2011.02.12 Saturday
後のない選手たち
いよいよ、明日は東京ヤクルトとの練習試合。
今日はシート打撃など行われ、実戦モードも高まってきている。
矢野さんの解説は、昨日まで同じチームで戦っていたこともあり、個々の選手を良く知っており、厳しくも愛情あふれるコメントや批評が大変好感が持てる。
さて、途中球児のリタイアや2軍で一二三の故障などが聞こえたが、概ね順調にメニューを消化しているらしい。
まぁ、12球団一温いと言われるタイガースのキャンプだけに、順調でないと困るんだけどねぇ。
本当は、厳しい練習に音を上げたり、故障者がでてもおかしくないほど追い込むことが必要かと思うんだけどねぇ。
矢野さんも、中日のキャンプと比べて、意識の低さを気にされていたからなぁ。
さて、ここまでのキャンプで目についた選手。
Pでは、榎田の評判が高い。まるで、去年の二神を思わせるようだが、同じようになっちゃ困るよ。
小嶋の前評判が高かったが、どうどろう?ちょっと、今年こその意識が強すぎて、力が入り過ぎじゃないかな?
もっと、開き直ったところからスタートしてもいいんじゃないだろうか。
よく見えるのは、能見や岩田、久保、コバヒロといった実績組。
他では、鶴が一皮剥けそうな雰囲気を出している。
本当は、2軍に居る白仁田や二神あたりがでてこないといかんのやろうけど・・・・・・。
2軍では高卒新人の岩本の評判が高い。
故障した一二三に変わり、風貌もどことなく球児似の岩本が、ドラ4が活躍するジンクスを引き継げるか、楽しみやね。
そうそう、上園が良くなってるように見えたよ。
去年までは、184cmといった身長を感じさせられなかったが、このキャンプを見ると大きくなったように見えるもの。
もうそろそろ、後がないかっての新人王だけに、勝負の年になりそうだ。
後がないと言えば、野手には後がないメンバーが多い。
飛ばないボールや藤俊の登場により、外野の守備の向上が求められ、林や桜井といったかっての大砲候補は微妙な位置づけになっている。
3年目の柴田も昨年のオープン戦で死球がもとで藤俊に取って代わられた。
足の速い選手が増えてきた今、その立場は微妙。このキャンプで思いっきりアピールしないと、「掴み損ねた選手」で終わりかねない。
ハンカチ世代の野原将も、そろそろ1軍に上がらんと、「将来の○○候補」というだけで終わってしまう可能性もある。
2軍の岩石岩男こと、野原祐も同様。
育成から抜擢され、チャンスを掴んだかに見えるも、2年目で失速。同型の森田に注目が集まっているだけに厳しい状態に変わりはない。
そんななか、攻守兼備の大型外野手と期待していた甲斐がまた、故障したのは残念。
一気に突き抜けるポテンシャルを持っているのが甲斐と思っていただけに、故障に泣く選手で終わって欲しくないなぁ。
キャッチャーは、後がない選手だらけ。
矢野2世の呼び声高かった清水は、「39」を小宮山に取られてしまった。
強肩の自由枠・岡崎も微妙な位置にきている。
城島の出だしが懸念される今年がラストチャンスだろう。ここを逃せば、後は今2軍に居るキャッチャーに順番が回りかねないもの。
そういった、後がない選手が多い割に、なんか緊張感が無いように見えるのは何故なんだろう。
後がない選手より、実績型の選手の方の元気の方が目につく。
これじゃ、底上げなんてできないと思えてしまうんだが・・・・・。
残りのキャンプやオープン戦で、後のない選手の中から、一人でも1軍の選手として活躍できるようなチャンスを掴めることを期待したい。
あっ、そういえば千葉ロッテへプロテクト枠を除いたリストが渡ったそうだね。
この後のない選手から、誰かが請われて千葉ロッテに行くかも知れんしなぁ・・・・・・。
千葉ロッテは、2月いっぱいかけて検討するとか。オープン戦が始まる頃移籍ってことになるんかなぁ。
なんとか、ならんかこの制度。っていうかタイガースの対応がお粗末すぎないか?
ぐぁんばれ!タイガース
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