2023.05.21 Sunday
4−1 対広島 才木と梅野が汚名返上の活躍で連勝
才木が1軍へ復帰しての初登板。
一度放牧して、昨秋のキャンプから、今年の春のキャンプ、オープン戦、開幕後の登板と、張り詰めてきた緊張と疲労が取れたんだろうか。 TJ手術明けから復帰した昨シーズンの登板は、中10日を守って起用されていた。 そのリミットを外して、今シーズンから中6日のローテで回すようにしていた。 まぁ、これに合わせて調整してきたんだろうが、目に見えない疲労が蓄積していたんだと思う。 それが、一度抹消されてリセットする機会をもらったんだから、調子が戻ってくる期待はしていた。 まぁ、中村貴浩や矢野に粘られ、球数を投げさせられる場面はあったが、7回途中まで4安打で零封しており、林に5安打目を喫して1失点で降板することになったが、106球でここまで投げ切っくれたのは、大きい。 これで、ローテ投手として才木に目処が立ったんじゃないか。 その球威を含めて、ポテンシャルは、優にローテで回って二桁勝つだけのものはある。 今後も期待できるんじゃないかな。 打つ方のヒーローは、久々の梅野だ。 坂本の活躍もあり、勝てない捕手として、そのポジションをアレコレ言われて来た。 確かに梅野がマスクを被る、青柳、西勇輝、西純矢、才木が軒並み勝ち星を上げられず、西純矢と才木が一度2軍へ、今回青柳も2軍降格になっている。 これを、ピッチャー自身の調子の問題か、梅野のリードによるものなのか、外野での議論が騒がしくはなっていた。 多分、梅野がある程度打っていれば、この議論は、ピッチャーの調子が悪いんだからしょうがないで済まされていたんじゃないかな。 それが、あまりに梅野が打てなすぎた。 一時は1割を切った打率で、8番木浪が好調だっただけに、7番で打線を切って、得点力を削いでいる存在になっていた。 その、梅野がこの日は、4回に2点目となるタイムリー。 そして、1点差で迎えた8回に、3点差に突き放す2点タイムリーを放って、3打点の活躍だ。 この試合は、才木と梅野のバッテリーの勝利と言ってもいい。 梅野は、昔は、振れるバッターで、ホームランもよく打っており、久々の打てる捕手の期待値も高かった。 それが、リード伝伝を言われるようになって、持ち前のバッティングの良さが失われていった。 そして、2年前だったか、脇腹をやって、前のように引っ張れず、右打ちばかりするバッティングになっていた。 最初こそ、チャンスで右打ちすることで稼いだ率や打点、勝負強いという印象も、続けることで相手も対策してくる。 また、脇腹が治って、引っ張れるようになった時も、右打ちの成功体験から、無理に右打ちに走り、率が出なくなっていった。 そういう状況が、ここまで続いていた。 それが、どこで吹っ切れるかが問題だったが、今日のバッティンは、引っ張れるところを引っ張り、右に打つところは右に打つという臨機応変に打撃を変えられていた。 これで、少しは浮上してくれるんじゃないか。 梅野が打てば、坂本との論争も鎮まり、大竹、村上、伊藤将担当の坂本と、才木、西純矢、青柳担当の梅野という区分けが定着するはずだ。 ただ、本当は青柳は、一度坂本と組ませてみたいんだが。 今度上がってきた時、坂本と組ませてみないかなぁ。 梅野のプライドを傷つける可能性はあるが、村上は、梅野で行けそうなので、担当変更ってことにすればいい。 また、当面青柳の代わりが桐敷のようだし、そこは梅野で行くんだろう。 ただ、青柳の代わりは、このところ2軍で結果出している秋山を使って欲しかった。 寅吉的には、桐敷は中に入れた方がいいように思う。 中に左の桐敷を入れたら、及川を先発で試す方法も出てくるからね。 さぁ、連勝が止まった後、いい形で立て直すことができた。 来週が、交流戦前のセリーグ同士の対決は最後だ。 対戦成績が拮抗しているヤクルトと讀賣との対戦だ。 ここで、きっちり対戦成績を優位にしておきたい。 ぐぁんばれ!タイガース |