2006.10.09 Monday
一夜明けて、反省す
悔しい、ホント悔しい負け方だった。
読売の先発は、姜でなく久々の西村。 正直姜の場合は、手を焼くことが見えてただけに、彼が中日戦に回った(?)ことは喜ばしいことと、心ひそかに喜んだ。 しかも、立ち上がりの西村はストライクが取れずアップ、アップ。 こりゃ、「勝ったな。」と思った。 この日のデーゲームに中日は、辛くも勝利をおさめマジックは3。 この中日の戦いぶりから、奇跡が現実のものになる予感がタイガースに満ちていったのかもしれない。 それまでの、「勝ち続けるしかない!」「全部勝つ!」という強いモチベーションが、「負けられない。」というプレッシャーへと変化した。 先の直接対決でも、初戦に勝利し、奇跡が現実へと振れようとすると、次試合で先制し、よりその思いが強くなった瞬間に、金縛りにあったように、チャンスで一打が出なくなったり、つまらんミスが出たりする。 昨日の試合も、「負けられない」というプレッシャーで始まり、井川が先制を許した不利な状態から、西村のピッチングを見た瞬間、「負けられない」のプレッシャーが「勝たなきゃ」というより強いプレッシャーへと昇華し、攻撃のパターンを狂わせていった。 もし、昨日の試合が中日と同時進行で行われていたら、結果は違っていたんじゃないかと思う。 どうも今年は、この“ここ一番”に弱さを露呈する。 これは、シーズンを通して万全で戦ってこなかったため、どこかに弱さを抱えているからなのであろう。 去年は「JFK」が万全だった。金本・今岡のポイントゲッターが完全なる機能をした。赤星の足がフル回転していた。 このすべてが揃うことなく、ここまできたのが脅威なのだが、ここ一番にそこに不安をかかえることが、弱さを露呈することになってしまう。 昨日の試合も、“久保田の不安”があればこそ、継投がうまく繋がらなかった。できれば最後を久保田に任せることなく終わりたいという気持ちが見て取れた。 やはり、久保田は「お前しかいない!」という強い信頼感でこそ、去年の9・7に見せたような鬼神の投球ができるのだ。 昨日のように、不安とともに“しょうがないから”的な使い方では力が発揮できやしない。(久保田は、泣いてたね・・・・) でも、岡田監督は、久保田で終わる姿勢だけは崩さなかったね。寅吉ならビビッて、李のとこで吉野を一か八かで投入してたかも・・・・。でもそれをしたら、先々の久保田を殺しかねないもんなぁ。 まぁ、いろいろあるが期待がたかまると裏切り、期待がしぼむとまた裏切り復活してきたタイガース。ゾンビ集団とも揶揄されたこともある。 ここまで来たんだから、残り3試合、全力で取って85勝を挙げて欲しい。中日が、マジックを消したら終わりだけど、それまでは東京ヤクルトと読売を応援しながら、12日の直接対決を待ちたい。 一夜明けて反省した。昨日の敗戦で諦めちゃいけない。いままでず〜っとそうだったように、どんな状況でも応援し続けるしかないんだ。批判なんていちでもできる。今は、ひたすら他力本願だけど願い続けることだ。 中日が胴上げをするまで、きっちり期待し続ける! メークどんでん! ぐぁんばれ!タイガース |