2006.12.31 Sunday
新庄劇場
今年、最後の更新。(最近、さぼり気味で、すいません。)
その話題が、タイガースでなくて、元タイガースの新庄選手。 一昨日の「金スマ」で新庄の特集をやっていたのをご覧になったろうか。 今年の日本一の裏に、あの時流した新庄の涙の裏に、もうひとつの理由があったっていう内容だった。 難病と戦う少女との約束。 その約束を果たす前に、逝ってしまった少女に対する想い。 それまでの表向きのストーリーでさえ、ドラマティックであった新庄だったのだが、このエピソードを聞くにより、その存在が貴重に思えてしまう。 スター選手とファンの交流。 特にそのファンが闘病中であったり、障害をお持ちだったりして、そのファンのためにとがんばるスター選手の活躍。 どうもこういう話には弱い。 その昔、みなしご達のために戦う「タイガーマスク」に感動して以来、この手の話には弱い。 特に、齢を重ね、40代も後半になると、涙腺も緩くなってくるし、たまったもんじゃない。 一見、ノー天気で“自ら楽しむ”ことしか考えてないような見方をされる新庄に、こういう一面があったのか、と知ることができた。 今年1年、日本プロ野球は新庄のためにあった。 タイガースファンとしては、悔しいけれど、新庄中心に回っていた。 引退のラストイヤーの新庄が何を想い、何を訴えようとしたのか? そして、来年新庄がいない、北海道日本ハムは、パ・リーグは、日本プロ野球は、何を題材に盛り上がろうとするのか。 それが、安直なプレーオフの実施ということで果たせるなんてとても思えない。 願わくば、金本の剛打が、藤川のストレートが、赤星のスピードが、タイガースを、セ・リーグを、日本プロ野球を沸かす存在であって欲しい。 ホークス、マリーンズにリベンジを果たし、85年以来の日本一に湧き上がる、そんな年にして欲しい。 確かに、今のタイガースは、そういう“ポスト新庄”を担う存在になてきているのだから。 来年のタイガースが与えてくれるだろう感動を願って、今年最後の更新にしたい。 今年1年、お付き合いをいただきありがとうございました。 来年もよろしくお願いいたします。 ぐぁんばれ!タイガース |