2009.07.11 Saturday
2―2 対読売 チグハグを絵に描いたような
2日連続の延長戦。それも12回まで戦った。
これを健闘と讃えるか?もったいない感じるか?それとも悔しいと感じるか? 指揮官の真弓監督は、どう感じているのだろう。 今日も昨日と同様な、リプレイでも見ているかのような試合。 違いは、タイガースが先行し、Gが追いついたということ。 加えてGは今日の試合で、山口・越智の2人を使わずにすまそうというプランを持っていたこと。 それ故、昨日より遥かに付け入る隙はあったと思うんだが・・・・。 対するタイガースに、ゲームプランがあったのだろうか。 あったとすれば、ピンチでは球児を8回からでもつぎ込む、みたいな単なる精神論的決め事くらいじゃなかったのだろうか。 安藤と苦手・グライジンガーの先発だ。何点が勝負の分かれ目と考えていたか?Gが山口・越智を温存したいという考えを持っていることを見抜いていたか? こういうゲームプランができていない。 それは、初回にランナーが出ると、オートマチィックに送りバントという作戦でもわかる。 昨日も今日も立ち上がりに苦しむPに、バントでワンアウトを易々と与え、落ち着かせてしまう。 よしんば点が入ったとしても、初回の1点だ。その1点でGに勝てるとでも思っているのか? セッキーの右打ちなり、エンドランなりでPを攻め立てたほうが、一気に崩せるチャンスが広がると考えないか。 とかくお「送りバント」というのは、エクスキューズに使われることが多い。 得点圏にランナーを進め、ワンヒットで得点を狙う。 そこで打てないのは、責任。采配としては最善を尽くしているっていうエクスキューズになる。 だから10回の攻撃のようになる。 セッキーが四球で出て、3番葛城に送りバント。 確かに延長で1点入ればサヨナラだから、得点圏にランナーを進めるのは大事だ。 しかし、後続の打順をどう考えた? 1塁が空けば、金本は自動的に敬遠だ。 おのずと勝負は、ブラセルの後に5番に入った、キング・オブ・ポップのMJ、じゃなくって、フジモン。 そして絶不調のお男・新井という面々に期待しなくてはならない。 一気に勝負で、フジモンに高橋光でも代打に使う気概があるなら、それはよしだが、結局そのまま打たして的の思う壺にはまる。 (次の回に進んでも、セカンド・平野、センター桜井、ライト・葛城、ファースト・高橋光って、危険な布陣だが守りはできる。) 結局、どうしてもこの回に決めるというプランンもなく、「送りバント」という決め事のような作戦を取ったに過ぎない。 打てない、藤本・新井が悪いってかい? 今シーズン、こういう野球を見せられ続けてきた。 最初は、監督経験がなかったからと、徐々にゲームプランを作っていければよいと考えていた。 それでも、シーズンも折り返しに差し掛かって、相変わらず決め事だけで采配されていると、いささか戸惑いを隠せない。 きっと、ついていく選手、使われている選手もそうなんだろう。 プランを示して欲しい。今、そう思う。 ぐぁんばれ!タイガース |