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ジェフの穴を考える
 やはり、スペンサーが開幕アウト
 自業自得だけにいたし方あるまい。
 でも彼の開けた穴は、ベンチのムードが幾分暗くなることだけか?(笑)
 もとより、ムードメーカーなどという、わけの分からん理由で残留したスペンサーだ。逆に、ダーウィンの登録が可能になり、投手陣の競争を促すと言うメリットもでてきた。

 その投手陣。
 ここに、ダーウィンの進化論なんかでは、おっつかない穴があいている。
 いわずと知れた、ジェフ・ウイリアムスが開けた穴だ。

 来日以来、抑え、中継ぎに毎年フル回転してきた変則左腕。
 そのボールのキレは、往年の“タムじい”(田村勤'91〜'00)を思わせる。特に、横手から投げられるスラーダーは、田村のクロスファイアーのストレートの凄みと同等に感じられるほどだ。
 
 なかなか代役のいない、タフで左腕で変則でって、そりゃ、代役がなかなか見つかるわけないやん。
 しかも、タイガースをこよなく愛し、タイガースでの日本一を夢見る好漢でもある。昨年は、経験の少ないFKをブルペンでリードし、JFKの活躍を演出した、中継ぎ・抑えのリーダー格となってくれた。

 タイガースの外人投手では、キーオを凌いで、バッキーに迫る貢献度を上げつつあった。
 ほんと、彼無しに2度の優勝は語れないものだった。
 その、ジェフが開幕に間に合わない可能性が大きい・・・、らしい・・・。

 彼の欠場は、WBC帰りのFとKにより以上の負担をかけることになる。
 相手が最も嫌がる、変則左腕を欠くことは、思った以上に相手に与える脅威を半減させることだろう。
 さぁ、正念場だ。(はやくも・・・・)

 吉野は復活のチャンス。
 中村泰は、最後の勝負を賭ける時期とチャンスがきた。
 変則の部分では、吉野、スライダーのキレの部分で中村泰が、ジェフの穴を埋める筆頭候補になってほしい。

 昨年の経験から江草の抜擢も考えられるのだろうが、江草は先発ローテを目指して欲しい。
 左に拘らなければ、「魔球チェンジアップ」を操る橋本なんかも候補だが、「2年目のジンクス」が気がかり。(ここんとこの投球がそんな感じをかもし出してる。)
 なにより、FとKが右だけに、左が1枚必要だし、経験で吉野、キレで中村泰に眼がいってしまうんですよねぇ。
 中村泰は、今度こそ1軍でストライクを投げて欲しいねぇ。
 どうせ2軍へ行くなら、打たれて行け!と言ってやりたい。
 そういう気持ちが、ジェフの穴を埋めることに繋がると信じたい。

 ぐぁんばれ!タイガース
 
| 房 寅吉 | - | 22:35 | - | trackbacks(0) |