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2025.08.09 Saturday
6ー2 対 東京ヤクルト M30 満塁男の意地がチームを救う
同点で、湯浅、及川を連投で注ぎ込んだ時点で、昨日の敗戦を上塗りする可能性もあった。
デュプランティエは、当初の予定で75球くらいと言っていたから、この試合の継投は、計画されていたと思う。 そうであれば、昨日の試合で、9回に石井大智で確実に締めにかかり、及川とか湯浅、桐敷などを温存する方法をとった方が良かったんじゃないか。 まぁ、伊藤将司一人で賄えれば、石井大智も温存できるという考えだったのかもしれないが。 その読み違えが、この試合も苦しいものにした。 久々のデュプランティエは、バラツキは、あったものの、球威もあって、調子は普通だったと思う。 ただ、いきなり太田にツーベースとエラーで、無死3塁のピンチから、1点を失い、4回に先頭の村上に2ベースを打たれて、山田哲人の犠牲ファールフライで同点に追いつかれた。 いずれも先頭の左バッターに痛打されたのが痛かった。 ただ、これを援護できなかった打線が問題。 ヤクルトの先発、吉村に、6回までに9安打を浴びせて、四球も2つもらい、奪った点が初回と2回の1点ずつの2点のみだ。 普通、5回までに4、5点取って、KO指定当然なんだが、どうも攻撃がチグハグで拙攻を重ねた。 どうも、大野から始まって、柳、金丸、高梨と、攻撃のパターンがよくなく、点が入らない状態が続いている。 次の試合も、同じようなタイプの奥川だけに、なんとかしなくてはいけない。 まぁ、このところ低調だった、下位打線も坂本が2安打、3出塁、高寺も2安打3出塁で結果を出したし、スタメン復帰した森下も2本のヒットを放った。 そういう意味では、活発化はしたんだけど、どうも繋がりが悪く、点に繋がる場面が少ない。 そういう状態を救ったのが、8回の裏に押し出しの四球を選んだ木浪である。 8回に及川を注ぎ込んで、もう負けられない状況を招いて、この回点を入れて、石井大智で逃げ切らんと、前日の二の舞で、もう才木が完投する以外にヤクルトに3タテされることになりそうな状況だった。 1死後、大山の四球から、前川が倒れた後、坂本が繋いで、高寺も、よく四球を選んで満塁のチャンスを創出した。 ここで代打は、満塁男の異名を持つ木浪の起用。 木浪は、小澤の投球をよく見て、四球を選んで、決勝点とした。 この場面、満塁で無類の強さを発揮する木浪というデータがヤクルトにもあり、小澤のピッチングを必要以上に慎重に、縮こまったものにした、木浪の名前勝ちでもある。 結局、その後代わった松本から、近本が走者一掃のスリーベースを放ち、この回4点となり、試合を決めた。 2日連続で、勝ちパターンを全て注ぎ込んで敗戦という最悪の事態から救ったのは、木浪の満塁男の異名だった。 これで、このカード対戦成績を五分にし、才木にカード勝ち越しの力投を託すことになった。 ただ、9回に4点さで石井大智を注ぎ込んだのは、どうなんだろう。 ここは、ハートウィクあたりで、石井大智を温存した方が良かったように思える。 まぁ、ブルペンで作ってしまったからってことなんだろうが、試合で投げる、投げないは、疲労度が違うと思うんだが。 まして、ここで石井大智を投げさすなら、昨日の9回に投げさせておけばと思ってしまう。 まぁ、いずれにしても、湯浅、及川、石井大智と、次の試合は3連投になる。 できれば使いたくないところだろう。 そこは才木が、中継ぎに配慮し、長いイニングを投げてくれないと困る。 打線も、十分な援護をしないと、いつまでも、のらりくらりで交わされていては、能がない。 涼しいドームでの試合だ。 汗かきの才木も気持ちよく投げられるはず。 頑張れ!才木 ぐぁんばれ!タイガース |
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