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1−0 対広島 青柳のエースの意地を見た
 久々に苦手の森下が登板した広島戦。
 対するタイガースのピッチャーは、エース青柳。
 この試合、味方の援護は、ほとんど見込めない。
 その中、青柳がタイガースを勝たせるには、相手を0に抑えなくてはならない。
 そういう覚悟の望んだ試合だと思う。

 青柳は、毎年夏場に勝てなくなる時期が来る。
 8月は、2日の読売戦に勝利したきり、その後の3試合の先発で、2敗しており、毎年のパターンにハマりつつある。
 毎年そうなんだが、青柳自身の調子も落ちることもあるんだろうが、味方の援護に恵まれず、好投しても勝ちがつかない、そんな試合も多くある。
 
 今年も、オールスターを挟んで、青柳の登板日が金曜から火曜に変更された。
 この変更で今永と2試合、今日の森下と、相手のエースと投げ合うことになる。
 これが援護に恵まれない理由でもあるんだが、逆に青柳が点を与えられないと、慎重になりすぎ自分のピッチングをできずに失点する場面も見られる。
 そんな、中での森下との投げ合い。
 青柳は、どんな覚悟で望んだのだろう。

 今日の森下の調子も良く、タイガースは簡単に点が取れないのは、見てわかる。
 自も絶対に点をやれない。
 そう考え、この前の試合までは、慎重に、慎重にと縮こまったピッチングになっていた。
 この試合は、いい意味で開き直っており、試合前に言っていたように「打たれれば、調子のいいピッチャーにローテを代わって、自分は下に落ちるだけ。」そういう思い出、攻めていくピッチングを見せた。
 
 元来変則の割に球威があるタイプだけに、力で押すピッチングをやろうと思えばできる。
 その青柳がコントロールを得て、力任せでなく、打者を討ち取る術を覚えて、ここまできた。
 ただ、ここへきて、ある意味の原点回帰をしたのは、エースという立場から、ここで負けるわけにいけないという強い思いじゃなかったか。
 チームが、Aクラスを争っている、そういう現状で、広島との直接対戦。
 相手は、森下、負けるわけには行かない。
 ここで踏ん張るのがエースの役目、そういう意地を見せたピッチングだった。

 それにしても、そういう青柳に勝ちをつけてやれない、見殺し打線。
 先の新人・森木の好投も見殺し、この日の青柳も見殺し。
 まぁ、この試合は最終的の大山の一発で勝利はできたが、最多勝を争う青柳に、7回まで零封していたのに、勝ちをつけてやれなかった。
 反省するしかない。
 前から言っているように、青柳が投げている間に、1点をもぎ取るような攻撃ができていたか?
 1死1、3塁で、得点できなかった原因は、どこなのか。
 突き詰めて、反省してほしい。

 ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 23:29 | comments(0) | - |

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