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0−4 対埼玉西武 ブルペンデーにやられて、連勝ストップ
 連勝が止まった。
 まぁ、全ての試合に勝てるわけでもなく、負けることもある。
 ただ、ライオンズのピッチャーが枯渇している中、中継ぎの本田を先発させなくてはいけない台所事情を考えると、落としたくないゲームだった。

 試合は、この日も近本がいきなりの2ベース。
 幸先良いスタートっを切って、今日も先取点ときたいされた。
 しかし、中野のいい当たりがサードライナー、ノイジー倒れて、大山も捉えたかに見えた打球が、先っぽでフェンス手前で失速し、無得点で終わった。
 ここを無得点で切り抜けた本田は、その後も変化球を駆使して、タイガース打線を交わし、ブルペンデーの先発として、十分な4回をヒット2本で無得点に抑え、責任を果たした。

 相手のブルペンデーは、先発を潰さないと、リードされて継投されると、いいピッチャーの小刻みな継投ではぐらかされて、攻略が難しくなる。
 そういう意味では、ライオンズの術中にハマってしまったと言える結果だ。

 対するタイガースの先発の西勇輝は、初回、先頭の源田を詰まらせながら、レフト前に落とされ、これをノイジーが逸らしてセカンドまで進められ、2アウト後、渡部も泳がせて、打ち取っているものの、センター前に落とされ、1点を選手される不運もあった。
 ただ、詰まらせようが泳がせようが、ヒットゾーンに落とされれば、それまでだ。
 特に渡部への配給は、バットに当てさせないことを考えるべきだったと思う。

 その後、西勇輝は、4回に栗山に一発を浴びた。
 これも、あわやのファールを打たれた後、同じ球を投じて、結果放り込まれた。
 まぁ、裏をかいたつもりなんだろうけど、同じ球を続けては、許してくれなかった。
 元々、西勇輝は、対西武、この球場での相性が悪いらしい。
 そして、栗山には、通算で4割近く打たれている。
 そういう苦手意識が、あわやの打球を打たれた後、同じ球でという博打で裏を描こうとする配給になったんだろう。
 そういう配給は、相性がいい打者は素直に待っているから通用しない。
 
 しかし、西勇輝は、この2点で7回まで凌いでは来た。
 その7回に、満塁から外崎にタイムリーを許し、2点を追加され、試合を決めれれた。
 ここで粘れば、ライオンズも抑えに不安があるだけに、終盤に何が起こるかわからないが、ここで追加点を許せば、ライオンズの継投を楽に投げさせることになり、付け入る隙を失うことになる。
 そういう意味では、源田のスクイズを防いだ後、川越を四球で出した西勇輝のピッチングはいけなかった。

 まぁ、連勝が止まる時って、こんな感じなんだろう。
 再三チャンスが3番のノイジー、6番の前川に回ってきて、ここで分断してしまったことが、得点に至らなかった要因だ。
 ノイジーは、また力みすぎの傾向が出ており、今一度ミートに徹したバッティングを心がけてもらいたい。
 前川は、打ちたい、打ちたいとの気持ちが出過ぎで、自分からボールへ突っ込んで行っている。
 これでは、低めを落とされるボール球の見極めはできない。
 一本のヒットでガラッと変わる可能性は、あるが、その一本が難しい。
 前日のサードゴロを打った様なバッティングをすればいいんだけどね。

 連勝が止まった後の試合が重要だ。
 反動でズルズルいかんように、前回と同様新たな連勝の始まりとなる様な試合にしなくてはいけない。
 
 ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 23:10 | comments(0) | - |
3−1 対埼玉西武 ♪切り拓け 勝利への道 交流戦開幕勝利!
 ヨーイ、ドンで、いきなり3ベース。
 この一打が、セ・リーグ首位のタイガースは、やはり強い、そう言う意識を相手に印象付けるのに十分だった。
 続く中野も、連続の3ベースで続いて、あっ、と言うまに先取点。
 ノイジーの内野ゴロで1点追加と、電光石火の攻撃で、2点を挙げる。

 ライオンズの与座も、自身のペースを掴む前に、2点を取られて、何だかわからん状態じゃなかったか。
 まぁ、今のライオンズは、おかわり君が抹消され、どすこいも問題ありで謹慎中、打線が不安なだけに、いきなりの2点は、堪えたんじゃないかな。
 以前と180度転換して、打力のチームから投手力のチームに変わったライオンズ。
 その中核を担う、高橋光成、平良、松本が登板しない、この3連戦は、タイガースにとって、ラッキーな巡り。

 ただ、その後、立ち直り、自分のピッチングを思い出した与座を打ち足組み、タイガースの先発村上が若林にタイムリーを浴びて、1点差に背迫られた。
 村上は、当初のキレが、少々失われてきて、捉えられる確率が上がってきている。
 まぁ、ローテ定着から、ここまでの疲れもあるのかと思う。
 本当は、ローテを1回飛ばすか、中10日くらい空けて、起用する様なローテ変更をして、一息つかせたいところだ。
 
 青柳が2軍で投げる様だが、ここで良ければ、来週の火曜日の楽天に入れて、村上を金曜日の日ハム戦に持っていくのはアリだと思う。
 桐敷が次のロッテ戦でも好投すれば、上記の様に、疲れが見えたローテのピッチャーを、一回ローテを飛ばしたり、間隔を余計に開けたい時に起用すると言うことができる様になる。
 下には、秋山も西純矢もいるし、ローテに余裕を持たせて回すことが可能だ。

 ただ、村上は、粘って、この1失点のみで8回を投げ切った。
 この辺は、今年の大きな成長であり、飛躍できた要因でもあろう。
 陰で坂本のリードの巧みさもあるんだろうけど。

 心配は、やっぱり佐藤輝の打撃。
 なんか、合わないと、ホント、やる気なさそうなスイングに見えてしまう。
 スイングスピードも鈍くなってきた様に見える。
 まさか、もうスタミナ切れってことはないと思うが。
 一昨年、3ホーマーした球場だ。
 なんか、スカッとした佐藤輝らしいバッティングを見たいもんだ。

 また、この試合でデビューした前川。
 第一打席こそ、力んでバッティングになってなかったが、後の打席のスイングは、良かった。
 ヒットは出なかったが、右投手の時のDHとして、しばらく使ってみたいと思わせるものがあった。 
 次は、初ヒット、初打点なんていうのを期待したい。

 まぁ、交流戦のスタートととしては、いいスタートが切れたか?
 これからも、地に足つけた今年のタイガースらしい戦いを続けて行きたい。
 
 ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 23:14 | comments(0) | - |
4−1 対讀賣 讀賣3タテ、8連勝、貯金17で交流戦へ!
 まぁ、今のタイガースは強いわ。
 この日の讀賣の先発は、新人、育成上がりの松井。
 タイガースの石井によく似たタイプのピッチャー、こういう初顔に苦戦するのは、タイガースのお馴染みの姿。
 この日も5回まで、ミエセスの1発による1点のみで、ヒット5本に抑えられていた。
 それでも、ある程度のチャンスを作り、松井に球数を投げさせることはでき、5回で98球を投下させ、マウンドから降ろすことができた。

 対する才木は、ほぼ完璧なピッチングで、8回に秋広に打たれた同点ホームランを入れて、2安打、10奪三振の好投出会った。
 惜しむらくは、秋広のホームランだが、あれは打った秋広が凄いとしか言いようがない。
 讀賣も岡本と秋広という生え抜きの打線の柱ができれば、これから先が楽しみなんじゃないかな。

 その秋広の同点ホームランを喰らった後の7回の裏の攻撃。
 讀賣のピッチャーが、松井の後を繋いだ田中千晴が回またぎで続投。
 タイガースは、先頭の木浪がヒットで出ると、才木に送りバントの指示。
 昨日は、ここで大竹に代打で勝負をかけたが、この日は才木の続投を睨んでの送りバント。
 この才木のキャッチャー前のバントを、大城が2塁に悪送球で、生かしてしまう。

 得点圏の鬼の近本は、代わった高梨に、いい当たりのライトフライで倒れたが、中野が四球を選んで満塁と攻め立てた。
 ここで讀賣は、高梨から三上に代え、ノイジーと勝負。
 この日、ノー感じであったノイジーが、このチャンスで逆らず、センター返しを見せ、勝ち越しの1点を挙げた。
 そして、続くチャンスに満塁の鬼・大山が初球をレフト戦へ引っ張り、2点タイムリー、3点差とした。

 この3連戦、必ず終盤の7回に、チャンスを作り、ことごとくものにしてきた。
 讀賣の終盤の中継ぎに問題があるのは、確かだが、それをことごとくものにできた勝負強さは特筆もんだ。
 まぁ、いつまでもこれが続くとは思えないが、この連勝中は、この勝負強さが物を言っている。

 あとは、才木が8回の途中まで、岩貞がワンポイントで、9回を湯浅が抑えて、久々のセーブ。
 この日も岩崎を温存し、昨日と明日を合わせて3日間の休みを与えることができた。
 明後日から、交流戦を万全の状態で迎えるために、岩崎にはいい休暇になったはず。

 さて、交流戦前の3連戦を3タテで、8連勝で締めくくることができた。
 これで貯金は17で、2位のベイスターズとは6ゲーム差。
 十分な、交流戦前までの闘いぶりだ。

 後は、交流戦で流れを変えられないように、今まで通り、地に足をつけた戦い方で、乗り切ることだ。
 現在心配は、佐藤輝が、また打てなくなっていること。
 今日の解説の福留さんが言っていたけど、7回に大山が打った後の打席、初球を打って凡退した打席のこと。
 「本当に打とうと思っていた球を打ちに行った結果だったのか、聞いてみたい。」って、その通りだ。
 単に、勢いに乗って、初球から行こうと思っていただけで、ここで、狙い球を、コースでも球種でも絞って、打ちに行った結果とは見えなかった。
 この辺が、佐藤輝の打撃のムラっけみたいなものに移り、今一つ信用を置けない理由になっているんじゃないだろうか。
 一度、今日の福留の解説を聞いて、今一度我が身を振り返って、更なる成長があることを期待する。
 
 来週は、西武とロッテ、西武がビジターで、ロッテと甲子園で戦う。
 今のタイガースなら、乗り切ることが可能であると思うが、そういう時こそ油断はしないよう。
 いつも、いつも期待と裏腹に、裏切るのが得意なチームだけに、岡田監督のてづな捌きが重要だ。
 
 ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 18:20 | comments(0) | - |
3−2 対讀賣 大竹を泣かせた、近本の一打
 近本にすれば、「舐めんなよ!」という一打じゃなかったか。
 大竹、グリフィンの投げ合いは、硬直状態で、7回に突入していた。
 7回の表の攻撃で、大城に代走を送り、チャンスを作りながら、無得点に終わった讀賣。
 この回、グリフィンに打順が回れば、代打で勝負に行くことも考えられたが、その前でチャンスが潰れて、ピッチャーまで打順が回らなかった。
 
 そのため、この7回裏もグリフィンが続投。
 球数は、100に近づきつつあった。
 グリフィンは、森下を討ち取った後、坂本に四球を与えた。
 ここでタイガースベンチは、木浪に送りバントの指示。
 当然、大竹に代打を出して勝負をかけるという意思表示であった。
 
 果たして、代打は渡邉諒が登場。
 この回からキャッチャーは小林に代わっている。
 讀賣ベンチの指示はどうだったのだろう。
 左、かつ速球に強い渡邉諒と勝負するのか、左の近本との勝負をするのか。
 多分、臭いところを突いて、カウントが悪くなれば歩かす、手を出してくれて打ち取れれば儲けもん、そんなところだったんだろう。
 結局、ボールが続いて、歩かすことになる。

 これをネクストで見ていた近本はどう思ったか?
 得点圏打率5割を誇り、グリフィンに対して初回の先頭でヒットも放っている。
 いくらグリフィンがこの日、近本と坂本の2本のヒットしか許さず、立ち上がりを除いて、完璧と言えるピッチングをしてきても、渡邉諒>近本という評価、扱いには、思うところがあったはずだ。
 その近本が粘って、フルカウントに持ち込み、9球目をセンター前に返す、ピッチャー返しで、この日初めての得点を挙げた。
 そのピッチャー返しの打球が、「舐めんなよ!」と言って、センターへ抜けていく、そう見えたのは、寅吉だけだろうか。
 
 この近本のヒットをベンチで見て、喜んだ大竹は、感極まったのか、ベンチで涙を流していた。
 前回も7回を零封しながら、勝ち投手を逃し、この試合も7回まで零封できたが、味方の援護がなく、このチャンスで自分の打席に代打を送られた。
 初回の1死満塁のチャンスで佐藤輝が外野フライでも、ボテボテの内野ゴロでも打っていれば、とっくに得点が入り、大竹の勝ち投手の権利も発生していたはず。
 そんなこともあり、タイガースベンチでは、「大竹を勝ち投手に!」という言葉や気持ちが溢れていたのだろう。
 その声と近本のヒットで点が入り、大竹に勝ち投手の権利が発生した、その周りの気持ちに、その気持ちを乗せた近本の一打に感動したんだろう。

 試合は、その後のチャンスで中野が放った、2点タイムリーが効いた。
 この試合、湯浅、岩崎は使わないと決めていたそうだが、そういうメンバーに1点差と3点差は、大違いだ。
 最終回も浜地が四球を出し、及川がブリンソンに1発を喰らって、1点差まで迫られたが、それぞれ1アウトを取っており、最後は加治屋が代打の中田翔を打ち取って、試合を勝利した。
 湯浅、岩崎を使わず、先発の大竹に勝ちをつけて、ある意味理想的な試合運びで勝利した。
 欲を言えば、初回のチャンスで、グリフィンをある程度攻略してもらいたかった。

 さて、次が交流戦前最後の試合。
 才木がいいピッチングをしてくれることを期待したい。
 讀賣のピッチャーに苦戦している打撃陣は、明日も松井という初顔のピッチャーだけに、なんとなくやな感じもする。
 そういう杞憂を振り払うような奮起を期待したい。
 特に、この3連戦で沈黙しているクリーナップが、クリーナップの仕事をしてくれんといかん。
 特に佐藤輝、打点王なんだから、打点を稼ぐシーンで、しっかり稼いでくれよ!期待しているから!
 
 ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 18:16 | comments(0) | - |
2−1 対讀賣 合言葉は、桐敷にプロ初勝利を
 青柳が2軍再調整になって、空いたローテに桐敷が抜擢された。
 今シーズン、左の伊藤将に続くローテ候補のて左腕として、岩貞、大竹、と開幕1軍を争っていたが、結局その座を大竹に奪われ、開幕を2軍で迎えた。
 伊藤将も開幕に出遅れたが、のの代わりは秋山が1試合、次の村上が一気にブレークしたことで、伊藤将が復帰した後、不調の西純矢に変わってローテの座を射止めた。
 その中でも桐敷に声はかからず、2軍成績も3勝3敗で防御率5点台と特筆するべきものもなかった。

 桐敷は、昨年ドラフト3位で入団、その力を認められ、開幕シリーズの3戦目で先発を任された。
 しかし、好投するも援護に恵まれず、結局辛抱しきれず崩れるというピッチングで、先発3回で3敗、中継ぎで4試合の登板があったのみで、シーズンを終えた。
 ただ、2軍ではかなり無双しており、先にローテを射止めた村上と並び、ファームのエースとして、6勝1敗防御率0.72と活躍、今年の飛躍をきたされていた。
 ただ、キャンプで、ノイジーやミエセスに一発を食らったり、オープン戦でも結果が残せず、開幕は2軍となった。

 その桐敷が、青柳の代わりとして抜擢されたのは、2軍で見ていた首脳陣が何かを見たのだろう。
 また、岡田監督がキャンプから、球だけ見れば十分1軍で通用すると目をつけていたことからかもしれない。
 そういう中で巡ってきたチャンスだ。
 ここをものにするか、しないかで、今後の桐敷の立ち位置が変わってくる。

 また、打線は、桐敷の登板日に援護をできず、何度かあった初勝利のチャンスを潰したことを覚えているだろう。
 この日は、是が非でも援護して、勝ち星をつけてやらなければいけない。

 試合は、讀賣の先発・横川のタイガース打線が全然合わず、簡単にストライクを取られ、追い込まれて、打ち取られる、そういう攻撃を繰り返した。
 桐敷が初回から飛ばして、抜群の立ち上がりを見せたが、3回門脇にヒットを許すと、盗塁と内野ゴロで3塁まで進まれ、坂本にタイムリーを献上し、先取点を与えてしまった。
 ただこの回の坂本のタイムリーを処理したノイジーの返球の素早さ、それが坂本の2塁進塁を防いで、ピンチを脱出することができた、ファインプレーだった。
 そういうバックの守りにも助けられ、桐敷は7回までヒット5本、1失点で投げ切ってきた。

 この桐敷の好投に応えるべく、援護しなくてはいけない打線の奮起は、讀賣が高騰している横川を6回で降ろすところから始まった。
 横川は6回まで、3安打、80球で零封しており、タイガース打線が捉えられる感じじゃなかった。
 ただ、原監督はこのところ、トレードで獲得した鈴木康が好投しており、横川のスタミナや球威の変動を見て、交代させたのだろうが、これはタイガースにとってありがたかった。
 この辺は、桐敷を代えずに引っ張ってきた岡田監督と対照的な采配ではあるが、ブルペンに自信を持つタイガースが先発を引っ張り、ブルペンに不安がある讀賣が、早期に継投に出るという逆の采配になったところが、お互いのチームの置かれている位置から来るものなのかもしれない。

 その代わった鈴木康が1死から大山に死球を与えたところから、タイガース打線が目覚めた。
 佐藤輝が続き、新人の森下が同点タイムリー、梅野がヒットで満塁として、木浪が犠牲フライで逆転した。
 この後、打席が回った桐敷に代打・渡邉諒を出して、桐敷の勝利投手の権利を残した。
 ここで渡邉諒がいい当たりであったがセンターフライに打ち取られていたが、これがヒットになっていれば、いうことはなかった。

 桐敷の勝ち投手の権利を守るため、タイガースは8回を湯浅、9回を岩崎と投入し、桐敷にプロ初勝利をプレゼントした。
 まぁ、湯浅は、もう少し楽な場面で(渡邉諒の打球が抜けて、もう2点くらい取れれば理想だった)投げさせる予定だったらしいが、こういう状況では致し方ない。
 四球と秋広に打たれ、ピンチは招いたが、球威は十分であり、あとは慣れの問題かと思われる内容だった。
 まぁ、打線は横川を攻略できなかった課題はあるが、讀賣の継投の隙をついてよく逆転まで持っていった。

 桐敷に勝ちがついたのが大きい。
 本来球威もコントロールも申し分ないものがあるのだが、「勝ちたい」という意識が、慎重になり、相手の名前に気後れして、逃げのピッチングに走りがちだった。
 村上が、それを克服して、向かっていくことで自分のピッチングを思い出して、覚醒したように、桐敷ももと自分を信じで攻めていけば、活路が開けるはず。
 そのきっかけにこの勝ち星がなることを願っている。

 心配された桐敷で、讀賣戦に先勝できた。
 次はグリフィン、日曜は、初顔の松井とタイガース打線が苦労しそうな相手が続く。
 気を緩めず、しっかりした戦いを続けていきたい。
 
 ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 23:20 | comments(0) | - |
7−4 対東京ヤクルト 野球は、2アウトからやね
 伊藤将が2アウトから山田哲人に打たれ、村上に繋がれた後、リリーフした鍛冶屋がボークで、同点にされた。
 この辺の牽制の仕方は、再確認が必要。
 同じ過ちは2度と起こさないようにしたい。

 土壇場の8回に追いつかれ、大山、ミエセス、近本のソロ3本を帳消しにされた。
 それでも、このまま終わらないのが今年のタイガース。
 リリーフ勝負に、スワローズが8回清水、9回田口のを注ぎ込む中、タイガースは、及川で応戦。
 できれば、岩崎を使いたくない、そう言う投手起用だった。
 
 あのまま、鍛冶屋が1点を守れていれば、9回岩崎が行くことになっていたのだろう。
 あのボークが岩崎を温存させたと言うことになった。

 これで、延長に入ると、清水、田口を使ったスワローズと、岩崎は使いたくないタイガースのやりくり合戦の様相を呈した。
 そのスワローズが選んだピッチャーは、前日好投の星。
 この星が、木浪、代打・糸原をあっさり打ち取り、2アウトになった時からドラマが始まる。
 今年のタイガースは、2アウトを取られた後から得点する機会がやたらと多い。
 この辺が昨年と大きく違っている。

 2アウト後、近本が上手くセンター前へ運んで出塁が、全ての始まり。
 次の中野の打席で、2球目ですかさず盗塁を決めた。
 ここでヤクルトベンチが動く。
 中野を申告敬遠して、ピッチャーを木澤にスイッチした。
 これが大きな間違いとなる。

 タイガース側としたら、星で押してこられた方が嫌だったんじゃないだろうか。
 近本こそ上手く捌いてヒットを打ったが、他の選手が近本のようなバッティングができるとは思えない。
 星のストレートとフォークで十分行けると思うんだが・・・。
 まぁ、防御率が5点台なんだから、ランナー出すと崩れるって傾向があるのかもしれない。
 また、近本に続く中野が近本のような打撃ができる一番手と踏んで、次のこの日ノーヒットのノイジーと天秤にかけた結果だったのかもしれない。

 ただ、繋いだ木澤は、ノイジーにライト前に運ばれて、2死満塁で、満塁の鬼・大山を迎えることになる。
 この満塁の場面、大山は冷静にボールを見極め、押し出しの四球を選ぶ。
 この日、1発も放って、打ちたいところであるが、相手ピッチャーの状況やコントロールを冷静に見て、四球を選んだ大山が素晴らしかった。
 相手も、大山の満塁での強さを知っているから、簡単にストライクを撮りにいけなかったんだろうけど、そう思わせる大山の存在感が勝ったってことだ。
 その後は、佐藤輝が、仕上げの走者一掃の2ベースを放って、この試合を決めた。

 この回の攻撃も2アウトになってからの近本のヒットが起点だ。
 最終回は、岩崎を温存し、岩貞が村上に一発を打たれたが、他を打ち取って、ゲームセット。
 この3連戦を3タテで締め括った。
 ただ、スワローズの連敗阻止への執念もあり、ブルペンを使わされたのが少々誤算であった。

 次は復調気配漂う讀賣戦。
 桐敷、大竹、才木の順だろうが、特に金曜は桐敷だけにブルペンの重要性が高まる。
 同時に打線が援護して、ブルペンを楽にしてやらんといけない。
 交流戦前の最後のカード。
 いつも下馬評と逆の結果が出る讀賣戦だけど、今回はどっちが有利と言われているのだろう?
 
 ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 23:52 | comments(0) | - |
6−5 対東京ヤクルト 「絶対、大丈夫」なんて言わせない
 まさか、9回の2アウトから逆転されるとは、思っていなかっただろう。
 7回にぎゃくてんして、清水、田口の勝ちパターンへ久々の継投と、高津監督は、「絶対、大丈夫」と送り出したはずだ。

 逆にタイガースは、8回の代打・原口の打球が、風と塩見の好プレーに阻まれてはいたが、9回がトップの近本から回ることに一縷の望みを賭けていた。
 その、近本が、フルカウントからの低めのストレートを見送り、判定がストライクを取られ、見逃しの三振、更に中野も討ち取られた時は、万事休した感があった。
 
 だが、ここからでも反撃できるのが今年のタイガース。
 ノイジーのライト前を、照明に入れた?せいか、並木があ後ろに逸せて、3ベースとしてしまった。
 ここで動揺した田口のボールを冷静に見極め、大山は四球で出塁。
 2死1、3塁で回ったチャンスに、佐藤輝が初球をライト線へ2ベース。
 1塁ランナーの大山が長駆本塁まで走って、逆転してしまった。

 ここは、打った佐藤輝もさることながら、この場面で冷静に四球を選んで出塁、佐藤輝の一打でホームまで戻った大山の働きを褒めたい。
 大山は、いつでも全力を尽くす。
 凡打でも、懸命に走る。
 そう言う姿勢を買って、岡田監督は、4番に据えているのかもしれない。
 そう言う姿勢が、こう言う場面で力を発揮し、結果をもたらす。

 対象的なのが佐藤輝。
 前の打席で2球目の絶好球を見逃してしまった事を引ずって、3球目のボール球を投げやりのような空振りで3球三振してしまった。
 こう言うムラっけがあるのが佐藤輝なんだが、それを次の打席に引きづらず、大山四球の後の初球を見事仕留めた。
 この辺の切り替えも、前の大山の姿勢を見て触発されたのかもしれない。
 
 試合は、追いつ追われつの展開で予断を許さなかった。
 何度もやられている吉村をこの日は、捉え始めていて、1点を先取された後の4回は、大山、佐藤輝の連打の後、満塁から、梅野、木浪のタイムリーで逆転した。
 ただ、この後の1死満塁のチャンスで、西勇輝の場面。
 ここは、立っているだけで三振の指示でよかたんではないだろうか。
 無理に打って、ダブルプレーでチェンジになるより、2死満塁で得点圏の鬼近本 に託す方が、理にかなっていると思う。
 そこで近本に一本出れば、この試合を決めれれていたのかもしれない。

 そこで、2点止まりだったことで、スワローズを生かしてしまった。
 すぐに塩見のタイムリーで同点に追いつかれ、6回に近本の2点打で突き放すも、西勇輝を繋いだ西純矢が7回1死から四球を連発し、たまらず岩貞を投入したが、村上に同点打を打たれ、塩見に加冶屋をぶつけたが、ダブルプレー崩れの間に逆転を許した。
 まぁ、この場面で四球を連発した西純矢に責任はあるのだけど、まだまだ、1点リードの場面で投げるには、今の状態では厳しいと言うことだな。
 また、下で再調整させられるかもしれん。

 得点は、取れる時にとっておかないと、後で何が起こるかわからないという教訓となる試合だった。
 ただ、チーム状態が最悪であるスワローズに、立ち直る機会を与えなかったのは良かった。
 今のうちに、しっかり叩いて、「絶対、大丈夫」なんて事を言わせない状況に追い込んでおきたい。
 
 ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 23:13 | comments(0) | - |
6−3 対東京ヤクルト 雨天中止がなく、打てんようにならずに済んだ
 この日、東京は終日雨模様。
 千葉のZOZOマリンは、早々に中止が決定し、神宮の開催も危ぶまれていた。
 ここで雨天中止になると、タイガースは6試合目だし、しかも雨天中止の後の試合で、4戦4敗、見事にう「打てん状態」になることが危惧される。
 この日の先発予定の村上は、今一番信頼度が高いため、そうなってもスライドすることになるのだろう。
 そうなれば、西勇輝の登板を飛ばして、次の讀賣戦へ持っていく。
 青柳の2軍降格の後、桐敷が帯同して、ここに入る予定だったが、交流戦の初戦へと持っていかざる得なくなるか?
 そんな、こんなを考えていたんだが、天候が回復基調にあることから、神宮は、試合を決行する判断となったようだ。

 試合は、村上が、一時の勢い、キレがなく、ヤクルト打線の粘りにも合い、球数を要するピッチングの立ち上がり。
 まぁ、ローテに抜擢されてから、懸命に投げてきた疲れがそろそろ出てくる頃なんだろう。
 際どい球を取ってもらえなかったのもあるが、それは取ってもらえるだけの勢いに欠けていた証拠だし、キメにいった球を、ことごとくファールにされているのでも感じることができる。
 できれば、ローテを1回飛ばすか、中10日くらい開けて登板させるなど、疲れを取る配慮が必要な時期になってきたんじゃないかな。

 金曜日に登板予定の桐敷の結果にもよるが、交流戦の初戦を秋山か青柳を再昇格させて、村上は2カード目の頭(金曜日)に持っていくのも方法じゃないか。
 桐敷は、結果の如何にかかわらず、よければ中継ぎ待機で、悪ければ秋山か青柳と交代。
 せっかくのローテで2桁を勝つ可能性がある村上だ。大事に調子を維持できるような配慮が必要だ。

 それでも、村上は6回に山田哲人に2ランを喰らうまで、3安打に抑え、無失点であった。
 ただ、粘られ球数が嵩み、6回を投げ終えて、ちょうど100球となり、降板することになる。
 3回に内山を併殺にとったところから、本来のピッチングが戻ってきた。
 6回合ってなかった塩見をたった一つの四球に出したのが痛かった。
 その悔いを、内山を取って2死になったことの安心した隙を山田哲人に捉えられた。

 対する攻撃は、苦手の石川に立ち上がりこそ、悠々と立ち上がらせてしまったが、3回に木浪が逆方向へ2ベースを放ってから好転し出した。
 木浪のバッティングは、石川攻略のお手本のような打撃で、これをやればいつものように石川にやられることはない。
 石川がスピードがないことから、引っ張りたくなるのだろうが、そこに落とし穴がある。
 タイガースのバッターは、その落とし穴にはまって、いちも石川にいいようにやられていた。
 石川攻略には、無理に引っ張らず、来た球に逆らわず、逆方向を意識して打ち返すことだ。
 
 そのバッティングで、村上こそ送りバント失敗があったが、近本が四球を選んで、中野がヒットで満塁。
 ここでノイジーが、逆らわずセンター方向を意識したタイムリーで2点を先取。
 大山ヒットの1死満塁から佐藤輝がボテボテのセカンドゴロで3点目を追加した。
 この佐藤輝のバッティングも、岡田監督が常々言っていた、「満塁ではボテボテの内野ゴロでいいんや、それで1点入るんやから」との言葉通りのもの。
 この辺の点の取り方が、昨年と比べて格段と良くなっている。

 打田、問題は5回の攻撃。
 近本の2ベースから、中野がセーフティ気味の送りバントがヒットになって、無死1、3塁のチャンス。
 スワローズは石川を諦め、丸山翔へスイッチ。
 スワローズも投手崩壊状態なので、3点ビハインドで投げさせるピッチャーとして丸山翔は苦肉の策のはず。
 ここで、追加点を挙げれば、この試合の趨勢は決まる、そういう場面だ。

 ここで代わった丸山翔に、ノイジーが三振、大山が四球で満塁、佐藤輝、森下と連続三振で無得点に終わる。
 この場面こそ、佐藤輝には、さっきの満塁で見せたバッティングと同様の打撃を見せるべきだった。
 (2度目なので、今度は綺麗に打ちたいという欲があったのかもしれないが・・・・、相手も丸山翔に代わったし・・・)
 こういう止めを指す場面で、止めを刺せないと、相手が生き返ってしまう。
 そういうことは、過去何度もある。
 ここのチャンスを逃したことでが6回の山田哲人の2ランに繋がっている。

 ただ、そこでズルズルいかなかったのが今年のタイガース。
 1点差に迫られた、7回にスワローズのピッチャーがエスピナルに代わった隙を見逃さなかった。
 ストライクが思うように入らないエスピナルから、近本、中野が連続四球で掴んだチャンスに、ノイジーがこの日5打点目となる3ランで返した。
 ここで一気に4点差となり、この試合は決まった感があった。

 あとは、浜地、及川と繋いで、ケラーで締めるはずだった。
 ただ、9回に強く降り出した雨に、ケラーが不安定となり、2死で1点を返され、1、3塁になった場面で、岩崎を投入せざる得なかった。
 その岩崎が最後を三振で締めて、タイガースが勝利した。
 まぁ、不安定な天候の中、決行された試合だが、うまいこと勝つことができた。
 スワローズの調子もイマイチのようだし、こういう状況の時はしっかり、叩いておきたい。
 次は、西勇輝がらしいピッチングをしてくれること、新人の吉村に何度もやられるわけには行けないので、打撃陣が奮起してくれることを期待したい。

 ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 23:18 | comments(0) | - |
4−1 対広島 才木と梅野が汚名返上の活躍で連勝
 才木が1軍へ復帰しての初登板。
 一度放牧して、昨秋のキャンプから、今年の春のキャンプ、オープン戦、開幕後の登板と、張り詰めてきた緊張と疲労が取れたんだろうか。
  TJ手術明けから復帰した昨シーズンの登板は、中10日を守って起用されていた。
 そのリミットを外して、今シーズンから中6日のローテで回すようにしていた。
 まぁ、これに合わせて調整してきたんだろうが、目に見えない疲労が蓄積していたんだと思う。
 それが、一度抹消されてリセットする機会をもらったんだから、調子が戻ってくる期待はしていた。

 まぁ、中村貴浩や矢野に粘られ、球数を投げさせられる場面はあったが、7回途中まで4安打で零封しており、林に5安打目を喫して1失点で降板することになったが、106球でここまで投げ切っくれたのは、大きい。
 これで、ローテ投手として才木に目処が立ったんじゃないか。
 その球威を含めて、ポテンシャルは、優にローテで回って二桁勝つだけのものはある。
 今後も期待できるんじゃないかな。

 打つ方のヒーローは、久々の梅野だ。
 坂本の活躍もあり、勝てない捕手として、そのポジションをアレコレ言われて来た。
 確かに梅野がマスクを被る、青柳、西勇輝、西純矢、才木が軒並み勝ち星を上げられず、西純矢と才木が一度2軍へ、今回青柳も2軍降格になっている。
 これを、ピッチャー自身の調子の問題か、梅野のリードによるものなのか、外野での議論が騒がしくはなっていた。
 多分、梅野がある程度打っていれば、この議論は、ピッチャーの調子が悪いんだからしょうがないで済まされていたんじゃないかな。
 それが、あまりに梅野が打てなすぎた。
 一時は1割を切った打率で、8番木浪が好調だっただけに、7番で打線を切って、得点力を削いでいる存在になっていた。

 その、梅野がこの日は、4回に2点目となるタイムリー。
 そして、1点差で迎えた8回に、3点差に突き放す2点タイムリーを放って、3打点の活躍だ。
 この試合は、才木と梅野のバッテリーの勝利と言ってもいい。
 
 梅野は、昔は、振れるバッターで、ホームランもよく打っており、久々の打てる捕手の期待値も高かった。
 それが、リード伝伝を言われるようになって、持ち前のバッティングの良さが失われていった。
 そして、2年前だったか、脇腹をやって、前のように引っ張れず、右打ちばかりするバッティングになっていた。
 最初こそ、チャンスで右打ちすることで稼いだ率や打点、勝負強いという印象も、続けることで相手も対策してくる。
 また、脇腹が治って、引っ張れるようになった時も、右打ちの成功体験から、無理に右打ちに走り、率が出なくなっていった。
 そういう状況が、ここまで続いていた。
 それが、どこで吹っ切れるかが問題だったが、今日のバッティンは、引っ張れるところを引っ張り、右に打つところは右に打つという臨機応変に打撃を変えられていた。
 これで、少しは浮上してくれるんじゃないか。
 梅野が打てば、坂本との論争も鎮まり、大竹、村上、伊藤将担当の坂本と、才木、西純矢、青柳担当の梅野という区分けが定着するはずだ。
 
 ただ、本当は青柳は、一度坂本と組ませてみたいんだが。
 今度上がってきた時、坂本と組ませてみないかなぁ。
 梅野のプライドを傷つける可能性はあるが、村上は、梅野で行けそうなので、担当変更ってことにすればいい。
 また、当面青柳の代わりが桐敷のようだし、そこは梅野で行くんだろう。
 ただ、青柳の代わりは、このところ2軍で結果出している秋山を使って欲しかった。
 寅吉的には、桐敷は中に入れた方がいいように思う。
 中に左の桐敷を入れたら、及川を先発で試す方法も出てくるからね。

 さぁ、連勝が止まった後、いい形で立て直すことができた。
 来週が、交流戦前のセリーグ同士の対決は最後だ。
 対戦成績が拮抗しているヤクルトと讀賣との対戦だ。
 ここで、きっちり対戦成績を優位にしておきたい。

 ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 19:27 | comments(0) | - |
1x−0 対広島 森下VS森下でサヨナラ打!
 前日と打って変わって、投手戦。
 安定の大竹とタイガースを得意にしている森下。
 森下は、手術明けで復帰が遅れて、これが3戦目で、まだ勝ちがない。
 得意のタイガース戦で、初勝利をというところだろうが、タイガースも広島から2勝している大竹が先発。

 この2人のマッチアップは、お互い譲らず、大竹は、7回を99球で、被安打6で無失点。
 勝ちを付けられなかったが、勝ち投手に相応しいピッチング内容だった。
 対する森下は、8回を97球で被安打4で零封して、9回も続投した。
 森下は、決して本調子ではなく、まだ復帰途上という形であるが、會澤のリードと相性の良さに引きずられての好投だ。
 タイガースは、大竹の後、岩貞、岩崎と繋いで、カープを零封し、9回裏の攻撃に賭けた。

 9回裏は、中野、ノイジーが簡単に打ち取られ、延長線も覚悟したところ、2死から大山が2ベースで出塁した。
 昨日の試合から、大山の気迫が目立っている。
 自身4番としての自覚、中心選手としてチームを引っ張る気概が出てきた。
 これは、岡田監督が、大山を中心に据え、信頼して起用していることの効果なのかもしれない。

 2死ながら、得点圏に進んだことにより、広島ベンチは、佐藤輝との勝負を避ける方法をとる。
 一応ボール球で攻め、振ってくれれば儲け物というピッチングで、3ボールとなったところで申告敬遠。
 森下との勝負に出た。

 タイガースベンチは、サヨナラのランナーの大山に代走は送らなかった。
 これは、延長を見据えてのものか。
 はたまた、代走を出せば更に外野が前に出る、前に出てくるとゴロで抜けた場合、ランナーはサードで止まる、森下の後は坂本となる。
 坂本になるとサヨナラの確率が低くなる。
 それなら、大山に代走を出さず、外野を定位置に置いて、ゴロで抜けた場合に、大山が戻ってサヨナラにするという道を選んだのか。

 果たして、森下VS森下の対決は、初球を打って、三遊間を抜けたヒットになった。
 その打球で2塁の大山は、ホームに戻ってきて、サヨナラ勝ちとなる。
 代走を出さずに、外野を定位置に置いたため、レフトの西川が前進して打球を処理してバックホームという流れに多少の時間を要した。
 また、返球もピッチャーマウンド側に外れ、會澤がキャッチした時には、大山はホームベースを駆け抜けていた。

 タイガースの森下は、オープン戦の成績から、ライト6番で開幕を迎え、定位置を得たかに思えたが、シーズンの序盤でプロの攻めにさらされ、2軍降格を味わった。
 2軍で、今一度オープン戦の時のような打撃を取り戻すべく調整し、前の試合から再度1軍昇格となっている。
 6番ライトのポジションが、タイガースの課題になっている中、森下の再昇格に対する期待は大きい。
 この日の一打が、森下に自信をとりも出させ、オープン戦の時のような自信にあふれる打撃をしてくれると、タイガース打線が厚みを増す。

 これから、交流戦もある。
 交流戦では、DHもあるため、守れる森下をライトに定着させ、DHでミエセスを使うという幅も持たせることができる。
 まぁ、相手が左ピッチャーなら、ミエセスのDHもいいかもしれんが、相手が右ピッチャーの時用に、2軍から前川を上げて使ってくれないだろうか。
 体調的に守りが問題である前川ではあるが、こと打つ方に関しては、2軍で結果を出しているし、魅力が溢れている。
 パリーグ側の主催試合の9試合でいいから、お試し起用しても面白い存在になる。
 課題だった右バッターが多くなっている現在、左の前川を1枚入れておくのはメリットがあると思うのだが・・・・。

 このサヨナラ勝ちで、前の敗戦を帳消しにはできた。
 後は、次の才木が、才木らしいピッチングで勝つことだ。
 そのポテンシャルは、抜群んものがある才木が、ここで自分を取り戻せば、タイガースの先発がまた厚みを増す。
 中6日のローテで回ることが、TJ手術明けの才木にとって、少々疲れをもたらせていたのだろう。
 昨秋のキャンプから、春のキャンプ、オープン戦と気を張って投げてきたのだから仕方がない。
 この抹消期間でのリフレッシュが良い結果をもたらすことを期待する。

 ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 17:41 | comments(0) | - |
7−10 対広島 青柳で勝たなくてはいけない試合を落とす
 ヨーイ、ドンで、5失点だから、たまったもんじゃない。
 それでも打線はめげずに、これを取り返した。
 3回にノイジー、4回に佐藤輝がホームランで、3点さに追い上げる。
 そういう逆転への機運が高まるのか、5回に青柳は、申告敬遠で満塁にした後、ピッチャーの玉村勝負で、2点タイムリーを浴びてしまう。
 これで再び5点差となり、勝負が暖かに思えた。

 その5回の裏、青柳の代打・渡邉諒の2ベースから、近本が続き、中野、ノイジーがタイムリーで2点、その後ランナー2人をおいて、大山が同点となる3ランを放った。
 これで、クリーンナップの3人がホームランを放って、序盤の劣勢を跳ね返したのだから、盛り上がる。
 この後のブルペン勝負では、タイガースが有利、誰もがそう思った。
 
 先発の青柳は、7点を失っても負け投手を免れた。
 それどころか、5回の表のピッチャーの玉村に打たれた2失点がなければ、勝ち投手の権利さえ得られるとことだった。
 これは、懲罰の意味を含めて、5回まで投げさせた岡田監督にとっては、計算外だったろう。
 試合後の談話でも、「勝ち投手にならんで良かったよ」と話すくらい、情けないピッチングだった。

 今年の青柳、開幕戦と2戦目のヤクルト戦には、いい感じで投げていたが、3試合目から悪くなってきた。
 大体、マウンドでの表情が暗い。
 なんか、自信なさげで、バッターを打ち取ってやろうという気概が全然見えない。
 それが、どこからきているものなのか。
 どこか、体に異変があるのか。
 それとも、コントロールが思い通りできず、自信を喪失してしまっているのか。
 いずれにしても、今のままでは、ローテを任すことは、難しい。
 近々に2軍調整を命じられるだろうが、その方がいい。
 いずれ青柳の力は必要になる。
 今一度、自信を取り戻すために、再調整をした方がいい。

 試合は、折角クリーナっぷの揃い踏みの1発攻勢で追いついたのだから、勝たなくては行けない試合だった。
 中継ぎ勝負では有利と思われたタイガースであったが、及川、西純矢、ビーズリーと出したピッチャーがそれぞれ失点し、カープに突き放されることになった。

 及川は、青柳用に左ばかりを並べてきたカープ打線に、ストップをかけるのに最適な人選かと思われたが、左を苦にしない、西川、秋山に連打され、松山に3連打でタイムリーを浴びる。
 いずれも、ストレートが高めに浮いたところを叩かれたもの。
 狙って高めにいったボールは、力があり、押し込めるが、低めを狙ったボールが高めに浮くと、西川、秋山、松山クラスでは捕まえられる。
 いずれも、カウントをとりに、低めのストレートというところが、高めに浮いたコントロールミスだ。
 及川は、この辺りが課題なんじゃないかな。
 梅野のリードも、ストレートがうき加減であるなら、低めへは変化球で攻めるのも手だったんじゃないか。

 
 ここで、及川がビッシッと3人で抑えれば、流れは完全にタイガースへ傾く、そういう展開だっただけに、ここでの失点は痛かった。
 対するカープが、同点の後、ケムナが後続をピッタリ抑え、6回も中崎が3者凡退に抑え、流れを引き戻した。
 その後の、島内、ターリーも3者凡退で退け、リードをキープしている。
 その間、西純矢は、7回ランナーを出しピンチを招き、8回は、無死から死球でランナーを出し、これを悪送球や野選などでホームインを許した。
 そして、9回のビーズリーが、堂林に1発を浴びて、計3失点で、3点差としてしまった。

 結局9回の矢崎が糸原の四球と近本のヒットでピンチを招くも、中野をダブルプレーで切り抜けた。
 ここも、1点差くらいであれば、矢崎も緊張しているし、何が起こるかわからなかったが、3点差の余裕が切り抜けさせた形だ。
 中継ぎに自信があるタイガースが、その中継ぎがことごとく失点して、中継ぎ、抑えに不安のあるカープが、ビッシっと抑え、逃げ切った。
 折角、クリーンナップが打って、追いついた試合、タイガースが得意のブルペン勝負で落としてしまった。

 まぁ、敗因は青柳のピッチングに尽きるんだけど、ここにきて、エラーやミスも出てきた。
 今一度、原点に帰り、気を引きしまないといけない。
 勝たなくては行けない試合を落とすと、すぐに負けが混んでくる状況に陥る危険がある。
 そのことは、岡田監督も重々承知で、危機管理してくれるとは思う。
 選手個々も、現状に甘えず、更に、地に足をつけ、しっかりした野球をやろう。

 ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 23:21 | comments(0) | - |
4−1 対中日 やるべき事をしっかりやること
 この試合、首位タイガースと最下位ドラゴンズを象徴するようなシーンがあった。
 8回、代わった浜地に2死から、石川、細川の連打のチャンス。
 ここで6番村松がレフト戦へヒットを放つ。
 これで、2塁走者の石川がホームイン、2点差に詰め寄り、尚1、2塁のチャンスかと思われた。
 タイガース側は、浜地が打たれたこともあり、ここで2点差であれば、慌てるところだ。

 ところが、そうはならなかった。
 レフト戦の打球で、ホームインを確信した石川が、ホームへ向かう途中で走るのを緩めた。
 対してレフトのノイジーは、この打球を処理すると素早くサードへ投げる。
 1塁ランナーの細川は、バックホームするのかと思っていたのか、サードへ進塁しようとしていた。
 これをサードで刺したのが、石川のホームインより早く、石川のホームインが認められず、無得点でチェンジ。
 タイガース側としては、3点差のまま、9回へ向かうことができた。

 このシーンは、お互いのチームの現状を象徴している。
 ホームインが確実と勝手な判断で走力を緩めた石川。
 それを見ていて何の指示もしない、ネクストバッターの溝脇。
 対して、打球処理に手を抜くことなく、素早くサードへ放ったノイジーの守備。
 両チームがどう言う練習をしてきたかわかる場面だった。

 ドラゴンズは、守備がよく、固い守りでは、少ない点を守り抜くチームだった。
 その為、当たり前のことを当たり前にやる、そう言う姿勢が徹底されていやはず。
 それが、落合館時時代からの特徴だった。
 それが、こういいプレーを見せられると、チームの過渡期にあるとはいえ、少し情けない気がする。
 厳しさを言われる立浪監督は、どう言う指導をしているのか、またしていくのか。
 ドラゴンズが復活していくか、低迷を続けるかは、そこにかかっていると思う。

 対してタイガースは、岡田監督が就任以来、口を酸っぱくして言い続けていることが、だんだんできるようになってきている。
 野球の考え方は、落合監督と共通するものがある。
 それは、当たり前のことを、当たり前にやる、できる事をしっかりやると言う事だ。
 キャンプから、外野の中継プレーの大切さ、確実な返球を散々練習させた。
 赤星氏を呼んで、走塁の大切さも教え込んだ。
 状況判断の大切さも、常日頃から言い続けている。
 伊藤将司だから、ノイジーのプレーが生まれ、ドラゴンズのようなミスは、タイガースでは生まれない。

 試合は、このプレーの通り、初回に挙げたミエちゃんの3点タイムリーを、伊藤将が6回まで1失点で守り、岩貞、浜地、岩崎と繋いで守り切った。
 これで7連勝で貯金は2桁の10になった。
 ただ、油断せず、これからも、当たり前のことを当たり前に、できる事をしっかりやる姿勢を崩さず、、しっかりとした戦いを続けたい。
 
 ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 23:09 | comments(0) | - |
3−1 対中日 地に足つけて、コツコツと
 このところの派手な打って勝つ野球とうって変わって、少ない得点で争う、対中日戦らしい試合だった。
 こう言う試合を、モノに出来るとチームの地力が上がる。
 こう言う試合を確実にモノに出来るようになることが、本当の強さになる。

 昨年までと、一番違っているのは、守りでは、確実にダブルプレーが取れるようになっている。
 打つ方といえば、無死、1死で3塁にランナーがいる時の得点を挙げる確率だ。
 昨年までは、こう言うチャンスをモノにできず、試合を落とすことが多々あった。
 今年は、そう言う時に、決してヒットだけでなく、地味に得点を挙げることができている。

 この試合も6回に、ヒットで出た佐藤輝が、2塁へスチール。
 島田の進塁打で、1死3塁になって、梅野が四球、木浪が犠牲フライで1点を取った。
 これも、1ヒットで1点を挙げる、効率の良さであり、好投を続ける西勇輝に勇気をもたらす3点目となったはず。

 先発の西は、久々に安定した投球。
 細川に1発を打たれ、1失点はしたものの、危なげないピッチング。 
 立ち上がりこそ、涌井との投げ合いで、内容的に押されている感はあったが、タイガース打線が地味に涌井を攻め、1点ずつ援護するなか、立場が逆転し、7回を100球、被安打5で投げ切った。
 
 こう言う試合を取れるのは大きい。
 いつもいつも打線が活発なわけではなく、僅差を争う試合も相当数ある。
 特に、投手力に強みがあり、基本貧打であるタイガースは、こう言う試合こそモノにしていかなくては、アレに近づかない。
 
 これで、6連勝で貯金が9になった。
 これからも、投手力を全面に押し立てた、こう言う試合が多くなるだろう。
 ただ、こう言う勝ち方こそが、タイガースの強さのバロメーターだし、こうして勝っていくことで本当のつよさになる。
 
 次は、伊藤将の先発だ。
 できるだけ長いイニングを投げ、中継ぎを休ませてくれるようなピッチングを期待したい。
 
 ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 22:54 | comments(0) | - |
9−4 対中日 判定にやられた村上を打線が援護し5連勝!
 村上は、この4失点を気にすることはない。
 審判の判定に泣かされた、ある意味仕方がない失点でもある。
 細川への内角へのストレート、石川へ同じく内角ストレート、どちらも極狭ストライクゾーンでなければ、三振に切って取れている。
 まぁ、審判も最初にボールと判定したため、変えることができなかったんだろう。
 坂本のフレーミング技術を持ってしても、変えることができなかった。

 ただ、対石川に対しては、苦手意識があるのか、少しストライクが取りづらそうではあった。
 そして、あのスリーランは、落ちるスライダーが真ん中へ入ったのをすくわれた。
 まぁ、あの場面、石川が嫌な感じをしているのなら、ボールになるように投げるべきだった。
 ファーストは、空いていたし、次のアルモンテは村上に全然あっていない。
 その辺の危機管理が、このところの村上のピッチングから、薄れさせていたんだろう。
 坂本には、もう一つ、そこまで考えて欲しかったところだ。

 ただ、こうなっても、今のタイガースには、これをすぐに突き放す攻撃ができる。
 1点差に迫られた直後の6回。
 中野の四球から掴んだ1死満塁のチャンスに、ミエセスがボテボテのサードゴロ。
 これで、3塁ランナーの中野が帰って、追加点を挙げ、2点差に突き放す。
 これも、よく岡田監督が言っていた、「ボテボテの内野ゴロでいいんよ、それでランナーが帰るんやから」と言っていたのを、そのまま体現したもの。
 ミエセスにその意識があったかどうかは置いといて、この結果で岡田監督は褒めるだろう。
 そうやって、1点を撮りに行く野球を覚えていく。
 それでいい。

 試合はその後、中継ぎの及川、加冶屋、浜地がドラゴンズを抑えていく中、9回に決定的な3点を追加して、最後を岩貞が締めた。
 まぁ、6連戦の頭の試合から、中継ぎをそこそこ注ぎ込まなくてはいけなかったのは誤算だが、それでも岩崎、ケラーは、温存できた。
 西純矢も次の広島戦から当面中継ぎとして待機させるようだ。
 村上が5回で降板したのが誤算ではあったが、今日の審判では致し方ない。
 よく踏ん張って、勝ち投手になった。
 まぁ、これまで援護に恵まれなかったこともあったが、打線が借りを返したってことだね。

 なんとか、投打が噛み合って5連勝だ。
 次は、西勇輝がこれまでの借りを返さんといけない。
 今は、打線の援護も期待できるし、しっかりしたピッチングを期待したい。
 できてば、中継ぎが休めるよう、ケラー、岩崎で賄えるイニングを放ってくれることが望ましい。
 チームは、今の調子をできるだけ持続したい。
 
 ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 23:13 | comments(0) | - |
15−7 対横浜DeNA サトテル輝く、単独首位をもたらす
 佐藤輝の2本のホームランで決まった試合だった。
 初回の平良の立ち上がり、粘って振りカウントからの先制スリーラン。
 4回の満塁ホームラン。
 3回に逆転を許した後の攻撃、近本の同点打、大山の押し出しで、交代したピッチャー三嶋の初球を捉えたもの。
 どちらも完璧な一打だった。

 初戦に今永から放ったバックスクリーンへの一発から、佐藤輝のヘッドが走り出した。
 この日の2発のヘッドの走りは、シーズン当初に比べると雲泥の差だ。
 力みかえって、力を入れても、思いの外、ヘッドは走らない。
 この日のスイングのように、一見力を入れてないように見えるスイングの方が、ヘッドスピードは、はるかに速い。
 そう言う感覚を掴んでくれれば、佐藤輝は、ホームランの量産体制に入るだろう。

 心配は、西純矢だ。
 立ち上がりこそ、無難なピッチングで0に抑えたが、2回以降、勝負球が、ストレートでも、変化球でも、高めに浮くという状況で、ことごとくベイスターズ打線に仕留められている。
 本当は、こう言う試合は、最低6回は、悠々と投げてくれないとこまる。
 それが打線の援護のおかげで、やっと5回を投げきり、勝ち投手になった。
 これでは、次回の先発が危ぶまれる。

 下で才木もいいピッチングをしている。
 秋山も調子を取り戻している。
 西純矢に次の先発は、ないかもしれない。
 幸い先発の候補はいるので、一度中に入れて調整させるのも手かもしれない。
 石井の離脱もあり、湯浅の復帰まで、中継ぎを厚くしておくほうがいい。
 西純矢なら、第2先発として、複数イニングを任せることも可能だし。

 さて、首位を走っていたベイスターズを直接対戦でスィープして、単独首位に立った。
 なんか、今年の場合、首位という勢いだけで、立っているわけじゃない気がする。
 チームとしては、本調子ではないものの、各自ができることを確実にこなして、大きな連敗はしないで、堅実に積み重ねた結果のように見える。
 こう言い強さは、大崩れしないんじゃないかな?

 まぁ、首位に立ったとはいえ、まだまだ良くなる余地はある。
 これからも堅実に地に足をついた戦い方をするべきだ。
 次は、対戦成績が五分の最下位中日と敵地バンテリンドーム。
 ここで、やられては、このスィープの意味もない。
 しっかりした戦いを見せて欲しい。
 
 ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 21:56 | comments(0) | - |
7−2 対横浜DeNA 大雨降雨太郎、開幕5連勝で首位に並ぶ
 試合開始時は、降ってなかったが、この日の天気は降雨予報。
 なんせ、先発が大雨降雨太郎と言われる、大竹。
 もう、雨柳さんから、雨男の座を完全に奪い取った格好だ。
 それと共に、チームの柱としての座も奪い取ってしまったか?

 この日は、雨予想もあるので、できるだけ早く先制して、リードしている状態で試合を進めたい。
 できれば、5回し愛成立でコールド勝ちで、大竹が完投してくれれば、中継ぎも使わないで済む。
 そんな、取らぬ狸の皮算用もしたくなるような天候だった。

 そんな皮算用とは裏腹に、3回にピッチャーのガゼルマンの打席に油断したか、甘く入ったストレートを叩かれ、2ベースにしてしまった。
 万全の立ち上がりを見せていた大竹だけに、ここで無造作にカウントをとりにいったのは不味かった。
 それでも佐野を三振に取る状態の良さだった。
 だが、次のソトを討ち取ったはずが、ライトとセカンドの間に落ちるポテンヒットで、先制点を許してしまった。
 まぁ、仕方がない場面であったが、ガゼルマンがセカンドベースで釘付けで、チェンジになれば、その裏に変調を来たす期待もあったので、このラッキーなヒットでガゼルマンがベンチに戻ったのが残念だった。

 その後も宮崎を討ち取ったショートごろを送球エラーで、2死2、3塁のピンチを招いてしまう。
 ここで牧をレフトふらいで、このピンチを1失点で凌げたのが大きかった。
 ただ、この回で球数を要してしまったのが、誤算にもなる。

 その裏、塁上に長い時間いた影響か、期待通りガゼルマンが変調を来した。
 木浪を死球で出塁させると、送りバントの構えの大竹を、ストレートの四球で、無死1、2塁のチャンスを得る。
 次の近本の打席でワイルドピッチがあり、無死1、3塁となった。
 ここでは、逆に塁上の大竹の負担を考え、近本の内野ゴロで、サードランナーが戻り、大竹がセカンドでアウトになるのがベストの筋書きかと思っていた。
 しかし、近本はここで勝負強さを見せ、1、2塁間を抜いて、タイムリーで同点とした。
 
 ガゼルマンは完全に浮き足だっており、次の中野にも四球で満塁。
 ここでノイジーがセンターへ犠牲フライを上げ、大竹をベンチに戻した。
 大竹もガゼルマン同様塁上に長くいたので心配はしていたんだけど・・・・・。
 その後、大山のサードゴロをダブルプレーを焦った宮崎がファンブルして、近本が戻る。
 その1死1、2塁のチャンスで佐藤輝がセンター前へタイムリーでこの回4得点目を挙げた。

 この辺は、前の試合のリピートのよう。
 先制されるも、1点で凌いで、その後のチャンスで4点を畳み掛ける。
 そこには必ず相手のミスが絡む。
 前日は、木浪を敬遠してまで、青柳での勝負を選択しながら、細心の注意を怠って、逆転打を許す。
 この日は、バントの構えの大竹を四球で出塁させた。
 加えて、大山のサードゴロを焦って、生かしてしまった。
 こういうミスが勝負の綾となる。

 タイガースは、次の回にもノイジーがタイムリーで追加点。
 このから、雨が強くなり、試合進行と両睨みの状態にはなってきた。
 ただし、甲子園の水捌けの良さから、これ位以上強く降らなければ、なんとか試合成立までは持って行けそう。
 そうして5回が終わると、今度はピッチャーを使いたくないので、うまくコールドゲームにならないかと、勝手な希望を持ってきた。

 ただ、流石に甲子園、試合は最後まで続けることができた。
 大竹は6回を96球、4安打、1失点で投げ切り、7回を、復帰後初登板の浜地に任せた。
 浜地が無難に抑え、8回を岩貞というリレーに出たが、この岩貞が少々誤算だった。
 大田に打たれ、佐野は取ったものの、ソト、宮崎に連打され、1点返され、尚1死1、2塁の1発でれば同点というピンチを招いた。
 ここで加治屋を投入し、牧を三振、代打楠本を死球で出すも、関根を取って、ピンチを脱出。
 連投の加治屋は、よく投げた。
 昨年まで左を極端に苦手にしていたが、今年は左右に関わらず通用するようになっている。

 このピンチを凌いだのが大きかった。
 その裏、桑原に代打楠本を出したおかげて、センターに関根が回ることになった。
 これが、その裏の近本のセンターオーバーのツーベースを生み、6点目を得ることになる。
 関根も下手ではないが、桑原のセンター守備であれば、追いつかれていた可能性もないわけじゃない。
 そういう意味ではタイガースに流れが来ていた試合だった。
 その後も、ノイジーがこの日2本目のタイムリーで7点目を奪い、勝利を決定づけた。

 この2日は、いい形で連勝できた。
 ベイスターズの勢いも一時ほどではなくなってきtれいる。
 タイガースには、勢いはないが、堅実に勝ちをものにしていく強さが出てきている。
 こういう時は、一気に行きたいところだが、明日も天気は不安定な予想だ。
 相手の平良は、復帰後乗ってきているし、タイガースは、オープン戦から打てていない。
 対する西純矢は、2軍調整時のピッチングから、完全復調とは言い難い。
 いずれにしろ、援護があまり期待できない状況になることが予想されるだけに、西純矢のピッチングがカギになる。
 
 ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 22:06 | comments(0) | - |
6−3 対横浜DeNA エース対決は、得てして、こういう結果になる
 侍ジャパンの今永、東京オリンピック代表の青柳。
 横浜、阪神のエースと呼ばれるピッチャーのマッチアップ。
 今回は、WBCから万全を喫して、1軍登録をされた今永と、開幕戦は勝利したがその後3連敗で不振を極める青柳。
 どう見ても戦前の予想は、圧倒的にベイスターズが有利とされた。

 立ち上がりを見ても、青柳の表情が、あまりに暗く、不安そうな顔つきであったのに対して、今永は闘志溢れ、自信満々の表情。
 青柳が先頭の佐野を歩かせ、苦手の神里にタイムリーを打たれた時には、早期の降板を予想した。
 それほど立ち上がりの青柳のピッチングは、臆病になっており、かわそうとする意識だけで、向かっていって、抑えてやろうという気概が見えなかった。
 その後も苦手の牧に打たれピンチが続くが、後続を抑え、なんとか1失点で済んだのは救いだった。
 後続の桑原か関根に一打を浴びてれば、その場で終わっていただろう。

 対して今永は、先頭の近本をヒットで出塁させるが、続く中野、ノイジーを三振にとって、大山を退けて無失点の立ち上がり。
 特に中野が高めのボール球を振らされ三振に取られた時から、今永は完全に優位に立った。
 この今永の攻略は難しいと思わせるのに十分な立ち上がりだったが、結果逆になってしまうから、面白い。

 その流れを変えたのが2回のノイジーのプレイ。
 戸柱にヒットの後、林に3塁線を抜かれ長打コースに飛んだ打球の処理で、サードで戸柱を刺したプレイだ。
 ここで、無死2、3塁にされていれば、今永から上位に回る打順だけに、ビックイニングにされていた可能性が高い。
 初回の今永のピッチングから、3点取られたら、この試合はヤバイという状況であっただけに、ここで刺して、1死2塁という状況にした、このプレーは大きい。
 その後青柳が、今永、佐野を打ち取り、この回を0で切り抜けられたことにより、立ち直るきっかけとなった。

 こうなると流れがタイガースへとやってくる。
 その裏、佐藤輝がヒットで出ると、ミエセスがボテボテのキャッチャーゴロで進塁打となる。
 梅野が三振に倒れたことで、相手の三浦監督は好調の木浪を申告敬遠し、青柳と勝負の安全策をとってきた。
 タイガースも梅野が三振で、ツーアウトになり、今永のピッチングを見ると、これでチャンスが潰えたかに思えた。
 実際、あの場面で梅野が三振という最悪の結果、逆にこれが功を奏するのだから、わからないもんだ。
 その2死1、2塁の場面で、青柳がレフトへタイムリー2ベースを放った。
 青柳のバッティングは、昔の悲惨な状況から年々良くなってきており、今年はバッティングのいいピッチャーの域に十分に達してきた。
 それでも、この場面でこの結果は、誰も予想していなかったはずだ。

 当然、今永も予想していなかったこの結果は、今永自身、相当なショックだったろう。
 自分がエースという自覚がある中、木浪を敬遠してまで万全を期していた青柳勝負だけに、舐めていたわけではないのだろうけど、慎重さに僅かに欠けていたのかもしれない。
 その悔いが自責の念と後悔を産んでいる。
 それが次の不運を呼ぶ。
 近本上げたフライをレフトの関根が見失う、ショートの京田がカバーすればよかったが、関根に任せて途中で追うのを辞めていたため、これが2ベースとな理、3点目。
 これが尾を引いて、次の中野にまでタイムリーを浴びてこの回、4失点となった。
 タイガースにすれば、思いも寄らない4得点であり、それはチームを青柳を元気づけるに十分だった。

 この回を境に青柳の表情が変わった。
 ピッチングも押していって、抑えてしまおうという攻めのピッチングに変わって、テンポも上がってきた。
 まぁ、点差も3点あるのである程度大胆にいける状況になったことが、そうさせたのかもしれない。
 打撃陣は、次の回にも佐藤輝がバックスクリーンへ放り込む1発を放って、4点差に広げた。
 結局、今永は4回で、被安打7、5失点で降板することになり、青柳は8回1死まで投げ、被安打7失点3で勝ち投手になった。
 
 まぁ、エース対決で最小得点の争いという予想が多い時、逆に一方的になったりする。
 そして、だいたい戦前の予想で有利とされる方が、先に崩れて一方的になる、そういうアルアルがこの試合でも起こったってことか。
 タイガースにとっては、青柳に久しぶりに勝ちがついたし、佐藤輝にも一発が出た。
 雨天中止の後、湿っていた打線に浮上の兆しが見えてきたのはいい結果だった。
 次の試合は、天候が心配される。
 なんせ、先発予定が大雨降雨太郎だからねぇ。
 でも、中止明けの試合に弱いし、雨天の後に打てんようになる傾向があるから、なんとか試合をしたいもんだ。
 なんて言ってると、逆ん結果が出たりするかららなぁ・・・・。

 ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 23:24 | comments(0) | - |
2−1 対東京ヤクルト 3連敗はしないんだ!
 12球団で3連敗がないのは、タイガースだけらしい。
 これだけ、貧打で苦しんできたのに、3連敗がないのは、一重にピッチャー陣の頑張りの他ない。
 この日も、伊藤将が、ほぼ完璧の立ち上がりを見せ、スワローズ打線を封じていた。
 打線は、坂本、木浪の連続スリーベースで1点を先制するも、この後のチャンスで2点目を奪えなかった。
 伊藤将の打席で、スクイズという手はなかったか?
 まぁ、相手も警戒してくるところだけに、難しい場面ではあったけど・・・。

 その後、スワローズの先発サイスニードを攻めあぐね、再三チャンスは作るが追加点が奪えない。
 逆にスワローズは、4回に、山田哲人の初ヒットから、村上が繋いだチャンスで、内山が同点のタイムリーと、無駄のない攻撃を見せた。

 ほぼ完璧な立ち上がりを見せた伊藤将を、徐々に攻略して行くスワローズ打線と、フラフラの立ち上がりで、いつKOされてもおかしくないサイスニードを、結局5回まで持たせて、1失点で終わらせてしまうタイガース打線。
 この差は、一体どこにあるんだろう。

 試合は、その後膠着状態で、勝負の8回へ入る。
 先頭のミエセスが、“脅威の鼻の穴”清水から、ヒットを放つ。
 坂本が遅れず、1死になるが、木浪が上手く繋いで、1死2、3塁のチャンスを掴む。
 ここで、代打は糸原。
 糸原のショートゴロで、代走で出ていた小幡が、タッチを掻い潜って決勝のホームを踏んだ。

 ここの作戦は、代打に糸原を選択したこと。
 こう言う場面で、得点を挙げる事だけを考えれば、一番可能性がある、ーなんとかしてくれそうなバッターだ。
 思えば、初戦の9回のチャンス、坂本への代打も糸原であれば、なんとかしたかもしれん。
 まぁ、こう言う場面で最悪の三振は、確実に避けるだけの技量がある打者だから。

 そして、決勝のホームを踏んだ小幡。
 試合後の談話から、岡田監督の中で、代走の切り札は、植田海であることが窺い知れる。
 本来は、ここで植田の代走だったかもしれないが、9回にもうワンチャンあった場合の備えて敢えて植田海を残した。
 そうでなければ、ミエセスの代走に使われており、坂本の代走が島田になってた可能性もある。
 ただ、この起用に応えて、見事タッチを避けるヘッドスライディングを決めた小幡を褒めたい。

 小幡も開幕シリーズで、ポジションを得たかにおもえたのを、お試しで使った木浪が打ちまくって、ポジションを奪われた形になっている。
 それでも腐らず、こう言うチャンスで起用された時に、結果を出せる準備をしている。
 そう言うことが選手層の厚さに繋がる。
 寅吉自身、NEXT侍のショートの一番候補になり得る選手だと思っている。
 まだ、まだ、チャンスは出てくる。
 がんばれ!小幡。

 この試合、日頃控えに甘んじている、小幡や糸原の活躍で、糸原の活躍で何とかモノにすることができた。
 ただ、やはり主力が打ってこそ、本当の強さが出る。
 次のベイスターズ戦は、今永が来る。
 主力の奮起が望まれる。

 ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 23:17 | comments(0) | - |
0−5 対東京ヤクルト 石川が現役を続けられるのは
 しかし、雨天中止の後は、本当に打てんなぁ。
 これで2試合連続の完封負け。
 もう、打てん中止にして欲しいわ。

 この日のスワローズの先発は、43歳のベテラン石川。
 もう、ストレートは、140kmを超えないことも多々ある。
 それでも、コントロールよく、多彩な変化球を操り、相手を打たせて取る。
 まぁ、その術中にハマってしまったと言うことなんだろうけど、今の石川が、6回まで零封できる相手は、12球団でも、タイガースくらいじゃないか?
 石川が引退しないで済むのは、タイガースの存在があるからなんじゃないか?

 試合は、3回の裏、梅野、木浪の連打から、無死1、2塁のチャンスを掴んだ。
 ここで、ピッチャーの西勇輝が、ランナーを送れず、アウトカウントを増やしてしまった。
 この回、ランナーを進めて、上位に戻れば、一気に石川を攻略できたかもしれない。
 ここを、切り抜けさせたことが、石川を6回まで持たせてしまった要因になる。

 打線は、近本、中野が低調になり、ここでの得点力が落ちている。
 出塁率も落ちており、折角復調した、大山、佐藤に繋がらず、2人がチャンスメーカーになってしまっている。
 この日は、不調のノイジーを外し、小野寺を入れ、6番に井上を起用する純国産打線を組んだ。
 ノイジーは、ストライクゾーンの違いに苛立っているところもあり、ここで頭を冷やす機会を与えるのはいいことかもしれない。
 ただしミエセスは、もう少し使ってやってもいいんじゃないか。
ホームラン1本だけだけど、あたり自体は悪くないし、慣れてくれば、爆発する可能性もある。
 折角、左対策に採った、右の長距離砲だ。
 こう言う試合に使わない手はない。

 まぁ、横浜とあれほどの泥試合をやってきたスワローズに、きっちりとした野球をやられて連敗はいただけない。
 本来は、逆の結果にしなくてはいけないのに。
 しかし、甲子園で3タテは、どうしても防がなくてはいけない。
 伊藤将が、連敗ストッパーとして頑張ってもらわなあかんわ。
 打線もしっかり援護して、0行進はもう勘弁してもらわな。

 ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 22:50 | comments(0) | - |
0−1 対東京ヤクルト セ界タイ記録の村上を見殺し
 なんか、雨天中止になると、打てんようになるのは何故なんだ。
 これで雨天中止の後の試合は、4戦全敗だと。
 まして、今回は広島で2試合中止になって、月曜の移動日を挟んで、3日連続で試合がない状態からの試合だった。
 まぁ、バッティングの実戦カンが鈍ったということかもしれない。

 それでも、またも吉村に抑えられて、なんか苦手をまた一人つくてしまったような感じだ。
 初回から積極的に打って出て、近本も中野も、あわやヒットという当たり。
 どちらかがヒットになっていれば、状況は変わっていたかもしれないが、これを阻まれたことで吉村を乗せてしまった。
 こちらの村上も、相変わらずの安定ぶり。
 まぁ、前回までの神罹ったピッチングからは、少し落ちるが、それでもスキを与えない見事なピッチング。
 まぁ、1点、2点あれば、確実に勝てるような内容。

 そんな村上が、唯一の失投を7回の先頭のサンタナにスタンドへ運ばれた。
 この1点を争う状況で、一番注意しなくてはいけない一発。
 6回を抑えたことで、開幕からの無失点イニングが31回となり、セリーグ記録に並んだ。
 こういう後って、一番気をつけなくてはいけない。
 まして、相手は、タイガースが散々痛い目に遭っているサンタナ。
 まぁ、失投以外の何者でもないかもしれないが、あの状況で選択した球は正解だったのか。
 危機管理能力に長けた坂本のリードとしては、その辺の読みに欠けていたように見える。

 これで、村上の無失点イニングにピリオドを打つことになったが、この選択が、坂本マスクでの連勝記録をも止めることになってしまった。
 まぁ、村上もずーっと無失点というわけにはいかないのだろうけど、坂本もマスクを被った試合にずっと勝ち続けるわけにはいかないのだろうけど。
 それでも、打線がもう少し打ってくれれば、村上に負けはつかなかったし、坂本のマスクの連勝記録も伸びていたかもしれない。
 
 その打線は、6回に2死から、三連続四球で満塁となたったチャンス。
 ここで佐藤輝が三振に倒れて、得点機を失った。
 ここも、佐藤輝が、9回に見せたような打撃ができれば、違った答えが出たんだろう。
 
 その9回も、その佐藤輝の2ベースで、無死2塁のチャンス。
 ミエセスが進塁打となるセカンドゴロで1死3塁の同点機を迎える。
 ここで、バッター坂本に、渡邉諒が送られた。
 この選択は、どうなのだろう?
 渡邉諒が代打で打ったのをほとんど見たことがない。
 見たのは三振の姿ばかりだ。
 対して坂本は、この試合ノーヒットとはいえ、いい当たりをしていたし、3割を超える打撃成績を残している。
 3塁ランナーを返すことだけを考えれば、坂本をそのまま打たす方が、確率が高かったんじゃないだろうか。
 梅野が1割を切って、どんなに打てなくても代打を送らないのだが、坂本には簡単に代打を送る。
 この位置付けは見直したほうがいいと思うんだが・・・・。

 結局、渡邉諒が三振で、最後木浪も三振に倒れ、絶好の同点機を失い、完封負けが決まった。
 これで、村上は敗戦投手になり、坂本がマスクを被った連勝記録も止まった。
 逆にスワローズに吉村という新たな苦手ピッチャーを作ってしまった試合になった。
 全てが雨による中止のせいにはしたくはないが、こういう結果を見ると残念で仕方がない。
 折角横浜も負けている状況で、村上を立てた試合、差を縮めておきたかった。
 
 まぁ、次の試合で打撃陣の奮起と、前回マスクを被っての連敗を止めた梅野が、やはり不調が続く西勇輝を上手く引っ張り、吹っ切れたことを見せてもらいたい。
 ここが梅野の力の見せ所だろう。
 また、西勇輝もローテの中心ピッチャーのプライドもあろう、村上に負けてはいられないはずだ。
 横浜との差が広がらなかったのを良しとして、次の試合をしっかり戦おう!
 
 ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 23:38 | comments(0) | - |
藤浪晋太郎を思う
 雨天中止に祟られ、3日間もタイガース戦がない。
 こんな時に、藤浪炎上のニュースが入る。
 もう、何度目だろう。
 先発でダメで、中継ぎでもコントロールの破綻から、炎上してしまう。
 藤浪のいい時を知っている、藤浪のポテンシャルを信じる身には、辛いニュースだ。

 藤浪は、何故こうなってしまったのだろう。
 ひとの言うことを聞かない、練習をしないなどと言うことを聞くこともある。
 だが、藤浪がダルビッシュの如く研究熱心であり、その探究心もしるところだ。
 あの、入団から、3年目までの輝きは、決してフロックではないと信じている。

 では、何故今のようにコントロールの狂いから自滅するようなピッチャーになってしまったのか。
 それは、入団3年目のキャリアハイの年にあったと思う。
 
 あの年、入団以来指摘されていたインステップを修正した。
 スクエアにステップし、腕の振りも横振りから、縦振りへと修正。
 あの、鶴岡捕手と組んで、キャッチャーの後ろに突き抜けていく感じで投げると言うフォームを手に入れた時だ。
 この年、藤浪は、キャリアハイの14勝を挙げる。
 ただし、この年のオフに、ジャパンの招集を辞退している。
 それは、肘の不具合とのことだった。

 この後藤浪は、治療に専念して、翌年カムバックした時に、腕が横振りに戻っていた。
 これは、藤浪のフォームで、縦振りに投げると、どうしても肘に負担がかかる。
 それを回避するため、慣れ親しんだ横振りの投げ方に戻したんだと推測する。

 ただし、この時に、ステップは、修正したスクエアのままだ。
 つまり、腕の振り↘︎に対して、ステップは、↓、これでは、安定しない。
 入団当時の藤浪は、腕の振り↘︎に対して、ステップは、↙︎、逆方向に力が向くことで安定する。
 そう言うフォームだった。
(左の変則、讀賣の高梨、阪神の岩田、昔のタムじい、永射等みんな、インステップしてるでしょ。)
 これを崩して、ステップだけ、スクエアにしているから、コントロールが覚束ない。
 左に引っ掛けるのを嫌うと、右へすっぽ抜ける。
 今の藤浪の状態だ。

 対策は、2つ。
 もう一度、腕を縦振りに変える。
 ただし、肘の負担など、一度痛めたきょうふしんから、これができないのであれば、もうひとつの手として、再度インステップにしてしまうことだ。
 つまり、入団時のフォームに戻す。
 
 大体、アマチュアから入団3年目まで、藤浪は、コントロールのことで、これほど言われていない。
 確かに、針の穴を通すコントロールはないけれど、ストライクを取るのに苦労するほどのノーコンじゃなかった。
 それは、腕の振り↘︎に対して、ステップが↙︎で、バランスが取れていたからなんだと思う。
 今、藤浪を復活させようと思うのなら、もう一度インステップに戻すことだ。
 ある程度のコントロールを取り戻せれば、球威は、抜群なだけに、輝きは、戻ってくるんじゃないか?

 しかし、寅吉的には、タイガース時代から同じことを思っているんだが、インステップに戻してみることを助言したり、勧めてくれる人はいないのだろうか。
 本人もそれを試そうと思わないのだろうか。
 このまま、藤浪がノーコンのレッテルを貼られて埋もれていくのはしのびない。

 がんばれ!藤浪晋太郎
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 21:11 | comments(0) | - |
5−0 対広島 OSアベック弾にミエちゃんも加わって、MOS砲や!
 今季最高の勝ちかたと言っていい。
 4番大山の先制2ランに、5番佐藤輝の中押し2ラン、そして最後はこの日登録されたミエセスの来日初ホームランでダメ押し。
 投げては、先発の大竹が、立ち上がりこそピンチを招いたが、その後落ち着いて抑え、7回を5安打無失点。
 石井、岩貞と危なげなく繋いで、広島打線を完封。
 これで、3連勝となって、貯金は、今季最大の5となった。

 このところの大山の好調さ、勝負強さが半端ない。
 岡田監督のポイントを前にして打つという打撃が、いよいよものになり始めてきたか。
 そして、タイガース打線を元気付ける効果がある、サトテルの打撃。
 ここにきて、調子が出てきたのが、タイガースの得点力アップに繋がっている。
 岡田監督は、まだまだ雑になることがあるので、丁寧にやらんと、すぐ前の状態に戻ると警笛を鳴らしているが、その通り、いい時こそ雑にならず丁寧な打撃で調子を維持しないといけない。
 サトテルも、ここからが正念場。
 3年目の大いなる飛躍のためにも、丁寧に、かつ大胆(大胆と雑の意味を取り違えないよう)に行ってほしい。

 しかし、大竹の安定度は素晴らしい。
 何よりコントロールがいいから安心してみてられる。
 この大竹を取るために、現役ドラフトで陽川の放出が必要だったと思えば、納得がいく。
 これで、無傷の4勝目。
 キャリアハイはおろか、2桁勝利も、何かタイトルも狙えそうな状態だ。
 現役ドラフトの成功者の筆頭だろう。

 この大竹の登板にマスクを被る坂本は、これで9戦9勝。
 梅野とのキャッチャー論争で色々言われるが、大竹、村上、伊藤将の3人の担当として、抜群の働きをしている。
 どっちがどうとかはおいといて、坂本が勝てるキャッチャーであることは、実績が示している。
 梅野も、担当の青柳、西勇輝、才木、西純矢あたりの調子が上がってくれないと、自分のリードのせいにもされるし、厳しいところになる。
 いずれは、梅野の力が必要になるし、坂本だって、勝ち続ける訳ではない。
 ただ、現状は坂本に重点を置いた起用も頭に入れたほうがいいのではないだろうか。

 そして、ミエセスが初登場でホームランという実績を示した。
 このところ課題の6番ライト。
 一番心配される守備の面でも、ハッスルプレーでいいところを見せた。
 このまま、6番ライトを掴むのか?
 井上の巻き返しはないのだろうか。
 まぁ、交流戦でのDH起用も頭に入っているのだろうけど、ミエちゃんが使えるようなら大きい。
 ミエセスの参入がある意味、質の高い競争をもたらす結果となる効果があると思う。

 だんだん、チームとしての形ができてきた。
 5月は、ベイスターズを追いかけ、しっかりとした戦いかたを続けて、交流戦にいい形で入れるように。
 天気の心配はあるけど、次の村上も大竹に続いて欲しい。
 バックもしっかり援護を頼んだぞ!
 
 ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 23:46 | comments(0) | - |
3−2 対中日 油揚げを浚ったのは、後輩の及川
 この試合、横浜高校の先輩・後輩のドラゴンズ柳とタイガース伊藤将の投げ合い。
 受けるキャッチャーは、明治で柳の先輩に当たる坂本、またタイガースベンチには、更なる先輩の糸原がいる。
 後、ドラゴンズのショートの村松は、ずっと後輩。
 前日の先発の西勇輝の後輩が岡林。
 そんな先輩後輩があい見える対決が多い、対ドラゴンズ戦。

 そんなだから、タイガースがドラゴンズに分が悪い訳でもないだろうが、ここまで2勝3敗と負け越している。
 この日も、ドラゴンズ先発の柳が、自ら後輩の伊藤将を攻略し、先制点を挙げる。
 この前の打席でもヒットを打っているし、柳先輩に頭が上がらない訳じゃないだろうが、サービスし過ぎ。
 キャッチャーの坂本は、柳の先輩で、学生時代散々ボールを受けたこともあるんだろうから、対柳の攻め方くらいわかっていそうなんだけど。

 その先輩坂本は、7回のチャンスで柳から1点差に迫るタイムリーを放っている。
 甲子園で負けなしの連勝を続ける伊藤将が2点を先行され、降板した後だけに、伊藤将を負けさせない為、自身のマスクを被った試合の連勝を止めないためにも、価値あるヒットだった。
 
 ドラゴンズは、昨日までの2試合で中継ぎ・抑えを連日つぎ込んでいる。
 それを自覚している柳は完投する気、完封するきマンマンでピッチングを続けていた。 
 この回に坂本に打たれなければ、その通り完投・完封したかもしれない。
 それが、この一打で、1点差になることで、柳の設計図が大きく狂い始める。

 8回は、スタミナも消耗し、1点もやれないという重圧からか、かなりボールが浮き出して、コントロールの狂いも生じ始めてきた。
 1死から近本が四球を選んで出塁した後、次の中野をピッチャーゴロでダブルプレーにとれたと思った瞬間、ベースに入ったショート明治の後輩・村松が、送球のボールを握り損ね、中野をランナーに残した。
 ここから、柳の悪夢が始まる。
 ノイジーにレフト前に打たれ、このボールの処理を誤った大島が、中野の3塁進塁を許した。
 ここで、顔が似ている大山が、柳から同点のタイムリー。
 セカンドに進んだノイジーに代走・島田送っておいて、佐藤輝がライト前へ抜けるタイムリー。
 これも、代走島田の快足が生きた。
 ここで、柳は折れた。

 その後後続を、田島が抑えたが、9回を岩崎が締めて、タイガースが昨日に続いて逆転で連勝を飾った。
 そういえば、横浜高校の先輩後輩の投げ合い、結果勝ち投手になったのは、8回のドラゴンズを抑えた、一番後輩の及川だったのは、皮肉だ。
 その及川、8回のドラゴンズを3者凡退に抑えたんだが、3人目の打者柳を見逃しの三振に抑えている。
 まぁ、柳、伊藤将にとっては及川というトンビに油揚げ(勝ち星)をさらわれてしまった気分か。
 まぁ、伊藤将は、負けがなくなり、チームが勝ったんで、及川に勝ちがついて喜んでいたんだろうけど、柳は悲愴な覚悟を持ってピッチングしていただけに、ショックは大きかっただろう。

 まぁ、危ない試合ではあったが、なんとか最下位ドラゴンズに勝ち越すことができた。
 ベイスターズが走っているだけに、ここで最下位相手に躓くわけには行かない。(実際は、初戦の負けは、躓いたと言っていいんだが・・・・)
 これで対戦成績は5分になった訳だが、ここからはしっかり稼げるよう、戦っていかなくてはならないだろう。
 
 次は、広島。
 大竹VS遠藤の再度のマッチアップ。
 坂本マスクの連勝も続いている。
 広島を苦手にしない意味でも、しっかり、戦いたい。
 
 ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 21:00 | comments(0) | - |
8x−7 対中日 梅野と西を救った、サヨナラ勝ち
 西勇輝が、2回に6失点した時には、もうこの日の負けと西勇輝と梅野のバッテリーをそのまま2軍行きとされるのじゃないかとさえ思った。
 特に梅野は、前日、2回以降立ち直ったとは言え、青柳の立ち上がりを制御できず3失点で敗戦、その前は才木も3回3失点で負けている。
 その前は、坂本がマスクを被り3連勝を飾っていただけに、梅野のリードに対して物議を醸し出していた状況だ。
 その坂本の連勝の前の讀賣戦で負けたバッテリー、その讀賣戦も西勇輝は3回5失点で負け投手になっている。
 ここで同じ過ちを繰り返しては、もう言い訳は通用しないだろう。

 そんな6失点を、打線は、コツコツと取り返し、西の負け投手を消し、梅野のマスクで7連敗を消した。
 坂本マスクで7戦7勝、梅野のマスクで7連敗じゃ、このキャッチャー論争に明確な結果が出てしまう。
 この試合までタイガース13勝11敗の内、坂本7勝0敗、梅野6勝11敗だもの、組んでるピッチャーが違う、組んでるピッチャーの調子の良し悪しが違うと言っても、どっちが勝てる捕手なのか、明白な結果が出てきている。
 そこでこの結果だ。
 
 西勇輝の立ち上がりは上場じゃなかったか?
 相手の涌井と比べても、むしろ上回るような立ち上がりだ。
 しかも、相手はセ界一の貧打線といわれるドラゴンズ打線。
 このまま普通にいけば、クオリティスタートはおろか、完封に近いピッチングを見せられるかとも思った。
 それが2回に、2アウトから木下に2点タイムリー、これも次がピッチャーの涌井の打順も考えれば、もっと慎重にボールから入る場面も、インコースにチェンジアップで簡単にストライクをとりに行って打たれたもの。
 そのショック(後悔)を引きづって、ピッチャーの涌井にも打たれて、3点目を失った。
 
 ここで完全に西勇輝のモチベーションが切れたのが見て取れる。
 岡林に四球。
 大島、細川と立て続けに初球を打たれ、更に3点を追加され、この回6失点となった。
 まぁ、セ界一の貧打線といわれるドラゴンズ打線にこうも点を取られるバッテリーがいるとは思わなかった。
 しかも、この間にバッテリーで間をとることもなく、もう打たれるままに任せて、なんか手を打っているようには全然見えなかたt。
 きっと、西勇輝は、投げやりに、梅野は、何をしていいか分からずにパニックになっていたんだと思う。
 
 ただ、その後代わった中継ぎ陣は、よくリードした。
 富田、ビーズリー、石井、岩貞とピンチはあれど、よく凌いで、打線が追いつくまで我慢の継投を成功させた。
 ただ、9回に登板したケラーの得点を許した木下への配球は問題ありだ。
 ランナーセカンドにおいて、コンパクトな打撃を心がけ、基本センター返しを頭に入れている木下に対して、高めに甘いストレート。
 絶好のセンター返しの餌食になった。
 木下もキャッチャーだけに、ある程この場面の配球を頭に描いてバッターボックスに入っているはず。
 その勝負に梅野が負けたということだ。

 それでも、打線が更にこれを取り返して、逆にサヨナラ勝ちして、そういうバッテリーのミスを消してくれた。
 打線の起点となった木浪、最後のさよならヒットも見事だし、ことごとく勝負所でいい仕事をした大山、相手のミスもあったが調子を取り戻してきた佐藤輝。
 今日は、1、2番がイマイチだった中、よく6点を取り返し、サヨナラ勝ちに持っていった。
 こうゆう攻撃ができていれば、1、2番が噛み合った時に、もっと楽な試合運びができるようになる。
 問題は、6番を打つ打者をどうするかだ。

 好調木浪を6番に据えるのも方法かもしれないが、木浪を起点に、1、2番の近本、中野で返すというパターンが崩れる懸念がある。
 ここは、この日のバッティングで兆しを見せた井上をもう少し使ってみたらどうだろう。
 6回のセンターフライで、何か掴んだような感覚があったし、8回の四球もその感覚を維持していたように映った。
 この長距離砲を、もう少し見てみたい気がするんだが・・・。
 まぁ、下で手ぐすね引いているメンツもいるし、井上がダメなら、しばらくは試行錯誤か、木浪の繰り上げかだね。

 今日は、キャッチャー坂本で、伊藤将の2戦目だ。
 ここでまたいいリードをすれば、坂本の出番が増えていくことになるのだろう。
 ただ、ドラゴンズに甲子園で負け越すわけにはいかない。
 打線が、この調子でしっかり援護して、まず勝ち越すことだ。
 
 ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 13:13 | comments(0) | - |
1−3 対中日 最下位ドラゴンずを苦手にするな
 対中日の対戦成績1勝3敗。
 他の4球団には勝ち越しているのに、最下位中日にだけ負け越している。
 その中日は、横浜に0勝5敗のお客さん状態だし、ヤクルトにも1勝4敗と貯金を貢いでいる。
 
 アレをするためには、お客さんのチームが必要であり、苦手チームを作ってはいけない。
 最下位の中日は、カモにする事はアレど、苦手にしていては、アレはおぼつかないのは明白だ。
 その中日に、前回のバンテリンドームで負け越して、地元の甲子園の初戦に負けてしまった。
 これは、言いようのないピンチに陥ったと言っていい。

 今日のピッチャーは、前回バンテリンドームで、近本の先頭打者ホームランが出た以外、抑えられて勝ち星を献上した福谷。
 前回もさして調子がいいわけでないのに、抑えられ勝ち星を献上してしまった。
 今回も、立ち上がりから3点の援護をもらい、余裕を持ってピッチングする福谷を捉えられず、7回途中まで、5安打失点1に抑えられ、2勝目を献上。
 福谷もタイガース戦いがいの勝ち星がないのだから、タイガースのみが抑えられているのだろう。
 こういう苦手を作るのは、今後の展開上よろしくはないわな。

 しかし、その福谷を楽にしたのが、青柳の立ち上がりのピッチング。 
 相変わらず、コントロールが不安定で、岡林、大島、アルモンテと、当たりはどうあれ3連打で満塁。
 岡林も2ストライクと追い込んでから、ボールが3つで、ストライクをとりに行った所を捉えられる。
 大島も2−2と追い込んでいながら、ボール球が投げられない心理を捉えられての痛打。
 アルモンテは、振り切ったところ、人のいないところに落ちた不運ではあったが、アレだけ振り切られるというのは、ある意味舐められている。
 石川は打ち取るも、細川に外角を逆方向に返され、2点タイムリー。
 その後の溝脇のセカンドゴロの間に、もう1点と、初回ヨーイドンで3点のビハインドだから。
 まは、福谷はまだ投げないうちに3点の援護をもらい、楽な気持ちでマウンドへ向かって行ったと思うわ。

 ただ、2回以降の青柳のピッチングは、立ち直りの兆しが見えていた。
 初回の不安そうな、精気のない表情から、少しづつ、精気が戻ってきて、血色が良くなってきたように見えた。
 まぁ、立ち上がりのピッチングの時は、キャッチャーが梅野との呼吸が合わず、イラついているのかとも思った。
 今回は、乗ってる坂本にマスクを任せた方が良かったとも思えた。
 被安打6の内、初回に5安打されているのだから、そりゃ、たまったもんじゃない。
 梅野もリードしていて途方に暮れただろう。
 ただ、坂本だったら、どうリードしてたか、それを検証する術はない。
 そういう意味で、、2回以降立ち直った青柳は、梅野を少しは救うことができたのか・
 
 まぁ、この試合は青柳の立ち上がりで全てが決まってしまった。
 もう、これ以上ドラゴンズには負けられない。
 次は西勇輝が、どないしてもドラゴンズを抑えて、勝たねばならない。
 セ界一の貧打線のドラゴンズだ。
 西勇輝が普通のピッチングをすれば抑えられるはず。
 まぁ、キャッチャーをどちらで行くかは、注目なんだろうけど・・・・・。

 後は、打線がちゃんと援護してやれるかだ。
 相手は涌井。
 今シーズン初対戦だけに、今後のためしっかり攻略しないといけない。
 もう、苦手とかは作っているわけにはいかないのだ。
 できれば、これからドラゴンズをカモにしていかなければいけないのだから。
  
 ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 22:43 | comments(0) | - |