2008.10.12 Sunday
4−1 対中日 忘れ物を取りに行かないと
05年、忘れ物を取りに行くと約束し、もって返れなかった。
その後のそのチャンスを得ようっと毎年健闘するも、成し得ず。 その岡田監督が辞任する。 選手を信じ、その選手が一番力を発揮できる環境を重視する。 金本には「HR狙ったらええんや」と4番にに据え、決してそこからは動かそうとしなかった。 奇策を嫌い、正攻法で勝つことに、本当の強さを求めた。 時に、動かな過ぎる、策がないと批判を受けながら、決してその姿勢を崩すことがなかった。 若手を使わない、という批判も多かった。 だが、桜井や林に一番期待し、2軍から見守っていたのは岡田監督自身だ。 星野監督の下、優勝した後を受けた監督就任。 その後の常勝を目指し、ひるむことなく己の信じた方法で、毎年優勝を争うチームとしてタイガースを導いてきた。 選手間の人望は高かったと聞く。 05年は、今のアラフォートリオを中心にキャンプ地で、「絶対優勝しましょう!」と誓わせたほどの慕われ方だったとか。 今、その岡田がタイガースの監督の座を退く。 選手は、何を思うかだ・・・・・。 これはひとつの博打かもしれない。 長いペナントレースで、傷つき疲弊したタイガースの選手。 結局Gの逆転を許す結末に、しおれ倒れ掛かっている。 この選手たちを、もう一度揺り動かし、やる気にさせること。 岡田監督は、最後の切り札を抜いた。 自分の辞任と引き換えに、もう一度選手を鼓舞し、立ち上がらせ、日本一のため、戦う気持ちを持たせる。 これで立ち上がらなくてどうする? 05年に取りに行きながら、取れなかった忘れ物をそのままにして、岡田監督を退かしていいのか? 最後に岡田監督に、あの時の忘れ物を取ってこさせよう。 それが花道を飾ることになる。 さぁ、今一度、戦闘準備だ。 ぐぁんばれ!タイガース |