2011.05.03 Tuesday
7−3 対読売 今甦る、クリーナップの3連発
あれは、遠い日の事じゃった。
後に背番号17となりGのローテション投手となる槙原は、背番号54を背負って甲子園のマウンドに登っていた。 前日にショートの河坐の「世紀の落球」呼ばれるエラーから敗戦を喫しているためGは、必死でこの試合を勝ちにきていた。 そのGを木っ端微塵にしたのが、バース・掛布・岡田という当時のクリーナップが放った、バックスクリーンへの3連発だ。 この試合で勢いがついたタイガースがGを3タテ、リーグ優勝へと進み、初の日本一に輝くのである。 時は、平成23年、あれから26年が経っていた。 マウンドには、あの時の槙原が後に付けた背番号17の東野。 これもなんか、因縁を感じざる得ないものがある。 バッターボックスに3番の鳥谷。 2回の表の金本のHRに誘発されたかのような一撃を放つ。 4番の新井は、このところ少し余裕がでてきたのか甘い高めの球を余裕で3試合連発を飾る。 問題は、このところ不振で悩むブラゼル。 ブラゼルが不振を脱するのはこの球場だと書いたばかりだが、その通りでしょ。 擦っても、オーバーフェンスする東京ドームだ。 ブラゼルの力を持ってすれば、軽くミートすればいいだけだ。 この球場だけは、統一球の問題なんて関係ない。 最終回の坂本のHR見ても解る通り、ポーンと打ち上げてやれば、HRになっちまう。 ある意味、坂本の打法が、この球場でのHRの打ち方を表している。あれでHRになるのだから、Gの選手はHRを荒稼ぎできる訳だ。 甲子園を本拠地にしているタイガースとは、雲泥の差だな。 ブラゼルもこの球場にくれば、今までの不振を忘れられるだろう。もっともGにいれば、60本くらい軽く打てる選手だ。 3連発めを飾るにふさわしい、不振を払拭する一撃だ。 しかし、今年もうまく誤摩化し、河坐のように「世紀の落球」とはならなかったが、先の甲子園で脇谷が「世紀の落球隠し」を行った後、クリーンナップの3連発がでたのもなにかの縁だわなぁ。 良く言えば、あの後の甲子園での3戦目だったら、尚よかったのだが・・・・・、まぁ贅沢は言うまい。 これが吉兆であることに変わりはない。 できれば、これを勢いに代えて、クリーナップが爆発し続けることが大事だ。 あの時の、クリーンナップに変わらぬ活躍ができればいいのう。 ぐぁんばれ!タイガース |