2020.06.29 Monday
1−9 対横浜DeNA こんなはずじゃと、3カード
中田をここで先発にしなければならないって言うのは苦しいわ。
元々タイガースに強かった中田は、暴れ馬とも言われる、適度に荒れて、スピード豊な投球が持ち味。 今や、全盛期の球威はなくなりつつあり、コントロールに主眼を移すモデルチェンジ中。 ここでモデルチェンジに成功しないと、選手生命も終わりかねない瀬戸際のピッチャーでもある。 この試合、中田を先発にと聞いたときには、期待より遥に不安が高まった。 勝手の球威がない中田が、丁寧にとコントロール主体で、縮こまったピッチングを使用ものなら、ベイの餌食になるのは目に見えている。 折角、いい勝ち方をした勢いを消しかねない、そう思っていた。 タイガースは、初回近本の出塁、盗塁から、糸井のタイムリーで幸先が良い1点先取。 ただこれも、2番の糸原が、何もできずに打ち上げてしまうと言う、勢いを奪う攻撃があったため、1点で終わってしまっている。 ベイ先発、平良の立ち上がり、不安一杯で制球が定まらず、近本に四球を与え、ランナーを気にしながらの投球。 その2球目をあっさりと打ち上げてしまう。 転んだ相手を、助け起こすような攻撃。 こう言うところが甘いと言われる所以だ。 さて、1点をもらった中田の立ち上がりは、逆にこの1点が守りの姿勢に輪をかける。 元々得点力がないタイガース打線、援護はあまりもらえないことは中田もわかっている。 相手のアップアップしている平良からでも、1点しか取れていない現実。 これは、1点もやれんと、コーナーついて丁寧にと思ったに違いない。 荒れない中田は、中田ではない。 梶谷にいきなりツーベースを許すと、外人2人を何とかコーナーをついて?、相手の打ち損ねにも助けられ2死まで漕ぎ着けたが、4番の佐野に同点の2ベースを喰らってしまった。 こうなると、丁寧にと言っても、それほど細いコントロールがあるわけでなく、昔のような球威があるわけでない中田から、好調宮崎がタイムリーを奪うのは、簡単なことだった。 逆転のショックの中、戸柱までも追加点を奪われ、3失点で初回を終え、逆転を許した。 その後の中田は、3失点で開き直れたのか、腕の振りが強くなり、球が来るようになったせいか、ピンチは招くが、失点は許さず、4回まで投げ終えた。 5回表に打順が回った為、代打を出されて、4回3失点での初登板となった。(寅吉が思ったより、多少マシだったなぁ。) さてここから、連日の継投。 5、6回の2イニングをどう繋ぐのか? 5回裏を任せたのは、昨日の好投で初勝利を挙げた、伊藤和だった。 昨日の投球は、下位打線と、伊藤和のハングーリーさが好投を呼んだと言っていい。 しかし、この日は、2点ビハインドの5回、失点が許されない場面で、ベイの打順は、一番濃い2番ソトからクリーンナップに続く打順だ。 昨日の攻撃的ピッチングから、守りの姿勢(打てるものなら、打ってみろ!から、絶対に点を取られないよう丁寧にいかんと、と言う姿勢)に回っていた。 その中で、オースティンに四球を与え、佐野の2ベースでピンチを招いた。 満塁策でピンチを凌ごうと頑張ってはいたが、戸柱のファーストゴロで1点を与えてしまった。 この1点がその後のタイガースの継投を崩していくことになる。 昨日も言ったが、ブルペン陣が薄くなっているタイガース。 6回は、能見がベテランらしく無難に抑えるが、3点差になったことで勝ち試合のPを注ぎ込めなくなったタイガースは、7回を谷川に任せるしかなかった。(折角、使ってきたんだから小川という選択肢の方が良かったように思うのだが。) もう、谷川にはベイを抑えるだけの力はなく、3失点で試合は決まった。 8回は、お試しで福永を使い、さらにベイにサービスを。 福永も2軍では抑えをやったり、金本監督時代に広島戦の先発をしてみたり、期待されている右腕ではあったが、この状況で好投できないと難しいと言わざる得ない。 昨日も書いたが、伊藤和は何とか使えそうではあるが、もう1枚、ビハインドでイニングを稼ぐPが必要だ。 飯田は、下でもボコられていたのでダメっぽいし、浜地は少しいいピッチングをしたらしい。 あとは、望月(先発候補でもあるが・・・・)や桑原、島本の復活待ちってことになるのか? いっそ、藤浪? 早いとこブルペンに手を打たんとまずいとこに来ているように思うんだが? ぐぁんばれ!タイガース |