2005.09.23 Friday
8―6 対広島 福原のスタイル。
今年は、援護に恵まれなかった・・・・。
積み上げた、黒星は14個。 それでも、チームは優勝を遂げようとしている。 福原の勝ち星は、8つ。 今日を入れて、先発の機会は2回か? 二桁勝利を挙げるには、もう負けられない。 その勝ち星が、せめての優勝への貢献の証になる。 今日は、いつもと違って初回から、福ちゃんへの援護ラッシュ! 3回までに、6点のリード。 後は、目標を失ったチーム相手に、6回を投げきり「JFK」にバトンを渡せば、二桁勝利にもリーチだ。 それが、そういかないのが福ちゃんスタイル。 どうしても試合を重苦しくしないと気がすまない性質なんだ。 緒方のHRでちゃんと1点差にして、桟にバトンを渡す。っていうか、KO同然だよね。 まぁ、なんとか勝ち星だけはって願っても、こういう試合にしてしまうと、その願いどおりにならないのは、自業自得と言っていい。 自慢の「JFK」のFが同点打を許し、福ちゃんの9勝目は泡と消えた。 今日の試合が、福ちゃんスタイルのすべてを現している。 150Kを越えるストレートもある。 タイミングをずらすゆるいカーブも得意。 フォークだって、スライダーだって、レベルは高い。 なのに、何故負け数が勝ち星を上回ってしまうのか・・・・・。 慎重になりすぎなんだ。 勝ちを意識したり、相手を抑えなければという思いが強くなるほど、コーナーを慎重に狙う。(当たり前のことなんだけど・・・・・) 慎重になりすぎるが故、微妙にハズレ、カウントを悪くする。 四球は、野手のリズムを一番壊す。 コーナー狙う球が、若干甘くなる。 そこで、痛打! これの、繰り返しだ。 あれだけの球を持ってって、10勝15敗、8勝14敗なんていう結果に陥ってるのには、必ず原因があるんだろう。 今の福ちゃんに足りないものは、あの新人のころ、中継ぎで見せた、「打つなら打ってみろ!」的な、相手に挑んでいくピッチングじゃないか。 完投とか、先発の役割だとかを意識して、変にかわそうとしたピッチングをすることで、福ちゃんのポテンシャルを阻害することになっていないか? 浅井とバッテリーを組むといい結果がでているのも、そういう気持ちが、「浅井のために、抑えてやろう!」という気持ちに変わり、いい結果に結びついているのではないだろうか? 矢野に頼って、矢野の言うとおり、ちゃんと投げなきゃ、リズムも気をつけてって考えることが多すぎるんじゃないかな。 思い切って、きゃっちゃーの構えたところへ、思い切って腕を振って投げ込むのみだ。そう考えてやってみたらどうだろう。 福原スタイルを変えるためにも・・・・・・。 なにはともあれ、今日のような試合を負けないことが強い。 ここまで来れば、余計な心配かけないで、スパッ〜と優勝して欲しい。 (長年の阪神ファンは、悲観論者になってしまってるんで、なんかあるとすぐ悪いほうへ考えを廻らしちゃうからねぇ。) それと、球児のハイパー・ストレート(公式掲示板で、球児のストレートの呼び方を考えていた中ででた、この呼び方を気に入っているので。)のコントロールにバラつきが出てるのが気がかり。 なんか、最多登板の記録の為だけの登板ってどうなんだろう? 今日のような、本当に必要な登板の時に、変な影響とかありそうだし、シーズンの後に、もうひとつがんばってもらわなくてはいけない場面が控えていることだし。 やはり、勝負に拘った場面で、しっかり起用し、登板数稼ぎ的な登板は控えてもらいたい。 それで、結果的に記録に届かなくてもかまわないのでは・・・・。 今年の球児の貢献やハイパー・ストレートの威力は、記録に関わらずファンの心に残るのだから。 さぁ、明日はスッキリ勝って、マジックを自力で減らして行こう! ぐぁんばれ!タイガース |