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2025.06.22 Sunday
1ー3 対 福岡ソフトバンク 守ってミスして、攻めて采配ミスで勝てるわけがない
勿体無い試合を落としたなぁ。
これで交流戦は8勝10敗で、2つの負け越しで終わった。 まぁ、他のセリーグチームも広島だけが5割で、他は、負けそしているから、2位との差も交流戦前と変わらず3.5ゲーム差を維持しているのだけが救いだな。 それにしても酷い試合だった。 4回の2死から、中野とヘルナンデスのエラーで、2、3塁のピンチを作り、ダウンズに2点タイムリーを浴びた。 これも、ポテンヒット、定位置で守っていれば、ショートが追いついたかもしれない。 こういう流れを作ってしまうのは、タイガースベンチの一貫性の無い、ブレる采配にある。 初回、松本晴の不安な立ち上がりから、近本が四球を選ぶ。 ここで、作戦は2通り。 一つは、中野に送らせて、得点圏で森下、佐藤輝に賭けるというもの。 もう一つは、立ち上がりの不安を抱える松本晴に漬け込んで、中野にエンドランとか、近本を走らせて、中野に自由に打たせて、攻め立てる。 寅吉的には、森下が不調である今、後者の戦法を取る方がいいように思ったが、タイガースベンチは、前者を選択した。 前者を選択したということは、なんとしても確実に1点を取りに行くという意思表示に他ならない。 ところが中野が2球、バントをファールして追い込まれると、ヒッティングにサインを変えた。 ここでヒッティングに変えるということは、確実に1点の作戦から、初回に複数点を取るという作戦に変更するという事になる。 スリーバントで失敗してもランナーとして、近本なり、中野が残れば、まだ盗塁させてという2の矢を出せる。 それが、単なるヒッティングへの変更では、ダブルプレーになれば、一瞬にしてチャンスは消滅だ。 ここを脱した松本晴は、その後調子に乗ってくることが予想される。 同じヒッティングに変えるなら、エンドランのサインを出すか、進塁打のサインを出さねばいけない。 いかに、近本、中野の足のあるランナーだけにダブルプレーの確率が少ないと思っても、最悪のダブルプレーを防いで、チャンスを後へ続けるか、それを考えた作戦を採るべき場面だ。 案の定、中野がショートゴロで、チャンスを潰すと、松本晴が乗ってきて、5回を77球でヒット2本で、4回の佐藤輝の初安打と外野のエラーにより1点を失っただけで、勝ち投手の権利を手にする。 この流れや、4回の失点までの流れを作ったのは、この初回の作戦ミスによるところが大きい。 その流れにとどめをさしたのが7回の訳のわからん采配になる。 大山が無死からヒットで出ると、高寺にバントをさせるが、ファールになると、2ボールの後バスターエンドランを仕掛けた。 これは、ある意味ランナーをセカンドへ送るには、いい作戦だった。 高寺も、作戦に応えるいいバッティングをした。 これが成功して、無死1、3塁の同点から逆転を期待できる場面がやってきた。 ここで、まず1塁ランナーの高寺を走らせ、2、3塁のシュチュエーションを作り、ダブルプレーがない状態で、小幡にゴロを打たせる、そういう作戦が一番有効に思えるが、ベンチは何も手を打たなかった。 高寺ももそのままで、小幡を自由に打たせて、浅いライトフライで、点にならず、アウトが一つ増えた。 ベンチは、ここで3塁ランナーの大山に代えて熊谷を代走に送る。 これもよくわからない。 もし同点になって、延長とかなった場合に、大山を打線から欠くことを意味することを計算していたのか。 次の坂本との間でスクイズを決行するつもりで、走塁のスペシャリストに代えたのか。 ゴロゴーのサインで脚力のある熊谷に代えておきたかったのか。 そこまでして、坂本へ出したサインは、セーフティスクイズだったから驚きだ。 まぁ、打球からサードランナーの判断が求められるから、熊谷に代えていたんだろう。 しかも、坂本のカウントがスリーボール、ノーストライクになった時に、セーフティスクイズをさせた事にも驚いた。 確かにストライクを放ってくるカウントではあるかもしれないが、別に四球を出してもベースが一つ空いているから、構わないという投球をしてくる可能性だってある。 ここは、一球待てのサインがあってもいい。 そのセーフティスクイズが、キャッチャーゴロになり、万事休止た。 2アウト後の代打・糸原は、いい当たりだったがセンター正面で、見事にチャンスを潰す。 こういう采配ミスは、流れを代えて、相手に言ってしまうから、その後の回は、得点を入れられやすい。 案の定、富田が中村晃にタイムリーを許して、追加点を奪われ、2点差にされた。 こういうミスだらけの試合は、失った流れは戻ってこない。 そのまま押し切られて、交流戦の負け越しが決定した。 この交流戦で、石井大智がピッチャーライナーの頭部直撃で離脱、中野がこの試合で頭部へ死球を受けてベンチへ下がるという事態が起こった。 中野の状態が不明であるが、ブレークの4日間でなんとかなるのか、離脱を余儀なくされるのか、不明だ。 中野を欠いて、後半のスタートに臨むのは不安すぎるし、石井大智がいつ戻ってこれるかもわからない。 挙句、ベンチワークの稚拙さが浮き彫り視され、中継ぎピッチャーの酷使が続き、疲労感が出てきている。 もう、いつガタガタきてもおかしくない状態だ。 これを、この4日間のブレークで、どう立て直して行くのか。 ここにも、ベンチワークが求められる。 交流戦で貯金は2つ減らしたが、2位との差は変わらずだ。 だが、リーグ戦を再開したら、こうは行かない。 同一リーグの勝ち負けが直接ゲーム差へ繋がる。 今一度、ベンチも前半戦を反省し、後半へ生かして行けるよう、このブレークを活かしたい。 ぐぁんばれ!タイガース |
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