CALENDAR
<< November 2023 | 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 >>
+RECOMMEND
+RECOMMEND
売れるネットショップ実践指南
売れるネットショップ実践指南

ネットショップのノウハウを知ろう!
+RECOMMEND
+RECOMMEND
70歳をすぎた親が元気なうちに読んでおく本
70歳をすぎた親が元気なうちに読んでおく本

すべて実体験からのノウハウが漫画で解り易すくよめます。40代以上必読の書ですよ。
+SELECTED ENTRIES
+RECENT COMMENTS
+RECENT TRACKBACK
+CATEGORIES
+ARCHIVES
+LINKS
+PROFILE
+OTHERS
7-1 対オリックス 日本シリーズ第7戦 ようやく、忘れ物を取りにこれた
 2005年、日本シリーズに向かう前に、岡田監督は「忘れ物を取りに行って来る。」と言って、2003年に、掴み損ねた日本一の称号を取りに行くことを宣言した。
 しかし、忘れ物は、見つからず、更に忘れ物をしてしまう様な試合で、ロッテに4連敗してしまう。

 あれから、18年、あの時忘れたアレが、やっと見つかった。
 今、しっかりと忘れ物を取り戻した、猛虎達が岡田監督を宙に舞わせた。
 最高の瞬間をありがとう。

 勝った方が日本一。
 そう言う状況で迎えた第7戦。
 いつも、あと一歩と言うところで裏切り続けられて来たタイガースファンにとって、この試合は不安しかない。
 
 前日、村上で負けているから、この日の先発は、青柳。
 去年まで、いや、今年の開幕戦迄の青柳であれば、期待しかないのだけど、今季の青柳のピッチングを見ていると、やはり不安が大きい。
 クライマックス、日本シリーズと、ここまで登板が無かったも、そう言う不安からなんだろう。
 ただ、ここで好投してタイガースに勝利を引きつけられれば、青柳の来季は、復活する年になると思えた。

 その青柳が、2戦にタイガース打線を抑え込んだ、宮城を相手に、エースと呼ばれた男の意地を見せる。
 5回のピンチで万全をきす岡田采配で降板となり、勝ち投手にこそなれなかったが、4回2/3を、79球、被安打4の無失点で投げ切った。
 この日のピッチングは、青柳らしい、坂本の呼吸もあっており、来季の復活の自信になる様な内容だった。

 この青柳のピッチングに打線が応えた。
 4回には、森下のヒットから、大山の死球を挟んで、ノイジーが先制の3ランを放つ。
 ノイジーは、昨日の山本由伸、この日の宮城と、パリーグを代表するピッチャーから、2試合連発のホームランを放った。

 3点差で迎えた5回は、坂本、近本の連打から、中野のゲッツー崩れ(リクエストで判定が覆る)の後、代わった比嘉から、森下がタイムリーを放つと、大山、ノイジーも続いて、連続タイムリーで、更に3点を加えて、6点差とした。

 宮城にも、多少力みとか緊張感は、あったんだと思う。
 ただ、結果2戦目は、抑えられていたとは言え、いい当たりもしていたので、手も足も出ないと言う感じは、持っていなかった。
 タイガース打線も、同じ様に思っていたのかもしれない。
 誰もが宮城の球をしっかり捉えられていた。

 ここで宮城を降ろさせたタイガース打線は、その後9回に、森下が新人の最多打点記録となるタイムリーで7得点を挙げた。
 ピッチャー陣は、5回のピンチを島本のワンポイントで切り抜けると、伊藤将が3回を1安打で封じて9回へと繋いだ。

 9回は、岩崎でなく、桐敷が2アウトまで投げて、最後の一人を岩崎に任す。
 その岩崎が、いきなり頓宮に一発を食らったのは、ご愛嬌か。
 ゴンザレスにもヒットを打たれたが、杉本をレフトフライで、勝利を決めた。
 まごうことなき、阪神タイガースが日本一になった瞬間だ。

 日本シリーズMVPには、打率483でチームを牽引した近本が選ばれた。
 他、この日の先制3ランのノイジー、新人最多打点記録の森下が優秀選手賞に、山本由伸の優秀選手賞は、メジャー行きのご祝儀か。
 紅林が敢闘賞に選ばれたが、3ホーマーの頓宮が何もないのが不思議だ。
 また、坂本誠志郎に何も無かったのが残念。
 一人でホームベースを守り、ピッチャーをよくリードし、いいところで、いい働きをした。
陰のMVPと言っていい活躍だった、坂本に何か賞をあげたかった。

 しかし、前回の日本一が、社会人なって、4年目の27の時だ。
 まさか、次の日本一が定年後の65になるとは、思ってもいなかった。
 それだけに、喜びもひとしおだ。
 セ、パのチャンピオンチーム同士の戦いに勝っての、正真正銘の日本一だから、よかった。
 これがCSのせいで2位チームとの戦いだったら、いささか嬉しさも下がる。
 まして、14年の様にタイガースが2位から、日本シリーズに出て、勝てても、真に喜べなかったと思う。

 ほんと、最高のシーズンをありがとう。
 喜ぶだけ喜んだら、来シーズンの連覇に向けて、タイガースの黄金期に向けて、スタートを切らなくてはならない。
 次は、連覇と言う忘れ物をしない様に。
 
 ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 23:56 | comments(0) | - |
1-5 対オリックス 日本シリーズ第6戦 山本由伸の気迫に押される
 まぁ、こういうことなのだろう。
 この6戦を終えて、3勝3敗、得点も失点も23点づつと、全くの互角だ。
 第7戦で決着をつけろということ。
 
 この試合は、山本由伸の立ち上がり、2回にノイジーの逆方向のホームランでタイガースが先制。
 その後もチャンスを作るが、山本由伸が気迫のピッチングで後続を抑えた。
 タイガースの勝機があるとすれば、この立ち上がりだったが、1点の後、追加点が取れなかったのが響いた。

 村上は、第1戦ほどの、切れがなかった。
 多少力みはあったんだろう、高めに浮く球が見られて、よく1発を喰らった時のような感じで心配だった。
 それが、2回の先制の後、すぐ逆転されることになり、5回には、紅林に1発を喰らうことになった。
 まぁ、力むなっていうのが無理な話で、そういう中でも自分のピッチングができる、したたかさが足りなかった。

 対して、山本由伸は、ヒットを許すが、要所で三振を奪い、得点を許さないピッチング。
 近本のあわやの当たりを森の好捕に助けられた面はあれど、初戦の負けを払拭すべく、気迫のあるピッチングだ。
 この山本由伸の、気迫は込めども、力まない、いや力んでいるのかもしれないが、それを上回る気迫があったかもしれないピッチングを村上はよく覚えておくことだ。

 タイガースも山本由伸から9安打を奪っているのだから、全く打てなかったわけじゃない。
 ただ、右バッターが、ことごとく山本由伸に三振に取られている。
 日本シリーズの記録である14奪三振となったが、森下3三振、大山2三振、坂本2三振、代打の渡邉諒が三振と、右バッターが8三振を喫している。
 右バッターで感じが良かったのは、ノイジーのみ。
 3、4番が完璧に抑えられているから、得点に結びつかない。

 まぁ、最終戦は、宮城だから、右バッターが奮起してくれるだろう。
 京セラドームの開幕戦が青柳、今季の最後の試合を京セラドームで迎えられ、奇しくも先発は青柳となった。
 今シーズンのピッチングには、忸怩たる思いもあったろう。
 それでも、昨年まで2年連続の最多勝ピッチャーだ。
 タイガースのエースとして、山本由伸の気迫のピッチングに負けないようなピッチングを期待したい。
 去年の交流戦、青柳は3勝無敗、防御率0だったんだから、自信を持って臨んでほしい。
 
 そして、打線は、今年の集大成だ。
 そんな汚いヒットでもいい、結果を残して、得点を取れば勝ちだ。
 青柳を早めに援護して、ピッチングに余裕を与えてほしい。
 泣いても笑っても、最後の1試合。
 今度は、タイガースが気迫を示す番だ。

 ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 23:42 | comments(0) | - |
6-2 対オリックス 日本シリーズ第5戦 森下、自分が泣かずに、相手を泣かす!
 9月のDeNA戦、無視満塁で三振し、自分の不甲斐なさに、涙した森下。
 その森下が、7回の森友哉の打球をエラーした中野のバックアップに、ボールが手につかず宗の生還を許した手痛いミスを犯した。
 ここまでの田嶋のピッチングからして、決定的とも思える2点目。
 タイガースが王手をかけられるのか、この時、森下は何を思ったのだろうか。

 ただ、あの時との決定的な違いは、そこで挫けて泣くような選手じゃなくなっていたということ。
 この失敗を、絶対に取り返すという強い意志を持っていたこと。
 そうして、そうゆうチャンスを、仲間が、チームが、森下に用意し、岡田監督が使い続けてくれたこと。

 その前に8回の表の湯浅の力投も触れなくてはいけない。
 2点ビハインドで迎えた8回の表。
 岡田監督は、昨日に続きて、ここで湯浅を投入した。
 昨日抜いた、伝家の宝刀を、ここで再び抜いた。
 湯浅は、打者3人を2三振を含め、凡退に切ってとった。
 そのピッチングは、ビハインドのチームに勇気を与えるものだった。

 そうして、その裏。
 オリックスが、田嶋から、山﨑 颯一郎へと繋いだ、先頭の木浪がボテボテのセカンドゴロを放つと、これが内野安打とセカンド安達の悪送球を呼び、無死2塁のチャンスとなった。
 ここで、湯浅の代打で糸原が、粘って、レフト前へポテンヒットで、無死1、3塁へチャンスを拡大。
 続く、得点圏の鬼・近本が1、2塁間を破って、1点を返して、尚、無死1、2塁のチャンスが続く。
 中野が手堅く送って、1死2、3塁になって、森下へと打順が回った。

 オリックスは、ここで山﨑 颯一郎を、切り札の宇田川へとスイッチ。
 一打逆転のチャンスで、森下へ打席が回る。
 そういう星の元に生まれてきているんだなぁ。
 ここで、森下は、粘って2ボール、2ストライクの7球目を左中間を破る3ベースヒットっとした。
 打ったのは、低めのストレート(てっきりフォークとばかり思っていたが)、それは難しい球だったが、上手く拾い上げ、左中間へ運んだ。
 まぁ、見事な一打だ。
 
 これで、3対2と逆転に成功した。
 打たれた宇田川が、涙をこぼす中、森下は、会心のガッツポーズで応えた。
 その後も、大山がタイムリーで4点目を挙げ、代わった阿部から、坂本が2点タイムリーを追加し、この回一挙6点を挙げ、突き放した。
 最後は、岩崎が締め、タイガースが3勝目で、シリーズへ王手をかけた。

 まぁ、序盤は、大竹がロドリゲスに一発を食いながら、要所を占め、1失点で凌いだが、球数が嵩んで5回で降板になった。
 対する田嶋は、初回こそピンチを招くも、少ない球数で7回まで4安打でタイガース打線を零封していた。
 球数が80球そこそこだけに、8回まで行って、平野にダイレクトに繋ぐということも考えられた。
 その田嶋を、体調不良で3、4戦目ベンチを外れていた、山﨑 颯一郎に代えてくれたのが、タイガースへ流れを持ってきてしまった。
 これが、シリーズという短期決戦の厳しさかなぁ。

 この試合、日本シリーズという大舞台で、新人の森下の成長を見られたことに感動する。
 この舞台で、こういう場面で打てること、その経験は、森下の成長を早急に促している。
 さぁ、A.R.Eの先のS .O .R.Eへあと一つだ。
 ただ、この一つが難しい。
 オリックスは、山本由伸、宮城が控える。
 対して、青柳、村上で行くか、村上、青柳で行くか。
 いずれにしても、あと多くて2試合で決着が付く。

 ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 23:59 | comments(0) | - |
4x-3 対オリックス 日本シリーズ第4戦 伝家の宝刀・京己を抜く!
 その1球が、間違いなく雰囲気を変えた。
 7回に佐藤輝のエラーから、同点に追いつかれ、オリックスへと流れが傾く中、8回も紅林と廣岡に打たれて、1死1、3塁のピンチだ。
 ここで岡田監督は、代打のT岡田に対して、島本をマウンドに送る。
 T岡田の、代打の代打の安達を島本がサードゴロ本塁タッチアウで取ると、岡田監督が、中川に対して、ピッチャーを島本から、湯浅への交代を告げた。

 その時の甲子園の地鳴りの様な歓声は、想像以上であった。
 6月以来の1軍のマウンドは、日本シリーズの流れを決める重要局面でやって来た。
タイガースファンの期待と不安が入り混じった歓声だったか、いや、不安より湯浅への期待が遥かに上回った歓声だったと感じる。
 ここで、湯浅が抑えれば、間違いなくタイガースへ流れが来る。
 そう思わせるに十分な歓声だった。
 岡田監督もそこを狙っての器用だったのだろう。

 岡田監督が伝家の宝刀宝刀を抜いた。

 湯浅が、中川を1球で打ち取り、勝負は9回の攻防に移った。
 中嶋監督も、湯浅によって変えられた雰囲気に抗うのは、宇田川しかいないと思っていたのだろう。
 宇田川は、回を跨ぐべく、ヘルメットを被って、打席の準備をしていた。
 だが、1死から森友哉がヒットで出ると、宇田川に代打を送らなくてはならなくなった。
 ピッチャーが打席に立つセリーグなら、ここでバントさせればいいが、パリーグのリリーフピッチャーの宇田川は、打席経験が皆無と言っていい。
 ここで、ピンチバンターが必要になった事で、9回の裏、宇田川が投げられなくなった。

 そして、迎えた9回の裏。
 ワゲスパックは、1死から、近本に四球で出塁を許すと、中野の打席でワイルドピッチで得点圏にランナーを進めた。
 更にワイルドピッチを重ね、3塁までランナーが進むと、中野を申告敬遠。
 次の森下も申告敬遠で満塁策を取って、4番大山との勝負に出た。
 もう、完全に流れは、タイガースのサヨナラ勝ちへと向かっている。

 ここでの、中嶋監督の満塁策は、議論を呼ぶところかも知れない。
 1死1、3塁で森下勝負か、1死満塁で大山勝負か。
 中嶋監督は、後者を選んだ。
 現状のバッティングの調子森下>大山と判断し、満塁でホームゲッツー、または封殺で得点が防げる。
 そう言う判断だったのであろう。

 そこでの誤算は、ワゲスパックの制球面と大山の4番の意地だったかも知れない。
 そうして、湯浅登場からの得体の知れない雰囲気。
 それが、ワゲスパックの制球を狂わせ、四球が出せないフルカウントからの大山の一打を生んだ。
 これで大山が吹っ切れて、調子を取り戻せれば言うことがない。
 そう言う危険性を含んだ満塁策だった。

 これでは、また、2勝2敗の五分になった。
 日本シリーズらしい、緊迫した勝負が続いている。
 残り多くても3試合。
 泣いても、笑っても、それで運命が決まる。
 悔いのない様に、力を振り絞って、向かっていくしかない。
 
 ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 23:59 | comments(0) | - |