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0−4 対讀賣 点が取れない幕開け
 オープン戦から、ずっとこの調子やなぁ。
 タラレバで、言ってもしょうがないが、森下の一打が抜けてれば、逆の展開になっていたんだろう。
 そう言う意味で、大きなファインプレーであった。
 青柳との相性の良さを買われて、起用されただろう梶谷だが、このファインプレーでのせてしまった。
 それが、5回の追加点の2ランにもつながっているから、試合の流れを変えれれたプレーだった。

 青柳は、調子そのものは、悪くはなかった。
 ただ、少し低めを意識しすぎて、高めを有効に使えなかったのが勿体なかった。
 思えば、昨年高めを効果的に使うことを試みて、ピッチングそのもののコントロールに狂いを生じさせたんじゃないかと思っているんじゃないのか。
 そのせいか、この日は、低め一辺倒のピッチングに終始していた。
 元々、横の変化を中心に組み立てているピッチングだけに、縦の変化を加えられれば、大きい。
 もう少し、高めを意識させられれば、佐々木のショートゴロも、前に飛ばされず、空振りを取れたかもしれない。

 まぁ、梶谷のプレーで流れが変わっていたってことなんだろう。
 ただ、こう言う流れがオープン戦からずっと変わっていないのが、あまりよろしくないところ。
 どこかで、そう言う流れを断ち切れないと、ズルズル行ってしまうことになる。
 「こんなはずじゃ。」と思っているうちに、試合が進んで、気づいたらヤバい状態になっていたと言うことになる。
 それが、連覇が難しいしいという由縁なんだろう。

 成功体験は、またそれができると錯覚する。
 それが、少し狂うと、「こんなはずじゃ、」と焦る。
 去年は、普通にできていたことが、普通に出来なくなる。
 それが、連覇を阻む要因になるんだろう。

 去年の様に、落ち着いて、普通にやるべきことをやる。
 そう言う状態にならないと、タイガースの強さは、戻ってこないだろう。
 戦力的には、優勝争いをできるものはあるはず。
 それを、連覇に繋げるために、タイガースらしい勝ち方をして、自分を取り戻さないと行けない。
 それも、出来るだけ、早いうちに。
 
 ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 23:12 | comments(0) | - |