2011.03.22 Tuesday
非常時の野球について
昨日、タイガースは「話題のハンカチ」を打ち込んで、オープン戦の勝率が1位になったんだと。
斉藤祐は、対戦した久保のようなPを目指すべきだろうなぁ。きっと、よい手本になったと思うよ。 本来なら、これで意気揚々と公式戦の本番に臨むとことだが、今年の様相はちょっと違う。 東北関東を襲った、史上最大とも言える大地震。 寅吉も、あの日は仕事中、ビルの7階の事務所に居て、余りの揺れの激しさに、床が抜けて階下へと陥落して行くことを覚悟した程だった。 東京でこうなのだから、東北はたまったもんじゃない。 その後の大津波に、福島の原発の問題も相まって、史上最悪の惨事ということになった。 あの日は、帰宅困難者も出て、寅吉も帰宅難民状態と戦いながら、夜中の12時過ぎに帰宅した。 休みが明けると、「輪番停電」という名の「無計画停電」施策で、都内の交通が混乱。 先週は、ほとんど通勤時間が1.5倍程の時間がかかった。 コンビニ・スーパーからは物がなくなり、ガソリンの不足でGSに長蛇の列ができていた。 そういった都民が混乱の中、発表されたセリーグの25日の予定通りの開幕強行。 これは、どう考えても支持を得られる訳がなかった。 パリークが開幕を4月12日へ延期することを発表していたから、尚更このセリーグの決定がエゴを丸出しにしているかのような印象を与えた。 パリーグに追随なんかしたくないという、元球界の盟主による先導に、逆らえない他5球団の図式が作り出したものとも言える。 これに対して、選手会や文部科学省から、再考の支持があり、その結果が付け焼き刃な1カード延期しての29日の開幕。 しかも東京ドームでは、4/5戦からナイターで開催という暴挙。 そりゃ、使用電力を40%かっとする節電ナイターと言っても。デーゲームにしても多くの電力を消費するドーム球場だ。普段ばんばん浪費している主婦が、その出費を4割抑えたからと言って、それを節約とはよばんだろ、ってことで、周りが「計画停電」で不便を強いられている中の東京ドームでの開催に理解を得られる訳がなかった。 Gもタイガースを含めたセリーグも、もう少し考えれば良かった。 コミッショナーも、強制的にパリーグと同条件での開催に指導すればよかった。 せめて、ナイターは東北・東京電力の区外で開催するか、東京ドームのカードを他球場に振り分けるすればよい。 「東京ドーム」の収入が減るというかも知れないが、この状態で無理矢理開催して反感買うことの損失の方が遥かに大きいんと違うか? いっそ、屋根のある建物だけに、避難所として提供でもしたほうが、遥かに宣伝になるのと違うんやろか。 こういう非常事態こそ、なにが出来て、何が出来ないか。何をしてよいか、何をしてはいけないのかを客観的に考えないと。 野球という興行であり、娯楽は、何の犠牲の上に成り立ってはいけない。 電力の問題で困難があれば、その困難や迷惑や我慢を強いることがなく、開催する方法を考えることだ。 神宮を東京ヤクルトと併用したり、千葉マリン(QVC)の併用などを考えて、デーゲームで開催するということを考えだってある。 なんか、パリーグに歩調を合わせられるかていう、小さな見栄で動いているようにしか見えないんだよなぁ、ナベツネさん。 しかし、そういうGを諌める立場にあるのが、今のタイガースの立ち位置だと思っていたのだが、今のオーナー、球団社長はナベツネ」の腰巾着化していていかんよなぁ。野崎さんだったら、敢然と読売を諌めたのだろうけど・・・・。 そういう意味でも、星野さんを失ったのは大きい。 まぁ、そういう人だから煙たがられたのかもしれないが・・・・・. タイガースのフロントには多いに失望させられたことは確かだ。 悪いことは言わない。 12球団んで一丸となって歩調を合わせて、この難局に対処しようよ。 それが、プロ野球の使命でしょ。 そうした上で、選手にはその条件での最高のパフォーマンスを見せて欲しい。 ぐぁんばれ!タイガース がんばれ!東北 |