2020.06.21 Sunday
1−7 対読売 悪夢の開幕3連敗
まるで、金本監督の3年目を思わせるような展開。
前年2位になり、「さぁ、優勝しかない!」という盛り上がりの中、得点力アップのため4番を任すべき補強としてロサリオを獲得。 キャンプの時は、「これは、本物!」と期待が高まる。 韓国リーグとは言え、前年の成績や、メジャーでもシーズン28本のHRを放ったシーズンもあり、通算でも71ホーマーの長打力は、タイガースの得点力不足を解消するにはもってこいであった。(ボーアは、通算92ホーマーだけど。) 結局、この年は、若手の成長が停滞する中、ロサリオの打撃次第というシーズンであった。 そのロサリオが孤立する中、自身の能力を発揮するに至らず、タイガースは失速。最下位に沈んだ。 外人に頼り、外人の出来次第(当たり外れ)でそのシーズンの命運を賭けるという状態の脆さの反省をその時したはずであったが・・・・。 読売は、ボーアよりもメジャーでの実績が遥に上のパーラを7番で起用。 丸、岡本、その前の坂本という中軸がしっかりしているが故にできることかも知れんが、それでも5番には、亀井だ中島だっておいうところを置いて、パーラを負担が少ない下位において、スタートさせる。 これが功を奏したのか、長打が少ないと言われるパーラが、この3連戦で2ホーマー。 ボーアやロサリオも、こういう使い方が出来ていれば、結果は変わっていたのかも知れない。 この3連戦は、タイガースがことごとく裏目に出て、読売がやることなすこと上手くいった形になる。 今日の湯浅のスタメン1番起用など、連勝してなけりゃありえん起用。 その湯浅がガルシアに全然会ってなくって、2三振。 チャンスで3度目が回ったときには、スパッと代打を出しやすい状況。 しかも、すでに逆転しているので、原は余裕のある代打起用ができる。 本来は左キラーの石川慎吾であるが、そうであればガルシアを代えて来るかも知れないと読んで、北村の起用。 これではガルシアのプライドを考えても継投はできず、そのまま北村勝負となる。 結果、これが上手くいってしまう。 今日は、近本を1番に、糸原、糸井、マルテ、福留という去年の並びに戻して、ボーアを6番に置いた。 (こういう時の為に日本での長打力の実績があるゲレーロあたりを獲得しておいた方がよかたんじゃないか?) それでも、そのボーアのところへチャンスが回り、昨日と同様左腕の高木に討ち取られるという悪循環。 近本の先頭打者本塁打の1点だけの得点。 この3連戦でタイガースの得点は、ソロホームラン3本、と西のタイムリーの4得点。 これでは、いくらピッチャーがいいと言っても、完封しないと勝てない状況。 シーズン前から、今年のタイガースの得点力はボーア頼みという状況を作り出していたのが不安であったが、それが的中してしまった3連戦。 菅野にしろ、田口、今日のサンチェスでも、ちょっと打力があるチームなら、5回も持たせず、4、5点は撮っているような内容。 それに、おめおめ勝ち星を献上してしまう打線こそが問題であると言える。 後は、どこまでボーアを我慢するか、どこで判断するのか。 ロサリオへの期待を引っ張りすぎたと言われる2018年。 去年も大山を育てようと引っ張り続けた。 今年はボーアを、どうするのか。 試合数は、120試合と例年より少ないシーズンだ。 矢野監督の「日本一になる」という公言に、どう影響するのか。 ぐぁんばれ!タイガース |