2021.05.02 Sunday
7−3 対広島 サトテル 4番サードで逆転満塁弾を放つ!
ここに来て、開幕以来4番サードを担って来た大山を休ませるか?
4番がチームの顔であり、昨年の実績から4番サードの地位を獲得して、キャプテンにも任命された大山を休ませるというのは、どういう事情なのか? 単なる休養であるとは、考えづらい、なんんらかの体調不良があったのではないだろうか? そういう状況で、4番に指名されたのは、マルテやサンズではなく、佐藤輝出会った。 確かに、クリーンナップ全部が右バッターという今までのラインナップからすれば、左の佐藤輝が1枚クリーンナップに加わることは考えないことではなかったが、まだまだ先かと思っていた。 まして、4番となると、大山が怪我や故障した際に、マルテやサンズが入ることはあっても、佐藤輝が4番に入る時は、かなりの非常事態かと思っていた。 まぁ、貯金が2桁あり、昨日のカードが流れ、負け越しがないという状態だからこその“お試し”だったのかも知れない。 その佐藤輝が、2点ビハインドの5回の裏、ノーアウト満塁で回って来た打順で、逆転の満塁弾を放った。 これは、もう“持っている”としか思えない一打であった。 この打席、かなり逆方向を意識しているかんじがあった。 それまでの打席でも、オープン戦の時くらいに逆方向も意識していれば、もっといい結果が出ていた様なバッティングが見えていた。 本人は、その様なアドバイスをサンズから貰ったと言っていたが、この打席はまさしく、逆方向の意識があったればこそ、膝下のチェンジアップに対応でき、拾い上げる様な感じで、スタンドまで運べた。 あの体勢で打ってもスタンドまで運べるのが佐藤輝の凄さでもあるが、逆方向の意識があればこそ、あの打球が切れずにライトスタンドに入ったと思う。 この打撃の意識が、佐藤輝の打撃をもう一段上げることになる予感がする。 最近、内角のボールの見極めをしだし、高めのボール球を振る率も下がって来ている。 外角に逃げるボール球の見極めもしようとする意識も感じられる様になって来た。 後は、ホームベース上に落とされるボール球の変化球を振らなくなることだ。 そうすれば、自ずと率も上がるし、捉えられるボールを確実に仕留めることができる様になる。 しかし、開幕1ヶ月足らずで、ここまで対応してくるのだから、佐藤輝の対応力も大したものだ。 今後、ますます新人の記録を塗り替えていくだろうことを期待せざる得ない。 佐藤輝の活躍で5月も白星スタートを切ることができた。 ここに来て、先発ピッチャーの調子が少し下がって来ている気がするが、うまい具合に日程が飛んで無理はせずとも調整が効く状況にある。 調子の落ちっているピッチャーと維持しているピッチャーの見極めをしながら、チェン、アルカンタラ、ガンケルの外人投手の登録抹消を組み合わせて、回していけばいい。 後は、藤浪の復調と高橋遥の復帰、小野の先発起用などを考え合わせれば、他球団よりも優位にあることは確かだ。 5月も、4月の勢いを維持しながら、貯金を増やしていける様期待したい。 ぐぁんばれ!タイガース |