2011.07.31 Sunday
2−0 対横浜 メッセンジャー、ベンチを救う
昨日の今日で再び継投のタイミングが問われる展開。
メッセンジャーは、6回を2安打で横浜打線を抑え込む。 本人は「長いイニングを投げる」ことが目標で、いくら好投していてもこの6回に失点が多く、100球が近づくに従い、コントロールも球威も落ちて来るのが今年のパターン。 そのメッセンジャーが6回を2安打、球数80球そこそこで、無失点で投げきった。 味方の援護は2点だけ、この試合を勝つ為に、どういうプランを立てるのかが問われる場面。 6回の裏、2死1、2塁でメッセンジャーに打順が回る。 寅吉なら、今日の三浦の球威、球種を考え、ここは今乗っている森田を代打で勝負を賭ける。 打線好調の横浜相手に2点は、セーフティではない。リードはいくらあってもいい。 積極的に点を取りに行くという、積極的な姿勢を見せる事が相手へのプレッシャーにもなる。 メッセンジャーは、課題の6回を投げきった。 今日は、これで良しとして、いい状態で降板できる。 そう考えるのが普通じゃなかったか? だが、タイガースベンチは、この2点で守りに入っていた。 6回迄好投したメッセンジャーに次の回以降も抑えてくれるだろうという目論見をもって・・・・。 タイガースベンチが目論んだことで、うまくいった試しが無いという不安。 消極的に映る、メッセンジャーの続投判断。 結局6回は無得点で7回に入る事になる。 7回、先頭の村田がヒットで出た時には、寅吉の脳裏に、ハーパーの同点2ラン、「真弓連夜の継投ミス」の見出しが躍った。 実際そうなる感じムンムンだったもの。 しかし、今日のメッセンジャーは、違った。 この日、序盤で余り使わなかった、カーブとフォークを決め球に後続3人を連続三振に取って捨てた。 長いイニングを考えて、変化球の温存を図っていたとすれば、見事な組み立てだと言わざる得ない。 そして、7回を乗り切ったからには、完投・完封を狙うのか、最低でのダイレクトに球児に繫ぐことを考えるのかと思えば、8回からは、コバヒロを投入し継投に出た。 これがよくわからん。 ここで継投するなら、6回で代打を出し、追加点を取りに行かないかなぁ・・・・・。 続投させたんだから、無失点の内は、続投させるのが筋とちがうかなぁ・・・・・。 なんか、中途半端に映るんよねぇ。 それでも勝てたのは、メッセンジャーの好投。「長い回を投げる」という意思と工夫によりもんだと思うよ。 グッドジョブ! タイガースベンチは、メッセンジャーに救われたと言って過言でないと思うぞ。 選手がベンチワークを上回ったおかげや。 今年のタイガースが浮上するにはこれしか無いわな。がんばれ!選手達。 ぐぁんばれ!タイガース |