2020.10.31 Saturday
13−5 対横浜DeNA 陽川、連発!秋山、10勝到達!
今日は、陽川が初回に満塁弾、3回にソロホームランの連発。
2桁勝利を目指す秋山に、大きな援護を与えた。 中谷が20本を打った年、掛布さんが、当時2軍で2冠を2年連続して取っていた陽川を、 「陽川くんも、我慢して使い続ければ、20本打つ力は、十分あるんですよ。ハイ。」って解説で言っていたのを思い出す。 当時は2軍の帝王で、上に上がると、どうしても結果を出さないと、また2軍に戻されるという強迫観念みたいなものがあって、ボール球に手を出したり、投球に自分の方から向かって行ったり、持ち味の呼び込んで叩くバッティングがほとんど出来なかった。 それを掛布さんは、我慢して一定の打席を与えてやれば、それなりの力は示せるはずだと言っていたんだな。 その陽川が、やっと1軍でも、平常心で打てるようになったのか、今季は、焦るとか「打ちたい」気持ちが先走って、ボール球に手を出すとか、自らボールを迎えにいてしまうような姿が減って、確実性が増し、それに伴いバッティングの結果が出るようになって来た。 守備は、慣れないライトを守らされることもあり、不安は隠せないが、糸井の守備と比べれば決して劣っているわけではない。 今シーズンも、148打席で、32安打、そのうち7本がホームランである。 ボーアが379打席で、80安打、17本のホームランに比べて、遜色ない成績だと言える。 (だからと言って、ボーアがいらないと言うわけではないが。) ボーアは、ボーアで来季の上がり目が多くあると思うのだが、ボーアが来季をこのままで上がり目がなければ、その代役はマルテでなくて、陽川でも十分つとまるということだ。 その陽川に加えて、原口もいることを考え合わせると、ボーアを残留させ、マルテを切る方が、チーム事情にはあっていると思うのだが。 (もっとも、マルテの上がり目が、ボーア以上にあると判断しるなら別なんだが・・・・】 いずれにしても、今季にきっかけを掴んだことは確かだ。 陽川が一気にブレークすることを願っている。 そうして、その援護に守られ、秋山が2桁勝利を達成。 藤浪の変化球に劣る球速で、これだけ勝てるというのは秋山に何かがあるのだろう。 エースとなった西にも共通したことが言えるが、コントロールと如何に速球を早く見せるかが秋山の持ち味でもある。 今季の安定度は、西に次ぐものもでもあり、10勝3敗と7つの貯金を作ったのも大きい。 途中で、要らぬ交代で勝ち星を消されたこともあり、普通に言ってれば12勝していてもおかしくない内容だ。 この秋山が、ローテの3、4番手に置けるようになれば、タイガースの投手陣は明るいのだが。 来季は、藤浪の進化や才木の復活、遥人が1年を通してローテを守ってくれること、青柳の着実な歩みで、そういうローテが組めるようになることを願いたい。 秋山、ひとまず、おめでとう! ぐぁんばれ!タイガース |