2006.01.16 Monday
正念場の男達2 (投手編)
前回野手の正念場を挙げたからには、投手陣にも触れておかねばならない。
昨年の安藤の先発転向の成功、杉山のブレーク(少々規模が小さかったが・・・)、JFKの充実、SHEの台頭など一躍投手王国の様を呈してきた。 この並に乗り遅れた投手達は、大なり小なり、正念場を迎えることになる。それだけ、昨年のうちに1軍と2軍の壁が築かれたと思ってよい。 まずは故障からの復帰組。 太陽。 期待が大きいだけに、なかなかものにならない歯痒さがある。 星野監督の1年目、藤川と共に無理やりローテで廻し、きっかけを与えたが、それも故障でフイにした。 故障と戦っている間に、投手陣が充実。空いている椅子は、年々少なくなっていく。 ポテンシャル的には、大きな期待を抱かせるだけに、今年何とかしたいと願うのだが・・・・・。 いっそ、登録名も藤田に戻したほうがいいのではないだろうか。 お次は、三東。 せっかく、終盤5勝を挙げ、左の先発としての地位を得ようとした矢先の故障だけに残念でならない。 その間、新人の能見がローテへ入り、4勝を挙げ、位置づけ的に三東と並んだ格好になった。これは、能見との相対評価に関わることを意味する。 能見がバテた頃を狙ってカンバックを図るか、能見が飛躍的に伸びをみせるか、いい競争相手といっていい。 筒井を含めて、左の先発枠は残り1つだ。敗れた者は、中継ぎか2軍のローテに廻らざるえない。 そして吉野。 背番号も逆指名ドラフトでの期待された「21」を新人の岩田に奪われ、崖っ淵の様相を呈してきた。 思えば03年のVは吉野の活躍なくしては、ありえないものだった。 JFKの位置に、吉野が1枚噛んでも不思議じゃないんだ。 左のワンポイントの枠はいまだに空いたままだと思う。 是非、吉野の復活を望みたい。 今一度、ワンポイントで左を抑えるためには何をすればいいのか考え直すことだと思う。 やはり、左利バッターが最も嫌がる、しっかりした左のサイドスローのフォームを作ることだと思う。(報道を見ていると、気付き始めたようだが。) 加えて、中村泰などもいる。 この辺で答えを出さないと、縦じまを着ていられなくなるくらいの危機感をもち、それに勝たねばならない。 それを思えば、ストライクを投げることの勇気ぐらい出そうなもんだが。 前にも書いたが、かっての田村投手のようなフォームに思い切って改造するのも手かと思う。 あのフォームは、故障と裏表のフォームであると思うが、中村泰の球をみてると田村を思い出させるものがある。 ここまで来たら、一か八か試してもよさそうだと、外野は気楽に言ってしまうが、本人はかなり追い詰められてると思う。 ここで名を挙げなかた、牧野・相木など育成枠の若手を除く、昨年の2軍投手陣は、それぞれが正念場と心得たほうがいい。 いつまでも、時は待ってくれない。 確実にひとつずつ歳をとってきているのだから・・・・。 ぐぁんばれ!タイガース |