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5−6 対讀賣 「気持ちを感じない」のは誰だ
 この日もエラーをして、失点に結びついてしまった。 
 4回に見逃しの三振に倒れた中野を「気持ちが感じられない」と言って後退させた。
 その中野を雇用したのは誰か?
 下半身の不良で2軍キャンプで過ごし、オープン戦の最後になって1軍合流。
 そこで、ちょっと使って、開幕スタメン。
 そういう使い方をしたのは誰だ。

 そういう使い方に「気持ちを感じる」ことができたのだろうか。
 この連敗中、開幕戦のよもやの逆転負けを喫しって以来、ベンチに「気持ちを感じる」ことができなくなっている。
 そも前に、スアレスが抜け今季、2年連続12球団最多のエラー数の守備、そういうことに対する「気持ち」はどうだったのか。
 シーズンが変われば「なんとかなる」「誰か出てくるだろう」って、甘い楽観的な「気持ち」でいたんじゃないか。
 その備えを必死でしてきたよには、残念ながら見えない。
 
 ベンチが、首脳陣が「気持ち」を見せなければ、選手に伝わらんと違うのか。
 中野なんかも、守備では再度エラーが続き、萎縮している。
 逆にバッティングで取り返そうと、硬くなる。
 悪循環に陥っている。
 タイガースというチーム全体の縮図だ。
 それを「気持ちを感じることができない」とするなら、それはそのまま首脳陣、ベンチに跳ね返ってくる。
 そういうチームにしてしまったのは、ベンチにいる首脳陣達なんだ。

 今のベンチを見るに、沈みゆく泥船から、いち早く避難することを決めた船長が、その船員たちに、船を沈めないためもっと一所懸命漕ぎ続けろと言えるのだろうか。
 また背の言葉を聞いて、船員たちは船を沈めないため、必死にオールを漕ごうとするのか?
 「自分は、さっさと避難するくせに、よくそんなことが言えるよ。」って言われることがわかっているから、船長もそうは言えず遠慮してしまっている。そういう図式のようにも見える。
 
 まぁ、キャンプインの前日に、今季限りの退任を発表してしまったってことは、そういうことになるって事もわかっててやった事なんだろうから、今更言っても仕方がないんだけれど、それ故、スアレスの穴埋めや守備力の向上に、目の色を変えなかったのか、それは自分が降りた船を漕ぐのは、船員たちだから、そいつらがなんとかしなくちゃいけないんだと、投げ出したのか。
 なんか、今のベンチの雰囲気は、今季の采配だけふるって、早く終わらせたいとでも思っているかのようで、去年のくやしさから、今季はどんなことしても優勝しよう、そういう気概が伝わってこない。

 開幕早々、こんなことを書くようになるとは思わなかったが、キャンプ、オープン戦を見ていて、去年1勝差で優勝を逃したくやしさを持ったチームの、キャンプ、オープン戦には、どうしても見えなくって、不安はあった。
 もう、今更時間を戻すことも、やり直すこともできない。
 せめて、気概、「気持ち」だけは、フアンに感じてもらえるような闘い方をするべきだろう。
 それができないなら、一刻も早くベンチは、船から降りるべきだろう。
 シーズン終了をもって、なんて甘いことを言ってる状況にないことを知るべき。

 気持ちを見せろ!
 ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 23:30 | comments(0) | - |

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