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15−0 対讀賣 伊藤将の初登板を大量援護で完封勝利
 前日の佐藤輝の1号が、タイガース打線を呼び起こしたか?
 佐藤輝が打つと打線が繋がる。
 佐藤輝が打つと打線が活気付く。
 新人の時から、そう言う傾向にある。
 負けたとはいえ、前日の佐藤輝の一発は、タイガース打線を呼び起こす、導火線になったんじゃないか。

 この日は、左肩の不具合から開幕ローテを外れていた伊藤将の初登板。
 相性のいい甲子園、対讀賣とはいえ、しっかり援護してやりたい。
 また、雨で1試合流しているため、このカードは2連戦。
 1勝1敗の五分で終えるのと、2連敗で貯金がなくなるのでは、大違いだ。

 その伊藤将は、故障明けを感じさせない完璧な立ち上がり。
 村上に続いて5回1死までパーフェクト。
 8回にウォーカーに2本目のヒットを許すまで、この1安打で無四球の好投。
 結局、9回を完投して、許したヒット2本、無四球で完封という見事なピッチングを見せた。
 
 この伊藤将の好投も、大量援護で、余裕のあるピッチングができたこともある。
 2回に井上の2ベースで作ったチャンスに坂本が先制タイムリー。
 前日の2番に入って、ブレーキとなった梅野に代わってマスクを被った坂本の先制打。
 これで、当分坂本がマスクを被る試合が増えるように思う。
 ただ、この1点で終わらず、すかさず木浪が犠牲フライで2点目を挙げ、伊藤将を援護した。
 ここで、ピッチャーの伊藤将まで打順を回した事が次の回に生きる。
 またこの回の攻撃の起点も、佐藤輝が受けた死球からであった。

 もう、次の回は、猛虎打線の祭り状態。
 近本の一発から始まって、中野、ノイジーの連打、大山の死球で満塁。
 佐藤輝の内野安打タイムリーから、井上のタイムリー2ベース。
 木浪、一巡した近本もタイムリーで合計6点。
 今シーズンの最多得点6点を1イニングで取った。

 光るのは井上の2ベース。
 キャッチャーと共に課題になている、6番ライト問題。
 この回溜まったランナーを返す場面で、2ベースで応えた井上は、8回にもタイムリー3ベースを放ち、2回のチャンスメークの2ベースと併せ、長打3本の猛打賞で、6番ライト定着に名乗りをあげた。

 まぁ、3回で試合は決したようなもの。
 後は、攻撃が雑になって翌日ピッタと止まってしまわないように、やるべきことをキッチリやっていく事だけに専念すればいい。
 そう言う意味で、攻撃の手を緩めず、追加点を挙げていったのはよかった。
 特に、3回にデッドボールを受けて心配された大山が、6回に一発を放って安心させてくれた。
 他に中野、木浪も猛打賞。
 当たりがなかった、ノイジーもマルチと結果が出た。
 これで少しは打線が浮上してくれればいい。

 次の試合は、スワローズの高橋 奎二だけに、真価が問われる。
 大竹も二度目のスワローズ戦。
 坂本のリードの真価も問われるだろう。
 
 ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 23:12 | comments(0) | - |

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