2010.05.29 Saturday
4―2 対北海道日本ハム ダルVSツル
戦前の予想は、圧倒的にタイガースの不利を伝えられた。
ファイターズの先発は、日本のエースと言ってよいダルビッシュ。 かたや、ライオンズに連敗、交流戦現在11位のタイガースの先発は、プロ入り未勝利の鶴。 この2人は、ボーイズリーグ時代に対戦経験がある。 中学2年の鶴は、1級上のダルビッシュに投げ勝った経験があるという。 思えば鶴も、大阪高校四天王と騒がれ、今年ブレークしたオリックスのT−岡田とも同級生。 ここは、ダル相手にプロ初勝利をと意気込んでいたに違いない。 何故か、この鶴の意気込みから来る力みと、ダルビッシュのイマイチの調子がシンクロ。 中学時代の投げ合いのような展開なのだろうか? 2点を先制されてからの鶴が、開き直ったか、腕が振れる様になり、調子があがってきたのと対照的に、ダルビッシュは調子を取り戻せず、ズルズルと逆転を許す展開になった。 鶴は2点を先制された2回に、ある意味大量失点に至ることなく、2点で止められたことが大きかった。 この微妙な2失点。 1点なら、もうこれ以上の失点は、ダルビッシュ相手に許されないと更なる力みを呼んだかもしれない。 だが、それが押し出しの四球を招いたのだろうが、押し出しでの1点しか入らなく、2失点になったことで、いい意味での開き直りを呼んだ。 2点を失ってしまったからには、勝ち負けは度外視、自分のピッチングをするという目的に切り替わったのではないだろうか。 このピッチングが逆転を呼び、プロ初勝利に結びつくから不思議なもんだ。 今日のような、期待の裏切り(いい意味での)、予想を覆す試合はいいねぇ。 こういう試合をきっかけにしなくては」いけないのだが、なかなかきっかけに出来ないんだよね。 それは、つまらない点を与えてしまう試合をするからなんだ。 今日の試合の外野陣が途中から、マートン・藤川俊・平野になった時は、良かったよ。 6回裏の小谷野の右中間フェンス直撃の2ベース。 フェンスまで追った藤川俊とフェンスから跳ね返った打球をバックアップしている平野。 これを見ると、安心出来る。外野手はこうあるべき手感じだもの。 この外野陣はいいよ。 明日は、好投も報われない久保が先発予定。 交流戦最多勝記録保持者といわれ、交流戦に突入も、勝利に恵まれず、次々に追いつかれ、追い越された。 ここらで、しっかり守って、しっかり打って援護して勝たしてあげたいもんだ。 ぐぁんばれ!タイガース |