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’10を回顧する(愚痴る)
後今年も残すことわずか1日。
 「あと1勝届かなかった。」「悔しい」と何度も聞いた年だったけど・・・・
 その声が、心の底からの声のように聞こえないのは、何故なんだろう。

 後1勝足りなかったって、本当は2勝でしょ。
 中日と並んでも、前年が中日が上だったんだから、1勝上回らなかったら、優勝はなかった訳だし、2勝足りなかったんだよね。
 その上、「悔しい」って言葉を、決めゼリフのように話すけど、それは単に常套句として使っているだけで、心底そう思っている気持ちが伝わってこないんだなぁ。
 特に監督。
 挨拶の度に「悔しい年だった」って口にするけど、顔はニコニコ、言葉はヘラヘラ。
 なんか、口とは裏腹に、「良くやった年だった。」とでも思っていそうな口調だもの。
 選手達だって、「そりゃ、監督があの人だから、しょうがないんと違う?」ていう気持ちが見え隠れしていて、とても「選手の力だけでも勝ちたい。」といった意識を持ち続けていたとは思えない気がする。

 試合毎、振り返れば悔しい試合や惜しい試合も多々あった。
 でも究極の原因は、選手の役割を不明確にしたまま、行き当たりばったりで、そんの時調子良かった選手、特に中継ぎ投手陣の酷使と、球児へのしわ寄せ。
 勝負所を見誤って、シーズン中盤からの特攻ローテによる息切れ。
 それが、すべてだろう。
 今年の打線から、来年は投手が立ち直れば、優勝で出来るなんて甘い考えをしているとしたら、その方が怖い。
 打線では、誰も今年以上に、今年同様に打てる保証なんてないんだから。
 逆に、今年がその選手のキャリア・ハイに終わる可能性だって多いにあるんだからねぇ。

 まぁ、今までの補強も地味に終わってる。
 決して、今年を過信しているとは思わないが、球団として「真弓監督は良くやっている。」などという見方や。12球団一、温いと言われた秋季キャンプのことを見ても来季への心配は募るばかりだ。

 本来は、ここで来季への明るい希望を語りたいところなんだが、なんかその希望の灯が見つからないでいる。
 そうか寅吉の考えが杞憂で終わり、明るい年になることを願っているけどねぇ。
 選手に「変わってもらわねば」という監督。
 本当は、一番変わらなきゃいけないのは。真弓監督自身のはずなんだけどなぁ。

 ぐぁんばれ!タイガース

 PS 良い年をお迎え下さい。
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 23:48 | comments(1) | - |