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2−6 対福岡ソフトバンク 2点取れただけでも、マシな方?
 いきなりの3点は、キツいわ。
 2死2、3塁で近藤。
 あからさまに敬遠することは、無理にしても、四球覚悟で厳しい攻めで言って欲しかった。
 歩かせて満塁になって、柳町勝負で致し方ない場面やろ。
 ここを凌げば、この日の東浜の調子から、十分攻略できると思ったんだが。

 初回から3点の援護をもらった東浜は、決していい調子ではない、逆に悪いと言ってもいい状態。
 それでも3点のリードは、心に余裕を与える。
 この余裕が、逆にタイガース打線の敵となる。
 結局、東浜は、6回を99球で被安打5、失点1で勝ち投手となるんだから、この初回の近藤勝負が、分かれ目であった。

 今週だけでも3回の完封負けをしているタイガース打線。
 この日は、初回に1番に戻った近本の内野安打で、早々にノーノーを阻止。
 6回には、中野と佐藤輝の2ベースで掴んだチャンスで、前川の1塁ゴロの間に1点を取り、今週4度目の完封負けを免れる。
 あとは、8回に糸原がタイムリーで2点目を挙げ、ノルマ達成ってとこだ。

 まぁ、2点がノルマの打線だけに、初回で3点取られたところで、苦しいのは目に見えていた。
 ただ、この日の調子の東浜であれば、なんとかしなくてはいけなかった。
 それが、どうにもならないのがタイガース打線の現状。
 
 なんせ、スタメンに名を連ねるべきメンバー全てが調子悪い。
 こういう状況って、滅多にあるもんじゃない。
 大概、調子のいいものが1人や2人いる。
 悪い奴が1、2人いて、通常営業がその他という感じ。
 調子のいい者に頼りつつ、その調子の悪い奴の調整に頭を悩ますもんだが、タイガースの場合、全員が悪い。
 それは、シーズン始まってからずっとだ。

 それは、ひとえに芯である4番が、ドツボだったことが大きい。
 大山は、下半身の不安から、オープン戦の最後を欠場。
 開幕に名を連ねるが、どうも打撃がおかしかった。
 軸足の踏み込みというか押し込みが効かない。
 スィングが弱いから、状態だけで無理に振ろうとする。
 手打ちで、強く振ろうとするから、必要以上に状態を捻って、対処しようとする。
 それを繰り返して、迷宮入り。

 今は、大山待ちなんだろう。
 大山が、戻ってうち始めない限り、タイガース打線が浮上しないように思える。
 大山が軸で打ち始めれば、今バラバラになっているピースが、全て収まるところに収まり、力を発揮し出す。
 今は、それがいつになるかだ。
 勝負は夏場以降。
 去年、何度も言っていた言葉だ。
 今こそ、腹括って、その言葉を思い出し、現状できるところをやって、凌いでいくしかない。
 ここで、どこまで踏ん張れるかで、勝負所で勝負を賭けることができる資格が得られるかわかる。

 才木が、最後の砦だ。
 今一度、っていうのが多すぎるが、頑張ってくれ。

 ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 23:05 | comments(0) | - |

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