールだけを待っていて、見逃しの三振になったり。
 そういうことをしていては、こういう厳しい試合に勝ちきれない。
 
 相手が1点はやるよって言っているんだから、遠慮なくいただく姿勢が大事。
 そうしたら、その1点が取れるかを考える。
 常に、考えながら野球をする。
 相手が、一番嫌がることは何か。
 この場面で、どういう攻撃をされたら嫌なのか。
 相手が思いもしない意表を突くことを常に考える。
 そういうことを常に考えることで、点の取り方が上手くなる。
 試合運びが上手くなる。
 そう、もっとずる賢くなっていい。
 そういう部分が今タイガースに一番欠けているところ。
 そういう視点で、もの終盤の戦いを戦い抜くことで、野球のレベルがもう一段上がる。
 そこを目指して、次の試合からもう一踏ん張りだ。

 ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 23:36 | comments(0) | - |
1−8 対横浜DeNA 無策で今永を攻略できるわけがない
 まずは、今永に徹底的に抑えられているサンズを3番で起用している。
 ここは、比較的今永を打っている大山を上位に、3番に入れても、サンズを3番にして、4番に戻してもいい、そういう起用をすべき試合。
 その上で、ロハスの起用を考える必要もあったろう。
 
 サンズは、初回のチャンスで三振。(後のマルテが、内野安打で先取点が取れたからよかったが・・・・)
 3回は、1死2塁で、ショートフライ。
 5回は、2死1、2塁でサードゴロ。
 尽く、チャンスを潰す役割しか果たせなかった。
 
 あとは、ガンケルのオースティンへの投球。
 2死3塁で、1塁が空いてるだけに、無理に勝負することはなかった。
 それでなくても、ガンケルはオースティンに良く打たれている。
 ここで追加点は、なんとしても防ぎたいところ。
 カウントも2−2だし、歩かせることも考えた勝負に徹底すべき場面。
 まして、次の宮崎は、ガンケルに合っていないのだから。

 まぁ、今永を苦手にしているサンズの起用と、オースティンと苦手にしているガンケルが無理に勝負に行ったことが、今日の敗因だ。
 本当は、横浜での試合の相性の良さを生かして、僅差の勝負に持ち込んで、なんとか勝っておきたい試合。
 その目論見は、データを見ない選手起用と勝負で脆くも崩れ去った。
 折角、今週の勝ち越しを賭けた試合だったのだが、これで3勝3敗の五分出終わった。
 
 2位のスワローズの負け数が少ないのが気がかりだ。
 実際は、もう並ばれているのと同様と考えた方がいい。
 スワローズの負け数が、タイガースに並ぶまで負けられない。
 来週の神宮の2連戦。
 最低限1勝1敗、できれば連勝したい。
 まずは、青柳が先週のリベンジをしてくれることを期待する。

 ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 20:22 | comments(0) | - |
4−1 対広島 秋山、ノーノー逃すも、2年連続の2桁勝利達成!
 惜しかったなぁ。
 完全に、ノーノーペースだったんだが・・・・。
 しかし、西川もあんなボールに手出さんでも・・・・、しかもホームランにしやがった。
 それでも、タイガースが逃げ切り、秋山は10勝目。
 2年連続の2桁勝利を達成した。

 しかし、秋山というピッチャーは、不思議なピッチャーやなぁ。
 球速は、140kmを超えるか、超えないかというところでしかないのだが、そのストレートを打たれない。
 ほんと、130km台の快速球と言って良いくらい。
 球質がいいんだろうか、回転がいいんだろうか、球速で測れない力があるんだろう。
 そのストレートをより早く見せる変化球とのコンビネーションで相手を押さえ込む。
 巷で言われる、コントロールの良さっていうのは、寅吉的には、抜群とは言えないと思う。
 四球を出さずに、まとめられる、ある程度のコントロールは持っているが、俗に精密機械とか、ボール1個分の出し入れができるとか、そういうレベルではないと思っている。
 それでも、その130km台の快速球を武器に、相手に向かっていく、そういうピッチングが秋山の真髄ではないか。
 今日で10勝5敗。
 5つの貯金ができているのが大きい。

 スワローズに負け越した後の広島戦。
 しかも、好調の広島相手に、マツダスタジアムでの2連戦。
 これに連勝できたのは大きい。
 これで、今週も5割以上が確定。
 明日の横浜戦をなんとか勝って、貯金を増やしたい。

 明日は、今永相手。
 まずは、今永に球数を投げさせる様な攻撃をしたい。
 そうして、ガンケルがベイを最小得点に抑えるピッチングをすることが大事だ。
 1試合マッチだけに、楽な戦いはできないが、この広島戦の連勝を生かす意味でも、ここは勝ち切りたいところ。
 まぁ、そう意気込むと、肩透かしをされてしまうのが、タイガーススタイルなんだが・・・・。
 
 ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 17:16 | comments(0) | - |
4−1 対広島 拙攻続きだが、西に100勝目をプレゼント
 西に勝ちがついてよかった。
 幸先よく初回に1点を先取するが、毎度のことだがこのリードは西には重荷になる。
 すぐに取り返されて、同点のまま6回のチャンスを迎える。
 この1死満塁のチャンスで、打順が西に回ったところで、代打・サンズ。
 この積極策が功を奏して、サンズがタイムリー、2死から中野もタイムリーで2点をリードした。

 この回で西に代打を送ったが、西には勝利投手の権利が残った。
 今の西に勝ちをつけるには、序盤で大量リードを奪うか、今日の様な形しかないと思っていた。
 僅差のリードになると、抑えなくてはいけないという思いが強くなりすぎ、よりコーナーを狙い、カウントを悪くし、球数も増やす。
 結果、甘くなったところを痛打されるという展開が続いていた。
 これを打破するには、余裕でピッチングができる5点くらいのリードを奪うか、今日の様に点を取って勝ち越した後、すぐに西を代えてしまうかだ。
 今日は、上手いとこチャンスで西に打順が回り、代打を出しやすい状況になった。
 しかも、ちょうど5回を投げ切った後だけに、勝ちこせば勝ち投手の権利ができる。
 
 それでも、5回の裏のピンチを凌いだからこそ、そういう状況になった。 
 あそこで踏ん張れず、失点していたら、今日の100勝はなかったと言える。
 タイガースも14安打で、4点しか取れていないのだから、あそこを踏ん張った甲斐があったというものだ。

 ヒットは出ているが、ホームランが出ないとなかなか点にならないタイガースの打線は、まだまだ本調子ではない。
 今日も本塁で2度(どちらも梅野)が憤死している。
 ビデオ判定が、どちらもタイガース側に良い結果を出したことも幸いした。
 そういう中、ホームランを期待できる佐藤輝が登録抹消となった。
 ちょっと、当てにいく感覚が出てきていて、逆に当たらなくなっているという悪循環位はまっていた様に見える。
 本当なら、1軍に置いておきながら、2軍の試合が重なる時は、2軍で実戦を踏んで調整をさせた方がよかった様に思う。
 できるだけ早く、戻ってくることを願っている。
 打線のピースとして、必要な人材なんだから。

 まぁ、今日勝ったことで、スワローズ戦の負け越しの流れを止めることはできた。
 できれば、明日も秋山で連勝し、前回の3タテの借りを返したいもんだ。
 これからは、1週間単位を確実に勝ち越していくことが大事だ。
 明日、もう一丁!

 ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 22:12 | comments(0) | - |
3−13 対東京ヤクルト ハル遠からじ、負の連鎖が続く
 遥人の復帰初登板を、バックが足を引っ張って、台無しにした。
 今季初登板の遥人は、立ち上がり150km近いストレートの走りを見せ、調子自体は悪くは見えなかった。
 ただ、最初の塩見に内野安打で出られたのが痛かった。
 立ち上がり、最初のアウトを早く欲しい。
 そういう心理の中、討ち取った球を内野安打にされたのは、ちょっと堪えたのかもしれない。

 そういう中、山田のショートゴロを悪送球で生かしてしまった、大山のエラーの罪は思い。
 これをきっちりアウトにしていれば、1死2、3塁で、ファーストを空けた状態で村上との勝負に入れる。
 そうなれば、遥人のピッチングも変わっていたはず。
 まして、最初のアウトを取れた後だけに、もっと落ち着いてピッチングができたんではないか。
 そうなれば、初回で5失点などという惨状には、ならなかったんじゃないか。

 それにしても、坂本のリードは、何故あんなに変化球が多かったのか。
 遥人の持ち味であるストレートをもっと見せながら、組み立てないといけないと思うのだが。
 ストレートの走りは、初回を見る限り悪くはなかった。
 狙われていても、そう簡単には打たれないストレートが遥人の武器なんだが・・・。

 遥人を繋いだ藤浪が、抜群のピッチングで1イニングを凌ぎ、2イニング目に入ったところで狂った。
 先頭の相手ピッチャーの高橋をストレートの四球で歩かせて、狂いが生じてきた。
 大体、藤浪は加減して投げるとコントロールがつかないピッチャーなんだ。
 それは、ファーストへのショートスローを苦手にしていることでもわかる。
 相手がピッチャーだからといって、加減してストライクをとりにいく様なピッチングは、逆に調子を狂わせるし、コントロールをつかなくする。
 これで、完全に藤浪は、ピッチングを忘れた。
 そうなると制御が効かなくなる。
 交代は、この先頭バッターをあるかした時点ですべきだった。

 そうして藤浪を繋いだ岩貞は、村上をショートライナーに取った。
 これも、ショートの中野が、ずる賢い取り方で、ショートバンドで処理すれば、ダブルプレーも狙えたかもしれないが、そこまでの余裕はなかったし、そういう練習は全然していないので、頭をかすめることもなかったのだろう。
 本当は、ここでオスナに馬場をぶつけるところだが、岩貞を続投させ、タイムリーで追加点を取られて、この試合を決められた。
 まぁ、岩貞の勝ち運に賭けた訳じゃないだろうが、この試合を真剣にとりにいく気概があれば、ここは右ピッチャーにスイッチすべき場面。

 しかし、肝心なことは、この3位のヤクルトとの勝ち越しを賭けた3戦目の大事な試合のマスクを何故、梅野に任せなかったってことだ。
 それほど、梅野を信用していないのか?
 梅野の体調に問題があるのか。
 そうではなしに、この大事な一戦のマスクを坂本に譲ったとすれば、梅野の気持ちはどうなのだろう。
 下手すると、オフのFAの問題に発展するかもしれない。
 そういう不信感を抱く様な起用じゃなかったか?

 この試合をミスで失ったタイガースは、まだまだ突き放して走れる状態にはないってことだ。
 逆に、負け数が圧倒的に少ないスワローズの存在が、不気味さを増した試合となった。
 これで、今週はっ負け越しスタートだ。
 週末にしっかり勝ち越しって、最低限五分にはしておきたい。

 ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 22:11 | comments(0) | - |
5−3 対東京ヤクルト 強気のピッチングで一平ちゃんのプロ初勝利!
 やはり、向かっていく気がないとダメだて事。
 昨日の青柳や、西、秋山の様に、交わそう、交わそうとして逃げ回っているピッチングは、どこかで必ず捕まる。
 向かっていって、押さえ込む、そういう気概がないと、相手は抑えられない。
 小川も、ようやくその域に達してきた様だ。

 球そのものはいいものを持っていた。 
 それ故、去年の開幕から1軍へ抜擢され、開幕2戦目で当番のチャンスを得た。
 ところが、ここで打ち込まれ、自信喪失状態になった。
 まぁ、初登板で丁寧にという気持ちが、コーナーを狙わせ、挙句カウントを悪くして、ストライクをとりに行く球を捉えられた。
 まぁ、撃ち込まれる悪循環に初登板から巻き込まれたわけだ。
 その結果、去年は、丁寧に、コーナーをという気持ちがより強くなり、小川本来の球の勢い、球威を失わされた。
 
 そうして、今季は開幕2軍。
 それでも、小川は自分本来のピッチングを思い出すための努力をしてきた。
 下では先発にもチャレンジし、短いイニングとの差を感じながら、短いイニングで、相手を抑えるには、相手より強い気持ちで向かっていかないといけないことを学んできた。
 今季昇格した小川のピッチングが変わった。
 たとえ、多少打たれても、向かっていく気持ちを忘れず、逃げのピッチングはしない、そういう姿勢が見て取れた。
 今日の初勝利は、その小川の成長の証だ。
 今季の中継ぎ、特に7回を投げるピッチャーが岩貞の崩壊で不在となっている。
 ここを小川と及川で賄える様になると大きい。
 ますます、がんばれ!

 しかし、やっぱり大山は、Mr.Septemberなんだなぁ。
 9月に入った途端に打ち出した。
 今日も決勝の2ランで、勝ち試合全てでヒーローとなっている。
 まぁ、この時期に調子が上がってくることは、頼もしい。
 そろそろ、4番で力んでいるマルテを3番にして、大山を4番に戻してもいい様に思える。

 ただ、打線全体としては、まだまだ、一発に頼りすぎで、今日の2回の攻撃(1点しか取れなかった。)や、8回の攻撃など、点を取ることが下手な面が出ている。
 アレを争う中、いかに1点を積み重ねていくか、どういう攻撃が相手が嫌がるのか、もう一度考え直したほうがいい。

 さて、明日は遥人の初登板だ。
 やっと間に合った。
 これから、アレ争いの中、貢献できるピッチングを期待したい。
 
 ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 21:56 | comments(0) | - |
0−12 対東京ヤクルト 燃え尽き症候群と呼ぶにも、呼べないほどの惨敗
 なんだかなぁ・・・・。
 讀賣戦に良い勝ち方していたから、期待してたんだけど、そういう時は得手してこうなる。
 大体、讀賣戦の後は、燃え尽き症候群とか言われて、コロッと負けることが多くある。
 それでも、今日の相手は、優勝を争うスワローズだ。
 そんなこと言っている状況ではないのは、わかり切っているはず。

 スワローズは、讀賣とタイガースには、分が悪いが、回チームに徹底して勝っている。
 これだけ、讀賣とタイガースに対戦成績が悪くても、この位置にいるのは、いかに取りこぼしが少ないかわかる。
 そのスワローズは、一番試合消化が少ない。しかも、下位チームとの対戦を多く残している。
 厄介なのは、負け数が一番少ないチームだということだ。
 讀賣戦の勢いをかって、ここで叩いておくべき試合。

 先発は、スワローズとの相性がいい、青柳。
 その青柳が3回で、5失点と打ち込まれた。
 このところのタイガースの投手陣は、みんな西と同じ状況。
 「勝ちたい」「勝たなきゃいけない」という思いが守りのピッチングにさせている。
 相手を抑えようというより、なんとか無難にかわしたい、そういうピッチングだ。
 そういう攻めのピッチングを忘れた、逃げのピッチングは、逆に捕まりやすい。
 しかも、捕まると、大量失点をしてしまう。
 前回の青柳、秋山、そしてこのところずっと、西がそういう状態だ。

 まぁ、明日の先発の伊藤将が、前回ガンケルと2人だけの攻めのピッチングができていたピッチャーだけに、この負の連鎖を止めてくれることを祈るだけだ。(リリーフでは、小川が攻めのピッチングをして、好投している。)
 本当は、今日の青柳がそうして、勢いをつけて、スワローズを引き離しておきたかったとこなんだが・・・。
 青柳は2桁勝って、優勝がかかってきたことで、ピッチングが守りに入った。
 これを克服すないと、目標の13勝は届かなくなる。

 まぁ、今日は見るべきところが皆無な、惨敗だけに、切り替えやすいかもしれない。
 明日、スワローズが打ち疲れ、伊藤将が好投してくれることを期待しよう。

 ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 22:22 | comments(0) | - |
6−6 対讀賣 よく追いついたのか、勝ち切れなかったのか?
 まぁ、0−6になった時点で、やっぱり3タテはできなかったのかと諦めていた。
 それが、讀賣が余裕をこいて、メルセデスを下げ、坂本を下げるという起用をしてから、流れが一気に変わった。
 
 原の采配は、ピッチャーを細切れにつないで相手の目先を変えて、中川、ビエイラの8、9回に持っていくというもの。
 この日は中四日のメルセデスを5回で代えなくてはいけなくなり、6回、7回の投手をどうするかが鍵っだった。
 これだけピッチャーを代える采配の欠陥は、大概不調のピッチャーが中に挟まって、継投を失敗することになることだ。
 これまで、奇跡的にその欠陥が現れなく、いい結果が続いていた原采配だが、ここへきてその欠陥が露呈されるようになってきた。

 今日は、メルセデスを継いだ、鍵谷、大江、デラロサが失点するという結果になり、6点差を追いつくことができた。
 ただ。追いついた後の8、9回のチャンスで勝ち越せなかったのは、痛い。
 特に9回は、1死1、3塁で梅野の打順。
 外野フライはもとより、スクイズを仕掛けることも、セーフティで揺さぶることも可能。
 内野ゴロでも、ゴロゴーでもよかった。
 まずは、島田を走らせ、ダブルプレーがない状況んを作って、攻撃する手順を踏んで欲しかった。
 その上で、寅吉なら、梅野にセーフティをさせる。
 外人ピッチャーのデラロサは、かなり慌てるだろうし、チャンスは大きかったと思う。
 まぁ、梅野の勝負強さに賭けて任せたんだろうが、ここは采配が必要な場面じゃなかったか。

 ここで讀賣を3タテできれば、勢いがつくし、3戦とも逆転負けした讀賣のダメージは、大きかったはず。
 それを最後のチャンスを潰して、引き分けてしまったところに、タイガースの甘さがある。
 これで、讀賣とは、五分になったっていう感じか?
 まだまだ、厳しい戦いは続く。

 まぁ今日の収穫は、小川のピッチング。
 これで、勝ち試合でいける目処がたつ。
 あとは、精神的にどうかということだけだね。

 それにしても、やはり秋山は、讀賣戦には怖い。
 これからも日曜の讀賣戦が続くので、日曜のローテは、遥人を抜擢すべきだろう。
 讀賣は、必ず、メルセデスがくるはず。
 秋山を2回で見切ったのは、ヤクルトとの3戦目を任せるつもりじゃないだろうか。
 これで、青柳、伊藤将、秋山でヤクルト戦。西、ガンケルが広島。高橋遥が、横浜。
 というローテで臨める。

 これから終盤の山場に差し掛かる。
 読売との直接対決は、勝ち越していかないと、アレにはたどり着かんからな。
 今日の引き分けが、結果的に良と出るか、残念な結果となるかは、これからの戦いの結果による。

 ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 22:29 | comments(0) | - |
4xー3 対讀賣 Mr. Septemberの逆転サヨナラ弾で連勝!
 しかし、9月になった途端に大山は、打ち出した。
 やはり、Mr.Septemberであることを再確認。
 優勝争うの中、ある意味心強い存在になるか?

 これで、4連敗後、3連勝。
 甲子園で、久々の勝ち越し、そうして再び首位に立つ。
 昨日今日と、連日の逆転勝ち。
 しかも、讀賣の守護神ビエイラを打ってのサヨナラだけに、この勝利は大きい。
 
 打線は、相変わらず、天敵高橋を打ちあぐみ、梅野の2ランで挙げた2点のみ。
 それを岡本に逆転2ランを打たれて、1点ビハインドで終盤へ。
 讀賣の継投の隙をついて、中川を攻略し、8回の裏に1死満塁の大チャンス。
 ここで、一番期待できる4番マルテ。
 本当なら、ここで逆転しておく場面。

 マルテのバットは、ボールの上を叩いてしまった。
 もう少し下側にバットが入れば、逆転の壱田になっていたのだろうが、打ち損なった打球は、最悪のショートゴロ、ダブルプレーでチャンスが潰えた。
 これで、最終回はビエイラの投入で、タイガースは完全に追い詰められていた。

 ビエイラを攻略するのは容易じゃない。
 最低限、先頭バッターが塁に出て、セットポジションの投球をさせることが条件だ。
 その上で、走者を気にさせて、投球に専念させない事、それで得点圏に送り、ヒット1本でなんとか同点。
 そんな絵しか書けなかった。

 それでも9回の先頭の糸原が、粘ってビエイラからヒットを奪って出塁した。
 この出塁はビエイラを攻略するのに大きな条件のクリアでもある。
 ある意味、今日の勝利の影のヒーローは、糸原でもある。

 その糸原に、代走植田。
 8回のチャンスに使わず、ここまで代走の切り札を残しておいたのは、ある意味ヒットだった。
 ビエイラは、植田を得点圏にやりたくないため、盗塁を気にしながら、バッターに対峙しなくてはいけない。
 ここで、バッターボックスの大山は、狙いを絞りやすくなったはず。
 植田がピッチャーを牽制しながら、初球をボールにさせ、2球目のストライクを取りにきたストレートを、大山が狙い澄まして、スタンドへと放り込んだ。
 まさか、ビエイラからホームランが打てるとは思わなかった。
 ヒット、もしくは長打が出れば植田が帰ってこれるか、2、3塁のチャンスを作れるんじゃないかと思っていた。
 それが、最高の形の差四らになるんだから、野球はわからない。
 また、そういう状況を作った、糸原、植田の共同作業でもあった。

 他にも、7回のピンチを切り抜けた及川。
 このところ失点が続いていたが、この日は、ピンチを拡大しながら無失点で切り抜けたのは良かった。
 そして8回を抑えた小川。
 小川は、一段ステージが上がったように見える。
 ここにきて、小川が使えるようになったのは大きい。
 そして9回を抑えた岩貞は、ちゃっかり2日連続で勝ち投手。
 今日のピッチングはよかったんじゃないか?

 これで讀賣に連勝して首位に立ったが、明日の試合が大事だ。
 本当は、秋山をヤクルト戦へ回して、明日の試合、高橋遥か藤浪でという思いもあったが、秋山で決まってしまった。
 まぁ、秋山に一世一代のピッチングを期待したい。
 讀賣は、3タテだけは防ごうと必死に向かってくるだろう。
 中4日でメルセデスをぶつけてくる。
 これを粉砕できれば、この先勢いもつく。
 明日こそ、本当の正念場だ。

 ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 23:04 | comments(0) | - |
7−3 対讀賣 いつもの通り、初戦は勝つんだよなぁ・・・・
 こうして、3連戦の初戦を取って、残りの2戦を負けて負け越すっていう戦いが続いている讀賣戦。
 ただ、違っているのは、今日の試合が逆転勝ちだったこと。
 6回表で0−3でリードしている讀賣は、半分この試合を取った気でいたろうし、逆にタイガースにはもダメだ感が漂い始めていたんじゃないだろうか。
 ただこの日のタイガースは、いつもと違っていた。
 まぁ、マルテが戻ってきているのもある。
 糸原が少しづつだが調子を戻しつつあるのもある。
 その中で、大山がチャンスで打つという結果を出し始めたから、得点に繋がるようにはなってきた。

 7回裏の攻撃は、大山の同点だから、原の細切れ継投との対決となった。
 原は、継投に関して、代えずに後悔するより、代えて後悔した方がいいという考え方。
 変則左腕の高梨と大江を上手く使いながら、鍵谷と合わせて、一人一殺という継投を見せ、これが今まで殊の外上手くハマっていた。
 こういう細かい継投をすると、誰か一人くらいは不調な投手がいて、破綻することがあるのだが、それがここまで上手くやってこれたのは、原の強運以外の何者でもない。
 それが、この試合で、鍵谷が原口を抑えるところまでは上手くいって、またこのまま同点止まりかという気配の中、中野が大江の投じた、見送ればボールという高めの球を叩いて、あわや満塁ホームランかという、走者一掃の3ベースを放ったのだからわからないもんだ。
 原の強運もいつまでも続くもんじゃないと、やっと思わせてくれる一打だった。

 さて、こういう相手にダメージを与える勝ち方ができたという意味で、今までの初戦の取り方とは違った試合になった。
 それだけに、明日の試合が大事だ。
 甲子園での勝ち越し、対讀賣戦の勝ち越し、天敵である高橋の攻略、いろんな意味を孕んでいる。
 明日の先発は、ガンケル。
 讀賣戦はローテの都合でなかなか回ってこなかったが、なんとか抑えて、高橋を攻略し勝利したい。

 まぁ、4回抑えられているんだが、今日のようなこじんまり打線を組むくらいなら、明日は、シーズン当初の打線で勝負してみたい。
 マルテ、大山、サンズのクリーンナップに佐藤輝の6番。
 7番その後に、梅野、そしてトップは、やはり近本だろう。
 いくら好調だからと入って、3番を打たすと、途端にバッティングを崩すことになる。
 それが、去年でもわかっているはず。
 近本は、典型的なトップバッターなんだ。
 そして、2番は、糸原でも中野でも。
 どちらかが8番に入ればいい。

 高橋遥人が1軍帯同になっているらしい。
 3戦目の先発を考えているのか。
 秋山を得意のヤクルト戦に回せるので、それも手かも知れない。
 藤浪を加えて、2人で7回を投げるという考えでもいいんじゃないか?
 もちろん、藤浪先発も考えたいところだが、讀賣も今日の戸郷、明日の高橋が中5日、3戦目メルセデスを中4日で持ってくるなど、焦りも見え隠れする起用になっている。
 
 ここは、どちらがより強く「勝ちたい」とも持っているかが勝負の分かれ目だ。
 今日は、タイガースの思いが強かった。
 明日も、負けずに、讀賣より強く「勝ちたい!」と思うことだ。
 そこに高橋攻略の糸口を、見つけたい。

 ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 22:52 | comments(0) | - |
2−1 対中日 虎の緊急事態宣言は、まだ解除されないな
 辛うじて、連敗を止めた。
 伊藤将が前回と打って変わって、好投し、7回を1失点で投げ切った。
 打線は、マルテがワンチャンスでタイムリー。
 ここまで、足を引っ張り続けてきた大山が、バットを折りながら、決勝タイムリー。
 たった、ワンチャンスで、2点を挙げた得点を、なんとか守り切った形だ。

 これが好調時なら、投打が噛み合って、打てない時はピッチャーが押さえて、少ない得点を守り勝つって言えるんだけど、今日は貧打でやたら苦しい試合にしてしまった。
 決勝打の大山にしても、初回の満塁で1本出ていれば、もっと楽な試合展開で、松葉を6回まで持たすようんことはなかったはず。
 まぁ、それでもこれが大山のきっかけになれば、それはそれで大きい。

 例年9月に、成績を残す大山だ。
 虎のMr.Septemberでもある。
 これをきっかけに、Mr.Septemberとして、爆発してもらいたい。

 また、今日はロハスを外して、糸原が5番。
 なぜか矢野監督は、糸原をクリーンナップに使いたがる。
 だが、5番にはやはり長打力があるバッターが必要だと思う。
 ロハスを外すなら、一度開幕オーダーに戻して、仕切り直しをするのも手だろう。
 だって、一番打線として機能していた時の打線なんだから。

 讀賣戦を前に連敗を止めることはできたのだが、明日で勝ち越せるかが大きな問題。
 甲子園で勝ち越せない状況が、今の緊急事態を招いている。
 これを解除するには、明日勝ち越して、その勢いで讀賣戦を闘う。
 そこで、讀賣に勝ち越せれば、再び勢いが戻る可能性がある。
 その時こそ緊急事態宣言を解除できるはず。
 その命運は、藤浪に託すってことなんだな。

 本当は、明日は通常通りガンケルで、藤浪は讀賣にぶつけるべきだと思っていたんだが。
 まぁ、決まったことはしょうがない。
 藤浪に起死回生のピッチングを期待する。

 ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 22:17 | comments(0) | - |
5−8 対中日 どこまで続く泥濘ぞ、青柳、お前もか
 しかし、大量失点病が青柳にまで感染した。
 これで先発が早い回に、失点を重ね、相手にリードを許す試合が続きている。
 まぁ、守備のミス(ロハスのは、記録はヒットだが、完全にエラーやろ。)もあるから、最小失点で粘ることができない。

 まだ、今日はマルテが復活し、チャンスで打ってくれたから、一度は同点に追いつくことができたけど、後が続かないので、追い越すことはできない。
 
 そうして、終盤勝負で、中継ぎ陣が崩壊しているため、追加点を奪われ、ジ・エンド。
 及川が7回に登板も、このところの登板で必ず失点している。
 その及川に7回を任せるのは、危険極まりないのだが、他にいないという状態。
 及川は、良かった時のストレートのキレとスピードを失っている。
 多分、思い切って行った時のコントロールミスを怖がって、慎重になりすぎているんじゃないだろうか。
 スピードも、150kmを超える時もあったが、今は145kmくらいしか出ていない。 
 まぁ、打たれる怖さを味わって、これからどうするかなんだが、それを乗り越えて、かってのような思い切ったストレートを投げられるかが鍵になる。
 そうなって、初めて7回を任せられるのだが、まだ今は早いってことなんだな。

 しかし、本来なら広島の初戦で大山が3点目を取っていれば、ガラッと変わった展開になっていたはずが、ガタガタと坂道を転げ始めた。
 ここで踏ん張って、もう一度優勝争いに加わるか、このままズルズル行ってしまうのか、まさに正念場。

 多分、ゴールデンウィーク明けから、甲子園で勝ち越しがない状態が続いている。
 明日、明後日と勝って、甲子園の勝ち越しなしにピリオドを打って、讀賣との決戦に望めるか。
 その前に、スゴスゴと退散モードに入ってしまうか。
 もう、後がないところまで来ている。

 ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 22:18 | comments(0) | - |
0−5 対広島 遅かれ、早かれ、3位転落は当然の結果
 最下位広島に3タテされてしまった。
 讀賣、ヤクルトがつまずいている隙に差を広げなければいけない下位との対戦で、負け越し、しかも3連敗。
 これで首位を守れっていうのも無理な話だ。

 しかし、なんでこうなってしまったのか。
 前半好調だった打線、特に効果的な長打に頼っての得点力が、大山の不調を筆頭に、佐藤輝が壁にぶつかり、サンズが低調期に入り、機能しなくなってきた。
 投手陣も、前半の先発投手が連続して、試合を作るという安定ぶりから、青柳、秋山だけが頼りに、まぁ、ガンケルが戻ってはきたが。
 その秋山も、このところの先発が早い回に先制点を許すというパターンにハマってしまった。
 藤浪、青柳、ガンケル、次の3連戦が西、伊藤将、秋山というローテで走ってきた前半の戦い方が皆無っていいくらいできなくなった。

 今日も打線をいじったが、サードに大山を6番で復帰させ、糸原に5番を打たせ、小野寺をライトで起用という、訳がわからない起用。
 普通に糸井をライトで入れればいいんじゃないのか。
 サードを佐藤輝の方が、相手は怖いんと違うか?
 センター 近本
 ショート 中野
 ライト  糸井
 レフト  ロハス
 ファースト サンズ
 サード  佐藤輝
 セカンド 木浪、糸原
 キャッチャー 梅野
 ピッチャーでいいと思うけど。

 これでマルテが戻れば、
 センター 近本
 ショート 中野
 ライト  ロハス
 ファースト  マルテ
 レフト サンズ
 サード  佐藤輝
 セカンド 木浪、糸原
 キャッチャー 梅野
 ピッチャーってことになるんだろうけど。

 なんか、矢野監督の糸井に対する評価が低い気がする。
 この優勝争いをする中、唯一の優勝経験がある選手である、ベテラン糸井。
 まだまだバッティングは、パワーはあるし、これから必要となる戦力だ。
 今、頼らないでどうする?

 そうして、大山。
 例年9月の成績が目覚ましい。
 次が変われば、復活する可能性もあるやろ。
 そうなれば、サンズを休ませながら使うこともできる。
 サンズは、疲れがたまるとバッティングが鈍くなるし、見極めも悪くなる。
 これは、去年からの傾向。

 そして、投手陣は、遥人と藤浪の戦列復帰が鍵だな。
 この二人が先発にテコ入れをしてくれれば、またシーズン当初の様な形に持っていける可能性大だ。
 まぁ、一度落ちて、ここから這い上がる反発力があるかどうかだ。

 これからが本当の勝負だ。
 大きくジャンプするには、しっかり屈まなくてはいけない。
 今がその時期だと思わせてくれ。

 ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 21:59 | comments(0) | - |
6−7 対広島 最下位広島に負け越す・・・・ハル(遥人)は、まだか?
 なんか、この回チームとの連戦も、先週は横浜に勝ち越し、中日に負け越しで、5分。
 今週は、横浜に勝ち越し、広島に負け越し決定で5分以下が確定。
 オリンピック明けの広島戦で勝ち越したから、その貯金1しかできない見込み。
 広島に3タテでもされれば、逆に借金1になる。
 これで、未だ首位を保っているのが不思議やな。

 今日も、先発の村上が早々に広島打線に捕まり、序盤でリードを許す展開。
 前の先発の際にも、早以下に西武打線につかまってしまったが、この日も自分のピッチングができずにマウンドを降りることになった。
 まぁ、村上も昨日の西の様なタイプ。
 大量援護をしてやれば、自分のピッチングができるんだろうけで、初回の1点で、逆にそれを守ろうと窮屈なピッチングを強いることになった。
 
 まぁ、これも6番に糸原をサードで起用という作戦に問題があったかも知れない。
 不調の大山をベンチに下げるという策に出たのだが、その代わりは、これも不調に喘いでいる糸原の起用という不可解なスタメンだった。
 大山を下げるなら、サードに佐藤輝を持っていき、ライトに糸井でいいんじゃないか?
 まぁ、2軍で打ちまくって、バッテイングを掴んだ感がある島田も考えられるが、ここはベテランの力に期待すべきところ。
 逆にサンズをレフトに、ライトにロハスで、ファーストに原口という手も考えられる。
 決して、糸原ではない。
 その糸原が、初回のチャンスを潰し、野村の立ち上がりで潰し損ねたのが大きかった。

 逆に、村上は広島打線に潰されてしまった。
 3回にも鈴木誠也と菊池に一発をくらって5失点。
 前の西武戦と同じ様な結果やな。

 本当に村上しかいなかったんだろうか。
 今日のピッチングを見る限り、西純矢の方が上に見えるし、小野を試して見てもよかった。
 及川の先発を試す準備をしてきてもよかったかも知れない。
 本当は、高橋遥人がいれば一番なんだが、まだ様子見か?
 来週の讀賣戦に当てることを考えているのかも知れない。
 藤浪が間に合うのか?

 その後タイガースもよく追いかけるが、追いつき、追い越すことはできない。
 チャンスでサンズ、佐藤輝が尽く不発で、勢いがつかない。
 佐藤輝は、とうとう代打を送られてしまった。
 クリーンナップで当たっているのが、ロハスのみという、五輪前と逆になってしまった。
 ここは、どうしてもマルテが必要となるだろう。
 アルカンタラを抹消し、マルテを登録。
 ロハス、マルテ、サンズの助っ人クリーンナップが現実味を帯びてくる。

 また、小野寺が呼ばれている様で、佐藤輝の立場も微妙になってくる。
 まぁ、代えるなら糸井なんだろうが、外人3人を使うと、ファースト・マルテ、レフト・サンズ、ライト・ロハスということになるんだが、糸井使うなら、サンズを休ませるしかないかな。
 夏場の連戦に調子落とす傾向にあるサンズだけに、適度に休みを与えてやるのも方法かと思う。
 そうなると、やっはりサードは佐藤輝しかいない。
 新人に頼り切りなのは問題だが、もはやそういう位置にいる選手なんだから仕方がない。
 佐藤輝が奮起して、起爆剤になってもらわんと。

 ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 23:27 | comments(0) | - |
4−6 対広島 4番の差が得点差となる典型的な試合
 結局、チャンスで尽く、潰してしまった大山と、7回にここで追加点をという場面でタイムリーを放った鈴木誠也との差が、勝敗を分けた。
 
 さして調子の良くない大瀬良に、ロハスが先制の一発。
 そして、3回に西を起点に近本が続き、中野の内野安打で1点を追加。
 3番のサンズが歩いた、1死満塁のチャンス。
 ここで4番の大山。
 
 この場面、絶対やっちゃいけないのが、内野ゴロでダブルプレー。
 次が三振。
 絶対にやって欲しいのは、得点を挙げること。
 外野フライでもいい。
 内野ゴロなら、ダブルプレーができない、ボテボテの方がなんぼかまし。
 ベストは、アウトカウントを増やさず得点を挙げる。
 ヒットや、長打、ホームランなら最高。
 押出しの四球でもよい。
 そういうことを大山は考えて打席に立っていたのだろうか?

 現状の不調から、ただ、ただ、打ちたい、打たなきゃ、という重いだけで打席に入っていなかったろうか。
 そういう精神状態では、ピッチャーの思う壺。
 結果、最悪のダブルプレーで、一気に大瀬良を沈めるチャンスをなくした。
 ここで3点目が入っていると、西のピッチングが変わってきたはず。

 何度も言っているが、西は僅差を守れるピッチャーじゃない。
 多少の余裕がないと、コントロールを生かして、突っ込んだり、引いたりのピッチングができくなる。
 僅差を守らんがため、慎重になりすぎ、コーナーを狙いすぎ、微妙に外れて、カウントを悪くして、打たれる。
 この日も、大山が3点目を取れなかったが故、西はそういうピッチングへ入って行かざるえなかった。

 結局、すぐに西川にタイムリーで1点差に。
 次の回は、坂倉、菊池に打たれて逆転を許した。
 西を好投させるには、早い回に3点くらいのリーーどをして、少し大胆なピッチングができる状態にしてやらないといかん。
 結局、相手に逆転されてから、自分のピッチングを思い出すといういつものパターンになってしまった。

 対して広島は、逆転されてから立ち直る西を打ち倦んでいたが、ピッチャーがアルカンタラに変わると、球威はあるがストライクを揃えすぎ、単調なピッチングの隙をついて、無死1、2塁のチャンスを掴み、ここで4番の鈴木誠也が追加点を挙げるタイムリーを放つ。
 ここが大山との差を感じさせられたバッティング。
 何をしてはいけないか、何をしなくてはいけないかがわかってるバッティングだった。

 そうして、コルニエルから代打・糸井が2点タイムリーで、1点差に迫ると、この1点差のままという思いで出した及川が、石原に一発を喰らってしまう。
 なんか、逆逆へと結果がでるのがもどかしい。

 まして、9回に梅野、中野が粘って、1、2塁のチャンスを作ったが故、この2点差にされた一発が痛かった。
 1点差なら、梅野が出た時点で、近本のバッティングも変わっていたろうし、中野と続く間に、いろんな仕掛けができたはず。
 しかし、2点差が故、打つだけという場面にしてしまい、サンズが三振。
 最後は、再び大山が力ないサードゴロで、ジ・エンドとなってしまった。

 下位相手の試合が続く中、今週は是が非でも勝ち越したいところだが、最下位広島の初戦を落としたのは痛い。
 讀賣、ヤクルトも負けてくれたが、讀賣は大野相手、こういう時にタイガースがしっかり勝っておかないと、差を開くことはできない。
 今日の試合、シーズン当初の勢いなら、完全に3回で勝負を決めていたんじゃないだろうか。
 そういう勢いをうすなっているのは、クリーンナップ、大山、佐藤輝の不調、特に大山の勝負弱さによるところが大きい。
 なんとか、調子を取り戻してもらわないかんのだが、今のままでは、考えなくてはいけなくなるだろう。

 ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 23:51 | comments(0) | - |
9−3 対横浜DeNA ガンケル踏ん張る、首位に留まる
 昨日の逆の様な試合。
 ベイに強い伊藤将が序盤で5失点、一方的な試合になった昨日。
 虎に強い坂本が序盤で5失点、タイガースが一方的に試合を進めた今日の試合。
 得手してこうなるんだなぁ。

 それを演出したのが、ガンケルの好投。
 久々の登板ではあったが、不安を感じさせない安定したピッチングだった。
 そうして、攻撃の起点になったのもガンケルのヒットから。
 昨日満塁で相手ピッチャーの大貫にやられたのとシンクロする。

 そうして、昨日決定的な3ランを放った牧がサイクル安打を達成したが、今日は初回の先頭打者ホームランを放った近本が、あわやサイクルの3安打猛打賞。
 これで近本がサイクル達成して、得点が10対2になっていれば、完全な昨日の裏返しだったんだが・・・・。

 まぁ、これからの試合、ある意味ガンケルがこのまま貯金を作ってもらえれば、チャンスは出てくる。
 青柳、秋山、ガンケルが先発の貯金のほとんどじゃないか?
 これからも安定したピッチングを期待したい。

 さて、明日から、マツダスタジアムで広島戦。
 相性を考えて、明日は大瀬良が向かってくる。
 このところ冴えないピッチングが続く西の奮起を期待したい。
 打線も、西が思い切ったピッチングができる様、援護してやらんと。
 いい形で100勝を飾らせてやりたいもんだ。

 ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 22:32 | comments(0) | - |
2−10 対横浜DeNA 何も得るものなき敗戦
 まぁ、下位のベイにこういう試合をしていては、いけない。
 伊藤将も、大和を敬遠しての満塁策でピッチャーに打たれてはダメだ。
 こういうピッチングをしている様では、貯金ができるピッチャーにはなれない。
 新人ということを差し引いても、今日のピッチングは、お粗末。

 後を継いだ斎藤も、下位には自信持って投げ込んでいるが、クリーンナップになると、警戒するあまりコントロールがつかず、四球を与えてピンチを招き、牧にカウントを悪くして、」痛打を喰らって、ゲームを決められた。
 折角のいい球を持っているのに、もったいない。
 その後の小川の方が、去年からの成長を見せるピッチングをしていた。
 斎藤も小川くらい向かっていく気概を持っていないと、この先がないように見える。

 まぁ、岩貞も相変わらず不安定だし、牧に新人初のサイクルヒットをプレゼントしてしまった。
 ちょっと岩貞も厳しい様に見える。
 岩貞の役割は、及川に交代した方がいい、ってもうすでにそうなっているか?

 しかし、この8月下旬の下位チームとの対戦で、五分っていうのは情けない。
 ここで貯金を増やして行かなくては、讀賣、ヤクルトとの差は開かない。
 明日は、どうしても負けられない試合になった。
 なんとかガンケルに踏ん張ってもらい、苦手になりつつある坂本を攻略し、勝ち越しを決めて欲しい。

 ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 22:08 | comments(0) | - |
8−2 対横浜DeNA 大仁田(濱口)、ファイアーで炎上
 立ち上がりに問題がある濱口が、珍しく完璧に立ち上がった。
 先週と同じ顔合わせによるカードだけに、この試合の立ち上がりに神経を使っていたのかもしれない。
 ただ、先週と違って、荒れない分、タイガースにとっては、捉えやすかったのかも知れない。
 
 2回にヒットのロハスを木浪がタイムリーツーベースで返して、1点を先取。
 3回は、近本のホームランと2死2、3塁から、ロハスの場面でワイルドピッチで2点を追加。
 5回は、近元のヒット、中野のセーフティからサンズが2ベースで2点を追加。
 これで、大仁田(濱口)は、ファイアー(炎上)状態になり、KOとなった。

 青柳の調子から、5点はセーフティに近いリードとなった。
 ただ、球数が嵩んでいたから、何回まで投げさすかが問題。
 6連戦の頭だけに、無駄に中継ぎを消耗したくはない。
 青柳は、7回までひっぱり、最後のイニングに2失点はしたものの、十分役割を果たした。
 これで、自身初の2桁勝利。
 
 それに増して、敗戦が二というのが特筆ものだ。
 青柳一人で、貯金が8つある。
 去年までは、貯金ができないピッチャーであったのが、今年は貯金ができるピッチャーに返信している。
 それは、青柳が自身の欠点を、ひとつひとつ克服して、精進してきた賜物ではないか。
 自分の至らないところを、見つめ、それを克服するためにどうしたらいいのか、常に考えながら練習してきた青柳の姿勢が今日をもたらしている。
 まだまだ、今年は勝ってもらわなくては困る。
 これからも、がんばれ!

 さて、明日は、伊藤将と大貫という、これも先週と同じマッチアップ。
 伊藤将には、先週と同じ様に好投を期待したいし、打線は、今日をきっかけに大量援護を頼みたい。
 伊藤将も目標の2桁勝利には、もう負けられない。
 青柳の様に、自分の欠点(一発病)を克服し、目標に邁進してもらいたい。

 ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 22:40 | comments(0) | - |
2−0 対中日 アッキャマン、チームの連敗を止める救世主となる
 今日は、秋山の好投に尽きるね。
 150kmはおろか、140kmさえ届くかどうかという球速で、相手を牛耳れるのが、秋山の凄みやな。
 これで2桁王手の9勝目。
 負けが4つだから、5つの貯金を作っている。
 去年も11勝って、3敗で8つの貯金。
 貯金を作れるピッチャーであることがすごい。
 そういう意味では、今タイガースで一番安定しているピッチャーじゃなかろうか。

 なかなか勝てないでいる時は、打者転向の方が身のためとか、藤浪の変化球より遅いストレートしか投げられないとか、いろいろ言われて来たけど、そういう中で自分のピチングスタイルを築き上げてきた秋山のピッチングは、かなりの骨太になっている。
 3タテは避けたい今日の1戦。
 立ち上がりを無失点で切り抜けることが肝要と、それに応じたピッチングで立ち上がると、7回まで危なげないピッチングを見せた。
 西が不安定な今、秋山、青柳がエース格となって、引っ張っていかなくてはいけないということを自覚している。
 これからも安定したピッチングに期待したい。

 打つ方は、まだまだ低調。
 不調の糸原に代えて、起用した木浪が2安打。
 中野も調子落ちだけに、木南はここがアピールチャンス。
 また、下にいる小幡も、一度上で試して欲しい。
 現状は、中野よりいいかもしれない。

 また、ロハスが一人好調。
 大山は、ノー感じ。
 サンズが連戦になると、後半調子が落ちる。
 佐藤輝は、マイペース。打てる時は打つが、合わない相手には三振という打撃が続く。
 まぁ、佐藤輝は新人なので、致し方ないかもしれんが、大山はなんとかせな。
 これでは外人野手3人で、佐藤輝サードでファースト メルテ、レフトにサンズでライトにロハスなんていう布陣も考えにゃいかん様になる。
 そうなれば、ピッチャーは2人。
 スアレスに、ガンケル、アルカンタラを交互に登録ってことにもなりかねない。
 アルカンタラが中継ぎで成功しているので、このまま行きたいが、外人枠が問題になる。

 まぁ、藤浪、二保のローテをどう埋めるかによるが、ガンケルで藤浪を埋めるとすれば、二保の枠は、アルカンタラか?
 本当は、高橋遥人なんだが、まだ早いか?
 その間、及川?
 アルカンタラを先発に回す方が外人枠の解決になるか?
 もう一度、西純矢を試すか?
 浜地は、下で抑えやっているから、先発はないのかな?

 来週の6戦も、下位相手だけに負け越せない、今週が五分に終わってしまったから、来週は貯金を増やしたい。
 後半の広島戦の2戦目をどうするか。
 采配を含めて、ミスが許されない人選が求められる。

 ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 19:26 | comments(0) | - |
2−6 対中日 なんの工夫もなく、下位チームに取りこぼし
 しかし、今の中日に連敗するかね。
 これでベイの3戦目から3連敗。
 しかも、同じ様に初回、2回に失点を重ね、相手に有利に試合を進められる。
 藤浪、西、二保と問題がある先発が並んでいるのが問題かもしれない。
 開幕当初の、藤浪ー青柳ーガンケル 西ー伊藤将ー秋山 という順番の方がいいかもね。
 まぁ、遥人が戻ってくれば藤浪と入れ替えられるし、藤浪がよければ一番調子が悪いピッチャーに変えてやればいい。
 
 よーいドンで、2点取られて、1点返せば、また1点と追加される。
 二保を見限って、馬場を投入すればmさらに2点を追加される。
 しかも、他では全然売っていない、溝脇とか堂上に、いい様にやられる。
 試合の中で、対策するかと言えば、なんの工夫もなく、何度も同じ様にやられる。

 溝脇なんぞ、バントヒットしかないのに、警戒を怠り、ヒットにしてしまった。しかも2度も。
 これで完全にのせてしまった。
 堂上だって、右打ち狙いで、当ててくるだけの打撃に、いい様に打たれている。
 貧打に泣いている中日に、2試合連続で6点もたられるのは、タイガースくらいじゃないか?
 しかも、中日は、先週讀賣に同じピッチャーで3連敗しているんだぞ。
 これじゃ、差を縮められるだけやろ。

 それでも、今日はベイが頑張って讀賣に連勝したので、首位陥落は免れたが、時間の問題の様に見える。
 やらないでいい点をやってしまい、取るべき点が取れない。
 全く、状態はよくない。
 それは、キャンプの時から、キッチリした野球の練習を疎かにしてきたところから来ている。
 こういう優勝争いでは、そういうツケが出る。
 まぁ、今年の結果はどうなるかわからないが、タイガースが常勝を目指すには、克服しなくてはいけない課題が山ほどある。

 そうして、一番おきな要素が、チャンスをチャンスと捉える精神力だ。
 どうしても、チャンスにピンチの様な精神状態になってしまう選手が多い。
 逆にピンチこそ見せ場だと、力を発揮する、そうゆう精神力が大事だ。
 ある意味、新庄の様な選手が出て来ないと、この先の勢いがつかない様に思える。
 まぁ、その候補は、佐藤輝しかいないんだけどなぁ。

 明日は、死んでも勝たなくちゃいけない一戦。
 ここで中日に3立てされる様では、優勝はないと思え。
 秋山のピッチングに期待したい。
 そうして、佐藤輝にムードを変える活躍を期待する。

 ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 18:00 | comments(0) | - |
0−6 対中日 柳に4安打、完封を喰らう・・・・
 さして調子が良くなく、コントロールがいまいちな柳を9回まで持たせて、完封負けを喫した。
 何はともあれ、西が2回に一挙5点を失ったことで、タイガース打線が後手に回り、柳に余裕を持たせたピッチングをさせてしまった。
 本当は、西に5点くらいの援護をしてやって、余裕を持ってピッチングさせてやりたかったのだが、結果逆の方向になった。

 西は、このところ崩れだすと一気に失点を重ねる。
 まぁ、不運なあたりはあったにせよ、それがヒットになってしまうのは、どこかに問題がある。
 球威で押し込めるピッチャーでないのは、わかり切っている。
 それでも、コーナーにキレのある変化球を決めることで西のピッチングは生きてくる。
 それが、慎重になるが故、自分の調子を疑っている故、コーナーを慎重につこうと、球を置きに行っている様なピッチングになる。
 そうであれば、いくら変化球が変化しても、捉えられるし、討ち取ったと思える打球がヒットになる。
 もっと、自分を信じて、腕を降って投げないと、西本来のピッチングはできないんじゃないかな。
 
 まぁ、一回先発を飛ばすのも手だね。
 藤浪をもう1回試して、西のところにガンケルというのも考えた方がいい。
 来月には、遥人が戻ってきて、そこにハマってくれるかもしれんし、西が復調するかもしれない。
 当面は、苦しいやりくりになるが、可能性を探りながら、臨機応変に行って欲しい。

 今日は、幸い讀賣も負けてくれたから、よかったものの。中田翔も補強して、追い上げ態勢を整えようとしている。
 まぁ、それはある意味なりふりかまっていられない状態の裏返しでもある。
 タイガースは、まだマルテの復帰と遥人が戻ってくるというプラス部分がある。
 なんとか、今月を上手く乗り切りたい。
 それには、下位チームとの対戦で負け越しは許されないところ。
 明日は、二保のピッチングに期待しながら、打線の奮起を願う。

 ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 21:01 | comments(0) | - |
4−5 対横浜DeNA お馴染みの、追って届かずの試合
 本当は、3タテしておきたかったよなぁ。
 このところ、ベイにやられて、対戦成績が均衡していたから、ここは3つ取って、対戦成績を優位にしたいところ。
 
 まぁ、藤浪に賭けたんだけど、いきなり桑原に2ベースで、完全に立ち上がりを挫かれた。
 よく2点で抑えてくれたとも言っていい。
 対して、打線は、ベイの坂本に、どうも合わない。
 特にサンズ、大山が全然ノー感じだから、得点能力が半減する。

 それでも、5回に機動力を使って、なんとか同点にまでした。
 ここで、藤浪が踏ん張れるかが、勝負の分かれ目だったが、結局柴田のセンター前で2点を追加され、突き放された。
 勝ちに行くなら、5回の表の藤浪の打席で代打で、5回裏から及川という手があると思ったが、6連戦っということもあり、さらに同点で6回の表が近本からの打順でもあるし、藤浪を勝ち投手にという温情もあっての続投だった。

 藤浪は、もっと力勝負をした方がいい。
 変にカウント悪くなって、ストライクを取りに行くボールを狙い撃ちされる。
 初回の桑原は、初球のストライクを取りに行ったボールを狙い撃たれた。
 力勝負に行っても、藤浪の球をそうそう打ち返されることはない。
 ストライクを欲しがらんことだ。

 あの柴田の場面も、藤浪に力勝負をさせ、外野を前進させとけば、センターフライか、内野フライだろう。
 もっと、自信を持って、投げて欲しい。
 きっと3年目までは、そういう感じで投げていたんじゃないかと思う。

 また、最後5点目を取られた場面。
 森のバント空振りで、牧が飛び出した場面。
 まぁ、躊躇なく2塁に戻ることなく、3塁を目指した牧が結果オーライなんだろうが、梅野がよく見ていれば、サードに送ることはできたはず。
 そのワンプレーで5点目を防げたかもしれない。

 また、4回の山本が、坂本のキャッチャーゴロで飛び出した際のランダンプレー。
 これも2塁方向へ追ってアウトにしなくちゃ、3塁方向に追っていくから、バッターランナーの坂本に2塁までいかれてしまう。
 こういうプレーを大事にしないと、チームとして隙を作ることになる。
 その隙が負けにつながり、手痛い敗戦になることを肝に命ずるべき。

 明日から、不調の中日とはいえ、ピッチャーはいいチームだから、そういう隙が命取り。
 しっかしした戦いで、3カード連続の勝ち越しを期待したい。

 ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 22:42 | comments(0) | - |
5−2 対横浜DeNA 伊藤将、後半スタートに、光明刺す勝利!
 前半戦、好投しながら一発病で、負けがこんできた伊藤将。
 結局、5勝5敗で前半戦を終えた。
 新人投手がローテを守って、5勝挙げて、五分の成績なら御の字なんだが、ピッチング内容からして、もっと勝ってもおかしくないと思える部分もあったので、残念ではあった。

 このオリンピックブレークの間の、エキシビションゲームでも伊藤将のピッチングは、ピリッとしたところがなく不安一杯ではあったが、後半のため、試すこともあったのだろう。
 今日のベイスターズ戦は、そういう意味では、後半戦の試金石となる一戦。
 
 しかしながら、相手の大貫もタイガース打てず、序盤から投手戦となり、ロハスの一発でリードした1点も、ワンチャンスで返されてしまった。
 それでも、伊藤将のピッチングは、ベイ相手の相性の良さもあって、その後も危なげなく、援護を待っていた。
 
 そのチャンスは、7回にやってきたのだが、チャンスに伊藤将をそのまま打席に送るという賭けに出た結果、四球を選び、2死満塁という千載一遇のチャンスを得たのに、近本が代わった砂田に討ち取られ、無得点に終わった。
 こういう後を注意しなくてはいけないのだが、伊藤将は、オースティンに一発を浴びてしまう。
 まぁ、こういうところの被弾癖が、伊藤将の勝ち星を減らしているのだが、この日のピッチング内容からして惜しい一発ではあった。
 3ボール2ストライクになり、四球を恐れて甘くなった球を持っていかれた。
 ここは、四球を恐れることなく、ボール球での勝負に徹するべき場面。
 ただ、救いはソロホームランであったことだ。

 リードを許したその裏、エスコバーを攻めて、3点を奪って逆転するのは、この日の伊藤将のピッチングを見ていた野手に、「このまま見殺しにはできんぞ!」という強い思いを抱かせたればコソだと思う。
 オースティンへの攻めは、反省する部分はあれど、他は今季一番と言っていい内容。
 8回を投げ切り、中継ぎ陣への負担もなくした。
 明日が藤浪の先発で、ブルペンが忙しくなりそうなことが予想されるだけに、この好投は大きい。

 また、ロハスは左打席では完璧に感じが出てきた。
 問題は、右打席だ。
 チャンスで、左のエスコバーにデッドボールで押し出しは、ある意味ありがた勝ったかもしれない。
 まぁ、マルテの兼ね合いをどうするかだなぁ。

 さあ、後半戦のスタートこそ敗戦っだったが、その後4連勝となった。
 明日の藤浪で勝てれば、チームに勢いがつく。
 藤浪が、少々ランナーを出しても気にせんだけの援護をしてやってくれ。
 藤浪の復調こそ、優勝への切り札となる。

 ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 22:31 | comments(0) | - |
6−2 対横浜DeNA 取れるときにちゃんと取っておかないと・・・
 対横浜を東京ドームで行うという、いつもと違うカードの初戦。
 まぁ、ホームランが出やすい箱庭ドームが、佐藤輝に味方したって感じかな。

 しかし、今日の大仁田(濱口)を6回まで持たせちゃいかんわ。
 2、3回で5、6点取って、KOしとかんと。
 まぁ、初回の満塁からの佐藤輝のあわや満塁弾かと思われたフェン直で、3塁ランナーの近本しか戻って来れんのは、どうかと思うわ。
 確かに、サンズは足が遅いにしても、あの当たりでスタート切っているはずでしょ。
 そうすれば、いかにサンズといえども戻って来れるはず。
 ホームランと判断して、余裕こいていたとしか思えんわ。
 たとえホームランと思っても、スタート切ってちゃんと走塁をしておかにゃ、罰金もんやぞ。

 そういうミスが、大仁田(濱口)を助けて、6回まで持たせてしまった。
 それでも、佐藤照が、抜群の内角の捌きを見せた1本目、また逆方向に飛んだ2本目と、ホームランを放って、タイガースのリードを保った。
 青柳は、一度同点に追いつかれるも、6回まで投げ切って9勝目。
 自らのバント失敗のゲッツーはあったものの、自己最多対の9勝を挙げることができた。

 まぁ、初回の満塁機といい、2回のバント失敗のゲッツウーといい、取れるところで取らないと、後で追いつかれるという見本の様な戦いだった。
 救いは、青柳が粘って、追い越されなかったこと。
 それが、佐藤輝の2本目の勝ち越しホームランを呼んだし、終盤で康晃を打っての追加点で引き離すことができた。
 まぁ、スアレスも本調子でないとはいえ、試運転ができたし、よかったんじゃないか。
 
 今後こういう試合が増えていくと思うが、やはり取るべきところでちゃんと取り、守るべきところでちゃんと守らんと、勝てるゲームを失うことになる。
 ますます、厳しい戦いが続くが、なんとかそういう中で力をつけてくれたらいい。

 ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 22:00 | comments(0) | - |
3−0 対広島 相手より少ないヒットで勝利する!
 今日は、粘りの試合。
 近本とサンズ以外が打てない状態で、終盤までもつれ込む。
 近本の先頭打者ホームランとサンズのタイムリー。
 この2点を、秋山が粘りのピッチングで、5回を零封してくれ、主導権を握ることができた。

 6回から、及川・馬場・アルカンタラと繋いで、締めは岩崎。
 多分、計画通りの継投かと思うが、寅吉的には、馬場と及川の順番が様な気がした。
 ただ、この試合を考えると、攻めながら、なかなか得点できないでいた秋山が代わってくれて、ある意味良かったと思っているカープを、ここできっちり押さえとかなくてはならない、そう考えての及川なら納得がいくか・・・。
 ここぞの場面では、及川>馬場であると思う。
 より重要な場面での及川の投入であったか。

 ただ、及川がいいので、あまり及川を酷使すると、高卒2年目だけに、故障が心配になる。
 ある程度、配慮のある起用を考えて欲しい。
 まぁ、スアレスが遠からず戻ってくるので、岩崎、及川、アルカンタラで、うまくローテ組んで対応してもらいたい。

 また、2軍戦で、マルテが結果出している。
 この後、外国人枠で、どうするか。
 サンズ、マルテ、ロハス。
 スアレス、アルカンタラ、ガンケル。
 6人いると、5人の枠をどう使う?
 
 スアレスは、外せない。
 アルカンタラも必要だ。
 サンズ、マルテも必要になる。
 これで4人。
 ガンケルを先発で使うには、アルンタラをベンチから外す。
 それで、5人を使うと、結果を出してきているロハスが2軍となる。
 どう納得させるか?

 いろいろ難しい問題はあるが、とりあえず後半最初のカードを勝ち越せた。
 次のカード、青柳が地震うすなっていなければいいんだけど・・・・。

 ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 22:41 | comments(0) | - |
9−3 対広島 初回を1点で凌げば、昨日と逆のスコアに!
 昨日と逆のスコアで、再開後の初勝利。
 加えて、先発の二保は、タイガース移籍後の初勝利。
 サンズ、大山が二発ずつ、ロハスも2安打。
 今日負けると首位陥落というところで、いい勝ち方ができたね。

 1回の表、二保は、菊池、鈴木誠也というビック看板に気圧され、慎重になりすぎて歩かすと、坂倉にタイムリーを浴びる。
 昨日の西の立ち上がりと共通する様な状況。
 まぁ、出したランナーが四球で、ヒット、スリーベースと打たれた西とは内容的には差はあるんだけど。
 それでも、次の林を討ち取って、初回を1点で凌いだのは大きかった。
 
 相手は、九里、カープの勝ち頭であり、クオリティスタート率も高い。
 初回に2点、3点と取られていれば、ますます攻略が難しくなる。
 それが、1点で凌いだことで、逆に九里に、1点を守らなくてはというプレッシャーを与えられた。
 
 それが、2回のロハスのヒットから、中野のピッチャーゴロの処理でショートとの連携がうまくいかず、両方のランナーを残すという結果に、余計にプレッシャーを強めることになる。
 梅野のタイムリーで同点。
 二保のバント失敗が、このまま同点で終われば、ヤバイ結果であったが、近本の犠牲フライで、逆転まで持っていけたのが、流れをタイガースに引き寄せた。

 後は、サンズが効果的な二発で、差を広げ、九里をKOしたところで勝負はあった。
 二保には、7回まで行って欲しかったが、6回に坂倉と林に一発を喰らって、及川にマウンドを譲った。
 及川は、球速が良い時ほど出ていなかったのが心配ではあったが、回跨ぎで7回までをおさえこんで、アルカンタラにマウンドを譲った。
 アルカンタラは1イニングであれば、そうそう打たれない、そういうピッチング。
 際どい玉がボールの判定でランナーは出したが、ピッチングとしては合格点だろう。
 スアレスがいない間、抑えでもいいんじゃないかという気がする。
 岩崎8回で、アルカンタラが抑えという手もある。

 まぁ、スアレスが戻れば、全て解決するんだけど、外人枠が問題。
 ロハスが結果を出し続ければ、ガンケルと合わせ、6人になる。
 どうしても1人は、2軍だし、1名はベンチ入りができない。
 どういう使い方をしていくか?
 まぁ、そうなれば嬉しい悩みだけどね。

 今日の試合の様に、最小失点で凌ぐこと。
 それには、ミスをしないことだ。
 カープが今日逆転されたのも、中野のピッチャーゴロの処理で、ピッチャーとショートの連携ミスから。
 昨日のタイガースは、坂倉のショートゴロをダブルプレーに取れなかったことから。
 そういうミスをした方が負ける。
 防げる失点は、確実に防ぎ、取れる得点は、確実に取っていく。
 そういう野球をしなくてはいけない。

 明日は、秋山の先発だ。
 しっかり守ってやって、しっかり援護してあげよう。
 そうして、しっかりカード勝ち越しを!
 まだまだ、厳しい戦いは続くのだから。

 ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 23:01 | comments(0) | - |
3−9 対広島 なんと、惨敗でレギュラーシーズンを再開
 まぁ、初回、板倉のシュートゴロをゲッツーに取れないところが、弱さなんだろう。
 一歩前へ出て捕れば、ダブルプレー成立で、初回の失点が1点ですんでいる。
 これを待ってとって、ファーストランナーを生かしたところから、打者一巡で4失点の立ち上がりとなった。

 まぁ、この再開の広島戦。
 先発は、西か秋山の選択になったんだろうが、このところの調子から秋山で行く手はあったと思う。
 お互い広島に相性がいいのだが、このところの調子が雲泥の差だ。
 ただ、矢野監督は西のメンツを立てた、先発だったんだと思う。
 自分なら、今日を秋山で行って、西は3戦目に回す。
 それだけ、この再開の第1戦は大事な試合だと思う。

 この試合に敗れたタイガースは、「やっぱり、ダメなんじゃない?」的な考えに支配し始められる。
 そういう暗雲を払ってくれるのは、佐藤輝しかいないんだけど、今日3安打を放ったのが、わずかばかりの光明。
 あとは、一発待ちだね。

 あと、無安打ではあったが、ロハスの当たりは、よかった。
 前見た時より、スイング期待が鋭くはなっている。
 あとは、早く結果が出ることだろう。
 チャンスは少ないが、頑張ってもらいたい。
 マルテの調整不足の間になんとしても結果を出さないと、また入れ替えになってしまう。

 しかし、明日の先発が二保であることを考えると、どうしても勝っておきたかった試合。
 それが、いきなり4失点では、なんともし難い。 
 西も、先に点をやれない意識が強すぎって、球が高く浮いたところを痛打された。
 まぁ、菊池にヒットを打たれたところで、不安が過ぎったんだが、西自身も「あれ?」って感じだった。
 そうして小園の3ベースで、完全に自分を疑い始めた。
 
 球威がないから慎重にという意識が強すぎ、コーナーを狙いすぎる。
 腕が振れないから、変化球も変化が甘い。
 その甘くなったところを捉えられた。
 元々、僅差のリードを守るのが下手なピッチャー。
 この、再開の試合で、スタートを誤れないというプレッシャーが、西のピッチングを弱くした。
 逆にタイガースがビジターであれば、先に点を取って、楽に投げさせることが可能だったかもしれない。
 3点くらいのリードがあれば、西の持ち味のピッチングができたはずだ。

 まぁ、最悪のスタートとなってしまった。
 これから、タイガースの地力が問われる戦いになる。
 なんとか、二保が上手く立ち上がって、乗っていけるピッチングができることを望んでいる。
 本当は、秋山、伊藤将、西という順番がいい様に思ったんだが、決まった以上はしょうがない。
 明日の二保を応援するしかないわな。

 ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 22:42 | comments(0) | - |
3−4 対横浜DeNA 奇跡が何度も起こるほど、甘くはないわな
 まぁ、追い上げて届かずは、ある意味タイガーススタイル。
 ガンケルが3失点し、今永に抑えられているところで、勝負はあったのかも知れない。
 しかし、折角耐えてきたのに、8回で岩崎が一発を喰らってしまうって、多すぎないか?
 オールスター戦、オリンピックブレイクの前の最後の試合。
 勝ちたかったけど、このところの不振では、難しかったか。
 これで、ベイもお得意さんじゃなくなってしまったな。
 ここ6試合は。1勝5敗だもの。

 今日の試合を含めて、前半戦を総括して、後半への課題を見つけよう。
 
 1.甲子園で弱いのをなんとかしたい。
 4月までは、強かったのが、5月の成績。
 4/30〜5/2 対広島 2勝1中止
 5/11〜5/13 対中日 1勝1分1中止
 5/18〜5/20 対ヤクルト 1勝1敗1中止
 5/25〜5/27 対ロッテ 1勝2敗
 6/1〜6/3 対オリックス 1勝2敗
 6/4〜6/6 対ソフトバンク 1勝2敗
 6/18〜6/20 対讀賣 1勝2敗 
 6/25〜6/27 対横浜 0勝3敗
 6/29〜7/1 対ヤクルト 1勝1敗1分
 7/9〜7/11 対讀賣 1勝2敗
 7/12〜7/14 対横浜 1勝2敗
 3連戦で2勝(勝ち越したのは、4/30の勝ち星を入れた、広島戦以来、5/11からの中日戦は、1勝1分けで勝ち越しだが、それ以来ない。
 本拠地で勝ち越せないっていいうのは、致命的やぞ。
 なんとかせい。

 2.同じ左ピッチャーに何度もやられる。
 讀賣 メルセデス 高橋優
 横浜 坂本、今永
 中日 大野
 大野と今永以外は、タイガースだけやないか、苦手にしてるのわ。
 このブレークの間に、しっかり対策せいよ。

 3.誰もカウントをとりに来る緩い変化球(特にカーブ)を打たない。
 これをタイガースは打ってこないとわかっているので、いとも簡単にカウントをとる。
 時には勝負球に使われ、見逃し三振をする。
 投げてくることがわかっている時は、狙い撃ちしてみればいい。
 そうすることで、相手ピッチャーの攻め方を変えられる。

 4.2位との差が縮まるに従い、積極性がなくなって、消極的になってきた。
 攻めの姿勢、超積極的と言うスローガンが失われている。
 盗塁も、なかなかスタートが切れない様に見える、
 シーズン当初の思い切りが、どんどん失われて、硬直している様に見える。
 もう一度、当初の気持ちに戻って、積極性を出して欲しい。

 5.勝ちパターンの投手リレーを再構築せよ。
 今日の試合もそうだが、耐えて終盤勝負に持ち込んだところで、追加点を取られて引き離されるって言う展開が続いている。
 それは、交流戦のロッテ戦で岩崎がマーティンに2ランを喰らってから、ずっと続いている。
 この流れを止める盤石な8回の男が必要。
 それを岩崎の復調に託すか。(オリンピックもあり、難しい部分もある。)
 若い及川を抜擢するか。
 ガンケル、アルカンタラ、エドワーズの外人ピッチャーの適性を見極めるか。(遥人が後半に間に合えば、誰かを後ろに回せる。)
 藤浪の復調にかけるか。(できれば、ここで先発復帰を考えてもらいたい。)
 トレード期限までに誰かを加入させるか。(できれば讀賣の高梨の様な変則左腕が欲しい。)

 以上が、あれほどあった差を詰められた原因になっているし、そこを修正しないと後半の戦いが苦しい。
 上手く、このオリンピックブレークを使って、対策してもらいたい。

 ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 22:44 | comments(0) | - |
2−8 対横浜DeNA 前日の勢いを断ち切る、立ち上がりの3失点
 この間の讀賣戦の伊藤将といい、今日のアルカンタラといい、ヨーイドンで、4点とか3点を取られちまうと、その後の攻撃が仕掛けられなくなる。
 結局、後手、後手、に回って、相手に有利に試合を進められてしまう。
 アルカンたらは、打たれると続け様に打たれる傾向にある。
 球が揃いすぎるのと、緩急が付けられる変化球に乏しい為、投球が単調になるからだろう。
 これなら、素直に2番手で投げた二保を先発させといた方がよかったんと違うか?
 先のスワローズ戦も立ち上がり以外は、立ち直って好投した。
 今日、もうワンチャンス与えてもよかったんじゃないか?

 折角、昨日9回に4点を取って、サヨナラ勝ちして、勢いづくところ、いきなりの3失点で出鼻を挫かれた。
 結局、ベイの坂本に5回途中まで1安打だからなぁ。
 たった、2勝の防御率が4点台後半のピッチャーやぞ。
 それに7回まで5安打で、1失点で悠々投げさせちまったんだから、勝てるわけがない。
 
 お得意様だったベイも、先の3連敗から、対戦成績も近づいてきており、もうお得意様って言えなくなってきている。
 優勝する為には、お得意様をいかに作るかなんだけど、ここでベイに逃げられるのは痛いわなぁ。
 大体、交流戦から、甲子園で勝ち越していないんと違うか?
 明日負けると、甲子園で交流戦から全て負け越しになって、折り返すことになる。
 しかも、相手は、苦手の今永だ。
 ガンケルが、ベイをしっかり抑えていかなくては苦しい。
 まぁ、ガンケルはアルカンタラの様なことはないだろうが、前のスワローズ戦で集中打を喰らったのが気がかりではある。

 まぁ、讀賣が負けてくれたので、首位ターンは決まったわけだけど、差はできるだけ広げておきたい。
 明日は、GかSのどちらかが負けるわけだから、タイガースはしっかり勝って終わりたい。
 なんとか、今永を攻略し、甲子園での勝ち越しをして終わろう!

 ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 21:33 | comments(0) | - |
4x−3 対横浜DeNA 崖ぷっちから、生還のサヨナラ勝ち!
 しかし、9回裏の2死まで、もうタイガースの欠点を列挙した様な試合で、このブログにも不満しか書くことがないと思っていた。
 讀賣戦の2試合目のサンズのホームランから、無得点、タイムリーに至ってはその前の初戦から出ていない状態。
 今日も、さしていい様には思えない大貫に零封されて、また大貫を苦手ピッチャーにするのか、っていうくらいの状態。

 3回に先制されたのも、青柳が大貫のバント処理からの送球エラーが発端。
 まぁ、ショートスローに難がある青柳だからしょうがないではなく、こういうプレーの練習をもっと積むことだ。
 ただ、ここを1点で凌いだのは、青柳の成長だと思う。

 そうして、7回に追加点を奪われた場面。
 青柳もこの回までという状況だけに、このイニングは死に物狂いで抑えなくてはいけない。
 そういう中。8番の伊藤光に四球を与えてしまったのが痛かった。
 この後、大貫に送られて、桑原の場面。
 桑原が当たっているだけに勝負を避けた様な四球。
 次の森が左とはいえ、新人同様の選手ということで、勝負を避けたのだろうが、森はこの状況で怯むことなく向かってきた。
 こういう時に、得手して痛打を喰らって、相手の若手を育ててしまうのがタイガーススタイルだけに、嫌な予感がした。
 案の定、森にショートの頭を超えられ、その打球をサンズがそらして、2点を追加されてしまった。
 守りで言えば、ここは1点で防がなければならない。桑原のホームインを許したのはタイガースのミスだ。
 
 そうして、8回の先頭のマルテが四球で無死のランナーとなった場面。
 結果から言うと、ここでマルテに代走を出さなかったのが、9回に生きてきてはいるんだけど、作戦としてはここでマルテに代走を出すべきやろう。
 まず、足の速いランナーをだし、牽制しない山崎から盗塁を狙い、プレッシャーをかける。
 盗塁できれば、ゲッツーの心配はなくなり、大山は自由に打てる。
 そうでなくても、ファーストをベースにつけ、大山の右打ちに、1、2塁間のスペースを開ける。
 また、ピッチャーの山崎にランナーにも注意を払わせ、コントロールを狂わす。
 いずれにしても、ランナーを溜めるためのいろいろなバリエーションが代走を起用することで可能になる。
 なんで、代走を使わなかったんだろう?
 9回に再びマルテに回る様なチャンスを期待した?
 単に、忘れた?

 結果。9回の1死から梅野が出て、2死になったなった後の佐藤輝からの連打で、同点のチャンスにマルテに回り、マルテが同点打、大山のサヨナラに繋がったから不思議や。
 まさに、勝ちに不思議の勝ちあり、って言う感じだった。
 まぁ、ベンチは、選手たちの諦めない姿勢に救われたって感じかな。
 ただ、この崖ぷっちから、蘇った勝利は大きい。負けていれば、お得意さんだったベイに4連敗となるところだった。
 タイガースを再び勢いづけるきっかけになるやもしれない。
 その為には、明日の試合が大事。

 ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 21:45 | comments(0) | - |
0−1 対讀賣 野球のレベルが、讀賣に比べて低いわ!
 折角の西の好投も、配給ミスで失った1点で、水の泡。
 結局、讀賣に負け越し。
 甲子園で、初戦を勝ちながら、連敗で負け越すのは、これで2カード連続。
 まぁ、これじゃ優勝なんて言ってたら、笑われるわ。

 解説の岡田さんも言っていたが、8回の1死、3塁のピンチの場面。
 大城をノーボール、2ストライクで追い込んだ、3球目。
 なんで、ボール球を放らない?
 相手は、3塁ランナーを返すことだけ考えている。
 3塁は俊足の増田。
 大城がバットに当てさえすれば、ゴロゴーのギャンブルスタートをかけてくる。
 しかも追い込まれている大城は、なんとかバットに当てようとコンパクトにあてに来ることは見え見え。
 そこへ、お誂え向きの外への変化球。
 まぁ、まてましたで、転がして、それも内野の間を抜けて、決勝点。
 
 岡田さんんも、呆れ返っていたけど、こういう野球やってちゃ、讀賣の上には行けない。
 ここで、よくランダンプレーの下手さ加減を書くことがあるが、キャンプでそういう実戦的な練習をしていないからだと、その原因を書きている。
 この場面も同じ。
 この場面で、どういうサインが出て、どういう攻めをされるか、相手のバッターがどういう心理でいるのか、考えていないのだろうか?
 逆に、タイガースの攻撃であれば、サインの通りに動くだけで、相手の守備体系や、相手ピッチャーがどう攻めてくるか、このカウントでは、どう出るか、なんか考えないんだろう。
 だから、タイガースは、こういう場面に得点できないことが多い、
 どちらも、練習が足りていない。
 讀賣は、そういうところを徹底的に鍛えて今があるんだと思う。
 
 多分、遠からず讀賣には、ひっくり返される。
 まぁ、CSを失うことはないだろうが、スワローズと讀賣への挑戦権をかけて、戦い、勝てば讀賣に4勝すれば日本シリーズということになるんだが、昨日のメルセデス、今日の高橋と、こうも徹底的に打てない、苦手を作っては、可能性は限りなく低い。
 まぁ、タイガースが優勝して、向かいうう側になれば、アドバンテージとファーストステージでどちらかのピッチャーを使ってしまえば、チャンスはあるかも知れんが、原は、必ず高橋をタイガースにぶつけるだろう。
 
 まぁ、幸いオリンピックブレークがあるが、その間でどこまで対策できるかだろう。
 それができなければ、今シーズンも2位止まり、そういうふうに見える。
 もっと、しっかり練習し、対策せいよ!

 ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 20:41 | comments(0) | - |
1−8 対讀賣 讀賣戦って、このパターンが多くね?
 3連戦の初戦を取って、こりゃいけるかな、って思わせて、残りの2試合をきっちり取られて負け越す。
 なんか、そういうパターンにハマりつつあるんだよね。

 今日の試合、伊藤将が、ヨーイドンでいきなり4失点だから。
 このところのタイガースの打線の調子から言って、取り返すことは不可能に近かった。
 まして、相手のメルセデスは、タイガース戦を得意としているピッチャーで、4点もらって、初回から余裕を持ってのピッチング。
 前回の様に、余裕を持たせず、不安を抱えさせて、投げさせれば、再度攻略も可能と思っていたが、それも初回の4失点で脆くも崩れ去った。
 
 折角打線は、シーズン当初の形に戻し、繋がりが出るんじゃないかと期待したのに、初回の4点は、メルセデスに余裕を与えて、打線が付け入る隙を与えてくれなかったので、繋がりも、何もなかった。
 まぁ、試合としては完敗なので、切り替えやすいかと思うが、明日の西に大きなプレッシャーがかかることになる。
 相手のピッチャーも、苦手の高橋だし。
 西が、点をやれないと思って、窮屈なピッチングをすると、厳しい戦いになる。
 西が余裕を持ってピッチングができる得点が必要だ。
 明日こそ、打線の繋がりを見せてもらいたい。

 今日のメルセデスといい、明日の高橋といい、いずれCSで対戦する確率が高い。
 これをいつまでも苦手にしていては、先がないことを肝に銘じ、対策をしっかり立てて欲しい。
 高橋だって、そろそろ下降線に入るはず。 
 ここいらで、しっかり勝ち越せることを見せて、嫌なパターンから脱出してもらいたいもんだ。
 打線よ、奮起せよ!

 ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 21:10 | comments(0) | - |
4−1 対讀賣 秋山、久々の勝利投手で7勝目、セーブは、レインが2セーブ目
 しかし、降雨によるコールドゲームが2度とも讀賣戦で、2勝しているとは、ラッキーでもある。
 特に今日は、秋山が7回表まで好投し、7回に無死2、3塁のピンチを招いたときに、セーブを挙げたミスター・レインに感謝だな。
 これで、9連戦のさなか、リリーフ陣に休みを当て得ることが出来た。
 まぁ、7回まで秋山が粘って、一人で投げ切ったことに価値がある。

 今日は、打順を昨日3ランを放った大山を5番に上げ、佐藤輝を7番に下げた。
 でも、佐藤輝を7番は、下げ過ぎの様に思う。
 やはり、シーズン当初の6番におくべきだと思うんだが・・・・。
 昨日も言った様に、シーズン当初の打順に全部戻して、繋がりをつけることが大事だと思う。

 まぁ、今日の先制点も讀賣の守備のミスから、もらった様なもんであるが、そこで1点で終わらず糸原が2点目を上げたのが、打線に繋がりがでた証拠でもあり、追加点のちかもとのタイムリーも秋山がちゃんと送って後に出たもので、こういう繋がりが出てきたことが、一時よりはよくなっている傾向だと思う。

 後は、今日の様な天候に味方されたラッキーを、この後の試合でいかせていけるかだ。
 また、メルセデスをぶつけてくる讀賣だが、なんとか伊藤将を援護して、今日の勝利を生かす、試合展開をお願いしたい。
 今日のラッキーを生かすも、殺すも明日次第だ!
 
 ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 20:46 | comments(0) | - |
6−5 対東京ヤクルト 薄氷を踏んで、首位を守る大山の一打!
 降りしきる雨が、いつコールドになってもおかしくない状態の中、ギリギリで梅野が同点打、大山が3ランで逆転することができた。
 まぁ、ガンケルが4回だけ、何故か投げ急いで連打を喰らって逆転された。
 その後は、何故かスアレス兄を打ちあぐんでイニングだけが進んで嫌な感じがした。
 
 それでも、スワローズか継投に入り、マウンドもぬかるんで来て、降雨コールドが心配される中、8回勝ちパターンの、鼻の穴清水から4点を奪ってひっくり返せたのは大きい。
 きっかけは、糸原のレフトフライを、雨の中、青木が落として2ベースにしてしまったところから始まっている。
 こういう試合は、ミスが出た方が負ける。
 大概は、タイガース側に出るんだけど、今日はスワローズに出て、そこにつけこむことが出来た。
 同点打を放った梅野の勝負強さと、決勝の3ランを放った大山が、このところチャンスを作れど得点できずという嫌なパターンを振り払ってくれた。
 
 特に、このところ不調を囲っていた大山は、この一打で浮上のきっかけとして欲しい。
 明日からの讀賣戦に、大山が7番では戦えない。
 やはり、明日からは、シーズン当初の近本、糸原、マルテ、大山、サンズ、佐藤輝、梅野、中野の並びで勝負した方がいい。 
 実際、これが一番打線として繋がっていたんだから。

 打線の繋がりが切れたのは、大山の不調もあったが、佐藤輝を5番に入れてからじゃないかと思う。
 どうしても三振が多いので、一発はあるが、打線を切ってしまうこともある。
 両刃のヤイバの佐藤輝は、6番に置いておく方が怖い。
 讀賣戦は、初心に戻って、6番で勝負して欲しい。

 しかし、昨日投げなかった岩崎が今日8回に登場。
 山田哲人に2ランを喰らってしまった。
 まぁ、青木のサードゴロは、山本にアウトにして欲しかったが、1点差に迫られてからは、立ち直った様だった。
 まぁ、昨日投げさせなかったのが、先を睨んでとのことだが、実際にいけるなら、行くべき場面であったはず。
 それが、行けなかったというのは、今日の山田への被弾を見て、なんとなくわかった。
 斎藤には気の毒なことをしたと思う。

 一応、スワローズには勝ち越したので、明日からの讀賣戦が大事。
 明日の先発は秋山。
 西で行くかと思ったが、これもなんか意図があるのか、西に何かあるのか。
 本来は西で行くべきところだが、秋山は意気に感じて、秋山で良かったって言われる様なピッチングを期待する。

 ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 21:13 | comments(0) | - |
4−6 対東京ヤクルト 岩崎への信頼は、そんなものなのか?
 8回は、岩崎じゃなかったのか?
 昨日も投げてないし、一昨日は移動日、広島の3戦目も負け試合、登板間隔は十分だ。
 それでも、ここで投げさせないっていうのは、もう岩崎に7、8回は任せられないってことなのか?
 それとも故障でもしている?
 そうなら侍ジャパンも辞退やろ、オールスター出ている場合違うぞ。

 こういうわけがわからんことをすると大概負ける。
 5回の無死2、3塁で点が入らないのもあるし、こういう拙攻をしていると勝利の女神はソッポを向く。
 それでも、6回にワンモアチャンス。
 1死1、2塁のチャンスを掴んだ、
 しかし、ここでピッチャーの二保に代えての代打は、ロハスだった。
 ピッチャーは左の坂本。
 普通は、原口で勝負やろ。
 元々左の方が良いと言われる、ロハスの右打席は原口より上なのか。
 これも、普段と違うことをやろうとして、失敗した例やな。

 結局、これで流れがスワローズへ行っちまった。
 そこに8回岩崎でなく、斎藤を投入。
 斎藤の球自体は、ゆくゆくは、こういう場面で必要となるだけのものは持っているのだが、ここで岩崎を凌ぐだけの能力はまだ発揮できんやろ。
 こういう普段と変わったことをすると、裏目に出るのが常なんやな。
 
 この継投が、スワローズの伏兵の渡邊の決勝打を呼んだし、9回の渡邊の熊谷を刺す、ファインプレーにつながっている。
 前も言ったが、ベンチが焦ってどうする。
 こんなにベンチが焦っていては、讀賣に必ず抜かれる。
 采配で負けていては、讀賣の上にはいけんぞ!
 もっと、ベンチが冷静になれ!

 ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 21:21 | comments(0) | - |
5−1 対東京ヤクルト 馬場ちゃん、最後はしっかりしいや!
 折角、青柳が好投して、8回まで零封。
 打線もよく援護して5得点。
 9回は、スアレス温存で、誰に投げさすかと思ったところ、馬場ちゃん登場。

 この馬場がどうもいけない。
 村上を三振に取ったところだけ、良かった。
 どうも、ビビリ癖は治らない。
 5点差があるんだから、もっと大胆に攻めていいのに、慎重になりすぎ。
 村上を相手にしたときの様な、開き直りができればいいのに、オスナにヒットを打たれると、また弱気が顔を出して、吉田大成を四球で出してしまう。
 こうなると満塁になり、ベンチがたまらず温存するつもりのスアレスを投入せざる得ない。
 
 まぁ、先頭の山田を出したところから、スアレスを準備させざる得なかったのだろうから、登板に至ったのは、もうしょうがない。
 ただ、こういう場面で余裕を持って投げられない馬場の小心さがもどかしい。
 球児が、馬場がピッチングをわかると手が付けられない投手になる可能性があるって、以前行っていたけど、そのピッチングをわかる時が来るんだろうか?
 状況を判断して、ピッチングができる様になる冷静な大胆さを覚えないといけないと思うんだが。
 これで、馬場は僅差では怖くて使えないってことになる。
 まぁ、本当は藤浪で行った方が良かった様に思う。

 これで、明日はホークスから来た二保が投げるという。
 ここへ来て、獲得したばかりのピッチャーに先発を任せるんかなぁ。
 それは、それで期待はせざる得ないんだけど、それでいいんか?
 本当なら、藤浪が投げなくてはいけないんと違うか?
 開幕投手を任せたんと違うか?
 広島の3戦目まで投げていなかったので、この9連戦で先発復帰かと思っていた。
 まぁ、3戦目に投げてしまったので、その可能性は無くなったんだけど。

 下にいる、小野とかどうなん?
 チェンは、沈んだっきりか?故障か?
 遥人は、まだまだかかるんかい?
 シーズン当初は、先発ピッチャーが余るくらいって言っていたのに、実際シーズンに入ると、必ず取りなくなるんだよなぁ。
 まぁ、二保に期待するしかないか?

 ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 20:59 | comments(0) | - |
3−4 対広島 こういう試合は、負けるに決まっている
 まぁ、このところの試合ぶりを見るに、こういうことになるんやろなぁ。
 結局、最下位横浜に3タテ喰らって、代わって最下位に落ちた広島に負け越し。
 対して讀賣は、カモの横浜を徹底的にしゃぶり尽くしている。
 これじゃ、追いつかれるのは必然だな。

 4回の表の攻撃で、秋山に代打原口で勝負に出た様に見えたのは、ただの焦りの様だ。
 1死、2、3塁で梅野で点が入れば、続投だったんじゃないか?
 それが、ファールフライで得点ができず、3点差を1点差に迫られた後だけに、どうしても差を広げたかった。
 そういう焦りが、代打原口に繋がっている。

 もちろん、シーズン当初の好調時ならこういう采配はしない。
 秋山に最低責任回数まで続投させただろうし、この日の森下の調子から見て、まだチャンスをくるという判断になっていたはず。
 それが、思考回路が負の方に行っているから、このチャンスを逃したら、苦手にしている森下が立ち直って、もうチャンスはこない、どうしてもこのチャンスをなんとかしなくては、っていう発想になっている。

 結局無得点で終わったが、すぐ5回に無視満塁のチャンスがやってきた。
 ここで打順が4、5、6番へと続くのに、結局無得点。
 これが、流れをカープへやってしまった。
 アップアップの森下を6回まで投げさせて差し上げたのは、タイガース自身なんだな。

 秋山に代打を送ったため、タイガースへ長い継投に入らなくてはならない。
 本来の勝ちパターンの投手が行くには先が長すぎる。
 まずは、斎藤で1イニング。
 5回は石井大でしのいで、6回が馬場、7回に及川8回岩崎っていうくらいのプランじゃなかったか?
 本当は、4回から藤浪で、2、3イニングを稼ぐという選択肢はなかったか?
 5回に石井大が、2死で1、3塁のピンチを招くと、いたたまれず岩貞の投入。
 ここのピンチをどうしても凌ぎたかったら、ここで及川を投入した方が良かったと思う。
 岩貞は、このところランナーを置いた状態で抑えたシーンを見たことがない。
 そういう意味で、位置付けは及川に移って行っていると思っていた。
 
 案の定、岩貞が、逆転打を許して、ジ・エンド。
 秋山の交代が、故障とか、止むに止まれぬ事情であれば、別だが、単に焦ってのものであれば、そういう焦りが野の試合を失う要因になったと言っていい。
 選手より、ベンチが焦っていては、讀賣の上に行くことはない。
 
 火曜日からの9連戦。
 もっと落ち着いて、どっしり構えて試合をしたらどうだ。
 打順も、近本、糸原、マルテ、大山、サンズ、佐藤輝、梅野、中野に戻して戦ったらどうなんだ?

 ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 17:14 | comments(0) | - |
5−0 対広島 伊藤将の好投で、なんとか勝利で首位を守る
 現状は、こういう勝ち方しかないにゃろうな。
 ピッチャーが、相手を抑えて、僅差を守りぬく、それができない時は終盤にひっくり返される。
 今日は、このところ一発病に泣く伊藤将が、一発を避けるべく丁寧なピッチングで7回を零封。
 
 攻撃は、3回にマルテのダブルプレー崩れの間に、なんとか1点。
 しかし、チャンスをつくれども、この1点だけ。
 2回は、1死1、2塁で、中野、梅野が連続三振
 得点を挙げた3回も、1死満塁で、マルテのダブルプレー崩れで1点。
 その後の2死1、3塁で佐藤輝が三振。
 4回、伊藤将のヒットで2死1、3塁で、近本がライトフライ。
 5回糸原が無死で出塁も後続凡退。
 6回無視1、2塁で梅野がサードゴロで、1死2、3塁。伊藤将が四球を選んで1死満塁。ここも近本ピッチャーゴロ、糸原サードゴロで無得点。
 結局、1点しか取れず、大道を潰し切れていない。

 そういう拙攻の中で、飛び出したマルテの14号ソロ。
 この一発が全てを救ってくれた。
 ここまで、広島は、1点差だけに勝負は捨てておらず、不安定でピンチだらけの大道に変えて、森浦、コロニエルという継投を敷いていた。 
 大道を早く潰しておけば、そのご敗戦処理的ピッチャーへの継投となり、さらに差を広げられる展開になっていたはず。
 序盤の好調時のタイガースは、そういう展開に必ずっていいくらい持っていけていた。
 それが、このところの打線の低調(繋がらない)で、終盤まで決め手を欠いて、結局序盤で勝ち試合が多く、勝ちパターンのピッチャーが登板過多となった影響で、疲れが出て影響で、打たれる場面が多くなり、敗戦へとつながっている、
 この日の広島も終盤に勝負を持ち込みたいと考えての継投を敷いていた。
 ただし、広島の後ろのピッチャーもタイガース以上に疲弊している。タイガースと逆に敗戦が多いため、勝ち負けにかかわらず、全てのピッチャーが疲れている。
 
 そんなカープの投手陣であるから、マルテのホームランで2点差になった時点で、バードへと繋いだが、バードはこのところ好投はしているが、登板が多くなって、疲れが出てくる時期に当たった。
 ここに付け入って、3点を挙げ、この日の試合を決めた。
 まぁ、このところ相手にやられてきたのを、タイガースがカープにやったってことになるんかな?

 まぁ、それでもそこまでの決定力不足は如何ともし難い。
 決定力を持っているのがマルテだけの状態だから、マルテの前にチャンスを作って、その得点を守りきる、そうして勝ち星を拾っている間に、打線が調子を取り戻してくれる様に祈るしかない状態。
 まして、明日は、森下だけに、秋山は終盤まで絶対に得点を与えてはいけない。
 バッターは、できるだけ粘って、森下に多くの球数を投げさせ、5、6回で限界に達する様に仕向けることだ。
 そうして、終盤勝負に賭けるしかないわ。

 ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 18:05 | comments(0) | - |
1−7 対広島 迷走采配で、奈落へ一直線か?
 まぁ、昨日の訳がわからん、岩崎を4番に、小野寺を9番に据えた8回の守り。
 あの迷走采配が続いている。

 讀賣に追い上げられて、ベンチが浮き足立っていては、どうにもならん。
 今日のスタメンもサンズ、佐藤輝を引っ込めて、ロハス、小野寺を起用した。
 絶不調になった中野に変えて、山本を起用。
 相手ピッチャーが左だから、大山を残して、佐藤輝を下げたのか?
 サンズを引っ込めたのは、何か故障とかあったのか?ただの休養か?(そんな余裕はないと思うが・・・)

 普通は、佐藤輝をサードに、大山を引っ込めて、ライトにロハスを入れる。
 ピッチャーが左だということだけで、佐藤輝を引っ込めたとすれば、あまりに消極的。
 低調な打線の起爆剤として、下で調子が出てきたロハスを使いたいのはわかる。
 サンズが体調とか故障で使えない、休養が必要な状態であれば、そこへロハスを入れればいい。
 何もチーム2冠の佐藤輝を下げてまで、小野寺を起用することはない。

 小野寺の起用は、昨日間違って9番に入れたために、バントをさせる事になって、失敗したもんだから、その起用のお詫びか?
 挽回のチャンスを与えたか?
 確かに下で首位打者で、好調だった小野寺も試したい、使ってやりたい気持ちはわかるが、それを勝利より優先してはいけない。
 もっと、違った場面で起用してあげる方法があるはずだ。

 こういうスタメンから、チグハグで???な采配をしていると、チームの士気に関わる。
 結局、西が2回に7失点で、早々に諦めムードを演出しただけだ。
 もう、完全に讀賣に首根っこを掴まれてしまった。
 いつの間にか、モットーの超積極的も、超消極的になり、何をしていいかわからん状態でパニック。
 ほんと、一度抜かれて、冷静に振り返って、再度チャレンジャーとして向かっていけるか試した方がいい様に見えてきた。
 それで、そのままズルズル行くなら、それまでだと思えばいい。

 中谷がトレードされた。
 代わりに来るのは、ホークスの二保。
 どう出るかわからんが、田中ジャスティスでも貰えんかったかなぁ。
 後は、讀賣の高梨の様な、超変則左腕。
 そういう確実にアウトが一つ取れるピッチャーが今必要なんじゃないかと思うんだが・・・。
 まぁ、二保には期待はするけどね・・・・。

 しっかりしろや! 
 ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 21:23 | comments(0) | - |
1−6 対東京ヤクルト またも、甲子園で勝ち越せず、遠からず讀賣に抜かれるぞ!
 訳がわからん采配で、またも本拠地で勝ち越しなし。
 しかし、なんでサンズに代えてピッチャーの岩崎を4番に入れたんや?
 サンズが9回に回ってこんと思ったんかなぁ?
 7回に打順が回って、7番の中野まで打順が回っている。
 8回が8、9、1番、9回は2、3、4と4番に確実に打順が回る。
 8回に得点して、9回の面で逃げ切ることを想定していたんかいな?
 
 9番に小野寺入れたのもわからん。
 普通にここに岩崎を入れておけば、8回の裏はここに代打を使えた。
 梅野が出塁したので、一番バントに定評がある選手(誰か見当たらんが)を起用するのが普通じゃないか。
 それを小野寺にバントをさせダブルプレーでチャンスを潰した。
 なんで岩崎を9番に入れて、サンズを残さなかったのか、理解不能だ。

 そうして、痛恨は、9回の守備。
 村上のショートゴロ。
 中野が前に出ないで、待って獲って、ダブルプレーが取れなかったプレー。
 あそこで、1歩、2歩前に出て取るのと、待って獲るのでは、バッターランナーを生かす、殺すの差になって出る。
 糸原のセカンドの入りも遅かった様に見える。
 ここでダブルプレーにとっていれば、今日の負けはなかった。
 こういうワンプレー、特に獲るべきダブルプレーが取れないということが多すぎる。
 中野は、いい守備をするし、守備範囲も広い。
 けれども、こういうところのプレーで消極的になっていては、価値がない。
 エラー数が多くなっているため、慎重にという気持ちが、待ちの守備をさせたのだろうが、それでは勝負に勝てない。
 
 こういうプレーをちゃんと練習をしていないチーム体質だから、こういう場面で目に見えないミスとなって、敗戦へつながることを、今一度自覚して、今度のオフはそういう練習を徹底すべきだし、そういうところで前に出られない野手はレギュラーになれないと思わせるべき。
 まぁ、今日はベンチワークも奇々怪怪だし、守備もワヤだったし。
 負けるべきして負けた試合。
 こういう試合をしていると、遠からず讀賣に抜かれるっ事になるだろう。
 その時に、今一度向かっていけるか、真価が問われる時になる。

 ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 21:13 | comments(0) | - |
5−3 対東京ヤクルト 晴柳さんの好投で連敗を止める
 まさかのベイに3タテ喰らったあとのスワローズ戦。
 スワローズも讀賣に3タテ喰らってのタイガース戦。
 ここで負けてたら、2008年の再現じゃないけど、関東連合にやられる見たいで、面白くない状態になる。
 ここは、スワローズには、しっかりタイガースにも貢いでもらいたい。

 そういう中での青柳の先発。
 青柳は、勝てるピッチャーになってきた。
 送りバントなどのシーンがなければ、ショートスローの心配がないので、余裕を持ってピッチングができる。
 今日は初回から飛ばし気味に入って、調子に乗ったところを村上に一発を喰らった。
 村上に力勝負に出てしまったのは、初回に三者三振にとったせいだと思う。

 それでも、相性の悪い村上以外は、コントロールミスがあったピッチング(オスナと中村悠平への投球)を除いては、完璧で7回を2失点で勝ち投手になった。
 これで6月の月間MVPの有力候補になるやろう。
 これで7勝目。
 目標の13勝が現実味を帯びてくる。

 毎年、夏場に勝てなくなる傾向にあるだけに、これから7、8月に、オリンピックの休止期間があるとはいえ、ちゃんと勝ち星をあげることが、目標達成への道じゃないかな。

 打線は、久々に繋がりを見せたが、それも2回だけだった。
 そこで5点とって、青柳が守り抜いた形だが、追加点が取れないことが不満。
 不調の大山を6番に下げたが、結局佐藤輝、大山と続くのが、打線が切れる事につながっているんじゃないか?
 絶不調の大山と三振か長打かという佐藤輝を並べるより、間にサンズを挟んだ方がいいんじゃないか?
 (BSで解説の球児も言っていたけど)
 いっそ4番佐藤輝5番サンズ6番大山でいいんじゃないだろうか。
 糸原を2番に戻すことで、上位の繋がりが戻ってきたが、クリーンナップの繋がりが、大山、佐藤輝が連なる事で分断されている気がする。
 将来的には、佐藤輝、大山でクリーンナップを形成しなくてはいけないんだけど、現状は二人を連ねることのデメリットが大きい。

 明日からの戦いで、大山の調子をいかに取り戻させるかがキーになる。
 背中の張りで休んでから、少しファームの力感がなくなっている様に見えるが、今一度昨年の調子がよかったときのファームを思い出して欲しい。
 多分、ホームランが出ないで、佐藤輝はじめ、昨年タイトルを争った村上や岡本に差を付けられているのが、焦りを読んでいるのかもしれない。
 他人のことを考えるより、まずは自分の打撃を取り戻すことを考えるべきだ。
 がんばれ!大山
 打つんだ、夏の大山!

 ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 21:50 | comments(0) | - |
3−8 対横浜DeNA 痛すぎる、横浜に3タテ喰らって、2.5G差
 まさか、横浜に3タテ喰らうほど、調子落ちしている様には見えなかったけど・・・・・。
 結局、巡りが悪く、点が取れないで、焦って、自ら深みにハマっている。
 まぁ、タイガースのメンバーは、優勝争い自体、初体験のメンバー。
 この時期から、固くなってどうする?って事なんだが、要らぬプレッシャーを感じ始めているのかもしれない。
 こういう時に精神的支柱になる選手が欲しいんだけど、糸井はそういうタイプじゃないし、福留、鳥谷は、戦力外で他球団へ行ってしまった。
 せめて、鳥谷は、いて欲しかったなぁ。(と死んだ子の歳を数えて見る。)

 今日もいきなり、桑原にヒットを許し、またオースティンに先制2ランで後手に回る事になる。
 まぁ、桑原といい、オースティンといい、同じバッターに何度もやられるのは、今日に始まった事じゃないけど、それにしてもやられすぎじゃないか?
 
 それでも、その裏にすぐ1死1、3塁のチャンスを掴む。
 相手の先発・大貫は防御率が、この試合まで防御率7点台。
 じっくり、行けば2点くらいは、取り返せる。
 そういう状況にあっても、大山はフルカウントからのボール球を振って三振。
 続く佐藤輝も連続三振で、チャンスを逃し、大貫を立ち直らせてしまった。
 普通なら、この回で同点、逆転で、大貫を早期に降板させることができた展開だが、逆に大貫を勝ち投手にまでして差し上げた。

 この3連戦、1死、2、3塁でとことん点が入らない。
 前の2戦は、中野、近本がダブルプレーで、決定的なチャンスを潰し、今日は4、5番がボール球を振っての連続三振。
 こういう野球をやっていては、勝負の女神は逃げていく。
 
 後は、ミスが必ず失点に絡む。
 4回のソトの3ラン。
 その前の宮崎の打球を中野が、セカンドにグラブトスをしようとして、スルーしてしまいセンターへ抜けたもの。
 グラブトスが上手くいって、ダブルプレーに取れればよかったんだけど、今の流れはそうは行かない。
 逆に確実にファーストでアウトをとっていれば、1死2塁で、ソトへは四球覚悟の攻めもできた。
 そういう悪循環がついてまわる。
 結局この3ランが決定的なものになり、タイガースの戦意は削がれ、ベイスターズは余裕がでた。

 いずれにしても、こういう野球をやっていたら、早晩讀賣に追いつかれるだろう。
 そうならないために、今何をなすべきか、試合のない明日にしっかり考えて欲しい。(選手もベンチもや。)
 幸い、次は開幕カードと同じヤクルト相手や。
 今一度、開幕当初を思い出し、打順の並びを、近本、糸原、マルテ、大山、サンズ、佐藤輝、梅野、中野に戻して、リスタートしたらどうだろうか?
 
 ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 17:49 | comments(0) | - |
1ー3 対横浜DeNA 後手に回って、横浜に負け越し決定
 なんか、巡りが悪くなっているね。
 今日も結局梅野のタイムリーだけで、それを守ろうと継投をかけたら、それが裏目で逆転を許してしまった。

 まずは、梅野のタイムリーの場面。
 大山に無死からヒットが出たが、佐藤輝がダブルプレーに倒れる。
 その後で、サンズがヒットで、糸原が四球からのタイムリー。
 まぁ、よく2死から、得点できたとも言えるが、さして調子が良くも見えない阪口相手に、これでよかったのか?
 
 シーズン当初の打順なら、大山の後にサンズ。
 まぁ、サンズもゲッツー取られたかもしれんが、サンズがつないで佐藤輝、梅野という方が、1点でなく、複数点を取れた可能性があるんじゃないだろうか。

 また、今日全く機能していなかった1、2番。
 糸原を2番に戻して、中野は8番で気楽に打たせた方が結果いい方に出るんじゃないか?
 
 また、昨日もあって気にはなっていたんだけど、8回の糸原ヒット、糸井が大和のエラーで、一、3塁になった場面。
 本当なら、代走の熊谷を走らせ、2、3塁で、一打同点の場面を作って攻撃させるかと思った。
 走らせず、近本に打たせたのは、その方が1、2塁間が空くという目論見があったせいか?
 それでも、以前のタイガースなら、ここは走らせて、2、3塁の場面を作ろうとしたと思う。

 昨日も、 8回に糸井と近本のヒットで1、3塁。
 代走の植田を走らせず、中野が打って、ダブルプレーで終わったシーンがあった。
 そのリピートを見るように、近本がダブルプレーに倒れ、無得点に終わった。
 2、3塁にしていれば、最悪1店差にして、ランナーが得点圏に残る。
 上手くいけば、3塁にランナーが残り、ピッチャーは、落ちる球が使いにくくなる場面を作ることができた。

 まぁ、そこで中野に回ってしまうことになるんだが、この日ノー感じだった中野に代打という手もあったし、最初言ったように2番に糸原を使っていれば、同点のシーンが作れたかもしれない。

 なんか、ここへきて急に縮こまってしまっておるように見えるんだよね。
 それは、選手もだが、ベンチの作戦もだ。

 7回続投させた馬場が大和にヒットを許すと、及川へスイッチ。
 及川のポジションが上がったのはわかるんだけど、ここで及川を使うなら、回の頭から及川をいかせるべきだし、関根の代打を見ての左ということで及川の投入であれば、桑原のところで右にスイッチして、柴田に左を当てる細かな継投が必要だったろう。
 なんか、ベンチワークが中途半端にみえるのは、寅吉だけか?

 しかし、讀賣の後援会会長のベイスターズに負け越しは、痛すぎるわ。
 まして、明日負けて、3タテ食らわされたら、当分尾を引くことになるだろう。
 明日の秋山は、どんなことがあっても勝たなくっちゃいけない。

 一度、寅吉の言うように、打順を元に戻してみたらどうだ?
 案外、打線がつながってくるかもしれんよ。

 ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 19:54 | comments(0) | - |
0−3 対横浜DeNA 大仁田をファイアーできず、零封される
 まぁ、いきなり糸原のエラーで始まって、オースティンに2ランを喰らってしまった。
 西のピッチングとしては、先に2点を取られて、開き直れた方がよくなるんだけど、その失った2点を取り返すことができず、結局初回のエラーが致命傷になったわけだ。

 交流戦明け、っていうか交流戦中も含めて、打線が下り坂にあったが、いまだに底をついていないのか?
 結局、読売との差が、交流戦前に戻ってしまった。
 ピッチャーのやりくりは出来ても、打線が低調になると、そのやりくりは難しい。
 特に、個々は、それほど悪くはなっていない。
 糸原と大山の調子が悪かったが、底は脱して様に見える。
 打線の繋がりとして、調子が出ない状態だから始末に悪い。
 やはり、イチバンいい時の形、2番に糸原で、佐藤輝を6番、中野を8番に戻して見たらどうか?
 この時が一番、打線が繋がっていた。
 交流戦の時の底は脱して、糸原が戻ったところだから、再度リスタートする意味で、打線を戻すのも手かと思う。

 まぁ、今日は打てなかったんだから、あまり引きずる負けでなない。
 糸原のエラーは、反省を忘れないでしなくてはいけないけどね。
 明日は、すっきりと、好調当時の打線に戻して、再び進撃を始めたい。

 讀賣の横浜銀行として、昨日し始めたベイスターズ。
 2008年の逆転されたときには、ベイスターズとスワローズが、徹底的に讀賣にサービスして、勝ち星を貢ぎ倒した。
 そのお陰で、あの大逆転げきになったんだから、今年もそういう傾向にある様な気がする。
 ベイスターズは、讀賣には勝たないつもりだ。
 だから、タイガースもベイスターズに負けられない。
 
 明日は、しっかり勝ちに行こう!
 ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 21:23 | comments(0) | - |
6−0 対中日 落ち着いて試合をすれば、こんなもんや
 昨日の試合と対照的な試合。
 昨日の福谷と今日の岡野。
 出来としては、同じ様なレベル。
 昨日だって、今日の様にじっくりいけば、同じくらい点を取れていたはず。
 
 まぁ、昨日との違いは、昨日はドラゴンズに先手を取られて、追いかける状態。
 それが要らぬ焦りを呼んだのか?
 今日は、3回に梅野のヒットから、中野の犠牲フライで上手く先制できた。
 続く4回も糸原が長打で、サンズを返して、追加点を取れた。
 そこまで、ガンケルがほぼ完璧なピッチングで、相手に付け入る隙を与えていなかった。
 それが、腰を据えて、じっくり攻撃できる要因になったのだろう。

 昨日だって、先制された事に焦らず、普通にじっくり攻撃していけば、昨日のスコアを逆にはできたはず。
 まぁ、アルカンタラが簡単に先制を許したことが、攻撃を狂わせる事になったのかもしれない。

 今日の及川のピッチングを見るに、ランクを1段上げてやっていい。
 本当なら、昨日の藤浪の場面で、及川でも良かったと思えるくらい。
 そうして、今日の及川の場面で藤浪という手もあったと思う。
 藤浪は、リードしている場面限定で、及川は、同点の場面でも行かす。
 そういう持ち場を与えてやっていいんじゃないか。
 それが二人の持ち味をもっと生かせる気がする。

 それと昨日の最後投げた斎藤。
 これも、もっと僅差の場面で投げさせることができると思う。
 馬場より、現状力強さを感じることができる。
 一度、オールスター前までに、この辺の中継ぎの整理をしておくべき。
 そういうチーム状況にあり、そういう余裕がある位置に今いるところで、試しておくべきことじゃないか?

 最低限のドラゴンズとの3連戦に勝ち越すことができた。
 明日から、甲子園でベイスターズとスワローズとの試合になる。
 次の讀賣戦までに、しっかり貯金を増やしておきたい。

 ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 21:10 | comments(0) | - |
2−6 対中日 何をそんなに焦っているんだ?
 今日の福谷、落ち着いてじっくり攻めれば大量点が取れる様な出来だった。
 それを、何を焦っているのか、慌てた様な攻めを繰り返し、7回まで持たせて、挙句勝ち投手にしてしまった。
 
 この試合のタイガースを見ていると、讀賣とヤクルトが6ゲーム差に迫ったことで、焦っているのか?
 交流戦が終わった時点で、7ゲーム差が、たった1ゲーム縮まっただけで、こんなに焦っているのか?
 もっと、どっしり落ち着いて、今何をするべきか考えて試合をやらないと、どんどん深みにハマってしまうぞ。

 初回、ノーアウトで近本が出塁も、後続がなく無得点。
 特に4番の大山。
 見逃しの三振はいただけない。
 振らなくては、何も起こらない。

 そして、1点を取られた後の2回の攻撃。
 サンズが糸原のヒットで3塁へ向かって、アウトになった。
 この日の福谷の調子を見て、じっくり行けば、そこそこ点は取れると思っていたはずなんだが、足の遅いサンズに無理してサードまで生かせる必要があったのか。
 まして、次のバッターが得点圏の鬼・梅野であるなら、1死1、2塁で梅野にかける手があったろう。
 例え梅野が倒れても、ゲッツーでもない限り、ピッチャーのアルカンタラに打順が回り、3回は近本からの攻撃になる。

 そして、2回の守り。
 溝脇のファーストゴロをセカンドに送球し、悪送球で生かしてしまった。
 こういうミスが点につながり、タイガースの攻撃のミスが得点機を逃す。
 最悪の展開に入る事になる。

 そうして、3回の攻撃は大山のいい当りが、相手の好守備に阻まれる。
 4回は、無死1、2塁で糸原がゲッツーで、その間1点のみに攻撃が終わる。
 糸原は、ここではダブルプレート三振は避けたい場面だった。
 セーフティスクイズも考えられる場面。
 何が必要かを考えて攻撃して欲しい場面だった。

 そうして、5回、近本が中野のセーフティから相手のミスを誘った場面で、ホームを欲張りアウトになった。
 これも焦りの典型。
 何度もチャンスがありながら、福谷の調子が悪いのもわかっていながら、なかなか点にならない悪循環。
 それ原因が焦りなのに、それと気づかず、さらに焦った挙句がこの攻撃だった。
 ここで無理して同点にしないでも、1死2、3塁でマルテなら、最悪内野ゴロでも同点だし、逆に一気に逆転のチャンスもあった場面。
 サードコーチの判断かもしれんが、状況判断ができていないで、焦るに任せた暴走であったと言える。

 こういう攻撃をしていては、試合は勝てない。
 その重苦しい雰囲気を佐藤輝が同点ホームランを放って、払拭したかに見えたが、やはりこういう試合に勝ち目はない。
 まだ、球数に余裕があったアルカンタラを7回の攻撃で代打を送って、6回で交代させた。
 7回の攻撃が梅野からで、1死ランナーもなしだから、アルカンタラをそのまま打たせて、8回の攻撃に期待をかける手もあった。
 中日は、アルカンタラを代えてくれた方がありがたかったんじゃないか?
 結局この交代が裏目に出て、藤浪が4失点で、試合を決められてしまった。

 しかし、チーム全体で、なんでこんなに焦っているんだ。
 どっしり構えているのが、新人の佐藤輝だけとも感じるこの試合。
 今から、こんなに浮き足立った試合をしていたは、本当の正念場、天王山は乗り切れんぞ。
 今一度、冷静に、ベンチを含めて、試合でなるべきことを考え直して欲しい。
 今日は、自ら負けっていった試合だった。

 ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 21:19 | comments(0) | - |
2−1 対中日 大野に投げ勝ち、晴柳さん!
 ワンチャンスをモノにして、なんとか逃げ切った。
 佐藤輝のあわやホームランのツーベースから始まった2回の攻撃。
 糸原のタイムリーと梅野のタイムリーで2得点。
 
 本当なら、青柳が送りバントをしっかり決められれば、近本のヒットで糸原が返ってきて3点目のはず。
 青柳がバントを決められず、糸原がセカンドのままであったため、ホームで刺されてしまった。
 まぁ、こういうところののバントをきっちり決めることが、後々のピッチングを楽にする。
 自分のためでもあり、チームのためでもある。
 しっかり、やろうな。

 ここで3点取っていれば、青柳が失点した場面。
 高松を警戒するあまり、サードへやってしまい、1失点。
 これも2点差であるがために、余計にランナーを気にする事になる。
 高松も、わざとリードを大きく取り、青柳にファーストへショートスローをさせようと仕掛けてきていた。
 こういうところに、ショートスローが苦手な欠点が出てきてしまう。
 
 これで1点差にされたところで、ますます青柳のピッチングを苦しくさせる事になる。
 幸い、ドラゴンズ打線が低調であり、送りバントのシュチュエーションになる場面がほとんどなかったのが青柳に味方した。
 なんとか、7回を1失点で投げ切れた。
 ただ、3点取っていれば、そのまま8回も続投し、あわよくば完投、完封も狙えたかもしれない。
 週の初めの火曜日の先発だけに、できるだけ中継ぎへの負担は軽くしたい。
 それが火曜日先発の役目でもある。

 今日は8回の岩崎が、調子を取り戻している様なピッチング内容。
 まぁ、ドラゴンズ打線が相手ということを差し引いて考えなくてはいけないが、それでもストレートのキレは戻ってきている様に見える。
 疲労が蓄積しない様に上手く使っていきたい。
 ここに藤浪がハマってくれれば、岩貞、岩崎、及川の3人の左腕を状況にあわせ上手く使い分けられるだろう。

 まぁ、今日は苦手バンテリンドームで、苦手大野に投げ勝った、青柳を褒め称えよう。
 今季こそ、勝ち越して貯金しての2桁勝利を期待している。

 ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 21:24 | comments(0) | - |
1−2 対讀賣 対策を徹底させないと、同じ過ちを繰り返す
 なんで高橋優に、何度もやられるのか?
 これで3敗目。
 まだ、3連戦を4カード対戦しただけだ。
 今季、幾つの勝ち星を献上する気なんだろうか?

 まずは、初回、中野のヒットとマルテの四球。
 1死1、2塁で4番の大山。
 四球の後の初球を狙うのはわかる。
 わかるが、狙ったら仕留めないと。
 これを打ち上げてキャッチャーフライって、ピッチャーを助けるだけだ。
 どの球種、コースをどう打つのか、ちゃんと準備して打たんだろうか?
 ただ、闇雲に初球に手を出しただけの様に見えた。
 そうでなければ、あの球をキャッチャーフライってことはないだろう。

 あとは、最終回の先頭の糸原。
 大体、初球は見逃すのが糸原スタイル。
 相手も、それを知って初球を安易にストライクを取りにくる。
 それを見逃すもんだから、なんで偶には、狙い撃ってしまわないのか、疑問を持っていたんだけど、まさかここで手を出すとは思わなかった。

 元々コントロール不安があるビエイラだけに、最初のバッターに対して、不安を持っての登板じゃなかったか。
 ましては、ランナーが出れば気にして、余計にピッチングを見出す可能性があるピッチャーだ。
 ここで、糸原が粘って、出塁することが、ビエイラ攻略には一番効果的でもある。
 それを簡単に初球を打って、レフトフライっていうのは、相手を助けるだけのバッティング。
 もう少し、状況や相手を見ての攻撃を考えるべきじゃなかったか?

 こうして、相手ピッチャーへの対策が徹底されないから、同じ相手に同じ様にやられる。
 秋山が許した唯一の失点も、いつもの松原にやられたもの。
 毎度毎度、同じ様にいい場面でやられる。
 大体、260くらいしか打っていないバッターだし、普通に投げていれば抑えられるバッターだ。
 それを、この場面で、一発を喰らうって、北村のバントを防いで、三振に取ったのに安心して、対策を怠ったのではないか?
 昨日の伊藤将もそうだが、そういうホッとした場面で、簡単に攻め入って、痛い目にあっている。
 そういう場面こそ、今一度気を引き締め直さないと、また同じミスを犯す事になる。

 折角の讀賣に引導を渡すチャンスが、逆に引き起こす事になってしまった。
 これで、讀賣はタイガースを捕まえられる事に希望を抱いたろうし、タイガースには一抹の不安が生まれる。
 次のドラゴンズ戦で、きっちりとした野球をやって、立て直さないと、独走体制に陰りが見えてしまう。
 ここが踏ん張りどころだ。

 ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 18:17 | comments(0) | - |
2−6 対讀賣 戸郷を助けてやっちゃ、連勝も止まるわ。
 讀賣の戸郷、6勝してるとは言え、防御率は4点台。
 ちゃんと攻めれば、それなりに得点できるはず。
 伊藤将の防御率は、2点台。
 我慢して投げれば、必ず逆転できる。
 そういう試合のはずだった。

 立ち上がりに1点を失ったが、すぐ裏の攻撃で、近本、中野のヒットで1、2塁。
 マルテのレフトフライで、ウィーラーの緩慢さにつけ込んで、タッチアップして1死2、3塁のチャンス。
 ここで大山がラッキーなライト前ヒット。
 まずこれで、セカンドランナーの中野が返って来れなかったのがひとつ。
 中野が、打球判断を見誤って、セカンドへ戻っている様に見えた。
 アレは、ファールかフェアならばヒットになるから、迷わずスタートを切っておくべきだった。
 ここで逆転のチャンスを逃し、それでも佐藤輝が内野ゴロでも、外野フライでも、サードに止まった中野を返せるところだったが、敢なく三振。
 フルスイングや三振を恐れない打撃は見るべきものがあるが、ここの三振はいただけない。
 どうしてもバットに当てるべき場面。
 続くサンズも、今日は戸郷に全然合ってなく、連続三振で逆転のチャンスを逃したのが二つ目。
 これで、戸郷を立ち直らせ、7回まで投げられる様に助けてしまった。

 あとは、1点ビハインドの5回裏。
 先頭の梅野が2ベースで出塁。
 バッターは、ピッチャーの伊藤将。
 ここは、どうしてもバントを決めなくてはいけない。
 チームのため、自分のためにもここは、ランナーサードへ送り、同点のシュチュエーションを作るべき場面。
 ここでのバントを失敗し、結局得点できず5回を終えた。
 この場面が3つ目。

 あとは、伊藤将のピッチング。
 このところ投げる試合ごとに、いい場面で被弾している。
 今日も4回と6回に、大城、坂本に被弾。
 相手に貴重な追加点を与えてしまった。
 いずれも2アウトを取った後に、被弾した。
 特に坂本の一打は、岡本をゲッツーに取ったことで、ホッとして安易にストライクを投げ込んだのが原因。
 この辺の詰めを慎重にしないと、一発病が治らない。これが4つ目。

 そうして8回に藤浪が丸に打たれた一打が5つ目。
 この間の楽天の鈴木大地もそうだが、丸は決め打ちができるバッターだけに、注意が必要なバッターだ。
 この場面、丸は外のストレート一本に絞って、イチニノサンで打って切った。
 そこへ思い通りの球を投げ込んでしまったのは、配給ミスでもある。
 
 ここで藤浪を投入したってことは、1点差をキープして、8、9回の攻撃に賭けるという姿勢を見せるもの。
 どうしても得点を許してはいけない。
 自分のピッチングより、点をやらないためのピッチングを優先すべき場面。
 初球のカットがボールになり、ランナーが足の速い立岡であることから、丸がストレートを狙う確率100%の場面で、一番手が伸びて振れる外へのストレートでストライクを取りに行く危険性をもっと考えておく場面だったんじゃないか。

 こんだけ、間違いやミスを犯しては、勝てる試合も勝てない。
 今日、戸郷を沈めておけば、讀賣との戦いを優位に進めていける事になったのだが、これで明日の高橋優を攻略しなければならなくなった。
 ここで勝ち越して、引導を渡しておかないと、後々面倒な事になる。
 明日は、万全を期してミスなく試合を進めていける様お願いしたい。

 ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 17:48 | comments(0) | - |
7−1 対讀賣 メルセデスを攻略し、7連勝!
 交流戦明けの一戦。
 交流戦の最後を6連勝で終わって、2位に讀賣との対戦で始まるこの一戦。
 相手は、タイガースに自信を持っているメルセデス。
 讀賣もこの一戦に賭ける思いは強かったはず。

 その一戦を、苦手メルセデスを3回途中で降すという攻撃で攻略。
 佐藤輝の2ベースに始まって、サンズ、梅野、近本と3本のタイムリー2ベースが出て、3点を先取した。
 この援護は、接戦に弱い西にとって、大きな援護になった。
 接戦では、慎重になるあまり、際どいコーナーを狙いすぎ、球数が増え、四球も増える事になり、ピッチングが窮屈になる傾向にある。
 3点くらいの点差があれば、思い切って大胆な攻めができる様になる分、西の持ち味が生きてくる。

 その西に、3回に無死満塁とメルセデスを攻め、代わった田中豊樹からサンズがグランドスラムを放ち7点差のプレゼントがされた。
 この後の西は、想定どおり立ち上がりの不安定さから、完全に立ち直り、自分のペースでピッチングができ、結局7回を1失点で投げ切ることができた。
 西は、久々の勝利で4勝目。
 やはり、西には3点以上の援護が必須だね。

 しかし、メルセデスも調子は悪くなさそうだったが、佐藤輝の2ベースから、様子が変わったね。
 後3回の先頭のマルテへの四球。(第一打席も四球だったし。)
 何故か、マルテには投げ憎そうで、警戒しすぎの様に見えた。
 そういう意味では、マルテの存在がメルセデスを狂わせたのかもしれない。
 今や、かなり貴重な存在になっているマルテ。
 しかし、7回の完全2ベースの当たりをセカンドでアウトになる走塁だけはいただけない。
 足が遅いのはしょうがないが、あの場面は滑り込むべきだし、セカンド手前でブレーキかけて歩く様にベースにタッチするのは
、どうなの?
 残念な走塁だった。

 あとは、糸原が戸根と交錯して、足を捻った様になった場面。(糸原は大丈夫だったみたいで安心したけど・・・】
 アレって、戸根の走塁妨害にはならんのかね?
 いずれにしても怪我だけは注意して欲しい。
 こういうチームが好調な時に一番恐れるのは、主力の怪我による離脱。
 特に梅野は、侍への召集が決まったことだし、頑張っては欲しいけど、故障だけはしない様にケアして欲しい。
 一番困るのは、梅野の離脱、そういう存在になっているんだからね。

 ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 21:27 | comments(0) | - |
6−5 対東北楽天 2位と7ゲーム差と広げる6連勝で交流戦を締める!
 しかし、馬場の信頼度は、まだまだだなぁ。
 3点差の7回を馬場に任せた。
 本来なら、岩貞、3点差あり、イーグルスが左が続くので、及川という手もある。
 それなのに右の馬場を選択したってことは、その二人より現状の信頼度が馬場の方が高いって事だ。

 ただ、馬場がそういう信頼度に応えられなかった。
 まだまだ、ビビリの精神力が、3点差があったも治らない状態であった。
 岡島に2ベースを打たれると、もう歯止めが聞かない。
 点を与えたくないという気持ちが、ピッチングをどんどん縮こまらせる。
 茂木、黒川、代打の銀次と4連打で1点返され、なお満塁。
 やっと左バッターが途切れて、代打内田に犠牲フライを打たれ、1点差だ。
 なんとか、同点は避けられたが、あまりにも小さなピッチング。
 3点差あるのだから、もっと余裕を持って、大胆に攻められる場面なんだが・・・・。
 ビビリ体質の馬場ちゃんには難しかったんかなぁ。
 これでは、勝ちパターンには怖くて使えんぞ。

 そうして、8回に藤浪が、唯一注意しなくてはいけない鈴木大地に、狙い撃たれた同点ホーマーを喰らってしまった。
 馬場のビビリがこの試合のプランを全て壊した事になる。
 立ち上がりのピッチングを見て、早川からは簡単に点は取れない様に見え、ガンケルとの我慢比べになる試合。
 ガンケルは、丁寧に辛抱強く投げて、ナイスピッチングだった。
 故障明けの初登板でなければ、7回も行かしたところなんだが、大事をとって継投に入った。
 7回を凌げば、藤浪、スアレスのロケットクローザーで試合を締められる。
 大事な7回。
 相手の打順を考えれば、岩貞、なんらかの事情で岩貞が不調で自信がない状態なら及川で行くべき場面。
 この7回の人選ミスが、ガンケルの勝ち星を失わさせた。

 しかし、9回の粘りは見事だった。
 イーグルスのクローザー松井から、2死を取られたあと、梅野が驚異の粘りで10球目で四球を選んで出塁。 
 その後、デレイドスチールで悪送球を誘い、3塁まで到達。
 ここで近本がセーフティスクイズを試みるも失敗。
 その後、一塁線を抜くスリーベースを放って、決勝点を挙げた。
 
 ここの近本のセーフティスクイズの発案は良かったと思う。
 欲を言えば、近本が3塁に到達した後の中野にも、セーフティスクイズを試みさせて欲しかった。
 相手も、セーフティスクイズは頭にない状態で、近本に決勝点を奪われ、動揺している場面。
 決めるには絶好の場面だった。

 まぁ、それでもこの1点をスアレスが守り切って、イーグルスを3タテ。
 交流戦の最終週を6連勝で島括ることができた。
 これで11勝7敗。貯金4で全体で2位という結果になった。
 まぁ、惜しかったねぇ。オリックスの試合、特に3試合目に岩崎が紅林に打たれた一打。アレがなければねぇ。
 まぁ、それで藤浪の中継ぎ起用の決断がついたんだから、しょうがないかも知れんが、交流戦の戦い方として、藤浪の様な力のあるピッチャーをうまく利用していかなくてはいけないことがわかった。

 この交流戦の収穫は、藤浪の中継ぎ起用だけでなく、及川、斎藤が使える目処が立ったこと。
 これが大きい。
 岩崎、岩貞の復調を待つ間に、二人の力はこれからも必要だし、復調後も中継ぎのバリエーションに厚みを持たせられる。
 あとは、ガンケルが無事戻ってこれたこと。
 アルカンタラも使えそうなこと。
 佐藤照が、パリーグ相手でも力負けしないことを確認できたこと。
 2位との差を7ゲームまで広げられたこと。

 逆に失ったものは、小林が怪我で離脱。
 岩崎、岩貞の自信。(単なる疲労による不調と考えて、早く戻ってくれることを願うばかり。)
 そんなとこかな。

 まぁ、これで4日間空いて、讀賣戦からセリーグ相手のペナントが再開される。
 まず、これを勝ち越すこと。
 そうすれば、アレが見えてくるんと違うか?

 ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 17:55 | comments(0) | - |
9−1 対東北楽天 サトテル、マー君とのモノノフ対決を制す!
 この試合のハイライトは、大山には悪いけど、佐藤輝と田中将とのモノノフ対決であった。
 確かに試合は大山の先制2ランが決勝点になっているのだが、それより6回に佐藤輝が放ったホームランこそ、試合の流れをタイガースにきっちり引き寄せる追加点でもあった。

 この一打、決してマー君の失投ではない。
 インコースの膝下へのスライダー(?)を見事にすくい上げた、佐藤輝の打撃の勝利だった。
 その前の対戦でも、ライト前へ抜けるヒットを放ち、これもその球足の速さに驚愕させられたもので、マー君とのモノノフ対決には、先のソフトバンクの石川戦と合わせて、これも勝利したと言える。

 試合は、最初球数を擁して、少ない球数でタイガース打線を抑えるマー君との投げ合いに、不利だと思われた伊藤将が、7回までを島内のホームランの1点で凌いで、4勝目を手にれた。
 伊藤将もこのところの被弾癖が、またも出たが、ソロであり、その後を粘り強く抑えていく事で勝利を手にした。
 不用意な緩い変化球を痛打されることが多かったが、今日も真ん中のカットボール。
 この球を投げるなら、低めにボールになる様に投げないと、失投につながってしまうことを学習して欲しい。

 試合は、3−1で8回に入ったが、藤浪が8回をランナーは出したが、押さえ切って、最終回の猛攻へと繋いだ。
 まぁ、鈴木大地は、一番藤浪に合いそうなバッターだと思ったが、こういうコンパクトにミートしてくるバッターだけだよな、藤浪を心配しなくちゃいけないのは。
 それ以外は、力で押さえ込むことができるピッチャーだから、この8回はうってつけだと思う。

 さて、イーグルスに連勝で、交流戦んも貯金を作って終わることができる事になった。
 本当なら、今日の森下が頑張って、オリックスに勝ってくれれば、まだ優勝の目は残っていいたんだが・・・・・。
 まぁ、本拠地の甲子園のカードを全て負け越し、特にオリックスに負け越したのが痛かった。
 あそこを逆に勝ち越していれば、今頃は優勝に王手をかけていたんだろうが・・・・。
 藤浪の中継ぎ起用をもう少し早く決断してたらなぁ、とタラレバばかり考えてしまうが、それでも交流戦としては、2位とのさも広げられたし、いい結果だったと思う。
 あとは、明日、ガンケルで勝って、貯金を4つに増やして終わりたいもんだ。

 ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 21:40 | comments(0) | - |
3−2 対東北楽天 青柳好投で、交流戦の5割以上を確定する
 出だしはどうなるかと思われた試合。
 糸原のエラーと佐藤の外野守備のもたつき、中継プレーの杜撰さで1点を先制される。
 2回には、茂木に狙い撃ちされた様な一発を喰らって、2点差。
 涌井には、思う通りのピッチングをされて、4回まで49球ちょっとで封じられていた。

 この出だしから、青柳が何回まで持つのか?
 そんな状態である様に見えたが、2点目の茂木のホームランの後、開き直ったのか、腕が触れる様になり、その後のイーグルスを封じて、援護を待つ体制を作った。
 ここで大崩れしないで、立て直せたことが青柳の5勝目を引き寄せた要因であると言える。

 5回には佐藤輝の四球から、盗塁、それを刺そうと悪送球を呼び、サードへ到達。
 糸井のピッチャーの頭を超える内野安打で1点を返す事になる。
 これは、イーグルスのミスで1点を返してもらった様なもの。
 1回のタイガースの失点と行って来いだな。

 あとは、喰らったホームランが、ソロか2ランかということが、点差になり勝敗を分けたって事だな。
 近本の2ベースから中野の進塁打。
 1死3塁から飛び出したのが、マルテのラパンパラ!
 この2ランが逆転打で決勝打となった。

 その1点を青柳が8回まで守り抜いて、スアレスに直接繋いだ。
 これで青柳が5勝目を飾り、待望の2桁勝利の道半ばまで来た。
 チームは、4連勝で、交流戦の5割以上を決めた。
 讀賣とのゲーム差も、交流戦前より開いているし、まぁ、上場の結果で乗り切れる目処がたったってもんだ。
 あとは、一つでも余計に勝って、貯金を多く作る事だ。
 交流戦で貯金を上乗せすれば、それだけアレに近くってもんだ。

 明日は、マー君。
 佐藤輝とのモノノフ対決。
 この辺でもう一本見たいもんだね。

 ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 22:31 | comments(0) | - |
4−2 対北海道日本ハム 中野が交流戦の夢を拓く!
 アルカンタラが一番いいピッチングをしていた。
 好事魔多し。
 こういう時に限って、ピッチャーがえしを足に当て、降板するという結果になる。
 本当は、7回までアルカンタラに投げ切ってもらい、藤浪、スアレスというパターンに持っていきたかったところ。
 それが、緊急降板で、急遽馬場への継投となった。

 この場面で馬場は、折角高浜をダブルプレーにとったのに、王を警戒しすぎ(ビビって)四球を与え、渡邊に打たれ、野村に打ち取ったあたりとはいえ、ポテンを落とされ2ベースになり、1点を返され、尚、2、3塁で代打大田に対さねばならなくなった。
 なんとか、大田は打ち取れたが、点差をわずか1点とされた。

 タイガースの先制点は、無死から小野寺がプロ初ヒット(おめでとう)を打って出たのを、北條がダブルプレーでチャンス潰えたかに見えたあと、梅野のヒット、盗塁、近本の四球で得た、2死1、2塁のチャンスで中野が放った一打だった。
 アルカンタラとアーリンの投げ合いが続いていた中、その均衡を破る、価値ある一打だった。

 中野は盗塁も2つ決め、12連続盗塁失敗なし。
 盗塁数でもトップタイに躍り出ている。
 守備では、ファインプレーとチョンボ的エラーが交じっているが、土のグランドの甲子園のショートとして着実に経験は積んでいる。
 打率も3割前後まできており、1年目の新人ショートとしては十分な働きを見せている。
 それどころか今日の試合は、最後の野村のエラーを誘っての得点にも絡んで、中野が切り開いた試合でもある。

 これで、交流戦も勝ち越しの状態となった。
 最後のカードの戦績如何では、まだまだ交流戦優勝の可能性もわずかばかりは、残ったはずだ。
 それより、讀賣が負けている中、3連勝できて、ゲーム差が広がったのが大きい。
 最後は、難敵楽天戦ではあるが、もうひとカード、必死のパッチで乗り切ってほしい。

 ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 21:41 | comments(0) | - |
10−3 対北海道日本ハム 相手のミスに助けられ、交流戦5割到達
 これだけ相手がミスをしてくれると、点も入るね。
 流石に札幌ドームでは、ホームランが出にくいだけに、これだけ点が入るっていうのは、ミスが絡んだからに他ならない。
 
 本来なら秋山が、もっと長い回を投げなきゃいけないいんだけど、厳しいコースをボールと判定された事で、球数がかさみ、6回の途中でリリーフを仰ぐ事になってしまった。
 ただ、審判の厳しい判定にめげず、辛抱強く投げられたのは、一重に大量援護のおかげと言っていい。
 
 その秋山の後を繋いだ、及川が抜群のピッチング。
 左で、150km近い速球と落差のあるカーブ(スライダー?)で緩急がつけられると、そう簡単に打たれるもんじゃない。
 これなら、この間のホークス戦、西純矢出なく及川でスタートしても良かったと思わせる内容だった。
 多分、及川も西純矢への対抗心も強く、「なんで自分じゃなかったんだ!」という心の叫びとともにアピールしていたんだと思う。
 顔つきも勇ましくなり、自信も深めている様に見える。
 このまま、貴重な中継ぎ左腕とするか、左が手薄な先発に組み入れていくか、交流戦明けには、動きがあるかも知れない。
 故障後の消息を聞かない高橋遥人の代わりが十分務まる存在感を発揮してほしい。
 あと、くれぐれも故障はしない様、十分な配慮をして欲しい。

 また、その後を繋いだ斎藤も150kmオーバーの速球を連発していい感じだった。
 コントロールさえ乱さなければ、及川とともに十分勝ちし試合を任せられるレベルに見える。
 あとは、経験と自信だけだな。
 もっと早く、気づけば交流戦の戦績も、変わっていたかも知れない。

 これで2カード目の勝ち越しを決めた。
 これを生かすには、明日の試合をなんとか勝って、貯金を作って仙台へ向かいたい。
 そろそろ、アルカンタラの快投と佐藤輝の一発を見たいもんだ。

 ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 22:00 | comments(0) | - |
3−2 対北海道日本ハム 原口がベンチのミスを消す、決勝打
 しかし、無死2塁で、糸井に代打出して、バントさせるかね?
 こういう作戦は得てして失敗するもんなんだ。

 相手は右の杉浦。
 このところ、抑えに出ては一発打たれて、不安一杯だったところに、サンズにあわやの2ベースで、もう追い詰められた状態だったろう。
 そこで打順は糸井。
 それなのにベンチのとった作戦は、糸井に代打(ピンチバンター)坂本。
 相手は、絶対バントしてくることが100%わかっている。
 その中でバントを決める難しさ。
 何度、こういう場面で失敗して、チャンスを潰して来たか?
 それより、糸井にそのまま打たせて、引っ張りの指示を与えていれば、最悪セカンドゴロが打てれば、ランナーはサードへ行ける。
 いい方向に出れば、1、2塁間を抜けて、さらにチャンス拡大となる。
 そういう理屈もわからんベンチ。

 案の定坂本はバント失敗。
 これは、坂本は責められない。
 この場面であの猛チャージを潜ってバントを決めるには、坂本では経験不足だし、今季の出場、打席も少なすぎる。
 挙句北條も三振で、チャンスも潰えたかに思われた。
 そこで一か八かで、梅野に代打原口。

 外野が前に出ている中、外野の頭を越すバッティングが求められる場面。
 相手のファイターズも、原口を歩かす手もあたと思うが、近本が2安打していることと左ということで、迷った挙句原口勝負を選んでくれた。
 しかも、勝負球に甘い真ん中への変化球を選んでくれたことが、タイガースに決勝点をもたらした。
 原口の一打は、ベンチの愚作を救い、チームを救う一打になった。
 ベンチは、原口に感謝しなくちゃいけないわな。

 しかし、交流戦は、先制点を挙げたあと、追加点が全然取れずに、結局中盤に追いつかれるという展開が続く。
 今日は、終盤に追い越されなかったことが、勝利に結びついたわけだが、それは日ハムの拙攻(貧打)に助けられただけでもある。
 そんな状況に、ベンチがビビって、消極的な策を取るもんだから、どんどん深みに嵌っていく。
 ここで、ベンチ自身が、そういう呪縛から逃れないと、V字回復は望めんぞ。
 今一度、ベンチが反省してほしい。

 ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 22:32 | comments(0) | - |
3−8 対福岡ソフトバンク 連敗でオセロ脱出してどうする
 日曜日の連勝も、オセロ状態も連敗して、終わりを告げた。
 ガンケルが、頭痛と喉の痛みを訴え、先発を回避し、急遽西純矢を登録し先発。
 西には気の毒な事だっったかも知れないが、ある意味チャンスでもあったが、やはりホークスには通用しなかった。
 キャンプから見ていて、西純矢は、高校時代の荒々しさは影を潜め、ある意味まとまって来ている。
 ただし、球速も145kmくらいで、150kmオーバーで力で押さえ込む様なピッチングはできない。
 まぁ、ホークスにとっては、お誂えのピッチャーに映ったんじゃないだろうか?

 この人選も、間違いがなかったんだろうか?
 中途半端な球威の本格派ピッチャーは、パリーグには通用しない。
 思い切って、藤浪の選択肢はなかったか?
 あるいは、このところ登板機会がなかった斎藤という手もあったんじゃなかったか?

 斎藤は、西の後4回から登板する事になったが、ポンポンとアウトにとり、最後の3人目の三森もサードゴロに打ち取ったもの。
 これを大山が、ファーストへ高投し、マルテもキャッチしきれず、結果悪送球で生かしてしまった。
 本来、ここで三者凡退にとって、流れを帰るべきピッチングができていたものを、味方が足を引っ張ってしまった。
 こういうエラーは、得手して得点に結びつく。
 結局三森に盗塁を許した後、今宮にタイムリーを許し、初回からの追加得点を与える事になった。
 
 しかし、今宮にストレートで追い込んでおきながら、ランナーがセカンドに行った途端、変化球責めにしたのは、どういう事だろう。
 ランナーの盗塁を警戒してのストレートということだけだったのだろうか?
 斎藤の球威なら、十分今宮を押し込んでしまうことが可能である様に見えた。
 先の西武戦もそうだが、タイガース投手陣の中では、パリーグの打線を力で押し込める数少ないピッチャーの一人だ。
 それを使わず、変化球一辺倒のピッチングになり、最後のスライダーを上手く合わされた。
 これも配給ミスと言えるんじゃないだろうか?

 結局この1点が、ホークスの和田を楽にし、タイガースに焦りを呼んで、反撃の気概を奪っていった。
 次の5回の追加点も、ワイルドピッチ(パスボール?)で献上したもの。
 その球もスライダーの投げ損ね。
 どうもパリーグの打者は、ストレートに強いから、変化球でコーナーを攻めないとという固定観念に縛られている。
 いかにパリーグのバッターでも、本当に威力のあるストレートを弾き返すには、それなりに力のあるバッターが、ある程度狙いを絞ってないと打てるもんじゃない。
 だから、パリーグは、力勝負で、勝ったり負けたりしているんだということをもう一度肝に命ずるべき。
 
 斎藤に続いてマウンドに上がった及川も、いいピッチングだった。
 ただし3イニング目に入る、7回は少しコントロールのブレと球が高めに浮き出した。
 連投ということもあるが、スタミナ面の課題は残るか?
 これをクリアできれば、一度先発させてみることも考えていい。
 大体、先頭を四球出出したのは、悪いが、そのランナー(代走周東)の盗塁をセカンドへ悪送球で、3塁までやったのも、3点目の今宮のショートゴロをエラーしたのも、みんな味方に足を引っ張られたもので、三森にストレートを狙い撃たれた様にスリーベースを打たれた以外は、ストレートは、打たれていない。

 試合は一方的になったものの、全てはミス、エラー絡みで、初回の3点で止まっていってもおかしくはない内容。
 特に斎藤と及川は自信にすれこそ、決して恥じる内容ではなかった。
 これからも一段ずつレベルアップし、貴重な戦力になってほしい。

 しかし、最後のマルテと佐藤輝のホームランは、遅すぎのきらいはあったものの、なんの見せ場もなかったファンには、いいプレゼントにはなった。
 特に佐藤輝のホームランを見られたのは、よかったんじゃないか。

 ホームでの6連戦を2勝4敗と負け越し、都合5勝7敗で、最終週の遠征に出る。
 日ハムも讀賣に勝ち越し、気勢が上がっているやろうし、楽天も表ローテでマー君とか新人早川とかが待っている。
 決して楽ではない戦いが待っている。
 せめて、交流戦を5割で乗り切るには、この遠征を4勝2敗以上で行かんといけなくなった。
 日ハムの3戦目の先発をどうするか。
 アルカンタラを中継ぎに配置転換とか言っていたが、もう一度先発で行かすか。
 楽天との3戦目。 
 ガンケルは行けるようになるのか、また代役が必要か?
 ここの采配で、明暗を分けるかも知れない。

 まぁ、パリーグの本拠地なのでDHが使えるから、サード佐藤輝、ファースト大山、ライト糸井でマルテをDHという布陣が敷けるので、これは守りを含めて、攻撃面でのプラスにはなる。
 あとは、藤浪がどれくらい昨日してくれるのか。
 そこで、交流戦の結果が変わってくるだろう。

 ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 18:14 | comments(0) | - |
2−10 対福岡ソフトバンク ミスがオセロを呼び、デーゲーム不敗神話を終わらす
 今日はかなり問題が多い試合。
 讀賣にしか勝っていなかったホークスを起こしてしまったかも知れない。
 結局ミスで、後半をグダグダのゲームにしてしまった。

 まずは伊藤将のピッチング。
 5回までは、完璧と言えるピッチングでホークス打線を零封していた。
 そのピッチングを変えてしまったのは、5回裏の近本の走塁ミス。
 セカンドで飛び出しが早く、刺されてしまった場面。
 バッターがこの日当たっているマルテだっただけに、追加点のチャンスだった。

 この交流戦、先制した後、追加点が取れず、後半戦に追いつかれ、突き放されるという敗戦パターンが決まっている。
 こういうチャンスを逃すと、そういう経験が伊藤将に、この2点を守り切らなくてはいけないという余計な力みを与える。
 このチャンスをミスのおかげで失った事で、伊藤将の点をやってはいけないという意識がより募っていったのだろう。

 その裏、柳田にヒットを許し、ランナーを出すと、オープン戦でホームランを打たれている真砂。
 一発だけは避けたい投球は、低めのチェンジアップ。
 これを真砂に読まれていたかの様に拾われて、2ベースにされた。
 この打った真砂を、送球間に3塁まで進塁させてしまったのも守りのミスでもある。
 バックホームの間に真砂がサードへ走り、これを見た梅野の早急が、逸れてしまい3塁への進塁を許した。
 ランダンプレーを含めて、こういう練習をしかりしていないツケが出ている。

 このため、伊藤将は、なんとかサードランナーを返さないピッチングを考える。
 本当は、同点は覚悟し、逆転されないためにどうするかを考える。
 サードランナーを帰しても、アウトカウントを稼ぐ事だ。
 中村のショートゴロは、中野のファインプレーで、2アウトとしてなんとか1点で凌げるかも知れないという欲が出た。
 それは、中盤の追加点が見込めないタイガースに、後半リードを保ち続けなくてはいけないというプレッシャーだ。
 その後の甲斐に、内を続けて、逆転のホームランを食らう事になる。
 ここで一番恐れなくてはいけないのは、長打だ。
 ヒットで同点なら、後続を討ち取ればいい。
 長打で、同点の後も得点圏のピンチが続くことは、一番避けなくてはいけない。
 なのに、同点にされることを恐れ、外の球を合わされヒットされることを恐れ、内で詰まらせて打ち取ることを考えた配給。
 1点を惜しんで、逆転を許した、ある意味配給のミスだと言える。

 その後は、中継ぎ崩壊にエラーがつきまとい、結局ホークスの一方的な試合となあった。
 7回から登板の小林は、先頭の代打三森を四球で出塁を許した。
 続く川島のバスターエンドランを、サードの大山が弾いて、結局無死1、2塁のピンチを招く。
 1点差で7回の先頭打者からの攻撃に賭けたい場面も、ここで追加点を許すと厳しくなる。
 今宮のバントの後、栗原のピッチャーゴロに、バックホームを考えた小林が足を捻るという状況になり、結局ファーストでアウトにして1点を追加された。
 小林の足の状況が心配される。
 貴重な三振を取れるフォークという武器を持つ中継ぎだけに、ここでリタイアされると戦力的影響は大きい。
 その後代わった岩貞が、柳田をショートゴロに取るが、中野がこれを送球エラーし、さらに1点を追加され、3点差になった。

 こうなるとタイガースの反撃の士気にも影響する。
 結局1番から始まる7回の攻撃も、3社凡退となり、8回のピッチャーに湯浅を選択する事になる。
 ここで、1点でも返せれば、馬場か、せめて石井大を投入するところなんだが、3点差が湯浅を選択させた。
 (斎藤がベンチから外れていたみたいだが、単に人数調整か?湯浅を外して、斎藤を入れておけば、結果は代わっていたかも知れない。)
 ホークスの終盤も決して万全ではないので、3点差はギリギリ反撃可能じゃないかと思ったんだが、矢野監督はどう思ったんだろう?

 結局湯浅が、決定的な4点を奪われ、デーゲーム不敗神話の終わりを告げた。
 湯浅も球自体はいいものがあり、力強いピッチングができるが、単調であるため、ストレートに絞りやすくなる。
 もう少し変化球を磨いて、緩急が付けられるピッチングができる様にならないと上では通用しないかも知れない。
 今一度、下でやり直して、経験を積んだ方がいい。

 結局デーゲーム不敗神話は、ミスによって終わり、オセロ状態が続く事になった。
 やはり、ミスばかりしていれば、試合を失う事になるんだ。
 決して、交流戦で失速しているわけではないのだが、勝てる試合を何試合も中継ぎの崩壊や今日の様にミスで失っている気がするので、なんか大きく負け越している錯覚に陥る。
 まずは、明日の試合に勝って、5割に戻して、最終週の遠征に賭けていかなくてはいけない。
 そのために、まず明日のガンケルが踏ん張り、藤浪、スアレスに上手くつないでいく事だ。

 ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 18:43 | comments(0) | - |
6−1 対福岡ソフトバンク 雨柳勝って、地固まるか?
 やはり、岩崎を抹消して、藤浪を登録した。
 これは、岩崎が担っていた部分を藤浪に託すって事に他ならない。
 藤浪が起爆剤となり、交流戦の後半戦は、オセロを脱却し、白星を連ねて行ってもらいたい。

 ここまでの戦いも、7、8回の失点で試合を失っており、そこをピッシッと行っていれば、今頃交流戦も首位を走っていたかも知れない。
 それほど、この7、8回が重要。
 8回に藤浪がハマれば、藤浪、スアレスの超高速ストッパーリレーが完成し、7回を馬場、岩貞、小林で一人一殺でいける。
 そうなれば、6回からの継投にも、斎藤、及川が使えて、幅が広がる。
 そういえば、斎藤の登板がないのだが、単に機会がないだけか?
 斎藤の球威は、交流戦で十分通用するだけのものがあるので、もっと使っていいと思うんだが。

 今日の試合は、青柳がナイスピッチングで8回を投げ切って、9回を藤浪が締めた。
 しかし、藤浪は少々甘く入っても、押し込めるだけの球威があるから、短いイニングでは無双状態になるんじゃないか?
 先頭の長谷川こそヒットを打たれたが、打球のコースが良かったもので、当たりは、球威に押し込まれたもの。
 その後も、甘いコースだが全て押し込んで、球威勝ちした内容だった。

 青柳は、雨予報で今日も中止かと思われていたが、なんとかマウンドに上げることができた。
 ピッチングは、丁寧で危なげなく、抜ける球も完全に抜けて倉田生で、甘いコースへの失投は、最後に栗原に打たれた一球だけだった。
 それには、1、2回に4点という援護をもらえたせいもある。
 僅差でもこういうピッチングができれば、勝ち星がもっと伸びるんだがなぁ。
 青柳も西も、早く複数点の援護をしてやることが好投を引き出す術になるんだなぁ。

 明日は、デーゲーム。
 オセロが続く中、デーゲームの不敗神話との戦い。
 なんとか、伊藤将が好投し、オセロの脱却をお願いしたい。

 ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 21:32 | comments(0) | - |
2−1 対オリックス 北條起用で、宮城に勝つ!
 しかし、交流戦は厳しい戦いばかりだ。
 これじゃ、投手も疲弊するわ。
 
 まずは、今日のヒーローは、北條。
 難攻不落と思えるピッチングをする宮城に、タイムリー2本で2打点。
 北條も微妙な立ち位置にあるだけに必死だったのだろう。
 中野の加入、小幡の台頭、でショートのポジションは、門を閉ざされている様な状況。
 キャンプでは、ファーストの練習もして、出番を得ようと頑張っていた。
 今日はセカンドでの出場であったが、糸原の故障、右の山本が虫垂炎で抹消という中、右打者の内野手ということだけを武器に1軍登録され、宮城の先発に合わせて起用された形だ。
 当然、糸原が復帰すれば、セカンドのレギュラーだけに、方丈の出番は限られてくる。
 それでも、ここでアピールしておかないと、その限られた出番もなくなるから、必死になるわけだ。

 その北條が挙げた2点を、秋山が粘り強く守った。
 それでも、コントロールがいま一歩の状態の秋山は、球数が増え、1点を返された6回の途中で降板となった。
 その6回だが、紅林の初球が甘く入ったのが残念。
 次がピッチャーで、当然代打で来るのはわかっていたが、それで宮城が降りるのなら、それはそれで好都合だ。
 次のことを考えて、空いている1塁を上手く利用するピッチングが必要だった場面だ。

 あとは、その裏、能見からサンズ、佐藤輝が連打で、無死1、2塁のチャンスの場面。
 梅野に送りバントのサイン。
 2ストライクに追い込まれたあと、ヒッティングに変えるなら、最初からヒッティングさせいよ。
 バントのサインを出したなら、ここは3バントさせてまで、サインを変えるべきじゃない場面。
 
 逆に7回の近本が出てから北条の打席。
 盗塁で2塁に近本が進んだのだから、北條には打たせたほうがいい。
 北條がバントが上手い的な幻想を抱いているが、決して上手くない。
 何度も、打ち上げて失敗しているのを見ている。
 それよりも、北條は右打ちが得意なんだから、最悪進塁打を打つことも可能で、この日も2安打で乗っているところだ。
 ここは、今日の北條にかけて、右打ちのサインでよかった場面。
 
 しかし、終盤の投手起用に問題を起こす交流戦でもある。
 今日は、馬場、岩崎がなんとか上手く凌いだが、今後どうなるか。
 今日を自信に変えて、岩崎が戻れば、それに越したことはないが、そうでなければ、馬場、小林、斎藤友貴哉、岩貞、岩崎、及川で一人一殺の継投を相手の打者を見て考えたほうがいいかも知れない。
 そんだけ、目先を変えられると、結構打ちにくいもんだし、目の前の打者一人を全力で打ち取りに行くんだから、それなりに力をはっきするかも知れない。
 
 まぁ、交流戦は、負けと勝ちが交互でオセロ状態であるが、折角のホームゲームだ。
 明日は勝って、オセロ状態を脱したい。
 まずは、アルカンタラのスタミナの見極めをどうするかだ。

 ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 22:03 | comments(0) | - |
2−5 対オリックス こういう試合をしていると、沈んでいくぞ!
 本当なら、Tー岡田の三振で8回は無得点。
 タイガースのペースになる試合。
 それをエラーで杉本を生かしたために、2死1、2塁で安達を迎える事になった。
 後から考えれば、安達に打たれた後、福田を歩かせ満塁で馬場へスイッチするなら、この安達を迎えた場面で、馬場へのスイッチを考えたほうがよかったか?
 安達が右であることもあるが、岩崎への信頼度がこの交流戦で下がっていることもある。
 エラーがなく、Tー岡田で終わっていれば、岩崎の自信回復にもなったが、そこで終えられなかったのだから、万全を記す意味でも、ここでスイッチが最善手であったかも知れない。

 やっぱり、ショート小幡でセカンド中野の方がいい様に思う。
 中野の守備は、ファインプレーもあるが、ミスも多い。
 二人ともショートが本職とはいえ、肩の強さを考えると小幡の方が適任じゃないかな。

 それより、初回の無死2塁の場面だ。
 近本の打球がポテンに近い、ラッキーな2ベースになった場面。
 送りバントが苦手な中野に、バントのサイン。
 これって、どうなんだろう?

 立ち上がりの山岡は、このところ調子が悪く不安いっぱいでの初回の投球。
 しかも、近本のラッキー(山岡には不運)な2ベースで得点圏にランナーを背負った。
 ここでバントして、無条件でアウトを与える作戦がいいか、どうか?
 ピッチャーは、どんな形であれアウトが刻まれると、落ち着くことがある。
 山岡にとっては、送りバントは、逆にありがたかったんだろう。
 しかも、それを失敗して、結局三振だから、最高の形でワンアウトが取れた。

 タイガースも、交流戦の戦い方として、初回1点を先取すれば、そのまま逃げ切れるとは思っていないはず。
 パリーグの打線相手にセーフティリードなどないことは、先週の戦いで十分わかっているはずだ。
 それを、ここで先取点に拘って、1点を取りに行く意味があるのだろうか?
 中野にヒッティングで、複数点を狙う様な攻撃こそベストでは、なかったか?
 例え中野がアウトになっても、いい当りをされれば、山岡の不安は大きくなり、逆に落ち着かなくなるだろう。
 それをミスミス立ち直れる様、バントのサインを出してしまった。
 山岡を立ち直らせてしまったことこそ、今日の敗因だった。

 こういう作戦をしていると、交流戦での成績は上がってこない。
 逆に交流戦で貯金を吐き出し、沈み込む事になる。
 今週は、後半は王者ホークスとだ。
 オリックスに負け越す様では、先々不安しかない。
 明日は、宮城とはいえ、確実に勝っていかないと、本当にヤバイ事になる。
 秋山の好投に期待したい。

 ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 21:53 | comments(0) | - |
9−8 対埼玉西武 乱打戦を制し、及川にプロ初勝利をつける
 しかし、厳しい戦いやったなぁ。
 初戦とこの試合は、打ち合いやし、昨日は1点が遠い試合やったし、かなり消耗してしまったで。
 それでも、デーゲームで負け知らずのジンクス?のお陰で、辛うじて逃げ切り、このシリーズの勝ち越しを決めた。

 試合は、タイガースの先発村上が、プロ初先発とは、思えない様な立ち上がりで、かなりの期待を持った。
 速球は143kmくらいだがキレがあり、球速以上に感じる。
 これに90km台のカーブを織り交ぜ、緩急で勝負するタイプ。
 丁度、西勇輝の様なピッチャーになるんだろうと感じさせた。

 その村上だが、2回糸井の2ランで先制してもらった後のピッチング。
 先頭の呉に慎重になりすぎて、四球。
 際どい判定もあったが、四球はいけない。特に、見方の援護があった直後の先頭バッターだ。
 まぁ、その意識が強すぎての四球ではあったのだろうが、その辺は経験を積むしかないのか。

 その後、山川をキャッチャーフライに取った。
 この球も高めで甘い球ではあったが、やはり球速以上の勢いがある為、山川が打ち損なった様に見えた。
 問題はこの後、スパンジェンバーグへの配給。
 フォーク、ストレートで追い込んで、90Km台のカーブ。
 これは意表をつく配給で良かったのだが、ストライクを取ってもらえなかった。
 そうして、4球目に選択したのが、フォーク。
 90km台のカーブを見せた後、同じ様な軌道で高から落ちてくる甘いフォークは、打者には格好の餌食だ。
 折角、カーブでタイミングをずらしたのだから、ここは速球系の変化球で攻めるべき。もちろん、ストレートでも構わない。
 フォークなら、速いフォークを低めのボールゾーンに投げるべきだった。

 そのスパンジェンバーグの攻めを誤った後の愛斗は、1球目のスライダーは、ピクリとも動かず見逃した。
 きっと村上の今日の先発が確実視された時から、村上のデータを徹底的に調べ上げていたのだと思う。
 配給の中に、必ず90km台のカーブを織り交ぜ、緩急をつける村上のピッチングの特徴は把握していたんだと思う。
 そのカーブを狙い売りしたのは、ベンチの指示か愛斗の考えかはわからないが、愛斗は完全に狙い撃ちしていた。
 前のバッターのスパンジェンバーグへのピッチングを見て、自分にも必ず投げてくる、そう思っていたのに違いない。
 そのカーブのみを追い込まれるまでは、徹底的に待って、呼び込んでたたく、そういう構想を持った打席の愛斗に、内から真ん中へと落ちるカーブを投げ込んでしまった。
 これは、単に配給だけの問題で、引きずってはいけないのだけど、村上にとっては折角の先制点を逆転された痛恨の一打となり、その後のピッチングの幅をなくしていった。
 梅野も、愛斗が初球のスライダーに反応しないのを見て、変化球それも遅い系の球に張っているのを見て取ってやらなくちゃいけなかったか。
 これでピッチングの幅をなくした村上は、次の3回に同点に追いついてもらった直後に、再度栗山にタイムリーを許し、3回を持たずに降板となった。

 結果KOという事になるんだろうけど、立ち上がりを見る限り、この程度のピッチャーじゃないと思う。
 もっと、自分のピッチングのあり方と打者への洞察力を磨けば、近い将来ローテに入って、西勇輝2世たるピッチングができると思う。
 がんばれ!

 試合は、村上、平井の両先発が早期降板し、中継ぎ勝負の乱打戦となった。
 その中で、及川と小林、馬場が好投したタイガースがわずかな差で逃げ切る事になる。
 特に及川は、村上の後を繫いで、よく抑え勝利投手の権利を手にした。
 左で148kmの球速があるから、力勝負が可能であり、ちゃんと腕が振れれば球速とキレがあるのでそう簡単には打たれないだろう。
 上手く中継ぎの左のピースにハマってくれればありがたい。

 岩貞は、ちょっと自信を薄なっているんじゃないかな?
 及川と同様、左で150km近い球をコンスタントに放れるんだから、その武器をもっと使わないと。
 かなり首を振って、スライダーを選択する場面が見えたが、このスライダーのコントロールが甘く、みんなスライダーを狙い撃っていた。
 もっとストレートに自信を持って、投げ込んで、スライダーはボール球を振らす感覚でいいんじゃないか?
 どうも、パリーグのバッターはストレートに強いという情報だけで、ビビってスライダーに逃げている様にみえる。
 この交流戦で好投している中継ぎは、及川、斎藤友貴哉、小林、抑えのスアレス、結局力勝負ができるピッチャーだ。
 岩貞も力勝負ができるボールを持っているんだから、もっとそれを生かしたピッチングをしないと。
 
 ロッテと西武とやってわかったことは、結局パリーグのバッターでも、本当に力のある球を弾き返せるバッターはそんなにいないということ。
 ちょっとやられて、パリーグはストレートに強いから変化球で交わさないと、なんて自分のピッチングを小さくする様なことはしないほうがいいということ。
 来週は、本拠地でオリックスとソフトバンクを迎え撃つ。
 地の利を生かして、勝ち越して行きたいもんだ。

 ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 18:12 | comments(0) | - |
0−1 対埼玉西武 バントや守備を疎かにすると、1点に泣く事になる
 今週を5割以上で乗り切ることを確定する意味でも、昨日の勢いを持続する意味でもとって置きたかった試合。
 勝負は立ち上がりの1回と8回の攻撃。

 1回の攻撃は、いきなり近本、中野の連打で無死1.2塁というチャンス。
 今井の立ち上がりが不安な中、マルテは粘りながら外の変化球で三振に倒れた。
 問題はその後の大山が、初球を簡単に打ち上げてしまったことだ。
 まだ、制球も定まり切っていない今井の立ち上がりだ。
 もう少しじっくり行ってもらいたかった。
 球数を投げさせれば捉えるチャンスも増えた様に思う。
 これで2死とした今井は、この後完全に立ち直り、勢いに乗せてしまった。

 あとは、1点を追っての8回。
 先頭の近本が四球を選んで無死1塁。
 バッターは、この日2安打の中野。
 選んだ作戦は、送りバント。
 この試合まで見て来て、中野がバントが苦手なのが見て取れる。
 バントするなら、近本を走らせてから、無死2塁から3塁へのバント。
 ここでバントをするなら、代打を出すべき場面。
 中野で行くなら、エンドランとか、打つことを前提にした作戦がベスト。

 案の定、中野はファールで送れず、2ストライクと追い込まれたあと、ヒッティングに出たが、それがファールになると再びバント位切り替えスリーバント失敗でランナーを送れず。
 そのまま、マルテが痛烈なセカンドゴロでゲッツーとチャンスを潰した。
 バントや守備練習などを歯科kりやってこなかったのか?
 川相にコーチを頼んで練習したんじゃなかったのか?
 
 昨日の西武の守備なんか見えると、3本間のランダンプレーも、きっちりと3塁に追い込んで、後ろのランナーが進塁できない様きっちり守っていた。
 そういう守りや、今日のバントなど、まだまだ未熟な面が見える。
 そういうことが、こういう試合を失う事に気づかないといけない。

 伊藤将も山川を歩かすのを渋って、甘くストライクを取りに行った球を弾き返された。
 それが、結局決勝のホームランで、その1点に泣いたわけだ。
 細心の注意を払ってピッチングをしていないと、たった1球が命取りになる。
 ある意味、いい教訓にすべき試合。
 ただし、明日を勝たなくては、教訓にした意味もなくなる。

 ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 21:29 | comments(0) | - |
10−7 対埼玉西武 鳥肌もんのサトテル3発! トラの窮地を救う!
 久々に鳥肌が立つのを覚えた。
 それほどまでに佐藤輝の放った3発は、鮮烈であり、驚愕であった。
 特に勝負を決めた9回に放った決勝の3ラン。
 その飛距離はさることながら、着弾までの打球スピードに、佐藤輝のもつポテンシャルの凄みを見た気がする。

 この試合、前半の高橋光成を攻めての攻撃が、1点ずつで、そのあとのチャンスを潰して、KOしきれなかったもどかしさもある中、青柳がほぼ完璧に西武打線を封じている展開から、こんな結末を迎えるとは思いもしなかった。
 青柳は、勝利投手の権利がかかる5回に西武打線に捕まり、同点とされたが、すぐ6回の表でサンズ、佐藤輝の連続ホームランで2点リードをもらった。
 これで7回くらいまで青柳が投げてくれればという算段も、森友哉の一発で、青柳の自信が揺らいでしまった。
 確かに、坂本のリードが外一辺倒で、内への攻めが足りなかったのだろう。
 必要以上に西武打線の長打を警戒したリードになってしまっていた。
 それを円陣を組んでから、狙い撃たれる様になり、青柳が攻略されてしまう事になったのだろう。
 梅野のバッティングの調子が悪く、休養日に当てたことが、青柳のピッチングを狭くしてしまったのかも知れない。

 6回は同点までで凌いだが、大山のタイムリーで勝ち越した、7回に出した馬場が西武打線に捕まる。
 若林を出した後、森友哉に上手く打たれて、一気に同点とされた。
 その後におかわり君に2ランを食い、ついにこの試合を逆転された。
 これまで交流戦で出して来たタイガース自慢の中継ぎ陣がことごとく失点するという、非常にヤバイ状況で、終盤に向かう状況だった。
 
 この7回馬場に代わって、及川がデビューを飾った。
 最初の打者の山川こそ、力んでストライクが入らない状況で四球を出し、呉にセンタ前に落とされるヒットでピンチを迎えたが、スパンジェンバーグを三振に取り、岸をショートゴロで無失点で凌いだ。
 出だしこそ不安もあったが、その球威やキレに見るべきものはあり、上手くすれば中継ぎの貴重な左腕になりうるかも知れない。
 丁度、一昨年の島本が担った役割を任せられる様な内容だった。

 そして8回を3者凡退に切ってとった斎藤友貴哉のピッチングが見事だった。
 球威もあり、力があるパリーグの打者を力勝負でねじ込める様な内容を見せた。
 これから交流戦で使える見通しがつけば面白い存在だ。
 このピッチングが効いて、9回の大逆転劇により、斎藤友貴哉はプロ初勝利を挙げる事になった。

 やはり、パリーグ相手に、岩貞、岩崎、馬場、小林の勝ちパターンの中継ぎ陣では、少し不安を感じる。
 やはり斎藤友貴哉の様に力勝負ができるピッチャーが必要になる様に思う。
 そこで思い浮かぶのが藤浪だ。
 藤浪を中で使えれば心強い。
 
 また、ガンケルが戻った場合に中で使うことも考慮しなくてはいけないかも知れない。
 アルカンタラのスタミナに問題があるなら、ガンケルを先発に、アルカンタラを中継ぎでという配置転換も考えた方がいい。
 その場合は、ロハスJrを登録から外すしかあるまい。
 今日の内容や守備を見ても、現状は糸井、陽川の方が期待が持てる。
 ロハスJrは、下で実戦を多く経験させ、再調整をした方が、後半戦で役に立つことができるかも知れない。
 その場合、レフトにサンズ、ライトに糸井、陽川で、サード佐藤輝、ファースト大山でマルテをDHという布陣が良いかと思う。
 
 いずれにしても、この試合を落とすと、「やっぱり、交流戦はパに敵わないのか?」「中継ぎ陣が通用しないのか?」と言った不安が多く寄せられてしまうところだった。
 そうして、そういう流れの試合を、尽く佐藤輝の一撃が払拭して行った。
 本当にこの試合、今シーズンにとって、誠の救世主となる活躍じゃなかったか。
 さぁ、これからサトテルの進撃が始まる。
 
 ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 23:41 | comments(0) | - |
4−6 対千葉ロッテ 令和の怪物対決を避けられ、試合を失う
 アルカンタラは、スタミナ切れかいな?
 先の読売戦と同様、6回でガス欠の様に球威を失い連打を許して失点。
 それまでのピッチングが良かっただけに、その落差が半端ない。
 それでも2死まで来たのだから、この回をと思うベンチが交代を躊躇したことが、逆転につながった。
 次からアルカンタラの処方箋として、ガス欠の兆候が出たら迷わず交代させることだ。
 特に球数が70を超えるあたりから注意して見ておくことが必要。

 また、このカード最大の見所の令和の怪物対決。
 最初は、佐藤がタイムリーで制し、2度目はセンタフライで朗希が勝った。
 そして決着をつけるべく第3打席は、2死2塁のチャンスで、申告敬遠という勝負を避ける策に出た。
 試合を考えれば、ここで佐藤輝に一打を食らって3点差になると厳しいと考えたことだろうが、野球ファンとしては残念だった。
 最も、この策が功を奏し、次の回でアルカンタラのガス欠を突いて、逆転し、朗希に初勝利をつけられたのだから、井口監督の采配は間違ってなかったのだろう。
 タイガースは、本拠地での開幕シリーズを負け越しでスタートする事になった。

 今日の敗戦は痛いなぁ。
 ここに来て一発の率が下がって来ている様だし、打線も下降線。
 それは、得点圏の鬼であった梅野が不調で、全体の得点が下がって来ている。 
 この状態での交流戦突入だけに、最初のシリーズは勝ち越して、勢いをつけたかったところだが、逆の結果になってしまった。
 このまま、やっぱり交流戦では勝てないのかって考えが浸透してしまうことが心配だ。
 こういう時は、勢いづけるヒーローの出現が望まれる。
 果たして、誰がそういう存在になることができるのか?
 明日からはビジターでDHでの戦いになる。
 なんとか、打線が爆発して勢いをつけられる様になることを望む。
 まずは、今週を五分で乗り切れる様がんばれ!

 ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 22:23 | comments(0) | - |
3−2 対千葉ロッテ 交流戦の初星は、アッキャマンの右腕で
 今日の試合は、秋山の好投に尽きるね。
 昨日の西の好投から、コントロール主体のピッチャーが有効であることは、なんとなく感じていたから、同型の秋山の好投に期待はしていたが、これほど応えてくれるとは思わなんだ。
 コントロール主体のピッチャーは、タイガースには豊富だからね。
 西、秋山を筆頭に、青柳も今やコントロール型だし、ガンケルも、左だけど、新人の伊藤将もそうだ。
 そして、明日の先発のアルカンタラも球速は出るが、速い球を投げる秋山の様な感じだし。
 まぁ、そういうピッチャーが続いて、ローテにアクセントがつかないのが難点だ。
 せいぜい、左の伊藤将か変則の青柳を間に入れるくらいしか目先を変えられない。 
 本当は、球威で勝負できる藤浪や、キレがある速球の遥人がローテに入ると完璧なんだが。

 あと、今日の勝因は、渋く無死から出塁し、秋山の送りバントからの得点というパターンを築いた小幡の活躍は見逃せないだろう。
 今季の小幡のバッティングには、去年にはない力強さも出て来ており、期待ができる。
 その場面でも自分に何が求められているかわかっている様に、セーフティの構えをしたり、ピッチャーを揺さぶり、四球を得たり、強い打球で中村のグラブを弾くバッティングを見せたりと、成長を感じさせてくれた。
 
 問題は守備位置だ。
 今日はシュート中野、セカンド小幡。
 どちらも本職はショートだけに、どっちをとるかは、難しいところ。
 小幡の肩は、ショートの方が生きるだろうし。
 中野は、キャンプの時はセカンド中心で練習していたし。
 糸原が復帰したときにどうなるか?
 小幡もこのチャンスをモノにする為、必死だろうし。
 どちらも、頑張って欲しいもんだ。

 とりあえず、昨日の悪い流れを秋山のお陰で断ち切ることができた。
 明日は、佐々木朗希との対戦。
 パワー型ピッチャーで、初対戦だけに、苦手とする部分はあるかも知れないが、交流戦にいい流れで乗っていく為には、負けられない一戦だ。

 ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 21:36 | comments(0) | - |
3−5 対千葉ロッテ トリに流れを変えられた交流戦の開幕戦
 トリが西に合うことを見越した井口監督の采配。
 今のトリが打てるのは、タイミングだけで打てる技巧派のピッチャー。
 逆に力で押してくるピッチャーの球をはじき返すのは難しくなっている。
 あそこで、本当に抑えることを考えたら、岩貞へのスイッチなんだが、7回までを西でという固まった考えで、トリに追撃の一打を浴びた。

 それでも、まだ1点リードという場面であるが、それまでの得点機を散々失ったタイガースからマリーンズに流れを変えるのに十分な一打だった。
 8回から投入の岩崎は、交流戦前から調子が下り坂で不安がいっぱいであったが、この5日間の休養で持ち直しているかと期待したが、以前調子落ちのままだった。
 「0点に抑えられて良かったです。」タオルができて以来、失点しているのは、なんか不吉な気がする。
 その岩崎が、ストレートに合ってなく、変化球を狙っていることが透けて見えているマーティンに、その変化球を甘いところに投げ込んで逆転スリーランを呼んだ。
 先頭の荻野に打たれたところから不安が大きかった。
 
 リードが2、3点あれば、馬場、岩崎、岩貞で一人一殺のリレーも可能だったかと思うが、トリの一打で1点差になっていたもんだから、岩崎の投入となった。
 交流戦の開幕で、今年はやれるという自信をつけ、勢いをつける為にも、今日の試合は取りたかったところだが、逆に勝利の方程式の岩崎を失う様な状況に陥ってしまった。
 できるだけ早い機会に岩崎の自信を回復してやることが大事になる。
 また、本当に岩崎の調子が戻らないのであれば、藤浪を上げて、中継ぎで使うことを真剣に考えないといけない。
 パリーグの打線を、力で抑え込めるのは、藤浪以外にないと思うんだが・・・・・。

 まぁ、明日の秋山のピッチング次第。
 秋山が、得意のコントロールでロッテ打線を抑えてくれれば、勢いを取り戻せるが、今日の様に失うことがあれば、大きく出鼻を挫かれ、交流戦の苦戦が予想される事になる。
 タイガースにとっても、秋山にとっても大事な一戦となる。

 ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 21:46 | comments(0) | - |
3−1 対東京ヤクルト 勇輝がダメなら、純矢がいるよ!
 しかし、立ち上がりの変化球が全然ストライクが入らないとこ見て、どうなるかと思ったわ。
 一人もアウトに取れず、連続四球で無死1、2塁で山田哲人、村上という打順。
 ここで、山田をセカンドフライに取れたのが大きかった。
 どんな形であれ、立ち上がりにアウトが一つ取れる事でピッチングは、変わってくる。
 村上にも、しっかりミートはされたが、センター正面の打球で事なきを得た。
 最後は、オスナを見逃しの三振。
 この最後の球は、この日の一番の球だった。

 その後は、徐々に変化球も決まる様になり、結果5回をノーヒットに抑えた。(四球は4つあったけど・・・・】
 しかも、代打を送られた5回の裏に近本のHRが飛び出して、勝ち投手の権利まで得られた。
 プロ初登板、初先発で勝ち投手と、なんか持ってる感がある、デビュー戦になった。
 (奥川も、佐々木朗希も。初登板で勝利は収められなかった。)

 しかし、昨日エースの勇輝で落としたのに、今日は同じ西の純矢で勝つことができた。
 明日は、雨柳さんの出番だから、雨天中止の確率が高いだけに、今日の勝利の持つ意味は大きかった。
 西勇輝は、ホークスキラーだっただけに、交流戦ではホークス戦にぶつけたい。
 その為には、来週は金曜の西武戦へもっていくことを勧める。
 問題は火曜のロッテ戦。
 まさか、純矢ともいかないだけに、雨柳さんを日曜にスライドし、アルカンタラでいくか?
 本当は、交流戦の開幕も藤浪でって、行きたいところなんだが・・・・。
 やはり、藤浪を中継ぎにする方が、勝利に貢献できるんだろうか?
 
 いずれにせよ糸原が抹消された中、大山は戻ってくるだろうが、中野や小幡の存在がキーになるのと、藤浪がどういう状態で戻ってくるのか、どういう状態に戻すのか、大いに気にはなるところだ。
 まずは、明日の試合(あればだが・・・)から、週末の広島戦をしっかり勝ち切ること。
 特に、菊池を欠くカープ戦は、しっかり勝たしてもらわんといかん。

 ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 21:44 | comments(0) | - |
3−14 対東京ヤクルト 審判が下手で野球ができへん!
 きっと、エモやんが昨日の西の立場なら、そう言って、サッサと退場になっていたんじゃないか?
 それほど酷い審判のレベル。
 敢えて名を晒せば、梅木 謙一。
 前半の西の投球に対して、厳しいゾーンはわかるが、完全なストライクをボールと判定することもしばしば。
 小野のど真ん中をボール判定したのは、逆に笑った。
 下手さ加減も、ここまでくれば立派なもんだ。

 審判も真剣に技術の向上を図らないと、機械判定を導入され、職を失う事にも繋がることを自覚せんといかん。
 しかも、今はビデオ判定もあり審判の誤審が、明から様になってしまう。
 それは際どい判定は、仕方がない部分もあるが、明らかな誤審も多い。
 以前、、塁審がよそ見していて、見ていないのに判定し(しかも間違っていた)、ビデオ判定で覆ったこともある。
 しかもそのよそ見している姿まで映し出されるんだから、始末が悪い。
 ストライク、ボールの判定は、ビデオ検証がないと思ってタカをくくっていると、今の時代はSNSなどですぐに挙げられてしまう。
 メジャーでは、ど真ん中をボール判定した審判のジャッジなんかも、すぐにSNSにアップされているのを確認できる。
 日本だって、同じ様になるんじゃないか?

 一度、審判のベストとワーストの表彰でもしたらどうだろう。
 ベストは、記者や専門家の投票で構わない。
 ワーストは、そういうミスジャッジや不可解な判定を、SNSに多く投稿された審判。
 または、機械と審判と同時に判定する試合を設けて、判定の正確度でも出してみればいい。
 それを公表して、ワーストから何人かは、再研修と減俸でもしないと、レベルアップしていかないのと違うか?
 今は、どんなに下手でも、ミスジャッジしようが、何の罰則もない状態。
 審判も、ジャッジのオーバーアクションの練習ばかりで、技術向上をする気があるんだか、どうだか。
 こんなレベルでは、遅かれ早かれ、機械判定の導入が議論される事になるんと違うか?
 
 まぁ、試合は下手な審判に対応しきれなかった西が乱れ、逆にハッキリとしたストライクを球威で押してくるサイスニードを早いカウントからうちに行き助けてしまったタイガースが一方的にやられた。
 その中で、やっとロハスJrに当たりが出たのが、唯一の光明。
 今日は、スイングからして違っていた。
 以前のドアスイングの様な、棒を降っている様な感じでなく、ちゃんとメリハリがあるバッティングのためのスイングができていた。
 これが本来の姿なのか?
 これで吹っ切れて、打ち出してくれるのだろうか。
 もう少し見なくてはいけない。

 しかし、糸井が可哀想に思えて来た。
 今日ロハスJrに見切りをつけて、下で再調整なら、糸井の出番だったんだろうが、今日の試合で結果を出してしまった。
 明日は田口だけに、陽川の出番だったんだろうけど、陽川も可哀想な事になったんと違うか?
 そして、大山が戻ったときのポジションも、さらに悩まなくてはいけなくなった。
 贅沢な悩みかも知れんが、逆にチームとしてどうなるか、問題も孕んでいると思う。
 矢野監督にしてみたら、あのまま不発で、2軍で再調整の方が悩まずに済んだんと違うか?

 ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 23:55 | comments(0) | - |
6−5 対讀賣 薄氷を踏む、アルカンタラの初勝利
 デーゲームで負けなしの今季、その効果か、1点差をなんとか逃げ切ることができた。
 先発は、来日初先発のアルカンタラ。
 ストレートは150kmを超え、コントロールの心配もない。
 変化球は、カットボールとスライダー。
 どちらもストレート系の変化球だけに慣れられると心配な部分もある。
 できれば、大きなカーブなど、緩急(タイミングを外す)をつける変化球があるといい。

案の定、慣れられた3巡目の6回に捕まり、3点を返され、1点差とされてしまった。
 アルカンタラが、ローテで廻り、そこそこの成績を納めるには、タイミングを外す変化球がどうしても必要。
 例えば、メッセのドロンとしたカーブ。
 ああいう、変化球があれば、メッセと同等の活躍ができる可能性がある。
 持ってないなら、是非とも習得して欲しい。

 それと、この回、またダブルスチールを仕掛けられて、やらんでいい1点を与えてしまった。
 昨日の反省を生かし、梅野もセカンドを刺しにいかず、儀投して、サードランナーの飛び出しを誘ったのは良かったが、サードとの連携も上手くいっておらず、サードへ高投し、ランナーのホームインを許した。
 これも、練習不足の為。
 散々ダブルスチールで得点を許すというミスを続けて来ているのに、キャンプなどでこの対策を真剣にしていない。
 形ばかりの練習では、実戦で役に立たない。
 ランダンプレーの練習にしても、結果アウトなら、スルーしているし、この対ダブルスチールの練習でも仕掛けてくること前提で練習しているため、緊迫感のかけらもない、その状態で対応できても当たり前のことだ。
 どうすればベストか、状況やランナーを想定しながら、緊迫感を持って練習していないと、これからも何度でもやられる。
 今一度、再確認し、対策せよ!

 まぁ、今日はロハスJrがベンチ外で、起用した陽川が一発を放ち、ここの選手次第で攻撃力が変わることを証明した。
 まぁ、ロハスJrは、再度2軍調整に回し、左右で糸井、陽川の起用で大山の復帰を待つのが正解じゃないだろうか。
 ガンケルが戻れば、アルカンタラと2人で先発以外の時にベンチを外れることで、回して行ける。
 
 しかし、原は何故、今村を3回で見切ってしまったのだろうか?
 タイガースにとって、適度に荒れて、チャンスは作れど、ゲッツーで逃し続けていたんだから、嫌な感じを持っていたんじゃないだろうか。
 故障やアクシデントでの交代でなく、単に目先を変えるための、平内へのスイッチなら、策に溺れたってことだろう。
 いずれにせよ、このスイッチがタイガースに運をもたらしたのは確かし、讀賣が隙を見せた事になった。

 チームは、近本が↑で糸原、中野が下降気味。
 上げた小幡の起用も考慮に入れて、休息を与えながら、上手く使っていきたい。

 ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 18:40 | comments(0) | - |
3−5 対讀賣 ロハスのお試し起用で試合を失う
 今のロハスのスイングを見ていたら、打てる気がしない。
 そのロハスを起用し続けたのは、早く日本の野球に慣れさせるためか?
 昨日も書いたが、まだまだ下で実戦を経験させてからの方がいい。
 結局、今日はロハスで打線が途切れ、敗戦となる。
 勝負にこだわるのなら、サンチェスに対しては糸井を起用しておくべきだった。

 そのロハスと対照的なのは、讀賣のスモーク。
 ロハスと同じスイッチヒッターだが、バッティングに柔軟さがあり、対応力が高い。
 2回の外のチェンジアップを拾い上げた打撃。
 5回の逆転スリーランは、それより少々高く入ったカットボール。
 一番手が伸びて、打つポイントとなるコース。
 伊藤将も外に投げるなら、もっとボール気味に投げないと、四球を嫌がったのかも知れないが、悔いが残る一球になった。
 それを一撃で仕留めるスモークは、現状ロハスの数段上だ。

 明日は、アルカンタラの登板なので、ロハスはベンチから外れるのだろうから、左の今村に対して陽川が起用されるのだろう。
 折角糸井がスタメンで結果を出して来たのに、ロハスのお試し起用で、ほとんど使えなかったのが失敗じゃないか?
 この試合は、勝って東京ドームの勝ち越しを決めておきたいところ。
 サンチェスも大した調子でもなかった。
 ロハスがブレーキを踏まなければ、序盤でもっと得点できたろう。
 過去の対戦でも、4番大山、6番佐藤輝で早い回にKOしているんだから。
 それをミスミス、失う事になるとわ。
 この投資が無駄にならない様、いずれ大きなリターンになることがあるのだろうか?

 これで明日の試合が重要になる。
 どちらかというと苦手にしている今村相手に、初登板のアルカンタラだ。
 2軍で投げているところを見ると、今日のサンチェスの様な感じ。
 一歩間違えば、讀賣の餌食だし、ハマれば好投するだろう。
 いずれにしても、賭けになる。
 明日負けて、また東京ドームで負け越すと、結局東京ドームで讀賣に勝てないいんじゃないかという意識が生まれる。 
 唯一、今シーズンデーゲームで無敗であることを頼りにするしかないかな?

 ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 21:15 | comments(0) | - |
2−1 対讀賣 青柳で接戦を制す
 東京ドームで2度目の讀賣戦。
 雨柳さんで、中日戦が中止になって、雨天中止のない讀賣戦に回る事になった。
 対讀賣に、梶谷や丸といった、対青柳の打率が6割を越すバッターや、前回2ホーマーを食らった岡本などがいて、いい成績を残せていない青柳を讀賣戦の初戦に起用するのは、不安も多かったんじゃないだろうか?
 元々、讀賣は、坂本がかっらきし、青柳を打てなかった時期もあり、青柳が新人の頃、讀賣全体で青柳に苦手意識もあった様に記憶しているのだが、青柳が「暴れ馬」から、落ち着いて来た頃、逆に青柳を打ち始めった様だった。

 この日は、讀賣の畠(北野国からのチン太に似ている)が抜群の立ち上がりをしたのとは、対照的に、ピンチの連続を辛うじて凌いでいくというピッチング。
 梶谷には相変わらずやられて、丸との勝負は逃げ腰だったり、吉川にも上手く対応されて厳しい戦いだった。
 それでも要所で、特に岡本を抑えたのが大きく、その岡本の犠牲フライの1点に凌いで、7回を投げ切った。
 その岡本の犠牲フライも、コリジョンがなければ、アウトだし、ランナーも突っ込まなかったんじゃないかな。

 相手の畠も完璧な立ち上がりをしていたが、逆に1点をもらった事で、それを守ろうという意識が強くなり、すぐ次の回にタイガースに逆転を許す事になった。
 この回の畠は、力が入りすぎたせいか、球が少々高めに浮き始めていた。
 それをマルテが逃さず、捉えて同点ホームラン。
 佐藤輝が2ベースで続き、サンズがヒットで1、3塁のチャンスを作った。
 次がロハスだけに、佐藤輝がホームまで戻って来れなかったのが気がかりだった。(セカンドからスタートが少し遅れていた様に見えた。)
 案の定、ロハスが三振に倒れたが、得点圏の鬼・梅野がタイムリーで佐藤輝を返して、逆転したので助かった。
 
 ロハスは、今日もノーヒット。
 勝ちにこだわるなら、糸井でいくべきだった。 
 今のロハスのスイングを見ている限り、とても韓国でMVPを取った様には見えない。
 今しばらく調整させる方が、このまま打席を与えて、様子を見るよりいいんじゃないかと思う。
 もっと、スイングがムチがしなる様な柔らかさがないと、上がってこない様に見えるんだが。

 それでもこの接戦を取れたのは大きい。
 明日は、伊藤将なので、打線も多いに援護して、のびのび投げさせることが、好投を引き出すコツだ。
 相手は、サンチェスだから、ロハスを明日まで使うんだろうか。
 ロハスは韓国時代にサンチェスと対戦経験があるんだろうか?

 ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 21:20 | comments(0) | - |
2−1 対中日 ハッピー・サンズ そして熊谷が居場所を決めた
 こういうところで打つ、勝負強さがサンズの存在価値。
 率は、もっと打っている感じはあるが、270くらいだし、足が遅いためゲッツーも多い。
 それでも、ここというところで一発打ってくれている印象が強いから、それを補って余りある活躍に思える。
 まぁ、ファンをハッピーにしてくれるサンズの一撃は、これからもお願いしたいもんだ。

 試合は、いつもの中日線と同様、底スコアの接戦、重い展開。
 好投の秋山が、木下に許した一発の1点のみの重苦しい試合。(なんで木下に毎回やられる?)
 この苦しさを破ったのが、代走・熊谷の盗塁。
 表のヒーローがサンズなら、陰のヒーローは熊谷だと思う。
 熊谷は、その盗塁の能力の高さをアピールし、1軍の代走枠の位置をしっかり確保した。
 
 大卒4年目。
 1軍の居場所がなければ、そろそろやばくなる時期に、熊谷も必死なんだろう。
 今年は、目つきが違う。
 どうしても代走で、自分の居場所を掴もうとする、ギラギラした姿勢が見える。
 今シーズン開幕まで、その場所は、江越と植田海の物であったが、その二人が故障でいない間に、熊谷がその場所を取って代わった。
 今日の試合でも、一昨日の試合でも、1球目から盗塁を決められる、そういう準備をして来ている。
 あの熊谷の盗塁が、近本の同点タイムリーを呼び、一昨日の糸原の同点打を呼んでいる。
 今日で5盗塁。
 代走だけで、20以上の盗塁を重ね、スペシャリストとしての地位を築くシーズンになればいい。
 欠かせないパーツになりつつある。

 植田海もうかうかしていられない。
 一昨年には、植田海がそのポジションを手中にしていたのだから、ここから巻き返せる様がんばれ!
 飛び道具が2枚あると終盤の攻撃に厚みができる。
 走るまくる、超積極的野球が矢野タイガースの看板なんだから。

 さぁ、再びドームのジャイアンツ戦。
 ロハスJrは、ちょっと今の状態では厳しいか?
 勝ちに行くなら、右の時に糸井、左に陽川の方がいい様に思える。
 まぁ、アルカンタラの時は、必然的にそうなるんだろうが、この3連戦では、ロハスJrは、控えに回って、ベンチで日本野球を研究した方がいい様に思える。
 交流戦の時に、ベストになればいいんだから、焦る必要はない。
 
 ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 21:29 | comments(0) | - |
4−4 対中日 追いついたら、追い越せよ!(何度目だよ!)
 いろいろ惜しいところがあった戦い。
 7回に糸原のタイムリーで追いついた後、2、3塁でマルテの場面。
 この日のマルては、初回のタイムリーから、四球を選んでの出塁を含めて貢献度大手会ったが、この場面でなんとかしたかった。
 大体、追いついただけで止まると、その試合は勝ちきれないことが多い。
 まして、中日相手だから、こういう競った試合になる場合が多いのだから、追い越すチャンスには、追い越さないと。
 せめて、出塁して、佐藤輝に回せば、何かが起きたかも知れない。

 しかし、西は僅差でのピッチングは、ダメだね。 
 初回が1点で終わったため、これを守る意識が強くなり、ピッチングが窮屈になる。
 西が好投するのは、最低2、3点のリードがあり、ある程度大胆に行ける状態である事。
 多少の長打や、ソロホームランなら構わない、そういう場面では、見事なピッチングをする。
 それが、長打を許されないという場面でのピッチングになると、どうも警戒しすぎて自らピッチングの幅を狭めてしまう。
 今日の2回からのピッチングがそうだ。
 0−0の立ち上がりの様なピッチングが続けられればいいんだが、1点をリードした瞬間からピッチングが変わる。
 今後西を援護するには、2、3点を一気に取って、楽にさせてやる事だ。

 今日のロハスJrは、どうだったんかな?
 見た感じ、ノー感じだった様に見えた。
 まだまだ調整不足。
 これでは、陽川を使った方が良かった様に見えた。
 相手が右になれば糸井の起用でいい。
 糸井の最後の当たりも、捉えた当たりだったし、感じは悪くない。
 明日からの起用をどうするか、もう少しロハスJrを見るのか、糸井でいくか?

 なんで中日との戦いは、こういう風な戦いになってしまうんだろう。
 甲子園でやってるんだから、明日は客も入るんだから、なんとか頼むで!

 ぐぁんばれ!タイガース

 PS 豪快な1発で魅了してくれた、ハル・ブリーデンが亡くなった様だ。
   ラインバック、田淵、ブリーデンのクリーナっぷの破壊力は忘れられない、
   合掌
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 21:35 | comments(0) | - |
3−2 対横浜DeNA 相性の良さで勝ち越し!貯金14
 この試合、物にできたのは、相性の良さ。
 後は、馬場の好投。
 ガンケルがピンチを作りながら、3回を1失点で凌いでいたが、何らかのアクシデントで4回から馬場に代わった。
 この馬場が6回までの3イニングを2安打は許したものの、危なげなく投げ切ったのが大きかった。
 これで、序盤にガンケルから、オースティンの内野ゴロの間の1点しか取れてなかった拙攻が重くベイにのしかかる事になった。
 
 特に3回の裏は、ピープルズ自らの2ベースから、無死2、3塁まで攻めたのだが、大和を内野ゴロ、オースティンを三振、佐野敬遠で牧を三振に切って取った。
 ここでは、オースティンを三振に取れたのが大きい。
 これで、佐野との勝負を避け、牧との勝負が可能になった。
 最低1点を覚悟し、最悪3点くらいいかれるかと思われたこの回の攻撃を無失点で凌げたのは、オースティンを三振に取れた事に他ならない。
 今、セリーグで一番怖いバッターは、オースティンだと思う。
 そのオースティンをこのピンチで三振に取った、梅野のリードとガンケルのピッチングがこの試合のハイライトだと思う。
 まぁ、その力投のせいで、ガンケルはこの回で降板となったのだから、致し方ない。

 ここに来てガンケルの離脱は残念であるが、アルカンタラを試す機会を与えられたのかも知れない。
 ガンケル抹消で、アルカンタラを登録することが可能になった。
 まぁ、藤浪を昇格させる手もあるのだが、アルカンタラが先発にはまれば、藤浪を中で使うのも手かも知れない。
 右で、力で相手を抑え込めるピッチャーが一人必要である事情もあるし。
 藤浪、岩崎で7、8回を封じられれば、岩貞の使い方をもう少し自由に、ワンポイント的にも使える。
 小林を僅差で負けている時にも使うこともできる様になる。

 後は、ロハスJrも1軍帯同が可能になった。
 しかし、糸井がスタメンで出て、いい働きをしたから、ロハスJrとの兼ね合いがどうなるか。
 まだまだ、日本野球に慣れるまでは、下で調整して、右で糸井、左で陽川という布陣の方が、今のところ攻撃力が高いと思う。
 さぁ、どうしたもんかなぁ。
 本当は、高山がそこにハマらなくてはいけないんだが、何してるんだか?

 まぁ、最下位のベイスターズに負け越さないで良かった。
 これも一重に相性のなせる技か?
 ベイには、次の讀賣線で頑張ってもらいたい。
 タイガースは、中日に前回のリベンジしないと。

 ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 20:55 | comments(0) | - |
4−1 対横浜DeNA 伊藤将司が安定のバースデイ勝ち星
 しかし、このルーキーは落ち着いっている。
 ピッチャーとしてのフィールディングでも、ランナーを出した時の態度でも、微塵も焦りを感じさせない。
 
 3回までの投球は、ベイのロメロの方が数段内容が良かった。
 それが、ランナーが出だすと、ロメロ自信が焦りから、自ら崩れていく場面が見られる様になる。
 対して、伊藤将は、初回から先頭の桑原をランナーにだあし、見方のエラーもあって、1、2塁のピンチを迎えるが、平然とこのピンチを凌いでいく。
 ここは、2番の田中俊太が送りバントで、1死をくれたことが、伊藤将を落ち着かす要因になったとは思う。
 
 それでも、2回は1死から宮崎にツーベース。
 3回は2死からではあるが、オースティンに2ベース。
 いずれも得点圏にランナーを背負っても、落ち着いて後続を絶っている。
 4回は先頭の牧に、内へ甘く入ったカットボールをホームランにされ、同点にされた。
 それでも、それに動じることなく、後続を絶って、5回の攻撃を待つ。

 5、6回もランナーを出すが、併殺に切ってとり、結局8回を1失点で投げ切り、3勝目を挙げる。
 今、タイガースで一番安定しているピッチャーかも知れない。
 勝つコツを知っているかの様に、落ち着いてピッチングをしている。
 ある意味、勝てるピッチャーなのかも知れない。
 
 今日は、佐藤輝が4番らしい働きで、2つのタイムリーで2打点。
 今日登録のロハスJrは、まだまだという感じ。
 1軍のピッチャーの攻め方を感じ取って、もうしばらく下で実戦を積んでから、交流戦くらいに出て来てくれればいいんじゃないか。
 明日は、ガンケルの当番だから、自ずとロハスJrがベンチから外れる予定。
 次のアルカンタラの昇格、登板に合わせ、入れ替える方がいいのかも。

 今日は、伊藤将の好投で昨日の嫌な負けを帳消しにできた。
 明日は、なんとかベイに勝ち越せる様、打線が奮起し、ガンケルを援護してやて欲しい。

 ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 18:13 | comments(0) | - |
6−12 対横浜DeNA オースティンとの、あわよくばの勝負は厳禁
 同点で迎えた7回裏。
 追いついたタイガースのピッチャーは、小林。
 追いつかれたベイの先頭バッターは、オースティン。
 フォークボールという決め球を持つ、小林をぶつけるのは理にかなっている。

 ただ、この場面でオースティンを迎えて、一番警戒しなくてはいけないのが一発。
 初球からフォークで入って、ボール。
 2球目のストライクを取りに行った外角のストレートを際どい判定でボールとされた。
 ここで、2ボール、ノーストライクになった時点で、オースティンを四球で歩かすことを覚悟しなくてはいけなかった。
 3球目もストレートで押したが、低めに外れてスリーボール。
 これで、完全に歩かすことを頭に入れなくてはいけない。
 後は、甘いストライクを取りに行くボールは絶対に避け、厳しいコースで、ボールになってもいい様な球で勝負すべきステージに入っていることを自覚しておく場面。
 
 それが、3ボールから投じた内角のストレートを、オースティンがファールにして、ストライクを稼げたことで、欲が出て来てしまった。
 次の球の要求は、内角高めであったが、投げる意識としては、高めのボール球を投げる場面。
 または、低めのボールゾーンに落ちるフォークを放る方がいい。
 決してストライクゾーンに入れてはいけない。
 それが、ワンストライクを取れたことで、あわよくばの欲が出たバッテリーは、内角のストライクゾーンにストレートを投じた。
 それが、少々甘く入ったところを、オースティンは容赦してくれなかった。

 確かに、回の先頭バッターを四球で出すのは、よろしくない。
 ただ、それも時と場合だ。
 同点の終盤に、一番一発を警戒しなくてはいけないバッター、オースティンだ。
 ここは、四球やむなしで、勝負にいって良かった場面。
 その分、後続の佐野、牧を全力で討ち取りにいくことを考えるべき場面じゃなかったか。

 そのあとの小林は、オースティンの一発を引きずっって、佐野は討ち取ったものの、牧に四球、ソトに打たれ、宮崎に続かれた。
 こうして、勢いに乗ったベイの打線は、ピッチャーを小野に変えても、流れを止められず、決定的な5点を奪われ、ゲームを決められてしまった。
 全ては、あわよくばの欲が出たところから、始まってしまったことだと思う。

 他に、馬場を何故、6回まで引っ張らなかったのだろうか?
 6回の表の攻撃が、7番の梅野で終わっており、7回にピッチャーへ打順が回る。
 この日の馬場の調子を見ても、チェンの後ベイの打線を完璧に抑えている。
 6回裏まで馬場で凌げれば、7回の攻撃を経て、その得点差、状況に合わせて、ピッチャーの都合をつけやすい。
 
 それに馬場に代えた桑原が、全盛期のキレがない状態だから尚更だ。
 ここで代えるなら小野で行くべきじゃなかったか。
 桑原は、投球の9割以上がスライダー。
 いい時は、「桑原の真っスラは、打てない。」と言われるだけのキレがあったが、その真っスラのコントロールがイマイチ。
 全盛期のキレがあれば、ゾーンに放っておけば、大丈夫であったが、今のキレだとコーナーを投げ分けなくてはいけなくなっている。
 そのため、カウントを悪くし、ストライクを取りに行く、置きに行く様なスライダーを投げるから打たれる。
 厳しい場面では難しい、この糸井のホームランで1点差に迫った場面で投げさせる選択は、無かったんじゃないか?

 後は、7回に代打原口の代走に起用した熊谷を、守りでライトに入れたこと。
 ライトに入れるなら、島田を使う手は、無かったのか?
 7回の外野守備を見てると、上手い外野手なら追いつけている様なあたりがいくつかあった。
 内野が本職の熊谷をライトに起用する意味がわからん。
 不慣れな熊谷を守備固めに使わなくてはいけない、糸井の守備って、そういう風にも見えてしまう。
 他に外野手がいないならまだしも、ベンチに島田がいたんだから、例え代走としての能力が熊谷が高く、原口への代走は熊谷が必要であっても、守りからは島田にすべきかと思う。

 そういう次善の手を打つべきところで打ってないと、試合はこうなる。
 大山抹消の代わりに、植田海を登録した。
 小野寺を抹消して、島田を入れたときも、代走・守備要因としてだと思うが、植田は代走オンリーか。
 熊谷、島田、植田と代走要員が溢れているが、熊谷、植田は内野本職だ。
 外野本職の控えは島田しかいない。
 本当は、外野本職の控えが必要じゃ無かったか?
 下では江越が復帰しているし、小野寺もいる。
 本当は、高山がなんとかならなくていけないんだけど、下でも低調だ。
 ここの選手層をなんとかしないといけないという課題が浮き彫りになった一戦だった。

 ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 23:50 | comments(0) | - |
2−2 対東京ヤクルト 今シーズン初の引き分けは・・・・
 9回で打ち切りの今シーズンのルールで、各球団相当数の引き分けがある中、タイガースは、ここまで必ず白黒決着をつけ、12球団で唯一引き分けなしでやって来た。
 32試合目で初の引き分けとなった今日の試合は、あまり見所がない、淡々とした試合内容であった。

 4回の裏の守りから、大山が山本に交代した。
 先日の欠場が、積極的休養と言われていたが、やはり何か異常があったのだろう。
 そうでなければ、チームの顔である4番を担う選手を休養を理由に欠場させるはずがない。
 今日も攻守に精彩を欠いていたため、症状が悪化したんじゃないだろうか。
 キャンプの時に、腰を痛めて別メニューの日もあったが、その辺の悪化が理由じゃないだろうか。

 しかし、4回に大山を代えて、山本が4番サードに入ったのは、少々疑問だ。
 普通なら、陽川をいれる。
 そのまま、サード陽川でもいいし、陽川をライト、佐藤輝をサードでもいい。
 または、糸井をライトで入れて、サードに佐藤輝が次善の策じゃないのかなぁ。
 そのために、この前にサード佐藤輝を試していたんじゃないのか?

 まぁ、攻撃もさして難敵ではない様な奥川に、6回を3安打2点に抑えられるのだから、かなり貧打になっていた。
 折角、近本に上昇気配が出て来たら、大山、サンズが下降線。
 今日は、糸原もイマイチ機能せず、ホームランも出なかったため、引き分けという状況に陥った。
 それでも、一応勝ちパターンの継投に入ったのだから、岩崎にもう一踏ん張りを期待したかった。
 山崎は、あのバッティングしか岩崎を打つことはできないのだから、ああいうバッティングをさせないコースに投げきらなければいけない。
 まぁ、山崎も阪神戦しか打てないバッターだけに、あそこで打たないと飯が食えんから必死やたんだろう。
 
 同点に追いつかれた青木の一打は、うまいセカンドならアウトにしている。(例えば菊池など)
 中野もキャンプでは、セカンド中心とはいえ、シーズンではショートを主戦場にしている選手だけに、あれ以上を期待するのは無理だと思う。
 逆に、試合途中でセカンドに回されるという難しい状況で、よく対応した方じゃないか?
 タイガースに、守備固めに使えるうまいセカンドがいないっていうのが今日の引き分けにされた要因の一つ。

 糸原は堅実かも知れないが、うまいセカンドではない。
 それゆえ、糸原の守備固めのセカンドが必要との判断で、中野の指名、キャンプでセカンド中心で起用など、中野にその役割を期待していたのがわかる。
 だが、中野のバッティングが思いの外良かったので、それを使うため、シーズンに入ってショートでの起用となった。
 それには、糸原の好調さ、木浪のバッティングの低調さなどの事情もあった。
 本当は、2軍でセカンド中心だった、熊谷や植田当たりが、セカンドの守備固め兼代走要因としての地位を作らなくてはいけないんだけど、熊谷はセカンドをほとんど守らせて貰ってないし、植田も守備が少し軽いので怖さがあるし、何より今はまだ下でリハビリ中だ。(やっと試合に出始めた様だが・・・。
 特に植田は、再び1軍で使ってもらうためには、足とセカンドの守備を磨くしかないと思う。

 さて、勝てなかったことを悔しがるか、負けなかったことを喜ぶべきか、微妙な試合だったが、各チームとも開幕の時より戦力が整って来たことから、ここから交流戦前の戦い方が重要になっていく。
 次の横浜戦も、今までの様にはいくまい。
 相性の良さがどこまで通用するか、タイガースがキチッとした野球をどこまでできるかにかかっている。

 ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 17:36 | comments(0) | - |
11−5 対東京ヤクルト 勝っただけで、反省点多し
 スワローズの投手陣の手薄さと守備のミスに助けられた勝利で、「勝ちに不思議の勝ちあり、負けに不思議の負けなし」を地で行く様な展開だった。
 スワローズの投手陣にもう少し厚みがあれば、逆転した後、6回の2死1、2塁のピンチで、陽川が代打で出て来た場面、右の近藤か梅野にスイッチすべき場面でなかったか。
 スワローズの清水や石山が前回打たれていることもあり、この時点で継投に移ることを躊躇させたのかも知れない。
 まぁ、そういうスワローズの隙をついて、陽川が一発で仕留めて、同点タイムリーを放ったのは、良かった。

 タイガースは、序盤の拙攻で、何度も得点機を逃して、西に厳しいピッチングを強いた。
 西というピッチャーは、競った状況で、自分のチームのリードを守り切ることができない投手なんだ。
 前回の大野との投げ合いも、今日の試合も、1−0から、必ず追いつかれてしまう。
 それは、西のピッチングスタイルから来ている。
 コーナーを突いて、コントロールで相手を牛耳る。
 そのため、一発が許されない際どい勝負では、自ずと慎重にコーナーを突く必要があって、微妙にコースを外れることが多くなる。
 そうなると、球数は増え、投手不利のカウントの機会も増えていく、そういう理由でピンチを招く機会が増える、そうして球数はさらに増え、そのうちコントロールミスから甘い球を捉えられ、長打を許し、得点を許してしまう。
 
 今日の4回の山田への投球。5回の先頭の西浦に投じた甘い球で同点ホームラン。
 いずれもタイガースが得点を挙げてからの失投である。
 西の持ち味を生かし、勝ち投手にするには、1点ではなく、2、3点のリードが最低限必要である。
 ある程度リードに余裕があり、1本くらいの長打は、気にしないで、大胆に攻められるシュチエーションが一番西が自分のピッチングができる状態なんだ。
 だから、タイガースは西の先発の試合では、2.3点リードの状況を早く作ってやることが大事になる。

 その意味で、3回のマルテがポテンに近いタイムリーで1点選手した後、無死1、3塁の追加点のチャンスで、大山が三振したことの罪は重い。
 ここは、ダブルプレーでも構わない。もう1点取ることが最重要な場面。
 大山がしてはいけないこと、それは三振だけだ。
 その三振をこの場面でしてしまう、しかもボール球を振ってだから、始末が悪い。
 この大山の三振が、田口に勇気を与え、次のサンズをダブルプレーにとり、立ち直りの機会を与えるとともに、流れをスワローズに渡してしまった。

 その流れで、4回に同点に追いつかれた後、さらにスワローズが逆に流れをタイガースに戻す様なミスで勝ち越しを許してくれた。
 サード、オスナの悪送球で勝ち越すとともに、打者走者のマルテが得点圏のセカンドまで進んだ。
 そのチャンスで、大山が初球をキャッチャーフライにして、またも1点どまり。
 ここで大山がヒットでも打っていれば、田口はKO。
 流れも完全にタイガースに戻って来た様に思える。

 やはり、流れがスワローズに行ったまま、5回の裏に、その大山の守備のミスも加わり、3点を与えて逆転を許してしまった。(この守備も大いに反省すべきもの。キャンプでちゃんとやっていないから、こういうミスが出る。)
 まぁ、そこからは最初に書いた様にスワローズの投手陣の層が薄く、継投のタイミングを失い、陽川の同点タイムリーを呼んでしまったのだが、普通ならこれで流れがスワローズで、押し切られていた流れだった、
 そういう意味で、3回の大山の三振は、一番やってはいけないことをしてしまった。
 あの場面で、自分が何をすべきか、何をしてはいけないか、ちゃんと頭に入れてバッティングをしたか?
 大山は反省が必要であり、チームとしてもそれを徹底できなかった反省は必要だ。

 こういう好調の時、勝利に隠れて見過ごされがちなミスは、放っておくと、重要な場面でまた、ミスを犯すことになる。
 決して、奢ることなく、謙虚に反省するところは反省し、次からに生かさないとチームとしてのレベルは上がっていかない。

 中野のプロ初ホームランに猛打賞、佐藤輝の9号ホームランが出たのは嬉しかった。
 だが、それに隠れたミスは逃さず、次に生かして行こう!

 ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 18:51 | comments(0) | - |
7−3 対広島 サトテル 4番サードで逆転満塁弾を放つ!
 ここに来て、開幕以来4番サードを担って来た大山を休ませるか?
 4番がチームの顔であり、昨年の実績から4番サードの地位を獲得して、キャプテンにも任命された大山を休ませるというのは、どういう事情なのか?
 単なる休養であるとは、考えづらい、なんんらかの体調不良があったのではないだろうか?

 そういう状況で、4番に指名されたのは、マルテやサンズではなく、佐藤輝出会った。
 確かに、クリーンナップ全部が右バッターという今までのラインナップからすれば、左の佐藤輝が1枚クリーンナップに加わることは考えないことではなかったが、まだまだ先かと思っていた。
 まして、4番となると、大山が怪我や故障した際に、マルテやサンズが入ることはあっても、佐藤輝が4番に入る時は、かなりの非常事態かと思っていた。
 まぁ、貯金が2桁あり、昨日のカードが流れ、負け越しがないという状態だからこその“お試し”だったのかも知れない。

 その佐藤輝が、2点ビハインドの5回の裏、ノーアウト満塁で回って来た打順で、逆転の満塁弾を放った。
 これは、もう“持っている”としか思えない一打であった。
 この打席、かなり逆方向を意識しているかんじがあった。
 それまでの打席でも、オープン戦の時くらいに逆方向も意識していれば、もっといい結果が出ていた様なバッティングが見えていた。
 本人は、その様なアドバイスをサンズから貰ったと言っていたが、この打席はまさしく、逆方向の意識があったればこそ、膝下のチェンジアップに対応でき、拾い上げる様な感じで、スタンドまで運べた。
 あの体勢で打ってもスタンドまで運べるのが佐藤輝の凄さでもあるが、逆方向の意識があればこそ、あの打球が切れずにライトスタンドに入ったと思う。
 この打撃の意識が、佐藤輝の打撃をもう一段上げることになる予感がする。

 最近、内角のボールの見極めをしだし、高めのボール球を振る率も下がって来ている。
 外角に逃げるボール球の見極めもしようとする意識も感じられる様になって来た。
 後は、ホームベース上に落とされるボール球の変化球を振らなくなることだ。
 そうすれば、自ずと率も上がるし、捉えられるボールを確実に仕留めることができる様になる。
 しかし、開幕1ヶ月足らずで、ここまで対応してくるのだから、佐藤輝の対応力も大したものだ。
 今後、ますます新人の記録を塗り替えていくだろうことを期待せざる得ない。

 佐藤輝の活躍で5月も白星スタートを切ることができた。
 ここに来て、先発ピッチャーの調子が少し下がって来ている気がするが、うまい具合に日程が飛んで無理はせずとも調整が効く状況にある。
 調子の落ちっているピッチャーと維持しているピッチャーの見極めをしながら、チェン、アルカンタラ、ガンケルの外人投手の登録抹消を組み合わせて、回していけばいい。
 後は、藤浪の復調と高橋遥の復帰、小野の先発起用などを考え合わせれば、他球団よりも優位にあることは確かだ。
 5月も、4月の勢いを維持しながら、貯金を増やしていける様期待したい。

 ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 18:50 | comments(0) | - |
4−2 対広島 キラーがいる強さ
 秋山は、これで対広島、7連勝。
 今年3勝、全て広島線という無双ぶり。
 クロンに一発を喰らってから、ピッチングが崩れて、完投を逃したが、それまでは完投、完封が狙えるかとも思えるピッチング内容だった。
 
 秋山が投げていると、攻撃する方も安心して攻撃に専念できる。
 しかも、四球を出す確率が低いから、いいテンポでピッチングができるので、守っている方もいいリズムで守れる。
 マルテや中野の好守備も、そういうところから来ている。
 そういう秋山だから、さらに広島戦は、好循環し、キラーとしての地位を不動にする。
 後は、讀賣にも同じ様に投げられればいいんだけどね。

 きっと、森下が投げている時の広島や、大野が投げている時の中日も同じ様な感じなのだろう。
 しかし、秋山は、そういう二人と違って、球速やキレが飛び抜けているわけでもないのに、なぜか抑えられてしまう。
 その二人に抑えられるタイガースより、広島は、納得がいかない状態じゃないか?

 まぁ、これで3連戦の頭を取れた。
 明日は、前回完投勝利の伊藤将。
 天候が不安であるが、5月最初の勝利をもたらして欲しいもんだ。
 しっかり、打線も援護してほしい。
 秋山も伊藤将も、西の系譜のピッチングスタイルだけに、十分通用すると思うんだが・・・・。

 ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 21:43 | comments(0) | - |
6−2 対中日 ナゴドが得意なチェンが、ナゴドが苦手なタイガースで投げたら
 結果、チェンのナゴドを得意とする相性が、タイガースのナゴドの相性の悪さに勝った。
 これでナゴド(バンテリンドーム)の連敗も終止符、初回の大山のタイムリーで、ノータイムリーの連続イニングも止めることができた。

 チェンは、キャンプ、オープン戦の時と比べて、だいぶ球威が出てきている。
 それは、中日時代の全盛期には戻らな今でも、ある程度は通用するレベルには戻って来ている。
 後は、ボールを低めに集めることで、このコントロールは、まだまだ高めに浮く球があり、怖い。
 元々、繊細なコントロールはなかったが、全盛期の球威があれば、多少高めに浮いても、球威で押し切ってしまうことができたが、現在は、そこまでの球威はない。
 それ故、最低限高めに浮かない様なコントロールは必須でもある。
 それができる様になれば、ガルシアの代わりとしては、お釣りが来るだろう。

 チェンが使える様なら、もう一回投げさせて、抹消し、ロハスと入れ替えというところが路線か?
 最も、ロハスがどの程度仕上がるか、2軍での実戦を積ませてということになるのだろうが。
 また、アルカンタラの同様。
 2軍で先発で2、3試合の試運転は必要だろう。
 それで、行けるとなれば、ガンケル、チェン、アルカンタラで上手く、登録・抹消を繰り返しながら使っていくことになるんだろう。
 
 交流戦ではDHが使える試合もあるので、外国人野手3人ということも考えられる。
 その後は、調子が落ちた野手を抹消し、野手2、投手3で回していくのがベターかと思う。
 まぁ、それもロハスとカルカンタラが使えることが前提だが、もしハズレであれば、今の陣容に頑張ってもらわなくてはいけないんだから。
 
 さて、なんとか対中日に3タテ食らうピンチを逃れ、負け越しだけですんだ。
 ここは、次の広島線で最低限勝ち越して、今週を五分に持っていきたい。
 秋山が前回の讀賣線で炎上したが、次は得意の広島線だ。
 サンズと梅野に疲れが見える。
 中野は、少し休ませてバッテイングは復活した気配がある。
 まぁ、ビシエドのショートゴロのエラーは、勉強だわなぁ。
 ビシエドの足を考えれば、半身で無理して捕らずとも。回り込んで正面で捕球して十分間に合ったと思う。
 何も焦る必要がない打球だっただけに、判断を誤ったと言っていい。

 サンズ、梅野も適度な休養(6連戦で1試合くらい休ませる)も大事になるかも知れない。
 明日は、秋山と同期の原口当たりにマスクを被らせるのも手ではないだろうか?
 サンズは、広島の先発が高橋 昂の時に、陽川当たりを起用する。
 いいパフォーマンスを維持する意味でも、適度な休養を挟むことは、サンズ、梅野に限らず、控えの実戦感を維持する意味でも必要だと思う。
 中野もスタメンが続いた後、スイングが鈍ってきた様だったし、佐藤輝にしても一時スイングが鈍った時もある。
 新人は、こんなに連続して試合をする経験がないだけに、疲れを感じることも多々あるかと思う。
 それを乗り越える体力をつけることも大事だか、力を発揮できるコンディションを作ってやることも大事だ。

 ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 17:46 | comments(0) | - |
1−6 対中日 チームが下降線に入りつつある今、できること
 開幕以来、投打が噛み合って、いい状態できたタイガースであったが、先週の讀賣戦に負け越して以来、チームとしては下降線で、投打が噛み合わなくなってきている。
 讀賣戦の秋山、横浜戦の藤浪と、ピッチャーが早い回で、降板する試合が続き、エラーもでできて、3連敗。
 その後は、新人の伊藤将の好投と横浜の状態の悪さに助けられ、辛うじて勝ち越しできた。

 それでも、バンテリンドームが苦手であり、苦手大野に初白星を献上し、西の好投を見殺しの昨日の試合。
 そうして迎えた今日の試合は、ある意味今シーズンの試金石となる試合だった。
 今年も、バンテリンドームを苦手とするのか、このまま貧打タイガースに戻ってしまうのか?
 
 試合は、勝野に、昨日の大野ばりに抑えられ、青柳が今日も木下と根尾に打たれ2失点。
 どうも、タイガースは特定の打者に打たれる。
 去年から、何度木下にやられれば気が済むんだか?
 それに今年は根尾を加える気なんだろうか?
 青柳も折角いいピッチングをしているのに、木下への投球は繊細さを欠いた物だった。
 こういう細かいところができないと、勝ち越して貯金ができるピッチャーにはなれない。

 そうして、やっと作った8回のチャンス。
 チーム状況が良かった時なら、なんの策も弄せずとも逆転していたろう。
 でも、今のチーム状態では、策を講じないと難しい。
 1点取って、尚1死、1、3塁のチャンスだ。
 バッターがサンズで、ゲッツーを遅れて、1塁ランナーの大山を中野に代えた。
 そこまでするなら、中野を走らせてセカンドに生かせるまで、サンズには待てのサインを出すべき。
 中野がアウトになればしょうがないし、そうなればサンスにフリーに打たす。
 サンズは、2球目の甘いシュートを引っ掛けて、遅れていたダブルプレーに終わり、チャンスが潰えた。
 ここは、最低限同点として、今日感じがいいバッティングをしていた佐藤輝にかけるべき場面。
 サンズには、悪いが盗塁を仕掛けるまで待て、中野には、早い段階で盗塁を仕掛ける策を講ずるべき場面だった。

 結局、ここで追いつけなかったツケが、岩貞でダメおしの4点を取られることになる。
 3点以上取れない、貧打線の中日に6点も取られることになったのは、タイガースが下降線に入っている証でもある。
 これで、今季最初のバンテリンドームは、負け越しが決まった。
 後は、なんとか3タテされることは逃れたい。
 そうなれば、完全に下降線の極みだ。
 そういう時だからこそ、やれることはなんでもやろう。
 できることは、きっちりとやろう。

 ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 21:04 | comments(0) | - |
1−2 対中日 大野に、サトテル以外がなす術なし
 まぁ、佐藤輝の一発でリードした時には、西の調子からこのまま行けるかと思ったのだが・・・・。
 その後、糸原のヒットまで、全く歯が立たず。
 サトテルが逆方向にいい当たりもして、一人気を吐いている感じだった。

 西は、いいピッチングをしているんだが、こういうエース同士の投げ合いで、完全に封じ込めてしまうことができないんだよなぁ。
 どうしても、何回かピンチを作る。
 そこで一本出てしまうと、追いつかれたり、逆転される。
 だから、それなりの援護が必要なピッチャーなんだよなぁ。
 それがあれば、西の持ち味は生きてくる。

 今日は、一発がない中日相手だったから、少しは余裕があるかと期待していたが、やはり1点のリードだけでは難しかった。
 特に根尾に2本目を打たれた後、大野のバントを封じて三振に取ったのに、大島にエンドランを決められたのが痛い。
 あそこは、もっと丁寧に、引っ張れないコースを攻めるべきところ。
 ボール先行で、内角へ甘い球を投じてしまった。
 逆に歩かせてもいいくらいのつもりで攻めるべき場面だった。

 ここで追いつかれて、大野を載せてしまったのが今日の敗因。
 後は、9回のマルチネスに対して、糸原が出塁できなかった時点で敗戦が決まった。
 あそこで、結果はなんであれ、無死で糸原が出塁すれば、前回炎上しているマルチネスの不安に火をつけ、その後の展開が変わったんじゃないかな。
 いずれにしても、こういう接戦を取れないところがタイガースの弱さ。
 甲子園での讀賣との3戦目、この間の東京ドームでの讀賣との2戦目、マツダでの森下と西で投げ合った1戦目。
 いずれも接戦を落としている。
 こういう試合を物にしていかないと、タイガースの優勝はおぼつかない。

 明日は、青柳に頑張ってもらって、ナゴド(バンテリンドーム)の苦手意識を消すのと、今日の敗戦を引き摺らない様に、スッキリとした勝利をお願いしたい。

 ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 20:42 | comments(0) | - |
7−5 対横浜DeNA 今日のベイは、明日の虎 反面教師とせよ
 今日負けると、今週2勝4敗の負け越し。
 先の讀賣戦に負け越しているだけに、ここは勝ち越して五分で今週を追えたいところ。
 相手は、現在最下位のベイスターズだけに、負け越すわけには行かない。
 
 先発のガンケルは、完璧な立ち上がりで、ベイの先発・阪口から佐藤輝が2ランで先制した時には、楽勝ムードが溢れた。
 ところが4回に入り、マルテがなんらかのアクシデントで交代し、嫌ムードが漂い始める。
 先頭の乙坂に粘られヒットで出塁されると、代わった陽川のところへ不運な叩きつけた打球が飛び、これが内野安打となり、1、2塁のピンチを招いた。
ここで、オースティン、佐野にタイムリー(佐野の当たりは、不運でもあるが)で同点に追いつかれる。
 これも、3回の裏に1死2塁のチャンスに大山、サンズが凡退し、追加点を逃したところから、流れが横浜に行ったせいなのだろう。
 
 結局5回も乙坂を起点に佐野のタイムリーで勝ち越しを許すことになった。
 ところが、本来この回の先頭のガンケルには代打というところなのだが、勝ち投手の権利を得させるには、続投させ、逆転しなくてはならないことから、そのガンケルがそのまま打席に入ると、センターオーバーのツーべースを放ってチャンスメイクしたからわからない。
 これも回の先頭がピッチャーだったため、無造作にストライクを取りに行った横浜バッテリーのミスでもある。
 結局、そのガンケルが3塁に進んで、糸原の打席にバッテリーミスで同点に追いつく。
 その後、逆転できたのも、サンズのピッチャーフライを譲り合ってのエラーから。

 さらに7回に逆転をしたベイだが、その際もミスを犯している。
 無死2、3塁から佐野の犠牲フライで、逆転した場面。
 セカンドの走者オースティンが、サードへタッチアップしていなかった。
 このため、逆転した後の追加点を失うことになる。

 それが、その裏のタイガースの逆転へと繋がる。
 1死、2、3塁から大山の犠牲フライで同点とした際、セカンド走者の糸原は、サードへタッチアップしていた。
 2死なので無理してサードへと考えなくてもというかも知れないが、これが大きな意味を持つのだ。
 サードに逆転ランナーがいることで、横浜バッテリーは、厳しい落ちる球でサンズを攻めにくくなる。
 ましてや、5回にバッテリーエラーで同点を許している経緯もある。
 ここで、ワイルドピッチやパスボールはできない、自ずと責める球種が限られ、また思い切って落とす球が放りづらくなる。
 そういう場面で、サンズはしっかり捉えられるバッターだ。
 案の定、決勝のツーランをバックスクリーンに叩き込んだ。

 結局、これが決勝点になったのだが、ベイは折角1、2番が出て、主力が打って返すといういいパターンに展開していたものを、自らのミスで流れを手放し、タイガースに勝利を渡す格好になった。
 タイガースは、今日の横浜を反面教師にして、今後の試合に生かさなくてはいけない。
 やるべきことをちゃんとやらないと、自分に返えって来るんだということだ。
 先の讀賣戦では、逆だった。
 讀賣がやるべきことをやって、タイガースが疎かにしてしまった。
 今日は、ベイの戦いぶりを見て、タイガースがやるべきこに気づいたのと違うか?
 ベイに、「野球はこうやるんだよ」とでもいう様に、見せ付ける様にやっていたんじゃないだろうか。
 それは、先の讀賣戦の讀賣の立場だったんだと知るべき。
 タイガースがキッチとした野球をすれば、讀賣も付け入る隙がなくなり、もっと焦るはずだ。
 今日は、今後の為に、いい勉強をしたと思い、生かして欲しい。
 シーズンは、まだ、まだ長い。

 ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 20:27 | comments(0) | - |
13−1 対横浜DeNA 明けない夜はない、止まない雨はない
 藤浪と北條の登録を抹消。
 小野寺と守屋を登録。

 昨日のピッチングで藤浪を抹消したのか?
 確かに昨日のピッチングは、褒められたものではない。
 ただ、いきなり2軍かというと、そうじゃない気がする。
 藤浪は、下で調整させてどうこうという選手ではない。
 1軍で登板させる中で、調整させるべき選手だと思うんだが・・・・。
 そういう意味で、一度小野と役割を交換して、中継ぎで調子を取り戻させる方がいいと思ったんだが・・・。

 北條は、故障らしい。
 折角讀賣戦でホームランも出て、先発の機会もと言われていただけに残念だ。
 代わりは小野寺暖。
 内野手の代わりでは、小幡が下で結果を出しているので、小幡という手もあったと思うのだが、選んだのは、先日支配下登録されたばかりの小野寺だった。
 下では、小幡と小野寺の2人が結果を出しているのだから、右バッターで勢いに乗っている小野寺を、上で見たかったのだろう。(小幡にも必ずチャンスが与えられることを願っている。)
 
 その小野寺が1軍昇格したその試合で、近本が自打球でベンチに下がるというチャンスに恵まれ、1軍デビューも果たせることになった。
 直接の代わりは板山であったが、サンズが引っ込み、板山がレフトに回った後のセンターに起用された。(板山にもチャンスが与えられて良かった。)
 打順は、マルテのところで三番に入り、7回に初打席が回ってきた。
 流石に気負ってか、内角高めのボール球を振って三振というデビューだった。
 でも、その思い切りのいいスイングとその前のファールに可能性は見せた様に思う。
 がんばれ!

 さて試合は、初回からタイガースの猛攻が続き、上茶谷を初回でKO。
 昨日の負けの憂さを晴らす様な猛攻であった。
 守っては、先発の伊藤将が、安定のピッチングで7安打、1失点で完投勝利で2勝目を挙げた。
 ただ、NHKの放送で解説していた藤川球児が指摘していた様に、甘い部分が走塁や守りで散見された。
 讀賣と比べると、そういう球際の強さという様な面でまだまだ劣っているということらしい。
 それが、こういう圧勝できる時はいいのだが、先の東京ドームの2戦目の様な接戦になった時に、やられるということになる。
 そういう意味では、展開に関わらず、キチッとした野球をし続けなくてはいけない。

 連敗は止まった。
 ただ、この後どういう戦い方をしていくかがタイガースの課題だ。
 明日はガンケル。
 キッチとした野球をやって、ガンケルを盛り立て、援護をして、このカードを勝ち越しておきたい。

 ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 17:58 | comments(0) | - |
1−7 対横浜DeNA 四球とエラーは、悪循環の極み
 ベイの10連敗を止めてやって、自ら3連敗に陥ってのは、四球とエラー。
 先発の藤浪が4回を7四死球。
 それでも、押出しの四球で1点、合計3失点だったから、その後の展開ではどうなったか?
 特に5回を藤浪に任せようとしたのは、4回のピッチングに兆しがあったと見たのだろうが、5回の先頭のオースティンに死球を与えたところで、たまらず交代となった。
 藤浪もここを抑えれば、2点差で、チャンスも出てくる可能性もあっただけに残念であった。
 
 立ち上がりの藤浪は良かった。
 そのまま、2回からもいけばいいのに、少しでも気になるところがあると修正しようとして、深みにハマってしまう。
 初回3者凡退に抑えたんだから、そのままでいいのに、多分先頭の田中俊太にフルカウントにしてしまった時に、何かを感じていたのだろう。
 2回から、何かを変えようとして、逆に裏目に出て、もう元には戻せず、さらに深みにはまっていく。
 そんな風に見えた。
 この辺の拘りが藤浪らしいと言えば、そうなんだが、今日の様な結果に陥る危険性を孕んでいる。

 その後を受けた馬場が、前の2日のピッチングとは見違える様な内容のピッチング。
 ピンチの目を摘んで、反撃へのきっかけになるかと思えた、その時に、ソトのピッチャーゴロでゲッツー、チェンジと思ったその時に、セカンドへ悪送球し、ピンチを拡大。
 結局、前の馬場のピッチングに戻り、宮崎、佐野に連打され、追加点を奪われる。
 しかも、その佐野の一打をライトの佐藤輝が後逸、打った佐野までホームに戻って、決定的な4失点となった。
 こういうミスが出れば、勝てない。

 こういうミスがきっかけでチームが下降線に入る事は、ままある。
 ベイも、そういうことが10連敗に繋がっているんだ。
 反面教師にしてみることができたはずなのに、同じことをしてしまっている。
 逆に、連敗が止まったベイは、吹っ切れて上昇気流に乗るかも知れない。
 明日の試合、新人の伊藤将が先発だけに心配だ。

 タイガースで良かったのは、小野のピッチング。
 昨日の讀賣戦といい、今日のピッチングといい、ほぼ完璧。
 確かに点差が離れた気楽な場面であったが、このピッチングをみると先発さえて見たい。
 欠点が見えた藤浪と入れ替えて、先発を試してみるのも手だ。
 藤浪も去年、中継ぎで適応できる一面を見せてくれている。
 藤浪が、1イニングを抑えにいけば、そうは打たれない。
 7回を任せられる最強の切り札になれる可能性はある。
 2005年のJFKの球児の役割を果たせる可能性もある。
 ジェフ=岩崎 球児=藤浪 久保田=スアレス これに岩貞、小林、がいる。
 先発には、小野に加えて、アルカンタラ、高橋遥の復活が上積み要素である。
 
 ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 22:00 | comments(0) | - |
3−8 対讀賣 まだまだ、甘いってことだわ!
 連勝が途切れた後の試合。
 対讀賣、東京ドームで勝ち越しを賭けた試合。
 今シーズンのタイガースにとっての試金石となる一戦。

 秋山が立ち上がりから打ち込まれて、結局2回で6失点。
 これでは、なかなか追い上げ切れない。
 思えば、昨日の試合で、3回の無死3塁のチャンスを逃したところから、流れを渡してしまっている。
 そういうトドメを刺すチャンスを失うって事は、逆に自分のところの隙を与えるって事なんだな。
 前回の甲子園での讀賣戦も、3タテのチャンスに、最後の試合を失って、トドメを刺せなかった。
 これが、今回の讀賣の逆襲にあった要因にもなっている。

 まぁ、よっかったのは小野のピッチング。
 ストレートは、全て150km超え、カーブのキレも良く、コントロールもまとまっていた。
 なんで6回も続投させなかったのだろう?
 小野の打順の前で6回表の攻撃は終わっているし、小野にある程度のイニングを任せるために糸原に代えて2番に入れたんんと違うのか?
 その前の2インニングのピッチングを見ても、小野にもう1イニング行かせるべき場面じゃなかったのか?
 それで7回の攻撃の先頭の小野に代打っていうのが基本じゃなかったか?
 相手が右ピッチャーなら、木浪か糸井(昨日の死球の影響がなければ)、左なら山本でもいいんじゃないの?
 
 その前に、梅野に陽川の代打の場面。
 梅野に故障か怪我があって交代したのなら、代打・原口でそのままマスクの方が良かったのでは?
 6点を追い上げなくてはいけない場面。
 打力がある原口を使い、坂本は万が一の時の予備キャッチャーとしておく方が攻撃力は上がると思うのだが・・・・。
 そうすれば、その7回の小野が先頭バッターでの代打に、相手が左なら陽川を使える。
 
 そういう、先々の展開と、現在の点差を考えて、どういう起用がベストか考える能力が原より劣っている様に見えるんだ。
 この試合、序盤の一方的な展開から、タイガースが追い上げるとすれば、かなりの攻撃力を要するのだから、そのための布陣を考えることが必要だったんじゃないか?
 この辺の采配が、まだまだ甘い。
 トドメをさせない甘さ、こういう展開を読めない甘さ、まだまだ讀賣に勝ち越すには課題がいっぱいだ。

 ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 21:26 | comments(0) | - |
2−3 対讀賣 青柳の欠点が連勝を止める
 結局、青柳がショートスローを苦手にしているってことが、6回のピンチを招き、決勝点を与えることになった。
 先頭の岡本をピッチャーゴロに打ち取っているのに、その先の送球のことが頭を占めて、ゴロを取れずにスルーして内野安打にしてしまった。
 これも、送球に自信がなく、ショートバンドで放ろうか、それにしては距離が短すぎる、なんとか投げずに自分でベースに入るか、いろんな考えが青柳の頭を巡ったと思う。
 そのすきに、ピッチャーゴロの打球が青柳のグラブの下をする抜けた。

 香月の送りバントの処理にも不安ありありで、バントの打球がキャッチャー前に転がり、梅野が処理してくれたから助かった。
 そうして、重信の打球。
 これも同じ様な状況。
 足の速い重信に対して、ピッチャーゴロの処理から、ファーストへの送球に自信がない。
 そのピッチャーゴロに手が伸ばせない、萎縮してしまった。
 岡本の打球といいい、重信の打球といい、ピッチャーが処理しなければアウトにはできない。
 青柳の送球の苦手意識が、決勝点のシュチュエーションを招いた。

 この場面、自分が大城の立場なら、外野フライよりピッチャーゴロを打つことを考える。
 それでも大城は、ヒットを狙って強振がした故に、ボテボテのピッチャーゴロになって、青柳が送球より、グラブトスを瞬間的に選ぶ状況になった。
 これは、青柳にとって、超ラッキーだった。
 グラブトスには、送球ほどの苦手意識は、働かなかったし、瞬時の判断で、そこまで不安を感じる間も無く行動できることになった。
 それでも、結局吉川にタイムリーを打たれて、決勝点を与えることになってしまった。

 青柳が2桁勝てなかったり、勝ち越し(貯金)ができないピッチャーの要因は、このショートスローを苦手にしていることに、そのほとんどの原因がある。
 自分が青柳と対戦する相手の監督なら、徹底的にバント責めをするだろう。
 それが、青柳攻略の一番の手段だからだ。
 それが、なければ青柳は、当然2桁勝って、貯金できる物だけの技術も十分ある。
 課題は、明確なんだが・・・・・・。

 ただ、今日の連勝を止めた一番大きな原因は、糸原が無死から3ベースを打ったのを、後のクリーンナップで返せなかったことだ。
 ここで3点目をとっていれば、畠は、もっと前に降板しているし、後続の投手から、さらなる得点を挙げることも可能だったかも知れない。
 いずれにしても、自ら流れを相手に渡す様なことをしていては勝てるわけはない。
 しかも、相手は讀賣だ。
 ここで、負け越すわけにはいかない。
 明日は、前回やられている高橋だけに、打線の今一度の奮起と秋山のピッチングに期待する。

 ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 21:29 | comments(0) | - |
10−5 対讀賣 東京ドームで空中戦を制す
 マルテ、大山が2本づつ、サンズに1本。
 5本のホームランを効果的に決め、東京ドームの讀賣戦の初戦を制した。

 2週間前と同じ、サンチェスと西のマッチアップ。
 前回の対戦は、雨の中で、サンチェスは天候にやられたというイメージで、東京ドームでのコンディションなら負けない、そういう意気込みで向かってきたのだろう。
 多少の力みがあったと思うが、初回三番マルテはそれを逃さなかった。
 
 2回には、近本のタイムリー、3回にマルテの2本目、大山のライトへのホームランで5点を挙げ、サンチェスをKO。
 サンチェスの力みが、逆に出て、上手くタイガース打線に捕らえられた。
 雨の中とは言え、前回にサンチェスを攻略した自信が今日に繋がっていたのかも知れない。

 5−0になり、そこまでの西のピッチングから、楽勝ムードが漂い始めたが、それを吉川に打ち破られる。
 内角の低めの難しい球を、ツーベースにされた。
 まるで、去年の開幕戦で岩崎が2ランを喰らったコースと同じ様なところ。
 吉川のこの内角低めの捌きは、天才的ですらある。
 その一打が、西の精密さを狂わした様に思う。
 
 松原のホームランは。完璧なドームラン。
 他の球場なら、平凡なライトフライだ。
 それがホームランになってしまう球場だから、選手は変な勘違いをする。
 松原も変な自信をつけ、実力以上の力を発揮することになる。
 逆に西は、今日の調子を疑い、ピッチングに狂いをもたらす。

 その後の梶谷のヒット、岡本のタイムリーは、西が勘違いで狂わされた証でもある。
 それは、5回も先頭の広岡に四球を与えたところまで続く。
 結局梶谷に犠牲フライで1点差とされたところで、5回を投げ切りお役御免。
 勝ち投手の権利を得たのがせめてもの救いであった。

 その1点差に迫られた後に出たサンズのホームランは、効果的であった。
 讀賣の勝ちパターンの投手起用を断念させる一発であった。
 それが7回の「得点圏の鬼」梅野の満塁からの2点タイムリーにつながり、9回の大山の2本目の一発に繋がっている。
 もちろん、6回をピッシャリ抑えた岩貞のピッチングも流れを引き戻す効果があるものだった。

 西がふらつきながらも、東京ドームでの讀賣戦に先勝できたのは大きい。
 明日の青柳には、左バッター、特に横浜時代に苦手だった梶谷をどう抑えるか課題はあるものの、安定したピッチングと好調打撃陣の援護を期待したい。
  
 ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 22:59 | comments(0) | - |
10−7 対東京ヤクルト ガンケル4連勝、チームは7連勝!
 ガンケルが今日もゲームを作り、開幕から4戦4勝。
 近本が4安打で、大山にも当たりが出てきて、チームは7連勝で、来週の讀賣戦に臨める。
 
 そんなタイガースだが、不安な点も浮き出てきた。
 それが、今日の石井大、加冶屋のピッチング。
 この2人は、僅差負けている状態での中継ぎ、大量リードでの勝ちパターンを休ませる役割を担うピッチャー。
 それが、いずれも失点し、結局岩貞、岩崎、スアレスという勝ちパターンを投入せざる得なくなった。
 
 まずは、石井大。
 開幕戦で失点し、藤浪の勝ちを消してしまったところから、投球に力みが見える。
 力んでいるから、コントロールが定まらず、不利なカウントになり、ストライクを取りに行くボールを痛打されている。
 キャンプ、オープン戦の時は、その投げっぷりの良さが言われていたが、思いっきり腕をふることと力んで振る事は違う。
 今は、力んで振っているので、ボールが高めに抜けたり、低めに大きく外れる。
 それに得意のシンカーのコントロールの精度がイマイチのため、これを見逃されるから、不利なカウントになりやすい。
 その状態で、ストライクを取りに行くから、甘いコースでスピードもイマイチで打ちごろな投球になってしまう。
 一度下で、シンカーの精度アップと、力まず思いっきり腕を振る感覚を掴んだ方がいい。

 そして、加冶屋。
 ボールひとつ、ひとつはいいものを持っている。
 ただ、達川さんが言っていた様に、内角に投げ込むことが苦手の様だ。
 これを克服しないと、相手は内角を捨てて、外に絞り込んで打ってくる。
 少し開き気味に投げるフォームのせいか、内角に投げづらいのだろう。
 これを克服するには、もっとスクエアに投げるか、プレートの踏む位置を変えるか?
 または、内角への投球の徹底か、シュートを覚えるか?
 多分、その辺の欠点からホークスが手放したのだろう。
 タイガースで、克服の道を探して、覚醒してほしいピッチャーでもある。

 この2人が、使えないとなると、僅差負けている状態での中継ぎ、大量リードでの勝ちパターンを休ませる役割を担うピッチャーとして、桑原か下で成績を残している守屋あたりを上げてくるしかない。
 石井大と守屋を代えて、桑原、守屋、加冶屋当たりで賄うことになるのか。
 左が1枚もいないのが難点だが、アルカンタラが使える様になれば、伊藤将がそこを担えそうな気もするんだが、そうすると先発に左がいなくなる。
 高橋遥人の復帰とチェンの復活が必要かな。

 まぁ、今が上手くいっているので、贅沢な悩みかも知れんが、必ずそこが必要になる。
 今の内から準備しとかんと。
 あとは、怪我や故障が心配やな。
 今日の梅野も心配。
 ピッチャーを石井大に代えた所から、坂本に代えておいてもよかった。
 適度に休ませながら、坂本、原口の実戦感を失わせない様な起用が必要になるのだろう。
 梅野の状態が心配でもある。軽症であることを祈るばかりだ。

 火曜から、最初の山場である讀賣戦。
 お互い7連勝同士でぶつかる首位攻防戦や。
 しっかり、勝ち越したい。

 ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 18:58 | comments(0) | - |
2−0 対東京ヤクルト 江夏になり損なった、藤浪晋太郎
 その昔、江夏豊は、中日相手に延長10回を、ノーヒットで完封。
 10回の裏、自らサヨナラホームランを放って、自身の勝利とノーヒット・ノーランを成し遂げた。
 
 スワローズを完封し、自らの2ランで勝利すれば、江夏豊の再来とも言える活躍になったはず。
 序盤の3回のピッチングを見ていたら、完全試合とかノー・ノーでもやるんじゃないかという気がした。
 やはり、対ピッチャーへの投球に課題があるのか、石川に四球を与えて、完全試合がなくなる。
 結局、山田哲人にデットボールで動揺し、青木にヒットされ、ノー・ノーもなくなり、ピンチを招く。
 
 この4回と5回にピンチを招き、切り抜けるも厳しい状況。
 それでも得点を与えず、その5回に自ら2ランを放ち、勝ち投手の権利を得た。
 これで、完封でもすれば、完全復活、藤浪無双化計画の階段を一段上がることになったのだが、そうは問屋は卸さなかった。
 
 次の6回に降板することになるんだが、ここでの問題は、村上のピッチャーゴロの処理。
 セカンドに送球すればアウトのタイミング。うまくすればゲッツーも取れたかもしれない。
 それを藤浪は、見向きもせずファーストへ慎重な送球でバッターランナーだけを殺した。
 これは、藤浪自身が、ショートスローへの不安を抱いている証。
 スムースにセカンド送球をするより、悪送球をしてピンチを広げる悪い予感に支配されていたのかも知れない。
 ここをゲッツーに取れれば、この回のピンチもなく、そのまま7回当たりまでは投げ切れたんじゃないだろうか?

 藤浪が今季無双化するには、ショートスローの克服が鍵。
 バント処理や今日の様なピッチャーゴロを捕球してからのゲッツー狙いの送球がちゃんとできること。
 その不安なく、投げることができれば、ピッチングが一段上がることになる。
 今日は、セカンドへの送球が怖くて、ファーストに投げたが、その球は安定していた。
 ただ、サイド気味に投げているのが、少々気に食わないが、そういう送球でいい。
 毎日の練習で自信を深めてほしい。
 元々野球センスがある藤浪だ。必ず克服できるはず。
 次は、完投、完封を期待したい。

 ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 22:47 | comments(0) | - |
4−0 対広島 サトテルのバックスクリーン弾に酔う!
 やっと、大山にも一発が出た。
 ちょっと泳ぎながらのレフトスタンドの最前列に飛び込んだ一撃。
 形や当たりはどうあれ、この一発で安心できるんじゃないか。 
 やはり、四番がホームラン0っていうのは、喉に魚の小骨が刺さった様な感じで、よろしくない。
 次は、量産体制に入ってくれるといいな。

 対して、佐藤輝については、今日はバックスクリーへ一閃。
 飛距離的には、もっと出ているかと思ったが、直撃の100万円弾。
 昨日の一撃から、少し上向いている。
 今日の最後の打席で、高めのボール球に手を出して、三振を喫したが、それまでは見極めも出来つつある。
 だんだん、プロの攻め方に慣れてきて、手を出していい球、手を出してはいけない球という見極めができる様になりつつある。
 これができる様になれば、ステージが一段上がるんだけどなぁ。

 今の段階で、5本売っているんだから、その見極めができて、ステージが上がったらどうなるんだろう?
 新人のホームラン記録31本っていうのも視野に入れられるのと違うか?
 しかし、空振りしても沸かすし、打ち上げたフライも誠也、菊池に見失わせるほどの打球だし、楽しませてくれるわ。
 その佐藤輝のホームランで、まだまだ酔わせてもらいたいもんだ。

 加えて、今日は左の床田が先発であるにもかかわらず、中野がショートでスタメン。
 当然山本かと思っていたが、中野の評価も一段上がっている様だ。
 今の調子であれば、当分スタメン出場を続けていんじゃないか?
 下位打線のいいアクセントになっているし、ある意味ポイントゲッターにもなりうる。
 
 あとは、近本の復調待ちやなぁ。
 それができれば無双状態や。
 あっ、アッキャマンの好投にも触れておかな。
 秋山もステージが一段上がった様に思える安定ぶり。
 貯金がピッチャーとして、今年も頼んだぞ!

 ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 21:15 | comments(0) | - |
6−0 対広島 森下討つのは、サトテル拓夢
 試合前、天敵森下を討つのは、糸原、中野のコンパクトな打撃か、ツボにハマった時の佐藤輝の1発じゃないかと言っていた。
 それが、現実となりビックリ。

 前回と同じ、西と森下の投げ合いの一戦。
 前回は、お互い譲らない投手戦の末、西が失点し、森下に苦杯を舐めた。
 今回は、雨天中止から、お互いスライドしての登板。
 どちらも負けられないと考えてのスライドだと思う。

 考え方で、無理に森下に西をぶつけず、確実に勝てる相手の時に西を投げさせ、今日はローテ通り伊藤将で行って、勝てばラッキーと考えるという手はあるかと思う。
 ただ、そうしないのは森下に投げ勝てるピッチャーは、西しかいないと言うベンチの信頼感なのだろう。
 例え、相手が森下であろうと、勝ちに行く。
 そのための一番の方法が、西をぶつけるということなんだろう。

 その森下から得点をあげるのは、少ないであろうチャンスに、糸原か中野に打順打回ること。
 この2人の打撃が一番森下に合いそうな気がしてた。
 あとは、1発のあるバッターが、ドンピッしゃでタイミングが会うこと。
 それが、大山であり、佐藤輝であるんだけど、大山にホームランが出ていない現状、佐藤輝に期待をした。

 その佐藤輝が森下のカーブを見事にスタンドに運んだ。
 中野の先制タイムリーに続いての新人の大仕事だった。
 これで、天敵森下に土をつけ、広島を突き放すことができ、対戦成績も五分にした。
 明日は、この勢いを駆って、秋山にもう一仕事してもらおう。
 連勝してこそ、今日の勝ちの意味があるんだから。

 ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 21:24 | comments(0) | - |
3−2 対横浜DeNA 薄氷を踏んで3連勝!
 今日で、各カード一巡したことになる。
 各3連戦を戦い、15試合。
 タイガースは、11勝4敗と、いいスタートが切ることができてる。
 それは、何はともあれ、先発の6人が、いずれもクオリリティスタートを切れる、先発の仕事をしており、上手く回っていることによる。
 
 この日は、その一番の貢献者、ガンケルが先発。
 6回1/3を投げて、3安打1失点で、危なげなく3点の援護を守って、3勝目を挙げた。 
 ガンケルもアルカンタラが来日してきて、待機期間が終わると、どうなるか分からん立場だけに、気合も入っているだろう。
 メジャー経験がなく、日本で相応の年俸を貰えることを大事に思っているのだろう、ハングリー精神が一番ある選手でもある。
 去年の経験から、日本での配球の考え方を学んでおり、コントロールにも磨きをかけ、シーズンに望んだ結果も出ている。

 アルカンタラの調整具合や調子によるが、ガンケルとの併用となるのだろう。
 5人の登録が可能であることから、アルカンタラが良ければ、アルカンタラ、ガンケル、スアレスのピッチャー陣と、サンズ、ロハスJr.のバッター陣(ロハスJr.が外れであれば、マルテ)の野手を2人で登録できる。
 アルカンタラ、ガンケルについては、登録、登板、抹消を繰り返すことで、枠を空けて、エドワースを中継ぎ起用することも可能だ。
 いい方向に向かっているんjyないかな?

 試合は、終盤岩崎が失点し1点差に迫られ、厳しい展開に入ったが、スカレスが最後をキッチリ締めた。
 岩貞、岩崎、スアレスという勝ちパターンが確立されているのは強みでもある。
 ただ、岩貞、岩崎が左だけに、右の勝ちパターンのPが必要かとも思う。
 現状、加冶屋が起用されてきたが、不安がある。
 候補は、小林、桑原かと思うが、エドワースの調整具合がどうか?
 今日の様なガンケル先発の時は無理だが、日本人選手が先発の際は、登録してベンチに入れることはできるはず。
 あとは、馬場とか浜地、斉藤、望月あたりが上がってきてくれることに期待するしかないのかな?

 8回のピンチも、宮崎をゲッツーに取れたことで、逃れることができた。
 ベイもソトとオースティンがいない状態だから、ピッチャーは大分らくなはず。
 次の対戦には、戻ってきているだろうから、より厳しい戦いになるだろう。
 最もその分、守りが今より低下するんだろうけど。

 まぁ、いい形で3タテできたし、一巡した中で7つの貯金ができたのも収穫。
 次のカードは、負け越した広島戦。
 今度は、甲子園での対戦だから、借りを返したいところ。
 初戦は、天敵の森下で来るだろう。
 ここを取れれば勝ち越し、3タテが期待できる。
 今日、スタメンで猛打賞の中野君に期待する。
 まずは、打倒!森下だ!!

 ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 17:47 | comments(0) | - |
4−0 対横浜DeNA 青柳の成長と中野の可能性を見た
 この試合は、青柳の成長の証。
 7回を投げ、3安打無失点で今季2勝目。
 
 唯一のピンチは、7回裏。
 先頭の佐野に四球。
 これは責められるべき四球かもしれないが、1点差の終盤。
 佐野の一発、長打を警戒すべき場面で仕方がない部分もある。
 次の宮崎には、徹底的に低めを攻め続けたが、最後浮いた球を打ち上げられた。
 これも詰まった一撃だったが、セカンドとセンター、ライトの中間に落ち、不運なヒットとなり無死1、2塁となった。
 この後、神里の送りバントを3塁で封じ、田中俊太をピッチャーゴロに打ち取った。
 惜しむらくは、ここでゲッツーに取れなかったこと。
 青柳が、3塁を見たのちに、セカンドに投じたため、ファーストへの転送が遅れ、1塁のランナーを生かしてしまった。
 この場面、自分のところに飛んできた場合、どこへ投げるかを最初から判断しておく場面。
 最初からサードかセカンドかを決めていれば、迷うことなく、ゲッツーに取れていた場面。

 そうして、戸柱との勝負になる。
 徹底的に外を攻め、外を意識させた上で、内角で勝負というリードを描いた梅野。
 それに応えて、コントロールした青柳。
 その外の球をカットしながら、内に来る球をまっていた戸柱。
 その内への勝負球に高めを選んだ梅野、それに応えてそこに投げ込んだ青柳。
 その球に対応し、弾き返した戸柱。
 どれも見事な仕事をしたと言っていい。

 その一打が、センターへ抜けるかという当たりで、ショート中野のグラブに収まった。
 この勝負、中野の守備位置が明暗を分けた。
 ベンチの指示か、中野の判断か、最後の勝負球が内角で、戸柱が引っ張ることを想定し、当てられることがあれば打球は、センターからライト方向に飛ぶということを想定して、ショートの中野の守備位置をセカンドよりに寄せておく。
 そうでないと、戸柱の一打は、完全にセンターへと抜ける同点の一打になったはず。
 
 勝負球を内角の高めに投げ切った青柳も見事だったし、その投球を想定し守備位置を変更していた中野(ベンチの指示であれば、ベンチワーク)が見事だった。
 中野は、初めてのスタメン出場で4打数、1安打で2度の出塁。
 そのバッティングは、安定しているし、守備機会も無難にこなした。
 木浪に当たりが出ていなく、守備でも不安定な中、レギュラーを掴むチャンスが回ってきた。
 相手が右の場合、しばらくショート中野のスタメンが続くかもしれない。
 レギュラーになる選手は、そういうチャンスを逃さず、モノにするもんなんだが、中野はどうだろう?

 ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 18:08 | comments(0) | - |
9−2 対横浜DeNA サトテルの驚愕の場外弾で藤浪無双化計画のスタートだ!
 しかし、やはり飛ばすっていうのは、これほど人を魅了するモノなのか。
 6回の表、浜口から代わった、国吉から佐藤輝が放った一撃は、ライトスタンド上部に掲げた“鳩サブレ”の看板を超えて、場外に飛び出した。
 目撃したファン、選手、球場にいた人は敵味方問わず、テレビを見ていたすべての人が、その飛距離に驚き、驚愕の声をあげた。
 寅吉も、ホークスの柳田がスコアボードを破壊する一撃を放ったのをVTRで見た時、以来の驚きだった。
 
 昔、ブランコが打席に立つと、場外に「ただいま、ブランコ選手が打席に立っています。場外に飛ぶボールにお気をつけ下さい」というアナウンスが、浜スタに流れたことがあった。
 まぁ、佐藤輝は、敵側の選手だから、そういうことはないだろうが、味方の選手なら、間違いなく流すことも検討されたろう。
 
 そういえば、浜スタ場外ホームラン集なるものをYouTubeで見つけて、見ていたら中谷が出てきた。
 どうやら20本を放った年、横浜の飯塚から放った8号が、場外弾であったらしい。
 この時の構えを見ていると、今よりスッと立っていて、今ほど背番号が見える様な左肩を入れすぎた構えではなかったんだな。
 この時の構えの方が自然体で、バットが出やすいと思えるんだが、どうして今の様になってしまったのか?
 この年、ホームランを打ったのが変化球が多く、ストレートに弱いってなことを言われ、そのストレートを弾き返すために、反動をつける意味で、左肩を入れて行ったのか?
 それは、逆に力みにつながるとともに、バットが遠回りして、打てるボールも打てなくなっていくことになった。
 中谷は気づいているのかなぁ?

 話がそれちまった。
 佐藤輝は、これでいい。
 今は、新人なんだし、時々驚く様な一発を放ってくれれば、三振なんかいくらしたっていい。
 同じ新人の横浜の牧が好調な打撃をしているが、焦る必要はない。
 今のところ、ホームランも同じ3本だが、その3本とも人を驚かす、魅了するという意味において、圧倒的に佐藤輝の一打が、プロ野球のモノだから。
 たとえ、2割そこそこの打率であっても、200近い三振を喫しようとも、人を魅了する一発をどれくらい打てるかで、プロとしての価値が決まる、そういう選手なのだから。
 
 この佐藤輝の一打に引きずられ、この回打者一巡で6点を挙げ、9対0となったところで、勝負はあった。
 先発の藤浪が、6回を2安打に抑え、7回に関根に2ランを喰らったが7回を投げ切り、今季初勝利となった。
 前半のコントロールのばらつきで、3回まで四球を4つ出し、ピンチを迎えたが、都度よく粘って、無失点で凌いできた。
 4回からは、ワインドアップをやめ、ノーワインドアップに変えて、安定性を増し、四球も7回に1つ出しただけだった。

 問題は、ピッツアーに対する四球。
 藤浪の相手ピッチャーに対する与四球率って、結構高いんじゃないか?
 ピッチャーに対して投げるのが苦手の様に見える。
 普通に投げればいいものを、ピッチャーには当ててはいけないという意識が強く、加減してコントロールしようとして、逆に外れてしまう。
 これは、藤浪がバント処理のあとのショートスローが苦手なのと同じだ。
 ここを改善しないと、藤浪晋太郎の無双化計画が頓挫してしまう。
 絶対に、克服してもらいたい。
 この試合は、藤浪晋太郎無双化計画のスタートの試合なんだから。

 さぁ。讀賣戦の完封負けの嫌なムードも、サトテルの驚愕の場外弾で払拭できたし、青柳、ガンケルにもいい援護をしてやって、乗って行きたいもんだ。

 ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 22:29 | comments(0) | - |
0−3 対讀賣 ワンチャンスを逃し、連勝も止まる
 しかし、讀賣を3タテする絶好のチャンスだったんだが・・・・・。
 高橋に気持ちよくピッチングをされ、7回をヒット1本に抑えられちゃ、しょうがない。
 
 それでも8回に、梅野が2本目のヒットで、ノーアウトのランナーになり、出塁したことで高橋に大きなプレシャーをかけ、山本の四球を与え、無死1、2塁のチャンスを掴んで、高橋を降板させた。
 この試合をモノにするなら、ここで最低限追いつかないといけない。

 矢尚監督の取った策は、ピッチャーに代打・坂本で、送らせ、1死、2、3塁の状況を作って、近本に代打・陽川で勝負に出る。
 この策が寅吉には、気に入らない。
 しかし、相手は、内野安打がある近本がそのまま来る方が、嫌じゃなかったのか?
 しかも、近本は、この日高橋から、唯一のヒットを売っており、復調気配が漂う。
 寅吉なら、ここを近本で、セーフティスクイズをさせる。
 最低限、1点を取って、2死3塁で糸原。
 上手くいけば、近本も生きて、1死1、3塁の状況もでき、一気に逆転に向けての状況ができる。
 糸原の勝負強さに賭けても、相手の中川の調子を見て、再度糸原にスクイズという手もある。
 最低限同点を狙った策としては、陽川の一打にかけるより、守備陣形を考えながら守らなくてはいけない、近本の方がチャンスは多かったろうし、讀賣も嫌がったに違いない。
 そういう、いやらしさがタイガースに足りない。
 それが甘さになり、3タテを逃す。
 逆に讀賣であれば、そういう相手が嫌がることを仕掛けてきたんじゃないだろうか。

 まぁ、それまで打てなさすぎたのが敗因ではあるが、2勝1敗と3勝無敗、または2勝1分では全然違うからなぁ。
 ここで3タテすれば、一気に序盤を突っ走れたんだが、これでまたしばらくは、混戦かな。
 5月に外人が出そろった頃、交流戦が分かれ目になるんだろうなぁ。
 
 ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 21:15 | comments(0) | - |
7−1 伊藤将のプロ初勝利で、讀賣に連勝!
 伊藤将のピッチングが有効だった。
 落ち着いて(勝利投手を意識した5回は、少し投げ急いだ感があったが)、しっかり投げることができた。
 讀賣相手に7回を6安打1失点で、プロ初勝利を挙げた。

 キャンプの時やオープン戦でもあまり投げず、ボールを見る限りあまり見栄えがするタイプでないだけに、中継ぎ、ワンポイント候補かと思っていたが、いい意味で見立て違いだった。
 先の広島戦に続いてクオリティスタートを達成していた安定感もある。
 もう少し、押さえが効いて、コントロールがよくなれば、全盛期の成瀬のようなピッチングができるかもしれない。
 現在、ローテで唯一の左だけに、今後も頑張ってもらいたい。期待しているよ。

 8回の加冶屋、ちょっと不安が続く。
 僅差の試合では、ちょっと難しいように感じる。
 内角に強い球を突っ込め内容だと、ピッチングが単調になり、厳しいと思う。
 フォークという決め球を持っている小林と役割を交代した方がいい様に思う。
 右の中継ぎが一番の課題か?
 桑原の復調、守屋の復活、あたりがないと厳しいか?
 アルカンタラが来たんで、ガンケルを中に回すことも、ゆくゆくは考えられるかもしれない。

 さぁ、いいスタートを切った対讀賣戦。
 明日、もう一丁、頼んだぞ!

 ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 21:37 | comments(0) | - |
6−2 対讀賣 西、去年の開幕のリベンジを果たす
 甲子園での開幕戦。
 相手は、讀賣。

 昨年は、東京ドームで開幕戦。
 讀賣相手に6回を1点に抑え、勝ち投手の権利を持つものの、リリーフの岩崎が吉川に逆転ツーランを許し、開幕戦を失った。
 思えば、この敗戦が、開幕シリーズの3連敗、対讀賣の負け越し、讀賣の独走を許した大きな要因になった試合だ。

 今年の讀賣との初顔合わせは、甲子園の開幕戦。
 その先発を任せられたのは、去年の開幕戦のピッチャー西、絶対に負けられない一戦だ。
 こういう試合は、尽く落としてきたタイガース、今年もよもやという悪い予感。
 下馬評では、コロナの影響で丸、ウィラーを欠く讀賣に対して、首位に居るタイガースが有利ではないかという予想。 
 大体、有利と言われている方が負けるののが、阪神讀賣戦。
 いや〜な過去を思い出しそうな試合前。
 ただ、寅吉的には、オープン戦からここまでの戦いぶりを見ていて、何故か今日は勝てるという気がしていた。

 それは、試合開始から降り続く雨が、タイガースに味方する予感もあった。
 かってのアッチソンを思い出すべくもなく、外国人ピッチャーに雨を嫌がるピッチャーは多い。
 讀賣先発のサンチェスも、立ち上がりこそ抜群なものを見せたが、雨に降られ続けることで、その集中力や気力が削がれていくようであった。
 そのサンチェスをうまく捉え、3回で6得点を挙げる。
 対する西は、同様に雨はいやであったろうが、それを耐え、上手く自分をコントロールして、3回をパーフェクトなピッチング。
 もう、この時点で勝負有りだと思ったが、あとは雨でノーゲームにならないよう5回の試合成立を祈るばかりだった。

 讀賣の田中豊が制球定まらなく、四球を出して、試合が長引く、「オイオイ、わざと試合を伸ばして、ノーゲーム狙ってるんと違うか?」ってテレビに向かって叫んだりした。
 それほど、いつ中断、そのままノーゲームとなってもおかしくない状況です。
 3アウト目のサンズの三振は、「わざとか?」って思えるような、試合進行を進めることを優先したような攻撃だった。
 
 5回の表に、伏兵・香月に2ランを喰らって、2失点したものの、後続を抑え、試合を成立させればこっちのもの。
 裏の攻撃から、じっくり行けるところだが、ちょっとあっさり行きすぎたのは、問題だ。
 それでも7回の裏には、佐藤輝のあわやの一撃(絶対、行ったと思ったんだが・・・・)も見ることができた。
 この回で、降雨コールドとなり、タイガースの勝利が確定した。

 後半、ちょっと淡白になったのは、天候のせいもあり仕方がない部分もあるが、7回を西が完投し、リリーフ陣を使わずにすんだ。
 讀賣は、コールドの宣告に不満もあったようだが、それは最後までやって、リリーフ陣を遣わせ、疲弊させたいとう目論見もあったのだろう。
 その目論見も外れ、西が完投勝利、大山、佐藤輝にもヒットが出たし、タイガースは上手く回っている。
 あとは、近本待ちやな。

 それでも、去年の開幕戦の悪夢を、讀賣への苦手意識を払拭するに十分な試合じゃなかったか?
 さぁ、これで安心することなく、確実に勝ち越しをかけて、2戦目も頼んだぞ!
 
 ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 22:01 | comments(0) | - |
3−1 対中日 勝利への準備は、できていたのか?
 今日も厳しい試合。
 近本の先頭打者ホームランで幸先良く1点を先取するが、その後のチャンスを逃して小笠原を立ち直らせてしまう。
 小笠原は、タイガースが苦手とするカーブとチェンジアップで緩急をつけたピッチングで、タイガースに追加点のチャンンスを与えてはくれない。

 タイガースは、好投のがんけるを守りで足を引っ張る。
 まぁ、最初はガンケル自らのフィルダースチョイスだったけど、同点に追いつかれたのは、山本、糸原の連携でトスが乱れ、糸原も取り損なって、1アウトも取れなかった。
 中日の守りなら、ここでゲッツーでチャンスを摘み取っていた場面。この3連戦で、中日との守備力の差を感じざる得なかった。
 特に三遊間の守りには、大きな差があると認めざる得ない。

 さて、追いつかれたタイガースの6回裏の攻撃。
 四球の糸原と入れ替わったマルテがサンズのヒットで2塁に進んだ場面。
 決勝のランナーになるマルテに代走を送らなかったのは何故だろう。
 陽川が長打なら良いが、ヒットの場合、ホームに返ってこれる足がある、熊谷の起用を考えなかったのか?
 結果、陽川のヒットでマルテが返って来たからいいというものじゃない。
 ホームは、タイミングはアウト。
 中日もリプレイ検証を要求する微妙なタイミングだった。
 これがアウトになっていれば、試合そのものがどうなっていたか?
 
 マルテに、もう一回打順が回ることを期待したのか?
 マルテに代走をを出し、陽川をファーストへ、ライトに佐藤輝を入れることも可能だったはず。
 熊谷に打順が回れば、そこで代打起用も可能だったろう。
 勝つために、得点を取るために、ベストな方法を考えれば、代走・熊谷の起用だったのではないか。

 まして、今日は、勝利の為佐藤輝を外しての陽川起用であったはず。
 寅吉的には、佐藤輝の体調に問題がないのなら、ここで外すのは反対なんだが。
 日曜のデーゲーム、春休み、佐藤輝を見たいというファンも多く、球場にいたはずだし、テレビを見てたはず。
 プロ野球が娯楽で、興行であるなら、ここで外す手はない。
 それでも、相手の小笠原、佐藤輝と陽川の調子を考え、勝利優先での佐藤輝外しての陽川起用だったんじゃないのか?
 それにしては、この場面で、勝利へ万全の手を打ったかというと、その準備ができていなかったと言わざる得ない。
  
 今日の中日、前の広島、今度対戦の読売。
 どれもそういう隙を与えては勝たせてくれない相手になる。
 特に、次の讀賣は、コロナの影響で丸、ウィラー等がいないとはいえ、そういうそつのなさは鍛えられている。
 まして、ここ数年相性が悪く、優勝するためには、超えていかなきゃ行けない相手になる。
 勝利に向けて、万全の準備をせよ!

 ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 18:30 | comments(0) | - |
1xー0 対中日 山本泰、思い切りの良さで、サヨナラ打!!
 厳しい試合やったなぁ。
 しかし、カーブを有効に使い、緩急をつけてくるピッチャーに、同じように抑えられている。
 森下、柳という明治大出身のピッチャーに弱いっていうのは、73年に勝てば優勝の中日戦で、星野(明治大出身)に押さえ込まれて以来のトラウマかいな?
 
 その柳が、完璧なピッチングをする中、青柳が懸命に耐えて8回途中まで、ドラゴンズを零封して対抗した。
 これは、これで今日の勝因のひとつなんだが、惜しむなくは、青柳自らの送りバント失敗。
 6回裏、木浪が内野安打で出塁の後の打席。
 もう、送りバントの指示が出るって分かった時点で、青柳の顔面は蒼白。
 「こりゃ、失敗するな。」っていうのが見てわかる。
 何せ、ボールにバットを当てられないんだから。
 ボールが、ストライクか外れているかも判断がつかない。
 前回のスワローズ戦でも2回失敗。(1回は、バスターに切り替え、結果オーライではあったが。)
 バントができる精神上体じゃなかった。

 しかし、キャンプで讀賣の「バントの神様」川相を呼んでコーチしてもらったんと違うかなぁ。
 いつもキャンプの練習を見ていて思うんだが、ピッチャーもバントでききるような球を放って、それをバントする練習をしている。
 バント練習だけに限らないが、実戦を想定していない、楽な状態の守備練習、打ちやすい球を投げるバッティング練習。
 それが、実戦で、ダブルプレーを防ごうと走塁してくる、ランダンプレーでは、後ろのランナーは、できるだけ前の塁に進塁しようとする。
 ピッチャーは、打たせまいと考えて放ってくる、バントさせまいとシフトを敷き、バントしにくい球を放る。
 そこの練習をしないと、いつまで経っても、実戦で結果を残せない。
 青柳もバントをちゃんと練習しておかないと、こういう試合で勝ち投手の権利を得られない。

 青柳がバントを成功していれば、近本のダブルプレーもなかったし、逆に近本か糸原に一打が出て、勝ち投手の権利ができたかもしれない。
 13勝を目標にしている青柳なら、こういう試合で勝ち投手になれないと、目標は達成できないと知るべきだろう。
 もう一歩、がんばれ!

 最後は、昨日回避した岩崎が8回1死から、完璧。スアレスも完璧な中、負けをなくした状態。
 代打・原口が粘って、歩くと、代打・北條が送りバント。
 北條がピンチンバンターっていうのも若干、寂しい気がしたんだが、板山をそのままでバントさせるか、ここで陽川で勝負をかける手もあったと思った。
 近本に代打を出す度胸はないと思ったので、左が出たら、木浪、板山のところへ、原口、陽川、右できたら糸井、板山そのままと考えていら。
 だが、矢野監督は近本に代打を出す度胸があったらしい。
 北條が送った後、近本に代打・陽川を告げた。

 ドラゴンズも、陽川と糸原を考えて、陽川で勝負をすると思ったんだが、福が左であることから、陽川を避けて、糸原勝負を選んだ。
 外野を前進させなきゃいけないシチュエーションだけに、糸原、山本泰と続く打順は、どちらも思い切りがあり、糸原は特にミートが上手く、当たってもいる。この選択は失敗じゃないかと思って喜んでいたら、糸原が浅い外野フライに倒れた。
 後は、山本の思い切りのいいバッティングが見られて、外野の頭を超えてくれないかと、祈るばかりだった。

 それが、初球から爆発。
 思い切りよく福の低めのストレートを振り抜いた、打球が前進していた大島の頭上を超えてサヨナラ打となった。
 日本シリーズのエラー以来、原監督に干された、山本泰であったが、思い切りのいいバッティングは失っていない。
 キャンプ以来、首脳陣の評価は高かったが、結果はイマイチの状態が続いていたが貴重な右打ちの内野手として、タイガースの中の居場所を決定ずける一打となった。
 おめでとう、これで正式にタイガースの一員になった。
 そうして、昨日の嫌な負け方を払拭できる一打となった。ありがとう、山本泰。

 ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 17:52 | comments(0) | - |
3−6 対中日 岩崎は、どうした?
 3−1、2点リードの8回、選んだピッチャーは加治屋だった。
 藤浪が6回を1失点で凌いで、岩貞が7回をピシャリ。
 勝ちパターンにハマったところで、ビシエド、平田という右打者を考えての加治屋起用だったか?
 普通なら、左右関係なく岩崎でいくべきところ、昨日のピッチングに不安があったのか、岩崎に何か異変があるのか?
 少なくとも、追い込みながら決めることができず平田を歩かせ、京田を身変えたところで岩崎へスイッチするべき場面。

 加治屋は、矢野監督の評価が高いのか、開幕以来勝ちパターンでの起用が続いていたが、先の広島戦で解説の達川が言っていたように、右打者の内角に投げるのが苦手ということがこの試合でも現れていた。
 平田を簡単に追い込みながら、決めきれず歩かせた。
 中に、内角を混ぜ込めば、もっと簡単に討ち取れていたように見える。
 結局、京田にも打たれ(木浪が追いついていたんだが・・・)、木下にも決めきれず、同点打を許した。
 途中から、加治屋を代えてやった方が良いと思った。
 せめて、木下のところで小林にスイッチしていたら、結果は違ったかもしれない。
 小林の方が、決め切れるパターンを持っているだけに、こういうピンチには強いんではないか?
 
 加治屋がホークスを戦力外になったのは、こういうところにあったのかもしれない。
 この僅差の8回を、ビッシィっといけるようなら、ホークスも手放さないやろう。
 寅吉的には、オープン戦を見て、小林>加治屋だったんだが、矢野監督の評価は逆だった。
 勝ちパターンで加治屋、僅差負けの継投で小林という役割を与えていたようだ。
 ただ、今日の試合で逆になるかもしれない。

 開幕シリーズでは、石井大を使ったのだが、石井大ではダメだったのか?
 9回も小野ではなく、石井大を試すべきところじゃなかったのか。
 たった、2試合で石井大は敗戦処理に配置転換ってことか?
 そもそも、全然岩崎を使わなかったのは何故なんだ?
 連投を避ける?
 岩崎が故障?
 この僅差で、藤浪の初星がかかった試合。
 普通なら、岩崎、スアレスのリーレーが定石と思うのだが・・・・。

 岩崎は、どうしたんだ?

 ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 21:47 | comments(0) | - |
6−3 対広島 アッキャマン、3連敗の窮地を救う!
 しかし、秋山の安定感は、どうだ?
 広島が苦手意識を持っているのか、相性そのままに危なげないピッチング。
 球のスピードは、130km台であるのに、広島打線は捕らえられない。
 結局、コントロールってことなんだろうけど、西と並ぶ、配球型のピッチャーとしての地位を築きつつある。
 今季も貯金のできるピッチャーとして、2年連続の2桁勝利を期待したい。

 打線は、近本にヒット、佐藤輝に1発が出て良かった。
 あとは、大山の1発待ち。
 西川との衝突で、怪我なければいいだけど。
 ああいうところの送球ミスも、守りのミスなんだから、しっかり守りたい。
 山本は、堂林のサードゴロも止められたと思ったのだが、後ろに弾いてしまった。
 そういうところが、讀賣で使われなかったところなのかなぁ?
 別に大山をファーストに回さずとも、陽川を1塁に入れればよかたんじゃないか?

 佐藤輝は、これでいい。
 3連戦に1本ホームランを打てれば上等。
 それだけで40本は超えてしまうぞ。
 逆に1週間に1本でも20本はいける。
 そういうつもりで、気楽にいけや。
 どうせ、新人やし。

 さぁ、3連敗は、免れて、明日から中日戦。
 今度こそ、藤浪を勝ち投手に使用や。
 それでこそ、勢いがつくってもんだ!

 ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 21:34 | comments(0) | - |
2−4 対広島 貧打に逆戻りか?
 近本と大山、佐藤輝に当たりが出ない。
 佐藤輝のあわやの打球がホームランになっていれば、って死んだ子の歳を数えてもしょうがない。
 オープン戦から、ホームランで得点を挙げてきたため、ホームランが出ないと、途端に得点力が落ちる。
 昨日の森下は、しょうがないにしても、今日の床田に2点しか取れないっていうのは、重症だ。

 特に近本。
 強く振ろうとするのが、上体に頼ってしまっている。
 そのため、腕だけが強く振っているので、下半身がついてきていないため、ブレて当たらない。
 もう少し、逆方向に強い打球を打つつもりになれば、下半身が上手く使えるようになるんじゃないか?
 早く、自分の打撃を取り戻してくれ。
 去年の2の舞は避けたいところだ。

 大山は、1発が出ていないことを気にしているのか?
 少し考えすぎ、力みすぎ。
 素直なバッティングを心がけるべき。
 真芯で捉えれば、自然とオーバーフェンスするはずだ。
 サンズのバッティングを見習ったらいい。

 そうして佐藤輝。
 かなり厳しい攻めをされているところ。
 内角を厳しく攻められ、最後は外へ変化球で振らされる。
 パータン化はされているので、この攻めに早く慣れることだ。
 三振はいくらしてもいい。
 打率だって220から230でいいんだ。
 ホームランを30本売ってくれれば、それでいい。

 あの田淵でさえ、打率226で三振98でホームラン22本。
 一昨年の村上も、打率231、三振184や。それでホームランが36本。
 佐藤輝も新人なんだから、それくらいやれば上等も、上等、最高なんだから。
 今の成績に、萎縮することなく、大きく育って欲しい。
 早く、プロの攻めに慣れれば、驚く成績を残すと信じている。

 まぁ、広島に負け越したのが残念だけど、明日は秋山で確実にかって、3タテされるのだけは逃れたいなぁ。
 頼んだぞ、近本、大山!

 ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 21:12 | comments(0) | - |
0−1 対広島 苦手・森下に、キラー西で挑むが、零封される
 お互い相手に無敗のピッチャー同士の対決。
 開幕シリーズの打線の好調さから、タイガースが何とかするかと思ったのだが、森下に6回を1安打に抑えられ、その後も広島のリリーフ陣を捕らえきれずに完封負けしてしまった。

 しかし、森下には2年目のジンクスはないんかいな?
 あの緩いカーブに翻弄されていたが、誰か狙い撃ちしてくれればいいのに。
 今日の試合で、カーブを多投していたけど、タイガースがカーブを打てないと思って投げてきているように見える。
 誰かが狙い撃ちで仕留めれば、邪魔な球種がひとつ減ることになり、そうなればストレートに絞って攻略できると思うのだが・・・・。
 この辺の組織だった攻撃が出来ないのが、まだまだタイガースの課題になるかな?

 まぁ、昨年森下をあまり打っていない木浪に代えて、中野とか初めての選手を使ってみるのも手だと思うが。
 糸井当たり使ってみても面白いと思ったが・・・・。
 流石に近本には代えられないか?
 去年打てていないサンズが、今年は合いそうだったが、森下も警戒して歩かしてばかりだったし。
 
 まぁ、4回のチャンスで佐藤輝が、開幕戦の第一打席のような心算で、バッティングしていれば外野フライくらいは挙げられたかもしれない。
 佐藤輝は、1本ホームランが出て、余分な力みが出ている。
 最初の時のような、フルスィングでも、スイングで運ぶ感覚より、強く振る方に重点が移って、インパクトが微妙にぶれて、球に当たらなくなっているように見える。
 もう一度、初心に戻って、フルスイングした方がいいと思う。

 まぁ、西は残念だったけど、明日からまた出直しや。
 伊藤将にプロ初白星をあげられるよう援護してやってや!

 ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 21:00 | comments(0) | - |
8−2 対東京ヤクルト 敵地で開幕シリーズ3連勝!
 今年の虎は、違うか?
 いつもなら、奥川のような初登板のピッチャーに気前よく、プロ初勝利を献上して、育ててやる優しい球団なんだが。
 今日も天候が悪かったので、嫌な予感しかしなかったので、中止でいいやって思っていたところ。

 それが、試合開始前に雨も止んで、無事試合が行われることになった。
 まぁ、1年間延長になった、ノムさんの追悼試合だけに、今年も雨天中止とならずによかったのか?
 タイガースファンとしては、初顔に弱いタイガース・スタイルが心配であった。

 そのタイガースが、初回、奥川を捉えてサンズがタイムリーで1点先取。
 その後のチャンスで佐藤輝が3塁ファールフライに倒れて、1点止まりだった時には、嫌な感じがしてきた。
 それにしても、今日の佐藤輝は、ノー感じ。
 スイングは鈍く、ヘッドが下がっているため、全然ボールを捉えられない。
 開幕戦の中の疲れか、だとすれば少々厳しいなぁ。
 これから140試合も戦わなくてはならないのだから、3連戦くらいでへばっていては、成績は残せない。
 まぁ、キャンプ、オープン戦と新人とは思えない立ち振る舞いの佐藤輝だったが、それでも精神的、肉体的にも張り詰めていたものがあったのだろうか、そういう疲れが、ホームラン1本出てホッとしたところで、一気に出てきたのかもしれない。
 明日の移動日に上手く休養をとって、次の広島戦でまた佐藤輝らしいバッティングを見せてもりたい。
 (故障や怪我がないことを祈るばかりだが・・・・。)

 試合は、スミ1を恐れていたが、3回にマルテが1号を放ち、5回に糸原が2ベースで1点を加点。
 着々と3点を奪うことに成功。
 この辺が去年までと違うところだ。得点力は着実にアップしている。
 まぁ、初回に佐藤輝に一本出ていれば奥川を5回まで持たすことは、なかったんだろうけど、それでも5回で3点を奪い、勝利投手を与えることはなかった。
 逆に、ガンケルが6回までスワローズ打線を零封。
 コントロール重視で、丁寧なピッチングだった。
 ただ、丁寧にいくため逆に球数が増えて、6回まで、完封していながら継投に移ることになったのが残念ではあった。
 次回は、球数を考えながら7回くらいまで行って欲しい。

 7回は、加治屋。
 加治屋は、完全に勝ちゲームの中継ぎとしての地位を掴んでいるようだ。
 今日のピッチングは、開幕戦より、遥によかった。

 8回の表にサンズの3号スリーランなどで4点を加えて試合を決めると、岩崎・スアレスのリレーから、方向転換。
 開幕戦で失点した石井大を再度試すことにしたが、今日は山崎にヒットの後、山田にツーランを喰らってしまった。
 ストレートで押すのはいいが、得意のシンカーを上手く使わないと、一本調子では打たれることを勉強したんじゃないか?
 9回は、余裕で小野の初登板を試した。
 小野も楽な場面で初登板を終えられたのは、良かったし、これから徐々に場面を上げていくことだろう。

 ピッチャーは一通り試すことができたし、それなりの結果も残せた。
 バッターは、北條、板山にも打席を与えてやることもできたし、中野のバッティングが使えることを再確認できた。
 開幕前に故障リタイヤした植田海と昨日の走塁で今日ベンチから外れた江越は残念ではあるが、一通りの戦力を試合に出せ、それなりの結果が出たことは大きい。
 これで、次の広島戦に弾みをつけて、苦手の森下を攻略してもらおう。
 そこで、今年の虎の真価が問われることになる。

 ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 17:54 | comments(0) | - |
9−5 対東京ヤクルト 佐藤輝、プロ初安打は、バックスクリーン弾
 この試合は、佐藤輝に尽きる。
 1回に飛び出した、プロ初安打は、バックスクリーンの上部に当たるプロ入り1号ホームラン。
 これから数多くのホームランを放つであろう佐藤輝の記念すべき1号ホームランだ。

 しかし、あそこまで飛ぶかねぇ。
 天性の長距離砲っていうには、その尺を超えているような当たり。
 清原を外し、松井を外し、中田翔を外し、清宮を外してきたタイガースにようやく巡ってきた長距離砲。
 果たして、今季どこまで打つか、興味、期待は尽きない。

 この佐藤輝を獲得できたおかげで、大山がまた一つ上へと言ってくれればいいんだが、今日は渋い活躍で4番の任務は果たしたのだが、あとは1本、早く打つことを願うばかりだ。
 
 1回の表に田口を攻めて無死満塁。
 今までのタイガースでは、こういう場面で犠牲フライひとつも挙げられず、無得点、あるいはゲッツー崩れで1点のみ、なんていう展開が多かったのだが、今季は違うのか。
 大山が簡単に犠牲フライで1点を入れると、その間に2塁ランナーの糸原もサードへタッチアップ。
 これで、続くサンズも犠牲フライでオーケーで、2点を先取。
 佐藤輝の打席に、余計なプレシャーをかけることなく、のびのび打たせることができた。
 その佐藤輝が、これ以上の結果がない2ランを放ち、1回で4点を先取し、この試合の主導権を完全に握った。

 青柳が危なげない投球で、4回まで0を並べたが、5回に2点を失う。
 結局、これが響いて、6回のピンチで降板。
 本来なら、7回くらいまでを投げて欲しかった内容だったが、青柳も昨日の藤浪同様、ショートスロー恐怖症を患っているため、相手がバントをしてきそうな場面になると、微妙にコントロールを乱し始める。
 そうすると、余計な球数を放ることになり、5、6回で100球を超えて、お役御免にせざる得なくなる。
 青柳が、勝ち越せない、2桁勝利ができない原因はそういうところにあるの違うのか?
 藤浪、青柳はショートスロー、バント処理の練習を常に取り入れ、苦手克服が重要課題であると思う。

 ただ、タイガースの分厚いブルペン陣は、この日も連投となったのは岩貞のみで、小林、桑原というリレーで逃げ切ることができた。
 僅差でなければ、小林、桑原っていうところを使い、僅差であれば、岩崎、スアレスという勝ちパターンでということを考えているのだろうか。
 小林は、勝ち試合でもいけそうな内容だし、昨日の石井大と比べて、力は上のように見えたので、今後石井大、加治屋と合わせて、連投をしないで済むように上手くローテ組んでいければいい。
 
 とりあえず、開幕から敵地で連勝。
 まずはいいスタートを切れたし、佐藤輝にも1本出たし、今後がますます楽しみになってきた。
 あとは、シーズン中といえども、守備練習を欠かすことなく、課題の克服を望みたい。

 ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 22:00 | comments(0) | - |
4−3 対東京ヤクルト 開幕勝利も問題あり!
 2021年のシーズンが開幕した。
 今年のタイガース、佐藤輝の加入もあり、前評判も高い。
 讀賣の連覇を止めるのは、タイガースだともっぱらの評判。
 ただ、こう言う評判の高い時に、いとも簡単にそれを裏切るのもタイガーススタイルでもあるんだよなぁ。
 佐藤輝の期待値が上がり過ぎていて怖いくらい。
 柳田2世とも言われるが、その柳田でさえ、本格化するのに4年を要している。佐藤輝に新人の年にいきなりそれを求めるのは酷というものだろう。
 それでも、オープン戦の打撃やその立ち振る舞い、雰囲気を見ていると期待せざる得ない物があるんだよなぁ。

 そんな佐藤輝の第一打席は、先制の犠牲フライでプロ初打点を挙げた。
 こういう、外野フライでいい時に、犠牲フライを挙げられないタイガースであったが、新人の佐藤輝がそれを簡単に成し遂げた。
 簡単にと書いたが、佐藤輝のバッティングは見事なもので、外角の難しい球を逆方向にあわや長打かという打球をライナー気味に飛ばした。
 その後のセカンドゴロやレフトフライの内容を見ても、自分のスイングで、あわやの打撃で、期待は高まるばかりだった。
 最終打席の三振は、少し焦って、結果を欲しがったものだが、これくらいないと新人じゃないわな。

 結局佐藤輝の持つ雰囲気に引きずられ、サンズが去年のいいときのようなバッティングで2ホーマー。
 1点差の接戦をモノにして、開幕戦を制した。
 
 ただ、勝利に浮かれてばかりいられない問題点も多々発覚。
 まずは、藤浪のピッチング。 
 評価的には合格点なんだろうけど、寅吉的には問題点は解消されていない。
 それは、バント処理に対する恐怖感が抜け切れていないことだ。
 藤浪は、ショートスローに自信を持っていない、バントを処理して、ファーストやセカンドへのスローに不安がある。
 それゆえ、そういう場面(相手がバントをしてくるだろう場面)に、コントロールを乱す。
 それは、早くバント処理の体制を作らなくてはいけない、できるだけ余裕を持って処理をしたい故に、ピッチングのフィニッシュが疎かになる、そのため投球をひっかけたり、すっぽ抜けたりする。
 今日のピッチングでコントロールを乱したのは、いずれもバントが想定される場面であった。
 これを克服しないと、藤浪が無双状態に復活することはできなと思うんだよなぁ。

 そうして、そういうバントの場面を作ってしまったのが、内野陣の守り。
 大山のエラーや、糸原、木浪の記録に残らないエラー。
 特にセカンドの糸原は、ダブルプレーが取れる場面で、打球を待って、処理するから、ダブルプレーが取れずにランナーを残すことになる。
 一歩前に出て処理すれば、ダブルプレーで終われるものを、ランナーを残す。
 エラーをしないように慎重になっているのだろうが、それじゃダブルプレーは取れないいんだ。
 そういうところを鍛えないと、セカンドは任せられないんだよな。
 そういう意味で、中野をセカンドで使おうとしているのかもしれない。
 ショートが主戦場であった中野は、肩もあるだろうし、前に出る積極性をもてれば、セカンドで通用する。
 ショートは肩がある、小幡が本格化してくれるまでは、木浪と山本の使い分けになるのだろう。
 ただ、ここの守備力の向上なしに讀賣に勝つのは難しいと思うんだよな。

 ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 23:41 | comments(0) | - |
1−0 対横浜DeNA 戦い済んで、日が暮れて
 最終戦を勝って、60勝53敗7分 貯金7の2位でフィニッシュ。
 今季の2位という成績に意味はない。

 近本は、盗塁王のタイトルを獲り、3割は逃した。
 スアレスは、セーブ王のタイトルを獲得。
 大山は、ホームラン、打点でタイトルのチャンスを逃した。
 ホームランの30本も達成できなかった。
 西は、防御率のタイトルを逃した。
 秋山が2桁勝利を挙げた。貯金を7つ作っている。
 青柳は、規定投球回数を達成も、2桁勝利を逃し、負け越しの成績で終わった。

 主だった成績は以上だ。
 その中で、福留、上本、能見のベテランが戦力外を言われ、球児が引退した。
 しかし、左が岩貞と岩崎しかいないのに、能見を出して大丈夫なのか?
 島本は来季は無理だし、岩田は、もっと劣化するだろうし、呂や川原は、まだまだだし。
 能見は必要なんじゃないかなぁ。

 外国人助っ人は、サンズがある程度活躍してくれた。(終盤の失速が心配だけど・・・・)
 スアレスは、抑えとして活躍。
 ガンケルは、中継ぎで存在感を示したが、微妙。
 エドワースも終盤の勝負が決まってから復帰したが、来季はどうだろう?
 マルテも、故障で、終盤ボーアに代わって出て来たが、大体こんなもん?
 ガルシアは、多分解雇。
 ボーアも、もう一年みてみたいが、解雇の方向だという。

 ホームランが増え、得点力は上がった。
 防御率も僅差でセリーグで2番目。
 エラーは、12球団1と相変わらず。
 このエラーに助けられ防御率が上がっていることもある。
 失点が460に対して、自責点が393 差が67
讀賣といえば、自責点が389で、失点は416 差は27
その差40、それだけやらんでいい得点を相手に与えているってことだ。
 それが、そのまま讀賣との対戦成績、ゲーム差になっている。
 讀賣と五分に戦っていれば、優勝争いをしていたし、優勝していた。

 そこを改善しないと、来季もない。
 もうすぐみでも対策を始め、練習していかないといかん。
 シーズンが終わって、黄昏ている暇はない。
 
 最後に、能見さん、ありがとう。
 どこか獲得してくれる球団が出てくるといいな。
 (それにしても、戦力外にしていいのか?)
 タイガースを後悔させてやればいい。

 ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 23:12 | comments(0) | - |
0−4 対讀賣 さらば火の玉ストレート、ありがとう球児
 しかし、球児の引退試合なのに、なんていうゲームにするんだ?
 守っては、エラーでバタバタと失点するわ、打つ方は、あわやノー・ノーを食らいそうになるわ。
 今季の讀賣戦を象徴するような内容で敗戦。
 
 大山は1番で、タイトルに望みをかけるが、不発。
 近本も3割は、絶望的になるノーヒット。
 しかし、2人のためなら、1番近本、2番大山で行ったほうがよかったろうに。
 近本が出塁して、大山の方が勝負せざる得ない、ボール球での勝負ができない状況を作れたはずだ。
 
 もっとも、掛布さんも言っていたが、こうなるとインサイドへ甘い球は来ないので、外角のボールを如何に捉えられるかが勝負だと。
 それをインサイドを打ちに行って、外の球をがより遠く見えるようになり、それを引っ張りにかかっているから、当たらない。
 その辺の意識が岡本との差になっている。
 掛布さんに側に行ってアドバイスして欲しかったわ。

 さて、球児は最後ストレートだけで讀賣を三凡の抑えた。
 本当なら、それでゲームセットで、引退セレモニーへというところだが、情けないタイガースは、その裏の攻撃を残しており、完封負けして、引退セレモニーという、なんとも残念な展開にしてしまった。
 それでも、セレモニーでの清原の言葉に心打たれたりして、いいセレモニーになったと思う。

 自分は、田淵に惹かれ、江夏に惹かれタイガースファンになった。
 その田淵と同じ22番を背負った、球児の存在は、寅吉のタイガースファンとして22番愛をさらに深めた。
 わかっていても打てないストレートを投げるピッチャー。 
 スピードだけなら、球児を凌ぐピッチャーは多くいた。
 それでも、まるで漫画のようにストレートで三振をとる球児のようなピッチングをできるピッチャーは存在しなかった。
 
 江夏さんは、三振を多く奪い、ストレートも恐ろしく早かったが、それはコントロールと数少ない変化球(カーブ)とのコンビネーションにもよる。
 シーズン401奪三振は、誰も近づけない金字塔である。
 オールスターでの9連続奪三振の時は、速かったし、凄かった。
 それと同じだけの衝撃を球児もオールスターで、カブレラとの勝負で見せてくれた。

 思い返せば、打たれたときのことの方が多く浮かぶが、それはl球児が打たれることがそれだけ衝撃的であったのだと思う。
 名球会には届かなかったが、記録よりも記憶に残る選手として、その存在は輝いていた。
 球児が後輩に、その考え方や努力の方法を伝えて行ってくれればいいのだけど、一度外から野球を見るのも勉強だろう。
 本当にいい思い出をありがとう。

 これからも、頑張れ!球児。
 ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 23:51 | comments(0) | - |
2−0 対広島 大山28号 近本1安打 秋山11勝
 大山が28号で、岡本に1本差に迫る。
 ただ、岡本は残り今日の試合を入れて4試合。
 タイガースが2試合。
 そのうち、直接対戦が1試合ある。
 この試合は、お互いに相手に打たせまいと、ストライクゾーンで勝負することはないと考えられる。
 実質、ベイスターズとの最終戦1試合に賭けるしかない。
 岡本が、もう打たないことを願うしかないか?
 タイトルは難しくとも、あと2本打って、30本をクリアしたいところだ。

 近本は、1安打。
 最初の打席で2ベースが出たので、固め打ちを期待したのだが、後が続かなかった。
 3打数3安打で3割に乗ったはずなので、そうなれば後は江越にチャンスを与えてもよかった。
 今日の4の1で、苦しくなった。
次の試合3打数3安打で3割。
 残り2試合
7打数4安打、10打数5安打以上で3割になる計算。
 まぁ、2試合でヒット5本打つと考えたほうがいいかも。
 難しくはなったが、可能性は0ではない。

 秋山は、今日7回を0封で、11勝目、防御率も2点台で、2.89となった。
 これは、西と並んでチームの勝ち頭。
 貯金8つを作ったのは見事。
 タイガースの勝ち頭2人が、どちらもスピードより、コントロールを主体とするピッチャーであることが不思議やな。
 まぁ、ピッチングはスピードだけじゃないという証でもある。
 来季も頑張って、ローテの柱になって欲しい。

 残り2試合、タイトルや目標クリアがかかっている選手は頑張れ。 
 来季への礎を築いて欲しい。

 ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 18:18 | comments(0) | - |
8−7 対東京ヤクルト 最下位チームに舐められて
 あのまま終わっていたら、どうしょうもない状態であった。
 ダントツの最下位に甘んじているスワローズに、いいようにあしらわれた1、2回だった。
 特に、タイガースの守りの甘さを、これでもかと突かれ、得点を重ねられた。
 逆転できなければ、これほどの屈辱はないという試合内容。

 結局、スワローズの先発金久保が、プロ入り初勝利を意識する中、守ろうとする気持ちが強くなり、逆に打ち込まれるという結果に陥り、逆転することができたからいいようなものの、なんとか屈辱的敗戦は免れた。
 確かに、この後に及んでの勝ち負けは意味を持たないが、最下位チームに舐められたように、いいようにやられて、挙句相手のピッチャーにプロ入り初勝利を献上するなどということは、あってはならないことだと思う。
 大体、よくプロ入り初勝利を献上することが多いタイガースだから、2回を終わったときには、屈辱的敗戦を覚悟したものだ。

 今日の西は、悪かった。
 防御率のタイトルを意識したのか、コントロールを慎重になるあまり、逆にカウントを悪くして、痛打される。
 また、自らのエラーやバックに足を引っ張られることも重なり、散々な出来で、完全にタイトルは遠のいた。

 また、大山にも一発は出ず、近本の2安打だけが3割に近づく意味で期待を待たせた。
 もう、そこにしか希望を見出せない状態だから仕方がないが、他にも江越とか、もっとチャンスをやればいいのに。
 折角2軍で3割打って、本人も自信を付けつつあるのに、ここで使ってやらんといかんのではないか?
 来季になれば、佐藤も入ってくるし、江越にチャンスが与えられるか疑問だもの。

 高山も上で打席を与えてやればいい。
 どんどん使って、自分のバッティングを思い出させんと、来季も同じことになるぞ。
 相手も、消化試合の若手を試すモードになっているのに、タイガースだけが必死になっているは、どうなんだ。
 ここまでくれば、2位も3位も、あまり意味を持たないともうのだが・・・・・。
 逆に彼らにチャンスを与えて、2位になれば、その方が遥に意味があると思うのだ。

 ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 23:39 | comments(0) | - |
3xー2 対東京ヤクルト 大山、27号サヨナラ弾!
 残り5試合となって出た、27号は、サヨナラホームランだった。
 このところ、ヒットは出るが、柵越えが出ず、岡本、丸に追い越され、村上に並ばれた。
 タイトルよりも、30本という大台も難しくなって来た状況だった。

 今日のサヨナラ弾、エドワーズが西田に同点弾を許さず抑えていれば、陽川の8号が決勝打となり、大山の27号は無かった。
 もっとも、岩崎が同点を許したことで、藤浪の勝ちが消え、陽川のホームランを呼び、エドワーズが更なる同点打を許し、9回の裏の攻撃を創出したことが、大山のホームランを呼んだ。

 あの場面、一発を狙うしかない状況で、梅野の高めの甘い球を仕留めることができたのは、最近見られなかったバッティング。
 タイトルを意識したせいか、丁寧に打とうという意識か、タイトルを意識しまいという逆の意識のせいか、ヒットは出るが、相手の失投を逃さず仕留めることができず、仕留めさこないが目についた大山ではあったが、今日の一発がきっかけになればいい。
 
 タイトルを争うようなバッターには、それなりの攻め方をされ、一発が出にくいように攻められる。
 その中で、相手の失投を逃さず、仕留めることができるバッターが、タイトルに近く。
 大山も、そういう攻め方をされる打者になったということだ。
 自信を持って、タイトルを狙えばいい。
 そうして、可能性は低くなったとは言え、30本の大台にのせて見せてくれ。

 残り少ない試合で、1番の注目は、大山のホームラン。
 それしか、タイガースファンを喜ばすものがなくなって来ているのだから。

 ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 21:47 | comments(0) | - |
1−4 対東京ヤクルト 何を見ればいいの?この試合
 もう優勝はないし、2位になっても意味はない。
 この試合、大山の一発、近本の3割、最多安打への挑戦くらいしか見るべき場面がない。
 青柳も2桁は遠い。
 スアレスのセーブと近本の盗塁王は決まったも同然。

 こういう試合でどうするか。
 少なくなったチャンスに挑む大山と近本。
 近本が1番なら、大山を2番で打席を多く回してやればいい。

 マルテは、来季の見極めの意味があるのか?
 サンズは、見極めできている(来季の残留)のなら、もう外してもいいでは?
 その分2軍で3割と結果出している江越を起用すればいい。
 ショートも小幡を起用して欲しい。
 折角、今季チャンスを与えられ、ある程度の結果を出したのだから、来季につなげる意味でも経験は多いほど良い。

 セカンドだって、糸原の力はわかっているのだから、熊谷や植田を使って、経験を積ませと力を見極めたらいい。
 ピッチャーだって、若い選手を上げて使ってみるのも手だ。

 もう来季への準備は始まっているんだ。
 来季、タイガースがどんな野球を目指し、そのピースに誰がハマってくるのか。
 そういう形を見せていかなくてはいけない。
 それが見えないと、興味の湧かないつまらない試合になる。
 単なる消化試合だ。

 そうならないためにも、明日のタイガースを見せられるように、そういう采配を望みたい。
 
 ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 18:17 | comments(0) | - |
5−6x 対横浜 DeNA 満塁なんて、大嫌いさ!
 しかし、これだけ満塁のチャンスを作って、点が入らないチームのないもんだ。
 しかも、2死でなく、無死や1死でのチャンスだ。
 これじゃ、ラミレス出なくても、塁を埋めて満塁にして、タイガースの自爆を狙う策に出て当然だろう。
 
 満塁とは言え、相手の守備位置や警戒度を見て取って、セーフティを仕掛けるなどの工夫もなければ、外野フライを上げるためにはどういう球を待って、どう打つかなど、ケース打撃で練習して来たことなんかないんだろう。
 ただ、打つだけ、相手にとって一番都合がいい。
 こういうことにも練習不足が現れる。

 元々得点力がないと言われて、昨シーズンを終えたはず。
 そうであれば、チャンスを確実にものにできるよう練習すべきではないのか?
 外国人の補強と大山の成長だけに頼って、そういう練習を怠って来た結果がこういうことになる。

 同点に追いつかれたのも、細川のファールフライをマルテと坂本で取り合って落としたところから。
 大体、基本的守りの練習すらできていないで、守備の欠陥をそのままにして来たチームに、得点力不足を補う工夫の練習をしとけっていうのが無理な相談だったのだろうか?
 だが、それをできずして、「優勝」なんていう言葉を吐くのは10年早いと言わざる得ない。
 
 2軍も昨日の大敗で。平田2軍監督が「レベルが低すぎる」と嘆いたそうだ。
 1軍も同じことが言える。
 毎年、毎年、毎回、毎回、同じ失敗をしながら、改める努力を蔑ろにしている。
 そんなチームが優勝するわけがない。

 今一度チームの方向性や強化策について、フロント、ベンチが一体になって考え直さなくてはいけない。
 セリーグのレベルは、たいして高くない。
 ペナントを制するには、たんす充分なんだが、それを真剣に掴みに行く努力をして欲しい。
 
 残り試合、大山、近本というタイトルや記録を狙えるもの以外は、全て練習だと思え。
 試合前の練習から、キャンプ仕様でいい。
 フェニックスが始まれば、その傍でキャンプモードで練習を重ねろ。
 来季の準備は、始まっている。

 ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 17:39 | comments(0) | - |
13−5 対横浜DeNA 陽川、連発!秋山、10勝到達!
 今日は、陽川が初回に満塁弾、3回にソロホームランの連発。
 2桁勝利を目指す秋山に、大きな援護を与えた。

 中谷が20本を打った年、掛布さんが、当時2軍で2冠を2年連続して取っていた陽川を、
 「陽川くんも、我慢して使い続ければ、20本打つ力は、十分あるんですよ。ハイ。」って解説で言っていたのを思い出す。
 当時は2軍の帝王で、上に上がると、どうしても結果を出さないと、また2軍に戻されるという強迫観念みたいなものがあって、ボール球に手を出したり、投球に自分の方から向かって行ったり、持ち味の呼び込んで叩くバッティングがほとんど出来なかった。
 それを掛布さんは、我慢して一定の打席を与えてやれば、それなりの力は示せるはずだと言っていたんだな。

 その陽川が、やっと1軍でも、平常心で打てるようになったのか、今季は、焦るとか「打ちたい」気持ちが先走って、ボール球に手を出すとか、自らボールを迎えにいてしまうような姿が減って、確実性が増し、それに伴いバッティングの結果が出るようになって来た。
 守備は、慣れないライトを守らされることもあり、不安は隠せないが、糸井の守備と比べれば決して劣っているわけではない。
 今シーズンも、148打席で、32安打、そのうち7本がホームランである。
 ボーアが379打席で、80安打、17本のホームランに比べて、遜色ない成績だと言える。
 (だからと言って、ボーアがいらないと言うわけではないが。)

 ボーアは、ボーアで来季の上がり目が多くあると思うのだが、ボーアが来季をこのままで上がり目がなければ、その代役はマルテでなくて、陽川でも十分つとまるということだ。
 その陽川に加えて、原口もいることを考え合わせると、ボーアを残留させ、マルテを切る方が、チーム事情にはあっていると思うのだが。
 (もっとも、マルテの上がり目が、ボーア以上にあると判断しるなら別なんだが・・・・】

 いずれにしても、今季にきっかけを掴んだことは確かだ。
 陽川が一気にブレークすることを願っている。

 そうして、その援護に守られ、秋山が2桁勝利を達成。
 藤浪の変化球に劣る球速で、これだけ勝てるというのは秋山に何かがあるのだろう。
 エースとなった西にも共通したことが言えるが、コントロールと如何に速球を早く見せるかが秋山の持ち味でもある。
 今季の安定度は、西に次ぐものもでもあり、10勝3敗と7つの貯金を作ったのも大きい。
 途中で、要らぬ交代で勝ち星を消されたこともあり、普通に言ってれば12勝していてもおかしくない内容だ。
 この秋山が、ローテの3、4番手に置けるようになれば、タイガースの投手陣は明るいのだが。
 来季は、藤浪の進化や才木の復活、遥人が1年を通してローテを守ってくれること、青柳の着実な歩みで、そういうローテが組めるようになることを願いたい。
 秋山、ひとまず、おめでとう!

 ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 18:44 | comments(0) | - |
3−3 対横浜DeNA 近本、3割への挑戦
 近本の打率が3割に近づいて来た。
 この試合で、.296となり、安打数でも130安打で4位。
 トップの大島が138安打で、8本差だ。

 この試合前に打率トップのベイスターズのトップバッター梶谷は、
 104試合 464打席 415打数 136安打 .3277
 これに対して、近本は、
 112試合 483打席 439打数 130安打 ,296
 打席が19打席多いが、打数は、24打数多い。
 その差は、四球の差でもある。
 梶谷 四球 45 死球 1  計 46
 近本 四球 29 死球 7  計 36
 梶谷の四球は、大島の46を見ても、トップバッターとしては、普通の数字。
 近本の29の方が少なすぎると言える。
 それが、出塁率にも現れ、梶谷 ,393 大島 ,384 という率に対して、近本 .349という結果になっている。

 近本の場合、四球を得て出塁するより、打って出塁する割合が高い。
 その為、率を上げるには、相応の安打数が要求される。
 より少ない安打数で率を稼ぐか、率はさておき安打数を増やすことを考えるか?
 チームへの貢献を考えれば、トップバッターとして、出塁率を高める方へ重点がかかる。
 
 近本の思い切りがいいバッティングには魅力もあるが、逆に脆さも持ち合わされている。
 その脆さを言い換えれば、強引さだ。
 どうしても打って出て、四球を選ぶことをヨシとしていないように映る。
 その力強い打撃は、金本を彷彿されるバッティングファームから、9本のホームランを放っている。
 だが、近本が優勝するチームのトップバッターになるには、四球で出塁することも考えないといけない。
 近本がどんな形にせよ出塁すれば、2塁打に値する可能性が高く、相手へ与えるプレッシャーが大きい。
 単純に、凡打のうち10個を四球に置き換えれば、今頃打率も .303となっているはずだ。
 
 今季はもう手遅れだから、打って安打を増やすしか3割への道は開かれないかも知れないが、来季は2年目のジンクスも克服したその力で、更なる進歩を示さなくてはいけない。
 それには、もっと楽に3割をクリアすることだし、最高出塁率と最多安打の両方のタイトルを狙うことだ。
 それが、タイガースのトップバッターとして、チームへ一番貢献することになる。
 とりあえず、今季3割を打っておけ!
 
 ぐぁんばれ!近本
 ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 23:21 | comments(0) | - |
3−1 対中日 西、大野に投げ勝ち11勝目!
 今日は、西と大野の投げ合い。
 大野は、防御率1点台で、10完投、6完封で10勝を挙げている。
 西も3完投で10勝を挙げ、防御率は、2点前半。
 エース同士の投げ合い、投手戦が予想された。

 立ち上がり早々、京田に一発を食らうが、その後を立て直し、西らしいコーナーを突く投球で、完投勝利。
 今年は、これで11勝5敗と6つの貯金を作っている。
 さしてスピードはあるわけではないが、コーナを突く技術と多彩な変化球、特にシュートが有効的であり、これまでの実績を誇っている。
 そのフィールディングやバッティングでさえ、センスを感じさせる。
 西は、野球に対するセンスの塊なのかも知れない。

 藤浪もセンスは高いのだが、その長い手足から、バント処理からのショートスローに難がある。
 一度、西や球児に弟子入りして、その部分の教授を願った方がいい。
 何か、ヒントが掴めれば大きい。

 今日も大山に一発が出なかった。
 停滞している間に丸と村上に追いつかれ、岡本に1本のリードを許している。
 一喜一憂してもしょうがないのだが、大山は30本打つことを目指して、相手のことは考えないでいいと思う。
 残り試合は少なくなったけど、次のべイスターズ戦での爆発を期待している。

 ぐぁんばれ!大山
 ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 22:33 | comments(0) | - |
9−1 対中日 藤川の登板が唯一の見せ場か?
 ここに来ての4連勝。
 それでも大山に一発はなく、岡本が27号を放って単独トップ。
 村上も25,26号連発で大山に並んだ。
 ここに来て、ホームラン王争いは混沌として来ている。
 大山も無欲で、30本だけを目指して、頑張れ!

 藤浪の投球は良かった。
 今日の球審の飯塚の可変ストライクゾーンに泣かされた面はあるが、初回の1失点のみで4回を投げた。
 投げてる内容的に、昔の藤浪に戻って来ていることを感じさせる。
 思い切って腕振って、投げ込んだたまに、すっぽ抜けはないと自信を持て。
 あとは、ピッチャーとしてのフィールディング、特にショートスローの練習を徹底してやれば、来季には無双になれるはず。
 頑張れ!

 近本が盗塁を一つ決めたが、増田が3盗塁加算して、迫って来ている。
 讀賣は、増田を先発起用し、盗塁の機会を増やし、タイトルを狙わせるはらだ。
 塁に出たなら、必ず走ってくる。
 近本も勇気を持って、盗塁を狙っていかなくては、突き放せない。
 3割も大事だが、同時に盗塁王のタイトルは譲れない。
 頑張れ!

 あとは、スアレスのセーブ。
 これはほぼ確定だが、今日の様なセーブ場面がない展開では、球児が最終顔見せの登板になるのだろう。
 谷川も、最後四球を出して、ゲッツーで試合終了なんてことになったらブーイング浴びそうで、ヒヤヒヤだったんじゃないか。
 まぁ、できるだけスアレスのセーブと球児の登板、うまいことやれればいいが。
 それでも、やっぱり優勝をかけてのプレッシャーのかかる試合を見たかった。
 来季は、頼むぞ!

 ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 22:06 | comments(0) | - |
4−1 対中日 大山の30発が遠くなって来た
 この試合を終えて、残りは11試合。
 現在、大山のホームラン数は26本。
 残り、11試合で4発、つまり3試合、12打席に1発打っても届かない。
 タイトル伝伝より、30本打つことを大山に求めて来ただけに、かなり厳しい状況だ。

 もっともタイトルのことだけを言えば、岡本、丸、村上が1試合多く残している。
 鈴木誠也は、大山と同じ状況。
 これは、どれも似た状況だが、丸がここに来て量産しているのが不気味。
 村上の爆発力もある。
 ソトは流石にもう無理っぽい。
 驚くのは、故障で満足に試合に出ていなかったオースティンが、19本も打っていることだ。 
 故障なく、1シーズンフルに働いていれば、ぶっちぎっていたのかも知れない。
 
 そういう意味でも、大山はタイトルを獲得するチャンスでもある。
 ただ、タイトルを意識する様になってから、逆にホームランが止めってしまっているのが気になる。
 やはり、1本打ちたい、打ちたいという気持ちが、力みを呼び、スイングが先走り、ファールになったり、捉え損なって打ち上げたりというシーンを多く見る様になった。
 こういうところで、普通に打てる神経をしているのは、丸かなぁ。
 岡本も大山に追いつかれて以来、強引な面が目立ち、力みが見られる。
 誠也は、調子自体がイマイチであり、村上もタイトルを意識して、少し停滞している。
 
 大山にタイトルを取らす為、打順を1番とかにすることも考えられるが、逆に平常心を失わせかねない。
 如何に自然体に戻れるかが、タイトル奪取の鍵になると思う。
 ただ、対戦相手にもタイトルを争う選手がいるので、なかなかまともな勝負をしてもらえないこともある。
 ここに来て、各選手のホームランペースが落ちたのはそのせいもある。
 先の讀賣戦では、双方大山、岡本に対して、四球でも構わない厳しい攻めを行なっている。
 その為、大山、岡本ともホームランを放つことができなかった。
 この中日戦は、可能性が少なくともビシエドの打点王のため、大山を押さえておかなくてはならない。
 そういう攻めをされる。
 広島とヤクルトでも、村上と誠也で同じ様なことが行われているのだろう。
 唯一関係ない横浜が、讀賣と対戦しているため、丸がホームランを放って来た。(岡本は不発だが)
 大山は、残る横浜戦4試合にかけるしかないわな。
 そこで、1試合1本で、30本。
 これがクリアできれば、自然とタイトルがついてくる。
 まずは、30本を目指し、余計なことは考えないことだ。

 ぐぁんばれ!大山
 ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 22:13 | comments(0) | - |
4−2 対讀賣 惜しい、完封を逃す秋山、2桁勝利王手!
 秋山が、いいピッチングをした。
 しかし、ストレートが140km前後しか出ないのに、そのストレートを中心組み立て、讀賣を完封寸前まで抑えるのだからたいしたものだ。
 なかなか勝てない頃、秋山に対して、藤浪の変化球より遅いストレートとか言って、打者転向を勧めていたことを謝らなくてはならない。
 今や、その藤浪の変化球より遅いストレートで、自身2度目の2桁勝利を目前にしている。

 この秋山、相手チームを選ばず、ゲームを作るピッチングができている。
 今季は、継投の失敗で勝ち星を消されていることもあり、今日で9勝目だが、実質は11勝ぐらいはしている。
 これは、西に次いでナンバー2だし、実質の勝ち星では西を上回っているかも知れない。
 その源は、とりも直さずコントロールだろう。
 今日も無四球だし、カウントを悪くしても、立て直せるコントロールがあること。
 完全な、針に糸を通すというコントロールではないが、高さかコースか、どちらかを間違えないコントロールがある。
 そのため、相手打者の嫌がるところ、苦手なところを的確につくことができる。
 それが秋山の生命線だ。
 ここまで、来たら2度目の2桁勝利を挙げて欲しい。頑張れ!

 さて、ドラフト会議が明日行われる。
 コロナ禍で、スカウト活動も難しく、情報も少な中、タイガースがどういう指名を行うか観ものではある。
 巷噂されている様に、近大の佐藤にいくのだろうか?
 打者としては No1という話だが、まだまだ荒削りではあるという。
 ただ、この年代の野手がいないことも、タイガースの補強ポイントとされている。
 オリックスとソフトバンクが入札を表明、讀賣も暗に佐藤指名を匂わせている。

 ただし、ピッチャーの補強も必要になる。
 能見がいなくなることを考えて、島本の復帰が不明でもあり、ガルシアの去就も不明の為、左ピッチャーの補強は必要。
 早大の早川は、No1の左、これも人気を集めており、競合は必至だ。
 ロッテが入札を表明済みだ。

 将来背のある高校生はどうだ。
 中京大中京の高橋は、去年の奥川以上の素材と言われる。
 中日が1本釣しそうな情報だが、楽天とか広島が指を加えて見ているのか?
 タイガースはどうする。

 1本釣をするなら、福岡大大濠の山下舜平大が面白い。
 そのスケールの大きさは、中京大中京の高橋と双璧かと思う。
 将来のエース候補だ。
 ソフトバンクが行くかと思ったが、佐藤の入札を表明した。ハズレ1位で取れると思っているのか?
 競合を避けて、1番有望な選手といえば、山下舜平大じゃなかろうか?

 その上で2位で、来田(明石商)か小深田(履正社)あたりを指名できれば御の字なんだが。
 中央大の五十幡も面白い。近本と快速コンビで売り出したい。
 ハズレ1位でどこが指名してくるかも知れない。
 1位 佐藤 高橋 山下  ハズレ1位 五十幡 並木(独協大)中森(明石商)
 2位 井上朋也(花咲徳栄高) 来田 小深田  将来性のあるスラッガー
 3位 元山(東北福祉大) 小川(国学院大) (小幡の成長を見込めば、重要性は下がる 即戦力の守備不安の解消)
 4位 今西(早稲田大)藤井(JX-ENEOS) 藤野(日本文理大)(左投手または、即戦力投手)
5位 関本(履正社)牧原(日大藤沢) (ポスト梅野 藤田の競争相手) 
 6位 シャピロ一郎(国学院栃木)秋広(二松学舎大付属) (将来性のある投手 大化けの可能性)

 補強ポイントとしては、以上の様なところか?
 いずれにしても運命のドラフトは明日だ。
 誰がタイガースの一員になるか、楽しみではある。

 ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 18:17 | comments(0) | - |
4−5 対讀賣 現役時代、準備が大事って言ってたくせに
 矢野監督は、現役の頃、ことあるごとに「準備の大切さ」を言っていた。
 ところが、監督になって、その準備をちゃんとして来たかと言うと、全くもってしていないと言っていい。

 例えば、昨年エラーの多さが12球団1で、今季に向けて、守備力の強化が散々言われていたはずだ。
 得点力不足の解消、それは外国人の補強というフロントの仕事であり、フロントは、ボーアとサンズを連れてくることで準備にあてた。
 守備力の強化は、現場の仕事であり、守備の不安をどう解消するかは、現場が考え実行しなくてはいけなかった。
 去年の秋季キャンプ、今年の沖縄キャンプも見に行って、猛虎キャンプレポートを見ていても、守備力強化にどれほど時間を割いていたかと言うと、全然前年と変わっていない。
 自主性を掲げる矢野タイガースのキャンプである為、選手が自主的に守備力強化の課題を克服する気にならんといけないと言うことなんだろうが、結局誰も守備力を強化する気がなかったってことなんだろう。
 今年も12球団ダントツのエラー数を誇り、記録に現れない部分を入れれば、去年より悪化していると言ってもいい。
 これでは、今季優勝するために、準備をちゃんとしたかと問われても致し方ない。

 また、行き当たりばったりの起用も多い。
 慣れない外野に植田を起用したり、陽川も外野起用が多かった。
 この2人は、キャンプで外野に入ることもあると言うことで練習はさせてはいたが、ただ守備につかせていると言うだけのもの。
 あくまでも臨時扱い。
 中谷のファーストも同様。
 それを公式戦で、いきなりやらす。

 また熊谷も、下ではセカンドが主である。
 それが、サードに入れたり、この試合ではショートで先発。
 元々ショートであったと言うだけで、ほとんどセカンドで練習していた熊谷を起用するならセカンドじゃないか?
 小幡をここで成長させることを考えれば、相手が左でも、ショートは小幡で行くべきだと思うのだが・・・・。

 そうして、この間の大山のライト。
 レフトには、何度かついたことはあったが、ライトは初めて見た。
 キャンプでさえ、レフトに入るところなでだったと思うが・・・・・・。
 
 マルテを使いたいがための策だと思うが、行き当たりばったりすぎないか?
 そこに批判があると、今度はボーアを外して、開いたファーストへマルテを入れて、大山をサードに戻す。
 マルテは、今季サードと言われ、キャンプからずっとサードで練習して来た。(キャンプでたまにファーストへ入ったかも知れんが?)
 故障明けの2軍調整でも、サードかDHで、ファーストへはついていない。
 そのマルテをファーストへ入れて、エラーを連発された。

 それなら、マルテをサードで、大山をファーストで良かったんと違うか?
 大体、ボーアを外す意味があるのか?
 巷で言われる様に、ボーアを見切ったのか?
 だとすると、あさはか極まりないと思うぞ。
 来年、日本流の攻め方に慣れれば、ボーアは、もっと打つ、かなりの活躍を期待できると思う。
 年俸が高いなら、妥協点を見つけて、再契約交渉すべき選手と思う。(そうしていると願っている。)
 タイガースが手放せば、他球団から誘いがかかるのではないか?
 ボーア以上の選手が獲得できれば別だが、その保証はないし、難しいと思うぞ。
 それより、他球団でボーアが活躍したら、どうするんかな?

 いずれにしても、準備不足で行き当たりばったり。
 そう言う野球をやっていて、讀賣に勝てる訳が無い。
 守備力が高い中日にだって、3タテ喰らって当然だ。
 もう、来季に向けての準備を始めるときだ。
 何を準備しなくてはいけないか、十分わかってるとは思うのだが、それを実行できるかどうかは、現場の首脳陣次第。
 もう、自主性とか行ってられんってことだ。

 ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 22:41 | comments(0) | - |
5−9 対広島 ボーアの抹消に思う
 ここに来てボーアの登録を抹消。
 これの意味することは、なんなんだ?

 単に大山をサードで使うと、マルテはファーストと言うことになり、ボーアの守るところがない。
 または、ボーアの見極めがついた?
 来季は、どうするのだろう。

 ボーアは、今季ここまでの成績に物足りなさはあるけれど、去年のマルテのホームラン数は、超えている。
 来季、契約を更新したなら、日本の野球に慣れた分、大化けもあり得るとも思える。
 で切ることなら、来季も残留させたい選手ではある。
 この抹消が、ある程度ボーアの力量に目処がつき、マルテの見極めのための抹消であることを願っている。

 逆にサンズは、抹消しないのか?
 ここに来ての不調は、疲労のためもある。
 スィング自体が鈍くなっていて、好調時の面影が消えている。
 ホームランが18本くらいになってから、タイトルも過ぎったのかもしれないが、長打を意識し出した様で、強引さが出て来た。
 それがボール球に手を出す様になり、不調へのスパイラルに入ってしまった。
 ただ、そこの分析さえできて、もう一度リフレッシュできれば来季の活躍も期待できる様に見える。
 そう言う意味では、ある程度の見極めはできている選手。
 このまま抹消し、したで好調の江越や高山を上げて、使っていく方が上手い消化試合の使い方だと思うが?

 また、今更の先発岩田もどうなのだろう?
 ここでいくら好投しても、来季岩田のローテはないだろう。
 ならば、小川の先発や斎藤をもう一度試すなどの方が来季に向けて役に立つと思うのだが。

 いずれにしても、ボーア、サンズは契約更新の交渉に入った方がいい。
 この抹消も、査定にはいれず、来季に向けて期待していることを理解させてのものであることを願っている。
 
 試合の勝ち負けは、あとさきでいいが、外国人の確保は、ちゃんとしておきたい。
 福留や能見への戦力外通告については、また今度語って見たい。

 ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 22:15 | comments(0) | - |
2−0 対広島 マルテ最後に来てのアピール弾
 サンズ、ボーアが下降線の中、久々に1軍登録されたマルテが、故障明けの復帰から、いきなり2ランで結果を出した。
 これで。来季の外国人助っ人の起用問題が起きることになる。

 もっとも、今季のメンバーが全員残留してのことだけど。
 大山は、今季の実績で外せない。
 来季は正真正銘の4番となることが求められる。
 守備位置は、やはりサードに拘って欲しい。

 すると、ファーストをボーアとマルテ、またはレフトをサンズとマルテで争うことになる。
 ここに来てのサンズの急落ぶりを見ても、マルテに来季は外野守備(アメリカでは、少しの経験はあるらしい。)の練習をせんといかん。
 また、ボーアがこのままの状態で来季に入れば、ボーアに代ることも可能だ。
 いずれにしても、スペアがいる方が、何かと安心はできる。

 ただ、今日の様に、大山ライトでって言う起用はないわ。
 近本センターで、両サイドに大山、サンズでは危険すぎる。(もっとも糸井も危険ではあるが・・・)
 やはりライトには高山の起用を優先、いや競争に勝って守ってもらいたい。
 逆に、もう一人、江越とか陽川が出てくれば、外人野手は1人で、ピッチャーを充実させることもできる。

 スアレスは、残留できれば外せない。
 中継ぎに一人、先発に一人は必要か?
 先発は、登録抹消を繰り返して、2人でローテも可能かもしれん。
 ガンケル、ガルシア、エドワースで中継ぎ適性と実力を見極めての残留交渉になるか?

 来季の外国人枠がどうなるかも問題。
 今季のまま、5人登録4人ベンチ入りか、昨年の様に4人登録、4人ベンチ入りに戻るか?
 いずれにしても、まだまだ外国人頼みのタイガースではあるが、高山初め、江越や陽川が物になり、外国人が不調なら、いつでもとって代われる様な状態を築かないといけない。
 今日のマルテの活躍は、来季に向けての問題提起かもしれないな。

 ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 22:36 | comments(0) | - |
1−5 対広島 もっと光を!
 今日の良かった点
 小幡の守備 1軍のスピードの慣れてきた。
 藤川球児の顔見せ登板 スピードは140kmの後半。コントロールはイマイチ。(全盛期から変わらない。)
 確かに、ストレートとフォークだけで抑えて来たのは凄いこと。
 そのストレートが全盛期の伸びを欠いて来て、当てられる様になって苦しくなって来た。
 他の変化球を含めて、コントロールできれば、まだ通用する道もあるかと思うが、火の玉ストレートを見せることができなくなったことが、球児の潮時と考えたのか?
 ガルシアに見切りをつけられたこと。(中継ぎ適性を見るべきではあると思う。)

 今日の残念だったこと。
 大山の不発。
 井上の不発。
 打線の沈黙。

 もっと、もっと明日につながる起用をすべき。
 2軍で結果を出している江越を登用し、しばらく使ってみてはどうだ。
 バットを寝かせて、スムーズにスイングできている。
 しばらく我慢して使うことで、「打ちたい、結果を出したい」と言う焦りを消してやることで、覚醒するチャンスがあると思うが。
 同様に高山。
 本来は、3番を打たなくてはいけない選手。
 出だしのつまずきで、焦りの悪循環にハマり、バッティングを崩してしまった。
 残り、20試合を与えて、取り戻させることはできないものか?
 陽川もコロナで躓いたが、今年はある程度の結果を出し、1軍の戦力たり得た。
 来季につなげる意味でも、残り試合で上げて、起用して欲しい。

 ドラフト戦略がいろいろ言われる中、強打の野手の補強と言われるが、この3人が覚醒すれば、十分その補強になり得る。
 そうすれば、高校No1の中京大中京の高橋や福岡大大濠の山下舜平大の指名も可能だろう。
 ピッチャーでは、結局今季、才木、小野が戦力になれず、島本、守屋の中継ぎも故障からの復帰ができなかった。
 望月、浜地は、伸び悩み。
 ピッチャーは、いくらいてもいいし、将来への備も大事だ。
 去年の西純矢や及川に加えて、今年もピッチャーの補強は欠かせないと思うのだが。
 その2人にも大きな刺激にもなりうる。

 今日の試合の勝敗はどうでもいいけど、明日のタイガースにもっと光を見せてくれ!
 ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 21:50 | comments(0) | - |
1−1 対東京ヤクルト 最下位チームと痛み分け
 相変わらず、一度苦手となると、ずっとやられっぱなしだな。
 スワローズのスワレス(兄)、まともに打ったことがない。
 今日の糸原のタイムリーが、初めてヒットでスワレス(兄)から奪った得点。
 
 こう言う同じ相手に何度もやられるって言うのをなんとかするのも来季の課題。
 それは、投打ともに同じ傾向。
 同じピッチャーに何度でも抑えられる。
 同じバッターに何度でも打たれる。
 きっと、タイガースキラーと言うピッチャーや、バッターがそこいら中にいる。

 まぁ、今日は大山にホームランもなく、小幡も打たず、井上も打たなかった。
 ピッチャーでは、藤浪の162kmが唯一の見せ場か?
 消化試合らしいつまらない試合だった。
 もう少し、ワクワクさせる試合を見せてほしいが、目標がなくなった今、難しい話か?
 だったら、もっと明日につながる起用を見せてほしい。

 ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 22:12 | comments(0) | - |
6−5 対東京ヤクルト 消化試合に板山のアピール
 板山にとっては、2年ぶりの1軍登録。
 タイガース自体は消化試合で、井上にも経験を積ませる様な状況。
 今や中堅に差し掛かった板山にとっては、経験とか育成とかは言ってられない状況。
 そんな中、掴んだスタメンのチャンス。

 板山は、第一打席から、ライアンにピッチャー返しのセンター前ヒットでアピールをした。
 第二打席もセンター前に、第三打席で四球を選ぶ、四、五打席こそ凡退に終わったが内容のある打撃で十分アピールした格好だ。
 守備はセカンドに入って、そつなくこなし、また使ってみようと思わせる活躍だった。

 もう、この時期になるとタイトルがかかっているか、来季の残留を賭ける外人選手か、1、2軍の間にいる選手くらいしか、目的がなくなる。
 そう言う意味で板山の起用は当たったと言っていい。
 新人の頃、キャンプで、高山と共に掛布2軍監督から、「山々コンビ」と言われ、最後に1軍キャンプに送り込まれた。
 そのバッティングフォームが金本監督に似ていることから、最初はよく使われていたが、徐々に出番が減る。
 矢野が2軍監督をしていた年には、2軍の4番を任され、勝負強く、ファーム日本一に貢献。
 矢野が1軍監督になった際は、重用されるかと思ったが、案に反して。全くお呼びがかからなかった。
 今年も糸原が故障の際には、セカンドも守れる板山の起用も考えられたが、またもお呼びがかからない。

 板山も焦ったに違いない。
 こう言う扱いでは、「戦力外」と言う言葉が頭をかすめたこともあったと思う。
 そんな中、経験値とファンの興味(観客動員)のための井上の昇格に合わせて、板山の昇格が行われた。
 北條ぎっくり腰で、糸原は急遽上げたのもあるが、内野は熊谷、植田とセカンドを守れる選手はいる。
 そこに板山だから、板山自自身は、「最後の見極めか?」とも感じたんじゃないだろうか?
 伸び悩みの高山は、同期だがドラ1だけに同列には考えられない。
 ドラフト下位指名の板山は、そう言う意味でも切られやすい立場にいる。

 そう言う立場にいると、どうしても結果を求めたがり、「打ちたい。打ちたい。」で自分の方から投球に突っ込んでいってしまい、ボール球を振ったりして、逆の結果に陥る結果になることが多い。
 それでも今日の板山は、それをよく我慢し、打てる球を引きつけ打ち込んで行った。
 その精神力の勝利だと言える。
 板山を、来年も見られる、そう思えた今日の打撃だった。

 ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 19:20 | comments(0) | - |
5−0 対東京ヤクルト 井上 プロ入り、初ヒット&初打点
 このところ、明るい話題がなくなってしまったタイガース。
 ベンチで指揮する矢野監督も、心なしか覇気を失っている様に見える。
 その中で、大山だけがタイトルに向けて奮闘している。
 そう言う構図の今日この頃。

 その中で、ドラフト2位の井上が1軍デビューを果たし、この日ついに初ヒットを打点つきで挙げる姿を見せた。
 井上の起用については、このところのタイガースへの批判、矢野監督に対する風当たりを逸らす目的ではないかとも言われているが、こうして初ヒット(長打)を見ると、その可能性の高さに、いやがおうにも期待は高まる。
 
 井上広大については、高校時代の活躍は知っての通りだが、その長打力を見るにつけ、その風貌と相待って、桜井広大を思い出さざる得ない。
 その身体能力の高さ、長打力から、将来の4番を嘱望されていた桜井広大。
 当時の名門PL学園から、ドラフト4位でタイガースに入団。
 岡田監督から将来の4番にと、2軍でも4番を任され、5年を掛けて育成、6年目にして1軍へ昇格。
 2009年には、初の二桁本塁打(12本)を放ち、レギュラーへ手を欠けたが、その後右肘の故障が祟り、結局翌2010年を持って、戦力外になってしまった。

 当時のタイガースには、桜井の他、林、喜田と言う将来のクリーンナップ候補がいたが、林、喜田は大卒での入団で、高卒での入団は桜井だけだった。
 当時は、林、桜井、喜田のクリーンナップが近い将来実現するのではないかと、期待していたものだ。
 だが、結局誰もがレギュラーになることもなく、タイガースを去ることになる。
 特に、桜井は将来の4番として2軍での熟成期間をかけて育成しただけに残念でもあった。
 
 それに比して、井上は、1年目から1軍に登用され、ヒットを刻み、その存在感を示した。
 タイガースの優勝の目がなくなり、消化試合化した中とはいえ、1軍を経験し、自分の持ち味や足りない部分を感じる機会、1軍のレベルを体感する機会を得られたのは、ある意味ラッキーなことだったと言える。
 あとは、これを糧に、井上自身がどう鍛えて、準備し、成長していくかだ。

 しかし、タイガースは井上のヒット以外に明るい話題は皆無だな。
 大山は、4安打を放つも、ホームランはなし。
 西は2年連続2桁勝利だが、今のチームの現状を考えると、それ以上でもそれ以下でもない。
 相変わらず、守備のミスは目に付くし、攻撃の拙さも相変わらずだ。
 もっと、「超積極的」と言うフレーズを掲げた野球を、守備でも攻撃でも見せられる様、今からでもやっていかなくてはいけないんじゃないか?

 ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 10:51 | comments(0) | - |
3−5x 対中日 権藤さんの言う通り!
 この試合、J SPORTSでの中継、解説は権藤博さんでテレビ観戦。
 権藤さん、タイガースの守備の評価は、クソみそであった。
 
 初回、発の岩田が大島を一塁ゴロに打ち取ったが、ベースカバーの途中、何故か立ち止まるかの様な捕球で、内野安打としてしまった。
 これなんぞ、結果ピッチャーのエラーだと言っていた。
 その後、アルモンテにライト前に打たれた打球をルーキーの井上がバウンドの判断を誤り、これを後ろへスルー。
 バントで2塁に進んでいた大島をホームに返し、先制点を与えた。
 これも、井上の守備は、高卒新人ということを差し引いても、酷いもんだとの評価。

 そして、2回の走塁。一死二塁から原口の三遊間を抜けるヒットに、二塁走者のボーアは何を思ったか、三塁へ進まず二塁へ後戻りした。
 これも、目の前の打球が抜けるのを判断してから走っても間に合うタイミングなのに、何を考えているのかわからんと。
 次は、2回の裏、一死から松葉のセカンドへの打球に糸原のチャージが遅れて内野安打にした場面。
 これも、待って獲ったら、絶対に間に合わない打球、突っ込んでショートバンドで処理しなくてはいけないのに、何を考えて守っているのかと言っていた。
 大体、タイガースの野手は、突っ込まない、一歩前に出ればいいものを、エラーを恐るのか、自信がないので待って獲って慎重に処理しようとする。
 だから、ダブルプレーの場面でも、アウトが一つしか取れない場面が嫌と言うほどある。
 これも、同じことだ。

 4回一死一、三塁で大島の詰まった打球に対しての近本のスタートと追い方が悪くタイムリーにしてしまった場面。
 中日の大島なら、迷わずアウトにしていたところ。
 そこが、タイガースと中日の守備力の差であると言っていた。

 そうして、9回、一死一、二塁から、ビシエドのライナーを好捕したセカンドの守備固めに入った植田が二封を狙ってタイミング的に間に合わない二塁へ送球し、これが大きく上へそれ、2、3塁への進塁を許した場面。
 この回に守備固めに植田が入った時から、下手糞の守備固めに下手糞を出して何になるんだって言っていた。
 その言葉が終わるか、終わらないかのうちに、判断ミスでドタバタの守備で、サヨナラのチャンスをお膳立てしてしまった。

 そうして、サヨナラの場面、1塁が空いていながら、高橋周平を申告敬遠せず、勝負を選択したタイガースベンチに。「ただ、押し出しが怖いだけなんですよ。」と「押し出しが怖い様なピッチャーを、抑えで投げさせることが間違っている。」と言いていた。
 実際そうだよな。
 押し出しなら、同点だが、打たれればサヨナラだ。
 普通に考えて、周平を敬遠して、シエラとの勝負を選んで然るべきだったんじゃないか?
 スアレスの制球を、そんなに恐れていたんだろうか?
 ベンチが弱気でどうする。
 そう言う考えだから、同じ様にフォークのワンバンドで、ワイルドピッチで同点を恐れたバッテリーは、周平に甘く入ったインサイドのストレートを逆方向に運ばれ、サヨナラ3ランとされた。

 権藤さんは、「タイガースの守りはひどいもんですよ。」と言う解説で一貫していた。
 それが、ことごとく言う様になって、言われるそばからミスを繰り返し、結局勝ちを手放してしまった。
 タイガースのエラーは、記録に現れないもの(例えば、初回の内野安打も、実質岩田のエラー)も入れれば莫大なものになる、とも言っていた。
 それに手を打ってこなかったタイガースが間違っている、誰も教える人がいないのか?と言う様なことも言っていたが・・・。

 権藤さん、ごもっともです。
 みんなそう感じているのですが、タイガースは下手くそばかりなんです。
 そんな、タイガースが讀賣に勝とうなんて、おこがましい。
 中日にだって、3タテされて当然です。
 タイガースは、来季に向けて、キャンプに突入します。
 それくらいの気持ちで、練習してくれ!

 ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 15:21 | comments(0) | - |
0−3 対中日 井上広大デビュー 3−0 2三振
 もう、井上のデビューくらいしか観るべきところがないか?
 大山も今日は不発。
 糸原を登録し、即スタメン。
 高山は、抹消。
 遥人も抹消、無理させたせいか?故障じゃなければいいのだが・・・・。

 しかし、ここにきての井上のデビューは、どうなんだ?
 今年は2軍で4番修行させるはずじゃなかったか?
 ホームランと打点でトップに立っているのだから、まずそのタイトルを取らせ、来季に備えるべきじゃなかったか。
 まぁ、1軍のエース級の球を見て、自分に足りないものは何かを考えさせるにはいいと思うが・・・・。
 ヤクルトの村上も、そうして2年目に飛躍した。(それなりの我慢は必要だったが・・・・)

 井上も、今日の大野の様なピッチャーを打っていかなくては、上でクリーンナップをはれる様にはならない。
 この経験を生かして、修練を積んでくれ。
 バットスイングのスピードももっと必要だし、選球眼も必要だ。
 ただ、大野に対して当てに行かず、振り切っていたところに非凡さは感じさせた。
 来年、期待している。

 しかし、高山を抹消してしまった。
 本当は、ここから使い続けて、どれほどの結果を残せるか見ていくべきだと思うのだが。
 結局、開幕で福留、糸井を使い、高山を下げたところから、一打席の代打の場面で、ヒットが出ず、無用な焦りを呼んで、高山を狂わせた。
 オープン戦、練習試合で結果を出していた高山を開幕から使いっていたら、今とは違った結果になっていたんじゃないだろうか。
 もっとも、ここで盛り返せなかった技術的な問題もあるのだろう。
 それでも、右の大山、井上に対して、左でクリーナップを打てる候補は、高山であると信じている。
 ここで、我慢してしばらく使ってもらいたかったのに、残念至極。

 しかし、いろいろ問題ありで、矢野監督が暗いわな。
 ベンチでも奥に下がりがちだし、何か思うところがあるのかも知れない。
 ただ、タイガースの明日に対して、明かりを見せることを怠ってはいけない。
 今は、タイガースファンにとって、それだけが試合を観る目的になっているのだから。

 ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 22:01 | comments(0) | - |
2−4 対中日 大山の26号、空砲となる
 結局、大山の先制2ランのみ、スミ2の試合で、敗戦。
 中日がいい格好になってきて、来季に兆しがある戦いをしている。
 元々、ミスが少ないチームだけに、讀賣ともいい勝負をしている。
 ヤクルトをお客さんに、他とは微妙に借金という状態だが、来季に化る可能性は認められる。

 対してタイガースは、監督である矢野の大人数での会食を夕刊紙にすっぱ抜かれ、これを事前に球団に申し入れたものであるから、内規違反には当たらないという見解を出して、火消しに躍起だ。
 まぁ、事前に申し出て、許可をえればいいかという問題でもないと思うが・・・・。

 大体、この状態の時に、大人数の会食を企画し、その許可を申し出る方も、方だし。
 それを、許可する方も方だ。
 普通に考えて、3月に藤浪ら3名の感染を出した、タイガースだ。
 どこよりもシビアになっていなくてはいけない。
 それが、「チームの外食許可日かつ比較的感染者が少ない広島での開催であり、監督のチームマネジメント、チーム力強化に資する内容と判断したため、球団として許可を出した」という甘さが、この球団の体質なのだろう。
 それが、その後の福留らの8人の会食などに繋がったのは、否めない。
 どうも、球団そのものの考え方が、甘すぎる。

 そんな中、岩貞と岩崎が復帰して、中継ぎがにわかに充実はしてきた。
 右のエドワース、藤浪、左で岩貞、岩崎と揃い、桑原、能見の左右の経験値のあるベテランがいる。
 まぁ、遅すぎたといえばそれまでだが、大山のホームランダービートップに出る一発を空砲にしないためにも、その後の貧打が悔やまれる。
 
 まぁ、今日の主審・市川のひどい判定に、中日は助けられ、タイガースが泣かされた分はあったけど。
 ボーアの福から見送り三振を奪われた1球は、特に酷かった。
 中日贔屓のアナウンサーでさえ、ボールと思って実況していたくらいだもの。
 アメリカなら、すぐSNSにアップされ、「史上最悪の判定」などと晒され、炎上しているだろう。
 こういう下手くそな審判がいるから、機械判定を検討されることになるんだ。
 審判自身がレベルアップしないと、機械判定の導入が当然の流れになるのは否めないな。

 ちょっと、話が逸れたけど、順位はどうでもいいから、来季の兆しを見せて欲しいもんだ。
 ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 21:48 | comments(0) | - |
4−3 対横浜DeNA 大山25号、藤浪、スアレスの160km競演
 試合は、昨日と逆に、ベイに守りのミスが出て、攻撃でも、打つしかないベイは、ダブルプレーでチャンスを潰し、得点はソロホームラン三発の3点という単調な攻撃に助けられたタイガースが、大山の2ランで競り勝った。

 昨日ソトにサービスをしたお返しに、大山に、岡本と並ぶ25号をプレゼントしてくれた。
 ヤクルトの村上が21号を放っており、ソトと並んで、脅威になってきた。
 残り試合の加減もあるが、相手どうこうより、大山には30本をクリアして、今岡、新庄が及ばなかった右打者としてラッキゾーン撤廃後の30本を達せして欲しい。
 もちろん、それにタイトルがついてくればベターではあるが、優勝がない分、ベストではない。

 僅差のリードで、タイガースは、秋山から、桑原、エドワース、藤浪、スアレスというリレーで逃げ切りを図った。
 現状のブルペン人では、他の選択肢はないのだろう。
 藤浪が勝ち試合の1イニングにはまってくれたのが大きい。

 この日も、160kmを計測し、3社凡退で8回を凌いだ。
 9回はスワレスで、藤浪に負けじと最速161kmで、160km代を連発し、濃いところを三者凡退で締めくくった。
 エドワースも150kmを出せるし、この3人はスピード豊かで、ハマった時には、見事なリレーを見せる。
 アクセントで左がいないのが難点ではあるが、岩崎、岩貞がいない今、贅沢は言えない。
 それでも、このリレーは来季に向けた明かりでもある。
 スワレスの残留が前提条件だけど、多少の金はかかっても残留させないといけない。
 そうでないと、いよいよ藤浪ストッパー説を掲げなくてはいけなくなる。
 
 エドワースは、どうするか?
 ガンケル、ガルシアとの兼ね合いもあるが、もう少し見極め期間を持ちたい。
 来季に一番化る可能性はあると思うが・・・(故障なくやれればね。)
 ガンケルと中継ぎでの適性による捨拾があると思う。
 ガルシアも貴重な左腕だけに、中継ぎとして使えるのなら、もう1年観てもいい気はする。

 しかし、ベイスターズも、これだけの戦力を持って勝てないというのは、やはり野球が拙いせいだな。
 ただ、打っていくだけの野球の限界か?
 ラミレスの去就が噂されるが、データ重視の野球ではあるが、機動力もなく、ただ打つだけの限界に気付いているのか。
 ここもソトの去就もあり、毎年ピッチャーの故障者が出る体質もあり、なかなか結果を出せない状態が続きている。
 タイガース同様、今年は大きなチャンスだったはずだが、やはり野球の甘さが出て、こういう状態になっている。
 タイガースとしては、ラミレス横浜との相性が良かっただけに、続投希望なんだけどね。
 まぁ、監督が代わっても、相性は維持してもらうことをタイガースに期待したい。

 ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 17:41 | comments(0) | - |
3−5 対横浜DeNA 勝ち負けはどうでもいいが、無様な試合
 エラーはするは、満塁のチャンスをことごとく潰しわ、ソトに2発もサービスするわ、いいところが皆無。
 こんな試合をしていれば、勝てる様になるわけないし、大山のタイトルだって、最後はソトに持っていかれかねんぞ。
 
 初回と、2回で大仁田(濱口)から、5、6点とって潰しているところ。
 それが2点で終わって、ソト、オースティンのホームランで追いつかれ、その2人に逆転され突き放される。
 結局、ベイの負けゲーム用の若手ピッチャーの起用に抑え込まれ、終盤の勝ち投手のリレーへと持ち込まれ逃げ切られる。
 最悪の展開。
 こう言うゲームをしちゃいけないと言う見本。

 北條もダブルプレーを取るべきところ、1歩前に出られないで、待って獲るので2塁送球が遅れて、ワンアウトしか取れない。
 小幡も、完全なダブルプレーを、早急の方へ意識が行ってしまい、エラーしてしまう。
 こういうプレーが、づっと続いている。
 これがやらないでいい点を、相手にやり、相手の打順の巡りをよくし、自分のチームのピッチャーの負担を増やす。
 これじゃ、勝てる様にはならない。

 守備練習を疎かにするなかれ。
 一度キャンプでも、宮本(元スワローズ)なんかを臨時コーチで呼んで、鍛えて貰えばいい。
 今のコーチ陣で、今まで改善できんのだから、別の方法を考えんと、守備の向上が見込めんのじゃないか?

 しかし、無様な試合で、観る気をなくす様な内容。
 もう、こういう試合は勘弁して欲しいもんだな。

 ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 17:32 | comments(0) | - |
9−1 対広島 弱いもの同士の乳繰り合いは、痛み分け
 結局、この3連戦、1勝1敗1分け。
 見事な痛み分けだ。
 初戦は、ミスの応酬で引き分け。
 2戦目は、タイガースにミスが多く、広島の一方的な勝利。
 そして、今日は広島投手陣の薄さをついて、タイガースの一方的勝利。
 まぁ、弱いもの同士が乳繰り合えば、こう言う結果になるって見本の様な結果。

 今日の良かったところ。
 サンズ、ボーアに久々の一発が出た。
 これで少し変わってくるかな?

 そして北條のホームラン。
 また、初回から送りバントでもさせるのかと思ったわ。
 そうすれば、バントさせるなら2番に植田を使えって書こうと思った。
 
 北條らしい一発。
 本来、こう言う打撃ができる選手なのだが、タイガースは北條を小兵にしたがっている。
 まぁ、いわばセッキー2世にしたいんだろう。
 
 北條は、その世代の高校生野手でナンバーワン・スラッガーであったはず。
 鈴打撃では、鈴木誠也より上、大山なんぞ、その存在すら眼中になかったはず。
 その北條を、無理やり、「お前は、小技ができんと生き残れない。」とか言って、2番バッターの枠に入れようと育ててきた、タイガースの育成の間違い。(だと思う。)
 本来は、クリーンナップを打てる様な選手に育てるべきだった。
 そうすれば、丁度広島の松山の右バッター版くらいにはなっていたはずだし、そう期待もしていた。

 守備位置だって、サードへの適性もあった。
 外人がダメなら、北條サード、大山ファーストだって、大いにあり得る布陣だと考えていた。
 それを、なんかショートでこじんまりと育てようとしたために、今の中途半端な位置付けになっている。
 守備だって、結局セカンドかなんかで使われて、いよいよ小兵化一直線ていう感じだ。
 そう言う、評価に対するアンチテーゼの一発じゃなかったのかな?

 ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 21:54 | comments(0) | - |
3−9 対広島 見るべきものは、何もない試合
 今日の試合、お金を払って観ている人は、頭に来る試合だったろう。
 もう、大山のホームランと小幡の活躍以外に、心躍ることがなくなったタイガースファンは、途中でテレビを消したんじゃないかな?

 この試合も、ミスをし合っての、泥試合。
 今日は、タイガースの方が余計にミスをしたってことで、こう言う結果になった。
 いずれにしても、弱いもの同士の乳繰り合い。
 金を貰って観せる試合じゃない。

 結局大山にホームランは出なくて、小幡も目立たなかった。(守備は、だんだん板についてきた様に見えた。)
 これで、初登板の石井や斎藤が快投を演じていれば、まだ救われるが、それもなし。
 出てきたのは、岩田が、相変わらずの「岩田スタイル」のピッチング。
 
 打者も、高山とか植田にもっと打席を与えてやれば良いのに、相変わらずのメンバーで凡打を繰り返す。
 いい加減、来季を見据えた戦いをするのかと思えば、何を目的にしているかわからん試合をしている。
 これじゃ、来季も一からやり直し、同じことを繰り返すんじゃないか?
 悪いところに気づいたら、即直しに掛からんと、のんびりしてたら間に合わんぞ!

 今更。勝ち負けは、どうでもいい。
 タイガースの明日に、光を見せて欲しいのだ。
 そのため、こんな消化試合を観ているのだ。
 こんな、泥試合を観るために、テレビをつけているんじゃない。

 ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 22:05 | comments(0) | - |
4−4 対広島 弱いもの同士の泥試合
 この試合を見れば、広島が最下位争いをしてるチームであり、タイガースが首位に13ゲームも離されているチームだってことがよくわかる。
 広島もスタメンに聞いたことがない名前が並武。
 タイガースの先発が青柳であることを考えて左を並べたオーダーであると言うことを割り引いても、タイトルの可能性のある誠也を3番に繰り上げるなど、完全に消化試合モード。
 タイガースも、小幡を1番に抜擢し、梅野を休ませるなど、徐々に来季を見据えての消化試合モードに舵を切ってきた様なオーダーだ。
 まぁ、不調の両外人をスタメンに復活させたのは、どっちつかずの迷いを感じさせるけど。

 試合は、どちらも先発はよく投げた。
 その投手戦の足を引っ張るミスが出たのは、タイガースが先。
 四球の田中広輔を置いて、鈴木誠也のピッチャーがえしを青柳が体に当て、外野へと転がる間に、あろうことか1塁の田中広輔が一気にホームインと言う、あり得ん処理で先制点を与えた。
 ライトの糸井のチャージが遅いのも合ったし、バックホームの送球もどこに、何を狙って投げたのかもよくわからん早急で、安易点を与える。

 しかし、この得点を広島もまたミスで返してくれる。
 小幡の内野安打から、北條のバントで送られ、近本の1塁ゴロを松山がエラーで、小幡がホームイン。
 こう言うチームじゃなかったよなぁ、強かった頃のカープは・・・・。
 今や、最下位争いに相応しいと言うべき、脆さがある。

 青柳も好投報われず、6回を1失点で降板。
 繋いだ桑原が打たれ2失点。
 それを返してくれたのも、8回を塹江出なくケムナに任せた広島ベンチ。
 塹江も登板が続く中で疲労の蓄積もあり、以前のピッチングができないと言う判断で、ケムナに託したのであろうが、こう言う場面の登板が初となるケムナには二が重かったのか、四球を連発し、2死満塁のピンチを招く。
 ここで代打の原口が放ったサードライナーは、サードの三好が取り損なう起動を描いたらしく、同点のタイムリーになった。
 この三好の取り方もおかしかった。
 空中でイレギュラーしたのか?

 結局、延長に入り、休ませるはずの塹江を投げさざる得なくなった広島。
 塹江は、大山とまともに勝負できるわけがなく四球で歩かせる。
 大山に代走で、植田。
 その植田を坂倉のパスボールでセカンドにやってしまう。
 島田は、3ボールノーストライクから、送りバントで植田を3塁へ送る。
 ここももう少し待っても良かったんじゃないか?
 アウトが取れずに汲々としている塹江に黙ってアウトを与えたのはどうなのであろう?しかも3ボールから・・・・・。
 その後の熊谷がタイムリーを放ち、1点をとった。(て言うか、広島がくれた。)
 その次の中谷が、気の無いスィングでファーストファールフライに倒れ、代打長坂が三振で、1点止まり。
 中谷は、あの場面で何をしようとしていたのか、何を狙っていたのが、意図が全然見えない。
 こう言う打撃をしていては、もうチャンスはもらえん様になる。

 結局この中谷が、その裏、代打長野のセカンドゴロの北條からの送球を取り損ねて生かしたところから、同点に追いつかれることになる。
 確かに北條の送球もシュートバウンドで、取りにくいかもしれない。
 中谷の本職は外野で、ファーストの守備練習をどれだけしていたかは不明だ。(キャンプでは、ファーストに入ることもあったが、細かいプレーまではしてなかった様に見える。)
 記録は内野安打だが、タイガースの守備のミスであることは間違いない。
 
 次に、坂倉のライト前の処理を島田が焦り、3塁、2塁にランナーを進めてしまったこと。
 上本が3塁へ行くのは仕方がないが、坂倉までセカンドにやったのは、大きな失敗。
 足の早くない坂倉を1塁へ留めおけば、次でダブルプレーも狙える。
 次の代打會澤に打たれたかも知れんが、1塁が開いたおかげで満塁策を取らざる得なくなった。
 次の堂林の叩きつけたショートゴロで、1点を失うことになるのだが、ここは前進守備出会ったため、ワンバンドの打球が、ショートの頭を越さないで良かった。
 小幡が長身を生かして、これを抑え、セカンドでフォースアウトをとったのが大きい。
 これで、同点止まり、引き分けを産んだといて良い。

 結局、ミスでもらった点をミスで返すと言う、弱いもの同士の乳繰り合いの様な試合。
 その中で、小幡のスィングの力強さが出てきており、守備にも落ち着きが出てきたことが、一筋の光明。
 他は、何一つ見るべきものがない泥試合。
 長時間見ているのも苦痛となる試合であった。残念。

 ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 23:23 | comments(0) | - |
6−1 対讀賣 遥人プロ初完投、大山24号
まぁ、この試合に遥人を中5日で投げさす意味が薄れた中、14奪三振を奪って、プロ入り初完投を遂げた遥人には、拍手を送るしかない。
 また、坂本のリードも良かった様に見える。
 前回の原口と組んだ時に比べると、先を見据えた坂本のリードが遥人に上手くフィットし、好結果に結びついた。

 原口は、目の前の打者を常に全力で抑え込む様なリードをするが、坂本は、試合を9イニングから逆算して、打順の1巡目、2巡目と言う巡りも合わせて、長期的スパンで考えてのリードをする。
 梅野は、打者の弱点を突きながら、割と安全策をとったリードになる。
 遥人にとっては、坂本のリードが合っていたと言うことなのかもしれない。

 打つ方では、不調の両外人をスタメンから外して、4番に大山、ファーストに原口、レフトに高山を起用した布陣を敷いた。
 流石に、このところの両外人の不調には、休養を含めて、こう言う布陣を取らざる得なかったってことなのか?
 来季を見据えて、高山の起用を考えたのか?
 来季を見据えるのなら、不調の北條に代えて植田の起用も考えて欲しいところだ。
 北條や小幡に対するチャンスの与え方に比べて、植田のチャンスが少ない様に感じる。
 
 それでも、大山が決勝の2ランを放ち、岡本にならんで24本でホームランダービーのトップに並んだ。
 まだまだ、村上も量産体制に入ってきているし、ソトも上昇気配であるため、2人のマッチレースとはいかないだろうが、現在トップに立っているのは、それなりに意味がある。
 特に、日本一ホームランが出にくい甲子園を本拠地として、ホームランダービーのトップに立った大山は、今の時点で十分に誇って良い。
 残り、29試合で何本上積みできるかだが、最低6本で30本はクリアしてもらいたい。
 その上でタイトルが取れれば、最高なのだが。
 それが来季につながる。

 今日は、遥人のピッチングと大山のバッティングに来季の明かりを見ることができた。
 それと近本が3割をクリアしてくれれば、それも来季に繋がる。

 ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 21:07 | comments(0) | - |
1−7 対讀賣 準備なき策に、成功なし
 昨日は、ガンケルに代打を送らず、続投。
 今日は、打席が回っていない秋山を5回で見切ってスイッチ。
 どういう方針で試合に臨んでいるのだろうか?

 6回からの登板を命じられた藤浪は、明らかに準備不足。
 その前にブルペンを映した中継の画像では、横山しかピッチングをしていなかった。
 藤浪を6回から投入するというプランは、いつの時点で決定されたのか。

 それならば、何故2死満塁で小幡に代打を送らなかったのか?
 この日合っていなかった原口だが、勝負強さに期待するのはわかる。
 だが2アウトになって満塁で小幡をそのままって言うのは、もう育成に舵を切ったと言う証ではないか?
 小幡の経験のため、この打席を与えてやる、そう言う打席か?
 3回の満塁のチャンスにも小幡に打席を経験させた、それでも尚この回も小幡に期待するのは経験の蓄積以外にないはずだ。
 勝ちに行く姿勢を見せるのなら、ここは代打高山で勝負やろ。
 高山は、前の試合2試合で代打で結果を出していたはず。
 小幡よりは遥に期待値は高い。
 しかも、3度目の満塁のチャンス。
 ここを逸すると、流れは讀賣に完全に流れる。
 それでも小幡に打席を与えるのは、そんだけ育成に舵を切ったと言うことを表す。
 
 そうであれば、当然ビハインドで藤浪の投入はあり得ない。
 育成に舵を切ったなら、ここは横山でも、斎藤でも良かった。
 それを100球に達していない秋山を諦め、藤浪を投入すると言うことは、まだまだ追いかけて、逆転すると言う姿勢を示そうとするもの。
 ならば、小幡に代打を出して勝負を仕掛けるべきやし、それで逆転すれば、さらに秋山に代打を出して、藤浪へ繋ぐと言う策があって当然だ。
 それを、小幡をそのままに、打席が回らない秋山を代えて藤浪を投入する策はありえん。

 こう言う行き当たりばったりの策が多すぎないか?
 ろくに練習していないポジションで選手を使う。
 練習をさせてないバスターエンドランを仕掛けてみる。
 準備なき策に成功なしやぞ。
 なんでもちゃんと練習し準備した上で、仕掛けないと成功はしない。
 それは、相手のミスだけが頼りの博打でしかない。
 
 今日の藤浪投入も、ちゃんとプランに基づいたものだったか?
 急遽藤浪の投入を決めたのではなかったか?
 3度の満塁のチャンスを潰し、流れが讀賣にいてしまうのを藤浪に防いでもらおうと言う、淡い期待だけの起用じゃなかったのか?
 そう言う場当たり的な起用は、必ず失敗を招く。

 戸郷の不調で1点を返された後、満塁で躊躇せず、大江にスイッチした讀賣の采配とは対照的だ。
 讀賣は、そう言う可能性に対し準備し、逆転もされていないのに、あっさり戸郷を諦められる。
 そう言うプランと準備が備わっていたのだろう。
 これが、両チームの対戦成績の差になって現れる。
 もう、場当たり的に試合を進めるのはやめて欲しい。
 来季に向けて試合をするのか、最後まで勝ちに行くのか、決断をしなくてはいけない時期は、とおにすぎているのだから。

 ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 19:06 | comments(0) | - |
4−7 対讀賣 昨日の話の続きになるが・・・・
 今日は、ガンケルを5回の裏の打席に送って、続投を選択した。
 これは、動かないことを選択したということなのか?
 そこまでのガンケルは2失点。
 4回に丸にタイムリーを打たれ、5回には吉川にホームラン。
 対するタイガースは、畠の前にガンケルの2ベース一本のみ。
 球数は82球。

 13連戦中、昨日は西を引っ張って上手く行った。
 ガンケルに代打を送って、次に投げるピッチャーを誰にするか?
 今のブルペンを考えると、藤浪、桑原あたりか?
 どちらかが2イニング投げないと、スアレスには、繋げない。
 斎藤を試すか?
 考えた挙句、ガンケルの続投を取ったということだと思う。

 ただ、もう負けられない讀賣戦。
 タイガースの意地を見せるためにも、追いかける姿勢を示さなくてはいけない場面。
 後さきのピッチャー起用を考えるより、ここを代打で、攻める姿勢を示すべきではなかったか?
 リードされたままなら、能見もありだ。
 僅差リードされている時のピッチングを見てみたい。
 それでダメなら見切りもできる。
 同点。逆転すれば最悪、6、7回を藤浪、8、9回をスアレスという方法ある。
 そういう方法をもってでも、意地を見せたい試合だったはずじゃなかったか?

 これは、開幕戦と違い、消極的な続投という選択になった。
 開幕戦で、西を続投させるのは、積極的続投だし、昨日の試合でも西を8回まで持たせたのは積極的続投であった。
 こういう消極的続投は、結果裏目に出ることが多い。
 結局、次の回に大城に3ランを喰らって、この試合を決められてしまった。

 去年の最後の6連勝の時、あの積極的起用を、この讀賣戦で見せないでどうする?
 ゲーム差や優勝は、横に置いといて、この対戦成績に意地を見せないでどうする?
 讀賣との残り試合全て勝つくらいの気概を見せて欲しかった。
 対戦を通じて、讀賣の原の采配は、積極的であり、タイガースの矢野の采配が消極的に見える。
 それが、あの開幕戦の結果に現れ、それが、この対戦成績に現れているのではないか?

 今年も讀賣戦の負け越しが決定した。
 後は、どこに意地を示す場を求めるのか?
 もう、高山や植田をもっと使って、来季を見据えた戦いをしてもいいんじゃないか?

 ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 18:14 | comments(0) | - |
4−1 対讀賣 動いて後悔するか、何もしない後悔をするか?
 今回も西の好投で、8回までウィラーのソロ1本に抑え、対讀賣戦3勝目。
 今や、Gキラーと呼んで差し支えないかと思うのだが、返す返すも開幕戦の敗戦が痛い。

 開幕戦、西の好投と自らのホームラン、タイムリーで2−1で、7回、球数97で、岩崎にスイッチした。
 岩崎は、故障の出遅れから、ギリギリ開幕に間に合った状態で、練習試合等の試運転も不十分だった。
 その岩崎に代えての、吉川の逆転2ランを喰らって、この試合を落としてしまった。

 西の続投という選択肢もありながら、岩崎の投入。
 矢野監督の考えとして、打てる手を打たずに後悔するより、打つべき手を打って後悔する方がいい、という面が目立つ。
 この試合も、前年の勝ち試合での中継ぎで信頼を得ている岩崎を投入するという選択肢が、このまま西の続投を選択して、打たれて負ける可能性に勝ったのだと思う。
 矢野は、「仕掛けて行った上でのミスだから」「積極的に行った結果のミスは責めない」と言った言葉をよく発する。
 勝負どこでは、流れに任せて勝ちに行くより、仕掛けていく方を好む。
 その為の失敗をよく見る。(成功もあるのだろうが、失敗が記憶に残りやすいということもある。)
 動かず後悔するより、動いて後悔する方がいいという考えだ。

 あの試合、動かず西を続投させていたらどうなったかは、わからない。
 それでも、そこまでの岩崎の調子、仕上がり具合をどの程度把握していたのだろうか?
 あの試合、タラレバだが、西を続投させ、タイガースが勝利を納めていたら、その後の展開はどう変わっていたか?
 菅野は開幕戦で土がついて、今の様な12勝無敗という成績を残せていたのか?
 讀賣は、今の独走状態を築けていたのだろうか?
 タイガースが東京ドームを苦手とし、これほどまでに対戦成績を一方的にされていたのか?

 この試合では、動かず西を8回まで引っ張った。
 まぁ、西のピッチングが代えることを考えさせなかったのと、13連戦中でもあり、コロナ禍でタイガースの中継ぎに信用がない面もあるのだろう。
 タイガースが効果的に点を挙げてリードしていたのも大きい。
 それでも、動いたのは、近本自身の判断かも知れないが、セーフティを決めた場面くらいか?
 動かないことが功を奏する場合もある。

 動くも、動かないも、それを裏付ける根拠が必要だ。
 その根拠が確固たるものならば、例え失敗に終わっても、後悔はないと思う。
 開幕戦、矢野は公開していないのだろうか?

 ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 22:40 | comments(0) | - |
2−0 対中日 藤浪の160kmに酔う
 先輩の岩田の好投を受け、8回のマウンドに上がったのは藤浪晋太郎。
 セットアッパーに配置転換で1イニングを思いっきり投げる藤浪は、160kmを連発。
 力で8回を投げ切った。

 藤浪のコントロールから、中継ぎ適性を言われるが、藤浪の球威で1イニングを思いっきりいければ、それこそ球児が火の玉ストレートで7回を任されていたときに匹敵する存在になりうる可能性もある。
 今、抑えをやってるスアレスも、それほどコントロールに信頼が置けるわけではなかったが、その球威で押し切ってる間に、コントロールも安定してきた。
 それは、相手が球威に負けて、際どいボールを振ったり、スピードに幻惑され高めのボールに手を出したりして、カウントを有利に進められるからでもある。
 藤浪の慣れてくれば、1回をその球威で押し切ることはそんなに難しくはないんじゃないかな。
 ただし、セットになった際、バントやピッチャーゴロの処理(ショートスロー)に不安を残したままじゃ困る。
 そこの練習は、しっかりやっとかな。

 岩田は、1年の間で調子がいい時が瞬間ある。
 そのときに勝ち星を挙げられるのだが、すぐに調子が落ちてくる、そうすると負けが混んで、勝ち星を上回ってしまう、そういうピッチャー。
 今日はいい時の岩田が出た。
 ただし、今までいい時でも、今日の様なテンポよく、四球を出さないと言ったピッチングはほとんど見たことがない。
 相手の主軸のビシエドがいなく、長打が少ない中日打線が、岩田の大胆さを引出したのかも知れない。
 どこが相手でも今日の様なピッチングができれば、もう少し勝てるピッチャーになることができそうな気がするんだが・・・・。
 (ちょっと、遅すぎたかねぇ)
 これで、来年も岩田は、谷間のピッチャーとして、残る道を得たのかも知れない。

 打線は、サンズが心配。
 一時のボールを振らずに、決して自分の方からうちに行かないという姿勢が崩れている。
 ボール球を強引に振り、自分の方からボールを迎えに行ってうちに行っている。
 これでは、サンズの持ち味がなくなってしまい、打率も急下降、ホームランも打てない。
 どこで立て直せるか、このまま萎んでしまうのか、大きな帰路に差し掛かった。
 できれば、一時期のサンズを取り戻して欲しい、できるだけ早く。

 ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 21:20 | comments(0) | - |
0−9 対中日 禁句
 やはり、「明日も勝つ!!」は言ってはいけない言葉。
 昨日のヒーインで糸井が発してしまった禁句。
 今日の先発が苦手の大野であることから、こうなる予感は、ずっとあった。
 まぁ、本当こうなると悔しいんだけどね。

 今日の試合は、小幡で負けたと言っていい。
 若手、高卒2年目で、経験値を積むということで誤魔化されがちだが、1軍の試合に出るということは、それだけ責を負うということであり、一人前の選手として批判を受けなくてはいけない。
 なので、あえて言う。
 今日の試合は、小幡のミスで負けた試合だ。

 初回の京田のショートゴロをトンネル。
 2死走者なしが、無死1、3塁となってしまった。
 この後青柳がよく粘って、1点だけで抑えたが、青柳の消耗と、この日の調子を掴めないまま、試合に入っていかねばならない厳しい状況を作った。
 その後のアルモンテが三振の時の京田の盗塁にしても、原口の送球を受けていれば、タイミングはアウトだった。
 ここで一気に2死3塁になれば、無失点で立ち上がれるチャンスもあったのだが、小幡が送球を落として、1死2、3塁という、ゲッツーも望めない状況を作った。

 ゴロを打たして獲るのが青柳の真骨頂である。
 初回に大島を出してはしまったが、その後の京田をゲッツーに取っていれば青柳らしいピッチングと言える。
 また、アルモンテ三振の際に京田をアウトにできれば、それも青柳の立ち上がりのピッチングとして及第点であり、その後のピッチングがもっと大胆に投球できることになる。
 
 大野が相手の試合だ。
 タイガースがあまり得点できないのは予想がつく。
 青柳もできる限り投手戦に持ち込み、終盤での1点勝負が分かれ目になると考えていたはず。
 実際、大野相手に勝利するには、そういう展開に持ち込むしかない。
 それを初回に無残に打ち砕いたのが小幡のエラー、ミスだ。

 その後のサンズの守備でことごとく、1塁ランナーが3塁へ進んでしまうのも、そういうミスの延長にある。
 もっともサンズの守備のボールへのチャージの遅さが他球団に知れ渡って、そこをついてこられる状況にあるのは確かだが・・・。
 
 こういう試合はミスが命取りだ。
 小幡がこのミスで、自信を無くして縮こまってしまえば、それまでの選手だと思う。
 本来、守備なら1軍で通用すると言われた選手だ。
 もう一度、守備を鍛え直し、ショートの守備なら小幡が一番と言われる様になれ!
 それが、この試合の罪滅ぼしやぞ。

 ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 21:51 | comments(0) | - |
7−3 対中日 糸井の復活弾で、「明日も勝つ!!」
 久々の糸井の一発を見たなぁ。
 元々、あのフルスィングの割りにホームランが少ないバッター。
 キャリアで20本を超えたことがない。
 これは、ある意味七不思議の一つなんじゃないかなぁ。
 今はもう、ベテランとなってアラフォーでもあるのである程度の衰えは仕方がないが、全盛期ですら20本を打ったことがないのだから不思議や。
 
 今年はスタートこそまずまずであったが、その後膝の状態とかが悪くなたのか、急下降し、スタメンを外れることも多かった。
 糸井の場合、足の状態だから、それは守備にも影響し、突っ込める打球も躊躇し、慎重な守備は、しばしばがっかりさせられることになった。
 かっては、打って、守って、走れる、三拍子揃ったプレイヤーと名を轟かせた面影はなく、守備固めや代走を送られることも多い。
 今年が4年契約の4年目で、契約が切れる中、4億とも言われる糸井の年俸が取り沙汰される様になってきた。

 その糸井が、ここにきて調子を戻し始めた。
 打率も250以上に上がってきており、マルチヒットを記録する様になってきた。
 やっとここで3番に定着してきた糸井に一発が待たれていたところだった。
 本当は、ここまできたら糸井、福留は置いといて、高山を使って欲しいという面はあるんだけどね。

 今日の一発は、同点に追い疲れた後に再度突き離す価値ある一発。
 しかもバックスクリーンへ一直線の糸井らしい当たりでもあった。
 これで少しは自信が蘇ったかも知れんなぁ。
 おかげで遥人にも勝ちがついて良かった。
 最後のお立ち台で、新庄の禁句「明日も勝つ!!」を言ってしまったが、明日の大野を打てるんかなぁ?
 
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 21:47 | comments(0) | - |
9−3 対東京ヤクルト 原口、連敗を止める!
 大量の入れ替えを経て、中継ぎの陣容が勝ちパターンの構築が出来ないほど崩れている。
 岩貞、岩崎の抹消は、左の勝ちパターンのピッチャーが全くいなくなったことを意味している。
 同時に13連戦を見据えて、ガンケルを先発に回したため、抑えのスアレス以外、勝ちパターンのピッチャーはいなくなった。

 その中で、秋山が先発。
 秋山には、直接スアレスに繋ぐ様な好投が期待されるが、1点を先取したにもかかわらず、すぐその裏に坂口に2点タイムリー2ベースを喰らって、逆転されてしまった。
 そんな状況を1発で解消したのが、原口のバットだった。
 昨日の試合から、自らボールを迎えにいくという悪い状況から脱してきた感じは出ていた。
 この日も、逆転を許したその後、先頭バッターで、スワローズの吉田の初球のカットボールが高めに浮いたところを、上手く叩いて同点ホームランを放った。
 
 7回の大量点の最初は、原口が放った満塁からの3塁戦を抜く、2点タイムリーだった。
 これも、長谷川のチェンジアップを迎えにいくことなく、呼び込んで3塁戦を抜く当たりを放ったもの。
 原口には、こういうバッティングができるのが強みである。
 バッティングだけなら、十分レギュラーを張れるものは、持っているのだ。
 タイガースは、梅野というレギュラーキャッチャーがいるから、守るポジションがないが、梅野が抹消されているいる今、原口が復調してきたのは大きい。
 シーズン前、ボーアがダメなら、ファーストで原口を使って、クリーンナップを任せたいとも考えていた。
 原口が7番にはいることで、下位打線に厚みがつく。
 サンズ、大山、ボーアで残したランナーを返すことで、チームの得点力は確実に上がる。
 梅野がいれば、梅野7番でいいのだが、いない今、得点力を考えれば、坂本より原口になる。

 今日は、同級生秋山とのバッテリーで、秋山も「原口とのお立ち台」を目標と言っていただけに、原口のリードに応えられるよう、2回から丁寧なピッチングでスワローズを封じていた。
 結局6回を初回の2点のみに封じて、マウンドをエドワースに譲る。
 甲子園なら、希望通り、原口と秋山でお立ち台だったのだろうが、神宮なので原口のみとなった。
 次、甲子園で頼むぞ!

 秋山の後は、エドワース、藤浪、スワレスと繋いだ。
 エドワースは、来季への見極めをかねて、中継ぎでどこまで通用するか見るためだろう。
 藤浪は、今季は勝ちパターンでスワレスに繋ぐ役割を経験させながら、本来のピッチングの復活を期待しての起用か?
 スワレスは、間が空いたこともあり、確実に連敗を止めようとお試し起用だったか?
 いずれにしても勝ちパターンは、こんなメンバーになるんじゃないかという気がした。

 今日は、原口のバッティングが、タイガースの光になった。
 ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 23:00 | comments(0) | - |
1−2 対 東京ヤクルト 大型連敗がやってくる予感
 コロナ禍により、大幅な入れ替えを余儀なくされた2戦目。
 開幕当初の貧打に陥った様な展開で、最下位スワローズに連敗を喫した。
 これで3連敗。
 まぁ、優勝の望みがなくなった今、2位も最下位も同じだと言えば同じだが、その内容が問われることになる。

 2遊間じゃ、北條、小幡で、北條が2番、小幡が8番に入る。
 ガンケルが先発につき、キャッチャーは原口。
 原口が7番に入るのだから、下位打線の極端な弱さ(坂本、小幡、ピッチャー)は、解消されてはいる。
 だが、本来なら、8番に北條を入れて下位に厚みを持たせ、2番には出塁率が高く、小技と足がある植田を起用する方が打線として機能しそうだし、面白い様に思える。
 
 試合は、初回の無死満塁のピンチを1点で凌いだガンケルが4回を70球で、藤浪へと繋いだ。
 藤浪の中継ぎ起用は、賛否あれど、こういう事態なので、お試しを兼ねての物のように思える。
 そういう隙を4番の村上は逃さず、藤浪から特大の1発を放ち、スワローズが1点リードした。
 結局、この1点が決勝点で、残り3回の攻撃で、これを返すことはできなかった。
 結局原口の2安打を含めて、4安打の貧打で連敗となった。

 もう、コロナのことはどうこう言わないが、ここにきての貧打がえりには、いささか閉口する。
 まずは、サンズが下降線に入ってしまったこと。
 一時の神がかり的な勝負強さは、影を潜め、かなり強引さが見える様になり、ボール球にも手を出し始めた。
 これが、タイトルとかを意識したせいであるのか、単なる調子の波なのか、早く元に戻ってもらいたい。
 大山もタイトルを意識し始めたのか、強引な打撃が目立つ。
 8回のチャンスも、最後のボールになるフォークは、読みやすい球でもあり低めは見逃すという意識が欲しかった。
 それより、その前のストレートを見送ったのがいけない。
 ホームランボールではなかったが、右打ちで、ランナーを返すには手ごろなボールであったはず。
 1発に拘って、ホームランにできるボールを待っていたとすると、この場面では間違いじゃなかったか?

 9回の原口のツーベースからの代打中谷も、全くノー感じ出会ったし、代打上本も、らしい怖さが全然感じられなかった。
 2人とも、この与えられたチャンスを死に物狂いでという気迫は感じられなかったのが残念。
 これなら、この間の中日戦で代打で1発打っている長坂の起用の方が良かったかもしれない。
 陽川や江越がいれば別の起用も考えられたところだが、死んだこの年を数えても仕方がない。
 いるメンバー闘っていくしかないのだから、それをどう活かすかを考えるしかない。

 試合中、記者席とタイガースベンチで不審なやりとりがあったのではないかと審判に言われて血相を変えて抗議する矢野監督。
 まぁ、これだけ打てないのだから、そんなことしてる分けないとは思うが、そういう動きがあったなら注意しなくちゃいけない。
 「試合後でもいいやろ」的な発言があったらしいが、そういう動きがあればその場で警告しなくては意味はないのと違うかな。
 まぁ、そういう疑いを持たれたのが心外であるのはわかるが、そういう疑いをもたれん様、李下に冠を正さずの精神で行ってほしい。

 今日、秋山で連敗を止めないと、コロナショックもあり、中継ぎのキーである岩貞、岩崎を欠く現状では、連敗が続く可能性もある。
 下手すれば、大型連敗で、一気に下位へ転げ落ちることにもなりかねない。
 順位争いに意味はなくとも、あまりいい気分じゃないのは確かだ。
 今いるメンバーが、チャンスだと思い、それを覆してくれることを祈るのみだ。

 ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 23:22 | comments(0) | - |
3−6 対東京ヤクルト コロナ禍に散る
 タイガースの主力5人(浜地、糸原、陽川、岩貞、馬場)がコロナ陽性。
 岩崎、小川が濃厚接触者。
 福留、木浪、江越、小林が球団による濃厚接触者扱いで都合10名を登録抹消。

 完全な外出禁止の予防処置をしている球団もある中、タイガースは、遠征中条件付きで日にちを限定し、外食を認めていたと言う。
 最初に藤浪ら、3人の陽性者を出し、それもタニマチとの会食(パーティ)参加ということで球団の管理体制の甘さを言われた中で、今回の処置はどうだったのだろう。
 そうであるなら、12球団一厳しい規制を設けていても不思議ではないはず。
 それが、この程度の規制で済ませて、尚且つ福留初め8名が、その規制をも外れる会食をしていたとなると、またもタイガースの管理体制の甘さ、脇の甘さを言われるに違いない。
 責められるのは、感染してしまったことではなく、感染までの過程で、いかに感染を防ごうという努力をしてきたかということじゃないか?
 その点で、タイガースは責められても仕方がない。

 亡き星野監督が今タイガースの監督であったら、こういう事態になったのだろうか?
 岡田監督のもとで、同じ様なことが起きたのだろうか?
 やはり、その後のタイガースの体質が、温く、緩くなってきた証じゃないか。
 それが今のチーム力、エラーの多さが改善されない、若手?が伸び悩んでいる、そういう面にも現れている様に感じる。
 こうなったら、不謹慎かもしれんが星野さんの墓でも掘り起こして、カミナリを落としてもらわんと、改善できんのではないか、と思ってしまう。

 急遽10人の抹消に合わせて、9人を登録。
 岩貞、岩崎の勝ちゲームの左ピッチャーがいないことで、再度能見が登録。
 しかし、能見しかいないのが痛い。
 能見の今季の被本塁打率は、かなり高いんじゃないか?
 出てくるたびに一発を喰らっている様に見える。
 島本も投げる目処が立たない中、2軍ではガルシア、呂の外人組。先日抹消の岩田、新人の及川。
 ガルシアには、中継ぎ適性があるかもしれんが、外国人枠もある。2軍で好調な呂も外人枠の問題がある。
 ボーア、サンズ、スアレスは、動かせない。
 残り2枠をガンケル、ガルシア(または、呂)で回すことも考えないと、ガンケル、呂を先発で、登録抹消を繰り返すか、ガンケルのみ先発で、ガルシアを中継ぎ(ガンケル先発の際は、ベンチ入りできず)先発後抹消し、呂を中継ぎ起用する。
 どうしてもいなければ、横山、石井の育成を選手登録し起用を考えるしかない。

 セカンド、ショートが空いたのは、植田。小幡には大きなチャンス。
 この日、荒木がセカンド2番で起用されたが、先のこと考えたら植田を2番で起用して欲しかった。
 近本、植田の快速1,2番というのも見て見たい。
 植田も自分の役割を意識しながら、何をすべきか勉強するいい機会になるんじゃないかな?
 ショートは、小幡と北條の巻き返しに期待。
 実際木浪も230くらいしか打っていない。
 小幡にしろ、北條にしろ、まだまだ奪い取るチャンスはいくらでもある。
 
 逆に言えば、これを機に、讀賣追撃という絵空事から、来季を見据えて闘うきっかけにすることができる。
 今日の坂本のスクイズ失敗。
 大山が挟まれる間に、ボーアがサードにいけなかった失敗。
 そういう失敗の数々を、ベンチと選手が一体となって、その原因を突き詰め、同じ過ちをしないための準備をするきっかけにする。
 それは、コロナ禍の対策に通じる。
 フロントも、同じ失敗を何度もする様な真似はやめて、どうしたら失敗しないかを真剣に考えて対策すべき。
 そういう姿勢を見せることが、温く、緩い体質を変えていくことになるんだから。
 そうでないと、星野さんが怒って化けて出てくるぞ!

 ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 23:00 | comments(0) | - |
0−4 対横浜DeNA 昨日のベイが、今日の虎
 同じ様な記事を一昨日書いたなぁ。
 今日は、タイガースにミスが出て、自ら転んだ。
 この両チームは、そんなことを繰り返して、どっちが勝つかでなく、どっちが転ぶかを争っている。

 今日は、上茶谷が良かったせいで、ベイにミスが少なく、タイガースにミスが出て、この結果になった。
 近本がバントかヒッティングか、迷う様な攻撃で、結局三振ゲッツー。
 木浪が再三守備でやらかし、青柳のピンチを招き消耗させた。
 (勝負が決まってからだが、小幡もやらかした。)
 必要ないピンチで、必要のない消耗をした青柳が6回1失点で降板。
 代わったエドワースがソトにに3ランで、この試合は決まってしまった。

 ボールの正面に入って捕球する。
 ボール球を振らない。
 基本的なことを、ちゃんとやろうや。
 凡事徹底。
 これができてない両チーム、讀賣を走らせるだけやなぁ。

 しかし、サンズが下降線に入っているのが心配。
 岡本にHRで1本差に迫ったあたりから、バッティングの粗さが目立つ様になった。
 タイトルとか意識しているのか知らないが、あれだけボール球を振らなかったのに、今日の3三振は、全てボール球を振らされたもの。
 早く、以前の心構えに戻して、バッティングを立て直さないといけない。

 しかし、いつまで福留に頼るんかなぁ。
 木浪に代打は、良いが、福留では逆効果の様に思う。
 上茶谷のスピードには、ついていけんだろうに。
 もうそろそろ福留抜きを考えて試合しなくてはいけない時期ではないか?

 ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 21:43 | comments(0) | - |
6−3 対横浜DeNA ベイのミスを他山の石とせよ!
 致命的なミスが、ベイに出て、タイガースのミスを消して、勝利をもたらした。

 4回の戸柱の打球を、木浪がフェンブルして取り損ない、ダブルプレーでチェンジが、1死1、3塁に転じた。
 初回にも無死満塁のピンチを凌いでいる遥人、坂本のバッテリーとっては、ここをチェンジで切り抜け、次の5回を下位の柴田、ピッチャーの坂本という打順で迎え、勝利投手の権利まで持っていきたいと思っていたところじゃないか?
 58球で、5回を迎えるところ、このピンチで67球で5回に入らなければいけなくなった。
 しかも5回は1番の梶谷から上位に回わる濃い打順になる。

 遥人は、先頭の梶谷を出すと、ソトの一発を警戒しすぎて四球で無死1、2塁となる。
 ここでバッテリーはオースティンに対し、内角にカットボールでゴロを打たせゲッツーを考えていたのだろう。
 内角の低めに入れなくてはいけないボールが、真ん中の高さに浮いたところを、見事に仕留められた。
 初球の対応から、内角は読まれている気がしたので、2球目は一回外角に外してからでもよかったが、同じ球を続けるなら、2球目は、より厳しいコースに行かなくてはいけない。それが、1球目より甘く入れば、オースティンクラスになれば仕留められる。
 これも、アウトをちゃんと取らなかった故、打順の巡り、遥人の球数、ピンチでの精神的疲れが招いた結果だといける。

 通常なら、こう言うミスをしたこととで許した逆転は、そのまま敗戦に繋がる。
 それが、そうならないのはベイもタイガースに負けず劣らずミスをしてくれるものだから、タイガースも再逆転ができてしまう。
 8回、先頭の代打陽川のヒットで無死のランナーが出ると、近本に送りバントを命ずる。
 陽川に代走江越を送っており、足のある近本だけに、打てせてもゲッツーはないんじゃないか?
 まして、バントがあまり上手くない近素だ。
 せめて、セーフティという選択肢であってよかったと思う。

 案の定、近本のバントは、投手正面、これで2封されて1死1塁からやり直しかと思われた。
 矢野監督にすれば、そうなれば近本を走らせてと考えていたのかもしれないが、それはそれでリスクは大きい。
 だが、ここでベイの石田がセカンドへの送球を逸らしてしまい、1、2塁ともセーフにしてしまう。
 タイガースの失敗を逆に成功へ転じてくれるのだから、優しさこの上ない。

 次の糸原にもバント。
 これが、なんと1塁線へのバントをするから驚きだ。
 普通、サードに取らせるべく、3塁方向にするのがセオリーやろ。
 元々、バントが下手で、この間も失敗している糸原は、なんとしてもという気持ちだけで、セオリーなんて考えてもいないのだろう。
 ベイのファーストのソトの突っ込みが足りなかったので助かったが、ノーバン、ショーバンの際どい取り方をされれば、ダブルプレーもあり得る打球だった。
 それもベイの守備に助けられ、無事1死2、3塁のチャンスを作ることができた。
 
 この後、内外野とも前進させ、1点も失いたくないと言う守備を敷かれた、外野の上を越す糸井のタイムリーが出て、タイガースは勝つことができた。
 まさに、ベイに勝たせていただいた勝利。

 この試合を見ていて、讀賣の選手やファンは、今日のベイをみる様な目でタイガースをmているんだろうなぁ、と思った。
 黙って見てれば、勝手にミスして転んでくれる。
 これほど、御し易い相手はいない。
 讀賣は、そんなチームが2、3位で追いかける位置にいるんだから、楽だろうなぁ。

 昨日今日のベイを他山の石として、タイガースは自分のこととして、反省し、練習に励んで欲しい。
 讀賣には、今日のタイガースがベイを見ている様な目で毎回見られていると言うことを自覚せよ!
 
 ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 18:06 | comments(0) | - |
5−3 対横浜DeNA 今日のベイは、昨日の虎
 初回の1死満塁で、岩田を攻略できなかった。
 8回の決勝打は、ワイルドピッチ(パスボール?)で大山の進塁を許し、ボーアでゲッツーの可能性がなくなり、タイムリーを許したもの。
 5回の得点も先頭の木浪を四球で出したから。
 こういうやっちゃいけないことをやれば、勝つことが困難になることの証明。

 対するタイガースはどうかと言うと、岩田が送りバントを警戒するあまり、相手ピッチャーの京山を四球で出したのが5回の失点につながる。
 折角、初回のピンチで、相手が勝ってくださいって、凡退して、岩田に好投するチャンスを与えてくれているのに、丁寧に辞退してしまった。
 弱いもの同士の勝ちの譲り合いっていう現象やな。
 
 今日のピッチングで岩田をよしとするのか?
 たとえ5回の失点がなく、岩田に勝ちがついてもタイガースにとって、なんの実りもない勝利だ。
 それで、来季岩田がローテションピッチャーとして、または貴重な左の中継ぎとして、活躍できる礎になるのか?
 単に、今年も勝ち星を上げたって言う、ベテランの自己満足だけのための勝ち星になるんじゃないのか?
 
 岩田には悪いが、今日の先発枠をもっと有効に使う方法があったんじゃないだろうか?
 試したい若手がいなかったのか?
 ガンケルの先発適応力を再度試してみる方法はなかったか?

 今日の2番は糸原で、3番に糸井。
 以前の形に戻したが、それで何をしたいのか?
 糸井のプライドを維持してやったってことなのか?
 もっと試さなくてはいけないことがあったんじゃないか?
 
 讀賣を追い上げるために、今試している時期じゃないと言う判断か?
 その讀賣は、シーズン当初から、いろんなことを試しながら、戦力を見極め、早めに手を打ち、中継ぎは使いすぎを避けながら、独走すると言う戦い方をしてきた。
 讀賣は、今多少のことがあっても対応できる戦力と余力を残している。
 追うタイガースが、これから追い上げるべき戦力や余力があるかと言うと、逆に切羽詰まって、岩田や中田を先発させなくてはならない様な状況。
 いまだに糸井を頼らなくてはならない状況。
 これでは、追いつけるわけがない。
 
 今は、来季までに讀賣との差をいかに縮めるかを考えて行動すべき場面。
 中田、岩田に先発枠を与えるより、糸井、福留に頼るより、優先すべきことをやって欲しい。
 その先に、光を見せてくれ!

 ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 18:25 | comments(0) | - |
2−4 対中日 希望の火ぐらい見せてくれ!
 下位の中日に連敗で負け越し。
 讀賣と歩調を合わせているから、差は縮まるわけがない。
 讀賣には楽な展開だわな。

 今日も、送るところで送れず、送るべきところで強行し(代打中谷で三振)、自ら敗戦へと舵を切った。
 まぁ、先発で中田と言うところから、3点くらいの失点は覚悟していたと思うが、2回で3失点だから、早々限界に達した。
 この後に及んで、中田だの岩田を先発させなくてはいけないのが、情けない。
 もっと、試してみるべき若手のピッチャーはいないのか?

 昨年経験を積ませた、望月や浜地はどうなんだ?
 先発で試す気は内因か?
 故障明けの才木や石崎をトレードに獲得した高野はどうなんや?
 小野はどうした?この間先発させた斎藤はどうした?谷川だって新人の時に先発させてるやないか?
 この先の上り目のない、中田や岩田を試すより、若手に経験つます方が有効なんじゃないか?
 または、ガンケルを先発に戻して、エドワースを中継ぎで昇格させるとか?
 外人の見極めに使う手もあるだろうに。

 それとも、岩田や中田でトレードするための品評会にかけるつもりか?
 いい話は、出てこないのと違うか?
 なら、横山を支配下登録して、上で試す方が有効やと思うぞ。
 
 今年、よかったPが、来年も使えるとは限らない。
 去年の守屋、島本が今年、上で投げることもできない状態であることでもわかるやろ。
 来年だって、ガンケルや岩貞が同じ様に出来るとは限らない。
 守屋、島本が去年の状態に戻るかどうかもわからない。
 危機管理として、使えるピッチャーは、どんだけいてもいい。
 才木、望月、浜地、藤浪、斎藤、谷川の右ピッチャー。
 横山、呂、石井の左。
 また、西純矢、及川の新人。
 誰でも来期のために経験を積ませる方が有意義なんじゃないか?

 どうせこんな負け方するなら、少しでも来季に向けて役に立つ様なことをして負けた方がいい。
 少しでも希望の明かりを見せてくれた方がいい。
 絶望だけの戦いは見るのに忍ないわな。

 ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 18:46 | comments(0) | - |
1−4 対中日 攻撃でミスって、守ってミスって、勝てるわけないやろ!
 初回、立ち上がりアップアップの福谷に、糸原が初球バントで、ピッチャーフライ。
 2回は、1死3塁で、木浪は、外野フライも、転がすこともできず、三振。
 もう、2回で試合を決めることもできた様な状況で無得点。
 得手してこういうときは、ピッチャーが立ち直ってしまい、その後苦しめられるのは目に見えていた。

 対して先発の秋山は、3回まで完璧のピッチング。
 付け入る隙を与えない内容。
 だが、こうも味方がチャンスを潰していると、逆に秋山へのプレッシャーになり、味方から付け入られる隙を作り出されることになる。
 あに図らんや、4回にアルモンテのヒットの後、ビシエドを討ち取り、高橋周平もピッチャーゴロでチェンジと思った瞬間、秋山の悪送球(ボーアが獲ってやれれば、アウトだったが・・・・)で2死2、3塁のピンチとなった。

 こういう試合、押しまくってチャンスを潰しているチームが、相手のワンチャンスに得点を許して、負けてしまうのはよくあること。
 そういう時には、必ずミスと一発が絡んでくる。
 この試合も。ミスがあった後に阿部に3ランを喰らってしまい、試合の先が見えてしまった。
 阿部には、中日戦で散々痛い目にあっているし、ファーストも空いているのだが、自らのミスで招いたピンチに秋山が冷静な攻めを欠いた感があったのは否めない。
 
 この3点のリードで、福谷は完璧に立ち直ってしまった。
 逆に、福谷に完封されそうな勢いだった。
 坂本の打球を受けて降板しなければ、十分完封できる状態に戻っていた。
 更に秋山は、7回にも悪送球で追加点を許し、ダメを押される格好になった。

 攻撃で、糸原がバントが出来なかったこと。
 元々、糸原はバントが下手だ。
 その前の陽川も死球で出塁できたが、それまで2球、バントを失敗して追い込まれていた。
 糸原にしても、折角3番に置いているのだから、苦手なバントを無理にやらせる必要があったのか。
 糸井が3番であれば、バントは絶対になかったろう。
 それに、そこでバントができるほど、ちゃんと練習してきたのか?
 タイガースのバント練習って、バッティング回りの時のゲージに入った初球に簡単にやる儀式と、ファールグランドで遊び半分にしているバントの真似事の様なものしか見たことがない。(見えない室内でどれだけやっているのか知らないが。)
 そんなんで、バント技術が向上するとは思えない。

 守備練習にしてもしかり。
 ピッチャーゴロの処理。
 あらゆる状況を想定して、処理の方法をきちっと練習しているかというと、単なるバント処理の練習だけで、ファーストに投げて終わり。ミスしたら、もう1回という程度の緊迫感のない練習。(これも室内でどんだけやっているかは、知らないが)
 いろんなケースを想定し、守り方を間違えれば、練習を止めて、どうしてそうなのか、どう守らなくてはいけないのか、それを確認し、反復練習をすると言った姿勢は見たことがない。
 タイガースほどピッチャーゴロの処理を苦手にしているピッチャーが多いチームも少ない。
 その割にそこの練習をちゃんとやらない、だから試合でミスが出るんじゃないか?

 今日も、ダブルプレーを取るべきところで、取れないシーンを見た。
 セカンドは、ダブルプレーを取れると思えば、待っていてはダメだ。
 一歩前にでて、処理を早くすることで、ダブルプレーが取れる。
 そういう練習も足りていない。
 
 やるべきことをちゃんとやらない。
 ミスをすれば、失点につながり、流れが相手に行ってしまう。
 そうならないための準備を怠った結果が今日の様な試合だ。
 こういう試合が讀賣との差になって現れる。
 来季に向けて、そういうミスをなくす準備に入らなくてないけない。
 今の公式戦の中で、そういう練習し、準備するしかない。
 今年は、秋季キャンプがないのだから。

 ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 17:35 | comments(0) | - |
8−4 対中日 大山、HRダービートップに並ぶ!
 讀賣にマジックが出て、消化試合の感が出てきた対決ではあるが、タイガースにとっては、来季に向けての修練の場でもある。
 
 梅野が脇腹の筋挫傷とかで、登録抹消。
 キャッチャーの激務に、2番という打順、または、ポイントゲッターとして打撃まで高い水準を求められ、応えようとした無理がたたったにかもしれない。
 だが、坂本にとっては、チャンスが回ってきた。
 相手の柳は、プロで初めて2桁勝利(11勝)を挙げたで「僕がプロになれたのは坂本さんのおかげ」とまで言わした、ダルビッシュに『坂本捕手を相手に投げてみたい』と絶賛していたキャッチング、矢野監督の捕手としての評価も高い。
 梅野がいるが故、出番に恵まれていなかったが、バッティングも向上しており、梅野が不在の今、坂本の存在感を示すときが来たと言っていい。
 タイガースにとっても、梅野を休ませながら使うためにも、坂本の存在は大きい。
 梅野を休ませた時の戦力ダウンができるだけ少ない方が、チーム力として安定する。
 坂本、がんばれ!

 試合は、大山が逆転の満塁HRと突き放す2ランと2発を放って、中日に勝利。
 大山は、この2本のホームランで、21号となり、HRダービーのトップを走っていた岡本に追いついて、並んだ。
 いつの間にか追いついたって感じはあるが、開幕ベンチスタートの大山が、この時点で岡本とホームラン王を争うとは考えてもいなかったことだろう。
 タイガースのホームラン王は、あのバース以来、日本人では、掛布さん以来、また右バッターの日本人となると、あの天才HRアーチスト田淵以来となる。
 
 大山は、いろいろ言われ続けてきたが、気づけば入団以来着実に実績を積み重ね、この4年目にして20本をクリアし、30本を視界に捉え、HR王争いをできる位置まできた。
 タイガースにとっては、待ち焦がれた和製大砲であり、生え抜きの4番への期待が更に高まる。
 まずは、今岡、新庄がクリアできなかった、30本をクリアすることが、当面の目標になる。

 岡本に負けるなと言い続けて、その差が広がってばかりだと思っていながら、HR数だけでも追いついてきたのは、大きい。
 岡本の1番の差は、その凡打した時の内容。
 相手に、討ち取ってもなお「怖い」と思わせる。
 そういう万態の仕方。
 また、バッターボックスに入る時の佇まい。
 相手に与える威圧感。
 その辺のさを感じてきた。
 それが、HRが追いつくことで、大山にも出てくると、一皮向ける子がするんだが・・・・。
 
 大山のスィングが、トップでピッチャー方向にヘッドが入りすぎる分、スィング軌道が大回りになり、速い球に差し込まれたり、詰まったりして、ショボい凡退の仕方をすることが多々ある。
 このスィングの改造をするかどうかは、シーズン中には難しい。
 今は、自分のタイミングを信じて、振り続けるしかない。
 それで、HR王争いに敗れても、更なる飛躍のため、オフにスィング改造するのも方法だ。
 ただ、あくまでも今年HR王争いをして、30本をクリアして、それを自信にした上で行って欲しい。
 自信なき、不安の中で、迷いの中で、そうすると失敗に終わるのが常だから。
 よくよく、サンズのスィングなどを参考に、昔の広沢や落合、中村紀洋なんかのスィングよく見たらいい。

 いずれ近い将来、タイガース生え抜きの和製大砲がホームラン王を獲る。
 それが、大山悠輔であることを信じているよ。

 ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 23:21 | comments(0) | - |
11−0 対讀賣 讀賣の2軍にやっと勝って、喜べるか?
 飛車角落ちの、ファームの試合かと思う讀賣のメンバーに、なんとか今日は一矢を報いた。
 それでも、反省点は多い試合だ。

 何より、ダブルプレーを取らなくてはいけな場面で、ことごとくファーストでアウトにできない甘さ。
 3回裏、無死1塁で立岡のショートゴロ。
 完璧なゲッツーチャンスを、処理が遅れて、1塁をアウトにできず。
 
 4回裏、無死1塁でウィラーのサードゴロ。
 これも完璧なゲッツーチャンスに、送球のボールが弱く、1塁をアウトにできなかった。
 その後の丸のファーストゴロ。
 ボーアからの送球は強かったが、返すファーストへの送球への切り返しが遅く、送球もいまいち強さに欠け、丸を生かしてしまった。
 
 最後の丸のファーストゴロは、致し方ない部分はあったが、他は言い訳にならない。
 何も無死からなので、ゲッツーを取れれば、2アウトランナー無しに転じられる。
 それが、1塁にランナーを残すことで、長打が出れば1点、あるいは2点、ピッチャーはセットを求められ続けるし、いいことは何もない。
 今日は、点差と西の調子がそういう不安を拭ってはくれたが、これが僅差であれば致命的にもなりかねない。
 タイガースの内野は、悪送球を恐るあまり、送球に慎重になり、強さに欠ける。
 また糸原は、確実に捕球をすることを考えるあまり、前に出ることを躊躇うことが多い。
 何もダブルプレーを取るには、邪魔な考えになる。

 讀賣の若林が、木浪の打球に内野安打を覚悟した瞬間に、走者の陽川に手を出し、守備妨害を狙ったプレーなど、対照的だ。
 確かに、走塁妨害である様に見えたが、審判を欺く、あざといプレーであると言える。
 そういう、狡さ。言い換えれば巧さがタイガースの守備にはない。
 
 今日の試合のタイガースのエラーが0であったことに安住するのでなく、記録に現れないエラー、ミスをしっかり反省しなくてはいけない。
 8回にエラーを連発した讀賣の田中俊は、ベンチに下げられている。
 そういう厳しさも必要であり、讀賣との差を埋めなくてはいけないタイガースは、ゲッツーを取り損なったプレーをミスとしてしっかり反省しなくてはいけない。

 もう、優勝がどうこうと言える状況ではない。
 その分、いかに讀賣との差を埋めるか。
 甘さと緩さをどう克服していくか。
 際の弱さを、強さに変えるには、どうすればいいのか。
 残り試合、それをしっかり考えて実行に移して欲しい。
 そうして、その考え、姿勢を来季まで持続してこそ、やっと讀賣との差が少し埋めるんじゃないかな?

 ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 21:34 | comments(0) | - |
6−7 対讀賣 牙を抜かれた虎は、ただの猫
 立岡のホームランが出て、0−7になった時点でテレビを見るのを辞めた。
 風呂に入って、上がってきた時に同点に追いついていればなどという甘い夢を見るわけもないが、見てみたいもんだとは思った。
 それでも、風呂から上がると得点は、4−7の3点差で最終回になっていた。

 ここでデラロサから大山が19号ツーランを放ち、1店差。
 それでも、讀賣には中川がいて、これにスイッチされると、ボーア、陽川が連続三振でジ・エンド。
 よく追い上げましたってところか?
 これで満足している様では、先はないな。
 東京ドーム8戦8敗。
 今シーズン、ずっと負け続けるつもりなんかな?

 もっと、悔しがれよ!
 是が非でも勝ちたいという闘志は見せたのか?
 テレビを見ていてそういうふうには見えなかった。
 星野さんが監督なら、とっくに蹴飛ばされているな。
 
 8回の4点取って、からのランナー2塁において、近本、梅野の連続三振。
 テレビ見てなかったので、テキストだけだから、ようわからんけど、闘志ある三振だったのか?
 最終回のボーア、陽川の連続三振。
 闘志は感じられんし、悔しさも感じられん様に見えた。
 ただ、自分が打てなかったことを残念がっているだけでは、讀賣を上回ることはできない。

 今一度、自分たちの不甲斐なさを呪え!
 讀賣に与えられた屈辱を、受け止めろ!
 お前らは、牙を抜かれた虎、単なる猫になったんだ。
 今一度、牙を研ぎ、爪を磨いて、虎にならなくてはいけない。
 来シーズンに、倍返しができるか?
 このまま、尻尾を巻いてただの猫になるのか?
 この悔しさを、ちゃんと受け止めることから始めよう。

 ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 21:45 | comments(0) | - |
3−6 対讀賣 讀賣後援会会長職に任ずる
 まさに、そんな試合。
 東京ドームで7戦全敗、対戦成績も3勝11敗。貯金を8つも献上している。
 讀賣独走、マジック点灯への貢献が一番高いチームだ。

 この日の試合、タイガースに課せられた課題は、
 1 讀賣のマジック点灯阻止
 2 菅野の連勝ストップ
 それを安易献上してしまうところが、後援会会長に就任される所以だ。

 この日は、初回から、近本がヒット、梅野のバント、糸原タイムリーと幸先よく菅野を責めるも後が続かず、1点止まり。
 満を辞して投入した遥人は、偶数回に必ず失点し、近本の連続打席ホームランで奪ったリードをことごとく吐き出す。
 
 3度目のリードを持って迎えた、3度目の偶数回の6回。
 それまで、1、2、3番を完璧に抑えていた遥人は、この回2番の松原から始まる打順、上手く打ち取り2死走者なしで岡本と対したいところだ。
 それができれば、そこまでの嫌な流れ(点を取ってもらっては、偶数回に打たれ追いつかれる)を断ち切れるそう考えたし、実際そうなればタイガースの勝利に大きく近づくことができる。
 遥人は、心理的に完全に「守り」に入ったのだと思う。
 最初の讀賣戦に投げた時のような、向かっていく気持ちは失せて、この1点を守りきらなければ勝てない、そういう脅迫観念に似た考えに支配されていた。
 
 その遥人の、力んで高めに浮いた球を讀賣は、確実に捉えてきた。
 この辺のチーム力に、大きな差がある。
 ピンチを迎え、さらに「守らなきゃ、点を獲られてはならない。」という遥人の観念はさらに強くなり、力みはボールの威力には通じず、コントロールを狂わした。

 こうして、讀賣に逆転され、逆にリードを許すと、讀賣は菅野を諦め(勝ち投手の権利を得たのに)、高梨への繋ぐ。
 ここにタイガースが付け入る隙が生まれた。
 小幡が、内野の頭を越すヒットを放つと、近本が四球を選んで、同点のランナーとなった。
 高梨は、いきなりセットポジションになったことと、近本に四球を与えたことで大きな同様をしていた。
 ここで、2番梅野。
 
 ベンチが焦って、梅野のワンボールからの2球目にバスターエンドランの奇襲を仕掛け、これが見事に外れた。
 梅野が空振り、セカンドランナーがサードでタッチアウト。
 瞬く間に、1死2塁という状況に変わり、アウトが取れていなかった高梨を落ち着かせることになった。
 何故、そんな焦る必要があったのか?
 ベンチが讀賣への苦手意識を意識しすぎており、勝たなくてはというプレッシャーに負けており、冷静な判断が出来ない状態になていた。

 ここは、ストライクバントの指示でいい。
 高梨は、1死も取れずに同点のランナーを出し、非常に同様している状態で、コントロールもままならない。
 ボールなら見送ればいいし、ストライクならバントすればいい。
 バントで得点圏に同点のランナーを送り、ゲッツーの状況を解消して、糸原、サンズに回す。
 ストライクが入らず、ボールを重ねれば、無死満塁で糸原、サンズということになる。
 タイガースで一番得点が期待できる打順に得点圏にランナーを置いて回すことが、高梨にさらに大きなプレッシャーをかけることになり、勝利に近づく道であったはず。
 
 それを、何を焦ったか、バスターエンドランの奇襲に出た。
 ワンボールから、もうストライクを簡単に取ってくるという判断から、バスターエンドランを仕掛けたのだろうか?
 それは、あまりに博打ではないか?
 失敗した際には、同点のランナーを失い、1死を与えることを考えたか?
 成功だけをイメージし、失敗のリスクを考えていたのか?
 確実を期すなら、次の球を見て判断することは考えられなかったか?
 高梨は、コントロールを制御し切れていなかった。
 さらにボールを重ねる確率も高いように見えた。
 2ボールになった時点で、ストライクを入れなくてはどうしてもいけない状態で仕掛ける方法もあったのに、それを待たずに焦って仕掛けて失敗した。
 これは、完全にベンチワークでのミス。
 ベンチが讀賣の勝利の後押しをしてやった。

 讀賣は最終回にも、近本のセンターに抜けるかの当たりを、吉川尚がファインプレーで止めて、セカンドでアウトを獲るというファインプレーが出た。
 タイガースは、無死から中谷がヒットで出た後、デラロサという球の速いピッチャーに代打福留を決まりごとのように送る。
 今の福留に、デラロサのようなスピードピッチャーの球を捉えるのは不可能に近いことを、素人の目で見てもわかるのだが、ベンチの目には、そう映っていない様だ。
 ここで、無駄なアウトを与えてやって、讀賣の勝利を後押ししてやる。

 讀賣がマジックが出ても、タイガースのやることは変わらないだと?
 変えなくてはダメやろ。
 ベンチが、選手より焦って、状況が目に入らなくなっている。
 そんな状況を変えていかにゃ、讀賣に勝てる様にはならんぞ。
 いつまで、讀賣後援会会長に就任し続けるつもりや?

 ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 23:07 | comments(0) | - |
7−6 対広島 ゴリラパンチで4連勝
 ここはHRしかないという場面で炸裂したゴリラパンチ。
 広島の勝ちパターンの塹江を捉えた、決勝の一発は、8回の裏2死から飛び出した。

 このスィングの速さと最短距離でボールをたら得られるのが陽川の長所でもある。
 故に、塹江のような球の速いピッチャーでも対応できる。
 それが、大山や中谷のような、大回りをしてスィングするバッターとの違いだ。

 ただ、陽川は、1軍登用されるたびに、結果を出さないと、すぐ2軍に落とされるという意識が強く、結果を急ぐあまり、相手の誘い玉やボール球に手をだし、凡打を繰り返してきた。
 2軍では無双状態であり、本塁打王や打点王のタイトルも獲った。
 それが、1軍に上がると、どうしても結果を急ぐ、ボールを自分の方から迎えに行ってしまう。
 (江越も同じような傾向にある。)
 そうして、たまに打っても、打てなくなると2軍降格が頭をかすめ、また結果を急いで悪循環に陥る。

 あの掛布さんをして、中谷が20本打った年に、「陽川も我慢して使ってやれば、20本くらい打つ力は十分にある。」と言わしめていたんだから、その長打力を含めて、期待は高かった。
 今年の陽川は、もう後がないという状況(30歳が迫っており、結果が出なけりゃ、戦力外も考えられる)に、相当な覚悟で臨んでいたんだと思う。
 それが、糸井、福留、さらに高山の不調で、左ピッチャーの時にライトで先発起用されるよになり、シーズン当初で短打をいくつか放ち、3割を超える率を残していたところから、対左ピッチャーの打線で3番を担うようにもなった。
 このくらいから、もう簡単に下には落とされないという自信が出てきたのか、ボールを呼び込めるようにはなってきた。
 まだまだ、状況判断での甘さはあるものの、効果的な一発も遅ればせながら放ち、乗ってきたところだった。
 陽川が、一番サンズに近いバッティングを持っている。
 目の前で見ているサンズを参考に、バッティングを見習ってもらえば、もっと打てるようになる。

 陽川は、本来内野手なのだが、外野のライト枠しかないため、ここに起用されることが多い。
 守備の不安はあるものの、今までは無難にこなしてきた。
 ただ、両サイドがサンズ、陽川という外野は、結構恐怖でもある。(もっとも糸井でも不安なんだが・・・・・)
 当座は、ライトとボーアの守備固めというのが陽川のポジションであるが、原口がいない今、右の代打の切り札にもなりうる。
 今後も起用は増えるし、期待も高くなるだろう。
 陽川のゴリラパンチが数多く出ることが、タイガースの勝利に繋がるし、来季への希望にもなる。

 ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 19:06 | comments(0) | - |
3−1 対広島 大山、岡本に1本差に迫る!
 なんだかんだ言って、大山は今日のHRで、18号。
 19本でキングを走る岡本に1本差と迫った。(と思っていたら、すぐ2本差になった。)
 これをよくやっていると捉えるか、単に岡本が足踏みして待っている体と捉えるか?
 でもこのままいけば、30本も夢じゃないペースであるのは確かだ。
 ただ、このペースでスーズン末まで打ち続けられる保証はない。

 だが、大山がタイトルを獲る獲らないは別にして、30本を打てるようなら、矢野が嘆く3番打者不在も解消されるかもしれない。
 そうなれば、サンズ3番、大山4番という打線を考えられる。
 そうなると5番が鍵を握るのだが、ボーアがもう少し打つ、打率は250でもいいが、チャンスに強く、打点を稼げるような状態になることが肝要だ。それには、もう少しHRが足りない。サンズ、大山と同等くらい、現在でも最低15本くらいは打っていないと苦しい。
 サンズが3番に座れば、バースが3番を打ち、掛布が4番を打った時のような構成になる。
 それには、岡田の存在が必要なんだよなぁ。ボーアが岡田になればいいんだけどなぁ。

 逆に、大山が4番で、チャンスに強いサンズを5番に置いたらどうか?
 ボーアも6番くらいの方が気楽に打てる。
 もっと、日本の野球に慣れれば、HRも、もっと増えることは予想に難くない。
 そうすると、やはり3番が鍵になる。
 寅吉的には、どうしても高山が必要だと思うのだが・・・。

 どう考えても、クリーンナップの人材が足りないなら、その一番手に挙がるべき選手は高山以外にない。
 辛抱して使えば、3割20本くらいの成績は残すポテンシャルは十分にある。
 今年は、高山も相当な覚悟で望んだはずだが、開幕スタメンを外れ、代打起用が主で、打席を多く与えられなかった。
 その少ない打席で結果が出なかったことが、高山の焦りを産んで、バッティングが狂い、一昨年の悪い時のような状態へ後退してしまった。
 今は、2軍でもあまり結果が出ていないようだ。
 今一度、今年のキャンプの時の状態、頭の中、精神的にも戻して、チャンスを掴んでもらいたい。
 そうして来季の飛躍の足がかりを作っていかなくてはならない。

 1. 8 近本 
 2. 4 糸原
 3. 9 高山
 4. 5 大山
 5. 7 サンズ
 6. 3 ボーア
 7. 2 梅野
 8. 6 木浪
 9. 1 ー
 こんな形で、固定して戦えれば、かなり期待が持てるはずなんだが。
 来季、こういう打線が組めるように、こんな打線に割って入るように、陽川、江越、北條、中谷、植田、小幡が競争していけばいい。

 あとは、今日もあったが、糸原が一歩前に出られず、待って獲ってゲッツーを取り損なった。そういうことがないように守りを鍛える。
 ある程度、メンバーが固定できれば、必然と守りのレベルは上がっていくと思う。
 その意味でも、これからの残り試合、来季のキャンプが重要になる。
 一人一人が、そういう気持ちでの頃試合に臨んで欲しい。
 そうして、できれば、タイトル獲っちゃえ! 大山! サンズ!

 ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 18:24 | comments(0) | - |
4−0 対広島 ミスのない試合は、締まった試合
 タイガースに珍しくノーエラーの試合。
 糸原の尻餅は、ヒットと記録されたし、難しい体制であったのは確かだ。
 (ただ、上手いセカンドなら、送球しアウトに出来たと思うが・・・・)
 大山の送球ミスは、ピネラのオーバーランに救われた感がある。
 何はともあれ、ノーエラーで、西の完封をアシストした。

 最終回の近本の好捕や、大山のサードゴロのダイビングなど随所に積極的なプレーが目立った試合。
 ただ気になるのは、8回の堂林を併殺に取った場面。
 詰まった当たりを糸原が待って獲って、ショートへ、これがギリギリ、ショートからファーストへの転送もギリギリ。
 フィルダースチョイスになりかねない場面。
 ここを確実に併殺に仕留めるには、糸原は、前に出て獲らなくてはいけない。
 ファーストランナーが通る中、難しい場面ではあるが、一歩でも前に出れば、それだけ早急に余裕が生まれる。
 これも練習をしていないと出来ないプレー。
 セカンドの守備にはそこまで望まれることを自覚して欲しい。

 西のリズムのいい投球、無四球でもあったので、バックの守りにもいい影響があったのは確かだ。
 逆に、バックの守りでピッチャーのリズムを作ってやる、そういう試合も、特に青柳とか秋山が投げる試合には、必要だな。
 こういう守りがしっかりした試合は、試合として締まる。
 その中で、近本が3盗を狙い、悪送球を誘っての追加点は価値がある。
 こういう攻撃の発想は、相手に余計なプレッシャーを与えることになる。

 今は、サンズが好調で、サンズにチャンスに回れば得点の確率がかなり高くなる。
 ただ、サンズ意外にチャンスが回ったときに、どう点をとるのかが課題ではある。
 相手の隙をつくこと、相手が嫌がることをすること、そういう攻撃での発想が必要になる。
 そういうことを考え、自分が守っているときには、相手がそういうことを考えて攻撃してくることを想定する。
 それが、全ての準備につながり、野球の質を高めてくことになる。
 そして、それは練習の時から(キャンプの時から)始めていないと身につくものではない。
 タイガースが一段上がるには、そういう質の高い練習を日頃からしなくてはいけない。
 今日のようなゲームを増やすために。

 ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 22:16 | comments(0) | - |
8−7 対横浜DeNA 弱いもの同士の2位争い
 ベイもタイガースも似たようなものだ。
 ベイもこれだけの打線を持っていて、讀賣にこんだけ離され、タイガースと同様に讀賣のお客さんになっている。
 やはりこのチームもタイガース同様、どこか甘い、温い体質があるのだろう。
 このチームも今年は最大のチャンスだったのが、この有様。
 タイガースと接戦を演じているようでは、優勝は出来ない。

 タイガースも、こんな試合に勝って喜んでいるようではいけない。
 こんな試合にしてしまったことを反省せよ。

 喜んでいのはサンズだけや。
 岩貞もよくやったかな?スアレスは完璧。
 この3人だけやな。

 希望は、斎藤友貴哉の力のあるストレートが見られたこと。
 球数が多くなってしまったのは、多いに反省すべき点だが、落ちる球の精度を挙げ、決め球にできれば、球児の後の抑え候補にも挙がる球威があった。
 今季経験を積んで、来季の飛躍を期待したいピッチャーになった。
 できれば後ろを任されるピッチャーが不足している中、そのポジションで育てて欲しい気がする。

 試合は、グチャグチャだったが、サンズのバッティングには相変わらず感心させられ、斎藤友貴哉の力投に明日の希望を感じた。

 ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 21:54 | comments(0) | - |
1−6 対横浜DeNA ミスの多さだけは、日本一や!
 こんだけミスをすれば、勝てる訳がない。
 5回の先頭の梶谷のツーべース。
 上手いサードなら、捌いていたろう。
 神里のセーフティでも、ノーマーク。
 追加点が欲しい場面。
 送りバントを含めて、当然警戒しなくてはいけない場面。
 自分の攻撃に、そういう発想がないから、こういう場面で警戒を怠るんだろうなぁ。

 7回の神谷のショートゴロ。
 佐野のセカンドゴロ、どちらもダブルプレーを取れずに、ファーストにランナーを生かす。
 糸原は、上手くなってきたとは言え、こういう場面で、ファースト送球が弱かったり、送球までの時間がかかる。
 セカンドゴロは、前に出て捌かず、まって獲って、ダブルプレーに出来なかった。
 エラーはつかないが、ミストいっていい。

 挙句8回のダメおしの場面は、バッテリーミス(ワイルドピッチ?パスボール?)で、ただで2点を献上してしまう。
 12球団でダントツの失策数を誇り、記録に現れないミスも数多ある。
 確かに、日本一にはなった、ミスの多さで・・・。

 一体、昨年12球団一ミスが多かった反省は行ったのか?
 原因は分かっているのか。
 何故、今年も同じことを繰り返す?
 秋季キャンプ、春季キャンプで何をしてきたのだ?
 打線の強化は、サンズ、ボーアの加入で結果が出てきているが、守りの強化は、何にもなされていない。
 これで、よく「日本一になる」って言えたもんだよ。

 今年は、秋季キャンプも出来ない日程。
 オフから、春季キャンプで、変わった姿を見せられないようなら、他の手段を考えなくてはならないだろう。
 今から、一戦一戦が守備強化のために当てていかんと、間に合わんわな。

 ぐぁんばれ!タイガース
 
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 21:38 | comments(0) | - |
7−7 対横浜DeNA 勝てる試合に負けた後、勝ってる試合をおいつかれる
 讀賣戦で、勝てる試合だったのを、守りのミスで負けた後、今度は、5回まで7−0とリードしている試合を追いつかれた。
 
 それまで、完璧なピッチングをしていたガルシアの替え時については、賛否あるところ(否ばかりかもしれんが)だが、やはり、佐野のスリーランの時点で決断すべきかと思う。
 それまでの内容を見れば、それ以上の続投が死を招くのは確かだった。
 また、塁上にランナーを残しての継投より、ホームランで、リセットされた状態の方が、後続のピッチャーが投げやすいこともある。
 ただ、連戦でできるだけ中継ぎを使いたくないという気持ちと、突然の変調により、中継ぎの準備不足が続投を選択させたのだろう。
 
 能見は、戸柱をファーストゴロ(ランナー2、3塁へ進塁)、代打中井に、討ち取ったあたりが、ライト前へポテンのタイムリーで2点差。
 続く神里に四球を与えて、満塁としたところで、岩貞へスイッチとなった。
 これは、岩貞の肩ができるまでの時間稼ぎであったのか?
 ここで岩貞に代えるのなら、能見を飛ばして岩貞へスイッチという選択はなかったか?
 あわよくば、この回能見で凌いで、7回岩貞という絵を描いていたのか?
 能見は、この間のピッチャゴロの処理を焦って、足を故障(?)した後の方が、安定しており、この日もボール自体は良かったけど・・・。
 
 急遽登板の岩貞は、梶谷はセカンドライナーに打ち取るが(坂本のパスボールで1点献上)、大和にタイムリーを打たれ、同点。
 逆転のランナーは、ホームでアウトにして、一挙逆転という悪夢は免れた。
 ここでも大和に打たれる。
 大和の攻め方に間違いはなかったのか?
 こう何度も大和に打たれる原因は何か?
 大和は、よくって250にバッターだ。
 タイガースだけが5割近く打たれている。

 結局この回のドタバタで、7点あったリードもフイにした。
 できればガルシアで7回くらいまで、中継ぎを最小限で、この試合を凌ぐ構想は、脆くも崩れた。
 岩貞のイニング跨ぎ、スアレスも2イニング投げなくてはならない最悪の展開。
 讀賣のため、追いかけるベイとタイガースが、無駄な消耗戦で、読売だけが高笑いだ。
 
 序盤で7点も取られるベイもベイだが、それを一気に追いつかれるタイガースもタイガースだ。
 それも、やっぱりミスを絡めてのもの。
 坂本のパスボールがなければ、1点差で逃げ切れたかもしれない。
 継投のタイミング、ピッチャーの選択を考えれば、違った展開にもなっていただろう。
 いずれも、ミスといえば、ミスなんだ。

 何度も言っているが、ミスがこれほど多いと、勝てるゲームも勝てない。
 それでも5割は維持しているのは、サンズ、ボーアの補強で長打力がついてきたことによる。
 本気で優勝を目指すなら、もう一度ミスを無くすために、何をしたら良いのか真剣に考えることだ。
 今季は、間に合わないだろう。
 来季、同じミスを起こさないため何をするかが問われている。

 ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 22:51 | comments(0) | - |
2−3 対讀賣 点差以上に、野球の質の差があるよ
 4連戦で一気に讀賣との差を詰めるべく、戦った試合。
 結局、1勝2敗1中止と、逆に差を広げられてしまった。

 藤浪で2戦目を落とし、昨日は台風の影響で中止。
 どうしても勝たなくてはいけない試合として、中5日で遥人を投入した試合。
 その遥人をバックが盛り立てるどころか、足を引っ張る。
 犠牲フライで取られた2点は、いずれも防げた得点。
 しかも2点目で戻ってきたランナーも、エラーで出塁したもの。
 これでは、勝てる訳がない。
 こうして、無駄に献上してしまった得点が最後まで響く。

 遥人のストレートに絞り、ピッチャーから逆方向へというバッティングをチームとして徹底してきた讀賣。
 この間の藤浪も、カウントを取りに来る球を逆方向へというバッティングを徹底していた。
 一度やられたら、それを研究し、攻略法を練って、チーム全体に徹底できる。
 悔しいが、タイガースには、出来ない野球だ。

 この日も、相変わらずベンツの前に凡打を繰り返す。
 去年から何度やっても、結果は変わらない。
 だから、タイガースは苦手なピッチャーが多い。
 バッターにしてもそう。
 大城に何度でもやられる。
 広島の松山にも何度でもやられる。
 DeNAの大和にも。
 その攻略を、チームとして徹底できないから、同じことを繰り返す。

 守備にも同じことが言える。
 キャンプの練習を見ても、通り一遍で、守備練習中ミスがあれば、何故そうなったのか、どうすれば良かったのか、の反省をしない。
 ただ、練習をこなしているだけ。
 だから、実戦でミスを犯す。

 一から練習し直して、チームを作り替えていかなくては、讀賣との差は縮まらない。
 その讀賣で、原がやっていることは、星野監督のコピーなんだがなぁ。
 何故、タイガースに出来ないんだ。
 もう今季は、いい。
 讀賣との差をどうしたら詰められるか、しっかり考えて出直せ!

 ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 21:33 | comments(0) | - |
2−11 対讀賣 藤浪復活の道なかば
 藤浪が攻略されて、大事な一戦に大敗を喫した。
 立ち上がりこそ無難に立ち上がったように見えた藤浪は、2回に岡本に2ベースを打たれると、ウィーラーに四球、大城に2点タイムリー2ベースを喫して、2点を奪われる。
 
 3回は、更に無死から坂本をヒットで出塁させると、四球とヒットを絡めて、つるべ打ち状態になり、5点を失い、試合が壊れた。
 さらに続投を命じられて、5回には、1死から大城にツーベース。
 ピッチャー今村、坂本への四球を挟んで、小幡のエラーで2点、亀井のタイムリーで2点と4点を失った時点で降板となった。

 いずれも、ランナーを出すとそこから崩れ始める傾向にあった。
 ランナーが得点圏に入ると、自身でギアを上げるつもりか、力が入る。
 力が入ると、コントロールが怪しくなる。
 四球を出す。
 次も力が入る。
 ボール先行になる。
 もう、四球は出せないと、ストライクを取りに行く。
 このボールを狙い打たれると言った循環に陥っている。

 藤浪は、今季復活をかけて、最初登板した広島戦、その後の讀賣戦、の時から、調子は落ちてきている。
 そんなかでヤクルト戦で勝ちを挙げたが、内容的には、最初の広島戦、讀賣戦の方が遥によかった。
 それは、だんだんフォームが小さくなってきたことで感じる。
 四球での出塁を恐れるあまり、置きにいくようなフォームになっている。
 それでも、150km以上の球速が出てしまうので、見ている方は騙されてしまうが、打者には、球速ほどの速さは感じていないし、逆に打ちやすいストレートと映っているのではないだろうか。
 まず、バックスイングが小さい、後ろを小さくして、狙いを定めようということなのかもしれないが、そのまま前も小さく降っているので、あたかも置きに行っているように見える。
 この試合では、特にそのフォームが縮こまってしまっている姿が目についた。

 良かったときの藤浪(3年目まで)は、帽子を飛ばしてまでフィニッシュをするほど、腕を振り切っていた。
 キャンプのブルペンで見る藤浪は、前に大きく、体の先でボールを離し、それは物が違うボールを投げている。
 この球なら、20勝してもおかしくない、誰もが思うような球だ。
 それが、試合でできなくなったのは何故なのだろう。

 四球を恐れる、体が開きリリースのポイントがバラバラ、それを防ごうとすると逆に引っ掛ける。
 自分でも訳が分からなくなっているのかもしれない。
 それは、自身で思い出し、作り出さなくてはいけない部分だ。
 14勝を挙げた3年目、「キャッチャーの後ろに更に突き抜けていくようなイメージで投げる。」って言っていた。
 それが、今できているか?

 バント処理の問題にしても然り。
 最初から不安で、投げるよりもその後の処理に気が行って、フィニッシュがちゃんと取れずに、コントロールを狂わしていないか?
 百発百中処理ができて、バントしてきたら「ワンアウト、ゴッちゃん」くらいの気持ちで処理できるようになるしか、解決する道はない。
 四球にしても同様。
 何故、外れたのか、どこでリリースしてしまったのか、どうリリースしたから、どう外れたのか、自分の中で整理して、同じ過ちが内容修正できることが解決の糸口だと思う。
 そういうメカニック(フォーム)を持つことが大事だ。
 それを見につける練習が必要じゃないかな。

 いずれにしても、一時の最悪の状態よりは前進している。
 課題は見えてきている。
 その課題を克服してこそ、初めて復活と呼べる。
 未だ、その道は半ばということだ。

 がんばれ!藤浪
 ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 12:51 | comments(0) | - |
5−4 対讀賣 完勝が辛勝に変わるきっかけ
 6回を終わって、5ー0。
 大山、サンズに一発が出て、小幡にもタイムリー。
 これまでやられた戸郷をKOして、意気あがる展開。
 あとは、これまで完璧なピッチングをしてきた西の完封を願うだけ、そういう展開だった。

 それが7回の先頭の亀井のセカンドゴロを小幡がファンブルし、生かしてしまう。
 ここから、全てが暗転していく。
 岡本の前にランナーは出したくないところ。
 ここをエラーで、無死のランナーを背負うことになった西の心中を慮られる。
 まして、若手の小幡のエラーだ。
 これをカバーしてやらなくてはという余分のプレッシャーも加わり、西のコントロールを狂わすことになる。
 内角を狙ったシュートが、真ん中に入る。
 岡本がこれを痛打し、無死1、2塁にピンチが拡大した。

 その後、丸にタイムリー、中島は討ち取ったものの、大城にタイムリーを打たれ、2点を献上。
 1死1、3塁で重信という場面、3ボール、ノーストライクから、内角のシュートが外角へと流れる球を打って出た重信の一撃がゲッツーになったおかげで、この回は2点で終わった。
 西の球数、86球で迎えたこの回、終わるときには103球を数えていた。
 小幡のエラーで、西は球数以上にこの回で疲労することになった。

 小幡のエラーがなければ、この回のピンチは、さしたる事なく過ぎたのではないか。
 岡本への1球ももう少しちゃんとコントロールできていたはずだ。
 西は、完封ペースから、8回までという状況に陥った。
 本来なら、この5−2というスコアで押し切ってしまいたいところ。
 8回をガンケルなり、岩貞、岩崎なりでスアレスに繋ぐことも考えられるが、13連戦の投手起用、6回までの西のピッチング、7回が小幡のエラーに起因している事など、諸々の事情で、8回も西の続投になる。

 一度リズムを見出した西は、この8回にそれまで完璧に封じていた坂本に打たれ、この回の不安を感じることになる。
 7回から、余計な力みを加えたことで、それまでの完璧と言っていいコントロールが微妙に乱れ始めていた。
 坂本に打たれた1球も、真ん中に入ったスライダーだった。
 松原は討ち取ったものの、亀井に打たれ、2死1、3塁で岡本を迎えることになる。
 ここで、代走増田に2盗を許し、岡本に2点タイムリーを浴びることになる。
 亀井の時点で、120球。ここで代えるべきだったかもしれない。 
 亀井は、エラーとは言え、前の打席で出塁し、そのあと岡本も続いて、対西に良い印象を持ち始めたところ。
 西の疲労を考えると、いっぱい、いっぱいだったと考えられる。

 次の丸に対する力はもう残っていない西に代えて、スアレスを回跨ぎで突っ込むことになる。
 結局、スアレスが丸を討ち取り、9回も完璧に封じて、勝つには勝った。
 ただ、6回までの完勝ムードが吹っ飛んで、なんとか勝ち切るという辛勝になったのは、全て小幡の簡単なミス。
 タイガースのエラーに比べて、讀賣はその三分の一である。
 それが、そのままゲーム差に現れていると言っていい。
 
 タイガースは、主軸が打って、エースが投げて、最高のシュチエーションの試合になるはず。
 それが、一つのミスがきっかけで、あわや逆転されるのではないかという恐怖を味合わさせられることになる。
 これを肝に銘じて、守備練習に精進してもらいたい。
 つまらんミスを撲滅しなくては、讀賣との差は縮まらない。

 ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 22:28 | comments(0) | - |
4−3 対東京ヤクルト 不思議の勝ちが、いつもあると思うなよ!
 負けに不思議の負けなし、勝ちに不思議の勝ちあり。
 ノムさんの言葉だ。
 まさに、その通りの不思議の勝ちだった。

 誰もいないファーストへ牽制球を投げたマクガフ。
 その前の中谷を三振をとったピッチングから、逆転の勢いが怪しくなった直後。
 陽川の2塁への盗塁を認識していなかった?
 キャッチャーからの牽制(セカンドかサード)のサインを、反射的にファーストと思い、投げてしまった?
 いずれにしてもだ、投球前に現状の確認することは、必須だろう。
 単純なミスと言っていい。
 タイガースは、これに救われて、逆転。
 このカードの勝ち越しを決めた。

 やはり、スワローズも最下位まで落ちるだけあって、こういうミスが出る。
 守りのミスが一番多いタイガースが、去年も3位、今年もここまで2位という順位にいるのは、他のセリーグのチームが、多少の数の差はあれ、同じようにミスをしているからなのだろう。
 堅い守りと言えるのは、首位の読売と中日くらいか?
 その中日も、監督がポカをしたり、ピッチャーが失投が多かったりと、守備の固さを生かしきれず低迷している。
 結局、守ることと攻めることをバランスよく調和させてる讀賣が独走しているってことになる。

 でも、その前の代打・中谷の場面。
 本当は、スクイズ含みで、相手に警戒感を与えながら、カウントを有利に進める工夫くらいして欲しかった。
 その場合は、中谷ではなく、上本の代打起用で相手に警戒感を与える。
 または、中谷であれば、相手が無警戒であるから、スクイズには絶好のチャンス。
 中谷も似合わず、バントが上手かったように記憶しているのだが、それで同点狙いっているのもありだったんじゃないか?
 結果、相手のミスで逆転できたが、相手のミスがなければ、中谷の無策の三振が堪えるところだった。
 讀賣なら、そういうミスはしてくれんだろう。

 さて、本来は3タテしなくてはいけなかったスワローズ戦を、なんとか勝ち越したタイガース。
 讀賣との4連戦に臨むことになる。
 ある意味、最終チャンス。ファイナルアンサー。
 ここで、あわよくば4連勝、最低、3勝1敗としなければ、今年のペナントレースは、ジ・エンドと思っていい。
 DeNAが、ラミレスのトンチンカンな采配で、3タテを食らって、退却してしまった。
 讀賣は、戸郷を温存して、タイガース戦の初戦にぶつけ、初戦で息の根を止める気だ。

 ドームでの6戦6敗、これが最大のネックになっている。
 これが互角であれば、讀賣は35勝24敗3分、タイガースは34勝26敗3分、今頃は僅差1.5ゲーム差の首位攻防戦となっている。
 
 ヤクルトの敗戦は、いつタイガースの身に起きても不思議じゃない。
 今更、一朝一夕で守備が上手くなるわけではないが、つまらんミスで得点を失うような真似は、防ぐことはできるはずだ。
 逆に、チャンスを確実に物にしていく、いやらしさ、しつこさを持った攻撃を見せてほしい。

 ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 23:42 | comments(0) | - |
2−3 対東京ヤクルト 打てない理由、打たれる理由を考えたか?
 相変わらず山中を打てない。
 サンズは、3打席目には、山中を捉えて、同点2ランを放った。
 それ以外、タイガースの選手は、いつもと同じように打席に入り、いつもと同じように凡打を繰り返した。
 サンズだけしか打てないようでは、苦手克服も、得点力のアップも期待できない。

 何故、サンズは3打席で克服できるものを、他の選手はいつまで経ってもダメなのか。
 10回に同点で登板した馬場もそうだ。
 毎度、僅差の試合では、ランナーを出してピンチを招く。
 繰り返し同じようなシーンを見せられる。
 この日は、結局山田哲人に決勝の犠牲フライを打たれ、負け投手となった。
 
 この原因は、凡打した理由、痛打された理由を、ちゃんと考えてないからではないだろうか?
 たまたま、いいところに来た、狙い球と違った、タイミングが合わなかった、等々。
 手元が狂った、フォークが落ちなかった、審判の判定がおかしい、等々。
 何故か、偶然めいた理由付けをして、そのままにしているんじゃないか。
 
 サンズは、討ち取られた後、必ずかんがえ、次の打席で修正しながら対応しようとしている。
 第一打席、外角のスライダーのボール球を振って三振した。
 第二打席は、初球のカウントを取りに来る、真ん中のスライダーを狙ったが、打ち損なった。
 この時、山中のアンダースロー特有の軌道を頭に入れた。
 そうして、第三打席、外角のスライダーをフルスイングでスタンドへ運んだ。

 他の選手でサンズのような工夫をしたバッターがいたろうか?
 タイガースは、苦手が多い。同じピッチャーに何度もやられ、同じ打者に何度も打たれる。
 タイガース戦で飯を食っているピッチャーやバッターが数多居ることは恥づべきことだ。
 
 なんで打ち取られたか、何故打たれたのか?
 それを真剣に考えて野球をやることから始めなくてはならない。
 大山だって、最終的には差し込まれて凡打に打ち取られている。
 では、始動を早めればいいのか?
 そうするとボール球を見極められずに手を出してしまう。
 スィングスピードを上げるしかないと、ひたすら振る練習をする。
 考えれば、ヘッドが大回りしているから、ボールにコンタクトするまで時間がかかることがわかっていない。
 ヘッドがピッチャー方向に入ってから、それを戻し、スィングが始まる。
 大きな時間ロスだ。
 サンズが構えたところから、スッとスィングが始まるのと比べたらわかる。
 目の前に手本がいるのだから、それを見習えばいい。

 馬場の登板の場面。
 本当に勝ちに行くつもりなら、岩貞だったかもしれない。
 ただ、岩貞の登板過多、ガルシア先発でガンケルがベンチを外れている中で、馬場しか選択肢が無かったのか?
 こういう場面でのプレッシャーに弱い馬場。
 腕を振り切れない。
 変化球(カット、フォーク)は、思うより落ちない、思い切って投げるとコントロールがばらつく。
 結局ストライクゾーンに置きに行って打たれる。
 毎度見る光景。

 山田へ犠牲フライを許した1球。
 インサイド高めの梅野の要求に、投じたボールは真ん中高めへ。
 山田が犠牲フライ(HRにならずによかった)を打つには、十分だった。
 馬場は、次の村上を睨み、村上を敬遠するには、山田は歩かせられない、そういうプレッシャーを自分にかけて、それに潰されたんだと思う。
 ここの勝負所の精神力が足りない。
 もとより、緻密なコントロールがないのだから、思い切って投げ込まないと相手を押し込めない。
 山田へ1球。
 高めへ投じる意識だけで、ボールの力が中途半端だった。
 それが、楽々外野まで運ばれた理由だ。

 たまたま、ではなく、何故そうなったか。
 次にそうならないために何をしたら良いのか。
 それを、準備という。
 準備なしで、苦手を克服することはできないことを知るべきじゃないか。

 ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 23:11 | comments(0) | - |
2xー1 対東京ヤクルト 火曜サンズ劇場
 火曜のサンズは、打率5割を超える。
 しかも得点圏打率は、セ界一を誇る。

 ただし、この日は、得点圏でいずれも凡退。
 しかし、その次の打席で、タイムリー、サヨナラ弾を放ち、火曜のサンズの怖さを知らしめた。

 初回は、ヒットの近本を木浪が送り、2死ランナーセカンドで、サードゴロ。
 4回は、ヒットの木浪を1塁に置いて、リフト線へのタイムリーツーベースで先制点を挙げる。
 初回のサードゴロの反省を生かした、内角攻めの狙い打ちだった。

 6回は、近本、木浪の連打を陽川が送り、1死2、3塁の絶好の追加点の場面。
 スワローズが、サンズを前に、石川から近藤へスイッチ。
 初球、2球と、内角を突くボールが、いずれもストライク。
 近藤自身は、内角の厳しいところを突いてと言うだけで、コースを狙っていなかったようだが、それが逆に功を奏して、厳しいコースへ決まった。
 最後は、スライダーで外角に落とす球を空振りで三振。
 珍しい場面であったが、サンズは悔しそうだった。
 追い込まれたことで、3球目のスライダーを強引に振りに行ってしまった。
 1、2球目のいずれか外れていれば、3球目のスライダーは、右方向に合わせたかもしれない。
 それでも、空振りも紙一重のところだったので、相手は嫌だったんじゃないか?

 そうして、9回の先頭バッター。
 代わったイノーアは、スライダーの連投。
 サンズはよく見極め、3ボール2ストライクから、サヨナラホームランを決めた。
 イノーアのスライダーが、近藤ほどでなかったのもあるが、それまでのカウントの違いが、サンズに甘いスライダーを仕留める余裕を生んだ。
 それを、一発で仕留められるサンズの打撃は、皆んなの手本となる内容だ。
 特にサンズの次を打つ大山は、大いに参考にしたらいい。
 格好の手本が目の前にいるのだから。

 さて、問題は8回の陽川に代えて、代打福留の場面だ。
 ここで、代打を送るのなら、最初から3番陽川は、ないな。
 この日の内容が、あまり良くなかったとは言え、今の福留に代えられるような打者を3番に置いとくのはどうなんだろう?
 今の福留はひどい。
 スィングが波打っている。しかも遅い。
 速い球には、全く合わない。
 緩い変化球に絞って、たまたまそこへ相手が投げて来てくれた時に、衝突があるかどうかだ。
 いくらこの日打ててない陽川だって、それよりはかなりの確率でマシじゃないかと思うのだが。

 ここで福留を起用するベンチは、福留をどう見ているのだろう?
 名前で四球でも選んでくれたら、サンズに回る?
 それくらいしか期待できんだろうに、それでさえ相手にとっては「ごっちゃん」である。
 ただ、過去の実績や名前だけでの起用であれば、もう考え直す時期に来ている。
 福留も、球児と同じように、お迎えの時期が近づいていることを薄々感じているんじゃないだろうか。

 13連戦の初戦だ。
 まだまだ試合は続く。
 もういい加減、今いる中堅、若手をなんとかしなくてはいけない。
 高山が抹消された。
 本来、今3番を売っていなくてはいけない選手。
 それが、なぜ2軍に行ってしまうのか、それだけのチャンスを与えたのか?
 江越もそうだが、代打、代走の起用ばかりで、今年調子良かった高山、江越が結果が出せなくて、焦りを生んで、悪循環に陥ることになっていないか?
 讀賣が若い選手を起用しながら勝ているのに対して対照的な結果になっている。
 もっと、戦力を活用できるよう考えないか?

 ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 22:21 | comments(0) | - |
5−3 対広島 大山が見せた4番の仕事
 大山は5番だったが、最後に4番の仕事をして見せた。
 得点圏の鬼・サンズが結局申告敬遠をされる後、2死1、2塁で広島の抑え、フランソワから、3ボール、ノーストライクの状態で投じられたストレートを叩き、ライトオーバーの3ベースを放って、延長戦で2点を加えた。
 今シーズン初めて見せたと言っていい、4番打者としての仕事。
 本来、大山が4番として、今日の仕事をしなくてはならないのだ。

 大山が4番に座り、サンズが3番で5番にボーアと言うのが、どう考えても一番いい並び。
 それが、大山がイマイチ出会ったため、4番をサンズに譲り、自身は5番に下がっている。
 こうなると3番を打ち人選に困ってしまう。
 陽川や糸井が3番を担うことがあったが、どちらも上手く機能しない。
 全く、精彩を描く糸井、最初は活躍した陽川も状態を維持することは難しかった。
 一度打てない日があると、もう打たなくてはというプレッシャーに負けてしまうのだ。

 寅吉的には、近本の3番もありかと思う。
 得点圏で強く、パンチ力もある。加えて足もある。
 誰もいなけりゃ、近本も選択肢だ。
 その場合の1番を誰にするのか?
 江越を買っていたんだが、この日のバッティングはいただけなかった。
 真ん中へ落とされたボール球を振って、3球三振。
 今年は、ボール球を振らず、自分の打てる球を絞って仕留めることを覚えてきたように見えていたが、残念だ。
 代走、守備固めの起用がほとんどで、滅多に打席を与えられない状態で、巡ってきた打席に、焦ったのかもしれない。
 折角出かけた芽を摘んでしまわないよう、もう少しチャンスをやったらどうだろう。

 それでも、1番近本、3番サンズ、4番大山、5番ボーア、が理想だろう。
 それが固定できてこそ、タイガースの躍進がある。
 大山が今日のような仕事を、どんどんすること、それが4番へ返り咲く道なんだから。

 ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 23:11 | comments(0) | - |
6−5 対広島 小幡、躍動、その影で植田海に望むこと
 2回のセーフティスクイズの場面。
 昨日の9回に、植田海に代打を出さずに、そのままセーフティをやらせれば、と書いた同じような場面。
 次の打者が、ピッチャーの藤浪(昨日は、打率が高い梅野)と言う分、今回の方がスクイズをより警戒される場面。
 小幡は、ここはセーフティスクイズのサインが出ると読んでいたという。
 こういう場面で、バントを決められるのが、小幡が1軍で残る術であることは、分かっているらしい。

 初球を決めたバントは、1塁線への絶妙なバント。
 処理を慌てた松山の悪送球をも誘い、2人のランナーを戻すことができた。
 この選手点が1点で終わらず、3点入ったということが大きい。

 小幡は、次の3回にも2死満塁から、叩きつけた打球でセカンド内野安打を奪い、5点目の追加点を挙げた。
 これも、追加点が1点で終わり、満塁のチャンスで追加点がないと嫌な雰囲気になる場面。
 自身の足を生かした内野安打で、当てればなんとかなるという見本のような打撃だった。

 2回のスクイズは、サインだと思うが、それをちゃんと実行できる。
 3回は、状況を見てのバッティングができる。
 小幡は、案外冷静に状況を見て、対応できる選手なんではないか?

 この小幡のような活躍を、しばらく8番セカンドでスタメンに使われた植田海に期待していたんだと思う。
 流石に、バッティングそのものは、植田の方が一日の長がある。
 右打席は元より、左でも小幡よりは強く振れるように思える。
 ただ、植田クラスになれば、サインが出なくても、場面毎の状況に合わせ、自分ができることを発想する力が必要になる。
 2死からでも、セーフティで塁に出て、ピッチャーに打順を回す。
 外人ピッチャーは、セーフティで揺さぶる。
 特にランナーがサードにいれば、自らセーフティスクイズを敢行してみる。
 自分でアウトカウントを増やさないためには何をすべきか。
 そういう発想が求められているんだな。
 
 植田海にそれができていないという判断が、小幡の1軍登用を招いたんだろう。
 糸原がバッティング練習を再開したらしい。
 首脳陣へのアピール期間は、どんどん少なくなっていく。
 小幡は、少ないチャンスでアピールをした。
 植田海には、足という大きな武器があるから、入れ替えで下に落ちる心配はないだろうが、レギュラーへの道は閉ざされてしまう。
 
 小幡も植田も、本職はショートなのだが、糸原の故障により開いたセカンドのポジションを争うことになる。
 本当は、どちらもショートで守備力を発揮するタイプなのだが、ショートも北條が不振で2軍へ、木浪も240にいくかどうかの打率だ。
 木浪の能力からすれば、270から280くらいは打てるはずなのだが、守備の向上は認められても、最低250は超えて欲しい。
 現状では、ショートであってもポジションは空いていると思って差し支えない。
 今は、消去法で木浪が座っているだけで、決してレギュラーとして確固とした実績を示したわけではない。
 糸原が戻ったセカンドより、ショートの方が付け入ることは可能じゃないかな。

 セカンドには上本もおり、北條、木浪、糸原、植田、小幡でセカンド、ショートを争う。
 その中で、自分の役割が何かで、自分の武器は何か、相手が嫌がることな何なのか、そういう分析ができること、それが小幡、植田の生きる道になる。
 まだまだ、争いは続くのだから、2人とも頑張って欲しい。
 そういう戦力がついてきて、選手層が厚くなることが、タイガース優勝への基となるのだから。

 ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 23:17 | comments(0) | - |
3−4x 対広島 追いついたら、追い越せよ!再び
 よく9回に追いついた。
 以前より、反発力というか粘りは出てきたかな?
 ただ、折角追いついたのだから、勝たなくては何にもならない。

 9回、サンズ、大山がフランソワから連打で無死1、3塁のチャンスを掴んだ。
 ここで植田に代えて中谷の代打起用。
 確かに、植田の打力と中谷の打力を比べて最低犠牲フライを打てる確率で代えたのだろうが、どうだろう?
 ここは、打つしかないのか? 犠牲フライしかないのか?
 
 スクイズという選択肢もあったのでは?
 ピッチャーはフランソワ、外人ピッチャーは得手して、バント処理はぎこちない。
 バッターは、快速植田海だ。
 セーフティ気味に、ピッチャーと1塁の間に転がせば、上手くいけば内野安打の可能性もある。
 最悪の場合は、1塁ランナーをセカンドに送るだけでも、1死2、3塁というゲッツーの心配ない場面で梅野を迎えられる。

 ここで、一番いけないのは、1、3塁のまま、アウトカウントを増やさせること。
 中谷の内野フライは、最悪の結果。
 植田にセーフティをさせても、小フライを打ち上げた可能性もあるかもしれない。
 それでも、状況そのままでアウトを増やすこと、その可能性が低い作戦はどっちだったろうか?
 中谷が、ヒットを打つ、犠牲フライを上げる、ダブルプレーで3塁ランナーだけを返す、または三振する、内野フライ、外野への浅いフライ、内野ゴロで3塁ランナーが突っ込めない、そういう状況。
 植田が、セーフティを決めて、同点になって、尚無死1、2塁、または1死2塁、または、3塁ランナーが突っ込めず、1死2、3塁、3塁ランナーが突っ込めないけど、植田もセーフで無死満塁、小フライを上げてアウトを増やす、または三振。
 どっちを選択すべきだろうか?
 自分なら、植田をそのままに、セーフティバントをさせる。

 中谷起用で、相手がスクイズ向け以下になったところで、中谷にスクイズっていう作戦であれば、唸ったのだが。
 植田をそのままでは、当然スクイズ警戒するやろうし、それでも転がせば最悪、1死2、3塁で梅野の状況は生まれる。
 一打逆転の場面ができる。
 3塁ランナーが戻れれば、同点で1死2塁で梅野だ。逆転のランナーが得点圏に進んでいる状況になって、梅野となる。
 いずれにせよ、フランソををついて、セーフティスクイズの作戦を取るだろう。
 それが、追い越すための選択肢じゃなかったかと思う。

 あとは、7回の1死2塁で、糸井、福留の代打起用かな?
 まだ、糸井、福留に期待値が高いのだろうか?
 自分の中では、高山、上本、この時点で中谷、江越が残っていたが、その誰でも2人より期待値は高い。
 特に福留は、スィングが波打っており、とても森下のストレートを捉えられるとは思えなかった。
 福留としたら、カウントを取りに来る、カーブに狙いを絞って、これは1撃で仕留める他に道はなかった。
 (しかし、この福留の状態見て、カーブを投げさせる広島も信じられなかった。自分なら、ストレートだけで押し切る。)
 そのカーブを捉え損なって、ファールにした時点で福留の三振は予測できてしまった。
 福留に、来るべき時が近づいているように思えてしょうがない。

 もう、いい加減、この2人の重用はやめたらどうだろう。 
 今の時点の調子、スイングの鋭さ、そういうのを客観的に見て、起用を判断しないと、去年の鳥谷の起用と同じになる。
 折角、打線が反発力や粘りを見せられるようになってきたのだから、その原動力を生かしてやらないと。

 ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 22:37 | comments(0) | - |
6−3 対中日 ハッピー・ハンズ ハッピー・サンズ
 全く、今のサンズの活躍を予想した人がいるだろうか?
 得点圏にランナーを置いた時の勝負強さは半端ない。
 今日も2、3塁のチャンスで、逆転のスリーラン。
 それまで、手も足も出なかった柳からの一打は、値千金だった。

 大山や陽川、中谷、江越など右の大砲候補は、よくサンズを見て勉強した方がいい。
 打席での心構え、準備など、サンズから吸収することは、いっぱいあるんじゃないか?
 特に大山は、サンズを一番見習わなくてはならない。
 特にスイングの軌道は、よく自分と比べて欲しい。
 大山がサンズになれば、岡本にも対抗できるはずだ。

 今年のサンズ、ボーアのコンビに、自分が考えるタイガース史上最強の外人コンビ、ラインバック、ブリーデンを重ねる。
 サンズ=ラインバック ボーア=ブリーデン
 左右が逆にはなるが、ハッスルプレー(危うい外野守備)で勝負強いラインバックは、サンズに被り、一発の恐怖を相手に与えるブリーデンはボーアに被る。
 外人2人が共に2桁ホームランを記録数のは、マートン、ゴメスのコンビ以来だと言う。
 このまま、持ち味を生かし、タイガースを盛り上げて欲しい。

 この2人に隠れて、大山が落ち込んできている。
 目の前にサンズという最高の教本がいるので、よく見て、よく学んで、乗り越えて欲しい。
 この2人が前後を固めて、大山を引っ張り、大山が成長し、真の4番に返り咲く。
 そえが、タイガースファンが一番ハッピーになる道だと思う。

 サンズがもたらしたハッピーは、ハッピー・ハンズだけでなく、大山の成長があって、ハッピー・サンズになる。
 
 ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 21:47 | comments(0) | - |
11−3 対中日 ゴリラパンチとファイアーボール
 陽川に今季1号が出た。
 しかも、逆転の3ラン。
 ちょっと遅すぎた感があるが、今季の陽川は精神的に成長して、自分の役割を果たすことで存在感を放っている。

 スイングスピードで言えば、陽川と江越は、チーム屈指の部類だ。
 それ故、軽く打っているようで飛距離が出る。
 対して、大山や中谷は、スイングが大回りするため、スイングスピード(始動からミートまで)に時間がかかる。
 2人が速球に差し込まれるのは、ヘッドがピッチャー方向に入りすぎ、スイングが大回りするからだと思う。
 陽川と江越は、その分大きく有利であるはずなんだが、去年までは、使われたときに結果を残さないと、また下に落とされると言う強迫観念が支配していて、結果を求めすぎるあまり、「打ちたい!打ちたい!」と自分の方から投球に向かっていってしまい、挙句ボール球を振ってしまう悪循環の中にいた。
 それが、今年は、打ちたい気持ちを抑え、打てる球を打つと言う姿勢が見えるようになった。
 これで、ボール球に誘われて、振ってしまう確率が格段と下がった。
 
 陽川は、その中でも出場機会に恵まれた方で、ホームランは出なかったが、3割近い実績を積んで、自信めいたものも出てきたんだと思う。
 ただ、本人はホームランがないのを少し気にしていたんじゃないかと思う。
 それが今日の一発で晴れた。
 明日から、また陽川がゴリラパンチを量産してくれば、浮上のきっかけになる気がする。
 (江越にももっと、チャンス(打席)をやって欲しいな〜ぁ。)

 量産といえば、ボーアがこの日2本のホームランで、量産体制に入った感がある。
 ボーアも、力んで振るより、ミート中心で軽く降った方が確率が増すことを分かってきたのか?
 それでもボーアの場合は、軽くスタンドインしてしまうのだから。
 昔、バースがホームランを打つたびに、「ボールとバットを強くコンタクトさせることだけを考えていた。」と言う談話をよこしていたけど、ボーアもそう言う感覚を掴めば、まだまだ量産体制を加速することはできるはずだ。
 
 ボーアも陽川も、タイガースの得点力不足を解消するためには、一発長打が不可欠であるのだから、ゴリラパンチもファイアーボールも、もっと、もっと見せてくれないと得点力アップ、強いてはタイガースの浮上はないと思い、頑張ってくれ。
 明日の青柳にも、しっかり援護してやってくれ!

 ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 21:17 | comments(0) | - |
5−1 対中日 遥人と晋太郎のエース争いが見たい
 遥人が8回を1失点に抑えて2勝目を飾った。
 ピッチングじたいは、前の讀賣との2試合に比べれば、凄みの点で劣ってはいたものの、それでもこれくらいのピッチングはやってのける。
 返す返すも、故障による出遅れが悔やまれる。
 遥人がいれば、開幕の讀賣戦の3タテもなかったろうし、その後の連敗もなく、今頃は堂々と首位を争っていたかもしれない。
 まぁ、死んだ子の歳を数えるようなもんだが・・・・。

 遥人は、これからだ。
 今日のようなピッチングをしていれば、去年見せた突然の大崩れはない。
 去年の勝ち負けを逆にすることも十分可能だ。
 なんとか、故障もなくローテを守ってもらいたい。

 人は遥人をエース候補と呼ぶ。
 タイガースのエース候補は、遥人の他、藤浪晋太郎がいる。
 現在、故障明けのリハビリ状態の才木も「エースになりたい!」と言う野望を持っているらしい。
 遥人と藤浪、この2人が左右の両輪として君臨したときに、優勝が現実味を帯びる気がする。
 どちらも、無双状態を作れるだけの素質がある。
 それは他のどのピッチャーも持ってうないものだと言える。

 寅吉がしている無双状態のタイガースのピッチャーは、古くは江夏、トレード1年目の讀賣戦での小林繁、最近では、井川くらいしか知らない。(村山、小山、バッキーは、晩年しか知らないので、無双状態は確認していない。)
 江夏、井川と左腕が君臨しているので、遥人は十分そこへ名を連ねる可能性もあるんじゃないか。
 
 そうして、右の藤浪晋太郎。
 このスケールが大きい右腕は、まだまだ可能性を秘めている。
 藤浪が無双状態になったら、どう言う成績を修めるか是非見てみたい。
 この2人が左右の両輪として、2人で貯金を15くらい作っていけるようになれば、タイガースは常勝球団になれる。
 この間の藤浪の復活星、この試合の遥人の中6日の勝利、それこそ、2人のエース争いの幕開けであって欲しい。

 ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 22:26 | comments(0) | - |
2−4 対東京ヤクルト 際のプレーの甘さが、死(敗戦)を招く
 結局、際のプレーが甘いんだよね。
 7回裏の川端の打球。
 1死1、2塁で、ショート木浪への詰まった小フライ。
 木浪は、一瞬ノーバンでとるべきか、迷ったように見えた。
 結局これをワンバンで抑え、セカンドでの封殺しか取れなかった。

 この場合考えられることは2つ。
 ノーバンで抑え、2死1、2塁とランナーはそのまま、アウトカウントを確実に増やす。
 または、ノーバン捕球に見せかけ、ランナーを止めておきながら、ショーバンで処理し、ダブルプレーで一挙にチェンジにする高等プレー。
 これは、ノーバンで捕球する主る姿勢を見せながら、ショーバンで捕ると言う高度なプレーを要求されるう。
 木浪は後者を考えながら、それを実行できなかった。
 その場合は、サードで封殺を狙うべきも、ノーバンで捕ると言う姿勢を見せなかったので、ランナーはサードに向かっていた。
 仕方なしのセカンド封殺。
 これで、ランナーがサードに達し、坂口の内野安打で決勝点を献上することになった。

 同点に追いついた場面も、同点後の1死2、3塁の場面。
 上本は、初球を打って、ショートゴロで本塁タッチアウト。
 ここは、相手にスクイズの可能性を与えながら、じっくり攻めるべき場面。
 初球を行くなら、スクイズだ。
 相手の山崎が8回の裏に同じ場面で、スクイズの可能性を与えながら、犠牲フライで追加点を挙げた。
 山崎クラスの打者にそれができて、上本にできないこと自体が不思議だ。
 
 この2つの場面は、タイガースの際のプレーに弱いことを如実に表している。
 常日頃の練習からして、そう言った場面を想定していないで、上辺だけの通り一遍の練習しかしていないから、そうなるのだ。
 時間を巻き戻せるのなら、宜野座キャンプ、去年の秋季キャンプまで戻って、練習し直させたいくらいだ。
 木浪も去年のエラーの多さから、基本的なことは練習で上達している。
 今年は、普通の処理では、問題ないレベルにはなってきているが、そう言う際のプレーには、甘さが出る。
 まだまだ、練習が足りていないと言うことだ。

 まぁ、時計の針は戻らないのだから、これから来季にかけて、じっくりと練習を積ませればいい。
 去年の12球団一エラーが多いチームは、今年も同様や。
 まだまだ、優勝伝伝を語るには速いと言うこっちゃ。

 ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 21:45 | comments(0) | - |
7−5 対東京ヤクルト 去年の試合を反省していたのか?
 去年5月8日、同じ神宮でのスワローズ戦。
 初回に3点を先制、岩田がスワローズを抑え、6回にランナー出したところで守屋を投入。
 7回を能見で凌いで、8回に2点を追加し、5−0で5点リード。
 3点のままなら、ジョンソン、ドリス、8、9回を任せるプランも、5点リードで計画を変更した。
 ここで登板した福永は、1死も取れずに満塁から、タイムリーを打たれ2点を失う。
 慌てて、ジョンソンを投入したが、結局ジョンソンもタイムリーと犠飛を許して同点に追いつかれた。

 この試合も7−1の6点リードで、勝ちパターンの投入を控えようという算段が働いた。
 その時の選択が、去年の福永に近い、尾仲という選択をした。
 確かに、ガンケル、岩崎、岩貞、スアレスは温存したい展開ではあった。
 ただ、残るピッチャー(能見、馬場、望月、尾仲)の中で、尾仲を選択すると言うことは、去年の福永の選択の愚を反省していないことにならないだろうか?
 
 去年の方が、福永登板の時点で、他の選択肢は、浜地か、当時まだ抑えにはなっていなかった球児の2人。
 球児で行くのが良かったのだろうが、福永を選択したのは、わからないじゃない。(もっとも、一番危険性のある選択であったことは確かだが。)
 でも、この試合は、能見、望月という選択肢もある。
 この回を凌げば、最終回は馬場と言うプランであったのだろう。
 確かに6点差で、ピッチングができない尾仲が悪いのであろうが、去年の悪夢を考えたら、能見か望月が順当ではなかったか。
 万全を期すなら、この回馬場、9回を岩貞と言うてもある。
 相手を完全に押さえて、明日に嫌な印象を与えるのなら、これが一番じゃなかったか。

 結局、満塁で慌てて岩貞を登板させ、青木に満塁HRを食らって2点差に迫られることになる。
 阪神にラッキーだったのが、これがHRだったってこと。
 ランナーがいない状態にリセットして、岩貞がピッチングができる状態になったことは、幸いした。
 これが、タイムリーかなんかで、ランナーを残して村上以下に続く方が厄介だった。
 岩貞は、さらにピンチは招くものの、なんとか2点差を守り、9回へ繋いだ。

 2点差を維持したことで、スアレスへの不安がいくらか軽減された。
 1点差でスアレスは、厳しい面があるからなぁ。(2点差でも不安なら抑えは任せられんがね。)
 スアレスは、際どいボールを、尽くボールへ判定されかわいそうな部分もあったが、審判がスワレスの際どい球は、鼻からボールだと思っている意識が強いように思う。
 これをボールと判定されるとスワレスは、ストライクを取りに行こうと、更に甘いコースへ投げざる得ない。
 そこを打たれると言うことがあり、やはり1店差じゃ不安だってことになる。
 寅吉が監督なら、この9回の抑えは岩崎を考える。(スワローズの代打、川端、坂口と言う打順も考えて。)
 それでも、スワレスは、1、2塁のピンチを招くも、山田を三振、青木をセンターフライに獲って、セーブを挙げ、勝利した。
 (最後のフジテレビ・ワンの実況は、サヨナラホームランであるが如く、カメラワーク、アナの絶叫で、見ているこっちが恥ずかしくなるような内容だった。)

 この試合、去年との違いは、8回にタイムリー、タイムリーで攻められたわけでなく、一発で4点取られたが、そこで試合が区切られたと言うことだと思う。
 また、尾仲がピンチを招いた(1死満塁)時点で、岩貞への継投をしたこと。
 去年は、福永が無死で2点を取られた後、慌ててジョンソンを投入したこと。
 そう言う意味では、少しは早めに手を打ったっていうことになるんだろうか?

 繰り返すが、楽勝ムードも余裕を見せて、相手を舐めた選手起用をすると、とんでもないしっぺ返しが待っていることを知るべきだった。
 折角、去年勉強させてもらったのだから、それを危うく無駄にするところだったことを大いに反省すべき試合だ。

 ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 22:27 | comments(0) | - |
7−4 対東京ヤクルト 藤浪は、復活するのでなく、進化を目指せ!
 藤浪に692日ぶりの白星がついた。
 692という数字にあまり意味はない。
 今季の登板でも、そのほとんどは勝ちに繋がっても良いものだった。
 ただ、藤浪自信が勝っていないことに対する意識が過剰であり、周りもそうであった。

 こんなことで喜んでいてもらっては困る。
 世が世なら、藤浪は侍のエースとして投げなくてはいけない存在なのだ。
 タイガースの優勝も日本一も、藤浪がエースとして君臨してこそ、為せる技だと信じている。
 
 この日も、4点の先行をもらった後、エスコバーの内野安打。
 上本も追いついたが、1塁送球が心許なかった。あそこでアウトにできてこそのセカンドの見せ場。
 どうもこういう際のプレーにタイガースは弱い。
 続く山崎が送りバント。
 藤浪の送球への不安を知る梅野は、極力自分が処理をしようと前へ出る。
 その梅野にお誂え向きのバントが、梅野を逆に焦らせた。
 2塁への送球が高く、ランナーを生かして無死1、2塁のピンチ。
 続く田代も送りバント。
 これは、藤浪への打球で、藤浪が慎重にサイドスローで1塁へ送球。
 ボーアが伸びて獲って、なんとかアウトを一つ。
 ここでも、藤浪はサードへの送球は鼻から諦め、ファーストへのアウトを狙った。
 このバント処理での送球の不安が拭えないと、同じようなピンチをこれからも招くことになる。

 タイガースの守りも綻びが多い。
 上本、梅野の送球。
 どちらかでもアウトにしていれば、ピンチは広がらないし、招かずに済んだ。
 挙句、次の西田を三振に獲った球を梅野がパスボールで振り逃げを許し、1点を返される。
 次のピッチャーの吉田は、やはりバント攻撃。
 藤浪のバント処理の危なさを知っている相手は、こういう攻め方をこれからもしてくるだろう。
 藤浪は、ファーストへの送球の不安から、間に合わないタッチプレーになるホームへトスを送り、全てをセーフにしてしまう。
 これで2点差。
 坂口にはストレートの四球で満塁。
 完全に藤浪が大きく崩れるパターンにハマっていた。
 
 ここで宮本が、ピッチャーへのバント攻撃で追加点を狙ってきたら、どう転んだかわからなかった。
 1死満塁ということで、外野フライと考えた宮本が初球を打ち上げてくれたので助かった。
 ここでバントされれば、藤浪の送球がそれて、フォースプレーでもセーフになる可能性もあり、まして慎重な送球をする藤浪にダブルプレーを取れるだけの送球を投げることは、まずできない。
 自分が宮本なら、藤浪に取らせるセーフティ気味のバントを仕掛けるのだが。
 これで、次の青木も外野フライ(危なかったが、珍しく糸井がチャージしてキャッチ)で、このピンチを2点で凌いだ。
 ここが、この日の勝ち星の分かれ目であったろう。

 ただ、言えることは、この日のスワローズの攻め方の甘さで助かった勝ち星でもあると言われる。
 これで藤浪が復活したなどと浮かれていてはいけない。
 これからの対戦で、無死からでも足の速いバッターは、藤浪にセーフティバントで攻めてくることも予想される。
 ランナーが出たら、すかさずベント攻撃だろう。
 それを処理して、確実にアウトにしていけば、これほど楽なことはない。
 それに気づいて、バントしてくれれば「ごっつぁん!」というくらいに思えるようにならないといけない。
 そういう心理状態に持っていけるよう練習を重ね、不安を払拭してこそ、藤浪は復活し、更なる進化を遂げるのだろう。
 今は、まだその過程にすぎない。

 3回にエスコバーを併殺にとった際の2塁送球なんかは、あまり余計なことを考えず、自然にできた送球に見えた。
 ああいうふうに、余計な邪念を抱かず、普通に処理できるように、毎日練習すればいい。
 なんと言っても、数をこなさにゃ、自信はつかないからな。
 後は、タイガースのバックがしっかり守ることだ。
 これも投手力のチームという割に守りの破綻が多すぎる。 
 これも日頃の練習から、実戦を想定していかにできるか、考えながらやらなくてはいけない。
 ダメだったときは、立ち止まって何がダメなのか、どうすればいいのかを確認し、反復練習に移らないと、通り一遍の練習では、練習のための練習に過ぎない、効果は見込めない。

 藤浪もタイガースも、この勝ち星に浮かれることなく、進化を目指さなくてはいけない。
 ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 22:39 | comments(0) | - |
0−2 対讀賣 虎が讀賣の犬に成り下がったからには
 3試合連続の完封負け。
 決して調子が良くなかった讀賣に3タテを喫して、讀賣の独走を援助する最悪の結果。
 この屈辱を、ちゃんんと感じているのか?

 翻るに、野球の取組そのものに差をつけられている。
 故に、坂本は、ランナーがサードで、苦手の青柳からもちゃんと犠牲フライが打てる。
 1死1、3塁で、犠牲フライも打てず、挙句中谷は、2死満塁で見送り三振に倒れる。
 
 中谷なんか、代打で出てくる時から、顔が引きつって、青い顔してたもんなぁ。
 あれじゃ、手が出ないよ。
 結構甘い球でもあったんだけどね・・・・・。

 あの場面は、「よっしゃ〜、いとこで回ってきた!」っていうくらい思えるようでないと。
 いっそ、新庄でもカンバックしてもらうか?
 新庄の考え方でも注入してもらった方がいくらかマシになるんと違うか?

 しかし、こうまで来ると、もうペナントに参加してる意味ないんと違うか。
 高山や江越、陽川、中谷なんかどんどん使って、来季の戦力になれるかどうか見極めに入ったらどうや。
 それから、実践的な守備練習も、試合前にみっちりやらんと。

 岡田さんも解説していたが、昨日の松原が走って、ウィラーが打った場面。
 セカンドがベースに入ろうとして逆をつかれた。
 あれは、ちゃんと状況判断していればあり得んことだという。
 そういう基本的なことができていないのが、今の弱さを招いている。

 毎年、宜野座のキュアンプを見に行っているけど、守備練習は通り一遍の練習しているところしか見たことがない。
 状況判断が必要なシュチュエーションなど、実戦を想定している守備練習は皆無に等しい。
 たまに、指名された選手がサブグランドで、温い特守をしていくくらいか。
 それも、適当なノックを受けて、投げるだけや。
 そういう日頃の練習で、できないことを試合でやれっていうのが無理なんやろ。

 もう、来季に舵を切ろう。
 来季に異ねじミスをしないため、極力練習に時間を裂き、実戦経験を積ませていけばいい。
 来季のリベンジのために。

 ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 21:33 | comments(0) | - |
0−8 対讀賣 Gのお客さんに成り下がる、0点じゃ勝てませんよ!
 結局、讀賣の独走の後押しをしているのは、タイガースだってことやなぁ。
 初回の攻撃で、大山が、相手の狙い通りのゲッツー。
 対して、讀賣はサンズの緩慢な動きをついて、ウイラーがサード走るおまけ付きの岡本のタイムリー。
 この初回の攻防で、この試合は決してしまった。

 讀賣のベンツも、故障発生で2回で降りてしまった。
 今年は、打てそうな感じだったのでこの降板は誤算だったが、讀賣も誤算であったはず。
 ここから讀賣は、ブルペンデーのような継投に入る。
 この大した事ない継投にも、翻弄されて0行進を続けるタイガース。

 初回のサンズの緩慢な守備もそうだが、レフト前ヒットでウィラーが1塁からサードまで走るっていうのは、常日頃のサンズの守備の動きを見ているからだろう。
 増田の3盗の際の大山のタッチの甘さ。(空タッチに見えた。)
 守りの緩さがかここでも目立ち、攻撃でも、2点差がありながら、バッター・サンズで上本が2盗を試みてアウトになる。
 何をバタバタしているんだろう?奇襲のつもりか?
 サンズの一発も考えられる場面、わざわざ1塁を空ければ、初回の繰り返しや。
 今のタイガースの得点源は、サンズしかない。
 相手は、サンズを歩かせていいつもりで攻めてくる。
 まして、後ろの大山がドツボにハマっている。
 臭いコースついて、歩かせて大山でゲッツーっていう算段だ。
 こっちから、相手が望むシュチュエーションを作ってどうする?

 できれば、3タテ、最悪でも勝ち越さないと先が見えない戦いであったが、結果は逆になる。
 明日負ければ、早くも東京ドームで6連敗で勝ち星なしってことや。
 讀賣に6個の貯金を献上して、「日本一になります!」なんて言えやしない。
 讀賣の後押しを一番しているのが、タイガース自身なのだから、情けない。

 結局、糸原を怪我で欠いてから、全てが狂っているんだね。
 打線がつながらず、必ずどこかで途切れる。
 下位打線が、極端に弱くなり、相手に一息つかせてしまう。
 ピッチャーは、ブルペン陣が心許なく、継投が確立できない。

 もう、そろそろ来季を睨んだ起用をしていく時期に入ってしまう。
 明日負ければ、そのまま今シーズンは終わりだ。
 CSない今季は、2位も最下位も一緒、なんの価値もない。
 意地が少しは残っているのなら、明日は勝て!

 ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 21:42 | comments(0) | - |
0−1 対読売 4番の差は、得点差以上に大きい
 遥人は、前回に続いていいピッチング。
 岡本にHRを打たれるまでは、隙がない。球威は、菅野を凌いでいた。
 その遥人のピッチングに、応えてやれないタイガース打線。
 たった、一発で1失点の遥人を見殺しにしてしまった。

 対して、讀賣は、ピッチング内容では、遥人に劣るものの、貧打タイガースを封じている菅野を4番岡本が援護をする。
 たった1球の失投を、捉えてスタンドに運んだ。
 敵ながら、これぞ4番のバッティングを見せた岡本が上手だったのか?

 タイガースの4番大山は、遥人より遥に失投の数が多い菅野の甘い球を捉えきれずに、打ち上げてしまうだけだった。
 最終回は、サンズを嫌って、大山勝負で完封勝利を狙った菅野にまんまとしてやられた。
 逆にサンズは、ノーヒット2三振ながら、菅野に十分にプレッシャーを与えたバッティングをしていた。
 このままでは、4番をサンズにとって変わられるかもしれない。
 大山が、岡本の向こうを張って、真の4番になってもらわなくていけないのだが・・・・。

 大山は、不調になると長い。
 しかも、ボール球を振り、甘い球を仕留め損なう状態が続く。
 この期間をできるだけ短くすることが4番として君臨できるかの分かれ目になる。
 今シーズンの優勝を考えると、悠長に復調を待っている時間はない。
 来シーズンにかけるなら別だがねぇ。
 でも、箱庭ドームで全然勝てないようでは、優勝なんて掛け声倒れで、単なる讀賣のお得意さんに成り下がるだけだけど・・・・。

 今日のような、菅野には江越のスィングの速さが合いそうな気がしていたんだが、今日も代走のみ。
 せめて、福留の代打の時に、江越に打席を与えて欲しかった。
 もう、江越のバッティングには、見切りをつけてしまったのだろうか?
 
 しかし、毎度毎度菅野に対して、なんの工夫もなく抑えられている。
 菅野を打ったのは、西とサンズのHRと西のタイムリー、情けない。
 もう、1敗も許されない状況やぞ。
 ガルシア、青柳が、ベンツ、戸郷に投げ勝ち、ベンツ、戸郷を打線が攻略しなくてはならない。
 もう後がないんだぞ!

 ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 20:50 | comments(0) | - |
2−2 対広島 取るべき時に取っておかんと、守るべき時に守らんと
 得点というのは、水が高いところから低いところに流れるように得られる。
 それをどこかで堰き止めてしまうと、流れる水は、どこか違うところから吹き出してしまう。
 つまり、取れる得点、取るべき得点を逃すと、流れは相手に言ってしまい、相手の得点となるのだ。
 
 また、その流れをしっかり堰き止めて、どこにも溢れ出さないようにしっかりとした堰を作れば、水はそこに溜まって、安定する。そういう貯水池を作ればいいのだが、これも綻びを見せると、水は一気に吐き出される。
 守るべきところで、ミスを犯すと、相手の得点に繋がるのだ。

 この試合は、典型的なそういう試合。
 初回、熊谷のミスで掴んだチャンスを物にできなかった広島は、その裏タイガースに2点の先取点を与えることになる。
 
 5回裏、好投の秋山に代打をだして、継投で得点を守りに出た。
 残る4回をどう考えたか? 
 ガンケル、岩崎、スワレスで3回。もう一人は、馬場か?
 (岩貞だってことがわかったのは、延長戦に入ってだった。)
 広島にとっては、前回同様この日もなんとなく抑えられている秋山の続投の方が嫌だったんじゃないかな?
 ガンケルが代わって早々に1点取られて、1点差に迫られる。
 これで、馬場の選択はなくなった。(1点差では怖い、最終回のスワレスも1点差じゃ心配だ。)
 ガンケルにイニングを跨がせなくてはならなくなった。
 
 ガンケルが1点差に迫られた6回の裏、サンズが四球で無死のランナーになった。
 まぁ、読売の原なら、4番大山でも送りバントをさせただろう。
 このところの大山は、全くと言っていいほど当たっていない。
 スイングスピードが落ちており、ボールの見極めも心許ない。(ボール球をよく振る。)
 3ボール2ストライクから、ランエンドヒットは、どうなのだろう?
 大山が空振り、鈍足のサンズがアウトという状況は、かなりの確率で予想できる結果だった。
 大山にバントさせろとは言わないが、もっとどっしりと構えて打たすことも大事じゃなかったか?

 そうして、8回、イニング跨ぎのガンケルの後を繫いだのは、1軍復帰した岩崎だった。
 岩崎のボールは、走っていたし、コントロールもよかったし、調子は良さげであった。
 ただ、際どいコースの判定に泣いた。
 西川に際どいコースをボール判定され、それより少し甘くなった球をヒットされた。
 磯村にはバントを決められ、1死2塁で長野の場面。
 討ち取ったセカンドゴロを植田海がファンブルしてエラー。
 このエラーが、同点を呼ぶことになる。
 鈴木誠也をピッチャーゴロにとって、本来ならチェンジだが、打順は松山に回った。
 これも左の岩崎、今日の球威なら討ち取れるという感じがしたのだが、その1ストライクからの外角へ誘うスライダーがワンバンドで松山は、空振りしたが、ボールは梅野のミットをかすめて転がった。
 これがワイルドピッチとなり、同点。
 なんか、守るべき時に守れなかった結果がこれである。

 結局、そのあと広島のフランソア、タイガースのスワレス、岩貞がよく投げ引き分けに。
 タイガース、カープ双方が勝ちきれなかった引わきだと思っているだろう。
 
 その反省だらけの試合で、岩貞がリリーフ適性を見せ、その球威とピッチングが勝ちパターンでの左Pとして計算できそうな感じを与えた。
 また、最後のバッターとなった江越のスイングの速さ、ボールを追いかけない姿勢などに、バッティングの進歩を感じさせた。
 もっと、打席をやってほしい。

 乗り切れない中で、ドームでの読売戦に向かわなくてはならないが、遥人、ガルシア、青柳でなんとか、借りを返してもらいたい。
 そうでないと、読売が走ってしまいかねないからな。
 倍返しとは言わないが、普通に借りは返しておこうや!

 ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 23:12 | comments(0) | - |
10−2 対広島 苦手の克服の仕方
 今日は、前回やられた大瀬良を攻略し、5回までに5点を挙げ、KOした。
 大瀬良は、タイガースを得意とするピッチャーの一人である。
 去年までは、同じように抑えられており、今年も前回は、1点に抑えられていた。
 今回は、糸井のスリーベースから、得点圏の鬼・サンズのタイムリー、ボーアのタイムリーと続いた。
 大山は、去年同様の抑えられていたが、ボーサンの2人は、去年までの苦手意識がないせいか攻略のキーになった。

 先日のベイの大仁田厚と大瀬良、読売のベンツという、タイガース相手に飯を食ってたピッチャーを攻略できたのは大きい。
 ただ、タイガースの悪い特徴として、同じ相手に何度もやられるっていうことだ。
 昨日の森下には、今年3勝を献上し、新人王獲得を強力にプッシュしている。
 打者も、同じ相手に何度でもやられる。
 広島は、鈴木誠也が5割近い打率を残し、松山にも毎度いいところでやられる。
 ベイの大和も5割近い打率で、タイガース戦で打率向上させて、飯を食っている状態。
 鈴木誠也クラスは、仕方がないまでも、大和や松山など、準レギュラー的選手に、こうまで打たれるのは問題だ。
 
 これは、いわゆるタイガースの選手が、名前負けすることにある。
 自分への自信がないから、相手の名前を聞くと「こりゃ、難しい!」と勝手に思い込む。
 大瀬良や大仁田(濱口)、メルセデスの名を聞くと、またやられるんじゃないか、なっんとかしなきゃと、勝手にバタバタしてしまう。
 ピッチャーは、苦手バッターの名を聞くと、抑えなくっちゃと思い、なんとか交わそうとする。
 慎重になりすぎて、カウント悪くして、四球だしたくないから、ストライク取りに行って痛打を食らう。
 毎度毎度の繰り返しで、結局苦手を作ってしまう。

 ピッチャーの苦手は、昨年までの予備知識を持たないボーサンが主軸を打つことで、様相は変わってきている。
 ボーア、サンズは、タイガースが苦手とした来たピッチャーも、他のピッチャーと同様、今年初めて相対するピッチャーなだけに、変な苦手意識がない。
 これがいい方向には動いている。
 この2人が機能することで、タイガースの苦手意識がなくなっていくことが大事だね。
 ピッチャーは、なかなかそうはいかない。
 どうしても若いピッチャーは、位負けしてしまう。
 遥人のように、大胆に突っ込んで行っても、球威で抑えてけてしまうピッチングができるピッチャーがいない。
 馬場でも小川でも、ボールはいいものを持っているのに、どうしても思い切り突いていけない。
 梅野のリードも、その辺はどうなのだろう?
 昨日の藤浪に対してもそうだが、インコースの要求が少ないように感じる。
 インコースの高目を捌ける打者は、そうはいない。
 そこに150キロ前後のストレートが投げ切れれば、大概は詰まるか、空振りだ。
 そこに投げ切れる、度胸と技術を磨くこと、そうすれば大和クラスにあんなに打たれることはない。

 3戦目は秋山が先発。
 150キロは出ないまでも、コントロールと気持ちでは負けないピッチャーなだけに、誠也や松山をどう抑えるか、期待したい。
 
 ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 22:30 | comments(0) | - |
0−6 対広島 藤浪晋太郎の憂鬱
 何故、藤浪が勝てないか?
 それは、単にコントロールというわけではない。
 致命的なのが、ショートスローが苦手すぎるという事なんだな。

 この前の横浜戦で、解説の大魔神が、「速球派のピッチャーに、ショートスローをが苦手なピッチャーは多い」と言っていた。
 覚ゆう大魔神もその一人で、ピッチャーゴロをとると、1塁へ走りながらアンダートスをする青柳を見て、このように1塁へ走りながら投げるピッチャーはみんなそうだと言っていた。
 藤浪も同様、ピッチャーゴロは、1塁へ走りながら、アンダートスが基本。
 だが、これに間に合わない場合、今はアンダースローからの送球を試みる。
 自分では、普通に投げるより、安定していると思ってのことだろうが、これも自信を持ってのものではなく、おっかなびっくりである。
 
 このショートスローに不安がある心理がピッチングに影響を与える。
 初回、西川に初球を叩かれヒットを許す。
 次の羽月の場面。
 明らかに送りバントで来るだろう場面。
 そうなると藤浪は、バント処理に神経がいく。
 バント処理に不安があるからこそ、できればバントはさしたくない。
 なんとか、ファールで追い込み、これでバントがなくなったかというホッとした瞬間の隙が生まれた。
 甘くなったストレートを三遊間に抜かれ、無死1、2塁のピンチを招いた。

 藤浪にバント処理の自信があれば、こういう展開にはならなかっただろう。
 広島は、バントされることの藤浪へ与える不安をわかっていて、ランナーが出ると必ずバントの構えを見せる。
 これを克服するには、徹底的にショートスロー、バント処理の練習をするしかない。
 不格好でもある程度、確実にこなせる自信がつくまで、繰り返し実践的な練習を繰り返す。
 高校時代や、プロ入り直後は、普通にこなしていたことだ。できないわけがない。
 成績が降下し出した、4年目くらいに、1塁へ軽く放ろうとしてすっぽ抜けた高投してしまったことが、何度かあった。
 これをきっかけに崩れた事もあり、それがトラウマで、どんどん自信を失ったように見える。
 青柳も同じようなことが何回かあり、今はワンバンドで1塁送球をしている。
 それも一つの工夫かもしれない。本人がそれで自信があり、アウトにできるのならいいのかもしれないが、ダブルプレーを取れる時のセカンド送球とかに不安はある。
 藤浪も高校時代やプロ入り最初の方は普通に投げていたんだから、その感覚を取り戻せばいいんだが。

 また、6回に追加点を許した場面。
 2死ランナー2塁で、田中広輔を申告敬遠させた。
 これは、藤浪にとって、逆に追い込むことになるので、やっちゃいけないことだ。
 ランナーが詰まって、ピッチャーの打順。
 ここで四球出して、満塁になって西川に回ったら、とコントロールに自信がない藤浪に余計な不安を与える。
 1塁が空いていて、田中広輔に思い切って勝負できる状況の方が、力を発揮できる。
 案の定、森下に、コントロール優先で置きにいくような投球をして、痛打をくらい、試合を決定づけてしまった。
 ベンチをもう少し、藤浪のことをわかって、指示を出すべき場面だった。
 これが、1点を争う場面ならまだしも、4点差の場面だけに尚更だ。

 藤浪が勝てるようになることが、タイガース浮上の大きな鍵であることは確かだ。
 持っているボール、そのポテンシャルは、球界でも1、2だと思う。
 そのポテンシャルを活かすには、それを殺してしまう不安を取り払うことだ。
 藤浪の場合、それはバント処理であり、ショートスローの不安である。
 決して、コントロールではない。藤浪の球威があればコントロールは、アバウトで全然構わない。
 その方が、相手にとってはやりにくいやろ。
 バント処理、ショートスローの練習をみっちりして、復活することを願ってやまない。

 ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 22:13 | comments(0) | - |
7−6 対横浜DeNA 大仁田、ファイアー! でも1点差勝ち
 横浜の大仁田厚は、4回にファイアー〜!(炎上)して、5点のビックイニングで逆転した。
 タイガース戦を得意にして、嬉々として投げてくる大仁田に一撃を喰らわしたのは良かった。
 これで苦手意識も少なくなるんじゃないか?

 試合は、中継ぎに不安を抱えるタイガースが必死の逃げ切りをはかり、なんとか1点差で逃げ切った。
 しかし、6回の攻撃で青柳に代打を出さず、続投を計画したのに、その裏先頭の中井をヒットで出すと、直ぐに能見にスイッチ。
 倉本、柴田と左が続くことも、その左が青柳にあっている事もあっての継投の選択であったと思うが、そうであれば回の頭から、表の回に青柳に代打を出して、継投に入れば良かったんではないか。
 タイガースが逆転してから、立ち直りを見せていた青柳だけに、続投を決断したなら、この回を任せる選択をしても良かった。
 
 結局、倉本にヒットを打たれ、柴田に送られ、2、3塁のピンチを招いて、能見からガンケルへと繋がなくてはいけなくなった。
 ガンケルを得点圏にランナーを背負って投入するのは、かなり危険だ。
 ガンケルを投げさすのは回の頭から行った方がいい。
 案の定、ロペスは討ち取ったものの、戸柱にタイムリーを打たれ、1点差に迫られた。
 結果論かもしれないが、青柳の続投、または回の頭から馬場か望月の投入の方が良かったように思う。
 このガンケルを計画より早く登板させた事で、7回の1点追加後の2死満塁のチャンスでガンケルをそのまま打たすしかなくなった。
 あそこを、青柳か、馬場、望月で凌げれば、ここで代打で更なる追加点のチャンスもあったろうに。

 でも矢野監督にとって、今や馬場は、8回を任すくらいの位置付けなんやねぇ。
 寅吉的には、望月>馬場なんだけど、矢野監督的には、馬場>望月なんだろう。
 でも今日の馬場は、良かったね。
 2点さで、スアレスに繫いだのは、良かった。
 スアレスの1点差は、この時期の怪談より怖いからね。
 
 なんか、久しぶりのカードの勝ち越しを決めた。
 好調だった横浜に勝ち越せるっていうのは、まだまだ相性が生きているのかね。
 これで、京セラドームに戻っての戦いに弾みがつくだろう。
 あとは、ボーアの打球が上がる事が大事だなぁ。

 ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 22:41 | comments(0) | - |
9−2 対横浜DeNA やっとガルシア初勝利!
 ようやくガルシアを勝たせることができた。
 左は、岩貞が昨日の状態、エース候補の遥人は、まだまだ間隔をあけての丁寧な起用を必要としている。
 下を見ても岩田は故障?飯田もイマイチで、どうしてもガルシアに頑張ってもらわなくてはならない。
 その意味で、今日勝ちがついたのは大きい。

 ガルシアと西は、援護に恵まれない双璧でもある。
 共通することは、味方が点をとると、直ぐに相手に点を許してしまう。
 味方は、もっと点を取ってやらねばと、力む、固くなる。
 自身は、点をとられまいと萎縮した内容になっていく。
 そうして、援護は少なくなり、自身の少ない失点が致命傷で、勝ちに結びつかない。

 今日のガルシアは、初回の援護を、楠本への不用意な1球で吐き出しはしたが、そのごよく粘って味方の援護を待った。
 通常なら、5回ぐらいまで頑張るが、代打を出されて、勝ちがつかないという展開だったが、5回の表に打順が周ったことで、ガルシアで切れて、5回の裏を3者凡退に切ってとるという巡り合わせもよく、6回の近本から始まる攻撃に期待がもてた。
 そして、6回に2点の援護をもらって、勝ち投手の権利を得た後の6回裏。
 今までは、ここで点を許して権利をフイにすることも多かったが、今日は0に抑え、中継ぎが不安な中、7回まで続投し4安打1失点で投げ切った。
 
 馬場が、宮崎相手に、貫禄負けして一発を許したが、逆にHRで良かったと言える。
 ランナーなしで仕切り直しできる一発は、ビビリ癖のある馬場にとっては、2ベースくらいで攻撃が続く方が嫌だった。
 次の佐野を警戒して歩かせ、ロペスにストライクを取りに行って、一発というのは、十分考えられることだったからね。
 ランナーがいなかったことで、佐野と勝負でき、これを打ち取れたことで、自信が出てきたか。ロペスも打ち取り、1失点で凌ぐことができた。
 9回は、その勢いと2点差の為、平田と言う格落ちのPを登板させざる得なかったベイの事情で、ビックイニングとして、試合を決めた。

 明日は、久々に3タテ阻止の3戦目でなく、勝ち越しをかけて闘う3戦目になった。
 前回の不甲斐ないピッチングから青柳がどう立て直してくるか。
 9連戦を4勝5敗で終われるか、3勝6敗になってしまうか。大きな違いだ。

 ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 21:51 | comments(0) | - |
4−6 対横浜DeNA 飛車角落ち、ブルペンデーに苦杯をなめる
 ソト、ロペス、オースチンという飛車角とも言える助っ人を欠き、挙句先発ピッチャーの駒がいないブルペンデーのベイに負けた。
 このところ、カードの初戦を落とし、連敗し、3タテをなんとか防ぐ戦いが続いている。
 これでは、借金が増えるばかりで、讀賣を追いかけるどころじゃなく、5位も近づいてきた。
 まぁ、CSがない今年のペナントレースは優勝以外は何位でも同じだが、「日本一になる」という矢野監督の言葉は、どこへ行ったのか。

 登板のたびに、失点を繰り返す球児。
 球威自体は、かなり戻っているように見えるが、抑えが効かず、球が高めに外れてしまう。
 失点は、いずれも四球からピンチを招いてのもの。
 元々、細かいコントレールがないピッチャーだけに、ストライクゾーンの近辺に球威のある球を放ってこそ、振ってもらえる。
 完全なボールを投げては、相手は降ってくれないし、カウントを悪くした後、甘い球を叩かれる。
 もう少しステップを広げて、前でボールを離すことを意識したらどうだろう。
 悲しかな、今日の場面で投げるピッチャーは、球児しかいなかった。
 ならば、球児に一刻も早く立ち直ってもらわなくては困るんだ。

 望月の大和への配球でも一言。
 2ボール、2ストライクの後、外角へスライダーを要求し、大きく外れて3ボール、2ストライクにしたこと。
 あそこは、あくまでも力勝負で大和を討ち取らなくてはいけない。
 前の対戦で、オースチンとの勝負に、馬場に内角の高めを要求した梅野のリードはどこへ行ったのか。
 大和に望月の球威で内角高めを突けば、良くて内野ゴロ、普通に三振が狙える。
 タイガースは大和にやられすぎ。
 力勝負で押さえ込んでしまえば、そんなに怖い打者ではない。
 小力はあるが、内角高めを弾き返すだけのパワーはない。 
 それを変に変化球で、低めを突いてなんて考えるから、うまいこと拾われたりする。
 そろそろ気づいてもいいんのでは・・・・。

 まぁ、今日の収穫を言えば、高山の1軍復帰と同時にスタメン起用で結果を出したこと。
 これで、当分は、ライト高山で行っていいんじゃないか。
 アフター福留、糸井、アフター球児を真剣に考えなくちゃならない時期に来ているんじゃないだろうか?

 ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 22:06 | comments(0) | - |
5−1 対広島 もう福留、糸井に頼るのはやめないか?
 やっと、3タテを免れる。
 ここのところ、そんな戦いばかりの気がする。
 それは、大山が不調に陥り、ボーアが鳴りを潜めたからか?
 中継ぎピッチャーが不安定なためか?
 でも大きくは、決定力不足に尽きる。

 このところ、福留、糸井を交互に使っている。
 ある時は、2番、ある時は3番と上位に名を連ねる。
 2人が力を発揮してればいいが、現状は打線を分断する役目しか果たしていないようだ。
 陽川が調子良く(一発は出てないが)、中谷も昇格後いい仕事をしている。
 江越は、オープン戦、練習試合と結果をのこし、成長が認められるが、打席を与えられていない。
 高山は、2軍で結果を残してきたが、まだ昇格はさせないのか?

 一度、ライトのポジションを白紙にして、福留、糸井、高山、中谷、江越で争わせてはどうか?
 陽川は、ファースト、サードのスペア、ないし代打として役割を与えてあげればいい。
 その中で、本当に力を示した選手をレギュラー化すればいい。
 福留は、左の代打、右は原口、陽川、といるからやはり左の代打が手薄。
 糸井か高山の外れた方が代打になる。
 もう、名前だけで福留、糸井の実績に頼るのは止める時期に来ている。

 今日の中継ぎは、ガンケルを7回から注ぎ込み、8回も回を跨いで投げさせた。
 今一番信頼をおけるのガンケルということなのだろう。
 だが、回跨ぎしたことで、明日からの横浜戦は、使いづらくなってきた。
 馬場はここのところ投げてないが、何か異常か?
 はたまた信頼を失ってしまったか?
 明日の横浜戦は、望月がポイントになるか?
 岩貞が完投に近いピッチングをしてくれればいいのだが。

 讀賣を追いかけるために、早く5割に戻して、貯金をしていかないと。
 原の思うようにさせるのは、しゃくだしなぁ。

 ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 23:05 | comments(0) | - |
1−2 対広島 出し惜しみをして連敗
 7回表チャンスを潰して、同点のまま7回裏の広島の攻撃。
 ここで西に代打を送った関係で、ピッチャーは継投に映る。
 チャンスを潰した後の守り。
 得手してピンチが訪れることが多い。
 できれば、ピッシャッと行けるピッチャーを選択したい。

 矢野監督の選択は、藤川球児。
 前々から言っているが、球児は細かいコントロールはない。
 今季の不調は、球離れが早く、球が高めに浮いてしまう。
 フォークのコントロールはつかない。
 伸びる速球があってこそ、ボールになるファークが効く。
 ストレートが浮いてボールになるもんだから、フォークもストライクゾーンに入れようとする。
 その甘くなったフォークをすくいあげられる。

 球児の初球が外角高めに浮いた時から、失点を覚悟した。
 案の定、先頭の大盛を四球で歩かせる。
 西川を警戒して、牽制が大盛の頭にあたり、2塁への進塁を許す。
 西川は、ストレートで三振に取る。
 この時から、ストレートの抑えが効いてきており、ミートがうまい西川も三振に切って取れるくらいになっていた。
 それなのに、なぜ代打・板倉に対して、ストレートで押しながら追い込んでいたのに、勝負所で甘いフォークを投げたのか?
 フォークを投げるなら、ワンバンするくらいでちょうどいい。
 それをストライクゾーン内で落ちるファークなものだから、板倉にすくいあげられて、決勝のタイムリーを許すことになった。

 球児の選択は、球児の状態が上がっているとのことからの判断なのだろうが、ここは絶対に抑えなくてはならない場面。
 そういう面から言っても、ここまで温存していたガンケルで行くべきじゃなかったか?
 まず、四球の心配がなく、このところの安定感は、望月と双璧。
 自分なら、まずガンケルで行く。
 同点の終盤に出し惜しみしてもしょうがない。
 矢野監督は馬場を買っているのだから、ガンケル、馬場、スアレス、延長になったら球児(または、望月)で7回からは読めていく。
 この7回はどうしても凌がなくてはならない場面だ。
 出し惜しみすることなく、調子の良いものから使っていくべき場面。

 昨日の2点差に追い上げた場面、今日の同点の7回。
 どちらも出し惜しみをして、相手に付け入る隙を与えたことになっていることに気づいているか?
 ここで広島に連敗していては、また開幕当初の様になってしまう。
 今一度、巻き返すために必死になることを思い出して欲しい。

 ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 21:23 | comments(0) | - |
6−11 対広島 11点取った翌日に、11点取られる
 大量点の翌日の打線の沈黙を心配していたのだが、逆にピッチャーが乱れてしまった。
 打線は、大量点の翌日の割に、6点を取ったのだから、文句は言えない。
 大山の打撃を除いては・・・・。

 このところ、チャンスでことごとく凡退している大山。
 調子が大きく落ち込んでいるのだろう。
 こういう時にどういうバッティングをして、どう立て直していくかが大山の課題。
 大山は、サンズのバッティングを参考にしたら良い。
 外角の変化球を空振りすることはあっても、次からは修正できる。
 内角の速いたまは、苦手にしていても、甘くなれば仕留めるし、ファールで逃げることもできる。
 じっと、自分の打てるボールが来るまで待つことができる。

 大山も調子が悪くなると、「打ちたい!」っていう気持ちが先走り、外角のボール球を追いかけたり、低めに落ちるボール球を振らされたりする。
 その失敗を繰り返し、調子の波がどんどん落ちていく。
 今年は、困った時の軸足を引いての、無理やり右打ちの悪癖がまだ出ていないだけ、マシなようには思える。
 サンスのように、軸足を引くのでなく、前足を踏み込んでの右打ちなら、大いに結構。
 ただし、外角のボール球を追いかけてはいけない。
 自分が踏み込んで届く、ミートできる距離をちゃんと測っておく必要ある。
 サンズは、それができている。身近な手本がいるのだから、大いに参考にしたら良い。

 小川と伊藤和は、毎度毎度の失点。
 2点差に追い上げた後だけに、厳しいことを言わざる得ない。
 そういう場面で、投げる時に、どう向かっていけるかが今後の1軍に残れるかの鍵だ。
 ランナーを出すと、途端に思い切りがなくなり、慎重にコーナーを突こうとして、カウントを悪くする。
 四球を出せないから、ストライクゾーンで勝負しなくてはならなくなり、その球を痛打される。
 ランナーがいない時、大差のときの様な、思い切りのいいピッチングは影を潜め、縮こまったピッチングに終始する。
 まぁ、馬場も同じよなことが言えるんだけど、馬場は、乗り切れるかどうかの境目に来ている。
 
 思えば、守屋や島本も同じようなことをしていたんだけど、2軍じゃ無双でも1軍では通じない。
 そういう意識が、弱気を産んでしまう。 
 2軍の時のような、相手を見下ろして投げることができない。
 1部の選手を除き、誰もが通る道かもしれない。
 守屋や島本は、当時2軍監督だった矢野が、「絶対に1軍でも通用する!」という強い信念を持って起用し続けた。
 その結果、敗戦処理から僅差ビハインドの試合へと役割を変えていきながら、経験を積み、去年の成績を残した。
 馬場、伊藤和、小川にも同じことをしようとしているのだろうけど、彼らがそれに応えられることができるのか。
 今季は、120試合と短く、讀賣が走っている今、悠長に成長を待っている時間は少ない。

 矢野監督は、望月と馬場の位置付けをどう考えているのか。
 馬場>望月というふうに考えているように思える。
 この試合、馬場の登板はなく、望月には、最終8回裏、5点差での登板を命じた。明らかな配線処理だ。
 馬場は、ビハインドの状態ではもったいないという温存に映った。
 望月をビハインドで使うなら、2点差に追いついた、5回裏からであろうし、ここで馬場という考えもアリかと思う。
 どう考えても、ここで小川は荷が重い。
 折角2点差に迫った追い上げムードを維持するには、ここをピッシャリ抑えられる可能性のあるピッチャーに任せるべき。
 そう考えると、1番は望月、2番が馬場という考えに行き着く。
 
 ある意味、小川、伊藤和が追い上げムードに水を差し、広島有利に動かしたと言っていい。
 強いチームは、こういう追い上げムードを逃さず、逆転に結びつける。
 タイガースも戦前は、中継ぎ陣の充実で、そういう戦い方ができると言われていたが、相次ぐ故障離脱で、今や中継ぎ陣が崩壊している状態だ。
 この中で、望月が、今までの経験を踏まえて成長しているピッチングを見せている。
 今のブルペンでは、1番じゃないかとも思える。
 これで、ファークが操れるようになれば、抑えも可能じゃないかとも思えるピッチングをしている。

 今ある戦力を冷静に見つめ、勝つためにはどう使うかを考えて欲しい。
 折角読売が負けたのに差を詰めることができなかったのが悔やまれる。
 5割復帰後は、一進一退で、逆に少し退いてしまっている。
 ここが踏ん張りどころだ、もう一度逆襲の猛虎たるところを見せてくれ!

 ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 23:02 | comments(0) | - |
11−0 対讀賣 弱いチームの勝ち方と言われてもいい
 やっと、讀賣に一矢を報いる。
 ここで、3立てされてしまえば、今シーズンの終わりになりかねない試合。
 復帰した遥人が、素晴らしいピッチングで讀賣を押さえ込んだ。

 こういう大勝ち、負ける時は僅差ってゆうのは、弱いチームの証拠だと言われるが、それでも勝てばいい。
 とにかく勝たなければいけない試合だった。
 相手は、苦手のメルセデス。
 それでも左投手用の、陽川、近本んの1、2番が機能して先制点を奪うと、4回には、梅野から作ったチャンスで、1死1、2塁からのダブルスチール。
 2、3塁にして、植田のタイムリー、陽川のタイムリーで4点目を奪う。
 ここまでは、決して弱いチームの戦い方でなく、足を絡めたいやらしい攻撃で、タイガースのパターンに持ち込んだ攻撃ぶりだった。

 まぁ、今日は1番陽川も機能したからいいのだが、陽川が1番でバッティングが小さくなっているのが気になる。
 コンパクトに振って、率を稼ぐという考え方に偏ると、本来の長打力が失せてしまいかねない。
 本当は、6、7番くらいで、伸び伸び打たせたいんだが。
 その分、植田を1、2番にしてくれないかな。
 ここに糸井を置いとくより、植田の方が数倍機能すると思うんだが。

 あと、8回の裏、ボーアに代走出すのが遅すぎないか?
 ランナーに出た時点で代走やろ。
 ファーストは、大山でも中谷でも守れるし、サードは北條でも行ける。
 それが熊谷を代走で、サードに入れるっていうのは、熊谷のサードは、前にも1回見たが、付け焼き刃すぎないか?
 
 あと、7回の遥人への代打で島田の起用。
 悪くはないが、心情的に江越で行って欲しかった。
 江越に打席を与えて欲しい。
 このオフ、江越は変わった。
 今日の打席でも、打ちたい気を抑えて、ボール球を追いかけなくなっている。(四球を選んだ。)
 島田にもチャンスは必要だが、打席は江越を優先にしてもらいたい。
 そうでないと、江越の変わり身を確認できんやろ。
 最後サンズの代走に出て終わりかと思ったが、攻撃が続き、一巡して回ってきたから良かったが、四球でバッティングを見ることは叶わなかった。

 まぁ、こういう大量点の翌日は気をつけて。
 明日は、前回やられた森下やし。
 しっかり、頼むで!

 ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 21:37 | comments(0) | - |
1−4 対読売 4番の差、選手層の差、野球の差
 またも読売に連敗や。
 開幕戦といい、昨日の試合といい、一歩間違えば逆の展開になり、今の位置も逆になっていたんじゃないかと思う内容の試合であるが、そこで間違わないのが読売で間違うのが阪神。
 
 その差は、何かと尋ねられれば、一重に4番の差。
 藤浪の球を1球で仕留められる岡本と、大竹の甘い球を打ち損じる大山。
 ここまで大山はよくやっているように見えるが、岡本と比べると大きく見劣りしてしまう。
 大山が、あの場面でしっかり仕留めることができるようにならないと読売との差は縮まらない。
 
 そうして、選手層。
 糸原がいなくなると、打線に穴が空き、守屋、エドワース、岩崎を欠くと中継ぎに大きな不安が残るタイガース。
 レギュラー捕手の小林を欠いて、坂本、丸、岡本の中軸以外は、ファームと見紛うメンバーなのに、日替わりで起用された選手が結果を残す読売。
 あの開幕戦に貴重なツーランを放った吉川もレギュラーとして起用されるわけじゃない。6本もホームラン打っているのに。
 北村、若林などの新戦力が現れ、亀井や炭谷というベテランと上手く交わって、機能させている。
 各球団が抑えに苦労する中、読売も両外人投手がダメでも、中川が当てはまってきている。
 
 それも、あの開幕戦の勝利から、タイガースを3タテして勢いに乗ったせいもある。
 それ故、新戦力を試しながら使う余裕が生まれているのも確かだろう。
 あの試合を落としていれば、その後の勢いはなく、今ほど余裕のある戦いもできないはずだ。

 ただ、一番大きな差が野球そのものである。
 読売はボール球をあまり振らない。
 タイガースは、ボール球に手を出す。
 読売の守備は、上手くはないが、ミスが少ない。
 タイガースの守備は、エラーがダントツで多い。
 それは、そのまま練習量や練習の質の問題。
 キャンプの時から、どういう課題を持って、どういう選手になろうとして練習しているのか。
 それが大きく問われている。
 この差は、簡単には縮まらない。
 シーズン中を含めて、来春のキャンプも含めて、きちんと植えつけていく必要がある。

 江越は、あまりボールを追いかけなくなっている。
 もっと打席を与えて欲しい。
 植田は、出塁するために自分はどうしたら良いか、それだけを考えろ。
 アウトにならない選手を目指すには、どうしたら良いか、今与えられているチャンスの中で実践していかなくてはいけない。
 高山も、ヒットがないのを焦るのでなく、自分の打撃を思い出し、早く1軍に戻って、糸井を休ませるくらいにして欲しい。
 藤浪、青柳は、ショートスローの徹底練習。
 バント処理が不安では、ピッチングできんやろう。
 北條、木浪は、守りをちゃんとせんと、小幡や遠藤にすぐに抜かれることを思え。

 ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 21:14 | comments(0) | - |
2−7 対読売 焦って、馬場がババ引いた。
 あの時の馬場の心理。
 「やった、ピッチャーゴロや!よかった〜。ラッキー!」
 次の瞬間、青ざめることになる。
 
 1点差の8回。
 先日の横浜戦で初勝利を挙げた馬場が指名された。
 僅差での登板で、ピンチを招きながら、なんとか切り抜けてきた馬場が、初勝利を境にどんな変わり身を見せてくれるか。
 矢野監督も、勝ちパターンにハマるようなピッチングを期待しての起用だと思えた。
 実際、スアレス、球児を起用する選択肢もある場面。
 ガンケルがガルシア先発の試合でベンチを外れていたのが痛い。
 
 だが、馬場はビビリの馬場だった。
 ボール先行で、当たっている北村にヒットを打たれ、先頭を出すともういけない。
 代走の増田に2盗を許し、丸をまた四球で歩かす。
 そこで坂本の場面。
 バントの構えの坂本をバント失敗で追い込んで最後ピッチャーゴロに打ち取ったと思った瞬間が冒頭の2塁への悪送球となる。
 坂本のピッチャーゴロが飛んだ瞬間、いつもピンチを招いても悪運つよく切り抜けてきた馬場の強運を祈ったのだが、そう言う偶然は何回も続かない。
 前回の棚ぼた勝利で、その悪運を使い果たしたのかもしれない。

 大体、タイガースの守備練習を見ていて、キャンプの時からそうだが、通り一遍の練習でしかなく、強化のための守備練習をしていないことがこう言う守備の破綻を招いていることをわかっているのだろうか。
 岡本のサードゴロからのランダンプレーにしても、簡単に走者を2、3塁に進められてしまう。
 キャンプのランダンプレーの練習でも、アウトにすればそれでいいと言う練習で、3本間の場合は、3塁へ、3塁へと追い込まなくてはいけない練習は見たことがない。
 やっと、本塁寸前でアウトにしても、それでよしとされ、そこで立ち止まって、それではいけない。3塁へ追い込まないと、次の走者の進塁を許してしまうと言う反省も反復練習もしない。
 ピッチャーのゴロ処理からの送球にしても、アウトになればいい。
 ダメなら、もう1回と言うくらいで、アウトにする仕方やセカンド、ショートの入り方、そのタイミングの指示もなければ講義もない。
 青柳や藤浪のショートスローを苦手にするピッチャーの対策も特訓もない。
 ただの練習のための練習。
 だから、こう言う試合でミスが出る。

 馬場なんて、ピッチャーゴロをとった瞬間に、舞い上がって、ショートの入り方や、梅野の指示も見えてなかったんだろう。
 あっ、と思った時には、ボールは外野へぬけ、やってはいけない追加点を献上してしまうことになっていた。
 最も、その前に先頭に打たれ、その後も四球で歩かせると言う、やっちゃいけないことをやっているピッチングにも問題はあるが。
 今日を見る限り、馬場と望月の立ち位置は逆の方がいい。
 去年のCSでの屈辱から、望月は大きく成長しているように見える。
 この日も6回に馬場で、1点差になった7回から望月で2イニング生かせていれば、どう転んだかわからん試合。

 まぁ、打撃陣も菅野の名前に負けて、甘い球を見送ったり、打ち損じたり、とれえ切れない情けなさが残ったけどねぇ。
 名前負けしていないのは、外人の2人くらい、特にサンズは普通にボールだけを見て、これは甘いと思っていたんじゃないかと思える打撃をしていたよなぁ。 
 皆んな、サンズのような感覚を持っていれば、もっと点を取れていたんじゃないかと思うぞ。

 これで、この読売戦は残り2つは絶対に勝たなくてなならなくなった。
 読売は、1つ勝てば充分なだけに、気楽にぶつかってくるだろう。
 藤浪、遥人が、読売を抑え込んでしまうことを願って止まない。

 ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 23:32 | comments(0) | - |
3−1 対横浜DeNA 馬場プロ初勝利で変わり身があるか?
 この試合の勝負を左右したのは、走塁。
 島田の盗塁。
 絶対アウトになってはいけない場面。
 島田が2塁に行く事で、逆転のランナーが得点圏に進む。
 当然、相手には大きなプレッシャーとなる。
 逆にアウトになれば、相手の無失点で切り抜けられる可能性を増やすことになる。
 よく決めた。

 また、追加点の江越の走塁。
 梅野のショートゴロで、本塁えお陥れ、タッチを掻い潜るヘッドスライディング。
 見事な走塁。
 相手のベイスターズにない、足を絡めた攻撃で、3連敗を止め、カードの負け越しを防いだ。
 これで5割復帰。
 次の読売戦に、多少の弾みがついたんじゃないかな。

 また、6回にリリーフに出た馬場が、棚ぼたのプロ初勝利。
 投球内容は、決して褒められたもんじゃない。
 四球3つで、2死満塁のピンチを招いた。
 当たっている梶谷に一打を喰らえば、勝負が決しかねない内容。
 ヒーローインタビューに呼ばれて、喜んでいるが、反省すべき点は多い。

 あがった当初は、投げっぷりがよく、思い切って攻めて結果を出していたが、緊張感のある僅差の場面で出ていくと、どうしてもコーナーを狙ったり、打たれてはいけないという意識が勝り、低め低めとボールが外れる。
 先日のオースティンに打たれたのも、梅野が内角高めを再三要求しているのを、そこへ投げきれず、低めへ投げて痛打されたもの。
 この日は、審判のゾーンの狭さもあったが、どうしても攻めきれない弱気な部分が覗く。
 この日のラッキーな勝利で、あがって来た当初の思い切った攻めのピッチングができるようになってくれればいい。
 矢野監督も、馬場をこうして使っているのは、その持ち玉から大きく変わり身を見せてくれることを期待しての起用じゃにかと思うんだよね。
 馬場もその起用に答えて、大きく変わり身を見せて成長して欲しい。

 ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 23:49 | comments(0) | - |
3−7 対横浜DeNA もう一度、適材適所を考えないさないか?
 試合は、折角梅野のタイムリーで追いつくが、西がベイの新4番佐野に2ランを喰らい、突き放される。
 その後も、宮崎、代わった能見が梶谷に1発を食う、ホームラン攻勢にあい、試合を落とした。
 タイガースは、梅野の同点だの後、木浪、植田の淡白な攻撃で、追い越せなかったのが響いた。
 
 3回の無死からの木浪のヒットを送れなかった植田。
 8回にサンズのショートゴロで1点返した後、大山、ボーアが凡退。
 (サンズの打球も足が速い打者なら、内野安打にできた。)
 チャンスをモノにできたのが、梅野のタイムリーだけと言う決定力のなさ。
 西が調子が良くないことを考えて、負けるべくして負けた試合。

 いとも思うのだが、相手が左の時のスタメンに、1番陽川って言う起用はどうなのか?
 陽川は、長打力を売りに、ランナーを返す選手だと思うのだが、1番起用の理由は、右打者で調子が良さげと言うことだけか?
 いくら左でも、トップに近本と言う方が、足があるだけに相手は嫌なんじゃないか?
 植田の起用もしかり。
 陽川と逆に出塁型の植田は、1、2番こそ適所であると考えるが、ずっと8番での起用。
 調子が上がらない木浪との7、8番は、どうも見劣りがする。
 (まぁ、唯一のチャンスであった、3回の無死から出塁の木浪を送ることができない、植田は評価を下げてしまったが)
 植田は、自分はどう言う打者で、どう言う役割を果たすか、もう一度見つめ直す必要があるね。
 いやらしい打者になる可能性は、十分にあるのだから。
 1番近本、2番植田で、7番に陽川、8番に木浪と言う方が打線としてつながるように思う。
 
 1番にどうしても右打者を置きたいのなら、足のある江越なんか起用しても面白いと思う。
 今季の江越は、オープン戦、練習試合から、以前のダボハゼ的なんでも手を出してしまう打撃から、自分の打てる球をじっくり待てるようになっており、それなりの結果を出して来た。
 ただシーズンに入ると、もっぱら代走・守備要員としての起用に終始しており、与えられた打席は3打席のみだ。(そのうち、1回は、四球を選んでいる。)
 一度、4打席立てて見てもいいんじゃないか?
 江越、近本の1、2番でも、江越、植田の1、2番でも、足が使えるプレッシャーを相手に与えられると思うんだが・・・・。

 糸井の調子が、と言うか足の故障の関係か、今はノー感じ。
 一度抹消して調整させる事は考えた方がいい。
 代わりに高山が2軍でしっかり結果出しているので、この辺で上げて使って欲しい。
 今年の高山の意気込みが、当初使われず、たまに出て、ヒットが出ない事で深みにハマってしまった感がある。
 ちゃんと、チャンスを与えれば結果は出してくると思うのだがね。

 あとは、昨日の熊谷の守備位置。
 ショートを守らせるのだったら、上本を上げて、植田をショートへと言う方がいい。
 上本は、右の代打として使えるし、セカンドを守れる。
 熊谷は、下でもう一つ経験を積んでから。
 
 また、5割を割った中、ここで踏ん張り、逆襲をかけるためにも、もう一度何がベストか考え直して、今日からの試合に望んで欲しいよなぁ。
 
 ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 23:08 | comments(0) | - |
3−3 対横浜DeNA 勝てなかった引き分け 負けなかった引き分け
 梅野の3ラン、青柳の安定したピッチング。
 球数も少なく、完投ペース。不安なブルペン陣の心配も必要なく、九分九厘勝利を手中にしている気でいた。
 
 6回のオースティンの2ベースの後、ソトに対してワイルドピッチでランナーを3塁へ進める。
 そのソトのピッチャー返しの一打は、青柳の横を抜け、ショートゴロになり1点を返された。
 青柳の投球後の姿勢がしっかりしていれば、ピッチャーライナーで、ホームインは許していなかったろう。
 体が流れて、ボールに届かなくなっていたのが致命的だった。

 7回は、神里への四球がいけない。
 山下の打球は、討ち取ってはいるのだけど、サンズの守備位置が深く、前進しても届かず、タイムリーになって1点差。
 ランナーを1、2塁に残して、バッターは梶谷という場面で、馬場へのスイッチ。
 寅吉的には、青柳をローテーションの主軸のピッチャー(敢えてエースとは呼ばないが)として考えるのなら、ここは同点か逆転を許すまで青柳の続投を選択する場面かと思った。
 確かに、梶谷との相性は良くないが、前の打席では三振に仕留めており、次のオースティンに対しても青柳の方が優位ではなかったかと思う。

 ただし、この場面で登板した馬場は、良かった。
 過去の登板を見て、この僅差のリードで、ランナーを背負ってのリリーフは二が重いように思っていたが、逆に開き直れていたのかもしれない。
 梶谷をストレートで追い込み、スプリット(フォーク?)で三振に切って取ったのは見事。
 続くオースティンには、2ボール2ストライクから、梅野の再三の内角高めの要求に、ボールは低めへと集まった。
 連続3球、梅野は内角高めの要求。
 そこに来ればオースティンは打つとれる、そういうコースの要求だ。
 だが、馬場の投球はどうしても長打が怖いせいか、低めへと入ってしまう。
 ボールに外れた後、ファールを挟んで、最後の球を捉えられた。
 内角低めは、外人打者が手を伸ばして届く場所、ある意味振り切れるゾーンでもある。
 対して、高めになると腕を畳まないと上手く当てられない、窮屈な打撃を強いられる。 
 思い切って振ろうとすれば、長い手が邪魔して空振りになるゾーンだ。
 そこに投げきれなかったのは、馬場がまだまだ弱さを持っているという事。

 でも馬場は、同点までで、逆転は許さなかった。
 ソトを三振に仕留めたのは、馬場の成長と可能性を感じさせた。

 終盤は、防戦一方。
 ただ気になるのは、終盤の守備体系。
 熊谷をシュートで植田をセカンドと言う布陣を敷いた。(前にも同様な布陣があったと思う。)
 これは、植田を糸原の代わりに、セカンドでづっと使いつもりでそうしているのか、どうか知らんが、どうしても逆に思えて仕方がない。
 熊谷は、昨年のファームでも、ほとんどセカンドだったはず。(ショートはほとんど小幡が守っている。)
 かたや植田の本職はショートだ。
 堅実に内野の守備力を考えれば、ショート植田、セカンド熊谷で良いと思うんだが・・・・。
 以前、植田を不慣れなセンターに使い痛い目にあったことがあったが、この日もサンズのファインプレーがなければ、熊谷のエラーが球児の足を引っ張ることになっていた。
 ろくに練習をさせていないところを、急に試合で守れって言われても、そうそういい結果は出ないだろう。
 基本、本職に近い部分で勝負させないといかん。
 
 守備が課題のタイガース。
 まずは、本職の守備で向上し、勝負させたやるべきだと思う。

 ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 23:26 | comments(0) | - |
0−6 対東京ヤクルト 貧打→猛打→また、貧打
 結局、緒戦に20得点の猛打を見せたきり、2戦目からは、貧打タイガースに戻ってしまった。
 今日の高橋奎二に対して、打てる感じがしたのは、陽川とサンズくらい。
 あとは、揃ってノー感じだった。

 高橋奎二のような球威のあるサウスポーには、からっきし弱い。
 あのストレートを弾き返せる選手がいないことが、タイガースの弱さだね。

 藤浪は、いい感じで投げていた。
 適度に荒れてはいるが、四球を出すほどでなく、相手は絞りずらく、打ちにくかったろう。
 こういう試合は、終盤まで僅差で競って、最後にうっちゃる、そういう勝ち方しかない。
 1点ビハインドで7回まできて、この回をしのげば、8回の攻撃に期待が持てた。

 その状況で藤浪の足を引っ張る、北條のエラー。
 それでも2死まで持って来て、坂口のピッチャー返を利き腕に受け、2点目を献上。
 でも、藤浪はよく頑張った、次の上田をショートフライに打ち取って、2点差で終盤にと思った矢先、その北條に近本が突っ込んで来て、エラーとなり、さらに2点を追加されジ・エンド。

 藤浪を無援どころか、足を引っ張って敗戦投手に仕立てた。
 ここで藤浪に復活の狼煙を上げてもらい、次週の読売戦で目に物見せようという目論見も崩れ去ってしまった。
 今日の敗戦は痛い。
 久しぶりの負け越しでもある。

 初戦のスワローズは、よくこれで2位にいるか不思議でたまらなかったが、そのスワローズに連敗したタイガースが、よく5割に戻っているか、不思議に思えて来た2、3戦目。
 守りの破綻が、攻撃力を鈍らせることもある。
 8回、9回に反撃ができなかったのは、ミスで相手に追加点を許すという流れの悪さだろう。

 今更、練習不足を嘆いても始まらない。
 甲子園に戻って、試合前からしっかり練習せいよ!
 エラー厳禁やで!

 ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 21:54 | comments(0) | - |
1−3 対東京ヤクルト やっぱり、打ちすぎた翌日の試合は・・・
 野球あるある。
 大量得点の試合の翌日は、打線が沈黙。
 まさに、その通りの試合。

 それでも、初回原の立ち上がりを攻め、1点取って、なお1死満塁。
 あそこで、梅野か木浪に一打出ていれば、この日も前日のような展開になっていたかもしれない。
 たられば、と言ってしまえばそれまでだが、それがその後植田のヒットまでノーヒットに、貧打に陥った原因だ。

 打ち過ぎたあとは、エテして大振りになったり、ボール球に手を出して失敗する。
 この日のタイガースも、初回の梅野、木浪はボール球に手を出して三振。
 四死球は9個選んでいたものの、肝心な時にボール球に手を出して、凡退する。
 結局初回の3安打を入れて、4安打。
 塁上を賑わせてはいたが、得点は初回の1点のみ。

 ボール球を見極めていれば、更なる四球を得られたいたかもしれないし、カウントを悪くして甘い球を痛打できたかもしれない。
 それを自らボール球に手を出し、不利にしてしまう。
 タイガース打線の悪ところは、このボール球をよく振る事だ。

 タイガース打線で見極めができているのは福留くらい。
 サンズも序盤は、昨日の名残で力んでおり、ボール球に手を出していたが、中盤以降修正していた。
 あとは、どれも彼も同じようにボール球を振る。
 
 今日の試合は、讀賣を追いかける意味でも勝っておきたかった試合。
 このスワローズに勝ち越しておかないと、讀賣追撃もおぼつかない。
 明日は、藤浪に復活の狼煙を上げてもらい、讀賣追撃に邁進できるよう頑張って欲しい。
 ボール球には手を出すな!

 ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 22:05 | comments(0) | - |
20−5 対東京ヤクルト 大量点の翌日に気を付けろ!
 あの貧打阪神と言われた打線が、20得点の大量点でスワローズに先勝した。
 シーズン当初は、「外れ外人」として揶揄された、ボーア、サンズが満塁弾の競演。
 2人がウト始めることで、タイガースの懸案の得点力不足も解消されていき、評論家や夕刊紙などの論評も掌を返したような調子になった。
 夕刊紙の無責任さは、さて置き、この2人が機能することで、大山が生きてくる。
 この3人が長打を連発することで、得点力は大きく上がる。
 貧打阪神が、猛虎打線と変貌を遂げるのだ。

 このクリーンナップが機能するには、1、2番の出塁が大事だ。 
 近本がだんだん戻って来ているのは好材料。
 これで、近本がボールを降らなくなれば、率は上がるし、出塁も増えていく。
 そこで、2番が大事になる。
 この日は、糸井が2番に入ったが、今の糸井はスピードもないし、強打の2番としての脅威も薄い。
 足の調子がどうなのか知らんが、休み休み使わんんといかんのだろう。
 本当は、6番くらいで福留、陽川、高山当たりと調子を見ながらの起用が良い。(高山が2軍にいるのが残念。)

 本来は糸原なんだが、無い物ねだりはできない。
 現状で適任は、この日8番に入った植田海じゃないかなぁ。
 この日は、タイガース打線が活発でもあり、8番の植田がランナーを得点圏に置く展開が多く、返す役割をになってしまったのが残念。
 ただ、あまりにランナーを返すことに頭が入って、ボール球に手を出していたのはいただけなかった。
 本来の植田海は、出塁型の選手だ。
 そういう場面でも、自分がアウトにならないこと、アウトカウントを増やさないことを念頭においてバッターボックスに入るべき。
 そうすれば、2番として十分に機能できるレベルには来ている。

 この日のような大量点の翌日に、打線が沈黙してしまう事は、よくある事だ。
 そういう時に、足がある近本、植田が出塁して、相手にプレッシャーをかける事。
 それがクリーナップへのマークを薄くし、更なる機能を呼ぶことになる。
 そうして、打線の浮き沈みを少なくすることが、シーズンを通しての得点力のアップにつながる。
 結果、読売を追い上げる一番手に名乗りをあげることになるんだ。

 ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 23:59 | comments(0) | - |
9−3 対中日 負け試合を勝に転ずる
 岩貞のダブルプレーを焦って、2塁へ悪送球。
 ここから2失点に繋がり、不調の福田に一発を許す最悪の展開。

 どうも調子が下向きになってくると守りにも破綻をきたす。
 特にタイガースのピッチャーは、ピッチャーゴロやバント処理が下手なのが多い。
 岩貞を始め、青柳、藤浪とバント責めでもされたら破綻する確率が高いPたちだ。
 じゃぁ、それを克服するために練習をしているかというと、おなざりの通り一般の練習しか見たことがない。
 キャンプで上の3人でも集めて、サブグランドで一日中、その練習でもさせとってもいんじゃないか。

 そんな最悪の点の取られ方をしたかと思うと、かたや攻撃では、同点と思われる近本の一打を、大島のバックホームでホームに刺される。
 初回では、ちかもとの盗塁を、ここしかないというピンポイントの送球で、マルチネスに刺される。
 守りでは、圧倒的に中日が上であることを見せつけられる。
 エラーで点を失い、ファインプレーで得点を阻止される。
 普通は負け試合の展開だ。

 近本のタイムリーとボーアの久々の一発で1点差には迫っていても、7回のチャンスを大島のバックホームで潰された時には、敗戦を覚悟しなければならなかった。
 その重い空気を振り払ったのが、8回の先頭・植田海の出塁だった。
 左の福から、右打席でコースに逆らわず、右方向へ初球を強く叩いた打球は、1、2塁間を抜けた。
 次のサンズの打席の2球目で2盗に成功。
 ここで走る勇気(初回のマルチネスの肩を見ていると弱気になりかねない)と、セーフになる脚力。
 それは、全て植田海の持ち味を発揮した結果でもある。
 
 この同点のピンチに動揺した福は、サンズを歩かせる。
 大山は、ダブルプレーに倒れたが、ボーアが半ば敬遠気味に歩かされると、福留が見事な決め打ちで同点となった。
 この同点の伏線は、植田海の出塁であり、無死で得点圏に進んだ盗塁の成功に他ならない。
 昨日も書いたが、植田海の2番スタメン起用を真剣に考えて欲しいものだ。
 糸原の穴を埋めるのは、出塁方の植田がベストと思うんだけどなぁ。

 同点に追いついたあとは、押せ押せに転じた。
 梅野の逆転打、中谷の振り切ったが故、ショートの頭を越える追加点のタイムリー、近本の4安打目のタイムリーで5点のビックイニングを作り勝負を決めた。
 9回には、大山に8号も出て、ナゴドの中日戦に勝ち越しを決めた。
 9回の先頭の江越。
 打ちたい、はやる気持ちを抑えて、四球を選んだ。
 以前のダボハゼ的バッティングと違い、ボールは打たないという強い意志を感じた内容。
 もっと、打席を与えて欲しい。
 江越と陽川は、かなり考え方が変わっており、良くなっていると思うんだが・・・。
 今使ってやることが、彼らを伸ばすことになると思うんだけど・・・・。

 いずれにしても、これから上位との戦いに向かう中、3タテはできなかったが、打線が下降線をたどる中で勝ち越したのは救いだ。
 ボーアに一発が出て、ガンケルが中継ぎで使えそうで、大山が最後に一発、それがきっかけになることを望みたい。

 ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 18:52 | comments(0) | - |
0−1 対中日 糸原の穴を感じる完封負け
 打線が繋がらず、4安打の完封負け。
 先発を下ろしてしまえば、後はどのチームも不安要素がいっぱいだけに、先制しておきたいゲーム。
 西もさして調子は良くなかった中、相手に点をやらないピッチングを続けていた。
 7回の打席も代打を送らず、続投させることにした。
 西の勝利もあるが、岩崎が抹消されているだけに先発をひっぱらざる得ない事情もあったと思う。

 6回のピンチを凌いだ西の疲労を考えるに、勝利優先であれば代打を送って継投に入るべき場面。
 岩崎がいなくても、望月で7回、スワレス8回、9回球児という継投も考えられたはず。
 それでも、西に7回を凌いでもらって、8回に得点を挙げて、勝ち投手にという配慮が上回ったか?

 しかし、これだけ打てないと糸原がいなくなった穴の大きさを感じざる得ない。
 今日は、北條を2番に、セカンドに木浪という布陣で臨んだ。
 北條は、初回のバントを失敗し、3の0。
 木浪は8番で、3の0、2三振。
 どちらも役割を果たしていない。
 昨日も書いたのだが、植田海の起用は考えられなかったのか?

 昨日、四打席で3回出塁、1回もファーストライナーのいい当たり。
 植田海を2番セカンドで起用する手は十分にありだと思っていたし、実際そういう手を打ってくるかと思っていたが・・・・。
 昨日の最後の死球が、殊の外、痛手だったか?
 トップバッターとクリーンナップを繋ぐ2番。
 トップバッターが倒れたあと、出塁が期待される2番。
 そういう糸原の果たした役割を担い、かつ糸原にない足がある植田海の起用は、面白いと思うんだけど。
 
 しかし、岩崎抹消で、島田の登録って、外野手多すぎじゃね?
 糸井、福留、サンズ、近本、江越、中谷、島田って、7人。
 しかし、江越は完全に代走・守備要員やなぁ。打席与えてくれんもん。
 内野は、ボーア、大山、北條、木浪、植田、熊谷で6名。
 マルテが戻れば、島田に代えてってことか?
 中継ぎを厚くする必要があるのと違うか?
 桑原、飯田あたりを上げること考えた方がいい気がする。

 近本の復調が見られない中、
 1 江越8
 2 植田4
 3 サンズ7 
 4 大山5
 5 ボーア3
 6 福留(糸井)9
 7 梅野2
 8 北條6
くらいのスタメン組めんかなぁ。
 今より繋がる気がするし、糸原の穴も埋めやすくなり、別の長所も出てきる気がする。
 
 何はともあれ、明日は絶対に落とせない戦いになる。
 梅津は前回対上がりを叩けたが、力のあるPなだけに、簡単に攻略できるわけじゃない。
 まして、打線が下降線のタイガース。
 少し、思い切った手を打つ必要があるんじゃないか?
 岩貞も、前回のような不甲斐ないピッチングでは困る。

 ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 17:16 | comments(0) | - |
5−2 対中日 渋く光る植田海の出塁
 連敗しないことが何より。
 広島戦の引き分け、敗戦の嫌な流れを切れたのが大きい。
 苦手・大野との対戦だけに心配していた。

 この試合、大野攻略とまでは行かないまでも、打線はよく粘り、大野に球数を投げさせた。
 それが、1失点ながら、大野を5回で降板させなくてはならない状況を作ったと言っていい。
 対する青柳は、2回2死から石川にヒットを許してから、制球がままななず、ピッチャーの大野までに四球を出して、満塁から井領にタイムリー2点打を打たれ2失点。
 この回の青柳は、以前の悪い青柳が顔を出していた。
 従来なら、このまま制御が効かず5回と持たなかったんじゃないだろうか。
 今年の青柳は、ここから修正が効くのが成長と言える。
 立て直した青柳は6回までをヒット2本、2失点でまとめ上げ、4勝目をゲットした。

 その青柳の影で、もう一人成長を見せたのが植田海。
 第一打席は、大野からバットに捉えた鋭い一塁ライナー。惜しい当たりだった。
 第二打席は、先頭打者として大野から四球を選ぶ。
 この回、北條、サンズが凡退して得点にならなかったが、反撃の起点になる四球を選んでいる。
 第三打席も、近本が倒れたあと、四球を選んで出塁。
 この回の逆転の起点になった。
 第四打席は、粘った挙句死球を食らって出塁。
 結局1打数ノーヒットであるが、出塁すること3度。
 十分に役割を果たしている。

 昨日初ヒットが出て、本人も打ちたい気はあるのだろうが、そこを堪えて、四球を選んでいる。
 その見逃しの形も良い。
 第一打席に見せた打撃もいいものを見せた。
 きっとバッティングの調子もいいんじゃないだろうか?
 確実な成長を見せる植田海。
 一度、糸原の代わりに2番セカンドで使ってみても面白いと思うんだけど。

 ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 23:48 | comments(0) | - |
2−4 対広島 一球に泣いたわけじゃない、藤浪晋太郎
 ピレラに食らった一発の一球に泣く。
 そういう捉え方をするかも知れないが、それは大きな間違い。
 その一球でなく、その前に堂林・鈴木誠也の2人を歩かせ、満塁のピンチを招いたことにある。
 満塁の状況が、ピネラの一発を招いたと言っていい。

 この日の藤浪は、適度な荒れを武器に5回まで広島打線を零封していた。
 インステップに戻したと聞いていたが、実際に見てみると、インステップ気味と言っていいくらいのもの。
 決して、以前のようなインステップではなかった。
 それがいいか、悪いかはわからんが、寅吉的には以前のような大胆なインステップにした方がよいと思う。

 藤浪は、腕の振りが横ぶりである。↖
 それをインステップ↗で相殺することでバランスを保っていた。
 それが、3年目にスクエアのスッテップに矯正。↑同時に腕の振りをタテぶりにした。↑
 これは、当時藤浪が言っていたように、「キャッチャーの後ろに突き抜けていく感じ」を持って、藤浪を無双化させることになり、キャリアハイの14勝を挙げ、奪三振のタイトルをも獲得した。
 ただ、この時のフォームは、藤浪の肘に負担をかけており。その年のオフの侍召集を辞退し、ノースロー調整を強いられることになる。
 その後復帰した藤浪は、ステップはスクエア↑で、腕の振りが横ぶり↖に戻っていた。
 それが、肘への負担をなくす、藤浪にあった腕の振りだったのか、タテぶりに戻して、肘に負担をかけて再発を恐れていたのかはわからない。
 でも、考えて欲しい、真っ直ぐにステップした足↑に上体は横↖に振れる。
 安定するわけがない。
 ひっかけて、開いてすっぽ抜け、制球難が顕著になった。
 だから、状態を横ぶり↖に戻したら、スッテプもインステップ↗に戻すべきだと思っていた。
 それが、一番藤浪にあっているフォームなんじゃないだろうか?

 加えて、ショートスロー、つまりピッチャーゴロ(バント処理を含む)の不安がいつも藤浪の頭にある。
 ショートスローの際は、上の状態と同じように、投げる方向に踏み出し、横ぶりで投げるから、送球が一定しない。
 青柳も同じような問題を抱えていたのだが、彼はワンバンド早急することで、それを矯正して来た。
 藤浪は、練習を見ていると、アンダースローのようにファーストへ投げる。
 本人はその方が多少マシだと思っているようだが、それでも不安は拭いされていない。
 故に、相手がバントをしてくる場面やバントの構えをされると、「させたくない」という意識が強く、制球が乱れる。
 これは、練習の時から、アンダースロなどで投げず、どうやったら普通に送球できるか、徹底的に練習するしかない。
 ピッチングと同じように、インステップして横ぶりで投げればいいと思うんだが・・・・
 高校時代は、どうしてたんだか思い出したらいい。
 
 5回までは、藤浪が普通に投げていれば、簡単には打たれないことを証明している。
 あとは、もっとインステップして、昔のフォームに戻せばいい。
 そうして、ショートスローをちゃんと練習しておく。
 そうすれば、この日の6回のような事はなくなるんじゃないかな。
 藤浪が目指すところは、単なるローテションピッチャーじゃなく、日本を代表するPにならなくては。
 寅吉は無双の藤浪を望んでおり、期待している。
 その時、タイガースは日本一になる。そう確信しているんだから。

 ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 23:47 | comments(0) | - |
3−3 対広島 坂本のリードで馬場がステージをあげ、植田が上げ損なった
 9回に逃げ切りを図り、スアレスを投入したが、大山の送球ミスなどで逆転を許す。
 その9回の裏、近本が同点に追いつくタイムリーを放って延長戦に。

 流石に8回の裏にサンズの勝ち越しHRが出たときには、このままスアレスで逃げきれると思っていたので、延長10回を誰に投げさせるかは考えていなかったろう。
 広島の打順は、2番から、クリーンナップの堂林、鈴木誠也へと続く。
 経験を買って能見とも考えたが、菊池、堂林、鈴木誠也と右が並ぶ。
 右ピッチャーで、現状一番使われている馬場が選択された。
 同点で、相手打順のプレッシャーを考えれば、厳しい場面である事は確か。
 「馬場で大丈夫か?」「左でも能見の方が・・・」との考えが頭を過ぎる。
 
 ところがこの10回を馬場が凌ぐ。
 菊池をショートゴロに取り、堂林は、ピッチャー返しを取り損ね内野安打を許したが、鈴木誠也、磯村を連続三振に切ってとった。
 これは、馬場にとって大きな自信になったろう。
 ある意味、馬場のステージが上がったとすれば、今日の投球にあったと言っていい。

 この馬場をリードしたのは、9回に梅野に代走が出た関係で、坂本に代わっている。
 坂本は、2軍での馬場とのコンビも経験値が梅野より高いかも知れない。 
 馬場の持ち球やその特徴をよく知っているリードに見えた。
 鈴木誠也や磯村には、徹底して変化球(落ちる球)で攻めた。
 本来この場面では、ストレートに絞って相手は待つ。
 まして、経験の少ない馬場である、ストライクを取りに来る球は、圧倒的にストレートになると考える。
 実際、これまでの登板で馬場の投球を見れば、ストレート中心の組み立てになっているのがわかる。
 球速が出て来て、投げっぷりがよくなったことで、これまでの登板をこなして来ている。
 梅野のリードも、ストレートを中心に、変化球を混ぜるピッチングをさせて来た。

 ところが、坂本のリードは、それまでの投球パターンを裏切るものだ。
 菊池、堂林には、ストレートを見せながら、従来型のピッチングをさせ、ランナーが出た後、鈴木誠也、磯村には、ほとんどストレートは投げない。
 多分、磯村の時に、盗塁警戒のストレートを一球投げただけ。
 徹底的な変化球攻めで連続三振に切ってとった。
 見事なリードだったと思う。
 この状況での相手の待ち方を読み、馬場が元来変化球に自信を持ってたP出あったことを生かしたナイスリードだ。

 梅野は、ピッチャーのいいところを引き出してリードするタイプ。
 どちらかというとオーソドックスなリード。
 対して坂本は、相手の弱点や読み方、待ち方を考えながらリードするタイプ。
 総合力では梅野がレギュラーで間違いないが、坂本がこういう時に使えるということを再認識させたリードだったんじゃないかな。

 そして10回の裏、切り札の原口が、粘った挙句、敬遠され、チャンスが回って来たのが植田海。
 今シーズンの初打席。
 バッティングの向上が言われて、このオフ、キャンプ、オープン戦、練習試合とそのレベルが上がったことを実証して来たが、代走ばかりで、なかなか打席を与えられる事はなかった。
 北條、木浪が不調な中、もっとチャンスをやってよかったんじゃないかと思っていたのだが、この場面で初打席が回って来た。
 ここで、一本打ては、今日のヒーローだけでなく、糸原リタイアの状況から、更なるチャンスを得られる場面。

 ここで考える事は、1つ。
 自分でアウトにならない事。
 それには、ヒット、四球などが考えられる。
 相手は、植田の足を考えると、当てられて内野安打っていうのは嫌だから、三振狙いでくる。
 全身守備の外野の頭を越えるか、間を抜けばサヨナラ。間違いなくヒーロー。
 ボテボテでも内野安打にすれば、四死球でも出塁すればチャンスは続く。

 寅吉が植田海なら、ここで3塁線にピッチャーに捕らせるようなセーフティバントを試みる。
 外人ピッチャーのフィールディングにが問題がある者が多い。
 まして2死から、意表を着くバントだ。しかも快速植田海。
 慌てないわけがない。上手くすれば、1塁へ送球ミスして2塁のランナーが一気にホームインということも考えられる。
 そういう頭が回れば、植田海も一段ステージが上がるってもんなんだけど・・・・。

 この場面で、植田海の頭には打つことしかなかったのだろう。
 無理もない、初打席だ。
 どうしてもアピールしたい場面。
 相手の術中にハマてしまった。
 この状況だからこそ、原口代打で、熊谷に盗塁させるなら、原口が歩かされ、植田勝負になることを想定し、ベンチから植田海に指示があってもよかったかな。
 なくっても、自分の特徴を生かして、いかにアウトにならないかを考え、こういう奇策が思い浮かぶくらいになって欲しいのだが。
 そうすれば、糸原の代わりに、2番セカンドでのスタメンのチャンスもあるんだがねぇ。

 まぁ、勝てなかったことを悔しがるか、負けなかったことを喜ぶか?
 今日、藤浪で勝って、勝ち越しを決められるかにかかっているってことになる。

 ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 23:17 | comments(0) | - |
9−4 対広島 アッキャマン、もう一息頑張りや!
 広島との初戦を勝利して5連勝、貯金1。
 堂林の一発で先制を許すも、サンズがその裏に、すぐに追いつく一発を放つ。
 サンズが、だんだん頼もしくなって来ている。
 マルテを柔らかくしたようなタイプになるか?
 
 試合は、秋山が粘り強く投げ、バックもこれを支える中、糸原の効果的な一発が出る。
 5回に秋山自らの2ベース。(野手顔負けのバッティング)
 秋山が3塁に進むも2死で、まずい状況かと思われた中、サンズの貴重なタイムリー。
 これが大山のツーランを呼んで、試合をほぼ決めた感じになった。
 今日のヒーローは、糸原、北條がお立ち台に上がったが、内容的にはサンズが一番だと思う。

 これで余裕を持って、完投か8回くらいまで秋山に投げて欲しかったのだが、7回に鈴木誠也に一発を喰らい、会澤にヒットを打たれたところで降板。
 この回までは、秋山に投げさせるかと思ったのだが、3点差になったところで、まだ良湯があるうちに中継ぎ陣にスイッチしようとしたのかも。
 それでも、登板した馬場は、3点さを余裕とは取れず、かなりのプレシャーを感じていたのかも知れない。
 ヤクルト戦での終盤に失点してしまったことがトラウマのように、馬場を縮こまらせてしまった。
 前回の中日戦で、ヤクルト戦の失敗を生かして攻撃的ピッチングができたと言っていたので期待していたんだが、この状況では攻撃的にはなれなかったようだ。
 まだまだ、経験が必要だなぁ。
 まぁ、守屋でも、去年の状態になるまで、数々の失敗をして来たんだから、馬場も去年の守屋になる可能性もなきにしもあらず。
 きっと矢野監督も、それに期待してるんだと思うぞ。

 北條にやっと、今季初ヒット。
 それが初ホームランのおまけ付き。
 追いつかれて来た後の一発だけに価値があった。
 その後の北條の表情から、変な呪縛から解き放たれた安堵した笑顔が、その後のタイムリーに繋がっている。
 今後の北條に期待したい。
 四球を選べる分だけ、木浪より北條のバッティングの方を寅吉は買っている。
 暑い季節は、北條の季節だ!

 ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 22:03 | comments(0) | - |
11−3 対中日 5割到達、これから倍返しや!
 まずは、中日に前回ナゴドでの3タテを、甲子園で3タテ返し。
 でも、倍返しには、次の週末のナゴドで3タテしかえさな、倍返しにならんわなぁ。
 こう早く5割に到達できるとは思っていなかったので、景気のいい話もしたくなる。
 読売にも3タテ返しして、倍返しをたのんまっさ!

 この試合、梅津の立ち上がりを攻め、幸先よく3点を先取。
 この3点で、岩貞は、余裕を持って、7回くらいまで投げなアカン。
 それを、ミスもあって、ジワジワ追い上げられ、4回に同点とされる。
 3点の援護で、逆に守ろうとピッチングが小さくなったのが残念やったなぁ。
 岩貞は、4回の裏の攻撃で代打を送られ、そこまで。
 これで、前回の好投が帳消しや。
 左のエースの座は、遠のいたなぁ。

 その岩貞に代打を送った攻撃は、中日投手陣の四球連発などで、ノーヒットで3点を追加。
 その5回にタイガースが送ったピッチャーは小川一平。
 多分、この5回を抑えることで、勝ち投手にして、自信をつけさそうというベンチの思惑があったんじゃないかな?
 ビシエドには、ヒットを許すが、マルチネスを討ち取って2死まで漕ぎ着けた。
 ただ、ここで阿部に四球を出し、京田を迎えたところで、能見にスイッチされてしまった。
 後、一人でプロ初勝利を得られるところだったのに、残念やろなぁ。
 まだまだ、初勝利には早いって、正真正銘の実力がつけば自然とついてくる。
 今日のように無理やり機会を作ってもらっても、実力がなければ水の泡や。
 まだまだ、経験積んで、力を付けていくんやで。
 
 勝ちは能見につくことになったが、6回2死から7回まで投げた馬場に、初白星を付けてあげたかった。
 前回の、守りに入って縮こまったピッチングの反省を生かした、内容のあるピッチングだった。
 腕の振りも、球速も出ていたし、こういうピッチングをしていれば、近い将来に初白星が転がり込んでくるんじゃないかな。
 この調子で頑張りや。

 ということで、今シーズン初めて5割到達。
 ボーアの離脱は心配だが、糸井の穴は、福留がお釣りが来るくらいに埋めてくれた。
 陽川は、ボーア欠場のチャンスを、なんとかものにした感がある。
 近本が復調できるかは、まだまだ不明だが、一度江越にチャンスやって欲しいわ。
 ここで緩まず更なる気力を持って、貯金作って、読売を追いかけようや。

 ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 23:36 | comments(0) | - |
8−3 対中日 西、禊の完投で3連勝
 西がお立ち台で詫び入れた。
 世間を騒がせ、家族に迷惑をかけたお詫び、その為、今日は最後まで投げると決めていた。
 やった事は感心せんが、今日のピッチングは中継ぎが厳しい状況のタイガースにとってはありがたい。

 ヒットは5本で8得点。
 前日のタイガースらしいっ勝ち方とは裏腹で拙攻が得意のタイガースらしくない点の取り方。
 でも、こういう点の取り方ができるようになるとチーム力は上がる。
 いつもは、援護に恵まれない西もありがたかったろう。
 っていうか、あまりの援護に驚いて、3失点してしまうおまけ付き。

 近本の調子が上むかない。
 5回の送りバントの際のボールの見方が良かったように見えた。
 案外、そういうことをきっかけにバッティングが変わることがあるので、次の打席に期待してみたが・・・・・。
 結局、何も変わらず見逃し三振。
 重症である。 
 一度、江越に代えて使ってみたい。

 近本は、元々選球眼がいいタイプではない。
 こういう調子が悪くなると、益々ボールの見極めがつかなくなる。
 ストライクを見逃し、ボールに手を出す。
 去年から言われていたが、出塁率が上がらない由縁だ。
 2年目は、他球団も研究していて、いかにボールを振らせるか考えて攻めてきている。
 送りバントをした時のように、いかにボールを見るか。
 どういう目付をすればいいのか。
 そこを立て直さないと、調子は戻ってこないと違うかな。

 もう一人、糸井も心配。
 今日は5回にタイムリーを打ったが、偶然の賜物。
 すぐに代走が起用されたので、疲れが溜まっているのか、どこか悪いところがあるのか?
 ここは少し休ませて、代わりは休養十分の福留さんに頑張ってもらうしかない。

 いずれにしても、チーム全体は、一時の不調を完全に脱している。
 ここで、安心せず、さらなる高みを目指して、どう立て直していくか考えながら戦って欲しい。
 まずは、中日へ借りをしっかり返すことだ。

 ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 22:56 | comments(0) | - |
4−1 対中日 らしい勝ち方でDにリベンジ
 少ないチャンスで得点し、分厚い中継ぎ陣で先行逃げ切り。
 これが目指したタイガースの勝ち方。
 それが、島本の出遅れ、エドワース、守屋の離脱、球児の不調でそういう闘い方ができずに来た。
 勝味が遅く、終盤の系統にも不安があり、かなり不安定な戦いを強いられてきた。

 この日は、青柳が危なげないピッチング。
 らしさ全開で、ゴロを打たせて取る、青柳の持ち味を生かしたナイスピッチング。
 相手の天敵・大野に投げ勝ったのだから、青柳も本物になりつつある。
 今年は、何かタイトルでも狙えそうなピッチング内容だ。

 打線は、少ないチャンスを、糸原のラッキーな内野安打で先制。
 相手のミスも重なった、さらなるチャンスにサンズが値千金の2点タイムリー。
 糸原は、2番に定着してから好調で、3割に乗せた。
 自ら、「2番を打ちたい!」といていただけに、モチベーションが違うのだろうか?
 これで足があれば、理想の2番バッターなんだがねぇ。

 サンズも、日本のピッチャーの攻め方がだんだん分かってきたんじゃないだろうか。
 率はジワジワ上昇中。
 元々スイングは柔らかさを感じるので、日本のピッチャーの攻め方が分かってくれば、ある程度の率は残せそう。
 後は、速い球への対応をどうするか?
 これに対応できれば、右のラインバックになれそう。

 この先制した3点を青柳が7回までビシエドの一発だけでリードを保った。
 球児がいなく、岩崎、スアレスしか勝ちパターンの継投に目処が立っていない現状、7回を投げ切った事は大きい。
 今季初めてと言っていい、先攻逃げきりのタイガースらしい勝ち方に繋がった。

 本来、7回を誰か任せられるPが欲しいところだが、馬場も伊藤和も、まだ荷が重そうだ。
 今の可能性的は、2軍で復調気配がある桑原ってことになるんだろう。
 後は、能見の経験を買うのか?
 まぁ、桑原が加われば、相手の打順の右左で、能見・桑原で対応できるだろう。
 そのうちエドワースが戻ってくれば、それなりの厚みはできる。
 それなでは、先発が1イニング長く投げることをめざすべきやろなぁ。

 次戦は問題(?)の西の先発。
 週刊誌の問題に流されず自身のらいいピッチングをして、1イニングでも長く投げて欲しい。

 ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 23:30 | comments(0) | - |
6−4 対東京ヤクルト 続・追いついたら追い越せよ!ドメさんのトドメの一発
 今日も追いついたが、追い越せず。
 それでも勝ちパターンの岩崎を注ぎ込み、突き放される最悪の展開。
 またかヨゥ・・・・、そんな気分が漂う中、びくり箱サンズの同点ホーマーが飛び出す。
 再びの同点。
 ここで、同点に終わっていたら、悪夢再びというところだったかも知れない。

 そういう意味で、勝ち越し点を許したものの、1点で凌いで終わったのが、岩崎が伊藤和や馬場より、一日の長があるということだろう。
 それが、福留の逆転の一発を呼び込み、最後の最後で追い越すことができた。
 さすがは、ドメさん。
 ここ一番では頼りになる。
 トドメを刺しとかなアカンことわかってらしゃる。

 しかし、近本は深刻やな。
 不調の中、ポツンとHRなんか打つから、逆に深みにハマっている。
 一度、江越かなんかに代ってみればいい。
 センター1番で江越を使い、近本を代走として置いておくのも考えた方がいい。
 ベンチから見て気づくこともあるんじゃないかなぁ。

 もう一人、糸井の状態がよくない。
 代えて高山を使って欲しいところだが、北條と高山はも深みにハマてしまっている。
 完全にノー感じやもの。
 一度、ファームの試合にじっくり出て、打つ感覚を取り戻したらいい。
 今なら、親子ゲームができる環境にあるんやろうから。
 糸井の代わりは、福留しかおらんやろ。
 今、打てる手は、そんなとこか?

 下で藤浪が好投。
 中田に代えて藤浪をローテに組み込めんかなぁ。
 遥に期待が持てると思うんだがね。

 ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 22:13 | comments(0) | - |
5−9 対東京ヤクルト 追いついたら追い越さなアカンやろ!
 折角、追いついたのに、逆転の場面で糸井の三振で同点止まり。
 こういうチャンスに一気に逆転しとかないと、追加点を取られて、追い越せずで終わる。
 行くときには、一気にトドメをささんと。

 逆転をしてしまえば、自ずとピッチャー起用も変わる。
 今のタイガースで同点を任せられるピッチャーは、いないんと違うか?
 自分なら、経験を買って、能見といきたいところだが、矢野監督の選択は、伊藤和。
 馬場が重用されていたので、久々の登場。
 確かに2軍で抑えの経験もあり、先日初勝利を飾り、乗っていけるところなのかもしれない。
 
 しかし、先頭の川端に打たれ、送りバントで得点圏に背負うと、ピッチングが守りに入る。
 9回の馬場もそうだが、得点圏にランナーを背負うと、途端にピッチングが小さくなる。
 それが、1点もやれん場面でのプレッシャーなんだろうけど、まだまだ修羅場を潜り抜けてはいない彼らには厳しい場面になる。
 同じように、シーズン当初雇用していた小川は、このところ出番がないんだね。

 今日のメンバーで一番良かったのは望月。
 昨年のCSで先発の経験もあり、修羅場を潜ったこともあり、経験と球威と両方持っている望月をもっと重用していい。
 これで、フォークでもものにすれば、ストレートとフォークで球児の後釜として抑えもできるようにも思える。
 あとは、浜地に期待する。
 2人とも、本来は先発向きだとは思うけどね・・・・

 これで3戦目は中田の先発。
 非常に難しいピッチャーだけに、不安しかないわ。
 その意味で、買っておきたかったゲームではあった。
 
 2軍で遥人が好投。
 藤浪と2人が戻れば、ガルシアを中で使えるし、中田を使わずに済む。
 その時がタイガースの逆襲体制だと思うが、今しばらくは我慢の時だな。

 ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 23:30 | comments(0) | - |
6−3 対東京ヤクルト 打ち勝って、最下位脱出
 大分打線が繋がるようには、なってきた。
 まだまだ、点の取り方の甘さはあれど、打力が売りのスワローズに打って勝ったのは大きい。

 その中で、今日の大山は、ちょっとイカンわ。
 石川の交わすピッチングに、合わしてしまっている。
 4番なら、さしてスピードがない石川なんだから、引っ張り込んで打つような打撃を見せんと。
 例え、詰まっても、相手に脅威を感じさせるバッティングをせんと、真の4番にはなれんわな。
 特に、第三打席のライトフライ。
 あれは、いかん!
 無理やりの右打ち。最初から右に打とうと決めていた。逃げの打撃や。
 鈴木誠也や岡本なら、そういうバッティングはせんだろう。
 凡打にも4番の品格が必要ということやな。
 まだまだ、精進せないかん。

 後、心配は高山や。
 キャンプからオープン戦、練習試合といい状態だったのが、シーズンに入っての起用が少なく、しかも未だにヒットが出ていない状態。それが無用の焦りを呼んで、バッティングを狂わせている。
 できれば、四打席与えて、腰を据えてバッティングさせてあげたいが、現状代打起用が主になってしまっている。
 その中で、調子を戻すのは、なかなか難しい。
 せめて、初ヒットが1本でも出れば、変わる気がするんだけど。
 右ピッチャの時、サンズに代えての起用。
 または、調子の上がらない近本を休ませて、高山の起用。
 糸井を休ませる際に、高山の起用を考えて欲しいもんだ。

 近い将来、3番高山、4番大山のクリーンナップを形成しなくてはならないと思っている。
 そのためにも、高山の早期立ち直りを期待したい。

 今日中日が負けたので。最下位は脱出。
 しかし、中日は阪神以外には勝てんのやなぁ。
 今週、しっかり借りを返すんやぞ!

 ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 21:51 | comments(0) | - |
2−1 対横浜DeNA 江越に打席を与えてやってや!
 なんで福留の代打やねん。
 しかも、大山に三盗させるって、何考えてんねん。
 大山の独断での三盗か?
 三盗刺すなら、左の福留より、右の江越を打席に立たせとけや。
 右バッターが打席にいたら、あの三盗は成功していたはず。
 江越のバッティングを見てみたいし、チャンスやってくれや!
 
 また、植田海をセンターに入れるのかと思ったわ。
 流石に、同じミスを2日連続でやるわけないか。
 でもボーアに代走出さないのは、どういうわけなんか?
 ファースト守る控えがいないと思っているのか?
 延長を考えているのか?

 大山ファーストで、サード北條でええんと違うか?
 昨日もそうだったので、またセンター植田、レフト近本、ライト高山って布陣を再現するかと心配してたわ。
 今日は、福留がそのままレフトに入り、ライトを糸井から高山に。
 植田は、そのままセカンドって事で、ひと安心。

 でも最終回の抑えは、岩崎でなかったのか?
 コントロールと横浜の打順、代打陣を考えたら左の岩崎で行くべきかと思ったのだが。
 横浜の代打は左が中心。(右の中井は、岩貞に使用済み)
 先頭打者の代打は、神里(左)で来ることが予想される。
 次は、ソトを挟んで、佐野(左)。
 岩崎は、左右選ばず通用するし、特に左は打ちにくいPなんだが。
 まぁ、宮崎に回ってしまったら、スアレスって考えで行く方がベターじゃなかったのか。

 球児が抹消され、抑えがどうかということになり、スアレスを選択したんだろうが、スアレスも審判との相性もあり、際どい玉をとってもらえないと、力んでコントロールを乱すクセがある。
 安定感から岩崎の方が適任に思えるのだが。
 まぁ、相手の打順や持ち駒を考えての起用の方が良いのじゃないのか。

 それでも、初めて3連戦を戦って、勝ち越したわ。
 まぁ、初戦は雨によるセーブ付きだったけどね。
 来週はしっかりホームで勝ち越し、あわよくばできるだけ連勝し、借金返済に賭けたいね。

 ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 21:40 | comments(0) | - |
2−4 対横浜DeNA ベンチワークのミスで5連勝を逃す
 最終回の守り、何で植田海をセンターに?
 それより、8回の裏、ボーアが出たところで、なぜ代走を送らない?
 折角、熊谷を登録したんだから、代走で起用。
 9回の守りは、ファーストに大山、サードに糸原、セカンド植田海でよかったんじゃないのか?
 何故、不慣れな布陣を敷いて、ミスを呼び込むようなことをする?

 また、8回のチャンス、江越に代打福留は、?
 どうせ、石田が出てくることはわかっている。
 石田vs福留より、国吉vs江越に賭けて欲しかったなぁ。
 練習試合を見ていて、江越のバッティングが変わったように見えたので、チャンスを与えて欲しかった。
 例えダメでも、そのまま外野手びに残れたわけだし、ライトに高山の起用だけで済んだわけだ。

 まぁ、それでも球児の状態が、1点さの9回を任せられる状態ではないわな。
 ストレートの球威自体は、だいぶ戻ってきている気はするけど、どうしても球児は名前負けするから。
 梶谷やソトへは、勝負が難しい。
 梶谷を出して、桑原を打ち取れなかった時点で、アウトだったなぁ。
 去年の序盤のような起用で、復調を考えた方がいいかも知れん。
 
 それに、マルテを抹消して、熊谷を登録って・・・。
 キャッチャー一人上げて、原口を代打起用できるようにせなアカんと違うか?
 今の梅野・原口の捕手2人体制では、原口はベンチで塩漬けせなあかんようになる。
 代打でも起用できんようになるじゃないか。
 
 この辺のベンチワークのミスが、この試合の逆転負けを招いたんと違うかな?
 折角、乗ってきたところで、ボーアも一発打って、西が頑張った試合だっやのに。帳消しにしたのはベンチの責任と言わざる得ないやろ。
 明日、どう立ち直させるか、それもベンチワークやな。

 ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 22:49 | comments(0) | - |
3xー2 対横浜DeNA 二発、コールドで4連勝!
 今日の試合は、青柳の成長と大山の覚醒の兆しが見えた試合。
 今年の青柳は、ホント、安定してるわ。
 今までのコントロールに苦しんで、自滅するってことはもうなさそうじゃないか。
 むしろ、両サイドの出し入れで勝負できるレベルに達してきている。
 心配は、整い過ぎてきて、相手への恐怖感が失われること。
 ある意味、暴れ馬的恐怖は、青柳の武器でもあったから、ちょっとは脅しも必要になるかもしれない。
 まぁ、それが必要ないくらいの球威とキレがあれば大丈夫だけど、そのレベルに近づいている。

 大山は、オープン戦、いやキャンプの時からスィングが良くなってきている。
 去年までに、強引な右打ち、特に軸足を引いて、無理に右に打とうとするバッティングが影を潜めてきている。
 あの、右打ちに逃げるようなスィングを見ると、絶望感すら覚えた。
 その逃げた右打ちが、たまに結果を出すと、ますます右打ちに逃げて、バッティングを小さくする。
 今年も、右へのHRが出た時には、ヤバイって思ったけど、その心配はいらなかった。
 今年は、ちゃんと引っ張るべき球は引っ張り、捉えて入ればHRと思えるスィングをしている。
 このまま、持続できれば相手にも恐怖を与えられるし、真の4番となることもできるだろう。

 大山、ボーアの4、5番は結構驚異になるんとちゃうか?
 その後を、まだ実力、日本野球への対応が不明のサンズか、昨年実績のあるマルテが故障を癒えたら打つことになれば大きい。
 1番近本から3番糸井まで、本当は2番に植田海でも置いて、俊足トリオで足を使い、4番から6番で返す。
 そういう打線を組めれば、得点力はだいぶ上がると思うんだけどなぁ。
 
 ともあれ、今日で4連勝。 
 やっと、タイガースらしい戦いができるようになってきた。
 さぁ、これから巻き返すぞ!

 ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 20:52 | comments(0) | - |
2−1 対讀賣 ボーアの一発、球児が薄氷を踏んで3連勝
 こういう試合での一発にボーアの価値がある。
 ガルシア、メルセデスの投手戦。
 お互い持ち味を生かした内容のピッチング。
 特にメルセデスは、付け入る隙が見つからないような完璧な内容だった。
 こういう試合を決めるのは、ミスか、一発と相場は決まっている。

 その一発が、讀賣でなくタイガースに出たのが大きい。
 去年までの展開では、一発は読売のもの。ミスはタイガースと決まっていた。
 その讀賣の専売特許のような一発が、ボーアによってタイガースにもたらされた。
 欲を言えば、最後の打席でも、高木(賭博)京介から、リベンジの一打が欲しかったところだが、空振りのスイングは迫力があったからヨシとしよう。
 これで、少しづつだがボーアの怖さが相手に染みつくといい。
 そして、苦手のメルセデスに土をつけたのも好材料。

 問題は、最後の球児。
 例によって、先頭を歩かせ、失点に結びつけ、あわやの場面を作った。
 前にも言ったけど、決してコントロールがいいわけじゃない球児。
 そのボールのキレ(伸びというか、回転)で、ボール球を振らせることでカウントを稼ぎ、討ち取ってきた。
 その持ち味が薄れると、ボールを見極められ、不利なカウントを招く。
 挙句、相手が待っているストレートをストライクゾーンに投げなくてはいけなくなり、痛打を食らう。
 大城に、追い込んでいながら、待っているストレートを投げ込み、まんまと打ち返された。
 もう少し、コントロールがつくか、球威というかキレが戻ってこないと、いつも最後は劇場を招くことになる。
 今日は、石川の打ち損じに救われたセーブでもある。

 それでも甲子園の開幕を、ボーアの一発と勝ちパターンの継投で勝てたのは大きい。
 明日は、観客も入り、勢いを増してくれることを願っている。
 やっと、タイガースが目覚めつつあるかもしれない。
 さぁ、逆襲と行けるか?

 ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 21:13 | comments(0) | - |
8−3 対広島 初の連勝、カード勝ち越し! ボーア満塁弾、大山2試合連発
 こういう試合を待っていたよ。
 1点先制された後、大山の押し出し四球で同点後に飛び出したボーアの満塁HR。
 これを望んでいたんだよな。
 他は三振が3つで、ファールフライがひとつ。
 でも、これでいいんだよ。
 ここ一番で、当たったらスタンドインの恐怖を植えつけて、ここ一番で打点を稼いでくれればいい。
 2割5分で30本打ってくれるようなら上等や。

 バースの再来って言い方されてたけど、寅吉的には「左のフィルダー」という感じじゃないかと思う。
 フィルーダーも最初はイマイチだったけど、その1発の恐怖を植えつけてから率も上昇し、HRのタイトルを争うところまで行った。
 そのフィルダーの左版として活躍してくれれば言うことなしなんだが・・・・。

 大山が、マルテ欠場のチャンスをモノにしつつある。
 昨日の右方向のHRで、また強引な右狙いの悪癖が出ることを気にしていたんだが、第一打席こそ、その傾向が見られたものの、第二打席から修正できていた。
 それが第二打席の押し出しの四球を呼び込んだことにつながり、第三打席の引っ張ってのHRにつながっている。
 このまま、本格化してくれることを祈るばかりだ。
 
 大山が覚醒すれば、マルテが復帰した後、レフトで使ってなんて考えていたら、サンズが一発。
 サンズが打ち出すと置き場に困る状況。
 まぁ、そんな状況になれば、自ずとチームは上昇するんだが・・・。

 明日の試合は大事だ。
 中田の先発っていうのに一抹の不安がある。
 タイガースってやつは、行ける!と思うと見事に裏切る習性があるからなぁ。

 ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 20:31 | comments(0) | - |
9−3 対広島 1番打者が機能すれば打線がつながる
 ようやく近本が猛打賞で復活の兆し。
 機能中止になった際、福留からアドバイスをもらったのが効いたのか?
 もう、福留さんに兼任コーチでも頼んだらどうや?

 しかし、タイガース打線を活かすには1番近本が機能しなくてならないって言うのが改めてわかった試合。
 初回の内野安打にはじまって、大瀬良からマルテの先制2ランを呼び込んだ。
 2回はしっかり犠牲フライを上げて、追加点。
 4回は、中押しのタイムリー。
 7回はヒットで出塁し、糸井のタイムリーで6点目のホームを踏む。
 ここまでの6得点に全部絡んでいる。

 やはり1番バッターが機能すれば得点機会が自ずと上がる。
 いくら貧打タイガースと言っても、これだけ1番が出塁すれば、得点力もアップはするわな。
 その1番を担う近本の調子に左右されるツチームなんだと再確認させられた。

 マルテが2打席を終えた後に交代。
 何かアクシデントのようだが、また脇腹かなんか痛めたのか。
 大山には、大きなチャンスが巡ってきた。
 早速9回に1号を放ち、存在感を見せる。
 
 マルテが好調に見えるも、寅吉の評価的には大山とそんなに変わらんのじゃないかと思っていいる。
 今年のスィングを見る限り、HRという意味では、大山の方が可能性があるようにも感じている。
 マルテも打てる時と打てない時がはっきりしているし、HRは、余程の決め打ちの時(今日のような)でしか期待できない。
 選球眼が長所で、それに伴い率はそこそこ稼げるタイプ。(2年目の覚醒があるのかは、まだ見極められないけど・・・)
 それなら、オープン戦から結果出してきた大山のスィングが良くなっているのにかけたい気持ちが強い。
 やはり、マルテは外人選手の補償のように考えていたんだけど。
 
 ここでマルテが数試合欠場、または抹消にでもなれば、大山にとっては大きなチャンスになる。
 簡単に代えられないという状況に、思い切って結果を出せる状況になる。
 大山、近本の打力が、貧打タイガースの起爆剤になるかもしれない。
 密かにボーアが猛打賞で、率を上げてきている。対戦が一巡して慣れてくれば、一気に爆発する可能性もあるかもしれない。
 逆襲の準備は、整ったのか?

 ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 17:57 | comments(0) | - |
2−4 対中日 3タテ 4連敗 10敗 一番乗り
 最悪の状態や。
 最後、近本のバント、絶対失敗すると思うたわ。 
 バントさすなら、植田海に代えんか?
 近本のバント、下手なのわかっているやろ。
 バントがない2番にしようとしてたんやないか?
 
 最後のマルチネス、緊張でアップアップやなかったか?
 制球は定まらん、球威もそれほど出てない。
 不調の近本でも、思い切って打たせれば、チャンスはあったんと違うか?
 去年の浜スタの康晃からの3ランを思い出していたんだぞ!
 
 バントという策を取るなら、植田海で、足を意識させながら揺さぶる方が面白い。
 大体、北條、木浪、植田で争わすはずが、いつの間にか植田は代走専門にされている。
 北條、木浪がこの体たらくなんだから、植田を試さんといかんのじゃないか。
 終盤のここ1番の代走なんて、今のタイガースにその場面は、こんやろ。

 先発の岡野に初勝利を献上。
 ほんと、他球団の新人はよう育てるわ。
 今日の岡野に5回を持たせてしまう球団は、タイガースだけやろ。
 大概、5回をもたさず、KOしとるぞ。

 このまま、最下位を独走する気じゃないやろなぁ。
 何とかせいよ、ほんまに!

 ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 21:59 | comments(0) | - |
3−6 対中日 キャンプからもう一度やり直せ!
 もう11試合で、3連敗が3度。
 3連敗すると、1とつ勝てる、1勝3敗ペースやなぁ。
 これで120試合すると30勝90敗って、酷いもんやなぁ。

 この試合、ボーアが左の岡田から打ったHRが唯一の光か?
 そのボーアも、相手がエラーしてるのを、チンタラ走塁で危うくアウトになりかけた、ボーンヘッド。
 マルテ、糸原のエラーが得点につながる。(望月のは、得点にはつながらなかったが、この試合3つのエラー)
 守備だけは、少しはマシになったかと言われていたが、やはり、やらかし始める。

 キャンプ見に行った時から、その温さが気にはなっていた。
 打力と守備力の向上にどれほど時間を割いたか?
 こんな試合を見せるために、キャンプを張っていたのか?
 何を課題に、何を目指してオフから開幕を迎えたのか?
 もう一度、キャンプをやり直したらどうや?
 去年より、伸びている選手が見当たらん残状。

 ペナントレースを棄権して、練習漬けにするか?
 それとも、もう伸び代が全然ない状態なのか?
 星野監督時代のように、大胆な血の入れ替えでもするか?
 甲子園に戻ったら、毎日早出、居残りでキャンプ以上の練習をさせよ!
 試合は、実戦練習と思え。
 あっという間に、残り100試合を切るぞ。
 抜本的に、変えないと浮上できんと違うか?

 この試合を見て、腹ばかり立つ。
 ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 17:56 | comments(0) | - |
0−5 対中日 貧打戦も、やはり打てず最下位定着
 今日の柳、決して良くはないだろう。
 他球団なら、2、3点は確実にとってる。
 元々柳を苦手にしている打線、進歩は全く見せられなかった。

 今季の課題は、得点力アップではなかったか?
 外人(ボーア、サンズ)の補強だけで解消できたとでも思っていたのか?
 既存戦力の底上げをちゃんと図っていたのか?
 今にしてみると、相変わらず温いキャンプを行っていた2月の宜野座の風景が思い浮かぶ。

 今、見ていて、去年よりスイングがよくなっている打者は、大山くらい。
 スイングが鋭くなって、軸足を引いて無理やり右打ちするような変な打撃も見られなくなった。
 近本は、バットが遠周りしていて、鋭さが失せている。これが2年目のジンクスってやつか?
 去年も夏場に率を大きく下げている。この蒸し暑さが、近本は苦手なのかも知れない。
 木浪は、相変わらず自分のスイングがハマる相手しか打てない。
 福留の老化は仕方がない。本来代打に専念させなくてはいけない。
 糸原も、バッティングの進歩はない。だから円熟味を増したかと言うと、そうでもない。
 額面通り働いている梅野は、日替わり捕手起用で、乗り切れていない。

 キャンプ、オープン戦、練習試合で、少しは進歩を感じた、高山、江越、陽川に至っては、わずかばかりの出番でその進歩を見せられる場がない。
 江越なんか代走のみで、植田海と同じような扱い。
 いっそ、1番センター江越でも試してみたらどうなんか?(近本のリフレッシュを兼ねて)
 江越には、簡単には代えないこと示して、起用してやれば結果を出す可能性があるように思う。
 2番は、快速植田海でも試してみればいい。練習試合ではバッティングの進歩を見せていたはず。

 1 江越 8
 2 植田 6
 3 糸井 9
 4 大山 7
 5 ボーア3
 6 マルテ5
 7 糸原 4
 8 梅野 2
 9    1

 現状の調子や、オープン戦や練習試合の結果から、こんな打線で試してもいいんじゃないかと思うんだが・・・・・。
 序盤戦とはいえ、今の打線の調子?実力?からして、テコ入れはしなくてはならない状態に来ている。

 試合は、完敗で、「打てない」と言うこと以上に言うことが見つからない。
 何とか、食らいついて、勝つために何をするのかを示す戦い方をして欲しい。
 今日こそは!

 ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 09:29 | comments(0) | - |
1−9 対横浜DeNA こんなはずじゃと、3カード
 中田をここで先発にしなければならないって言うのは苦しいわ。
 元々タイガースに強かった中田は、暴れ馬とも言われる、適度に荒れて、スピード豊な投球が持ち味。
 今や、全盛期の球威はなくなりつつあり、コントロールに主眼を移すモデルチェンジ中。
 ここでモデルチェンジに成功しないと、選手生命も終わりかねない瀬戸際のピッチャーでもある。
 
 この試合、中田を先発にと聞いたときには、期待より遥に不安が高まった。
 勝手の球威がない中田が、丁寧にとコントロール主体で、縮こまったピッチングを使用ものなら、ベイの餌食になるのは目に見えている。
 折角、いい勝ち方をした勢いを消しかねない、そう思っていた。

 タイガースは、初回近本の出塁、盗塁から、糸井のタイムリーで幸先が良い1点先取。
 ただこれも、2番の糸原が、何もできずに打ち上げてしまうと言う、勢いを奪う攻撃があったため、1点で終わってしまっている。
 ベイ先発、平良の立ち上がり、不安一杯で制球が定まらず、近本に四球を与え、ランナーを気にしながらの投球。
 その2球目をあっさりと打ち上げてしまう。
 転んだ相手を、助け起こすような攻撃。
 こう言うところが甘いと言われる所以だ。

 さて、1点をもらった中田の立ち上がりは、逆にこの1点が守りの姿勢に輪をかける。
 元々得点力がないタイガース打線、援護はあまりもらえないことは中田もわかっている。
 相手のアップアップしている平良からでも、1点しか取れていない現実。
 これは、1点もやれんと、コーナーついて丁寧にと思ったに違いない。

 荒れない中田は、中田ではない。
 梶谷にいきなりツーベースを許すと、外人2人を何とかコーナーをついて?、相手の打ち損ねにも助けられ2死まで漕ぎ着けたが、4番の佐野に同点の2ベースを喰らってしまった。
 こうなると、丁寧にと言っても、それほど細いコントロールがあるわけでなく、昔のような球威があるわけでない中田から、好調宮崎がタイムリーを奪うのは、簡単なことだった。
 逆転のショックの中、戸柱までも追加点を奪われ、3失点で初回を終え、逆転を許した。

 その後の中田は、3失点で開き直れたのか、腕の振りが強くなり、球が来るようになったせいか、ピンチは招くが、失点は許さず、4回まで投げ終えた。
 5回表に打順が回った為、代打を出されて、4回3失点での初登板となった。(寅吉が思ったより、多少マシだったなぁ。)
 さてここから、連日の継投。
 5、6回の2イニングをどう繋ぐのか?
 5回裏を任せたのは、昨日の好投で初勝利を挙げた、伊藤和だった。
 昨日の投球は、下位打線と、伊藤和のハングーリーさが好投を呼んだと言っていい。
 しかし、この日は、2点ビハインドの5回、失点が許されない場面で、ベイの打順は、一番濃い2番ソトからクリーンナップに続く打順だ。
 昨日の攻撃的ピッチングから、守りの姿勢(打てるものなら、打ってみろ!から、絶対に点を取られないよう丁寧にいかんと、と言う姿勢)に回っていた。
 その中で、オースティンに四球を与え、佐野の2ベースでピンチを招いた。
 満塁策でピンチを凌ごうと頑張ってはいたが、戸柱のファーストゴロで1点を与えてしまった。

 この1点がその後のタイガースの継投を崩していくことになる。
 昨日も言ったが、ブルペン陣が薄くなっているタイガース。
 6回は、能見がベテランらしく無難に抑えるが、3点差になったことで勝ち試合のPを注ぎ込めなくなったタイガースは、7回を谷川に任せるしかなかった。(折角、使ってきたんだから小川という選択肢の方が良かったように思うのだが。)
 もう、谷川にはベイを抑えるだけの力はなく、3失点で試合は決まった。

 8回は、お試しで福永を使い、さらにベイにサービスを。
 福永も2軍では抑えをやったり、金本監督時代に広島戦の先発をしてみたり、期待されている右腕ではあったが、この状況で好投できないと難しいと言わざる得ない。
 昨日も書いたが、伊藤和は何とか使えそうではあるが、もう1枚、ビハインドでイニングを稼ぐPが必要だ。
 飯田は、下でもボコられていたのでダメっぽいし、浜地は少しいいピッチングをしたらしい。
 あとは、望月(先発候補でもあるが・・・・)や桑原、島本の復活待ちってことになるのか?
 いっそ、藤浪?

 早いとこブルペンに手を打たんとまずいとこに来ているように思うんだが?

 ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 19:24 | comments(0) | - |
8−6 対横浜DeNA ボー・サンズ逆襲への布石か?
 いきなりのボーアのタイムリー。
 締めくくりは、ベイのストッパー康晃から、サンズが起死回生の逆転3ラン。
 しかも9回2アウトからの逆転。
 これで、少しは活気ズクのかいな?

 しかし、二転三転、目まぐるしく展開が変わる試合になった。
 初回、マルテの犠牲フライとボーアのタイムリーで幸先よく2点先行も、その裏にすぐ2点取り返され同点。
 これも、討ち取った梶谷の打球を近本が見失い2ベースにしたところから始まった。
 薄暮の曇天でボールが見にくかったのかも知れないが、ここは岩貞の立ち上がりをすんなりいかせる為、どうしても慎重に処理したいところだった。
 これをアウトにしていれば、岩貞は乗って行けたのだろうが、逆にいきなりランナーを背負ったところで窮屈なピッチングを強いられることになる。
 その後、その平凡なセンターフライが2ベースになり、気をよくしている梶谷に逆転のタイムリーを許すことになる。

 それをひっくり返したのが、糸原の同点打の後に放った、糸井の逆転2ラン。
 ただこの回打順が回った岩貞に代打を送った為、想定より早い継投に入ることを余儀なくされた。
 ここで能見さんを投入。
 5回裏を無難に抑えた能見さんであるが、6回表、原口が無死からヒットを放つと代打梅野を送られる。
 ここは、梅野で確実に送るピンチバンターとしての起用であったと思うが、この時のどういう継投の青写真を描いていたのであろうか?
 岩崎、スアレス、球児で7、8、9回の3イニング。
 ここで能見を代えて、6回は誰に投げさすか?
 ベンチ入りピッチャーを見て、候補は、谷川、伊藤和、福永。(小川は、この日ベンチ入りから外れてる?)
 どれを選んでも難しい選択を強いられる。

 守屋、エドワースを故障で欠いた為、タイガースのブルペンは、かなり薄くなっている。
 戦前、そのブルペン陣の厚みから、優勝候補に見る向きもあったのだろうが、ここにきてそれがいかに張子の虎であったかわかる。
 桑原、島本の故障明けの出遅れに、守屋、エドワースの故障で、途端に心許ないブルペンに変わっている。(浜地も故障?)
 これが、遮二無二小川を戦力にしようと、厳しい場面で起用してきた理由なのかも知れない。だが、その小川は、今日は外されている。
 左で、飯田、右で望月あたりをブルペンに加えることは考えられないのだろうか?
 
 選択は、谷川であった。
 谷川は、乙坂にヒットを打たれ、大和に送られ、得点圏に背負いながら2死までこぎつける。
 ここでまた、梶谷に打順が回ると、岩崎にスイッチ。
 当たっている(と言っても最初の2ベースは、センターフライなんだけど)梶谷に慎重を期したのだろうが、それは岩崎を想定外に6回から投入ということになる。
 この時点では、7回も岩崎に跨いでもらうという考え方だったのだろうが、裏を返して谷川に信頼感がイマイチ不足しているということ。
 ならば、表の攻撃時に、能見さんに代打を送らず、バントをさせるという手はなかったのだろうか?
 能見さんにイニングを跨いでもらう方が良策と考えるのだが、能見さんの信頼度もイマイチ低いのか?

 その岩崎が誤算で、追い込んだ梶谷に死球を与えてしまうと、ソトを歩かせ、オースチンに逆転のタイムリーを許してしまう。
 7回は、続投でバッターボックスに入った国吉のみ岩崎で、宮崎に打順が回ったところでスアレスの投入。
 ここで。スアレスを7回、8回の2イニングを任せるつもりかと思った。
 ただ、後手に回った感があるが、ここで福永や伊藤和で、昨日の小川状態になることを懸念していたことは読み取れる。

 しかし、8回の攻撃で、ランナー3塁でスアレスに打順が回ると、代打を出さざるえなくなる。
 この回、先頭でヒットを放って出塁したボーアには、代走が送られ、お役御免になっている。(流石に9回に打順が回ってくるとは思っていなかったのか?)
 この回に逆転、又は同点になったとしたら、裏の回のPは、誰に任せたのだろうか?(球児の回跨ぎを考えていた?)
 結果、チャンスを潰して、1点ビハインドのまま8回裏へ。

 ここで指名されたのが伊藤和。
 ファームで矢野監督がストッパーを任せたり、矢野監督の評価は高いピッチャーであるが、春のキャンプは、故障で途中で1軍キャンプを離脱。
 チャンスを掴みかけては手放してきた伊藤和も、もう9年目。
 新人の時背負った背番号17は、今は92(球児も、新人30から92に帰られた時期があった。)
 そのストレートの質の良さは買われているが、いささか荷が重いように思える場面。
 だが、伊藤和が小川と違っていたのは、ここで力を発揮しないと後がないと言う立場の違い。また、プロに入ってから何回かの経験を持っていること。
 その経験と、力を発揮して見せつけないと来季はないと言う立場から来る闘争心みたいなものが、不安を払拭したと言える。
 ここ伊藤和の3者凡退にとった好投が、9回表の逆転を招いたと言っていい。
 プロ入り初勝利おめでとう。
 できれば球児の後釜を狙うつもりで、頑張って欲しい選手だね。

 と言うことで、誤算続きの継投であったが、伊藤和が全てを救ってくれて、サンズが留めを刺してくれた。
 ボーア、サンズのボーサンコンビが活躍することが、タイガース浮上の鍵やろう。
 でもブルペンを何とかせないかんわ。
 飯田、望月は上げといた方がいいんと違う?
 浜地はどうしたのだろう?下でも投げていないようだし。
 九州では、山本由伸のライバルであったはず。梅野(ヤクルト)と太田(讀賣、今年入団)と九州四天王の呼ばれていたんじゃなかったか?
 ブルペンにビハインドでイニングを稼げるピッチャーが必要であると同時に左も必要。
 タイガースの強みのブルペンの厚みを取り戻さないと、逆襲は覚束ないわな。

 ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 12:21 | comments(0) | - |
0−6 対横浜DeNA  幽霊ビジユニのせいと違うか?
 相性の良い横浜に完敗。
 西、今永の両エースで力勝負の一戦。
 お互い譲らぬ好投で、試合は宮崎の1発による1点だけで、8回の攻防へ。
 ここでタイガースは、表の攻撃で西に代打を送ったことにより、継投に入る。
 
 1点ビハインドの僅差の終盤の攻防に、選んだPは、小川だった。
 読売との開幕2戦目、1-3の2点ビハインドの僅差の終盤に小川を選び、試合を壊した時と同じ状況だ。
 その後小川は2試合に登板し、無難には抑えてきた。
 それで、ヨシ!とでも思っていたのだろうか?
 この重要局面で、再び小川。(前回よりも更に重要な局面であった。)

 横浜の打順は、ソト、オースチン、佐野、ロペスと続く、速球には強い面々。
 奴らを抑えるには、西のような精密なコントロールが必要。
 小川は、正反対にコントロールはアバウトで、その球威とキレで押さえ込むピッチャー。
 コントロールミスも頻繁に起こり得るし、カウントを悪くしてストライクを取りに行く場面も見られる。
 そういう背景を考えと「飛んで火に入った、夏の虫」状態では」なかったのか?

 結果、いきなりソトに打たれ、オースチンの2ランで勝負は決まった。
 1点差で9回に入れれば、康晃の投入は読めていたし、その康晃とタイガース打線の相性は、悪くわない。
 最終回の攻撃に希望がもてたところ、台無しにする結果になった。
 普通に考えれば、守屋や島本の投入場面であるが、故障で欠いている。(エドワースも抹消されてたし。)
 ここは、経験値から能見の選択が、本筋じゃないかとも思う。
 さらに、この試合を絶対に勝ちに行く姿勢をみせるなら、スアレスの投入も考えられた場面。

 まぁ、いずれにしても打てなさすぎる打線に敗因はあるのだけど。
 ボーアを引っ込めえ、糸井も引っ込めた、左対策打線。
 それでも打てないわなぁ。
 福留のスイングが鈍い。
 いくら横浜スタジアムでの相性が良くても、福留を休ませ、糸井を使うか、高山の起用。右にこだわるなら江越を使ってみた方が良かったように感じる。

 誰一人として、地に足がついた打撃ができていない糞打線。
 色が裾に向かって消えていく、まるで足がない幽霊のような雰囲気のビジターユニフォーム。
 そのせいではないのだろうけど、地に足がつかない幽霊打線になってしまってる。
 一度、去年までの黒のビジターユニで戦ったらどうや?

 ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 12:31 | comments(0) | - |
1−3x 対東京ヤクルト サヨナラ負け、単独最下位決定
 球児も、哲人を討ち取った後、渡辺に四球はいかんわ。
 村上は、何とか討ち取ったものの、上田に繋がれ、西浦に一発サヨナラ・・・・。
 1点差で9回に山田、村上に回る状況での球児には不安を覚えていたんだが、その不安が別の形に的中してしまった。
 
 山田を何とか討ち取ったが、村上の影に怯え、その前の渡辺を歩かせる誤算。
 村上をやっと討ち取って、ホッとした隙を上田に突かれると、後はマンブリで打つ気満々の西浦に力勝負を挑んで、木っ端微塵に散った。
 まぁ、1点のリードでは、こうなることもある程度予測はできた。
 
 何せ、日本一打てないチームだ。
 マルテも打つ時は、固め打ちで、打てない時はタコでおわる。
 木浪なんかノー感じで、全然打てる雰囲気がない。

 キャッチャーは日替わりで代えるのに、ショートや外野はなぜ代えない?
 梅野と原口、坂本の位置関係より、木浪、北條、植田の方が位置関係が近いと思うんだけど。
 近本が不調なだけに、2番に植田をセカンドで起用し、俊足の1、2番を組んでかき回すことも考えたらどうだろう?
 ショート北條をもっと使ってやればいいのに、暑い季節は強い選手やぞ。
 外野も。福留に頼るより、高山をもっと使って欲しいと思うが、江越にしても大山にしても、もっとチャンスをやっていいはずだ。
 競争なら、ちゃんと競争させなぁ。
 逆にキャッチャーは、Pとの相性もあるかも知れんが、やはり梅野が一つ抜けているのだから、少し固定して戦った方がいい。
 結局、去年と変わらん状態で、近本の調子が下がっており、木浪、糸原も低調。補強したボーアは、目覚めるのを待ってる状況。
 去年より低下してるわな、貧打線。

 明日からの得意の横浜戦できっかけが掴めるか、このまま沈んで「日本一」が絵空事で終わるか?
 ボーアの目覚めとともに、次の横浜戦で決まるような気がする。

 ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 21:10 | comments(0) | - |
1−6 対東京ヤクルト 散発4安打 散々な惨敗で残念
 これだけ打てないと、最下位に沈むのも当然か?
 昨日の逆のような試合。
 先発のガンケルがいきなり3失点でスワローズペースの展開になってしまった。
 スアレスのお兄ちゃんは、余裕を持ってピッチングができ、それを貧打線のターガースは何の工夫もなくやり過ごした。

 初回の無死満塁のピンチ。
 村上のファーストゴロに、ボーアは1塁ベースにタッチしてからのバックホーム。
 ホームがタッチプレーになった為、易々生還で1点を先取された。
 ここは、ベースタッチせず、いきなりバックホームでよかったんじゃないか?
 ホームは、フォースプレーでアウトのタイミング。
 失点はせずにすんだ場面、。
 その後の展開では無失点でも切り抜けることが可能になる。 
 そうなればガンケルのピッチングも変わっていたかも知れない。

 どうもガンケルは、失点すると3、4点いっぺんに取られる。
 球威がない為、コーナーワークで逃げるのだが、これが外れるとランナーが溜まり、そこで一気に失点するパターン。 
 これを解消するには、もっと腕を振って、せめて140kmの後半のスピードボール欲しい。
 それができんと、結局勝ち負けで、貯金ができず、負け越すピッチャーになるだろう。
 それなら、ガルシアをずっとローテで使った方がマシ。

 まぁ、今日の試合はボーアの初ヒットだけが希望ではあるが、明日からの変わり身はあるんだろうか?
 なにはともあれ、ここで負け越すわけにはいかない。
 きっちり勝ち越しで横浜に移動したいものだ。

 ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 21:59 | comments(0) | - |
4−1 対東京ヤクルト 日本一! おそいシーズン初勝利
 6月23日に、シーズンの初勝利を挙げる。
 間違いなく日本一! 日本一おそい初勝利として記録に残るんじゃないか?

 この試合は、青柳の好投。
 また、初回に先頭打者で2ベースの近本、野手初の糸井のタイムリーの1点だけに終わらず、2ランを放ったマルテ。
 この3点が青柳を楽にし、攻めの投球ができるように導いた。

 青柳は、年々コントロールがよくなって、年を経るごとに進化しているように見える。
 ピッチャーゴロの処理、ファーストへの送球にも落ち着きが出ており、バッティングも心なしか向上しているようだ。
 投球の暴れ方、送球の危うさなど藤浪と双璧をなしていたのだが、ここにきて大分差をつけた感がある。
 
 その青柳をが7回の先頭青木に死球を与えたところで、岩崎にスイッチ。
 青柳の球数、投球内容、点差を見ても、続投でも構わない場面。
 あえて継投に踏み切ったのは、開幕戦で失敗している岩崎に、不安を打ち消す機会を与える意味もあったのだろうか。
 その岩崎は、開幕戦の力み返りと打って変わって、いつも通りの投球ができてきたように見えた。
 力みことなく、球持ちの良さを生かし、打者にスピードガン以上の伸びを感じさせる投球ができかけてきた。
 岩崎の復活は、近いだろう。

 この試合、勝利の方程式である、スアレスと球児が初登板。
 スアレスは危なげなく、最速1581km出ているストレートを生かした投球。
 球児は、青木、村上に連打で1点を許すが、内容は悪くはない。
 ただ、スアレスという高速ピッチャーの後、昔の火の玉ストレートがない球児のストレートがどう映ったのか。
 展開によっては、7回スアレス、8回岩崎で9回球児という方が効果的かも知れないと思えた。

 まぁ、シーズン初勝利を挙げたことで、変な呪縛から解き放たれて、今日から地に足のついた野球ができるようになればいい。
 後は、ボーア待ちなんだが、どうなんだろう?
 打球の上がり方など、読売戦より大分よくなっている気がするんだが?
 ただ、左Pの外角球に踏み込めないのが気になる。
 ここを踏み込んで、逆方向に強い打球を上げられれば大きく変わるんだけど・・・・・.
 相手の4番村上の打撃でも見て参考にするといいんだが。(又は昔のバースの左Pから逆方向への打ち方。)

 ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 09:34 | comments(0) | - |
1−7 対読売 悪夢の開幕3連敗
 まるで、金本監督の3年目を思わせるような展開。
 前年2位になり、「さぁ、優勝しかない!」という盛り上がりの中、得点力アップのため4番を任すべき補強としてロサリオを獲得。
 キャンプの時は、「これは、本物!」と期待が高まる。
 韓国リーグとは言え、前年の成績や、メジャーでもシーズン28本のHRを放ったシーズンもあり、通算でも71ホーマーの長打力は、タイガースの得点力不足を解消するにはもってこいであった。(ボーアは、通算92ホーマーだけど。)

 結局、この年は、若手の成長が停滞する中、ロサリオの打撃次第というシーズンであった。
 そのロサリオが孤立する中、自身の能力を発揮するに至らず、タイガースは失速。最下位に沈んだ。
 外人に頼り、外人の出来次第(当たり外れ)でそのシーズンの命運を賭けるという状態の脆さの反省をその時したはずであったが・・・・。

 読売は、ボーアよりもメジャーでの実績が遥に上のパーラを7番で起用。
 丸、岡本、その前の坂本という中軸がしっかりしているが故にできることかも知れんが、それでも5番には、亀井だ中島だっておいうところを置いて、パーラを負担が少ない下位において、スタートさせる。
 これが功を奏したのか、長打が少ないと言われるパーラが、この3連戦で2ホーマー。
 ボーアやロサリオも、こういう使い方が出来ていれば、結果は変わっていたのかも知れない。

 この3連戦は、タイガースがことごとく裏目に出て、読売がやることなすこと上手くいった形になる。
 今日の湯浅のスタメン1番起用など、連勝してなけりゃありえん起用。
 その湯浅がガルシアに全然会ってなくって、2三振。
 チャンスで3度目が回ったときには、スパッと代打を出しやすい状況。
 しかも、すでに逆転しているので、原は余裕のある代打起用ができる。
 本来は左キラーの石川慎吾であるが、そうであればガルシアを代えて来るかも知れないと読んで、北村の起用。
 これではガルシアのプライドを考えても継投はできず、そのまま北村勝負となる。
 結果、これが上手くいってしまう。

 今日は、近本を1番に、糸原、糸井、マルテ、福留という去年の並びに戻して、ボーアを6番に置いた。
(こういう時の為に日本での長打力の実績があるゲレーロあたりを獲得しておいた方がよかたんじゃないか?)
 それでも、そのボーアのところへチャンスが回り、昨日と同様左腕の高木に討ち取られるという悪循環。
 近本の先頭打者本塁打の1点だけの得点。
 この3連戦でタイガースの得点は、ソロホームラン3本、と西のタイムリーの4得点。
 これでは、いくらピッチャーがいいと言っても、完封しないと勝てない状況。

 シーズン前から、今年のタイガースの得点力はボーア頼みという状況を作り出していたのが不安であったが、それが的中してしまった3連戦。
 菅野にしろ、田口、今日のサンチェスでも、ちょっと打力があるチームなら、5回も持たせず、4、5点は撮っているような内容。
 それに、おめおめ勝ち星を献上してしまう打線こそが問題であると言える。
 後は、どこまでボーアを我慢するか、どこで判断するのか。
 ロサリオへの期待を引っ張りすぎたと言われる2018年。
 去年も大山を育てようと引っ張り続けた。
 今年はボーアを、どうするのか。
 試合数は、120試合と例年より少ないシーズンだ。
 矢野監督の「日本一になる」という公言に、どう影響するのか。

 ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 18:08 | comments(0) | - |
1−11 対読売 情けないほど打てない貧打に、特効薬を
1−3、2点ビハインドの7回裏に、ルーキーの小川の登板。
 この選択は、どういう意味があったのだろうか。
 まだ試合を捨てる点差ではない。
 去年なら、当然守屋か能見の場面。
 左のパーラーからであれば、能見さんの場面か。

 開幕シリーズの僅差の場面で、初登板のルーキーには二が重い場面じゃないかな?
 確かにここを抑えて初登板を飾れれば、自信になることは間違いないんやろうけど。
 逆になったら試合が壊れる。
 確かに誰が投げても、打たれれば試合が決まってしまうんだけど、そこをルーキーに任せていいか。
 
 矢野監督が見て、それだけのものを小川に感じていたんだろうけど、練習試合を見ても、球はようのだが、ピッチングとしては、ピンチを作り、失点するということが続いていたと思う。
 それをここの場面で、投入する意図があまり感じられないように見えた、
 案の定、結果は、坂本に打たれ追加点を献上。
 その後、丸を討ち取って、2アウトをとるも、岡本にタイムリー打たれて、ジ・エンド。
 ここで谷川へ継投。
 これもわからない。
 ここまで小川に任せたなら、この回3アウトをとるまで小川に任せんかいって思う。
 ここで代えるなら、最初から小川の登板なんて選ぶなってことやね。
 繋いだ谷川も炎上して、この回8失点。

 それで大量点差がついた8回に能見さん。
 逆なんやろなぁ。
 守屋、能見でこういう状態になったなら、そこでこの8回に小川の登板じゃないのかなぁ。

 しかし、よーい、ドンで、いきなり連敗はキツイぜよ。
 相変わらず打てん。貧打状態。
 今日も原口の一発のみ。
 ボーアは、2度の満塁をフイにし、ノーヒット、左Pが打てない状態は続いている。
 まだまだ、見極めは早いと思うが、本人に焦りが出てこなきゃいいけど。

 練習試合に3連発した時は、コンパクトにパンチショットのようなバッティングで良かったんだけど。
 バースがよく「ボールとバットを強くコンタクトさせることだけど考えていた。」って言ったたけど、ちょうどそういう感じでいい傾向だとおもたんだけど。
 あの時の感じを早く思い出して、明日は爆発して欲しいなぁ。
 今のところ貧打の特効薬は、ボーアが爆発すること以外にないのだから。

 ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 18:22 | comments(0) | - |
2-3 対読売 やっと開幕、悔しい開幕
 コロナ禍により、異例の状態により3ヶ月遅れで開幕。
 矢野監督の「日本一になる」という言葉を信じて、このブログも復活。

 しかし、なんとも残念な開幕戦になった。
 2−1と1点リードで7回へ。
 HRも打って、タイムリーも打って、好投を続けた西に買えてマウンドに送ったのは、岩崎。
 
 6回までの西の奮闘、球数、今季の初登板ということを考えての継投を選んだ判断は、間違いじゃない。
 その選択が岩崎だったのが良かったのか、どうか。
 岩崎は、故障により調整が遅れ、どうにかこの開幕に間に合った状態だったはず。
 調整登板も不足している中、矢野監督自身が見て、「大丈夫だ。」との判断で、ベンチ入りしてたのだろう。
 去年の岩崎の活躍、その球威を考えての判断ではあったのだろうとは思うが、果たして・・・・。

 岩崎は、見るからに力んでいるように見えた。
 今季初登板で、調整遅れから無理やり合わせてきた過程で、自分に球への確信がまだ持てない状態であったのだと推測される。
 それが必要以上の力みに繋がっていた。
 本来は、力感のないフォームから、その球持ちの良さから、スピード以上の伸びを感じさせるストレートが岩崎の持ち味。
 それを、必要以上に力むと、逆に球の伸びを奪うことになる。
 それに気づくことなく、今の自分の現状を測れる過程がなかったため、必要以上に力んでしまった。
 その隙を、代打の石川慎吾に突かれ、吉川の逆転2ランを呼んでしまった。

 あそこは、オープン戦、練習試合で一番良かったスアレスという選択肢はなかったか。
 西から継投に移る、重要なイニング。
 読売は、西が変わってくれたことを喜んでいるはずだ。
 そこに隙を見せる継投はさせられない。
 現状一番信頼を与えられるピッチャーを選択すべき場面。
 
 寅吉なら、スアレス。
 一歩譲って守屋かエドワース(ちょっと不安定あり。)
 7回の読売の打順。
 8番からで、代打攻勢がかかる。
 大城の代打起用を嫌っての左で、岩崎という選択打たのか?
 だが、左がくれば石川信吾、陽あたり。
 先頭の代打が出れば、菅野には、ピンチバンターが使える。
 大城は、最初にはこない。ランナーがいる場面でと考えると、9番の菅野のところでの代打。
 そう考えれば、スアレスの選択があっていい。
 8回をエドワース、岩崎、守屋で一人一殺で凌いで、9回球児という選択が可能じゃなかったか。

 まぁ、結果論ではあるのだが、吉川が上手く打ちすぎたっていうのが、直接の敗因であることは確かなんだけど。
 しかし、相変わらず打てない。
 西のバッティングに頼っているようでは、お先真っ暗やね。
 ボーア、満塁で1本出てれば、楽勝の試合。
 そう言われることが多くなりそな予感がする。
  
 ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 22:56 | comments(0) | - |
15−0 対中日 家貧しくして孝子顕る
 岩崎(いわざき)が、プロ入り初登板、初先発、初勝利。
 グッド ジョブ!
 
 しかし、ドラ6で、キャンプも安芸組で、注目も厚めなかった岩崎が、チームの先発で初めて勝ちがつくPになるとわなぁ。
 2軍のキャンプレポートで、やたら球持ちがよいPで、決して高めには投げないぞとも言っているかのようなフォームで投げている姿が印象的でだった。
 寅吉的には、開幕1軍で中継ぎ待機させるべきPに映っていたんだが、和田の節穴は、よう見ていなかったんだろう。
 まぁ、和田に見つかると、ろくな事はないから、かえって幸いだったかも知れない。

 ただ、気がかりはキャンプのときほどのキレが見られない点かな。 
 スピードも少し落ちているし、コントロールに気を使い過ぎなのかもしれない。
 これは、タイガースの指導方針なのか、2軍にいると、コントロールばかり気にして、小さくまとまってしまう。
 秋山も岩本も、入って来た時は、140キロ後半のストレートを投げていたのに、今は10キロもスピードが落ちている。
 タイガースの若手で、荒々しいピッチングをするPが見られないのは、そういう事が影響している。
 唯一、松田がそういうピッチングが出来そうだったが、故障がちで厳しい状況。
 岩崎も、2軍においておいたら、どんな風にいじられてしまったかも知れない。
 壊滅的な投手陣が、岩崎にはラッキーだったかもしれん。

 さて、いいかげんアホな和田でも、今日の結果で、自分の野球がいかに間違っているかわかったろう。
 4回の攻撃で、いつものようにバントしていたらどうだったろう。
 間違って点が入っても、1点や。
 この状況で1点リードの重圧が岩崎を襲う事になる。
 無心で投げていたPに、「この1点を守らなきゃ」と1点もやれない状況を作り出す。
 和田がやろうとしているのはそういうこっちゃ。
 そうしたら、結果は逆になったかもしれん。
 
 あそこのエンドランで、どんだけその後の攻撃に勢いを付けたか。
 和田がやろうとしていた事は、選手を殻に閉じ込めることと、ようやくわかったんじゃないか。
 いや、和田の事だ、そんな自覚は無いかもしれん。
 これが俺の「スパイス」だ、なんて思っているのかもしれんなぁ。

 本当は、今日の岩崎と伊藤和を中継ぎに据えると面白いと思うんだけどなぁ。
 まぁ、榎田と岩崎。
 どっちを先発にし、どちらかを中継ぎにというほうがいいと思われる?
 そうすれば、いままでのようなゲームが崩れる事はなくなると思うぞ。
 和田には、わかんないだろうなぁ。

 阪神、どうでしょう?
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 22:11 | comments(2) | - |
開幕前夜に思うこと
 久しぶりの更新。
 なんといっても、和田が続投して、ガッカリで・・・・。
 公式ファンクラブも創立以来続けて来たけど、今年はお休み。
 どうしても和田タイガースは応援する気になれない。
 一日も早く、掛布タイガースになることを願ってやまない。

 さて、それでもタイガース自体は愛しているので、今年は和田が解任されるまで、選手個々を応援していことにする。
 まぁ、これは非情に難しかったりするけどねぇ。
 
 競争を唱いながら、結局競争していたのはサードの両リョータだけ。
 他は、既に決まっていたかのように落ち着くところへ落ち着いた。
 結局、そうなのだ。
 「殻をやぶらないと」といっておきながら、殻に閉じ込めるような采配、指導をする。
 競争と言いながら、過去の実績頼みのポジションを決める。
 これが、和田のスタイルなのだ。

 タイガースに、久々の打てる捕手として梅野が開幕1軍登録。
 でも、コンバートが心配やなぁ。
 いままで、打てる捕手をことごとく、「出番を与える為」との名目でことごとくコンバートして来たもんなぁ。
 古くは、関川、北川(正式にはオリックスへトレード後か?)、浅井、狩野。
 狩野は、矢野故障時にレギュラー化されキャッチャーに戻ったが、故障してしい、再コンバート。
 最近では、中谷。
 打力を生かすためとかいって、外野へコンバートした物の、そこには福留なんかが居て、余計出番なんてない。
 そのままキャッチャーで育てておいた方が、早くに出番があったんじゃないか?

 そして、今成。
 外野へ移されたかと思うと、今度はサードだ。
 バッティングを生かすためのコンバート。
 しかし、打てる捕手が必要なら、今成にキャッチャーやらせればよかんんじゃないか。
 去年の外野守備見ていて、あれより今成のキャッチャーが下手なのか?と感じる。
 それほど今成のキャッチャーはだめなんか?
 若竹出してでも、獲りに行ったキャッチャーだたんと違うか?

 今成をキャッチャーで使い続けていれば、今年は正捕手にでもなっていたんじゃないか?
 両リョータのどっちを使おうか、なんて事考えず、両方使える方法が有ったんじゃないか。

 今年、清水が落ち着いたら、梅野をコンバートなんていいだしかねんよ。
 イメージ的に北川にかぶるしなぁ。

 結局、森田も隼太も西田も、1軍には残らず。
 緒方だけかなぁ。(守備、代走に使えるからか。)
 本当は、赤星の1年目のように、センターのレギュラーでも与えて、使ってやればいいのに。
 大和は、セカンドへ戻す。そこで上本と競争。
 福留が終わっているのなら、そこに緒方で大和がセンター。
 西岡はフルには使えんから、サードで良太と競争っていうのでもいい。

 掛布が育てる2軍メンバーの方がワクワク感があるよなぁ。
 選手を小さく枠にはめるのだけはご免被りたいよなぁ。

 阪神、どうでしょう?
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 22:29 | comments(1) | - |
小悪党・和田に解任を願って
 まず、最初に謝らなくてはなりません。
 交流戦以後の更新を全然しませんでした。申し訳ない。

 言い訳ですが、どうにも和田監督に我慢がならなくなって、応援したくても出来なくなりました。
自分は、タイガースのチームの人間であれば、基本すべて応援する主義ですから、こうした個人の悪口になるような事は、相手にも家族がいることを考えると書きたくなかったのですが、どうしても書かずに居られなくなりました。
 
 ひとつは、奴の愛人問題。
 優勝旅行に愛人を同伴させたという事実。
 球団の公式行事に準ずる優勝旅行は、いわば公の場です。
 そういう公の場に公然と愛人を同伴させる、奴の意識が不思議です。
 それを見た、選手達はどう思うのでしょうか。
 コーチという指導者なら、なにをやっても許されるのでしょうか?
 選手が、芸人を愛人を持てるくらいの人間だと、羨ましがられるとでも思っていたんでしょうか?

 しかも、あのキモメール。
 あんなこと平気でする人間が、自分の上司だったらどう思うのでしょうか。
 「浮気は男の甲斐性。」「女は芸のこやし。」さすがとでも思われると思っているのでしょうか。
 自分なら、こんな奴の元では働きたく有りません。

 普段の采配は、ビビりまくりの安全策。
 取りあえず送りバントさせといて、あとは選手の責任という逃げ道・言い訳采配しかできんのに、「選手が殻に閉じこもっている。」「誰かが突き抜けてこんと。」なんて談話を出している。
 自分の采配や起用法が、選手を殻に閉じ込めている自覚の欠片もない。
 「熱くなれ!」ってキャッチコピーも、「てめぇが一番熱くなれや!」っていってやるたいほど、劣勢になった時の困惑顔のままフリーズ状態。
 小技だけを求めて、長打を否定するような選手起用。
 不思議采配を数えたら、枚挙に暇ない。

 真弓監督時は、主力のコーチの立場で居ながら、真弓監督の責任に殉じず、逆に監督の座を得る。
 こんど自分が監督になると、コーチに責任転嫁し、自分だけ生き残る。
 そういう術だけに長けているのかもしれない、。
 自分の保身の為だけに、汲々としている小悪党。
 和田監督の顔がテレビに映ると、「小悪党」というフレーズしか思う浮かばらなくなる。

 例えば、「エイリアン2」で、リプリーの腹にエイリアンの卵を産みつけさせ、地球に持って帰ろうと画策したポール・ライザー演じるウィランド社の社員。
 結局、エイリアンの餌食になってしまう小悪党。
 和田を見てると、それを思い出すんだよなぁ。

 選手の時には、こんなに嫌いじゃなかったのに。
 むしろ、好きな部類の選手だったかもしれなかったし、星野監督時代の田淵チーフ打撃コーチとのコンビも良かったと思ったのだが、所詮監督の器じゃないのに、姑息な手段で監督になってがための悲劇だと思う。

 ということで、房寅吉は、45年以上のタイガースファン歴で、和田が監督を続投するようなら、来年タイガースの応援はお休みするつもりです。
 また、設立以来続けて来た、公式ファンクラブも、和田の解任がない限り、更新しないつもり。
 和田が監督するチームは、自分の愛したタイガースにあらず、応援する気には、どうしてもなれません。

 そんあこんなで、更新をできずにここまできました。
 今日、CSの敗戦を経て、今シーズンの和田の不可思議采配も終焉しました。
 今は、もうこれ以上、和田体制が続かない事を真に祈るだけです。

 阪神、どうでしょう。
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 18:41 | comments(1) | - |
Gを3タテに勝る喜び無し
 読売を適地の東京(インチキ)ドームで3タテ。
 これほど溜飲が下がる物はない。まして今日は移動日。たっぷり余韻に浸れるってわけだ。

 さて、お馬鹿なベンチの采配を補う選手達の活躍。
 新井兄は、現在確変中。
 これが実力なのか、単なる確変かは、もう少し判断を待ちたい。
 ただ、これが新井さんの実力なら、打撃の層は厚くなるんよねぇ。

 しかし、東京ドームって言うのは、おもちゃ箱のような球場だ。
 あの藤井が打った瞬間、打ち上げた外野フライと思い、首をうなだれたのがスタンドインしてしまうんだからなぁ。
 さぞ、杉内はショックだったろう。
 ピンチングでは打ち取っているのが、1点取られてしまうんだからなぁ。
 しかし、ここを本拠地にしているGの打撃って言うのは、大幅に割り引かんといかんよ。
 トリなんかも、ここが本拠地なら30本位打っているんじゃなかろうか?
 隼太でさえ、20本位はいけそうだもの。
 こんなことやってるから、WBCで力が発揮できなくなるんじゃないのか?(って本来の実力が暴露された、化けの皮が剥がれたってことか?)

 松井の国民栄誉賞の価値も下がるってもんだわなぁ。
 ドームランに飛ぶボールでの結果に疑問を持つ輩も多かろう。
 ちょっと早かったんじゃないかなぁ。
 なんか、長島さんの刺身のつま的扱いに感じる。
 だって、松井の前に、もっと居るんじゃないかなぁ?
 例えば金本なんか、フルイニングの世界記録だし、これは王・衣笠に匹敵する記録だろしなぁ。
 それを押しのけての受賞って、安倍ちゃんが野球を知らないってことと、長島さん絡みだったことに他ならんもの。
 もちろん、松井の実力や、阪神ファンだった事や読売に毒されていない性格は、大いに認めるんだけどね。

 さて、タイガースだけがGに楯突いてるセリーグ。
 横浜と広島の犬ぶりはなんとかならんか?
 これもCSの弊害なんやな。
 両チームとも優勝なんて、ハナから諦めているもん。
 目指すは、3位狙いのCS出場しかないんだから、G戦を捨てて、他のチーム全力で向かう。
 どこに勝っても1勝は1勝だから、Gに無理していかんでも、勝てる確率がより高い相手にキバを向く。
 なんか、シーズンの最初からこれやられると興味が削がれるんよ。

 中畑なんて、「ジャイアンツ包囲網で、皆でエースをぶつけよう」てなこといって、自分とこが真っ先に逃げているもん。
 まぁ、その結果今の位置があるんだろうけど・・・・。
 高田ー中畑の読売の飼い犬ラインは盤石やからなぁ。
 明日からのG戦はある意味楽しみ。
 ローテ的にやっと表が当たる事になるんだから、ここで勝たんようなら、野球辞めて、Gの2軍にでもなった方がいいわ。
 
 広島なんて、もっと深刻。
 絶対的エースのマエケンをGから逃げ回らせる作戦。
 お陰でGにひとつも勝てず。
 ノム犬が監督になってからの読売への忠誠はすざまじい。
 ブラウンさんのときは、そうじゃ無かったのになぁ・・・・。
 
 Gに臆せず戦った阪神と本拠地で意地を見せたスワローズ以外は、もう少し真剣にG戦を考えないと、ファンが離れるってことを自覚せんといかん。
 タイガースの戦い型を見てみい。
 和田が監督というハンデを背負いながら、ここまで戦ったタイガースは選手の力だ」。
 ベイとカープの選手も意地があるなら、見せてもらいたいもんだ。
 首脳陣は、読売の犬だとしても、選手が犬になったらイカン!

 阪神どうでしょう?
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 20:28 | comments(1) | - |
9−3 対東京ヤクルト グッド・スタート
 いい試合をしたね。
 何より西岡の加入が大きいという証のような試合。
 しかし、西岡のバッティングって、あんなに上手かったかしら?
 雰囲気作りも上手く居て、快勝ってところか。

 一抹の不安は、久保の抑え。
 大量リードで、セーブもつかない、久保にしてみりゃ、銭にならない登板だけに、気持ちが入ってなかったんだろうけど、ちょっと不安やなぁ・・・・。

 良太にヒットが出なかったので、明日から力が入りすぎるのを心配するところだが、風とタイミング次第で2ホーマー打ってても不思議じゃなかった打撃だった。
 まぁ、みんな打って勝ったんだから、それで良しとして、明日の試合も力みすぎない事だって、・・・無理かなぁ?

 今日の試合は、1、2番が機能していたからこそで、和田監督の「1点しか取りに行かない野球」采配も封印されていて、よかったよ。それが一番の収穫と言っていいかな?

 ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 22:22 | comments(1) | - |
開幕前夜どうでしょう?
 いよいよ、明日が開幕。
 果たして、タイガースは戦う準備ができているのだろうか。

 点の取れない打線の悩みは解消できそう・・・・。
 西岡と福留の補強が功を奏す気配ありあり。
 西岡なんか、もっとチャラい印象をもっていたんだが、180度印象が変わった。
 適当にやんちゃ、っていうか明るいのがいい。
 周りを明るくする雰囲気を持っているし、良太やトリにもいい刺激になって、ベンチ全体が明るくなった。
 バッティングもよく考えているし、粘りもある。
 こういう姿勢を持続してくれれば、大きな戦力になりうるだろう。

 福留は年齢的な衰えがどこで来るかだけで、技術的な物は心配いらない。
 なんだ、かんだいっても何度もタイトル取るくらいの人は、プロですよ、正真正銘。
 コンラッドも、打ちたい、打ちたいでボール球に手を出して自滅することもなく、よくボールを見ている。
 これが、オープン戦だけでなく、開幕してからも続くようなら、期待出来ると思うよ。
 なにより、一所懸命にプレーする姿が適度に愛嬌もあって、好印象だね。
 なんか、タイガースの外人選手って言うのは、性格的にいい選手が集まるね。

 問題は、中継ぎと抑えのP、それとキャッチャーやね。
 果たして、筒井、ナベ不在の中継ぎ陣と久保の抑えが機能するんかねぇ?

 寅吉的には、抑えには能見という考えが未だに有るんだが、それが無理なら秋山当たりを抜擢でもすればいいのに。
 もっとも、今のスピードでは難しいかな?
 秋山は体格的に大魔神を彷彿されるのだから、徹底的に佐々木大魔神を研究して、コピーすればいいのになぁ?
 そういえば、今度オリックスに戻った平井の抑え時代の感じも持っている。
 両方とも、スピードのある重いストレートと落差のあるフォークで、抑えの一時代を築いたのだから、秋山が目指す先もそこにある気がする。
 オフに入る頃から、秋山を抑えに指名して、徹底的に鍛えておけばよかったのにと思うよ。

 中継ぎは、鶴に期待だが、岩本、歳内などもここからスタートやね。
 小嶋もここで働き場所を得ないと先は無いし、未だに福原、安藤って言うのも情けないけど、彼らにも劣っているのも事実だし、ほんと残念だわ。

 キャッチャーなんて、もっと悲惨。
 打てるキャッチャーといって日高を取ったのはいいけど、今成が行き場失って外野やってるとか?
 中谷だって、出場機会をって言って、外野にコンバートして、結局行き場無くって、今年はサードだって。
 1軍に、コンラッドも良太もいるのにねぇ・・・・。
 それだったら、強打のキャッチャーとして育てておけば、今年くらいは1軍デビューできたんじゃないの?
 なんか、みんなコンバートして、よそからベテランとって、キャッチャーががら空き状態になってるんだけど・・・・・。
 中谷も今成も、そんなにキャッチャー特性がないんやろか?ようわからんんわ。

 まぁ、こうかいてても期待半分、不安半分やね。
 和田監督の采配には、不安だらけだけどねぇ。ここが大きく物を言いそうな気もするし。
 でも、藤浪がいるだけで、明るい希望の灯がさす気がするから不思議やね。
 今年はこれで、乗り切る事にするかな。

 ぐぁんばれ! タイガース

 PS これまでは、試合のある日は更新をモットーにしてきたけど、少々しんどくなっている。
   タイガースが好調なら、いいんだけどねぇ・・・。
   そこで、今年は、そういう縛りをなくそうと思う。
   毎日の試合を見ての感想は、ツイッターの方で、逐次つぶやく事にして、こっちのブログは、タイガースの気になった事や疑問の采配などを気づいた時に書いて行こうと思う。
   基本、1週間に最低1本は書いていこうと思うけどね。
   タイガースが好調なら、毎試合になるかもしれんけど。そうなるよう願っているんだけどね。
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 21:46 | comments(1) | - |
阪神どうでしょう?
 今日の中日との練習試合。
 同一リーグ同士の試合だし、苦手中日との試合だから興味深くみていたんだけど・・・・。
 実際、どうなん?

 スタンリッジや鶴は、この時点では、実績通りの投球だと思うけど、榎田、伊藤和、白仁田は問題抱えているよなぁ。
 投手陣は、能見、岩田、メッセ、スタンまではできているが、残りを藤浪、岩本、鶴あたりと、ベテラン安藤あたりが競う事になるんだろうけど、寅吉的には、岩本、安藤かと思っている。
 藤浪は、徐々に慣れさせ、交流戦後くらいにローテで回せるようになれば可なんじゃないかな?
 岩本、安藤がばてた頃、藤浪、秋山あたりがでてくればいい。それくらいに考えておいた方がいいかな?

 中継ぎは、鶴にまたがんばってもらうし、榎田もここの方がいいかな?
 渡辺と筒井は、ここが持ち場だし、福原、加藤を加えてシーズンを乗り切るしか無いかな?

 抑えは、久保ってことだけど、万が一ダメなら、松田の抜擢、久保田の復活頼みになってしまうから、不安が大きいなぁ。
 寅吉的には、能見の抑え説を提唱していたんだが、シーズン中にそんなことが起こると、ピンチってことだなぁ。
 実際、対G戦などで、9回に坂本、阿部に廻った時に、どうも久保が抑えるイメージが思い浮かばんのよねぇ。
 能見なら、抑えきる場面がイメージできるんだけど、それって寅吉だけかい?

 逆に打線。
 西岡、福留の加入は大きいと思うんだけど、どう使うかだね。
 寅吉的には、上本と隼太は使って欲しいんよ。
 この2人は将来のタイガース、それもごく近い将来の、核となる選手だと思うだけになぁ。
 
 そうすると西岡をどうするかだけど、3塁の練習させとかないかなぁ。
 西岡、上本の1、2番が脅威になるとおもうんだけど、今のキャンプの状況からすると、大和が2番って感じやなぁ。
 今日の隼太は、だいぶアピールしてたけどなぁ。

 そこで打順
 1 サード    西岡
 2 セカンド   上本
 3 シュート   鳥谷
 4 ファースト  良太 (コンラッド)
 5 ライト    福留
 6 レフト    マートン
 7 センター   伊藤隼
 8 キャッチャー 藤井 (日高)
 9 ピッチャー    代打 右 関本 新井兄 左 桧山 (コンラッド)(日高) 代走 大和
 これが、寅吉の希望打順だけど、完璧なジグザグでしょ。コンラッドも下位を打つくらいなら、外国人使う意味ないし、4番(クリーンナップ)が打てないようなら控えに敷いた方がいい。そこで、去年の実績で良太の抜擢。お兄ちゃんは、難しい気がするなぁ。守る場所も無いし。
 
 ただ、現状で見える予想打順は、
 1 セカンド   西岡
 2 センター   大和
 3 ショート   鳥谷
 4 ファースト  新井兄 (良太)
 5 ライト    福留
 6 レフト    マートン
 7 サード    コンラッド (良太)
 8 キャッチャー 藤井 (小宮山)
 9 ピッチャー   代打 右 関本 (良太) 左 桧山 伊藤隼 代走 上本
 こんな感じになるんじゃないだろうか?
 なんか、もろそうな気がする。(新井兄の名前のせいでなく・・・・)
 上本、隼太が使えんのももったいない気がするし、なにより7番打たす為の外人補強じゃないやろって感じ。
 今日のHRが本物なら、4番を打たせた方がいいやね。スイッチの4番なら、攻撃の幅が広がるってもんだしなぁ。

 以上が今日までの予想。
 これから実戦が増えて、さらなるふるいにかけられるんだろうけど、どう言う状態で開幕を迎えるか?
 故障者が今後でるかもわからんし。
 一番心配なのは、昨年の采配の反省を和田監督がちゃんとしているかだ。
 また、「1点しか取りに行かない野球」を繰り返せば、早期に崩壊する危険性大だからなぁ。

 阪神どうでしょう?
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 19:58 | comments(1) | - |
虎鳴曲
 猛虎キャンプレポート2013」(スカイAスポーツ+)のテーマソングの題名でアケオメ!
 プロ野球の正月、キャンプインということで、久々の更新。
 やはり、虎は鳴いてちゃいけない、吠えないと虎じゃないでしょ。

 昨シーズンは、和田のチマチマ采配に、あきれかえり最後は更新の気力さえなくなてしまった。
 やっと、リハビリを終えて、更新できるまでに戻って来たので、キャンプインに合わせて更新を始めます。

 このリハビリ期間中、いろいろ考えたんよ。
 自ら、選手を縮こまるこうな采配を振るっておいて、「殻に閉じこもっている。」て選手の生にするような、和田の困った采配ぶり。
 結局一軍の将たる物が、一番やってはいけない部下に責任を取らせて、自ら延命を図るような真似をして続投を得たこと。
 自分がコーーチの時は、将の真弓に責任を取らせ、後釜に納まったという経緯が有りながらだ。
 これじゃ、選手もついて行きたがらんでしょう・・・・、などど憤っていたわけだ。

 「熱くなれ!」っていうキャッチフレーズは、変わらない。
 「熱くなれ!」って、お前がな!って和田自身に言ってやりたいフレーズだな。
 去年は、自分の思う通りにならなくなると、完全にフリーズして凋落を加速させた。
 危機管理が、全然出来てない事を露呈した、愚将の象徴のような采配ばかりだった。

 本人が言っている、「Change Chance Challenge」の3Cって言うのは、真っ先に和田自身が実行すべき課題だろう。
 和田自身が、あの「1点しか取りに行かない」チマチマ采配をChangeして、WBCによる負担など不確定要素の強いシーズンのChanceを生かし、覇権にChallengeする姿勢をみせないといけない。
 それが出来んようなら、早期に職を辞する覚悟をもって、臨んでもらいたい、またそうでなくてはいけない。

 さて、今シーズンは今までの「ぐぁんばれ!タイガース」という応援一辺倒の立場から、もっと「阪神どうでしょう?」という疑問符的な立場でタイガースを見て行こうと思う。
 もう、闇雲に応援すれば済む状態でないことは確かだし、シーズン前の予想では、おそらくタイガースはBクラス予想が主であると思うし、和田の疑問采配も変わるという保証も無いし、やや懐疑的に、「ほんとうにタイガースはこれでいのか?」という目で見ていかないとイカンと思う。

 「猛虎キャンプレポート2013」(スカイAスポーツ+)では、新鮮力として、藤浪や西岡、福留等の新加入の戦力に舞い上がっているが、本当に機能するか、的を得た補強なのかは、まだまだ確信できてはいない。
 キャンプ中も、今年の戦力に対いしての問題点と今シーズンの戦い方等の面を見て行こうと思う。
 それでは、気を入れ直して、今年もよろしくです!
 
 今年の、「阪神どうでしょう?」
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 12:07 | comments(1) | - |
3−1 対横浜DeNA 最下位争いをするとは
 1蚊帳の外と言われていた、ベイスターズと3.5ゲーム差とは言え、最下位争いをすることになった。
 まさか、和田監督もその蚊帳の中に入ってしまうとは夢にも思わなかったことだろう。
 このベイスターズとの開幕戦に、「負ける状況が想像できない。」とうそぶいていた自信は、いまいずこ。
 ちょうっとでも、追い上げられようものなら、視線が泳いで心ここにあらずみたいな顔になり、うっすら青ざめたりする。
 今や、逆転される状況しか、思い浮かばんようになってしまったんやないだろうか。

 しかし、和田監督は良太に足を向けて寝られんなぁ。 
 いや、それは打つ、打たんじゃなく、あれだけ良太の調子が良かったとき、ファンからも「調子のいい選手を使え」との声が多い区なった時も、頑にベテランに頼り、良太の出番は少ないままだった。
 ここでも、元気者に乗って行くのもひとつの方法だと書いたが、聞く耳はなかった。
 それなのに、腐らず、調子を維持して、結果を出し、結局良太を使わなくてはならない状況までもっていった。
 いまや、4番やぞ。
 これで、和田監督は、「勢い」と「勝ちを拾う」こと以外にも、「若手を使え」という批判を少しは薄められているんだからなぁ。
 もっとも、良太は若手と言われる年齢は過ぎているんだが・・・・・・。

 今日も良太が先制タイムリー。
 なんか試合をこなすにしたがい、4番目から4番らしくなってくる。
 それでも謙虚な姿勢をくずさないのだから、好感度アップやなぁ。
 良太のお陰で、上本や俊介まで使われるようになり、相乗効果がでてきた。
 しかし、柴田はどうしたんね?大和は最近、代走ばかりやね。
 いっぺんには、使えんという事かも知れんが、なんで隼太を落とすんね?
 この辺が、ようわからんわ。

 ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 22:14 | comments(1) | - |
0−3 対広島 よう、負けるけんなぁ・・・・
 連勝は3連勝までで、1回も4連勝をした事が無いくせに、連敗は6だの7だのと、何回も繰り返すよなぁ。
 これって、全然学習してなっいってことなんじゃないかい?和田さん。

 しかし、大和が使われなくなったのは、何故なんだ?
 故障でもしてるんか?
 上本、俊介が、和田監督のマイブームになったってことなんかいな?
 大和をレギュラーに育てた方がいいのと違うか?

 まぁ、和田監督も、ここまで耳を貸さず、意固地に自分のやり方を押し通すってことは、それなりの覚悟があってのことだろう。
 しかし、目先の勝利を追うでもなく、かといって正体に備えて若手を試す訳でもなく、ただ試合を消化しているだけに見えるのは、寅吉だけだろうか?
 今日のスタンドには空席が目立ったが、こういう試合をされてちゃ、観客の足も遠のくやろ。
 「熱くなれ!」ってかけ声かけた本人が、フアンに冷や水を浴びせているんだから世話無いわな。

 まぁ、反省をしたなら、早いうちに辞するこちゃな。
 まだ、監督の座にしがみつけば、ますます悪化するやろ。
 外から、野球見て、勉強してから、機会があれば戻って来ても構わない。(もちろん、コーチクラスでね。監督にはむかんわ。)
 ここで、カープに3タテでも喰らえば、そのタイミングやろ。

 ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 22:08 | comments(1) | - |
1−2 対中日 初勝利を目指すなら、阪神戦がお徳
 だって、必ずやその希望を叶えてくれるもの。
 今日はドラゴンズの大野に、気前よく初勝利のプレゼント。
 そのうち、こぞって新人の初先発には、タイガース戦でってぶつけてくるんと違うか?

 まぁ、今のタイガースに、昨日の勝ちで「ガラッと変わる」ようなことはない。
 大和や良太、今成を辛抱強く使い、育てる時期やからなぁ。 
 そういうチームに、昨日の1勝で波に乗るような劇的変化は起きない。

 しかし、最後の上本のスチールは、サインかい?
 ありゃ、マートンが怒るわな。
 百パーセントセーフじゃなけりゃ、走っちゃ行けない場面やろ。
 詰まらんとこで、慎重に1点に拘るって、1点しか獲りに行かない野球しているくせに、ああいうところで博打を打つんかいな?
 どうも、理解に苦しむんよなぁ。

 きっと和田監督をはじめとするタイガースベンチもパニックっているんやろ。
 シーズン前は、わずかなスパイスで、優勝争いができると思っていたのに、この有様や。
 もう、どうしていいのかわからんようになっているんと違うか?
 采配が支離滅裂やからなぁ。
 せめて、良太、大和、今成を戦力にするという部分では、ぶれずにやって欲しいわ。
 今や、希望はそこしかないからなぁ。

 ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 22:11 | comments(1) | - |
1−3 対広島 ペナントからドロップアウト
 広島に連敗で5位に転落。
 打線が少しは上向くと、Pが崩れる。
 昨日、今日とワイルドッピッチにて、点を与えるお粗末ぶり。
 
 もうペナントをどうのこうのと言えない状態に入った。
 今日の試合で、丁度半分を終えたが、5位という結果がタイガースの実力を現している。
 岩田も、去年と同じで5分の星になると、また負けが先行する。
 どうしても勝ち越せないPというのが板についてしまった。
 
 球児の離脱だとか、城島の不在とか、理由にしてたらあかん。
 「1点に拘る」とかいいながら、1点しか獲りに行かない野球をしてしまったツケなのだろう。
 今一度、ベンチが前半戦を反省し、総括しておかないと、後半の巻き返しはなくなる。

 ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 23:59 | comments(1) | - |
オープン戦どうでしょう
 練習試合は、破竹の3連勝。
 昨日なんて、パリーグの優勝候補に挙げられる岡田・オリックスを18得点で粉砕。
 今年の虎は、なかなか元気じゃないかと思わせといて、今日が初のオープン戦となった。

 相手は宿敵・Gで、タイガースも平野、鳥谷、金本、城島と主力クラスがスタメンに名を連ねる。
 Gの先発は、高卒2年目の宮国。
 ここは、プロの厳しさを味合わせるべき場面なんだが、そういうところで逆に相手に華を持たせてしまうのがタイガース・スタイルなんだよねぇ。
 さして球威がある訳でなく、ドロンとした大きなカーブが特徴のピッチングに、タイミングが取れず、手も足も出ずという結果にあいなった。
 まぁ、「お人好し症候群」の癖は治っていないということらしい。
 
 不運だったのは、昨日の大量得点での圧勝。
 得てして、そういう後は貧打に陥る。結局、宮国の後も抑えられて、3安打の零封という結果。
 まぁ、今の時点でそうこう言える訳ではないが、ちょっと不安な面が出て来たって感じかなぁ・・・・。
 主力は、まだ目慣らしの状態だし、逆にGを1点に抑えた投手陣に明かりを見つけた方がいいかもしれんなぁ。
 小嶋も内容は良かったし、鶴も力強さがでてきて、今年の大化けの可能性を感じさせてくれた。
 どちらかが化けて、ローテ入りしてくれれば、大きいやけどなぁ。
 
 隼太がガングリオンの除去から手首の違和感でバッティングを休止。
 新井が体の張りとかで練習を休んだり、そろそろ疲れも出てくるところなんだが、キャンプの練習を見て気になる事が・・・。
 投手陣の坂道ダッシュで、二神、藤原などが数人でつるんでダッシュを行い、談笑しながら戻ってくる映像が流れていたが、一番緊張感を持って練習しなくてはいけないメンバーの練習ぶりには、とても見えなかった。
 岩田や西村は単独で黙々とメニューをこなしていたが、練習に取り組む時点で大きな差を感じざる得なかったわ。
 12球団一温いと言われたタイガースキャンプ。
 今年は、声も出ていて、元気さが前に出ている点では改善されているとは思うが、厳しさという点ではどうだろうか?
 なんか、泥だらけで、もうダメというくらい追い込んでいる練習風景が映る事はまずない。
 みんな、笑顔で楽しそうに練習している姿が映し出される。 
 ほんとうに、それでいいのかなぁ。
 それが、今日のオープン戦の結果に現れているんじゃないだろうか。

 キャンプも後半から終盤に入り、実戦練習が多くなる。
 今から、体を追い込んで行く練習は難しい時期になってくる。
 楽しいキャンプを送った選手には、そのツケが必ず回ってくることを覚悟した方がいい。
 それでなくても、後の無い若手が多い、タイガースだ。
 それを後悔する事がないよう、残りのキャンプを充実したものにする事を願うばかりだ。

 ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 18:11 | comments(1) | - |
初実戦どうでしょう
 今日はキャンプに入って、初の実戦。対北海道日本ハム練習試合。
 結果、タイガースリードでも9回の裏を行う変則ルールであったが8−5で勝利した。
 
 しかし、その内容は初回に6点取った後は、良太のHRのみで、ボーナス攻撃の9回裏に隼太のタイムリーで1点取れただけであった。
 その隼太は、初回の先頭打者としてのヒットを含め、当たりはイマイチなものの、ヒットゾーンに転がるという結果を出す強さみたいなものが感じられた。
 対照的に中谷は4番の重圧もあるのか、練習の時のように球を呼び込んで思い切り振るという「大きさ」が見られず、上手く当てて対処するような「小ささ」が出ていて気がかり。
 まだ若いだけに、思い切ってスイングして欲しいやけど、もう少し経験を積んで「開き直る」境地に追い込まんといかんかなぁ。

 もう一人、森田もデビューしたての頃のような思いっきりの良さが失せて、ミートに重点を置いたようなスィングになって、スィングスピードが激減。見ていてつまらん打者になってしまっている。
 これは、投手にも共通して言えることなんだが、タイガースの選手は、デビューは衝撃的にでてくるのだが、その後尻つぼみになり、結局小さくまとまってしまう選手が多い。
 森田も中谷も、そのスケールの大きさは失わないように育って欲しいもんなんだけどねぇ。

 そのピッチャーも先発の白仁田もお、もっとストレートに押した方がよい。
 日ハムの中村が打たれても、打たれてもストレートで抑え込みにかかっていたのと対照的にちょっと打たれると変化球でかわしに行き四球をさすという悪循環。もっと、スケールの大きなピッチングを目指さんと・・・・。

 3番手の二神も4番手の若竹も一緒。
 結局1軍デビューを上手く出来ず、2軍でくすぶっている間に、2軍では通用するけど1軍では輝きの無いピッチングに終始する。
 二神も一番良かった新人の時を故障で逸してから、なかなか元の輝きは取り戻せない。
 若竹も2軍んでノー・ノーを達成したときにすぐ、上で投げさせなかったため、あの時の状態を無くしてしまっている。
 このままでは、2人とも、2軍の肥やしで終わりかねんもんなぁ。

 その点、小嶋は1軍を多く経験しているだけ有り、ここでは格が違うということを自らの体で表していた。
 このレベルで投げる時は、見下ろしていい。
 その油断で1発喰らおうと、それが直ちに評価にはならない。小嶋は階段を登りかけているように見える。

 試合に勝っても、収穫が少なかった一戦と言っていい。
 対する日ハムが、中村や吉川のピッチングに大きな可能性を感じさせてくれたのと、話題の大島がバッターボックスに立っているだけで威圧感を表現していたのと、負けても可能性の高さを感じさせたのとは大きく違う。

 まぁ、キャンプで期待を持たせた、鶴が登板しなかったのはあるが、タイガースにももっと可能性を感じさせる選手が出てこないといかんわなぁ。
 これから、キャンプの後半へ、もっと自分を追い込んで上がってくる選手が出て来る事を期待する。

 ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 18:04 | comments(1) | - |
キャンプ第1クールどうでしょう
 キャンプインしたのに、なかなか「猛虎キャンプレポート2012」が見られなかった。
 今日ほとんど初めてと言っていいくらいに、じっくり見る事ができたので、その感想を・・・・。
 
 まず、ユニフォームがねぇ・・・。(しつこいか?)
 なんで、余計なデザインを入れちゃったんだか・・・・。なんか、アブちゃんでもしているように見るんだが・・・・。
 
 新聞では、ピッチャーと野手のポジションを入れ替えて練習してみたりと、新しい(?)試みが伝えられていたが、記事を見た時は「全員新庄」状態かと思ったよ。
 その新庄はピッチャーとして140kmを大きく上回る球速があったが、今のタイガースは鳥谷の134kmが最速だったと・・・。
 もっとも、真剣にピッチャーにチャレンジしていた新庄と、故障を恐れて全力投球ではない鳥谷の比較は出来んだろうがねぇ。
 まぁ、練習としては「お遊び」の部分が強そうだというのがその時の感想だったねぇ。

 それでも今日のキャンプ中継を見てると、選手の声が出ているのと、それが全体の活気になっているのがわかる。
 キャンプイン3日目で疲れも出て来る時期なので、午後の早い時間に切り上げ「野球教室」で一息という内容ではあったが、昨年と比べると、活気・活力という部分で、大幅に改善していた。
 後は、選手個々の練習量と質のアップがどれほどで来ているかがもんだいだが、「12球団一温いキャンプ」と言われた昨年から大幅に観戦している事を願うばかりやな。

 目立った選手は、中谷。
 なんか、スケールの大きさを感じる。(眉毛は細すぎやけど・・・)
 桜井の入団当時より、そのポテンシャルの高さでは上を行くのではないかな。(桜井程度で終わったら困るんやけどなぁ)
 久々に「大砲候補」が現れた気がする。
 できるだけ早く使いたいがための外野転向なのだから、2軍摺れする前に使ってやらないね。
 本当は、城島の後の「打てるキャッチャー」として育てるほうがよいのだろうが、鉄は熱いうちに打て、じゃないが早く1軍を経験しないと、いつまでも「将来のクリーンナップ」候補で終わってしまうからなぁ。

 後はピッチャーで能見の仕上がりの早さ。
 まだ、ストレートだけの投球とはいえ、今や格が他のPと一段違った感がある。
 この能見と岩田が揃っている時に、1回優勝しとかなイカンのやろう。
 
 後、合流が遅れているマートン以外の外人選手(ブラゼル、スタンリッジ、メッセンジャー)が、皆と同じように中に入って練習しているのが好印象だった。
 タイガースの外人選手は真面目なのが多いやね。
 もっとも、真面目すぎて失敗してきた選手も多く見て来たけど、今の外人選手はベストの陣容じゃないだろうかねえ。
 今年も、揃って好結果を出す事を期待しちゃうね。
 第2クールからはマートンも合流するようだし、ますます楽しみやね。

 まだまだ、厳しさの面では疑問もあるが、昨年のキャンプよりは遥かに「勝ちたい」という気持ち、「優勝」という目標に一丸となっているように見えるキャンプだと思う。
 このまま、今に雰囲気を持続し、シーズンインまで続けて欲しいもんやね。

 ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 18:47 | comments(1) | - |
ユニフォームどうでしょう
 今日、今シーズンの新ユニフォームが発表になった。 
 皆さんは、どう思われたかな?

 「あれっ、千葉ロッテ?」
 「モバゲーと一緒じゃん?」
 「ドラゴンズの後追いかい?」
 そんな感想を持った人、多いんじゃないかい?

 「伝統と革新」をテーマにミズノが作ったらしいけど、「なんでこうなるの?」って感じがするじゃない?
 「伝統」って言うのは、ホームの縦縞の事なんだろうし、「革新」って言うのは胸から肩にかけてのゴ○○リの触覚のような模様(ライン)にそれを表した気なのだろうが、全然別もんになっちまてるもんなぁ・・・・。
 あの脇腹の余計な三角も残っているしなぁ。
 発表を今日まで延ばしたのも逆効果やな。横浜や中日に遅れをとった為に、後追い感は否めんし・・・・・。
 なんか、期待を見事に裏切られてしまった気がするんよ。

 もっとシンプルに考えられんかいな?
 寅吉的には、ホーム用は、1970年から73年のシンプルな縦縞に袖ラインが強そうに見えて好きなのだが、その袖の部分の「OSAKA」の部分に虎のマークにすれば、今でも十分通用するスタイルだと思うが、それこそタイガース伝統の縦縞やと思うんだけどなぁ。
 ビジターは、せめてゴ○○リの触覚のような模様(ライン)は止めて、シンプルにした方よい。また、ツートンが流行で、昔のダイエー、ヤクルトやロッテから始まって、来季は横浜や中日のビジターと今や猫も杓子もビジターのユニはツートンだ。それも上はすべて紺か黒という、見分けがつかんパターン。
 そんな中、最後にタイガースが、「球団史上初のツートンです」って気張っても、なにを今更ってって感じがしないかい?
 だからパンツは85年の日本一の時のビジター用、グレー時に縦縞のパンツがよかったなぁ。
 ホワイトソックスのように、下がピンストラプのツートンくらいにはして欲しかった。
 徹底するなら、去年の交流戦の「黒虎(本当は濃紺)」のユニに白の縦縞でも入れたものにして欲しかったなぁ。
 やはりタイガースは縦縞に拘った方がいいと思うし、日本一の時はビジターでも縦縞だったしなぁ。

 帽子は、交流戦であった、帽子の庇のラインが、サイドまで回り込み虎の爪痕をイメージしたのがあったじゃない?(多分2007年の)
 あの帽子のデザインはよかったんじゃないかい?
 寅吉的には、交流戦専用のユニの中で、あの帽子だけが唯一のヒットなんだがなぁ。

 なんか、今年の新ユニを見てると、「今年もダメか」って気になる。
 それほど、ユニフォームが与える印象って多いんだよね。 
 85年の日本一は、シンプルな縦縞に拘って、ホーム用もビジター用も縦縞でよかったんだけど、そういう年に優勝したりするんよなぁ。
 はたまた、優勝したからそう思うかいな?
 まぁ、今度のユニフォームでも優勝できれば、もっと良く感じるのかもしれんが、フアンの気持ちを知らん人たちが考えたユニフォムとしかおもえんもんなぁ。残念。

 ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 22:23 | comments(1) | - |
キャンプはどうでしょう
 いよいよ、キャンプインが近づいた。
 今週の水曜から、キャンプインとなる。
 真弓体制から和田体制に代わったタイガースは、ぬるま湯からの脱出がなるかどうかが大きな焦点じゃないのかな。

 昨年まで、12球団一の温さと言われたタイガースのキャンプ。
 「熱くなれ!」をテーマに掲げるキャンプは、当然「厳しい」ものにならなくてはいけない。
 さて、本当に“熱く、厳しく”を最後まで貫けるのだろうか?ただのかけ声だけで終わらないだろうか?
 心配な面は、多々あるのだが、今は期待するしかなわけだね。

 このキャンプでは、崖ぷっちの選手も多くいる。
 まずは、林。
 かって、将来のクリーンナップを期待された、喜田、桜井はもういない。
 最後の林も、外野のポジションを取るには、その守備力、打撃で、問題を抱えたままだ。
 変化球が弱い林にとっては、代打も辛いところだし、あれだけのスイングスピードを持っているのだから、思い切り引きつけて打つことができれば、変化球の対応も可能だと思うのだが、それが出来ずにここまで来てしまった。
 まぁ、打力を生かし、代打のポジションを狙うしか無いのだろうけど、寂しい限りだ。

 浅井も同じく、崖ぷっち。
 外野転向後、その守備力は大きく向上するも、早打ちの打撃スタイルは時として淡白に映る。
 外野の守備固め要員になってしまう可能性も大きいが、そこの競争も厳しい。
 打撃を磨いて、代打と守備固めの両方でポジションを得ないといかんだろううねぇ。

 ピッチャーは、崖ぷっちが多い。
 ドラ1の白仁田、二神も今年なんとかしないと、2軍の肥やしになりかねない。
 折角の1軍キャンプだから、ここでチャンスをつかまんと、第2のオスギになりかねん。
 そのオスギでさえ、一時とはいえローテに入って9勝を挙げた事がある。2人はまだ、1勝も挙げた無いののだから、より今年の状況は厳しいと考えた方がよい。

 左の加藤、川崎という真弓体制の補強組も、なんとかせんと、今年限りやろ。
 トレードで来た松崎じゃないけど、思いきってサイドに転向するなどの試みをせんと難しいのじゃないか?
 かってのタムじぃのフォームでも研究して、第2のタムじぃを目指したりせんのかの?

 そしてオオトリの崖ぷっちは、金本、城島の大物2人。
 2人とも、守りがちゃんと出来るかが、大きな鍵だ。
 外野から返球ができんようなら、金本を守らす訳にはいかんだろうし、キャッチャーとしてワンバンドを止める捕球体制が捕れんようなら捕手としての出番はあたえられん城島。
 和田監督が、そういう姿勢を貫けるかが、一方の問題となるが、そうでない場合は、真弓体制のごとく「熱くなれず、厳しくなれず」で終わってしまう。
 そうならぬ為にも、この2人の取り扱いは重要だ。
 同時にこの2人のキャンプでの仕上がりと、起用法におおきな焦点があると言っていい。

 ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 11:53 | comments(1) | - |
投手はどうでしょう
 今日、キャンプの1、2軍の振り分けが決まったわけだね。
 新人では、両伊藤が沖縄メンバー。
 2年目の中谷や、田上も1軍抜擢を受けたということでいいね。故障発覚の柴田や浅井、林などが2軍の安芸へと回った。
 投手はというと、渡辺、榎田、能見、藤原、安藤、伊藤和、二神、筒井、岩田、藤川、秋山、福原、小嶋、久保田、久保、小林宏、西村、鶴、若竹、メッセンジャー、スタンリッジ、白仁田というメンバーで、一通り今シーズンに戦力として見込めるメンバーを網羅した形だね。

 さて、今シーズンの投手陣はどう展開するのか。
 コバヒロが先発で再起を図ると言われているが、榎田も先発に回る可能性が高いという話も聞くね。
 それじゃぁ、榎田の後、セットアッパーには誰が入るかという事になるんじゃないかね。
 抑えの球児が固定とすると、どうしても左のセットアッパーが欲しいと思うんだが、藤原の覚醒か筒井の復活、または小嶋のお化けというところが候補となる気がするねぇ。

 寅吉の考えでは、本当はセットアッパーに球児なんだけどね。
 前も書いた通り、球児の力を最大限に生かすには、05年当時の7回を任すこと。抑えとプレッシャーがどう違うか解らないが、当時の球児の方が適材適所になっていると感じる訳だ。
 それじゃ、抑えは誰かってことなんだよね。
 久保田と言いたいところだけど、まだまだ不安が多いね。彼にはイニングを稼げるセットアッパーとしての役割が合っているかな。
 寅吉のお薦めは、ズバリ!能見なんだよねぇ。
 先発の柱をなんでわざわざって言われるんだろうけど、三振が取れて絶対的な守護神に慣れる人材は、能見の他にいないんだよね。

 能見が抑えに回ったとして、
 先発 岩田、久保、スタンリッジ、メッセンジャー、榎田、コバヒロ (小嶋、秋山)
 中継ぎ 渡辺、久保田、筒井、藤原 (安藤、福原、西村)
 セットアッパー 球児(西村)
 抑え 能見
 これで先発も回るし、セットアッパーに球児にプラス一人が中継ぎから昇格(特に左)してくれば、終盤も万全になるんだけどなぁ。
 どうでしょう?

 後は、二神、白仁田のドラ1コンビと鶴、若竹の2人が戦力になる事を願ってやまない。
 しかし、ジェンは1軍キャンプやないいね。
 スタン、メッセのうちどちらかが調子が悪ければ、小嶋か秋山先発で、ジェンを中継ぎ起用という手も打てると思うのだがねぇ。
 去年もメッセと最後まで1軍枠を争っただけに、今年も競争させて欲しい訳なんだよねぇ。

 投手陣は、伊藤和以外は既存メンバーからなんで、全体的な底上げが必要だが、伸び悩む若手層から突き抜けてくる人が出て来る事を期待せずにはいられないねぇ。
 球速が150キロオーバーで、Dの浅尾のごとく活躍で切るような人材が見当たらないのが寂しいところですな。
 キャンプで大いに鍛えられ飛躍する事を期待するしかないんじゃないかい。

 ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 18:49 | comments(2) | - |
打線はどうでしょう
 早いもんで、もう2週間もすればキャンプインとなるってことだね。
 和田新監督に代わって初めてのキャンプ。
 今季から、1、2軍共に沖縄でのキャンプとなる訳だが、その分入れ替えが頻繁に行われるってことなんだよね。

 キャンプインを前に、和田監督の構想も漏れ聞こえてくるのだが、寅吉の希望をいれて、今季の打線がどんなもんかと考えて見たい。
 和田構想の一つに「鳥谷の4番もおもしろい」的な発言があったが、それこそ寅吉がづっと言って来た事なんだよね。
 出塁率が高く、勝負強い鳥谷をどこへ置くかという問題。
 4番が一番落ち着くと思うんだよね。

 今のタイガースで4番を打てる選手は、金本と鳥谷だと思うんよ。
 金本は肩の調子や年齢的な面で、どうかと思う中、鳥谷しかおらんのよねぇ。
 鳥谷が4番で核になる事で、他の打順も据わりが良くなる。
 3番に高打率が期待できるマートン、5番に打点王の新井。こうして左の鳥谷を右打者で挟む。もちろん、マートンと新井が逆になってもいい。新井が移籍1年目のような打撃ができれば3番の方がいい。
 6番に復活条件(せめてバックホームがちゃんとできる肩に戻る事)で金本。条件を満たせなければブラゼルという左を持ってくる。
 7番には復活を期する城島。当然城島がキャッチャーが出来なければ藤井となるのだが、小宮山、清水、岡崎の内誰かが抜き出てこないか?
 8番には、金本が6番を打てれば、1発期待でブラゼル、ブラゼルが6番に入れば、新人の伊藤隼に期待したい。

 下位打線は、これでそこそこ破壊力がある打線が組める訳だね。
 さて問題は、クリーンナップの前を打つ1、2番ってことになるよね。 
 平野の存在は欠かせないにしても、1、2番のどちらに置くかだよね。
 バッティングは、何かを掴んだようだし、3割は期待で切るレベルにあるんだけど、足があるのに盗塁下手は一向に治らない。
 まぁ、これはひとこと「むいてない」ってことなのかも知れない。バントが余り得意でないから、2番適正がないというカモ知れないが、3割を超える打力を期待できるなら2番の方が良いと思う。
 まぁ、真弓監督時代のように、判を押したように送りバントという策でなく、もっと平野の打力を生かした作戦をとれば、平野の2番は生きてくると思う。
 そこでトップは誰に任せるか?
 ポジション的に外野か、平野がセンターに回った時にセカンドを守れる選手ということになる。
 そうなると、おのずと「平成の少年隊」柴田、俊介、上本の内誰かという事になる。
 ジグザグ打線好きの寅吉は、平野へと左が続くより、右の俊介、上本の方が良いように思う訳だね。
 そこで、打力、盗塁への意欲などを考えて、上本を推したいんだけど、いいかね?

 そこで、’12タイガース打線の理想の並びは、
 1 上本   (二)
 2 平野   (中)
 3 新井   (三)
 4 鳥谷   (遊)
 5 マートン (左)
 6 ブラゼル (一)
 7 城島   (捕)
 8 伊藤隼  (右)
 これで、ジグザグだし、適材適所の陣容になり、上本、伊藤隼を育てて行く方向性も示せる。
 ただ、実際は金本を使ってくるだろうから、
 1 俊介   (中)
 2 平野   (二)
 3 新井   (三)
 4 鳥谷   (遊)
 5 マートン (右)
 6 金本   (左)
 7 城島   (捕)
 8 ブラゼル (一)
 という並びもありえるのだが、ブラゼルの8番は本人が納得するかという事もあるよね。
 
 これは、あくまでも寅吉が提唱している「4番鳥谷」論によるもんなんだけど、期待は出来ると思うんだよね。
 その鳥谷は選手会長を降りたそうだが、メジャー移籍への布石なんかね。
 和田監督は鳥谷を野手のキャプテンに指名し、引っ張って行ってもたいたいっていっていたけど、寅吉的には、この「キャプテン」っていうのは、どうも好きになれ合い。
 高校野球やクラブ活動じゃあるまいし、プロの野球チームに「キャプテン」やら「主将」なんか、関係ないやろって気がするんよねぇ。
 なんか、プロ野球が女々しく聞こえてしょうがないんだよね。
 普通にそれらしく行動すれば、「チームリーダー」って呼ばれ方するんだし、その方が百万倍もましだと思うだけどなぁ。
 皆さんはどう思います?

 打線に関しては以上かな、このキャンプで寅吉の構想を覆すような突き抜け方をしてくる選手がでてくるといいんだけどなぁ。
 右左関係無しに使ってみたくなうような選手。遮二無二チャンスを掴みにくる選手が、底上げしてくれる事を望むわけだな。
 次回は、投手陣について書いてみようと思う。

 ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 18:15 | comments(1) | - |
阪神どうでしょう
 おそくなったけど、あけましておめでとうございます。
 本年もよろしくお願い申し上げます。

 ということで、このブログのタイトルを少々リニューアル。
 まぁ、最初の「ぐぁんばれ!タイガース」で'05年に優勝しんだけど、その後常勝を願って、より厳しい目で応援して行くって言う意味を込めて、サブタイトルに「虎の眼」をつけてみたんだけど、それ以降の優勝はなかった。
 特にこの3年間は、消化不良のベンチワークと首脳陣に、愚痴や文句が多くなり、少々ブログの趣旨とのずれを感じて来た。

 そこで、監督も和田さんに代わったことだし、今年は新たな気持ちでタイガースを応援して行こう、そう思ってのリニューアルだ。
 まぁ、和田監督の力量そのものも未知数なんだけど、常勝を願うなどという僭越な事でなく、古くからのタイガースファンの性である「ネガティブ」な面も交えながら、「タイガースは大丈夫なん?』「タイガースは、どうなんやろう?』という面からブログを欠いて行こうと思った訳なんだね。

 決して「水曜どうでしょう」をパックった訳じゃないってことでいいね。
 そりゃ、少々参考にさせていただいてる部分はあることはあるんだけどね。ってマルマルパックっているんじゃないの(笑)

 年もあけると、すぐにキャンプだから、「阪神どうでしょう」って、そういう目で見て行く事になるんかなぁ。
 追々、そういう部分も欠いて行こうと思います。
 
 今年も「ぐぁんばれ!タイガース」をよろしくお願い致します。

 今年も、
 ぐぁんばれ!タイガース
 
 
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 21:58 | comments(0) | - |
かくして今年も暮れにけり
 兎の年に、竜が勝ち。
 その竜を鷹が襲い、日本一に輝く。
 そんな、1年ももうすぐ終わる。

 日本一の鷹からは、和田がメジャーに、ホールトンと杉内が読売に引っこ抜かれる。
 西武から帆足を補強するも、来年は厳しくないかなぁ。
 竜は竜で、そのオレ竜の象徴で、今の常勝を築いた落合監督が退任し、こりゃ大幅な戦力ダウンだと他球団に感じさせる。
 高木監督は大変やぞ。
 もっとも、その泥を被るための監督なんだろうけど。それで、その後で救世主的に立浪が監督に就任するっていう筋書きができているのだろうけど、今回落合監督を退任に追い込んだOB達はたいへんやぞ。
 これで結果が出なければ、そのOB達たちに2度と出番は無いってことになるんだからなぁ。
 まぁ、タイガースにとっては、ありがたい事なんだけどね。

 さて、タイガースは3年間の無為な時間を経て、監督が和田に代わった。
 真弓監督退任後、岡コーチがデイリーで、言い訳の連載をしてたけど、その内容たるやひどいもんだった。
 これじゃ、勝てねえよ、そう突っ込みたくなる内容満載。
 こういう連中にチームを任せたら、こうなることは必然だったと思わざるえなかった。
 本当は、もっと早くフロントが判断すべきだったんだけどなぁ。

 和田新監督の言動からは、真弓体制への反省が多く聞こえ、タイガースに足りなかった部分が解っている無いようなので好感をもてる。
 是非、今の気持ちを忘れず、使えた4人の監督の長所・短所を踏まえた上での指揮官を目指して欲しい。
 寅吉は、大いに期待している。

 ぐぁんばれ!タイガース

 PS 今、「新ぐぁんばれ!タイガース 虎の眼」のリニューアルを考えている。
   このタイトルにしてから、優勝してないし・・・・・。
   キャンプインまでには、リニューアルしたく思ってます。
   本年は、いろいろありがとございました。
   来年は、」「いい年」にしたいもんですね!
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 10:13 | comments(2) | - |
「マネーボール」
 鳥谷がゴールドグラブ賞を獲得。
 まぁ、遅かったわな。本来、今年は満票でもおかしくない。過去にも2、3回取っていないとおかしいやろ。
 この賞は、記者の投票で決まる訳だが、ろくに野球を見ていないか、知らない記者が多すぎるわな。
 この賞の権威を高めるには、記者の記名制にして誰に入れたか解るようにせんといけんな。そうすれば、ショートで荒木や坂本に投票する人間もいなくなるやろ。大体、去年も外野でラミレスに投票したアホな記者がいたんやから、困ったもんや。
 
 さて、この間映画の「マネーボール」を見た。
 ドキュメンタリーに近い内容なのだが、何故か感動した。
 ついでに原作も読みたくなって、文庫本を購入し読んでみた。

 面白かったのは、中にタイガースゆかりの選手が登場する。
 マット・キーオは、アスレチックスのスカウトをしていたし、HRバッターの代表としてラリー・パリッシュの名も出てくる。
 中心的な話題となる「ジェイミー・ブラウン」は、タイガースにいた「ジェレミー・ブラウン」と良く似た名前だったし、そういえば、映画の最初の方でヤンキースとのプレーオフの映像で、ヤンキースの外野を守って、打球を追いかけている「スペンサー」って、あのシェーン・スペンサーだったんじゃないか?

 内容は、貧乏球団が金持ち球団に勝つ為に、「セイバーメトリクス」の理論で立ち向かうオークランド・アスレチックスのGMビリー・ビーンの奮闘を描くものだ。
 ここでは、MLBにおいてGMの持つ、役割や権威見たいのが浮き彫りになっていて面白かった。このGMという役割は、名前だけのGMは存在していたが、今の日本のプロ野球では、存在していないと言っていいだろう。
 そういえば、現在内紛中の読売の清武君が、この「マネーボール」を部下に配って、読ませたとか。
 まぁ、清武君の場合は、この「セイバーメトリクス」の理論より、自分がGMとしてビリー・ビーンの様に権力と職権を持ちたいという欲望みたいなもんがあったのだろう。
 なんせ、読売はどちらかというと「マネーボール」でいう敵役の球団、「金持ち球団」だからなぁ。

 まぁ、この清武君もうさんくさい輩だからね。
 「育成の巨人」なんていって、育成枠で大量確保し、また大量解雇を行う。
 中で、山口と松本だけの成功を言っているが、他はどうなの?
 結局、巨大戦力補強の隠れ蓑にするのが見え見えだったし、今更「ファンに寄り添う存在でありたい。」って、都合のいい時だけ寄り添うなってことだよ。
 結局、ナベツネを批判しているけど、自分がナベツネになりたかっただけに見えちゃうんだよなぁ。
 もっと、NPBの構造的な部分、利益分配から運営方法まで含めて、ナベツネ支配からの脱却、読売至上主義の返上などを唱っていれば応援もするんだが、どうも考えはそこまで及ばないようだわ。てめぇの欲だけで動いているのが明白だわな。

 あっ、話が脱線。
 タイガースも今やどちらかというと、「マネーボール」の敵役的存在になっている。
 それは、それで一つの方法ではあるが、もう少し原点に返って、この本を読み直す必要があるかも知れない。
 それと、タイガースのフロントが、これをどう読むか気になるなぁ。
 坂井オーナーや南代表には、ビリー・ビリービーンを期待しちゃいないけどね・・・・.

 ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 22:36 | comments(1) | - |
現場の指揮官不在のドラフト
 中日が次期監督の高木守道が出席。
 日ハムは、梨田が最後のご奉公?
 現場の指揮官が出席していないのは、身売り問題で揺れる横浜とタイガースだけ。
 和田に決まっているなら、とっとと発表して、今日出席させた方がよかったと思うんだがなぁ。

 その梨田を出席させたファイターズが菅野を強攻指名し、交渉権を獲得。
 ある意味、読売だけに許される逆指名特権にストップをかけることになった。
 これは、これで意義がある事だし、そうしてまでも欲しいと思われる程買われてたんやなぁ、菅野君。
 このファイターズの気持ちにどう応えるかは、自分の考え方次第やなぁ。
 まぁ、読売も内と一緒になって、堂上直(中日OBで寮長の父と実兄が中日に在籍)を特攻指名した前科もあることだし、ここで日ハムを批難できんやろ。

 その指揮官不在のタイガースは、既報通り慶大の伊藤隼太を一本釣り。
 これは、これで良かったんやないか。
 今季の成績が上がらんから、やれ高橋周平とか藤岡とかの声もあったが、その前の状態の伊藤だったら、重複は避けられん。
 トリ以来の6大学のスターで、キャプテンシーを持った選手だと聞く。
 寅吉は、彼が全日本で見せた打撃に曵かれている。
 あのバッティングは、本物だと思う。期待は大きいぞ。がんばれ!

 ドラ2は歳内。
 高校生右腕としては上位に位置する。
 なんか、星野楽天監督が、タイガースの歳内指名に、「しまった」というような顔をしていたのが印象的。
 釜田と歳内で迷っていたんじゃないかな?
 タイガースが密かにマークしていた、今村がGに指名された。
 今村と歳内で、歳内をとった形になったが、今村の左って言うのも魅力だったがなぁ・・・・。
 まぁ、3位まで残る選手じゃなかったってことか。

 この間の都市対抗で完全試合を達成した森内が日ハムの5位だったが、即戦力として指名できなかったかなぁ?
 昔、ノーノーを達成し、ドラ1で入団した五月女豊というPがいた。
 タイガース在籍は3年だったが、その後ライオンズや大洋で中継ぎとして活躍した。
 同じような臭いがするけで、指名の価値はあったと思うんだが・・・・・。

 タイガースの指名は、サプライズもなく、順当な指名だったんじゃないかな。
 毎年、4位指名に逸材が隠れている傾向があるが、そうなれば第2の伊藤こと和雄に注目かな。

 まぁ、無事ドラフトも終え、次は和田監督の発表を待つばかりか・・・・。
 問題は、和田を支えるスタッフやなぁ。
 力がある、ある程度の経験を持ったヘッドコーチが必要と思うんだがなぁ。
 前も書いた、日大繋がりの佐藤道夫さんとか、阪急OBの監督経験もある山田久志さんとかが適任なんだがなぁ。
 まぁ、その辺はもう少し時間がかかるかわからんけど。

 ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 21:33 | comments(0) | - |
1−4 対中日 立ち直るチェンと立ち直れない能見
 よくあることだ。
 野球にはよくスミ1っていうのが存在する。
 立ち上がりにつけ込まれて失点するが、そこを凌ぐとPが調子を取り戻して、その後の付け入る隙を与えないというもの。
 今日のチェンは、まさしくこれ。
 
 せっかく、チェンキラーの大和の起用があたり先制したのに、畳み掛けられず、立ち直らせてしまった。
 逆に、能見は慎重に立ち上がったものの、調子の悪さがピンチの連続で、結局終盤で捕まってしまった。
 まぁ、ここまでず〜っと、がんばってきた能見に疲れが見えてきた感じだ。
 これはスタンリッジにも言える。
 この2人は、ここへ来て調子が下降線に入っている。
 
 中継ぎのPもそうだよな。
 榎田や福原は連投が苦しい状況になっている。
 逆に、タイガースベンチは今頃になって、役割分担を決めたのか、今日のピンチでは渡辺でなく福原。
 渡辺、榎田を勝ち試合で球児に繫げる役割に固定しようとしているのか?
 普通、今日の能見降板の満塁の場面では渡辺かと思ったのだが、ベンチの選択は福原だった。
 これは、ビハインドの状態では、渡辺は使わず、福原でという意思の表れなんだろうか?

 しかし、今更決めるなよっていう部分もあるわな。
 試合数が100を越えて残り試合が限られてくる。
 これからが胸突き八丁で、負けられない試合には連投も辞さずで、投手をつぎ込まなくては行けない試合が続くようになる。
 本来は、これからの為に、ちゃんと役割を決めて、勝ちパターンのPには、これまで無理をさせず、ここから一気にスパートするのが筋なんだが・・・・。
 それが、ここにくるまでに無理をさせ続けて、イザって言う時にみんな疲労しきってしまっているんだから。
 これじゃ、これからって言う時に、どうするんだ?
 
 まぁ、先発陣の驚異的な活躍で完投に近い状態で好投を続けるしか道はないかな?
 打撃陣が好調なら、打撃でバックアップする手もあるが、それも今は期待薄だし。
 スワローズが、急激に失速してきているのでチャンスはチャンスなんだが・・・・。結局はGやDの驚異的なバックアップをしただけなんて結果にならないようお願いしたいよ。
 それには、明日は勝っておかないとアカンやろ。

 ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 23:06 | comments(0) | - |
2−5 対読売 一体何がしたいのか、聞いてみたいわ!
 「勝つ」ために、なにか考えているのか?
 ただ惰性で采配を振るっていないか?
 相手の持ち駒や、次の手を考えて危機管理しているのか?
 
 マートンの盗塁失敗は、サインか、マートンの独断か? 
 マートンの独断なら、それを聞きただしたか?
 まさか、「ドンマイ、惜しかったな。」て、シャンシャンってことはないよな?
 サインなら、どういう意図で、どういう確信に基づいてサイン出したか言ってみいや。

 8回の藤井に代打いかんかったのはなんでや?
 この間は、平気で代打出しよったのに、今日の場面との差はなんや?
 まさか、この間は間違っていたって反省しましたってことやないよな?
 今日こそ、勝負を賭ける場面と違うんか?

 控えが、専守防衛みたいな選手ばかりなのは、なんでや?
 大和、柴田、俊介、上本、浅井って同じような選手、そんな余計いるんか?
 たださえ駒をよう使い切れんのに、こんな似通った選手を使い分けできるんか?
 長打を期待できる代打がどこにも見当たらんやないか。
 強いて言えば左は桧山だが、右は誰や?
 セッキーをスタメンに使いよったら、誰もおらんがな。
 新井良太くらい置いとかな、左殺しがおらんようになるで・・・・。

 まぁ、こんな状態で5割近辺にいるのは、戦力がダントツやからなぁ。
 それを今のベンチがゴチャゴチャにしてけつかるから、本来はぶっちぎりのはずが5割や。
 まぁ選手はここまで、アホなベンチを補ってようやってきた。
 それももう限界に近いやろ。
 なんで、満塁になってから福原やん?
 満塁で福原出して成功した事あるんか?
 そこまで期待し、信用しとるなら回の頭からいかんかい。
 未知数の、今季初登板の藤原に期待するより確かやろ、アホが!

 今年のタイガースベンチがしでかした、チョンボはいとまが無い。
 もう、選手も限界やろ。
 多分、ここいらで、急降下するんとちがうか?
 選手は誰も、今のベンチを支持しとらんように見えるもの。
 なんとかせいよ!タイガースのフロントよ!

 ぐぁんばれ!タイガースの選手たち!!
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 22:22 | comments(1) | - |
2−3x 対横浜 黄金週間が終わり、暗黒時代が始まる
 相手の方が勢いがあっただとよ。
 言うに事欠いてこの有様。宜なるかな。最下位もあり得るよ。
 相手に勢いづかせたのは、どこの誰なんでしょうねぇ、真弓さん。
 相手の勢いを采配で削いで行くのがベンチのお仕事とちゃいますか・・・・。

 まぁ、同じように昨年の采配に?を付けられ、挙げ句ベンチで居眠りをこいたとかで、選手の心が離れたと言われた尾花監督率いる最下位・横浜に、こうもあっさり3タテ喰らうとは・・・・・。
 まぁ、この戦力で今の横浜に3タテ喰らうような芸当は、真弓阪神以外どこの誰にもできない芸当だろうねぇ。ホント。
 これがわざとでなければ、ある意味感心するよ。
 そういう人にチームを預けるタイガースのフロントに・・・・。
 そんな人が采配振るうタイガースを応援している、我々ファンの我慢強さに・・・・・。
 これは、一種の拷問だよ。我々ファンをサドとでも思ってるんかね。

 昔の暗黒は選手が小粒で、しょうがないね。フロントがなんとかしろよって思っていたけど、今回はひどいよ。
 戦力は間違いなく、ぶっちぎってもいいだけの物を持っているにもかかわらず、この有様だもの。
 そりゃ、選手も自分たちの生活があるから、このままでは終わらんだろうけど、その時にはもう時遅しって、せいぜいCSに滑り込むかどうか。挙げ句あっさり敗退でって展開が見えるようだもの。
 これまでの使われ方見てると、選手のやる気も失せると思うよ。

 大体素人の我々が外から見ていて、こんな風に感じるんだから、中に居る選手、そんな采配で使われる選手の不満たるや知るべしやろ。
 今の監督を胴上げしたいなんて声が一度も聞こえてこないのも、そんな理由かも知れん。
 本当は、真弓を傷つけたくなかったら、昨年で更迭しとくべきとこやったのだが・・・・。
 これは、さらし者に等しい状態になってきたかなぁ。

 選手には罪はないけど・・・・。
 ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 19:00 | comments(1) | - |
1−3 対読売 なんか、昨日から急に冷めてきた
 タイガースの打線がお寒いせいなのか、真弓監督の采配のせいなのか?
 昨日の審判のお寒い判定と脇谷のとんでもないコメントのせいなのか?
 今年のプロ野球の熱が冷めてきてしまった。

 だから、今日の試合もただ淡々と見ていた。
 絶対に好きになれないタイプの沢村に抑えられていて、いつもなら歯ぎしりするほど悔しいはずが、そういう感情が生まれない。
 「あぁ、タイガースの事だから、また新人へ初勝利を献上してしまうんだなぁ・・・・」
 という、漠然とした気持ちしかなかった。
 これが、初回に満塁から金本が一撃入れていたら、ずいぶんと気分も変わったかも知れない。

 昨日の試合の審判と脇谷の罪は重い。
 脇谷も「審判の判定に従いました。」くらいにしておけばいいものを、言うにことかいて、「捕りましたよ。自分の中ではスレスレのところでやってますから。VTR?テレビの映りが悪いんじゃないですか」は、言い過ぎやろ。
 自分では絶対に落球を自覚できてたろうに、こいう繕い方をするのはいただけない。
 こういう選手に「野球で日本を元気に」なんていって欲しくはないわな。萎えるよ、ホンマ。
 すぐに、返球の体制をとらず、落球とそれをごまかそうとする間に2点を失うところだったのだからなぁ。
 まぁ、脇谷にとっては、「騙したもん勝ち」やったんやろうなぁ。悲しい選手やで。
 もう、きっとこういう選手は2度と見たくない選手の一人になっちまったなぁ。

 まぁ、こんな下らん選手の為に、野球へ熱が冷めるのももったいないことなんだが、立ち直るには少し時間が必要かもね。
 逆に、冷めた冷静な眼で試合を眺めるチャンスかも知れない。
 本当は、もっと熱くなって、元気になりたかったんだけどねぇ。
 
 まぁ、これから熱を取り戻せるかどうかは、タイガースの戦い方に懸かっているんだけど、今日のような試合じゃ無理だね。
 もっと、もっと、熱くなる物を見せてくれって。
 下手な審判にも下衆な選手にも負けない強さを見せてくれ。

 ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 21:32 | comments(0) | - |
2−1 対広島 今日は、競い勝ってみせる
 昨日は打線が機能した勝利であり、今日は、ピッチャーが踏ん張っての勝利。
 統一球の登場で、今季は、こういう試合が多くなるという手本の試合でもあった。
 
 スタンリッジは、7回を2安打で締める。
 昨年の投手陣崩壊状態から、緊急補強した元鷹戦士なのだが、ほんと獲っておいてよかった。
 このスタンリッジがシーズン当初から居てくれるのだから心強い。
 心配は、今季が電力不足からデーゲームが多くなるということ。苦手なデーゲームで投げる機会が増えるのだから、この点が少々心配だ。(笑)
 
 昨日は、嶋に痛い一打を食らって失点んしたコバヒロ。
 今日も同じく嶋に2ベースを食らうも、後を抑えて、無失点。これで乗って行けるかな?
 まぁ、早くも嶋という苦手を作ってしまった感はあるけどねぇ。それでも、嶋は実力者だから気にしてはいかんと思うよ。
 久保田を温存して、球児に繫げたので、役割は十分果たした。

 球児は、これくら当然。
 早くも連投の試運転というとことか。
 暑くなるまでは、徐々に上げて行けばいい。勝負は夏場のデーゲーム。あの汗がどうでるか?
 
 打者では、俊介がいい仕事。
 昨日の最後で1本でたのがよかった。2年目のジンクスじゃなく、2年目の飛躍に期待したい。
 俊介がセンターに固定されることで、外野守備は幾分助かる。
 本来なら、マートンをレフトに、俊介をライトで、センターに浅井っていうのが一番守備的に安心できる。
 まぁ、守備固めの時にでも考えてみてよ。

 なかなか良い滑り出しだ。
 ここは、明日もって欲が出そうだが、明日は誰が投げるのか?
 予想は岩田?
 岩田はDと相性がよいので、下柳あたりを使うと面白いと思うのだが・・・・。
 
 ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 21:47 | comments(0) | - |
再び、開幕間近
 いろいろあったが、セパ同時開幕の12日が迫ってきた。
 プロ野球の一体感と経営の問題が錯綜した、震災後の対応だが、これで一歩前へ進めることができるか?

 この開幕の延期がもたらした問題は、大きい。
 電力の問題として、この期間の延期で問題は解決された訳ではない。
 開幕後、夏に向かえば電力消費量は間違いなく増えるだろう。そこでナイター開催の問題。ドーム球場の空調問題。どれも、まだ解決した訳じゃない。
 それでも、延期しての開幕を、セパ一致でという選択をした選手会。これは、大きな決断だし、それなりの覚悟があってのことなんだろう。

 集客力が落ちる平日のデーゲームが多くなる。
 入場料収入が減る。それに伴い球場内での飲食、グッズの売り上げも減るだろう。また平日昼間の中継では、ただでさえ視聴率が下がってきているTV中継を支えるスポンサーがあるのだろうか。なければ中継が減り、放送権収入がなくなる。
 これは、球団経営を直撃するだろう。
 以前から経営危機を言われる、横浜・ヤクルトなどは、それこそ身売りの危機が訪れるかもそれない。
 それは、選手会が一番危惧した、前回はストまでして反対し獲得した12球団・2リーグ制の崩壊にも繋がりかねない。
 球団の収入が減り、経営が維持できないという球団に、144試合すべてやる遂げたのだから、給料をちゃんと払えていえるのだろうか?
 その年俸を維持できなく、球団を手放すという結論にしかたどり着かなかった場合、選手会としてはどういう対応をとるのか?
 この震災の影響で、減収を余儀なくされた球団の選手だけに、減俸を覚悟させるのか?12球団一致の問題として捉えるのか?

 今回の件は、放送権やグッズなどプロ野球としての収入のあり方やその分配方法など、考え直す機会になるのではないだろうか。
 こういう時に、しっかりした意見と指導力のあるコミッショナーが望まれる。そのコミッショナーに、権力と責任を持たせるシステムが必要。今のように、コミッショナーの任命権が各球団のオーナー会議によるようではいかんと思う。そういうことから解決していかんと、このオフにもうひと揉めあると思う。

 そういう中で、少ない黒字球団としてのタイガースの持つ役割は大きい。
 いつまでも読売の太鼓持ちをしているだけでなく、真のリーダーシップを発揮して行かんといかん。
 読売も、この震災での影響を受ける球団のひとつなんだからなぁ。

 さて、その開幕が近づく。
 戦力の充実は、多分優勝してもおかしくないだけのものはある。
 後は、ベンチワークがちゃんと機能するか?
 特別な年になるだけに、なにがおこるかわからない。144試合行える保証も無いと思う。
 いつどこで、どうなってもタイガースが1位に居ることが出来るかは、ベンチに懸かっていると言っていいだろう。
 ほんまに大丈夫だろうか、うちのベンチは・・・・・。

 ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 18:35 | comments(0) | - |
非常時の野球について
 昨日、タイガースは「話題のハンカチ」を打ち込んで、オープン戦の勝率が1位になったんだと。
 斉藤祐は、対戦した久保のようなPを目指すべきだろうなぁ。きっと、よい手本になったと思うよ。
 本来なら、これで意気揚々と公式戦の本番に臨むとことだが、今年の様相はちょっと違う。

 東北関東を襲った、史上最大とも言える大地震。
 寅吉も、あの日は仕事中、ビルの7階の事務所に居て、余りの揺れの激しさに、床が抜けて階下へと陥落して行くことを覚悟した程だった。
 東京でこうなのだから、東北はたまったもんじゃない。
 その後の大津波に、福島の原発の問題も相まって、史上最悪の惨事ということになった。
 あの日は、帰宅困難者も出て、寅吉も帰宅難民状態と戦いながら、夜中の12時過ぎに帰宅した。

 休みが明けると、「輪番停電」という名の「無計画停電」施策で、都内の交通が混乱。
 先週は、ほとんど通勤時間が1.5倍程の時間がかかった。
 コンビニ・スーパーからは物がなくなり、ガソリンの不足でGSに長蛇の列ができていた。
 そういった都民が混乱の中、発表されたセリーグの25日の予定通りの開幕強行。
 これは、どう考えても支持を得られる訳がなかった。

 パリークが開幕を4月12日へ延期することを発表していたから、尚更このセリーグの決定がエゴを丸出しにしているかのような印象を与えた。
 パリーグに追随なんかしたくないという、元球界の盟主による先導に、逆らえない他5球団の図式が作り出したものとも言える。
 これに対して、選手会や文部科学省から、再考の支持があり、その結果が付け焼き刃な1カード延期しての29日の開幕。
 しかも東京ドームでは、4/5戦からナイターで開催という暴挙。
 そりゃ、使用電力を40%かっとする節電ナイターと言っても。デーゲームにしても多くの電力を消費するドーム球場だ。普段ばんばん浪費している主婦が、その出費を4割抑えたからと言って、それを節約とはよばんだろ、ってことで、周りが「計画停電」で不便を強いられている中の東京ドームでの開催に理解を得られる訳がなかった。

 Gもタイガースを含めたセリーグも、もう少し考えれば良かった。
 コミッショナーも、強制的にパリーグと同条件での開催に指導すればよかった。
 せめて、ナイターは東北・東京電力の区外で開催するか、東京ドームのカードを他球場に振り分けるすればよい。
 「東京ドーム」の収入が減るというかも知れないが、この状態で無理矢理開催して反感買うことの損失の方が遥かに大きいんと違うか?
 いっそ、屋根のある建物だけに、避難所として提供でもしたほうが、遥かに宣伝になるのと違うんやろか。

 こういう非常事態こそ、なにが出来て、何が出来ないか。何をしてよいか、何をしてはいけないのかを客観的に考えないと。
 野球という興行であり、娯楽は、何の犠牲の上に成り立ってはいけない。
 電力の問題で困難があれば、その困難や迷惑や我慢を強いることがなく、開催する方法を考えることだ。
 神宮を東京ヤクルトと併用したり、千葉マリン(QVC)の併用などを考えて、デーゲームで開催するということを考えだってある。
 なんか、パリーグに歩調を合わせられるかていう、小さな見栄で動いているようにしか見えないんだよなぁ、ナベツネさん。
 しかし、そういうGを諌める立場にあるのが、今のタイガースの立ち位置だと思っていたのだが、今のオーナー、球団社長はナベツネ」の腰巾着化していていかんよなぁ。野崎さんだったら、敢然と読売を諌めたのだろうけど・・・・。
 そういう意味でも、星野さんを失ったのは大きい。
 まぁ、そういう人だから煙たがられたのかもしれないが・・・・・.
 タイガースのフロントには多いに失望させられたことは確かだ。

 悪いことは言わない。
 12球団んで一丸となって歩調を合わせて、この難局に対処しようよ。
 それが、プロ野球の使命でしょ。
 そうした上で、選手にはその条件での最高のパフォーマンスを見せて欲しい。

 ぐぁんばれ!タイガース
 がんばれ!東北
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 22:06 | comments(0) | - |
貧打か、調整途上なのか
 昨日今日の対横浜戦。
 昨日の初回に5得点取ってから、今日の最終回に3点取ってサヨナラするまで、無得点。
 とにかくオープン戦では、ここまで点が取れていない。
 元々、点を取ることが下手なチーム。
 統一球で飛ばなくなった影響か、タイガースにオープン戦でHRが今のところ出ていない。
 
 期待された若手は、一番結果を出していた高濱が人的補償でロッテへ移籍。
 それまで当たっていた柴田も、このところ脆さを露呈し、坂は力みからか結果がでない。
 地味に俊介が、やはり去年の経験は伊達じゃないところを見せつつ、打撃では林が抜きに出てまう。
 そうそう、昨日今日とやっと森田がいいところを見せたか?
 それでも1軍の代打要員としてベンチ入り出来るかと言えば、まだまだ疑問符。やはり、林・桧山の方が一日の長があるってもんだ。

 ボールが飛ばないことで、余計な力が入って、打撃を狂わせているのでなければいいのだけれどねぇ・・・・。
 主力が調整途上で、チャンスを与えられている若手の成長がいまいちという現象なのかと思っているけど、ちょっと心配だわな。
 いくら今季の投手陣が充実していると行っても、何がおこるか解らんのがこれからの調整。
 去年も岩田が離脱した瞬間に、心もとない投手陣に変わって行ってしまったからなぁ。
 やはり、打撃が去年のような力を発揮しないといけんよなぁ。

 そういえば、人的補償は高濱だったなぁ。
 残念と言えば残念。
 高校ドラフトといえ、ドラ1だからな。あの中田翔のライバルでもあったわけだからなぁ。
 去年までの状態でプロテクトしろという方が無理なのかも知れんが、ドラ1で取るほど買っていたのなら、もっと方法があったのと違うかな?
 ドラ1をプロテクトしないてことは、スカウトを間違えましたって言ってるようなもんと違うかな?
 まぁ。コバヒロの決断の遅さと、タイガースのプロテクトリストの提出の遅さが招いた悲劇かも知れない。
 もっと、早くコバヒロに決断してもらい、リストを渡せば、キャンプ前か、序盤で金銭に落ち着いていた可能性が大きいと思うもんなぁ。
 高濱にとっては、タイガースの内野が固まっているのだか、西岡のメジャー移籍、今江の故障が言われるロッテの方がチャンスを得やすいかも知れない。
 がんばれ!

 ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 20:02 | comments(1) | - |
実戦モードと突入
 オープン戦も始まり、タイガースは1、2軍合同の紅白戦。
 ここで、2軍に不振り落とされると、開幕ベンチが危ない。
 逆に、ここで認められれば、安芸に残り、1軍キャンプに帯同できる。
 そんな条件の中、若手はもっと必死であるべきだと思う。

 昨日の紅白戦では、2軍にいた高濱が猛アピール。
 1軍キャンプに加わっていた野原将の覇気のなさと好対照。立場逆転が伺わせる。
 それほど、ことバッティングに関しては、高濱の天才的なバットコントロールが際立つ。
 故障さえなければ、1軍で使ってみたい選手だ。
 掛布の再来を思わせる部分があり、魅力的だなぁ。

 あとは、野原裕也の必死さがよいね。
 掴みかけたチャンスを手放した悔しさが出ている。
 寅吉期待の甲斐は、故障で出遅れているねぇ。彼も潜在能力は高いが故障で泣くような選手になってしまわないか心配。
 柴田も、昨年の死球骨折から、俊介に取って代わられたことの悔しさがあり、元気な動きをしているが、どちらかというと「お調子者」の雰囲気があるため、ポカが心配やなぁ。

 後は、目立つのはレギュラークラスの実績型の選手ばかり。
 若手の底上げっていうかけ声がむなしく感じる。
 12球団一温いタイガースのキャンプで甘んじていたら、いつまでたっても1軍には届かない。
 今をもって、一番練習する選手は、「鳥谷」って言われることを反省しないと・・・・。
 レギュラーの道は遠くて厳しいぞ。

 ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 22:44 | comments(2) | - |
球春到来
 プロ野球のお正月。謹賀新年、キャンプ・イン。
 ついにキャンプに入りましたなぁ。
 また、イライラさせられながら、期待をしながら、一喜一憂の長いシーズンに突入ですなぁ。

 今年もスカイAスポーツ+さんで、「猛虎キャンプレポート2011」のお世話になります。
 今日の見所は、投手陣。
 能見、岩田といったところが気持ち良さそうに投げていた。
 スタンリッジ、メッセンジャー、そして下柳までも初日からブルペン入りしているのは驚いた。
 能見は完全に自信をつけた。
 岩田は、復活への力強い決意みたいな物が見て取れた。
 そして、期待の左腕、小嶋、筒井、ドラ1・榎田が並んで投げていたけど、寅吉には、どうしても筒井がよく見える。
 解説の中田良弘さんは、榎田を絶賛していたが、去年はフォッサムを絶賛してただけに、どうなんだろう。
 寅吉は、やはり筒井に期待かなぁ。

 FA移籍のコバヒロもブルペンに姿を見せた。
 ここで気がかりなことがあるんよなぁ。
 コバヒロがどうこうでなく、FA移籍の補償の問題。
 千葉ロッテが人的補償を選べば、今日宜野座にキャンプ・インしたメンバーから誰かが取られるかも知れん。
 コバヒロ獲得が長引いたためなんだが、タイガースのプロテクトのリストはまだ千葉ロッテには渡っていない。
 プロテクトする28人を選ぶのは、非常に難しい作業であることは解るのだが、コバヒロ獲得に名乗りを上げている以上、その時点である程度の用意はしておかないといかんのじゃないだろうか。
 コバヒロの獲得が決まったと同時にリストを渡し、キャンプ・インまでに決めてもらうよう千葉ロッテに頼むことも出来たかも知れん。
 そうすれば、同じキャンプを過ごしている途中で、球団が変わるという悲劇もなかったかも知れない。(もっとも千葉ロッテが金銭を求めることもあるのだが・・・・)
 でも、人的補償を求めたとき、移籍してきたコバヒロと、その代わりの補償として千葉ロッテへ移籍しなくてはいけない選手が、同じようにタイガースでの活躍をするため同じキャンプを過ごしている訳だ。どちらも複雑な心境になるんと違うか?
 なんとか、してやって欲しいなぁ。

 おっと、いきなり暗い話になってしまった。
 これから、キャンプをみて期待の選手を見つけるのも、この時期の楽しみ方。
 去年の秋季キャンプは12球団一の温さと言われたけど、このキャンプはどうなんやろ。注意深く見守りたいね。
 日ハムや楽天のキャンプも盛り上がっているみたいだしちょっと気にはなるところだ。
 しっかりやらんと、みんな話題を持って行かれかねんからなぁ。

 ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 22:04 | comments(1) | - |
遅ればせながら、アケオメ
 新年の更新がずいぶん遅くなっってしまった、メンゴ。
 ここまで来たら、プロ野球の新年はキャンプインとかいって、2月1日まで待てば良かったかなぁ。

 それはさておき、大きな補強がなかったこのオフに、千葉ロッテのコバヒロ獲得の話。
 投手陣の補強として、現状ではベストとは言わないまでも、ベターなのかも知れんなぁ。
 それでも去年の「城島獲得」程のインパクトはないか・・・・。

 日本シリーズで見たコバヒロは、なんか先発でバリバリやってた時の迫力、あの05年のシリーズでやられた時のキレがなくって、一抹の不安があるんよねぇ。
 果たして、球児の前を任せられるのかなぁ。先発で考えた方がいい気がしてしょうがないのだが・・・・・。
 まぁ、寅吉ならコバヒロを先発にして、安藤を中継ぎで再生する方法をかんがえるがなぁ。

 本当は球児を7回に持って行って、久保田を抑えにする03年型がベストだと思うんだよね。
 岩田がしっかりすれば、球児・能見で7、8回をピシャッと相手の流れを断ち切って、久保田に渡すって形ができないものか。
 コバヒロが先発できれば、岩田・久保・スタン・コバヒロ・秋山に下柳・筒井・小嶋・榎田の左に、2年目の二神・鶴の右の内誰かでローテ廻せるんと違うかなぁ。中継ぎに、西村・安藤と左の江草・藤原で、抑えが球児・能見で久保田と続く。
 結構、必勝パターン確立えきるんと違うか?
 まぁ、監督が真弓だけに、これは寅吉の初夢として消えるんやろうけどなぁ。

 さて、今年こそ優勝の期待が高いだろうシーズンももうすぐ。
 あと10日もすればキャンプインだ。
 しかし、何故だか盛り上がりに欠けるよなぁ。
 開幕から不調で、真弓監督が途中で休養なんていうシーンが浮かんじゃったりするもんなぁ。
 それは、寅吉の正夢でなく、逆夢であることを願うばかり。

 ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 21:47 | comments(1) | - |
’10を回顧する(愚痴る)
後今年も残すことわずか1日。
 「あと1勝届かなかった。」「悔しい」と何度も聞いた年だったけど・・・・
 その声が、心の底からの声のように聞こえないのは、何故なんだろう。

 後1勝足りなかったって、本当は2勝でしょ。
 中日と並んでも、前年が中日が上だったんだから、1勝上回らなかったら、優勝はなかった訳だし、2勝足りなかったんだよね。
 その上、「悔しい」って言葉を、決めゼリフのように話すけど、それは単に常套句として使っているだけで、心底そう思っている気持ちが伝わってこないんだなぁ。
 特に監督。
 挨拶の度に「悔しい年だった」って口にするけど、顔はニコニコ、言葉はヘラヘラ。
 なんか、口とは裏腹に、「良くやった年だった。」とでも思っていそうな口調だもの。
 選手達だって、「そりゃ、監督があの人だから、しょうがないんと違う?」ていう気持ちが見え隠れしていて、とても「選手の力だけでも勝ちたい。」といった意識を持ち続けていたとは思えない気がする。

 試合毎、振り返れば悔しい試合や惜しい試合も多々あった。
 でも究極の原因は、選手の役割を不明確にしたまま、行き当たりばったりで、そんの時調子良かった選手、特に中継ぎ投手陣の酷使と、球児へのしわ寄せ。
 勝負所を見誤って、シーズン中盤からの特攻ローテによる息切れ。
 それが、すべてだろう。
 今年の打線から、来年は投手が立ち直れば、優勝で出来るなんて甘い考えをしているとしたら、その方が怖い。
 打線では、誰も今年以上に、今年同様に打てる保証なんてないんだから。
 逆に、今年がその選手のキャリア・ハイに終わる可能性だって多いにあるんだからねぇ。

 まぁ、今までの補強も地味に終わってる。
 決して、今年を過信しているとは思わないが、球団として「真弓監督は良くやっている。」などという見方や。12球団一、温いと言われた秋季キャンプのことを見ても来季への心配は募るばかりだ。

 本来は、ここで来季への明るい希望を語りたいところなんだが、なんかその希望の灯が見つからないでいる。
 そうか寅吉の考えが杞憂で終わり、明るい年になることを願っているけどねぇ。
 選手に「変わってもらわねば」という監督。
 本当は、一番変わらなきゃいけないのは。真弓監督自身のはずなんだけどなぁ。

 ぐぁんばれ!タイガース

 PS 良い年をお迎え下さい。
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 23:48 | comments(1) | - |
どこへ向かっているの?
 城島が半月板損傷で来季の開幕に間に合わない。
 そこで、楽天の藤井のファに参戦て、どこも手挙げとらん選手やでぇ。
 この選手に大枚はたいて、小宮山や清水のチャンスを塞いでええんかな?

 例えば、同じファ市場に狩野が出たとする。
 どの球団でも、藤井より狩野に手を出すんと違うか?
 狩野が、清水でも小宮山でも構わんよ。結果は一緒やろ。
 でも、タイガースのフロントは藤井をとりに行くんやから、不思議や。
 藤井にしても、こんなフアンに歓迎されていない声を聞きながら、城島の復帰を待つ間だけのパートタイマーの為に、タイガースに来るのも辛いんじゃないかなぁ。
 でも、そうわならないという浅はかな希望と、目先の条件で、喜んで来るんかいな?

 大体、本来なら細川とかに手挙げるべきところ、それじゃ城島復帰までのパートタイマーには納得せえへんから、そういう待遇でも文句言いそうもない藤井に行くんのが見え見えや。
 なんとなく、星野を切って、真弓を続投させた球団のやりそうなこっちゃ。同じ発想の臭いがする。
 まぁ、どちらも開幕1ヶ月でお役御免になるんと違うか?
 タイガースは、どこへ行こうとしてるんやろ・・・・。

 そういえば、ベストナインにはトリが選ばれたね。
 しかし、GG賞の演出には疑問があった。
 なんせ、外野手でスレッジやラミレスに投票する記者がいるのだから・・・・。
 5年以上のスポーツ担当記者の投票らしいけど、どうなんだろう?
 無記名なんかにしないで、堂々と名前を記入し、投票理由でも述べさせてみればいい。
 そうしないと、こんな素人以下の選考(投票)がなくならないんと違うか?
 ベスとナインもそうだけど、賞の権威がどんどんなくなる。
 オールスターのファン投票よりひどいレベルの賞になってしまうで、ホン。

 しかし、タイガースはどこへ行くんだろうか?
 また、暗黒に向かっている訳じゃないだろ?頼むよ、ほんとに。

 ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 20:23 | comments(1) | - |
温い秋季キャンプ
 日本シリーズが終わった。
 試合としては、大変面白く、どちらに転ぶか最後まで解らない展開に、結構ドキドキ楽しませてもらった。
 あの、「な〜んでも、わかちゃってんだ。」って顔ベンチに座っている落合監督が、思い通りにならずに、態度と裏腹に焦っていたのが解っておもしろかったね。
 タイガースも、千葉ロッテのように戦えればいいのにって思わなかった?よく今岡に聞いてみた方がいいよね、対中日の戦い方。
 
 これで、ペナントをもたないチームが日本シリーズを制した2例目になった。(ちなみに最初の例は、破れた中日なんだけど・・・)
 これが、このシステムの目的っていえば、そうなんだけど、なんかしっくりこないよなぁ。
 プロ野球ファンとしては、リーグ制覇を成し遂げたチームが、覇権をかけて雌雄を決する戦いを見たいという思いが消えないんだよなぁ。
 だって、千葉ロッテって失うものは、なにもないじゃない。
 ホークスもドラゴンズも、負ければリーグ優勝の勝ちそのものを失うという状況で戦っているんだから、それは大きなハンデだと思うよ。
 前にも書いたけど、CSで下位チームが上位に勝負するには、やはり場に掛け金を置かなくちゃいけないんと違うか。
 例えば、3位が2位に挑むのは、ドラフトの2位の指名権、リーグ優勝チームに挑む時は、ドラフトの1位の指名権とか。そして千葉ロッテのようにペナントを持っていないチームで別リーグの優勝チームに挑む日本シリーズでは、同じくドラフトの1位指名の権利を場に置かないといけないと思うよ。もちろんその挑戦を退けたチームは、その指名権をいただける。そうでもしないと、上位チームだけが失うだけの構図は変わらんよ。下位チームの「お気楽な挑戦」は続くよ。

 さて、その舞台に出ることが叶わなかったタイガースは、今秋季キャンプのまっただ中だ。
 何故か、続投の上、複数年契約を勝ち取った真弓監督は、若手を中心に鍛え上げるキャンプを唱ったはずだったが・・・・・。
 聞こえてくるのは、相変わらずのタイガースキャンプの温さ。
 徹底的に鍛えることが出来るこの時期に、3勤1休という12球団一の温いスケジュールなんだと。昨日破れたドラゴンズは春季キャンプでさえ6勤1休という、質量ともに12球団一と自負するキャンプを送るという。
 そこまで行かなくとも、この時期には最低限4勤1休くらいは当然だと言うのに、デイリーの記者もあきれながらその温さを書いていた。
 若手は休日返上で練習するから良いというかも知れんが、そういうことよりそういうスケジュールを組む首脳陣の考えの温さ、それが中日との差になっているんじゃないのかなぁ・・・・。
 まさか、真弓監督の休日の楽しみ(ゴルフ)のための、3勤1休なんじゃないかと、穿った見方をしてしまう、この温さだ。

 昨日の練習は、フェンス際の捕球といって、フェンスによじ登るようなアクロバティックな練習をさせているのが載ってたけど、なんだかなぁ。
 これから力を付けて行く若手が中心なんだから、1軍に負けない体力を付けるような練習と、基本的なプレーをしっかりできるよう鍛えるのが筋なんじゃないのかなぁ。
 なんか、新聞の写真を見ると、遊び半分で、その温さしか伝わってこないんだけど、果たしてこれでいいのか?
 いいわけないと思うんだけど、どうなんだろう、真弓さん。
 本当に、今年の結果を悔しいと思っているのか?
 その悔しさも、結構温かったんじゃないか?

 本当に、ぐぁんばってくれよ!若トラたち。
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 20:06 | comments(1) | - |
いち、に、さん、一二三だぁ〜!
 結局ドラフトもはずしちまったなぁ、真弓さん。
 まぁ、岡田前監督のはずしっぷりに陰が薄れたけどねぇ。どうせなら岡田さんくらいはずせば、また存在感があったかも知れんがねぇ・・・・。
 岡田さんのはずしっぷりは、笑かしてくれたし、それはそれで楽しめたからいいやね。

 ということで、タイガースのドラ1は、東京ガスの榎田投手。
 前評判では社会人No1左腕ってことだが、VTRをみると、よくまとまった投手やね。左腕特有の威圧感や荒々しさはなさそう。
 コントロールとキレで勝負するタイプなのだろう。昨年の藤原もそんな感じだったけど、同タイプかも知れん。
 デイリーの一面も、ドラ2の一二三に奪われていたし、ちょっと地味かなぁ。まぁ、それを覆すような化け方を期待しよっと。

 そのドラ2が東海大相模で夏の甲子園準優勝Pの一二三君。
 優勝Pの島袋君が進学でドラフトの対象から外れただけに、高校では一番の注目選手だったかも知れない。
 寅吉は、彼のようなPは好きですよ。結構、変則Pフェッチなんで、アンダーハンドとかサイドハンドのPは好きなんだよねぇ。
 古くは山田久志(阪急)や金城基泰(広島)やタイガースでは上田次郎さん、あまり活躍できなかったけど大洋の田村政雄、タイガースにいた田村領平君の父上など、好きなPだったし、今も千葉ロッテの渡辺俊介が好きだなぁ。
 だから、一二三がこの夏、サイドに変えて150kmをオーバーする速球を投げて活躍するのを見て、結構フアンになってたんだよなぁ。
 でも東海大相模だから、Gとデキているって思ってたんで、タイガースの指名があるとは思わなかった。
 サイドスローの本格派Pとして大きく育って欲しいなぁ。期待しているぞ。

 そういえば、3位で岩見が残っていたのに、行かなかったんやねぇ。
 岩田の岩に能見の見で岩見。同じ左腕だし、榎田とは反対し左腕らしい荒々しさを持ったP。大化けするならこの岩見かと思っていたけど、広島に持っていかれた。大阪ガスだけに囲えないもんかなぁ。
 思えば、星野監督のとき、自由枠の江草から、中村泰、三東と左腕を軒並み行ったことがあったなぁ。「左はいくらいてもいい。」っていうポリシーからだったと思う。
 そういう意味では、岩見も行っておいてよかったと思うんだが・・・・。
 まぁ、3位で指名した中谷君が、あそこでなければ取れなかったのだろうし、その価値がある選手であったということなんだろう。将来のポスト城島を期待していいのかな?

 なんか、ドラフトが終わったら今季のすべてが終わってしまったようだが、明日から日本シリーズなんだよねぇ。
 ちょっと盛り上がりに欠けるけど、地味なチーム同士かもしれんけど、面白い試合をやって、日本シリーズの存在感と野球人気の回復をお願いしたいね。
 このドラフトの新人君達もいずれ「日本シリーズ」という舞台で活躍できるような選手になることを期待するよ。

 ようこそ、そして、ぐぁんばれ!若虎たち。
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 22:33 | comments(1) | - |
ドラフト前夜
 明日はドラフト。
 今年はハンカチ世代と言われる大学生が豊作と言われる。高卒でプロ入りした同期にもマー君や坂本、マエケンや野原将(?)などレベルが高い世代と言われている。注目度は高いんやろねぇ。

 でも、なんだか日本シリーズも終わってないのにドラフトっていうのもねぇ。
 やはり、ドラフトが終わって完全にオフに入るという記憶が長いとなんだかもう日本シリーズも終わってしまったような錯覚に陥るよ。
 まぁ、それだけ注目度が低いってことかも知れない。試合も1、2、5戦は地上波での中継はないという。
 そうしたのは、CSなんていうへんてこりんな制度を作ったからに他ならないのだけど・・・・・。
 
 CSが終わってドラフトだから、日本シリーズがなくたってそんあ影響はない。
 だって、リーグのチャンピオンフラッグを持たないチームが、覇権をかける試合に出てくるんだからね。
 別に千葉ロッテが悪い訳じゃない。
 千葉ロッテは制度に則って、堂々と日本シリーズへ駒を進めたのだから、立派だと思う。
 ただ、こういう制度を作った機構側に問題がある。
 セリーグの勝者がリーグ3位のGだったっらどうなのだろう。
 リーグ3位同士で争う日本シリーズだ。3位決定戦みたいなもんか?
 裏でホークスとドラゴンズで練習試合でもやればいい。そうしてどっちが注目を集めるか試してみればいいと思ったもんだよ。
 まぁ、ドラゴンズが勝って、リーグチャンピオンフラッグを持ったチームが出てきてくれたから、なんとか体裁がとれて機構側は助かったんだろうけど・・・・。
 この制度のお陰で、唯一リーグチャンピオンでないのに日本一の称号を与えられたドラゴンズに助けられたのも皮肉だけどね。(西武・千葉ロッテは、CSでの勝利チームがリーグ優勝となる時代のときだったからね。)

 どうせなら、1位同士、2位同士といったように、同順位の試合をして。1位から12位まで決めるって言う方が面白いのと違うかなぁ。その順位決定戦のクライマックスが1位同士の日本シリーズってことで・・・・。
 6位同士の試合も、最下位決定戦として、ある意味マニアックな注目を集めそうだしね。

 いけねぇ、話が脱線してしまった。
 ドラフト、タイガースは誰にいくのだろうか?
 噂通り、大石(早大)へ行くんだろうね。
 どうせなら、斉藤へいけばいいのに。案外競合も少なそうだし、あれだけの人気とキャイアには、なんか持ている気がするんだが・・・・。まぁ、あれだけの人気者に行く度胸はないわなぁ、残念ながら・・・・。
 まぁ、競合で大石外して、高校生とか指名したりするんと違うか?または社会人の左あたり。
 くじを外しても真弓監督はエヘラエヘラ笑っているんだろうなぁ・・・・。
 あっ、また愚痴りそうだから、今日はこの辺で・・・・・。

 ぐあんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 20:34 | comments(1) | - |
1−3 対読売 CS 1st  勝ちにいく執念の差が出た試合
 なんでこんな緊張してんねん。
 失うものなどない、所詮おまけの試合やぞ。
 「いや〜、これで日本シリーズまで行っちゃたら、申し訳ないねぇ。」とでも思って気楽にやればいいものを。

 先発の能見の出来は、良くなかった。
 これも予想はできたこと。
 だいたいPは、開幕後1ヶ月経つと一度調子が落ちる。それは、開幕へ向けての調整や最初の緊張などから、疲れが出てくる時期だからだ。
 開幕から連勝を飾っていたPが最初の黒星を喫するのもこの頃が多い。
 能見は故障明け、1ヶ月。
 故障が癒え、復帰に向けての急ピッチでの調整、復帰後すぐに中四日だの中継ぎ起用だので使われてきて、疲れは今がピークだろう。
 実際今日のピッチングを見ていると、疲労感がありありだった。
 まして、このCSまでの間に、休みが入っているから、疲れが吹き出してきたのではないだろうか。
 しかし、真弓監督も、それくらいのことは解りそうなもんだけど・・・・
 何故に、あんな無理した使い方をさせてきたんだか????

 打線は例のプレッシャーには勝てません病を再発し、貧打状態。
 Pは完封でもしないと勝てやしないよなぁ。
 選手も星野流出、真弓続投が噂される中、急速にモチベーションが下がってしまったのではあいだろうか。
 実際、「監督を男にするために。」なんて言葉は、真弓監督になってから聞いた試しがない。
 こんだけ、選手とベンチに一体感がないチームが勝てるほど甘くないってことだわな。(この台詞、今年何回言ったかなぁ・・・。)
 
 対するGは、先発の東野の後、ゴンザレスを繫ぐなど、なりふり構わず勝ちにいく執念を表に出して戦っていた。
 悔しいが、原監督がシーズン終了の挨拶で「CSでは暴れます。」とファンに誓った言葉通りの試合をした。
 タイガースと比べて、選手とベンチの一体感は、Gの方が数段勝っている。
 真弓監督が、Gを差し置き「CSでは中日にリベンジ」などと語っている間に、足下をすくわれかねない。いや、もうすくわれているのかもしれないねぇ。
 能天気な真弓監督では、この厳しい短期決戦を戦うのは無理なんじゃないかなぁ。
 
 明日は久保が投げられるのだろうか。
 焦って、スタンリッジの先発なんて手を打ってくるのか?デーゲームで良くないスタンリッジを起用するのは一種の賭けだからなぁ。
 そういう賭けに、弱いタイプでしょ、真弓監督って。
 今シーズンだって、自ら動いて賭けに出た采配は、100%裏目にでているんだもの。
 いっそ、秋山で行って、メッセンジャーを待機させるか、下柳をもてくるかくらいの賭けに出ないと行かんのじゃないか。
 本当は、今日下柳くらい投げさせても面白かったのだけど、それで明日能見を残しておくっていうのも有りじゃなかたんかなぁ。

 まぁ、多くは期待していない。所詮、真弓監督がやることだ。
 選手も気楽に、おまけのゲームとも思ってやったほうがええのとちゃうか。泣きの1回を中日にお願いするには、やはり泣きながら戦う気概が必要だ。それができないのだから、あとは気楽になるしかないだろう。
 
 ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 17:53 | comments(1) | - |
CS前夜
 いや、ついに明日に迫ったね。クライマックスシリーズ。
 横浜に負けて、3位を覚悟したら、Gがスワローズに負けて、2位が、甲子園での開催が転がり込んできた。
 そりゅあ、興行的にみて球団としてはウハウハなのだろうが、実際はどうののだろう。
 甲子園と東京Dでやるのとどれほどの差があるのだろうか。

 打線が売り物のタイガースにとって、東京Dは逆に戦いやすいのかも知れない。
 プレッシャーに弱い体質は、甲子園での期待値に押しつぶされる可能性もありだと思う。
 これが、ナゴドと甲子園なら大違いなのだが、ここは1勝のアドバンテージも合わせて、逃した魚は大きかった。
 たった3試合で2勝で勝ち残りというファーストステージは、単に3連戦での勝ち越しってことだから、どうころんでもおかしくない。
 甲子園での負け越しっていうのもなかった訳じゃないし・・・・。

 しかし、タイガースはあくまでも正直だ。
 久保が新井の打球を当てて、調整に狂いが生じていることも、結局岩田が間に合わないことも公にしている。
 久保が大丈夫なら、逆に絶望的なことを言っておいて、初戦で能見を想定しているGに久保をぶつけるとか、間に合わない岩田を登録して、奇襲の先発があると思わせるとか、そういう腹芸を見せるところがない。
 もう、失うものは何もない立場なのだから、思い切ったことをしていいと思う。

 金本の使い方もそうだ。
 あの故障を抱えた肩を考えて、それでも必要なら4番を任せればいい。
 実際、あの守備を考えれば、4番でも打ってもらわんとあわないだろう。
 5番とか6番で起用するくらいの期待値では、あの守備に目は瞑れない。あの守備に目を瞑って起用するからには、4番を任せられるくらいでないとねぇ。
 ということで、CSは金本を4番に据え、開幕オーダーで行くくらいの考えがあっていい。
 繰り返すが、負けても何一つ失うものはない。
 ペナントの順位が下がる訳ではないし、個人成績も変わらない。
 そのかわり、勝って得るものは大きい。あわよくば日本一の称号が手に入るのだから・・・。

 立場はGも一緒。
 失うものがなく、得るものだけの戦いだ。思い切って向かってくるだろう。
 そういう意味ではGの方が、その意識がたかいかも知れない。
 決して怯むことなかれ、思い切ったプレーを期待する。気迫だけは負けるなよ。

 ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 23:12 | comments(1) | - |
7−2 対広島 CSに向けて
 2位確保に必死なのだろうか?
 これもよくわからない。
 5点差でも球児に締めさす。それだけ必死ということなのか、このところの不調により試運転を兼ねて見極めをしているのか?
 渡辺などは、しっかり休養を与えてCSに備えさすべきじゃないのか。
 つかれていなければ、良い仕事をするPなんだから、CSでは戦力になるはずだ。

 まぁ、2位と3位では、甲子園でCSができる、できないという違いはあるんだけど、たとえ勝っても、苦手・ナゴドで1勝のハンデを背負ってオレ竜と戦わなくてはならないという現実には変わりはない。
 まぁ、タイガース球団的には甲子園でCSができればウハウハののだろうけど・・・・・。

 選手は個人成績のため戦っていいよ。
 マートンは、あと一つで最多安打の日本記録となるし、トリは、初の3割に向けてがんばればいい。
 ブラゼルは打順を1番にでもしてもらって全打席HRを狙っていいんじゃないの。
 そうこうしているうちに、オレ竜は長い間実戦から遠ざかる。
 狙いめはここしかないのだけど、上手く行くかね。

 いい思い出のないCSだけど、この辺で一度「選手だけでも勝つ」って言うところを見せてもらいたいもんだ。
 それまでは、個人成績の為の消化試合を、実戦感覚を養う場にして、がんんばってくれや。

 ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 22:48 | comments(1) | - |
はじまる!
 いよいよ、開幕前夜。
 ろくに更新をしないまま、開幕になってしまった。

 開幕が近づくに従っての、故障者の発生。
 ことしがエースへの第一歩と思っていた、岩田の離脱が痛い。
 ここは、小嶋に昨年の能見のごとく化けることを期待するしかない。
 フォッサムが使えないと見るや、緊急補強?
 毎年のことだが、それでホントいいの?
 
 外野守備の不安が消えない。
 赤星の穴は、その機動力だけでなく、外野の守備そのものに穴をあけることなんだ。
 何故、平野をセンターに据えないか?
 本当に、マートンの守備で、金本・桜井の両翼が大丈夫なのか?
 与えないでいい特典を与えてしまうことにならないか?

 ランナー2塁で、ワンヒットで返ってこられる選手がいるのだろうか。
 ランナー1塁で、ヒットで3塁までいけるのだろうか。
 そんなことを感じさせないくらい、打ちまくってくれる打線なのだろうか。
 投手陣の多少の失点をものともせず、守備の不安も補っておつりがくるほどの打線なのだろうか。

 首脳陣と選手の溝は埋まっているのだろうか。
 真弓監督は、負けていてもベンチでエヘラ、エヘラ笑っているのを止めるのだろうか。
 もっと「勝ちたいんや!」の姿勢を全面に打ち出して、闘志を見せてくれるのだろうか。
 明日、答がでる。

 ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 22:26 | comments(1) | - |
阪神VSタイガース
 1軍居残り、及び昇格を賭けた、1,2軍合同キャンプの紅白戦が2日間に渡って行われた。
 ここまで安芸でキャンプを張っていた2軍メンバーは、この紅白戦で認められ、今日の帰阪メンバーから外れたいとこと。
 逆に沖縄・宜野座でキャンプを張ってきた1軍メンバーでアピールが不足してしていた面々や1軍枠が確定していないメンバーも、この2試合で自分の地位を固めたいところ。

 目を引いたのは、白仁田、小嶋の両投手。
 二神、藤原なんて話題をさらっているが、案外開幕のベンチには、この2人がいるかも知れない。そう思える投球だったし、自由枠入団の2人は、今季の新人に負ける気もさらさらないだろう。
 加えて若竹がよかった。
 是非、1軍に交えて欲しいねぇ。

 逆に、金村、杉山は、残念ながら開幕1軍はアウトだろう。
 開幕に照準なんて言い訳が出来る立場でないことも重々分かっているはずだし、ここでこのようなピッチングをしているようでは、下で一から作り直さんといかんだろ。
 特に杉山は、年々小ぶりなピッチングになっている。
 あの交流戦で松阪に投げ勝ったピッチングは、遠い昔のようだ。
 それを取り戻すだけの、必死さみたいなものも見えないし、キャンプレポートで映る練習ぶりも、なんかローテ確定投手のようなのんびり振りにしか見えなかった。
 残念ながら、もうその潜在能力を開花させることが困難になってしまっているのではないだろうか。
 次代の右のエース候補と思っていただけに残念でならない。

 打者では、高濱に雰囲気を感じる。
 体もしっかりしてきたようだし、故障癖さえ解消できれば、その打力をいかす方法を考えてやりたい選手だ。
 育成から1軍に残った田上もその守備力は高そうだね。
 でも、それはマートンの守備に不安がある裏返しというわけで、打撃の調子が上がらなければ浅井や藤川にチャンスが出てくるってことだわ。
 
 寅吉的には、センター1番に平野の起用を推すんだけどね。
 センターの守備で一番期待でき、経験値が高い選手だし、2番の小技が苦手な平野には、出塁率に拘ってトップバッターにさせたほうが、打撃を変えやすいと思うのだが。
 どちらかというとダボハゼ的に来た球すべてに喰らいついていくのが従来のスタイルだが、1番で出塁に拘ることで四球を選ぶことを覚えれば、赤星の代わりが勤まると期待しているんだけどね。
 そうすれば、2番に関本を使えるし、大和や上本を使う余地ができる。
 まぁ、上本はちょっと、いいとこなしだっただけに残念だけど・・・・。

 これで明日から、1軍でポジションを賭けた戦いが始まるわけだが、今回逃した中では、甲斐の潜在能力が高そう。
 開幕までにどこまで巻き返せるか期待したいところだ。鳴尾浜で牙を磨いて欲しいね。
 ベテランの高橋光は、全く持って安心。
 守備を鍛える必要のない選手だから、2軍においているが、開幕には右の代打の切り札としてベンチ入りしていることだろう。
 がんばれ!

 ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 23:32 | comments(2) | - |
キャンプ雑感
 今日は祝日なので、家でゆっくり「猛虎キャンプレポート2010」を見る。拡大3時間枠の放送で安芸の2軍キャンプの模様も紹介され、興味深く見させてもらった。
 しかし、家にいながらこうしてTVでキャンプの模様が見れるなんて、便利な世の中になったなぁ、なんて思わず感心してしまう。

 さて、沖縄1次キャンプは、第3クールに入り、実戦形式の練習が増える。明後日には、日ハムとの練習試合も組まれ、1軍定着を狙う若手にはテストが目前に迫っている感じだろう。
 ここまでのキャンプを見ての感想を取り留めなく書いてみる。

 筒井が良い。
 去年の1軍で投げた自身がついたのだろうか、新人の頃のような伸びやかさがフォームに戻ってきている。
 サイドスローを試したり、回り道はしたけど、やはり今の形が良い。
 腕の振りにも強さが感じられ、球速もアップしているように見える。もっともスピードガンでの球速はどうあれ、体感的な球速が上がっているという感じなんだが。
 岩田・能見といる左の先発。
 下柳も入るのだろうけど、筒井も面白いと思う。(どちらかというと先発タイプの気がするんだけど。)
 そうなれば、左腕王国の誕生だね。

 新外国人のマートンは、どうなんだろう。
 守備面で、赤星の穴を埋めることは、とうてい出来そうもない。
 バッティングは、シーツに良く似た感じ。外のボールになる変化球の見極めができるだろうか。
 打つときに、軸足がバタつくのも気になる。
 外野を狙う若手には、チャンスだが、寅吉にとっては、ラインバックのようにシーズンに入って変わってくることを期待しようか。

 その外野を狙う若手。
 寅吉的には、2年目を迎える柴田に期待していたんだが、どうも重めに見えて仕方がない。
 もっと俊足を生かした、軽さとかキレが目立たないといけない選手なんだろうけど、パンチ力見たいのを見せようとし過ぎてないだろうか。
 代わりに、新人で1軍キャンプに抜擢された藤川俊のほうが、そういったアピールが出来ている。
 赤星の穴埋めが、一番の狙い目だけに頑張って欲しい。あっ、2軍スタートの甲斐も見てみたいんだけどね。
 もっとも、寅吉は、センターで一番に平野がはまってくれることが良いと思っているんだけどね。

 鳥谷の動きがいいね。
 なんか、ひとつステージを上がったように見える。
 3割なんて言ってないで、首位打者とかトリプル3とか、大きな目標を抱いてもいいと思うぞ。

 以上が、ここまでのキャンプで目立ったところかな。
 実戦に入るともっと変わって来るんだろうけど、上本とか野原将とか、アピールが不足しているようなので、実戦で結果を出さないとイカンだろう。
 ますます厳しくなるが、がんばってや!
 また、気がついたことがあれば、書いてみたいと思う。
 
 ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 21:22 | comments(1) | - |
キャンプイン前日
 早いもので明日からキャンプだ。
 また、寝る前に「猛虎キャンプリポート2010」を、見て寝る生活が始まる。
 今年は、どう変わり、どう変わろうとするのか。
 注目点を挙げてみる。

 城島の加入、これが一番の注目点であることに変わりはない。
 城島の加入が、どう化学反応を起こすか。はたまた、核分裂に繋がるか。
 良い方向にも、悪い方向にもその影響度は大きい。
 特に、今季の巻き返しを図る、金本・新井の兄弟に、どう影響するかが鍵かな。
 
 金本は、キャンプイン前しきりに「選手は、勝ちたがっている。」「選手だけでも勝つ事を考える。」といった言動が取りざさされたが、かなり意味深なことばでは、ある。
 その選手だけの団結、モチベーションの高まりに、城島が加わってはいないだろう。
 それにどう加わるか、加わらないか、そこも問題のひとつなんだよなぁ。
 しかし、選手にこう言わしてしまう、首脳ってどうなのよ。
 真弓監督も、この辺をはっきりさせないと、強いリーダーシップ、勝利への執念を見せないと、選手から見放されそうで怖いわ。

 今季は、心ならずも引退に追い込まれた赤星の為、あの「江川事件」の犠牲者であるながらその強烈な「打倒・巨人」に燃えた小林投手の弔いに為にも、寅年の為にも、Gの連覇を阻止し、優勝しなくてはならない。
 それが義務付けられた年なんだ。
 そのために、明日のキャンプからどういう姿勢を見せてくれるか。
 思いっきり楽しみでもあり、思いっきり不安でもある。
 まずは、城島とポスト赤星の争いが注目の的かな。

 ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 22:22 | comments(1) | - |
09年振り返り
 大晦日になってしまった。
 今季は、Bクラスに転落したせいもあって、オフに城島の獲得、赤星の引退という大きなニューズがありながら、更新を怠る日々が続いた。
 やっぱり、勝たないとダメなんだよ。こっちの気分が大違いだもの。

 さて、新年を迎えるにあたり、今年を振り返っておかなくてはイカンだろう。
 契約更改の席でも一部主力選手から聞こえてきた声。
 今季、本当に勝とうと最善の努力をしてきたのか?
 この問こそが、今季のタイガースの姿だったと思う。

 星野監督時代の「勝ちたいんや!」「ネバサレ」の魂。
 岡田監督時代の「常勝軍団」「日本シリーズへの忘れ物」の奪回という目標。
 それに代わる、明確なターゲットがあったのだろうか?
 
 江草・渡辺の勝ち、負けに関わらない、登板。
 明確な基準をもてないまま、成功すれば続ける。失敗するまで続ける。一度失敗したら、もう使わない。
 そんな、起用法に選手が疑問をいだいても不思議じゃない。
 
 壊れた信号機、山脇コーチの判断ミスが多発。
 本当に、サードコーチャーとしての適正があるのか。検証したのだろうか。
 金本がセカンドランナーの時は、どんな状況でもストップさせたし、他の選手は打球の判断以前に「ゴー」と決めつけていたような指示。
 彼が、状況判断をできるようにならなければ、サードコーチの適性なしと、判断しなければいけないんと違うか。
 彼の判断で、無謀な本塁突入で怪我した選手もいるし、百害あって一利なしという指示ぶりだった。

 あっ、イカン。
 どうも今年を振り返ると、愚痴っぽぅなり、批判めいたことしか思い浮かばない。
 これじゃ、いけないので新年は、希望を書くことにしようか。
 ということで、今年の重大ニュースを思うところ順に挙げておく。

  \崟碓退
    ありがとう、来年は赤星の為にも、後継者と優勝を。
 ◆‐訶臚団
    来季の期待の一番手。
  ジェフ退団。
    もう一度、故障を癒してカンバックを。
 ぁ。達啼┐掘■促ラス転落
    来季は、必ずリベンジを。
 ァゞ睨棔■瓜邱脾拡、2度記録
    序盤のクライマックス。しかし、1試合は負けている・・・。
 う〜ん、やはりオフの話題が多いか・・・・。

 皆さんも、良いお年をお迎えください。
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 11:02 | comments(1) | - |
赤い星が流れた
 赤星が引退。
 あの小さな体で精一杯のプレーでタイガースを引っ張てきた。
 10年に満たない、短い現役生活をそのスピードで駆け抜けるかのように、走り、そして自ら終止符を打った。

 ここ数年のタイガースの強さは、紛れもなく赤星に由る所が大きい。
 03年の優勝も、05年も赤星の成績に引っ張られるかのようにタイガースは勝ち続けた。
 その中で、彼の小さな体は、悲鳴を上げていたのかも知れない。

 赤星が走ると、時が止まる。
 タイガースに、盗塁という新しい武器を身につけさせた。
 「新庄さんの穴は、自分が埋めます。」と言って、本当に埋めてしまった。
 穴を埋めて、その上に、山を作った。
 忘れられないことばかり。
 赤星が走り、無数のチャンスをこじ開けたこと。
 赤星が走り、無数の興奮をくれたこと。
 
 あの日、赤星がダイブして、おぶさって球場を後にした時から、この日が近いのではないかという予感めいたものがあった。
 それでも、自分が描く、来季のタイガースから、赤星の名は、消せなかった、いや消したくなかったのかもしれない。
 来季「赤星の復活が、最高の補強よ。グフフフ。」と前監督のように言いたいと願っていた。
 だが、彼は引退を選んだ。
 いや、選ばざるえなかった。

 赤星憲広には、「刹那」という言葉が似合う。
 「刹那」に掛け、「刹那」に駆ける。
 「刹那」に生き、「刹那」で活きた。
 その選手生命と引き換えに、僕らに与えてくれた感動に、お礼を言いたい。
 
 ありがとう、赤星 憲広。
 背番号 53
 
 シャープな打球 グランド突き抜けろ

 走れレッドスター  「Let's Go ! 」 赤星 チャンス切り開け

 「かっとばせー あーかーほしー」
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 22:16 | comments(1) | - |
ドラフトに思う
 巷では、日本シリーズなるものが開幕したらしい。
 しかし、まだ日本シリーズは終わってなかったんやなぁ。
 ドラフト会議が終わったから、もう日本シリーズも終わっているかと思ってたわ。
 CS争いから、CSの第一、第二ステージと引っ張りすぎやないか?
 まぁ、タイガースファンとしては、早くに撤退を余儀なくされたから、当事者でないので余計間延びした感がある。
 当事者の日ハムや読売ファンだけは、そんあことないんやろなぁ・・・・・。

 さて、終わったドラフトだが、菊池君は西武に持ってかれちまったねぇ。残念。
 それでも、通常ならドラ1候補となる、二神君と藤原君(濁らないで、フジハラって読むらしい)の大学球界の左右のNo1投手を指名出来たのは、良しとしなくてはならないだろう。
 なんか、中西、池田のドラ1候補を両獲りしたドラフトを思い出した。
 この年の3位が、マイク仲田。
 読売の熱望したこの高校No1左腕を3位で強行指名した年だね。
 そして、こんかいのマイクに当たるのが、4位の秋山君。
 愛媛・西条高校で甲子園にも出ている。
 投げては150km、打っては48本の本塁打という、投打に将来性を感じる選手。
 4位指名の評価の低さに、涙して悔しがったその気概もまた良しだ。期待しちゃおうかなぁ。
 位置づけはマイクだが、その姿は大魔神・佐々木の風貌。大いに期待だ。

 さて、問題は野手で、3位の強肩伝説を持つ福岡大の甲斐君と一緒に指名された、5位の近大・藤川君。
 なんでも、3位以下の評価で指名されたときは、社会人の東邦ガスへ行くという約束になっているとか。
 それを強攻指名したことで、タイガースが非難されていたりするのが不思議。
 タイガースの編成も「そういったことは知らなかった。」なんてとぼけてるから、ややこしい。
 単に、「指名の関係で5位でしか指名できなかったが、どうしてもタイガースに必要と思ったから指名した。タイガースの評価としては3位以上のものがある。」って、堂々と言やぁいいものを。
 それでも、藤川君が「どうしても3位以上でなければだめだ。」と思えば、約束どおり社会人へいけば、それですむ話、ちゃうのか。
 そうは言ったものの、実際タイガースに指名されて、プロに入りたい気持ちに揺らいでいるから、グダグダになる。
 本当にプロで勝負したいと思えば、素直に大学・東邦ガスに侘びを入れタイガースのスカウトを受ければいい。
 タイガースの編成だって、協力して大学・東邦ガスに筋を通す手伝いをしてくれるだろう。
 ドラフトで有る以上、どんな形であれ指名される可能性も、指名されない可能性だってある。
 指名されたことに、グダグダいっても、始まらない。
 「その程度の評価でしたら、プロへは進めません。社会人でお世話になります。」そう一言言えば済むこっちゃ。

 まぁ、こういう難儀なのがおってこそのドラフトなのかもしれない。
 先のマイク仲田だって、古くは田淵さんだって、みんあ強攻指名して、スカウトが努力して入団までこぎつけた選手や。
 それで、タイガース入団の道を選んでくれれば、もちろん思いっきり応援させてもらうさ。
 
 城嶋が来てくれて、新人の指名も終わって、あとはFAか?
 まぁ、ちょっとゴジラの動向がきになるところやね。
 木戸ヘッドがラジオで、「城嶋の他にもう一人、みんながビッシっとする選手を獲る」って言ってたらしいのだが、それがゴジラである可能性はないのか?
 秋季キャンプも始まっており、来季に期待がかかる選手もいるし、勝負を賭けなくてはならない選手もいる。
 まぁ、今期の反省と総括を踏まえて、来季の期待を、次の機会に書きたいと思う。

 ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 22:19 | comments(2) | - |
ウエルカム ジョージ・マッケンジー 
 終戦を迎え、心の整理もつかぬまま、CSを眺め、落ち着いたら更新しようと記事を書くにも遠ざかっていた。
 そんな時に、聞こえた「タイガース・城島獲得」への動き。
 それも、所詮ポーズで、結局古巣のホークスへ戻るのだろうと漠然と思っていた。
 
 そりゃ、そうで、ここ数年のタイガースの“獲る、獲る詐欺”と呼んでもいい惨状。
 黒田に三浦、新外国人、どれもこれも最終的には裏切られてきた。
 しかも、今度は城嶋だもの。
 生まれついての薩摩隼人。
 故根本さんのウルトラCで高校卒時、ホークスにドラ1で入団。
 王監督に将来の柱として、キャッチャーとして育成、工藤などの教えで、名実共にNo1キャッチャーに育った。
 03年の日本シリーズで、タイガースとホークスのガタイの違い、パワーの違いを見せ付けられた象徴的な選手でもあった。
 そんな、ホークスの象徴であった城嶋がタイガースに来るわけがない、そう思っても不思議じゃない。

 その城嶋が、タイガース入りを表明した。
 その背景に何があったかは定かでない。
 だが、寅吉的には、大歓迎だな。
 田淵に魅入られて野球好きになったとも言っていい背景から、キャッチャーに対する思い入れも大きい。
 城嶋は寅吉を魅了するキャッチャー像でもある。
 加えて、勝負強い右のスラッガーでもある。
 本当は、背番号22をつけて欲しいところだが、これは球児がいるだけに無理だろう。
 柴田には悪いが、背番号を譲渡することになるんだろうか。
 まぁ、柴田には、空いた「7」の方が似合いかも知れない。

 なんか、絶望だらけで打ちひしがれていた寅吉に、一気に光明が差した。
 城嶋が1枚加わるだけで、無限の膨らみが見出せるようだ。
 俄然、更新へのやる気も出てきた。
 ドラフトも近づいてきたし、今シーズンの反省、分析もしておかないといけないし・・・。
 なんか、新しい力を貰ったようだ。

 ようこそ、ジョージ・マッケンジー、いや城嶋健司。
 ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 22:28 | comments(1) | - |
開幕前夜’09
 早いもので、もう明日は開幕戦だ。
 WBCの優勝に酔い、選抜の菊池・今村の投げ合いに魅せられ、「どちらもタイガースに欲しいぞ!」と思っている間に開幕戦となってしまった。

 さて、タイガースは万全の準備ができたのだろうか。
 ここに来て不安要素が次々に頭を擡げ、課題を残したままの開幕戦となる。

 ローテに入り込む若手投手は」・・・・。
 白仁田、黒田、玉置、などなど多くの投手の名が上がったが、結局ローテを射止めたのは、移籍の久保、毎年期待され裏切り続けた能見、2年目石川という顔ぶれに落ち着きそうだ。
 本当に、今年こそ能見は化けるのか?
 ここに期待しなくてはならなくなったことが寂しいけど、能見にとってはラストチャンス。相手を見下ろして投げることが出来れば、結果はついてくると思う。最初にポン、ポンと勝てれば波にのると思うけど、最初にガンとやられると、今年も位置もどおりの結果になりそうで怖い。

 野手はもっと悲惨。
 坂が1軍を射止めたが、林は2軍スタート。桜井が滑る込み。
 後は、手術明けの金本と故障から急ピッチで仕上げた新井に期待するしかないのか・・・。鳥谷の大化け、タイトルのひとつも取る勢いでの活躍を期待するしかない。
 
 捕手は、結局矢野が間に合わず。
 狩野・岡崎・清水のドングリーズの争うが続く。
 ここが一番不安でもある。
 矢野の好不調がタイガースの成績に直結する感があるだけに、ここのポスト・矢野のドングリーズから誰かが突き抜けてくる活躍をしなければ序盤戦は苦戦を免れそうもない。

 こうして不安に駆られて、ネガティブになりがちなのが古くからのタイガース・フアンの特徴でもあるんだけどね。
 それでも、昨シーズンの悔しい思いを晴らすには、勝つしかないんだからね。
 まぁ、開幕戦でレギュラーや1軍ベンチが決まってしまうわけじゃないからね。シーズンは長いし、どこからか突き抜けてくる選手がいるかわからんしね。(過っての新庄なんてそうだったでしょ。)
 上本や育成枠の野原、出遅れのバルディリスなんて、このままでは終わらんでしょ、きっと。


 まずは、明日からのスワローズ戦。
 去年苦しめられた相手だけに、しっかりした戦いをしないとね。
 頼んだぞ、安藤。

 ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 22:16 | comments(1) | - |
紅白戦所感
 昨日、今日で1,2軍再振り分けの為の合同での紅白戦。
 ここで、安芸に残れるか、鳴尾浜へ帰らねばならないかが振る分けられる。
 CATV「猛虎キャンプレポート2009」の中継を見て思うところ。

 目立った選手
 
 上本
 確かに実践的な選手。
 開幕から1軍ベンチで、機会を与えるべきだと思う。
 2軍に置くと、2軍のレベルに適合してしまいそう。早くから1軍レベルで揉んでおくべき素材。

 野原祐と森田の育成枠コンビ
 どりらも早く支配化選手登録したほうが良い。
 打撃だけなら早いうちから戦力化できると思う。
 どちらも懐の深さを感じさせる。雰囲気ありあり。
 2軍レベルではないバッティングは魅力たっぷりだった。

 高濱
 これも構えに雰囲気がある。
 左の好打者といわれた選手と同様の雰囲気が感じられる。
 早く場数を踏ませることだ。
 選手層次第では、掛布のようにワンチャンスを掴むこともありえるが、現状のタイガースは、それほど層が薄くないので、まずファームのレギュラーとしてチャンス狙うほうがいいか・・・・。

 投手で目立ったのは、

 杉山
 やはり2軍レベルではない。
 相手を見下ろした時のピッチングは2桁勝てるPのものなんだけど。
 何度も期待し、裏切られてきたけど、ああいう球を見せられるとまた期待せざる得ない。

 白に田
 背番号「47」の大先輩・小山投手を思わせる。
 といっても寅吉は、オリオンズでの小山さんしか知らないが、手が長く見えるフォームは、その時見た小山さんと同じだ。
 こっと開幕ローテ入りは確定しているのだろうけど、期待は高まるね。

 小嶋
 最初は打たれたが、球自体は、新人の時にいきなり2勝を挙げた時のキレが戻っている。
 左の先発が、もう1枚欲しいだけに、もう少しチャンスをあげたい。

 大体、以上なんだけど。
 桜井がイマイチなのが誤算。
 久保田、バルディリスの故障が誤算。
 ポスト・矢野の候補が突き抜けてこないのも心配。

 メンチがいけそうなのが、いい方の誤算。
 今岡のバッティングが戻ってきているのもいいほうの誤算。

 キャンプは残り少なく、若手のチャンスも少なくなる。
 ここまでで掴んだチャンスは、決して逃すなよ。

 さぁ、段々と実戦が多くなり、その対応力が問われる。
 ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 21:02 | comments(2) | - |
キャンプイ・ン
 「やっと」というか、「とうとう」というか、この日が来てしまった。
 あの悔しい気持ちに別れを告げ、新たな目標だけを見つめて邁進すべき第一歩を刻むべき、キャンプ・インの初日だ。
 これをプロ野球の元旦に例えることもある。

 さて、今年の準備はいかばかりか。
 その調整具合は、例によって「スカイAスポーツ+」の「猛虎キャンプレポート2009」でチェックすることになる。
 しかし、この番組もすっかり定着、この時期の定番化されてしまったもの。
 昔は、キャンプの練習風景なんて中継どころか、スポーツニュースでさえ、なんか大きな出来事でもないと放送がなかった。「プロ野球ニュース」でさえ、各球団を少ない時間でチラと放送することが精一杯だったからねぇ。

 ところで今年の注目は、真弓新監督に集中しがちだが、寅吉的には「今年の瀬戸際の男たち」ってことになる。
 期待し続けられながら結果が出せず、ここまできたラストチャンスの選手たち。
 レギュラー、クリーンナップ候補と言われながら久しい、林・桜井。
 ドラフト自由枠で毎年ローテ入りが目標といいながら結果が出ない、能見、筒井、小嶋、杉山の投手陣。
 そして、ここ数年ラストチャンスといいながら、不発が続く藤田太陽。
 一発屋で終わるか、境目の桟原、ハシケン。
 ポスト矢野の狩野、岡崎、清水、小宮山のキャッチャー陣。
 なんか。今年チャンスを掴まないと、そのまま終わってしまうような、瀬戸際の男がうようよしている。

 このなかで、チャンスを掴み、ブレークする選手が出てくることが真弓阪神の船出に大きな影響を与えると思う。
 監督が代わった今年、チャンスを逃すともう期待は、次の世代へと移って行くぞ。そういう気構えで頑張らんと。
 幸い、今日の初日はみんな故障もなく元気に顔を揃えたみたいだ。
 沖縄と安芸に分かれてのキャンプ・インだったが、最後までしっかりアピールできるようがんばれ!

 キャンプは長いようで短い。
 すぐにオープン戦、開幕と時間が過ぎていく。
 開幕戦に名を連ね、ベンチ入りできるよう死に物狂いで、がんばれ!
 瀬戸際の男達。
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 22:18 | comments(0) | - |
謹賀新年09
 今年こそタイガースにとって7、よき年であることを願って。
正月休みも長いと思っていても、あっと言う間に過ぎていく。
 チャンスも掴み損ねているとあっという間に逃げていく。
がんばれ!若虎達

 本年もよろしくお願いします。
 ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 18:37 | - | - |
2008年 暮れる
 いよいよ、明日で08年も終わり。
 思えば、天国から地獄への1年。
 ショックを引きずり、年内の更新もままならなかった。
 それだけリハビリを要した年の瀬だったってことか・・・・・。

 5年間指揮を執った岡田監督が辞任し、真弓新監督が誕生。
 岡田監督は、そのインタビューの受け答えなどからあまいいい印象を抱いていないファンも多かったと思うけど、寅吉は好きな監督だったね。
 きっと頭の思考回路が先へ先へと進みすぎて、口がついていかないタイプだと思う。
 若手を使わなかったと言う批判もあるが、在任中セカンドとライトは常に競争枠で空けておいた。そこに割って入れなかった選手にこそ責任がある。
 林にせよ、桜井にせよ、充分なチャンスがありながら物に出来なかった。
 来年への若手(林や桜井を、そう呼んでいいのか疑問はありけど・・・)の一層の奮起を願う。
 ただ、毎年優勝争いが出来るチーム、そういうものの考え方が出来るチームに変えていった、その功績は大きい。

 選手が一番能力を発揮できる環境とポジションを整えてやる。それが岡田野球の根幹をなす考え方だ。
 そこで真に力が発揮できてこそ、レヒュラーとして名を連ねられるし、1軍枠に入れる。そうしたメンバーがいればおのずと優勝争いに絡める。そういう考えが基盤にある。
 その中で、一番力を発揮できたのが、金本であり球児であった。そう思う。

 変わって、真弓監督がどう指揮を執っていくか。
 そのソフトな口ぶりから、厳しい指導ができるか。
 選手とかかわりにおいて、うまいスタンスを取れるか。
 若手の登用がどこまでできるか。
 興味は尽きないし、期待も大きいし、反面不安もある。

 外国人の獲得の問題。
 ドラフト指名の問題。
 三浦のFA獲得の動きにおける疑問。
 編成部についての批判も大きい。
 本当にチームのため、最善をつくしているのか。
 ちゃんとした評価を出さないと、また暗黒へ戻りかねない。
 それほど重要なポジションだからね。

 つらつらと今年の反省を書こうとしたけど、どうも批判がましくなってしまった。
 これじゃ、1年の締めくくりにならないかね・・・・。
 でも、それだけ屈辱にまみれた年だったてことなんだ。
 新年における、明るい希望の話は、年が明けてから書ければいいか・・・。

 来年こそ、「日本一」へ目指して希望高き戦いが出来ればいいね。
 それでは、来るべき新年がタイガースファンにとってよき年となることを祈念しまして、今年最後の更新とします。

 本年もいろいろありがとうございました。
 来年も、
 ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 13:00 | comments(1) | - |
傷は癒えたか・・・・・
 今シーズンの結果は堪えた。
 日シリもアジアシリーズも、そこにタイガースがいれば・・・、と考えてしまう。
 夏場までは、割と簡単に優勝が決まって、シーズンとしては盛り上がりが欠けるなぁ、などと余裕をかましていた自分を悔い続けてた。

 これで3年連続、優勝できそうで出来ないシーズンとなった。
 しかし、ことしはこの2年間の悔しさをぶつけた憂さ晴らしのシーズンにするはずが、またも繰り返してしまったわけだ。
 本当に、「悔しさを」を感じていたんだろうか。
 ここまで追い上げたから、いいや。
 歴史的な追い上げを見せられ、ファンも納得してるからいよかったんじゃないか。
 などという、どこか「悔しさ」より「満足」が勝っていたんじゃないだろうか。
 それが今年のここ一番での弱さに繋がってはいなかったか。

 岡田監督は辞任した。
 在任中、そのほとんどのシーズンで優勝を争いながら、優勝が1回だけだった責任を取ってのものだ。
 特に今年の逆転は、堪えたのだろう。
 
 タイガースは若手が育ってない。
 原G監督は、若手を育て、うまく融合させた。
 ことしの評価は、そう出ているが、果たしてそうなのだろうか?
 実際Gの若手って坂本くらいでしょ。
 鈴木だって、三十路のベテランの域に入ってる選手だし、亀井だってまだレギュラーって分けじゃない。
 鈴木、亀井だってタイガースで言えば、林、桜井ってところでしょ。
 林、桜井だって去年、ブレークの兆しくらい見せているわけだしねぇ。
 坂本だけが目だって、若手が伸びてるって言われてるだけだが、坂本だって二岡さえばんぜんだったら、今の姿はなかったってことでしょ。

 レギュラーら故障や不調の時こそ、若手のチャンスなんだから、去年の前半のタイガースや今年前半のGなどは、そういう意味で若手を抜擢しやすい環境だったってことだよね。
 問題は、今年のタイガースのようにレギュラーがある程度万全の状態に和って入れる力があるかってことなんだよね。
 林、桜井は自らの故障でそのチャンスを潰したってことだ。
 Gの鈴木や亀井が来年、由伸が戻ってきた時にどういう扱いになるのか、故障せずにレギュラーに定着できるかが勝負だろう。
 坂本もそうなのだが、二岡がトレードで日ハムへ行ったてことは、ある意味レギュラー確約ってことなんだろうなぁ。
 実質2年目のジンクスやレギュラーとしての期待値が高くなる分来シーズンのハードルは高くなる。それをクリアできるかってことになるんだろう。

 いずれにしても、タイガースも林、桜井をはじめ若手の野手が台頭しないとまずよね。
 チームとして、ここ一番で息切れしてしまう体質改善には、若手の底上げによる競争の激化しかないんだから・・・。

 なんとか、傷も癒えてきたので、しばらく手がつかなかった更新も徐々にしていこうと思う。
 もっともオフなので、それなりのペースでさせていただくつもりですが。
 これからは、来季に向けてのタイガースの問題点や補強について語ってみたい。
 う〜ん、なんとか立ち直ってきた気がする。
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 13:42 | comments(1) | - |
開幕前夜
 いよいよ、明日開幕。
 対戦相手のベイスターズは、天敵三浦がベンチ入りなし。なんて喜んでたら、2戦目に急遽登録、即先発なんていうのがあったりして・・・・。

 さて、最後の戦力検討というか、期待と不安点を列挙してみようか。
 
 1番 センター 赤星 
       まぁ、体さえちゃんとしていれば結果はのこすでしょ。
       彼がしっかり1番に座る、座らないでタイガースの成績も左
       右される。

 2番 セカンド 平野
       関本との併用になるか?
       彼がこのポジションをがっちり掴めば、タイガースの野球が
       変わる気がする。
       ただ、ブレーキが利かないタイプだけに怪我が心配。

 3番 ファースト 新井 
       本来ならルーをここに置きたいところだが、まずは新井で
       スタートか。期待も大きいが不安もある。広い甲子園がど
       う影響するかだ。

 4番 レフト 金本 
       言う言葉はない。故障が癒えたことを信じ、応援するのみ。
 
 5番 サード 今岡 
       一番の心配の種及び復活の期待。
       この見極めは早くしよう。
       ファーストに葛城や林(故障が癒えたら)で新井サードのオ
       プションもありだから。

 6番 ショート 鳥谷 
       今年は下位のトップバッター。
       将来のクリーンナップへの足がかりをつくらないと。
       坂や大和の成長次第で・・・・。

 7番 ライト フォード 
       正体いまだ不明。打つんだか打たないんだか。
       こちらも今岡同様早期の見極めで。桜井も控えている
       し。使えるとなれば3番抜擢もありだと思うが。

 8番 キャッチャー 矢野 Pによっては野口との併用もあり。
 
 そして先発は、安藤・福原・下柳・アッチソン・岩田・杉山でまずは廻していくのだろう。
 岩田・杉山は少し、我慢してでも使って欲しいが、福原・アッチソンの見極めは早い方がよい。どちらも下手すると負け越し型のPの可能性ありだ。
 代替候補は、金村、ボギー、阿部・玉置(両方とも先発向きだと思うけど)あたり。
 左で、小嶋か能見が出てきてくれないと、ちょっと手薄な感は免れない。

 中継ぎ・抑えは充実しているから。
 阿部。玉置・金村大と新しい候補も出ているから、ハシケンの出遅れも気にはならない。
 江草は、またここでがんばってもらうしかないかな。

 こうしてみると、昨年の足りない部分を補って、よい戦力になってきた気がする。
 心配は、先発陣だね。
 泣いても笑っても、明日からペナントレース。
 開幕戦は苦手だけど、まずは安藤に期待するか。

 ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 22:37 | comments(1) | - |
そろそろエンジンを
 オープン戦もたけなわ。
 主力級がスタメンに名を連ねて、実戦ムードが高まっていく。
 これからもチャンスを与えられる選手にとっては、まさに正念場だ。
 主力選手に万が一の時の要員として1軍ベンチに名を連ねられる。
 レギュラーを争うポジションにいるものについては、なお更激しい戦いが待つ。定位置確保か、1軍ベンチか、2軍いきか・・・・。
 セカンドとライトは、まさにこれからだ。

 坂の成長が著しい。
 今年に賭ける関本との競争は最後まで分からない。
 そこに外野と二股を架け、かつ俊足2番という打順にとって、とてつもなく大きなアピールをもった平野が加わる。
 坂にしろ、ショート鳥谷が万が一の時は、バックアップできるよう準備しているのだから。
 フジモンはちょっときついかもしれんなぁ。
 でも、フジモンの途中出場からの打撃は見るべきものがあるし、ベンチに置いておきたい選手ではある。
 多分1人は、1軍から外れる可能性が大きい。

 ライトも、正体不明のフォードが徐々にベールを脱ぐに至って、結婚を機に真剣に定位置を取りに来ている葛城の好調さ、昨年デビューの期待の桜井といった面々での競争が熾烈だ。
 これに夏場に林が戻ってくるとすると、右2人、左2人での定位置争いになる。
 寅吉的には、今季に賭けている葛城のひたむきさとバッティングレベルの向上に期待したいところだが、岡田監督的には、取りあえずフォードから使ってきそうな気がしてならない。

 新井の加入でファーストのポジションが塞がってしまったものだから、セカンド・ライトの競争はより激しいものとなった。
 あとは、Pなんだけど・・・。
 結局、何とかなりそうなのは岩田とオスギ。
 安藤の復活。
 アッチソンは?金村は?・・・、まして福原の復活は???。
 ガァーっと突き抜けるPが出てきて欲しいとこなんだけどねぇ。
 案外、ボギーが突き抜けたりしてね。

 さぁ、開幕も近づいて来たし、こっとも少しずつリハビリしてエンジンかけていかないと・・・・・。
 次回は、予想開幕スタメンでもいってみますか。

 ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 20:33 | comments(1) | - |
練習試合 対北海道日本ハム
 練習試合たのでスコアは置いといて・・・と。
 先発の岩田。
 結果はまぁまぁ、この時期としては合格だが、もっと荒々しさがあった方がいいのでは・・・。
 どうもタイガースのPは、年を経るごとにこじんまりとまとまりたがる。
 この後投げた、太陽や筒井なんかもそうでしょう。

 太陽は、あのが体でゆったりとしたモーション(2段モーションだったけど。)で投げ下ろしてくる、そのピッチングが魅力だったはず。それゆえのポテンシャルの高さを感じさせてくれたが、スリークォーターかなんかに変えたフォームで、何とかしようという姿勢を示しているのだろうが、どうも魅力が半減してしまってるようでならない。ちっとも、怖くないもの。

 筒井も、サイドに変えたりまた腕を上げてみたり、迷っているよね。
 彼も大学時代は、ゆったりと振りかぶって、真っ向から振り下ろすフォームで勢いのある球を投げていた。そこに惚れての自由枠指名だったはずだが、今やこじんまりしてしまって、見る影無いもの。

 そういえば、去年自由契約になって千葉ロッテに拾われた田村も同じようなことがいえるよね。井川の再来とまで言われていたのに・・・・。
 確かに、なかなか結果が出ないと、何かを変えなけりゃという思いでフォーム変えたり、欠点を修正しようとするんだけど、どうもそれが小さくまとまろうとするように映ってならない。
 自分がプロに認められ、期待されてる姿を失うのはもったいないとおもわないのかなぁ。

 だから、岩田には本来のスケールの大きさを失ってほしくはない。
 力で相手を押さえ込むようなピッチングを追及して欲しい。そういう先発Pが足りないからこそ、岩田に期待しているのだから。
 
 そうそう、玉置も不運で失点したけど、確実に階段を上がってきてるのは確かだ。彼にも小さくまとまらず、スケールを感じさせるピッチングを期待したい。今日の結果に拘らなくていい。この時期としては、球は来ていた。今日投げたPの中じゃ、一番だったんじゃないだろうか。

 打者は、総じてまだまだ。
 相手の話題の中田翔ほど期待を抱かせる選手は見当たらない。
 しかし、彼は凄いね。
 あのスイングスピード。大きな構え。
 落合の全盛期を思わせる。きっとそういう打者に育つ可能性がある。やはり、十数年にひとりのバッターだと思うよ。

 明日の一面は、みんな中田翔の場外弾に奪われるんだろうなぁ。
 ちょっと、寂しいぞ。
 
 ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 23:29 | comments(1) | - |
キャンプ注目の選手は、
 いよいよ、キャンプが始まった。
 いろいろ忙しく、スカイAスポーツプラスの「猛虎kキャンプレポート2008」もライブ、といってもその日の夜の再放送分だがも見ることが出来ず、ビデオでチェックと言う状態だった。

 さて、新井、ルーといった新加入があった打撃陣と金村しか補強がなかった(ゴメンね阿部君)投手陣の先発ローテ争いって言うのがひとつの注目ポイントとなっているのだが、昨日の放送を見てると、正田の状態が良さそう。フォームもダイナミックに戻っているし、力強い。久しく左の本格派が消えていたので、なんとか物になって欲しい。
 そういえば、筒井もフォームをサイドから元に近い形に戻していたね。
 岩田も含めて、左の本格派の出現は請われるところであるから、頑張って欲しい。

 さて、寅吉の注目は大和の存在だ。
 その守備力を買われて、入団3年目のショート。昨年はプレ5輪の代表としても選ばれる。
 ある意味、成果を出さなければいけない年に差し掛かってきた。
 ファームでは、ショートの定位置を獲り、シーズンを通して経験も積んだ。課題の打撃も発展途上とはいえ、成果を出しつつある。
 そこへ、高卒ルーキーでの高濱の入団だ。
 同じく、名門横浜高校のショートのポジションを1年の時から獲得し、数々の修羅場を潜り抜けてきた、期待の星だ。
 その柔らかいバッティングと強肩を生かした守備も魅力があると言われる。当然ファームでの試合は、彼に経験を積ませることにシフトしていくことになることは想像に難くない。

 さて、じゃ大和はどうする。
 今回1軍キャンプに選ばれたように、1軍ベンチ入りして上での経験を積みながら力を発揮していかなくてはならない。
 1軍には、頑丈な鳥谷がいるが、その守備力でアピールし守備固めでもかまわないから控えのポジションを獲りにいかないと、ファームでの居場所がなくなると思われるだけに、背水の陣といっていい。
 そうでもないと、鳥谷→高濱という路線の元、ショート以外のポジションへのシフトが待っている。
 今年は、結果を問われる年だ、がんばれ!

 そして、もう一人。
 今年から外野手登録となった浅井に注目。
 寅吉は、彼に「代打の切り札」たる存在になる匂いを感じる。
 川藤、八木と続いた路線に浅井の名が続くのではないかと思うのは、その思い切りのいい打撃だけではない。
 キャッチャーの経験からの配球の読みや投手心理の読みが、ここ一番の代打として生きてくるのではないかと期待している。
 今年に、そのポジションを掴んでくれることを期待しながら、これから先を見て生きたい。

 まだまだ、見所はあるが、それはまた後ほど。
 やっぱり、キャンプが始まると野球を見たくなるねぇ。
 はやく試合が見たいよね。
 
 ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 21:23 | comments(1) | - |
キャンプ近づく
 もう10日もすればキャンプイン。
 各選手の始動の模様も伝え聞くこのごろ。

 新井と金本の護摩行も終え、期待は高まる。
 今年の新戦力の目玉は、新井で間違いない。
 強打の内野手は、掛布引退以後、長年の課題。星野監督時代にノリの獲得に動いたこともあり、鳥谷という6大学のスター選手の獲得もしてきた。 
 しかし、これで大丈夫と言うほどの成績を残したものと言えば、生え抜きの今岡しかいなかったという事実。
 その今岡と新井はサードのポジションを賭けて争う。
 勿論、負けた方が控えとか言うのではなく、ファーストというポジションに適合しなくてはならないという課題を与えられるわけなんだが・・・・。
 
 世論的には、サード今岡、ファースト新井というイメージで語られることが多い。それも、先のオリンピック予選での新井がファーストを守っていたことに由来すると思われる。しかも、今岡のファースト経験が無いに等しいということで・・・。(寅吉は、ノムさんの時代に、何度かファーストへ入った記憶があるのだが、どうやら1試合しかないらしい。もっとあった気がしたんだが・・・)
 それでも、寅吉としてはファースト今岡、サード新井を推したいと思う。
 なんだかんだ言っても、タイガースのチームリーダーは、生え抜きの今岡が勤めるべき。そういうモチベーションで彼は力を発揮するタイプだと思うし、そういう役割をもった選手は、ファーストからの方が投手に声をかけ易いし、内野全体も見渡せる位置にいる。
 そいう役割をこなせてこそ、今岡の価値があると思っているのだが・・・。

 さて、表向きの新戦力の目玉が新井とすれば、陰でその新戦力が定まっていないのが、先発投手陣だといえる。
 金村のトレード獲得はあったものの、グライジンガーにがGへ逃げられ、その柱となるべき人材が誰なのか、定まっていない。

 寅吉は、あくまでも杉山に期待している。
 これだけ、毎年期待して裏切り続けれれてなんだが、やはり井川の穴を埋められる存在になれるのは杉山のポテンシャルでしかないと思う。まぁ、今年が期待をかけるラストイヤーになるかも知れないが・・・。
 杉山自身もそういう立場を自覚し、望まなくてはいけないシーズンであることを自覚していることと思う。(多分している、しているんじゃないかな?、いや、していないと困る!)
 
 あとは、ヤスが抜け吉野が抜けた左の投手陣。
 江草が先発へのチャレンジをする中で、岩田・小嶋・筒井という毎年期待される面々の巻き返しがどうでるか?
 彼ら次第では、かって左腕王国とも言われた評価が崩壊することになる。

 そして、本当の若手。
 2年目上園にジンクスはあるか。若竹・鶴はチャンスをつかめるか。玉置の飛躍はあるのだろうか?
 彼なの中から、突き抜けてくる存在があると面白い。

 さぁ、キャンプの注目点はいろいろあれど、一番はどこまで各選手が危機感を持って臨むかだろう。
 安定した常時優勝を争うことができるチームとなるか、ベテランの衰えにチーム力が落ち、新旧交代がうまくいかず凋落の道に入るか、重大なキャンプとなる。
 そのための、準備はゆめゆめぬかることはあってはならない。

 ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 19:06 | comments(1) | - |
日本の職人技
   今日は、ちょっと本の紹介。
 正月休みを利しての読書だったけど、「日本の職人技」を読んでみた。  イチローや松井のバットを作る名人。赤星や井川のグラブを作る職人。プロと呼ばれる人達の要求に応える職人技の持ち主達の考え方。いろいろ参考になることもあるから、機会があれば是非、読んでみて。


 さて、年も明けて明日にも広島から新井の人的補償となる選手の発表があると聞く。
 今年のタイガースでの飛躍を誓う選手のうちから、誰かが広島への移籍を余儀なくされる訳だ。新井を獲得した時から覚悟しなくてはならないことだといえ、その選手を思うと忍びない。
 できれば、広島で多くのチャンスに恵まれ飛躍できる選手であることを祈る。

 補強関連は、それでひと段落。
 あとは、競争が待っている。
 今岡、新井のサード。
 状況によっては、関本もかんで来るかも知れない。 
 その関本が定着を狙うセカンドも、藤本、坂、新加入の平野を交えて激戦区となる。
 ショートだって、2軍育成中の大和がそろそろ、1軍昇格をしておかないと、新加入の高濱がやりそうなだけに、2軍でのポジションを含めて奪われかねない。ここは、一気に鳥谷を脅かすくらいの飛躍を見せたい。
 鳥谷も、今年こそ3割20本を達成しないと、平凡なショートとしての評価で終わりかねない大事な年になる。ぐぁんばれ!

 外野も激戦。
 金本、赤星、新加入のフォードが基本線だろうが、それでは桜井が黙ってはいないだろう。せっかく去年掴んだチャンスをしっかり今季につなげたいと思っているはずだし。
 赤松だって、アホだ、チョンだと言われてばかりじゃ済ませないだろう。
 庄田、外野転向の浅井もそれは今年にかける意気込みが強そうだし。
 赤星、金本の今年に賭ける巻き返しの意気込みも激しいものがある。

 キャンプ初日には、みんなの目の色が変わって、集まってくれることと思う。投手陣の競争は、もっと激しくならなくっちゃいけない。
 どうも広島行きの選手が投手陣からでそうなので、この競争についてはまた後日書こうと思う。

 いずれにしても、「猛虎逆襲」の年は、競争からはじまる。
 みんな、くれぐれも準備を怠るな!

 ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 18:40 | comments(1) | - |
謹賀新年
 明けましておめでとうございます。

 ついに覇権奪回の年がやってきた。
 浜ちゃんがいなく、新井がいる年がやってきた。
 島野さんに報いるための年がやってきた。
 85年以来の日本一を実現する年がやってきた。

 皆さんにとって今年はどんな年になるのだろうか。
 プロ野球自体は、益々のメジャーへの流出が続き、「めちゃくちゃする球団」による捻じ曲げられた施策が打たれるのであろうか。
 ドラフト、FAのあり方の問題は、方策を誤るとそのままプロ野球そのものの衰退に繋がる。近鉄消滅により、ストまで行い球団の現象に歯止めをかけた、あの時の気持ちや決意を持ち続けていられるか。
 それも、この一年の施策にかかっている。

 タイガースは、常時優勝争いをできるチームたるか、再び弱体化していくかの分かれ目の年だ。
 今年、優勝することは、大きな意味を持つ。
 暗黒時代との永遠なる別れを告げれられるか、再び悪夢を見るか。
 岡田監督も勝負の年になる。
 長期政権が樹立されるか、後任を立てなくてはならなくなるか。

 注目の2008年がやってきた。
 今年も「虎の眼」を光らせ見つめていかなくっちゃ!

 ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 18:46 | comments(1) | - |
年の瀬に思う
 今年最後の更新。

 思えば、寅吉がHPを立ち上げ、その中で「ぐぁんばれ!タイガース}の応援日記のコーナーをつくったのが、03年の優勝のあと。
 しかし、04年は5割を行ったり来たり、HPの更新も面倒くさく、なかなか進まなかった。
 その時、Tigres Net でブログっていうものをやっていることを知り、これなら更新が容易に出来ると、移行したのが05年の2月だった。
 その05年のシーズンは、優勝したこともあり、更新もほぼ毎日行うと言う熱さで、その持続力に自分ながら驚いていた。

 その後、、ブログのトップのデザインを変え、「新ぐぁんばれ!タイガース 虎の眼」と改め、06年のスタートをきった。
 この頃になると、さすがに毎日更新がきつくなり、試合のある日を中心とさせていただく。
 タイガースも連続で優勝争いに加わるも、届かずということで、今のブログトップ、タイトルにしてから優勝をしてないことになる。
 これは、縁起が悪いのか、はたまた更新が少なくなったバツなのか。
 ちょっと、考えさせられる年の瀬なんだよねぇ。

 どうもいらぬゲンを担ぐのが、古いファンの習性なんだろうか・・・・。
 そこで、来年はどうするか・・・・。
 う〜ん、毎日はさすがにきついやっろ。でも、できるだけ、それに近づくように頑張ってみるか。
 来シーズンは、タイガースが右肩上がりになるか、下がるかの節目の年になる気がするので・・・・。
 ということで来年に期待することは、年明けにでも書こうと思う。
 
 来年は、勝負の年になるぞ!
 ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 10:54 | comments(1) | - |
戦力補強の行方3
 いけねぇ、ついつい更新サボっていたら、年の瀬になってしまった。

 タイガースの戦力補強もひと段落か?
 浜ちゃんのトレードのあとは、騒がしたものの結局新外人のフォード・アッチソンの獲得のみだったか・・・・・。
 これで、先発P候補の金村、アッチソン、素材型の阿部、野手で内外野を守れ2番打者候補の平野、全日本の4番・新井そしてルー・フォードといったとことが新戦力の面々。
 あとはドラフトで、白仁田、石川といったところが即戦力候補と言われる。

 う〜ん、完投型の先発Pを補強したかったはずだったんだが、金村とアッチソンで十分だったのか?
 まぁ、実際ここの補強は国内では難しく、どうしても外人に頼ることになるのだが、実績型のグライジンガーをGに獲られ、韓国の勝ち頭・リオスもSに決定。Gを解雇されたJPは、オリックスに、と実績型を加えることはできなかった。
 
 ここは、2年目のボーグルソン、若手の岩田・若竹あたりにその期待を繋ぐことになるのだろ。(アッチソンにも、もちろん期待してるけど、どうしても飛行機乗ってくる間に、球速を10キロ落としてくるのが外人Pの特徴だからねぇ・・・・)
 
 打線は、新井の加入で楽しみが増える。
 平野の加入も競争と攻撃のバリエーションを広げるのに役に立つ補強だと思える。フォードは、ファイターであり足も守りもいけそうで、外野の布陣に厚みを加えてくれそう。なにより、スペンサーを思わせるような、いい奴っぽいところが好印象。

 後は、キャンプ・オープン戦でどう出るか、見守っていこう。
 この戦力補強が、いい方向で回ってくれることを祈るばかりだ。

 ぐぁんばれ!タイガース

PS 遅くなってしまったが、島野さんが亡くなった。
   心強い味方だった。
   その生き方に敬意を表します。
   ありがとうございました。ご冥福をお祈りいたします。
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 22:47 | comments(1) | - |
戦力補強の行方 2
 浜ちゃんのオリックス移籍が決定。
 タイガースは吉野を加え、オリックスの平野(野手のほう)と阿部(投手)との2対2のトレードだ。
 
 これは、浜ちゃんの生きる道を探した温情トレードという気がしてならない。
 肩の故障以来、守りに不安のある浜ちゃんをどう使うかは、かなり首脳陣の頭を悩ませる課題だったと思う。
 まして、ファーム時代から、将来の主軸をと期待していた岡田監督にとっても断腸の思いであることは察しがつく。
 しかし、林・桜井が成長し、同じ守備に不安がある長打が売り物の選手が増え、赤松・高橋勇などの成長が見込めるとなると、浜ちゃんの使われ方はだんだん限られてくる。
 そんな、浜ちゃんにパならDHもあるし、スタメン、レギュラーも見込める、そういう球団もある。
 タイガースで代打要員で終わるか、野球人としてフルシーズン働ける場を持つか、岡田監督ならず、浜ちゃん本人にも問うたことがあったんじゃないだろうか。
 そういう中で、パへ移籍の道を選んだ、そういうトレードだと感jる。
 後は、このトレードが良かったといえる活躍を、両方の選手がすることだ。
 それが、浜ちゃんがブログで述べた感謝の言葉の意味じゃないだろうか。

 がんばれ!浜ちゃん

 しかし、タイガースの補強は今後どこへ向かうのだろう。
 当然、Pはもう少し動きがあるだろうし、外国人野手も必要かと思う。
 でも、外国人野手は育成型の方がいいかな。
 先のオーストラリア代表で、噂に上がってたヒューバーなんていいと思うけど。
 今岡・新井・林・桜井の兼ね合いで、控えかファームもありえるだけに、レギュラー確約の大物を取ってきて、活躍すればいいが、ハズレれば大きな漬物石になりかねん。
 ヒューバーとバーンサイドでOKやね。
 あとは、グライジンガーがどうか?
 大金を得た2年目ってどうなんだろうか?
 昔、Gがロッテからヒルマンを獲って、大失敗したことあったよね。パウエルだって、そんなうまくいってないし。ホークスへ移ったガトームソンもイマイチ。外人投手がチーム移って、成績上げたのって、あのメイくらいしか思い浮かばないっていうのが不安だよね。
 思い切って、同じ韓国で勝ちまくった、リオスという選手がいるらしいけど、こっちへいってみても良いかもしれないよ。

 まぁ、年内にははっきりするんだろうけど。
 その時は、また新加入選手について書きたいと思う。
 次回は、ドラフト入団選手に触れてみようかな・・・・。
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 22:28 | comments(1) | - |
戦力補強の行方
 広島の新井のFA獲得が決まった。
 また、広島からという問題はあれど、タイガースのウィークポイントには合致した補強であると思う。(広島の立場、そのファンの気持ちは痛いほど分かるのだが・・・・・)

 さて、これからは先発投手の補強に向かうのだが、有力視されているのが、ヤクルト・グライジンガー。まぁ、Gもホークスも狙っているらしいから激戦ではある。ヤクルトだって、引き止めないと石井一を失っているだけに死活問題だ。さて、どう展開するか。

 この間の、オーストラリアと全日本の試合で、タイガースファンにとっては懐かしい名前が聞かれた。
 バーンサイド。
 たしかバッキーなんかと同時代のPと同じ名前だ。
 ピッチングの方も左腕からキレのある球投げて、ジェフの再来を思わせる内容だった。中継ぎ左腕の補強にはもってこいだと思うけど。ジェフ・ルートでなんとかならんかんぁ。(数年前、横浜にテストを受け、牛島監督にNGを喰らったそうだが、何故?)

 福留は早々に撤退の雰囲気。(その方がいいだろう。本人はタイガースは、眼中にないって・・・・)
 あとは、ローテ級のPがトレードで取れるかどうか?
 この現状に、オスギや能見は奮起して欲しいよ、ホント。

 秋季キャンプでは若い芽もでてきているし、来季はチャンスが転がっている。赤星も故障もち。林も故障で出遅れ必至。桜井だって実質2年目だし、新井が来ようとも、チャンスは山のようにあるのだから・・・。
 赤松・庄田はもとより、大和や高橋勇だって、春のキャンプしだいだと思い、がんばれ!
 みんなが、補強はいらないよ!っていうくらいの成長することが一番の補強なんだから。

 ここからは、別の話。
 「ユニクロ」のHP見てたら「ヒートテックインナー体験キャンペーン」っていうのやってて、応募してみたら当選した。
 その使用の感想をブログで紹介ってことなので、ちょっと紹介させてね。

 商品は、「ヒートテックプラスクルーネックT(9分袖)」
 機能としては、高い保温性が謳われており、今度抗菌性をプラスしたようだ。それにメンズは、速乾性と薄地化に成功している。
 これを着て、昨日奥多摩へ紅葉狩りに行ってきた。
 確かに保温性は抜群。あたたかった!
 袖が9分なのも、シャツから下着がのぞく心配がなくっていい。
 ただ、こういうう商品は敏感肌や乾燥肌の人に対してどうかという問題をはらんでいる。自分も乾燥肌なので、こういった合繊物、加工物の商品はいまいち積極的に着る気にならなかった。
 昨日1日の結果は、肌に対する影響はなかったようだが、経過観察は必要かも知れない。
 でも、この暖かさは特筆もんですよ。
 春先など寒い日のスポーツ観戦(オープン戦とか)に役立ちそう。
 半袖もあるので、もう少し買おうかと思います。

 以上、雑談でした。
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 22:44 | comments(1) | - |
大化け、小化け 〜あなたがいれば優勝や!?〜
 このオフ最初のトレードが決まった。
 北海道日本ハムの金村とヤスこと中村泰の1対1のトレードだ

 先発が不足するタイガースと左ピッチャーが欲しかったファイターズの思惑が一致したというが、年俸の差が一桁も違うPの1対1っていうのは、なにか他の思惑が絡んでいる気がする。
 スライダーのキレと2軍では群を抜く力を示すヤス。
 タムじぃ2世をきたいしてたんだけどねぇ。ホント。
 きっかけさえ掴めばといわれながら、30歳間近になってしまった。ファイターズの新監督の梨田さんにとっては、解説者のときから目をつけ、ローテに入る力があると買っていた。
 ヤスのためには、環境を変えてやることが、大きく化けることができるきっかけになるやも知れぬ。がんばれ。

 さて、タイガースにやって来た、金村曉(かねむら さとる)。
 これで、金村姓が2人になるわけだが、曉って言う字は難しいね。
 井川が抜けて、ローテの中心にぽっかり開いた穴。
 ここを任せられる投手の補強または成長がタイガース優勝の条件となった来季だ。
 果たして、金村曉がそこに収まることができるのだろうか?
 実績を見ると、4年連続の2桁勝利や防御率1位など、通算88勝の実績は申し分なく、まだ31歳と年も思いのほか若い。

 ただ、よく見ると特定球団(オリックス)に強いという面やコントロールが悪い訳じゃないが3ボールになることが多いとも聞く。
 昨年の監督批判でペナルティを喰らい、シモヤンと片岡に説教喰らったっていうのも記憶に新しい。
 ここ2年ぐらいの成績が上がっていないのは、多分に故障が影響しているのだろうが、ピッチングが息詰まっていたのかも知れない。
 金村曉がタイガース投手陣に入り、その中心として働くには、大化けとは言わないが、小化けくらいしてもらわないといけないだろう。

 いずれにしても、ヤスも金村曉も両球団から「あなたがいれ優勝や!」と言われ請われてのトレードだ。
 どちらも、よいトレードだったと言われるような結果を出して欲しい。
 だだし、交流戦ではいじめないどいてくれ、ヤスよ。(なんか、ヤスってタイガースを苦しめるPになる気が擦るんだよねぇ。あの手のPが打てないのがタイガースだからね。)

 ぐぁんばれ!タイガース 
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 21:27 | comments(1) | - |
2x−1 対オリックス 上園、上々デビュー
 まさか、上園に先発させる事態になるとは、シーズン前には思いもよらなかっただろう。
 だが、新人・若手投手が2軍に埋もれているうちにこじんまりまとまってきてしまうのは、昨日も書いたけど残念でならない。
 そういう意味では、そうなる前に1軍で使ってみるっていうのも有かと思う。

 上園は、立ち上がりこそ1点の失点を記したが、5回をこの1点のみで試合を作ることに成功した。
 ある意味上々のデビュー戦でしょう。
 驚くほどの速さや球威は無かったが、度胸良く懐に飛び込むコントロールはあるとみた。
 あとは、キレを磨き、ちょうど今日投げあった平野のようなピッチングを目指すといいと思う。きっと次のチャンスもある。がんばれ!

 試合は、このスミ1を追いかけるも、例によって得点できない完封されるペースで進んだ。
 神風は、相手のコリンズ監督が試合の勝ちパターンにこだわり、9回に平野から加藤へとのスイッチを行ったこと。
 完全に完封ペースで抑えこまれていたタイガースにとって、これは神風以外の何者でもなかった。
 ここに来るまでも、岡田監督の退場(どうみても守備妨害には見えないけどね・・・・)、負けてる時点での藤川投入と、最後に力を振り絞る要因は出揃っていたことだし・・・。

 まぁ、殊勲は満塁で押し出しの四球を選んだフジモンだね。
 よく最後のボールを見送ったよ。
 日ごろの、「オレが、オレが」バッティングをするフジモンだけに最後は必ず振ってしまうと思っていた。よく踏みとどまったよ。グッド・ジョブ!

 どんな形であれ、サヨナラ勝ちは勢いを呼ぶ。
 これで対オリックスの連敗も、外人監督に勝てないジンクスもサヨナラしたいもんだ。
 交流戦の折り返しは、勝敗を逆にしたい。

 ぐぁんばれ!タイガース

PS いつもちゃんとトラックバックくださる方には申し訳ないが、迷惑トラックバックが増えてきたので、一時トラックバックの受付を停止します。
 ほんと、つまらん迷惑は腹が立つし、迷惑この上ない。
 できましたら、コメントのご利用をお願いいたします。
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 22:39 | comments(1) | - |
若い芽
 今年は、現状が現状だけにファームの選手が上げって来る機会も多い。
 そこで近未来的展望を元に検討してみようか。

 まず、捕手。
 今年、狩野が一気にブレークし、ポスト矢野の一番手に躍り出る。
 ここ数年、浅井にはじまり、岡崎ら自由枠での補強もなかなか芽が出なかったなかで高卒6年目のブレーク。期待したい一人ではある。
 また、今年のドラフト指名の清水。
 彼のリードは、見るべきところがあるらしい。どうか狩野と切磋琢磨する存在であって欲しい。
 浅井は打者としてコンバートされる気がする。

 1塁手
 シーツの後釜は、林ということなのだろう。
 それゆえの喜田の放出という図式になる。これは、外野にも関連するが、守るポジションと能力を考えるに、林をここにはめるのが普通・・・。

 2塁手
 ここも人がいない激戦区。
 関本・藤本の争いが続くか、大城が関本をサードへ追いやるか。
 いずれ決め手に欠く、いわば補強ポイントである。

 3塁手
 今岡次第だが、現状のようなら関本が取って代わるべき。
 また、今年のドラ1の野原に期待か。

 遊撃手
 まぁ、鳥谷にがんばってもらわにゃならん!
 逆に大和あたりが、トリをサードへ追いやるくらい伸びたら面白い。

 外野
 ここは、桜井・赤松という新鋭が出てこなくくてはならない。
 それと高橋かな。
 今の金本・赤星を追いやるべく奮起が期待される。
 特に、浜中・桜井・林(1塁コンバート?)など守備に不安がある選手が多いだけに、赤松・高橋はチャンスだと思う。

 そして投手。
 ここに問題があるんだよねぇ。
 なんで皆、2軍にいるうちにこじんまりさせてしまうんだろうか。
 昨日の筒井なんか見てると、そう思うよ。
 ここんとこ名前が出なくなった田村でも、中継ぎを目指すみたいになっちゃったし、本当はそうじゃなかったでしょ。
 
 昔、タイガースには球が速いPがいないって、ノムさんがこぼしてたけど、そのご球児や久保田をはじめとして速いPが増えてきたのに。
 ここにきて、みんな年々こじんまりして、球速が落ちてきている。
 玉置なんかも心配だよねぇ。
 いっそ、鶴や若竹に期待が飛んでしまいそうだ。
 正直、人材不足。補強ポイントだ。

 とまぁ、そんなところだね。
 今年はことのほか多くのチャンスがありそうだから、是非彼らが芽を出すことを期待したい。

 ぐぁんばれ!ヤング・タイガース
 
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 22:30 | comments(1) | - |
10−5 東北楽天 やっと勝ったね
 今日は試合がみられないので、コメントは後日。

 しかし、楽天相手に四苦八苦ではねぇ・・・・。
 
 ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 23:36 | comments(1) | - |
交流戦ユニ
 あちゃ〜っ、やっちゃったね。
 今シーズンの交流戦用ユニホーム
 正直、12球団一の品の無さとケバさ、ガキっぽさを感じるのは寅吉だけだろうか・・・・・。

 コシノ・ヒロコさんのデザインだそうだが、名のあるデザイナーがデザインした野球のユニホームで、良かったといえるものが一度も無かったっていうのも歴史が物語っている。
 交流戦だけのシャレのつまりでも、我慢できないなぁ。

 折角、交流戦での復刻ユニホームシリーズが好評だったんだから、続ければいいのにね。
 例えば、この「濃紺のユニホーム」強そうだし、いいと思うよ。
 または、江夏・田淵の「黄金バッテリー」時代のこれ。万年2位とか言われた時代だけど、強かったよ。
 あとは、奇をてらっているけど、「輝流ライン」と呼んでいたこれ
 歴史を紐解けば、まだまだ見たいユニはいっぱいあるよ。

 このアストロ球団みたいなのは、勘弁してもらいたいな。
 昔の「日拓ホーム・フライヤーズ」の7色のユニホームの中にあったような感じだ。
 折角の伝統だ。
 うまく利用して、ファンサービスに繋げて欲しいんだけどね。

 ぐぁんばれ!タイガース
 
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 22:39 | comments(1) | trackbacks(2) |
開幕前夜
 いよいよ開幕だ。
 果たして、タイガースはVを奪回できるのだろうか。

 井川の穴が開いた今季。
 キャンプからの課題は、ポスト井川探しの課題に追われた。
 江草・能見は、突き抜けられるのだろうか?
 まだまだ、シーズンを通して活躍をしたことの無いPだけに不安は募る。
 おのずとルーキー小嶋に期待がかかる。果たして、そこまでの期待に応えられるかは未知数だ。

 そうしてる間に、右の安藤・福原までもが出遅れた。
 本来これを補うべく、杉山はそのポテンシャルに反して、スロースターターという癖が直らない。
 最後の勝負にうってでるべく太陽は、息切れ状態で開幕を2軍で迎える。
 ここも、未知数の外人Pの2人に頼らざる得ない状態だ。

 投手陣の不安を補うべき打撃陣はどうだろう。
 キャンプを賑わせた新鮮力たちは、1人消え、2人消えで、開幕1軍を得たのは、赤松、清水、狩野の3人か。しかも2人は捕手だ。
 高齢化したレギュラー陣を脅かすような戦力が出てくることは無かった。

 唯一の戦力追加は、今岡の復活ってことになりそうだ。
 しかし、この布陣で昨年は、あそこまで言ったんだ。今年、各選手の年齢が1つ上がったことの影響と、今岡の復活を天秤に賭けてどうでるかだろう。

 寅吉は、赤松がスーパーサブ(代走、守備固め)からのチャンスを作ってレギュラーを脅かすような活躍を期待したいのだが・・・、力みかえってのチョンボが多いんだよね。彼の性格。
 あとは、杉山の巻き返しだと思う。
 本来、井川がエースだとすれば、それを継ぐのは杉山しかいないと思っていたんだけど・・・・、開幕投手を命じられるくらいの位置にはいて欲しい選手だ。

 不安を数えても、あと何時間かしたら、またペナントレースが始まる。
 泣いても笑っても、待ったなしだ!

 ぐぁんばれ!タイガース
 
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 22:35 | comments(1) | trackbacks(1) |
されど、オープン戦
 昨日オリックスに負けて、3連敗やね。
 ここ数年の強さ故、オープン戦の結果なんてと余裕をかましてはいるのだが、そろそろ不安も頭をもたげて来る。

 オリックスは、エース川越を2度も先発に立て、タイガースに勝つことでチームの勢いをつけようと考えているのかも知れないが、この川越が絶好調だから始末に悪い。
 今季に1軍定着を賭ける若手?たちは手玉にとられ、今出てるレギュラークラスの選手も、ちょうど落ち気味だから、目を覆う貧打状態になる。

 対して投手陣も、鬼のいぬまの何とやらで、福原・安藤がいないチャンスが拡大しているというのに、井川の穴を狙って、キャンプ序盤から飛ばした疲れがでてるのか、いらぬ力みが空回りしてる状態となっている。
 そんな中、マイペースの井川の背番号を受け継ぐ、新人小嶋が井川並みのマイペースできっちり仕上げてきているのが目立つ。

 太陽は、断崖絶壁を一番身近に感じているんじゃないだろうか。
 このまま行って欲しいのだが、シーズンインした時が、疲れのピークなんてことになりはしないか?ちょっと心配。

 しかし、このキャンプで期待され、オープン戦での結果を求められた面々が次から次へと、結果が出せず、消えていきそうな現状が寂しいか限りだ。
 三東の離脱に始まり、中村泰は相変わらずの課題が解消されてなさそうだし、筒井はサイド転向に賭けて来たものの、中継ぎなら吉野に一日の長があり、中途半端な感じが否めないし、江草・能見の経験者が突き抜けるような兆しがあるとも言えないし。結局新人の小嶋期待という状況になってしまった。

 野手も、喜田や桜井もい、いざ実戦となるとその守備力や川越のような主戦クラスへの対応に難を見せ、せいぜい赤松が代走・守備固めで使えそうな気にさせているのがやっとという状態。
 もっとも、昨年の経験者の林は充分1軍でやっていける、できればスタメン起用したいと言うところまできているんだけど・・・、守るところがねぇ・・・・。これを超えないと喜田・桜井起用されないわけだから、彼らも厳しいよね。
 
 代打枠と守備要員。
 桧山・林、高橋光、中村豊、秀太、これに勝ってこその1軍となる。
 足を持ってるだけに、赤松がリードしてることは確かなんだけど。

 ポスト矢野にしても、浅井・狩野というところが期待されていたが、実際実戦レベルで清水がその潜在能力の高さを見せ始めている。
 このキャッチャーは、ある意味矢野に近いと思う。雰囲気とかがね。
 ポスト矢野として育てるなら、今季は2軍でレギュラーとして経験を積ませたほうがいいかも知れない。

 いずれにしても、新人が目立っているようじゃしょうがない。
 今一度、若手?選手に奮起して欲しい。
 彼らが試される試合は、残り少ない。

 ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 19:09 | comments(1) | trackbacks(0) |
球春
 プロ野球の春は、オープン戦の開幕とともに訪れる。
 昨日から開幕したオープン戦に春を感じる方も多いと思う。
 しかし、タイガースファンの春は、まだまだ遠そうだ。

 井川が抜け、福原・安藤が故障出遅れ・・・・。
 これは裏を返せば、若手にとってのチャンス到来ということになる。
 チャンスを掴みかけては、手放している打撃陣も、町田の引退による右の代打枠、加えて桧山の故障により左の控えさえ空白地帯になっている。
 いまこそ、その球暦に春を迎えるチャンスなんだけど・・・。

 キャンプ、練習試合なので好調さを伝えられた面々は、このオープン戦の開幕にあわせたように、急降下していく。
 復活を期す三東は、再び故障に陥り、久保田は投げ込みが実らず、自信を取り戻せないでいる。
 サイド転向で活路を見出したかのような筒井は、実戦での弱さを相変わらず示している。
 結果、毎年のメンバーに期待が集まる図式になる。

 能見、江草、杉山。
 このなかで杉山も、ここへきて評判を落としているが、今日見る限り、球自体はそんなに悪くはない気がする。あとは、どう細かいコントロールを合わせていくかだが、毎度のスロースターターぶりはいただけない。
 一度ショックを受けないと、本気にならないのでは問題ありだ。

 能見、江草は、まごまごしてると期待を小嶋にもっていかれちまいかねない。結果がどうしても必要となるオープン戦だ。
 この辺のプレッシャーが他とは違うところかなぁ。いい傾向だ。
 右も、金村・上園あたりが杉山にプレッシャーをかけられればいいのだが、まだ役不足かもしれない。

 野手は、結局、実績のある林が頼りか。
 喜田も桜井も、オープン戦が始まると、とたんに急ブレーキがかかる。
 赤松もガンガン行かなきゃ。赤星の牙城は崩せないだろう。
 
 なんかオープン戦が始まったとたんに、新鮮な力が霧散してしまうのは残念だ。
 彼らが試してもらえるのは、あと何試合も無いんだから、何とか春を迎えられる選手が出てきて欲しいと思うのだが・・・・。
 
 ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 22:30 | comments(1) | trackbacks(2) |
いつまでも期待の若手でいられない
 キャンプが始まったねぇ。
 初日から腕振りまくりの太陽のピッチングを見た。
 思えば、野村監督時代の目玉として、逆指名で入ってきた藤田太陽は輝ける期待の星であった。
 あれから幾年すぎたんだろうか。
 太陽もいつまでも期待の若手じゃいられない。今年は瀬戸際、地平線上の太陽だ。沈むか登るか、勝負の年やね。

 こうした素材がことのほか多いのが、井川の穴を埋めるべき若手左腕グループだ。
 ドラフト自由枠(希望入団枠)の江草、筒井、能見、岩田、そして今年の小嶋。
 加えて、新人の時に、1軍キャンプ抜擢の中村泰、故障復活を賭ける三東。
 これに、安芸にいる吉野と田村がいるのだから頭数は多いよね。

 み〜んな、期待の若手左腕って言われ続けてる選手達だ。
 中には、ずいぶんとうが立ってしまった選手もいるんじゃないか。
 この中では、小嶋、岩田くらいを除けば、みんな今年が勝負の年になる。
 タイガース投手陣の1軍メンバーに確固たる地位を築くか、淘汰されてしまうのか。
 キャンプレポートを見ていて、彼らのピッチが上がっているのも頷ける。もう、故障とかを恐れてる余裕はないはずだからね。

 でも、この中で寅吉は、岩田に期待したい。
 なんか、スケールの大きさを感じるんだよね。
 小嶋なんかを見ていても、キレはありそうだけど、ド〜ンっと相手を抑え込んでしまうような、力強さというか、スケールといったものは、感じないんだよね。能見もしかり。三東、中村泰も・・・・・。
 あのイガーが出てきた時のような、ズッド〜ンと決められたら、手も足もでないと思わせるような球を投げるスケール。
 それを感じさせるより、キレで勝負ってタイプが多過ぎって感じ。
 だから、岩田のスケールに期待したくなっちゃうだよね。

 このいつまでも期待の若手じゃいられない左腕達のサバイバルもこのキャンプの見所だろうね。

 ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 23:21 | comments(1) | trackbacks(0) |
ユニホームも一新して
 さぁ、明日からキャンプインだ!
 更新の方も、段々とシーズンモードへ入っていくつもりだ。

 ユニホームが一新!
 どうよ、これ?
 縦じまがなくならないのは、当然として、伝統と新しさを無理やりくっつけたって感じしない?
 背番号の字体とか、ちょっと弱そうに映らないかい?
 まぁ、それも、アニキが言うように「チームがさらに強くなれば、より格好良く見えると思います。」ってことなんだろうけどね。
 「もっと頑張って(新ユニフォームを)みんなに覚えてもらいたいです。」っていう球児のように、モチベーションが高まればそれで効果ありってことなんだけど。
 個人的には、85年の日本一のユニが気に入っている。(特にビジターも縦じまだったのが良かったと思う。)あとは、はるか昔の濃紺のユニ。ビジター用には、こんなのもいいかと思った。ロゴは、HANNSHINにしてもかまわないけど。(でも今のメンバーで、似合いそうな選手は下やんくらいかね・・・・。)
 寅吉が、タイガースファンになった頃のユニ。実は、これが一番のお気に入り。シンプルかつ強そうだと思わない?
 是非、交流戦で試してみて!

 ということで、ユニ談義は置いといて、明日からキャンプだ。
 また、スカイ・A sports+では、連日「猛虎キャンプレポート2007」をやってくれる。陽、チェックだね。
 もっとも、寅吉は夜の再放送専門に見ることになるけど。
 
 キャンプの中で、シーズンへ向けての課題や心配な点、期待する選手のことなど、逐次書いていきます。
 今年のオフは、結構オフモードに浸ってしまったので、寅吉もキャンプインで、シーズンに向けて、準備しとかないと・・・・・・。

 ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 21:53 | comments(1) | trackbacks(3) |
誰か、タムじぃになれないか?
 井川のヤンキース入りは決定したも同然だろう。
 柱の投手、しかも左腕が抜けるのは、戦力的に見て大きな打撃であることは確かだ。
 逆にこの穴を埋めるべく投手陣にとっては大きなチャンスともいえる。

 特に、伸び悩んでいる若手や故障明けの左腕のとっては、千載一遇といっていいくらいのチャンスなんだよね。
 数えるだけで、能見、江草のある程度の実績を示してきたタイプから、筒井、中村泰、田村の期待先行型、三東の故障明けという布陣になる。これに今年の希望入団枠の小嶋を加えた面々がポスト井川を争うメンバーと言っていいだろうか?

 しかし、井川の穴を左腕だけで埋めると限定するのも酷な話かもしれない。
 いつか登るだろう太陽や先発に執念を燃やす金沢、若手の玉置、若竹なんていうのも候補になるんだろうなぁ。
 でも本当に先発だけに穴が空くのだろうか?
 完投かそれに近いイニングを期待できる井川が抜けるということは、代わりに誰を当て込んでも、中継ぎ以降の負担が増すということになるんだろう。
 今年の敗因の大きな要素は、JFKが揃わなかったこともあるが、SHEの崩壊も大きな要因であったと思う。
 ここの補強が大きな課題だと思っているんだけどね。

 そうこう想いを巡らせると、あの暗黒時代に咲いた花、田村勤投手を思い出す。愛称は「タムじぃ」。
 92年の優勝争いで抑えを任された、左腕のサイドスロー。
 今で言うと、ジェフのタイプかも知れないが、もっと真横から繰り出されるクロスファイヤーのストレートとスライダーの威力は特筆するものがあった。今で言うと、藤川のストレートを見るのと同じような感覚で見ていた記憶がある。

 この時代、ある意味左のサイドスローが一気に出てきていた時代だったかもしれない。永射、清川、角など結構、このタイプの投手はいたけど、タムじぃは、明らかに違っていた。
 サイドから肘を突き出すように繰り出すストレートは、見事に相手バッターに空を斬らせた。
 しかし、そのフォームは、肘に莫大な負担を強いるものであったため、すぐに故障を誘発し、その全盛期は短かった。
 タムじぃのストレートは、ある意味吸血の魔球だったのかも知れない。

 今、タイガースのメンバーで彼に近い位置にいる選手は、三東と中村泰の2人じゃないだろうか。
 2人の切れは、ある意味タムじぃに近い物があると感じているんだけど・・・。
 あとは、何が足りないかということだ。
 それは、吸血の魔球であっても、それを投げきるという気持ちの部分じゃないだろうか。
 自分の選手生命を縮めるかもしれない投球であっても、それでしかプロの世界で投げられないという覚悟、それがタムじぃにはあった。

 
 実際、彼らがタムじぃの真似をしたフォームに変えても同じ結果になるとは限らないが、覚悟という部分では、真似をしないと大きなブレークは生まないと思う。
 逆にそれができれば、彼らがポスト井川ならぬ、タムじぃの再来として、中継ぎ、抑えの重要なメンバーに加わってくれると思うのだが。
 実際ここで、中村泰が伸び悩んで2軍に埋もれているときに、タムじぃのフォームを真似て見ても面白い、そうまでしないと殻を破れないだろうって提言もしてきたし・・・・・。

 いずれにしても、吉野を含め中継ぎに左がもう一枚噛んでこないと難しいと思う
 当然、江草、能見、筒井、小嶋は先発枠を争ってもらいたいと思っているんだけど、故障上がりの三東と中村泰はどうしても中継ぎ向きと考えてしまうんだけど。

 誰かが、タムじぃになった時、タイガースの中継ぎが強固なものとなり、覇権奪回に近づく、そう思うこのごろだ。
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 20:58 | comments(1) | trackbacks(2) |
これにて充填完了?
 今日は、大・社ドラフト。
 タイガースは、希望入団枠の小嶋から、上園・清水・大城と指名。
 ようこそ、タイガースへ!

 大引がオリックスに強奪されたとか言う向きもあるが、ウエーバー制で行っているいる以上仕方がないことだ。
 どうしても欲しければ、希望入団枠を使うだろうし、小嶋と天秤にかけて小嶋が必要だとした判断じゃないかな。
 もっとも、腹芸のひとつを発揮して、大引に希望入団枠、小嶋を3巡目指名という裏技もできなくはない環境だったでしょう。それをしなかったのは、小嶋のプライドを重んじたかタイガースの編成が正直者が多いのか?

 昔、中込を球団職員として1年過ごさせ、ドラフトで1位指名したときがあった。
 同じく大豊を球団職員として囲ってた中日は、大豊を2位指名に廻し、その年の高校生No1左腕と言われた今中を1位指名した。
 今中が大阪桐蔭だっただけに、なんでタイガースが指名しなかったのかと言われた時を思い出す。こういう策略は、かって球界の寝業師と言われた故・根本さんや星野前監督なんかが得意だったよね。
 今のタイガースは、岡田監督らしく、常に正攻法だったってことでしょう。
 もっとも、大引をどうしてもっていうほど必要としてはいないという部分もあったと思う。関本・藤本っいるから、いくら即戦力でもいきなり、この2人以上ではないだろうし。秋季キャンプで注目の坂だって、ことしドラフト対象なら、間違いなく希望入団枠レベルじゃないのかな?

 さて、この分離ドラフトも、暫定期間が今年で終了。
 どういう結論を出して、どう改革していくか重要な時期に来た。
 やはり、ドラフトは統一して、完全ウエーバーにしていくほうが良いのではないだろうか。まぁ、FAとのリンクは免れないだろうが。
 MLBの良いところは、良いとして見習って悪いことじゃない。

 あと、育成枠っていうのもなんか腑に落ちないよね。
 今年、読売が7人も育成枠に指名した。ほんと育成する気があって指名してるんだろうか?
 なんかフレッシュ・リーグの構想とかもあるらしいけど、単に最近の育成の手抜き批判をかわす為か、囲い込みの逃げ道にするとかの胡散臭さを感じてしまうのは、寅吉だけだろうか。

 この清武って代表がどうも胡散臭い。
 WBCの選考の時も、タイガースや中日が辞退続出で非協力的だ、自分のところは8人も候補を出してるとか非難しておいて、結局読売は。阿部なんかが辞退して、上原一人。タイガース、中日ともに2人と逆の結果になってしまっている。
 この間の松坂のポスティングでも、「ウチは、選手を金で売るようなまねはしない。」って大見得切ってたけど、「選手を金で買いあさる専門」だからってこと分かってないんじゃないかね。
 こういう人間(バックに例のあの人がいるんだろうけど・・・)が代表してる限り、読売がいい方向に行くことはない気がする。

 きっと、そういう勢力がドラフトの現状維持なんかを唱えるんだろうけど、目的は「戦力の均等化」にあることを念頭に置いて、これを錦の御旗に改革を考えて欲しい。ほんと、切にそう思います。

 しかし、タイガースの新戦力の充填は、これにて完了なのかな?
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 22:14 | comments(1) | trackbacks(2) |
アジアシリーズも終わった
 北海道日本ハムがアジア一を守った。
 それにしても、このシリーズはブラウンやモレルといったタイガースに縁の選手の顔も見れたし、レイボーンがあちらで進化?したんだろうか、いい投球を見せてくれた。

 この大会は、大事に育てたいよね。
 今回で、台湾のレベル、特に投手が高いことが分かった。韓国はいずれ日本に歯を剥いてくるだろうし、中国はあれだけの人がいるだけに、長足の進歩を遂げるのは想像に難くない。
 いずれ、今のような楽勝ムード、日本シリーズ覇者へのご褒美的意識から、必死に挑むべき大会になると期待したい。

 この大会で感じたのは、さっきも書いたけど、台湾の投手のレベルがたかいこと。
 そういえば、日本で活躍したアジアの選手は台湾の投手が多い。
 代表的な、郭泰源、郭源治、荘勝男など。
 タイガースにも郭李がいた。
 いまは、Gの姜がその素材のよさを示し始めている。
 最近のタイガースの外人Pの補強がうまくいってない現状、台湾市場に目を向けるのも一案化とも思える。
 案外、ポスト井川は台湾あたりにいたりして・・・・・。

 ウイリアムスががんばってくれているが、同時に来日したポートやその後の選手たち、今年のオクスプリングなど期待も高かったが、1年でサヨナラやった。果たして、ボーゲルソングはいかがだろうか?
 やはり、アジアの市場に目を向けてもいいんじゃないだろうか。
 確か、徐とかいう選手に注目しているという記事もあったし、ちょっと期待して待っている。

 このオフは、ポスト井川の発掘が大きな宿題になっている。
 それは、新戦力からでも、既存戦力からでもOKではある。
 今日は、アジアシリーズからアジア選手の可能性を考えたが、既存戦力からは、この秋季キャンプを含めて、後日書くことにします。
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 21:42 | comments(1) | trackbacks(0) |
オフモードでまったりと
 タイガースの最終戦が終わってから、なんか気が抜けたみたいで、この更新もずいぶんとサボってしまった。
 気がつけば、日本シリーズも第3戦まで来てしまった。

 新庄が出てるため、相手が中日のためか、どうしてもファイターズを応援してしまう寅吉なんだが・・・・。
 実際、このところの日本シリーズは、パが優勢なんだよね。
 その要因に、プレーオフの存在が言われたりするんだけど、今年のセはタイガースのがんばりでギリギリまで優勝が決まらず、実戦感覚という意味では問題がないはず。果たして、どうでるか見ものだね。

 今年の組み合わせは、どちらもシーズン1位同士の組み合わせ。
 こういう組み合わせの日本シリーズは、当分見られなくなるかもしれない。なんせ、来年からはセもプレーオフ制になるもんだから、下手すると3位同士の日本シリーズなんてこともありえるのだから。
 でもそうなったら、それとは別に、両リーグの1位同士の試合って見たくならないだろうか。寅吉は絶対、そっちのほうが見たいんだけど・・・。

 まぁ、タイガースが出てないもんだから、この、ある意味最後の日本シリーズを気楽に楽しませては貰ってるんだけど・・・・。
 最後まで、まったりと新庄の応援をしていきますよ。

 でも、プレーオフの勝ち上がりの日本シリーズよりも、シーズン1位同士の試合がみたいなぁ。どうしても!
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 21:54 | comments(2) | trackbacks(1) |
祭りのあと
♪もう笑おうもう笑ってしまおう 昨日の夢は冗談だったんだと

祭りのあとの淋しさは 死んだ女にくれてやろう
祭りのあとの淋しさは 死んだ男にくれてやろう    

もう恨むまいもう恨むのはよそう 今宵の酒に酔いしれて♪by岡本おさみ

 そうだね。寅吉ももう恨むのはやめるよ、有隅さん。

 いい夢みさせてもらった。最高の祭りだったよ!
 あの平然たる落合監督が、涙ながらに“球史に残る追い込み”と讃え、正直苦しかったと吐露したほどのタイガースの追い上げを見せてもらった。

 また、それを振り切った中日は、やはり強かった。オメデト。
 
 さぁ、明日から来期の捲土重来のための準備が始まる。
 ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 23:40 | comments(0) | trackbacks(6) |
一夜明けて、反省す
 悔しい、ホント悔しい負け方だった。

 読売の先発は、姜でなく久々の西村。
 正直姜の場合は、手を焼くことが見えてただけに、彼が中日戦に回った(?)ことは喜ばしいことと、心ひそかに喜んだ。
 しかも、立ち上がりの西村はストライクが取れずアップ、アップ。
 こりゃ、「勝ったな。」と思った。

 この日のデーゲームに中日は、辛くも勝利をおさめマジックは3。
 この中日の戦いぶりから、奇跡が現実のものになる予感がタイガースに満ちていったのかもしれない。
 それまでの、「勝ち続けるしかない!」「全部勝つ!」という強いモチベーションが、「負けられない。」というプレッシャーへと変化した。
 先の直接対決でも、初戦に勝利し、奇跡が現実へと振れようとすると、次試合で先制し、よりその思いが強くなった瞬間に、金縛りにあったように、チャンスで一打が出なくなったり、つまらんミスが出たりする。
 
 昨日の試合も、「負けられない」というプレッシャーで始まり、井川が先制を許した不利な状態から、西村のピッチングを見た瞬間、「負けられない」のプレッシャーが「勝たなきゃ」というより強いプレッシャーへと昇華し、攻撃のパターンを狂わせていった。
 もし、昨日の試合が中日と同時進行で行われていたら、結果は違っていたんじゃないかと思う。
 
 どうも今年は、この“ここ一番”に弱さを露呈する。
 これは、シーズンを通して万全で戦ってこなかったため、どこかに弱さを抱えているからなのであろう。
 去年は「JFK」が万全だった。金本・今岡のポイントゲッターが完全なる機能をした。赤星の足がフル回転していた。
 このすべてが揃うことなく、ここまできたのが脅威なのだが、ここ一番にそこに不安をかかえることが、弱さを露呈することになってしまう。
 
 昨日の試合も、“久保田の不安”があればこそ、継投がうまく繋がらなかった。できれば最後を久保田に任せることなく終わりたいという気持ちが見て取れた。
 やはり、久保田は「お前しかいない!」という強い信頼感でこそ、去年の9・7に見せたような鬼神の投球ができるのだ。
 昨日のように、不安とともに“しょうがないから”的な使い方では力が発揮できやしない。(久保田は、泣いてたね・・・・)
 でも、岡田監督は、久保田で終わる姿勢だけは崩さなかったね。寅吉ならビビッて、李のとこで吉野を一か八かで投入してたかも・・・・。でもそれをしたら、先々の久保田を殺しかねないもんなぁ。

 まぁ、いろいろあるが期待がたかまると裏切り、期待がしぼむとまた裏切り復活してきたタイガース。ゾンビ集団とも揶揄されたこともある。
 ここまで来たんだから、残り3試合、全力で取って85勝を挙げて欲しい。中日が、マジックを消したら終わりだけど、それまでは東京ヤクルトと読売を応援しながら、12日の直接対決を待ちたい。
 一夜明けて反省した。昨日の敗戦で諦めちゃいけない。いままでず〜っとそうだったように、どんな状況でも応援し続けるしかないんだ。批判なんていちでもできる。今は、ひたすら他力本願だけど願い続けることだ。
 中日が胴上げをするまで、きっちり期待し続ける!


 メークどんでん!
 ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 12:14 | comments(0) | trackbacks(6) |
NEVER NEVER NEVER SURRENDER !
 今日は、これだけを言っておこう。

 サンキュー!広島カープ。
 できれば、もう一回がんばってね。

 タイガースは、勝ち続けることでしか、希望を紡ぐことができない。
 ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 22:07 | comments(1) | trackbacks(3) |
金の卵が、また3つ
 野原、橋本、横山、ようこそ虎の穴へ。
 がんばって、鍛えて、孵化しておくれ。タイガースに入団してくる選手は間違いなく応援するよ。

 今年の補強ポイントは、右打ちの内野手と捕手ってずっと言っていたのだから、野原と橋本の指名は、合格点なのだろう。
 3人目の横山っていうPが以外でもあったが、順位や前評判通りに孵化しないのが高校生ドラフトの面白いところ。掛布は6位だったし、新庄は5位だ。ちょうど、高校生ドラフトの4順目くらいの評価なんだから、どう化けるかは誰もわからんもんね。(去年だって、前田大和が今ほどの期待を背負っていたかって、考えて見てよ。)

 今年のドラフトで寅吉が一番注目してたのは、増渕(鷲宮高 )だった。
 熱闘甲子園の予選の時のピッチングを見て、こいつはいいPだと思った。かっての読売・斉藤雅樹を思わせるサイドから、伸びのある速球を投げ込む。リーチが長く見え、球もちのいいタイプに見える。
 きっと、早い段階で出てくる即戦力に近いPなんだと思った。古田は、すぐにでも使えるように仕立ててくるだろう。東京ヤクルトは右の先発が足りないからね。いい補強になったんじゃないかね。
 逆に西武は、ドンマイだ。
 松坂の流出もあるだろうし、地元の有力選手だけに獲得したかっただろうに・・・・、残念。

 しかし、高校生のドラフトの結果なんて、1年や2年で結果が出るものと違うからね。
 松坂を避け、藤川を指名した時の非難は凄かったもの。かくいう寅吉も、思いっきり非難したもんだけど・・・・・・。
 今は、当時藤川獲得を推したスカウトに感謝してるけどね。

 さぁ、このドラフト・ブレイクが終われば、最後の大勝負が待っている。
 泣いても、笑っても、この週末には、ある程度の結果は、出てるはずだ。
 できれば、楽しみが先に延びるような結果が出てると嬉しいのだが・・・。
 まぁ、例によって期待しないで、期待しとくよ!

 ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 22:01 | comments(0) | trackbacks(6) |
交流戦総括
 2年目の交流戦が終わった。
 タイガースは、昨年より貯金が2つ少なくて、「6」。全体で3位の成績だ。これをどう見るか?

 実際、対東北楽天、対北海道日本ハム、対西武の3カードの取りこぼしが痛かった。
 特に東北楽天には、最低4勝2敗、西武には3勝3敗を目論んでいたからね。これが目論み通りなら、交流戦優勝していたんだよね。

 この躓きの原因は、インボイスでの西武戦、第3戦。
 先発の駒の少ない西武が、苦し紛れの先発として選んだ松永を打ち損じながら、やっと逆転したのを。最後でサヨナラにされた試合。
 あれが堪えた。ここから、打線が不調、残塁症候群に取り付かれるようになった。たった、1試合の躓きが後を引くことになる。
 返す返すも惜しい一戦だった。

 全体的には、試合日程がタイトな面とカードの組み方に問題が浮かんできた。
 今年くらい中止があると、6試合で予備日が1日で1週間をまわしていくスケジュールにどうしても無理が出る。
 また、カードの組み方で、表ローテだけ当たるチームなどの不公平感も多少でてくる。
 なんてたって、読売がこれだけ失速してしまったんだ。あのナベツネが「もう、交流戦はやらん!」などと言い出しかねないだろう。

 反省は反省として、よりよく興味をひく交流戦のやり方を論議してもらいたいもんだ。

 さぁ、セリーグとの対戦が待っている。
 ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 23:46 | comments(1) | trackbacks(2) |
交流戦展望
 いつの間にか交流戦も残り2週となった。
 タイガースの成績はというと、ホームで負け越すこともなく、ビジターで3タテ喰らうこともなく、まぁ、順調といった戦いぶりだ。

 特に、千葉ロッテに勝ち越しているのが特筆される。

 全体はというと、東京ヤクルトが交流戦に入って、持ち直す。
 重量打線に物を言わせ、優勝争いにからんできてる。(セリーグの3強にも迫る勢いを見せてきた。
 だだ、ディフェンディングチャンピオンの千葉ロッテが対セリーグの強さを見せてきた。東京ヤクルトがひとつ勝つまでは、タイガース以外には負けないといった強さを見せてきた。
 ただ、先週広島にすくわれたとこを見ると、下降気味かな?

 この交流戦は悩むんだよね。
 ターガースの優勝を願えば、千葉ロッテの失速を望まなくちゃいけないが、読売や中日といったセのライバルとの対戦を残してるだけに、ここはしっかりがんばって、セリーグ・キラーぶりを見せて欲しいとも思う。
 直接対戦がないだけに、本来タイガース以外は、すべてパ・リーグの勝利を願うのがベストとなるんだけど・・・・・。

 さて今週は、北海道日本ハムと西武との対戦。
 なんとかここを4勝2敗で乗り切ってくれれば、来週は、東北楽天とオリックスとの対戦だ。
 両チームは、悪いがある程度勝ちを計算しやすい相手となる。
 ともにビジターでの戦いが気になるが、大阪ドームはビジターという気がしない。
 ここを5勝1敗で乗り切る。それが交流戦優勝の条件となる。
 そして、中止の2試合、千葉ロッテと北海道日本ハムが各1試合。できれば両方勝ちたいんだけどねぇ。これも相手のローテ次第。
  
 目指しても損はないでしょ、交流戦優勝。
 それが、ペナントレースを優位にするのだから。

 ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 22:19 | comments(0) | trackbacks(0) |
若い芽が出でよ!
 今日も、打てん中止、いや雨天中止。
 これで今週から来週にかけて9連戦だ。
 まだまだ、中止がありえそうだし、そうなると交流戦の終盤はかなりの連戦が予想されるよね。新聞によると16連戦もありだとか、ダブルヘッダーの実施だとか・・・・。

 豊富なローテ候補がいるタイガースだけに、若手Pの抜擢が難しい環境にあるが、もし、そんな連戦が続いたらチャンス到来だ〜ね。
 まあ、ダーウィンや太陽の先発もありえそうだが、そうなれば中継ぎに欠員がでる。
 ジェフ復帰の前に、掴めそうなチャンスを生かせ!
 筒井、中村泰なんかは、特にチャンスだ。

 打者だって大いにチャンスがある。
 昨日も今岡を休ませた。これに連戦が続くと、休みを必要とするベテランが多い布陣だ。起爆剤になれる若手の登用は十分考えられる。
 喜田、庄田、桜井、チャンスがくるかも?
 赤松は間に合わんかね。

 こんなことでもないと、なかなかチャンスに恵まれない状況だ。
 かってスターに上り詰めた選手は、数少ないチャンスを確実に物にした。
 さぁ、今年そういう選手があらわれるだろうか。
 投打どちらでもかまわない、起爆剤になるような活躍をする若手の出現を期待してやまない。

 ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 23:38 | comments(0) | trackbacks(1) |
中止が増えると・・・・
 今日の対北海道日本ハム戦は雨天中止。
 これで交流戦に入って、2度目だね。しかも、いずれも週の前半、つまり予備日がない状態での中止だ。
 これは、必然的に交流戦と従来のペナント再開の間の予備日(休養日)に組み入れられることになるんだろう。

 ここで、ちょと日程をチェックね!
 交流戦の最後が大阪Dでのオリックス戦。6月18日の日曜だね。
 そしてペナント再開が、その週の金曜日。ヤクルトと甲子園で。
 つまり、いままで中止になった2試合(千葉ロッテと北海道日本ハム)は、ここへ入れられるわけだ。
 本来の調整期間が4日間あったのが、2日間に縮小って事。それでも、大阪Dで終わって、甲子園で始まる間に、甲子園での中止の試合が入るわけだから、まだましか・・・・。
 千葉ロッテや北海道日本ハムは、この間、わざわざ甲子園まで1試合のために遠征になる。お気の毒・・・って同情してる場合じゃないぞ。
 これ以上、中止が増えるとエライことになりそうだ。
 (結構安直に日程をつくってるんじゃないだろうね!怒)

 ペナント再開までの調整期間がすべて埋まってしまうってことになったら・・・・・、そこに遠征を伴う試合が組まれたら・・・・、ちょっと検証してみる。
 まず、中止の可能性のある試合は、ドーム球場意外だから、甲子園以外で、千葉マリン、フルキャスト、スカイマークの3球場だ。
 週の後半の中止は、すぐ月曜に予備日として組まれ消化されるから、問題は週の前半。
 日程を見てみると、次の千葉ロッテ戦、6月のフルキャストでの楽天戦がある。あとは、甲子園での楽天戦が1回ね。

 これ、まだ甲子園の楽天戦ならいいけど(って決してよくないが)、千葉マリンやフルキャストで中止になったらたまったもんじゃない。
 ペナント再開までの調整期間がなくなるし、しかも千葉や仙台に遠征が入る。それまでの中止の試合があるから、1試合でも往きか帰りかが当日移動ということになる。
 つまり、大阪Dでオリックス戦を終えたあと、甲子園で2試合、翌日移動して(千葉か仙台)、すぐ試合、終えて翌日移動して、ヤクルト戦に備えるってことだ。
 もう、1試合中止になったら、最後、最悪。
 一体何連戦になる?13連戦?しかも移動日なし。当日移動で即試合。
 こんな、日程になったらどうしよう・・・。

 こりゃ、これ以上の中止がないことを祈るしかない。
 去年はほとんど中止がなかったのに、エライ差なんだなぁ。
 しかも、梅雨入りが近づき、天気予報が悪い日が続く。
 どうか、中止を増やさんといてくれ〜ぇ!

 雨にも負けず!日程にも負けず!
 ぐぁんばれ!”タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 22:23 | comments(0) | trackbacks(0) |
スモールベースボール
 ホークスの内角攻め(っていうかビーンボールまがいの攻め方)についての論争が巷(タイガース周辺の)を騒がせている。
 あまり触れるのはよくないかと思ったが、寅吉なりに思ったことを書いておく。

 ホークスっていうのは、小久保や松中、城嶋、井口達がただの強さから、その強くあるべく姿・精神までも完成させた、文字通り王者の風格が漂うチームだった。(ここでは、あえて過去形ね。)
 去年の三瀬が金本の頭部に死球を当てた時の、金本のHPの記述に感動したし、そこの書かれていたホークスっていうチームに感銘も受けた。

 「キャッチャーの城島も心配して赤星の携帯電話に詫びの電話をかけてきましたがあのボールはキャッチャーには責任ありません。もちろんピッチャーにも責任ありません。」

 「僕はソフトバンクというチームと監督をある意味尊敬してるんです。それは2年前の日本シリーズで第3戦目にムーアが先発したんですが試合開始の第1球目を気合いのあまり相手バッターの柴原の頭上に投げたんです。普通なら相手は仕返ししてきます。そして第6戦目は田中秀太がまたまた気合いの入りすぎで2塁手の川崎めがけてタックルぎみにスライディングをかまし川崎は脳シントウで退場しました。普通ならお返しされても仕方ありませんがホークスは何も報復してきませんでした。僕はこんな素晴らしい日本シリーズを変な遺恨試合にしたくなかったんでホークスの紳士的な態度に感動しました。そして第7戦目終わって表彰式の時に僕は城島に謝りました。すべてこっちが悪かった、こっちの挑発に乗らず綺麗なシリーズにしてくれてありがとう、君らが1枚上だったと。強いチームはいちいち相手に反応せずどっしり構えてるんだなと思いました。」

 「その城島捕手、バッターボックスで僕に言ってくれました、試合に出続ける事はどんなタイトル獲るより素晴らしいって。」

 素晴らしいチームだ。
 このチームに勝ってこそ真の日本一になれる。
 ほんと、そう思っていた。だから、いつも日本シリーズの相手はホークスであることを望んでいたんだ。

 今年、王監督が掲げる“スモールベースボール”。(WBCでも同様にこのキャッチがはやったね。)
 城嶋が抜け、バティスタを解雇。確かにスケールは、小振りになった。
 しかも、今季のスタートダッシュは、思うような勝ち方が出来てないかもしれない。
 でも、精神(度量)まで、スモールベースボールにすることはない。っていうかして欲しくはない。

 たしかに、金本ほどの打者だ。
 厳しいインコースへの攻めは必要だ。
 だが、それとブラッシュボールは別物だ。
 キッチャーが城嶋だったら、あのようなボールを要求しただろうか?
 王監督の言うとおり、わざと狙うほどのコントロールのない投手に、城嶋なら、あんなとこへ投げさすリードは取らなかったと思う。

 さすが昨日は、岡田監督からの口撃もあり、キャッチャーの山崎もむきになった(意固地になった)面もあったろうが、城嶋ならあんな意固地にはならない。それより、素直にPのコントロール不足を詫びただろう。
 山崎も城嶋の穴を埋めるため必死なのはわかる。
 だが、行き過ぎはいけない。そうしなければ、ならないのはPでなくキャッチャーの山崎のエゴだけだからだ。(ホークスのPの力量を味方の捕手が見誤ってどうする?)

 それだけ、ホークスっていうチームに余裕がなくなっているのだろう。
 そうした攻めやルール内であればかまわないって、勝ち方やその姿勢にとらわれなくなっているのかもしれない。
 あの強いホークスを目標にしてきた身には寂しい限りだ。
 本来、同じようにタイガースっていうチームを高めて対決したいものを、相手が落ちてきて対決するのは、望んだものといささか違う。

 どうか、ホークスには、野球はスモールでも、その精神(度量)がスモールと映るような野球をしないで欲しい。
 それは、いままで築いてきたホークスの精神の破棄でもあるのだから。

 ということで、明日から気分を入替え、ファイターズ戦だ。
 新庄が待ってるぞ!

 ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 23:02 | comments(0) | trackbacks(1) |
3x―2 対読売 満身創痍でかく戦う
 なにが幸いするかわからん。
 本来9回に桧山を代打で起用し、そのままそこに久保田を入れる算段だったのだろうが、金本がショートゴロに倒れたため、藤川を続投(3イニング目になるだけにありえんが・・・)させるか、久保田をそこに入れるしかなくなった。
 普通なら、9回に打順が廻った4人の誰かと代わって久保田を入れ、5番にそのポジションを守れる野手を入れとくもんなんだが、代われる選手がいない状態に陥っていた。

 この3連戦の前に前田を落として、片岡を登録したのがここで響いたと正直思った。前田がいれば、関本のところへ久保田を入れ、藤川のところへ前田という手も考えられた。
 だが、10回の先頭打者になる藤川の代わりの打者として本当に使いたかったのは、桧山・スペンサー、(中村豊も入れといてやって!)というところだったんだろう。
 だが、いずれも外野手で、代わるべき選手が見当たらない。
 センターの守備力を考え、赤星は外せない。
 浜中は、10回に打順が廻る。
 本来、10回のラスト・バッターである金本であるのだが、世界記録保持者は、アンタッチャブルなのだ。(故障もあるし、無理させたくないんだけど・・・・、記録が切れて、大事なものも切れたらヤバイし・・・)

 寅吉は、矢野の所に入れるしかないと思っていた。
 藤川の代わりには、ミスター・思いっきり浅井でもいいし、野口を入れておいて、林を代打に使う手もありかなと考えた。
 そして、矢野の所(久保田)に廻れば、ある程度チャンス(ランナーが一人は出ている。)なんなんだから、そこで代打かどうか、勝負をかけるかどうかを判断すればよいと思っていたんだ。

 それが、久保田をそこへ入れ、10回裏の先頭打者として送り出した。
 完全に1死を諦めた作戦だと思った。
 だがこれが、逆に福田に思わぬプレッシャーとなった。
 はなから打つ気のないバッターにストライクを入れる。これがなかなか難しい。当たり前のことを当たり前にやることの難しさ。
 もし、四球でもだしたらなんて考え出したら、もうストライクが入らない。福田もいい経験をしただろう。(もともと、細かコカントロールがなさそうだからね・・・。)

 後は、無視からの四球は得点に繋がるっていう言い伝えどおりの結果へ一直線だ。
 失点しても、何故か勝ち星に恵まれる不思議な運を持っていた福田に土をつけたし、読売に初の3連戦での負け越しを味わってもらえたし、結果はいい方向に出た。
 小久保の故障、上原の故障?や矢野の勢いが落ちてきたり、読売が早くも正念場を迎えつつある。
 タイガースも、金本・今岡の主軸2人に故障があり、以前余談を許さない状況だ。(中日が怖いが、思うほど投手陣の整備は出来てないようだし・・・)
 これから、混戦・接戦が増えることが予想される。

 明日からの横浜戦の戦い方も大事だ。
 接戦続きの読売戦の後、“燃え尽き症候群”といわれたこともある。ここまでの対戦成績から、落とせない試合というプレッシャーもあったり、油断も起こりやすい。
 ここは、井川のビッシッとしたピッチングを期待したい。

 ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 23:19 | comments(0) | trackbacks(4) |
助走を終えて
 そうそう、例の新庄の襟付シャツの着用は、NGとなったらしい。
 理由は、マナー違反ってことだって。
 挙句、昨日のソフトバンクの抗議では、「青少年や子供たちに悪影響を及ぼす。」だってさ。
 本気でいってるのかねぇ。
 じゅあ、清原のピアスや金髪や茶髪なんていうのは、どうなんだ?
 よっぽど、そっちのほうが、マナー違反だったり、青少年や子供たちに悪影響があるんじゃないだろうか。

 万事がこれだから・・・・。
 新庄の襟付きがいけなければ、協約を変えて違反にすればいいでしょ。
 「野球規則1・11には“アンダーシャツの外から見える部分は、同一チームの各プレーヤー全員が同じ色でなければならない”と規定されている。しかし襟の形状までは明記がない。新庄は襟は黒で、規則には反しない。」
 ってことから、しょうがなしにマナーだの青少年への影響だのを持ち出してくる。なんとかせいよ!

 とまぁ、ひとこと愚痴って見たかったわけで・・・・・。

 4月の成績は、13勝10敗1分、貯金が「3」。
 思えば去年と遜色ないんだよね。去年も中日に4,5ゲーム離されていたしね。
 だが、去年に比べて、チーム打率や防御率がリーグ1位の成績をもってして、結果が同じくらいだから、物足りなく感じる。(読売が走ってるせいも幾分あるんだろうが・・・)
 それだけ、勝てる試合を落としてる印象が強いってこった。

 藤川・久保田のWBC参加による調整不足。
 今岡の思わぬ不調。(バネ指が好転してくれることを祈るよ。)
 ジェフノ離脱。
 この影響がもろに出たといえる。
 だが、藤川・久保田が戻りつつあることから、貯金を持って4月を終えることができたともいえるんじゃないかな。
 5月は反攻の月にしたい。

 助走は終えた。後は、離陸を待つのみだ。
 今月末にはジェフも戻ってくるらしい。
 欠けていたピースが徐々に埋まっていく。
 交流戦が控えるこの月は、まず読売戦からスタート。離陸するには、恰好の相手だ。

 ぐぁんばれ!タイガース

| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 22:20 | comments(1) | trackbacks(1) |
準備OK?
 「井川が髪を切った」って一面を飾る。
 まぁ、そんなことはどうでもいいねん。
 問題は、いよいよ開幕ってこっちゃ!

 まずは、古田兼任監督率いる東京ヤクルトと3連戦だ。
 石川・藤井・ガトームソンの先発が予想されている。(案外、石井一が来たりしてね・・・・)
 ワクワクと不安が、いいバランスで襲ってくる。
 
 タイガースが弱かったころは、開幕してからいつまでも使ってことが心配で、GWがさし当たっての目標だった気がする。
 夢見る開幕の頃ってね。

 でも優勝している時の開幕前の評価は決して高くはないのよね。
 85年も、あの平松(元大洋)なんか、最下位に予想してたもの。あの時は、打線はいいが、いかんせんピッチャーがいないという評価だった。
 03年だって、前年の星野監督をもってしても4位という成績からして、Aクラス争いがいいとこか、という評価。
 去年だって、中日の連覇濃厚で、連覇を狙ったタイガースは、4位に沈んだこともあり、前年の優勝は、所詮勢いだけの評価となっていた。

 今年の前評判は高い。
 それなりの戦力が揃っているということだ。
 しかし、その戦力たちの準備は整っているか?
 慢心・油断はないか?
 
 去年タイガースを支えるた「37歳トリオ」だって1歳年をとる。
 そのトリオが一番準備を怠りなくしているように見える。
 去年、初めてに近い実績って言うのを挙げた選手たちは、どうなんだ。彼ら以上に準備をしていないと、「実質2年目のジンクス」にはまりかねない。

 東京ヤクルト古田監督も自然体で、岡田監督も自然体でって同じような気持ちなんだよね、みんな。

 古くからのタイガースファンは、不安と共に開幕を迎える習性が染み付いてるもんで・・・・・(期待しすぎたり、自信持ちすぎてると、裏目の結果が出ることが多すぎて・・・)
 それでも、やはり期待はしてしまう。

 ぐぁんばれ!タイガース
 
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 22:12 | - | trackbacks(0) |
開幕登録メンバーを読む
 なんか、開幕が近づいて来た気がするねぇ。
 開幕の登録メンバーの発表があった。

 登録枠28人に対して、1人の余裕を残した発表だ。
 これは、3戦に江草の登録即先発もあるという攪乱戦法か?

 【投手】
  14 能見 篤史 16 安藤 優也 18 杉山 直久  20 金澤 健人
  22 藤川 球児 29 井川 慶  30 久保田 智之 47 吉野 誠
  48 相木 崇  59 ダーウィン
 
  金澤と吉野はひとまず、おめでとうだな。 
  しかし、下柳・江草・オクスプリングが登録されると、13名になる。
  投手は12名登録で行くとすると、誰かが落ちることになる。(う〜ん、難しい選択になりそうだな。)

 【捕手】
  2 野口 寿浩  12 浅井 良  39 矢野 輝弘

  波乱なしの3人。浅いは、代打枠も期待。

 【内野手】
  1 鳥谷 敬  3 関本 健太郎  4 A.シーツ  7 今岡 誠
  8 片岡 篤史 9 藤本 敦士   32 前田 忠節

  守備固め枠は、前田忠がゲットか・・・。守備力を考えての選択としては悪くない。片岡は、代打及び1,3塁のスペア枠かな。

 【外野手】
  0 中村 豊   5 濱中 治   6 金本 知憲   24 桧山 進次郎 
  31 林 威助  50 町田 公二郎 53 赤星 憲広

 外野は多目の7人登録。投手登録が13名の場合、削減はここで起こる可能性もありか。
  町田は、片岡との代打枠の争いになるか?(町田が右だけに、浅井が使われると削減候補になってしまうが・・・、もっとも、片岡には林がいるけど)
  中村豊は、昨年実績にものを言わしたかなぁ。もっとも、この外野陣では、守備のスペシャリストが1人どうしても必要となるか。

 相対的に、波乱無き人選だろう。
 投手で、中村泰を見てみたかったのと、内外野こなせる上坂が、ユーティルティーを買われて登録されるかとおもっていたけどね。
 赤松も故障・ケガがなければ、チャンス大有りだったと思える。

 なにはともあれ、現状のベストメンバーでしょう。
 気分は盛り上がって来た。
 ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 23:01 | - | trackbacks(2) |
このオフの通知表
 開幕も近づき、日に日に期待と不安が高まるこの頃。
 ここでこのオフの成果についておさらいを。

 【投手】
  中村泰(7)  能見 (7)  太陽 (6)  安藤 (7)
  金村 (5)  杉山 (4)  筒井 (4)  金沢 (8)
  岩田 (5)  藤川 (5)  渡辺 (6)  江草 (9)
  福原 (3)  井川 (7)  久保田(5)  橋本 (3)
  牧野 (5)   中林 (4)  三東 (4)  桟原 (5)
  下柳 (10)  オクスプリング(6)  鶴  (5)  吉野 (7)
  相木 (8)   若竹 (5)   ジェフ(2)  田村 (3)
  ダーウィン(7)  辻本 (5)  玉置 (5)  水落 (5)
  伊代野(4)

 【捕手】
  野口 (4)  浅井 (6)  岡崎 (5)  矢野 (6)
  大橋 (5)  小宮山(5)  狩野 (5)

 【内野手】
  秀太 (5)  鳥谷 (8)  関本 (6)  シーツ(7)
  今岡 (6)  片岡 (3)  藤本 (7)  前田忠(6)
  上坂 (8)  藤原 (4)  喜田 (4)  前田大(8)
  萱島 (4)  石橋 (4)  筒井壮(4)

 【外野手】
  中村豊(5)  濱中 (6)  金本 (7)  桧山 (8)
  林  (7)  葛城 (2)  スペン(2)  町田 (4)
  桜井 (4)  赤松 (3)  赤星 (7)  高橋 (5)
  庄田 (5)

 (10点満点。期待値を5として、あくまでも寅吉の独断・印象による。
  育成枠の選手、新人は、期待値どおりの5を基準としている。
  ポジションは公式サイトの選手プロフィールによる。) 

 【総評】  
  総じて野手に期待値(5)を下回る選手が多かった。
  特に底上げに期待される若手の喜田・桜井・赤松(故障)が期待に応えられるべき成長を見せないと同時に、その取り組み方に問題があるように思える。(赤松は、別問題だけど・・・)
  上坂の奮起に驚く。藤本は、オフに取り組んだことが、実際に出来るかが問題。

  捕手も、矢野・野口に継ぐっていうか、野口を追い越すような成長が見られた選手がいないのが残念。やはり、浅井に期待する。

  投手は、ジェフの穴埋めに名乗りを挙げた、能見と江草に期待。
  中村泰と吉野には、精神的きっかけで大化けもあるか。
  下柳は、文句つけようがない。お手本にしてくれ!
  井川は取り組み方、モチベーションは◎、あとは勤続披露がどの程度取れているかだ。

 結果として、新鮮な力の台頭はなかったが、個々のレベルアップはある程度はかれた気がする。
 後は、実戦で力を発揮するのみだ。
 
 ぐぁんばれ!タイガース     
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 22:36 | - | trackbacks(0) |
オープン戦を終えて
 今日の横浜戦を最後に、あとは開幕まで実戦はなくなった。
 チャンスを掴もうとした者、しがみつこうとした者、全ての結果がもうじきでることだろう。
 もちらん、シーズンに入ってから、敗者復活もありえることだ。

 評価を高め、1軍枠をつかめただろう者。
 相木・・・中継ぎ変則枠。監督の評価高し。
 金沢・・・中継ぎ枠。手術後復活の期待。
 吉野・・・左腕変則枠。03年の輝きを取り戻せるか?

 林・・・左代打枠。守備力がつけば、桧山との争いになるんだけど・・・。

 評価が定まらないまでも、1軍枠に残るだろう者。
 濱中・・・本来レギュラーとしての復活が望まれるが、まず右代打枠。
 上坂・・・赤松が骨折したいま、内外野守れる便利さを買われる。
 ダーウィン・・とりあえずジェフの外国人枠を埋めてみるか。
 
 2軍で次期チャンス待機枠
 中村泰・・・球威は1軍クラス。本来ジェフの穴を埋めるべき存在だが。
 赤松・・・・なんといても骨折はないだろう。第2の的場はゴメンだ。

 これに、現有戦力を絡めると、
 先発 左 井川・下柳・江草
    右 安藤・杉山・オクススプリング
 (先発 2軍待機 福原・三東・太陽)

 中継ぎ 右 相木・金沢・藤川・ダーウィン
     左 能見・吉野
 (中継ぎ 2軍待機 中村泰・桟原・牧野・橋本)
 抑え  久保田
 2軍待機 岩田・渡辺・筒井
 
 投手陣はこんなところか。
 田村・伊代野の早期脱落は惜しかった。
 代わりに、岩田・渡辺の台頭を期待。
 
 しかし、今日の筒井をみても思ったんだが、田村といい、なんでこじんまりまとめようとするんだろうか。
 筒井なんて、ドラフト自由枠になった当時の本格派左腕としてのオーソドックスな流れるようなフォームの見る影もない。
 壁にぶつかり、迷ってのことなんだろうが、もったいないと思ってしまう。(コーチの星野の真似をしてるわけじゃないよねぇ。)

 野手は、濱中の打撃不振、赤松の離脱により大きな変化は生まれなかった。結局ライトは桧山で、セカンドは、藤本・関本併用という感じで納まりつつある。
 今年は。赤松のブレークの年と勝手に期待してただけに残念だ。
 まぁ、藤本の打撃に兆しを感じるのが救いだが、はたして本番はどうか。
 林は、滑り込みで代打枠をゲットしただろう。レギュラーを目指すには守備を鍛える以外にないのだが・・・・。

 皆さんの評価はどうだろうか?
 後日、このオフの通知表でも作ってみるか。

 結局、準備を怠らなかったものがいい結果を生んでいる。
 ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 20:49 | - | trackbacks(0) |
さぁ、話を戻して、レッツ虎っくばっく!!
 WBCにもひと段落つけて、タイガースの話にもどりますか。

 おっと!こんなところにいいお題が転がって・・・・・・、
 “てぃぶろぐ”からのトラックバックのお題は、
 「今年のタイガースをオープン戦から占う」だ。
 タイガースの話題に戻るのに丁度いいので、即レッツ虎っくばっく!!

 さて、皆さんはオープン戦のたたかい方見てどうでしょう?
 ここ数試合、開幕メンバーと見て取れるスタメンで試合してるが、こうなったとたんに打てなくなってるとおもいませんか。
 競争と騒いだ挙句、ライトは桧山で決まりっぽい。しかし、この年になって最高の仕上がりを見せるって、桧山って選手は・・・・?
 濱中・林もチャンス大有りだったんだが、桧山がこの調子じゃ、なかなか難しいことになったもんだ。
 セカンド・2番の座も藤本が射止めたようで・・・・、結構岡田監督が買ってるね。さて、開幕してからもこの調子を維持できるか。欲と無心の戦いとなるだろう。

 こうして、競争が段落ついちゃうと、妙に落ち着いて覇気がなくなっていくような気がしませんか。

 ピッチャーも、ジェフの穴埋めと先発5,6番手の争いに目処が立つと、その座を狙ってのギラギラしたものが、急速にしぼみつつあるように見える。
 実際、藤川・久保田の2人が抜けていてこれだから、彼らが戻った今、もうそのギラツキを見せる機会もなくなってしまったんだろう。

 なんか、みんなが競争の中でギラギラしてたときのほうが、チームに活力があった気がする。今は、妙な落ち着きがあるだけだ。
 チーム状態としては、いつも競争があったほうがチームに活力が出やすいのだろう。その活力が、連覇へ導く原動力になると思うのだが・・・・。

 今季、「補強」より「増強」の道を選んで連覇へ向かうタイガースにとって、競争を呼ぶ底上げこそが、なによりの補強となるはずだ。
 もう、勝負付けが済んだと思ってガッカリすることはない。
 常に、上を目指して、準備することだ。(メキシコがアメリカを破ることもあるんだから。)
 最後まで、競争を挑め!
 
 開幕メンバーは、大枠決まったのかもしれないが、それイコール、レギュラーではない。シーズン通して活躍したものが、レギュラーとなるのだ。
 チャンスは、まだいくらでも巡ってくる。
 そいいった気持ちで、底から突き上げてくるものがいれば、今年のタイガースは強いだろう。
 しかしながら、今現在レギュラー取りに白旗を揚げてるものばかりなら、連覇はない。
 
 ここ数試合の低調は、ベテランのエンジンのかかりの遅さ(開幕に照準)とキャンプからの疲れ(開幕までに上がっていく)からだと思いたい。

 ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 22:27 | - | trackbacks(0) |
伝統の一戦復活す?
 オープン戦といえ、伝統の一戦。
 雨混じりの中、観客もそこそこ入っていたのかな?
 まぁ、なにはともあれ今季初対決に勝利して気分は悪くはないわな。

 この“伝統の一戦”ってキャッチフレーズもここのところ色あせてきている感は否めない。
 ここ3年は、タイガースの一方的?優勢であるが、その前はタイガース暗黒時代に、いいようにジャイアンツにやられっぱなしだった・・・・。
 そうこうしているうちに、T−Gの優勝争いなんていうのは、見られなくなって久しいっていうか、あったんかぁ?てなくらいだ。

 思えば、85年も最終的に広島との争いになったはずだし、あのGのV9時代に遡らないと、T−Gの優勝争いにめぐり合えないことになる。
 GのV9時代は、Gに喰らいつきながら、最後はGの引き立て役としての役回りをしっかり果たしていた。究極が、V9最後の年の最終決戦だよねぇ。
 あれ以後、伝統の一戦は死語となってたんだよ、寅吉の中では・・・・。

 しかし、今年は岡田の同年代(正確には1学年違いだが・・・)の原監督の再登板で、6大学と首都大学のスターとして君臨した両雄の対決が見られることになる。
 原監督も前回に解任させられたトラウマからか、かなり積極的な補強をしてきた。(なんか、第2次長嶋政権と似ているでしょ。育てるのを待ってる間に解任されたらたまらん。まず、勝つことがゆうせんだと補強に走るとこが・・・・)
 片や。岡田監督は、外部補強より、内部増強を選択した。
 この対照的2チームが相まみえる今季の一戦は、“伝統の一戦”の復活につなげることができるのだろうか。
 プロ野球人気の復活にも、この2チームが果たさなくてはならない役割は大きい。
 是非とも、すばらしい戦いを期待したい。

 と、ちょっと余裕をかましてるようなこと書いてきたけど、まだまだ油断も慢心もできんぞ!
 グローバーあたりにてこずってるようでは、心配でしょうがない。
 ジェフの穴を誰が埋めるのか?

 桟原は、どうも腕の位置が上がってきて、いまやスリークォーターといっていいフォームになってしまった。
 これがいいかどうか、寅吉には分からんが、サイドも頃のほうがボールのキレと打ちにくさがあったと思うんだが・・・。
 中村泰は、まずまず。っていいか、審判のストライクゾーンに助けられたりしている。それでも、自信をつけることが大事なこたなんだよ。

 逆に、江草の好投。2軍とはいえ、ダーウィンも先発に名乗りを上げる
 加えて、オクスプリングも前回の汚名返上と、福原の穴は、埋める気満々な選手が多い。

 ジェフの穴は誰が埋めるンや?
 ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 22:57 | - | trackbacks(2) |
負の部分にも眼をそむけるなかれ!
 今日も、オリックスに11―4で快勝
 前田大和にヒットも出たし、能見が好投したようだし、林にも1発といいところだけが目立っている感がある、

 しかしながら、その一方で確実に陰の部分も忍び寄ってくる。
 まず、久保田が黒田(広島)の代役でWBCに召集決定
 これはファンにとって喜ばしいことなのだが、実際の調整の部分では“?”がつくことになる。開幕へ向けての実戦経験(WBCでの出番によるところが大きいと思うが・・・)、投げ込みを中心とした練習量。藤川と切磋琢磨してがんばってくれ!

 加えて、ジェフの離脱
 開幕絶望が伝えられた。
 これでJFKの全てが開幕未知数状態だ。
 さらに、スペンサーの捻挫
 ライト競争の林がWBC離脱時にチャンスと思っていたところこれでは・・・・。

 そんな、陰の部分に奮い立つ選手が出てくることに期待すると共に、そうならなくては瀬戸際の男達が出てくるチャンスはない。
 中村泰、牧野、吉野チャンスだそ!
 桧山の意地の見せ所、浜中レギュラー奪取に燃えるところだ。
 赤松の敗者復活に賭けるもいいか・・・・。

 陰の部分は、陰の男にチャンスをもたらす!
 ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 21:09 | - | trackbacks(2) |
球春近づく音がする
 いよいよ、オープン戦も開幕。
 タイガースの初戦は、なにかと話題の多いオリックス・バファローズ。
 まずは、3-1と白星スタート!(勝つに越したこと事ないやね。)

 鳥谷、久保田はWBCメンバーとの練習試合の相手として、12球団選抜に参加。
 久保田は、早速WBCメンバーを6球で締めて見せた。なんか、選ばれなかったウサを晴らすような格好になったね。

 この試合、イチローの全日本を引っ張る気持ちが前面に出ていて、驚くと同時に、イチローの価値観が伝わってくる気がした。
 このイチローと1,2番コンビを組んだ西岡の更なる飛躍を呼びそうだ。
 出来れば、このコンビに赤星が名を連ねてくれていたら・・・・・、と思ったのは、寅吉だけだろうか。

 翻って阪神タイガース。
 2軍はキャンプを打ち上げ、喜田が鳴尾浜行きとなる。
 岡田監督の「チャンスはあったやろ。打つ打たんじゃなくて4打席の中で5球も、6球もボールを打ってたら1軍では使えんで。コースに決まったらそうは打てない。甘い球をいかに打つか、やからな」という談話に、強いチームの見方というのが現れている。
 喜田も、“2軍の帝王”で終わってしまうのか、ここから再び這い上がるか、桜井と共に「掴むか、掴み損なうか」の瀬戸際に追い込まれることになる。

 一方、鳥谷の留守のうちに、評価を高めた、前田大和の抜擢
 その柔らかい守備に、高校生の域を越え、将来の明るい希望を抱かせる。
 案外、こういうところから新しい芽が吹いたりする。
 打撃を買われるか、守備を買われるかの違いがあれど、掛布だってそんな感じだった。赤星だって、売りものの足に賭けて、今の位置に上り詰めた。
 前田大和が、その非凡な守備力を基に、東京ヤクルトの宮本のような選手に成長することを願わずには、いられない。

 だが、前田大和が成長すると、生涯遊撃手を誓う、鳥谷とポジションを争わなければならないようになる。
 やっぱり、鳥谷は、真弓2世としてコンバートがありえるのか?などといらぬ心配さえしてしまう。(取らぬ狸の皮算用ってね。)
 こうして切磋琢磨することが、お互いのレベルアップに繋がる、そんな良好なる関係がいいぞ!

 春が近づくと共に、開幕も近づく。
 球春が近いと言うことは、競争もピークに近づく。
 いよいよ、振るいにかけられ、脱落するものも出てくる。
 本当の球春を迎えられる選手になるために、まだまだがんばれ!

 ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 19:27 | - | trackbacks(1) |
最強の打線の形
 以前当選した、ヘルメット型マウスが不調に陥った。(反応しなくなちゃった。)
 ダメもとでメーカーの日本ディストリビューター社へメールで修理してくれないか問い合わせたところ、大変親切・丁寧に対応してくれて、新品と交換してくれた。
 ほんと気持ちいい対応だったので、今度、「路地裏の中年」の方にも記事を書いておこうと思った。
 
 さて、昨日の鳥谷の活躍により、「将来的に・・・」という条件的ではあるが、岡田監督の口から「1番鳥谷、2番赤星」の打順構想が語られる。
 どうも、85年型の打線を標榜する傾向にある気がするのは、寅吉だけではあるまい。
 しかしながら、理想形のひとつになりうることも確かのようだ。

 寅吉も以前、鳥谷を真弓になぞらえて期待を寄せてる旨、何度か書いてきた。
 右と左の違いはあれど、俊足・強打のショート(真弓は、外野へのコンバートがあったが、当初はショートだった。)としての共通点は多い。
 鳥谷に、走塁(盗塁を含めて)の意識・意欲がもっとでることが条件ではあるが、1番にむいた選手であると感じられる。

 鳥谷が1番に据われば、2番打者不在に泣いた打線が、赤星の2番と言うことで解決されると言う効果もある。
 もともと、今岡1番の時には、2番打者として盗塁王にも輝いており、盗塁に対する不安も少ないと言えそうだ。逆に、ゲッツー崩れで残ったあとの盗塁なんかで走りやすい状況も出てきそうだ。
 赤星自体もバントは、あまりうまいといえないが、進塁打(1,2塁間に引っ張る)技術も付いており、他の誰より適役かもしれない。

 実際、今日の東京ヤクルトとの練習試合で実現したこの打線の繋がりを見るに、なかんか適役だと思えるのだが・・・・・。
 
 しかしながら、現在のメンバーを見るに、赤松をここへはめ込んで、鳥谷には、クリーンナップを目指してもらいたいことも事実だ。
 赤星・赤松・鳥谷と続く打線。「平成のスーパーカー・トリオ」なんか目指して欲しいと思ってしまう。
 今や、これが寅吉の考える、理想の最強形なんだがねぇ。
 それもこれも、赤松次第なんだが・・・・・。
 
 今のように赤松が故障に泣いていると、岡田監督の標榜する、鳥谷・赤星の1,2番が最強の理想形として描かれることになりそうだ。

 ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 22:42 | - | trackbacks(2) |
勝利の陰で・・・・
 今季初陣を勝利で飾る!
 決勝のHRは、期待の林威助

 言うことなさそうな、対北海道日本ハムとの練習試合の結果だと思えるが、果たしてどうかな?

 期待の能見のピッチングは怪しいものだった。
 どうも投げ急ぎのような気がする。田村も同じような傾向にあるといえるが、バックが小さく、前に大きくという意識が強いのか、体の前半分だけでピッチングしているように見られる。
 本来、怪傑ゾロ(古いか?)が遠くの標的を鞭で打つかのように、強く大きく打たないと、手元でノビのある球は生まれないようなのだが。
 彼らは、アーチェリーの弓を引くかのような感じで、ピュッと投げるが、手元でノビない球になってるように見えるのだが、どうだろうか?

 その他、鳥谷のファンブル。
 関本の判断ミス。
 中継ぎ期待の伊予野の誤算。
 前田忠の走塁ミスもあった。
 彼らがそんなこっちゃ、底上げなんてできないだろう。

 伊代野にしても1年目の初勝利を挙げた年に、摑みかけた位置があったはずなのに、手放して久しい。ある意味、もらえるチャンスは多くなくなってきている。心してかからにゃ、こんな結果じゃ安芸で2軍も確定か?

 林と喜田のバッティングは充分見るべきものがあった。
 間違いなく、打撃では1軍戦力たる資格ができた。
 ガンガン、アピールして行けばいい。(守りの練習もしっかりやってくれ!)

 これから、さらにふるいにかけられるメンバーがいるんだろう。
 上坂のような必死な姿を見せてくれ!

 ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 23:38 | - | trackbacks(0) |
「春季キャンプはここに注目!」に虎っくばっく!!
 今日は、長めの第一クールが終わった後の、休養日。
 と言っても濱中はじめ、鳥谷・藤本など競争の真っ只中にいる連中は休日返上で汗を流したらしい。

 ということで、今日は「てぃぶろぐ」のトラックバック企画に乗ってみる。
 お題は、「春季キャンプはここに注目!」

 なんていっても、注目はライトとセカンドのポジション争い。
 これがこのキャンプ一番の争点であり、結果がシーズンの成績に響きかねない重要さを持つ。
 ここに関わりある選手を列挙しても、
 濱中・林・桧山・スペンサー・赤松・藤本・関本となる。
 しかも彼らの動きは、ファーストにも影響を与えるだけに、シーツ・喜田なんかも加わってくるに違いない。
 こりゃ、もう大騒ぎだわさ。

 だけど、寅吉が密かに注目しているのは、若手捕手のポスト矢野の争いと、井川の復活度なんだよね。
 井川が再びエースと呼ばれるピッチングを見せることができるのか。
 ここ数年の勤続疲労は、解消できたのか。
 初日に見せた、シェイプした姿に期待は高まっている。
 
 ここ数年の捕手の補強により、浅井(逆指名)、岡崎(自由枠)などでその年の目玉捕手を指名してきたが、なかなかポジションを得られていない。
 あろうことか、来年の補強も捕手が優先なんて声も聞こえてくる。
 「どうした、浅井、岡崎」って言いたくもなる。
 昨年第3の捕手の座をつかみかけた浅井の飛躍と、岡崎の巻き返し、加えて狩野の逆襲が注目される。

 なには、ともあれ無事第一クールも終了。
 まだまだ、競争は続く。
 ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 22:41 | - | trackbacks(0) |
キャンプ・イン前夜
 キャンプ・インを前にして、鳥谷が結婚を発表。
 昨今、晩婚型が流行のようだったが、もともと野球選手は早婚が成功すると言われてきた職業だ。(ちょっと、古いか?)鳥谷も結婚が成功へのジャンプ・アップとなるよう期待する。

 さて、いよいよキャンプインだ。
 このキャンプに賭ける選手も多いことだし、明日よりどういう気構えでオヅを過ごし、このキャンプで答えを出すための準備をいかにしてきたかの答えが出る。
 
 課題の2番、6番。ライトとセカンド。
 競争ポジションは、ここだ。
 サンスポによれば、正田コーチは、2番藤本に期待するらしい。
 確かに、走塁のうまさ(これが一番の長所だと思っているのだが・・・)、守備力を考えれば、藤本がここのピースとしてはまってくれるのがベストなんだろうが、今まで何度裏切られてきたことか。
 ひとえに、藤本の頭の中を変えられるかどうかにかかっていると思う。藤本が描く2番バッターとチームが必要とする2番バッターのすり合わせをしっかり行い、藤本の頭を転換させることができなければ、「今回もまた・・・」となるだろう。逆にそれが出来れば、藤本の居場所が確定できるということなのだ。
 大きな期待をかけては、裏切られてきたので、さほど期待してないフリでもしておこうと思う。

 ここでうかうかしてると、赤松のセカンド守備が使えるようになればとい条件は付くが、2番セカンドのポジションの期待は、赤松に移る事となる。
 寅吉は、今や赤松の大化けに大きな期待を寄せることにしている。
 赤松は、明日からどんな姿を見せてくれるのだろうか。

 補強より現有戦力の底上げによる増強を選んだ今年のタイガースの一番の心配は、「実質2年目のジンクス」である。
 活躍したり、レギャラーを摑んだ1年目は無我夢中で過ごしてきたが、少し余裕が出来るといらぬ考えが入り込んだり、余裕に溺れたり、そこへ相手の研究も進むものだから、2年目は大きく成績を落とすことが多い。
 これに、当てはまりそうな候補が多いことだ。
 特に投手陣に多い。藤川、杉山、橋本、江草、どれも欠くことのできない存在になりつつあるだけに、ジンクスにはまったとき、代わりが出てくるのか・・・・・、はたまた、さらなるステップアップに向けて準備を怠りなくしてきたのか、じっくり見定めたい。

 さぁ、球春も近い。明日からキャンプだ。
 ぐぁんばれ!タイガース 
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 21:31 | - | trackbacks(2) |
博士の愛した数式
 映画「博士の愛した数式」を観た。

 要所で阪神タイガースが絡んでくることを原作を読んで知っていたので、「これは、観るっきゃないでしょ!阪神ファンとして・・」と思っていた。
 
 映画としては、最近になくゆったりとした流れの中で、情緒たっぷりに、博士と家政婦の心の交流が描かれ、よく出来ていると思った。

 がしかし、阪神ファンにとっては、食い足りない部分が大きいんじゃないだろうか。
 別に阪神ファンの為に作った映画じゃないのだからそれでもいいのだろうけど・・・・。(ジャイアンツファンにも観てもらいたいんだろうからね。笑)
 でも、原作の小川洋子さんは、熱狂的な阪神ファンなだけに、この物語に込めたタイガースの位置づけっていうのがあるでしょう。きっと小川洋子さんは、ジャイアンツファンなんて、知ったこっちゃないでしょうに!

 原作では、あの92年の優勝争いをしているタイガースが物語の背景として脈々として流れている。
 阪神ファンが悔し涙にくれたあの92年だ。ヤクルトに逆転され、その後暗黒へと転がり落ちた年。かたやヤクルトは、これをきっかけに常勝チームへ変貌を遂げていった。ターニングポイントの年。
 そのタイガースの戦いぶりと、博士との交流との微妙なリンク。
 これに魅かれて、グイグイ原作を読み進めたんだけどねぇ。

 ネタばれになるけど、博士に「江夏」のベースボールカードを贈ろうとして、プレミアムカードを必死に探すくだりもなかったし、どうも阪神との関わりを意図的に省いているような感じがした。
 もっと映画の中で、92年のタイガースや江夏の映像が観られるかと期待していた部分は大きく裏切られることになった。
 (中込のあわやノーヒット・ノーランンの試合や湯舟のノーヒット・ノーランの話題には触れて欲しかったんだが・・・・。)

 それでも映画としてはよく出来ていて、感動するし、数学もこうして見ればもっと好きになれたかもと思わせてくれるし、いい映画でした。

 でも。タイガース・ファンの寅吉は、原作のほうを強く勧めますが。

 ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 20:21 | - | trackbacks(0) |
補強より増強を選択。
 このオフのタイガースの補強は、ドラフとでの新人、新外国人・オクスプリング、トライアウトで石橋、トレードによる相木で終了している。
 
 こうしてみると、他球団の動きに比べ、極めて地味な補強に終わっているのがわかる。
 セでは、同じく落合・中日が同様の動きをしている。(もっと、動いていないかも知れないが・・・)。横浜も同様だ。
 
 広島は、監督が代わったことが唯一の動きと言っていい。
 ヤクルト、いや東京ヤクルトか、ここと読売の動きが活発だった。これに、パのオリックスを加えた3チームがオフの主役であったと言っていい。

 これらのチームは、「補強」が必要とされたチームだったのである。
 それだけ、現有戦力に問題があり、「補って強くする」ことを選ばざる得なかった。
 広島だけは例外で、ここは「補強」の必要があっても、自前で育てることを旨とするチーム方針があるそうだ。(多分に金銭的問題がその要因なのだろうが・・・)

 翻って我タイガースは、「補強」の段階から、「強さを増して」いく、「増強」の時期に入ったと言える。
 セでこの域に達したチームは、タイガースとドラゴンズだけであろう。
 横浜が動かなかったのは、広島と同じく金銭的理由からだと思われる。(もっとも、若手野手に有望株が多く、投手陣が力を得ればブレークする下地はあると思う。)

 では、どうして「強さを増す」のかって・・・・。
 それは現有戦力の底上げに他ならない。
 幸いタイガースには、底上げが期待できる人材が多くいる。それは、ファームでの優勝、タイトル総なめという結果を見ても分かるとおりだ。
 赤松・喜田をはじめ、林・桜井など期待の選手に枚挙にいとまない。

 他に故障からの復帰組の三東・金沢をはじめ、岡田監督をして、「今季最大の補強は、濱中」と言わしめた男の完全復帰もある。
 これに、今年が勝負の年となるであろう、太陽・吉野、野手で葛城、2年目のスペンサーがいる。

 つまり、この辺の戦力の底上げによる競争の激化。
 その結果として、摑んだレギュラーの戦力増強、これに期待したということだろう。
 ファンとしても大いに受け入れられる判断だと思う。
 ただ、「底上げ」を期待される選手は、大変だ。
 期待を裏切った時の失望は、次のチャンスの喪失を意味するからね。心して懸かって欲しい。
 結局「増強」路線が失敗で、また「補強」路線に舞い戻るって言うのもなんだしねぇ。それもこれも、名前が挙がった選手の奮起にかかっている。
 その準備がちゃんと出来ているのか、近づくキャンプでの最大の見所だろう。

 「補強」より「増強」へ。
 これがキャンプのテーマだ!
 ぐぁんばれ!タイガース

 

 
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 21:17 | - | trackbacks(0) |
2,3,6,8番を誰にする?
 昨年苦しんだ要因は、2番と6番に適任者を欠いたことだ。

 来季、新戦力の台頭があるとすれば2番の適任者じゃないだろうか。
 岡田監督の望む2番は、小技だけでなく打てるバッターであることは、シーツを2番でという発言にも見られる。
 確かに内角高めと外角に逃げる球の選球眼に難のあるシーツを2番に置くことで、より右打ちを意識させ、欠点を解消する効果もあるように思える。
 シーツ自身も、2番の経験もあり、昨シーズンも何回か見せたセーフティ・バントなどの試みも適性を感じさせる。

 しかし、ここは本来赤星との組み合わせにより、もう一枚俊足ランナーを絡ませたい。それによる攻撃の相乗効果を狙いたいところだ。
 昨シーズンは、それを踏まえて当初藤本をここに据えようとした。
 しかしながら、藤本の2番適性の無さと走塁に見るべきところはあるものの、盗塁に対する意識が低いこともあり、鳥谷に取って代わられた。
 この鳥谷の起用がシーツの2番起用に結びついてる気がしてるのは自分だけだろうか・・・・。

 やはり新星の赤松と藤本の再チャレンジに期待をしてしまう打順でもある。
 シーツが2番となれば、空いた3番も問題になる。
 岡田監督の頭には、濱中の名があるのだろうが、肩の状態は未知数。
 林にも期待は高まる。いずれにしてもライトのポジションだけに、桧山・スペンサーがどうなるか?(彼らの適性打順は6番しかないのだが・・・・)

 その6番には、鳥谷が据わる予定?
 思い切って、鳥谷が3番を打てれば、ここにライトを争う4選手をはめることも出来るのだが・・・・。
 実際、鳥谷には3割20本くらいを期待したいのだから、充分3番を打つべき選手になってもらわねば困るのだが。
 
 そして、8番はセカンドのポジション。
 藤本なら一番適性もあり、本人も生きるか。
 しかし、関本ならこの打順は不足。(本人の気付いているらしく、長打力回帰を期しているらしい。)この打順を打つしかない関本なら、赤松に経験を積ませたほうがマシと考えられる。
 
 ここで、キーを握るのが赤松だ。
 セカンドとしての適性がどうか?2番の座を取れるのだろうか?
 多少眼を瞑っても、経験を積ませたいと言う思いを与えられるだろうか?
 これから、キャンプに向けて赤松の正念場となる。

 ここに名を挙げなかった、喜田・桜井も別の意味で正念場だ。
 空いてる枠は、ありそうでないのが現実。
 まずは、代打のポジションから確保していかないと、2軍の強打者で終わりかねないことを自覚していかないと。
 特に喜田には、シーツからポジションを奪うくらいの気構えが欲しい。
 時はいつまでも待ってはくれないのだから・・・・・。

 いずれにしても、ここに名を挙げた選手たちの台頭なくしては、昨年のメンバー・打順で戦うしかなく、連覇はおぼつかなくなる、
 常なる戦力の台頭こそ、最大の補強になるのだから。

 ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 22:29 | - | trackbacks(1) |
虎の眼で
 新年を期して、このブログのタイトルをリニューアルしてみた。

 思えば、寅吉のHPの中の応援日記として「ぐぁんばれ!タイガース」を立ち上げたのは、’03年のシーズン後だった。
 連覇を期待し、当時のダイエー・ホークスへのリベンジを祈って立ち上げたが、思うに任せぬ結果で、更新もはかばかしくは無かった。

 そこで昨年、てぃぶろぐでのブログ開設が無料とのことで、更新の手間が少ないブログへ移行することにした。
 タイトルは、HPから引きずって「ぐぁんばれ!タイガース」を使用した。
 昨年は、ご存知の通りタイガースは、快進撃を続け、当ブログも順調に更新を続けることができた。(やはり、ブログの方が更新は楽なんだよねぇ。)

 さて、今年は再び、連覇と日本一の奪取を期するシーズンとなる。
 去年から言っていたことなんだけど、我々ファンもより厳しい目でみていかないと、連覇などおぼつかないことは、’04年の経験でわかっている。
 ここ数年、連覇するチームが出ていないことでも、そのが至難であることががわかる。

 確かに、去年のタイガースは、期待以上にがんばり、リーグ制覇を成し遂げ、我々ファンに感動を与えてくれた。
 しかし、それで「いいわ!いいわ!」で見続けていくことは、連覇の弊害以外の何者でもない。
 金本・矢野・下柳のベテラントリオも、藤川の登板数も、去年以上を期待するには、難しいレベルにあることは明白だ。
 それを補う戦力の台頭こそが、連覇を可能せしめるものなんだろう。

 だから、寅吉は今年、より厳しい目をむけて、応援していきたい。
 いずれ批判的な記事も多くなるなるかも知れん。(今までも、それなりに批判すべきはしてきたが・・・)それも、それだけ期待のレベルを上げたとご理解いただきたい。
 そのため、タイトルも「虎の眼」とさせていただいた。
 虎の眼で見つめるがごとく、厳しい視線で見つめて行きたいと言う現われと思って頂きたい。
 従いまして、昨年は選手の愛称等で呼ぶことが多かったが、今年からは選手名で表記することにする。(敬称は略させていただくことをご了承ください。)

 尚、タイガースを応援する気持ちに変わりは無いことの意味で、「ぐぁんばれ!タイガース」は、新を付けてタイトルに残しました。

 今年も、新ぐぁんばれ!タイガース「虎の眼」をよろしくお願いいたします。
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 20:29 | - | trackbacks(0) |