2006.07.06 Thursday
2-1 対横浜 魅せられて、藤川球児
もう、点が入らないとか、貧打だとか、相手のミスでしか勝てないとか、みんな、みんな、どうでもよくなっちゃったよ。
藤川のストレートが見られたら、みんなぶっ飛んじゃうよね。 しかし、ストレートとわかっているのに、そのストレートで三振が取れる。そんなピッチャーは、めったに見られるもんじゃない。 かくいうプロ野球ファン暦40数年の寅吉だって、かっての江夏と高校時代の江川くらいしか知らんもんなぁ。 強いてあげれば、あと山口高志かね。 あとは、野茂にしたって、大魔神・佐々木にしたって、三振とるのはフォークだったし、津田もストレート主体でもフォークを決め球にしてたしね。 江夏がシーズン401奪三振の記録を作ったときはすごかった。 決め球は、右バッターの内角にクロスファイヤー気味に投げ込むストレートだった。これが、だれも打てない。三振の山を築いていった。 オールスターの9連続の時は、テクニックが加わっていたからね。実質、2年目のこの時の江夏のストレートが最高だった。 江川は、プロ入りしてからはストレートの凄みは失われつうあった。大学時代を通じて、楽して投げる手抜きを覚えたからね。 彼のすごかったのは、高校時代だ。 いまだあんな投手を見たことがない。 柳川高校が全員バスターの構えで挑んだことも記憶に残っている。そうでもしないとバットに当たる気がしなかったのだろう。(西武の細川のようやね。) あとは山口高志だが、文字通り太く短く現役を終えた速球王だった。 さして大きな体でない(身長は170cmwo切ってたらしい。)のに、思い切り全身を使う、というより左腕の引きがすごかったのを覚えている。 日本シリーズの快投は忘れられない。 藤川球児は、彼ら先人達の域に達してきてると思える。 実際、藤川のストレートが見られれば、入場料は安いもんだろうとかんじる。今日なんか、仕事でTVの最後しか見られなかったが、最後に藤川のピッチングが見られ幸せだった。 もっとも最後に藤川が投げるってことは、タイガースが勝ってるってことだから、タイガースファンにとっては、喜びが倍増ってことなんだ。 特に今日のピッチングは圧巻だった。 これだけで、貧打も拙攻も、中日の存在さえも忘れさせてくれた。 藤川球児に乾杯! 今日は、細かいことは忘れ、ひたすら藤川球児のストレートに酔うことにした。 ぐぁんばれ!タイガース |