2006.07.14 Friday
7−2 対中日 きっかけにできるか?
よく圧倒的不利を伝えられた試合っていうのは、逆の目がでることがある。
不利な現状を何とかしようとする気迫が、相手を上回ることがあるってことだ。 実際、今回の中日との対戦は、タイガースの不利が伝えられていた。 日程の関係で、投手が余る中日。 9連戦中で、スペンサーを抹消してでも、オクスプリングとダーウィンの両方を1軍に置いときたいタイガース。 効率のよい攻めで、福留の穴を感じさせない中日。 慢性的貧打と残塁病で7月に4点以上とったことがないタイガース。 しかも、圧倒的対戦成績の差。昨日まで0勝4敗。 しかもこの3連戦に、川上、山本昌、中田、佐藤充と先発があまり気味。しかもすべてタイガースが苦手とするPだ。 そして、今日は川上の先発。 中日の先発陣を見て、タイガースが一番相性がよさそうなのが川上か・・・。昨年の勝負どころで何回か攻略し自信にもなってるだろう。 あの向かってくるピッチングは、金本などと真っ向勝負し痛い目に遭う確率は高そうだ。しかも、金本のスイングは、このところす鋭さを増してきている。 試合前、唯一のよりどころにしたのが、そんなところだった。 試合は、そのよりどころの通り(鳥谷の先制HRも効いたと思うが・・・)進んだ。 先発の下柳も昨年のドラ・キラーぶりを思い出したようなピッチング内容。 町田の代打HRも飛び出し、金本も大喜び。(オメデト!) 知らぬ間に打線も繋がり(まだまだ、残塁が多かったけど・・・)、2桁安打と7月最高の7得点を挙げた。 まぁ、ジェフの失点と金沢の被本塁打が余計だった感があるが、それを言うと贅沢だって怒られそうだ。 こういう試合が、貧打・残塁病克服のきっかけになるかもしれない。 それには、明日の試合が大切だ。 明日、中日の先発が佐藤充だったら、落合監督は言葉と裏腹にタイガースを大いに意識している証拠になる。 山本昌が普通に先発してくれば、勝負はまだ先という言葉どおりだと思う。 なんだかんだ言っても、落合監督が最も警戒しているのがタイガースであることは、明らかだ。 去年も「タイガースが上にいる限り、何ゲーム離されても大丈夫」って発言が出てきたときから、内心“ヤバイ”って思っているのはミエミエだった。 落合監督は、投手陣がいいチームが走ったら、追いかけるのが大変だと身をもって知っている。 これは、逆も真なりで、投手陣のいい中日を走らせたら、捕まえるのは厄介だということだ。 この連戦で、どうしても竜の尻尾は捕まえておきたい。 ぐぁんばれ!タイガース |