2012.05.31 Thursday
2x−1 対千葉ロッテ 得点の狭い間口は通らない
結局、藤井ホームランの先制も、9回のサヨナラも、得意の「1点しか取りに行かない野球」でなく、それが出来ない状況での得点。
9回も無死から金本が四球で出ると、得意の送りバントとなるところだが、打者がマートンであるがために送りバントのサインが出せなかった。マートンは自主的にバントをする以外バントをさせない少ない打者だ。(他にブラゼル、新井、金本くらいかな。) これが功を奏して、無死1、3塁のチャンスを作る。 ここでも打者が関本で、走者が代走の田上故、本来はスクイズに行きたくてしょうがなかったんじゃないか。 それでも外されてのチャンス消滅のリスクと、関本ならなんとかしてくれるという期待から、打たせた。 ここでは、関本の起用が当たっていたかも知れない。 当然ここに新井が入っていれば、スクイズという選択肢は無く、せめて犠牲フライを期待しての強攻しか選択肢がなかったところだ。 そう言う場面での新井さんは、得意のゲッツーを放ちチャンス消滅って言うのもかなりの確率で起こるところだ。 ここは、セッキーがサードゴロに倒れるが、ランナーが2、3塁になった事で、ブラゼルにゲッツーの心配がなくなた。これは、これで大きい。 結局、そのブラゼルがサヨナラ打を打つのだが、ここでの得点の間口を一番広げる事は、ブラゼルにゲッツーの心配なく、打たせる事。これが実現できた事が大きい。 タイガースベンチの得意の、得点の間口を思いっきり狭める得意の作戦が使えない状況だった事、それこそがサヨナラの大きな要因だったてことなんだなぁ。 このこと、タイガースベンチは肝に銘ずるべきだ。 タイガース打線の貧打は、ベンチワークが得点の間口を、わざわざ狭めるような作戦で、打線を縮こまらせるが故の現象なんだ。 そのことにベンチが気づいた時に、タイガースの逆襲が始まる。 逆に、それに気づかず、「1点しか取りに行かない野球」に拘る続けるのなら、タイガースの明日が無い。 ぐぁんばれ!タイガース |