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2−3 対 福岡ソフトバンク 日本シリーズ 小久保監督の賭けに3度敗れ、終戦
 終わった。
 今シーズン、序盤を除けば、交流戦での7連敗以外、逆境での戦いを経験することなくここまで、逆境で追い込まれての戦いの経験値が少なかった。
 そう言う状況を作ったのが、第2戦のデュプランティエの先発という、球児監督の博打だった。
 これに対して、先勝を許しながらモイネロを3戦まで温存すると言う博打を打った小久保監督。
 この博打の明暗が、その後のシリーズの流れを決めた。

 シーズンを通して、CSも含めて、逆境や追い詰められる経験をして来た小久保監督の方が、博打の打ち方に一日の長があったってことだ。
 この日の中4日での有原の登板は、モイネロ温存、好投する大津への代打に続いて、3度目の賭けでもあった。
 この日、有原で負ける事が有れば、6戦が村上、上沢のマッチアップになり、7戦までもつれる可能性も大きくなる。
 ただ、それより、ここでタイガース打線を起こして、第2戦の裏返しのような試合になる事を恐れて、この試合で決めてしまおうとした小久保監督の賭けだ。

 タイガースは、その小久保監督の思惑を打ち砕く為、大竹が好投。
 坂本と佐藤輝のタイムリーで2点をリードして終盤に入った。
 6回まで、ほぼ完璧にホークス打線を抑えた大竹から、7回を及川へ繋いだ。
 ここも、大竹にもう1イニング行かせる選択肢もあった。
 6回まで74球で被安打3、無失点で切り抜けている。
 ホークス打線は、明らかに合わせづらく、苦労していた。
 6回の裏に、大竹に代打を出さない選択もアリだったと思う。

 7回まで大竹で行けば、柳田に及川、山川に石井大智を当てる継投が可能になると思ったんだが。
 だが、7回から及川に繋いだ。
 及川は、牧原に代打近藤という手を退け、0に抑えたが、8回に柳田に回る状況を作った。

 8回は、下位の嶺井から始まり、柳田まで回る。
 山川に回る9回を石井大智に、任せられる。
 ここで岩崎という選択肢は十分ありえた。
 だが、球児監督は、石井大智を選択した。
 石井大智は、先頭の嶺井にヒットを許し、代打のダウンズを三振に取ったが、柳田に初球のストレートを逆方向へ、同点の一発とされた。
 柳田には、これがあるから怖い。
 力勝負となった石井大智を打つのは、決め打ちのフルスイング。
 これが出来るのが柳田だ。
 外角のストレートに絞って、逆方向へ渾身の一撃だった。
 
 同点だけど、実質これで決まったと言っていい。
 ミスター0の石井大智が失点した事で、最後の防波堤が崩れた。
 9回は岩崎が抑えたが、延長に入って投入した村上が回を跨いだ11回に野村勇に勝ち越しの一発を許して、ジ・エンド。
 このシリーズ、小久保監督の賭けに、3度敗れ、対ホークスとの日本シリーズに敗れること、4度目となった。
 
 まぁ、返す返すも、第2戦が全てだったなぁ。
 あそこを正攻法で、才木で行っていれば。
 才木とモイネロのマッチアップを避けると言う消極策でなければ。
 才木でなくても、せめてこの日の大竹で行っていれば。
 タラレバの世界だが、そこに大きな悔いが残る。
 来シーズンの課題は、ホークスを倒して日本一となる事だ。

 悔しい結果だったけど、これで2025年シーズンのタイガースの試合は、全て終了した。
 明日から2026年シーズンに向けての準備が始まる。
 球団史上初の連覇に向けて、さらなるレベルアップが必要となる。
 前を向いて行くしかない。

 ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 23:43 | comments(0) | - |
2−3 対 福岡ソフトバンク 日本シリーズ 遥人無双ならず、遥人無念
 遥人に流れを変えるような、無双ピッチングを期待したが、それもならず。
 2回に山川に先制ホームランを許すと、、5回にピッチャーの大津に四球を与えたのが痛く、柳田に繋がれ、1死1、2塁のピンチを招くと、周東のピッチャー返を左腕に受け、満塁とされた。
 遥人は、この打球を受けた事で、無念の降板となった。

 その後を緊急登板の畠が、柳町に犠牲フライを許すも、1点に止めるナイスリリーフを見せるが、6回に繋いだ桐敷が、ヒット、送りバントで2塁に牧原を置いて、好投のピッチャー大津に送られた代打の近藤に、3点目のタイムリーを許した。

 この3点目が効いた。
 ここまで、5回を59球、被安打3、無失点で来ている大津に代打を送ってまで、勝負をかけた小久保監督の采配が勝った。
 対して、タイガースは、1塁が空いていながら、素直に近藤と勝負してしまった。
 近藤を歩かせるか、ボール球で振ってくれればラッキーというピッチングが出来なかった。
 ここでも、大津に代打という賭けに小久保監督は勝ち、近藤と勝負という賭けに球児監督は、負けた。

 思えば、第2戦の、モイネロを3戦目に温存するという賭けに出た小久保監督と、第2戦にモイネロが来ると踏んでデュプランティエを先発ろいう賭けに出た球児監督のこの時の賭けの勝ち負けが、ここまで影響して来ている。
 球児監督は、、2度賭けに負けた。

 試合は、結局この3点目が決勝点となる。
 8回に2点を返す反撃は、見せるが、この1点が届かず、3連敗で、王手をかけられた。
 第2戦の先発デュプランティエという賭けに負けて、負の方向へ流れ出したシリーズは、その流れを止めることができず、ここまで来てしまった。

 もう、後はない。
 第5戦を死に物狂いで獲りに行くしかない。
 決着をPayPayドームまで持ち越させなければいけない。
 第6戦には、再び村上が投げられる。
 第7戦までいけば中4日でもリベンジに燃える才木が行けるだろう。
 その為には、大竹の好投が不可欠だ。
 出来れば、好調なホークス打線のタイミングをガタガタに崩して、尾を引くようなピッチングをしてくれたら最高だ。

 ただ、小久保監督も、そうはさせじと、中4日で有原を持って来た。
 これは、調子が上がらない大関をなげさせて、タイガース打線を起こして調子づかせる事を危惧しての起用か。 
 反対のことが、第2戦のデュプランティエの起用で起こったのを目の当たりにしているだけに、尚更だろう。
 タイガース打線を眠らせたまま、一気にキメに来ている。

 これは、小久保監督のこのシリーズにおける3度目の賭けだ。
 3度も賭けに勝たすわけにはいかない。
 タイガースがこの賭けを打ち破ることで、活路が開ける。
 この賭けを打ち負かすことで、このシリーズの 流れを再びタイガースの方へ引き寄せるちゃんすでもある。
 今度こそ、球児監督が賭けに勝つ、勝ってくれ!
 
 ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 23:39 | comments(0) | - |
1−2 対 福岡ソフトバンク 日本シリーズ 初戦の裏返しの3戦目
 これが、23年の日本シリーズと同じパターンだと吉兆と捉えられればいいのだけれど。
 モイネロとのマッチアップを避けようと、才木を3戦目に持ってきたのび、結局モイネロとのマッチアップとなってしまった。
 小久保が、モイネロを万全の状態で投げさせるために3戦目を選んだのは、一つの博打でもあった。
 PayPayドームの2試合を1勝1敗でいけなければ意味はない。
 その上で、3戦目をモイネロで取って、優位にシリーズを進める、そういう博打に小久保監督が勝った。

 逆に、PayPayドームの2試合を連勝できるチャンスを、モイネロが2戦目と読んだ球児監督が、才木でなく、デュプランティエを持ってきたことで逃してしまった。
 逆に、ホークスにモイネロを使わずに、1勝1敗で甲子園へ行って、モイネロで勝負できるという優位さを与えてしまった。
 この博打の負けは、3戦目のモイネロをなんとかして、勝ちに持っていかなくては、取り返せない。
 そういう意味を持った試合だった。

 タイガースは、初回に佐藤輝が1塁に中野を置いてタイムリー2ベースで先制した。
 幸先のいいスタートに見えたが、このシリーズ、ここまで初回に先制したチームが、ひっくり返され、負けている、そういう傾向にあった。
 好調な立ち上がりを見せた才木が、4回に山川に同点のホームランをバックスクリーン横に叩き込まれる。
 スライダーが高めに甘く入った失投でもあるが、ゆるい変化球の方が今の山川には危険だった。
 
 才木は6回に入ると、先頭の柳田にヒットを許し出塁されると、周東に送られ、柳町に勝ち越しのタイムリー3ベースをくらった。
 この日、周東、柳町へは、上手く攻めていたんだが、この1球は、相手がストレート一本で待っているところへ、高めに浮いた球を、上手く巻き込まれ打たれた。
 この6回で、リードを許したのが痛い。
 この6回を迎えるまで、才木は、72球、3安打で失点1と、84球を要し、4安打で失点1のモイネロを内容で上回るピッチングをしていたんだけど。
 まぁ、モイネロとの投げ合いは、こういう1球のミスが、敗戦位繋がる、そういう投げ合いになるから、才木をモイネロとの投げ合いから避けさせた方んだろうなぁ。

 その後タイガースも、6回はモイネロ、7回は藤井、8回は松本から、無死からランナーを出して、あと一本というところまで攻めるが、結局得点にならない。
 6回は、無死1、2塁で浅いセンターフライに倒れた大山、大山は、完全にハマってしまった。
 根が真面目な性格だから、こうやってチャンスを潰していると、その責任感から、敗戦を全部自分で背負い込んでしまう。
 なんとかしようとすればするほど、その呪縛から、逃れられなくなる悪循環。
 その真っ只中にいるようだ。

 7回は1死3塁で、近本、中野が連続三振。
 特に近本は、3ボール、ノーストライクからの4球目を見逃してしまった。
 まぁ、見送るのがセオリーかも知れんが、いい時の近本なら、まず同点を考えて、一番得点を得易い打球を打てる球を見逃さなかったんじゃなかったか。
 タイガース打線全体に言えるが、少し消極的すぎるように見える。
 打ててないから余計そうなのかも知れないが、もっとイケイケの部分がないと、イニングで複数得点が取れるようにならんのと違うかなぁ。
 この近本の打席が、その象徴のように見えた。

 結局、9回も杉山の前にチャンスは作ったが、最後佐藤輝に回ることなく、森下が倒れて、タイガースが敗戦。
 対戦成績は1勝2敗となった。
 まぁ、初戦の裏返しのような試合。
 初戦は、初回に点を取ったホークスが、押しまくっていながら、ワンチャンスを生かしたタイガースに逆転負けを喫した。
 この3戦は、逆で初回に点を取ったタイガースが、押しまくっていながら、一本ののホームランとタイムリーで得点をあげたホークスに逆転負けを喫する。
 スコアは、ホームチームから見て、1対2という、全く同じ。
 これで、3戦とも初回に先制したチームが、負けるという試合が続いた。

 この試合を勝って、当初の予定通り、モイネロを使わせて、2勝1敗という目論見に戻すことが命題だったが、結局モイネロを万全い3戦目に配して2勝1敗とするという小久保監督の思惑通りに進んでしまった。
 この流れを戻すのは、少々難しくなるだろう。
 その流れを断ち切るには、高橋遥人が、完璧にホークス打線を封じて、無双する必要がある。
 その上で、勝利し、対戦成績を五分に戻す、それが出来て、初めて先に希望が見えるし、23年の再現という吉兆と捉えることも可能となるだろう。
 そう、高橋遥人が最後の砦でもあるし、虎のリーサル・ウエポンなんだ。
 頼む!遥人無双を見せてくれ!
 頑張れ!高橋遥人

 ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 23:23 | comments(0) | - |
1−10 対 福岡ソフトバンク 日本シリーズ 2戦目に博打を打って、敗れる
 初戦とうって変わって、一方的な試合になってしまった。
 その原因は、この日の先発、デュプランティエにある。
 8月から、丸2か月登板がないデュプランティエをこの試合の先発に持って来たことについて、いろいろ言われているが、昨日も言ったが、ある意味博打を打っての起用であったと言える、

 その背景には、このシリーズの戦略として、球児監督が、村上、才木、高橋遥人の3人の試合を確実に取るって事を最優先しているんじゃないかと言う事がある。
 それ故に、この3人には、モイネロとのマッチアップを避ける。
 一番投げ負ける可能性が強い相手だけに、ここで才木や遥人を使って負ける事があれば、ただの1敗じゃすまない可能性がある。
 モイネロの試合を負けても、それ以外を勝ってしまえば、シリーズを制する事ができる。
 
 そう思った球児監督は、ホークスの2戦目がモイネロと読んでいた。
 だから、才木でも遥人でもなく、デュプランティエ。
 故障前のデュプランティエであれば、モイネロとも投げ合える。
 上手く打線が点を取れれば勝つこともあるかもしれない、そう言う目論見があっての先発起用だ。
 ただ、デュプランティエが故障前のデュプランティエじゃなかった。

 確かに判定に泣かされた部分は、あるだろう。
 それより、初回に大山、高寺が三振で、2、3点目を取れなかった。
 対して、ホークスは、柳町が微妙な判定で四球となり、栗原の同点タイムリーに繋げ、山川が追加点の2点タイムリーで一気に逆転まで持っていった。
 この、5番以降の打線の差が出た場面でもある。
 確かに、大山の打撃が悪い。
 今の所、逆シリーズ男の筆頭候補となっている。
 甲子園へ戻ってからの、奮起が待たれる。

 こうなってしまうと、もうホークスは、イケイケになるし、タイガースは守勢に回り、いいところがなくなる。
 2回にリリーフに出た岩貞が、山川に3ランを打たれて、9点目が入ったところで、ジ・エンドだった。
 まぁ、デュプランティエを先発させた時点で、こうなる危険性は覚悟の上だったと思う。
 ただ、大きな誤算が、相手のピッチャーが、モイネロではなく、上沢だったってことだ。

 これは、ホークスにとって、いい方向で、タイガースにとって、最悪な方向へと動かざる得ない。
 第3戦には、あれだけ避けたかったモイネロとの投げ合いに、才木か遥人を投じなくてはいけない。
 ここを落とすとなると、ホークスに先行を許すだけでなく、シリーズの流れそのものをホークスに持っていかれる可能性すらある。
 この試合、モイネロを温存すると言う博打を打って勝ったのが小久保監督で、才木と遥人のモイネロとのマッチアップを避ける博打を打って、負けたのが球児監督だ。

 この第2戦で、主要バッターの目を覚まさせたし、タイガースは、眠ったままだし。
 休養を十分取ったモイネロと投げ合うのは、才木か遥人か。
 ここで、モイネロに投げ勝つ事が出来れば、シリーズの流れを一気に引き戻せる。
 ここでモイネロにやられれば、流れは一気にホークスへ傾くだろう。
 その試合には、才木しかおらんだろう。
 交流戦で、無双状態だった佐々木朗希に投げ勝ち、援護がない中投げるのは、毎度のことで、そう言う時こそ、力を発揮できる。
 そう言う才木のピッチングに期待したい。

 10点取れれて負けても、1点差で負けても、1敗は1敗だ。
 ホークス打線を起こしちまったことは、確かだが、移動日を挟んで、甲子園に戻れば、潮目も変わる。
 この第3戦に、モイネロが来れば、それはこのシリーズの流れを決める重要な試合になる。
 そう言う気がする。
 負けた博打のリカバリーをするには、モイネロを倒して、投げ勝つしかないんだ。
 頑張れ!才木
 頑張れ!遥人
 
 ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 23:58 | comments(0) | - |
2−1 対 福岡ソフトバンク 日本シリーズ paypay ドームの連敗止めて先勝
 いい試合だった。
 お互いにリーグ制覇したチャンピオン同士の戦いにふさわしく、締まったゲームとなった。
 鎬を削る試合とは、こう言う試合を言うのだろう。

 タイガース先発の村上は、立ち上がりに多少硬さがあった。
 ボールが高く浮きカウントに苦しんだ。
 審判の判定が、ホークスの有原に比べて、格段に厳しかったのもある。
 その状態で、近藤に対して、フルカウントから、ゾーンで勝負に行ったのは、いささか無謀であった。
 3ボールになった時点で、勝負を避けるかと思ったが、その後ストライクが2つ取れてフルカウントになったところで、欲が出たのか。
 これを、近藤に叩かれて、先取点を許した。

 1回に先制を許し、球数を要したが、この1点で凌いだ村上は、2回から立ち直り、その後の追加点を許さなかった。
 その村上に対して、ホークスの有原は、チェンジアップを多投し、タイガース打線につけ入る隙を与えないピッチングを繰り広げた。
 低めに落ちるチェンジアップを見逃せられれば、ボール球なんだが、悉くこれを振らされた。
 5回まで、68球、ヒット3本に抑えられた。

 そのタイガース打線が反撃に出たのが6回。
 先頭の近本がヒットで出ると、すかさず2塁へ盗塁。
 ここで中野のバントが、3塁線上に止まる絶妙な打球となり、チャンス拡大。
 中野も盗塁で無死2、3塁のチャンスとなり、ダブルプレーが無くなった森下が、ショートのセンター寄りに深いゴロは放って、同点。

 1死3塁で、4番の佐藤輝。
 ここは、どうしても逆転まで持っていきたいところ。
 ホークスバッテリーもわかっていて、佐藤輝の勝負を避けて、大山でダブルプレー狙いかと、佐藤輝のカウントが3ボールノーストライクとなった時には、思っていた。
 ところが、有原は、4球目のチェンジアップを外のストライクゾーンへ投げて来た。
 これが、コントロールミスかもしれないが、簡単に歩かせてはこないと思ってか、甘いところに来たら、捉えようと、準備していたのか、佐藤輝が右中間へ弾き返した。
 普通なら見逃すカウントで、ちゃんと準備して、仕留めた佐藤輝を褒めるしかない逆転の一打だった。

 この逆転は、村上を勇気づけた。
 5回まで91球を要して、必死に凌いで、反撃を待っていたが、ここで逆転してもらうと、7回まで、115球、ヒット6本で、失点1で投げ切り、勝ちパターンの及川、石井大智へと繋ぐ事ができた。
 7回まで投げ切ってくれた事で、及川、石井大智へダイレクトに繋げられた事が大きい。
 グッドジョブだ。

 その後及川が近藤に2ベースを打たれ、代打山川がでると、前倒しで石井大智を投入して、8回をのりきると、9回を岩崎でなく、石井大智にかいを跨がせ、試合を締めた。
 最後にホークスの粘りもあったが、これで、まず1勝目。
 このpaypayドームでの日本シリーズで7連敗中であっただけに、どうしてもこの初戦で勝利し、そう言う負のイメージを払拭しておきたかったんだろう。
 日本シリーズという短期決戦での勝ちにこだわった采配だったと思う。

 まぁ、、6番に起用した島田が、ヒットは放つし、セーフティを仕掛けるなど、いい発想をしていたし、8回の柳町の打球を、よく追いつきアウトにした。
 無死からのバッターだし、次は近藤だし、値千金のファインプレーだ。
 影のヒーローと言ってもいい、こういう起用が当たるというのは、球児監督の采配の冴えを感じる。

 と言う事で、第2戦の先発にデュプランティエを起用して来た。
 才木か高橋遥人かと思っていたが、ある意味奇襲でもある。
 たとえ7戦までもつれた時に、デュプランティエをもう一回投げさすつもりなんだろうか。
 才木にせよ、高橋遥人にせよ、1回だけの登板に賭けさすつもりなんだろうか。
 まぁ、それまでに決着をつけてしまう覚悟なのかもしれない。
 それには、起用に応えて、デュプランティエがホークスを抑え込むピッチングを見せないといけない。
 まぁ、吉と出るか、凶と出るか、最初の賭けやな。

 ホークスもモイネロでなく、上沢が2戦目だ。
 モイネロの疲労を考慮してか、3戦目から7戦を中4日で廻すつもりなのか。
 7戦までもつれる事を考えた起用なのかもしれんし。
 そうであれば、この2戦目は、負けられない。
 2つ目を勝って、甲子園へ戻って、才木に託したい。
 多分3戦目は、モイネロ、才木のマッチアップになるはず。
 ある意味、この2戦目にシリーズの流れを決める命運が託されているのかもしれない。
 
 ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 23:49 | comments(0) | - |
4−0 対 横浜DeNA CSファイナル 遥人無双で日本シリーズへ
 遥人のピッチングがすごかったねぇ。
 立ち上がりこそ、慎重に丁寧に立ちあがろうとしてる感じで、イマイチの感じがしたが、すぐに佐藤輝の3ランで先制してもらうと、2回から、スイッチが入った様に、無双状態のピッチングを繰り広げた。

 7回まで、87球でノーヒット、初回に佐藤輝のエラーで許したランナーのみ。
 奪った三振が7。
 ストレートは150近く、よく伸び、カットボールは、よく切れる。
 まさに、これが高橋遥人だと言うピッチング。
 流石に球数が100球に迫った8回には、1死しから代打の松尾に初ヒットを許すと、3連打を許し満塁のピンチを迎えた。
 ここで、代打の戸柱を浅いレフトフライに討ち取ったところで、石井大智にマウンドを譲った。
 ここまで、104球、見事なピッチングだった。
 グッドジョブ!

 このピンチは、石井大智が蛯名を三振に取って、難を逃れた。
 こういう場面で、石井大智を注ぎ込めるのが、タイガースの強さなんだと思う。
 臨機応変に、最大のピンチや、終盤の相手の打順が一番怖い場面、果ては、9回の押さえまで、その時に応じて、注ぎ込め、結果を出す。
 単なる抑えでなく、万能反撃の芽摘み取り機の様な存在だ。
 そう言うピッチャーがいるって事が、タイガース最大の強みなんだよなぁ。

 最後は、岩崎がしっかり締めてくれて、3連勝のスイープで、横浜を下して、日本シリーズへの進出を決めた。
 まぁ、あれだけぶっちぎっておいて、ここで横浜に日本シリーズをさらわれる様なことにならずに、まずは良かった。
 やはり、日本シリーズは、リーグ優勝して上で、出ないといけない。
 だから横浜の三浦監督もリーグ優勝を逃した責任を取って、辞任するんだろう。

 さて、日本シリーズを戦うにあたって、高橋遥人が、この日の様なピッチングができるのは大きい。
 村上、才木、高橋遥人と3本の柱が立つ。
 パの球場で、村上、高橋遥人で、甲子園で才木を頭に持ってこれる。
 4戦目の候補であったデュプランティエの状態を、確認しておきたかったが、3連勝してしまったので、これはぶっつけ本番にならざる得なくなってしまった。

 まぁ、日本シリーズまで1週間、万全な調整と準備をお願いしたい。
 その前にドラフト会議もある。
 果たして、タイガースは、立石に行くんだろうか?
 
 ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 23:40 | comments(0) | - |
5x−3 対 横浜DeNA CSファイナル  シリーズ男・森下のサヨナラ弾
 やはり、この漢。
 まさに、短期決戦の鬼。
 新人で日本シリーズの新人安打記録を塗り替え、クライマックスシリーズの新人から3年連続でホームランを放つ。
 その無類の勝負強さから、シリーズ男を名乗るのに相応しい。
 虎のミスター・オクトーバーだ。

 試合は、、タイガースが竹田の立ち上がりを攻めて、2点を先取。
 ただ、この2点を先発の才木が守りきれない。
 初回、最高の立ち上がりを見せた才木が、マウンドを降りる時、手を払う様に振っている仕草をしていた事が気になった。
 また、爪を食い込ませたとか、何か異変があたんじゃなかろうか。

 その才木が、2回から球数が増え始める。
 3回には、先頭の林に、粘られた挙句、10球目をヒットされると、蛯名と佐野にタイムリーを打たれて、同点に追いつかれる。
 次の4回には、先頭の牧に勝ち越しのホームランを許した。
 結局、5回を投げ、101球、被安打6の3失点。
 立ち上がりの状態から、思いもよらない結果になった。

 対して、竹田は、初回こそ立ち上がりをつかれ2点を失ったが、2回から立ち直り、危なげないピッチングで、5回を82球、被安打6、失点2でまとめた。

 5回の表終了後、激しい雨による中断を挟んで、後半の継投勝負となる。
 タイガースは、6回を畠、7、8回を湯浅と繋いだが、回を跨がせた湯浅が8回に、佐野、筒香の連打で無死2、3塁の大ピンチを招く。
 ここで牧を浅いライトフライ、山本祐大をサードゴロに取り、石上に岩貞を注ぎ込み、得点を許さなかった。
 思えば、ここを無失点で凌いだことが、流れをタイガースに引き寄せ、その裏の同点、延長10回のサヨナラ勝ちに繋がった。

 その裏、横浜の勝ちパターンの伊勢から佐藤輝が同点タイムリーを放つと、9回を石井大智、10回を及川で横浜を抑え、森下のサヨナラ弾を待つことになった。
 伊勢、森原を使い、佐々木千隼しかなかった横浜と、及川、岩崎を残して延長に入ったタイガースとの、リリーフ投手陣の厚みの差が出た一戦でもあった。

 さぁ、これで日本シリーズ進出へ王手をかけた。
 あれだけぶっちぎっておいて、日本シリーズに出られないなんてことになったら目も当てられん。
 ここで、一気に決めてしまいたい。
 頼むぞ!高橋遥人
 頑張れ!高橋遥人

 ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 23:58 | comments(0) | - |
 2−0 対 横浜DeNA CSファイナル 勝利切り拓く、近本の三盗
 森下もよく先制打を放った。
 小野寺も、よく追加点をもたらした。
 だが、この試合の勝利を切り拓いたのは、近本の三盗に他ならない。

 6回に先頭で、内野安打で出塁すると、中野が送って、1死2塁でバッター森下の場面。
 その森下の初球に近本が3塁に向かって、スタートを切った。
 よもやの三盗に横浜バッテリーも虚をつかれ、これが成功、1死3塁の絶好のチャンスへ拡大した。

 ここまで、先発の村上が、5回まで、4回も先頭打者を出し、毎回と言っていいくらいのピンチをなんとか凌いで、100球以上を要して無得点で抑えてきた。
 対照的に、横浜の先発東は、5回まで、ヒット2本で、60球で済ませて、悠々自適の完封ペースのピッチングを切り広げていた。
 その東のペースを崩して、一気に流れをタイガースへ持って来る、そう言う意味がある三盗だった。

 これで、楽になった森下が、センター前へ先制のタイムリー。
 2死から小野寺が会心の右打ちで、追加の1点で、計2点を東からもぎ取った。
 この2点目も、大山のサードゴロで三本間に挟まれた森下が、ランダンプレーで粘って、1塁走者の佐藤輝がサードへ進塁するのを助けた事が、繋がっている。
 森下は、打つ方だけじゃなく、走者としてもいい仕事をした。

 また、村上降板後の継投だが、6回から及川。
 及川が回を跨いで7回も、2死1塁で牧を迎えたところで、石井大智へスイッチ。
 石井大智は、牧にヒットを許すも、次の代打フォードを三振に取って、8回を回を跨いで、横浜打線を抑えた。
 ここも、及川で7回を完了できれば、横浜の打順的に、8回を岩崎、9回を石井大智と考えられるところだが、牧に嫌な感じがあったのだろう、万全を期して石井大智の投入となった。
 
 まぁ、ここで9回は岩崎となる事が確定したんだが、休養十分の岩崎がほぼ完璧に9回を締め括って、初戦の勝利を決定づけ、アドバンテージを含めて2勝とした。
 多少の固さがあった初戦に勝利し、これでその固さもほぐれてくるだろう。
 特に熊谷に、攻守両面で固さが見られた。
 6回の満塁のチャンスでは、木浪の代打を願ったくらいだ。
 肩の弱さも、ショートでは、少々厳しい様に見える。
 次戦で、どう変わるか、または代えられてしまうか。

 初戦を取ったところで、夢夢油断する事は、ないと思うが、固さが取れて粗くなることだけが心配だ。
 及川、石井大智に無理させながら勝ち取った試合だ。
 次は、才木ができるだけ長いイニング投げて、打線もしっかり援護して、この2人を使わないで勝てるような展開を望みたい。
  頼むぞ!才木
  頑張れ!才木

 ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 23:43 | comments(0) | - |
6−2 対 東京ヤクルト 終わり良ければ・・・
 まぁ、考えていた、望んでいたことが、全て叶った最終戦では、あった。
 ちょっと、出来過ぎの感もあるほどだ。

 佐藤輝の40本、100打点の達成。
 村上の最多勝、最多奪三振のタイトル獲得。
 大山の最高出塁率のトップ奪取。
 全てが実現した。
 大山のタイトルは、2試合を残す小園の動向次第であるが、首位打者に多少の余裕を持った事から、最高出塁率も狙って来る可能性もある。

 そして、何より原口の引退を飾る試合に最高の演出で送り出せたことが良かった。
 7回の裏、最高出塁率に達した大山の第4打席に、代打で登場。
 8回は、ファーストの守りに就いて、9回は、なんとマスクを被らせ、岩貞相手に、打者一人と相対した、粋な演出も出来た。

 思えば、金本監督の時に、支配下に上がり、活躍し始めると、田淵以来の打てるキャッチャーとして、背番号22の着用も検討されたこともあった。
 寅吉もその期待に心躍らせた事が昨日の様だ。

 その後は、病と戦い、カムバックすると、代打の切り札としてチームに貢献。
 決して、俺が俺がで前に出るタイプでないが、黙々と準備して、周りへの気遣いを忘れない、ナイスガイで居続けた。
 ある意味大山の手本の様な存在。
 タイガースで、原口と大山を悪く言う人は、一人もいないと言うのがわかる存在だった。

 寅吉の連れも、原口の大ファンであり、この春季キャンプにサインが貰えて、大喜びだった。
 現役最後の年にサインが貰えて、本当に良かった。
 
 きっと、原口は、いずれ指導者的な立場で、縦縞へ戻ってくると思う。
 その前に、ポストシーズンで最後の貢献ができる舞台が与えられたらいいんだけど。
 そして、終わり良ければ、の現役生活の最後にして欲しい。
 「ここに立つために、鍛え抜いた日々よ。原口の全て、魅せろ、奮わせろ。」
 ありがとう!原口文仁

 ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 23:52 | comments(0) | - |