2006.07.12 Wednesday
4−2 対広島 中村泰の初勝利
よっかたなぁ。
中村泰がプロ入り初勝利。 散々中継ぎでチャンスをつぶした後、背水の陣での先発起用だった。 思えば長い道のりだったかもしれない。 星野タイガースで迎えた1年目から、そのスライダーのキレみ目をつけられ、中継ぎで起用したら面白いと、1軍キャンプが決まった。 あの年の新人での1軍キャンプ起用は、中村泰だけだったということでもその期待の高さがわかる。 しかし、それからの起用は、1軍昇格、ストライクが入らず自滅の繰り返しであった。 実際ボール自体の力・キレは十分1軍レベルでありながら、その力を発揮4できないもどかしい結果の連続だった。 そしてついに先発転向がされた。 江草の例でもわかるが、コントロールがアバウトなPにとっては、先発の方が力が発揮できる場合がある。 絶対失敗が許されない中継ぎより、ある程度のイニングのトータルで考えられる先発のほうが、精神的に楽になる場合がある。 江草の様に度胸で生きるタイプは、どちらでも力が発揮できるが、中村泰のような精神的弱さをもったPにとってはより効果的であるかも知れない。 なにより、今日先発として結果を残せたのは、本人の自信にもつながるだろうし、背水から自分の生きる道を見つけた感もあるだろう。 きっともう一度チャンスは与えられる・・・、そう思う。 こういう新鮮力がでてこそチームに勢いがつく。 ぐぁんばれ!タイガース |