2021.11.06 Saturday
0−4 対讀賣 CS第1戦 勝ち方が見えない戦いは、こうなるわ
菅野と遥人の投げ合いの試合。
菅野に手も足も出ないで、初戦を失ってしまった。 今シーズン不調だったとはいえ、終盤にはいいピッチングをしていた菅野がこの一戦に標準を合わせて、休養も十分で向かってくるのだから、そう簡単には打てないだろう。 その菅野に対して、タイガースは、島田を1番に据え、大山、佐藤輝をスタメンから外し、近本を3番に起用した。 この打順の意図は、どこにあったのか? しぶとく、ヒットをつないで、つないで、菅野を攻略できると思ったか? 菅野に相性の良い、近本、糸原、坂本を3、5、8番に置いて、繋がるつもりだったのか? 近本が間に合って、スタメンで行けるなら、間違いなく1番で起用すべき。 菅野が一番不安な立ち上がりの先頭に、苦手の近本を迎える、そういう状況を作って、先手必勝を期さなければならない。 島田の1番は、近本がスタメンで起用できない時の策だ。 近本、中野、マルテ、大山、糸原、ロハス、佐藤輝(島田、糸井)、坂本でいく方が、菅野は嫌だったろうし、相性の良さを考えるなら、近本、中野、糸原、マルテ、大山、ロハス、佐藤輝(島田、糸井)、坂本で行ってもいい。 菅野の調子が良ければ、連打で得点を挙げるのは難しい。 得点は、長打が絡まないと、しかも一発なら尚良い。 そういう意味では、1発のあるバッターを優先すべきだろう。 それなら、島田より、佐藤輝、糸井を、木浪より大山をスタメンに並べておかないと、菅野に対するプレッシャーが与えられない。 ベンチは、どう考えていたのか? このメンバーで、つないで、つないで、得点を挙げ、それを遥人が、完璧に抑え込んで勝つ、そんな絵しか書いていなかったんだろう。 逆に讀賣は、岡本を欠いて、菅野にできるだけ踏ん張ってもらう中、遥人からチャンスを掴めば、ウィラーでさえ、バントさせ、得点圏にランナーを送り、得点を狙いに行くという、明確な方針があった。 それに、遥人攻略に、チームを挙げて、臨んでいる姿勢が見えた。 翻って、タイガースにそういう方針や作戦があったのだろうか。 なぜか、受け身に回って、思わず遥人が失点してしまえば、ハイそれまで、菅野にはお手上げ、そんな感じに見えた。 これは、首脳陣がこの試合をどう考え、どう勝ちにいくのか、それを見せられなかったからなんじゃないか。 いずれにしても、もう後が無い。 明日の高橋優は、甲子園では無双状態だ。 青柳のピッチングにかかる比重は高い。 明日になったら、スタメンに大山や佐藤輝が並んでたりして、なんか方針が内容に見えちゃうよなぁ。 ベンチの迷いが、スタメン起用に見て取れてしまうんだから。 タイガースは、こういうメンバーでこうして勝つんだということが伝わってこないんだよなぁ。 チームとしても、そういう方針が見えないから、一体感が生まれてこない。 それゆえ、スワローズに差し切られてしまったという事に気づかんと。 最も、もう気付いても遅いのかもしれない。 ただ、来シーズンに向けてのこともあるし、明日で今シーズンが終わるかもしれない。 最後に、タイガースはこういう戦い方で、こうやって勝っていくんだという方針だけは示してもらいたいもんだ。 ぐぁんばれ!タイガース |