2004.06.20 Sunday
捲土重来のために
もう、連覇は難しくなってきましたねぇ。今や、85年の優勝後の悲劇が繰り返されないよう祈るだけです。
しかし、5月23日のG戦のサヨナラ勝ちの時は、今シーズンのターニング・ポイントになるかもと書いたが、ほんと逆の意味でターニング・ポイントになったようだ。 ここからは、来期以降に捲土重来を期すための今シーズンの反省会。 赤星選手 出塁についてもう一度再認識を。一度2軍に行って、出塁率が4割を超えるまで1軍に戻さないというような荒療治も必要か。よく和田コーチに指導を受けて欲しい。 または、1軍で代走要員として、盗塁のタイトルだけは狙わせる。(バント練習をふくめ打撃練習は、徹底して出塁にこだわる練習をキャンプ並みにさせる。代走だけで、盗塁王になれなくもないだろう。)いまのままでは、ほんと終わってしまうよ。かっこよくヒットを打とうとする、綺麗なヒットで出塁しようとする。いつから、そんな選手になったのか。レッド・スターを支えるのは、がむしゃらな出塁への意欲でしかない。 藤本選手 2番を打ちたいなら、2番打者の打撃とは何かを考えるべき。3割打っても2番の役割がこなせなければ、無意味。3割にこだわるなら、また8番でも打っていればいい。2割5,6分でも2番打者としての役割をこなせれば、フジモンの価値は高まる。 もう一握りバットを短く持ち、たたきつける練習をせぇ。 矢野選手 フル出場へのこだわりは捨てて、野口選手に任せる試合もつくろう。疲れか、どこか体が悪いんじゃないかと思えるようなこの頃だ。打順はやはり、7番が適任。Pの前に一人挟みことで矢野選手の持ち味が生きる。チャンスであんなに力む選手じゃないはずだ。 金本選手 試合を決めに行く4番を目指すのはいいが、なにも試合を決めるのはHRだけじゃあるまい。2ベースや、ヒットでも充分試合を決める一打になり得るはずだ。場面に応じた考え方ができる選手だと思うので、がんばってくれ、兄貴。 関本選手 怪我に泣かされた未完の大器で終わるのか、レギュラーを掴めるのか。最後のチャンスだ。これを逃せば、阪神でのレギューラーの座は二度と巡ってこない。便利な控えで終わりだ。同期の浜ちゃんもそうだが、チャンスをつかみ損なった大器、クリーナップ候補は、枚挙にいとまがない。レギュラーになる選手は、チャンスを一発でものにする。チャンスに打てないなんて、悩んでる暇があるか。自信が持てるまで打ち込め、健太郎。 岡田監督 もう一度、繋ぐことの大切さ。バントを含め進塁打を打つことの重要性を再認識した上での指導をのぞみます。 選手は昨年優勝したことで、自分が一段階上がったと勘違いしている。だから、かっこよく打とう、綺麗なヒットを打とう。自分が決めてやる。などと過信したことを考える。相手チームは、相当研究しマークしてきている。結果がでない。「こんな、はずじゃ。」と思う。「自分の力をだせば」と思う。「自分の力」は、昨年の成績だけだ。昨年のチームのムードに乗った力を自分の実力と勘違いし、地固めを忘れ次のステップへ進もうとする。そんな選手の手綱を締めるべき監督が、その過信を後押ししてしまった。 これから、各選手にキャンプ並みに課題を与え、一から鍛えなおしてくれ。そのためのコーチング・スタッフに今のコーチがふさわしくないなら、どんどん入れ替えろ。 85年後の悲劇を繰り返すか、否かはすべてこれからの戦い方にかかっている。 寅吉は、岡田監督に期待する! |