2006.07.30 Sunday
3−3 対東京ヤクルト 浜中見逃し、勝ちも見逃す
結局、10回裏、ランナーセカンドに置いて浜中の場面。
1−3からの甘い球を見逃してしまった。 結局、その後のボール球を振って三振。 東京ヤクルトは筋書き通り、金本敬遠でシーツと勝負。 この回での決着をつけられなかったことが、藤川の3イニング投入で引き分けという事態を招いてしまった。 本当は、同点の立役者であり、本日のヒーロー候補であった浜中だが、あえて、もうレギュラーのクリーンナップを担う選手だと思うから言わせてもらう。 準備はできていたのか? あの場面、甘い球が来るとすれば、1−3のカウントのあそこしかない。2−3になればバッターは振りにくるから、際どいコースで勝負できる。だから、ファーボールを嫌がるあのカウントしかないんだ。 あそこは、球種ではらず、コースで張るべき場面。 ゾーンを狭くして待ち、そこに来た球を、一発で仕留める。そういう待ち方をすべき場面だ。 頭のどこかに、ファーボールを選んで、金本に回そうとかの考えがあったんじゃないか。 あの場面は、何とか浜中を討ち取り、金本との勝負を避け、シーツと勝負する。東京ヤクルトの考えは、それしかない。浜中を歩かせれば、塁が詰まった状態で金本を迎えなくてはならない。そうなれば、金本も歩かせ満塁でシーツにゲッツーを期待するか、金本との勝負に出るしかなくなる。 いくらシーツがゲッツーが多いからといって、あの犠牲フライでもいい場面で満塁策は取れない。金本との勝負だって避けるに越したことはない。 それゆえ、あのカウントからは、ストライクを取りに来る。確実に。 あの1球の見逃しが、勝利を逃したことになる。 しかも藤川の3イニング登板と7月の負け越しという付録をつけて・・・。 浜中がチャンスで一打が出ない理由はこんなところにあるんじゃないか。 チャンスを積極的に捉えず、できれば後ろに回したい。本人は繋ぎだと思っているのかもしれんが、あまりに消極的考えだ。 あの状況を見て、自分が勝負に勝たなくては、先が見えないことを自覚していないと。そして、その勝負に勝つために自分は何をすればいいのかをちゃんと考え準備しておかないと。 赤星がランナーに出た時点で、勝負は浜中だと思ったから、片岡に送らせたんだ。その片岡に応えるための準備をしていたのか? 一事が万事で、このことに象徴されることが、今の貧打を招いている気がする。今一度問う、準備はちゃんとできているのか。 これからロードにでる。 中日の背中は見えないくらいに霞んでいる。 今やることは、自分がなすべきことを、やるってことだ。 ぐぁんばれ!タイガース |