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2025.08.10 Sunday
5ー2 対 東京ヤクルト M29 才木がエースへ登る道
9連戦中、勝ちパターンの及川、石井大智が連投中で、湯浅も連投している。
この対ヤクルトとの3連戦のカード勝ち越しを賭けた試合。 この試合を任された佐伯は、完投か、それに近いイニングを投げ、尚且つ勝利することが求められる。 まぁ、そのミッションをクリアしてこそのエースの条件なんだが、才木は、その道を登り切った。 キャンプ中から、イマイチ調子が上がらず、キャンプを視察した岡田顧問からも、村上は絶賛し、才木の不安を口にした。 前年の実績からは、間違いなく才木が開幕投手なんだが、それも村上にさらわれた。 その通りに村上は、開幕から勝ち星を上げ、快調にエースの役割を果たしているように見えた。 対する才木は、6月を終えて、5勝4敗と勝ったり負けたりの状態であった。 この二人が、大きく変わってきたのは、村上が交流戦から、勝てなくなって、才木が夏場から調子を上げて、7月以降5勝1敗という成績で先に二桁勝利に到達した。 完投も3あり、完封も2で、防御率も2位に君臨。 昨年夏場から、調子を落として、勝てなくなった反省を、今年見事に克服してきている。 この日の勝利で、ハーラーもトップの東に並んだ。 「取れるタイトルは、全部取りたい」と言っていた才木に、最多勝、最優秀防御率のタイトルの可能性もある。 まずは、ここから、どんだけ上積をしていけるかだろう。 打撃では、もはや何もいうことはない、4番佐藤輝の活躍。 初回のタイムリーに始まって、31号のホームラン、4安打2打点の活躍だ。 3番の森下の不調をカバーし、チームの主軸、4番の役割を果たしている。 佐藤輝も、あとどれだけ上積をしていけるか。 40本100打点でMVPという道も見えてきている。 あとは、この試合で猛打賞の活躍をした高寺に注目だ。 当初は、1軍で結果打算と汲々としていたのが、ここへきてバッターボックスで余裕を感じるようになってきている。 それ故、粘ることもできるし、得意のバットコントロールを生かした打撃ができるようになってきた。 打率も280代まで、上げてきているし、外野の守備も慣れてきて、懸案のレフトのポジションの第1候補になってきている。 落ち着かないのは、ベンチの前川右京だろう。 本来、6番レフトのレギュラーとして君臨していなくてはいけない立場だが、今はやっと1軍に上がって、ベンチに座っている状態。 その間に、帯に短し、襷に長し状態から、高寺が抜け出しつつある。 ここで、結果を出して追いつかんと、同じ左、長打力では、優っても、守備力、スピードでは、劣る。 率で勝負というところも、現状高寺に分がある。 ベンチに座っていても気が気じゃないはず。 試合途中で、近本が退いた。 試合後の談話では、疲労を考慮してということらしいが、故障だけは十分に気をつけたい。 今シーズン、主力に故障がなかったからこそ、今の位置にいられるタイガースだ。 故障する前に、ケアしていく、そういう姿勢はいいことだと思う。 近本も30代に入り、色々ケアが必要になってはくるだろう。 近本が代えの効かない選手では、あるけど、それでも代わりは用意しなくては、いけなくなる。 幸い高寺が調子が良くなってきている。 センターが守れれば、代替え選手の筆頭になる。 さぁ、これで6カード連続の勝ち越しを決めた。 この試合で、ヒット16本で、5点と、得点が少なかった問題はあるにせよ、いい形できている。 特に今週の試合は、ヒットは打てども点にならない試合が多く、課題を残してきてはいる。 9連戦も残り、1カード。 次の広島は、天候も怪しく、」中止の可能性もある。 あと一踏ん張りだ。 ぐぁんばれ!タイガース |
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