2005.06.14 Tuesday
4―0 対西武 所沢で怪物が号泣!
なんで、俺が投げると誰も打たないんや〜!
て、松坂の号泣でこの3連戦の幕があいた。 ちょっと前なら、セ・パを代表する投手、日本を代表する右と左のエースの投げあいだ。熱のこもった投手戦を予想する。 しかし、今年はどちらも問題を抱えていた。 いくら好投しようとも、援護に恵まれず、負け数が先行する松阪。 ピッチングのスタイル根本が揺らぎはじめている井川。 問題は、イガーの方が深刻そうなのだが、得てしてこういう時は、大きな問題を抱えているほうが勝ったりする。野球は不思議や。 イガーは、復活したのか? 答えは残念ながらNOだ。多分これからも、投げて見なくてはわからないイガーに悩まさせられながらペナントを見ていかねばならぬことが決定した。それでも、イガー抜きにペナントレースを戦えないことも確かなのだ。 この微妙なバランスをどうとるか。岡田監督の采配が問われる。 イガーの問題点は、以前も書いたが、そっくり返るフォームの矯正から端を発している。このことは、今日のサンスポにも書いてある。 だが、寅吉はこのフォーム矯正の原因は、数年の勤続疲労からくるイガーの下半身の衰えだと思っている。 そっくり返った上半身を、強靭な足腰で支え、まるで弓が引かれて放たれるがごとく、上半身をかぶせ投球する。その球は、低目へ見事な勢いで、弓が的を射るごとく決まる。チェンジアップも同様に低目へコントロールされるから、バッターは釣られて振ってしまう。これが、イガーの投球スタイルだ。 それが、疲労の蓄積により、そっくり返った上半身を下半身が支えきれなくなってきた。(この現象は、昨年から見えていたが・・・・) そこで、そっくり返りを矯正し、楽なフォームで投げようとした。これが、今日のイガーだ。 かってのスタイルに戻すには、フォームを戻せばOKというものでもない。上半身を支える強靭な下半身を取り戻さなければ、復活はない。無理してフォームだけを戻しても、疲労が早く5回戦ボーイ、完投など期待できなくなる。(今シーズンはこれで行きしかないと思う。6回まで限定。今日の試合のように・・・) どうも、今シーズンのファーム矯正はうまく行っていない。おスギだけじゃないだろうか、成功したの。 トレード問題で話題を投げてる吉野にしても、球威をアップする名目で、サイドより、やや腕を上げた。 そりゃ、腕をあげれば球威はアップするだろう。しかし、バッターの体感は逆だ。サイドから投げ込まれるほうが、体感速度・球威としてはその表示以上に感じるものだ。そのために、吉野はサイドに転向したのではなかったのか。 それを、去年の不調を球威だけに求め、安直に腕を上げてみた。見事に裏目にでている。吉野には、きっちりサイドから、左バッターの外角に投げ込めるフォームが必要だ。(かっての、タムじいのように・・・) 久保コーチも、よくよく考えてのことだろうが、もう一度再考して欲しい。 ということで、イガーの復活はその下半身を取り戻すこと。つまり、蓄積された疲労を取り除き、鍛え直す。多分に時間がかかる作業となる。 または、きれいさっぱり投球のモデルチェンジをする。例えば、下やんのように。これも、一朝一夕には行かないだろうけど・・・・。 現状からいって、オフまでは無理だろう。 故に、今日のようなイガーに付き合っていかねばならない。まぁ、それもファンの勤めと思います。 ひとまず、今日の勝利のお祝いを、! おめでとう、そしてぐぁんばれ!井川 慶 敵地で1勝できた。この勝利は大きい。明日からも思い切っていこう! ぐぁんばれ!タイガース |