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0−7 対横浜DeNA 何度完封されれば、気が済むのか?
 今季25回目の完封負け。
 今季66回目の敗戦。
 その38%が完封負け、無抵抗でやられっぱなし。
 今日で131試合目でその19%、約2割が完封負けだ。
 これじゃ、いくら優秀なピッチングスタッフを持っていても、勝ち越すことはできない。
 残り12試合、7勝4敗1分以上でないと5割到達ができない。
 5割に満たずCSに出ようなんて、考えない方がいい。

 しかし、森木もかわいそうだった。
 昨日の今日で、藤浪が不運なピッチングで敗戦した後を受けての登板。
 ベイ打線は、タイガースと違って、速球に強い。
 しかも、昨日のナイターで藤浪のストレートを見てきている、今日のデーゲームの森木のストレートは、かなり組みしやすく映ったんじゃないか。
 
 森木も、打線の援護が見込めない中、1点もやれないと思いながら登板して、初回にいきなり失点してしまった。
 それでも健気に、工夫しながら迎えた3回。
 桑原に2ベース、関根に四球で無死1、2塁のピンチ。
 これを佐野をファーストゴロに取って、1死2、3塁。
 ここで牧を三振に取り、2アウトに漕ぎ着けた。

 さぁ、ここでピンチを切り抜けるぞと、宮崎に対したが、力みから2球ボールが続いた。
 ここで、ベンチは宮崎を申告敬遠し、楠本と満塁での勝負を選んだ。
 これって、正解なの?
 牧を三振にとって、意気が上がった時、敬遠で満塁にされたことに、森木の真理はどうだったのか。
 まして、満塁になれば、四球は許されないとの意識が強く、どうしてもボールが甘くなりがち。
 楠本には、そこをうまく突かれて、2点タイムリーを浴びて、森木は交代となった。
 結果論じゃないが、たとえ結果的に宮崎を歩かしたかもしれないし、打たれたかもしれないが、あのまま勝負させた方が良かったんじゃなかったか。

 その後は、代わった島本が戸柱をセカンドゴロに取るが、これを山本泰が1塁へ暴投し、さらに2点を追加された。
 まぁ、前日の5回の惨事の繰り返しを見ているよう。
 最後は、守備が足を引っ張り、勝負を決められる。
 
 石田は、タイガース戦で持っているピッチャー。
 5勝のうち、3勝がタイガース。
 しかも、登板4試合で3勝、勝率10割で、防御率も1点台前半と完全にカモられている。
 その石田に3回で5点の援護だから、そりゃ、伸び伸びなげるわ。
 石田には6回を2安打に抑えられ、入江、エスコバーに無安打、最後の中川にヒット1本で完封されることになった。

 最後の8回裏に2点を追加される場面では、テレビに矢野監督が試合をほとんど見ていないで、森木にアドバイスしている映像が映し出されていた。
 森木にアドバイスを送るのはいい。
 ただ、試合は齋藤友貴哉が味方の守備に足を引っ張られ、アップアップしている。
 5点差で試合を諦めていたのかもしれないが、最後まで諦めないのが俺たちの野球って言っていなかったか?
 そういう監督が試合に関心がないような態度でいるから、選手に伝染し、この回杜撰な守備で、さらに2点を追加される。
 5点さでも諦めていないなら、もっとやることがあったんじゃないか。
 最後まで諦めず、締まった試合をするために、選手を鼓舞するのも監督としての役割であるはず。

 もう、失った試合は戻ってこないし、25回の完封負けが消えるわけじゃない。
 そういう現実から、何を学び、どういう対策をするのか、それを考えるのがベンチの役目じゃないだろうか。

 ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 18:06 | comments(0) | - |

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