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2025.07.06 Sunday
5ー1 対 横浜DeNA 球児監督が目指した位置
讀賣に続き、横浜も3タテして、8連勝で貯金が15。
2位の広島に6.5ゲーム差をつけて、首位を走る。 この3連戦は、いずれも先発が長いイニングを投げてくれて、中継ぎへの負担も少なくて済んだ、理想の形。 この日も、苦手としているジャクソンの立ち上がりに、森下の先制ツーランと佐藤輝の連続ホームランで、早々にリードをすると、牧にホームランを打たれ、1点を返された直後、大山のタイムリで、再び3点差とする。 この援護に先発の伊藤将司は、7回を94球、被安打5、無死四球で投げ切る。 8回には、森下にこの日2本目の一発がでて、ダメ押し。 石井大智、岩崎と繋いで、理想的な形で、カード3連勝を飾った。 今週6試合での中継ぎ勝ちパターン投手の登板数は、 石井大智 4試合 岩崎 3試合 桐敷 2試合 及川 2試合 湯浅 1試合 その他、ネルソンと木下が1試合づつであった。 まぁ、石井大智が復帰直後で4試合は、多い気がしないでもない。 それは、桐敷、及川、湯浅に疲れが見えて、信用が置けなくなったためでもあるのかな。 これからは、石井大智の登板を減らすために、桐敷、及川、湯浅のうち誰かが、石井大智の4試合の内、1試合を肩代わりしてくれるようになる事だ。 それでも、先発が7回を投げるようになって、だいぶブルペンの起用が落ち着いては、来た。 前半の様に、先発が5、6回で降りれば、それだけ後のピッチャーが多く必要になる。 それだけ、ブルペンに負担がかかる事になる。 現在、その皺寄せで、及川、湯浅、桐敷が疲弊して調子を崩している。 それだけに、夏場に向けての不安が大きかったのだが、ここへ来ての先発の頑張りで、それが目立たない様には、なって来た。 球児監督は、今の状態をもう少し早く作りたかったんじゃないかな。 多少ブルペンに無理させても、勝ちを重ねて、2位との差をつけて、独走状態を作る。 その上で、多少余裕ができたところで、ブルペンを順番に休ませながら、夏場に備える。 そうやって、秋口に2位との差が詰まって来たところで、再度突き放す。 そう言う展開を目論んでいて、ブルペンに無理を敷いていたんじゃなかったのか。 そうして、遅らせばながら、現在そう言う状態になりつつある。 本当は、交流戦前に、今の様な状態にしたかったんだろうが、それがオールスター前までにずれ込んだのは、ある意味誤算かもしれない。 これから、優先順位をつけて、及川、湯浅、桐敷を順番に休ませるんじゃないないかな。 石井大智も、岩崎と交互に抑え役を担わせ、登板数を減らしていくつもりじゃないかな。 ただ、その間に、休ませるピッチャーの役割を担えるピッチャーが、今の所はっきり見えていない。 本当は工藤とかを当てこむつもりだったんだろうが、まだそうは、なれていないし。 現状、ネルソン当たりが候補なんだろうが、オールスター明けに、高橋遥がローテへ戻れば、伊原を後ろへ回すことも考えられる。 後は、富田が中継ぎで去年の様なピッチングができれば、十分、代わりになるんだけどなぁ。 それでも、球児監督が目論んでいた位置に、遅らせばながら、辿りつけそうなところまでは、来た。 オールスター迄にその位置を固めて、ブルペンの運営の再構築を図る。 そうして、8、9月に、ある程度余裕を持ちながら、勝負していく。 それができた時、タイガースのV奪還ができるし、球児監督の采配が賞賛される事になる。 ぐぁんばれ!タイガース |
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