2024.06.11 Tuesday
0−4 対オリックス 村上よ、これが2年目のジンクスだ!
また、村上が勝てない。
これで、2勝5敗。 週の頭の先発で、エース級と当たることが多いことを割り引いても、よろしくない結果だ。 まぁ、今シーズンの援護のなさも要因ではあるが、それ以外にも問題はある。 昨シーズン、新人王とMVPを同時受賞となる快挙を成し遂げた。 一気に頂点まで上り詰めてしまった。 成績だけを見れば、2桁ギリギリの10勝だから、新人王だけでも良かった。 勝ち星だって、一歩間違えば、例えば牧のような新人が相手であれば、新人王は難しかったかもしれない。 ただ、これに防御率のタイトルがついて、タイガースの他に特筆した成績を上げたものがいなかったための消去法で選ばれたかもしれない。 まぁ、骨折による欠場期間がなければ近本が有力だったし、最多安打のタイトルと、フルイニング出場でゴールデングラブの中野も有力方補ではあったかもしれない。 タイガースの為なら、この2人のどちらかがMVPで、村上が新人王というのが一番おさまりやすかったんだろう。 ただ、このMVPは、村上に対する期待値のホードルを否応なしに上げる。 たった1年、やっと実績を残せたピッチャーに、エースとしての働きを求めることになるのだ。 当然、村上自身もそれを感じる。 それ故、それに応えようとレベルアップを図る。 まぁ、これが、2年目のジンクスの入り口となる。 村上は、球速をもう少し上げることでレベルアップできると考えた。 それが、逆に無用の力みを呼ぶ。 強く腕を振って、球速は出ても、回転数とかが伴わないと、ただの棒球だ。 それと、無駄な力みは、フォークのすっぽ抜けを呼ぶ、落ちないファークは、ただの半速球だ。 今年の村上は、決め球で決めきれない。 カットされたり、ファールで粘られる。 球数も増える、そうして苦し紛れの変化球を痛打される。 これが、始終起こるわけでなく、肝心な場面で起きてしまうから、勝敗に直結してしまう。 本人は、勝負場面でギアを上げているつもりが、逆に力みになっている。 この試合は、球数は少なく、いい感じで進んでいたが、結局味方の援護が期待できない状況から、1点もやれないという意識が、勝負所での力みになり、甘く入った球を打たれた。 それでも、この試合を一人で投げ切る非凡さはあるのだが、どうしても今季は、こういう試合が多くなる。 交流戦での登板は、最後か? 日本ハムとの残された1戦での登板があるのか不明だが、交流戦後にローテの再考を必要とするかもしれな。 週の頭から、金曜日あたりの先発へ変更するのも方法だ。 今、一番信頼度が高い才木に火曜を任す。 後半ローテ 火 才木 水 伊藤将 木 西勇輝 金 村上 土 大竹 日 ビーズリー という並びでもいいいかもしれん。 だが、何より援護がないことが問題。 打線がなんとかせなあかん。 今、前川と渡邉諒は、打てている。 問題は、中野、近本、佐藤輝の3人か。 この3人が上がってこないと、援護点が増えることはない。 交流戦も残りわずかだ。 なんとか、調子を上げてくれ! ぐぁんばれ!タイガース |