2022.07.31 Sunday
2−4 対東京ヤクルト 奇跡の芽を摘む村上の3発
しかし、なんで勝負するかなぁ。
この日の村上は、完璧だったし、勝負にこだわるのなら、確実に村上からは逃げるべき。 あそこで、勝負に行った経験が石井大智の財産になるなんて、そんな理想論を追うべき場面ではない。 そう言うところの、勝負に理想論を持ち込んでしまうことが矢野監督の甘さ。 今は、オープン戦でもない、公式戦の最中、ここで3タテすることが奇跡への一歩になる大事な試合。 それを、ベンチの甘さで落としてしまった。 まずは、7回先頭の村上に対して、渡邊雄大を投入。 村上キラー化していた渡邊雄大を投入したのは、わからないじゃない。 たさ、先発のガンケルは、村上を上手くおさえられていたし、球数もまだ余裕があったはずだから、この回までガンケルで行くという手はあった。 それに、ここまでの対戦をインプットし、それなりに対策を考えていただろう村上。 完全に、コース球腫を張って、そこしか待っていない状態に気づかず、そこで勝負して追撃の一打を喰らってしまった。 まぁ、これは完璧に村上の勝ち。 キャッチャー出身の村上の野球脳が、梅野を上回ったってことだろう。 また、それを一発で仕留められる村上の凄さ。 改めて、佐藤輝にも見習ってもらいたい部分だ。 そうして、最終回の岩崎。 ここも歩かす選択肢は当然有りだが、勝負を挑んだのは岩崎のスットッパーとしての意地か。 それでも、絶対に一発は避けなくてはいけない場面。 外の低目を丁寧に責めるべき場面で、内角を見せるには、ボール球でなければいけない。 結果、四球になってもしょうがない、そう言う投球をすべき場面。 それを、内角の高目を狙った球を見事に仕留められた。 これも、この場面であそこへ投げさせたリードに問題ありだ。 だだ、これを一撃で放り込めるこの日の村上は、勝負対象として外すべき調子だったと言える。 それを、11回の2死1塁で勝負に行って、三度ホームランを見舞われた。 この回、逆に2死2塁なら、間違いなく申告敬遠を選択していたはず。 それが、1塁が塞がっていたが為の勝負だったか? だとすれば、愚かな選択としか言いようがない。 両方とも敬遠して、2死1、2塁となるシュチュエーションに差はない。 過程が違うだけで結果は同じだ。 村上を歩かせて、2死1、2塁で勝負すべき場面であり、それが勝負に拘るってことだろう。 この試合勝って、8ゲーム差にして、初めて奇跡へ一歩を踏み出せるはずであった。 その一歩を踏み出す前に、村上一人に奇跡の芽を摘まれてしまった。 これで、こと優勝争いについては、勝負あった。 あとは、CSを睨んで2位狙いでいい。 その中で次の直接対戦までに7ゲーム差まで詰められていれば、その時に奇跡への一歩のチャレンジができる。 その時は、村上をなんとかしなくちゃいけないけどね。 ぐぁんばれ!タイガース |